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村の設定が「役職希望無視」のため、全ての役職希望が無視されます。
15名、めいめい集いし英雄たち。
悪しき噂を聞きつけたかつてのヒーローは、ただただ困惑の中にいた。
自らを呼び出し、この村に狼が出たと嘯く子供。
そんな様子も露ほど見せぬ、平凡とした寂寥の村。
それでもヒーローたちはその耳に聞き入れる。
自らの定められた使命と、生き様を。
果たして彼らは応えるだろうか。
彼女の呼び声に。
それとも目の前の、はっきりとした何事も無き光景に。
どうやらこの中には、村人が2名、人狼が2名、占い師が1名、霊能者が1名、狩人が1名、ハムスター人間が1名、共鳴者が2名、求婚者が1名、闇狩人が3名、叫迷狂人が2名いるようだ。
マイ・ヒーロー。
お聞きください。
この場でお話したことは須らく真実なのです。
私の“呼び声”に応えし英雄たちよ。
この村を救える英雄は皆様の他ありません。
えぇ、そうなのです。
そうですとも。
──そうか。
[己の手の平を見つめる。そこにはめられた黒手袋をそっと外すと、顕になったのは獣のそれだった。直感的に、自分はルーフェの云う狼なのだと理解した]
……俺がオオカミだったのか。
まさか“オオカミ”が、ヒトの姿を模しているとはなぁ。
他にも同じ境遇のヒーローとやらはいるのかな?
meの国にいた時と同じように、日が昇る。
今日から調査を開始するつもりでいたmeは、昨晩思案した。
meは身体が小さき故、存在が認識されにくいこともわかっていはいたが。これから先、狼探しに支障はにゃいだろうか?
…まあ、大丈夫でにゃろう。
無事にこの村を救い、カラバ侯爵の1番の家来であるmeが、遠い異国の地でも活躍する。
その武勇伝は村中に広がり、風に乗り、まだ見ぬ人々の心に、カラバ侯爵の名を刻ませるのだ。
我ながら、策士である。
初めは単なる好奇心だったが、下心が芽生えるとは。
すっかり、人間の思考に近づいてしまった。ニヒルに笑わざるを得にゃい。
足元の長靴を見る。ビンテージものの、歩きにくい靴。これを買うのに、カラバ侯爵はどんにゃ気持ちで、どんにゃ視線を浴びていたのだろう。
初めていただいた、侯爵からの贈り物。
meはこの長靴に恥じにゃい言動、行動をせねばにゃるまい。侯爵に手柄を持って帰る為にも。
遠く離れた侯爵のことを考えにゃがら、身体を丸め床に着いていた。
─
宿屋に案内される時、やはりmeは好奇の目に当たったが、それもつかの間であった。集団でいるからにゃのだろうか?
ぐぐぐ、と伸びをして身体の異常がにゃいか確かめる。
うむ、どこも悪くにゃい。
宿屋の主人に聞くと、まだ誰も起床していにゃいらしい。
にゃるほど。meの見た、不思議な夢について聞きたかったのだが、仕方にゃい。
meは思案する。
あの夢の声は、ルーフェの声にゃのか。
【この中に】と言っていた。今からmeたちは退治する立場にゃのに、15人の中に狼が存在することは、おかしい。
にゃにかが、気持ち悪い。あの少女の姿を探す。
>>1ルーフェ嬢
「ひとつ、よろしいかにゃ?meは今日、夢の中で15人の中に狼がいる…というようにゃ声を聞いた。
★それは本当にゃのか?」
ん……ううん…。明日から茂みで眠るのはやめておきましょう…。身体のあちらこちらが痛いです…。
それよりも、使命がどうとか、そんなことを言われた気がします。…それに、ヒーローを呼んだはずの中にヒーロー以外のモノが混ざっている、とも。
[朝日が差し込む気配を感じ、小鬼は潜っていたベットから這い出した]
ううん、何だい、朝かい?
まったく朝日はわずらわしい
俺は夜に生きる生物なんでね、こんな早くに動く気にゃあなれないぜ
おおっと、そういえば
昨日は一応狼を感知する魔法をかけておいたのだが…
引っかかってないな
狼なるものがうろついていたなら飛び起きたはず
私が今起きたのが何よりの証拠
本当に狼とやらは来たのかね?
はたまた、昨日の夜に聞こえた声によれば、俺らの中に狼とやらがいるような話であったが
おかしなことだなあ
俺たちはルーフェという小娘に呼ばれた【ヒーロー】ではなかったのか?
それも、俺みたいなはみ出し者でなく、心底お節介でお人好しな連中ばかりにみえたが
この中に狼がいるなんて、一体全体どういうことだ
意識が浮上したとき、私は小屋の中におりました。使い慣れてない素材の布団に擦れた肌が、少しの痛みを訴えます。
昨日は村の方に勧められるままこの小屋に案内されたことは覚えているのですが、慣れないことの連続に、どうやらそのますぐに眠ってしまったようでした。
急いで外へ出ますが、そこは昨日の通りの村が広がっていました。
姫は村に来て初めての朝を迎えます。
小屋の中に差し込む朝日の眩さに目を細めます。
お城のふかふかなベッドしか知らぬ姫には、なぜこのように身体の節々が痛みを訴えているのか分かりませんでした。
ぼうっとしながら、夢の中の出来事について考えます。姫は困惑しておりました。
あれは少女ルーフェの声だったように思います。
この村での新たな役割を与えられたのでしょうか。眠り姫ではない別の、新たな役割……。
姫は自らに役割を与えられ、それに沿った行動を強いられることに、大層敏感でした。
朝の涼しさと、嫌な予感に姫は身を震わせました。
夜が明け、村人たちは今日も一日静かなる時間を過ごす。
おいおい起床したヒーローたちも快く迎え入れられ、彼らはこう話した。
−−そういえば、狼なんて、やっぱりいなかったようだよ。
村に獣の足跡があるわけでもなく、作物が荒らされた形跡もない。
まして、被害者など一人もいない。
やはり昨晩の、どこから来たかも分からぬ少女の狂言なのだと、片付けられていた。
−−今日にでも、発つのかい? 良い一日を。
そういって、ヒーローたちは宿や家屋から送り出されます。
娘は支度をして宿から出ようとしていた
そのとき、宿のものが狼なんていない、といった(>>#0)
娘はホッとしたが、すこし残念な気持ちにもなった
(狼さんがでたら、王子さまに戻ったかもしれないのに)
無骨な人形を見つめたまま、彼女は宿を後にした
あたりはあの時のクリスマスの夜のような、あの静けさが続いていた
いやいや、人間というのは実に賢い。
飛べないから空を自由に使うために、我らは階段というものを生み出したのだな。
宿主よ、感謝しよう。
まぁ生憎、我が渡せるのは感謝の意とネバーランドへの招待状ぐらいしかないのだがな。
うん? ネバーランドは何かって?
