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ん?暑い?温度下げる?
[エアコンのリモコンを見てみたり。
それからまた並んで座ると、ふっと笑って
美亜の肩を抱き寄せて、美亜の頭に自分の頭を乗せる。ちょうど頬が当たる。]
デザート、ほしいなぁー
[頬ずりをして、強請るように。
そして、囁く]
美亜が、ほしい ………**
[囁く声は甘く、触れ合う頬は熱く、背中に回された手は力強く。良く知っているひとの、全く知らない部分。けれども、全然怖くはなくて]
うん、当麻くんになら。
[答えて、瞼を閉じた*]
編集委員 桑島大樹は、編集委員 松田千秋さん、あ、それはもうなくても大丈夫です…と言おうと思ったけど、当人の反応が見たいのでそのまま。**
理世さん……
もう糸なくても不安に思いませんから。
でも……これだけ短いのは嬉しいです。
[いくら運命で結ばれていても、その糸が長ければ長いほど苦難も多いだろう。
糸を結んだひとが提示してくれたのは、ふたりの距離はごく僅かだと。
そう語りかけた相手はもう起きているだろうか。]
あと少しですね――
[糸を介さず、真に結ばれるのはそう遠いことではなさそうである。
小指を直接絡ませて、また身を寄せた。**]
[出たのは奇数だった。]
グッバイ。生クリーム。
まあ、でも、ブッシュドノエルの方がクリスマスらしさはあるか。
はは。残念。だけど、それらしくはあるね。
じゃあ、今度の日曜日に我が家でも良い?
[OKは貰ってたから、日時を打合せして。
親はブッシュドノエルと伝えたら喜んでいた。]
── 12月のある日曜日 ──
[母親は最初からうきうきしてて。
どうも女の子と一緒に料理をするのが夢だったらしい。
松田さんが家に来る時はいつもうきうきだ。]
わざわざ日曜日にありがとう。
今日はローストチキンにブッシュドノエル。それからカラフル野菜のゼリーテリーヌを作るらしいよ。
お腹いっぱいになりそうだね。
[温かい家に松田さんを招き入れながら。
今日のメニューを言ったのだった。*]
ふう。
[美術科室でこっそり描いていた当麻くんの絵が描き上がった。佐倉くんの時みたいに、対面でモデルになってもらったわけではない。けど、こちらを向くバストショットの絵は、実に吉沢当麻という人間を表している。
陽の光に透ける、硬そうに見えて柔らかい髪、見る人が親しみを覚える微笑んだ顔。神楼学園の制服を着た姿。
技術はまだまだ足りていないけど、今描ける最高の絵だ]
先生、これ、美術科室に飾ってもいいですか。
[卒業していった先輩たちの絵と一緒に、壁にかけさせてもらった。
絵の写真を撮ってクラスLINEに上げる。本物を見たい人は美術科室へどうぞ**]
[クラスLINEに上げられた写真を見て>>134
美亜の個別トークのほうへ]
『さっきクラスの方に上げた絵、
ものすごく上手い。これ以上の言葉が出ないくらい』
[語彙力のなさに情けなくなる]
『実物が一緒に見たいな
できれば、二人きりで。』
[なんてワガママを。*]
― 川島宅 >>114 ―
へー。恋愛すると、艶のある音が出せるねー
[しゅんの言葉をなぞります。お母様の言葉そのままなんでしょうけれど]
しゅんはどう思ったー?わたしと、その...恋愛してみて?
[むしろ、その話を聞いて、会ってみたいなと思いましたが]
そう?ふふふ
[抱き寄せられれば、大きな笑顔で応えます]
お母様、次にお帰りになるの、いつー?
[離されたら、最初にそう尋ねるのです*]
― 大晦日 >>126 ―
[二人、互いの体温を交わしながら、年を跨ぐのです]
Happy New Year!
[翌年になって、そう囁いて、ふと周りを見ると、こちらをチラチラ見るカップルや大人がいましたけれど、気にしません]
しゅん、大好きー
[そう言って、しゅんに抱きつきました*]
理世さんに触れていたら溶けないものなんてありませんよ
こんなあたたかい人なんですから。
[彼女の要望に応え、消える前にせめてもとスマホを向けて。
贈ったフォトフレームが次に起動すれば収まってくれるだろう。
その雪だるまは最後まで彼女の掌にいたいと願うだろうか、消え去る姿を隠すため保冷バッグに戻ることを望むだろうか。]
[当麻くんと、放課後、部活後に美術科室へ。他に誰も居ない。中に入ると独特な匂い。油絵の具の匂い。美亜は水彩画だが、油絵を描いている部員もいる。部活が終わっても残る程の匂い窓を開けると中庭が見える。遠くに*14蜜蜂*の姿があるかもしれない]
これ、です。
[当麻くんの絵の方に近づいて、本物へ向き直り、照れくさそうに笑う]
勝手にモデルにしてごめんなさい。どうしても、描きたくて。
[本物の顔に手を伸ばし、指先で頬を撫でる]
良作ができたと思うけど、同時にプロにはなれないなって思ったの。趣味としては、続けていくつもりだけど。
[この絵と向き合う時間に、自分の才能の限界が見えたのだ*]
― さて、境内はといいますと ―
流石に多くはありますね。
[早朝だからまだ少ない方なのだろうけれど
人ごみ、人混み。今年一年の抱負を願いに
訪れる人の多さよ。
大樹君は大丈夫かなと彼を見て
自分たちの番が来れば賽銭を投げ入れることでしょうが
その前にはぐれないようにと
ぎゅっと握る力を強くしたのでした*]
― 境内 ―
多いですね……
例大祭のときは人混みはさほど気にならなかったのですが。
目的と意志の問題でしょうか。
[あのときは理世とのデートだけでなく、伝説の履行という思いがあった。
習字道具まで持参して意気込んだあのときと比較すれば、目的が少し減ったぶんだけ、混雑への辟易が強くなったような感じか。]
何か欲しいですね…
[行きたくないとまでは言い出すつもりはないけれど。
けれど積極的に賽銭箱の前まで行くには、神様への報告だけでなく、何かもうひと押し。*]
[二人だけの美術室。独特のにおいと雰囲気は嫌いではない。
美亜の書いた絵のところに案内される。写真でみるより、やはり実物の絵は違って、素人目にはとても上手いと思ってしまう。]
謝ることないよ、俺はすごく嬉しい。
[思い出したのはあの時、美亜が書いたお婿さんが自分に似ていると誂われた時。あの時とは違う、なんともくすぐったいような、照れくさいような、そんな感じ。]
俺は芸術についてはわからないから
美亜がそう思うなら、そうなんだ、って言うしかないかな
[一瞬でもプロを考えられるものがある美亜がすごく素敵に見えた。]
けど、俺にとってはどんな一流の画家の絵よりも立派だし、俺にとっては世界一の絵だよ。
[と言って、微笑んだ。*]
ああ、でもやっぱり、絵より本物のがいいなぁ。
[絵からは体温も息遣いも感じられなくて。写真みたいにたくさんの表情を切り取れるわけでもなくて。想いをたくさんたくさん籠めたけど、描き上げた途端、急速に色を失って見えた]
神楼学園に入れて良かった。あなたとの隙間を埋められたから。
[微笑み返して、手を頬から顎へ、少しだけ喉を撫でてから離し、身を寄せて、当麻くんの喉に唇を寄せた*[]]
― 境内にて ―
うーん……目的と意思。
[神様へのご報告。今年の抱負
それ以上に何かをしたいという意思
……確かに何かもう一押しが欲しい気持ちは、わかる
かくいう私も人混みは苦手なのでありまして]
来年も再来年も
おなじクラスになれるよう
願掛けする、とか
……詣でた後に屋台でお汁粉買って
デートする、とか……
[それじゃあ足りないかなぁ?と首を傾げつつ
もう一押しはどうやったら芽生えるかしら*]
― 境内 ―
来年、再来年……
ふたりで分担してお願いしましょうか、僕が2年、理世さんが3年のときの。
[そのほうが効率的でしょう、と話してから。]
……すみません、訂正します。
同じクラスの願いは理世さんに全部頼んでいいですか?
