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神使狐 常盤 に 1人が投票した。
あちらべこちらべ 一平 に 4人が投票した。
あちらべこちらべ 一平 は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、神使狐 常盤 が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、カワタレテレビ、猫かぶり あきら、世俗烏 高尾 の 3 名。
[誰かも知らぬ画面が、予言の終わりを告げる。]
今日の予言です。
今日は全国的に陣営前線が勢いを増し、安定するでしょう。
明日は日は明日日明日は明日が、終わ終終わりりすすます。
安寧は共存は勝利は、共存陣営の勝利となるでしょう。
死者の皆さんもお元気で。
[誰も未来を知らない。この画面の事も、知るはずがない。]
[記憶の中で、暗い雨が降る。]
ときわちゃんが帰ってこなくて。
[雨に濡れる森の上に、稲光がひとつ走った。]
おとうさんは、おかあさんの肩を、ずっと。抱いてた。
[雨は降り続けている。]
白くって大きい箱が、玄関に運ばれてるのを、窓から見てた。
[雨の中、傘を差した黒い服の人々が佇んでいた。]
(ときわちゃんが死んだって、知ったんだ。)
【神社・朝ぼらけの頃】
[その神社に漂う薄もやは白く、静かに佇む木々を黒く染め出している。
鳥の声はしない。虫の声もしない。人の気配も、しない。
玉を加えた狛狐は静かに、湿気にその肌を黒く染めている。]
[その鼻先に汚れたフードを垂らしたまま、社を前に佇んでいた。]
……なあ、かみさま。
いるんだろ。
[社は静まりかえったまま、見上げ呟かれた言葉に応えることはない。]
どうすればいい?
どうしたら、ときわちゃんをもう一度、生かしてくれる?
[くたびれたミリタリーブーツが、柔らかな石畳を踏みしめた。
社の階段、きしむ音も湿気の中では柔らかく響く。]
お百度を踏めばいいの? お供え物、とか。いるの?
ねえ。かみさま。いるんでしょ。
おしえてよ。
(わかっている。)
[鈴の緒に肩が触れて、重い音が鳴った。
指を伸ばした先、格子の奥は暗く沈んでいる。]
[絡めた指は、丸みを帯びた格子を歪める。]
なんでも、言うこときくから。
なんだって、するから。
(こんな、役立たずでなければ。)
消えればいい。きえればいい?
[白みを帯びた指が、ふっと格子から離れた。]
(あのこを幸せに──そんな役目も果たせないような、
余計なことを“構わない”とおもうような、ばかでなければ。)
[格子を離した手は左の肘を掴んだ。
肉と空の境の布へ、強ばった指が埋まっていく。]
いなかったことになればいい?
(そうしたらきっと、あのときあの場にいたのは自分じゃなくて、もっと別の誰かで、)
[ガラスの瞳が見つめる先は、物言わぬ闇の中。]
(役立たずじゃない、ばかより役に立つ誰かなら、きっとあのこを助けられた。)
いたいのもがまんする。おしおきも、へいきだ。
[ペンキに似た赤が指へ服へと染みて、木綿糸に千切られた肉綿が袖からこぼれ落ちた。
赤いナメクジのようなそれは、風雨にさらされた木床に跳ねず散らばる。]
(動かないまま、朽ちていけばよかったんだ。)
しんでも、いいんだ。
いなかったことになれば、なんにもおもわなければ、
[切り離された傷口を握りつぶした手が、格子へ伸びる。
なにも言わぬ闇に応えを求めるように、眼を格子へ迫らせる。]
ばかで、ごめんなさい。いなければ、よかった。
もう、わかったから。
(わかっている。)
だから、
[鈍い音がして、格子へと薄汚れたフードがぶつかった。
赤に塗れた指は格子も掴めず、木枠を掻くばかり。]
(──わかっている。)
かえして。
(後悔も、
反省も、
