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芸術を愛する レモングラス に 1人が投票した(らしい)。
執事 クロード に 5人が投票した(らしい)。
長男 ジェイ に 3人が投票した(らしい)。
執事 クロード は村人達によってたかってぶち殺された。
人狼は食い損ねてお腹が空いているようだ。
しぶとい奴は海運王 エスカデ、芸術を愛する レモングラス、男装の麗人 リアム、不幸呼ぶ令嬢 シスル、養女 ルクレーシャ、婚前逃亡 カノー、混血 セシリア、長男 ジェイ の 8 人だと思っておこう。
ロート「おはようございます。なんだか早く目が覚めたな」
ロート「今日は、うちの洗脳係くんは寝ていたみたいで……ふふっ、それはジョークです。
今朝別室に行かれた方はいませんでした。昨日に引き続き、下駄も投げられていませんね」
ロート「それでは。本日も頑張りましょうね」
ロート「そうだ、別室の人数も増えてきましたよね」
ロート「ポーカーも盛り上がってくれているのでオマケになりますが、気分を変えたいときのために、もうひとつ、トランプゲームをご紹介しようかな。ブラック・ジャックです」
ロート「ブラック・ジャックは、【合計が21になるのを狙ってカードを引く】ゲームです。
【22以上になったらバーストといって、負け確定】になります。
ただし、11・12・13……つまり、【絵札は「10」とカウント】し、1、【エースは「1か11」】好きな方を選んでカウントすることができます。
ちなみに、10または絵札(J・Q・K)と、エース(A)の2枚だけの組み合わせを「ブラック・ジャック」といいます。スタイリッシュな21ですよね。
ジャックとエース、特にそれがスペードで揃ったブラック・ジャックが出ると象徴的でたいへんカッコイイです。
本来は、親──ディーラーと勝負して、賭けて遊ぶものですが、ポーカーに近い、シンプルな対戦ゲーム形式で遊べるように改変しますね」
ロート「うわ、残念。この数字ではブラック・ジャックは無いですね……1枚追加します」
9(13)
※コピペ用ミスりました!!コピペ用の方がいい札で悔しい※
[[1d13!]]
ロート「この時点で合計は12ですね!次に10か絵札が来るとバーストしてしまうんですけど……これではまず勝てないので、もう1枚引きましょう!」
ロート「例えばですが、この状態で次にA(1)が来た場合は、11を選ぶと22を超えてしまうので、必然的に1としてカウントする感じになりますね」
5(13)
ロート「うーん!17!微妙なラインですね。ここでやめたい場合は、『スタンド』、と言って引くのを終了しましょう。
17くらいだと、なかなかもう1枚はチャレンジしづらいですが、相手がバーストしてくれないと勝ちづらいんですよね……。デモンストレーションですし、もう1枚引こうかな……」
5(13)
ロート「ああ、惜しかった。(3+9+5+5)で22になってしまったので、バースト。自動的に負けです。
ただし、【相手もバーストなら引き分け】となります」
ロート「あ、Aですが。例えば最初の札が5で、次にAを引いた場合、Aを11とカウントして、16だったとします。物足りないのでもう1枚引いたら、6だったとき。Aは1でカウントし直して、合計は12、とすることができます。Aは便利ですね」
ロート「ちなみにカードを引くという意味の用語は『ヒット』です。ボクはついつい、「もう1枚!」と言ってしまうんですけど、専門用語を使うとカッコイイかもしれませんね〜」
ロート「ちょっとボクの引きがイマイチでもたつきましたが、要領はお分かり頂けたでしょうか。ブラック・ジャックが引けるかチャレンジするだけでも、楽しいかもしれないですね」
ロート「んー、本来なら、バーストするまでは好きなだけ引けるんですけど、あんまり連続して引くのも締まらないですし、
追加で引けるのは【3回まで】という特別ルールも追加してもいいかな。
つまり、ボクがデモンストレーションでやったのが最大回数という感じです」
ロート「これも、勝った方が負けた方に質問する形式でいいですかね。なかなかそれ以外が浮かばないので、適宜賭け代は考えて頂いても結構ですよ」
ロート「では、長くなりましたが、この辺で」
[ルクレーシャは、今朝のお化粧を、いつもよりも少し控えめに施しました。
昨日、子どものように泣きじゃくってしまったことで、大人のレディになるには、外ばかり取り繕ってもよろしくないのかなと反省したのです]
……カノーは、可愛いって言ってくれたし。
たぶん、大丈夫。大丈夫。
[ちょっとだけ不安だったので、頬をむにむにと持ち上げて、笑顔の練習だけはしておきました]
おはようございますっ!
……あれ、あたしが一番だわ!
[蓄音器を聞き直すと、王様が今朝の結果の確認と、新しいゲームの説明をしていました]
まあ!今朝は別室に行かれた方はいらっしゃらないのね?それは良いことだわ!
騎士さんが誰かを護ってくれたのかしら、すてき!
メモは、特にないみたい。
ジェイさまとリアムさまを大人しく待っていましょう!
「おはようございます」
男は広間にやってきた。国王陛下がブラックジャックを説明していたようだ。トランプゲームが開催されると思いやって来たジェイにとっては願ったりかなったりでもある。
しかし、それよりも。
「謝らなければならないことがあるんです。【私、クロードを占ってしまいました】。」
笑う。ポーカーフェイスは崩されてはいないが、声色は真剣なものだった。
「何故なのか。正直よくわかっていませんが…申し訳ありません」
あるまじき失態。夜更けの記憶がないので、おそらく占う対象を選び損ねていたか、お任せにしてしまっていたか。自分を過信し過ぎていたと怒りがこみ上げるものの、普段通りに振舞う様心がけていた。
【クロードは黒】でしたよ。
ジェイ殿の結果は残念でしたが…
[そんなこともあるだろう、と軽く流した]
さて、"レモングラス卿以外に騎士がいた場合"、
"名乗りを上げて良い"という提案をしておきます
「御機嫌よう、皆様。
まあ、陛下が新しいカードゲームを教えてくださるのね。私も試してみましょう。
お試しが終わったら、お時間のある方はぜひ勝負してくださいませ」
1(13)
「よっ。何だ何だ……占いしくじったのか?