もっと大事なお願いがありましたので…
――理世さんの健康です。
クラス分けにしてもデートにしても…
好きな人が元気でいてくれるのが全ての前提条件ですから、今年は堅実にそれをお願いすることにしました。
[とても大事なことなので、人混みでも気にしてられませんね、と。*]
はい!では……
[3年生分を――と、いったところで
貴方の願いを、聞いて。私は1つだけ
訂正をと頼みました>>150]
私が健康でも。大樹君が
体調を崩していたら私は悲しいです。
クラス分けにしても、デートにしても
私1人じゃ、楽しめません。
私は、私の好きな人が元気でいることで
元気に、幸せになれるんですから。
だから、2人とも健康であるようにと
お願いしてもらっても、良いでしょうか。
[だから、クラス分けが一緒という願いは私が任されました、と笑って
貴方の手を握って、人混みの中に行きましょうか!
いざ!……きゃばくらだっけ?(※鎌倉です)*]
[美亜の言葉を黙って聞き、美亜の行為を受け入れて。]
本当だね。
[返す言葉はそっけないかもしれない。でも、それ以上の言葉はいらないと思った。
隙間を埋めて、さらに美亜の魅力に気づき、これからもっと寄り添っていくのだろう。
美亜が自分の首に唇を寄せた時、美亜の体を抱きしめて、なによりも自分が大好きな明るめの美亜の髪に唇を落とした。*]
― 境内 ―
理世さん…
そうですね、そうします。
ありがとう、ございます。
[そう言ってくれるひとに感謝の言葉を述べて、願う内容を修正することにした。
ただし…。]
えっと……
僕が健康でいられるのは良いことなのですが……。
春風の装いの理世さんとか、お祭りの新しい浴衣姿の理世さんとか、海での新しい水着姿の理世さんとか、タイツを履かせてとねだる理世さんとか、文化祭で仮装した理世さんとか……
僕が殺されそうになるのがなくなるのは寂しいです。
…今も、ドキドキして心臓を酷使していますが、これぐらいは不健康でありたいです。
[手を握られれば、新年早々生真面目ながら思春期らしいことを話して。
――かまくらも、きゃばくらもしてみたいね。*]
[唇を離してほお、と吐息を吐いて、少し身を離して上目遣いに見た]
早く当麻くんのお嫁さんになりたいな。
[高校在学中はさすがに無理だろうけど*]
― 境内にて ―
……わ、私だって。
お祭りでの神籤に凛としながら字を書く貴方に
添い寝した時の貴方の寝顔に
海の中、抱きしめてくれた腕に
文化祭の時の貴族風だった貴方に
―――スケートの時、近くの貴方に
他にもいろいろ。ときめかない日々はないから。
そのあたりはこう、ちょっぴり不健康で
って感じでお願いするといいんじゃないかな?
[年を越しても生真面目な貴方に
私も貴方にどきどきする時を指折り、数えて
そんなことを言いつつ、境内についたら
お賽銭を投げてお祈りをすることになりましょう
……かまくらは楽しそう。きゃばくらは……
脚の上にのっかってジュースを勧めればいいのかな?*]
気持ちは嬉しいけど
[美亜の頭をふわりと撫でながら]
それについてはもうちょっとゆっくりで
お願いしていいかな。
美亜を幸せにするには
もうちょっと勉強したいからさ
[まだ責任をとれる年でもないから。*]
― 自宅 >>136 ―
そう聞くし、そんな気もする。
曲に対する説得力が違ってくるんだろうな。
[予想通り母からの言葉だが、そこを受けての実感としていいつつ]
……なぁ、アンジェ…俺は試してみたいというのも含めて自分にとっていいことおもえることしかしない。
[直截の言葉として言わずに囁き返すようにして抱擁をといたりして]
年明けてしばらくして…1月下旬ぐらいから家に戻るとは聞いたな。
[尋ねられた言葉に返しつつ]
案内するほどの家じゃなかった気がするな。
[家具が不揃いとか、変わった写真とかあった癖に、自分にとってはそんな感覚であった*]
[ふわっと笑う]
いくらでも待てるって気持ちもあるの。当麻くんの責任感が強くて優しいところがいっちばん、好きだし。私のところに帰って来てくれるなら、離れ離れになる時間があっても良い。
良い女でしょ。
[なんて、自分で言ってみる*]
― 境内 ―
理世さん……
[赤らんだ顔で、繋いだ手をぎゅっと強く握って……さすがに抱擁はできなかったので。]
それじゃ、もうひと押しは…
お汁粉飲んでいる理世さんで不健康になりたいです、ってことで。。
[なんて笑って。
目的ができたから、人混みももう大丈夫。
彼女の手を引いて、賽銭箱まで連れて行ったことだろう。
今年ふたり大病を患うことなく、時にちょっぴり不健康でと生真面目に願って。
天使クレープでダウンするのを不健康から除外するのを忘れていたのはさておいて。*]
[美亜の言葉にフッと笑って]
おぅ、さすが俺が選んだ女だ
[なんて自分の手柄にしたあとで]
でも多分美亜と離れたら
俺が寂しくて死んじゃう
[にしし、といたずらっぽく笑った。*]
― 大晦日 >>137 ―
[さて、年越しから年明けまで、ともなると、さぞ人目からしたら熱烈に見えたことだろう。人目を気にするわりに、いざやると決めたら切り替えて実行してしまうほうとしては周囲の視線は放り捨てれる性質だ。]
ハッピーニューイヤー。
……ああ、当たり前のように特別な時間をよろしくな。…アンジェ。
[化粧もせず、意識も切り替えずに、未だに名前を呼ぶ声が甘いのが自分でも不慣れに思いながら、抱きしめ返した]
…結局見せつけちまうことになったが、いいか。
[姿勢の良さから堂々とした態度のまま、初詣の列に並び、裏参道を登っていくのであった*]
― 川島宅 >>158 ―
そう?じゃあ、よかったー
しゅんのお邪魔になってるんじゃなかったら
[確かに真っ直ぐな答えですけど、ちょっとひねくれ感満載ですけど(笑)]
じゃー、その頃、また遊びに来るかなー?
