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さあ、自らの姿を鏡に映してみよう。
そこに映るのはただの村人か、それとも血に飢えた人狼か。
例え人狼でも、多人数で立ち向かえば怖くはない。
問題は、だれが人狼なのかという事だ。
占い師の能力を持つ人間ならば、それを見破れるだろう。
どうやらこの中には、村人が4名、人狼が2名、占い師が1名、霊能者が1名いるようだ。
更新時間が24時間延長されました。
村の設定が変更されました。
[特別熱心というわけでもなかったが
教会には時おり通っていた
彼と知り合ったのはその場所だったか
――娘に対して間違いを犯した父親を許すべきか
人の親として 見続けていいのだろうか と
誰にも言えなかった苦悩
閉じられた瞳にうながされるように口にしたのは
その時の彼がどうであれ
エルナにとってはジムゾンは確かに“司祭”であったから
今では孤児院にも顔を出すようになった
カタリーネを誘ってみることも
子供の世話をしに行くようで
その実一緒になって遊ぶ懐かしさを楽しみにしていた
汚れてしまった服の代わりをプレゼントするのも
もはや毎度のこと]
司書 クララ。(見物人)
―資料室・西側旧館―
[小雨は集中力を高めてくれる……気がして好きだ。音だけは。
一通りの整理を終えて、そっと息をついた。
集落消失に関する噂を聞いて以来、気もそぞろで仕事が捗らない]
あっ。
あぁあ………。
[窓に目をやった途端、バサッと手元の書類が滑る。
またやってしまった。
かつてちょっとした図書室として使われていた此処は、今では古い資料等を保管する旧館になっている。
重要なものは村長が管理しているし、本の多くは住民の多い東側本館に納められて、此処にあるは数少ない西側住民が希望したものくらいだろう。
需要が低かろうと、粗末にしていいわけないのに]
どうしてこうなのかしら、わたし…。
はやく終わらせて、宿屋の様子見に伺いたいです。
雨も思ったより続いてるし、……こわい。
[身震いは、雨による冷えのせいではない。
散らばった書類をまとめ直し、分類。
読んだ物語や古い記録を思い出すにつけ、不安で仕方がなかった。
一つなら、勘違いや別の出来事かもしれない。
でも、一つ二つと重なっていたら。
整理していた書類や古い書き付けにも、昔のうさんくさい噂話は多々あった。
けれど、実際の記録と合わせると、案外バカに出来ないものだってある。
孤立しうる環境。相次ぐ集落の消失。
使者が来たのだって、まるで幕開けの予感のよう。
……始めは例の新聞>>0:1も面白がっていられたのだから、村長から話を聞かなきゃよかった!]
(――怖いことは、
みんなの事故と、不作と、病気だけで充分すぎるわ)
[これまでだって悲しいことはあったけど、
クララが想像できる悲劇と色彩が違っていて恐ろしかった。
しかし、いつまでもグズグズしてる訳にはいかない。
皆でまとまってさえいれば何も起きないだろう。
止まない雨は、ないのだし]
――人狼か。そんなモノがいるなら
人じゃなくて、羊を食べればいいのに……。
[村人がパンを食べられるうちなら、
獣が犠牲になればいい。所詮は獣。
いろいろ生活用品には困るけれど。
赤ずきんちゃんはしっかり者だし何とかなるよね…なんて、ひどいことを考えて不安から目をそらす。
しっかり着こんで傘をさすのは、万一転んだ時のせめてもの対策。大きなカバンに必要なものを詰め込み、泥濘をモタモタと歩き出した]
[随分と人が集まってきた。ご苦労なこった。
相変わらず毒付くカタリーネだったが、ふとした疑問が浮かぶ。
神父もこの少女を知らないのか、と。
それも一時の過り。すぐに忘れてしまった。]
なに、また頼んでおくれ。
私はみんなに羊を好きになってもらえるなら、それで充分なんだからさ。
[しんこーなんぞにはからっきし興味の無いカタリーネだったが、教会という場所は好きだった。
自身、幼い頃にはよく遊んでもらったものだ。]
おっと、暖をとれるものだったね。私の羊毛、役に立つかしら。
[少女は相変わらず呑気なもの>>6だ。
けれどもカタリーネだって馬鹿じゃない。
それが間の悪い発言だとは察した。]
しぃーっ、ね?
[少女の目線の高さに合わせると、人差し指を唇の前に寄せる。
そして軽く背中を押してやると]
ミルクはあっちで頼みな。そのコインなら、充分すぎるはずだよ。
行っておいで、オオカミの大好きな......
さて、エルナ。これを貰ってくれるんだったね。
ありがたい事だよ。
[ふとエルナを見やると、どこだか落ち着かない様子で。
珍しいな、ほんのり心配になって声を大きくする。]
エルナ? どうしたんだい。
ジムゾンはいつだってあんな態度じゃないのさ。
あんたがそんな顔をしているだなんて、こりゃあ明日も雨だね。
[けらりと笑うカタリーネ。
そうさ、まだ何も起こっちゃいないんだ。
いつもと同じ、昨日までがそうであったように、明日もお天道様は昇るんだから。]
そんな事より、こっちだこっち。
あんたが仕立ててくれるんだろう? 私達の仲だ。半分の値段で手を打とうじゃないか。
[私は、羊飼いだ。]
[金の栄光の影に、どれほどの小鳥と鉱夫が消えただろう。
廃鉱と無味乾燥な記録に残る彼を思う。
何もかも自分とは違う人は、もういない。
明るく強い、ヤマの男。
パウルは鈍くさいチビにも優しかった。
不慮の死の気配は不安を掻き立てる。
淡い初恋の影を露と共に払い、もう一度三人に会釈して宿屋へと。……蹴躓いて扉に額をぶつけたのは、動揺のせいにしたかった**]
― シモンと談話中>>0:47 ―
[会話の流れを断ち切るようにジムゾンへ目を向ける>>0:49>>1
彼の背を見送るまでのカタリーネとリーザの声は>>6>>11
“狼”と“ひつじ”とが 断片的に頭の中で強く響いていた
そこから再びシモンをふり返る前に リーザへ鋭い視線を投げ]
あんた、ちょっと すぐ着がえな
そんな格好じゃ風邪引くでしょーが
いるものがあればすぐ用意できるから 声かけなよ
[確か子供服もあったはず
宿の者と ついでに自分も指さして
無表情の中にすがめた目を混ぜてから
カタリーネにかけられた声の方へと>>13 体ごと向けた]
[ざわめく心を落ち着かせるような、軽くするような
カタリーネの声音 口調に 応えるように]
明日も雨なんてたまんないよ
お天道様はいつでも出ていてくれなきゃね
[見せるは笑顔の つもり
口端がつられたように上へ持ち上がり
赤ずきんの隙間に見える色へ まぶしそうに目を細めた]
ジム兄があんまりいつも通りだから
なに考えてんのかってさ 聞こうと思っただけ
あの笑顔の裏になにがあるか わかったもんじゃないでしょ?