しょうがねェヤツだな!!!!
(豪快に笑いながらジェイの背中をバンバンと叩く)
幸い"襲撃"された人はいなかったんだ。そんなに悪い状況でもねェだろうぜ。
今日退場するのは俺かセシリアかカノーだ。
多分今日の占いが最後だろう。早めに決めた方が良さそうだな。
狩人かどうかについて宣言するのは賛成だ。一応みんなの意見でも聞いとこうかね。」
ひょいひょいとカードを山札から2枚取る
10(13)3(13)
それと、クロードの他には誰もいなくなってネーんだナ!
……。
ブラックジャック、カ。
簡単でイーナ。
カノーも引いてみっカナ。
1(13) 1(13)
「あー、ちっと考えたんだが、別に俺が黙っとく必要はねェな。
【俺は狩人じゃねェ】
生憎と魔法には好かれなかったようでな、特別な力は何も授かってねェんだわ。今回のゲームはトコトン引きが悪ィな!
だから最初に別室に行ってやろうかと思ったが……占いが盛り上がってたんでね。
……昨日俺がカノー嬢とセシリア嬢にご退場いただければゲームが終わりそうだと言ったのは、まぁそういうこった。
今日の護衛が成功したってんなら、俺目線本物の狩人はほぼ確定してんだよな。」
やあ、おはよう。
今日はロート王子が新しい遊戯を持ってきてくださったらしいね、私もあとでやらせてもらおう。
ジェイ殿については残念だったが……君が自責の念に駆られる必要はないさ。
人間、誰にでもミスはあるからね。
あ!リアムさまは、「レモングラスさま以外なら」っておっしゃってたわね?
ふむ……
[ルクレーシャは少し考えましたが……理由に届きそうで届かないので、まずは、ご飯を食べなければ!と思いました。
テーブルのサンドイッチを取りに行きます。これならこぼさないからです!]
>>1 ルクレーシャ
おはよう、ミス・シャーリー。
今日は一段と大人っぽいね。
[昨日泣いてすっきりしたのだろう。一晩経って元気になったらしいルクレーシャ嬢は、化粧の仕方も少し変えたらしい。私は挨拶ついでに微笑みかける。]
それと、リアム殿(>>7)が私以外が狩人ならと言ったのは、私が白玉と確定しているからではないかな。
私が騎士であったとして、名乗りをあげても正体不明者の数は減らないだろう?
翌日私が襲撃され、ジェイ殿の護りが剥げるだけだ。
おはようございます
[重い足取りを無視して広間へ入ると一通り確認する]
狼二人と狂人がまだ残っている場合、今日村側の方を退出させてしまうと明日票が割れてしまいますが…ゴシカ様がてるてる坊主じゃない限り問題ありませんね
エスカデ様が狩人じゃないことはもう言ってしまいましたが、狩人の方は明日メモで名乗る形でよろしいかと思います
今日狩人が襲われなければジェイ様はあと2回占えますから
ご退出はシスル様かリアム様がよろしいかと
狼の可能性が高いのはシスル様でしょう
[昨日のことなどなかったように振る舞った
引き摺ったところでどうにもならないのだから]
おはようございますレリー
昨日グスタフからレリーへのプレゼントを預かっていましたの
[青い宝石があしらわれた翼のブローチを差し出した]
レモングラス様かカノー様が狩人ですね
…正直わたくし、どちらも襲いたくありませんの
/*
だってカノーはグスタフの、レモングラスはレリーの…
*/
どうしましょう?
>>34 セシリア
残りの狼はセシリア嬢、カノー嬢、エスカデ殿の中にいると私は思っているが、シスル嬢とリアム殿で言ったら彼女の方が可能性は高そうだね。
おはよう、ミス・バストリーニ。
君もトランプゲームがお好きなようだね。
>>11 シスル
おはよう、シスル嬢。
……君もブラック・ジャックで遊んでいるのか。
よければ昼食のあとに一戦いかがかな。昨晩歴戦の勝負師殿とポーカーをしていたのだから、私の誘いを断ったりしないだろう?
今日の昼食のメニューは一段と美味しそうだよ。
個人的にはそこのテーブルのサルシッチャと唐辛子のピザがおすすめだ。隣のディアボラも香辛料がばっちり効いていてとても美味い。
うん、好みとしてはディアボラかな。
18か、これは次のカードに手を伸ばしにくい。
頭領殿だったらこういう時も引きが強いのだろうね。
どれ、あと一枚。
7(13)
「うん?シスル嬢に別室に行ってもらうのか?最後でもいい気はするんだがなァ。別室に行ってもらえるのはあと3人だろ?だからわざわざ俺ァ狩人じゃねェって言ったんだけどよ。
まぁ、ここで"誰かさん"を襲撃して狩人を主張しようものなら自分が狼だと自白するようなもんだろうぜ。
まあ言っちまったもんはしょうがねェ。"村人"ってちゃんと信じてもらえるように話して行きますかね。」
私の力を利用するのなら、シスル嬢は後回しでいい気がしますが
[使用人が勧めてきたピザの中から、
4種のチーズと蜂蜜のピザを選ぶ。
1枚丸ごと置いて行かせたそれは、
みるみるうちに消えていった]
クロードは狼でしたから
シスル嬢は狂人というところでは?
[ゴシカ嬢はてるてる、ということになるだろう]
もちろん票ブレを懸念するなら選択肢として確実、ではありますがね
「もう何も隠さなくていいだろうからベラベラしゃべっていくとだな。
今日の襲撃は恐らくジェイ狙いだろう。占師が確定して狼も余裕がない。カーチス狩人に賭けて襲撃してみたら本物の狩人が生きていたって話だろうぜ。
カーチスは闇狩人ってやつだろうに、よく初日で退室してくれたもんだ。こういう考えもあって、いつかのレモングラス殿の考察と合わせてリアムは恐らく本物だろうと思っている。
襲撃せずにおく選択肢もあるらしいが、そうやって狩人だと騙ってみるならジェイは襲えない。善手とは言えねェな。」
なるほど、闇狩人
煮え切らないが断固拒否でもなさそうなあの態度は、闇か本物か分からないが故の揺らぎということですかね
[結果的に良い方向に転がっている。
次に会えた時には礼を言わなければ]
なるほど……
[ルクレーシャはメモを取りつつ、エスカデ・リアムの話も聞きました]
たしかに、シスルさんはオオカミさんの可能性は低いようにも思いますし、そんなに急いで別室に行ってもらわなくってもいいのかしら?