[と、暗に会ってみたいと申し出]
ううん。しゅんの住んでいるところ見られただけでも、嬉しいよ?
しゅんのお部屋って?
[本日のメインイベントを*]
[流石に抱擁……を、するには
人が結構いたものですから。
ぎゅっと手、握る力を強く。そんな元旦]
…きっと、私が
お汁粉をのむ貴方でどきどきして
不健康になっちゃう。
[と、笑って。共に願い事とお礼をと
賽銭箱まで向かったのです
……ところで2年生になってからも
天使クレープってあるんだろうか
それはさておいて。
今年一年運試し。お汁粉の前にと
引いたおみくじは*08半吉*だったのでした*]
だって当麻くんがいい男だし?
[なんて軽く、わりと本気で言って]
私より先に死んじゃやだ。
[想像しちゃって目に涙が溜まる]
……そろそろ帰ろっか。
[制服の袖で目元を拭ってから手を繋いで帰ろうとする*]
[ふたりのおみくじを見比べて]
理世さんが今年の前半を担って。
僕が年の末を担えばだいたい吉でカバーできますね。
力を合わせなさいってお告げなんだと解釈できます。
どうしても空いてしまう部分は…そのときのラッキーアイテムでも揃えましょうか。
あの日の手長猿は正解だったようですし。
[というわけで一年の計。*]
― 大晦日 >>162 ―
[周りの注目を浴びながら、順番に門をくぐっていきます。お祭りの時以来ですね。
二礼二拍手一礼というのをあの時覚えましたね]
....。
[手を合わせて、お祈りをします。ちらりと横目でしゅんを見ます。同じように手を合わせています]
何をお願いしたのー?
[本殿を離れると最初にそう聞きます。今度は、あの時とは違って、「お願い」と*]
それでいきましょう!
2人ならばきっと何時でも吉です。
……神様も素敵なお告げをしてくださるもの、
ですね。
[ラッキーアイテムは今日の占いにて
凄いのが出てこないことを祈りつつ、
彼に頷くのでした
――それから、2人。
お汁粉の屋台に向かって歩いて
お椀一杯のそれを頬張って……]
はぁ、幸せ……。
[ほっこり、少し鼻を赤くしながらも
今年1年2人の無病……少しは不健康でもいいとして
息災を祈りつつ、汁粉の甘みに舌鼓*]
[境内をあとにすれば、混雑から離れたこともあってか上手いこと体温が下がって。
お汁粉のお椀を傾ければ。]
はぁ…幸せですね……
[よく出すため息と違う、深い安堵の息をついて。
隣を見やれば上気している至福の表情が。
さっそく不健康になった。*]
[別に夏まで待たなくてもいいと、夜(といっても8時前)線香花火を持って近くの広場へ]
それじゃ、火、つけるね。
[同時に火をつけた80]
― 川島宅 >>163 ―
ふふ。しゅんらしい
[ちょっと安堵してます]
まー。お母様がわたしに会いたくないって、言ったら、諦めるけどー
[しゅんのその言い方だったら、多分、そういう風にはならないようには思いますけどね]
しゅんのお部屋、見てみたいなー?なんて
[首を傾げてみました*]
― 貴方の誕生日に ―
『この日1日、貴方の時間を貰えませんでしょうか』
[そんな一文から始まる、誕生日の日のお誘い
丁度土曜日で学校は休日。明日も休み。
……ご家族と過ごすかもしれないとはよぎったものの
気が付けばLINEにてお願いしていたわけであります
貴方の生まれた日を、一緒に過ごしたいのです。と
了承が貰えるかどうかはさておいて
私は(自分で勝手に課している)ミッションを
完遂すべく自分の引き出しをがらっと開けてみました
そこにある誕生日プレゼントを渡す
それからお家デート、をする!
(※私の両親はやっぱり家にいない)
――叶うかどうかは、彼次第ではありますが*]
−日曜日>>133−
[蒼生くんのお母さんには「千秋ちゃんは将来いいお嫁さんになる」とか、そんな話をいつもされる気がする。
それがいつか蒼生くんのお嫁にと言われると困惑は免れないのだけれど。]
こちらこそ誘ってくれてありがとう。
なんか...すごい豪華だけど...私、いて
いいのかな...
[いくら一緒に作ると言ってもそんな豪華なものをと言われると果たして私が調理に参加していいものかと狼狽えてしまったのは内緒。]
いえ、あの、これ......つまらない物ですけど...
[蒼生くんのお母さんにすっと茶菓子の入った袋を差し出して、お家へとお邪魔した。]
そーだなー
[考えるフリ、でもとっくに決めていて]
俺と美亜がじーちゃんばーちゃんになっても
ずっと一緒にいてほしい、かな。
[美亜の頭を愛おしく撫でながら答えた。*]
― 僕の誕生日に ―
『ちょっと待ってください、相談します。』
[返事は相変わらず生真面目で。
おそらく家族と過ごすのが通例だったのだろう。]
『大丈夫です。』
『時間、だけですか?』
[と、間隔が開いた二言が返信された。*]
[そうして料理の準備やらなにやら、蒼生家にちゃっかり混ざっちゃったわけだけど、ちょうどリビングに蒼生くんと2人になるタイミングがあった。
そのタイミングでふと思った事が口から漏れた。]
皆、幸せそうだよね。
[山崎さんが転校してからずっと蒼生くんの前では避けていた話題...恋愛話。理世ちゃんも白石さんも佐藤さんも、皆幸せそうで微笑ましくて.....それでいて、ちょっぴり羨ましい。]
蒼生くんは、見つかった?