[シモンへ別れを告げてから
軽口を叩きながらカタリーネの後をついていって]
相変わらず商売上手だね、あんたは
[苦笑は快諾の意
代わりに彼女の依頼ならなんでも受けようかと
要望を目線で募る
机と椅子さえあれば 作業場はどこでもいい
宿の一室を借りることもあれば、食堂や他の場所でも
特に希望がなければ 食堂横の談話室へと誘う
頼まれものは カタリーネをそう待たせることなく仕上がるだろう**]
[>>11>>12おねえちゃんが指さしたほうにはカウンターやテーブルが。おとなたちはそこで飲んだり放したり。たしかにミルクもありそうです]
おねえちゃん、ありがとー!
[そういってテーブルに駆け出したリーザに、テーブルのほうから女の人のきびしい声が。>>17
いっしゅん、ドキっとしました。でも、リーザはすぐに]
(ううん、このおねえちゃんもやさしいひと……でもどこかさびしいひと……)
[そんなことを思うのでした。子どもの直感力、あなどれません]
くしゅん!
[いよいよくしゃみが出てしまいました。二人のおねえちゃんは別室に入っていってしまいます]
(ミルクをもらったら、あっちに行こう)
リーザは食べ物や飲み物を出して働いている人にちかづいていきました]
[はじめはいぶかしげな態度をしていたその人は、リーザが握っているコインをみたとたん、すぐにあたたかいミルクと新品の布巾を用意してくれました。奥で女将さんらしい人のめくばせがあったみたいですが、やはりリーザはわかりません]
(でも赤ずきんのおねえちゃんはおかねにあんまりおどろいてなかったなあ……同じおとなでも、いろいろちがうの、どうしてだろ)
[リーザはやっぱり、二人のおねえちゃんが気になるようす。ミルクをこぼさないように気を付けながら、談話室に向かいます**]
えっ。
[――別の意味で緊張が走る。
親切な声は、穏やかに低い。>>20
どうする。いや、赤ちゃんの性別に迷ったら「可愛い女の子」が定番だ。じろじろ不躾になるよりいいだろう]
す、すみません、お恥ずかしいところを……!
ありがとうございます。ご旅行ですか?
天気もですが色々物騒ですから、危ない道や荒っぽい酒場なんかにはお気をつけくださいね。
[おたおたするうちにハンカチを借りてしまい、慌ててお礼を言う。間近で見ても雰囲気があるひとだ。
性別がどうあれ、つい心配を言い添えて。
悪い人ばかりじゃないが、きっとこの状況にくさくさしてる人もいるだろうと]
宿泊者を募っているというのは、
この宿でしょうか。
[繁盛しているらしき宿へと視線を向けて、
目の前の相手に問う。]
僕の名前はニコラス。
暫し、此方に滞在させていただく予定です。
どうぞよろしく。
[にこり、と笑顔を見せた。]
[今ハンカチを差し出した女性にも。
幼い頃、友になれればと望んだ相手にも。
性別を間違えられることは、男にとっては日常であった。
幼い頃は、それこそ少女のような服を着せられていたものである。
別段、男に女装趣味があるわけでも、
母親に我が子を女として育てたいという願いがあった訳でもない。
ただ、昔から言い聞かされていたから。]
[心配性だった母は、そういって
精霊達の目を眩まし、我が子を守る為にと
男子でありながら女子のように育ててきたのだ。
母亡き今も、幼い頃の記憶は色濃く残っている。
母が言うように、精霊に連れ去られるなどとは思わないが。
それを知られれば、もっと別の危険が迫るだろうことは、
長い旅生活の中でよく知っていた。
いざ、宿泊者を募っている宿の前に立てば。
女性に向けた笑みが僅かに揺らぎ、
微かな緊張の色が浮かぶのだった。]
[続く言葉には、僅かに唇を引き結ぶ。
集落消失対策。
やはり、この宿で間違いないようだ。]
こんな騒ぎでなく混んでいるならば、
有難いのでしょうけどね。
[相手の挨拶を受ければ、こちらも笑顔を見せた。]
ありがとうございます。
もし何か探しものがあれば、頼らせていただきます。
[そんな事態にはならなければいいな、などと思いながらも。
相手の表情から力の抜ける様子を見て取れば、
どうしたのだろうと軽く首を傾げた。]
―宿屋―
[宿の中は予想以上に混雑しているようだ。
幼い子供まで居るのは少々予想外で
軽く目を見張りながらも、
黄色い傘を傘立てへと仕舞って、
まずは女性に教えられた受付へ。]
色々、ありがとうございます。
[そうクララに礼を述べてから、受付を済ませる。
無事に部屋を確保出来れば、ようやくこれで荷物を下ろせると、一息ついた。]
[部屋で荷物を下ろし、旅用の厚い外套を脱げば、
ゆったりとしたクロークを纏い、つばの広い帽子を目深に被って、食堂兼酒場となっている場所へと向かう。
果たして、男が向かった時には誰が居たであろうか。
ひとまずは目立たぬよう隅の席へと腰を下ろして、
旅の疲れを癒やす為のエールを一つ頼んだ。]
[孤児院に顔を出す人達
子供達が喜んではしゃぐ声が喜ばしい
シスターも笑顔になっているのを感じて
毎回お礼を言うまでが習慣になっています
幼い時は遊びに入れることがなかったから
楽しい感じが近くにあるのが幸せで]
…そうですね。
周囲を感じるつもりでしたが一人では危ないかもしれません。
少しの間、よろしいでしょうか?
