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図書館司書 カエデ に 1人が投票した。
射手 アルフィリオン に 1人が投票した。
従者 ミーチェ に 5人が投票した。
従者 ミーチェ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、運び屋 ネーロ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、しがない花屋 ケラ、求道者 グスタフ、図書館司書 カエデ、孤児院生 フリージア、射手 アルフィリオン の 5 名。
そうか…ネコ君か。
わかってはいても、護ることはできなかった。すまんな。
[広間に横たわる小さな身体を、皆が眠っているソファへと浮遊させました。
そして、手慣れた様子でクロスを掛け、乱れた毛並みを整えます。]
ふむ、お疲れ様だ。
きちんと今日はきた。君に報いるためにも、黒狼を始末せねばならないな。
/*
膝に埋めた顔を上げると、日が変わっていたようでした。そして、広間の中央には。
*/
……っ、
/*
少女には駆け寄るだけの気力もなく、横たわったネーロの身体をアルフィリオンが移動させるまでを、ぼんやりと見つめました。
*/
…おはよう。
ネーロか…決断を任せ続けた。疲れただろうな。
せめて夢が貴公を癒すよう祈ろう。
今日が訪れたということは、賊は…まだ生きているのだな。
ケラの言葉を待つとしよう。
おはよう。みんなに取っちゃどうかわからないけど、いい知らせだよ。
【カエデは黒狼でも、魔のものでもない】。
本物、ないしは本物だと思い込んでるかもしれない騎士なのは、確定だね。まああたしのなかでだけ、だけど。
ロート「おはよう、ございます……ああ……ネーロさん……」
[誰にも姿は見えなくても、ボクはそっとネーロさんの近くに座り、彼の頬に触りました]
ロート「……昨日は、ボクのお願いを聞いてくれて、ありがとう。おかげで大事なことがわかりました。そして、みなさんをまとめてくれて、ありがとう」
ロート「……さあ、終わらせるために、続けなければ。本日もよろしく、お願いします」
おはようございます…
*人数を初日に比べ、悲しくなる、そして今までのことを無駄にはできないと決意を胸にする*
ネーロさん、ここまでありがとうございました…
あとは任せてくださいね…
私は黒狼騎士団が全員騎士を騙るとは思いません…
なので私はアルフィリオンさんが呪われた狼ではないと考えます…
騎士か闇騎士、もしくは魔のものかと…
ケラさんのここからの役割はいるかもしれない魔のものを探すこと、なので今夜はアルフィリオンさんを占ってほしいです…
そして拘束はグスタフさんかフリージアさんを…
こんな状況ですることじゃ、ないんだろうけどねぇ。
/*
炊事場で流しと料理をしながらそんなことを呟く。考えれば考えるほど、もううんざりし始めていた。
野菜を洗いながらこれからことをかんがる。
*/
今生きてるのは、5人。
カエデはあたしの仲間で、他は…分からない。
今晩、魔のものが生きていたらあたし達は…魔のものに支配される。候補は、カエデの言っていたようにアルフィリオン。でもあの二人の中にだっている可能性はある…。
……アルフは、黒狼騎士団じゃあなかったんだね。
/*
ほ…と息を吐いた。そう言えばまだ眠った彼に会いに行ってない。
*/
じっとしていることができず、やれることを探しふらふらと炊事場を訪れる。
そして夕飯のためか、野菜を洗うケラを見つける。
物憂げな歌姫があまりに美しく、絵画なのではないか?と息をのんだ。
その世界に踏み込むのにはためらいがあったが、見ているだけというのも失礼だと思いカエデは声をかける。
>>ケラ
「…何か手伝えることはありますか?」
>>8 ケラ
「わかりました…任せてください」
洗い終わった野菜の乗ったザルを取り一つ一つ切り始める。
ケラから数日前のことについて謝られあの日のことを思い出す。
「いえそんなことは…私こそ夜遅くに引き留めあんなに長く…すみません」
気にしないでください、という意味を含め大きく首を振った。
そう。カエデさんは白玉だったのね。よかった……。
というより、今朝ケラさんが眠らされていないのだからカエデさんは呪いの狼ではないよね。
あと魔のものと呪いの狼がひとりずつ、かな。
また、随分と寂しくなってしまったな。
[ネーロに倣い、メモを書くと起きている人の少なさが際立つようだった。]
残り5人、歌姫君が本物なら、呪いの力にやられては困る…
歌姫君は、魔の者より黒狼ではなさそうな者を狙った方がいいな。
魔の者を狙い、呪いを発動させてしまうと、残り2人。
黒狼を拘束できていなかったら、奴らに支配されてしまう。
黒狼を狙ったとしても同じだ。
そして、僕らは、黒狼と魔の者を探し出し。拘束しなくてはならんが…
僕視点では、カエデ君が魔の者でなかった今、魔の者はいないと思ってしまう。
ジルベール君、アルフレド君、コータロ君の内2人だろうと。
一番の議題の黒狼だな。
歌姫君が偽であろうとも、少なくともカエデ君は黒狼でない、どころか、白側の可能性が高い。
彼女に本日の決定を出してもらいたいが、いかがだろうか?
