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P13警察機構 リル は カウンセラー ベル に投票した。(ランダム投票)
ヴェス は P13警察機構 リル に投票した。
農夫 ハロルド は P13警察機構 リル に投票した。
カウンセラー ベル は P13警察機構 リル に投票した。
P13警察機構 リル は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
暗雲が去り、まぶしい光が降り注ぐ。――全ての人狼を退治したのだ!
cast
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Seiga
Lalacia
Steve
doron
"Ei-sin"
rokoa
Ril=Colen
rokoan
Ves Starsinger
kkr
Harold
s_rokoa
Irma Lynn
azubu
Bell Meyerheim
pontaro
Monica
kkr_2ID
Special Cast
-Yuudzuki Nightline ららしあん
Extra Cast
-Gertrude kkr_3ID
Machins From Moon
-Ignatius Alchemist
NPC
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
P13-Doom citizens ALL MEMBER
Shaun dammy
─ カジノ ⇒ ハイレートフロア ─
[ヴェスに引き連れられて様々なゲーム卓を渡り歩く。なくなってもいいという思いで交換したトークンたちだったが、実際にジリジリと減っていくのを目の当たりにすると気持ちに焦りも生じてくる。そんなところで、一行はハイレートフロアへと差し掛かる。]
『ここからは、空気違うからな。』
[ヴェスからそんな言葉>>6:95をかけられて辺りを見渡せば、たしかにここのフロアにいる人々はやや毛色が違う。]
たしかにこう、殺気立ってるみたいな人とかいますね。
なんというか、ちょっと怖いかも。
[先ほどまでの一喜一憂とは違う鋭く洗練されたような勝負の場。卓に置かれたトークンの高さは目を疑うようなものもある。ここもまたベルにとってはカジノ以上の異世界だった。]
お知り合いですか?
[ヴェスとハロルドの影に隠れるようにハイレートフロアを歩けば、ヴェスが誰かを見かけたらしい。うろたえたような言葉に少し裾を引っ張った。*]
『すまんな、切り損ねた』
[しれっとスティーブ>>-102に返す。
切り損ねたのは事実であり、その後も切らなかったのは故意。
そうじゃなければ次にいつ繋げば良いか、分からなかったから]
『気分はどうだ』
[泣けたのは声で分かったから、その先を問う*]
─ オークション会場・バーカウンター ─
うん、へーき。
まぁ沢山も飲まないけどね。
[口に付ける量は少しずつ。
一気に回らないような飲み方。
伝える言葉をそのまま覚えていくようなセーガ>>6:+156には、面白いなー、と思いながら接していた]
セーガの髪は正反対だね。
黒くて、真っ直ぐで。
でも違うから個性になるんだよね。
似てる人はいても、同じ人はいない。
サンドイッチ食べる?
[サンドイッチに反応したのを見て、流れるように話題を変える。
オークション会場の開放にまだ時間がかかるようなら、急遽用意された簡易カジノへと向かうのも良いかな、と考えていた*]
─ オークション会場・バーカウンター ─
ふぅん……
…うん、くろくて、まっすぐ…かあさんと、おなじ…
ちょっぴり…オレンジ…
…こせー、 うん…おんなじ人は…
みたことないや……
[こくり、と頷く。出会った人達は記憶の限り全く同一の人間は存在しなかった。(まあ、人付き合いが悪かったから、いたとしても気づかなかったろうが…)]
うん、さんどいっち、たべる
[サンドイッチには案の定すぐに食いついた。
注文すればすぐに届けられる。 セーガはもきゅもきゅとゆっくり食べながら、周りの様子を見ているだろう*]
─ オークション会場・バーカウンター ─
(まー、真似っ子する人はいるけどねー)
[同一はいない、とは言いつつ。
怪盗のように姿を借りる者はいるだろう。
それを同一と見なすかは、受け取り方次第]
うん。
じゃあ、サンドイッチ2つー。
[自分も食べる心算でカウンターの奥にいるスタッフに注文した。
もきゅもきゅ食べるセーガ>>5の隣で、『影身』もまたちょっとした腹ごしらえ**]
ー 男の回想 / 9年前 ー
[日のない夜道、男は下層区域の路地裏を歩いていた。その道を選んだ理由はなんて事無い、家までの近道だったというだけの理由。]
『……おいおいなんで道が全部凍ってんだよ…?!』
[だが近道は出来なかった、道全体が凍りつき氷柱や霜がそこらじゅうに付いている。
男が路地を覗き込むとその奥によく見たら子供が蹲っている。 どうやら彼を中心に冷気は放出されているらしい]
『てめえかっ!俺の帰り道凍らせやがったのは!』
[ビクリっ、と少年の身体が震えた。 よく見ると少年は全身血濡れで、両目から大粒の涙を零していた。ガクガクと震えたままの瞳は澱んだオレンジ色。]
『……なんだよ、何があったんだよ』
『………ぁ……』
[寒いので離れたまま声をかける。 返答は掠れている。 男はガシガシと頭をかいた。]
『…こんなとこでずっと凍りつかれてると、こちとら迷惑なの。分かる? 立てるかよ?あ? 』
『……う……』
[少年が指示に従ってふらりと立ち上がる。ふらつく足取りで近づいてきた。ばきりばきりとそれに合わせて周りが凍る]
『ばっか!さみいから能力抑えずに近づくなっての! …それとも制御できてないかよ? ほれこれでもきてろ!』
『っ……ーーー……』
[バサりと自分の着ていたコートを投げ渡す。サイズは当然あっていないしぶかぶか。 もはやかぶっているのに近い。 だが冷気がコート内に反射したのか先程よりかは寒くなくなった。フラフラついてくる少年を見ながらどうしたもんかと頭を悩ませる。]
『…あーもう、ったくよ…何があったんだよ』
『…かんがぇ…たく…なぃ…』
『…あーそうかよ!じゃあ考えずに脳内ポンコツにでもなってるか?あん?そしたら何も感じないで楽だろうよ!』
『……ぅん……』
[少年は相変わらず呆然とした様子で。でも帰る場所があるようにも見えない。呆然とその場に立ち尽くしている。 男はどうしたもんかとため息をついた。]
[だが放置するわけにもいかない。ほっとけばこの道が完全に氷河に埋め尽くされてしまう。 こりゃ警察に届けるかね…と連れていくことにした。 幸いにもこっち来いと指示を出せばすぐに付いてきた。]
『オラ、行くぞ』 『…うん』
『…お前、名前は?』『セーガ、アリアケ』
『なんであんなとこ突っ立ってた?』『………ーーー……』
『おい!』『……かぁさんが、死んだから。』
『…なんだよワケありかよ…ポリ公が何とかしてくれりゃいいが… んで?おまえはこれからどうしたいんだ?』『ーーー……ー』
『……ぃき、たぃ』
[死んだような目で凍りついた言葉で、少年はそう返した。それ以降少年は黙り込んでしまった。]
[警察に届け出たところすぐに捜査の手が入り、強盗殺人があった…というか、強盗を返り討ちにして母親が自身の異能力でおっちんだ、ということがわかった。この少年はどうやら身寄りがないらしい]
[それからというものの、どういう訳かこの少年は男の背に付いていくようになった。付いてくるなと怒鳴れば止まるが、道のど真ん中で完全に静止するため迷惑なことこの上ない。結局男が引き取るハメになる。]
『……だーーーもう!!!付いてくるなら役にたちやがれ!!!仕事のひとつでもして!!!』
[これが、彼に『2番目』に指示を与えた男の話*]
─ オークション会場・バーカウンター ─
……ーーー…んむ…ん…
[もきゅもきゅ、もきゅもきゅ。 あったかい味。
多分、おいしー味。隣を見るとエイシンがいて一緒に食べている>>6 もっと、あったかい味になった気がした]
……エーシン、だれかと、いっしょにたべるの、
あったかく、て、おいしー、ね。
[ふわふわ。ふわふわ。 思い出すのは、かつて一緒に食事をした小さな来訪者。 ふわふわな髪がぴょこぴょこと動いていたのを思い出す。]
……ーーー……
[エイシンの髪の毛は動かないのかな、と少し不思議そうな顔。 そおっと汚れていない方の手を伸ばしてエイシンの髪をもふもふと触りたがる素振りを見せ始めるだろう]
[……]
[………]
[警備隊の捜索は難航しているようで]
[どうやらもうオークション会場にはいないだろう、という結論が下されるのも時間の問題だろう*]
『…お…まえ………』
[しれっと切り損ねた>>3と返されれば、力なく、それでも呆れたような声。気分はどうだ。問われた言葉には、しばし無言。やがて]
『………つかれた』
[続けて、また。]
『めっちゃくちゃ、つかれた…』
[怠さを交えた声。]
『……やっべぇ…声、でねぇんだけど…』
[座ったたまま、腕へ顔を埋めたまま、"声"を返す。
実際は泣き叫んで、掠れてほとんどでることない声。
念話だからこそ、届く*]
ー オークション会場 ー
表。
[ピンと、一度コイントス。+表+]
[結果を見てもう一度コインを構え]
表。
[もう一度コイントス+裏+。手の甲に乗せられたコインが本当に当たっているかは重要ではなく、時間を潰すのに独りで出来るものがこれくらいしかないだけだ]
裏
[ピン、とまた1度コインが撥ねる+表+]
[オークション会場入口の方で何やらザワザワとした声がする。どうやら、もうすぐ入口を解放するらしい。]
裏。 …表。 表。
[スウと息を吐くように、ユウヅキは賭けを続ける。1人佇む探偵は、知の結果を待ち続けた*]
― オークション会場 ―
ふむ、表だな? ではご開帳。
[すっ…と開いた手の甲にあるのは…コインの裏側]
残念、ハズレだ。外れたのでタダにしてく…うそうそ冗談だよ!でも、こういうのはディール側もおもしろいな
さて聞きたいことと言うのはだな
[ピンッ、くるるる。指の上でコインを器用に回す。]
調査を頼んだ組織の方は、完全に潰せそうか?
