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神浪男子高等学校の男子高校生は、仁楼女学校の女生徒と仲良くなれましたかね?
せんせーは出席を確認しました。ふつーの生徒が1名、せんせーが1名、副担任が1名、男のコが2名、女のコが3名いるようですよ。
ー回想・追記:川のせせらぎの中でー
魚寄越せと言わないのであれば、僕の出来ることは釣り方を教えることだけであろう。それも漁師の方の方が上手いだろうからな。
[>>0:334 事情を説明されれば矢張り女子達か、と。
どこまで本気かは分からないが彼が女子を(少なくとも、付き合わない状態で)怒らせるようなことをするのは珍しいように思われ。まぁでも、彼ならば全てを口説きと誑かしに変えるのではなかろうかと。
いて欲しい時に、心の隙間に入ってくる事の出来る彼は。
賛否両論あるのかもしれないが、普段から嫌いで無い人なら皆好きなのであろう。
資門のいつもの3人も______矢神は若しかしたら昨日からかもしれないが_____彼のことを好いているものだと、思っていた。]
[だから、逆に気兼ねなく友人として付き合うことが出来るように思う。
選択肢を狭めれば、それだけそこ___友人付き合いに集中出来るのだから。
あぁ、でも。そうだ。
井村があの3人の誰か乃至は複数人と惚れた腫れたをやり始めて、離脱したなら。
きっとその各々に対して寂しさを覚えるのだろうな、とは思う。]
[魚が欲しいという者に、釣り方を教えるのを勧めていた書物は何だったか。
結局学年の男子に最低限必要な分くらいは釣った後、あまり釣れてない者への釣り方の指導に入っていた。
料理の光景は井村を楽しませるのだろうか、などと思いながら。彼女らがまさに見せ場を作っているときも、配膳の間も。全く以って彼女らに関与はしていないだろう。
求められていないから、応えるものも、そこには無い*]
楽しかったー、林間学校。
[井村が特にツボだったので、改めて思い返す]
醤油差し。まさかあんな使われ方がするなんて。
[自分が渡した醤油がかかった塩焼きを見た時の井村の顔に思い出し笑い**]
めも
21日〜22日 (プロ)林間学校
23日朝 (村開始)
23日〜24日 (1d)日常ロール+矢打ち
25日朝 (コミット)宗像先生転籍
25日〜26日 (2d)なんか(恋文口説きモード)
27日朝 (コミット)副担任投票(恋受入れ)
27日〜28日 (3d)なんか
3/1朝 (コミット)校長投票END
3/1〜3/4 (エピ)
[疲れた本の虫は夢の中
隣に冷めかけた魚を細々つついている
井村に気づけば、怪訝な顔で]
……まあやちゃんと一緒に食べなかったんです?
[と、問いかけるでしょう**]
[林間学校が終わってから西野と柔道する機会があれば、対面で組めば頬を染めてちょっと目を背けたりしたかも]
ごめん西野。大丈夫だから投げて。
[自分から投げをお願いするのは珍しいことで、さて、西野の反応はどうか**]
[井村を見かければ、しおらしく挨拶して、目の端で、今日は何を持っているか確認するだろう]
おはようございます。
[そして、今日は何を持っていたか同級生に面白おかしく話すだろう。もっとも、面白いのは自分だけかもしれない。お園さんは呆れていたし**]
[西野が胴着を整えれば、そそくさと自分も整える]
なんかごめんね、中断させちゃって。
[勝手知ったるなんとやら、何度目かの対戦になるから、麦茶を薬缶から茶碗ふたつへ移す。ひとつを西野へひとつを自分へ。
西野が何か言いたそうにしてるから言葉を待った]
あわわ。
[いつもを知っているからいつもと違うのはすぐにわかった。謝り倒したいが、それをしても声にこもる不機嫌さは増すだろうと]
なんでって、西野と組み合うのが楽しいからで、それ以外の意味は無いよ。
[嘘ではない、と真っすぐに見返す瞳も髪と同じ浅緋色]
他になにがあるの。井村の嘘とか信じてないし、信じてるなら西野と柔道する意味なんてないよ。
[濡羽の中の真意を探ろうと考えれば、井村との柔道に思い至った。浅緋色が揺れたのは一瞬だけ、濡羽色はそれを見抜くやもしれず。
でも、得難き友人をなくしたくなかった]
……嘘?