あとは、カノーとセシリアさんの考え次第、でしょうか?
ふむふむ。
オオカミさんは昨日で一気に不利になりましたものね。
エスカデさまのおっしゃるように、カーチスさまが狩人であることに賭けて襲いに行ったら、守られていた……ということで良さそうですね!
そういえば……ホンモノの狩人さんは、守れたことが分かるのでしたね?
なら、もう自分がホンモノだということにはお気づきなのよね!
んっと……ん……
[手元のメモに情報を整理します]
いま、役職が確定しているのが
・ジェイさま……占い師
・ルクレーシャ……元求婚者
「白」であることが確定しているのが
・レモングラスさま
「偽物」なのが確定しているのが
・シスルさん
ご自分で役職を申請なさっているのが
・エスカデさま……村人
・リアムさま……霊能者
全然わからないのが
・カノー
・セシリアさん
別室に行った方で、役職が分かっているのが、
・ピオニーさん、カムラスさま……共鳴さん
・ステラさん……コウモリさん
・クロードさま……オオカミさん
わからないのが
・ゴシカ
・カーチスさま
んと……エスカデさまが信用出来るなら頼もしいので、今日は、念の為にエスカデさまを占ってもらった方が、いいのかなあ?
でも、オオカミさんなら、わざわざ村人って言う気もしないし……リアムさまがオオカミさんじゃないか見てもらう方がいいのかな……?
うーん、これはジェイさまにおまかせかしら
『どうして私と結婚しようと思ったの?』
[ある日、ルフナは川べりで私にそんなことを聞いた。川は連続している。川岸を埋めるいくつもの柳の木には限りがあるが、川自身がその水の流れを止めることは有り得ない。]
「どうしてって、そりゃあ君に一目惚れしたからさ」
[信じられないと彼女は笑う。こうして薬指に同じ指輪を嵌めるようになってからは、幾らでも彼女の好きな点が湧いてくるが、初めて出会った時にこの女性と一生添い遂げたいと思った理由はその笑顔だった。]
「僕は芸術を愛していると言ったろう? 素晴らしい作品は、手元に置いておかねば気が済まないんだ」
『貴方、それって私は屋敷のあちこちに飾ってある作品と同じ扱いだってこと?』
[拗ねた顔も好きだ。赤い花びらに似た薄い唇が、私の一言でとがるさまは何度見たって愛らしい。]
「違うよ。確かに我が家に飾ってあるものはすべて、僕にとってはかけがえのない宝物だけれど」
『あのおかしなかたちのシャンデリアも?』
「もちろん」
[けれどね、と──私は車椅子の肘掛けに預けられた白くて細い手に、自らの手を重ねる。握りしめた手は絹でできたハンカチのように頼りなく、私の心を酷く不安にさせた。]
「けれど、そんな宝の数々も君を前にすればどれもガラクタ同然だ。そのくらい君は、僕にとってこれ以上にない女性なんだよ。」
[あの日、星空を見上げるルフナを見つけた時──。私はそう感じることがさも当然のように、まるで初めからこうなると決まっていたかのように、ごく自然に彼女に恋をした。そして、悔いた。どうしてもっと早く彼女に出逢えなかったのだろうかと。]
『まあいいわ。そういうことにしておいてあげる』
[透き通った青い目が悪戯っぽく細められ、綺麗な歯並みがさざ波のような笑いを連れてくる。やはり私は、彼女の笑う顔が一番好きだ。]
>>ミーチェ
「……まあ、綺麗。
グスタフは本当に…………頑固な人ね」
正しくシスルの瞳を閉じ込めたような色の石を見ていると、思わず頬が緩んだ。ミーチェからブローチを受け取って、優しくにぎりしめる。
「……そうですの?
きっと、どちらが狩人かは発表することになりますわ!
そうしたら、そちらの方に別室に行っていただけばよろしいんじゃないかしら」
どちらも、シスルにとって思うところのある相手だが──シスルは敢えてそこには触れなかった。
[それから夫婦生活も二年目に入ったある日、私たちは子宝に恵まれた。ルフナから知らされた時はそれはもう嬉しかった。しかし、医者から返ってきたのは祝福の言葉ではなかった。私も本当は、薄々分かっていた。彼女だって自覚していただろう。]
「……本当に産むのかい?」
『産むわ。当たり前でしょう』
[ルフナはきっぱりと私に言った。産めば母親の命に関わるかもしれないと医師に宣告され、恐怖を感じない者はいないだろう。けれど、彼女はとても頑固で、腹の子を産むと言って聞かなかった。]
「君が死んでしまうかもしれないんだぞ!」
『じゃあこの子の命はどうでもいいって言うの!?』
「……そうは言ってないだろう!」
『どんな人だって、出産する時にはリスクが伴うの。私の場合はその危険が少し高いだけ。それでも、無事に子供を産んでいる人だって沢山いるわ』
[彼女は両目に涙をたくさん溜めて言った。女性は母親としての覚悟をすぐに決められると聞くが、どうやらそれは事実らしい。その時の私には父親の自覚などなかった。彼女が死ぬくらいなら、子供なんて要らないと本気で思っていたのだから。]
「だったら……だったらせめて、隣国に行こう。」
[私の人生は川のように連続していくが、彼女の人生は川岸に並ぶ柳だ。この先の道往きを共にしようとしても、柳の木はいずれ途切れてしまう。それが分かっているから、せめて私はルフナと共に歩む時間を少しでも長らえたかった。]
「僕の知り合いが、あっちに住んでいるんだ。サリーナでは生活の手段として魔法を使うことは禁じられているが、セルナリアなら母体に負担がかからない魔法技術もあるとさきほどの医師も言っていた」
