1794 【RP村】Bite the Bullet.【異能/サイキックバトル】
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羊飼い メロス は 配達屋 ノエル に投票した。
闇商人 ライザ は 配達屋 ノエル に投票した。
農夫 ハロルド は 配達屋 ノエル に投票した。
配達屋 ノエル は 羊飼い メロス に投票した。
配達屋 ノエル は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
現在の生存者は、羊飼い メロス、闇商人 ライザ、農夫 ハロルド の 3 名。
羊飼い メロスは、メモを貼った。
( A0 ) 2017/07/07(金) 00:05:58
借りるぞ。
[ライザは、ハロルドに告げた。
メロス>>3:140を引き取るのなら、地面に横たえられるだろうか?
それでも、ノエルをテントに運ぶ間、ライザはメロスを相手にするつもりだった]
( 0 ) 2017/07/07(金) 00:07:36
あぁ。
[休むというノエル>>3:141に相槌を打って、左腕をノエルの背に添えるように回す。
右腕ではメロスが抵抗するように身じろいでいた>>3:140が、ハロルドの腕を払い除けるほどではなかった]
……ひとまずは治まったようだな。
[安堵の色が浮かぶ*]
( 1 ) 2017/07/07(金) 00:07:41
[メロスが、倒れたままなら見下ろし、立ち上がるなら視線を注ぐだろう]
構えろ。
何だその型も何も無い姿勢は。
お前の力とやらは、異能とやらはそんなものか?
[ライザは、メロスに言葉を浴びせかけてゆく*]
( 2 ) 2017/07/07(金) 00:11:50
[ハロルドが救護テントに行く際、銃弾>>3:36を求められれば、ライザはハロルドの方を見ずに銃弾を放って渡しただろう*]
( 3 ) 2017/07/07(金) 00:19:30
うう……。
[ハロルドがその場を離れた後。
地面に横たえられた>>0メロスは呻きを漏らす]
痛い……イタイ……。
おれは、何を……このケガ、なんで……。
[うわ言のような言葉が漏れる。
先のような凶暴性はないが、記憶の混乱は起こっているようだった]
( 4 ) 2017/07/07(金) 00:24:10
[その頭上に影が差す。
視線を動かせば、こちらを見下ろすライザの姿が見えた>>2]
…………。
[頭が痛い。
何故このようなことになっているのか、思い返そうとすると頭痛に苛まれる。
だが、見下す視線に、暴れ狂う感情が鎌首をもたげようとしていた]
……馬鹿にするな。
[歯を食い縛り、痺れた身を起こし立ち上がろうとする。
動きはままならず何度も尻餅をついたが、ライザを睨み付ける視線を外すことはなかった*]
( 5 ) 2017/07/07(金) 00:24:31
…任せた。
[借りると言ってメロスを引き受けるライザ>>0に頷き、解放された右腕でノエルの左腕を掴んだ。
ノエルに対して引力軽減を施し、向かい合う形でノエルの頭を自分の右肩へと乗せ、右腕を両腿の裏へと差し込み抱え上げる。
まるで子供を抱えるような体勢だが、左腕を使えない以上致し方ない]
ライザ、銃弾を借りられるか。
分析機器がある。
[銃弾のことを思い出してライザに問いかけると、彼はこちらを見ずに銃弾を投げ渡してきた>>3。
自分の状態を思い出し、あ、と思ったが、銃弾は運良く差し出した左掌の上で跳ねた。
触れた瞬間に引力制御を施して今度こそ掌に収める。
一度だけライザの背を見遣った後、ハロルドは救護テントへと足を向けた*]
( 6 ) 2017/07/07(金) 00:24:43
[両手を左右に伸ばす。
袖の長い外套が揺れた]
望むなら、幾らでも馬鹿にしてやる。
構えろ。
三度目は無いぞ。
[ライザは、メロス>>5を見下ろし、構えるならば掌打を。
構えないならば両手の武器を伸ばした。
武器を振るう場合は、鋭い刃が袖先から伸び、ライザは一回転し深くメロスへと踏み込みながら振るったろう。
ライザからの攻撃が、メロスが回避が不可能でも、または電撃を放とうとも、メロスの体は大きく下からの集積物に突き上げられようとしたか*]
( 7 ) 2017/07/07(金) 00:33:27
……五月蠅い。
[ライザ>>7の物言いに不快そうに眼差しを鋭くするが、行動としては彼の言葉通り、震える手を持ち上げ構えようとする]
[長い袖の奥から掌打が振るわれる。
反撃は考えず、両腕を胸前へ寄せるようにして身を守ろうとする。
しかしその攻撃が到達するより早く、下からの攻撃がこちらの身を突き上げる]
がっ!
[その身はあっさりと宙を舞う。
ライザが何もしなければ、その身は無様に地面へ転がることとなる*]
( 8 ) 2017/07/07(金) 00:41:44
[決壊しそうなものを耐えた。
ライザの見た目は平静だ。
ライザは、地面に転がったメロスの胸ぐらを掴んだ]
お前の力で何が出来る?
やって見せろ。
[逆光の中、ライザの黒目は爛々とする。
その目が薄く青みを帯びた。
現在のライザの周囲は、物体収納能力、つまり空間を制御しているに等しい。
ライザには、周囲の望む場所から、収納している物なら何でも出せた]
お前の力を使わなければ、削れるぞ?
それとも、お前の腰の物でも使うか?
[腰の物、杖の話を口にする。
ライザは、メロスの胸ぐらを突き放すように離し、手元にナイフを現し、鞘を引き抜いた。
それを空中に放り投げる。
ナイフが消え、メロスの肩口を掠めるようにナイフが後方から前方の地面に突き立った]
( 9 ) 2017/07/07(金) 00:52:14
[メロスも、ライザの異能の一端が分かっただろう。
ナイフを投げ、再び出した>>9その次は、メロスの頭上辺りの空間から、抜身の大小のナイフの群れが顔を覗かせ、落ちて来た]
足を動かせ。
手を動かせ。
[ライザは、メロスを睨むように見ている*]
( 10 ) 2017/07/07(金) 00:56:18
お、おれの……力……?
[ライザの言葉>>9にメロスは混乱する。
自身が制御の利かない力を振り回し、周囲と自らを傷付けたことが、記憶から抜け落ちているからだ]
[いや――本当にそうなのか?
本当は、受け入れられてないだけではないのか?]
お、おれは……。
[胸倉を掴まれてもされるがままで、力なく首を振る。
するとその身は乱暴に突き放され、後方に数歩よろめいた。
ライザがナイフを鞘から引き抜く様が、視界に映る]
( 11 ) 2017/07/07(金) 01:17:06
ライザ、何をする気だ!
[刃物の存在は、ライザの本気を感じさせるには十分だった。
彼は周囲の空間に能力を展開しているのだから、気付くのは遅すぎたくらいだが]
つっ……!
[ナイフが空中に消え、直後肩に走る痛み。
後方から前方へ飛んだナイフが、地面に突き立つのが見えた]
……う……。
[死角からの攻撃。
彼はその気になればそのくらいやってのけるのだと、組み手の師匠としての戦闘力しかしらないメロスは思う]
( 12 ) 2017/07/07(金) 01:18:13
[逡巡している間に、ライザは頭上の空間に、ナイフの群れを出現させる。
何もせずに居れば、確実に大怪我を負わされる攻撃]
[意を決したように、腰の杖を引き抜く]
う――――
うわああああああっ!
[恐怖と怪我の痛みから、幾らか無様な動きになりながらも、必死に抜き身のナイフを避け、払おうとする*]
( 13 ) 2017/07/07(金) 01:18:31
[大小の抜き身のナイフが落ちる間、手出しはしない。
避け払えた分は、メロスは傷つかずに済むだろう]
( 14 ) 2017/07/07(金) 01:22:52
まさかお前。
俺に遠慮してるのか?