新しく気になる人。
[私にとっては多分見つかることない人でも、彼には見つかるかもしれない人。私が失恋の身であることはどこかのタイミングで伝えてはいたはず。相手が誰かは言わなかったけれども。]*
― 新年 >>177 ―
そーねー。健康祈願は必要かもねー
って、言って、わたしも特に何も考えてなかったかなー
[なんて言ってますけど、「ずっとしゅんと一緒にいられますようにってお願いしました」]
あの時、しゅんは、わたしの名前書いたのー?
[今ころになって、そんなことを確認します。しゅんと同じようにあの木を見上げて、聞きます*]
はわっ!!
[了承の返事に、喜んだのもつかの間
――間隔があいた一言に、慌てて]
『時間というか一緒に過ごしたいというか
大樹君が欲しいというかつまりその
今度は私の家で2人っきりでお祝いしたいとか
えっとえっと……』
[半ば暴露しているが大丈夫だろうか
……大丈夫だきっと問題ない
サプライズで用意してあるものとかは
まだ書いてないぞ!*]
……………っ。
[そんなことが画面に流れてくれば顔が赤くならないわけがない。]
(OK)
(OK)
(OK)
(OK)
[全部の項目についてOKのスタンプが連打されることになった。*]
[自分が半ばプランを暴露していたことに気づいて
あああああー!と顔を赤くして
机に突っ伏しながら呻く私です
でも、呻いて顔を上げた際、
全部の項目にOKスタンプがあるのを見て
ほっとして、へにゃっと笑みを浮かべるのでありました]
えへへ、よかった。よかった
[ごろんごろん、カーペットに転がりつつ]
『当日、楽しみにしてますね。
待ち合わせは10時に神楼駅で、大丈夫ですか?』
[送信した後、またにこにこして。ごろごろ*]
[洋間の一室。寝場所のベッドに、洋服ダンスの他、勉強用に使う机と椅子に、あちらほどではなく譜面と本とが入り混じった本棚。
電々太鼓や竹琴といったアンジェがみたことあるものから、玩具のようなものとかだが、簡単に音が鳴るものがいくつか置かれてるのがあった、そんなお部屋。]
……普段の生活とか見て、アンジェはどう感じるんだろうな。
[親しくなるための行動なんだろう。流石にこの頃になると、意味を問い返すほどではなくなったが、それでも彼女にとって重要なのか?なんていう感じに首を傾げつつ部屋の中にいれるのであった*]
― 1/12 駅 ―
[改札を通ればいつものように彼女の姿を探して。
自分の経歴で言えば特別な日だが、服装は前回と変わらず。
バッグもいつものほうに戻っていて……特別感の無い、いつもの自分のようで。]
おはようございます理世さん。
今日はどこ行きましょうか?
[なんて白々しいことを訊いた。
服装とかが変わらないようにしたのも、生真面目に気を遣ったのかもしれない。*]
― 自宅 >>187 ―
じゃあ、会わせてねー
[ここまで言えば、会わせないことにはならないでしょうね]
んー?どうしたのー?
[と、にんまり笑ってみせます。はい、しゅんもお勉強したみたいですね。好きよ、勘の良い子は]
はーい
[離れで言った時と同じように、よい子のお返事]
わーい!じゃーんぷ!
[しゅんのお部屋に入ったら、真っ先に、しゅんのベッドにダダイブ!わー、しゅんの匂いー*]
ー そして当日に ー
おはようございます。
……わかってて、聞いてるでしょう?もう
[ちょっと拗ねたふりをする私は
今日もダッフルコート。中にはグレーのセーターと、モスグリーンのスカート
と、いった出で立ちだ。
華美にならず、されど普段着より
少しだけ女の子らしく
静けさなどを好む彼だもの
こういう格好の方がいいかと思って。
駅の彼の格好も。同じようだったため
ちょっと安心して]
>>193
んー?
って、ことは、しゅんは信じてたってことー?
[気楽じゃなかったってことは...?]
あの言い伝えー?
もしかして、これから、おみくじ買う?
― 自宅 >>195 ―
楽しー!超楽しー!
[は。これは、あれか、隠れてやるべきだったのか?
めっちゃ引かれてるのを感じつつも、やめられないのです]
だって、好きな人のベッドだよー?
ここで、しゅんが毎日寝てるんだーって思ったらさー
[と、寝返り打って、仰向けになります]
滾るわー
[どっかから受信した言葉をいただきました*]
― 当日・駅前 ―
え、っと、何のことでしょう?
もし良ければ、理世さんの部屋に行ってみたいです。
[普段ならば絶対に口にしない望み。
このあとの計画は分かってはいるのだけれど、言い出せなかったことを言いたかったのだ。]
はい、お邪魔させてください。
手土産はありませんが…。
[両親に相談したところ、高校生では必要ないとのことで。
なので、差し出された手に返すぬくもりだけ。*]
[調理も一段落して、二人でリビングでお茶を飲んでる時に、漏れた松田さんの言葉。
確かに周りは幸せそうで、皆の顔を思い出すと笑みが浮かぶけど、松田さんの続く言葉を聞いて苦笑する。]
ねえ、松田さん。僕は神様は良い仕事したと思うな。
ブッシュドノエル。クリスマスっぽいでしょ?
松田さんも、今度はきっと、一人で作れるよ。
筋は完璧だもん。
[そう言って微笑んで。
彼女が失恋したという話しは聞いてたし、僕が失恋したのなんて、周りの目から見ても明らかだろうし、僕からも告げてあるし。
山崎さんが転校してから、松田さん、優しかったしね。]
僕は初恋だったから・・・
それこそ、一生で初めての恋だったわけじゃない?