謝罪も、
悔恨も、
自責も、
悔悟も、
苦悶も、
惨痛も、
自傷も、
償いも、
代償も、
嘆願も、
哀願も、
祈りも、
願いも、)
[闇はなにも返さない。帰らぬ応えに、うめき声しかこぼれない。]
[格子に身体を打ち付ければ、くだけた晶が頬を舐める。
──右手が最後の眼に伸びて、**]
【路地裏/夜明け頃】
[男は特に何をするでもなく、その場所に立って、思案をしているように見えた]
[1羽の烏がそこに舞い降りる。男の肩に泊まった烏が、何事かを告げる]
そうか…死んだか。
[昨夜廃墟ビルでみた少年にて、彼を追い立てていた烏が報せを持ってきた。]
大きな驚きはなかった、あきらに言え…とは言ったが、
薄っすらと、でも確かに彼からは死の臭いを感じ取っていた]
[常盤はこの手で、その胸を撃ち、殺した。相手が妖怪であることを、この争いの中で知ることになった。]
[顔を見て、会話をして、今更人間の自分が顔を覗かせるのでは無いかと、不安になったが、それでも、引き金を引く指が止まることはなかった。]
[人間の振りをしていた自分とが切り離された様な、そんな感覚。もう戻らないことを一層感じた]
[なぜ撃つ前に会話をしたのか、それはもうわからない]
[あの少年は烏との格闘の中で、墜ちて死んだとのことだ。自分がけしかけた烏で殺した様なものだろう。
それを聞いて、彼の言葉で昨夜胸に置きた波も、今は静かになっていた]
[また一つ、それまでのものが消えていった。立花も、成桐も、沙霧も、ねねも死んだ。常盤も、一平も、自分が、烏が殺した]
[遺品も、遺体も、こちらには何もない。死に顔も、最期の時も見ていない。]
[何もない、でもそれは自ら望んだことの結果だ。
後悔も、悲しも、恨みも持つことはできないし、許されない──]
[後は、こちら側の目的が成るか、死ぬか、それだけだ。]
[今更、何を考える必要があるのだろうか。]
[自らの中の何かを吐き出すように、男は一つ息を吐いた]
[そう、こちら側に来たときから、することは決まっている。]
[昨夜のこと、これからのこと。状況の報告、共有をするため、男は陣営のねじろへと戻っていく**]
[ねぐらを飛び立つ鳥が一声鳴いた。]
[動かない。]
【神社・朝焼けの下】
[格子の前にうずくまったまま、動かない。
真っ赤な指が見開いた眼に触れそうなのに、ただ動かない。]
[動けない。]
[動けない。]
(この手を、彼女が直した。)
[動けない。]
(この眼を、彼女が見ていた。)
[動けない。]
(この命を作ったのは、彼女の愛情だ。)
[動けない。]
(愛してくれた。可愛がってくれた。そばに置いてくれた。)
[動けない。]
(彼女は、帰らない。)
──ぅ、うぅあ、ゲく、……う、
(もう、どこにも、いない。)
[まるで潰れた蛙のような声が漏れた。
震える指が、格子に縋るように落ちる。]
(でも、彼女がいたから。彼が、彼らがいたから、)
ぅあ、うぐ……っぐく、……
(彼女の残した愛情を、彼らと過ごした時間を、)
あぁ、う……う、ああぅ、あああ、ああああああ、
(握りつぶすことなど、できない。)
[嘆きの声だけが、響く。]
(死ねない。)
(彼女もいない。彼らもいない。怖い。苦しい。痛い。居場所も、存在意義も、価値も、何もかもなくして、)
(死ぬわけには、いかない。)
[真っ赤な真っ赤な朝焼けに、ただ、響く。**]
【血だまりの残る廃ビル・午前】
[ウエストポーチを手にぶら下げて、廃ビルの階段をゆっくりと登る。
フロアにたどり着いては、血だまりの残っている側へと歩み寄って階下を見下ろす。
それをずっと繰り返している。
少年の遺したウエストポーチを勝手に持ち出して──財布や見覚えのある帽子なんかは、彼と一緒に埋めてもらった──それさえあれば、少年の死の瞬間も"あやかしとして"聞き出せるのに、そうしない。