ああ、ずれてしまった。
黒狼だな。僕は数日前からグスタフ君を疑ってしまっている。
フリージア君が信用できると確信できているわけではない。
ただ、グスタフ君の異様な行動がわからんのだ。
昨日はミーチェ君の拘束を渋っていた。
今日が来た。従って、ミーチェ君が主張していた内訳はない。
ミーチェ君が黒狼の可能性は依然高いままだ。
また、ネコ君のメモも読み返してみてね。
グスタフ君は一度も、黒狼と思われるレリー君とミーチェ君を占いの希望に出していない。
拘束の希望もレリー君が黒狼と言われたときのみだ。
やはり、疑いが強まってしまう。
僕の視野が狭まっているだけかもしれない。しかし、彼が黒狼でないと覆せない。
僕は、【グスタフ君を拘束したい】と思う。
>>17 ケラ
やったあ!いいにおい……。
はあい!順番に持っていきますね。
……具は何が入ってるのかな……ピーマン入ってる?
/*
器をお盆に乗せながら、少女は小さく独り言を漏らします。
*/
二人がそう言いうなら…
>>all
【22:00までに眠らせる人と一応占いの希望を提出してください…】
前までと同じく仮決定を22時半、本決定を23時に出します…
これが最後のここでの食事になるかもしれません…
みんなでケラさんのスープを頂きませんか…?
*わたしは悲しく笑った*
>>19 ケラ
……!
/*
少女は一生懸命な顔でこくこくと頷き、ピーマンの入っていない器を見失わないようにお盆に乗せました。
*/
/*
少女は広間のテーブルに器を並べながら、考えごとをしていました。
*/
たしか、王太弟さまがああやっておっしゃってたから……>>4:#3
占いが先で、その後に襲われるのよね?
てことは、魔のものと呪いの狼が両方いるかもしれないから……気をつけなくちゃいけない?
あ、この器がアルフィリオンさんのだわ……
さて…目が覚めた。
何やら異国の呪術でも夢見たようであった。
さながら何かを呼び出すような…
……もとい。
遅くなってすまなかった。
アルフレドは…狼ではなかったのだな。それが、今の拙僧にとっては救いだ。
彼の妹は知人ではある…一方的に、だがな。
どうやらエルフ殿にはピーマン同様拙僧の言葉は届かんらしい。
面倒なことだ。
ミーチェにレリーを占い希望にあげなかった?
初日と3日目に縄にかける決定が出たものに対して希望を出すも出さないも、あるものか。その時他に気になる者がいたまでの話。
だが、アルフィリオンから見て、魔の者がもういないという理屈については承知した。
彼からすれば拙僧を縛り上げて明日が来たならばフリージアを縛れば片のつく話だからな。
[話していたことが聞こえたのか、ケラが広間に顔を出しました。]
>>15 ケラ
君が偽者でも、2人黒狼がいるとは考えにくい…
君が本物なら言わずもがなだ。
いっそ今日は自由でもいいがね。拘束する者がわからないと君も困るであろう。
[ケラはまた広間の外へ。しかし、しばらくすると、女の子を2人連れ立って帰って来ました。]
ふむ、お料理は終わったかな?