カジノにはどのくらい侵食していた?
[そして今度はコインを弾きあげ、パシリと手で同時に受け取るような仕草をする。 右手か、左手かにコインは入っている、ということだろう]
どっちだ?*
― オークション会場 ―
むぅ、残念。
[軽く唇とがらせて、現れた裏面を見る。]
なかなか面白い冗談ですね?
[ジト目でユウヅキを見るも、一瞬の後くすりと笑む。]
ええ、けれど、
ディーラーの面白さをわかって頂けたなら許しましょう。
[再び放たれたコインを見つめる。なかなか手先が器用だ。]
そうですねぇ。
間違いなく潰れるでしょうね。
[もう一つの問いには答えないまま、ユウヅキの握られた両手に視線を流す。]
……左です。
[にこり、笑ってユウヅキの瞳を見る。]
カジノ内部の事は私の口からは言えません。
いずれ公にされるかもしれませんけれど。*
[呆れたような声>>14にはほんの少しの笑う気配。
すまない、と言う想いが乗った苦笑いに近いもの]
『……うん』
[無言の後に紡がれた声]
『…そうか』
[続いく怠さを交えた声。
それぞれに相槌を打って、スティーブの状態を確認した]
『お前、どれだけ叫んだんだ』
[声が出ない、と言われれば、笑いと嘆息が入り交じるような声で返す。
あるだけのものを全部声にして吐き出してしまったのだろう。
溜め込みすぎだ、そんな風にも思った]
『飲み物でも貰って喉潤わせとけ。
間違っても酒は飲むなよ、悪化する』
[声が出ないことに対して、そんな風に言い。
少し間を空けてから]
『…まだ吹っ切れはしてないだろうけど、つかえは取れたか?』
[本題でもあるスティーブの心を問う]
『それから、ノーマが所持していた人形を見つけた。
確保してある』
[スティーブの状態を確認した後、梟人形を見つけたことをスティーブへと伝えた*]
[ユウヅキは両手を開く。 その左手には…1枚のコイン]
あたりだ。おみごと。
景品をどうぞ、ってな。
[ひょいっとユウヅキはそのコインをイルマに投げ渡す。それはこのカジノで使える100キャッシュのチップ。]
[漆黒の瞳はニヤリと笑って答えた]
さて、もう景品がない。店じまいだな。
少ししたらここを出る。 捜査協力、感謝するよ**
─ オークション会場・バーカウンター ─
んー、そーだねぇ。
[セーガの言葉>>12にそう相槌を返すも、感情はそこまで乗っていなかった。
やや生返事に近い]
(”ショー”も終わっちゃったし、そろそろ帰るかなー)
[そんなことを考えていたため]
[もぐもぐとサンドイッチを食べていると、隣から『影身』の頭に手が伸びているのが見えた。
少しだけ頭を動かし、目線をそちらへとやる]
どーかした?
[セーガのことだから何か害意があってのことではないと思うが、ほんの少し警戒を込めて問いかけた*]
─ オークション会場・バーカウンター ─
………んぇ…? …いや…
……かみのけ、うごかない、かなって…
[そのまま首をコテり。 ぴょこぴょこ髪の毛が動く想像をしているのか、そのまま手を伸ばして、エイシンが避けないのならばそのままもふもふと少しだけ触るだろう]
[触れられても、触れられなくても、しばらくすればセーガはオークション会場の扉が開かれたことに気づくだろう。]
……ぁ…そと、でれる、みたい…
………ぃこ…?
[とろんとした目のまま、首を傾げて、外に行きたいと告げるだろう*]
─ オークション会場・バーカウンター ─
髪の毛?
動かないよー。
[返って来た答え>>31にころころ笑う。
アホ毛は立っていないし、流石に髪の毛まで神経は通っていない。
影を使ってそう言う風に見せることは出来るだろうけれど。
髪を触りたいようなら抵抗せずそのまま触らせておく]
ぐしゃぐしゃにはしないでね。
[短い注意だけを添えた]
[やがて、オークション会場が解放されたと知れば]
あ、ホントだ。
いこっか。
[スツールからぴょいと飛び降りて、セーガの方へ向き直る]
歩ける?
[アルコールが回っている様子を見て、首を傾げながら問いかけた*]
[そう言って、ゆっくりカジノの方に帰る。 出入口近くでは怪盗騒ぎを聞きつけた者や怪盗騒ぎを見てきた者達で大いに盛り上がり、どうだった?どこに行ったと思う?と議論を重ねる姿が見えた。 どうやら結局捕まらなかったらしい。]
……エーシン、なにか、して…ぁそぶ?
[セーガはあれとかこれとかあったかかった、と自身がプレイしてきたゲームを指さした**]
── ハイレートフロア ──
[ベル>>2が『殺気立ってるみたいな人』と口にすればこう返す]
勝負に本気になってる相手はな
それでも殆どがハイローラー、手をつけてはいけないキャッシュに手をつけてまで賭けをするやつは居ないだろ
[勿論、カジノで身を持ち崩す者も居るかもしれないが、それは先程のフロアの方が居るだろうか?
上層区域の社交場>>2:93として使われていることもあるのなら、それは]
"こういうの"に慣れている奴等が遊ぶだけさ
[それぞれのゲームテーブルには、勿論、カジノチップが積まれ高さが高いものもあるが、先程のフロアでは見かけない、チップ1枚、という場合もあったかもしれない。
1枚で、10万キャッシュ分、100万キャッシュ分、といった高額カジノチップという場合だ]
── ハイレートフロア ──
[丁度ベルは、ヴェスとハロルドの影、つまりは間に挟まれるような形でのフロア見学となっていたかもしれない。
見学が終わった頃にか、返答を行う。
狼狽えたような言葉、というよりかは、先の『何で居るの……?』>>0:97という言葉は、疑問としての声だったろう]
まあ……俺とも知り合いか。
リル……て言う。
[それがベルが所長から送られたらしき数名の人物情報>>0:184>>0:191、ベルが一度は来訪し、勤務で不在だった相手>>0:254と、ヴェスは知らなかったが]
……気になるなら
紹介してもいいけど?
[ベルを見遣る*]
リルさん?あ、あーっ、あの警察機構の。
[リルという名前>>40と記憶の中の容姿が一致すれば、大声を出しそうになるのをハッと制して小声で応答する。プライベートか仕事かは不明だが、身元がバレるというのはあまりよろしいことではないだろう。]
では、一応ご挨拶だけでも。
実は彼女にもお話をお伺いしようと思ってたりしまして。
[上司から送られてきたリストを思い出す。与えられた仕事の成果としては全く進んでいない状況ではあったのだが。]
でもお仕事だったらお邪魔だったりしないでしょうか。
プライベートだったとしてもお連れの人がいるようですし。
[リルとドライの組み合わせはベルから見ればなんとも判断に困るものではあったか。**]
── ハイレートフロア ──
[リルの名を出せば>>40、ベルから如実な反応>>42があった]
……知り合い、じゃあないよな。
その様子は
[警察か先程は口にはしなかった>>0:103が、ベルが口にすれば、その会話についてはここがゲームフロアの為に、拾おうと思えればカジノ側には拾われているだろうか]
(リルは……有名人じゃないよな……?)