しない理由を語る相手も、ここにはいない。*]
エピでは全員生き返ることができます。
生き返らないことを選ぶのもありです。
この争いはひとまず、共存陣営の勝利で幕を閉じます。
(村建て発言もれてました)
[たどり着いた先、さして広くもない屋上を見まわす。
外れた柵のくちには錆が浮いていて、ずっと前に外れてそれきりという事だけは、わかった。
見下ろせばはるかに眼下、黒い染みのあとだけが見えた。]
[彼が、死んだ場所。時間が断絶されて、何もかも終わって、]
[空を見上げた。夜明け前はあんなに暗かった空。そらっとぼけるように、さわやかな秋空の顔をしている。
パリパリになった袖を、手に持ったままのウェストバッグを、吹いた秋風は柔らかく揺らしていく。
その風にため息を混ぜて、]
[なにも変わらない街並みを、見ていた。**]
【某廃ビル/夕方】
[時刻は夕方になっていた。
昨日から崩れ始めていた均衡は、この日に時が経つにつれてさらに崩れ始めていた。]
[あちら側に攻め入っているのか、逃げ出したのか、捕えられているのか、裏切ったのか─それとも死んでいるのか、それはわからない。
だが、支配派が集まっているその気配は薄まっていた。]
[男は、前線から撤退し戻ってきていた。
他のものはうまく退けただろうか。まだ体勢を立て直せば…]
ぐっ──。
[痛みに顔を顰める。
いつかはパリッとしていたスーツも、埃やり取り破れが目立っている。]
[廃ビル内の一室、自分達が使っていた部屋の扉を開ける。
ソファのウレタンは露出し、テーブルには埃が溜まっている。
空の缶や、食べ物の袋なんかがそのままの部屋。
中に入ると、今はもう1人で使っている部屋だと、一瞥もせずに扉を締める。*]
[少年が死んだビルの屋上。
柵に頬杖をついたまま、高いビルの上から、ときおり遠目に見える人の目には映らない争いを、ただ眺めていた。
その争いは徐々に一方的になっていって、 ……]
[夕暮れが迫る前、ウェストバッグを肩に引っかけて、くるりときびすを返した。
向かうつま先は、逃げていく者たちの向かう方向へ。]
【某廃ビル・夕方】
>>33>>34烏
[息を殺すのは、このぬいぐるみには実際たやすいことだ。もともと命なんて持っていない、ただの布の塊だ。
それでもビルの中に潜り込むのは少しばかり苦戦した。いくら気配が薄まっていようと、支配派が占拠しているのだから。
だから、部屋に無造作に入っていくあなたの姿を見かけることができたのは、3度目の幸運ってやつなんだろう。]
>>35>>36猫
[この男が部屋に入る時、あなたの気配には気づいていなかった。
扉の立て付けは、廃ビルの割に悪くは無い、誰もいるはずのない部屋を一瞥すると、扉を閉めてそのままソファへ倒れ込むように座る]
──ふぅ…。
[疲労を取るためか、ソファへもたれかかるとしばし目を閉じる。
あなたの気配には、ドアノブが回るまで気づかない。]
[しかし、ここを開ける相手にも心当たりは無い。あなたが滑り込み、後ろ手に閉じたあたりだろうか。その目を開ける]
何だ、用なら声くらい──…なんっ
[あなたが目に映れば、一瞬固まっただろう。
なんで、と言いかけた言葉は止まり、あなた見据えている*]
>>37烏
[後ろ手にドアノブを握ったまま、フードの下の目は室内を一瞥した。
視線がソファにもたれかかるあなたをとらえて、すぐに横に流れる。誰か他にいないかと確かめて──窓がなくても、明かりがなくても、夜目は利く──誰もいないと知れば、ドアノブから手を離した。
肩にかけていたウェストバッグを手に持ち替えて──そのバッグにあなたは見覚えがあるだろうか、昨日の少年がつけていたものだけれど──ドアに、その背を預けた。]
[口を開いて、一度閉じた。大きく深呼吸をしてから、もう一度口を開いた。]
……三河屋です、なんて言やいいのか?
