情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
───大陸暦1173年、夏。
今年も恒例の遠征が始まる。この行事は好きだ。通常ではなかなか話す機会のない、騎士団の若者と話すことが出来る。
常日頃は王子と臣下としての節度を持って接する必要があるが……父の目の届かないこの時だけは無礼講のようなものだ。肩の力が抜けてたいへん良い。
そういえば、此度のまとめ役は女性らしいな。少し見に行ってみよう。
(王子ファルスの日記より)
1人目、アクアマリン ウィア がやってきました。
[鶏が鳴くのと同じころ、ウィアは門の前に掲示を張り出していた。同期一覧の名簿と、当番表だ。慣例として、性質試験でトップ成績の者が、同期のまとめ役として遠征の支度を行うことになっている。
自分の次にある名をじっ、と見る。この人が自分のバディになるのか、と思うと特別な気持ちになった]
「……ふー。
名簿ヨシ、当番表ヨシ、備品ヨシ、防具ヨシ、剣ヨシ。
これで準備は整ったはず!」
[んーっと伸びをする。緊張が解かれたその一瞬、背後の気配には気づかなかった]
王子 ファルス が見物しにやってきました。
>>1 ファルス
[背後から声をかけられてビクリとする。この声は──忘れもしない、王子の声だ。
ウィアはくるりと回れ右をし、騎士風の礼をした]
「王子殿下!お早うございます。お姿に気が付かず……気の抜けたところをお見せしてしまい、申し訳ございません」
>>2 ウィア
流石、性質の成績が最も優秀なだけはあり、真面目そうな女性だ。
苦笑して、ひらひらと手を振った。
「よい。これだけ朝が早ければ、見咎めるような者も居ないだろう。
……ああ、俺か?俺はまぁ、人目がなければ気にしない。聡い君なら、みなまで言わずともわかるだろ?」
……早く出立したい。
城内では父母や家臣の手前、身分の上下にはかなり気を使っている。
妹などは誰にでも同じように接するので、内心頭を抱えている。王族が王族たるためには、威厳を保つことも大切な職務なのだが……あれは、まだその点を理解していないように思う。
無意識に、眉間にシワが寄っていた。
>>3 ファルス
[思ったより砕けた返答が来て、驚いた。噂では、下っ端騎士や使用人には城内で会っても一瞥をくれるだけだとか、礼儀には厳しいだとか、かなり冷たいイメージだったのだが。これも、サリーナの「表に出ないものは無いのと同じ」という国風の象徴かもしれないな、と思う]
「……恐縮です。責任ある役目をいただきましたので。がんばって、できることはやりたいな、と……思います」
[なぜか眉間にシワが寄ってきた王子の顔をうかがいながら、慎重に返事をした]
>>5 ファルス
[それでいい、と言う王子の声音は優しかった。胸の奥が少し疼く]
「ええ。ぜひ……。光栄です」
[去っていく王子の背を見つめた。風に翻るマントは凛々しく、王族としての気品を感じさせた。たとえ短い間でも、こうして同じときを過ごせるのは、純粋にうれしい]
「……さて。あとは、えっと、プロフィールカードを準備しなくちゃ。みんなと仲良くなれると、いいな」
「よし、できた。あとは、みんなが来るのを待つだけね」
[これからの自分の役目は、頭に入っている。でも。『その時』が来るまでは、皆と、王子と、一緒に──。
城門近くの階段に腰掛け、徐々に明けていく空をじっと見つめていた]
2人目、アメジスト クロエ がやってきました。
「……。」
痩せぎすの女は静かに出立の時を待つ。
感情に乏しいその顔は、平素の面持ちだ。
しかしその胸には、誰よりも忠義を秘めている。
3人目、サファイア ソラ がやってきました。
/*鉄の胸当てに、鎖帷子を仕込んで最低限の防御力と見栄えを少しだけ意識した軽装。遠征に必要最低限の荷物を背負って、新人騎士の一人が門へとやってきます。*/
左腰には突剣を、右腰には騎士の短剣が差さっているのを確認して、青みがかっている空を見上げて、ぽつりと呟きます。
「いやぁボクってばきちんと寝坊せずにやってくるなんて勤勉、勤勉…♪」
うっかり零れてしまった素の独り言に、んっん。と咳払いをして、口調を心の中で戒めます。誰が聞いているか分からないのですから。
取り繕うように、大きく背伸びをして鼻歌交じりに門の前の掲示物に目を向けます。名簿と当番表を一瞥して少しだけげんなりします。仲良く、ねぇ…。
「ええと、ボクのバディは…この人ですか」
4人目、ガーネット イグニス がやってきました。
5人目、ガーネット ??? がやってきました。
6人目、クリスタル グラジナ がやってきました。
ガーネット ??? は肩書きと名前を ルビー ??? に変更しました。
─────来て、しまった
後悔先に立たず。その言葉が今の自分を表すのにぴったりで、思わず空笑いが溢れる。
はは、と乾いた声はあまりにも小さく、エルフくらいの聴覚の良さのものでないとわからないほどに、か弱かった。
厚さのある古書の様なものを、強く胸に抱く青年の表示は、どこか少し苦悩が見える。
もし、自分を知る者がいるとすれば、普段の振る舞いとの相違に気付くかもしれない。
頭を振り、腰に携えたロングソードに手を伸ばし呼吸を整える。不安を抱えていても、仕方がない。賽を投げたのは、自分なのだ。
剣の柄にある自分と不釣り合いな宝石、ルビーがキラリと光った。
「………っしゃ」
古書を荷物の中に戻し、顔を引き締める。小さく息を吐いた後、城門へと一歩踏み出した。
狂狼の騎士 ガルセウヌ が見物しにやってきました。
7人目、ラピスラズリ カリン がやってきました。
先輩騎士 アルベルト が見物しにやってきました。
「ここにおられましたか、我が君」
辺りはわずかに賑わい始めていた。毎年この時期になると懐かしさに襲われる。数年前、王子と共にここに初めて立ったときを思いだす。
ラピスラズリ カリン は肩書きと名前を エメラルド カリン に変更しました。
狂狼の騎士 ガルセウヌ は肩書きと名前を 先輩騎士 ガルセウヌ に変更しました。
>>8 クロエ
「クロエ!」
[バディの姿をみとめ、ウィアはぱっと立ち上がった。彼女に駆け寄る]
「お早う。今日から、よろしくね!」
先輩騎士 ダレン が見物しにやってきました。
「これはまた随分個性的な顔ぶりだ。俺達が新人の頃はもっと芋っぽい連中ばかりだったが……女もちらほら居るみたいだな。」
砂利を踏みしめる。常に周囲を警戒しっぱなしだ。此度は我が国の王子と、そして新兵たちを連れて護衛をする職務を与えられている。
だが護衛されている側は気楽なようで、各々楽しげにしているようだと片眉を上げ微笑みつつ、より気を引き締めねばと思わされることには変わりなかった。
8人目、孤城の主 ヨルダ がやってきました。
9人目、オパール メロ がやってきました。
10人目、スピネル グラシエラ がやってきました。
孤城の主 ヨルダ は肩書きと名前を ラリマー ヨルダ に変更しました。
門の前の掲示板を見る。今回の遠征に出発する者の名前のようだ。ざっと上から眺めてみるがどれもピンとくるものは無い。どうしたものか。藁にもすがる思いだった希望は芥となる。
「…………あ」
鞄にしまった古書のような物を、再び取り出す。
中を開き、目当てのものらしき物が見つかるかペラペラと手早くめくる。その手は最後のページで止まった。
最初からここを見れば良かったんだ。几帳面な自分なら、自分の持ち物に名前を入れるだろう。掲示板と照らし合わせながら、口元が少し緩んだ。
ルビー ??? は肩書きと名前を ルビー アルバート に変更しました。
「集まった奴等は点呼報告自己紹介各自の得意不得意諸々でコミュニケーションを図れオラァ!!!!!