……実は…お恥ずかしながら家に忘れ物をしてしまったんですよ。
付き添ってもらえるならそこまで歩いていただけると幸いです。
[家というのは昔両親と住んでいた家だと必要があれば話して]
―談話室―
だからそこで言ってやったのさ。
クララの怪談話は羊泥棒のオオカミよりも怖いってね!
[しばしの間、世間話に花が咲いていた。
そうこうしている内に、雨はいよいよ本降りになってきたようだ。
しまった、つい時間を潰しすぎてしまった。
そろそろ外は薄暗くなってきている。]
困ったねえ。
この雨じゃあ、あの悪路は帰れないよ。
[小康状態になった時を見計らって帰るか。
そんな事を考えながら、窓の外を見つめる。]
[司祭の返事は是であったか非であったか。どちらにせよその答えが出ぬ間、あるいは伴をした間の、要するに司祭の傍に並べていた時、今度は間違いなく視線>>15を交わした。
会釈をした彼女に一拍遅れて、傘ごと軽く頭を下げる。
クララ、赤い髪の司書。
彼女については兄の方が余程詳しく、家で何度も話題に上った。
“あいつはちっとトロくてな”、からからと笑ってその日のうっかりを語る兄の声に、厭う色は欠片も滲むことはなかった。
相槌を打つだけの自分はというと、その不器用さを耳にする度、勝手な親近感さえ覚えていたけれど。
兄と話す彼女の姿を、そう、初めて眺めた時に。
村では珍しい眼鏡の奥の、眼差しに含まれた思慕>>16を見てしまった、そんな気がした。
もしかするとそれは単なる思い込みで、誤解であったのかもしれない。
ただ、顔も見ぬ内、狭い家で勝手に思いを膨らます内に覚えた親しみすら、兄に奪われたと僻んだのは、確かだった]
[だから、兄の葬儀を終えたあの日のことはよく覚えている]
……カナリア?
[申し出>>15にゆるりと首を傾ぐが、次には意を得たとばかりに頷いた。
時間があるならと彼女を小屋まで連れて、なるべく健康そうな、それからオス――良い声で歌うもの――を選んで、余っていた籠に入れて渡したのだ。
口端をほんの少し吊り上げた、豪放に笑う兄とは似ても似つかぬささやかな笑みで]
どうぞ、クララ。
本当なら、兄さんが連れていたのをあげたかったんだけど。
一緒に死んでしまったから。
[もしあのカナリア達が生きていたなら、兄を思ってくれるであろう彼女にあげれば可愛がってくれただろう。そんな善意、だがあまりにも無神経な言葉選びで、カナリアを贈った。
仕方なかった。
初めて彼女の円い眼>>15が己をしかと見つめた時だった。
兄を失って初めて得た仄暗い優越感と、彼女の願いを叶えられる嬉しさばかりが胸にあって、ご立派な気遣いなど忘れていたのだ*]
[そこにべつの、お店の人が来てリーザに話しかけます]
「お嬢ちゃん。申し訳ないが、汚れたままで店をあちこち歩き回られるのは困るんだ。わかるかい?」
[リーザはすぐにはわかりませんでした。このひとは何をいっているのだろう?]
でも、ここ、遊び場なんでしょ?
[店の人はため息をつくだけでした]
「見かけない顔だよなあ……女将さんも知らないって言うし……お父さんやお母さんはいないのかい? おうちはどこか、わかるかい?」
[そう聞かれて、リーザはとっさに何かをきいたような気がしました]
「この子は………………だ……………教会……?……………ダメだダメだ! これは…………………アク……………隠さなければ…………………」
[すぐに声は聞こえなくなりました。リーザはニッコリと]
おとうさんもおかあさんもいないよ。
かえってくるまで一人でいいこであそんでいられるよ。えらいでしょ? エヘヘッ!
