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異国のメイド 琳花 に 2人が投票した。
【隠し子】 シメオン に 5人が投票した。
【隠し子】 シメオン は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、引き篭もりの娘 ユリア が無残な姿で発見された。
愛の嵐が吹き荒れる…。
人は、愛の前にはこんなにも無力なのだ……。
(夜明け、自室で寝ていたダンテは陽の光で目が覚めた。どうやら、無事に朝を迎えることが出来たらしい。静かに恋人の部屋の前に行き、おそるおそるドアノブを握ると、ちゃんと鍵がかかっていた)
……リンファ。よかった
(ふと、気になってユリアの部屋に向かう。苦手としていたムスメだったが、恋人のタイセツな主人だからか、自分たちを祝福してくれたことに心のどこかで感謝していたのか、彼らしくない他人を心配する気持ちが生まれていた)
全てが終わった。
館は主を失った。そう、あなたたちは自由になったのです。
ここに残るも、見知らぬ異国の地に旅立つも、ここから先はあなたたちの『物語』
何があろうと、愛があれば関係はないのでしょうが。
こんな『特別な日』はパーティをしなくては。
…生と死の境界の無い時間をお楽しみくださいませ。
お疲れ様でした。おのです。
今回はお招きいただき有難う御座いました。
お嬢様として皆様から可愛がって頂けて、ユリアもとても幸せでした。
ユリアの選んだ結末には賛否両論あったかと思いますが、彼女は、思った以上に琳花とダンテに絆されてしまっていたんじゃないかなと思います。
それでは、またどこかで。
お部屋が汚れてる?そんなの当たりま…もしやレヴィン様…これまでのコトが…?
まあいいわ、ここでレヴィン様と出会えたことが全てですわ
お気遣いありがとうございます
でも、こんなお部屋に独り寝はちょっと…
まだ早いですが本日こそは寝室にお邪魔しても?
(ダンテはユリアの部屋のドアに触れるのを恐れた。リンファの為にも自分が確認しなくては……と何度も奮い立たせるが、ドアノブを触る勇気がなかったのだ。彼は未だユリアの部屋の前の壁にもたれかかったままである。)
……なんか、声がするな
サラサラと、髪が流れる。
フードを脱いだその頭に、ハムスターの耳はもうない。
ユリアは一人、朝焼けを見つめていた。
「さいごのあさだ……」
「ユリアにとって、いつもどこかで距離のあった家族より、ダンテと琳花の方が、話してて楽しくて……。失いたくないって、思ったんだと思う」
>>10 ダンテ
いつ入ってくるのか。そうヤキモキしていたユリアは、全く入ってくる気配のないダンテに痺れを切らして、思い切りよく扉を開く。
「キヒヒ…。よくないものが、何かユリアの部屋の前にいるよ…」
恨み言を連ねても虚しいだけさ。
皆、同罪だ。
僕も最後は、手を上げて膝をついたんだ。
だから、僕もあまり何も言わないし、
御夫人も、あまりもう言わないでやってくれよ。
>>15レヴィン
ええ、本日も駄目ですの?私にももっと構ってくださいませ
釣ったサカナも餌をやらないと逃げてしまいますのよ
でも、ひと時でもご一緒できるのはうれしいですわ!
[どれだけ名前を呼んでも、肌に触れても、何一つ届かなかった。
はずだった。]
……せい……せんせい!
パトせんせい!
[込み上げてくるこの気持ちの正体を、シャルロッテは知らない]
せんせい、おきて!
(琳花は、朝日の眩しさに目を覚ます。いつも通りの朝だが、枕元から聞こえるかさっという音に、視線を向けると、昨日の手紙があった。今までの出来事は確かに現実だった事をこの手紙が証明している。)
そうダ、ダンテ!ダンテは無事!?
(手紙を暫く見ていた琳花だが、自分が無事な事により、ダンテが危ういかもしれない、急いで部屋から飛び出し、ダンテの部屋に行くが、既にもぬけの殻だった。)
(ダンテの部屋には誰もいないが、もしかしたら、他の場所で殺された可能性がある。嫌な空想が頭を巡るが、自分の頬を思い切り叩き、気合いを入れ直し、屋敷中を探し回る。暫く駆け回った所で、お嬢様の部屋の前でお尻をついて転んでるダンテとお嬢様の姿が目に入る。琳花は信じられない、とばかりに口を手で覆うが、その後、2人に駆け寄り2人に飛びつく形でがばっと抱きつく。)
ねぇレヴィン。
詳しい事は省くのだけど、あと一日するとあなたも私もまた、死んでしまうのよ。ユリアも、ネモも、
あなたが愛した家族の多くがあと一晩で死んでしまうの。
クチャ…クチャ…
ああ…なんてこと…こんなに美味しい食材が存在していたなんて…
これを、私が造ったのよ…ふふふふふ
(全てが終わる前、姿無き内に手に入れたモノをゆっくりと咀嚼している。赤い液体が口や手、服をも汚しているが悦に浸ったその顔は気付いていないようだった。)
太ももは焼いても美味しそうね…煮込んでもいいわ…
腕は揚げたらいいかも…
お腹とお尻は特に美味しいわ…!