[な、と彼女を説得する。しかし彼女は──]
『……ダメよ。』
[分かっていた。美しい羽根をもぎとって私の元へとやってきた絵画の妖精は、今や私だけのためには生きてくれない。いや、私のために生きてくれているからこそ、私との間にできた愛の結晶を遺したいのだ。]
「っ………」
[分かっていた。分かっていたが、分かっているのに、私は彼女を喪うのが怖くて仕方がなかった。]
>>40 レモングラス
「おはようございます、シャンパーニュ様。……」
思わずシスルは僅かに瞳を揺らした。
「…………ええ、勿論ですわ。ぜひ勝負いたしましょう」
いつか彼からの誘いを断っておいて、昨日は自分からジェイに勝負を持ちかけていた。隠すように、微笑みを浮かべる。
「トランプの扱いも練習しましたし、少しはうまくやれるようになってるといいのですけど──」
「あら? 辛いものばかりですわ。ああ、ゴールデンディップは──香辛料も有名でしたかしら。
……シャンパーニュ様が進めてくださるなら、ディアボラを頂こうかしら」
シスルは勧められるままに一切れ皿にとった。カリッと焼かれ、赤く色づいた鶏は美しくもとても辛そうだった。
>>58 シスル
───。
[その声で我に返る。彼女の瞳に浮かぶ動揺に気付く余裕もなく、私は素直に笑みを返す。昨日初恋の話をしたせいで、珍しく感傷に浸ってしまったらしい。]
なら良かった、断られたらどうしようかと思ったよ。
練習相手がジェイ殿ということは、勝負運もお裾分けしてもらってきたのかな。
ポーカーはまだいいのだが、ブラック・ジャックは引き際がよく分からなくてね、お手柔らかに頼むよ、ミス・アルスィート。
[口じりに笑窪を作り、私も皿に窯で焼きあげられたピザを一切れ取る。一口齧るとスパイシーな鶏肉とトマトソースが私の舌をぴりっとひりつかせた。]
うん……美味い───ああ、いや。
香辛料で有名なのはほら、君は知ってるかな。今は併合してしまった元サリーナ国のウバという村だ。
私はそのそばにある街に住んでいてね、その影響かスパイスやハーブを使った料理が結構好きなんだよ。
皿に取った分をシスルは慎重に口に運ぶ。
それでも舌に焼け付くような刺激を感じて、思わず舌を出してしまった。
「……さすがは、"悪魔風"ですわね──」
近くにあった薄桃色の液体で、喉を潤す。どうやら果実水だったようで、今度は甘ったるい感覚が口中に広まった。
それでも甘いことが逆に良かったのだろう。ヒリつきは収まって、ようやくシスルはレモングラスに向き直った。
>>59 レモングラス
「ふふ、シャンパーニュ様からのお誘いですもの。断れませんわ。
……さあ、どうでしょうか。もしそうだとしたら、朝のジェイ様の失敗は、私のせいかもしれませんわね。
私も先程練習した時は、バーストさせてしまいましたの。シャンパーニュ様、どうぞ手本を見せてくださいませ」
先攻を譲る。青い瞳にはきらりと好奇心が光った。
「ウバ──不勉強でお恥ずかしい話ですが聞いたことがありませんわ。どのような村でしたの?
ふふ、私には少しだけ、辛すぎましたわ」
>>62 シスル
ウバは畑作を中心に農業を営んでいる村で、特にスパイスやハーブの栽培が行われていてね。
農作物を直売所や城下町の市場に出荷して、生産を拡大していたんだ。……まあ、城から少し離れた場所に位置していた小さな村だったから、シスル嬢が知らないのも無理はないだろう。
しかし、確かセルナリアの宮廷騎士団にもウバの出身の者がいたのではなかったかな。
そのネームブランドのおかげか否か、今は昔と比べてあそこも人口が増えたらしい。
[ふと、昨晩の国王陛下のお話を思い出して、何ともつかぬ笑みを唇にうすぼんやりと浮かべた。]
っはは、なんと。……あるいは、シスル嬢はジェイ殿以上の強運の持ち主なのかもしれないね。
そんな君に手本と言われると少し緊張してしまうが、では私から──。
[そう言ってカードを二枚引く。]
5(13)11(13)
16──ここは、私も自分の運を願ってみようかな。
[自分の顎に手を添えて暫し考えたのち、私はもう一枚カードを引くことにした。]
11(13)
>>63 レモングラス
「そうでしたのね、それはきっと、長閑で素敵な場所なのでしょうね」
相槌を打ちながら笑っていた表情が、ふと、止まった。
「宮廷騎士────」
シスルはす、と目を伏せる。
「宮廷騎士様の出身ともなれば、賑わうものなのでしょうか。お羨ましい限りですわね」
心に墨が撒き散らされるような心地になって、シスルの言葉はいつもより早口になった。
「…………。
あらあら、運がありませんでしたわね、シャンパーニュ様。ふふっ、これは少し有利かしら。では、私もカードを引きますわね」
9(13) 3(13)
>>66 シスル
[私はいつか見た故郷の東──山の麓に広がる豊かな森林や澄んだ川を思い出して、ゆっくりと瞼をおろした。妻はウバの渓流を眺めるのが好きで、時々私が不在の時も使用人に連れていってもらっていたらしい。]
私が知るあの村は、コンパクトで、歩いて回れる場所に公共の場が集まっていて……人々の息づかいが伝わってくる住みやすそうな場所だったよ。
[そして目を開けると、シスル嬢は少し居心地の悪そうな表情をしていた。]
……おや、宮廷騎士に何か思い入れでも?