随分と、ぼろぼろじゃんよ。
[そういうこちらだって、最後にあなたと会ったときから比べれば、同じくらいぼろぼろだ。服は昨日のまま、彼女の血で血塗れだし──左袖は中身を無くして垂れ下がったままだ。]
>>38 猫
[その部屋には、男以外には誰も居ないはずだ。いたとしても鼠がいるくらいかもしれない。
その部屋は割れた窓ガラスから夕暮れが見えるだろう]
[あなたが持ち替えたウェストポーチに、しばし目線が動いただろうか。
見覚えがある、昨日、ビルで会った──死んだその少年が持っていた物だ]
頼んだ覚えはないな。
──…自分を鏡で見てから言えよ。
[止まった言葉を飲み込んで、あなたの言葉を待ってから、その垂れ下がった左腕を、その姿を見てそう返す。
その血があたなのものかどうかは知らない。昨日住宅街からの去り際にあなたが居たのは覚えている。]
…こんなところに、一人で何をしに来たんだ?
[ゆっくりと、言葉を続ける。驚きが静まれば、頭を思考がめぐる。
あなたがここにいる、それはこちらの居場所がばれたということだろうか──]
>>猫
[男の声色は、特に上がりも下がりもしていなかった。]
そりゃどうも。肉なら喜んで受け取ったんだがな。
……──さてな、少し、休んでいただけだ。
[黒いスーツから覗かせるYシャツはところどころ赤く染まっていただろうか。
そう言われても、立つ素振りは見せない。それでも夕日と共にその目はあなたから外さない。]
…──ありすぎるくらいにはな。
[昨日手に掛けた二人、あなたの関係は知らない。
でもその少年はあなたの名前を口にしていた、撃った相手に、走ってくるあなたの姿が去り際に見えた。
きっとその他にも争いは合っただろう。そういう意味でも心当たりはいくつもある。
外の烏も男に何かを告げには来ない、少なくとも敵襲ではないか]
>>猫
あぁ。「だった」なんてのはおかしいがな。
勝つさ…その為に、俺はここにいる。
[あなたがうつむいたように見えても、その理由はわからない。
死んで終わりだなんて、思っていない、たとえ死んでも、それは勝つためだ。]
──…そうか。常盤が…。
[あなたが言葉を終えるまで、じ、とそれを聞いていた。あなたの一人称の変化も意に介しているときではない。
その問の様な言葉を聞いてからそう口を開き始めた]
…わからないな。
お前にとって、持ち主がどれだけ大事かなんて俺には、わからないさ。
だから、俺をどれだけ殺したいかなんて。
[わかる、なんて言えるはずも、言う気もなかった。
そう言いながら、立ち上がるだろうか、足取りは少し不安定だ]
──俺にはわからない。
…殺したいなら、どうする。おとなしく殺されてやるつもりもないぞ。
>>45烏
勝って、どうすんだ。……何が、欲しいんだ。
[尋ねる言葉は、横板に雨だれ。
そして応えに、一拍空いた。]
……だろうね。高尾は、物じゃない。
誰かのためだけに作られて、誰かのためだけに生まれた、物じゃない。
だから、俺の気持ちはわからない。
──。……、殺したい。その羽根を引きちぎって、地面に叩きつけて、踏みにじって、あのこの二倍の二倍のその二倍、苦しくてしんどくて、生きたいって叫ばせてやりたい。
[不安定な足取りで立ち上がるあなたの前に、一度、息をのんだ。]
[「どうする。」]
……。……──殺さない。
[震える声で、そう絞り出した。]
>>46 猫
──人間を支配する。それがこっちの目的だっていうのは、最初に聞いてるだろ。
だから、俺はそれに応えたのさ。烏でもない、人間でもない、妖怪として生きる、その為にな。
[あなたの問いへの答え、それは自分でも、応える時に自問したもの。こちらは、詰まること無くそう答える。]
──あぁ、そうだ。俺とあきらは違う。妖怪としての生まれ方も、生き方もな。
[きっと、自分には理解できないくらい殺したいと思っているのだろうと、そう思っていた。