>>20 カエデ
最期のスープにならないよう、考えなくてはな。
と言っても、僕の心はもう決まっているのだが。
先ほど述べたとおりだ。
【拘束はグスタフ君。】
占いは…僕視点では、僕がいいと言いたい。
しかし、君らからすると黒狼の危険がある。
単純な多数決では決めない方がいいかもしれない。
しかし、カエデに、フリージア。
拙僧が賊だと思うのならば、自分の言葉でそう言えば、どうだ。
「拙僧が賊だと思うのならば」貴女たちから見て魔の者が残っている可能性がゼロではないこと、気がついているはずだ。
拙僧を縛りたいのならば、占いを誰に当てて欲しいのか。
残った方が魔の者でない、賊ではないという根拠たるものはあるのか。
>>26 グスタフ
……?
フリージアはずっと、呪いの狼と魔のものがひとりずついるなら、グスタフさんとアルフィリオンさんかなって言ってるわ。
黒狼たちは全員が騎士だとは名乗らないだろうし、魔のものもどちらともただの白玉だとは名乗らないとおもうから。
だから、【占い希望はアルフィリオンさん。拘束の希望は、グスタフさん】です。
それと……、
/*
少女はグスタフに耳打ちするように言いました。
*/
ピーマンの話は内緒なの。大きな声でしないで……!
拙僧は、パトリシアに最初に白を出されていたカエデこそが賊たり得ると考えていた。
自分で自由に選んでいい最初の占い先だったからな。
しかし、ケラは違うと言う。
そして、拙僧はアルフィリオンが魔の者だと追って来たのだ。
拙僧は子どもを疑うことだけは、せぬ。
神にそう誓ってある。
実際フリージアは何かを主張するでもなく、周りの意見に合わせて流されるようにここまで来ている。
…年端もいかぬ子どものこと、無理からぬことだろう。
アルフィリオンを魔の者と追ってきながら、子どもを疑うなという神との言葉を違えぬためにやはり賊であるなどと意見を変えることは理屈に合わん。
すでにこの時間ではあるが、アルフィリオンが賊であろう根拠を探そう。
>>26 グスタフ
グスタフさん…
そうですね、ここで一度私の考えを話しておきましょうか…
私は前提として黒狼が全員騎士を騙るとは考えていません。
なのでアルフィリオンは魔のものか、騎士又はそう思い込んでるもの、だと考えています。
よってフリージアさんまたはグスタフさんが呪われた狼だと思ってます。
だからもし今回の占いでアルフィリオンが白玉だと分かれば黒狼は全滅できると考えます。魔のものだったら…
そしてここで問題となるのはグスタフさんとフリージアさんどちらが呪われた狼かということですが、まだはっきり決めてませんがフリージアさんかな、と思ってます。
理由は昨日のグスタフさんのネーロさんを占うのはどうか、という提案です。呪われた狼がそのように提案するでしょうか…
しかし、皆様の意見を聞かなければ…
すまない遅くなっちまった…。
…今までのあんた達の言葉を見ていて、悩んだけれど。
【拘束するのはアルフィリオン】【占うのは…ここでは、いうべきか悩んでる。】カエデがいえと言うなら見解を踏まえて書くつもりだよ。
仮決定…
…占い先は【アルフィリオンさん】
拘束先は【グスタフさん】です…
護衛はアルフィリオンさん、【自分で考えてください】
把握してくれるならその旨を、反対ならその理由をお願いします。
いけない、このような時間になってしまったな…
【アルフィリオンを拘束したい気持ちに変わりはない】
そして、占いはフリージアだ。
可能性だけであれば、フリージアももちろん白玉とは限らない。
だが、賊にしては意見が薄い。
たまたま周りの動きが自分に都合が良かったかと言えばそれまでかもしれないが、深く考えている様子が見られない。
そして、サテンを真っ先に襲うのだろうか、という最初の印象もここへ来て顔を出すのだ。
さらに、3日目早々にミーチェを眠らせることを希望している。
ひとつひとつが小さくとも積み重なれば自ずと賊からは離れていくように見える。
>>24 グスタフ
ふん、仮にも秘密だと話しているものをほじくり返すのが、神に仕えている者のやることかね。
そもそも好かないとは言っているが、食べないとは言ってないぜ。
君の神様は他人の感情を否定することも勧めているのかい?