試験にて知っている顔の者通しは合格の喜びを分かち合ってもよぉし!!!
命脈を持ち会う野郎orガールズの連携が黒狼騎士団の強さと思え!!」
非常に大きく轟く声で新人騎士達を出迎えたのは、黒い鎧越しでも分かる体躯を誇る騎士だった。
>>21 クロエ
「ふふ、張り切って準備したの。早起きは得意だから」
[何度も見た名前。入団試験の最終試験のとき、見かけたこのひとの美しい横顔は今でも忘れられない。このひとがバディだとわかって、少し嬉しかった]
「ええ、頑張りましょうね、クロエ」
>>23 ガルセウヌ
「大変失礼致しました!!!私はサンターナが長子、グラシエラと申します!!ご指導ありがとうございます!ただちに交流を深めます!」
響くような声とその体躯を目にすると、ピシリと姿勢を正した。
先輩騎士 ローラン が見物しにやってきました。
自分と同い年であるファルス王子の背に憧れて、黒狼騎士となって何年経っただろうか。
腰に差した剣に嵌め込まれた蒼玉が、陽射しを受けてちかりと輝く。
ーー青き宝石、サファイア。
その輝きが持つ意味は“忠誠”。俺はこの宝石を何よりも誇りに思っている。
「………」
そこには新人騎士たちが集っていた。そのあどけなさと野暮ったさを目にし、俺は小さく鼻で笑った。
自分も通った道なれど、こいつらが黒狼騎士の肩書きを持つには、些か早すぎるように思えた。
>>20 ファルス
臣下の礼を取って、王子に挨拶をする。本来であれば、我が君より早く到着していたかったのだが。
「ええ。……羽目を外しすぎる者がいなければ、ですが」
王子からの忠告に、俺もまた表情をゆるめた。騎士として認められた時の喜びに水を差そうというわけではない。ただ、黒狼騎士団は国の模範である。ゆえに団員は一段と身を引き締めて日々邁進しなければならない。
「此方が、これから営みを行う砦と––––」
一体全体何故このようなところにボクが。
素っ気ない砦に落胆する。だが仕方ない。所詮ボクはスペアの次男、お兄様の命令になぞ逆らえないのだから。
「あぁ、せめてバディはむさ苦しくないのがいいなぁ。」
砦中に轟く命令とそれに答える敬礼に背を向け、掲示物を確認した。
「バディ、ね。さて俺と組むやつは誰だったかね」
少しは使えるやつであってくれよ、とはばからない声量でイグニスは独り言をいう。門まで大股で近づくと、自分とともに組むことになっていた騎士の名前を大声で読み上げる。
「ソラ! ソラなんたらってのは何処にいる!」
>>23 ガルセウヌ
[響き渡る大音声にビクッと体を強ばらせた。あれは……狂狼の騎士、という通り名のある、ガルセウヌという騎士だ。まとめ役として、きちんと相対しなくては]
「はっ!ご指示、しかと承りました。
私はウィア・ディーガ、このたび、同期のまとめ役をつとめさせていただきます。どうぞご指導のほど、よろしくお願い致します」
「私の得意分野は……お察しの方も多いでしょうが、「性質」……騎士としての心構えにつきましては、誰にも引けを取らないと自負しております。不得意分野は、武力ですが、他分野に比較すると、という程度です。小柄であることを活かした速さを武器に、マイナスにしないよう心がけております」
/*
続々と来る新人に目を向ける。一癖も二癖もありそうな奴らだ。
そんな中、>>23のガルセウヌの怒号が耳に入る。
*/
あぁ。あの人はとても強い。
いいね、ここはとてもたのしそうだ。
>>25グラシエラ
「よっしゃぁぁぁ!!良い気概だぁぁ!!
サンターナは聞いた事があんなぁ。結構な武を誇ってた家だったかぁ?強い家の事は覚えてるつもりではあるがなぁ
存分に模擬なり会話なりかましてこいやぁ!!」
ガルセウヌに負けじと発せられる声に、更に被せて気合いを返す。
武勲を立てた家に関しては記憶することもあるが、いかんせん人の名を覚えることに困難を有する男は、そこら辺が曖昧であったりもする
11人目、ヒスイ センゾウ がやってきました。
細身の男が、音もなく、いつの間にかそこにいた。
幾人もが目の前を通過するが、男に目を向ける者はいない。
男は小首を傾げ、少し考えた素振りを見せると、はたと何かに気づいたように手を打ち、声を上げる。
「うぇーっす。
やべやべ、うっかり気配絶ってたわ。
危うく誰にも気付かれねぇままになるとこだったっつーの。」
男、センゾウがやれやれと肩を竦めると、腰に差した直刀がカチャリと音を立てた。
「えーとぉ、私のバディは誰かしらぁ」
どうせ、組むなら美しい人がいい。もっと贅沢言うなら、強くて、つまらなくない人。
ブスはお断りよ。
>>27 アルベルト
「はは、どうだろうな。今年は、かなり個性派揃いと聞いているが」
アルベルトの前では地が出やすい。
この者は……少々カタ過ぎるのは玉に瑕だが、だからこそ信頼出来るというのも事実。
「お。今日同行する予定の騎士共が……三人か。
ガルセウヌ(>>23)は相も変わらず声がでかい。あっちにいるの(>>29)は……ダレンとか言ったか。騎士一族のヴァイルと同期だったな。
そして、あそこで佇んでいる前髪が長いの(>>26)が……俺と歳がおなじ、ローランだな」
騎士団員の顔と名前は全員覚えている。
流石に、今年の新人騎士はまだうろ覚えだが、砦での生活中に覚えられるだろう。
>>35 ソラ
「ふうん……。お前が、ソラ、ね」
イグニスは振り返り、ソラへ自分の顔をぐんと近づけた。じろじろとしばらくソラを眺めた後、彼はニカリと快活そうな笑みを浮かべる。
「……女みたいな顔だな。ふはは!よろしくしてやってもいいぜ」
>>24 ウィア
「そう。晴れて黒狼騎士となって、あなたとこうしてバディとして再会することができて嬉しいわ。……わたし、あなたとなら良い関係を築けると思っているから。」
クロエはほんのわずかに唇をあげた。しかし実際は、その涼しげなかんばせは何一つ情味を持ち合わせていない。
昔から、上手く笑えないことがコンプレックスだった。
だからだろうか。クロエにとってウィア・ディーガは、対等でありながらどこか眩しい存在でもあった。
──もう何年も顔を合わせていない姉を思い出す。
姉は国に仕える立場となったクロエを見て、誇らしいと思ってくれるだろうか。
「……そういえば、わたしたちは日誌当番みたいね。一つひとつ怠らずに、丁寧にこなしましょう。」
>>28アルバート
/*
バディとやらの配属を確認する。自由気ままに行動するのが信条だが、まぁ郷に入っては郷に従え。みたいな言い伝えもあるし、その男に近付き、声を掛ける。あまり大きくは、見えない鎧の方をパシッと叩く。*/
「よお。アンタ、俺とバディ組む奴だよね。よろしく。俺はグラジナだ。」
[呆れた仕草で声を掛けてきた同輩に対して>>29ダレン]
「この程度でなんだオラァ!!!!!
戦場ならもっとデカい音で鼓膜の一枚や二枚程度破れてなんぼだコラァ!!!!!