[>>15 揺れる瞳こそ見抜けるものの、更にその中の真意にまでは到達せずに。「嘘」の内容には、その場で思い至れず聞き直す。
女であることを前面に出すのなら、柔道をする意味があるのか?と問おうとして。それは過ちであることには口をつく前に気がつく。
間違っている点は2つ。
1つ目は男と女として性別の差別をしていること。
もう一つは、]
もし、君を守るべき婦女子として僕が扱ったのであれば。
君は僕を軽蔑するのかね。
[1人の女子として、君を見てしまいかねないこと。これまで以上に。
そうなれば、全てではなくとも。多少の変容はあるやもしれず*]
[さすがに座り柔道の話はできず、口を噤む。
いらない事を言ったから、あの顔が頭の中を一瞬占領しただけ。
身構えていた時に出た質問は思いもよらぬもので、暫し呆けたけど]
軽蔑なんてするはずないよ。守ってくれるって約束、無効じゃないよね。
[何を考えているのか、推し量ろうと濡羽色を覗き込む。対面に座っていても、頬が上気しないし、約束を無効にされるのが嫌でもっと近づいた。茶碗にぶつかって麦茶を零した]
あ、ごめん。
[布巾で麦茶を拭くため慌てて屈めば、胴着の合わせから膨らみが見えただろう]
[座り柔道についての問いが続かなくてと、約束について無効ではなかったことに]
良かったあ。
あ、ごめんなさい。わたしはだいじょうぶ。
[自分でやると言われればそれ以上手は出せず]
ちぇ、どちらにしろ今日はこれでお開きだね。
ほんとにごめんなさい。
[立ち上がってびしりと立ち一礼]
本日はありがとうございました。また後日よろしくお願いします。
[挨拶をして、それでもしばらく汚れがとれるか見ている**]
[その言葉に対する返答を受け取ったかどうか。
何にせよ、剣道場を先に失礼する事であろう。
自室で着替え、一先ず胴着は水に浸け。
こちらは何時もと同じように、途中まで送るなり何なりしようとした筈だ*]
村の設定が変更されました。
[西野の言葉に驚く]
うん。知ってる。あたしはおんなで西野は男。
[知ってはいるが、わかってはいない。今は、まだ。
西野の家の空いている小部屋を借りて着替える。初めて柔道をしに来たときは胴着で来て、周囲に変な目で見られたと言ったら次からは着換えを持ってくるように言われ、それから借りて着替えている。
送って貰う道すがら、さっきの西野の言葉を考えているから黙ったまま。いつもの辻に差し掛かれば]
あ、いつもどおりここまでで良いよ。男の人に送られて帰ったら父がびっくりしちゃうから。ありがとう、またね。
[手を振って辻を曲がった**]
ー林間学校の後・ある日の朝ー
[西野家の朝は…多分普通であろうが、自分の朝は早い。虎の刻の間に目を醒まし、洗顔してすぐに着替え。
そのまま軽く、走りに行く。資門の校区の半分を回るように走るが、それだけでも多少は汗をかく。そしてその後に、暫しの神経統一を兼ねた瞑想を行ない、剣道の型をなぞる。最後に軽く日々の鍛錬。
朝餉を頂いてから、また小走りに高校へ。
柔道部の朝練は、筋力を付ける為の鍛錬が半分、打ち込み、乱取りと続いて行く。
始業時間の四半刻前に朝練を終えれば、漸く朝はひと段落するのである。]
お早う。
[級友にそう声を掛け、話の輪に加わるか読書にふける。そうして、]
……宜しくお願いします。
[>>22 講義が、始まるのだ**]
−林間学校明けの日常−
[生活の習慣は林間学校前と変わらず。ようやく学校にも慣れたところであった。変わったとすれば、時折、登下校中の最中に隣の校舎を気にするようになったくらい。
登下校時には、校門の前には、誰かを待つ女学生や、女学生を気にする男子生徒が彷徨くことがよくあった。もちろん、このご時世だから、表向き一緒に帰ったりはできるわけもなく、なんとなく目線で挨拶した後、駅前まで行ってから会話をするとか、一応体面を気にする学生がほとんどだった]
紫織ちゃん、まあやちゃん、一緒に帰ろう?
[園子と言えば、いつも通り、三人一緒の行動が多かった。
ただ、最近矢神の元気がいつものような感じではなく、空元気というか、無理している笑顔だったりするのが気になっていた]
― 林間学校後 ―
おはようさんですなぁ
朝練しとったんやね、大会とか近いんですのん?
[西野の挨拶を受ければ、最近引き直したらしいおみくじ(*06小吉*)をぴらって挨拶を返した。
最近の朝練に気付いたのは登校前に神社に寄るぶん早く出たときのことだろうか]
[ええ、寝ぼけていましたが
覚醒しました経った今ね!>>28]
作った物”だけ”一緒に食べてきた、なんて
貴方割と酷な事なさいますのね
残した料理をどうするか、とまあやちゃんが
気になってしまうかもしれませんのに
料理は雰囲気も味わうものですよ
……私は、お園さんの。友達の
作った物を食べてほしかっただけです
[あと、お行儀が悪いですよと
ぴしゃりと彼の御膝を叩きます>>28]
そうすれば。料理の腕を揶揄する等も
できない位ぎゃふんと貴方をいわせられるでしょう?
[しかし――摘まんだのは塩焼き。彼女作の煮つけがない。つまりは
お園さんと食べてきたのですか?律儀ですねぇといっそ其処迄貫き通せば清々しいとばかりに彼を見ました]
− 林間学校明けの頃 -
[変化するのは人間関係も、心の模様も
そんな緩やかな或いは鮮やかな変化を
変わらぬ本の虫は眺める日々である
新緑が初夏の風を運んでくる頃
3人で行動することの多くなった私たち
唯、お園さんと一緒で気になるのは
空元気にも見える、まあやちゃんのことで]
ええ、お園さん
一緒に帰りましょう。まあやちゃんはどうする?
[と、風呂敷に教科書包んでよいしょと背負い
一緒に帰りましょうとばかりにととっと駆け寄った]
[算術は好きです。でも社会はもっと好き
新しい知識を得られる機会
学生ですもの勉強万歳とばかりに
勉学にはより一層熱心な生徒が此処にいたのだとか]
ねえねえ、紫織ちゃん、算術教えてよお。
このままだと、赤点になっちゃう。
[商売人の娘だというのに、算術が嫌いとか、どうなってんだと、家でも興られる毎日]
ごめんなさい、甘利先生。わたしはお園さんが本命、紫織ちゃんがお妾さんなの。
[一夫一妻制が発令されているので。よよよ、と、泣き真似をした]
いや〜、みなさんと揃って食べることができれば御膳をまるごと楽しめたのでしょうけれど……
肝心の園子さんはうちよりも料理食べてほしいお人がおるみたいで……うちには目もくれずですわ、せっかく醤油がええ塩梅に効いとったのに
――そのお人が美味しい言わはるなら園子さんにとってはそれでええんとちゃいます?
[少しだけ寂しげに笑って――
叩かれてもしばらくは行儀の悪さを直さなかった膝を正して]
算術はあれです、数式と記号を当てはめる
ぱずるみたいなものですから
私でよければお教えしますよ
とはいえ、最近ではまあやちゃんどんどん算数の
成績よくなりましたよねぇ
[凄いです。と微笑ましく2人を見ています]
……あと、あのとき藤乃さんがいちばん燃えてはったん、うちよう見てましてなぁ
あの料理している後ろ姿はそうそう忘れられませんえ
藤乃さんは園子さんのために作らはったんやとしても、うちは藤乃さんに焚き付けれたから釣って来ましてん――そのお人の作った料理食べたいと言うたらあきまへん?