貴殿でも、飛べるさ。
っはは。
さて、少女ルーフェよ。
★我は貴殿の狂言と聞いたが?
全くこんなところに呼び出しおって……我の貴重なネバーランドでの1日を返してほしいものだな!
っはは!
さぁ、お開きなのだろう?
我と共にネバーランドへ来てみたいというものはおるかね?
今なら我、誰でも連れて行ける気がするのだ。
はよう帰りとうて仕方がないのだ。
ネバーランドからの呼び声が我に火事場の馬鹿力のごとく超怪力を授けてくれることであーろう!
そう!
誰だって飛べるのだ!!
……と意気込んでも、
やっぱ飛べんのな。
ええい!
ルーフェよ!
あまりにこれ以上嘘を言い触らそうものなら貴殿もネバーランドへのフライハイから誰だって飛べるさぁするぞ!
おはよう、いい朝だな。
……なに?
なんだ、オオカミなどいなかったのか。
……ルーフェの言葉にすっかり騙されたな。
昨夜は確かに、彼女の声に突き動かされたのだが……まあいいだろう。
のんびりとまた旅路を決めるとするか。
朝の目覚めは心地よく、すっきりとしたものでした。
村の方には私には不相応なベッドを用意していただきましたし……新しいパンも下さいました!
身支度――髪飾りはまだ付け方が慣れません――も済みましたし、
念の為に、町の外を見張って下さった猟師様にだけお話しを聞いたら、また助けを呼ぶ方を探す旅にでましょう!
ピーターはネバーランドというところで自由に空を飛び回っていたというが……本当か? まあ、俺が笛を使って不思議な力を使えていたのと同じようなものなのかも知れない。
さて、宿を送り出されてしまったな。
[ふう、と一つ息をつくと先程まで世話になっていた宿屋を振り返る。]
……まだ陽はあかるい。
屋根の上で昼寝でもするか。
ヒーロー。
ルーフェは悲しく思います。
このルーフェの呼び声に応えていただいた果て、ルーフェの救援の声を疑う方がよもやいらっしゃるだなんて。
狼はいます。
【狼はいるのです】
えぇ。
【この中に】
>>16 ハーメルン
我としては貴殿が笛を吹くだけであらゆる生物を思いのまま操れる方が怖いがネ。
>>17 ルーフェ
マーイフェーアレーディ。まだそのようなことを言い続けるのかね。
いい加減に我らを振り回すのはやめぬか。
いや我も普段であれば貴殿に乗っかって狼だ狼だって騒ぎ立てるのが普通なのであろうが、何故かネバーランドを離れ風貌も口調も、思考も老いたようだからな。
貴殿に呼ばれたが故、我は貴殿を窘めるようになったのだな。
ま、別に良いのだがな。
狼が出ようが、なんか面々見てると我らに敵いなさそうじゃし。
狼ぐらいなんとかなる気がするのだ。
狼だって飛ばしてみせようか!
っはははは!!
どうしてですかね。俺は疑いたくなんてないのですが。
皆が幸せになれないんですか?
それよりも、…どうして、この中に狼がいるんですかね。狼は俺たちが来る前にいた、って聞いたはずなのに。狼がいるから俺たちは呼ばれたはずなのに。
『呼ばれた中に狼がいるなんて、おかしいですよ。』
ルーフェが集めたという善良なヒーローの中に、狼が混じっているというのは奇妙な話です。
しかし悪人は大体、善良なもののふりをして近づいてくるのです。つまりルーフェの呼んだヒーローの中に脅威が潜んでいることも、十二分にありうることです。
「みなさま、どうか落ち着いて。もしかしたら、今日はまだ狼が姿を表していないだけなのかも知れません。
警戒するに越したことはございません。もし何も無いならば、それはそれで宜しいことでしょう? 」
"狼……?"
シンデレラはルーフェの言葉を上手く理解するのに時間がかかりました。
ルーフェは皆のことをヒーロー・ヒロインと呼びました。
その中に狼が混ざっている…?
動揺しつつも、それでもシンデレラは、元の世界でそうであるように、小さく、正義の炎を燃やすのでした。
"守らなくては。村の皆も、ここに来たヒーロー・ヒロインたちも。"
娘が歩くと昨日見かけた少女がいた
>>17
「…狼さんが、この中に?」
そういえば娘もだが、この村に何人かのものがやってきたのは小耳に挟んでいた
まさか、昨日きたものの中に、ということだろうか?