―宿屋の前で―
[まだ男が宿に入る前のこと。
司祭の言葉を聞けば、
嬉しそうに表情を綻ばせ、一つ頷く。]
はい。ニコラスです。
お久しぶりです。
母が亡くなってからは、ずっと全国を旅していたのですが。
久しぶりに、戻って参りました。
[そう礼儀正しく挨拶をする。
思い出すのは、かつて先代の司祭と話をした時のこと。]
『どうして僕ばかり女の子の格好をしなきゃいけないの?』
[納得がいかぬといった様子の少年に、
老司祭はあやすように声をかけた。
『人にはそれぞれ、背負った業というものがある。
君だけではない。他にも――…』
話が他者のことに及んだからか。
濁した言葉の先は、追求しなかったけれど。
どこか憂いを帯びた視線が、
閉じた双眸の彼へと向けられたことは今でも覚えている。]
[死者の魂に悩まされてきた己にとって、
教会はあまり近づきたくない場所ではあったのだけれども。
そこに居る人々は、皆優しくていい人だったと、
そう、心に刻まれている。]
また、気が向いたら旅に出るつもりではいますが。
暫くは此方でゆっくりとしております。
[機会があれば、其方にもお邪魔しますと伝え。
旧知の相手に会えたことで表情を綻ばせるのだった。]
「……あそこのほら、赤い頭巾の人と話してる人、わかるかい? エルナさんって言って服の仕立て屋をしてる人だ。今日も仕事で……うん、仕事できてるんだ………だからお嬢ちゃんの服も用意があるかもしれない。聞いてごらん、さあ」
[言われなくてもそのつもりでした]
―― 談話室 ――
[服も着替え、ミルクも飲んで上機嫌のリーザ。
カタリーネおねえちゃんの、ちょっと男の人みたいな? お話も楽しくて、外で雨がつよくなっているのもちっとも気になりません]
楽しい遊びはいつはじまるのかなあ〜もう少しかなあ〜
[それだけが気になることでした。それを教えてくれた影のおじちゃんのことは、不思議と気になりませんでした**]
― 談話室・カタリーネと>>43 ―
[カタリーネと机ごしに話しながら
クッションはすぐにできあがった
怪談話の得意な司書の話題が出た時は苦笑して]
今でも、孤児院でやってやってるそうだね
怖がるあの子らの顔が目に浮かぶよ
[おとなしそうな顔して、話す内容は結構えげつなかった記憶がある
初めて聞いた時は情けなくも泣きそうになったものだが]
だいぶひどい天気になったもんね
いくらなんでもこれじゃ 慣れててもなにがあるかわかったもんじゃないよ
[鍵をかけ忘れたエルナももちろん、帰るつもりだったが
窓の向こうは雨に覆われて、早々にあきらめた
クッションを一つ、カタリーネに渡したら
自分の分も持って部屋を探そうかと考える*]
[引きこもりの性というやつで、話下手の自覚は十二分。
一対一ならまだしも複数人となれば、大抵が聞き手になって首肯係が常のこと。
つまり、司祭と話している間>>41>>42はまだマシで]
そう、よかったです。
注意点は……
前も話したように、餌は多めに入れて欠かさないこと、と。
後は、雨……冷えるようなら、なるべく暖かいところへ、お願いします。
[こちらへ歩み寄るジムゾンの、少しずれた位置に合わせるように自身も一歩調整し、問われるままに二つほど述べる。様子を見に行くことは無かったが、話を聞く限り子供たちは立派に面倒を見てくれているようだった。この穏やかで人のいい司祭がいる孤児院の子であるから、当然かもしれない。
どうか一羽でも多く健やかに。
そう願うのは身勝手なエゴに過ぎないが]
周囲を……
でしたら、目を貸します。
でも、家……は。
[家まで寄る用事を告げられたなら、普段なら頷く代わりに小さく、はい、と同意して。
しかし、普段は教会と孤児院にいる印象ばかりの司祭のこと、家と言われてもピンと来ずに言葉を濁せば、次いだ言葉で説明と場所を知る。
そして話の流れでそのまま、何の気なしの問いはぽろりと口から零れた]
ジムゾンさんの……ご両親の話は、聞いたこと無かったですね。
今もそこに住んでらっしゃるんですか。
[そんな問いから間もなく、黄色の傘の旅人>>50>>53と、そして先程会釈した司書>>57がこちらに訪れるのなら、答えは聞けず終いだったかもしれない]*
― 受付付近・シモンと>>45 ―
[銃を抱える男らにもたやすい相手ではない
単に力が強いということだけでなく
知能で人をあざむくずる賢さもあるようで
聞けば聞くほどうすら寒くなる]
傷つけることなく 平和にね
そういう話ができればありがたいもんだね
見分けさえつけば簡単なもんだろうに
[そうは言ったものの、期待できるかわからない
知能が高い相手なら、獣らしい獣と違い、話し合いで分かり合えるだろうか
人同士でも分かり合えないことはある
そうなれば、力づくで言うことをきかせる外ない
力を誇示しなければ そうして歴史がくり返されているなら]
ま、ゆっくり考えてみるとするよ
まだなにが起ってるってわけでもないんだ
引き留めちゃって悪いね
ひどくならないうちに 気をつけてね
食いもんは湿気に弱いから
[宿の玄関を差してから 控えめに手をふって別れを告げた*]
[思い出すのは昔聞いた言葉
聞かぬふりして感じた視線に私は微笑むだけ
母の願いもこうなってしまったのも
全ては神のお導きなのです
そう思いたいのです
開いても何も映さない
澄んだアメジスト色の瞳だと司祭様に言われましたが
私は色さえよくイメージできないのでどうしようもないのです
幼い時であれば強請られれば目を開いた時はあったでしょうが
今では頼まれても滅多に開かなくなった
たまに怒ったりするとカッと目を開いてるとかそうでないとか
私は確かめようがないのです]
[優しくいい人達に囲まれ育ったからこそ今の私がある
村も教会も私にとっては大切な場所]
ええ、今は私が司祭をさせていただいております。
ニコラスさんが来たらみなさん喜ぶと思います。
私も少しこの宿に滞在する予定なのです。
その間でいいので旅の話でも聞かせてくださいね。
[表情をいつもより和らげて
彼へと笑いかけてふと天を見上げ]
…雨、強くなりそうですね。
早めに戻らなければいけません。
[そんなことを呟いて彼との会話は終わったか*]
[目の前で繰り広げられる会話>>53には、ついつい沈黙を保ってしまう。
ニコラスという名は知らないが、戻ってきた、久しぶりだと言うから村にいたらしい。一体何年前の話か。とんと顔に覚えがないから、家に篭りきりだった時期か]
初めまして。
ヨアヒムです。……ニコラス、さん。
[まあ、ともかく初対面には違いあるまい。
軽く頭を下げ、思い出したように名を告げた。
それから旅人の名を繰り返したのは挨拶の上でなく、己の都合だった。
……男性だよな、と確認する為の。
同じ金の髪の、男勝りな仕立て屋を思い浮かべて、自信を少々揺らがせながらも、声が低いし、そう、きっと合ってる合ってると、表情には出さぬままに一人思う]
[宿屋を離れる時に黒い傘をくるりと回して]
……数年前からほぼ空き家になってしまいましたけど。
私の家ですからたまに整理してるんです。
宿に行く前に立ち寄っていたのですが。
そこで…その…十字架を落としてしまったようで…。
ついでに持っていこうかというものもあるのですが。
…なにか欲しいものとかありませんか?