実は私はそのウバ出身の騎士とは知人でね。しかし、私はとても彼が気に入っているのに、あちらは私のことを良く思っていないらしい。ふ、残念なことだ。
[知人のことを考えながら、シスル嬢の手元に視線を落とす。やはり彼女は勝負運が強いらしい。いや、こちらの運が悪いのだろうか。私は軽く両手をあげてひらひらと白旗をあげる。]
うん──これは君の勝ちだな。まさか二度もJを引くとは……ポーカーならばそれなりによい数字だったのだがね、いや参った。
>>69 レモングラス
何も知らずにその土地に行ったのなら、シスルもそこを気に入ったのだろう。
「いえ、……ああ、そうですわね。宮廷騎士がどうというわけではございません。けれど、一人。一人だけどうしても苦手に思う方がいますの」
噂こそあれシスルの人生は平坦で、なだらかなカーブを描きながら歩んできた。激情を抱くことも、数える程しかない。
だから、その騎士のことはなお強く、心臓に焼きごてを押し付けられたように、心から離れないでいる。
間違いなく恋ではなく、けれど恋のように情熱的に。
「まあ! シャンパーニュ様を嫌う方のいらっしゃいますの?
ふふ、でも貴方が気に入るのであれば、きっと素敵な方ですのね。私も、お会いしてみたいですわ」
「運が味方をしてくれたようですわね。
强、本当にジェイ様の運を頂いてしまったいるかもしれませんわ」
シスルは嬉しそうに微笑んで、少し頬を染めた。
「あら、では後でポーカーもお相手してくださいますか?
ああ、けれどその前に、賭けの勝利品をいただきませんとね」
悩むように考えたあとで、シスルは躊躇いがちに視線をレモングラスに移す。
「……では、一つ。
お願いをしてもよろしいですか?」
>>70 シスル
……ほう、君のような温厚篤実な女性にも苦手な人は存在するのだね。シスル嬢が得意でないということは、さぞかし性格に難のある騎士なのだろうな。
[知人も少々性格に難があるが、まさか同一人物ということもないだろう。まあ、シスル嬢は大人しい女性であるから、彼女の指す騎士というのが彼であっても不自然ではないのだが。]
ああ、機会があれば紹介するよ。
私の知人も少しばかり扱いに困る男だが、よく関わってみると根は真面目でいい人間なんだよ。
[私は彼のその手の負えなさが好ましくもあった。目上に敬語も使えない少年が今では立派な騎士になったのだから、親心にも似た感情が湧くのも致し方ないだろう。]
[ともあれ、私は脱線した思考を戻し、彼女の視線に応じた。]
ああ、もちろんだとも。ふふ、今ならポーカーならば君に勝てそうだ。
勝利品……質問ではなく、お願いか。私に出来る範囲のことならば遠慮なくどうぞ。
>>72 レモングラス
「どうでしょうか。ふふ、私が我儘なだけかもしれませんわ」
シスルは事実、どんな人となりをしているか、実際に知っているわけではなかった。調べた限りでは、確かに品行方正というわけでは全くないらしかったけれど。
粗野な人物など、いくらでも世界に溢れている。
それでもシスルが騎士を嫌うのは。
「…………私の一番ほしいものを、
唯一、一人にしか手にできないものを、手にしている方でしたわ。
あら、ではその機会に恵まれることを祈っておきますわね。宮廷騎士様であれば、ここで会えるかもしれませんものね」
レモングラスの言う騎士を知れば、少しは宮廷騎士に対する苦手意識も無くなるだろうか──。
何もシスルだって、宮廷騎士全てを苦手に思っていたいわけではないのだ。
「……ええ。ありがとうございます。
お願いというのはですね……」
シスルはレモングラスの瞳を見つめた。頼んだところで、そう不自然には思われないだろう、きっと。
「このゲームが終わり、お開きになります最後の日、」
[最初の人数の半分くらいになり……頼れる占い師さんも決まっているからか、周りはかなり静かになりました。]
……んと。あたしも。どなたかいたら改めて勝負をさせていただきたいな。
[きっと、別室にも聞こえているのでしょう。ゲームのことももう少し話した方がいいのかな、と思い、蓄音器の横に座りました]
ゴシカは……状況からして、てるてるさん、だったのかな?
ゴシカが居なくなった日から、下駄がないもんね。
……言っていいのかわかんないけど、もしてるてるさんならおめでとう、ゴシカ。
でも、王様が別室に行かれた日も、下駄、なかったよね。だから、えっと、絶対ゴシカがてるてるさんとは言えないよね。いちおう。
あたし、ゴシカがホンモノの霊能者さんだったパターンも捨てずに考えてみてるんだけど……その場合どうしたらいいのかは、難しいなあ。
んと……まだカノーとセシリアさんが来てないから、狩人の問題は解決してないね。
シスルさんと、リアムさまのパターンについて、ちょっと考えてみようかな。
占い師さんは三人いて、クロードさまがオオカミさんだったから、シスルさんは、狂人さんの可能性が高いかなと思うけれど。
てるてるさんの可能性もあると思うのよね。
カンだけど……下駄が投げられたの、レモングラスさまに1回だけよね。
ゴシカ、あんまり、レモングラスさまに投げるイメージないから……適当に投げたんなら、わかんないけど。
それなら、シスルさんが、レモングラスさまに1回だけ投げたと考えると……ガラスの靴を落としたお姫様の物語みたいでステキじゃない?
だから、あたし、シスルさんがてるてるさんのような気もしているの。ふふー。
「……ええ。シャンパーニュ様には、お願いもできました。これで、悔いはございませんわ。
……ふふ、ガラスの靴を落としたお姫様、ですって。そんな可愛らしいものではありませんのに」
そういえばわたくし、今日カノー様に意地悪をしようと考えてたのですが、一応まだ狼とばれていないのでできませんでしたわ
[昨日から考えていたのに実行できないと気付いてから内心ずっと拗ねていた]
ゴシカがてるてるさんぽくないのはもう一個あって。
ゴシカ、占い師さんに色々聞いていたでしょ?
てるてるさんって、占い師さんのことってあんまり気にしなさそうな気がする!だって、あんまり関係ないもの。
それなら、シスルさんと仲良くしたがってたのも、ホンモノの霊能者さんだから、占われないように信じて欲しいって気持ちがあったんじゃないかな!って思う!