そんなすぐには気持ちは切り替わらないし。
次も失敗したらどうしようって、正直怖いよ。
でもさ。
何時かは、素敵な恋が出来るって信じてる。
それこそ漫画やゲームじゃないけど、おじいちゃんになってからかもしれないけど。いつかは、さ。
だから結構、未来に希望を持ってるよ。
今はまだ、胸が冷たくなったりするけどね。
[最後の言葉は、小さく呟くように。カップを見詰めて。]
[それから松田さんを見たら、ニッコリ笑った。]
松田さんがいつか恋人が出来てさ。
二人でクリスマスを迎える時に。
もしもブッシュドノエルを作る事になって、今日のことを思い出したら、笑ってよ。
あの時は若かったなって。
人生最後の恋になるって、思いこんでたなって。
これは僕の予想だけど、松田さんの良さに気付いて、言い寄る男子はいっぱい出て来るよ。
独り身でいたくても、周りが放っておいてくれないさ。
だからきっといつか、恋人とクリスマスを迎える日だってくると思う。
[ニッコリと頷いて。]
新しく気になる人が出来たと言うには、僕の心はまだ凍ってるけど・・・
いつか未来に、道が交差したなら。
もう一度、今度はクリスマスに、松田さんとブッシュドノエルを食べるのも良いなぁと思うよ。
もちろん。松田さんにも、選ぶ権利があるけどさ。
[最後にそう言って微笑んだら、温かいお茶のお代りはいかがかと、彼女に勧めただろう。*]
……はい。勿論です。
[そうして二人手を繋ぐ
お掃除とか前日ちゃんとやったし
……などをか考えつつ
貴方と手を繋ぎながらやってきた我が家
玄関にて招けば、がらんとした靴置き場]
今日は二人とも遅くなるので。
[何時ものことではありますが、と。
……二人でお祝い、しましょう。
微笑み、部屋へ案内するでしょう]
[部屋は至ってシンプル
ベッドに机に、クローゼットに本棚に
強いて言えば箪笥の一番上に
スケッチブックとアロマキャンドルが
置かれているくらいか
大樹君からのプレゼントは、何時も身に付けています
勉強机兼ローテーブルへと彼を招き
座布団を差し出す
彼が座ったならまずはと差し出す包みがひとつ]
[できるだけいつものデートを装っているけれど、敷居を踏まないように普段より意識して跨いだのは気付かれたろうか。
玄関に入れば広くスペースが余っていて、家人は留守のようだ。]
そうですか、助かります。
はい、いいお祝いになればいいなと思います。
[困ることは何もないのだけれど。
何時もと言われても目が輝くこともなく、部屋についていった。*]
― 新年 >>204 ―
あれー?叶わなかったの?
えー。じゃあ、しゅんは誰の名前書いたのー?
[あれれ?混乱してますよ]
それはねー。きっと、神社にも、"Angel"がいるんだと思うよー。神様の使途が誰かの思いを誰かに伝えるー。そんな感じなんじゃないかなー?
わかんないけどー
[シントーのことはよく分かってませんけど、きっと、そんな風になってたらいいなーっていう希望的観測も含めてです]
まあ、神頼みじゃなくって、直接伝えられれば、もっといいとは思うけどねー
少なくとも、わたしはそうしてますー!
しゅん、だーいすき。ってねー
[そして、わたしは、わたしの思い人を見上げて、その瞳をまっすぐに見つめます*]
お誕生日、おめでとうございます。
……貴方と出会えて、よかった。
[包みの中身は、黒色のパスケース
自分は紺色のものを持っているのでお揃いです
定期……というか
私のものには文化祭にて貰った、
彼の手作り定期を入れているのですが
それは通学鞄に大事にしまわれており
時々見返す、私です**]
[部屋に入れば。]
女の子らしいファンシーな部屋ではないとは思ってましたので…落ち着けそうな部屋で何よりです。
僕の部屋と雰囲気が違ってたら寝れませんものね。
ありがとうございます。
[座布団を受け取って、ローテーブルの傍に座れば。]
― しゅんのお部屋 >>206 ―
だって、わたし、まだ子供だもーん
[少なくとも成人はしてませんしね]
てへ。何色だったー?
[しゅんのベッドの上で、寝転がったまま、スカートの裾を押さえて。ちなみに今日の下着はlawngreen◆色だったんじゃないかなー。いわゆる、勝負下着ですお*]
[差し出された包を開ければ、パスケース。]
ありがとうございます。
毎日手にするもので嬉しいです、ちょうど買い替え時期でしたし。
[謝辞を述べれば、ポケットから現況のパスケースを取り出す。
言う通り、なかなかの塩梅にボロくなっていて。
日々使っている六ヶ月通学定期券を新しいパスケースに引っ越し。]
……ケースは変わっても、中身は変わりませんから。
[ちょっと照れくさそうに、もう1枚。
彼女も持つお手製定期券の、原本の方も一緒に引っ越し。
間が持たないので、チェーンも付け替えてズボンのベルトループにフックを掛けるまで通して行った。**]
何度も言う気はないからよく聞くようにな。
好きだ。アンジェと一緒にいる時間を愛しく思う。
[見つめて、照れも交えずにいったあとふと視線を逸らす]
お互い初恋はビターだったわけだね。
[ビターを通り越してブラックな話かなとまた苦笑い。]
蒼生くんは大丈夫だよ。
怖くても、逃げずにいられる
人だから。
春は暖かいから...きっといつか暖まるよ。
[唾つけてりゃ治るなんて傷をほったらかしにできちゃうのが男の子のよくある。
蒼生くんがどうなのかはわからないけど...少なくとも、心の傷は唾なんかで治らないことに、そこに男女の差などありはしない。
それに彼は真っ直ぐで、それでいて痛みに敏感に見えた。あの頃も、今も。真っ直ぐで不器用な。
恋は異性に馬鹿にならなければできないし、馬鹿になれないと痛みに鈍感になれないのだから...今の彼の心境は当然といえば当然なのかもしれない。]
[じゃあ時間が経てば傷は治るのだろうか。
けれど、その時には多分、私は海の向こう。
時間を無視して、今ここであなたの傷を癒してあげようなんていう傲慢さは持たないけれど。
私達が手を取り合ったら?
彼の手を掴んだら?