それは、娘も含まれているわけであって……
「…私が狼さんだったら、くるみわり人形の王子さまはどうするんだろう…」
無骨な人形を抱きしめ、″彼″のことを想うのであった
狼はいなかった。しかし、この中に狼がいると言うのか。
meは思案する。
否、気付いてしまった。
本来の姿が違う者の理由。それはこの村ではなく“ルーフェが作用している”ということに。違う姿に変えることは、容易であろう。【狼に変化させられてしまった者】がいてもおかしくはにゃい。
ふざけるにゃ。ルーフェは【狼を呼んだ】のだ。
そして狼を退治させる為に、meを呼んだというのだ。
占師やらにゃんやらと、超能力まで用意して、とんだ大掛かりな茶番劇である。甚だしい憤りを感じる。
>>17ルーフェ
「ルーフェ!!にゃにがしたい!!にゃにが目的だ!!」
自然と毛並みが逆立つ。尻尾も膨れる。
威嚇に近い声を荒げ、魔女かもしれぬ少女へ問い詰める。
そんなわけがない事実をつぶやく娘だが、それは不安な気持ちを少し和らげる意味でもあった
いや言い聞かせていただけかもしれない。
「…狼さんがいるのなら、私もあのクリスマスの夜のあなたのように、私も戦わなければなりません
そして、あなたにまた会えるためにも、私は…」
無骨な人形を強く抱き締め、娘は村の皆が集まってるであろう場所へと向かい始めた
"とは言いつつ、狼がいるとはとても思えないわ"
どうやら今のところ特に異変は起こっていないよう。
ルーフェの言葉を信じない人も多くいます。
シンデレラはこう思います。
"狼なんて、本当はいないのかな"
おはよう〜
一宿一飯のお礼に、村の人達を手伝っていたの。
別にいいのにって言われたけど、何かしていないと落ち着かなくてつい、ね。
ルーフェちゃんのお話は後で聞かせてもらったけど、こんなに優しくて、いい人達を疑わないといけないなんて、とても悲しいな・・・・・・。
私は、誰も疑いたくない・・・でも、故郷の町に、カイの元に帰るために頑張らないと。
猟師さんに話を聞いてきましたけれど。
残念ですが、夜に町の外からやってきたものはいないそうです。
ですから、ルーフェさんの言い分もおおよそ間違いではないのかと、そう思うのです。
[娘に対し、警戒をあらわにする猫に近づきながら]
俺はこのネコのダンナに賛成だね
あんたはどうも胡散臭すぎる
加えて、この女の話を何にも疑いもしない奴らも信用できないね
狼がいないって信じてる奴らもキナ臭いが、こっちのはまだ理解できる
まあ、今のとこ1番信用できんのはネコのダンナかな
[日が落ちてから、何事もない村の様子を認めながら、千代は宿を探す。あいにく金銭も、価値のありそうなものもなく、途方に暮れていたところを、通りがかった老夫婦の家に招かれた。
礼を言い、一晩の世話になる。食、衣服、文化、どう考えても異国の地である。
自分がこの不思議な空間に呼ばれた意味。
それを考えながら、床に着く──
──翌日。
起床した千代を出迎えた老婆は、朝食の用意をしながら口を開いた。
『おはよう。…そういえば、狼なんて、やっぱりいなかったようだよ』
はて。どういうことだろうか。それでは「ひいろお」たちを呼び集めたルーフェの言葉が嘘になる。わたしがここに来た意味は…?
『良い一日を』
夫婦に見送られ、千代は村へと足を踏み出す。
彼女に──ルーフェに、確かめる為に。
[程なくして、彼女は見つかった。
既に、昨日見た──千代と同じく彼女に呼ばれたのであろう──数人に囲まれている。
彼女は少し悲しそうに眉を下げ、言った。
『狼はいるのです。…この中に』
それを聞き、瞳の綺麗な壮年の男性が、口を開く。
『…この中にって、どの中なのだ?』
その言葉に、ハッとした。
この中。この中に、狼が。
…さて、我々がここに来て、耳にした言葉は何だったであろうか。
──狼だァァァァァァ!
──狼が出たぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!]
>>22オデット嬢
「にゃぜだ!にゃぜ貴婦人は悠長にことを構えておる!
人の姿が獣の姿に変わることは、悪魔の呪いなのだろう!?
★にゃぜこの少女が悪魔でにゃいか疑わない!!
人の善意につけこんで…狼に変えられた奴が居るかもしれぬのだぞ…?」
…ルーフェ。あなたの目的は、何?
わたしは、何の為にここに来たの?
わたしは何を信じれば良いの?
わたしには、帰る場所はない。
わたしには、分からない。
──あなたは、雉?それとも、銃?
広場に行くと昨日からみかけた何人かの人物をみかける
「このなかに…狼さんが…」
無骨な人形を強く抱き締め、娘はその昨日来ていた人物を観察することにした。
なんせ娘はまだ、この村の人物との深い関わりがないものだから話しかけるにもできないのだから
ヒーローは、
私の呼び起こしたヒーローは皆、こんなにも辛辣でいらっしゃるのですか。
確かに、この場で疑われるべきはこのルーフェなのでしょう。
まんまとおびき寄せられたと思った狼が、紛れ込んでしまったのですから。
皆様の目からしたら、狼もこのルーフェが一緒に連れて来たと、そう見えるのでしょう。
それは事実とは違うのです。
真実は今お話しした通りです。
それでもまだ、このルーフェの、近場に狼が出たから被害の出る前にヒーロー一同を呼び起こした行動を、糾弾されるのですか。
ルーフェは非常に悲しく思います。
「ふふ、わたくし、ルーフェさまのおはなし、信じましょう。
皆さまはこういう御伽話はご存知でしょうか?
ーー『狼少年』
今の状況は、それにそっくりです。
この村に来た皆さまは全て御伽話の登場人物……。ならばルーフェさまのそれも狼少年のそれと考えれば、妥当ではありませんか?
呼ばれた十五人の中に、ヒーローの皮を被った狼が居る……。わたくしたちはその狼をこの手で打倒さなければならないのです!」
昨日に続き、声がするね
狼が出たぞ、人狼が出たぞと
まるで話に聞いた羊飼いのようだね
ルーフェとやらの言葉を鵜呑みにするわけではないが、頭から否定することもない
人狼が本当に出たのならばそれは一大事だ
皆が力を合わせなければならないだろう、この英雄達の中に人狼がいるのなら尚更だ
ルーフェ、君は嘘を吐いてはいないのだね?