[もしかすると、リル、否、警察機構とカウンセラーの職員が協力し合うというケースもあったのかもしれないが、流石にリルの知名度は把握し辛い、推測も立てられない。
ベルが、全く別の理由からリルを知っていることは知らずにいる]
[『紹介してもいいけど?』というヴェスの言葉には、ベルから『挨拶を』との言葉がかえる。
その後、『伺う』という話が聞こえたので、先程のヴェスに浮かんだ問い>>44は、解消に近いものはあったものの]
…… リルは、元気に見えるけど…
[しかし自分がリルへ行ったこと>>6:103もある為か、黙り込む。
そしてそもそも、ベルの言う、リルに話を伺うというのは、リルへのカウンセリングでは無いかもしれない、とも思い浮かぶか]
何の話を聞くんだか
[などと言いつつも、カウンセラーのベルにはベルの事情があるというものなのだろう。
ベルを連れ、先程リルを見かけた方>>6:94へと歩んでゆく。
リル達から見て、ヴェス達の姿が正面から見える方向から近づく]
駄目だったら、あっちが知らんぷりするだろ
そのまま通り過ぎればいい
[距離がまだある辺りで、リル達からはヴェス達には気づくと思われるが、どうだったか?*]
─ ハイレートエリア ─
[仲介人から目的の梟人形を受け取り、彼とはそこで解散となる。
仲介人は再び卓の方へと向かったようだ]
やれやれ……大変な目にあった。
「ま、目的の物が手に入ったんだし、よしってことで」
まぁな。
[梟人形を目線まで持ち上げて、手に入ったことに安堵する。
これがスティーブに良い影響を与えてくれれば良いのだが]
さて、スティ達と合流しよう。
[そうドライに告げて椅子から立ち上がった時、こちらへと向かって来る男女3人組>>45が見えた。
体格、身長差から真ん中にいる女性が随分小さく見える。
パッと見、見覚えのない面々に見えたが、真っ直ぐにこちらへ来る様子を見て足を止めた]
「あ、さっきのお嬢様」
そわそわするなと言ってるだろう。
[目聡く女性に目をつけるドライに突っ込みつつ、3人組が傍まで来たならそれぞれの顔を見る]
何か用か?
[ダークコートの人物がヴェスとは気付いていない*]
─ オークション会場・バーカウンター ─
ふーん、そうなんだ。
[イギー、と聞いて軽く瞳を細める。
髪が動く等は気にしていなかったために気付かなかったが、イギーを助けようとしていたセーガが言うならそうなのだろう。
髪の毛をもふもふされた>>34なら揺れる感覚にクスクスと笑う]
そう? ありがと。
さっきセーガも笑ってるように見えたよ。
[笑うことを褒められたなら、礼を言い。
アルコールで緩んでいたセーガの表情を思い出してそんなことを言った]
[『影身』に続いて立ち上がったセーガの足取り>>35は覚束無い、と言う程でもなく。
ゆっくりであればきちんと歩けるような様子だった]
うん。
[ぃこ、と言う声に応じてオークション会場の出入口へと向かった。
結局怪盗は見つからなかったようで、どうやって抜け出したかの議論をしている者達もいるよう>>36。
『影身』はというと、もはや怪盗への興味を失していた]
うーん、どーしよーかな。
ボクは”ショー”を見に来ただけなんだよね。
[当初の目的を口にし、口元に人差し指を当てながら首を傾ぐ]
あ、じゃああれやろう!
[パッと目に付いたのはルーレット。
玉がどこに入るかを予想し、眺めているだけでも楽しいゲーム。
セーガの手を取り引っ張っていくのだった*]
─ ハイレートフロア ─
[居並ぶ男性陣はリルやドライよりも大きく、なかなかの威圧感だ。
そのうちの一人、ダークスーツを着込んだ男性が口を開いた>>49]
─── !?
[男性の口から自分のフルネームが紡ぎ出され、驚いた表情になる。
次いで、紹介するように相手側の女性の名と職業を告げられ、何度か目を瞬いた]
………んん?
その声……ヴェス、か?
[最初こそ驚きはしたものの、声を聞いて心当たりがあることに気付いた。
ティアドロップサングラスの奥を覗き込むように見上げる]
なんでまたここに。
…いや、アタシも人のこと言えないが。
にしてもまぁ、ある意味似合うこと…。
[ヴェスの格好は似合っていないことはない。
むしろ似合いすぎていて驚くレベルだ。
どう言う意味で驚くのかは、人それぞれだろうけれど]
[手に収めている梟人形は持ったまま。
仕舞うにしてもジャケットのポケットになるため、頭がはみ出ることになる]
ええと、ベル、だっけ。
話が聞きたいって?
カウンセリングなら間に合ってるよ。
[女性 ─── ベルへと向き直れば話を聞く姿勢は見せるものの、カウンセリングに関しては断る方向。
全く必要ないね、と警察機構のカウンセラーにお墨付きも頂いているからであった*]
…何でって
カウンセリング…受けてて…
カジノ行ったこと無くて
友達? いるとか
ひとりで行きづらいって言うから
連れて来た
[再び、端的とも言える回答]
[どれだけ叫んだんだ>>24と笑いと嘆息が入り交じるような声で
返されれば、少し言いにくそうな気配と無言。
小さく、うるさかっただろ。と、だけ言って。]
『……ん。』
[喉潤わせとけ、と言われれば短く答えるも。
その後、しばし考え、また無言。]
『……いや。その顔…が…多分…』
[泣きすぎて、とてもじゃないが人に見せれるような顔ではないだろう。
そう気付き、これで外出んのかよ、と戸惑うような気配。]
[少し間を空けてリルの言葉が届く。
つかえは取れたか?という問い。]
『……あぁ。なんか、痛いけど。』
[一度、息を吐くのは、少しバツの悪そうな。
そして、自分への呆れのようなもの。]
『…ばっかみてぇに…すっきりした』
[ポツリ。やはり力なく、けれど、
苦しい、気持ち悪い、そういったものは、今はもうなかった。]
[そして、]
『……』
[伝えられた、梟人形のこと。
息がつまる。目を瞬く。やがて、]
『勝ったのか?』
[ゲームで勝たないと情報が入らない>>*5そう言っていたのを思い出し、
そう言って。
いざ、見つかったとなると、先程思いっきり泣いたのも合って、戸惑いが生じる。なんか、また泣きそうな気もして。]
『後で、ヴェスに、渡さないとな。』
[見つかった梟人形はヴェスに渡そうと思っていた。
だから、そのまま、言葉が漏れた*]
─ ハイレートフロア ─
[問いかけに返るのは緩やかな反応>>56。
リルがヴェスに気付けなかった理由にも気付いていないようだった。
それはそれで良いのだが、気になるのはその後に紡がれた説明の言葉>>57]
……そう、か。
付き添いだったんだな。
[どうにも調子が狂う。
先のメールもそうだ、これまでのヴェスらしくないと言うか、どこかつたない印象を受けた]
ひとまず座るか?
そこが空いてる。
[疲れた>>58、と聞けば、それまで自分達が座っていたテーブルを指し示す。
ベルが話を聞きたいならその方が良いだろう、と考えてのことでもあった*]
ー 怪盗騒動から数日後 : 医療機関 ー
「「…………」」
[医療機関の待合室のソファに二人並んで男が座っている。
方やソファの背もたれにふんぞり返るかのようにもたれ掛かって魂が抜け、方や平静そうに見えるが医療専門誌を上下逆さまで読んでおりページはいつまで経ってもめくれない]
「「…………」」
[言わずもがな、ユウヅキとセーガである。この2人、今日は血縁か調べるためのDNA鑑定を受けに来たのだが…>>1:138ここである問題が起きた]
[このふたり、どちらも医療機関が大嫌いなのである。どちらの顔にも『帰りたい』と大きな文字で書かれているかのような様相である。ユウヅキに至ってはDNA鑑定のための毛髪採取からも逃げようとする始末。]
[一方のセーガの方はといえば、抵抗はしなかったが完全ロボットモードで対応しており自由意志を完全に捨て去っていた。理解出来ぬものには蓋をせよとはまさにこの事。]
[うるさかっただろ、との言葉には、いや別に、と澄ますような声。
気にしていないと示すもの。
喉に関しての忠告に返る言葉>>59を聞けば]
『あー……。
ドンパチは近くにいないのか?
大多数に見られるよりはマシだろう』
[妥協案としてそんな言葉を紡ぐ]
『もうしばらくしてからで良いなら、アタシがそっちに向かうが』
[そうも付け加えておく]
[こちらからの問いかけに、最初に返ったのは少しバツの悪そうな声>>60。
呆れも混じったそれと、すっきりした、という言葉]
『……そうか。
すっきりしたなら良かった』
[苦しそうな気配も無いそれは、偽らざるものだと思えた。
リルもまたホッと息を吐く]
『あー……勝負は、負けた』
[勝ったのか、と問う声>>61にはたどたどしくなりながらもはっきりと結果を告げる]
『だが、向こうの心遣いなのか、購入という形で手に入れることが出来た。
あぁ、代金は気にするなよ、必要経費だ』
[実際はポケットマネーだが、大金でもなかったため気を使わせないようにそんなことを言った]
『…ヴェスに?