おいおい。
俺を殺せると思っているのか。
お前が死ぬぞ。
[ギロリと睨む]
壊してみろ。
俺を殺してみろ。
お前の中には、瞋恚があるだろ?
[P13ドームや、この村ではあまり聞かない言葉を口にする。
電撃を溜め込まないよう抜く>>3:110理由もあるだろうが、それにしても優しさは無く厳しさのみ感じるだろうか?]
( 15 ) 2017/07/07(金) 01:23:15
…………打ち払うだけか。
くだらん。
[ず、と、メロスの頭上辺りの空間から大きな木箱が顔を出す。
中身は空だが、木箱としての重量はある。
落ちたナイフ達は、地面に突き立った後に、ずずっと溶けるように沈んでいくだろう]
このまま殺すか。
[両腕の武器を展開した。
袖の中から刃が覗く。
杖を取り出した>>13と確認した上での行為]
( 16 ) 2017/07/07(金) 01:30:07
[木箱の対応が終わるか終わらないかの頃、ライザは、ト、と地面から跳躍した。
遮蔽として置いていた装甲板を途中で蹴り、加速。
メロスに肉薄し、首を刈る軌道で片方を振るい、もう片方はライザの身が一回転した後に腹部へと振るわれる]
退かないと死ぬぞ。
[ぽろり、とライザの懐の辺りから小型手榴弾が零れ落ち、そしてライザは後方へと下がり、メロスがどのような対応をしたのであれ、爆弾が爆発したのであれば煙の向こう側を透かしみようとしたか*]
( 17 ) 2017/07/07(金) 01:35:30
[必死に抗った所で全てのナイフを避け切る技量はなく、幾らかは外套や、その中の皮膚を切り裂くものもあっただろう。
傷付き、ライザを睨み付ける瞳に無軌道な凶暴性はなかったが、強い怒りは確かに宿っていた]
遠慮? ……馬鹿な……。
[ライザの言葉>>15は、つまりこちらが死んでも構わないつもりで攻撃を仕掛けてくると読み取れた。
ライザの言う瞋恚という言葉の意味はわからなかったが、彼を殺すつもりで動かなければ、この場を切り抜けられないという、追い詰められた状況は肌で感じられた]
( 18 ) 2017/07/07(金) 01:57:06
くそっ……!
[頭上に大きな木箱が現れる>>16。
直撃すれば脳へのダメージは避けられないそれに、反射的に体が動く。
それは、弾かれたような――筋肉を電気で刺激して動かしたかのような、跳躍だった。
本来の筋力を越えた動きに地面を大きく削りながらの着地となるが、何が起こったのか考える暇は与えられない。
両腕の武器を展開したライザが、こちらに肉薄していたから>>17]
ぐっ!
[一撃目は首を刈る軌道、喰らえば致命傷となるそれを全身に冷や汗をかきながら大きく身を仰け反らせて避ける。
流れるように回転しての二撃目は、杖で受け止め。
反動で一歩下がった所で、無造作に転がり落ちた手榴弾が見えた]
( 19 ) 2017/07/07(金) 01:57:22
嘘だろ……っ
[殺傷能力どころか、周囲に被害を及ぼしかねない武器だった。
しかしそれを止める手段を、自分は持ち合わせてはいない。
出来るのは、自分一人が必死に逃げることだけだ]
(さっき何か――普段とは違う動きをしていたはず)
[組み手での自分の力量も、筋肉の使い方も覚えている。
だから自分が、それとは外れた動きをしたことにも気付けた]
(おれの体――流れる、力……?)
[手にした杖が力を伝導する――それはメロス自身が気付いてはいない、無意識の行為ではあったが。
爆弾が炸裂する瞬間、メロスは限界を超えた跳躍力で、後方へ大きく跳ぶ]
――はあ、はあ……はあ……。
[煙が薄れたなら、そこには片膝をついて着地したメロスが、呼吸を乱しながらも相手を見据える姿があることだろう**]
( 20 ) 2017/07/07(金) 01:57:59
羊飼い メロスは、メモを貼った。
( A1 ) 2017/07/07(金) 01:59:56
羊飼い メロスは、メモを貼った。
( A2 ) 2017/07/07(金) 02:01:26
( 21 ) 2017/07/07(金) 02:04:34
[ライザは、目を閉じ開けるとメロス>>20を睨みつける]
周りを見ろ。
異能を使うタイミング。
インパクトの瞬間。
[遮蔽物は、テント前以外には散漫に落ちたままであり、これを利用して、ライザの物体収納能力を利用した攻撃の一部の遮蔽を試みれるか]
( 22 ) 2017/07/07(金) 02:12:03
それすら出来んのか?
本気にならないなら、俺が壊してやるぞ。
見窄らしい家屋。
住人。
羊。
[ライザは、メロスの反応を見るように、ひとつずつ単語を口にし、単語の間の時間を長めに開ける]
親が流行り病で死んだのは残念だな。
居れば、目の前で殺せた。
それとも、死んだから柵があるのか?
生きていれば、お前は自由に'外'に行けたかもしれんな。
( 23 ) 2017/07/07(金) 02:13:50
( 24 ) 2017/07/07(金) 02:25:35
くだらん。
お前の力をもっと見せてみろ。
【おれが】力を使う。
【おれが】やるんだろ?
使ってみせろ、メロス。
[異能を使うことによる、精神混濁やこれまでの記憶の亡失も、裏で進行しているかもしれない。
それでも、ライザは手を緩めなかった。
先程回収した大小のナイフを両手の指に挟むと、一挙にメロス目掛けて投擲する]
( 25 ) 2017/07/07(金) 02:29:34
[ナイフ達は、メロスの体に疎らに突き刺さる軌道だった。
その一部が、突如消え他方向からメロスの体に突き刺さろうとする。
それを最後まで見ず、ライザは駆けた。
メロスの足元から、掬い上げるように足払い、肘を鳩尾に打ち込み、目を突き刺そうと刃を突き出した。
そのまま、可能であればメロスの背面へと背中合わせになるよう身を滑らせ、摺り抜ける最後に片手の武器で首を断とうとする]
( 26 ) 2017/07/07(金) 02:41:16
[ス、とライザの両腕の武器が引っ込み、ライザの両手がメロスの杖を持ち、メロスを引き剥がそうと胴に強い蹴りを入れようとする。
もし引き剥がせたなら、メロス目掛けて杖を投擲するつもりでいたか**]
( 27 ) 2017/07/07(金) 02:44:08
エースサイキッカー E・E・Eは、メモを貼った。
( A3 ) 2017/07/07(金) 19:19:29
── 岩山そして ──
[救護兼確保用の常駐テントの方から見える崩れた岩山。
そこでは熱と光が乱舞している。更には、チカ、チカ、と瞬く銀光らしき物。
何らかの空間制御であろうか、一度見た事がある者には分かるだろう『境』が空高く発生、km単位で岩山地帯を覆った。
それは、徐々に何かを閉じ込めようとするかのように、低く狭く小さくなってゆく。
救護テント内では、ジェイクやエイミーを運んだ後も、村人達は救護テントの中にいたり、表口からではなく裏手から出入りをしている者もいるようだった。*]
( 28 ) 2017/07/07(金) 20:12:15
― 救護テント前 ―
[息を切らし見据えた先から、ライザの言葉が飛んで来る>>22。
助言とも思えるそれに怪訝そうに目を細めた刹那>>23]
お前……っ
[ライザの言葉>>23に単語一区切り毎に怒りを強くし、歯を剥き出しに睨み付ける。
特に、住人や羊というかけがえのないものを壊すと言われた時、感情は強く動いただろう。
しかし、それ以上に]
ふざけるな!