君はこの村を助けたいのかね?
meは驚く、少女から帰って来た反応は、思いもよらにゃいものであった。
本当にいるのか疑問に思う声は仕方にゃいとしよう。恐ろしい獣の恐怖を知らぬ者は、当然の反応だ。
昨晩妙なことを言っていた少女はいうのだ。「狼少年」という物語に似ていると。そんなことがあるものだろうか。
ルーフェの言うことを信じるとすれば、狼はいたのだろう。
ではなぜ【我々に混ざっている】ことににゃるのだ。
不可解である。
meは連れて来たという類ではにゃく、よもやルーフェが狼を作ったとさえ思っている。
魔女…小さきとも化けられるやつであれば、合致がいく。
>>31ドワーフ
「……★貴殿は、この状況をどう捉える?率直にゃ感想でも構わにゃいのだが。」
近づいて来たドワーフへ尋ねてみる。
好きなものを食べたり
モーニングコーヒを飲んだり
他愛も無い話したり
こうも生きていたときは感じなかった
「日常」そのものがこんなに幸せに感じる日が来るとは思わなかったな
観察をしてると、ルーフェという少女が嘆いていた
彼女のその姿になんだかいたたまれなくなり、娘は思い切って話しかけることにした
昨日も話しかけたつもりだが、どうやら彼女はその周りにいた人物と話していたようで、娘の姿が見えなかったようだから
>>38 ルーフェさん
「あの、…本当に狼さんはいらっしゃるん…ですよね?
昨日来た私たちのなかに…
たくさん、は、いないんですよね…?」
無骨な人形を握りしめた娘の姿に少女はなんと答えるのだろうか。
「狼少年」
何故?嘘をつき始めたかは知らないけれど。
毎日嘘をついていたら、その嘘の一つだった
狼が本当に村にやってきた
でも?いつも嘘をついているから助けてくれる人はいなかった
狼少年は、「狼に食べられて」死んじゃった、とさ
だったかな?
……ルーフェさんに、違和感を感じていたんです。何故か、ずっと考えてたんですけど…分かりました。
本当に貴女はヒーローを呼んだだけなのかもしれない。狼は本当に紛れ込んだのかもしれない。
ですが…貴女は「この中に狼はいる」と、そう断言したのです。ほかの誰一人として知らないことを、貴女は知っているのは…何故なんでしょうね。
皆様!ヒーローたるものが寄ってたかって女の子を虐めるものではありません!
ルーフェさんの話された内容はあまりにもとっぴですけれども!囲んで詰めかける様な事をするなんて!
神様はそのような行いも見ているのですよ!
>>43ジョン
☆あの小娘が大ボラ吹きだったなら、問題ない、ちょいと旅行に来たと思えばいい
しかし、もし狼とやらが存在し、俺らに害をなすつもりならばーー
狼の存在を否定して何喰わぬ顔で過ごすのが1番さ
だから、狼をいないと宣言している奴らはキナ臭いと思う
ただ、何にも知らない場合でも、存在しないと考えてもおかしくないんでね
あくまで、怪しさでは次点に落ちる
もう一つの行動、“無条件に狼の話を信じる”方が胡散臭いね
こーんなに不審点がたくさんあるってのに、その小娘1人の言葉を何の条件もなしに信じる、とっても不思議なことさ
バカに近いようなお人よしか、何か思惑を持っているとしか思えないね
例えばーー狼を探すフリをして自分に疑惑の目を向けない、とか
すべきことが、何日も及ぶならこれも必要な作業じゃあないか?
俺が捻くれてると言われれば、そうなのかもしれないが、ちょいと騙されたばかりなんでね
とてもそうそう信用できないのさ
う…。
はあっはあっ…。この耳と爪は一体…!
地上の空気が合わないのか、さては私の真の姿なのでしょうか。
目覚めが遅くなってしまったわ。さあ、早く出掛けなければ。
うん、神も仏も置いておくとして
ほら、上を見たらいいよ。お天道様が見ていらっしゃる。
それに、誰も見ていなければか弱いお嬢さんをいじめていいわけではないよ
疑念はあるだろうが、責めるべきはルーフェではないさ
呼ばれた以上この村から人狼を排斥するしかない。いなければいないで何よりだ。
まずは対策を練ろうじゃないか?
海の中とでは時間軸が違うのかしら。もう辺りが暗くなってきてるわ。
一体どのくらい寝てしまってたのでしょう。
…あら、何か騒がしいですわね。
>>54 浦島
心が広大だな、爺さん。
対策、ねぇ。まぁひとまず、ルーフェ嬢の正悪は問わず、狼がいた時のことを考えようってことかね。
確かに一番建設的ではあるがー……俺らの中にいるってことは、並の狼を塞ぐように村を囲む柵を準備するなど、一般的な話はそもそも無意味だ。
いるかいないかも不思議な存在に怖がることも、なんだか童心老体的にピンとも来ないのがな。
何かないのかね。粉をかけたらボフッと顔が狼になるようなそんなものが。
これだけヒーローも集められたのであれば誰か一人ぐらいそんなすごいの持ってても良さそうだ。
我はもう飛べない何かだが。
>>51ドワーフ
「…にゃるほど、大ホラ吹き。」
meは思案する。
侯爵のためとは言え、はたらいていたことはホラ吹きと同じ。嘘から出た真の様にゃものだ。しかし、ルーフェのmeで決定的に違うことは、目的だ。にゃぜホラを吹く?
…理解ができにゃい。
座り込んだドワーフの隣に、meもならって腰を下ろす。
「つまり貴殿は、“無条件に信じていにゃいもの”と“無条件に信じているもの”は信用にゃらんと言うことか?
つまり、meのような、貴殿と同じくルーフェを疑う姿勢でないヤツが怪しい、そう考えておるのだにゃ?」
こんばんは!
村が騒がしかったから、こっそり様子を見てたけど、人狼のお話してたのね。
話は聞かせてもらったけど、小さな女の子を責め立てるのはよくないと思うな。
誰かが責め立てられているのを見ると、こっちまで悲しくなっちゃうんだもの。
まだ誰も人狼の姿を見ていないわけだし、ここはひとつ、穏やかにいかない?