人形はスティに任せる心算だったからそれは構わないが…』
[ふ、と、考える間]
『……その前に、”視て”貰った方が良いんじゃないか?
ノーマの、最期の言葉《想い》を聞けるかもしれない』
[サイコメトリーをしてもらったらどうかと提案する*]
『お待たせしましたー、2人とも結果がでたy…
うわっ?!なんだこの凄まじい空気?! 換気してる筈なのに澱んでる?!?!』
「いいから結果、ドクターマロンティック」
「ドクターマロンティック、はやく」
[同時に口を開く。 口の中から漂ってはいけない何かが見えた気がした。気にしてはいけない。きっとただの水蒸気だ。なんかどす黒い色してるけど]
『あー、えーと…ね? えー、君たちは、ですねー』
[ドクターマロンティックは思った。]
[ここまでそっくりな2人がこれまで血の繋がった兄弟であるという事実に2人揃って気づかなかったとか。なんの冗談かと]
[ちなみにこのふたり、結果を聞いた途端即座に廊下に飛び出して走って医療機関を逃げ出したとかなんとか。それを見送ったドクターはなんで気づかなかったんだよコイツら。という顔をした*]
── ハイレートフロア ──
……あっちまで戻るか、
どこかボックスの方に行こうかと思ってたけど
[ゆっくり一度目を瞬かせ]
そうだな
[リル達の居た空きスペース>>6:81は、既に仲介人もおらず>>46見物人達も居なくなっていたか。
どの様な場所があったかは分からないが、勧められればそちらへ向かう。
尚、今しがたヴェスが言ってた『ボックス』の方とは、遮蔽のあるボックス席のことだ。
ゲームと関係無い休憩席のようなものだろうか。
見物人が集え、ヴェス達が通りすがりにリル達を見れたので、空きスペースはそういう場所では無いことは確かだったろう]
[空きスペースの方に座れば、後はベルとリルの話を聞くなりしていただろう。
その合間に問いなりを向ける]
リルは
どうしてここに
言えないなら、いいけど
[目を閉じ、軽く額に指先をあてた*]
─ カジノ ─
ふ、っふふ。
それはちょっと違うなぁ。
[口を引き伸ばしただけの表情>>62に手で口元を押さえて笑う]
まぁ良かったのかな。
少しは楽しめたよ。
[”ショー”の話は笑いながらそう返した。
あれを追いかけることになったりするのかなー、なんてのは頭の中だけの言葉]
ルーレットはねー、あの玉がどのポケットに入るかを当てるの。
色で賭けたり数字で賭けたり色々あるんだよ。
[セーガ>>63にざっくりとルールを説明して、早々にキャッシュをルーレット専用チップへと交換する。
席について開始の合図を聞けば、複数枚のチップをテーブルの上に置いた]
偶数に20ー。
[1/2の確率で当たるものにベットし、くるくる回る玉を眺めた*]
……? あれ、みどり、いろだ……
[沢山赤や黒があるのに止まった先は緑色。自分の賭けたチップがすべて回収されていく。]
あ……
[じゃららら。完全回収完了。どうやら次のゲームに移るらしい
いい手だと思ったのだが。少ししょんぼりした*]
─ ハイレートフロア ─
あぁ、ボックスの方が良ければそれでも良いが…。
[>>71 オープンフロアで話すことでもなかったかもしれない。
それに思い当たり移動も可と伝えおき、ひとまず空きスペースへと戻ることに]
ドライ、飲み物貰ってきてくれ。
[アルコール以外で、と厳命して、ヴェス達も必要なら注文を聞く。
特にベルに対しては奢る心算でドライは購入しに行くことだろう]
[ベルとの会話の合間、ヴェスから問い>>72が向けられれば]
アタシか?
うーん…ヴェスになら話しても大丈夫なんだが…。
[とは言え、ここにはヴェス以外もいる。
躊躇うように困り顔をした。
しばし思案の後に声を潜めて]
…スティの件、と言えば、伝わるか?
[スティのことでリルが手伝っていること、で連想出来るなら伝わるかも知れない*]
─ カジノ・ルーレット ─
[くるくると回る玉は失速の後、ピンへと当たってポケットへと転がり込む]
あー、よりによってそこー?
[ぷぅ、と膨れて回収されてしまう自分のチップを睨む]
奇数で外すならまだしもなのにぃ。
[確率の低いもの>>75で外したことが納得行かないようだ。
世の中上手くいかないものである]
次は【13〜24】に20だっ。
[配当を若干上げてのベットに挑戦する*]
─ カジノ・ルーレット ─
……ーーー…… 【00、に、5まい…】
[先程珍しい目が出たのを見たからか、セーガは若しかしたらと思ったらしい。 冒険して珍しい目に賭けてみる]
[くるる。くるるるるるるるるる!!!]
[出たのは25(38)だ!*]
………ーーー……。
[当然ながらまた回収されてしまった。 じゃらら。]
……むつかしい……。
…えーしん、おし、かった、ね…
[だがしょうがない、最初のスロットの爆運のツケが来たのかもしれない。いや、賭け方が悪いのだが]
……むぅ……
[少し、不貞腐れたような表情に変わった。*]
─ ハイレートフロア・空きスペース ─
あぁ。
[分かる、と言葉>>80が返れば、リルからも頷きが返る]
まぁそう言うことでな。
……詳しくはアタシよりスティに聞いた方が良いだろう。
尤も、アタシもまだ詳細は聞いてないんだけどな。
……あぁ、後は。
[思い出したように言い、手にしていた梟の人形をヴェスへと見せた]
これを。
ようやく見つけた。
これからも何か分かるはずと思って探してたんだ。
[ヴェスから貰った画像と同じ梟人形が手の中にある*]
[見せられたものを一瞬認識出来なかっただろう。
ややあって、口を開く]
それ
どこで、手に入れた、リル。
……
[半眼でリルを見つめた。
それから、ふっと力が抜けるように視線が弱まる]
……調べるなら…
好きに、……したらいいし
[緩く視線が彷徨ったまま、立ち上がる]
……
少し、レストルームに行ってくる。
ハロルドはここに居ろ。
[リルなりから制止が無ければ、そのまま、空きスペースから立ち去り、同フロアのレストルームへと向かおうとするだろう*]
─ ハイレートフロア・空きスペース ─
……ん。
[語尾の途切れたヴェスの言葉>>84に返すのは短い肯定。
スティーブの状況を伝えるかは少し迷った。
あちらも伝えられるようになるまで落ち着いてから、と考えてはいる]
ん?
ここを出入りしている梟人形の仲介者からだ。
どうも拾ったやつが転売してたらしくて。
[人形について>>86はそんな風に答える。
こちらを見ていた瞳から力が抜け、ヴェスの視線が彷徨ったままに立ち上がる>>87のを見た]
え、おい。ヴェス。
「たいちょー、ドリンクお待たせ」
[明らかに人形を見てからの様子がおかしい。
レストルームに行く、となれば流石について行くわけには行かないが。
ベルとも会話をしていたことと、戻ってきたドライにタイミングを失して追いかけられずにいた*]
………すまない、しばらくベルを頼む。
[リルと、飲み物調達から戻ってきた男性にそう頼み、席を立つ。
先に行ってしまったヴェスを早足で追いかけた*]
─ ハイレートフロア・空きスペース ─
え、あ。
それは構わないが…。
「あれー、護衛さん達どうしたん?