あとは、そうねえ。狂人さんだったら、占い師さんを観察して、どなたがお味方なのかを見極めようとしていたとは言えるかもしれないけど。
でも、やっぱりてるてるさんぽくはないと思うんだあ
ふふっ
グスタフは深夜に未婚の女性の部屋に押し入って来る方でした、と教えて差し上げようかと
[悪い笑みを浮かべ考えていた洒落にならない冗談をレリーに教える]
もう!嘘ですわ
わたくしレモングラス様もカノー様も襲うつもりはございませんの
仲間のお慕いする方を蹴落としてまで勝ちたいとは思っておりませんわ
>>73 シスル
……一番欲しいもの、か。
[彼女はその唯一一人にしか手にできないものを持つ誰かに、どのような感情を抱いているのだろうか。嫉妬だろうか、それとも怒りだろうか。どちらにせよ───]
そうだな。私もなかなか彼とは顔を合わせる機会がないし、王宮にいる間に会えたらいいと思うよ。
[恐らく王宮にいても、あの騎士は私を避けるに違いないなと思いながら首肯する。からがいがいのある男だが、あまりいじめすぎるのもよくない。]
[だから彼女には、私の知人が宮廷騎士長であることは黙っておいた。]
[私はそうしてシスル嬢の話を頬に笑みをうかべて聞いていたが、続けられた彼女の望みに僅かながら驚きを現してしまったかもしれない。
こちらを見つめる瞳を静かに覗きみる。そうしたからといって、彼女の心までは見えてこなかったけれど。]
────。
ああ……君にお誘いいただけるなんて光栄だよ。
[断る理由が浮かばなかった。]
喜んでお受けしよう。
[それどころか、心の内で小さな喜びが芽生えたことも確かだ。情けないことにそれ以上気の利いたことが言えず、私は穏やかに頷いた。]
「……昨夜、実は音だけは私の方まで届いてましたのよ?
実際何をなさっているかは存じませんでしたが──、グスタフったらそんなことをなさっていたのですね」
思わずため息をついて、グスタフのことを思う。
「別室にいても、私の声は聞こえていますかしら? グスタフ。ブローチはとっても嬉しかったですけど、それはあまりにマナー違反ですわ」
少しだけ声に怒りを混ぜて、けれど本気で非難する気にならないのは、彼がミーチェを害そうとしたわけではないと分かってるからだろう。
「ミーチェも、夜に男性と部屋で二人になったことを、私以外に話しては成りませんわ。醜聞の元になりますもの」
んー……
たとえばゴシカがホンモノのときでも、リアムさまがオオカミさんというのは、あんまりなさそう。
もし、シスルさんがホンモノの占い師さんだと思って、占われてしまった時のために霊能者さんと名乗った……というのもある、けど。
でも、それなら、オオカミさんって言われてから、別室に行く決定が出たら「騎士です」って言って、別室に行くのを保留にしてもらった方がいいような気がする。
だから、えっと、ゴシカがホンモノのときも、リアムさまがオオカミさんの可能性はあんまりないって言えそう
リアムさまがホンモノなら、もちろんオオカミさんじゃないわけだし、リアムさまは残っても大丈夫かな
そして、あたしはシスルさんがてるてるさん!って思うことにする!ロマンチックだから!ふふー!
やっぱり、エスカデさま、カノー、セシリアさんの中に一人か二人、オオカミさんがいる、はず……
そう考えると、昨日のクロードさまは、この3人の方とはすっぱりお別れになったのよね。
役者さんみたい……。
むむ。
リアムさまをホンモノと見るなら、セシリアさんとエスカデさまの主張は成立しなくて
ゴシカがホンモノなら、セシリアさんとエスカデさまの主張は両立する。
ゴシカがホンモノなら、カノーがオオカミさんの可能性が高いのかな?むむ……むー
今日退室してもらう人、の希望、難しいなあ
[そうだそうだと思いながら聞いていたらこちらにも火の粉がかかってきた]
だ、だって…
はい、申し訳ありません…
[ゲームが終わったらグスタフに沢山文句を言おうと心に誓った]
>>77 セシリア
おお……確か闇騎士は、護衛に失敗しなければ自分がまがい物であると気がつけないはずだったね。その勘違いがとけているということは、つまり。
ともあれ、承知したよ。
ふふ、楽しそうで何より。
>>78 ルクレーシャ
……ふむ、一理ある。
最初はリアム殿が本物の霊能者で、ゴシカ嬢はてるてる坊主ではないかと思っていたが……彼女が私に下駄を投げる理由が浮かばないのは事実だ。
私が彼女に相当好かれていたか嫌われていたか、はたまたなんでもよかったか。しかし、好かれているという点では君や他にもそれらしい相手はいるだろうからな。
ふふ、ガラスの靴のお姫さまか。
……王子役が私では些か役者不足な気がするが、それはともかくよく話す相手だったからという理由で下駄を投げたという説は、確かにしっくりはくるね。
「まあ。ミーチェは優しいのね。
でも、いいんですのよ。私は、本当に。
……優しさだけで選ぶなら、カノーさんはアリ、かしら。グスタフが、お話したいと思ってる……いえ、隠している気もしますけど、本当のところは、きっと。
うふふ、だからこそ選ばなければ、昨日の復讐になるかもしれませんけれどね?」
「………………ですけれど、カノーさんであればよくよく頼んだら、秘密にしてくださるでしょう。
どうしても言いたいのでしたら、こっそり、人のいない所でするのですよ」
しゅんとしたミーチェに、思わず笑みが漏れた。だめだと分かっていて、つい甘やかすようなことを言ってしまう。
自分が同じ立場であれば、その方法は取らないけれど。
[レリーの考えも一理あると納得する]
いいえ、カノー様に意地悪をするのはやめますわ
あえてカノー様に別室へ行っていただきましょう
グスタフに一番ダメージが行くのは、カノー様の前で失敗することですわ
クスクス
思いのほか、自分の失態を咎める人はいなかった。
ここがいつもの、あの賭博場ならば罵詈雑言は避けられないし、批難はもちろん一生引きずられる。
こんなに自分の立ち回りが酷くなることはなかったのだが、そんな時は勝利し、美談にしてきた。それもあり腕を買われ今の様に自由にあの場所に入り浸れるのだが。
貴族の余裕と言うのか、呑気なのか。
エスカデに叩かれた背中は痛いものの、その声色に裏は無いようだった。
「皆で仲良く手を繋いで、賞金も地位もいただきたいですね」
笑う。今日の失態を取り戻さねばならない。
>>82 レモングラス
「ええ。……正しくは、一番欲しかったもの、ですわね」
少しだけ訂正をして、俯いた。
シスルが一番欲しかったものを持っていながら、それを必要としない。もしくは、気づいてすらいないのかもしれない。
いつまでもこんなことを考えていたくなくて、シスルは思考を止めた。
「……本当に楽しみですわ」
頂点に立つ人間が嫌いだから、その下まで嫌いという訳では無い。
>>83
答えは、肯定だった。
ほっとする前にまず感情が溢れて、シスルはレモングラスを見つめたままニッコリと微笑んだ。
嬉しさをそのまま、閉じ込めたような表情に、一筋寂しさが差す。
「ありがとうございます、シャンパーニュ様」
確かに嬉しいのに、苦しいほど胸が詰まった。彼がいつもより言葉少ななことには、目を瞑る。例え迷惑であろうと、たった一度のことであるし、何より彼が許してくれたのだから。
かつて社交界の華と呼ばれた時のように、いや、それ以上に踊ってみせようと、シスルは思った。
「遅くなって来て見りゃセシリアが、よりによって闇狩人、ね。いつわかったんだろうな。自分が"そう"だって。そこが大事だろ?