ここで私達が揉めたら、それこそ人狼の思うつぼじゃないかな?
ドワーフと話し込んでいると、他の呼ばれ様の達も様々にゃことを口にしておるようだ。
『おにゃごの涙には勝てない』とカラバ侯爵も言っていたが、ルーフェがぐずると緊迫していた空気が一変し、信じぬヤツが悪へと化す。あんまりだにゃ。
出かけていた爪を肉球に戻し、自慢のヒゲの手入れをする。
ここはひとつ、様子見にゃ。皆がどう感じているか、それだけでも先に確かめてから、魔女かどうかを暴けば良い。
そんな矢先、ルーフェの言葉>>62に、meはハッとし、慌てた。
>>all
「皆のもの!待て!待つにゃ!
ルーフェを信じるも信じぬも、【超能力を持ったヒーローはまだ挙手するでない!】」
身体は小さくとも、声は大きい自身がある。
「【狼がいるかいないか、全員に意見を聞いてからでも遅くは無かろう!無闇に危険を犯す必要はにゃいのである!】」
もし、もしも最悪の事態─狼が混ざっているのなら、超能力者が狙われてしまう。今この場でカミングアウトさせずとも良い。
頼む、meの声を聞いてくれ。届いてくれ。
"落ち着きなさいな、みんな。"
と、シンデレラは静かに声をあげます。
シンデレラには、確信があったのです。
ここに集まっているのは、それぞれの世界で名を知らしめたヒーローたち。
狼がいようと、決して屈しはしない。
みんなで協力すれば、狼にだって立ち向かえる。
不思議と、そんな気がしてならなかったのです。
"みんなも選ばれしヒーローなら、堂々としていようよ。
うろたえるヒーローなんて、カッコ悪いでしょう?"
今日も一日という時間が終わりに近づき、
時を告げる陽の光は傾き始める。
そのぐらい、時間が経っても今朝に送り出した旅人らしき者たちが、依然この村に滞在していることに気がつきます。
一人の悪戯っ子な少女のホラ吹きではなかったのか。
そう簡単に片付けていた村人たちも、こうして何人もの大人たちがルーフェを取り巻きいつまでも話をし続けていることを、不審がります。
彼らは一体。
あのルーフェという少女も、いよいよただの子供ではないのでは。
そんな猜疑心が、村の中心にまだいる一団に向けられます。
娘がルーフェと話をすると猫の姿をしているジョンという者がなにかを唱えてるのがきこえた(>>67)
そしてその言葉にハッとする
「そうね、くるみわり人形の王子さま、いまは冷静になるべきよね。
ルーフェさんの言葉は真実かもしれない。
でもいまは慌てるものではないわ。
そうね、いまを例えるならあのクリスマスのひと時かしら
ええ、それはドロッセルマイヤーのおじさまからいただいたあなたと出会ったときのように。」
無骨な人形を愛おしくみつめた娘の瞳は強く燃え上がってるようにもみえた
…………。
くすくす。
くすくすくすくす。
随分と慎重でいらっしゃいますね、マイヒーロー。
このルーフェの言うことに信用ができないと言うのは分かりますが、何度も申すように、ルーフェは真実のみをお伝えしております。
この村には狼が出た。
それをルーフェは知っている。
えぇ、そこの猫さんはよくご理解されていらっしゃいます。
この夜、いづれかのものが狼に襲われでもしない限り、まだこのルーフェの狂言だとも言えるのでしょう。
ルーフェの言うことが真実だとしても、大事な大事な英雄様を、わざわざ手放すこともございません。
その様子見は大変聡明でいらっしゃる。
観客 ジェラール が見物しにやってきました。
ですが、非常に臆病です。
それでいて一見、意見は一致しているようでまとまりがありません。
誰もが動かずに、静観しているのみ。その行動だけが一致している。
それは、団結とは違います。一般には、同化、と言うのだと、ルーフェは認識しております。
そう、まるで……この村のようです。
かつての英雄の皆様も、各々がお一人だけでご活躍をされてきたわけではございませんでしょう?
ルーフェの、狼がいるという呼び声を信じてくださる方であれば、悪辣なる闇を打ち払うには、団結が必要だと、ルーフェはそう思っております。
玉石混合の英雄たちを統べる者はいづれの者か。
さぁ、我こそはと言わんヒーローは。
ルーフェは、宛が外れたとは思っておりません。
ルーフェの呼び声に応えてくださったヒーローは、皆々各地に名を馳せる豪傑であると、信じております。
この期待に応えられるのも、
ヒーローなのではありませんか?
マイ、ヒーロー。
私は自分の事はヒーローだとは思いませんけれど!
ヒーローであろうとすることはできます!
それで皆様が助かるのであればそうしましょう!
[しばし、集まった面々がこの状況についてそれぞれの言葉を紡いでいく。
少女を怪しむ者。
少女を糾弾する者。
少女に語りかける者。
少女を庇う者。
皆それぞれの心情を瞳に灯して、議論は続く。
それを眺め、ぽつりと、千代は呟いた。]
もし。…もし本当に私たちの中に狼がいるとするなら、彼らは少なくとも見た目にはそれと分からないものである、ということ。
だったら、見た目では見つけられない。
──でも、みんな、声を持ってる。
話をしましょう。人を騙して襲う狼がいるのなら、どこかおかしな話をするはず。それを見つけていけばいい。
我、ルーフェが信用に足るか否かという点より、単純にこのリュミオーネお嬢さんが心配でならんのじゃよ……。
あまりに綺麗すぎてこのままネバーランドへフォーエバーしたいもん。なんかそんぐらい危ういぞよこの娘は。
皆が静観するというのであれば、我も合わせんことはないが、何にせよ我らも動かんと判断材料がないのだぞ。
その点は、千代の言う通りである。
話さなければ何ともならん。
>>88 千代
そうだな、早速だが、
★こんなしれっとした状況で、人に紛れようとする存在はどう行動すると思うかね。
我は、波風は立てんかな、と思うのだ。
その点、誰が信用できて、「誰が信用できないか」
なーんて、よもや自ら敵を作るような発言をしたやつは、我の中ではあまり怪しく映らんな。
みたいな感じで、お嬢さんの話も聞いてみたいと思う。
…面白いことを言う人がいるものですね。正直に狼は名乗り出てくださいだなんて。名乗り出たらどうするんです?説得して改心させるんですか?