(あれば譲ることも考えたいですね。
私では使わないものもありますし。)
[そんな問いかけをしながら白い杖を地面へやれば
ぬかるんだ感覚が伝わった
傘から伝わる雨の感覚にまた黒い傘が揺れた**]
[ふと、傍らに視線を移せば、
自分と近しい年頃の青年。
名を聞けば、僅かに記憶が揺れ動くも
すぐに結びつくことはなく。]
初めまして……かな。
ニコラスです。
[司祭と共に居るからには、
おそらく彼も村の人なのだろう。
挨拶をかわしながらも、記憶を辿るが、
窓から眺めていた景色には、なかった顔だ。]
[宿に入る前に、二人に別れを告げたが。
去り際、ふと視界に入った空の色は、
雨を含んで常よりも重苦しく、
どことなく不安をかき立てるもので。
差し出された黄色の傘に、一つ感謝をしながら。
雨粒から逃れるように、屋内へと向かった。**]
[玄関で見かけた姿を探し、食堂へ。
隅の方にエールを傾ける影を見いだせば>>36、
斜め向かいの椅子を、そっと引いた]
ここは初めてか、旅人さん。
[なびく金糸への心当たりなど、元部外者の男には無く、
帽子に隠れた顔立ちを敢えてのぞき込む理由はない。
……細っこいなと思った所で、酒飲む年齢の来訪者に
いきなり嬢ちゃん呼びなど試みない。さすがに]
ちょいと物騒な連絡があってな。
今日と、もしかすると何度か
こうして会合してるだろうが
あまり気にしないでくれ。
[長居の予定さえなければ、関係ない筈だと話し
時間もあるし、一杯位良かろうと、エールを注文した]
[落盤事故でパウルと共に逝った小鳥たちを哀れむような言葉は、責められるものではないだろう。そもそもが故人も愛し、鉱夫を毒から守るためのものなのだし。
ただ、自分が許せなかっただけ。
理不尽な言葉を吐かないようヨアヒムの瞳を見つめたその時、初めて自覚した。実るどころか咲いたばかりの恋だったけれど、あのひとが好きだったと。そっと籠を抱き締めて、ようやく喪失に涙したのだった。
それ以来、餌を買う時もカナリアを診てもらう時もヨアヒムを見ることはなく。金の鳥と、彼への同族嫌悪めいた緊張だけが手元に残っている]
―宿屋―
[ふと金の小鳥に会いたいな、と思う。
不穏をものともせず囀ずる姿にどんなに癒されるだろう。要領が悪いせいで、仕事が増えたこの頃自ら世話できる時間は減っている。
現実問題、今から西の自宅に戻るのはきついし、顔合わせにも参加する予定だったので今日は帰れないけれど]
こちらこそ、ニコラスさん。
ゆっくり過ごされますように。
[ニコラスは一旦荷を置いてくるらしい。>>35
雨が堪えはしないか気がかりだったが、シモンも元気そうで何よりだ。>>75
なにせ彼の登場は、なかなか衝撃的だったので。
全員が残る訳ではないだろうが、人が多くて安心する。
帰る者には挨拶をして、自分も部屋に陣取ってしまおうと動き出した**]
[受付を済ませ、部屋に荷物を置きに行くまでは、
居合わせた男には軽く黙礼を済ます程度で居たのだが。
その相手がすぐ近くに席を取り、
声をかけてくれたとあれば、僅か顔を上げて笑顔を見せる。]
こんにちは。お兄さん。
……もうこんばんは、かな?
[酒を手に声をかけられたということで、
普段よりも幾分砕けた口調で返す。]
僕はニコラス。
前はこの村に住んでいてね。
久しぶりの里帰りといったところなんだ。
[軽く挨拶をしながらも。
彼の言葉を聞けば、僅かに眉根を寄せた。]
物騒な連絡に、会合ねぇ。
随分と物々しい様子だけれども。
ここでも、”備え”とやらかい。
[騒ぎに対する様子は、旅の中で何度も目にしてきた。
それらを思い出しつつ、最後は幾分重々しい口調で問うた。]
[顔合わせと銘打たれたそれは、村長へ仔細を問う場ともなる。
その日声を掛けられた面々が揃った後に、
例えば、伝令の伝えた事柄>>0:#1を
例えば、対策の背景>>0:#4を
そしてあるいは、生じた影響>>0:16への対策を
直接議論し、村としての回答を引き出す機会となっただろう]
[その間、村長は人狼をおとぎ話の存在だと断じずに語り続ける。武器を取らずに済ませる為にも、まずはこういった対策から実施していくのだと、繰り返し語る。
たとえ一笑に伏されようとも、その根本だけは、頑として譲ることがなかった]
[その間天気は回復することなく、土壌は雨水を蓄えていく]
[打ち合わせの後、“図書館本館で調べたいものがある”“別の荷物を運びに行く”と言って、村長や宿の従業員達は、泥濘の中を東側へと向かう。
そして、その日の内に宿屋へ戻ることはなかった。
この時期の雨としては長い部類であったとはいえ、雨季の雨とは強さも期間も異なるのが常。安全のため、日が登ってから動こうと考えた所で、何ら支障が出るものではない――その筈だった]
[決して、家屋を崩すほどの強さではなかった。
資料室旧館を掘り返せば見つかるだろうかつての記録にも、一部の本が棚から落ちたと書かれている程度。一、二度しか起きなかった事象であるから、震源地と金鉱の村は遠く離れていたのだと、村史に地図が挟まれている位だろう]
[けれど、タイミングが悪かった。
先日からの雨で、土砂は滑りやすく――崩れやすくなっていたのだ]
“日が登ってから移動しよう”
[その予定は叶わない。
外へ出た面々が目にするのは、土砂で塞がれてしまった細道。坑道から掻き出された土砂に加え、斜面の表層も少しばかり滑り落ちたのだろう、細道は今や傾斜と化している]
[湿った土砂は、手を付くだけで崖の下まで滑っていく。
雨は激しさを増している。
地道に掻き出し続ければ復旧出来る筈だが――雨が止み、土が乾かないことには、着手するのも難しい。作業の最中に落ちかねないのだから]
[西側は孤立した]
[そして今、人狼騒動を防ぐ術は、ない。
大人数で集まるというのは、単純とはいえ確実な対策であったが――ここには今、ごく僅かな人数しか残っていないのだから]*
[信じていたものは この村の平和
輝かしい太陽の光 生まれた時からあった金脈が
永遠に続けばいいというのは願い
雨の恵みがなければ土地が乾いてしまうことも
掘り続ければいつか底が見えることも わかっている]
[父親が教会に通う理由があるとすれば 祈りのためでなく
金や食べ物を無心に行くときくらいだ
幼いころはそれについて行ったものだが
祈りたいと思ったのは十を超えた頃
人形遊びもしなかったエルナが裁縫始め
はさみを肌身離さず持ちだした
もともと発育がいい方であったが、その少し前から
女の子らしい格好をしろと 父がうるさく言うようになった
母のようになれと
別れをきりだしたのは父の方だと言っていたのに
会えないのが寂しくなってしまったのだろうか]
――土産、まだなの?