これは何にしても美味しくなりそう…次は…
(部位を確認しながらより美味しくするためのレシピが頭の中を駆け巡る。そして夢中になりすぎたがために気付いていなかった。自身の体が生身に戻るにつれて手に入れたものが消えてゆくことに。)
クチャクチャ…クチャ…ゴクッ…
はぁ…あら?
…なくなってる…?
違うわ…私、生きてる……?
(最高の食材を堪能し一息つくと、周りに変化があることに気付いた。それと同時に自身の胸の鼓動が聞こえてくる。そんなはずはない。ほんの直前まで【私は自分も食べていたのだから】。思わず食べた部分を確認し、理解した。生き返ったわけではない。おそらくこの状態はそう長く保たないであろうことを。)
ふふ、食べた部分はないのね
(痛みはない。しかし自分が食べた箇所の肉は削がれたように消えていた。それでも幸せそうな笑みを浮かべる。)
愛している人達と、一つになれたんだわ…
皆様も戻っているかしら…
…旦那様も…
(血まみれの状態を気にもせず部屋の外へ出ると、あてもなくフラフラと歩き出す)
せんせいのほっぺ、あったかい……。
[触れられなくなるまでは何とも思わなかったこの感触が、あまりにも、あまりにも……愛しい。]
[ダイニングの扉を閉め、振り返ることなく歩き続ける]
[走馬灯のように、この屋敷に仕えてからの日々が頭の中を駆け巡る。波風立てず、何不自由なく過ごしていた、医者として、きちんと責務を果たした]
[今回も例外ではない。パトクリフは自分に課された仕事を遂行するだけ。悪いことはしていない、していないのだと言い聞かせながら部屋へと向かう]
[理想の家族の姿。シャルロッテの愛した家族の形。もうそこに、パトクリフという役者はいない]
………シャル?
……ははっ、幻影まで見るなんてね
[部屋に入ると、一瞬だけ。シャルロッテの姿が見えた気がした]
[力無く笑い、自身の未練の大きさにに呆れる。]
…今日眠って。お嬢様の正体を暴いて。…それでいい、ボクの仕事は終わり。メルゼブルク家とも、さよならだ
[そのまま寝台へと身を投げると、久しぶりに安堵し、眠りについた]
[ペチペチと小さな刺激が続く。ひどく懐かしい、この感触が嬉しいと思ったが、きっと自身の見る都合の良い夢だろうと解釈した]
[覚めなくていい。そんな風に考えたパトクリフはその痛みに反応を示すこともなく眠り続ける]
[小さな衝撃が止む。夢が終わったのだと少し寂しく感じると、頬に温もりを感じた。夢の中で暖かいと思うなんて。シャルロッテの頬も、こんな感じだったと感傷に浸る]
[すると温もりは頬だけでなく胸元や足元まで広がっていく。ちょうど、シャルロッテと添い寝した時と同じように、小さな温もりを感じた]
……せんせ……すぅ……。
おき、て……。
[何処と無く嬉しげにぽつぽつと寝言を零しながら、パトクリフに抱き締められている。]
あのね、シャル、リンファと、シーナさんと、おかし……んーん……ちが……あれ?
[しばらくもそもそと取り留めの無いことを呟いていたが、そのうちに自分の声で目が覚めた。起き上がろうとして、がっしりと自分の体がホールドされていることに気付く。]
……あ! せ、せんせい!
[もう一度、今度は肩を持って揺する。
今、起きてほしいのだ。]
>>23フィト
本命でもないオトコをまともにフレない貴女に言えること?
気分が優れないならずっと寝室に篭っていてもいいのよお
求婚するなら奥様か琳花さんだったと思います
奥様は見た目が好きだから、琳花さんはキャラ的に好きだからですかね
裏設定?生い立ち?は夜中にでも投下します
文書くの下手で長くなってしまって収拾が…()
めっちゃ簡単に書くとオルネアだいぶばばあです
37,8歳を予定してます(設定との整合性がまだ自分でも付いてない)
あと自分の料理やお菓子を幸せそうに食べる姿に固執しています
オルネアも旦那様をお慕いしていましたが性的なものとは少し違う方向だったので手は出されてません…鉄の処女()
おつかれさまでした!
短期チャットRP村出身、現在は対面RP村の主催とかやってます。
長期RP村は初めてだったので、勝手が分からず大変でした。
ちなみに長期はRP無くても、3日やると死にます(リアルで)。
[これまでの疲労を癒すかのように眠っていた身体はすっかり調子を取り戻しつつある。睡眠を満たしたら次は──]
[…お腹が空いた。けれどパトクリフはどうでもよかった。これから屋敷を出て森を抜けて街へ出て─考えることすら面倒くさい。自分を偽らず過ごせた分、楽だった]
[これからはお医者さん“らしい”振る舞いに縛られるのか、そんな風に暗闇の中ぼんやり考えていた。]
[先程まで感じていた温もりが消える。それと同時にほんのりと身体が揺れている。おかしい、パトクリフは微睡みながらも考えた]
……シャル?