……俺には分かりませんが、正義に対立するものはまた別の正義を持つと言います。狼の考えを変えるなんて、それこそ脳みそを弄るか、胎児からやりなおしてもらうしか。だから、名乗り出たら、幸せのために殺さなきゃならないんですよ、狼は。
ふぁ……わたくし、本日はすっかり長いおひるねをしてしまいましたわ。
なんだかさいきん、十五の誕生日が近づくにつれて、段々と眠気が増してくるのです……。
狼さんは死んだことありますか?ありませんか?未知への恐怖は怖いでしょうし、俺が教えてあげますよ。
死ぬのは怖いですよ、冷たくて、身体が動かなくなって。そして、生き物からモノになった時、ゴミのように捨てられるんですから。
でも、幸せのためには犠牲が必要なんですよ。この村の幸せのために、狼さん、あなたたちの正義は不必要なんです。
幸せに、しなくては。幸せを守らなくては。それが王子の願いなのですから。
わたくしはある種の確信を抱いております。
わたくしたちは昨晩聞こえた声の通りの"役割"を果たすことを強制力をもって求められている、と。
ーーもしかするとそれは、わたくしが今まで十四年間、眠り姫という役割を与えられ続けてきたからこそ、確信めいたものを抱いているのかもしれません。
ですが、皆さまにも聞こえたはずです。
昨晩のあの"声"が。
ルーフェさまの言うことを全て信じる、という訳ではなくとも、夢の中で皆が同時にあの声を聞いた、という事実は、少なからず何らかの信憑性、あるいは予感めいたものを感じても、おかしくないのではありませんか?
やれやれ、散歩から帰ってみればヒーローたちが大集合というわけか。せっかく無事に朝を迎えることが出来たというのに…ルーフェはああいうが、今夜も誰も襲われなかったら俺は帰らせて貰うからな。
ねぇ、残酷なものです。
悪役が居るからヒーローが居るのです。
眩いばかりの光があるからこそ、暗く沈んだ闇が産まれる……どこかで聞いたことのあるお話ですわね。
>>69ツバメ
「賛成していただけて、嬉しいにゃ。
そうだった、meは夢で声を聞いたのだ。そのことについて、誰かに聞くの忘れておった。
…ということは、お主も、にゃのだにゃ?」
何が、とは言わずとも、これだけで伝わるにゃろう。
名言する事は避け、ツバメに返事をした。
他の何名かも似たようにゃ発言をしていたのを聞いている。だいたい経験している事はおにゃじっぽい。
何名か、meの意見に賛同する者の声を確認できた。
よかった。ちゃんと届いていたと安堵する。
>>77ルーフェ嬢
「臆病?ノンノン、立派な戦略のひとつであるぞ。meを侮ることにゃかれ」
お待たせ!
ダージリンはストレートが1番美味しい飲み方らしいから、お砂糖だけ持ってきたわ。
誰が飲みたいか分からないから、多めに作ってきたから、これもご自由に飲んでね。
《ポットののったトレーごと近くのテーブルに置き、一緒に持ってきたお砂糖の壺とティーカップを置く》
わたくし、実はとても勘が鋭いのです。
そうそれは、人智を越えた何かからのお告げ……。
ルーフェさまの仰ることは、明日になればきっと分かる。
ーーそんな気がするのです。
おや。キミとは確か初対面だったな。
初めまして、姫。
俺のことは親しみを込めて……そうだな、ギルバートとでも呼んでくれたまえ。まあ、これも別に本名というわけではないのだが…名で呼び合う方が秘密を抱える2人、という感じがするだろう? 同じ境遇を抱えた者同士として、ぜひ仲良くしてもらいたい。
どうやら俺たちは、ルーフェが云う狼のようだな。
……もともとオオカミの血が流れていたのか、この村に来てしまったせいで変えられてしまったのか。
或いは――まあいい。
さて、姫。
俺たちはどうしようか。
…ヒーローは遅れてやってくるもの、なの
だから、今からヒーローはでなくていいの
でもね、もし狼さんが現れたというのなら、くるみわり人形の王子さま、あなたがきてくれれば、私はなにも言うことがないのに…
…さて、どうやらまた寝る場所を探さなくてはならないみたいなの…
こんなに大人数でお布団パーティーだなんて、初めて!
きっと楽しくなるわ!
にしても、人狼の噂さえなければ、穏やかでいい村ね。
明日、何もおこらなければ、村の人達に故郷の町への帰り方を聞いて回ろうかしら。
困っている人がいれば見過ごせないけど、人狼が人を襲う噂以外は平和な村だし、おばあちゃんやカイが心配しちゃうものね。
っはっはっはっはっは!!!!!!!
っはーーーーっはっはっはっはっ!!!!
海賊の亡霊の顕現である!
貴殿ら少年少女らを、海の底へ引きずりに来た!!!
っはっはっはっはっはっは!!!!!!
娘は遠くでお布団パーティとやらで騒がれてる様子を眺めていた
「いいな、私もはいりたい…けど…」
なんせ、娘は未だにルーフェ以外のヒーローたちと話していないのだから。
>>123 マーシャ
"仲良くして…くださいませんか?"