それは兎も角、君のいう初日や3日目までに占いや処刑に上げてないから言っているんだ。
大抵のやつは何方かは引っかかるんだよ。
はじめはブラフも入っているかと思ったが、レリー君、ミーチェ君、グスタフ君の希望を見たとき、仲間3人、誰も入れていない。
これは中々の違和感だ。
>>32 カエデ
【承知した。】
希望どおりだ。問題ない。
序でに。
グスタフ君は、昨日も僕かカエデ君を拘束したいと言っていたと思う。
ミーチェ君を拘束しないなら残りの黒狼は2人。
うっかり歌姫君に呪いの力が発動したら、魔の者に支配されてしまうと思ったが。
即興で考えたので矛盾しているところがあるかも知れん。
>>30 ケラ
聞いておきたいのだが、君は僕を何だと思っているのだ?
毎度、メモで二転三転しつつも占ってはいないが。
あと、別に食べられないとは言っていない。好かんだけだ。
>>42 ケラ
ああ、なるほど。
一言言わせてもらうなら、君に護衛が集まっている以上、君が呪われると、僕が黒狼とバレる。
その作戦を取り続けるのはリスクが高い。
だから、食べたことがあるから、好かないと言ってるわけで、
これは少々他の器に比べて緑が多い気がするのだが。
[置かれた器を眉を顰めながら見る。]
>>all
本決定、
遅れて申し訳ないです…
拘束先は【グスタフさん】
占い先は【アルフィリオンさん】でお願いします…
グスタフさん、私たちがケラさん白玉と決め打っている以上それはおかしいと思います…
護衛が集中したからこそ占われなければならないのではないかと拙僧は思うがな。
どうやら、騎士の思い込みとやら。護衛先が呪い殺された場合は解けんらしい。呪狼本人はともかく、他のもののやりようはあっただろうな。
なに、戦渦において物資の行き届かぬ修道院を過ごした身だ。好き嫌いなど…身の破滅。
《グスタフはふと、キノコのことを思い出していた。》
>>51 ケラ
どう、って……
悪いことをしたひとは、牢屋に入れられるんじゃないのかな?
フリージアたちが、何かするってことがあるのかな……。
復讐を望む者の処遇
これはもし私たちが勝った場合、大きな問題となる。
今まで生き残ることに必死になっていた私にとって向き合うべきものの一つだ…
「私はロート様に一任すべきかと…、ロート様どうお考えですか…?」
カーマイン様を失われ今この国を背負うもの。
彼がどのような決断を下すか見当もつかないが私は私情を殺してそう言った。
>>49 ケラ
なるほど、魔の者と思っているならば、この状況で拘束というのは理解できる。
あー、食べないとは言っていない。
折角作ってもらったものだしな。
フリージア君もニンジンを食べたと言うし…
[スプーンを取るとともに、パンを皿に盛ると、スープを一口食べた。
そのスプーンには緑色の食材がのっているのが見えるであろう。
スープを口にすると、眉を顰め、傍らに置いておいたパンを食べ、緑色の食材を食べる度にそれを繰り返した。]
>>58 カエデ
ロート「黒狼騎士団を名乗る者の……処遇は……」
[聞かれて、すこし押し黙ります]
ロート「…………それを、決断するには、ボクはもう少し、知らなければならないことがあります。今は、ボクからは、何も言えません」
ロート「だけど、『貴方達もつらかったね』で済ませるつもりはないし、かと言って――」
[そこまで言って、口をつぐみます]
ロート「ごめんなさい、少しだけ、時間をください」
>>58 カエデさん
ロート「……ああ、そうだ。ではカエデさん、お願いがあるのですが、良いですか?」
ロート「図書館から本を一冊、兄上の部屋に運んでほしいのです」
>>グスタフ
つまり、グスタフさんはキノコがきらいなのね。
/*
少女は神妙な顔つきでうんうんと頷きました。
*/
……。
/*
そこに、>>#2 ロート の声が聞こえます。
黒狼騎士団として拘束された者たちの顔が、少女の頭をよぎりました。
*/
さて…もう少し話すだけ話そうとは思うが、どうやら厳しいらしい。
2人にこの声は届くのだろうか。
…せめて良き夢が見られているのならば、邪魔をするのは控えておこう。
>>#2#3 ロート
そうですね、難しい問題をせかすように、すみません…
本、ですか?
もちろん、私にできることなら…
[本と聞いてこんな状況でも心が落ち着く]
どんな本でしょうか…?図書室にいけばよろしいですか…?
ロート「……今日、拘束するのは、グスタフさん……ですね」
ロート「……グスタフさん、あなたの『アニマ』、ボクももっと知りたかった。きっと、広く周知すれば、日常生活で不自由な思いをしている方々も、便利に過ごせる、そんな未来ある魔法だと思います」
ロート「……あと、アドバイスありがとう。無事に、終わったら、トマトは加熱して食べます」
>>61 カエデ
?