[目を疑った。目の前の彼女は必死にウサギの耳を引っ張っているためか、まだパトクリフが目を覚ましたことには気が付いていないようだ]
[腕に力を込める。暖かい。彼女の紫色の瞳は、自分を映していた]
[そっと頬に触れる。暖かい。夢なのか?現実なのか?まだシャルロッテが死んだことを受け入れられてないだけなのか?いや、この感じは、きっと]
シャル?シャル?
[ペタペタと頬を触りながら、名前をただ繰り返す]
シャル、痛いところ、ない?傷………
[そっと、胸に手を当てる。小さい身体で力強く、脈を打っていることがわかる]
[パトクリフの右目から、一筋涙が零れた]
シャル……!
[もう一度強く抱きしめ、シャルロッテに聞こえないよう、声を押し殺して溢れる感情をただ流す]
[なぜか全く取れる気配も見せないパトクリフの耳を引っ張り続けている。と。]
……! せんせい……。
[きゅ、と弱々しく、それでも確実に。パトクリフがシャルを抱き締める腕に力を込めた。
見上げると、青い瞳が自分の姿を移している。やっと。やっとーー。]
わ、わあ!? せんせ……っ。
[しばらく見つめ合っていたのち、急にパトクリフがシャルの頬をぺたぺたと触り出した。何をされても大人しく受け入れていたはずなのに、これは妙に擽ったい。
痛い所は無いか、と問われてシャルはようやく昨日の出来事を思い出す。]
……たぶん、なおった……?
シャル、いたくないよ。
[胸に手を当てられて、今度は息が苦しくなるほどに勢い良く抱き締められた。彼の肩が、震えている。]
せん、せ……。
[彼は震えているのに、シャルは1度死んだはずなのに、何故だろうか。シャルは穏やかに笑っていた。]
ふふ……。
なかないでって、いったのに。
[何故?どうして?聞きたいことは山ほどある。それよりも、何よりも、もう一度会えたという喜びが勝る]
……っ
[泣いていることを指摘される。昨日の行いを責めるような声色ではなく、包み込むような暖かい声]
[隠しても仕方がないと、肩を持ち距離を取るようにして向かい合わせになる。やはりシャルロッテの表情は穏やかなものだった]
ボク、シャルに言わなきゃいけないことがあるんだ
ありがとう
ずっと、ずっと、ボクを守ってくれてたんだね
……うん。
シャル、かぞく、まもらなきゃって。
できるかわからないけど、やらなくちゃっておもってて。
パトせんせいがいればだいじょうぶって、なんとなくおもった。
[何故あそこまでパトクリフを盲信したのか。今でもわからない。投票をパトクリフに委ねたあの日、シャルは彼の青い目の中に何かを見た。]
……シャルにもできることあって、うれしかった。
[ペットとしてではない、シャルロッテとして出来たこと。
ただかぞくを守るという表面上の行為ではなく、彼の瞳に見出した確信。
きっとそれが彼女を突き動かしていた。]
シャルも、せんせいにいいたいこと、あったの。
シーナさんも、エズレルさまも、シメオンも、みつけてくれて、たすけてくれて。……ありがと。
[シャルには人狼に取り憑かれた人たちが何を思いどうしたのかは計り知れない。ただ、シーナの最期の姿だけが頭の中で何度も何度も思い返される。
きっと皆が苦しかったのだろう。狼や狐、人間に関わらず。]
おわらせてくれて、ありがと……。
あーもー、シャル可愛い…
[頬を舐めるという大胆な行動をするも、言動は何も変わらない。そんなシャルロッテを見ると胸が苦しくなる]
[多くは語らなくてもいいと。再びシャルロッテを抱きしめ、その温もりに安堵するが、ひとつだけ妙な違和感を感じた]
……シャル、ここ、これ……
[シャルロッテを縛っていた鎖。いやでも目につくプレートが見当たらないことに気づいた]
……?
パトせんせい、なにかへん?
[シャルは異変に気が付いていない。ずっとあの首輪を付けていて外せば分かるほどの重さであるだろうに、何も感じていなかった。]
……ううん、なんでもないよ
[そういいながら、包み込むように抱きしめ直すと、そっと首筋にキスをする]
[シャルロッテが気付いていないのなら。わざわざ指摘するまでもない。野暮なことを言うのはよして、再開できたことをただただ噛み締めている。それも、もうすぐ終わり]
シャル、みんなのところへ行っておいで
きっとみんなシャルに会いたがっているよ?
[言葉ではそう言うも、抱きしめる腕はそのまま。シャルロッテがここにいると言うことは、ほかの人も同じように、この屋敷に戻ってきたのではないだろうか]
[確かめるつもりはないが、シャルロッテはあの人たちに会うべきだとパトクリフは考える]
うん! ……だんなさま!! おくさまにもあえる!