そんじゃベルちゃん俺とお話しよっか」
お前はしゃしゃり出てくるな。
[ヴェスを追う男性>>91を見送り、余計なことをしそうなドライを横へと追いやる。
視線は気にするようにヴェス達が去った方を見ていた*]
『…う………わかんねぇけど…
そう、だけど…』
[あいつかぁ…と、やはり戸惑いをおびる。
リルとの念話に意識が向いているため、ユウヅキが扉を開けたことには、まだ気付いていない。>>64]
『……まぁ、マシになったら、出てく。』
[そっちに向かうと言われればそう言って。]
『…つーか…さすがに、かっこ悪すぎんだろ…』
[言うつもりはなかったものの、うっかり漏れる。
泣きまくった間、それはリルへと全部聞かれているわけで、さらに、顔までみられるのは複雑でもあった。]
『……って、負けたのかよ』
[思わず突っ込む。が、購入という形で結局手に入れたらしいということを聞く。梟人形の年代価値を知りはしないが、オークションにも出ていたため、少し心配するような気配。……さすがに37000万なんてことはないとは思うが。]
『…わかった。ありがとな。』
[が、必要経費だと言われれば、それ以上は聞くことはなく、受け入れ、
礼を言う。]
『そいつの居場所は、あいつのとこな気がするからな。』
[梟人形をヴェスに渡す理由を伝えた後、リルの少し考える間。]
『……』
[サイコメトリーの提案。リルの声が聞こえれば、今度は男の間。少しの、動揺。戸惑い。
けれど、迷いではない。]
― オークション会場 別室 ―
[リルとの念話の間。男は片膝を立て、片方は投げ出したように座り込んだまま動かない。片膝へ、片腕を置き、その腕に顔を埋めている。
もう片方の手は床へと投げ出し、そちらは血で濡れており、床も殴ったことで、血は飛び散り、濡れている箇所もある。
ユウヅキが扉を開けみたのなら、ちょうど扉の横あたりの壁に男がいるのは見えたかもしれない。*]
─ ハイレートフロア・空きスペース ─
…まだはっきりとはしていない。
推測でしかないが…スティの件に関わってる組織の一員と考えられる。
人形を調べればはっきりするはずだ。
[素性を聞きたかったのか、拾った人物がどうなったかを聞きたかったのか>>94は不明だが、分かっていることをヴェスへと伝える。
ヴェスもある意味では当事者、隠す心算はなかった]
(なんて目ぇしてやがる)
[サングラスの奥、垣間見えた視線に息を呑む。
視線は去る頃には戻っていたようだが、リルには異変として捉えられていた*]
[同フロアのレストルームへと向かう。
やはりそういう場所故か、チップは必要かもしれないが、タオルを所望すれば貸して貰うことは出来るだろう]
……
[洗面台にフェイスタオルを置き、水を出す。
水垢ひとつ無い白い洗面器に、勢いある水流が流れてゆく]
………… ──……
[慟哭すら無く、涙がだらりと流れる。
サングラスを置き、冷たい水を掬うよう両手を差し込み、両手から溢れる水に暫し浸した後、顔を洗うようにした。
水の出る音、洗面器の中央、排水口へ流れ行く水が視界の中見える。
ぽたり、ぽたり、と水が顔から落ちる]
[両手を洗面台を掴むよう置き、洗面器の方へと俯き、暫しそうしている*]
ー オークション会場: 別室 ー
[扉を少し開けて中の様子を確認。もう泣いている様子はない>>93]
……。
[なるべくいつも通りに、傷ついた姿などスティーブは見られたくはないだろう。だから『1人にしてくれ』なんて言ったのだ。ならばこちらもあくまでいつも通りに接するのが流儀。それが礼儀というものだ]
……。
[スゥ、ハァ。 行った先の顔など大方予想がつく。
だがせめて、それならば。こちらは明るくスティーブを救いあげたい ]
スティーブ、入るぞ!
そろそろカジノの方に出られるみたいだ!!!
[ガチャっ!!!! 扉を思いっきりオープンした。
元気にいけるように、結構な勢いをつけて*]
『だって近くで事情を知ってるつったら、ドンパチしかいないだろう』
[戸惑うような様子>>93には、仕方あるまい、と言った風。
マシになったら、と言うのには是を返して、続いた言葉にはつい笑ってしまった]
『っはは、アタシ相手にかっこ悪いって思うんだ。
…アタシとしては、聞いたからこそ変に反応せず接せると思うんだけどな』
[その辺りは個々の感性の違いだろう。
スティーブが気にするというのなら、無理強いする心算はない]
[負けたことに対する突っ込み>>95には、あぁ、と短い返事。
礼を言われれば、おぅ、とこれまた短い答えが返った]
『……そうか。
それならそうしよう』
[人形の最終的な行き先はスティーブの希望に副うようにする。
こちらからの提案に返る間は、動揺と戸惑いを含んでいた。
やや後、返る声>>96に、ふっと息を吐く]
『分かった、手配しておく』
[それならば、とあれこれ手配について考えていたが、不意に思考が揺れた]
『……スティ、実はヴェスが今目の前にいるんだが…』
『梟人形、見せない方が良かっただろうか…。
様子がおかしい』
[その言葉で人形を見せたことは伝わるか。
それ以前にヴェスがいることに驚かれるかもしれない。
戸惑うような声が念話を伝った*]
─ ハイレートフロア・空きスペース ─
(……あん時と似てる)
[どろりとした視線>>99は以前も見たことがあるものだと思い出す。
それが何を意味するのかまでは測りかねたが、あまり良い印象がないことは確かだ]
(まずったかな)
[今見せない方が良かったか、と。
抱いた戸惑いは念話の方へと漏れ出ていた*]
羨ましい て思ってたのに
…… …ぐるぐるする
きもち、わるい……
たのしい
[頭の中が痺れたようになっている。
何度か、タリアの欠片を拾った時、熱く炙られた火の熱と脳内にうまれる欲望の熱のようなものを感じ、涙を流したまま]
ハロルド?
[何時の間に来ていたのだろう。
水を滴らせた侭、振り返る]
嫌いだな……
何でこいつら、…… リーナ
殺されて
………… ……
組織の一員てことは、そうなの?
[弱々しくも、ハロルドにぎこちなくも笑うようにする。
肩を震わせ、フェイスタオルを顔にあてるも涙は止まらない]
……やだなあ
…………ぅ……
[呻くように声がこぼれた。
水を出しっぱなしの侭、異能こそ発動していないものの双眸は赤く染まったままで、壊れたように流れるままの涙をタオルに吸わせる。
そうして長い間が経過すれば、やがて双眸の赤も消え、ただただ、視線を彷徨わせるように涙を流し続けるだけになるだろう*]
― オークション会場 別室 ―
……う…
[かっこ悪い、その思考は相手に伝わってしまい、
男は声を漏らす。
そして、妹の最期の想いを聞きたい。
そうリルへと返し、『手配しておく』その声に、
頷いて、ようやく顔をあげる。]
……え…?
[その後、リルの不意の思考の揺れ。
そうして、届いた声。ヴェスの名に、
男の瞳が揺れる。
すぐに行く。そう声を返し、立ち上がろうと…]
[ガチャッ!!!!]
いっ…!!!!
[勢いよく開いた、扉は男の頭に思いっきりクリーンヒット。]
〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!
[立ち上がったはずの男は、また床へとしゃがみこみ、
頭を抑えて、悶絶する。]
な…な…
[やがて、顔をあげ、ユウヅキを見上げる。声は、ほとんど出ないため、漏れていた声は、掠れ声。
泣いた後のため、目は真っ赤で腫れ、ぐっちゃぐちゃの顔のままであるのも忘れ
ユウヅキを見上げた顔は何が置きたのか理解が追いついておらず、何回も目を瞬いていた。*]
― リルと念話 ―
[不意にリルの思考の揺れ。ヴェスが目の前にいるという、言葉に、驚いた気配。]
『……ヴェスが?なん…』
[なんで、という前に、様子がおかしい。という言葉を聞き、動揺が走り、間髪いれず]
『すぐに、そっち行く。』
[男はリルに返事をする。
顔がどうとか、もうそんなのはどうでも良かった。]
[そうして、すぐその後、]
『い……ってぇえ!!!』
[ユウヅキによって開かれた扉が、
男にぶつかり、悶絶する声が漏れたのだった*]
[ガチャっ!!!! ゴン!!!!]
……んあ????
[実にいい音が部屋に響いた。開けようとした扉になんだかつっかえた感じ? 何か引っかかったようだ]
おいスティーブこんなところに何を置いて…
『〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!』>>112
[ものじゃなかった。スティーブ本人だった。
ものと間違えるとはこれは失敬、となんかずれた謝罪が脳を過ぎった。
見上げるスティーブの顔は涙やらなんやらでぐちゃぐちゃ、オマケに手は血で濡れてるし、血の跡が周りに飛び散っている。 が、本人はぽかんとこちらに目を瞬かせるばかり。 状況を読み込み出した結論は……]
…………。
そ、そんなに痛かったか?!!ちょ、待て?!
もしかしてドア開けるとこに開けたか?!その手はなんだ、ドアで挟まったか?!!! わ、悪かったって!泣くな!泣くな!!
[そう慌てはじめ、胸ポケットに入れていたポケットチーフを出してスティーブの顔をゴシゴシ拭こうとし始めた。]
そんな顔じゃ外も歩けんだろ!ドアに挟まって泣いてたとか言ったらべリティに大笑いされるぞ!
少しはいい顔に戻れ!お前はいい笑顔をするんだからな!
[なんか違うそうじゃない感漂う慰めと共にスティーブの涙を拭おうとする。そしてユウヅキは液体操作能力で手の軽い止血くらいはするだろう(血液を凝固させて血を止める程度だ)]
……あ、あーーー、ご、ごめんな?