なんでこんなに帰ってくるのが遅いのよ
お腹空いた……ねえ、お父さん 早く 食べさせてよ
いつもの おいしい お肉
ずっとずっと 待ってるのに
[そんな心の内は 言葉にしない]
[嫌いになったりはしない あなたの好きな村だから
信じられるように祈りを捧げよう
今この場にない 村の誰もが笑顔の下にいられるように
暗く暗く立ち込める雨雲に似た色がジムゾンの顔をおおうことなく
白い杖を汚すものが一つでも減るように
不安になったら祈ればいい。彼との会話を思い出せば
部屋の中、窓超えた高い場所へ向けて 十字を描こう**]
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メモ代わりにこちらで
狼経験なしのペーペーでございます
表次第ではあるかと思いますが、現状どういうふうに進めていきたいなどありますか?
こちらとしては、RP村初のリーザは初回襲撃から外したいな、という希望です。
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朝はロル難しいので、先にこちらだけ。
おはようございますー。狼経験は二度目でした(ぺーぺー
こちらはそこまで具体的に詰めてなかったですが、リーザは確かに避けたいですね。
明日に縁故の状態を見て、初手は他と強縁故ないところがいいかなあ、位のPL思考でした(とはいえPC的には、村人が固まる前に強縁故持ち落とすのも有りだなあと思ってたり。つまりは成り行き任せです…)。
[夜は更けていきました。
エルナがくれたクッションに大喜びしたり、ふと見かけたきれいな長い髪のきれいなひとに『おねえちゃん? え、おにいちゃんなの?』などと言って困らせたり。
家に帰るなんて思いつきもしません。
いつのまにかリーザは夢の中。やさしい誰かがリーザを寝かしつけてくれたのでしょうか。すやすや寝顔でひつじと狼の夢を見てるの……?
降り続く雨と突然の地響きが村を切り離し、それこそ夢かうつつかわからぬ世界にこの村は放り込まれてしまいました。
でも、リーザは、そんなこと、気づくはずもないのです……]
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強縁故先を落とすのは、お話が動きそうでいいですね。
こちらは先落ち狼でも行けるように動いていたつもり(つまり強縁故の相手方には残っていただけるように)でしたが、どちらにしても強縁故先を落とす方向がおもしろい展開になりそうな気がします。
とはいえまだまだ先の話でしたね…処刑先もどうなるか検討つきませんし
どう動くか見て、少しずつ進めていければと
ダミーキリングについては、どうしたらいいでしょうか?
余裕がありそうな方が担当するとか、こういう感じで、などこちらは特別固まっていない状況でして…(ぐるぐるしてます。シモンさんが相方でほっとしつつ、驚きもありつつ)
[はじめて事態に気が付いたのは、カタリーネだった。
夜が明けても一向に止まない雨。
昨晩の軋みは小さかったとはいえ、残してきた羊や牧羊犬の様子が気になる。
雨の中、村の西側へ向かうが、そこにはもう帰る道はなかった。]
冗談じゃないわよ。
羊も放牧したままだってのに。
[ああ、やっぱり来なきゃ良かった。
そう後悔しても、もう遅い。
宿へと引き返す前に、ピューイと透き通った口笛を吹いたのには何の意味があったか。]
ちょっと、ちょっと、みんな。大変だよ。
ほら、寝ている場合じゃないってさ。
[宿へと飛び込んだカタリーネは、未だねぼけまなこな者も皆叩き起こして、事態を伝える。]
えらい事になったわ。
東へ繋がってるたった一本の道が崩れちまったよ。
[ちょっとやそっとの崩れ方ではない。
簡単に直せそうなしろものでもないのだ。
たった今しがた見てきたありのままを、カタリーネはその場に居た者達へと伝えた。]
[廊下を歩き、受付を通りすぎる
まだ係の彼女がいたなら“お疲れ様”と声をかけ
一人になったならばやりたいことがある
歩いていた宿屋の者を適当につかまえて]
お願いがあるんだけど、ちょっと聞いてくれる?
[はさみを眼前につきつけて、問う声はごく静かに]
赤ずきんの羊達がぬれると困っちゃうのよね
夜の間に 雨が届かないところにやってくれないかな
掲示に協力できるから それくらいしてもらうのもだめかしら?
それから このカップね
[はい、と ミルクが入っていたものを押しつける]
まさかあの子からなにかをとったりしないわよね?
お金の価値なら あんた達のがよくわかってるでしょ、ね
[代わりに払うから、と口先だけに乗せて
金色の宝物はエルナの手の中へ
リーザの部屋へ一旦戻り、扉の隙間へ 差し込んだ]
―宿屋へ戻ってから―
[少し話したことはあったでしょうか
家に入って十字架と黒い布に包まれたものを探して
抱えて雨の中戻った]
すみませんヨアヒムさん。
濡れてはいませんか?