[皆の姿を想像したのかシャルの目が輝く。
抱き締められていたパトクリフの腕を解き、そしてそのまま手を掴んだ。]
……せんせいはいかないの?
ボクは、っ、もう少し休んでから行くよ
シャルだけ、先に行っておいで?
[言葉が喉に詰まる。まっすぐシャルロッテの瞳を見つめることが出来ない]
?
うん、わかった。
[僅かに違和感を抱きつつも、パトクリフの言葉を疑わない。何度か手の平をにぎにぎとしてからシャルは手を離した。]
まってる。
[シャルはぱたぱたと駆けていく。今まで走る度に鳴っていた首輪の音も無く。
部屋の扉に手を掛けて開きかけた瞬間に、不意に思い出す。]
あ……せ、せんせい!
[くるりと向き直った。]
せんせいの、なまえ。おしえて。
あと、シャルも。……できれば、みんなのなまえ、しりたい。
[シーナの名前を書き、投票した日に。ヴラスカの名前を書かなかったことを後悔した。
名前が命に直結していた。あの重みを、忘れたくなかった。]
ん、シャル偉いね、いい子いい子
大丈夫だよ、後から必ず行くから。
ボクが嘘ついたことないでしょ?
[にぎにぎと手を握られる。まるで赤子のように、パトクリフがシャルロッテにしてきたことを繰り返す姿は、とても愛くるしい]
[離れていく手を掴み、このまま閉じ込めておきたいと思う感情を押し殺す]
名前?
……うん、後でみんなの名前を書いて持っていくね
紙とペンも用意して、一緒に練習しよっか
だから待っててね。休んだ後、いくから
[見送った後、シンと静まり返る部屋]
[振り返るシャルロッテの瞳は、今日までの出来事をしっかりと受け止めていた。“大きくなったね”。そんな言葉をかけるのは間違いだけれど。パトクリフはその瞳を見て、シャルロッテの成長に喜んだ]
あとで?
……わかった、やくそく!
[一瞬残念そうな顔をする。本当はもう少し、やりたいことがあったのだ。
しきりに「休んでから」と言うパトクリフに、疲れているのかもしれないとシャルは自分を納得させる。]
せんせいもきたら、オルネアにげんきがでるものつくってもらおう。ダンテもマッサージ? してくれるよ。
パトせんせいいっぱいいっぱいがんばったから、みんなも……っ……?
[どうしてだろうか。声が掠れて言葉が途切れる。
不思議と滲んできた視界に袖でぐしぐしと目を擦り、シャルは顔を上げた。]
そしたら、いってくるね。
(ポタポタと滴る雫の音で我に返り、自分の手や服が血塗れなことに気付いた)
…これでは皆様の料理をお作りできないわ
(急ぎ足で自室へ戻り簡単にシャワーと着替えを済ませて厨房へ向かう)
[嫌な予感がする。
正体不明の不安を抱えたままシャルは廊下を走る。]
せんせいくるよね……。やくそく、だから……。
[シャルロッテは最後のパーティーへの扉を開く。
悪夢の中を共に過ごした、狂おしいほど求めていた家族がそこに居た。]
>>73
おくさま! よかった……。
だんなさま、いっしょ?
[シャルに話しかける、最後に見た姿のままのフィト。人狼に襲われた痕などどこにも見えない。
これは何なのだろうか。昨日までの数日間がただの悪夢であれば、と思うが、先程のパトクリフの様子からもそうではないと簡単に分かる。
そしてーー。]
おわ、かれ……?
[おかしいとは、思っていた。]
[自分は死んだのだ。その日もパトクリフを守ろうと一晩中起きていたから、間違いなく分かる。
目の前にゆらりと怪物が現れ、音も無くその手を振り下ろした。
てっきりその矛先がパトクリフに向かうと思っていたシャルロッテは反応が遅れて、気が付いた時には肩から胸にかけて赤い血が噴き出していた。
肩に包帯を巻いた怪物が振り返り離れていくのを見て、シャルは。
自らの死と、パトクリフが生き延びることを受け入れた。
はずなのに。]
……そっか……。
おかしい、よね……。
[シャルは自分の体を抱き締める。]
お、おくさま……それなら、これは、なに……?
なんで、シャル……おくさまも、みんなも……。
[1度は受け入れたのだ。
自分の命と引き換えに、パトクリフを守ることを。]
[シャルを失って糸が切れてしまったパトクリフを見て、シャルは思わず「もう一度触れたい」と願ってしまった。
小瓶はきっと、それを叶えた。]
[シャルの願いは「もう一度触れたい」。
もう一度。ただの一度。
そして、それは先程の。]
……っ!!
[血相を変えて、会場の扉へ駆け戻る。
ほんの少し前にはあっさりと開いた扉が、今はぴくりとも動かない。]
な、なんで!! なんでっ! あかないの!!