……騎士団に合格して初の任務。喜び緩むのはよぉく分かるが、一応王子を伴った正式な任務だからなぁ。
王子は肩の力を抜いた交流を望んでいるかもしれんとはいえ、いつなんどき何が起こるかなんざ分からんだろう。締める奴も必要だぁ」
後半の言葉からは、先程まで号砲を発していた男とは思えない思慮を感じただろう。
兜の奥からは、存外にも知性を感じさせる瞳が垣間見えたかもしれない
>>クロエ
視線を感じた。振り向けば、紫尽くしの人形じみた女が立っていた。
イグニスは目を細めて、唇を釣り上げる。
「何か用かよ、女ァ」
こんなところだろうか。来る前に読んできた知識からわかる情報をそのまま記す。もう少し読み込めば凝った事が書けるだろうが、生憎そんな時間が自分には無かった。
"DIARY"と薄く消えかけた表紙の古い本を鞄に仕舞い、もう一度掲示板を見る。
新しく追加されたものに目を通しながら、当番表を見つけた。自分は今日、訓練当番らしい。もう1人とバディを組み行うらしいが……。
グラジナと書かれたプロフィールを見つめ、反芻する。
同い年の同性らしい。少し癖のありそうな人物だが、自分に比べればとてもわかりやすいデータが記載されていた。
>>41グラジナ
「っ、あ、ああ、よろしく。アルバートだ」
軽い音を立てた衝撃に驚くも、当の本人からコンタクトを取って来てくれたのは有難い。この感じからすればきっと、自分とは初対面だろうか。
「ところで、訓練当番って何するんだ?」
新人ならば、こんな質問をしても許されるだろう。うっかり忘れたと思われるような軽い口調を作って質問をした。
>>40 クロエ
「あなたにそう言ってもらえると、とてもうれしいな。まとめ役だなんて大層な肩書きだけれど……バディがいてくれると思うと、全然違うよね」
[彼女の口元が少し動く。常にクールな彼女が、自分との会話で表情を変えてくれるのは、すこしドキドキする。変なことを言わなかったかしら。仲良くできるかしら。そんな年相応の女子らしい不安が一瞬過ぎるが、すぐに追い出した。騎士はこんなことでは悩まない。きっと]
「そうそう!日誌を書かなくちゃなのよね。また説明があると思うのだけど……ちょっとどきどきするね」
ヒノクニのドドド田舎の緑に囲まれ、健やかに育ち、父様と母様からは『こんな村にいては将来はない!』と12で村から出た。
ロード家に仕えて早7年。当主様は『側付きでも学んでいけぬ、鍛錬していけぬという法はなーい!』という変わり者で、最初はなんだこいつと思ったっけ。ま、実のところは法の番人を担うすごーいお方だったんだけど。
側付きとして、当主様と共に王宮に出入りして……それで、あの御方と初めてお会いした。
同い年とは思えぬ凛とした佇まい、纏う空気の違いに最初は言葉すら出なかったのが懐かしい。
あの御方と出会ってからは鍛錬の日々。お側に行けるように何年も技を磨いてやっとここまで来た。
僅かな緊張と喜びの余り湧き上がる高揚を胸に押さえ付けて、伸びた背筋のまま歩き出す。
その腰に携えるは、太刀:蓮凛丸。当の本人は気にしてないが……蓮凛丸の重量のせいで、まるで駆けているかのような足音が響き渡ってしまっている。
>>45アルバート
/*
じぃっと、アルバートを凝視する。
反応の薄さからこいつは思慮深く、警戒心が強い人間なんだろうと察した。
無駄にうるさいやつは好かないから、グラジナ的にはとてもラッキーである。
さらに同性ということもあり、変に配慮せずに済みそうで安堵した。
*/
「さあね。一人一人と【軽い肩慣らし】でもするんじゃないか?他の奴らがどれだけ出来るのか知っておくのは大事な事だ」
にっこりとアルバートの問いに返答する。
その瞳には強い人とやれるかもしれないという期待で溢れていた。
>>32ウィア
自身の言葉に一瞬怯むも、持ち直し名を名乗る姿に満足げに牙を見せる
ーーー中々この女は骨がありそうだーーー
「いよぉし。ウァア・ティーガーだな。
まとめってこたぁつまり、お前の同期どもの命を預かる事と同義よぉ!多数を動かすノウハウが分からなくなったら俺やダレンに聞いてみろぉ!」
「性質、そうだろぉなぁ。
騎士の姿とはすなわち民の希望。民の希望とはすなわち生きる活力。そして生きる活力はすべからく力に通じ、強いては武勲を生じさせるぅ!
曲がりさえしなければ、お前の騎士としての姿は、この国の力になるだろうぅ!
はっはっはっ!戦闘力に関しては、催される模擬戦の最に実際に見させて貰うとするさぁ!」
>>43 イグニス
「……ふん」
愛想よく返答を返されると、イグニスは一変、不満そうに鼻を鳴らした。
じとりと手を見つめた後、右手でソラの手をぎゅ!っと握る。
「まあいいや。よろしく。せいぜいよく働いてくれよ」
>>26 >>46 ローラン
同じ碧玉の輝きを持つ宝石を授かった先輩騎士が視界に映ります。あまり他者と関りを持ちたがらない人だ、と言う噂は聞いていましたが、後輩騎士として話しかける事くらいは許してもらえるでしょうか。
おずおずと近づき、背筋を正し…話しかけます。
「あ、あの…ローラン、さんですよね?ボク、ソラと申します。新たにサファイアの宝石を賜った騎士です!
今回の遠征、ローランさんにご同行頂けて感謝しています!
もしも模擬試合で手合わせする事があったら、胸を借りるつもりで臨ませていただきます!よろしくお願いします!」
緊張で少し早口になってしまいましたが、きちんと伝えられたでしょうか。彼の表情は前髪に隠れていてよく分かりません。
[舌打ちの音が聞こえたのか、或いは苛立ちの視線を感じたのか、ローランの姿に気がつく>>46]
「ーーーぁあぁ?誰かと思えばローーーランじゃねぇかぁ!!!
なんだお前来てたのかぁ!!なんでいるんだお前ぇ!!!」
一回りも歳が離れたローランへ向かって、巨躯の黒騎士はズンズンと歩き寄る。その圧力はいかばかりか
「はっはっはっはっはっはっ!!
まぁぁ良い!丁度良い丁度良い!
お前の剣の腕はたいっそうなもんだからなぁ!俺でもタイマンでやりゃあ10ヤッて1ヤれれば良い方ってなもんだ!相性のせいもあるがな!
どうだ、ひとつお前の演武をこいつらにみせてやるってぇのは!」
狂狼の騎士は白狼の騎士に[或いは今後そう呼ばれるであろうローランに]快活に笑いながら、一切の邪気なく提案をした
>>53 クロエ
「へえぇー! そりゃまたご大層な名前だ。悪かったね、全く聞き覚えがなくてよ」
イグニスはニヤニヤとクロエを眺めた。
「ふうん、アンタみたいなオジョウサンも黒狼騎士か。ははっ、俺様に名前を覚えて貰いたいなら、アンタの力を見せてよ。合格したんだ、俺を楽しませるくらいの技量はあるんだろ? そしたら考えてやるよ」
ただ目の前の女性を馬鹿にしているのではない。純粋に期待のようなキラキラとした光が目に浮かぶ。
>>49グラジナ
「なるほど、肩慣らしな… 周りの実力を肌で感じる事は大事だもんな。んで、明日は風紀当番。こっちは楽そうな感じだな」
覗き込まれるような色素の薄い瞳に、全てを見透かされたのではないか。
そんな錯覚に陥りそうになった。返答と共に帰って来た笑みからは、察したような含みの色を感じずひとまず安堵する。
しかし、燃えるような闘争心が目の奥に宿っている事は見間違いではないだろう。やはり、プロフィールに偽りは無いようだった。
飄々としていて、計算高そうなグラジナは底が知れないと思うものの、警戒するまでは至らなさそうであり、上手くやっていけそうだと感じた。
>>52 イグニス
(あ゛ーー!!)