はい、言うてほしいなぁ
食ってみいや受けて立ったるわ、みたいな調子でもええんやけど
……あ。
……………んま
[いつもならそう微笑んで手にしているお供を振って見せたのだが、醤油差しを園子に渡して空位になっているのに気がついた。
藤乃を見据えても手持ち無沙汰なのはどうしようもなかったのか、ごまかすため、箸でつまんでいる塩焼きを口元に――思わず少し感想が漏れた。]
あらあら、私はお妾さんですか
では離れで暮らしてよよよとかしとけばいいです?
[泣きまね。のふり
お妾さんのいめぇじはだいたいこんなもの]
ぱずるねえ。
うち、将棋とか囲碁とかも全く駄目なんよ。あの、まーっすぐに敷いた線見ただけで目回るの。
高校になってから、両手で数えても数え切れなくなってきたし。
[どうやって中学出たかは不思議]
あ、あ、泣かないで紫織ちゃん。ほんとは2人とも愛でたいだってば〜
[こういうのがお園さんが感じている空元気なのだろうと、本人は知らないまま]
あーん、どうしてわたしはおんななんだ。おんなは婿になれなかった。
男女皆で一緒に、というのは
流石に難しいでしょうね。学校は隣同士ですが
此方も一応女学校ですしね
あら、そうだったんですか
お園さんにそんな方が……春ですねぇ
――……
[もう一度、膝を叩いておきましょう
行儀の悪さを直さなかったからというわけでは
ないわけでは、ないですが]
自分が欲しかったなら。寂しかったなら
素直にそう言ってお園さんを引き留めれば宜しかったですのに
肝心なところで、貴方臆病ですよ
そんなんじゃ、大事なものも何時か取りこぼして
後悔しても後の祭になりますよ
[そんな風に寂しげに笑う位なら
どうして揶揄めいた風な何時もの様子で誘わなんだとばっさり]
そりゃあもう、お友達の理不尽なる汚名返上の為です
腕がなるというものですよ
とはいえ私は手伝い程度ですけれどね
ってあら、本当に見てたんですか。律儀な
別にいけなくはないと思いますけど
……ほんと、こういうことは
貴方さらりと言える人ですのにねぇ
ふふん、どうです
[美味しいでしょう。と
ふと手に何も握られていないのは
確か園子に調味料の瓶を渡したからかと目にする
――そういえば、彼はどうして何かを手にしているのか
何でもいいのにそれがないと落ち着かない理由は何か
まるで”らいなすのもうふ”の様に]
縋るもののない、貴方だと少しだけ素直なんですね
……まだ、”縁”を探してるんです?
[何時も飄々としているなか、打たれても冷たくされても
めげないように見えながら
寂しさだけはふとのぞかせるこの人だ
アンバランスな大きな子供にも思える人に
何気なく問いかけ、目の前の川を見遣った]
算盤はできるのよお。何せ家で皆使ってるから。四則演算以外ができないのよお。
[鳴き真似しつつ]
いいの、商売は足し算引き算ができれば十分なんですから!
[開き直った]
臆病、か――
そうですなぁ、うちそういう人です
せやから人の痛いところ抉るんやめてもらえます? ――なんて言いまへんよ、わかってくれる人がおるんを喜ぶべきなのは分かってますさかいに
[冗談で寂しい表情を見せることもできたのだが、微笑みはさらに増して。
ただ代わりに、さらに膝を叩きに来る手や裾を掴み返そうとした――自分の意志なのか、それとも空いた手が最も安らげるものを見つけたからなのか]
[藤乃の手とかを掴めても掴めなくても、一度箸を置いて彼女を見つめて]
素直に言います
あのとき料理している姿をいちばん見てたんは――藤乃さん、貴女です
園子さんを悪く言ったのは申し訳ないです、なんぼでも謝ります
けどああ言われて、うち楽しかってん
せやから、ええお魚釣れたんやと思います
――料理の評価は、全部食べ終わってからでよろしいです?
[その返事を聞く前にまた箸を手にし塩焼きを口に運び始めるだろう。
全部食べるだけの評価をしたわけであり、それまで付き合えという意味もあっただろう]
綺麗とか、そんな。
[頬が熱くなって俯いた]
そういうお園さんはどうなのよ。初めて会った時からずっと綺麗だったからわからないけどぉ。
枯れ尾花
[私はどうせ”高嶺の花”なのでしょうし、と
話にくい人扱いされていたことを思い出して
今度は此方が揶揄する番であると
そう思っていたけれど――]
……それは。鬼気迫るからだったかしら
とはいえ。まぁ、貴方が楽しめたのなら
それはそれでよかったと思います
此方も本音を言えばですね
貴方が愉しそうに魚持ってくるのを見て
ああ、この人愉快だなぁとは思いましたよ
あと、茶化しながらも真剣に魚を持ってきたのは
――普段よりかは幾分か、
貴方の本気が見えて、良かったと思いました
ま、全部食べ終わったなら
感想でも聞かせて下さいな
一料理人として、聞きとうございます
[この頃では、家庭では男厨房に入るべからずが主流だが
一流の店の厨房は、逆に女人禁制が多い
故に料理の腕を磨こうが
正当な評価を貰えぬままに育った老舗の娘としては
忌憚なき感想を求むのであります
それは貴方が食べ終えるまでは暫しお喋りでも何でも
付き合いますよの、無言の肯定でもありました]
私からしたらお2人は十分綺麗です、けれど
――どうしてでしょうね。何故か
皐月の風が吹く頃に合わせ
お二人が綺麗にどんどん咲いていって
なんだか置いていかれたような心地すら覚えちゃいます
[園子とまあやの女子トークを聞きながら
風に蕾を揺らす様に。ふんわり笑んで]
ふふふ。
いのち短し 恋せよ少女
朱き唇 褪せぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
[最近流行った『ゴンドラの唄』の歌詞だった。最近良くラヂオで聴いていた]
うち?うちは綺麗言わないわよ。恋してないもの。
[暗に矢神が恋していると言っているのだけれど]
なに、紫織ちゃんだけ、一抜けみたいな言い方して。
お主こそ、林間学校では、夜討ち朝駆けで殿方と逢瀬してたではないか。お奉行の目を誤魔化せるとでも思ってか。
この紋所が目に入らぬかー。
[東京で流行っているという歌舞伎の物真似で茶化してみる]
紫織ちゃんも可愛いよ。
[紫織ちゃんの髪を乱さない程度に撫でて]
恋って、誰が誰に。わたしは……身に覚えはないから。
[ぱたぱたとこの場から逃げ出した。顔を両手で覆っていたが両手が熱かった**]
[食べながら会話は進む。
無作法ではないのだが、饒舌をおし黙らせてまで静かに食べる気はあまりないらしい、そういうのは一人の時で十分だ]
こうして話していると、わからへんなぁ……うちなんで藤乃さんを高嶺の花と思ったんやろなぁ
うち、自分の感性は疑わん性質ですから、藤乃さんを高嶺の花と思ったのなら高嶺の花に間違いないはずなんやけど
せやから訂正はしまへんよって
――ま、高嶺の花とか言うけど、実際うちが知ってる高嶺なんて場留多のお山がせいぜいやけどね
あそこ昔、お城がありましてん――
[藤乃が意外と気にしているらしいことに気付かず、たまたま鉢合わせした内容。
そこから世間話とか、意外にもごく普通の楽しい食事風景に――料理人として回答を待つ身に似合わないように]
あ、まあやちゃん!