いや……いやだ! パトせんせい! せんせいっ!!
[扉に縋り泣きだす。膝から崩れ落ち、床に座り込んだ。]
私の最後の願いは"たくさんのケーキに一杯の紅茶"
紅茶は分けてあげられないけど、甘いものでも食べて待ちなさい。
……大丈夫。きっと来るわ。きっと。
おまけ……。
[抱きしめ合い、頬を寄せ合い、互いの瞳を見つめたあの時間が、初めて覚えた愛しいという感情が、おまけのものであると。
彼はきっと分かっていたのだ。手を離す前に揺れた瞳を、もっと見ておくべきだった。]
やくそくって、うそつかないって……。
せんせい、せんせいのっ……!!
せんせい、の、ねがい……。
[たった1日の奇跡の中でも、フィトは毅然としていた。
堂々とした様子で優雅に紅茶を飲んでいる。
その顔は「当主の妻」という誇りを決して忘れない、美しい顔。]
…………。
[部屋で目を覚ます。手を開いたり、握ったりしてみる。確かに俺も死んだ。あれは夢だったというのか。……いや、本当に死んでいて、今が夢なのかもしれない。死んでからも夢を見るのか…分からないが。]
……本当、だとしても夢だとしても、最低だ。俺は……。
[夢だとしても、ああいう風に思っている自分が、本当の自分ということなのだろう。……今までどおりに、顔を合わせられる自信が無い。あれが現実だったなら、尚更だ。]
>>86レヴィン
ああん、レヴィン様…
私のお願い、叶えてくださるの?
そうねえ、宝石やアクセサリー…ほしいものはたくさんあるけれど…
一つに絞るならそうですわね、私、レヴィン様のお隣にこれからも居させてほしいですわ
それこそ、骨になってもね
>>90レヴィン
約束、絶対の約束ですわよレヴィン様
私をおいて何処かへ行ってしまったら恨みますからね
あの女がいるのは気にくわないけれど、このお屋敷で一生、ね
………さて、どうしようかなぁ
シャルにああ言った手前、最後に嘘をつきたくないし
でも行きたくないのが本音だし、でもシャルに名前を書いて教える約束しちゃったし…
……お腹すいたけど、もうこれ食べれないよなあ…
[ぐぅとお腹がなる。シャルロッテと再び会えた幸福感に満たされて、忘れていたのだろう。デスクに置かれたうどんをみて、ユリアとダンテとうどんを食べて徹夜した日を思い出す]
オルネアさんにしかられちゃうかなぁ…食べ物粗末にしちゃったし、勝手に彼女のテリトリーに入っちゃったし
あーもーやだよー悪いのボクのせいじゃないんだけどなー
[くしゃくしゃと頭をかく。オルネアを怒らせると怖い。]
[一度、食事中に手を滑らせ床に料理をぶちまけてしまったことがある。あの時の表情は忘れもしない。静かに怒りを露わにするのに、笑顔で“気をつけてください”と注意を受けた時、絶対敵に回さないと決めていたのだ]
あの時、ヴラスカさんとリンファさんがびっくりしてたなー…ボク、いちどもそんな失態したことないし。
ははっ、旦那様は笑って許してくださったけど、奥様のピリついた顔も忘れられないなぁー。ローザさん、あの後わざわざ説教しにきたっけ。あれにはびっくりしたよ…
[楽しかった。何だこいつら、と思ったこともある。ユリアの思春期にも手を焼いたし、ネモの塞ぎがちな性格にも悩んだ。]
[アサガオの庭が季節を運んで、屋敷に活けられる花たちに癒されて。まだダンテとも顔を合わせても会釈する程度の仲だった]
[シーナやエズレルはたまに見かけても、レヴィンの客人と会話したのは最初だけだろう。パトクリフはさほど他人に興味を持つタイプではなかったのだ]
[残された古いカルテでしか知らない、イリーナとシメオンと出会うことになるとは、想像もしていなかった。]
[1人1人思い出しながら、シャルロッテへ渡すためのカードを作り始める。]
[パトクリフはもう、自分がどうするべきか答えを出した]
最後の晩餐…かのイエス・キリストが処刑前夜に12人の弟子とともに摂った夕食…
ふふ、なんだか似てるわね…
…そうなると旦那様がキリストよね
皆を虜にする、というところは同じかもしれないわ
そういえば…あの最後の晩餐で食べていたパンやワインは暗喩で実はキリストの血肉を食べていたという説もあるのよね…
どちらが本当なのかしら…ふふふふふ
(独り言を呟きながらもその手は止めることなく料理を作っている)
(手紙云々で大慌てしたが、なにか大切な事を忘れている気がする。お嬢様が生きていらっしゃる、という事は……)
アーッ!!ワタシ、4日ぐらいお屋敷の掃除してなイ!旦那様、奥様が生き返ってたラ、叱られル……!やだそレ怖イ!掃除してきまス!