なんて掴みづらい人なんでしょう!喜んでると思ったら不機嫌になっています。
彼に握られた手につい、ぎゅっと、少しだけ力を込めてしまいます。
顔は微笑みを浮かべられたとは思いますが、青筋は隠せてないかも知れません。
「イグニスも、足元を掬われない様にね?」
貴族の出なのでしょうか。バディを対等な立場ではなく、部下のように言うその物言いは、育っている環境がそもそも違う事を示唆しているように感じました。
…きっと驚くのでしょう。元々孤児…貧民として生きてきた自分の素性を知ったら。
(知られちゃいけない事が増えたなぁ…あぁ…)
12人目、ペリドット スクルド がやってきました。
「くぁ、あ……」
亜麻色の髪を無造作に束ねた猫背の男が、欠伸を噛み殺しながら城門に姿を現した。
その背には、世辞にも体つきに似合うとは言えぬ双剣がある。
片方の剣には、明るく輝く橄欖石があった。
「みんな荷物デカくねぇか?剣があったらどうにかなるよな……」
「腹減ったな……」
>>51ダレン
「あぁぁあったなぁんなこともぉ!
お前と来たら、
[俺はてめぇらよりもつええんだ!]
って顔して突っ張ってたもんなぁぁ!
俺が、
[だったら上等だオラ直接やりあってやらぁ!!!!]
つって殴りあってたんだっけかぁ!
ありゃぁ楽しかったなぁ。良くまぁ飽きもせず毎日毎日ヤリあってたもんだ。俺がお前を投げたらお前が俺の金的にヘッドバットかましたりしてなぁ。
あの後暫く使いもんになんなかったんだぞおい」
>>57アルバート
「そうそう。実力を知っておく事で戦略も正確に立てられるって、兄さんも言ってたし」
それに−−−
と、口を開き掛けて続きの言葉を噤んだ。
「風紀早々乱す奴なんて猿以下の獣同然だよね。だから何も無く楽させて欲しいわあ」
風紀に関しては全く興味がなく、ただただ面倒くさそうに感じている。
既に1人面倒くさそうな>>56を端目にちらっと見るが笑顔で誤魔化した。
>>58 ソラ
「ひひっ。ああ、鼠にでも噛まれないよう気をつけるぜ」
イグニスはひとつ頷くと、満足そうに辺りを見回した。力を込められた右手には、まるで気にした様子もない。
が。
ボソリと呟かれたソラの一言には目を三角にした。
「俺がいつ風紀を乱したってんだよ。つーか俺も風紀係じゃねえか! 」
>>47 ウィア
「そうね。わたしに出来ることならなんでも言って、ウィア。……バディですもの、足りない部分は補うわ。だからあなたは安心して、仰せつかった命をまっとうしてちょうだい。」
きっと彼女と自分は新人騎士の中で最も息の合ったバディになるだろうと、クロエはどこか確信していた。
だから、年頃の女子のような不安が彼女を苛んでいることなど知る由もない。
クロエはウィアに相槌を打ちながら、明日の食事当番について思いを馳せた。
頭の中のデーターベースにしまっておいたさまざまなレシピ案を浮かべて、ある程度明日のシミュレーションも終える。
「そうやって、色んなことを自分たちでしなければならないのね。大変だけれど、やりがいはあるわ。そういえばウィア、あなた料理は出来る?」
「当番制か。なんかそんなのもあったっけな」
目を細めて掲示板を眺める。
ただの癖だが、表情が不機嫌そうに見えるからやめろと散々言われたものだ。
「まあいいやプロフィールシート……あ。早速筆記用具が無え」
>>all
「なあ誰か書くもの…………ひょえ」
振り返り、咄嗟に物陰に隠れた。
黒狼騎士団のセンパイ方がごろごろいる。準備不足をとがめられたら面倒だ。
「なんだよ、こんなに見物がいるなんて聞いてねえよ……俺が聞いてなかっただけかな…………」
>>66スクルド
/*
何か喋って居たのは聴こえたが、如何せん隠れてしまい、上手く聴き取れなかった。放っておいても良かったが。
スクルドの側まで行き、話し掛けた。
*/
「なんか言ったか?」
>>68ガルセウヌ
「はいはい、俺持ってるんで渡しますわ」
/*
ちらっと鎧の奥の瞳を見る。強さもあるが強かさも兼ね備えている目だ。
ガルセウヌの横を通り過ぎる際に、少しだけ、少しだけガルセウヌに向けて鋭い殺気を放つ。
そのまま通り過ぎてスクルドにペンを渡した。
*/
>>64 イグニス
イグニスの様子に失言を聞かれていた事を悟ります。
取り繕うかとも考えましたが、別に媚びる必要もないと思い至り、口を開きます。
「あーこれはーまぁ…濁す必要もないか。
ボクは早くイグニスが騎士らしく振舞ってる所が見たいなぁって事♪」
既に周囲から白い目で見られているイグニスの様子を見て、ほんの少しだけ同情しますが、そういう苦労を味わって困るイグニスを想像すると、少しだけ溜飲が下がるのでした。
「そうなんだよね、ボクらで風紀委員だって。イグニスはちゃんと仕事してくれるよね?…先輩騎士たちの目だってある事だし。」
丸投げされたらたまらないですから、先回りしてイグニスに釘を刺しておく事にします。
>>68 ガルセウヌ
「センパイお疲れさまです……ご配慮痛み入りまーす」
>>67 >>69 グラジナ
「おー、悪いな。ありがとさん」
なんかセンパイにガンくれてる気がしたけど、まあいいか。
>>38王子ファルス
王子の視線が一瞬き此方を捉えた事を察知する
即座に傍に寄り、忠の姿勢を取る。
空気が変わる。先程までが荒々しく吠える狂狼だとすると、此方は厳かに佇み見据える賢狼。正に貴族と呼ぶに相応しい姿を取る。
声も、号砲と同じく良く通る低い声だ。が、響かせる、ではなく、示す、を主とした色となっている。王子ファルスが黒狼騎士に命を下す際の姿勢だ。
「王子。ご用でしょうか。
何か不備を発見されましたか」
>>71スクルド
/*
すらっとした背丈に伏せ目がちの顔。
だが何処と無くやりそうな雰囲気を感じる。
*/
「どういたしまして。アンタの名前は?」
>>29 ダレン
「ご心配ありがとうございます、私は問題ありません。兄弟も親も威勢がいいもので!」
対等に話す様子から先輩だと察すると、キビキビと答えた。
[王子の傍に行く前か後
グラジナの視線に間違いなく気づいただろう>>69
そのままスクルドの元にペンを渡した新米騎士へ声を掛ける]
「はっはっはっはっはっはっ!!ご苦労!!準備が良くて結構!助け合いも結構!!!