[駆けだして行った矢神を手で追ったが、その素早さに追いつかず]
あれえ。
あれ、完全に図星だねえ。
[と、藤乃を振り返る]
あら……終わってもうた
[実は藤乃自身が食べ損ねていて空腹であるなど、本人かその腹の虫にでも言われなければ気がつくわけもなく。
何もなれけば気がつけばすっかり平らげて。
なお塩焼きの骨の残り方の綺麗さ14点。]
[静かに1人豊かに食べるのを尊ぶ時代は遥か未来
折角人がいるのだし、話しながら食べるというのも
また、遠足の様でよいではありませんかという奴です]
さぁ。多分私が話しかけにくく
面白味もないからこそ手折る必要がないと
認識でもしたのではありませんでしょうか
訂正を求めてはいませんので、お気になさらず
……場留多の?まぁ!それは一体どんな話ですか
お城、そこもっと詳しく
[歴史系の話題には食いつく。地元近ければ尚の事
まぁそんなこんなで食事風景は
にぎやかなものになったのでしょうね]
ーとある日の放課後ー
『始めっ!』
[掛け声を聞いて一歩二歩、前に出る。擦り足で前に進み、右組で組みたいと思うが相手は左組の先輩である。
ケンカ四つになって圧力を掛けようとするも、先輩の方が体重があるのもあり圧力は掛けられる側。]
……はっ!
[気合いを込めて巴投げを狙うも、不発。
逆に横四方固めから「世界一周」なる押さえ込みの変形の連続で時間を稼がれる。]
……っ!
[一瞬の変形の隙をついて俯せに逃げ、再度返そうとするところを掴んでの背負い投げ。有効を取り直した。
其処からは互いに技の掛け合いと返し技の狙い合い。すぐさまに時間は過ぎ去った。]
――ごちそうさま。
ええ魚やったなぁ、これ誰が釣ったんやろか
[箸を置けば第一声は料理への評価ではなく、肩透かしのような内容とともに箸を置いた。
やがて――]
…………。
……………………。
[ためる。]
星空だけじゃなく、川縁で仲睦まじくされてましたよねえ?
[あの影が誰だったのかは分からなかったが、多分あの人だったろうと]
りょ、料理は、あれは、その...配給された分だけでは足らないだろうと思って追加差し上げただけですわ。
[かなり無理のある理屈だった]
『「進入生」気合い入ってねぇ?』
『部長と引き分けやがったよ、判定なら部長になりそうだが』
『組む時の気合いヤバいな、負けてられっかよ。』
お疲れ様です先輩方、次お願い出来ますか?
[幾つかは耳に届き、幾つかは聞き流しながら。「判定無しで負けるまで組み続ける」練習をこなし続ける姿は、何処か自らを追い込むかのようなものだった模様*]
あ。井村さんだったんだ。
[と、ペロリと喋ってしまう。こういうところで壱枚持って行かれるわけで]
紫織ちゃんって、モガなのね。
[二人ともに気があるなんて、とは心に止め]
[溜める間に藤乃が少し焦れているようだ。
あのときの釣りのときと同じだ、川底に重りを落としたら跳ねさせて誘い、寄ってきたところを引っ掛けて釣り上げる――
釣果が出たのもあるが、ピンコ釣りという名前が特に気に入ったので――何度も言うけれどちゃんと実在しますからね]
……。
[藤乃が淡々としているさまの真意に気付いているのかいないのか――まずその回答とばかりに少し体を寄せる]
モガ?
……お園さんが、そういう風にとらえるということは
何か思うところがあるのではないでしょうか?
[何方かに、何方に?
と、微笑みながら尋ねますが
私の心模様の方は、本で隠してしまいましょうか]
ぎゃふん。
[あのときの彼女の剣幕がきっかけならば、ぎゃふんと言わされるのが最大限の評価だから。
――無学な身なので慣用句だとは知らなかったが。**]
進んでるといいますか
井村さんの場合は勝手に寝ていた私の横で
魚食べてただけですけどね
[隠れてると思うのですが?どうでしょう]
園子さんこそ。魚を追加で差し上げた殿方に
懸想しているのではございませぬか?
[此方は真っすぐすとれぇとでございます]
紫織ちゃんったら、狡いですわね。
うちの質問に答えないで、質問で返すなんて。
[とは言っても、それほど怒っている様子もなく]
紫織ちゃんがきちんとお答えしていただければ、うちもお答えいたしますわ。
いや、待った、待った、待ったですわ。
やっぱり、そこは心の中に止めておきましょう。
[正直自分でも気持ちの整理はできていなかったし、心の中で芽生えたこの小さな鼓動が何なのか、自分でもよく分からないから]
ーある日の昼ー
…お疲れ様。
[昼、級友に声をかけて教室を出る。
基本的に昼食は1人で取るのだ。何故なら図書室で本を借りるなどして、書を片手に食べるからである。
校舎の屋上、2冊の本を携えて。片方は先日借りた西洋の星座にまつわる本であり、もう片方は幸田露伴の『五重塔』であった。
校舎からもう一つの女学校は見えるが、特段気にすらことはなく。こうして、暫しゆっくりと時間を過ごすのだった*]
そうですね、その2人のうちのどちらかが
少しばかり気になっております、と
[相手はそう思っていらっしゃらないとは思いますがと
付け加えはしましたが]
――ということです
やっぱりなし、は通用しませんよ?