(琳花はメイドとしての仕事を忘れていた事を思い出すと、真っ青になり、ガバッと立ち上がる。そして、急いで屋敷の掃除へと向かった。当然、血塗れのままの部屋やら、血塗れの廊下を目にし、大声で叫んでしまうが、それはまた別の話。掃除が終わり次第、ダンテの元へと帰るつもりだが、掃除途中、人に会えば、話をするだろう)
(>>42 リンファが何故顔を赤くしているのか、ダンテは思い当たらなかった。生きるか死ぬかの瀬戸際でもずっと遣り取りしていたあの手紙は、ダンテにとって、もう直接会話するのと同じような、リンファとコミュニケーションを取るにあたって《当然のもの》になっていたのである。)
おい……?お前何だよ急に……なんかあったっけ?
てかほら、昨夜名乗り出た時点で公ひょ……
(傍らにユリアがいたこともあり、>>97 走り出すリンファを止めることはできなかった。少し呆気に取られた顔をしたが、すぐに口の端を少し歪めるように笑った)
おーおー、職務熱心なことで
さーて。俺も……やることやらねーとな
俺の、俺たちの、願いのために
>>おじょーさま
じゃあ、また後でな、おじょーさま
(ダンテはユリアの頭を軽く撫で、レヴィンの部屋に向かった)
(意を決してダイニングに入る。目的のモノは、持ち主に直接聞いた方が早く見つけられるだろうと判断した。ダンテは「家族」に囲まれて穏やかに笑う、邸の主人を確認した)
>>だんなさま
だんなさま……やっぱいるんスね
……お久しぶりですう!
その節は、お部屋に行けず申し訳ありませんでしたあ
…………よし、行くか
[あらかた部屋と医務室を片付け、出来るだけ自分のいた痕跡を消す。トランクに詰めた荷物の中に、青いエプロンドレスは無い]
[青いエプロンドレス。あれは自分の性を否定するために着用していた。]
[まだここに来る前、医者になる前のことだ。パトクリフは家族のために働いていた。]
[気持ちが悪かった。異性とする行為を、同性、しかも年端もいかない少年に求める行為が。自分だからではなく、少年に欲情する男たちがたまらなく気持ち悪かった]
[自分が男ではなく、女だったらこんなことしなくて済んだのでは。そんな風に考えるようになり、男である自分が嫌だった]
[それからパトクリフは、この気持ち悪さから逃げ出したいという思いと、過去を忘れるために女装をした]
[この格好なら求められない。可愛い女の子になれば、地獄を見なくていい。医学の知識はあれど、教養や道徳観が著しく欠けていたパトクリフは、歪んだ考えを持っていた]
[でも、もうそんな思いをしなくていい。シャルロッテに抱く思いは、自分の性に対する意識をも変えてくれたのだから]
[パーティ会場にいる面々に、レヴィンの姿を見つけて一礼する]
[パトクリフは、この屋敷に来た時と同じ格好をして、ダイニングへやってきた。]
[黒いスーツに、白いYシャツ、長い髪は後ろで一つに束ねられている。当然だがウサギの耳もついていない]
旦那様に、お願いしたいことがあります
【ボクを解雇してください】
……理由は、聞かないでいただけますね?
[バツが悪そうに笑う]
[彼は、来た。
シャルロッテの知らない姿になって。]
ぱ、パトせんせい……?
[驚いて立ち尽くす。
うさぎの耳もふわふわした服も無い、スッキリとした衣装。]
どうして……。
[言いかけて、パトクリフと目が合った。
「約束、守ったでしょ?」そう言って笑うその瞳はもう揺らいでおらず、まっすぐにシャルを写している。]
[シャルの願いは叶い、既に終わった。
彼は何かしら覚悟を決めて此処に来てくれたのだろう。
交わった視線を離せないまま、1歩ずつ近付いていく。
そして目の前に立った。]
あの、ね。えっと。
シャル、ビンにおねがいした。しんじゃったのに、せんせいにあいたいって。
でも、これ、おかしいの。
だって……。
[言葉につかえながらゆっくりと紡いでいく。
パトクリフの纏うスーツに手を伸ばし、触れる。綺麗でさらりとした黒の生地。
少しだけ戸惑われたが、思い切って胸に飛び込んだ。]
シャル、だんなさまのペットなのに。
かぞく、まもらなくちゃいけなかったのに。
[それよりも、パトクリフに会うことを優先していた。
それを言葉にするのが、妙に気恥しい。
だんなさまのペットであったシャルはいつの間にか1人の人間に、シャルロッテになっていた。]
[シャルロッテの言葉に、彼女と同じような感情を自分が抱いていることもわかっている。自分に会いたいと願った言葉に喜ばずにはいられない]
[今までにない感情に胸の鼓動が速くなる]
[抱きしめながらも、イヴァンとフィトの言葉をじっと聞く。それも一つの選択肢だった。けれど選ばなかったのは。]
>>111 >>113 旦那様 奥様