それで」
そう言い、即座に背から槍を構え、穂先を肩に乗せ、闘気を解放する。
「俺とヤリあいたいって事で良いんだなコラ。
お前が配属されるかは知らんがぁ、俺の部隊、通称狂狼部隊ルール1に、【目下の者からの挑戦は断らない】ってのがあるんだがなぁ!!!!」
兜の先の眼光が光る。口元が獰猛に牙を剥く。
巨駆から放たれる闘いへの興奮は凄まじい。
だが、目の良い物であれば、その目には試す様な、或いは値踏みするような光があることにも気づくだろう。
グラジナは気づくだろうか。気づいたとして、どのような判断をするのか。
>>34 ガルセウヌ
「はいっ!では不肖グラシエラ、交友を深めて参ります!あと家名を覚えていただきありがとうございます!!」
そう声を張り上げて礼をすると、ペアとやらを探そうとその場を去った。
*/
スクルドにペンを渡し終わった後、背中にガルセウヌの闘気を感じる。
グラジナが求めていた強者の匂い、そしてオーラだ。
手合わせするのが楽しみすぎて通り過ぎる時殺気が出てしまって居たのだろうか。
ガルセウヌの言葉を聞き終えて、一瞬、にぃっ、と口角が上がり、そのまま槍の鋒まで間合いを詰める。
が、ガルセウヌの眼を見て、素の笑顔に戻った。
*/
「センパイすみません、ちょっと強い人達みてテンション上がっちゃいました。でも、後輩からの挑戦は断らないってルールとてもいいっすね。」
*/
一呼吸置く。
*/
「でも俺、好きなものは最後まで取っておく派なんです」
そう言うと今度は朗らかな笑顔で隣を過ぎて行った。
13人目、ラピスラズリ ヒルダ がやってきました。
「眠れないなんて……コドモじゃあるまいし」
夢にまで見た黒狼騎士団。
家柄の後押しのせいなんて言わせない!私はきっとファルス様の剣に。そして盾に。
/*
ベッドの横に置いた真新しい剣の柄には静かに煌めくラピスラズリ。
長い付き合いになるであろうその石にそっと手を伸ばす。
*/
「どうか、正しくあり続けられますように」
/*
高揚する気持ちを抑え、また目を閉じた。
*/
>>55 ガルセウヌ
「……チッ、鬱陶しい。いちいちデカい声で吠えなきゃ気が済まないのかよ、狂犬。俺がここにいるのなんて、見送りに付き添うように命じられたからに決まってるだろ」
俺は前髪の下で眉を顰めて、ガルセウヌを狂狼ではなく狂犬と罵った。
−−それは明らかに目上の人間に対する態度ではなく。
それでも未だに騎士団に在籍し続けている事実が、ローラン・アルグミュラーがいかに武力に長けているかを物語っている。
しかし、どんなに罵倒すれど、こいつもその程度で挫けるような男ではない。
こともあろうか演武を披露しろと提案するガルセウヌに、俺は呆れたように息をついた。
図体だけはやたらと大きいそいつを一瞬見上げて、そっぽを向く。
「なんだかんだ理由をつけて、結局はアンタがやり合いたいだけだろ。やめておけよ、演武といえど後輩の前でアンタが恥をかくぜ。」
>>37 メロ
「オパール…お前か、探したよ。私がバディらしい。グラシエラという。よろしく頼むよ」
上背はあるがなよなよした雰囲気の男だとは思ったが、剣を携えるのには慣れているようだった。
武人らしからぬ大きな足音が近づいてきた。
ボクまだプロフィールまでまだ見終わってないんだけど……ま、いいか。名前と顔が一致したら十分十分。こんな貴族の群れ、ちょいと突いたら武勇伝を勝手に話してくれるでしょ。さっきから後ろのセンパイも煩いし。
足音と鉢合わせないよう、速攻で掲示板からの撤退を決意した。まあ、実行は叶わなかったけど。
>>60カレン
「ウワッ…!」
軽い動作の割に重い平手に思わずつんのめった。振り返った先には翠緑色の髪を持った少女。
一見は普通の女の子に見えるって言うのに、中身はゴリラかよ…肉体強化の魔法でもしてるんじゃないの?なんて独言てみても、黒狼騎士団に所属している以上素の力なんだろうなぁ。
ともかく彼女がバディか。ちゃんと挨拶しとかないとね。
「失礼しました。貴女がバディのカリン様ですね。これから一週間、宜しくお願い致します。」
これはお兄様も数度騙されてくれた、よそ行きの笑顔で微笑む。
カリンちゃんね、見た目が暑苦しくないのは幸いかな。
>>78 ローラン
「……なっ」
言い放たれた言葉に絶句します。確かに腕っ節に自信がある訳ではありませんが、まさか世も末とまで言われるとは思いもよらず、自分の耳を疑いました。
……なるほど、なるほど。噂に違わぬ偏屈ぶりです。
それなら、こちらも気遣いはそこまで必要ないのかも知れません。
カッとなっていた頭が急速に冷えていくのを感じながら、ローランを真っ直ぐに見据えます。
「……差し出がましい事を言いますが、あまり人を見た目で判断されない方が懸命かと。足元を掬われる要因に成り得ます。
どんな相手に対しても全力を尽くす事が礼儀であり、強く気高い黒狼騎士団の理想像だと私は愚考します。」
「………そうですね。無駄な努力を行う後輩が雑魚ならば、それに追い抜かれるだろうローランさんはさしずめ[うさぎとかめ]の兎でしょうか?」
昔聞いた童謡を思い出しながら、獰猛な笑みを浮かべて告げました。
/*それは負ける事をまるで考えていない、勢いづいている青臭い新兵ならではの、対抗心を剥き出しにした笑みでした。*/
はぁ、それにしても流石は騎士団、野蛮だなぁ。
声をかけたきたカレンから意識を逸らす。彼方此方で殺気や闘気といったむさ苦しい熱気が立ち昇っていた。
サファイアの人の大人気ないこと。よかった、ボクと同じ石じゃなくて。
あーあ、センパイ方も脳筋ばかりみたいだし、無茶苦茶しないでよね。体力馬鹿ばかりではないんだからさぁ。
ボク、こんな重いの必要ないし。むしろ機動力が落ちちゃうよ。
黒狼騎士団の証っていうなら、バッジみたいなもっと小さなものでいいのに。
分配された剣が目に入る。未だ慣れない重さに眉を顰め、こっそりとため息を吐いた。
14人目、シトリン エイダン がやってきました。
ふわぁぁ……
[大きすぎる欠伸を噛み殺すことなく盛大にかまして、小さな彼は城門に赴いた。
ぽりぽりと頭を掻きながら、なんとも緊張感に欠けている。後ろでぴょこぴょこ跳ねる寝癖が、さらにそれを助長させていた。]
……あー、ねみぃ……
夜更かしなんかするんじゃなかった…
[今日の事を考えて夜も眠れない!……なんてことは全くなく、彼の場合はただ夜遅くまで本を読んでいただけだった。
かつて黒狼騎士団だった伯父の日記。
負傷して騎士団を退団するまで綴られたそれを、彼──エイダン は夜遅くまで読み込んでいた。
伯父は彼の憧れの象徴であった。それはそれは、幼い頃から、今までもずっと。]
……ま、やっとここまでこれたんだ。
っしゃー、気合い入れっかぁ。
[ぺちんっと、両頬を叩けば、スっと、だらし無く曲げていた背筋を伸ばす。必要最低限にまとめた荷物を担ぎ直せば、掲示板へと向かった。]*
15人目、ターコイズ ユーディト がやってきました。
==
日課である鍛錬を終え、頬を伝う汗を拭う。
今日この日から始まる生活に胸を躍らせたり、不安に潰れそうになったり。そんなことは私には関係のないことだ。騎士となることは、随分前から心に決めていた。そして、そのための準備もしていた。私にとって、今日は通過点でしかない。
────いい天気だ。
そう呟くと、昇ってきた日に目を細めるのだった。
==
>>70 ソラ
「あ? ……あー、お前、女みたいにシナを作った声を出すなよ」
イグニスは顔を顰めた。見ようによってはそれは、騎士らしく、と言われたことに対するあてつけのようだった。
「はん、何のために俺らが二人組だと思ってんの? まあ、安心しろよ。お前の仕事ぶりはしっかり俺が監督してやるからよ!」
そしてイグニスは、ばんばんとソラの背中を叩いた。
[既に到着していた個性的な面々には目もくれず、張り出されている掲示板へと一直線に向かう。門前に張り出されたそれから自分の名前を見つけようとして。
その時、凄まじく大きな声が背後から聞こえてきた(>>23)。思わず眉をしかめ、そちらを凝視してしまう。]
っせぇなぁ……
そんな声出さなくても聞こえてるっつーの。
[寝不足の頭にガンガンと響く声に小さく悪態をつく。それが先輩騎士であろうと関係ない。とにかく、"うるさい"の感情以外、思うところはなかった。
昔から、思ったことを隠すのが苦手な性分だ。考えている事を胸に秘めるなんてことはなく、何よりもまずは言葉が先行してしまう。伯父にも、騎士団に入るのならばそれだけは直せと言われていたけれど、ご覧の有様で。
距離がそれなりに離れているから、この声は恐らくガタイのいい先輩騎士に届くことはないだろうけれど、例え近くにいたとしても口から出た言葉は変わらない事だろう。]
[はぁ、とため息をつけば、視線を掲示板へと戻す。張り出された紙を読みながら、近くにおいてあった用紙を1枚手に取った。]
……プロフィールカード、ね。
[ズラッと項目が並んでいる。あまりこういうのを書くのは好きじゃないけれど、騎士団の決まりならば仕方がない。
あまり乗り気じゃない思考にかぶりを振ってペンを取り出し、記入していった。]
>>74 クロエ
イグニスはクロエの返答を聞くと、一瞬大きく目を見開いた。それから、玩具を与えられた子供のような無邪気な笑みを浮かべた。
「へえ!思ったより楽しめそうじゃん。気が変わった。あー、えっと、クロ……クロ! お前その言葉忘れるなよ」
クロエの顔を人差し指で指し、念押しするとイグニスは上機嫌でクロエから離れた。
「じゃあな!」
それはさながら、サンタを待つ子供に似ていた。
>>79グラジナ
闘うものの笑みを浮かべて来るグラジナへ、闘気を放ち、内心胸躍りながらも、騎士としてのガルセウヌは冷静な目でグラジナを見ていた。
ーーー抜くか?