そんなことのために、父さんと母さんの名前を出すな!!
[亡き両親を引き合いに出されたことが、逆鱗に触れた。
仮の話とは言え、目の前で命を奪うと言われて許せるはずもない]
( 29 ) 2017/07/07(金) 20:21:23
ああああああっ!!
[ライザの挑発>>25に、吠える。
自身がその言葉を吐いたことを明確には覚えていなかったが、自らの内にそうした人格が形成されつつあることを、ぼんやりとだが自覚し始めていた。
しかし、全てに納得するまで思考する時間を、ライザは与えてはくれなかった。
大小のナイフが、一気にこちらへ向け投擲される]
はっ!
[前方から迫るナイフは、反射的に弾けはしただろう。
しかし、空間転移し他方から迫るナイフ>>26に手が回らない。
その時、咄嗟に己の身から電気を放出させたのは、本能的なものか。
それは周囲の空間に影響を及ぼし、金属製のナイフが影響下に入れば、それを帯電させる]
くるなっ!!
[叫びを上げると、まるで命令に従ったかのように、空中のナイフが弾かれ地面に落ちた。
それは電磁気力による作用だったが――メロス自身にそれを理解するだけの教養はない。
ただ、そこに可能性を見出すことは可能だった]
( 30 ) 2017/07/07(金) 20:21:48
[結果を見届けるより早く、ライザの足払いが到達する。
宙に浮いた体に、すかさず肘が打ち込まれ呼気が漏れる]
かは……っ
[痛みと共に呼吸が一瞬止まるが、それよりも目を狙い迫る刃への本能的な恐怖が勝った。
体を雷撃で跳ねさせ無理にでも回避しようとするが、それでも頬を深く斬られるのは避けられない。
なおも追撃は止まず、背面へと滑り込むようにしながら、首を刈る一撃が放たれる。
それを喰らう訳にはいかないと、右手の杖を割り込ませるように振り上げながら、杖の機構を操作する。
展開した槍の刃が、ライザの攻撃を受けつつ電撃を迸らせた。
それは僅かでも刃の軌道を逸らせることは出来ただろうか]
( 31 ) 2017/07/07(金) 20:22:21
[気付けば、ライザの武器はその腕から消えていた>>27。
しかしそれは戦闘終了を意味はせず、彼はこちらの得物を掴んだかと思うと、胴へ強く蹴りを入れた]
ごほっ!
[両手で杖を掴み、取り縋ろうとはするだろう。
しかし内臓に響く攻撃を入れられれば、やがてその手は力なく剥がされ、杖を奪われることとなる*]
( 32 ) 2017/07/07(金) 20:22:40
羊飼い メロスは、メモを貼った。
( A4 ) 2017/07/07(金) 20:31:25
─ 救護テント ─
[ライザが積み上げた障害物や障壁を避けながら救護テントへと向かう。
その間、思い出すのはドームで暮らしていた頃のこと。
こうしてノエルを抱え上げるのも10年振りか。
あの時はもっとノエルは小さくて、片腕にも簡単に収まるほどだった。
会わなくなった歳月の長さを改めて思い知る]
…お転婆なのは昔のまま、なのかね。
[あまり良い異名とは言えないかもしれないが、それを得るほどの活躍をしているノエル。
昔を懐かしんで口元が僅かに緩んだ]
( 33 ) 2017/07/07(金) 20:43:25
[ノエルを空いている医療ポッドへと収め、起動ボタンを押す。
自己再生能力を持つノエルだが、治療も合わせれば回復も格段に早くなると思ってのこと。
早く回復して欲しいと言う願いがそこにはあった]
…ん、こいつは良い。
[自分の治療をするために医療ブースを物色していると、負傷部位だけを覆って治療を施す機器を見つけた。
確実な治療をするならば医療ポッドに入った方が良いのだろうが、長く時間をかけるわけにはいかない。
ハロルドは見つけた機器を左腕と腹部に装着し、傷口の縫合だけを行った]
( 34 ) 2017/07/07(金) 20:43:28
[救護テントの表口側に座り、縫合の完了を待っていると、奥から村人が一人やってきた]
「ハロルド、お前……異能者なのか?
メロスも……ずっと隠して……」
────………
[問いかけてくる相手に顔を向け、少しだけ顔を逸らして相手から視線を外す。
その村人はどうやら一部始終を見ていたようで、ハロルドへと向ける視線には困惑と憤りが垣間見えていた。
ハロルドがメロスに異能力者であることを明かした時と似たようなもの]
( 35 ) 2017/07/07(金) 20:43:52
……俺は生まれつきだが、メロスは違う。
ドームから逃げてきた犯罪者に強制的に開花させられた。
あの暴走ぶりが何よりの証拠だ。
俺のことはどう思われようとも構わない。
だがアイツは……メロスは、望んで異能を得たわけではないし、
望んで人を傷つけたわけじゃない。
それだけは覚えていて欲しい。
[再び村人を見ての言葉に、相手は言葉を詰まらせたようだった。
地面に視線を落としてから、何かを振り切るように奥へと戻って行く]
……………
[それを見送った後、ハロルドは天井を仰ぎ大きく息を吐いた*]
( 36 ) 2017/07/07(金) 20:43:56
( 37 ) 2017/07/07(金) 20:45:31
[ライザはメロスから杖を奪い、懐かしい気持ちを感じるよりも先に、心胆を寒くした。
筋がいい。
そして、恐るべき速度で異能を物にしつつある]
( 38 ) 2017/07/07(金) 20:47:10
[ライザは、メロスを睨んだ]
何がだ?
親など、お前にとっては柵。
村にいる理由ではないのか?
そんなに激怒するなら、もう一度言ってやる。
'生きていれば、俺が殺してやった。'
[ライザは、メロスに更に言葉を浴びせかけた。
槍から発生した電撃>>31は、杖自身からかそれともメロスの異能だったか?
首への攻撃は左で行った>>26のが幸いした。
投擲するのに問題は無い。
片手を襲う痺れる痛みを表情に出さず、取り縋ろうとするメロスを蹴って、ライザ自身も後方に距離をとる]
( 39 ) 2017/07/07(金) 20:56:21
『君の能力は物体収納能力なのかい』
『いい能力だね』
( 40 ) 2017/07/07(金) 20:58:19
「何だ、お前は」
『最近引っ越してきた者だ』
『皆に『センセー』と呼ばれているよ。なあ、ベリティ』
『ええ! こんにちは、ライザさん!』
「買う物は何だ?」
『ははは、つれないな。これとこれ、それにこれも貰おう』
[ライザは、ユウヅキ>>1:17に口にしなかった>>1:35が犯人と会っていた]
『ライザ君とやら、君は空間制御に興味はないかい?』
『私は異能力の研究も趣味でしていてね。君の能力を、もっと引き出せるかもしれない』
[人の良い笑顔を浮かべているが、ライザは、その底に薄っすらと横たわる何かを感じるような気がした]
( 41 ) 2017/07/07(金) 21:00:55
「必要ない。足りている。代金の支払いを確認した」
『その能力、運べない物もあるのだろう?』
『不便ではないかい』
『空間制御の能力は使いようによっては強い力。攻撃に使ってみたくないかい?』
[緑色の目をした男を見遣る。
ベリティは別の店を見ているのか、友達とでも話しているのか、何時の間にか近くにいなかった]
「必要ない」
[ライザは短く、その時は犯人だと思っていなかった男に伝えた]
( 42 ) 2017/07/07(金) 21:02:31
[ライザは、展開されたままの杖の機構の切っ先、二又状の槍の切っ先をメロスに向ける。
異能の伝導性>>1:168は良く、その力を伝える。
水なら水、炎なら炎、電撃なら電撃を]
これは、こうやって使う。
[ライザは、ギロリとメロスを睨んだ。
二又の槍の切っ先の空間に、青黒い渦状のものが薄っすら見えた。
それは本来見えない物体収納能力が伝導されたものか、見えるように籠めたものか。
物体を収納するが、'人間は仕舞え無い'>>0:244と、ライザは口にはしていただろう。
それでも、物体に突き立てばごっそりと消えるだろうか]
( 43 ) 2017/07/07(金) 21:14:37
[どちらにしろ、槍そのものは容易く相手を貫く。
ライザは一切の容赦無くメロスに槍を投擲した*]
( 44 ) 2017/07/07(金) 21:15:34
闇商人 ライザは、メモを貼った。
( A5 ) 2017/07/07(金) 21:20:53
関係ない……!