きっとその先は......傷を舐め合うだけの延命治療。互いの足を引っ張り合うだけの泥沼。思い浮かぶのは私達じゃない誰か。
それでもとプライドも全部投げ捨てて彼に縋るほど、やっぱり私は彼に馬鹿にはなれない。私にとっては彼も大事な友達だから。]
そっか。
[彼に言われると不思議と元気がでるのは彼がまっすぐだと私が思っているから。
まだお茶の入ったマグカップを置くとふぅ、と一息。
マグカップは暖を求める私にとっては皮肉な程に暖かい。
思えばこの時だろうか、彼に初めて進路を告げたのは。これまでの事も、今日の事も、これからの事も。私の大事な思い出。]
私...卒業したら、アメリカに行く予定なんだ。
だから...向こうで知り合った人には自慢の
友達がいるって...蒼生君や皆の話をする予定。
それはお互い様じゃない?
でも、大人になっても...相手がいたところで、結局お互い
苦労しそうだなぁ
[甘美な思い出も、苦くて素敵な思い出も、人はそれを薄めて大人になっていく。皆も、彼も、私も。]
その時はその時だね。
未来は何があるかわからないから。
[でも一度辿った過去と現在はもう変わらない。
これはもしもの世界線。私の辿らなかった過去が紡ぐたらればの未来。
傷を舐めあってもいいと思えるほど私の感覚が寒さで麻痺していたら。
お代わりを訪ねる彼に、温かいお茶よりも、暖かい貴方が欲しいといえるような高慢で馬鹿な私なら............]
うん、おかわり
いただきます。
[彼を凍えさせずにいられたのだろうか。]*
[松田さんは卒業したらアメリカに行くと言う。>>220
その言葉を聞いて、僕が一番に思い浮かべた気持ちは、「良かった」とか「嬉しい」とか、そんな安心と喜びに満ちたものだった。
だからきっと、僕の視線も緩やかに和んだんじゃないかな。
人の心の機微に聡い、松田さんにはバレてしまったかもしれない。
バレたら、小さく微笑もう。その後、ちょっぴり苦笑しよう。]
あのね。こんなこと言うと怒られるかもしれないけど・・・
松田さんが、卒業後の進路、しっかり決めてるの、なんか嬉しいな。
おめでとう。頑張って。応援するよ。
[幸せそうに笑って。それから思わずうるっと来たのを胡麻化して、少しだけ目元を押さえてまた笑った。]
前にも、試験前に、少し進路の話ししたよね。
僕、松田さんが中学に来なくなった時・・・
ごめん。うまく言葉に出来なくて。
[一度息を吐いて、吸って。
気持ちを落ち着けようとしたけれど、うまく出来なくて、困ったように松田さんに微笑んだ。]
うまく言えないけど、その、ずっと・・・
ずっと、僕は松田さんを友達だと思ってた。
君が僕を友達じゃないと言った時も。
僕が良い友達を持って嬉しいって言った時に、何も言わずに微笑んでた時も。
僕はずっと、松田さんを友達だと思ってた。
だから・・・
[じわりと目元に涙が滲んでしまって、どうしようも無かったけど、一度鼻をすすって、松田さんに微笑んだ。]
だからね。
君が進路を決めたことが。
未来を見てる事が。
何よりも嬉しい。
僕を自慢の友達だって言ってくれることが。
どんな言葉より、嬉しいよ。
ありがとう。
前を向いてくれて。
僕を友達だって言ってくれて。
ありがとう。
[そう言って笑った後、目元の涙をぬぐって、破顔した。]
向こうで恋人が出来て、結婚する時は、是非呼んでね?
旅費は自費で駆け付けるから。
[なんて笑って言ってから、それから本当に嬉しそうに微笑んで。]
何時かは暖かな春が来ると思うけれど・・・
まだ傷を、直視することすら出来ない、秋と、冬を。
温めてくれたのは、松田さんでした。
ありがとう。
あなたの幸せを、ずっと願ってる。
どんなに遠く離れた、空の下からでも。
[そう言って少しだけ恥ずかしそうに微笑んだ。*]
私、あのままだと蒼生くんまでいじ
められると思って、怖かったの。
[怖かったのは蒼生くんがいじめられることであっても、周りの人ではなくて。正確には違う。私が本当に怖かったのは...。>>225]
私のせいだ、って。
蒼生くんに言われるのが怖かった。
本当は...あなたに嫌われるのが怖かった。
どこかで...恨まれてるかもって、思ってた。
[そんなんだから彼がずっとその棘で見えない血を流していたことに、気づいてあげられなかったのだろうか。
心が傷つくだけ流血する仕組みであったのならこんなにも悩むことはなかったのだろうか。]
馬鹿みたいだよね。
蒼生くんは違うって、わかってるのに。
私が怯えて、結局蒼生くんを傷つけて。
[ずっと彼に対して思ってたことをぽつりと呟いて苦笑いを浮かべて。]
[また1人になるのが怖いのは1人じゃない世界を味わってしまったから。また1人になる恐怖を捨てるには...自分から1人になるしか選択肢はなくて。
蒼生くんと離れるのが怖くて、私は自分から遠ざかって。学校から逃げた。
悪いのは私で、お礼を言うべきなのも私なのに。]
ずるい、よ......もう......
[目の前の彼が口にする「ありがとう」は...恋人同士のキスよりも、今の私にはずっと暖かくて。>>226
私から「ごめんなさい」の一言を、「ありがとう」の一言を言う気力さえも溶かして奪ってしまう。
気づいたら、抑えてた涙が頬を伝って零れていて、それでも柔らかな微笑みを浮かべていた。]
[零れた涙を指で拭うと、ぎゅーっと彼を抱き締めて。
ハグは別に恋人同士がするものとは限らない。恋愛じゃなくても。親愛でも。それだってひとつの愛の形だ。]
ありがと...私の、友達でいてくれて。
ありがとう.........