と思った束の間、グラジナが闘気を霧散させ、笑顔を見せた。
そのまま去っていく彼を、ニヤリと笑いながら見送る。
プロフィールカードを幾枚かめくり、名前を知るだろう。
「エルモント・グラジナか。中々どおして、今年の新米は粒揃いじゃねぇかぁ?
んん?エルモント?聞いた事あるが、なんだったか。後でダレンにでも聞いてみっかなぁ」
騎士とは、剣を抜く時を律しなければならない。騎士の剣とはすなわち国の剣だからだ。
これすなわち主命の際。或いは主の命が危機の時である。
それでもまだ向かってくる戦闘狂(ジャンキー)であるならば、矯正ーーーガルセウヌ個人としてはそれはそれでではあったがーーーの必要も鑑みたが、流石と言うべきか、黒狼騎士団の試験をクリアしてきただけはある。
ガルセウヌからのちょっとした追加試験のつもりだったそれを、あの新米騎士は察した様だ。
「ウチに配属されたら、存分に相手してやるとすっかやぁオイ」
そう言い、狂狼は嬉しそうに楽しそうに嗤った
>>38 ファルス
「それは楽しみでございますね」
一瞬風紀のことなど忘れ、俺は素直にそう返していた。やはり、あらたな強者と出会うのは嬉しい。それはまだ未熟な芽であるかもしれなかったが。一風変わっているとなればさらに。
「さすがでございます。……みな、この日が嬉しいのでしょう。はは、ガルセウスは一段と──」
煩いな、という言葉を飲み込んで笑った。王子は部下の名をすべて暗記しているのだろう。俺もまた、そんな王子を見習って、少なくとも同僚たちの名は覚えるようにしていた。
新人たちのようすを眺める。
交流を図るもの、血の気の多いもの。様々あれど少し眩しく感じてしまうのは、俺も騎士として馴染んだ証と思っていいのだろうか。
まなざしに、暗い影が落ちる。
……砦から帰還した後は、父である公爵から呼び出しをうけていた。おそらくは、腹違いの弟の話だろう。
────どんな時も、騎士たらしくあれ。
誓いを唱え、顔を引き締めた。
>>89王子ファルス
「そうでしたか。失礼を。
はい。戦場では情報伝達の遅れとは即、死です。
発生練習。点呼連絡。仲間通しの連携の強化促進は基本です。声が小さい物は、仲間に危機を知らせる事も難く、像に踏み潰される蟻が如くでしょう」
貴族としての顔と、騎士としての顔。そして一個の武人としての顔。
ガルセウヌ本来の気質は武勲を欲する狂犬(ローランが差した言葉は言い得て妙だ)だが、王族の遠縁に当たる家として、高度な教育もまた為されている。
「はっはっはっ!先に騎士となったものが出来る事など、たかが知れていますから。
精々後輩より先に死ねる程度のもの。ちょっとした口くらい出させて貰いたいものです。
まぁぁ、今回は彼等がお互い信頼を深められる様に勤めたいと存じます」
後輩より先に死ねる程度のもの。軽く、何事も無いように口に出したその言葉は、しかし本心からのものだと王子にも伝わったかもしれない
>>89 ファルス
「ファルス様!おはようございます。
ヒルダ、と申します。
どうぞお見知り置きください。
黒狼騎士団への入団は私の誇りです!
必ずや、お役に立てる立派な騎士になってお見せします。誇り高きサリーナのために。
ファルス様の手足になるべく、存分に鍛えてください!」
/*
最初が肝心。王子と寝食を共にして同じ場で話ができる機会なんてそうはない。
少しでも印象に残らなければ……ああでも普通すぎたかしら?いやいや、印象に残すべきはこれからの成果。まずは顔と名前だけ、きっとそれで十分なのだわ。
*/
>>81ローラン
「そりゃぁぁそうかぁ!!
いやなに、お前が新人の研修に顔を出すなんざ、意外だと思ってなぁ!!!
ほれ、お前が騎士団に入って初めての研修の時だって色々あったろうが」
皮肉と口の悪さを受け取ったガルセウヌは、それを一切気にも止めずに大きく笑う。
ローランからの狂犬と言う呼ばれ方など、寧ろ日常茶飯事で愉快にすら受け取ったかと知れない。
貴族としては咎めるべき姿勢なのだろうが、一介の騎士及び武人としては、ガルセウヌはローランを非常に気に入っていた。
大声に顔をしかめるローランへ、更に声量を増して快活に返す。
恥をかくぞと言って顔を背けた自身より小柄な騎士を見下ろし、無造作に肩をバンバンと叩く
「ガハハハハハ!!バレてたか!!お前がその気なら、すぐさま王子に許可でも貰いに行ったんだがな!!
恥ぃ?どんな結果だろうが、その闘いが死力を尽くした物なら恥にはならんさぁ。
まぁだが確かに、俺とお前じゃぁ演武にならんか。
俺も10の1を持ってこれる様に全力を尽くすが、ほれ、俺は対多数。お前はその素早さと剣技を生かした対個が得意だからな。ダレンとやりあうなんてのはどうだ?」
16人目、トパーズ ノア がやってきました。
「あー…やっちまった…」
準備は完璧だった。
今日は1番に到着しようといつもより早く布団にも入った。
目覚まし代わりの鶏には念入りにいつもより早く起こしてくれと頼んだ。
ー頼んだ相手が悪かった。
「他の人もう来てんのかな、来てるよなぁ…」
憧れの黒狼騎士団への合格通知をもらっていよいよと張り切っていたにも関わらず出鼻を自ら挫いてしまい項垂れながら歩く。
目的地の前まで着くと一度足を止め、それを見上げて呼吸を一つ。
「うっし!行くか」
パチンと両手で頬を叩き気を引き締めると、その瞳に覚悟を携えて城門へと足を踏み入れた。
17人目、タイガーアイ ミズリ がやってきました。
[青い空!黒々とそびえる王宮!キラキラしてるみんなの宝石!うーん、とってもすてきな光景!]