[ライザ>>39を激情を籠めて睨む。
確かに、彼らの存在や考え方が、こちらに影響はしていただろう。
しかし、最終的に居場所を選んだのは自分だと、メロスは認識している。
何より、柵を壊すために両親の命を奪うと言う、ライザの思考が理解出来ない]
どうして、そこまでしておれを、村から離そうとするんだ!
お前は、無闇に誰かの命を奪うような奴じゃなかっただろ!?
[必死に主張するが、果たして言葉を発し切る時間も与えられるかどうか。
後方に下がったライザが、刃を展開したままに槍を構える>>43]
( 45 ) 2017/07/07(金) 21:39:27
…………!
[槍の切っ先に青黒い渦が薄らと浮かぶ。
それは、ライザの力の具現なのか。
何れにしろ、恐ろしい攻撃が行われるだろうということは認識した]
うあああああっ!
[ほとんど転がるようにして、投擲された槍>>44を避けようとする。
近くに遮蔽物があるなら、その陰を目指すように*]
( 46 ) 2017/07/07(金) 21:39:45
羊飼い メロスは、メモを貼った。
( A6 ) 2017/07/07(金) 21:45:59
[メロス>>45に返事なく、投擲した。
ライザは、メロス>>46の行動にギリッと歯を食い縛る。
バヂン、と槍そのものが発生する電界の音が鳴り、杖の切っ先は、先程メロスが居た背後の遮蔽物の一つに突き立ち、いや、触れて収納し消えた。
近くの遮蔽物も一部が巻き込まれ、収納されて消えていただろう。
もしも、メロスが遮蔽物に逃げ込んだ後に投擲していれば、遮蔽物を収納し、そのまま背後に居たメロスに突き立っていたかもしれない]
( 47 ) 2017/07/07(金) 21:52:48
[片手が痺れていても腕を振るえば刃は振るえる。
ライザは、遮蔽物の後ろに逃げ込んだメロス向け、小型手榴弾を投げ込んだ]
弱虫が。
[ライザは、両腕の武器を展開させ、一歩遅れてメロスへと疾駆する。
直前で自分の足元に突き上げるように集積物を現し、空中へと舞い、更に空中に角度を変える為にがらくたを現して、強く蹴って動きに変化をつける。
回転しながら、メロスに襲いかかった*]
( 48 ) 2017/07/07(金) 21:58:51
闇商人 ライザは、メモを貼った。
( A7 ) 2017/07/07(金) 22:04:52
[ライザはこちらに答えることなく攻撃に移る。
槍は先程まで自分が居た辺りを通過し、背後の遮蔽物に触れればそれを消し去る。
周囲の遮蔽物すら巻き込む広範囲の空間収納に、間一髪回避は出来たものの身震いする。
生半可な防御では防ぎ切れなかっただろう]
[遮蔽物の陰の手榴弾が投げ込まれ、追い立てられるようにそこから飛び出す。
次の遮蔽物に辿り着くより、空中を舞うライザがこちらへ迫る方が早いか。
途中、地面に突き立った槍が見え、それに飛びつくように低く跳んで手を伸ばす。
空中のがたくたを蹴り、回転しながらせまるライザに、立ち上がり対応する暇は与えられない。
右肩から地に着くようにして一度転がり、両手で握った杖をライザへ掲げるのが精一杯だった*]
( 49 ) 2017/07/07(金) 22:19:41
[ライザは、メロスを見極めるように浴びせに浴びせた。
心に秘している物や形にならない物すらも引き摺り出せればと思ったが、それを引き出すには言葉選びを間違ったようだが]
本気を出せと言ったぞ。
お前の力はこんなものか!
[鬼気迫る迫力。
額の薄い青痣>>3:131と薄く青みを帯びた黒目。
間近でメロスを傷つける武器を出せるが、ライザは続けざまに腕を振るい攻撃する。
頭を断つそれは、メロスの杖によって防がれ、火花のようなものが散る。
続く二撃目は喉へと向けられる]
やって見せろ!
メロス!!!
[外套が舞う。
更に、一歩踏み込む。
頭突きを行おうとした*]
( 50 ) 2017/07/07(金) 22:34:42
─ 救護テント ─
[傷の縫合が終わると、ハロルドは分析機器の下へと向かう。
使い方などまるで分からなかったが、これもどうやら全自動のよう。
ドーム型のサンプル収納部に銃弾を置き、分析開始のボタンを押す。
銃弾に計測レーザーやら何やらが照射され、モニターには分析中の文字が現れた]
…流石に時間がかかるか。
[詳細分析に設定されているようで即座に結果が出るなんてことはなく。
ならば待っている必要も無い、と機器を動かしたままハロルドは救護テントの外へ出た]
( 51 ) 2017/07/07(金) 22:39:19
─ 救護テント外 ─
[表口を出て直ぐ、眼前に聳え立つ集積物の壁を見上げる。
自身に引力軽減を施し、極軽く地を蹴った。
ふわりと飛び上がる身体は壁を軽く超え、ハロルドは壁の上に着地する]
……………
[眼下を見る前に目に留まったのは、遥か彼方にある岩山>>28。
乱舞する光は離れた位置でも眩しく見えた。
その中で、明滅するように瞬くものが目に入る]
……行ったか。
[見覚えのある『境』の光。
尋常ではない広さで岩山を覆うそれに思わず笑みを浮かべた。
頼む、と心中で彼に願い、視線を眼下へと落とした]
( 52 ) 2017/07/07(金) 22:39:25
[苛烈な攻撃を繰り返すライザ。
その攻撃を食らいながらも、致命傷は避けているらしいメロス。
メロスを大事に想っているライザがこれほどの攻撃を仕掛ける理由は、あの時の言葉>>3:131に全て込められているのだろう。
ハロルドは前髪の奥で強く眉根を寄せていた]
………………
[あれがライザの覚悟だというなら邪魔は出来ない。
戦いの行方を窺いながら、壁の上から別の障害物へと飛び移る。
引力軽減を施した身体の落下速度は緩やかで、飛び移る飛距離は常よりも長い。
そんな跳躍を一つして、戦いの邪魔にならない位置へと降り立った*]
( 53 ) 2017/07/07(金) 22:39:32
闇商人 ライザは、メモを貼った。
( A8 ) 2017/07/07(金) 23:02:42
[ライザの鬼気迫る表情が向けられる>>50。
本気、という言葉に、心中に戸惑いのような、違和感のようなものが生じる]
お、おれは――
[手を抜いていた心算は勿論ない。
しかし、何か未知の力が、自らの内に存在している――そのことにようやく、メロス"自身"が目を向けた。
それは記憶混濁の影響か、恐怖やあり得ないという否定からか、今までは感情に身を任せてか無意識下にしか使用してこなかったものだった]
【おれが】、……おれが、やるのか。
[ライザへと顔を向ける。
喉へ向けられた刃を、二又の槍の間に通すようにして防ぐ]
( 54 ) 2017/07/07(金) 23:04:29
……ぐっ!