だから、あなたが絞り出した声には、驚いた様なあなたを見る]
…なら、なぜ殺そうとしない…。
それだけ殺したいと、お前の役目を、持ち主を殺した俺を──
[恨みを買うことなど、復讐の対象になることなど、こちらに来ていたときから理解していたことだ、だから、あなたの絞り出した声が、わからないと]
>>47烏(>>48続き)
お前を殺したって、ときわちゃんは帰ってこない。
このわけのわかんねえ、ゆく先がわからない、喧嘩だって終わらない。
ときわちゃんが死んだって事実は変わらないし、時間が巻き戻るわけでもない。
ときわちゃんが復讐はダメって言ったからって、お前を殺さなくても、ときわちゃんは喜びやしない。
何をやったって、なにをしなくたって、ときわちゃんの、役には。もう、二度と、たてない。
ときわちゃんのためにできることが、もう、なに一つない。
だって、もう。いないんだもん。
……どこにも。
[言葉を絞り出して、俯く。握りしめたバッグの紐が、ぎしぎしと鳴っている。赤焼けの中でも、握りしめる指は白い。]
──もう、あたしは。ときわちゃんの、ぬいぐるみに、なれない。
もう、おやくごめんなんだ。
でも、まだ。あたしは、生きてんだよ。あのこが愛してくれて、生まれた命なんだよ。消せるわけ、ないんだ。
>>48 >>49 >>50 猫
[あの時、あの倉庫で、あなたを、その言葉を押しのけた。]
…それはもう、俺にはできない生き方だ。
[すべてを押し殺した様にも、無表情にも見えるかもしれないほど、静かな声で言った]
…──。それが、お前の、あきらの生き方か…。
苦しくても、辛くても、怖くても、痛くても、それでもそうやって生きるのか──そういう生き方を選ぶんだな、お前は…
[あなたの言葉を聞いて、つらそうに、目を伏せる。それはきっと、自分が選ぶことのできなかった生き方だろうか、そんな風に思って、胸が痛い]
…だったら、俺を殺さないなら、ここに何をしに来たんだ、あきら。
[改めて、視線を上げてあなたに問う]
>>51烏
どうして。
[もう一度、尋ねた。]
だって、そうだろ。
何にもない。何にも無いんだ。でも、生きてるんだ。
だったら、生きるしかないじゃんか。
高尾に、言ったよな。胸はれるのかって。
……──おれは、もうはれない。はれるわけがない。
沙霧さんとやり合わなきゃよかった。そしたら、この手はまだあって、ときわちゃんをお前が殺すのを、止められたかもしれない。
ねねさんを引き留めてれば、あの襲撃だって別の形になったかもしれない。そしたら、ときわちゃんの傷は浅かったかもしれない。
りっちゃんをもっと探してれば、よかったし、一平ちゃんが出て行くのを、見逃さなきゃよかったし、なるちゃんだって、……。……
全部、おれが選んだ道で、その結果が、これだ。
自業自得だ。報いかも知れねえ。
でも、今、あたしがいるのはここだ。
だったら、ここで生きるしか、ない。
胸がはれなくたって、後悔も痛いのも苦しいのも、全部ひっくるめて、抱えて、生きるしかねえんだもんよ。
>>54>>55烏
そっか──高尾。
逃げようとしたのかも知れないとか、それは別にいいんだ。
逃げないことが正しいんだとか言うつもり……もう、ねーし。
それに……あの日に、あの高尾に、戻れるもんか。ばか。
[その悪態は、いつもよりずっと小さかった。勢いもなくて、尻つぼみに途切れる。
いつか聞いた言葉を綿の頭に巡らせて、多分、焼き切れるほどに考えて、たっぷりの時間のあと、顔を上げた。]
……自分がなんなのかわかんなくて。それで、“定義づけた”のか。
自分は妖怪だって──妖怪だから、人を支配するんだって。
“そういう”妖怪なんだって、お前はお前に定義したのか。
自分がなんなのかわかったから、気分がよくて──もう、戻らないって……生き方を変えない、って言ってんのか……?