[まだ涙で声が震えてしまうけれど、ちゃんと言葉にした。
言葉にしなきゃ駄目なことがあるとしたら、今私が言葉にすべきは、あなたは私の大切な友達であると、ただそれだけ。
彼の心に深く刺してしまった棘を優しく引き抜くように、彼の背中を、優しく撫でた。]
[感無量で彼の続いた言葉に何も言えなくなっていたけれど、少しだけ落ち着くと彼から離れる。>>227]
まだわかんないよ
こっちに帰ってくるかもしれないし
向こうにいるかもしれないし。
[落ち着いて、スッキリした様子で小さな笑みを浮かべて答える。大学を目指して、その後のことはまだノープランだから...。気が早いよ、とからかうように返して。]
ううん。感謝してるのは、私の方。
蒼生くんの気持ちが凄く嬉しいし
私も、蒼生くんが前を向いて
未来を見てくれたら嬉しい
私も、あなたの幸せを願ってる。
ずっと。
[いままで私が勝手に願ってた他人の幸せとは違う、純粋な気持ち。
恥ずかしそうに笑う彼につられてまたひとつ笑って。もう少しだけ、この日を堪能していただろうか。]
[時間はあっという間で、帰る時間が来てしまったのなら、あとはお開き。彼の両親と妹さんにお邪魔しましたと笑顔で会釈して。]
またね。
[私の大切な友達に、そう笑顔で告げた。
これはほんの冬の一日。恋愛の叙事詩には載る事の無い話。私の、冬の大切な思い出。]**
[夏が、私を置いていった。
秋が、彼を置いていった。
彼を縛った過去も、私が抱えてしまった闇も。雪に包んで冬に置いてきた。
私を、彼を縛る鎖は、昇華して、この冬に置き去りにしてしまおう。
帰り道、小さなスキップで私は帰路に着く。抱えていたものを全て外に放り出したから身体が軽い。
口から出る白い息は、時間が経つに連れて思い出と一緒に薄れていって。
冬を置き去りにすれば、もうすぐ春が来る。]
[彼への贈り物は、幾つか考えていたが
いつも身に付けるものがよくて
気に入って貰えて良かった、と
ほんのり笑みを浮かべた
彼が新しいパスケースに、
定期を入れ替えるとき。もう一枚
あの文化祭の日のものを見て
ぱちん、と切符を切るジェスチャーをして
込み上げる愛しさを眼差しに滲ませた]
[少しだけ待っててね、とお願いして
部屋から離れ、戻ってきた際には
お盆に乗るのは切り分けられ皿に乗ったチーズケーキと
温かな緑茶の入った急須、二人分のコップだ
どちらも手作り。なのは内緒にしておいて
どうぞとすすめつつ]
……お口に合わなかったらごめんね。
[一応、味はいいはずだ……味見係に抜擢された
父が味音痴でなければたが**]
― 満天の星空を見に ―
[星がきれいなところ、で検索したら出てきたところへ
行きたいと言ったら
OKしてもらえた奇跡
というより、うちの両親のほうが乗り気で、うちの家族旅行に美亜が参加する形になってしまった。]
[部屋にひとり残れば、正座のままなんとなしに見渡して。
タンスの上にあるものが気にはなったけれど、許可なく見るような真似はせず。
やがて戻って来た彼女が携えてきたのは、クリスマスのとき我が家が出したものと同じラインナップで。]
気に入ってくださったのですね
僕が作ったわけじゃないですけど嬉しいです。
[自分も半信半疑だったけれど、確かによく合った。
緑茶でよく眠れるにしても、では毎回和菓子でとなると高校生には少し味気ない話だったのではまさに革命的と言えた。]
[勧められると]
…………。
[味覚について鋭敏というわけではないが、理世の様子からして通常のケースではないのが分かる。
この組み合わせについての不安は半月前に払拭したばかりなのだから、口に合わない可能性があるとすれば緑茶かチーズケーキ自体ということになる。
つまり…信頼性のある市井品ではないということだ。]
[なので彼女の手作りなのは予想がついたのだが。
では口に合わなかったらどう言うべきか――気の利いたセリフなど当然言えるわけもなく。
その意味で、フォークを口元に運ぶ際、彼女以上に緊張していたと言えるかもしれない。]
はぁ…。
ふぅ…。
[一口食べて、安堵の吐息。
そしてお茶を一口飲んで、安らぎの吐息。]
美味しいです、すごく。
うちで食べるときもこれがいいぐらいです。
[正直に回答すればいい味わいだったので、思うまま。
もっと讃える言葉はあったかもしれないけれど、一口ごとに顔が緩むのでは喋りようがなかった。
元の美味しさもあったろうけど、とにかく舌が合った。]
[最後にコップをしっかりと両手で持って緑茶を飲み干して。]
はぁ…お茶も美味しかったです。
…………。
[何か思うことがあったのか、手にしているコップをじっと見ていた。*]
[現地のホテルまでは我が家のミニバンで、星空が見られる場所まではホテルの送迎。
渋滞を避けるために夜中に出発するけど、マイカー旅行の良いところは好きなところで休憩がとれることと、
道中は眠っていても平気なところ。
出発が夜中なので前日に我が家へ来てもらうことにした。]
ちょっと大掛かりになっちゃったね。
またいつか、二人だけでいこうね
[そんな機会は、作ろうと思えば何度でもあるだろうから。*]
[松田さんにハグされて、思わず挙動不審になりそうだったけど。
自分も少しだけ、ぎゅって抱きしめて。
腕の中から彼女が出て行ったら、ニコリと微笑んだ。
と思ったら、松田さんは渡米は決まっていても、戻ってくるかもしれないらしい。
思わず赤くなってしまう。]
それは・・・
僕はずいぶん先走りました。
[恥ずかしくて敬語になりながら。]
[未来を見て欲しいと言われて、思い浮かんだのは、彼女がLINEに投稿してくれた写真だった。]
あのさ。松田さん、インスタとかやらない?
僕もやってないから詳しくないけど。
LINEにラーメンとか、皆の写真とか、載せてくれてたじゃない?