へっへー!今日からあたしも騎士なんだ!
男にだって負けないぞ〜っ!
[平民出身でも、貴族と対等に肩を並べられる騎士団は昔っから憧れだった。力は多分、みんなほど強くないけど、戦術論とかめっちゃ勉強したし、きっと大丈夫だよね!]
ファイト!おー!
>>63 グラジナ
「兄?兄さんがいるのか。黒狼騎士団の一員だったりするのか?………あー、あれは、うん。でもあいつは今日の風紀当番らしいぞ、あれでも」
そういえばプロフィールにもそんな事を書いていたような気がする。兄弟揃って黒狼騎士団なんて、親族も鼻が高いだろう。
“猿以下”と言いながら向ける視線を追いかける先に、嫌な笑みをこぼす男(>>56)と、不服そうな表情の女の姿(>>53)を見つける。早速風紀を乱しているのかと思いきや、そういうわけでないらしい。
聞こえて来た声と照らし合わせて返すも、グラジナは急に別の所へ足を向け始めた。(>>67)その行動とほぼ同時に、また怒号のような轟き渡る声が飛んできた。(>>68)
なるほど、彼の行動はあの男(>>66)に筆記具を渡すために動いたのか。
察しが良いのか、耳が良いのかはわからない。けれど、思っていたより面倒見が良さそうだと感じた。
その後、あの先輩騎士とやり合うかと思い肝を冷やしたが、この場で剣を抜く事はなく、どうやらもうしばらくは平穏な時間が流れそうだ。(>>76 >>79)
グラジナと離れ、一人になった。
声を掛けて親睦を深めることが大事なのだろうが、相手を知る前に自分を知る必要がある。
適当なところに腰掛け、また古びた本を取り出して眺める。知らないアルバートの日記ではあるが、特に見られても問題は無い。【特殊なインクで記されているらしく、筆者以外には見えない】という性質があるようだ。
他者から見れば、なにも書かれていない白紙の頁をめくる変人に映るだろう。しかし、アルバートはまだこの事実を知らず、何も考えずにペラペラと自分探しを始めた。
さーて、私のバディはっと……おやおやあ?まだかな!
ふふん、いいよいいよ!先輩たちと話してのんびり待たせてもらいましょう!
[キョロキョロと辺りを見回すと、新人っぽいみんなからちょっと離れたところに……王子さま!と、なんか貴族っぽい騎士の人!あ、挨拶してる子がいる。これってあたしも挨拶に行った方がいいのかな!いいのよね!顔覚えてもーらお]
>>89 ファルス
おはようございます!王子さま!
本日より騎士団に入団いたしました、ミズリ・ミズハです!
元気が取り柄のふつつか者ではございますが、このたびの遠征のお供、しっかりとつとめさせていただきまーす!
よろしくお願いします!!
[それから、お隣の貴族っぽいセンパイにも敬礼した]
>>96 アルベルト
おはようございます!センパイ!
ミズリ・ミズハ、16歳!立派な騎士団員になれるようにがんばるので、今後ともご指導のほど、よろしくお願いしまーす!
辺りの様子を見回し、嘆息する。
「…うはぁ…なんなんマジで。血の気が多いってか脳筋ってか。騎士ってこんなカンジ?」
「お国の為に戦うってんならまだしもよ?あんな知性のある夜叉猿みてェのに目ェつけらったら笑えねっての。」
そう呟くと、センゾウは小さく手印を切る。
「刀なんて抜いたらなぁ、殺しちゃうもんなぁ。
さすがに身内殺しは不味いっしょ、騎士団。」
少しだけ風景に溶け込んだように見えるセンゾウは、掲示板へと足を運んだ。
>>97 ガルセウヌ
「うむ。それはそうだな。戦場において声の大きさは生き残るための重要な要素のひとつだろう」
まあ、お前は大きすぎるが……という一言は飲み込んだ。
「ふっ、先に死ぬ、か。狂狼の2つ名を持つお前らしい言葉だ。戦場で命を惜しむ者はもとよりこの騎士団には少なかろうが、中でもお前は、身分の割には思い切りが良い男だな。頼もしい限りだ」
身の保身に走りがちな貴族騎士の中で、このガルセウヌは異例であろう。
後輩には煙たがられることもあるだろうが、指導者としては適任だと感じる。
「……お前たちが同行するのも今日までだからな。怯えさせない程度に好きにすればいいさ。向こうに着いたら手合わせもしてやれ」
>>99 ガルセウヌ
ローランに対して豪快に話しかける大声の主は、騎士団でもこれまた名高いガルセウヌでした。
圧倒的な体格と声量は、遠くから見ていたのと近くで見るのとでは迫力が段違いでした。
まるで御伽噺に出てくるような漆黒の魔人がそのままこの場にやってきているような感覚です。
具体的には反射的に身構えて両耳を塞いでしまう程には、近くで感じる圧力と声量は凄まじいものがありました。
ローランの色々あった初研修など気になる事はありましたが、兎にも角にもまずすべきは挨拶です。
ガルセウヌに黒狼騎士団の敬礼を取り、話しかける事にしました。気迫で負けないよう、お腹から声を出して。
「ガルセウヌさんですね?お初にお目にかかります、サファイアの宝石を賜りました新人騎士のソラと申します。
此度は遠征に同行して頂きありがとうございます!
黒狼騎士団の名に恥じぬよう精進して参りますので、よろしくお願いします!」
>>95 アルベルト
「お前ならそう言ってくれると思っていたよ」
アルベルトだけに聞こえる程度の声で呟いた。
風紀を取り締まる当番もあるくらいなのだ。騎士団は規律を守り、生活からしてみなの手本であるべきだが……少し個性的な方が、戦術や能力にも味があって良い。
「ふ、そうだな。後輩が増えるのは楽しいものだ。俺も、この行事はとても好きだ。いくつになっても続けたいくらいに」
王になっても……という言葉は父への不敬に当たるだろうから、声には出さない。だが、心中ではそう思っていた。
王になるより、一人の騎士として剣を振るうほうが性に合っているんだがな。
腕を組み直し、新人たちを眺める。
「……あ」
ヨルダと話し終えた後くらいに、他の合格者達があの御方に挨拶しているのが見えた。先を越されてしまったな。としゅんとしながら、密かに自分の頬をパン!と両手で挟むように気合いを入れ直す。
まだ、今日は始まったばかりだ。きゅっと口角を上げると、ピン!と背筋を伸ばしてゆっくりと歩き出した。合格が決まってからは、密かに優雅な挨拶の仕方を練習していたので、そのお陰でこの間だけは足音が静かだ。
皆が挨拶を終えたタイミングを見計らって、少し張った通る声で話し掛ける。
>>ファルス
「……ファルス様、おはようございます!