ボクも不注意ではあった…は、はははーーー!!!*
………
[閑話休題]
[スティーブの顔をゴシゴシして止血した後。
スティーブが望むのならばユウヅキはすぐにでもスティーブをヴェスの下へ連れていくだろう。カジノの構造はあらかた理解しているし、ユウヅキは身なりがいい為ハイレートエリアへでも入れる。案内できる。]
[必ず、ユウヅキはスティーブをヴェスの元まで送り届けるだろう*]
……っわ…!
……っで…!
[ユウヅキが慌てはじめ、顔を拭こうとしたため、
しゃがみこんでいた男はその勢いでまた地面へと尻をつき、ついでに壁へ頭をぶつける。]
……っ!!
[顔を拭こうとしているその手を振り払うようにし、
んなことで泣くか!!と抗議の声。が、掠れ出ないため、ユウヅキの声にかき消され、男は口をパクパクと動かし、顔をひきつらせる。]
ち……
[ちがうっつーの!!!その抗議を表すよう、止血の間に顔をぶんぶんと横へと振った。]
[ボクも不注意ではあったと言うユウヅキに
できたなら、その両頬を思いっきり、両手でぐいーっと引っ張り、ほとんど出ない、掠れた声で]
……は、…なし、きけ…っ!
[どうにか、絞り出す。が、その声は果たして聞こえたかどうか。*]
ー 別室 ー
おい大人しくしてろ!!!
そう何度も頭をぶつければ馬鹿になるぞ!!!
[仰け反って頭をゴンッ!とまたぶつけるスティーブ>>118
逃げるな逃げるな!とポケットチーフを押し当てようとする。抗議の声は掠れているし顔が引きつっているしでよく聞こえなかった]
[ぶんぶんと首を振る様子には、あーなんかどっかでミスったか?とか思ったけども。引きつった顔を見るのはあまり好きではなかった]
ほら!笑え!その間抜けヅラはなんだ!
元気の秘訣は笑顔からだぞ!『にぃー』だ!!!
[にー!とわらわせようとしたユウヅキは、両頬に伸びるスティーブの手には気づかなかった>>119]
ほら、『にi (ガシッ) (ぐいーーー!!!)
ふ、ふがふがふが、ふがーがーーーーっ!!!!
(意訳: な、なにをするスティーブーーーっ!!!)
[白い肌が横にびよーーーん!と伸びた。ふがふがー!とと言ってるうちに、ようやく耳に届いたろう]
…! はひは、はっはほは?
(意訳: …! なにか、あったのか?)
[びよーん!とされた顔のまま真剣な顔に戻った。
真面目なはずなのに何故かゆるい雰囲気のまま、ユウヅキは話を聞こうとするだろう*]
うぉ…
[ぐいーーっと伸ばした頬は、びよーーーん!と伸び、
あまりの伸びの良さに、すっげぇよく伸びるなと、男は思わず真顔になる。そうして、変化するユウヅキの顔。ようやく話しを聞こうとする、真剣な顔は、びよーんと伸びたまま。]
……ん、な、こと、で、
泣く、か…!!
[聞こえるように区切り区切り、その度、むにむにと。]
いま、からヴェス、の、とこ、
いく…んだ、よ…!!
[ユウヅキの頬をぐいーっとしたまま。
男は、そう、伝える。*]
…んぁ? あっふぁい…ほ、ほへん……???
[むにむにされつつ一言ずつ吐き出されるスティーブの言葉に思わず謝った。やっぱなんかミスってたらしい]
……ふぇす? ふぇすは、ほほにひるほは?
(ヴェス?ヴェスがここにいるのか?)
[目を丸くする。まさかここでヴェスの名が出てくるとは思っていなかったからだ。 自身の頬を掴むスティーブの手をそっと取り、離させる。
びよん!ばちん!!!とほっぺたが戻った。痛い。]
[ふるるる!と顔を一度振ってからまた同じ言葉を繰り返す]
…ヴェスがここにいるのか?
…いや、いるんだな?
帰りに会いに行こうって雰囲気でもない。
[スクッ!とユウヅキはスティーブの手を取ったまま立ち上がった。 カジノ内は案内できるが、どこにいるのか分からなければ元も子もない。 ユウヅキはスティーブを無理やり立たせた。]
急ごう、どっちだ。
[そう言ってユウヅキはスティーブの手を引き別室の外へと足を早める。スティーブが場所を説明できるならばユウヅキはすぐにでもその場所へと案内するだろう]
[出来なくとも聞き込みすればいい、とにかく今はヴェスの下へ行くことにする*]
[男の手をユウヅキが取り、頬から離させる。
勢いよく戻る頬。
ユウヅキの言葉>>124に男は頷く。
どっちだと言われ、少し考えたかもしれないが、
リルへと聞けば、すぐにわかっただろう。
そうして、ユウヅキに案内されれば、
ヴェスの元へとたどり着く。
それはヴェスがハロルドとのやり取り>>106>>108が終わった後か、それとも、その最中か。
見つけたなら、掠れた声で]
ヴェス。
[声をかけた。*]
でも、本当に遊んでくれてありがとうございます。
[細めた目でユウヅキを見つめ、続ける。]
私、普段は能力を秘密にしているのです。
面倒ごとが多いもので。
今回はうっかり協力してしまったわけですが――
[人差し指と中指にチップを挟み、その手を口元にあててユウヅキをみやる。]
必要でしたら、あなたにはまた協力させてもらいます。
ただし、条件が二つ。
情報元を内密にすること。
それと――
[にまり。笑みを浮かべた。]
また遊んでくださるなら。*
― 解放前:オークション会場>>126>>127 ―
礼はいらんよ。ただの退屈しのぎだ。
[ユウヅキは両手をポケットに入れて壁に寄りかかり、イルマの目を見返す。 漆黒の探偵の目は彼女の細めた目を捉えていた。]
おや、隠しているのか?
それは悪いことをしたな、だが理解できる。
なかなかに有用だったよ、その能力は。
[ふふっとユウヅキは返した。 そして、イルマの提案には…>>127]
…ふふっ、ありがたい申し出だ。
……まぁ、お前と『遊ぶ』とろくなことにならなさそうだから、出来れば世話にはなりたくないが…
[取引先は、多くて損は無いというもの。 ユウヅキは別室へと向かいながら>>64イルマに返事を返すだろう]
…どうか、
『遊びの加減/レート』は『ボクが対応/コール』出来るものにしてくれよ?