早く温まらなければいけませんね。
[申し訳なさそうにそう声をかけた**]
[軽食を貰いに行った時の光景は微笑ましかった。
エルナに面倒をみられ、ニコラスにちょっかいを出す金髪の少女。仕立てのいいクッションを抱えこむ姿は無垢そのもの。>>89]
(わたしもニコラスさんに同じこと思ったとか、言えないわ……)
[なんて居たたまれなさに、早々に部屋に戻ったけれど。
エルナだけでなくシモンといいカタリーネといい、職能の高い人たちが集まったものだなぁと思う。おまけに、なんだか金色だ。ニコラスと少女も含めて。
何故だろう。
金色は良いものだと思うし、好きだ。
なのに、なぜ可愛らしい少女に嫌な感じを受けるんだろう。微笑んで見てはいたけれど、敏感な子どもには、邪険にする人々と同じように見えたかもしれない]
― クララ>>101 ―
[通りすがったメガネ娘には軽く右手を上げ
横目で “お疲れ様”の意
怪談話には泣かされそうになったが
好きなものを仕事にできているならよいことだろう
忙しなく動く姿――本人は要領が悪いと思っているようだが
エルナよりははるかに周りをよく見れている
異なる髪色 伝えたことはなかったが
どこかの赤ずきんのようで 同じようにきれいに感じる
彼女がその認識がないなら、いつか言葉にしたいと思うくらいには
リーザと旅人の話を聞きながら
外套からいつの間にかあらわになっていたシモンの体>>75
見えたなら 包帯の代わりに 汚れないブランケットを差し出して**]
― 起きて、まず ―
[笛の音による早めの起床
なにごとかと玄関へ急いだ時にはまだ カタリーネの姿はなく
あるのは傘立てと 色とりどりの鮮やかな傘達
その中にひと際目を引く 赤い傘
庭園に咲く薔薇のように高貴な彩色が異様で 思わず手に取って
触れたことのない感触に驚く
一体だれが こんな高級なものを?
――ああ、そういえば と思い至る
羊の価値もわからない輩も目を輝かせる金色を持つ少女がいた
なぜ どこから 誰が 浮かぶのは疑問符だけ]
[ねむりのなかで思いだす……リーザは旅をするひとの問いかけに、こんなふうに答えたのでした]
おとこのひとは、ちょっとこわいな。
だから、おねえちゃんが、いいな。
[まあ小さい子はそんなものかもしれません。
でも、こんな質問にこんな答え。
なんだかふしぎな問答にも聞こえませんか?
質問もおかしければ、答えもおかしい。こういうのを、なんというのか……くすくすくす]
[リーザは目をさましました。
もう朝です。
でもひどくなるばかりの雨。空には暗雲たちこめて。窓の位置もわるいせいで、部屋とひどく暗いまま。
そこに。
あの大きな影が。
ぬうっとリーザのベッドのかたわらに立っていました]
―― 宿屋の一室 ――
「もう始まっているよ」
[影は言います]
「遊びは始まっているよ。こんなところで寝てないで、さあ、参加しなくちゃいけないよ」
……はじまってるの? どんな、遊びなの?
「きみは聞いているはずだよ。大人たちは狼の話をしていたはずだ。あれがその遊びの話だ。さあ、大人たちの話に加わりなさい。くわしい遊びかたは、すぐに誰かが教えてくれるよ」
ほんと!? じゃあすぐに行かなきゃ!
[おやおや、リーザはまた、昨日みたいに影の言葉に勢いよく動き出しました]
「またね。リーザ」
[影は姿を消しました]
『みんな大げさだなぁ。
雨さえ止んじゃえば、何とでもなるって。』
[最初に会った村一番の楽天家は、通常営業だ。
騒ぎに叩き起こされたゲルトは、「人狼なんているわけないんだし」と欠伸する]
ゲルトさん、おは……おやすみなさい?
……すごい。何があっても動じない…。
「楽天家言行録」とかあったら読んでみたいわ…。
[いっそ書いてみようか。帰ったら。
シスターたちも面白がってくれるだろうし。>>99
彼と年の近いエルナたちから知らない話を聞けるかも。真剣に怪談を聞いてくれるエルナは、スカートを履かずとも姉さん肌のやさしい人だから、怖い話より明るい話がきっと似合う]
[魅力的な題材として取り上げられる吸血鬼にどんどん弱点や能力が増えていったように、狼にも多くの伝承がある。
強き獣は、生活に根差した脅威だからだろう。
頭の中を数多の物語と記録が駆け巡る。
人狼はいるのか? ――わからない。
しかし、現実に集落消失は起こっている。
使者が挙げた条件に引き金を引かれる『何か』
それが在るのは確かで、様々な予感があったのも確か。
不安が尽きないから、万一に怯えるクララの反応は些か過剰なものになった]
クララ、何を慌てているんだい?
そりゃあ相変わらず雨は酷いもんだけどさ。
[カタリーネの心配はもっぱら家業の事。
閉じ籠もる、散らばるとの言葉にクララを不思議そうに見つめる。
とはいえこんな事は始めてではない。
きっと動転しているのだろう。]
そりゃ、こんな大雨の時には集まっていたほうが気が楽だけれども。
[あまりにもあわあわしたクララの様子。
ちょっぴりカタリーネに悪戯心が生まれた。]
ねえ、クララ。魔日って知っているかしら?
[魔日。
ある日突然凶報が次々と舞い込み、人生を変えてしまう日。
いかなる者であろうと、運命の雪崩からは逃れられる事は叶わない。
そんな日は、朝から妙に落ち着かず、薄らと自覚する事もできるという・・・・・・]
カタリーネさん! 体冷えませんでした?
だって、その。
わたし、こっちにいるの数人しか把握してないですし。
[みんな集まったら安心できるだろうか。
動物より人間、が滲みがちなクララは羊のことを考えもせず]
ひょっとして、もしも、万が一、人狼なんて出たらって。
人が獣に、なんて。おぞましいもの。
[食べられることも。人でなしになることも。
童話は、現実で役立つ教訓を映すものであってほしいのに。本人的には揶揄でなく、りある赤ずきんちゃんは強くあるべきと思う]
魔日、ですか……?