[とは言いますが。彼女が言わぬのであれば
此方もまたそうつつきは、しないでしょうね
なにせ、之が恋かどうかも
今の私は――……自分自身にも内緒の秘め事]
ですわよね。
なんでしょう。うちも何故こんな話を...。
えと...気にならないって言うと、嘘になるわね。でも、懸想と言われると、それとも違うというか。
別に初恋でもないのにね。どうしてこんなに迷うのか分からないのですわ。
[自分から言い出したからには、内緒というわけにはいかないのは分かっている。でも、これが今の精一杯の答えだった]
ふふ、淡さもまた青春というやつなのでしょうね
迷いは、きっと誰にもあるのではないでしょうか
そうですね、多分ですけれど
それに言の葉をつけてしまえば
なんだか関係が壊れてしまいそう、とかで
[精一杯の答えであろうそれに、微笑み頭をなでなで、と]
青春ねえ。
[頭をなでなでされながら、そんなことをぽつりと漏らす。
青春とは誰がつくった言葉だったのだろうか。青臭いと大人が思うところが、こういうところなのだろうか。まだまだこの少女たちには分からない]
あのね、困ったときの神頼みっていうけど、神様に聞いてみようか?
[ふと思い至ったのは、どこだかの神社にあるらしいという恋神籤]
神頼み、ですか
それはいい考えかもしれませんね
とはいえそれが叶うかどうかは未知数というやつですが
御籤に思いを乗せるもいいかもしれません
[かみさまのいうとおり、なんて嘯いてみる]
ふふ、この機会に算術をもっと学んでみては?なんてね
八卦のはずれを引いたら悲しくはありますが
まぁ、神様のいうとおり、で
――じゃ、いつ行きます?
1人ずつか、或いはみんなで、か
赤点にならないくらいでお願いします、師匠。
[と、ペコリと頭を下げる]
はずれたらはずれたで、神様の言うとおりなんでしょう?
[神頼みだけに]
できれば、みんなで行きたいねえ。
...というか、どの神社に行けばいいんでしょうねえ?
や、うちの考えなんやけどね
時代も変わっていろいろ新しゅうなって、特に世の女性の立場がどんどん出てくるみたいなこと言われてますけど――
恋路を踏めば踏むほどわかりますねん、男って力がいくら強かろうが女性にはどうやってもかなわへんねんなーって
顔を近付けただけで女性って奥深いなーって思いましてん
赤うなって、弱々しくなって――初心の極みみたいで本当にどうにもできへんお人もおりました
逆にまーったく動じなくて鼻つまんでくるお人もおりましたなぁ
――これぞ高嶺の鼻でございます、ってやかましいわ
[自分の膝を叩いた]
残念ながら私は踏みしめる恋路の道は
五里霧中で見えぬままでございますけれど
男だ女だ、関係ないのです
女の枠に当てはめて
そのままの自分を見てくれない人に
何を動じる必要がございましょうか
女にはどうやってもかなわないというのは
その初心な方には誉め言葉でしょうけれど
私にとっては一緒くたにしないで頂きたい
……と、ひねくれてしまいますね
[ですから、高嶺の鼻といたしましては]
負けたなら、勝つまで何度でも
私でしたら諦めません
それを強要するつもりは一切ございませんけれど
さっさと負けを認めるのって
つまらなくありません?
だって一旦ついた勝負
それ以上進みようがないでしょうし
貴方、口がお上手で
恋多き人の様ではございますけれど
意外と真っすぐな方なんですねぇ
[それで納得してしまわれるなんて、と]
― ある日の昼 ―
……で、これ『小吉』でっしゃろ?
これ、『こよし』って読めますやろ?
で、世にはきっとうちと同じ頃に『中吉』を引いた女性がおると思うんよ
もしそれを引いた女性と出会えれば『なかよしこよし』になるわけで――
こんなのありえへんかなぁ?
……中吉引いた女子に心当たりあらへん?
[『小吉』をぴらぴら振りながら、西野のゆっくりとした時間(>>86)を思いっきり妨害していた。
しまいには――]
やっっっほーーーーーーー!!
[隣の女学校に大きく手を振ってみせたりで。
おみくじ引き直してからいろいろ割り切り直したようである。*]
[ちなみに大きなやっほーが
とある日に聞こえたならば
また2人で何やらお喋りでもしているのでしょうか
なんて思いながら、其方の方をちらと眺めた事でしょう
――恋の御籤かはわかりませんが
御籤の引ける神社、このあたりでご利益ありそうなところ
ありましたっけ、あなかしこ]
じゃあ、うちも、家の人に聞いてみるね。紫織ちゃんも何か分かったら教えてね。
[と、その日はいつもの交差点で分かれたことでしょう。
件の人が女子校に向かってやっほーするのは、またその後日*]
おー、おー
いつもの面子とか言えるほど仲良うなったんやなぁ
進んではりますなぁ
[林間学校終わって別々の学業に戻っても何かにつけ校門前でいろんな女子と会っているわけで――西野が巻き込まれることももちろんあっただろう]
それでええんやったら調整かけとくよ
……あ、君が中吉引いたらやったな
そのときは君が小吉引いた子探せばええんちゃう?
なかよしこよし――やで?
せやから、場所はうちがこれ(小吉)引いたとこや
今はいまいち廃れ気味やけど、結構由緒正しいところなんやで?
[などなど、静かな時間は最後まで奪ったままになったろうか]
ま、今日のところは勉強させてもらいましたわ、そろそろ帰りますか?
魚も美味しかったし――これで園子さんの引き立て役は勿体無いわ
次があったら、藤乃さんだけのいただきたいなぁ――もっと簡単なやつで
[そういうところが高嶺の花だったのかもしれないが、本人はもうその表現は使う気はなく。
宿舎への帰り道の話題はと言うと――]
――ええ城攻めの本あらしまへん?