[それが、綿が必死に考えて理解しようとした、結果だ。
見当違いであってくれと、どこかでそう、願う声は震えている。
断罪の、否定の、糾弾の言葉を待つような、間が空いた。]
>>54>>55烏(>>56続き)
……よくもまあ、続けてたもんだよ。
[懐旧の声に戻った言葉は、どこか自分にもあなたにも呆れを、ほんのわずかな笑みを含んでいる。]
──あたしは多分、案外にお前のことが嫌いじゃないんだ。ムカつくけど……いまはすげえ、殺したいけど。あんな喧嘩も、繰り返すくらいにはさ。
お前が迷惑だって思ってても、嫌いでも、そんなのはあたしの感情だから、とやかくは言わせねえし。
[視線を伏せるあなたに、こちらも首を傾げた。]
見つからないかも知れないし……
……こないだ殺しもしなかった奴が、よく言うよ。
──お前、さっきからわかんねえって言いすぎだ。
[自分のことを棚に上げて、そう。]
>>56 猫
…そうだな。
もし、戻ってしまったら、それこそ俺は俺じゃなくなるだろうよ。
[いつかは反射的に応えていたあなたの悪態も、今は静かに聞いていた]
定義付け…か、それは少し違うな。
俺はこういう妖怪だ、とか妖怪はそう生きるべきだ、なんて思ってないさ。
妖怪として生きることが、俺の生き方だと気づいたのさ。
──人を支配する、それは妖怪にしかできないことだ、それが俺が妖怪として生きている道だと、そう感じた時に気分が晴れたさ。
…──だから、もう戻らない。
人の振りをして、妖怪の自分を忘れる怖さ、妖怪であれという声の痛みを、俺は抱えられなかったのかもしれないな。
[定義には少しの否定を、戻らない、には強い肯定を。]
>>58>>59烏
[返らぬ肯定に、小さく息をついた。もしそうなら──どうする手立てもないと思った。
今だって、あるわけではないけれど。]
そっか。でも、──やっぱ、わかんねーや。
生まれたときから化け物で、人のフリしてたって──ぬいぐるみだって、忘れたことがないもんよ。
だから……今だって妖怪のお前が感じてた、怖いのとか。痛いのは、あたしのとは、似てても違うんだろうな。
もっと別の"妖怪にしかできない生き方"だってあるはずなのに、どうして支配、にこだわってんのかも。
変わる気がない、理由も。お前が命より大事なもんも、わかんないよ。
[またひとつ、後悔が胸に浮かんだ。
なにを言えばいいのかわからなくて、あの日からあなたを追っていなかった。祟るなんて脅した癖に。
時間は、過ぎてしまった。]
>>58>>59烏(>>61続き・終)
…殺したい、復讐して終わるんなら迷わずそうするよ。でも、殺さない。高尾風に言うんなら、"決めた"んだ。
わかりたいって思うし……いっぺーちゃんにも、カッコつけちゃったしな。言ってる事も、なに考えてるのかも、わかんねーことだらけだ。
わかりたいって思うくらいには、……[言い切れと言った本人が、言葉を濁す。]
でも、……支配とかやめとけよって、それは思う。だから、邪魔する。
[(──いつか、後悔するんだろうなぁ。
やっぱ、あんとき殺しときゃよかったって。
知るかってぶん殴ればよかったって。
関わらんとこって目ェそらしゃよかったって。)
(でも、今掴んだ答えは、これなんだもんなぁ。)]
>>60>>61>>62 猫
そうだな、俺にも、お前の痛みがわからない。
互いにわかっていたら、こんな風にはなってないだろうさ。
別の生き方…か…、それもあったのかもしれないな
[いつか、それを突き放したのは自分自身だ。]
だが、ここで、俺が戻ったら、何が残る?
決めた生き方を否定して、否定した過去に戻ることなんて選ばない──無論、死ぬ気もないけどな。
[それは意地に近かったかもしれない。
死ぬ気はない、は嘘か誠か、不敵に近い笑み。]
─…何言ってんだ…俺がお前に気なんてつかうわけがないだろ、嫌いなら、とっくにそう言ってる。
[自分にか、あなたにか、あきれた様にこぼした。]
>>66>>67 猫
そりゃあ、違う生き方をした俺が…か?