[外套が舞い、踏み込みとともに行われる頭突き。
それを自らも頭を突き出すことで受け止めようとする。
強い衝撃はあるだろうが、意地で堪え]
喰らえっ!!
[そして槍の間の刃へ向け、己の意志を全て籠めるかのように、電撃を放つ。
それはライザに通じたかはわからないが、何れにしろ頭突きを受けてぐらつくのを堪えながら、攻撃の結果を確かめようとするだろう*]
( 55 ) 2017/07/07(金) 23:04:47
( 56 ) 2017/07/07(金) 23:07:21
羊飼い メロスは、メモを貼った。
( A9 ) 2017/07/07(金) 23:08:13
[ガヂンと、音を立てて>>54刃が受け止められる。
頭突きは、衝撃によって隙をつくることも目的にあった。
頭突きをすれば、メロスとの衝突で、強いダメージが返る。
石頭と思いながら、星飛ぶ視界に、足に力を籠めて耐え]
……っ!
[間近で、電撃が放たれる。
刃を通し、膨れ上がる衝撃。
虚を突かれた表情が、眩い光に照らし出されたか]
( 57 ) 2017/07/07(金) 23:15:26
[その電撃の衝撃は、腕ごとライザを弾き飛ばし、ライザは無意識に衝撃を殺すためにごろごろと転がった]
が、はっ……
[左腕全部が、まるで持っていかれたように熱く痛い。
痛みに耐える為の短い呼気が、断続的が繰り返された]
( 58 ) 2017/07/07(金) 23:19:01
ようやくか……
[聞こえないほどの声で小さく呟く。
地面に転がりながらメロスを睨む]
俺はしぶといぞ……
異能者を止めるなら、殺す気でやれ。
[ギロリと睨む。
震える息を、噛み殺し、脂汗を拭う
ライザは、電撃で荒れる体に力を籠め立ち上がろうとし、右腕の刃を水平に伸ばそうとする*]
( 59 ) 2017/07/07(金) 23:26:04
闇商人 ライザは、メモを貼った。
( A10 ) 2017/07/07(金) 23:28:01
闇商人 ライザは、農夫 ハロルドの姿を視界の端に見かける>>53と、その動きはやや緩まるだろうか。*
( A11 ) 2017/07/07(金) 23:29:20
[障害物の上に降り立つと同時、ライザの繰り出した刃がメロスの持つ槍に止められ。
生身の、硬い音がぶつかり合う音が響く。
脳を揺さぶるであろう衝撃を互いに受け、その中で先に動いたのはメロスの方だった]
ッ、
[眩さに目を細め、光による目への衝撃をやり過ごす。
目が慣れた頃、地面を転がるライザの姿を見た]
( 60 ) 2017/07/07(金) 23:36:50
ライザ。
[殺す気でやれ、とメロスを煽る様子>>59に、制止するように声を投げる]
そこまでにしておけ。
それ以上やると本当に死ぬぞ。
[引力軽減を解かぬまま、ふわりと地面へ降りて相対する二人の方へと歩み寄った*]
( 61 ) 2017/07/07(金) 23:36:55
[衝撃にぐらつく中でも、虚を衝かれたライザの表情>>57を視界に収めることは出来た。
ようやく一歩先んじられたと、思いはするが喜びも気を抜くこともない。
転がり、呻くライザ>>58に息を呑み、一瞬顔を歪めるが、手を止めるべきではないと思い槍を構え直す]
[地に倒れながらも、その瞳は強くこちらを睨みつけた>>59。
戦いは本意ではないが、こちらが背を向ければライザは村への破壊行為を実行へ移すだろう。
そう思わせるだけの気迫は、傷付き苦しい息を吐く今でも感じられた]
…………ああ。
[だから、短く応じる言葉だけを吐く。
刃を伸ばす姿を正面から捉え、自身も槍へ異能の力を伝わらせ――]
( 62 ) 2017/07/07(金) 23:44:52
[ふわりと降り立つ姿>>61が見えたのは、その時だった]
ハロルド!?
[歩み寄る姿に慌てたような声を出す]
お、おい、危ないって!!
[ライザが彼の姿を認め、動きを緩めたことには気付いていなかった。
ハロルドが異能を使ったことも意識の外で、ただ戸惑うように、ハロルドとライザを交互に見た*]
( 63 ) 2017/07/07(金) 23:45:09
………………
[ハロルド>>61の言葉に、視線を地面に落とす。
自分の役目は終わりだというように]
ぜ、は……
[教えきれてはいない>>3:131が、後は任せる>>1:134というように、ライザの膝が、地面に落ちた。
ジリジリと、吐き気が込み上げた。
嫌な汗に、灼かれる熱が、体を蝕む
額の青痣のようなものも目の色も元に戻るだろう。
視界の中で、見える分の帯電されて落ちたナイフは、ゆっくりと収納を行った後で]
( 64 ) 2017/07/07(金) 23:51:09
[その姿を好機としてメロスが攻撃を行うならば、ライザ自身が防ぐ術は、右腕の刃などになるだろうか*]
( 65 ) 2017/07/07(金) 23:54:07
[メロスの反応>>63はこれまでとは異なり、異能を持つ前と同じように見えた。
激情に身を任せる様子はなりを潜め、ライザを酷く警戒しているよう]
……お前、何言ったんだ。
[居なかった間の会話は知る由もなく、膝をつくライザ>>64へと声を投げる]
( 66 ) 2017/07/08(土) 00:07:19
異能は馴染んだか、メロス。
お前が抱いていた衝動はまだあるか?
[ライザとメロスの間に立つようにしてメロスへと向き直る]
──…壊すことにしか使えないと思っていた異能を、
別のことに使えたんじゃないか?
[正面から見据えるようにして、メロスの意思を問うた*]
( 67 ) 2017/07/08(土) 00:07:23
[ライザが膝を落とす姿>>64に唇を噛む。
しばらくは警戒するように槍を構えているが、実際に振るうことはなく、やがて攻撃の意志がないと判断すればこちらも武器を下ろした]
ライザ……?
[未だ戸惑いながらも、彼へ歩み寄り、傍へ屈み込もうとする。
彼がダメージを受けているのは明白でありそれへの純粋な心配だったが、ライザの反応はどうだったか*]
( 68 ) 2017/07/08(土) 00:07:45
本気を出せと言った。
全部壊してやるぞと……
[ハロルド>>66に、具体的な内容>>23>>39を割愛して口にした。
家屋に住人や羊に親のことを伝えない姿は、メロスの怒りをまた買ったかもしれないが*]
( 69 ) 2017/07/08(土) 00:13:47
…………
[ライザは、右腕の武器を引っ込めた。
傍に屈み込む気配>>68に、視線を一度向けたが、特に返答が必要そうでもなかった為、無言だった*]
( 70 ) 2017/07/08(土) 00:22:25
ハロ、ルド……?
[ハロルド>>67の言葉に、気の抜けた声で返す。
そんな会話をしたのかどうか、はっきりと思い出せない――が、していたのかもしれない、とぼんやり思う。
衝動のままに暴れ、目の前のものへ力任せに異能を振るったこと。
一方で、意に添わぬ力を振るうことへの葛藤や、凶暴な人格に支配されることの恐怖を、自分は感じていたと朧気ながらに思い出したからだ]
お、……おれは……。
[杖を落とし、自らの手を見詰める。
傷付き痛みはするが、自らの意志で力の在り方を定め、振るった実感もそこにはあった]
( 71 ) 2017/07/08(土) 00:36:03
――そう、なのかな。
[正面からの問いを肯定はせず、気が抜けた途端震え始めた手をぎゅっと握る]
でも、やっぱり、壊したんじゃないか……たくさん。
[目の前にはライザが倒れている。
はっきりとした記憶はないが、これまでにもこの力に倒れたものはいたのだろう。
それを思うとうんとは言えず、ゆるく瞬いた瞳からは、透明な雫が零れ落ちた]
( 72 ) 2017/07/08(土) 00:36:25
お、まえ、そんなもんじゃなかっただろ……!