……いいえ。ボクは医者としてしてはいけない行為をしました、それを許してもらおうとは思ってません
それに………死者が蘇るなんて、医学ではあり得ませんから
[シーナにメスを渡したこと、シメオンを殺そうとしたこと…皆殺しにしようとしたこと。命を救う立場として、許さないと自責の念にかられるとともに、この状況は何となく気づいて居たのだ]
[小瓶の用意した、ちょっとした計らい。時が過ぎればまたシャルロッテも冷たくなると、わかっていた]
だからせめて、最後のパーティには…この姿で出席させてください。それがボクの願い。
[トランクから、黒いネクタイを取り出して締める]
[追悼の意を。哀悼の気持ちで、パーティ会場に来ていた]
(屋敷の掃除は、4日分の埃は大した事はなかった。しかし、血はなかなか落ちず、かなり手こずった。一気に疲れが溜まったが、屋敷の主に言うべき事がある琳花は、レヴィンの部屋へと赴く。ドアがうっすら開いていたので、恐る恐る中を覗くと、パトクリフとレヴィン、フィトが話をしているようだ。他の者は静かに様子を見守っているのが見て分かる。空気を読み、音を立てぬように部屋に入り、ダンテの隣に並ぶ。)
>>108 だんなさま
えっ……あ…………
(何かを振り払うように頭を振る)
いや、その節とかこの節とか今はどーでもいーんでした!忘れてください
あの……実は……
(次の言葉を探し、逡巡していたとき、背後に気配を感じる。見慣れぬ格好をしているので、一瞬誰か判別できなかった。が、昨夜対峙し見据えた、その青い目を見た瞬間、パトクリフであることがわかった。スーツ姿の彼は、レヴィンに一礼した後、「ボクを解雇してください」と言う。)
(パトクリフの言葉にダンテは目を丸くし、しばらく事の成り行きを見守ったのち、『先、越されちまったなあ』と呟いた。いつの間にか隣にいたリンファは、聞き取れていただろうか。)
(凛とした空気を纏い、パトクリフが黒いネクタイを締めたところで、ダンテは思い切って口を開く)
……だんなさま!
俺も、話があります。
俺、明日になったら、【この邸を出ます。】
あー、これは、もう決めたことなんで。
俺ね、貴族になるんですよ。
これも、決定事項です。
……俺が願ったら、叶うに決まってるんで。
(琳花はダンテの先に越された発言を聞き取り、くすっと小さく笑う。ダンテは自分が言わんとしていた事と、同じ事を思っていたようだ。恩義があるレヴィンにお暇を頂きたいと言いにいくのに、皆を踏み台にしてしまった罪悪感をひしひしと感じていたが、彼女にもう恐るものはない先程までの不安げな表情は消え去り、晴れやかな笑顔を浮かべている。)
……それで、ですねえ。
出ていく身の上でひっじょーに図々しいことは重々承知しているんですけどお。
【この邸の権利書、俺に譲ってくださいよ】
だんなさまの部屋にあるんでしょ。場所教えてください。回収するんで。
[死んでから初めて生まれて、生き返って確信したこの気持ちは、明日には露と消える。
パトクリフもこの屋敷を出ていき、シャルはペットとして永遠にパーティーを続ける家族と共に暮らし続ける。]
せんせい、いっちゃうの?
……いっしょにいたい、な。
[言ったところで彼は既に決めている。覆すことなど無いと分かっていた。]
あ、やべ、一応言っときますけど!
もちろん、この家を売っぱらったり、乗っ取ったり、なーんてことはしませんよ!
やだなあ、俺がそんなことするわけねーじゃないすかー!
俺とリンファはここに住みませんけど……ここには、だんなさまと、『家族』がいるんですからね。
……こんなんでも、一応俺は門番でしたから。門番は、このメルゼブルグの邸を、賊から護る仕事でしょ。
でも、俺には向いてないんスよ。武闘派な仕事なんて。
だから、『この邸が、ここに存在するケンリを守る』、そういうカタチで、この邸を護らせてくれませんかね。
学はねーけど、「ケンリ」ってヤツを踏みにじられる気持ちってやつなら、そこそこ知ってるんで……ね
(今日が終われば、メルゼブルグ家の者たちは、みな死後の世界に引き戻される。主人も、その妻も、その息子も。そして愛人も。隠し子も。そして、ユリアも。)
(朝、ユリアに会った時、彼女は助かったのだと思っていた。しかし、フードを被っていない彼女の頭には、あのちょこんとしたハムスターの耳は無かった。ユリアの頭を撫でた時に、それを、そしてそれが意味することを知ってしまった)
(明日になれば、メルゼブルグ邸の権利を引き継ぐ者は居なくなる。当主不在の噂が、万が一他の貴族の耳に入れば、この土地と邸の権利を奪いに来るかもしれない)
……俺、死ぬまでこの邸を絶対他人に渡しませんから。
ま……死んでからは、保証できませんけど?