[彼女との『遊び/ギャンブル』は、どうにも白熱したものになりそうだから]
[そう返事してユウヅキは別室へと向かった*]
― ハイレートフロア:レストルーム ―
[ヴェスの頬から、涙が流れ続けていた。
一方、男も、ユウヅキに拭かれまくったとはいえ、
目や目元の赤い様子からも、明らかに泣いただろうと分かる顔だっただろう。]
……リル、が。
[掠れた声。男は、喉を触る。
一度、喉を湿らすように、唾を飲み、]
おまえの、様子が、変だ、って。
[もしかしたら、なんでカジノにって意味だったかもしれないが、ヴェスのなんでここいるのという言葉に男は答える。]
[ヴェスばかり見ていたので、その場にいた、もうひとりに気付いておらず、ようやく気付けば、男は、誰?と言った表情を見せた。ハロルドだとわかったなら、軽く会釈をし、少しだけ苦笑いを浮かべた後、
すぐに、ヴェスに向き直る。]
……
[りーな。という言葉。
殺された、組織に。そんな言葉がヴェスの口から出れば、男はヴェスをじっとみて、しかし言葉はなく。]
これ、は…
[怪我、と言われれば、男は自身の手を見る。
妹の死の真相を聞いた後、自身で床を殴ったりしたため、手は血で汚れていたが、ユウヅキの止血により、血はすでに凝固していた。
泣く最中に顔を擦ったのもあり、ユウヅキが拭いたことで、拭き取られてはいただろう。幸い、服には目立つほどの血の痕はない。]
……自分で。
……つーか。
[少し言いにくそうに、目を逸し、言葉を言いながら、
やがて、男は顔をあげヴェスを見て。
笑いかける。]
悪い。
俺も、泣いた。
[素直にそう言って]
………わかった、んだ。
リーナのこと。
[ヴェスへ、向き合って。
そう言葉を、紡ぐ。*]
― 梟人形の記憶 ―
[大事にいつでも大事に。
ポケットの中だったり、手のひらの中だったり。
いろんなところに、僕はいた。]
『フクちゃん。』
[良い匂いって、顔を近づけて、笑って。]
『フクちゃん、フクちゃん』
[たまに、おにーちゃんと呼ぶ人の姿。
ヴェスと呼ぶ弟さんの姿。
でも、弟さんを見るときは、たまに、
ちょっと違う顔をする。
でも、いつも幸せそうだった。]
― 梟人形の記憶2 ―
[パァンって音がした。手の中から、ポーンって飛んで。
コロンと転がった。コロコロコロ…]
『………』
[コツン。ぶつかったのは、また同じ女の子の手のひら。
えへへと、ふにゃっと笑う女の子。]
『戻ってきてくれたんだぁ』
[なんでか、寝っ転がって、女の子は起き上がらなかった。あたりでは、銃声の音とか、怒鳴り声とか。とてもうるさくて。]
『……あたっちゃった…』
[女の子を中心に、周りがどんどん赤くなっていく。]
『ごめん…ごめんね…おにーちゃん、ヴェス』
[女の子は顔を覆う。]
― 梟人形の記憶3 ―
『………』
[けれど、女の子は、すぐに顔を覆った手を離して、
僕を掴んで、ずりずりと前に進む。]
『助けて、助けて…!』
[声を上げて、でも小さくて、全然誰にも届かない。
けれど、目は真っ直ぐ前を見て。最後まで、最後まで諦めなかった。どんどん、声が小さくなって。
目も、どんどん見えなくなって。動かなくなって]
― 梟人形の記憶4 ―
[小さな、小さな、息遣い。]
『なまえ……つけなきゃ、ね。』
[女の子は、指先で、地面に名前を書く。
書かれた名前]
『す……てぃー……ぶ』
[なんか、とても寂しかった。悲しかった。
いかないで、いかないで。僕はずっと、言ってた。
聞こえないって分かってるけど、ずっと。]
『……ぇ、す…お…願…、ね…?』
[女の子は、僕に弱々しく、僕に笑いかける。
最後、女の子の唇だけが、動く。]
― 梟人形の記憶5 ―
『―――い き て ね』
[ころり、女の子の手のひらから、僕が、コロコロと転がって、ころん。僕は、そのままずっと見てた。
女の子が眠るまで。
誰かが、僕を拾って、持っていっちゃうまで、ずっと、ずっと。*]
── ハイレートフロア:レストルーム ──
[ヴェスの問いは『何故スティーブがカジノに居るのか?』という意味ではあったが、スティーブが放たれた言葉>>132は、それが理由そのものとなり、問いの真意など意味を持たなくなる]
……
[涙が流れる侭ではあったが、血が凝固しているのに気づくと、視線を留めた。
それがユウヅキの行いとは察しきれず、時間が経過した物である、と浮かんだだろう。
時折、しゃくりあげるようにしながら]
……
何時も通り……だよ
リル、居るから……
怪我……治せる
…………
[様子への返答後、スティーブの怪我を治すことを、先に促すように口にする]
─ 回想/ハイレートフロア・レストルーム ─
[顔を洗っていたのか、振り返ったヴェスの顔は濡れていた>>108。
けれどそれは水を被っただけではないようで、顔にフェイスタオルを当てても雫が零れている>>109。
ぎこちない笑いが痛々しい]
……ヴェス……
[それを見遣り、ヴェスの傍へと歩み寄って出しっぱなしの水を止め。
ヴェスの横へと並ぶようにして立った]
…悲しいんだな。
[ぽつりと呟き、涙するヴェスの頭にポンと手を置く。
事情を良く知らないため、問いに答えるというのは難しい。
その代わりに慰めるように、少しでも落ち着けば良いと思い、頭を撫でたり背を擦ったりする。
厭うような素振りをするのであれば、ただその傍で佇み、ヴェスが落ち着くのを待った*]
[そのまま、スティーブ達が訪れるまで泣いていた。
ハロルドを厭うことはせず、ただ悲しみに押し流されるように泣くばかりだっただろう*]
─ ハイレートフロア・レストルーム ─
[ヴェスの瞳が赤から琥珀へと戻った後のこと。
レストルームにスティーブ達>>125が姿を現した。
ヴェスとスティーブの会話に口は挟まないが、誰?と言った表情をされれば>>133、ハロルドだと名乗る。
会釈には会釈を返し、その後は2人の様子を見守った]
…………
[スティーブは怪我をしているようだが、自分でつけたもの>>134らしい。
泣いた、と言う話やリーナと言う人物についての話を聞けば、2人に関わる共通の話であることが知れた。
組織。殺された。リーナ。泣いた。泣けた。
詳細は知れずとも、リーナと言う人物が殺されたと言うのは分かる。
悼むようにサングラスの奥で白銀の瞳を伏せた*]
── ハイレートフロア:レストルーム ──
……あぁ。5年分。
泣いてねぇのすら気付いてなかった。
[掠れ、枯れた声で、どれだけ激しいものだったかも察しはつくかもしれない。男は、ヴェスへと近づいていき、隣へ並び。洗面台の水を勢いよく出す。そして、流水へ口を近づけ、水を飲む。]
……っは…げほっ…げほ…!!
[噎せ、水を腕で拭いながら、再びヴェスへと向き直る。
水の勢いが強すぎて、顔も前髪からも水が滴り落ちていたが、男は別段気にする様子はない。
そして、どこか曖昧な表情を浮かべ、どんなこと、分かったんだという問いに、]
……聞けるか?
[喉を潤したことで、幾分か声は出るようになったが、
やはり枯れた声で、ヴェスへと、聞く*]
─ 念話 ─
『あぁ、頼む。
今レストルームの方へ行った。
……っと、ハイレートフロアのレストルームな』
[直ぐに行くと声>>113が返り、直行出来るようにヴェスが向かった場所を伝えておく。
自分が行くよりは良いだろう、と考えたのも束の間。
悶絶する声>>114が伝わり驚いた]
『おい? どうした?』
[問えば簡単に状況を伝えてもらえるだろうか。
聞いたなら呆れた気配が伝わるのは必至だ*]
── ハイレートフロア:レストルーム ──
ばか、だなあ……
[双眸が細まる。
押し出された涙が、また、頬を伝った]
……ん
[スティーブの顔や前髪から水が滴り落ちれば、しっとりしてしまったタオルの代わりに、吸水性はタオルに一歩落ちるが、チーフを差し出した。
もし、受け取らない様子なら、ヴェスはスティーブの滴る水を拭き取るように手を動かすだろう]
聞く
聞ける……
……聞かなきゃ
[双眸を伏せがちに]
だから、
教えて スティーブ
[スティーブの肩に顔を伏せるように、凭れ掛かった。
まだ涙は溢れ、肩は震えている。
自然背に回った手が、スティーブのベストを緩く握る*]
[差し出されたチーフ。ほっときゃ乾くといえば、
ヴェスが手を動かして男から水を拭き取る。
いいっつーの、そんなことを言いながら、されるがまま。
そして、聞けるか?の問に返ってきた答え。]
………
[肩へかかる重み。
背に回った手が、服を握るのが分かる。]
分かった。
[凭れかかるヴェスの後頭部へと手を置き、片方は背へと。目を瞑り、深呼吸をする。]
……まだ、聞けるか?
[これから話すのは、
どうして、巻き込まれたのか。
ヴェスの背にまわした手へ、知らずぎゅっと力を入れて。
また、男は、ヴェスに聞く。*]
─ ハイレートフロア ─
[ヴェスからの紹介>>49で、リルの前へと歩を進める。リルの隣にいるドライからは露骨な視線を向けられているのを感じた。カジノへ来てからはあれこれ夢中になって忘れていた自分の格好を思い出すと、少し照れながらベルの目的を伝えれば、即座に一刀両断される>>55。]
ははは…ですよね、カウンセリングとか、必要ないですよね。
こんな格好で失礼しました。
[見るからに快活そうなリルの顔を見て苦笑いを浮かべる。警察機構であれば専属のカウンセラーがいるのも当然だろう。なぜ彼女までリストに挙がっていたのか。]
(というより、あれ?リルさんパンツルックだけど、いいんだ。)
[「正装」という言葉に貸衣装屋の店員のドヤ顔が浮かんだ。]
[リルからピシャリとカウンセリングを断られた>>55ことで、ベルは今まで以上に小さくなってヴェスやハロルドの後ろに引っ込もうとしただろう。]
え、あ、ヴェスさん?
[レストルームに行くと言い残してヴェスは一人でどこかへ行こうとしてしまう。よくよく考えれば今日はずっと彼を振り回してきた。無理を言って連れてきてもらった上に広いカジノを案内し続ければ疲れもするものだ。]
私ばっかり、はしゃぎすぎたんでしょうか。
[レストルームに向かうヴェスにかける言葉が、「ありがとう」か「ごめんなさい」かを迷う間にヴェスはカジノの人波に消えてしまった。]
『そんじゃベルちゃん俺とお話しよっか』
え、えーと、そういうのは…間に合ってますので。
あ、違います!そういう意味じゃなくて!