[負けはその都度認めるが諦めはしないタイプらしい*]
道は誰にでもあるものでしょう
なければ踏みしめ、作ればいいんですから
攻めさせるには籠城の要の関所の門でも
開く函谷関の鶏を持ってきますか?なんてね
[いつの間にか城塞化した私は、
引き立て役は勿体ない、なんていうものですから
貴方私が主役に立てるとお思いか、と
苦笑しないない、なんて言いつつも]
簡単なのでしたら、まぁ握り飯位は作れますけど
[高嶺の花の表現よりも
もっといかつい城になりますれば
城責めの本をと尋ねられ
迷わず戦国の城という本を進めるあたり
歴史系の本好きの本能が発揮されていたのでした*]
― 原田家 ―
番頭さん、そんなわけで商売繁盛を祈願しにお嬢さん誘いたいんやけど――
大丈夫、送り迎えはちゃんとしますよって
送り狼とかなりませんって、うち占いとか霊媒とかの類の人間ですやん
[千両箱の話の際、実は人が入って琵琶湖に沈められる千両箱について(冗談で)本当に制作費見積もりをかけて以来、番頭さんとは仲が良かったりする。
後日、家の中で園子の口からおみくじの話が出たなら誘いが来ていることが伝わるだろうか。]
[友人でなければ、身支度は必要。もし、両親の大切な客人なら尚更。髪を梳いてから簪で止める。姿見で確認してから、階段を降りて店先に出る]
お客人って?
[と、番頭さんと話込んでいる姿を見て、ぎょっとした]
井村さん?なんで、ここにいるの?
あ、いえ...今日はどんなご用事で?
[おしとやかに言い直す]
ーある日の夕ー
[日頃は講義が終わり次第柔道に勤しみ、帰る頃にはもう暗く。行きとは違い帰路につくのは歩きである。暗いから本を読めるわけではないが、その日にあったことを想起している。]
……。
[今日は違うが。まだ明るい中なので書を読みながら歩みを進める。神社、か。
神頼みは碌にしない______自らの力で切り開くものだと思っているから______ので、この辺りであれ殆ど神社は知らない。
さて、皆集まるだろうかと。各々の姿を想起してみて、一つため息をついた*]
……まぁそういうわけで、うちと西野くんで神社行こうって話になりましてなぁ
よかったら女子たちもどないでっかって
うちがこれ引いてる神社
――園子さんのおかげで凶が吉になった、ご利益あるところ
[入学以来の自分や周囲の環境の推移を考えれば、自分では『吉』と呼んで差し支えないだろう、それが園子に伝わるかはともかく]
今もうちょっと詳しく調べているところなんやけど、結構由緒あるところみたいなんよ
何か祈願とか占いたいことあったら、ええ機会や思ってくれへんかなぁ?
[もちろん『中吉』を引かせる野望は伏せている]
……にしても、今日はまたいちだんと別嬪さんやなぁ
[店の人も聞き耳立てているかもしれない場所である、褒め言葉は社交辞令を超えない範囲で.*]
商売繁盛祈願?
[相手が相手だけに、話を半分に聞いていた。何か別の魂胆があるのではないかと思い。「千両箱」の件(番頭さんからは聞いていた)もあり、彼の言はあんまり信用してはいなかった。
が、西野の名前が出ると、心が揺らいだ]
へ、へえ、そこの神社って、なんて言う名前なの?
ま、まあ、行ってあげてもいいけど。に、西野さんが来るなら、まあやちゃんと紫織ちゃんも一緒の方がいいわね。ちょっと聞いてみようかしら。
ちょっと待ってて。
[と言うと、おもむろに、店先の電話の受話器を取り、把手をガリガリと回す]
あの...23番の藤乃屋さん、お願いします。
[「こらぁ、仕事以外で電話使うな」と父が文句を言うのが聞こえたが無視した。電話を紫織に替わってもらい、]
あ、紫織ちゃん....あのね。
[と、一通り説明。井村の最後の一言は聞こえぬ振り]
紫織ちゃんもいいって。まあやちゃんには後でうちから言っておくわ。
[矢神の家には電話はまだついてなかったように思う。と言っても、歩いてすぐなので、後で行ってみようと思う]
で、いつにする?
[井村の提案通りの日程で神社に向かうことになるだろう*]
― おみくじの日、神楼神社 ―
……昔、場留多の山にお城、というかこのへんを治める戦国大名がおってな
大きな戦の前にはこの神社にお殿様やら足軽やらが戦勝祈願に来とったらしいんよ
そのとき、自分のものをこのごっついご神木に結びつけて、神仏と縁を繋いで加護を受けたそうや――
[戦国の城攻めの本を読んで、場留多の城について研究したらしい成果を披露。
無学の身で当時の資料を読み解くのは相当な苦労もあったろうがともかく]
でな――
神主さんに聞いたんやけど、さすがに今はもう私物を結んじゃあかんそうや
いけるんやったら園子さんの手巾またもらおうか思っとったのに……
[とりあえずがっくりきて見せてから]
おみくじなら結んでええそうやから、何か願いを込めて引くつもりならついで結んだほうがご利益あるんちゃうかなぁ
そんな昔からの逸話があるぐらいやから神頼みのひとつもやったらどないやろ――みんな、何かしら思うところある身やし
ま、いこっか
[それについては吉と言えるのか難しいかもしれないけれど。
ここでのおみくじの買い方を展示する意味で先頭を切って社務所に向かった]
………………。
[本当ならみんな見せ合いしようなーって付け加えるつもりだったのだが。
『中吉』がいなかったらどうしようかと迷いが出て言いそびれた。]
[自分が引いたおみくじは*05中吉*で――事情(というか野望)を知っている西野ならおみくじ引き直したら『小吉』が無効になるのじゃないかと訝しんだかもしれない]
すいません――何か書くもの貸してくれませんやろか
[社務所の人に話しかけて筆なりペンなりを借り受ければ――
おみくじの余白に大きく『原田屋』と書き加えた]
いちおう、園子さんの家の商売繁盛祈願ということで誘ってるからいちおうしとかんとな
けど、うち原田の人間ちゃうから、うちじゃなくて原田のことあんじょうよろしゅう頼めへんやん
で、ほら、こんなふうに名前書いていたら原田のお家が加護もらえるんちゃうかなぁって
[つまり神様におみくじの持ち主を誤認させるわけで、わりととんでもない理論である。
ちなみに本人には人名を書く発想はなかったようである――]
― おまけ ―
…………………………なんでこんなところで出んねん
[『中吉』を自分で引いてしまい、結ぶとき思わず零した。
原田の番頭さんとか店の人達と仲が良くなったのはそういうことだったのかもね。**]
へ。神社。別に良いけど。
[お園さんの誘いを断るはずもなく、家人にも反対されなくて二つ返事で了解した。こっそりと、西野と井村が一緒だと囁かれ、ぽ。と頬を朱に染めた。どちらかに気があるのはわかってしまっただろう]
[途中で紫織ちゃんと会ったので、ふたりでお園さんの元へ]
やあ、早いね、お園さん。そんなに男子と出かけるのが楽しみだったの。
[朗らかに、いつもより明るく、小さな神社の前に立った**]
― おまけのおまけ 帰り際 ―
坊やどないしはったん?