下駄ならぬガラスの靴か。なかなか詩的な言い方だが、そんなもん蹴上げたら大事な靴が割れちまうだろうが。てるてる坊主役がどっかのレディだとしたら、王子様が探しに来れなくなるだろうぜ。
……素足で王子様を追いかけて、縄でふん縛って捕まえようってお姫様ならまあ面白ェよな。
ああそうだ、今日別室に行ってもらう人だが、
【カノー嬢】希望しとくぜ。
シスル嬢に行ってもらうのがみんなから見て安定してそうだとは思うんだがな、ちょっと攻めてみてェ。
……シスル嬢、狂人役だと思うんだがなァ?」
あれ?蓄音器を聞き直してて思い直したんですけど
カーチスさまがオオカミさんだったら、昨日のオオカミさんは、まだ狩人さんが残っていることが分かっているのにジェイさまを襲いに行ったことになりますよね。
それだったら……ちょっと変な気がしてきました。
うーん。
カーチスさまの役職がわからないからこそ、今日はジェイさまを襲いに行ったと考える方が……?となると、やはりホンモノの霊能者さんはリアムさま?
だとしたら、闇狩人を名乗っているセシリアさんの方が、あやしい、のかな?んん?
んー……
エスカデさまもご自分での申請でいらっしゃるけれど……「村人」とは言いづらいような?
カーチスさまが村人であることに賭けたのかしら?……えーと
ううん。でも。
カーチスさまがオオカミさんじゃないなら、まだここにはお二人オオカミさんがいるから、やっぱり今日はカノー……に、なっちゃう……のかなあ?
セシリアさんとエスカデさまが両方オオカミさんで、両方嘘をついてるってこと、あるのかなあ?
混乱してきちゃった……
うーん…希望と言ってもエスカデ様、カノー様、わたくしを詰めていくだけなのですよね
この中に狼が二人ならもうエスカデ様とカノー様になりますし
>>レモングラス
「23:00からやはり人に呼ばれているので、戻って来られるのは早くても30分後になります。昼間、酷く落ち込んでしまいまして顔を出さずにいました…これからのことを話すべきなのに、広間に来れずすみません」
ジェイは考えを述べようと口を開く。
「今日の襲撃についてですが…私を襲った、もしくはクロスロードを襲った、の二択でしょう。しかし、後者は私がこのようにヘマをする事が分かっていなければ出来ない技と思うので、ほぼ可能性は薄く感じています。このことから、狩人の存在は黒には知られていなかったと考えるのが妥当でしょう」
襲撃するならば、残っている狼を知られたくないと賭けに出てジェイを襲う、もしくは狩人を探すかの二択。狩人は自分を守る事が出来ないはずなので、今日は自分が狙われたという事だろう。
「あとはシスル嬢、リアムさんが何のカードを持っているかを考え、方針をまとめる……でしょうか」
「狩人ではないと宣言するエスカデさん、闇狩人だと打ち明けたセシリア嬢、口を開いていないカノー嬢、誰かは1人、黒でしょう。エスカデさんとセシリア嬢、どちらかに退出していただき、退出しなかった方の発言の裏付けの為に私が占うという方法が無難でしょうか?」
安全策ならばセシリアに退出してもらい、エスカデを占うことではないだろうか。何も話していないカノーを退出させるのは避けたいと思っている。シスルは狂人と思っているし、リアムが霊能者という前提の話にはなるが、もしどちらかが狼であっても、最終日までには判明するのではないだろうか。
「……ああ、確実に結果を残せるのは、今日だけになるのでしょうか。」
明日以降も占いが可能だということを前提とした提案になっている事に気が付き、今日の襲撃が狩人ならば最終日までに自分はいなくなるだろう。
「ならば、確実に敵味方を知りたい方を占うという方法も良いですね」
ふむ……。
……色々考えたのだが。
今日の退室は【エスカデ殿】にしたいと思う。
ジェイ殿には、私からは【カノー嬢・セシリア殿】にお告げの力を使ってほしいと言っておくよ。
今日はメモを忘れないようにね、ふふ。
私も一度席を外さなければならないのと、もう少し考えさせてもらいたいから、30分ほど遅れた【23:30頃】に改めて顔を出させてもらうよ。
意見はじゃんじゃん話してくれれば、蓄音機で聴き返そう。
>>102 ジェイ
なるほど……
ジェイさまのお話を聞いて思ったんですけれど、
失礼ながら、エスカデさまとセシリアさんはお二方とも確実に守る能力はないのですよね?
カノーは何も言ってませんね。
それなら、んー、どちらかに退室していただいて、残った方のほうを、ジェイさまに占っていただくのが確実かと思います。
カノーは、このまま何も言わないままでも良いように思います。
んー……エスカデさまとセシリアさん、どちらのご指名にするかは、ジェイさま、レモングラスさまにお任せしたいと思いますが……
[ここまでお話したら、レモングラスの決定が聞こえました]
>>103
!!