編集委員、頑張ってくれてたし。
人物写真じゃなくて良いから。
食事とか、風景とか。
松田さんの日常が、感じられたらなって。
離れても、クラスメイトとの繋がりが、出来たらなって思ったんだ。
良かったら、考えてみてよ。
[そんな事を、思いつくままに話して。]
[それから自分のことも少しだけ。]
小説。書こうと思う。
ずっと書けなかったけど、今なら、書ける気がするんだ。
[楽しい時間はあっという間に過ぎてしまって。
「またね。」と言う時、酷く寂しい気持ちがした。
微笑んで彼女を見送りながら・・・
ずっとずっと、書けなかった、思い浮かばなかった物語が、頭の中を駆けまわっているのを感じていた。
それはありふれた物語。
少年と少女が出会って、手を取り合って生きていく。
少しずつ、大事な人や、宝物が増えていく。
出会いと、成長を描いた、物語だった。*]
─ 星空を見に ─
[当麻くんと星空を見に行く約束は、早くても高校を卒業した後に叶うものだと考えていたけど、高2の夏に行ける事になった。
当麻くんが頑張ってくれたのと、当麻くんのご両親のご厚意によって。
美亜の両親も資金提供と姉兄の説得をしてくれた。両親同士で子供たちの居ない飲みの席とかで、当麻くんと美亜を将来結婚させたら良いのでは、という約束とも言い切れないくらいの話があったのではないか、と、美亜は最近思っている。
姉兄両親にお土産を買ってくる約束をして、前日に当麻くんの家へ。ご両親にきちんと挨拶とお礼を言い、車が出発する時間までみんなでお話しようと思っていたら、当麻くんの部屋にふたりきりにされたので、ゲームとかしながら過ごした。
どちらにしろ、運転する人は今のうちに仮眠をとっているだろう]
[車に乗った後、乗りなれていない美亜はドアを閉めるのを忘れたり(家に自家用車はなく、タクシーもバスも電車も自動ドアだし)したけど当麻くんにフォローしてもらって、トイレ休憩のサービスエリアで神楼や世亜比無近辺にない食べ物とかを見てはしゃいだり、車窓から通り過ぎる夜景を見たり、車の振動で気持ち良くなって眠ってしまったり、当麻くんと一緒に朝日を見られたり、行きの車中も楽しい時間だった]
まさか、こんな事になるなんて思わなかったけど、結果オーライだと思う。うん、今度はふたりで、その時は冬の星座かな。オリオン座とか、見つけやすいし。
今日は、デネブ、アルタイル、ベガ、を見つけようね。
[君の知らない物語の歌詞になぞらえて言って、愛おしげに当麻くんを見た*]
[車の運転は両親が交代で、休憩は多め。
最近はサービスエリアに温泉がついていたり遊べる場所があったり、サービスエリアが目的地、という旅の仕方もあるらしい。]
夏の大三角、見つけられるといいね。
[美亜を見つめて微笑んだ。]
― 真夏の天体ショー ―
[ホテルに着くと、先に食事で、それからバスで星がみられる場所。そこは冬はスキー場になるらしく、駐車場からゴンドラに乗ってさらに高い場所で見ることに。]
『今夜は星がよく見られそうですよ。』
[ホテルの案内の人に言われて、期待が高まる。
そして時間はあっという間に過ぎ去り、天体ショーの会場へ。
シートを敷いて、寝転がる形。
二人だけで人の少なめの場所を陣取って並んで寝転ぶ。
カウントダウンが終わり、すべての照明が落とされると……]
わぁ……
[目が慣れてくれば、広がるのはまさに光の絨毯]
あれが天の川…だから…
[帯状にぼんやりとかかる天の川。去年見たプラネタリウムと同じ。
そこから]
あぁ、あれが…
[美亜だけに聞こえるくらいの小声で指差して
デネブ、アルタイル、ベガを見つけて]
見つけたね、綺麗だ
[くすくすと笑う。]
[それから、ポケットから何かを取り出して]
美亜、ちょっと手、貸して
[手をとって、何かをつける。薬指には冷たい感触が伝わるだろうか。]
誕生日おめでとう。
それから、将来、結婚してください
[遅れた誕生日プレゼントと、かなりフライング気味のプロポーズを*]
あ、あわわ。
そのコップ、何か変なところありますか?
[何を隠そう。それは中学生の社会見学にて
轆轤体験をした際に作った奴である
コップというか、湯飲みではあるが
―――その際なぜか窯元の人に気に入られ
月に一度通ってぐーるぐる轆轤を回していたりする
……あ、穴とか開いてないよね。と
じんわり冷や汗*]
[当麻くんのご両親に暖かく見守られながら食事を終えた。どこの家も母親が強いものなんだな、という認識は果たして合っているのか。
もう、ゴンドラに乗った時点で外の景色に釘付けになってぼーっとしてしまい、当麻くんに心配させたかもしれない。
ゴンドラから降りて、ふわふわした足取りで歩いて当麻くんに支えられたりしながら、周囲を見渡す。星を見に来ている人が、凄く多いと思う。美亜たちもそのうちのふたりなんだけど]
晴れて良かったね。
[なんて言いながら、寝転がって空を見る。夏の星見とか、もっと大変なものだと考えていた。暑さ対策とか虫対策とか。
手足を伸ばし、ゆったりと降るような星が見られるなんて思ってなくて、林間学校の時に見上げた星よりも多くて、綺麗で、言葉を失う]
[照明の落ちた闇の中、プラネタリウムみたいに動きはしない空。人が少ない場所を選んだとはいえ、ふたりきりではないのに、無限にさえ思えるくらい拡がる星空と、当麻くんしか視界に入らないし、他の人の声も耳に届かない。
天の川、デネブ、アルタイル、ベガ……
当麻くんの指差す先にそれらを見つけることが出来た]
織姫も彦星も、見つけられたね。
[綺麗とか、凄いとか、ありきたりな言葉しか浮かばない。でもこれで、織姫もひとりぼっちじゃない]
見つけてくれてありがとう。
[星だけじゃなく、私も]
[霞み始めた視界の中、当麻くんの動く気配。言われて出した左手に、優しい手が触れる。薬指に冷たい感触。
どんどんぼやける視界に左手をかざす。瞳に映るのは赤い星]
アンタレスより先に、凄いの見つけちゃった。私にとっては、……1番星より嬉しい。
[当麻くんの言葉を聞いて、大粒の涙が溢れ落ちる]
ありがとう、う"ん"。けっこん、する、したい、してください。
[君の]あなたの 隣がいい。
言って良かった。言ってくれて良かった。もう、離さない。
[寝返りをうって当麻くんに抱きついた*]
[なんだか、彼女が慌てている。
チーズケーキのときの不安げな様子に通じるものがあったことにようやく気付き。]
もしかして、これも、ですか…?
あ、いえ。
うちでお茶飲むときいつもコップですから、湯呑があったらいいなと思ったんです。
僕たちの専用のというか。
揃えようと思ってましたが…
せっかくですし、今度作りに行きますか?
理世さんがこねて焼いて、僕が名前書き込んで…。
[なんて希望の道筋を述べてから。
そこで何かに気付いたか。
いったん顔を伏せて、赤い顔して見つめて。]
[今までも、将来を誓い合うことは何度もあったけれど。
初めて、具体的な言葉に行き当たったのだ。]
――ふたりの、"夫婦"湯呑を…。*
[それから、デザインや色とかはどんなものがいいかと
先程視線を遣ったスケッチブックを手に取り
ぱらぱら、とページをめくる
飛ばされたページには皿や花瓶などのデザインもあるが
それは兎も角。白紙のページにたどり着いたなら
早速、どのような色合いや大きさにしましょうか、と
目を輝かせながら問いかける私がいたのでした*]
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