私は今年度の新人、カリンと申します。お国の為、ひいては王家の為にこの身を捧げようとここに来ました。
ファルス様のお目にとまれるような騎士になれればと思っておりますので……宜しくお願い致します。」
膝をついて頭を下げ、深々と口上を述べる。
私は、あの日からこの御方の為に力を使えたらと心に決めていた。微力でも、彼を支えられる位置に立てるかもしれないこのチャンスを逃す訳にはいくまい。
畏れ多くもといった様子で顔を上げると、そのまま先輩にも挨拶をする。
>>アルベルト
「おはようございます、先輩。
騎士として、粗野な点も目立つかもしれませんが御指導の程、宜しくお願い致します。」
隣にいた方なので名乗り上げは省略し、再び深々と頭を下げた。
出発まで、時間が空いてしまった。バディと今日の当番を確認しようと思っていたのだが、今日は幸か不幸か、当番は無い。
そこら辺の人に実力試しで模擬戦をふっかけるなんてのは美しくない。そう思いながら剣の手入れをしていると、愛しのファルス王子の姿が。
>>ファルス
「ファルス様、お初にお目にかかります。メロ・オルドリッジです。
この国のために我が剣を捧げましょう」
>> ファルス
「ファルス様……!ありがとうございます。
若輩には過ぎた長物かもしれませんが、たゆまず鍛錬してきました。
名より剣筋を覚えていただけるよう精進します!」
/*
顔の紅潮冷めないまま挨拶を済ませ、臣下の礼を取る。
他の者の挨拶に応えるファルス王子を見送り、その場から立ち去……
ろうとして、何もないところで盛大に転んだ。
*/
>>108王子ファルス
「生き残ればより敵を圧せられる。敵を圧せられればより武勲を立てられる。生き残れれば強くなる。強くなれば武勲を立てられる。
騎士として武人として、無闇な死は仲間にも自分にも許されないでしょう。
散るのであれば、後を任せられる者共に託し、盛大な武を打ち立ててこそです。
俺は長子でこそありますが、死ぬ時は戦場で武勲を立ててと決め手います故。
なぁに、我が父上殿は未だに健在ですので。更には【家を繁栄させる強さ】も確かなものですから。
弟や妹達も山程。安心して戦場で命を掛けれましょう」
自分が騎士として武を走れるのもまた、父や家族達を信頼しているが故だ。
【武勲こそ最大の誉れ】の家訓を体現しているガルセウヌは、下の家族達にも慕われているだろう。
「はっは!えぇ。今後背中を任せあう者共ですから。
奴等が強くなれば、騎士団が立てられる武勲も増える。
適度に。適度にしごいてやりましょう」
[プロフィールカードを書き終え、ふうっと息を吐き出す。とにかく、やるべき事はやり終えた。特に書くこともなかったので、一言欄には雑な文字で、本当に一言だけ添えた。
そういえば、バディの相手をまだ確認していなかったなと思い出し、掲示板に再び目を向ける。]
えーっと……ヒルダ?って人?
[キョロキョロとその名前の人物を捜してはみるけれど、誰がそうなのかはわからない。もしかしたら入団試験の時に会っているかもしれないが、彼がそんな事をいちいち覚えているわけがなかった。]
……テキトーに声掛けてくか。
そのうち、そいつとぶつかるだろ。
[再び辺りを見回すと、階段に座り1人で本を読んでる人物が目に付いた(>>104)。]
==
すでに人だかりが出来つつあった。今後共にある者たちがどのような者たちなのか、まだ全く知らない。
集合がかかる前に、皆がどのような者たちなのか知っておきたいが……先に受付をするのが先だろうか。
一先ず、掲示板のあたりに近づいてみよう────
==
>>109ソラ
細身から渾身の大声を出す新米に、楽しそうに挨拶を繰り出す。
「いいいいぃ声じゃねぇかオラァ!!!!!
サファイアつったらあのローランと一緒かぁ!!
あいつはちぃっとスレた所もあっがぁ、根は純正の騎士だからなぁ。
分かりづらい部分もあるかもしれんが、強さは騎士団でもピカイチの本物だぁ。手本としてみろぉ!!
バディとの関係はどうだぁ!コミュニケーションは計れてっかラァ!!!
あぁ、そう言えば、お前、今年度ガーネットを選んだ新米騎士は誰だか知ってるかぁ?」
>>115 ファルス
着ている物の事を言われて、驚いた様に伸びた背を更に伸ばす。
「……はい!私めは東国の出身です。
これは故郷の伝統的な衣服、キモノと申しまして……きちんと動きやすいように改造しておりますので、ご心配なく!」
断りを入れてから立ち上がると、その場でくるりと回ってみせる。
陽の光を浴びて艶のある翠色の帯と鈍い色をしていた金糸が煌めく。足元は下駄ではなく、ブーツを履いているので独特の着回しとなっているが、刀を振るうなら圧倒的にこの方がいいからだ。
そうこうしていると、少し離れた所にいた女性が転ぶのが目に入り、王子殿下に会釈をしてから彼女の元へ行った。
>>118 ヒルダ
「大丈夫?結構盛大に転んだけど……」
心から心配そうにしながら、屈んで手を差し伸べた。
[鍛え抜かれた聴覚はエイダンの言葉を捉えていたが、言わ慣れているのか、口だけの騎士だろうと考えたのか、放っておくことにした>>91]
>>114 ファルス
[ひええ、王子さまに注意されてしまった!!どうしよ、詰め込みでガリ勉はしたけど、礼儀作法はあんまりやんなかった!!!まずい!!生粋のお貴族さまがいる中でこれは悪目立ちだ!!あたしピンチ!!]
はあああ!!ご、ごめんなさい!!
なにぶん、田舎娘でして、礼儀作法などはこれからがんばって覚えていきたいと思います!!!
[まとめ役の女の子なら優しいかな……というか、バディが来たらバディに聞こうかなあ!なんて思いながら、あたしは王子さまにビシィ!っと敬礼だけしっかりしておいた。……目をつけられませんように!]
/*
最初が肝心、最初が肝心……!と、意気込んだはずが。王子への挨拶を済ませたらまさか気が抜けたのだろうか。
「ああなんてこと。顔から火が出そう!いえ、出たら魔法を疑われていきなり追放されるのだわ!恥ずかしい……!!」
転んだ姿勢のまま体を丸めたところで優しい声がした。
*/
>>124 カリン
「あ、あ、あ……!ありがとうございますなのだわ!
わ…………わた、私は大丈夫」
/*
差し伸べられた手を取り起き上がると、服の裾を軽く払いそのまま握手し直す。
幸い年頃の近い同性らしい。つい油断してしまう。
*/
「……おほん。私はヒルダ。サリーナのヒルダ。
いきなり失礼かもしれないけど……あなたの髪と瞳の色、とてもステキ。
それにエキゾチックな服を着るのね」
>>95アルベルト
特に王の傍に近い同僚からの視線にきづく。
「おぉう何か言ったかアルベルトォ!
相変わらずお堅い顔しやがってオイィ!!
なんだぁ。何か思うところでもあんのかぁ」
騎士の中の騎士、と呼んでも過言では無いであろう男が、一瞬暗い顔をしたのも気づいただろう。
何度か共に死線をくぐった仲間であるからこそ、その変化には敏感であるのかもしれない
>>123 ガルセウヌ
「恐縮です!
ローランさんは黒狼騎士団の中でも五指に入るほどの実力者だと聞いてます。多くの事が学べそうだと先ほど話していて感じましたし、今から楽しみです!」
続くバディについては少しだけ視線を外しつつ、あははと愛想笑いを浮かべます。
「血気盛んなバディで手を焼いていますが、これも一つの試練だと割り切って臨みます!」
(…あーそうか、ガルセウヌさんもガーネットを賜った騎士だったっけね?)
ガルセウヌにイグニスを引き合わせたらどうなるのでしょう。
所在を知らない訳ではないですし、イグニスの騎士らしいところも見られるかもしれないと、少し期待を持ったので、正直に話します。
「今年度にガーネットを選んだ騎士は、イグニス・アッカードです。…私のバディでもありますね。ええと、確かあちらの方に…。」
/*
ガルセウヌとの牽制の仕合が終わって、グラジナはとても満足そうな顔で歩を進めている。
*/
(いやあ、あの強さで冷静さも兼ね備えてるとは、化け物だなあ。......ん?)
/*ひとりポツンと座っているクロエを見つけた。どうせ暇だし、と、声を掛けた。*/
>>126クロエ
「アンタ、ここで1人何してんだ?」
[1]
[2]
[3]
[4]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新