おもろいもん見れたん? そらぁ良かったなぁ
――銀いうんか、元気でなぁ
[一連を見ていた子供がいたのに気付いてお相手していた。**]
[別の日、商売繁盛のお礼参りに神社へ家人は忙しいので代理で。と、子供に話しかけている井村の姿を見つけた]
こんばんは、こんな時間に会うなんて、珍しいですね。
[話しながら近づいた。子供はどうしただろう]
お知り合い、ですか。
[子供がまだいるならにっこり笑ってこんばんは、と挨拶]
わたしは家の商売繁盛のお礼参りに。なんだかこういう風に話すのは、初めてかもしれませんね。
[少しだけ頬を染めるが、夕日に染められているようにも見えるだろう]
昼間は、みんなと一緒でしたから。いつもとおんなじ感じでしたけど。
[さて、神社の日の夕刻に答えは当然出ていて]
なんだかすっきりした気分です。昼間はありがとうございました。
[ぺこりと頭を下げた]
[西野のと見せ合えば]
すごいなあ、ちょっとツキわけてくれへん?
一人なかよしこよしはさすがにきついわぁ
[原田屋のということにして誤魔化す予定ではあるが。
親友の幸運を素直に讃えながらすこし戯れた]
[さて、3人娘そろえば神社の方へと向かって歩き
その頃には男子2人も揃い、
西野の幸運が青天井やら、井村の解説は聞けたでしょうか
手水で両手を洗い参拝したその後に
ご利益があるというお御籤を引いてみましょうか
結果は*04大吉*でございます]
[わ。と飛び上がって喜びはいたしませんが
ご利益があれば良いなと思う次第でした
――ふ、とそこで考えます
家のご利益を書くのを実践していた井村の様子から
連想したのでありますが
若しこの御籤の中に、気になる方の名を書けば
ご利益あるのではないでしょうか、と
1人の名を書き、枝に結びます
とはいえ身長が小さいので、
背伸びして結ぶことになりますが]
ご利益、あるといいなぁ
[と、ぽつり漏らして、淡く笑みました]
― おみくじの日、神楼神社に向かう待ち合わせ場所 ―
おはようございます。
ちょ、まあやちゃん!何を仰ってるの...そ、そんなことあるわけない...。そ、そうですわ、朝早いのはいつもですもの。
[矢神と藤乃に会えば、そんな感じで狼狽えたりするのだけれど、矢島が少し元気になった様子を見れば安堵の息を吐く。また何かあったのだろうかとは思うが、良い方向に行っているのであれば特段気にする必要もないかと思った]
では、参りましょうか。
[しかし、不思議なものである。この詣では元々気になる御仁(多分、井村か西野)との恋占いが発端だったのに、その殿方達と一緒に連れ立って行くことになるとは]
ねえ、なんか、気恥ずかしくない?
[自分で誘っておいて言うのもなんだが、そう藤乃に囁き聞いてみる]
[商売繁盛のお参りや、お礼参りに来ている神社だったので作法は知ってる。紫織ちゃんやお園さんに続くようにそうして参拝。何事か神頼み。
御神籤は初めて引く。結果は*10末小吉*だった]
ま、凶じゃなくて良かった。
[末小吉の御神籤に折り目を入れていると、紫織がなにか御神籤に書き込んでいた]
良し。わたしは決意を書くぞ。
[誰にも見られないように書き込んだ]
そうね。気恥ずかしさはあるけれど
……でも何だか、入学式の時みたいで
[安心する、というのは少し違いますかね、と
まあやの指摘にうろたえる姿は可愛らしく
ふ、と。彼女らは誰の名を書くのだろう
と、密やかに思った]
入学式の時か、まるで遠い昔みたい。
[遠い目を青い空に向けたから、紫織ちゃんが何か考えたのは気づかないまま。いや、ずっと見ていても気づかないだろう。鈍感だから。自分で気づけないから聞き出そうとしている]
[御神籤をぴっしり折りたたんで]
えーっと御神木にくくるんだっけ。なるべく上の方
[下の方に結んだらお園さんが大変だろうと]
上の方が空いてるのになんでみんな下の方に結んでるんだろう。
あ、身長が低い人が結ぶのが多いからか。
みんな、籤運いいなあ。
[お神籤を引いたのはいいのだけれど、開くのを躊躇っていた]
(みんな、見せ合うんだあ)
[お互いに開示する発想はなかった]
[見せ合いっこの発想は此方にもなかったので
園子が見せ合う2人を眺める様子やら
まあやが御籤を結ぶ様子を眺めていました]
結ぶのも大変ですし
厄を地に墜としてしまう、というのも
あるのかもしれませんね
悪い結果でも結べばいいってお園さん言ってなかったっけ。さっき井村さんが説明してたのと違う内容だけど、どうせくくるなら同じだよ。
[御神籤を開くのに消極的なようなので、優しく説得した]
結果を見せたくないなら無理にとは言わないから。ねっ。
良い結果でも悪い結果でも
神様の元へ一旦返してあげましょう?