シンデレラにとっては、この一言を言うのも必死なのでした。
しばらく経って皆の元へと帰ってきたとき、姫は思った以上に多くの毛布を抱えておりました。
なにせ姫の出で立ちは、どこの王侯貴族のご令嬢か、というそれだったのですから。加えて姫自身も、御伽話に加わるほどの薄幸の美人でありました。
ここに集まったヒーロー程でなくとも、人の良い村人たちは、いかにもという姫を放っておけなかったのでしょう。
「ふふ、やはりですわね。
わたくしが思った通り、可愛らしいお嬢さま方が増えておられますわ」
>>120 王妃 シンデレラ
>>123 マーシャ
姫は二人の後ろからそっと近づいて、わぁっ!と叫びつつ、二人の頭へと毛布を被せました。
「だーれだ!」
っはっはっはっはっはっは!!!!!!
布団の海賊亡霊フックんは宿敵ピータンに散々飛び回られているため、上空攻撃には非常に慣れている!
雉ごとき、桃の剣士一の影薄従者の嘴なぞ何でもないのだ!!!!
>>ゲルダ
貴様ッ!
このお布団フックんのキャプテンマントに触れるなど!
というかちょっと待って、
いつの間に増えてるのお嬢さん方。
枕砲弾の多方向全掃射はズルない?
それは駄目じゃろ、飛べないフックんに逃げ場所なぞあるわけが
げっほごっほ
それと老いが
やめ
うーん、頭がふわふわしてきちゃった。
あったかい紅茶飲んだせいかな・・・瞼がとっても重いからもう寝るね〜。
《横たわり、ごそごそと毛布の中に入り込む。》
ほんとは、みんなと、もっ、と、あそびたい・・・zzZ
星空を眺めながら、meは思案する。
本当に、狼は混ざって【しまった】のだろうか。
それともmeの仮説が正しいのだろうか。
嫌にゃ感じがする。城でみた夢の、妙にゃ空気感。
気味が悪い。
狼少年…ツバメの親しい仲でありそうなオスカーとやらが、それらしき物語を紡いでいた。確か、少年は最後に食べられていた。
me達が、御伽話の英雄?バカげてる。meはカラバ侯爵の唯一無二の家来。meの話で本を作るなら、印税を寄越せである。しかし、そんな話はちっとも耳にしていにゃい。
meは思案する。
不可思議にゃ出来事が起こっている。物語をにゃぞらえた世界ならば、ルーフェは狼に食べられる運命にゃ。
それを、本人は知っているのだとしたら。明日、命が散る運命ならば……
……。
とまぁ、こんなものであるようだよ、お嬢さん。
>>ルーフェ
ご覧いただけたかな。
我らがヒーローの団結力。
きっとお嬢さんなら、過去のヒーローは目の前の闇に向き合わぬ、日和見だ、腑抜けた集団に堕ちたとでも言うかもしれんがね。
ここまで一瞬にして打ち解ける人の心の光、
この皆と同じ船に乗ることがあれば、我は沈むことはないと思うがね。
ネバーランドでなくとも、世界はこんなにも優しいのだ。
屋内からは、可愛らしくも無邪気な声が聞こえてくる。この中に、ルーフェは混ざってにゃさそうだ。
meは思い出す。あの呼び声を。
あの声は確かにSOSであった。間違いない。しかし、表情かえず告げたのだ。この中に狼がいると。連れてきてしまったのだと。
meは思案する
本当に、手違いであるのならば。彼女には狼がわかるのではにゃいのか?追い返すのは容易いのではにゃいか?
……わからにゃい。
>>105笛吹き男
「星空が綺麗であるにゃ。meはジョン。ネコである。聞きたいことがあるのだが。★貴殿はなぜ1人でいるのだ?」
少しべつのことを考えようと、少し離れた男に声をかけた。
朝から晩まで、ほとんどをこの屋根の上で過ごす男を、meは見逃してはいにゃいのだ。
姫は皆が寝静まった中、再び一人物思いに耽ります。
姫は、この中で、もしかすると唯一人、今晩何かが起こると、確信めいた嫌な予感をもっておりました。
――しかしそれと同時に、残酷なことに姫の心は浮足っていたのです。なぜなら、何かが起きるというのは、すなわちヒーローの登場を表しておりました。
"ヒーローとして狼を打ち倒す。"
姫はそう考えるとなかなか寝付けませんでした。
それは恐怖からではなく興奮からでした。
その興奮は、ただの正義感からだったのでしょうか。
それとも――。
>>124
突然、話しかけられて娘はビクッとする
振り向けば美しい顔立ちをした、お姫さまだった
名を聞けばシンデレラと名乗る
なんて美しい顔立ちなのだろう、そして何よりスラリと伸びる脚も魅力を感じた
まじまじと見てから娘はハッとして
>>124 シンデレラ
「あ、あの、私でよければ、仲良くして…ください…
私は、マーシャといいます。こちらはくるみわり人形さん…私の王子さま、なの。
よろしく、お願いします…」
無骨な人形を抱き締め、振り絞って出した声は美しい姫君の耳元に届いたのだろうか?