決定お聞き致しました。
あたしは、特に反対はしません。
んん……決定が出てからのエスカデさまのお話、説得力があるので、あたし、今日はエスカデさまを残していただきたいなと思いました……
「闇狩人って、難しいんですのね」
シスルは感心したように呟いた。
「いえいえ、いいんですのよ。私がしててもきっと同じように間違えてしまいましたわ」
いいえ、本当はカムラス様を護衛したと言うべきでした
わかっていたんですが…嘘でも言いたくなかったのはわたくしのわがままですわ
申し訳ありません
おやおや…。
……そうか、「闇騎士は護衛が失敗した時に限り自分の正体に気付くことができる」と陛下も仰っていた。
つまり、「護衛対象が襲撃されなければ勘違いしたまま」ということか。
セシリア嬢は闇騎士だと嘘をついていたのだね。
ははっ危ない、危うく騙されるところだった。
では今日の処刑は【エスカデ殿→セシリア殿に変更】かな。
お告げの力を使う相手は【エスカデ殿、カノー嬢】のどちらかにしていただこう。
戻ってきた時に確認頼むよ、ジェイ殿。
それから諸君も。
"自身を狩人だと思う者は、明日のためにメモを残しておくこと"
という事を考えたのですが、
明日ジェイ殿が結果を出せていれば不要でしょうか…?
「決定を変えてくれて感謝する。俺のせいで2回占えなくなってしまったかもしれないからな。そこはきちんとカバーしていきたい。」
「……そう、ですか」
シスルは躊躇うように吐息を漏らした。
「いいんですよ」
カムラスを襲った日、あの日、シスルはもっと意見を言うべきだったと、ふと思った。
……あっはは、これは驚いた。
いやはや、変に気を遣わせてしまってすまなかったね、ルクレーシャ嬢。
今使用人に確認してもらったのだが、誤ってジェイ殿に投票していたようだ。
これは私も勝負師殿のことを言えないな。
……いや、本当に今日ジェイ殿を処刑したことにならなくてよかった。
今日こそはきちんと確認をとったよ。
カムラス殿の代役を担ってみなの指揮をとりながら、自分がこの有り様では情けないね。とほほ。
「……それではリアム様に致しましょうかしら。
ミーチェ、グスタフに宜しくお願いしますね。
…………明日からは、魔法が使えても、おふたりの声をきくことが出来ないのね……」
「戻りましたよ。2人のやりとりが気になって、早く切り上げてしまいました。ええ、【承知しました】よ。」
仲介に入ろうとしていたのだが時間もなく、下手に狼に助太刀してはならないと黙っていたのだが、決着した様だった。
「……私がセシリア嬢を指摘しなかったのは、エスカデさんも狼の可能性を追っていて、且つ彼の方がクロスロードと同じ陣営だと思っていたのです」
闇狩人だと言って逃げる戦法か、役の持たない村人だと逃げる戦法か。どちらが頭が切れ、嘘を吐けそうな人物かを考えた結果だった。
「正直、驚いています。私、ステラ嬢は村人だと思っていましたし、ゴシカ嬢は狼だと思っていたのです。つい先ほども、セシリア嬢は“手ごたえを感じずにいた闇狩人”と思っていましたから。」
自分の考察は外してばかりだった。いつもの様に笑っているが、少しだけ愉快そうに笑っていた。
わたくしはもう襲撃できないので、レリーにお任せしますわ
はい、かしこまりました
…別室でも聞くことだけはできるはずですから、たまにはこうして囁いていただけたら嬉しいですわ
「おや。私に票が入っていたのは1人はクロスロードだとは思っていましたが、そうでしたか。危ないところでした」
もし、自分も委任していたらどうなっていたことだろう。自殺票は出来ずとも、セシリアの票は入っているだろうし、ここには居なかったことになる。
不思議な、羊皮紙にメモも残して居ない状況で別室にいたことを考えると恐ろしかった。
「もし私が退出していたらクロスロードが残るも、だれも襲撃されていないことに変わりはない、と。ふふ、それはそれで不思議なことになって居たでしょうね。」
その状況を想像し、笑う。きっとクロスロードは「やはり狼はあいつだ」と言い、別室ではジェイが占いに失敗したと話していたことだろう。どの部屋にいても混沌めいた状況を作り出すことに変わりない。
「それから、リアムさんの提案ですがどうでしょうか?私は悪くないと思いますよ。レモングラスさんはどうでしょう?」
ふふふっ
こう表立って村陣営でないとばれてしまうと色々お喋りしたくなってしまいますね
でもそれだとゲームにならないのでこの辺にしておきます
[人差し指を口元に当てて口を閉じるように微笑んだ]
そういえばブラックジャックはまだどなたとも勝負できていないので、お時間ある方はお付き合いしてくださると嬉しいのですが
「セシリア様とは、何だか似た立場になりましたわね。だから、少し、お話してみたかったのです。
はじめの方にお話したきりでしたでしょう?
ルクレーシャ様も、はじめに声をかけていただいたきりでしたわね」
ルクレーシャはゴシカと仲が良かったな、とシスルは思い出す。
「私も引かせていただきますわね」
7(13) 2(13)
>>129セシリア
「ああ、いえ。信じていますよ。もし私がレモングラスさんに委任していると、私に委任している貴女は、私に投票する結果になってしまう…という、過程のお話です」
にこやかに笑い、説明する。すると、思い出した様に声をかけた
「1つ、頼まれごとをしてもらえませんか?クロスロードに、あとでポーカーをしようとお伝えください。まあ中継されてるでしょうが、きっと私の出てるシーンなんて見ないでしょうし。」
笑いながら、ろくに話せなかった男の名を出した。クロードともトランプ勝負をしたかったし、英雄ごっこも楽しみたかった。終わった後、本人に伝えることも出来るが、あの調子だと話しかけても嫌な顔されるだろう。、クッションを置けば応じてくれる確率が上がると思ったのだ。
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