[屈み込む前にか後にか、ライザの言葉>>69に抗議する]
村の建物とか人とか、おれの羊まで……!
それに、両親が生きてたら殺す、って……。
[その発言には案外と胸を抉られたらしく、言いながらまた涙を零した]
ふざけるなよ!
おれがどんな思いしたと思ってるんだ!!
[本気で壊すというつもりはなかったのだろうと、今はなんとなくわかる。
それだけに、怒りのやり場がないというように、言葉だけではあるが感情をぶつけた**]
( 73 ) 2017/07/08(土) 00:37:01
羊飼い メロスは、メモを貼った。
( A12 ) 2017/07/08(土) 00:39:26
[息を噛み殺す。
ライザは、右手の近くにペン型注射器を取り出し、中身を叩き込むように膝に射ち込んだ]
……知らん。
[メロス>>73に、投げやりに答えるべきではなかったが、ライザはそう口にする*]
( 74 ) 2017/07/08(土) 00:50:58
闇商人 ライザは、メモを貼った。
( A13 ) 2017/07/08(土) 00:53:02
………そりゃメロスが怒るわけだ。
[ライザによる割愛された説明>>69と、それを受けて感情をぶつけながら言われたことを繰り返すメロスの言葉>>73。
随分な荒療治を、と思ったが、それがライザの覚悟と手段だったのは理解しているためそれ以上は言わず]
ライザはお前が一番自分で在れるための言葉で挑発したのさ。
ま、お前の怒りは尤もだがな。
[一応のフォローは入れておく]
( 75 ) 2017/07/08(土) 00:59:21
[ハロルド自身の問いの答え>>71>>72は涙と共に紡がれた]
……壊したか、壊れたかは、確かめるしかないな。
[その言葉の意味を、メロスは気付くだろうか。
物理的な意味では無い、もう一つの意味が含まれていることを]
それにな、壊したというなら俺も同じだ。
お前が抱いていてくれた信頼を、こいつで。
[腰からサバイバルナイフを抜き、構えるわけでもなく持ち上げる。
そうしてそっと手を離すと、ナイフは落ちることなく空中でピタリと止まった。
引力操作、無重力の状態]
( 76 ) 2017/07/08(土) 00:59:41
俺が異能を持つことを知ってから、お前の異能は暴走した。
切欠を作ったようなものだ。
[ライザも、メロスはハロルドに反応していると言っていた。
少なからず影響を与えていたことは事実なのだろう。
効果が切れ、落下し始めたナイフを右手で掴んだ後、再び腰のベルトへと差し入れる]
( 77 ) 2017/07/08(土) 00:59:45
悪いな、ライザ。
悪役引き受けさせちまって。
[恐らくライザの行動がなければ、メロスが異能を掌握することはなかっただろう。
少なくとも、ハロルドには出来そうにもなかった。
荒療治ではあったが、指導と言う点では彼の方が上のようだ**]
( 78 ) 2017/07/08(土) 00:59:54
闇商人 ライザは、メモを貼った。
( A14 ) 2017/07/08(土) 01:09:29
── そして ──
[何時しか岩山の方向は鎮まりを見せていた。
『境』は狭く、既に救護兼確保用の常駐テントからは見えない大きさとなり、岩山の底の様な場所で、何かが煌めき最後に複数の音が重なったようだった。
一方その頃。
再び、村の一角で微かに騒動らしき始まりの声が上がった。
植え付けられた悪意は喩え犯人の行動が拘束されても解けないまま。
その操作系能力者の新たな行動だったが、それから更に暫しの時間が経過すれば、波はあれど、それらも徐々に鎮まりを見せてゆく様子もあっただろう。*]
( 79 ) 2017/07/08(土) 09:11:46
[静かに目を閉じる。
ハロルドの語り口は穏やかで、ライザには、これならメロスの心に響いていくものだと、そう感じていた。
村で長く暮らす住人同士の絆。
立ち入ることの出来ない、確かな絆]
( 80 ) 2017/07/08(土) 11:56:13
[異能による戦いを吹っかけていた時>>18>>19>>29、密かな手応えを感じていた。
どこか懐かしい心地もした。
ライザは思い出す]
(ずっとこのままで)
[郷愁のような、楽しい気持ち>>1:209。
その後の、怒気と凄まじい勢いに心胆を寒くした>>29>>30>>31が、その一瞬は殺しかねない気迫の戦いの中で、あたたかみある永遠を感じさせた。
ライザは、その気持ちを確かに感じながらも、ライザはメロスに伝えることは無かった]
( 81 ) 2017/07/08(土) 12:13:16
[カッカと燃える様な熱の中、念じるように思い続ける。
目を静かに開き、地面へ視線を落とし続ける]
勝手にしただけだ
[ライザはハロルド>>78に答えた。
ハロルドとメロスの会話が一段落した頃だろうか。
膝立ちだったライザは、地面に視線を向けたままだったが、グラリと揺れる。
無事な方の、湿布を甲に貼った右手を地面に手をつき支えようとした]
( 82 ) 2017/07/08(土) 12:34:49
( 83 ) 2017/07/08(土) 12:36:06
闇商人 ライザは、メモを貼った。
( A15 ) 2017/07/08(土) 12:41:38
[ライザから返ってきたのは投げやりな答え>>74だけだった。
怒りが収まるようなものではなかったが、それ以上言い募るのも無駄に思え、ハロルドへ向き直る]
そんなこと……っ!
[彼からもライザをフォローする言葉を聞かされる>>75。
確かに、理解はし始めている。
衝動のままに振るっていた異能を制御し、自らの意志で扱わせるために、敢えてこちらの最も大切なものを挙げて挑発し怒りを引き出したのだと。
それでも、全てを受け入れるにはまだ、感情が追い付いていなかった]
( 84 ) 2017/07/08(土) 16:32:04
[ハロルド>>76と会話する頃には、怒りよりも別の感情が胸の内を占めていたか]
……確かめる?
[意味を探るように、ハロルドをじっと見る。
続く言葉にははっと目を見開き、次いで首を横に振った]
ハロルドの、せいじゃない。
ハロルドはいつだって村のためを思ってくれていた……。
それに、異能を使ったのだって、人の命を護るために必要なことだっただろ?
[異能を持つと知られれば村人の不信を招くというのに、それでも使うべき時には、彼は迷わず使った。
それはどんなに立派なことかと、冷静になった今になって思う]
( 85 ) 2017/07/08(土) 16:38:13
悪いのはおれの方だったんだ。
異能があるかないかで、ハロルドの凄さが変わるわけじゃないのに。
[思えば、あれは嫉妬でもあったのだろう。
異能を隠した移住者でも、同じ村人としての役割と信頼を得ていたことへの。
自嘲を口の端に浮かべながら、ごしごしと目元を拭う]
――それにさ、思ったんだ。
本当は、異能を使うことよりも、使わないでいることの方が、ずっと難しいんじゃないかって。
[犯罪医師による精神操作が根底にあったとしても、力に溺れることがどれだけ容易いか、思い知らされたような気がした]
( 86 ) 2017/07/08(土) 16:38:40
[ハロルドとの会話が一段落した頃か。
膝立ちのまま動かずにいたライザの体が、突如大きく揺れた>>82]
ライザ!?