そうですか。
期待外れと申しますか……いや、期待した通りと申しますか。
ルーフェは昂揚しました。
同時に、不快でもあります。
くすくす。
良いでしょう。
流石はこのルーフェ。
このルーフェの呼び声に応えたヒーローは多少なりとも骨があるようであらせられます。
可愛い可愛いルーフェの下僕たちに、少しでも宛がつけばと思いましたが、上手くはいきませんか。
くすくす。
オデット嬢は言っていた。彼女の知る悪魔ではにゃいと。
しかしmeはこの目で、人食い鬼が化ける姿を目の当たりにしている。故に、化けることも可能だという仮説に辿り着いたまで。
meは思案する。
仮説が正しく、ルーフェに姿を変えられたのだとしたら。
ヒーローがいるからこそ、名乗り出にゃいのだ。否、名乗り出れにゃいのだろう。
理由は簡単である、退治されてしまうから。
信じて貰えにゃいという悲壮感だったり、狼の意識に呑まれてしまった者もいるかもしれにゃい。
どちらにせよ、名乗るのはマヌケだと、わかるにゃろう。
生き延びる術を身につけるにゃろう。
考えを巡り巡らせた結果、やはり手違いよりもルーフェの魔女説が濃厚ににゃりがちだ。
ルーフェの言葉を信じるも信じないも、
狼のハッピーエンドは、村を襲い尽くし、壊滅させることだろう。meはそう思案する。
にゃにゃっ。面白くにゃい。全くもって面白くにゃい。
いいにゃろう。
本当に狼がいるにゃらば。
このネコ、全身全霊でお相手致す。
喉元を噛みつき、爪で切り裂き、meを敵に回したことを後悔させてやる。
静かに、闘志に火をつけた。
俺は…この村を不幸になんてさせませんから。俺はただの、特別なことなんて何も無いツバメだけれど、俺がヒーローとして呼ばれたのもルーフェの吐いた嘘の一つかもしれないけれど、出来ることはやりますよ。
王子が幸せを願うなら、俺もそれを全力で叶えなくては。それが、俺の役目なのですから。
ですから期待してやまないのです。
ヒーローが倒すべき悪を前にした時の、その顔に。
このルーフェが舞台を降りた後に起きる英雄譚に。
このルーフェに全力で向かってくる、皆々様に。
しかし、ルーフェは驚嘆を覚えました。
ここまで見分けがつかないとは思っていませんでしたから。
本当に、人を象ることには右に出るものはいないのでしょう。
或いは人を象れるのですから、他の何物になることでさえも容易いのかも知れませんね。
ねぇ?
ツバメさん。ジョンさん。
meは思案する。
meがいの一番にこの村へやって来たこと。
姿が“猫のまま”であること。そして、夢で聞いた声のこと。
全てが、ルーフェに仕組まれた茶番劇であることを。
それが喜劇へなるか、悲劇へ転じるか。meたち“ヒーロー”に委ねられていることを。
不愉快だ。非常に不愉快である。
>>144
>>150ルーフェ
「……勿体ぶらずとも良いぞ。★目的はにゃんだ?」
昼間でもにゃいのに、瞳孔が開く。
>>152 ジョン
目的! くすくす。
もう既に申し上げましたよ。
☆見聞に違わぬ英雄譚をこの目で見納めるため。
傲慢で身勝手なこの世の闇となりて、
このルーフェの作り上げた舞台で存分に、ヒーローである皆様に自由闊達に"働いてもらう"のが、ルーフェの望みでございます。
その果て、ルーフェは見届けることでしょう。
☆この中で……一番のヒーローはいずれのものか。
その者の活躍を見届けることこそ、ルーフェがこの舞台を整えた目的、でございます。
ご理解に苦しまれますか?
納得がいきませんか?
腹に据えかねますか?
当然でございます。
往々にして、悪は、そういった存在なのですから。
くすくす。
>>145ドワーフ
「貴殿なら、賛同してくれると思っていたよ。どちらにも、にゃ。」
最後の方の言葉は、meのこの耳を持ってしてもブツブツと紡ぐ言葉を拾えにゃかったが、それでも返答は充分であった。
相変わらず表情の読めない男であるが、始終一貫している男は、今の所敵対する理由がにゃい。猫の秘密を話した男に信頼を置いた。
やはり目線を合わせた人物に悪い奴はいにゃさそうだ。
「ルーフェの口ぶりからするに、明日からなにかが起こる。何かが始まる。貴殿も気をつけたまえ」
元来、小鬼だったものに警告するのは些かトンチンカンな行動であるが、共に戦える人物が、こんな早々と退場されるのは中々に惜しい。
戦力はあるに越したことはにゃいのだから。
そうだ!
少しばかり早いやも知れませぬが。
この舞台を無事に終わらせることができた暁には、
元の世界へ帰られることと致しましょう。
故郷が恋しいヒーローも、いたようですからね。
これで張り合いも生まれましょうか。
くすくす。
くすくすくすくす。
>>153ツバメ
「何を狼狽えておる。正気を保て。凛としろ。
それが難しいのにゃら、己の最愛の人物を思い出すが良い。
さすれが自然と前を向ける。」
触れにゃいと誓った相手に、背中を叩き激励することはできずとも、言葉で鼓舞することはできる。
「幸せを守りたいのだろう?」
>>158 ドワーフ
正鵠。
このルーフェがこの村を見つけ出し、この村にたどり着いたことこそが、
この村に狼が出たことと同意となるのです。
全ては申し上げた通り、
このルーフェの意思。
さぁ、平和で静かに?
よしてくださいな。
ヒーローの英雄譚は苦難を課せられ、災禍の中になければ生まれません。
果たしてこのルーフェの下僕たちがそれを許してくれれば、願いは叶うのでしょうが。
いかがでしょうかね。
きっとこのルーフェの我儘に付き合わされ巻き込まれた狼そのものたちも、ルーフェにご立腹でしょうから。
一筋縄とはいかないと、思いますがね。
くすくす。
くすくす。
くすくすくすくす。
うっとりとするほど……美しい。
この美しさが。
ルーフェを幾度となく魅了した、英雄たちの絆。
願いが叶ってよかった。
ルーフェはそう思います。
もしもこの舞台が本の文字に、挿絵に、戯曲になることがあれば。
ルーフェは、どのように描かれるのでしょうか。
それはきっと醜悪で、見るもおぞましい、我欲の塊と称されるのでしょうかね。
くすくす。
>>155ルーフェ
「…左様であるか。やはり貴様は魔女、あるいは悪魔の類、人ならざる者なのだにゃ」
初めて見たあの夢で感じた“殺気”は、こういうことであるか。合点が行く。妙に芯の強い声も、明確にゃ理由があってこそ。
面白くにゃい。非常に面白くにゃい。
気に食わぬ。ネズミがクローゼットの奥に入り込むことよりも、気に食わぬ。
今すぐにでも飛びかかり、喉元を食い破る衝動を抑える。
今ここで、諸悪の根源を倒したところで。カラバ侯爵の元へ帰れる確証がにゃいのだ。
これ以上、meは魔女の声を聞くことをやめた。
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