そのときには、俺の子どもとか?まあ、いるんじゃないすかね。多分。
ワタシ、旦那様や奥様、お嬢様と坊っちゃま、使用人の皆……【家族】が好きでス。
本当ハ今日蘇った皆を見テ、お屋敷に残る事も考えましタ。
でモ、ワタシ、きっトこのままだト、罪悪感に押し潰されテス、駄目になっちゃいまス。
罪を償ウにハ、皆の死を無駄にしなイ……その為に何をすべきカ、外の世界で答えを探しニ行くべきだト思うんでス。
外の世界が苦しイのハ、百も承知でス。
ワタシ、外からここニ迎えいれられましタかラ。
お屋敷に関してハ、ダンテが変な事しなイよう、しっかり見守るのデご安心くださイ。
お屋敷はワタシの第二の故郷アル、取り潰させたりハしないネ。
>>115 パトクリフ
私が君がどんなことをしていようと、これからどんなことをしようと、君を愛しく思う気持ちは変わらないのだが。
……そうだね、時間は常に一方向にしか進まない。
私は、行き場のない子を拾い集めて愛しているだけだ、君がここにいる理由がなくなったのなら止める理由はないさ。
>>118 ダンテ >>122 リンファ
今日は妙なことを言う子ばかりだ。しかし…同じように私には止める理由は無い。愛とは、素晴らしいものだからね。
ダンテ。決して、その子の手を離してはいけないよ。男として、ね。リンファ、きっと君は私よりも彼のことを理解しているんだろうね、幸せになるんだよ。
もしもループのひとつになるなら、私は…ループの円環に囚われる前に、私に貴方たちを祝福させてほしいかな。
そろそろ、体の感覚が消えてきたわ。もうすぐね。
……どうせ消えるなら、記憶に私を残したいもの。
私たちの消滅の悲しみは、きっと貴方たちの…えーと…。
やばい。カンペ忘れた…。ええいこうなったらいつものアレよ!
まぁ、こうして元気に動いてるつもりだけど…なんだか重いのよ。体。…もう消えるんだろうなって。
…消えた後、どこ行くんだろ。
カラカラ…
(パーティのために作った料理を乗せたワゴンを運んでくる)
ふふ、シーナ様ったら相変わらずですね
そうだ、ダンテさんと琳花さんのお祝いということならお二人はドレスアップされてはどうでしょう?
料理を運び切るのにもう少し時間がかかりますから、その間にでも
…これは、自分で選んだ道よ。後悔はしてない…。反省もないわ。…あの人には、どう伝えようかな。きっと会えるのも最後なんだ。刻々と寿命が近付くのがわかる。…済ませてこなきゃな。
>>128 だんなさま
ひゅー、だんなさま……は……ほんと……太っ腹だよなクソ……
(いつものように軽口を叩こうとするが、勢いはない。まさか主人が、こんなにあっさり権利書を譲り、こんなにまっすぐ祝福してくれるとは思っていなかった。断られたときの口上を頭の中で巡らせていたのも、馬鹿らしくなった。それ以上に、胸に、感じたことのない重みを感じた。)
(忘れてはならない。忌まわしいことも悲しみも、負って生きねばならない。見方によっては、昨夜パトクリフに吐いた呪いの言葉が、ダンテに帰ってきたようなものだ。しかし、レヴィンの祝福により、それは呪いでも、枷でもなく、《『家族』の居場所を護るための理由》に変わった)
…………。
[1度目は自我の死、2度目は肉体の死、そして……次は3度目の死、意識の死。本当に何も無くなってしまうのだ。父さんも母さんもユリアも……皆、消えてなくなってしまう。後悔ばかりの人生だったけれど、せめて最期ぐらいは。自分が……『僕』が生きていたことを、誰かに伝えたい。そう思って部屋を出た。]
えっ!あっ!えっ!?
ドレスアップって何……
(フィトに連れていかれるリンファに戸惑っているうちに、シーナが飛ばしたクッションが妙な音を立てながら落下してきた)
はっ!?なに!?プレゼント??
えっ!俺なにすんの?肉食って待ってりゃいいの?
本当は、シャルを見送った後……何も言わずに出て行こうって思ったんだ。でもそれじゃダメだって。そう思ったよ
ここに残って、ずっと過ごすことも考えたんけど…
[シャルロッテの頭を撫でながら話していたが、言葉を詰まらせる。言ってしまおうか。いやでも。パトクリフに言う資格はないのだ]
シャル、愛してるよ……ずっと…
[掠れた声。絞り出した声で彼女へ囁く。連れ出したい気持ちを押し殺す]
[解放してあげたい。連れ出せればどんなにいいだろうか。それができるなら──出来るのでは、ないだろうか?]
>>127 旦那様
……旦那様への願いと、小瓶への願いは別…ですか?
別なら、もし、もし!叶うなら……!!
[そんな都合の良いものでないとはわかっていても、パトクリフは、希望に縋った。みっともなくても、ダサくてもよかむた]
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