[ドリンクを手渡しにきたドライからの誘いに、思わずリルの断りと同じ言葉を発してしまう。言った後に自分の発言に気がつけば、顔を真っ赤に染めて、手を横にぶんぶん振りながら訂正をしようとしただろう。*]
[まだ聞けるか?その問いに。
聞ける。続きを願う声。]
……ん。
わかった。
[男は頷き、腕に力を込める。
伝わるヴェスの体温に、伝える怖さも感じながらも、
どこか安堵も交じる。
大丈夫だ、まだ、話せる。
息を、また吐き、力が少し抜ける。]
……盗品売買。
やってる組織がさ、いくつかあって。
5年前、よっくわかんねぇ、"金属"奪い合って。
[ポツリ、ポツリ。言葉を紡ぐ。
腕に、また力が入る。]
………それで。
あいつ。
たまたま、"それ"持ってて追われてたやつ、
助けちまって。
[言葉が止まる。]
ごめ…ちょ、っと
[そう言って、一度、ヴェスの肩へと男も
頭を凭れ、少しの間があいたあと、また話し始めるだろう*]
─ ハイレートフロア・空きスペース ─
あー、ヴェスは、アタシの方の件が原因だ。
[はしゃぎすぎたか、と零すベル>>159にそうじゃないと告げて。
ベルのせいではないと伝える]
コイツの言うことは無視して良い。
[ドライに関しては素気無く言い、気になっていることを口にした]
ところで……アタシまでカウンセリングの対象に上がっていたことに心当たりはあるか?
もしくは、差し支えなければヴェスとアタシ以外に誰の名前が挙がっているか、教えてもらえるだろうか。
[ヴェスはともかく、自分が含まれていることが疑問でしかない。
何か他に意図があるのでは、と勘繰り、ベルに問いを投げた*]
─ ハイレートフロア・空きスペース ─
[しばし後、空きスペースで待機している合間、仕事用の端末が通信を示した。
端末を操作し応じれば、部下からの連絡と知れる]
どうした?
「隊長、そちらのカジノで話題になっていた例の怪盗。
まんまと盗み遂せたようです。
本部に緊急捜査の通達があった、と」
マジか。
そっちノータッチだったから気付いてなかったわ。
「隊長ともあろう方が珍しいですね」
喧嘩売ってんの?
「まさか」
[端末越しに笑う声。
部下達は事ある毎にリルを揶揄う。
彼らにとってリルの反応を見るのは楽しいらしい]
アタシは別件で来てるからね。
オークション会場にも行ってない。
「そうでしたか。
まぁ我々の管轄ではないので、そちらは本部に任せましょう」
そうだな。
それはそうと…フィーア、お前今動けるか?
ちょいと読み取りを頼みたいものがあるんだが。
「今ですか?
構いませんが…なら小奇麗にしていかないといけませんね」
お前なら普段の格好でも入れる気がするがな。
ともあれ、来てくれると助かる。
「了解しました、直ぐに向かいます」
[話を纏めると通信を切る。
端末を仕舞いつつ、手に持ったままの梟人形を見詰めた]
「フィーア来るんか?」
あぁ、これを視てもらう。
早い方が良いだろう。
それにアイツなら人にも見せることが出来るからな。
[フィーアと呼ばれる部下は自分を介することで他者にもサイコメトリーのイメージを伝えることが出来る。
捜査には重宝される能力だ。
勿論、知りたい本人がそれを望まないのであれば、言葉で伝えることもする]
[やがて、カジノに警察機構本部の職員らが現れ、オークション会場へと入っていく。
関係者の事情聴取をしたり、追跡可能な痕跡が残っていないかの捜査が始まることだろう*]
……ゆっくりで、いいから
スティーブ、大丈夫。
[ベストを緩く掴んでいた手を解き、片方はそのまま背にあてた侭、片方はスティーブの背中を撫でた*]
ー カジノのどこか ー
[ちょん、と休憩スペースのベンチに座って少し一休み。
いろんなゲームがあり、いろんな人達が熱中するこのカジノ。とても『あつい』場所でとても『オモシロイ/タノシイ』場所なのだが、その熱意に当たりすぎて疲れたらしい。
近くにいたであろうエイシンに頼んで少し休ませてもらう]
……たのしくて、あったかくて、おもしろい
…けど、体が、重くなって、きた…多分…『ツカレタ』?
[セーガは色んな言葉を口にする。指を折りながら今日覚えた『いいこと』を数える。 まるで、インストールされたデータを確認しているかのように。 ひとつひとつ、丁寧に。
読み込む時間はとても遅い、だけどその分獲られたものを慈しむように*]
……わ、かんねぇ…それは
[腕に力を入れたのは、知らず縋るようなもので、ヴェスの問いが原因ではない。
が、ヴェスの問いに、そう答え、首を小さく横へ振る。]
……
[ゆっくりでいいからと、ヴェスの手が背中を撫でる。
は、と息を吐いて、落ち着きを取り戻していく。
小さく頷いて、]
カウンセリング対象ですか?
私は中層のカウンセリング施設に所属しているのですが、そこからリストが送られてきまして。
[カウンセリングの対象を問われれば特に迷わずリストを表示させリルへと見せただろう。]
でもよくよく考えたら変ですよね。
警察機構所属のリルさんに私がカウンセリングを行う必要性はないように感じますし。
しかも、事件に関する記憶を覗いて報告しろって言うんです。
[口にすればするほど妙である。当時は働き口を失わなかった安堵感と上司の仕事の肩代わりに必死だったが、自分の言葉で誰かに話すと疑念は増すばかりだった。*]
ちなみにリルさんは、このリストに載っている方々とはお知り合いですか?
[リルがリストを見るのであれば、ベルからも質問をしただろう。*]
─ カジノのどこか ─
[セーガにくっついて、むしろ引っ張り回してカジノ内のゲームをあれやこれやと体験する。
やがて、セーガが休みたい>>172と伝えてきたので、休憩スペースへと移動した。
『影身』はそろそろカジノに飽きて来た模様。
休憩スペースへ移動する前にノンアルコールのドリンクを手に入れ、内1つをセーガへと渡した]
うん、合ってるんじゃない?
だいぶ歩き回ったしね。
疲れても当然だぁ。
[ひとつひとつ言葉を覚えていくセーガににこりと笑う。
表情はあまり変わらないものの、以前に比べて表現は増えたよう。
積み重ねているのだなぁ、と充填されていく様子ににんまりとした。
セーガに満たされていくのは正なるもの。
周囲に恵まれている、とそんなことを思った*]
……助けちまって。
[また、同じ言葉を続ける。]
それが原因。
あいつに流れたって、その後連中が勘違いしたみたいでさ。
[ははっと、力なく笑う。可笑しくて笑ったのではもちろん無い。もう、どう反応したら良いのか、わからない。そんなもの。]
─ カジノのどこか ─
…ん、ぁりが、と。
[エイシンに渡されたドリンクを受け取りごくごく。冷たい。火照った体が冷まされていった>>177。 ぱたりぱたりと指折りのひとつにドリンクのことを追加する。
とてもひんやりで冷たくて、でも、美味しかった、と。]
[そしてふと、指を折ってる途中にはたと気づいてエイシンに聞く]
……そーいぇば、エーシンは、ショーを、みに、きたん、だよね?
…なんで、こんなに、おれに、色々、教えて、くれるの?
[首をこてり。 そう、よく考えればエイシンとは道で会っただけなのだ。教えてくれる義理は本当はない気がする。と、記憶を辿り1番最初を思い出したことで、疑問が湧いたのだ*]
あいつ、そんなもん持ってねぇのに、
持ってるって思われて。
で、そんときに、たまたま、さ。
対立してる奴らがあいつの店の近くにいたみたいで。
そいつらに流したって思われたみたいで。
[だんだんと、言葉がまとまらなくなっていく。
言葉を止める。しばし、無言。
口を開く。]
……でも、そんなのはどうでも良かったみたいでさ。
なら、持ってるとこから奪えばいいって。
いつもどーり、お互いにドンパチして、奪うだけだってさ。
[そして、5年前のあの事件。]
[話しながら、どんどん腕に力が入って、
ヴェスに伝わっていただろう。
やがて、ふ、と力が抜けて。]
……悪い、ぐっちゃぐちゃで、
わっかんねぇよな。
[最後に、ヴェスに、そう、言った*]
─ カジノのどこか ─
んー?
[なんで、と問われたこと>>179には生返事のような声]
ただの気紛れ、かな?
[特に理由なんてない。
ただやりたいようにやってるだけ。
面白そう、と思ったことに首を突っ込んでいるだけ]
セーガ、後は一人でも大丈夫?
そろそろ帰ろうと思うんだ。
[”ショー”も終わったんだし、と理由付けて首を傾いだ*]
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