[慌てたように声を出し、彼に駆け寄る。
叶うならその身を受け止めようとするが、間に合うだろうか*]
( 87 ) 2017/07/08(土) 16:38:53
羊飼い メロスは、メモを貼った。
( A16 ) 2017/07/08(土) 16:44:15
( 88 ) 2017/07/08(土) 16:50:25
[メロスに何か喋ろうとしたが、口から零れるのは、荒い呼吸だけで、それが気持ち悪くライザの耳朶を打った。
体が自重のまま傾いて崩れる。
自分の体がどうなっているのか、痛みで掻き回されよく分からない]
( 89 ) 2017/07/08(土) 16:53:43
[まだ、異能の'加減'を教えてない。
気づかせてもいない。
教えきれていない]
( 90 ) 2017/07/08(土) 16:54:09
…………悪かったな。
[メロスの感情を追いつかせてやる>>84だけの時間無く。
小さく口にする]
( 91 ) 2017/07/08(土) 17:00:05
[もしも左腕を触れば、電撃による負傷か火傷なのだろう。
外套の下の左腕は、グチャリとした。
じわりと薄朱い浸出液が染み出す。
それはメロスに、視覚的にも'壊れた'と先ず認識させてしまうものだったかもしれない*]
( 92 ) 2017/07/08(土) 17:01:51
『かいぬしよ』
[メロスの感情が幾らか落ち着いた頃か、羊の声が語り掛ける]
『われわれのこえが きこえることが かいぬしをくるしめたのか』
[その言葉に、メロスは外観からはわからない程度だが、はっと息を呑んだ]
……そういうわけじゃない。
『しかし すこしまえから くるしそうなこえばかり あげていたぞ』
『まえはもっと みちたりたかおを していたのにな』
『ことばがわからなくても それくらい わかる』
……おれは……。
( *0 ) 2017/07/08(土) 17:06:34
[羊たちの存在は、自分を村に閉じ込める柵なのだろうか。
しかしメロスは、羊がいなければと考えたことは一度だってなかった。
歪な外見をしていても、彼らの温もりが、血肉や骨の全てが、愛おしい相棒であり命の糧そのものだった]
――違う。
お前たちの声が、おれがおれで在ることを教えてくれたんだ。
お前たちがおれを呼んでくれなかったら、おれは元に戻れなかったかもしれない。
[ライザやハロルドらへの感謝は勿論あるが、羊たちもまた。
決して対等になることはない異種族の自分を、必死に呼び止めてくれたのだ]
『そうか』
『――きにすることはない かいぬしよ』
『われわれは さわいでいただけだ むれをまもるためにな』
( *1 ) 2017/07/08(土) 17:06:57
闇商人 ライザは、メモを貼った。
( A17 ) 2017/07/08(土) 17:08:08
[ライザの小さな声>>91は聞こえはしたが、答える余裕なくその身を受け止める。
右側に左腕を差し込み支えようとするが、体を起こす際何気なく、彼の左腕を右手で押さえた]
…………え?
[ぐちゃり、と、本来の人体ならあり得ない感触が伝わる>>92。
薄朱の浸出液が外套から染み出し、右手をじわりと濡らしていく]
[それは、再起不能な傷だと。
しかも、自分のせいで負わせたものだと、認識するに十分であった]
( 93 ) 2017/07/08(土) 17:27:09
ライザ、これ、
……お、おれが――……
[ライザに挑発されたからという言い訳は出来たが、それは頭の中から吹っ飛んでいった。
目を背けたくなるような傷を、信頼を寄せる相手に自分が負わせた、それが全てだった。
同時に、フラッシュバックが押し寄せる。
自身が傷付けながらも忘れ去っていた、全てのもの、人が]
い、嫌だ、こんな――
あああああああっ!!
[叫びを上げるメロスの身から、再び異能の気配が膨れ上がる。
ライザを傷付けることへの恐怖と異能への拒否感が力を押さえつけてはいるが、臨界点を超えれば無制御の異能が荒れ狂うこととなるだろう*]
( 94 ) 2017/07/08(土) 17:28:01
羊飼い メロスは、メモを貼った。
( A18 ) 2017/07/08(土) 17:30:34
[皮膚と内臓の熱傷。
どんな具合か、電撃が通過した側が主に左腕とその半身が主だった。
それは腕に武器を付けており、その武器を通して電撃が体内に放電したのだろうか?]
…………お前ではなく俺のミスだ
[絞り出すように。
鼓動が変に打っている。
不整脈の傾向、心停止ではないものの脈が落ちている。
その時に脈をとったなら、脈を感じられないと捉えられてもおかしくはないか**]
( 95 ) 2017/07/08(土) 18:04:38
羊飼い メロスは、メモを貼った。
( A19 ) 2017/07/08(土) 18:38:34
[ライザの声>>95は届いてはいたが、それで気が治まるものではなかった。
むしろ、息絶える寸前の言葉のようにすら思われた]
[ずるり、とライザの身が滑り落ちそうになるが、どうにか取り落とすことなく地に横たえる。
そこまでが理性が残っていたと思われる行動であり、後は何らかの刺激があれば、衝動のまま力を放ち兼ねなかった*]
( 96 ) 2017/07/08(土) 20:36:12
羊飼い メロスは、メモを貼った。
( A20 ) 2017/07/08(土) 20:42:00
農夫 ハロルドは、メモを貼った。
( A21 ) 2017/07/08(土) 21:04:43
羊飼い メロスは、メモを貼った。
( A22 ) 2017/07/08(土) 21:22:16
[ライザをフォローした言葉にも噛み付くような様子で声を上げるメロス>>84だったが、それ自体は理解しつつあるよう。
割り切れない部分もあるようだが、それは時間が解決してくれることだろう]
あぁ。
自分では壊したと思っても、壊されたとは思わない場合もある。
そう言うことさ。
[こちらを見てくるメロス>>85に首肯し、願いも込めて口にする。
次いで、メロスが首を横に振るのを見れば、前髪の奥で目元を緩めた]
───……そうか、そう言ってくれるか。
ありがとな。
[口元も笑みを作り、感謝を口にする。
一人でもそう言ってくれるなら、それだけで十分だ]
( 97 ) 2017/07/08(土) 21:51:18
[目元を拭いながらの言葉>>86は少しばかりこそばゆい。
唯一見えている口元が笑みを作りながらも恥ずかしそうに歪んだ]
…俺は、無くても良いと思っていたからな。
異能が無くとも強く生きる者達に憧れていた。
共に生きていくことが喜びだった。
だから、使わずにいられた。
皆のお陰だ。
[照れ隠しも含めてそんなことを言う]
( 98 ) 2017/07/08(土) 21:51:22
[怪我が思わしくないのだろう、ライザは地面へ視線を落としたままハロルドへと答える>>82。
突き放すような言葉にほんの少し苦笑した]
……ッ、 大丈夫か。
[体勢を崩すのを見て、駆け寄るメロス>>87の後に続く。
傍で膝をつこうとした時、ライザを支えたメロス>>93に異変が起きた]
( 99 ) 2017/07/08(土) 21:51:30
メロス?
[問うように呼ぶ。
だが返事よりも早く、絶叫>>94が耳を劈いた]
メロス!!
くそっ、またか……!
[暴走の時に似た、異能が膨れ上がる気配。
ライザの身体を地面へと下ろす辺り、まだ意識は保っているようだが、暴発の危険性は十分に感じられた]
( 100 ) 2017/07/08(土) 21:51:38
[ライザは息も絶え絶えと言った様子>>95。
一刻も早く医療ポッドに入れれば助かる可能性はある]
メロス!
気をしっかり持て!
今すぐ医療ポッドに運べばライザの治療が出来る!