…全部ひっくるめて選べか、それはもう…抱えて飛ぶには重すぎるな。
もう、決めて、始めて、動いた後だ。
[切り捨てたものと、今、それを抱えて別の、それを考えると、何かが痛むように、顔をしかめる]
生憎、身軽じゃないと飛べないもんでね──死にそう、か、生き方を選んだに、死にそうに見えるなんておかしな話だな…
[ふ、と自嘲気味に笑って、あなたの言葉に応える]
──あぁ、そうかもな。
[飛んできた軽口には、こちらも軽口を返した。]
そりゃあ、とんだ嫌がらせだな。うざったいことこの上ない。
>>70 猫
そうだな、お前はずっとそうだ。
…──俺が捨てたものを簡単にそう言う。
[思い出されるのは、数日前の倉庫での出来事。
あの時、その言葉を受け入れていればそちらに居たかもしれない、でもそんな未来は今にはない。]
支配するんだったら、身軽な方が遠くまで飛んでいけるだろ?
そこは支えてやる、とかじゃないのかよ…言われても気持ち悪いけどな、その方がお前らしい。
[揺れる左腕に目線が僅かに動くが、すぐにあなたに戻す]
結婚しよう
…とでも言えばいいのか。冗談きついな。
[言って、自分で顔を顰めながら笑って見せた]
…そうかよ、だったら俺だって知らないな。
この生き方を選んだ俺として、まだやることが残ってるからな。
[ぐ、とあなたの手をつかむ手に力を込める]
>>72烏
お前が捨てたつもりなのを、拾ったのかもな。
……そりゃ、見捨てるって言うんだ。支配する必要も無い。支配する力があっても、しない。そういう選択肢だって、あんだろによ。
支えてたら、お前飛べねえじゃん。ほんと鳥あたまだな。
[何度目かの悪態を繰り返してから、]
ひねりが無い。やり直し。
…きつくねえ冗談言ってみろよ、ダメ出しさせんな。
[挑発をもってあなたの笑みに返した。
ぶつけていた視線を降ろす。
ちゃんとフードを外せばよかったな。そんなことを思うけれど、手はふさがってしまった。]
そうかい。
なら、あたしにもやることあるってわけだ。
[力がこもれば、応じるようにあなたの胸ぐらを掴む指にぎゅうと力を入れた。逃がさない、とばかりに。
──片足に重心がわずかにかかったのも、そう。]
【エピの発言についてアナウンス】
RP中失礼します。あと1時間弱でエピに入ります。
今回、エピローグにおいても★★原則、PL発言はアクションまたはメモで行う★★とします。
※飴を投げるのもアクションを消費しますので、うっかり投げずにアクションを使い切る……などの事故にご注意下さい。
独り言でのPL発言も可としますが、非推奨です。(アクション、メモが切れたら仕方ありませんが)
エピローグは10/3 23:00まで続きますが、その間、喉ポイントの回復は【ありません】。
その為、進行中よりも体感的に喉が少なめになっています。また、エピローグは感想、会話がしやすくなることから、喉がどろどろに溶けていく傾向があります。
喉ポイントの使用は計画的に。
-------
ご参照
【進行中】
通常:1500pt/24H + 独言:1500pt/24H
★合計:3000pt/24H
【エピローグ】
通常&独言:1333pt/24H
★合計:1333pt/24H
>>73猫
そんなもん拾ってどうすんだよ、お前は。
[どこか、呆れた様にそう言う]
…そりゃあ、あるだろうさ、それじゃあ今までと同じだ。
俺は、俺達はそうじゃない事を選んだ…だから今こうしている。
──蹴り上げたら、それこそ全部落としちまうだろうよ。
お前は俺に何を求めてるんだよ…。
[ダメ出しに、顔をしかめた。やり直しは、言外に断る。あなたの顔は、口元しか見えない]
俺の邪魔をすることか?逃がさないってか、逃さなくて、それでどうする。
…いつまでも、こんなところで休んでられないんだよっ──。
[その腕を引き剥がそうと、力を込める。いつか、あなたを引き剥がした頃のほどの力がないのは、会話をしていたからか、疲労で、痛みで入らなからか]