/*
少女は向けられたスプーンを何の迷いもなく口に入れました。
*/
あーん。
……
ふふ。
フリージアは、ピーマンはきらいじゃないよ。
でも、カエデさんが魔法かけてくれたから今のひと口は特別においしい!
黒狼騎士団の処遇ね。
[スープを食べながらだが、その顰められた眉は嫌いな食べものに対してだけではない。]
奴らがまだのさばるつもりとわかったときは、直ぐにでも滅ぼしてやりたいと思ったが…
昨日話した、ミーチェ君のような者が黒狼だとすると、迷ってしまうかな。
奴らも、それぞれ思うことがあるのかもしれない。
>>62 カエデさん
ロート「ありがとう。図書室と、兄上の部屋は、ボクが声で説明しながらご案内しますので……」
ロート「運んでいただきたいのは……《黒狼騎士団尋問記録》という、本です。図書室の奥に……王族専用の閲覧棚があって……該当の本は、真っ黒の背表紙に光る文字で題が書いてあるはず。大丈夫、あなたならきっと、わかります。」
>>65 カエデ
え、あ、はい!
いってらっしゃい……。
/*
少女はカエデからスプーンを受け取り、アルフィリオンのほうをちらっと見やります。
*/
……あたしは…。
/*
それぞれの見解を聞き、そっと胸元のロケットに触れる。
*/
……あたしは、息子が…ニロが大きく育って結婚なんかしたりして、そんな幸せが…脅かされてしまうなら、いっそ…。
…でも分からなくなっちまってるんだ。恨みたいのかと聞かれれば、わからない。もっと…他に出来ることはなかったのかって。そればっかり考えちまうんだ。
>>66 カエデさん
ロート「そこの角を右に曲がって、次の角を左に……突き当たりの大きい扉が図書室です」
ロート「入ったら、一番奥に重々しい扉があるんですけど、その隣の棚の、1冊だけ【通常の分類とは違う場所にある本の中】に、鍵が隠してあります。もちろん、通常時は普通の本に擬態しているのですが、その鍵の存在を知っている人が手に取ると、本は、箱のように開きますから」
ロート「それで中に入って、件の本を取ってください」
ロート「兄上の部屋は、図書室から出て左に進んだ突き当たりにあります。兄は本が好きなので……
!……あ……好き、だった、ので、図書室に近い場所に。」
ロート「面倒をおかけしてすみません、よろしくお願いします」
/*
カエデから受け取ったスプーンには、具材のピーマンがしっかりと乗っています。
*/
>>64 アルフィリオン
あのね、カエデさんが美味しく食べられるように魔法かけてくれてるんですって!
アルフィリオンさん……あーんして?
ロート様の声を聴きながら悲しいほど静かな城の中を歩く。
階段を一段一段上る度に眠っている人たちの顔を思い出し、涙をこらえる。
やがて図書館につき息をのむ。
サリーナの国立図書館は魔法のことについての本がなかったが本は山ほどあったが、セルナリアのそれは桁違いだった。
壁一面の本棚、それが何層も何層も、何階も何階も。きっとここにない本を見つけることの方が困難だろう。
そのままロートの声を聴き、歩みを進める。
指示を受け、扉を見つける。その隣にある本棚、歴史の類の本が並んでいる。様々な本を手に取り、ある本が絵本となった。
本を開き、鍵を取り、扉を開く。
そして見つける一際強い魔力を放つ本棚を。
様々な珍しい本、名前も聞いたことの本の中にそれはあった。
「黒狼騎士団尋問記録…」
黒い背表紙、光る文字。間違えないだろう、その黒い魔力を放つ本を持ち、後ろ髪を引かれる思いで図書館を離れた。
「わかりました、ロート様」
そしてカーマインの部屋につく。
寝ているかのような国王だが、ベッドに添えられた花々が彼が帰らぬひととなったことを克明に語っている。
手元の本をカーマインの枕元に置く。
「いい弟さんですね…」
月に照らされた彼の顔が笑っているように見えたのは気のせいだろう。
>>69 ケラ
冗談だったのか。それならもう少し分かりやすくだな。
……他人に作ってもらったものを、断るわけにもいかんだろう。
あと、坊やじゃない。君が人間ならば、君よりは確実に歳上だよ。
[微笑むケラに対して呆れたように返事をする。その前にある皿はほとんど空のようだ。]
>>73 グスタフ
あ……はぁい……。
/*
少女はグスタフに窘められ、スプーンを持ったままアルフィリオンのそばでしょんぼりしています。
*/
カエデさんが、魔法かけてくれたんだけどな……。
>>70 フリージア
いや、もう十分食べたからな。
これ以上はわざわざ…
それに、その魔法は君のためにかけてくれたものだろう。
[そのスプーンにピーマンを確認し、少々逃げ腰で向かい合います。]
>>76 アルフィリオン
ちがうよ?