こ、こんな時に反則ですよー!
[はっきりとは分からず、やばそうな響きに生唾を飲む。
相変わらずの天気は、そんな話を聞くのにぴったりで。
いつぞやの怪談話とは逆しまに、カタリーネの言葉に青ざめた]
― 昨夜 ―
[こちらに向けられる笑顔。
なんというか、体つきと同様どちらにも見えるのだが
相手の口調も柔らかい事だし、話す分には構うまい。
変な話さえしなけりゃいいだろう]
[そして里帰りと聞けば、へえ、と目を見開いた]
こんばんは……でいいか。
それと初めまして、だな。
俺が来たのは数年前だから。
俺はシモン。
西の、端の方に住んでいる。
[少年の頃から放浪した分、言葉に不自由はないが
己の名前は、遠い地域の、別の言語で呼ばれる音。
端的に異邦人だと示すものであった]
― 朝方 ―
[――戦場の夢を見ていた。
まだ足をやる前の、砲弾降る中駆けた記憶]
[故、眠りは浅かったのだろう。
常なら二度寝でもする所、口笛>>90だけで目が覚める。
窓を叩く雨粒を見遣り、どうせ仕事にならないならと
身支度を整え外へ出る]
[そうして、宿屋へ向かう途中に、“それ”を目にした]
[瞬いたのは二三度じゃあきかない。
おいおいとか嘘だろとか、文章にならない声を漏らし
足を取られないところまで近寄ってみる。
杖を伸ばして土砂を突けば、ずるりと滑り落ちていく]
[ここには立てない。通れない。
せめて雨が止み土が乾くまでは、何も出来ない]
……冗談じゃないぞ……っくそ
[開いたままの唇から、人には聞こえぬ音が鳴る]
[燻した肉はもう切れた。残っているのは骨ばかり。
四つ足になろうと、負傷した足が治る訳ではなく
あの道が無くては、旅人を狩ることもままならない]
人が獣にねえ。
私はなれるものならなってみたいよ。
なぜかって?
[カタリーネが瞳に妖しいを浮かべ、口角がにわかにつり上がる。]
狼になって、ぶるんぶるんって体を震わせば濡れてもすぐに水を弾く事ができるじゃないか!
[大声を出して、クララに飛び掛かる。
・・・・・・ただの冗談だった。]
ははは、ごめんよ。
そんな訳の分からない眉唾話の心配なんかよりも、まずは目先の事さ。
この宿には当分暮らしていくだけの物資があるんだろう?
結構な事じゃないのさ。
[そうだ、こんな時にはわくわくしているくらいのほうがいい。
今日が自分にとってその”魔日”じゃなかろうか。
悪い冗談を自分で打ち消すように、そう語るのだった。]
あぁ、でも。
[グラスを置いて、思い出したように一言。]
人狼を倒した、なんて話も、聞いたことがあります。
……最も。
僕がその村に立ち寄った時には
既に騒動が終わった後でして。
実際どのようにしたかは、詳しくは知らないんですけどね。
[思い出すのは、旅の途中で立ち寄った遠くの村。
何やら賑やかだと思えば、人狼を無事に対峙したとかで、
残った村人達は大騒ぎの状態だった。
他の旅人達の中には、村人の話に半信半疑の者も居た。
だが、ニコラスだけはそれを疑うことはなかった。
騒ぎに乗じることもせず、すぐさま村を後にしたものだ。]
[何故ならば。
”視えて”しまったから。
おぞましいまでの、怨嗟の籠もった魂が。
今まで見てきた死者達の魂とは、
纏う空気も、魂の色も、何から何まで違う。
あまりに異質な気配。
あまりの恐ろしさに、宿を取ることもせず
すぐにその村を立ったものだ。
今思い出しても、その恐ろしさに
体が、心が、凍り付くような気がして。
自室へと戻る時には、幾分優れぬ顔色をしていたかもしれない。*]
/*
あっ、いえいえ
「カタリーネが」襲撃しないで、という意でロルを落としたんだろうと思いまして
こちらも流れを汲めれば
いつでも誰でも。ニコラスが誰を狼で見ているかわかりませんが、兵服2wで気づいていた場合は、襲撃ありなのかとか考えてます。現状
[リーザは宿の一階を勝手に歩きまわりました。
昨夜とはずいぶんとふんいきが違います。まず、人がいない。昨日までとはうって変わって、静かなのです。
好きに歩くリーザを止める人がいません。
すると、調理室から聞きなれた声が。
そしてその声の主、赤ずきんのおねえちゃんからは、狼、という言葉が聞こえてきました。
リーザは笑いをこらえながら、声のほうに忍び足。
調理室に入ると同時に]
がおーーーーーー!!
[と大声で叫びます。そしてそのまま、部屋にいたおねえちゃんたちの反応などおかまいなしに、ニコニコと]
おねえちゃん、狼さんになりたいの?
狼の遊びをするんでしょう?
リーザもいっしょに遊びたい!!
あーそぼ?
[と笑顔を振りまくのでした]
[私の家は私の部屋以外は倉庫のようになっている
散乱はしていないけれど私が整理をするからかあまり整ってもいない
本などを孤児院に持って行ったりもしますが
あまり持って行ってはいけないようなものもあり
母の部屋には女性らしい小物や丸い宝石や本
父の部屋には何故かナイフやらなにやら
実際を見たわけではないのでよくわかりませんが
不思議な両親だというのは伝わりますかどうか
ヨアヒムが欲しがるようなものはあったでしょうか
それとも無欲だったでしょうか]
――誰かいるか。
[溜息を吐くような素振りで、獣としての声を出す。
ここに来てからというもの、全て独りでこなしてきた。
……長らえる以上の事をするつもりは無かったのだ]
[そのため、潜んでいるだろう“同族”に声を掛けるのは
これが初めてのこと]
ここに“占い”の出来る奴がいたら不味い。
今ここからは逃げられない。
……10人切ってるなら相手取れる。
先手を打って喰うしかないと、俺は思う。
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