[言葉で制しながら、ハロルドはライザの脈を取るべく右手を取る。
脈は弱く、止まったのではないかと思える時さえあった。
ことは一刻を争う。
ライザの傍から離れ、メロスへと寄ると、彼の胸倉に手を伸ばした]
( 101 ) 2017/07/08(土) 21:51:55
ライザを死なせたくないなら、お前がしっかりしろ!!
今ライザを助けられるのはお前だけだ!!
[手が届いたならメロスを自分の傍に引き寄せ、己を認識させるべく顔を寄せて怒鳴る。
心停止が起きたなら医療ポッドに入れても間に合わないかもしれない。
それを回避出来るとしたら、メロスの異能しか手が無いのだ*]
( 102 ) 2017/07/08(土) 21:52:00
[ハロルドの感謝の言葉>>97、村への憧れを語る言葉>>98が胸に沁みる。
彼のことは勿論、自分自身のことも少しずつ受け入れつつあったが、穏やかな会話はライザの生命の危機に中断される]
( 103 ) 2017/07/08(土) 22:27:01
[どうにかライザの身を横たえた所に、ハロルドの声>>101が聞こえた。
混乱状態にあるためか、その声はどこか遠く、意識の深層までには至らない。
こちらが動けぬ間に、ハロルドはライザの脈を診終え近寄ってくる。
胸倉を掴む手>>102が、強制的に意識を眼前のハロルドへ向けさせた]
な、……なに、言って……。
[異能の発現はどうにか抑えながらも、ハロルドの言葉にはぶるぶると首を振る]
だって、おれのせいでライザはこんなことになったんだ。
こ、これ以上おれがどうにかするなんて……!
[異能を意識的に使えたとは言っても、その結果ライザの生命は危険に晒されている。
力が暴発しかねない以上、今出来る最善は彼に近付かぬことだというばかりに、じりじりとその場から逃げ出そうとした]
[力の加減が、まさにライザの懸念していた課題だとは、まだ気付かずにいる*]
( 104 ) 2017/07/08(土) 22:27:32
[首を横に振るメロス>>104に、前髪の奥で瞳が細まる。
掴みあげた手からも逃げ出そうとする様子に、胸倉を掴む手から力が抜けた]
…”沈め”。
[代わりに、低く呟くように声を発する。
その瞬間、メロスの身体に通常の倍の重力が発生した。
辛うじて立ってはいられるだろうが、確実に動きは鈍るもの]
( 105 ) 2017/07/08(土) 23:08:39
……分かるか?
今お前に俺の力をかけている。
本当なら地面に這い蹲らせることだって出来る。
だがこうしてかける負荷を調整することも出来る。
お前の力もそれが出来るはずだ。
[暴発しかけているところに他の異能を重ねるのは危険だったが、メロスに伝えるにはこれしかない、と。
万一の場合は全てを受け止める覚悟で彼に異能をかける。
前髪の奥では白銀の瞳が金を帯びていた]
( 106 ) 2017/07/08(土) 23:08:44
今のライザは心停止しかねない。
そうなったら、機能維持のために心臓マッサージか電気ショックが必要になる。
ライザの左半身が傷ついている以上、心臓マッサージは難しい。
だがお前の雷撃を調整すれば、電気ショックで処置することが出来る。
[言葉を重ねながら、メロスにかけていた異能をふっと解いた。
効果範囲を拡大しての能力行使はやはり辛い*]
( 107 ) 2017/07/08(土) 23:08:52
[ハロルドの低い声>>105が耳の奥に響く。
同時に全身に重力がかかり、倒れはしないものの足は地面に縫い付けられたようになる]
ハロルド……っ!
[重力で押さえても雷撃の暴発を防げる訳ではない、危険だと視線で訴える。
しかしハロルドの狙いは別にあるようだった>>106]
ぐ、……でも、それは……!
[金を帯びる瞳と視線が交わる]
お前は、長く異能と共に生きてきたから、……出来ることじゃないのか?
( 108 ) 2017/07/08(土) 23:26:14
[ず、と地面に痕を残しながらも足を引こうとしたところに、説得の言葉が重ねられる>>107。
しかし、それに首を縦には触れず、眼差しを険しく細める]
む、無理だそんなの!
電気ショック、って……心臓にこの異能を使うってことだろ?
[それしかないというのは理解できても、一歩間違えれば即座に命を奪う手段に血の気が引いた。
そこでふっと異能を解かれ、軽くなった体で数歩たたらを踏む]
お、……おれは……。
( 109 ) 2017/07/08(土) 23:26:35
[眼前には、今にも心臓の動きを止めてしまいそうなライザが横たわっている。
ふらつく足で歩み寄り、膝を着いて顔を覗き込んだ。
命を懸けてまで自分の心を守り教育してくれた彼を、今度は自分が救いたい。
その思いは、確かに抱いているのだ]
[遠くから、羊の声が聞こえる]
『かいぬし だいじょうぶだ』
『いつも おれたちにはなしかける そのこえはやさしかっただろう』
[メロスには、そう聞こえていた*]
( 110 ) 2017/07/08(土) 23:27:04
闇商人 ライザは、羊飼い メロスが覗き込んだ>>110顔は苦しげで、目は閉じられていただろう。**
( A23 ) 2017/07/08(土) 23:32:30
[メロスの疑問>>108は尤もだ。
使い慣れていなければ加減を間違うこともあるだろう。
それでも]
───……お前なら出来る。
助けたいという想いが強ければ異能は応える。
力の使い方を選ぶのは、お前自身だ。
[まだ精神的に不安定だとしても、強制的に開花させられた異能を掌握したのはメロス自身だ。
出来るとハロルドは信じている]
( 111 ) 2017/07/08(土) 23:38:01
それにな。
俺は8年も異能を使っていなかったが、こうして使えているだろう?
[年月の問題ではないと言うように、軽口めいた様子で言った*]
( 112 ) 2017/07/08(土) 23:38:05
闇商人 ライザは、メモを貼った。
( A24 ) 2017/07/08(土) 23:38:13
エースサイキッカー E・E・Eは、メモを貼った。
( A25 ) 2017/07/08(土) 23:50:58
[ハロルドの言葉>>111に、後押しされたように頷く。
続く軽口>>112に、薄く笑みを零して]
そうだな、その力でたくさん、おれたちのことを助けてくれた。
――ありがとう。
[それはようやく口に出来た、素直な感謝の言葉だった]
( 113 ) 2017/07/08(土) 23:51:33
[ライザの方へ向き直る。
苦しげに目を閉じる姿、脈は感じ取れないほど弱まっており、呼吸もほぼしていないように見える。
一刻を争う事態なのは確実だった]
ライザ。
……元気になったらまた、おれにたくさんのことを教えてくれないか。
村の外のことも、異能のことも。
[囁いた言葉は聞こえてはいなかっただろうが、祈りの代わりのように口にしていた。
自身の両手をライザの胸の上へ、重ねるようにそっと置く]
( 114 ) 2017/07/08(土) 23:51:56
[そして、彼の鼓動が再び刻まれるように、強く念じながら異能を放った*]
( 115 ) 2017/07/08(土) 23:52:23
闇商人 ライザは、目をもし開いたなら。最初に見えたのは蒼穹。
( A26 ) 2017/07/08(土) 23:55:59
闇商人 ライザは、次に見えたのは、メロスの青みがかった髪と、その目だったろう。**
( A27 ) 2017/07/08(土) 23:56:26
[向けられた感謝の言葉>>113に口端を持ち上げる。
そうしてなされる処置>>114。
一時でも安定させることが出来れば医療ポッドへの搬入も間に合うだろう。
成功を信じて、ハロルドはライザを運ぶための準備を始めた**]
( 116 ) 2017/07/08(土) 23:58:43
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