これは>>65 カエデさんが、アルフィリオンさんに、って。
フリージアはもう食べたもん。美味しかったよ……?
>>77 フリージア
あー、えー、そうなのか。
しかし、だな、グスタフ君の言うとおり、君が手ずから与えるというのはな、
[フリージアがしょんぼりした様子を見て慌てます。]
あー、もう。
一度だけだからな。
[顔の横に垂れる髪を耳にかけ、いつもより大きく、口を開きました。]
>>78 アルフィリオン
……!!
うん!一回だけ。
えへへ。
はい、あーん。
……おいしい?
/*
少女はとびっきりの笑顔でアルフィリオンの顔を覗き込みました。
*/
[まず兄上の日記の続きをめくります。ファルス王子の処刑の日の記録です。ボクは城で、ソフィー姫の話し相手をしていました。姫はずっと上の空でした]
『黒狼騎士団の面々には、まずファルスの処刑を眼前で見せてから帰順するか否か尋問することにした。その方が、私への忠誠の深さが測れるというもの
――ファルスは最期まで凛々しかった。最期まで私の目を睨みつけていた。私も、高い所から、ファルスの目を見据えていた。ファルスは命の終わる瞬間まで目を閉じなかった』
『危惧した通り、処刑の瞬間、暴れた者が出た。「殺せ殺せ」と喚くので、望み通り処刑した。他はといえば、怨嗟の目で私を睨み上げる者、呆然として瞳に光が宿らぬ者、目を閉じて黙りこくる者……様々であった。私は、その後で残党騎士共に声をかけ、処刑場を後にした。さあ、尋問の時間だ』
『尋問で、帰順するか否かと同時に調べたのは、「ローレンス」の存在だった。ソフィーに付けた侍女によると、その名を呟いては泣いているとか。幽閉する際、彼女の薬指の指環を見ていた。貴族が贈るような立派なものではない。しかし、そこらの平民が贈れる物ではない。相手は騎士団だろうと推測していた』
[――ボクは、ボクのできることを。サリーナに殉じた黒狼騎士団の記録を、この胸に刻みつけること。それが、今のボクがしないといけないこと。次に、兄上の枕元に寄って、黒い本のページをめくります]
《黒狼騎士団尋問記録:著カーマイン》
アルベルト――グラン公爵家出身。ファルスの再従兄弟。ファルスの側近として個人的な外出にも付き添う。
帰順するか聞く前に、「一刻も早くファルス王子の伴をせねばなりません」と、毅然として言う。その潔さや良し、すぐに処刑の手配をし、騎士団で最初に死ぬようにしてやった。
ローレンスについては知らないと言った。
アーロン――伯爵家出身。席に着くなり帰順した。どうにもおかしかったので、少し監視をつけたら、案の定残党を集めて反乱を企てていた。反乱の首謀者として見せしめに処刑。
姫が誰かをローレンス、と呼び間違えていた気がすると言った。
ヴァイル――祖父の代から騎士団。ガチガチの魔法嫌いで、帰順する気はないらしい。語ることなど一切無いと一言だけ言い、それ以外何も語らなかった。処刑の手配をした。
ローレンスについても何も語らなかった。
レイヴ――平民出身。妻の腹に子ができたばかり。帰順するか確認すると、唇を噛み締めながら頭を床に擦り付けた。床には血が垂れていた。産まれた子供の顔を見てから死んだそうだ。
ローレンスは、この辺りの地方の名前ではないらしい。
レベッカ――平民出身。まだ10代の少女ながら、筋のいい剣を使うという。気丈にも私を睨みつけながら、悔しげに帰順した。
しかし、後にアーロンと共に反乱を企てていたのが発覚し、共に処刑。
ローレンスは騎士団にいない、人違いではないかと言った。
ローラン――農家出身。顔は見えんが、私でもわかるほど魔法力があった。指摘すると、魔法が使えることを白状し、帰順の意を示した。
「ローレンス」という単語を出したら、一瞬だが確かに動揺した――そういえば、コイツは手袋を人前で外さないそうだ。