とはいえ、その中身を無理に見る必要は
私もないとは思います
[ためらう園子を西野が気にしている様子やら
まあやが説得する様子を
矢張り、私は少し遠くで眺めているのでしょう]
[ところで、触れていなかったけれど、井村の言>>119には、心の中で]
(「自分の物をくくる」伝説なのに、「人の物」もらうって、駄目じゃない)
と、突っ込もうと思ったけれど、>>122のびっくり理論を聞いて吹っ飛んだ]
ま、まあ、うちの商売繁盛を祈願してもらうのは、嬉しいけど、なんだか微妙ねえ。
あ、そうそう、これ、井村さんにあげるわ。
[と、手元の巾着から取り出したのは壱枚の手ぬぐい。開くと「原田屋」と染めてあるのが見える。
今日出がけに、番頭さんから「お嬢さんのお友達ね。うちの商売繁盛を祈願してくれるんですって。これ、お礼にお渡ししておいてください」と言付かった物だったが、そこはあえて言わなかった]
あ、今日は家の手伝いがあるから早く帰るように言われてるんだった。そういう訳でお先に抜けます。
[ごめんねごめんね、とあちこちに謝るが離れているふたりには少し寂しげな視線を投げるだけ]
後であのふたりにも謝っておいて。
[お園さんにお願いして家に帰った**]
不安、かな。
[何処かそのように、瞳が揺れたように感じたから。]
…一歩引くようなものでは、ないと思うがな?
[いつかと同じ言葉。もう一歩歩みを進めて。]
君も此処に、僕と…僕らと一緒にいるのだから。
君に欠けられてはいけないのだよ。
[1人だけ外れているのは、違うのだ。]
[不安、です。変わってゆく彼女らは
綺麗になって、自分の思う人へと熱いまなざしを向けている
自分はどうなのだろう、と
つい離れた場所で見守るのが癖になっていましたから]
そう、でしょうか
……だとしたら私からも
踏み込んでよいものかしら
[4つで完成しているようにみえたものだから
つい、遠くでそれを眺めがちになってしまう
でも、もう1歩。と歩みを貴方が進めてくるものだから
尋ねる聲は少しばかり躊躇いがちではありましたが
私からも、一歩近づいてみようかと]
[お神籤に書かれた短歌は
ときくれば 枯れ木と
みえし やまかげの
さくらも 花の咲き
においつゝ
「枯れ木のようになってもいずれは春がきて花が咲くので、それまで退屈せずに時を待てば必ずよし」
というような解説がついていた]
[一通り読み終えて、さて、どうしたものかと思案する。
ふと見れば、西野が藤乃と語り合っている様子]
...
[井村のように屋号を書くべきなのか、それとも...]
…本来、聞くまでもないことだ。
[言葉それ自体は、ぶっきら棒なそれであろうが。向けるものは微笑みで。彼女の問いに答える。
僕は許そう、という言葉を思いつきはしたけれど。
本来許すも何もない筈なのである。
彼女からも一歩近づくのであれば、笑みを少し、深めることになっただろう。]
そう、ですか
だとしたら私は、臆病になってたかもしれません
[近づけば少しだけ深まった笑みに、
此方もまた笑みを浮かべます
ほんのり頬を染めて、嬉しそうに]
そう、いえば
お御籤で樹に結ぶときって
願掛けをすることが多いですが
――西野さんも願掛け、なさいますか?
ええ。私もします
……叶えばいいな、って思う願いが
生まれちゃったんです
[自分でも努力はいたしますけれど
――それでも、”神頼み”をしたい時も
ありますから
返された質問に、そう答えて
貴方はどうなのでしょう。何の願いを持つのでしょう]
なので、この御籤に書いて
括ろうかと思います
[折りたたまれたそれを手にしながら
願いを込めて、と。普段は本を持つ掌に
小さな御籤が、1つありました]
ええ、ばっちり、です
[結べたならつま先立ちをやめて
カランと鳴った下駄の歯が地面につけば
そう告げて、笑顔で貴方に振り向きましょう]
西野さんのお願いも
叶うと、いいなって思います
[と告げたなら、ふと良い匂いがしたものですから]
あ、大判焼きが売ってる
[他にもたこ焼きやら甘酒やらあり、
今の時期に珍しいなぁとばかり目をまんまるくしました
――もう直ぐお祭りがこの神社で
行われることなど、知りませんでしたから]
[自分や、彼の願いが叶えばいい
出来れば皆の、願いもと思う初夏の夕暮れであります]
そうですね、皆で食べましょう
まあやちゃんの分は
帰りにお家に持って帰ろうかなって
[大判焼きのいい香りに、お腹がすいてしまいます
序に緑茶も頂いて、皆で境内の横に用意されていた
お席に座ってたべましょうと
私も一緒に声をかけることにしたのです]
[意を決したように、社務所で鉛筆を借りて、お神籤に何かを書き込む。
それを、丁寧に折りたたみ、細長くしていく。軽く指に巻き付けるようにしてから、そそと拝殿に進み、賽銭箱の前で止まる。
麻縄を揺らし、鈴を鳴らしてから、二礼二拍一礼]
...。
[最後に深くお辞儀をしてから御神木の枝にそれをくくった]
[大判焼きはあんこと、クリームと白あんと
それぞれ2つずつ買って、緑茶も買えば腕に一杯
落としそうになりながら、おっととと
もし西野さんも一緒に買いに行ってくれるなら
お茶の方をお任せしてよいかしら?
それから。何とかお園さんや井村さんが待っている
場所にと辿り着こうとしましょうか
ついたなら、どの味のがいいかと
お園さんらに尋ねることに致しましょう]
はい、気を付けます
……お茶、持ってくれてありがとう
西野さんはどれになさいます?
[白あん、あんこ、あとはクリーム
私は余ったものを頂きますので、と言いつつ
大判焼きの入った箱を差し出して
―――1つ、息をつく様子に
疲れちゃったのかしら。それとも
何か気になる事でもあるのかしらと
無言で私は残った大判焼きの1つに手を付ける
あむり、と頬張れば
温かくてあまいものが口いっぱいに広がって
それを味わいながら見る景色は、綺麗だけれど
何処か夕暮れは少し、寂しく感じます]
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