>>74烏
お前が忘れたふりしたら、目の前にぶらぶらさせてやんだよ。
[子供の言い返しのようなものだ。]
できるけどしない、なら、妖怪だってこと、覚えてんだろ。忘れそうになるのが怖いとか、忘れていくのが怖いとか言ってたじゃんよ。つっても、……選んだのを、責めやしねえさ。もう選んだんだから。
おれが言ってんのは、今から選び直すのもありじゃねえのってことだから、細かいことはいいんだ。
──また乗せ直すさ……生きてんだ。だから、また、も、次は、もあるんだ。生きてくしか、ねえんだから。
高尾。
[何を、にはそれだけ。]
逃げたら追ってくぜ。屋敷に戻る気はねえ、お前の隣で、お前の邪魔をひたすらしてる。
お前の仲間が何人いたって、狙いは高尾だ。
[籠もる力はいつかのものほどではないけれど、いつまでも攻防戦が続くとも思えない。あなたは両の手があるのだし。
重心を変えた足で半歩踏み出す。肩からぶつかって、あなたをソファに戻してしまえれば、まだ。]
>>75 猫
はっ、…そりゃあ、つくづくうざったいな。
でも、お前らしい。
[いつか、部屋の扉をドンドンと殴られた時の事を思い出す]
選択肢としてはある、ただそれは俺には選べなかっただけだ。
…そうだな──、細かいことは今更言ってもしょうがない。理解してくれ、というつもりも、そんな気もない。
[選び直す、それは決めた以上、考えたこともなかったこと、どれくらいの短い間だろうか。逡巡が起こる]
そうか、ストーカーかよ、どんだけ俺の事好きなんだお前は。
[はっ、と軽い口調で]
生きてたら…か、今更俺にそんなことができるのかよ。
[事を起こした、こちらの陣営も死んだ、相手を殺した。それも、昨日の二人だけではないだろう、だから]
ぐっ…
[方からぶつかられて、傷が痛む、力を込めた足が緩み、立ち上がったはずの、ウレタンが露出したソファに戻される]
>>76烏
理解してくれなんて言われなくたって、してえってずっと言ってんだろ。
それでもわかんねえから粘着してんだろ。どんだけ鳥あたまだ。
──ああ、まったくだよ。
ときわちゃんも、存在意義まで持ってかれて、殺したいのにこうやってまだわかりたくて、お前のそばにいようって思うくらいには、好きなんだよ。泥棒さんかお前は。とんでもない物を盗んでいきましたってか。笑えねえよ。
[吐き出すのは悪態、悪態、悪態。本音も何もかもさらして、形作るのは結局悪態だ。]
するんだよ。生きてんだからよ!
今ここで、ここから、全部ひっくるめて持って行けって言ってんだよ!
[あなたをソファへと押し込んで、ほとんど真上から見下ろす。]
最後っていつだよ。死ぬ気なのかよ……、お前、高尾、
[押し戻そうとする手を受けて、ついに手を離した。それでもあなたを押さえようとして、右腕のみならず、肘から先がカラッポの左の腕も以て抱きついてでもとどめようと、]
……、死んじゃ、いやだ。
>>78 猫
脳綿に言われたくないな…
こっちだって、何回理解しなくていいって言ったよ──いや、でもそりゃあお前の勝手だったな
[そうだ、あなたが決めたことなら否定しない、そう言った。やはり鳥頭だったな、なんて心の中でつぶやいた]
……っ──そうかよ…、お前を拒絶して、お前から奪って、それでも俺が好きってか
ほんと、とんでもない奴だよお前は。
[思っても見なかった言葉、表情が崩れる。こちらにくると決めてから、忘れていた表情。感情は、自分でもよくわらからない。]
できるできじゃないなくて、する…か、さっき命令しないっていったばっかりじゃねーか。
──そりゃ、…やっぱり、俺には重すぎるな…、だから、蹴り飛ばされてやるよ。
[押し込まれ、こちらは見上げる体勢になる、言う前に暫し、目を伏せ、すぐにあなたを見据え直す]
村の設定が変更されました。
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