なるほど身の程を知らぬ「ローレンス」は、この者で間違いない。この者を姫には近づけさせないようにせねばならない。姫にも指環を捨てるように言わなければ。
>>79 フリージア
…………
[もごもごとスープの具材を噛み、飲み込みます。
いつものイヤな筈の苦みや食感が、なぜか好ましいものに感じられました。]
ああ、おいしいよ。
なぜか、いつもの好ましくない味がしない。
これが、苦みも上手いと皆が言っていたことかな。
[フリージアの満面の笑みに、少し微笑んで返事をしました。]
[本の最後に、日記の頁を破りとったと思われる紙が挟まれていました]
『苦労して生け捕りにしたにも関わらず、なかなか生き残ってくれないものだ。しかし、私は、この国に残る「ファルス」の欠片を認めない。
そして、愚かな国家によって取り上げられた権利を国民に返還し、魔法による新たな生活を。きっとそれが、未来の幸福に繋がる。
血にまみれた私ではなく、弟やその子の代になれば、きっと元サリーナ領のセルナリア国民も、素晴らしい未来を創ったセルナリア王家に感謝する時が来るだろう。未来の祝福を次代に残し、私はすべてを持って一人で死ぬ。忌々しい予知夢は、私の代で終わりだ』
ロート「ああ、兄上……どうして一人で全部決めてしまったのですか。こんな、屍の上の、祝福なんて。確かに、幸せになった人は、この国にたくさんいます。ボクもそう信じていたし、誇らしさすら感じていた。でも……ボクはなんて、愚かだったんだ」
[兄上の遺体を前に、自分の無知さを恥じ……ボクは決意をしました。もし、無事にこの復讐劇を止められたなら、ボクは、次の王として――
兄上の耳元でその決意を囁くと、ボクは部屋に戻りました]
>>80 アルフィリオン
ふふ。
……え、本当に?
いや、あのそうならいいんだけど……。
……カエデさん、本当に魔法かけてたんだ……?
/*
と、そこに>>81 カエデが帰ってきました。
*/
……?やっぱり魔法かけてなかったの?
よくわかんないけど、まあいっか。
[いつの間にか、広間に帰ってきていたカエデが見守っていた。
この光景を見られたのかと座りが悪くなり、目を逸らそうとしたが、彼女の言葉に一転する。]
>>81 カエデ
おい。まさか、おいしくなる魔法って…!
ああ全く、家庭的な魔法については無知だった。
>>82 フリージア
ああ、もう。君も知っていたのか。
僕が思ってたより、君らはとても強かなんだな…
あの王が呼んだんだ、当たり前といえばそうかもしれないが。
…そろそろ、時間だな。
さらばだ。
《縄が体に絡みついてくるのを感じ、虫が這い回るような感触に眉を歪める》
これは、眠りではない。
––拙僧の、死だ。
/*
少女は割り当てられた自室へやって来ました。窓辺のツルバキアは萎れかかっています。
花瓶から抜き取り、花に口付けてから、少女はそれを処分しました。
*/
大丈夫よ。
もう、大丈夫。
……
/*
もう一度広間へ赴き、まっすぐにサテンがねむるソファーへと向かいます。
その手には一輪のフリージアが握られていました。
*/
ねえ、サテンさま。……お手てつないでください。
ああもう、こんな時間か。
[フリージアやカエデと話している内に、すっかり夜も深まり、縄が動く時間が迫っていました。
皆が書いたメモや自身の考えをまとめたメモを整理していると、今までに過ぎ去った嫌な可能性を思い出します。]
もし…もし、明日も黒狼がいるならば。
僕が疑うべきは–––––––––
[夕食時の魔法が蘇ります。何故、いつも好まなかったピーマンがおいしく感じられたのか。
しかし、メモをなぞる記憶は嫌なことばかり教えてきました。]
いや、これは、今考えるべきではない。
まだこれは可能性にすぎない。
ただ、その時が来る覚悟はしなくては。
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