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神楼学園教師 ナタリア に 12人が希望した。
生天目一葉 に 1人が希望した。
神楼学園教師 ナタリア は生徒会に転校させられた。
今日は転校生がいないようだ。せんせーは転校指示しなかったようですよ。
楽しかった神楼学園での学生生活も終わりを告げた。
やがて卒業のシーズンを迎える……。
−卒業式−
[屋上で1人物思いに耽ける。
やっぱり3年間で1番思い出深いのは1-Bの頃。
大切な友達と大切な恋人ができた年。
でもそんな校舎とももうお別れ。
陽太君にはずっと秘密にしていた事を。
クローバーの本当の意味を、教えてあげなきゃね。
だから陽太君には]
『時間ある?
良かったら屋上に来て欲しいな。』
[とメールを送って。
出来たらでいいよ、とも文面に付け加えておこう。
何かあったのかと聞かれれば「秘密にしてたことがある」と返信したかもしれない。]*
−After Story:名前の秘密−
[いつだったか、陽太君に名前とあだ名について聞かれたことがある。
何を聞きたいのか正確には把握出来ないから見当違いだったら恥ずかしい。
でも、どうして皆をあだ名で呼ぶのかと言われれば。]
その人の中で特別でいたかったんだ〜
私は、臆病だから...
[そう答えただろう。
他の人とは違う独自のあだ名をつけて、結局は私はその人の中に「あだ名をつけた人」というポジションを確立させたかっただけ。
でも、役を、ポジションを決めてしまえばそれ以上の役にはなれないと、それ以上仲良くはなれないと分かっていても、役を私は求めてしまう。]
でも、陽太君は私を特別だって
思ってくれてたって分かるから
あだ名はもう要らないかなって。
[だからもう、あだ名をつけた人なんて役はもう要らない。
そんなものがなくても、私を特別と見てくれるから。
もう彼は私にとっての特別だから。
これ以上はもう要らない。
彼がそばにいてくれるだけで私は...]
名前呼びは、信頼の証だよ
[なんてね、と照れ笑いで誤魔化して。
きゅーっと手を繋ぐと彼の顔を覗いてにっこりと微笑み]
大好きだよ、陽太君
[繋いだ手の指を一本一本絡めて恋人繋ぎ。
普通で当たり前で、特別な、'恋人'繋ぎ。]**
― 陽光へのLINE ―
『そうだ、信至から香さゐのタダ券をもらったんだ。
陽光と来てくれっていうから、陽光への誕生日プレゼントなんだと思う
というわけで、日にち決めてまた行こうね』
[お魚くわえた猫のスタンプつけて送った。]
ねえねえ、ユリ子先生の話聞きました?結婚で他の学校に飛ばされるなんておかしいですよね?ユリ子先生が戻って来られるように、署名活動しましょうよ!
[ とか、陽光のキャラではなさそう ]
─ まあくんへらいんおへんじ ─
『ほんとですか、大好きな人との食事の時間をくださるなんて、粋ですね。お礼は直接お会いした時に言います』
[ 細かい日時を相談して決めた* ]
[少し躊躇って。
何を話せば良いのかもよく分からなくて……]
なあ。ちょっとだけ、抱き締めても良い?
[拒否されなければ、手を差し伸べて。
椅子に座ったまま一葉の腰を引き寄せると、ぽふっと一葉の身体に頭を預けた。*]
んー……。
[一葉の身体に頭をくっつけたまま。
顔はみせらんなくて。]
俺、さんっっっっざん!お前の邪魔したくないって言って来たけど……
それは本心のはずなんだけど……
最後の曲。
歌ってるお前、他のヤツに見せたくなかった。
お前はステージの上に居て。
俺は遠くでそれを見てて……
なんかちょっと、もやもやしたわ。
なんであんなメイクしちまったのかなーとか。
[一葉を抱きしめる腕の力を少し強めて。]
ワリィ。自分でもよくわかんねーんだけど。
なんだこれ。だっせーな。
[小さく笑って。
抱き締めていた一葉を解放すると、顔をあげて、微笑んで見せた。*]
>>12>>13>>14
[ 余一の言葉を黙って聞いていた。珍しく心の裡を曝け出した余一の言葉。
いつもなら、それを隠して、上辺の言葉を述べていたはずなのに。まるで母親にでもなったかのような、訳知りな言葉。だから、一葉はイラだっていた。
そして、今日、ここにいる、これこそが一葉が惚れた男だった。あの説教部屋で語った言葉。初めて会った時に語った言葉。そして、保健室で語ってくれた言葉。心の底からの気持ちを吐く言葉 ]
ださくなんてない。だって、お前はわたしが惚れた男だ。
言っただろ?お前はわたしの翼だって。お前が育てたんだぜ、あそこまで。
[ あの時舞台で歌った自分をまるで別人みたいに ]
あの歌を歌わせたのも、あの顔で舞台に立ったのも、あの衣装で皆の前に立ったのも、全部お前のおかげだ。
[ そう言って、今度は一葉の方から抱きしめた* ]
[一葉に抱き締められて。言葉を貰って。
思わず小さく笑って。]
そりゃそうなんだけどさー……。
お前が俺に惚れてんのも、俺だけなのも、俺の歌を歌ったのも分かってんだけどさ。
ちょっと独り占めしたかった。
[笑って。]
[抱き締めてくれる一葉に小さくキスをしたら立ち上がろうか。]
んじゃ。文化祭見学に行くか。
もうステージは降りたから、こっからはお前、俺専属の恋人な。
[なんて笑って、手を差し出すだろう。*]
じゃあ、すればいいじゃん。
これから。
[ にっと笑って ]
でも、わたしは、もうひよこじゃないからな。
相当頑張らないと、独り占めはできないぞ。
[ そう言って、差し出された手を取る ]
やだね。しねー。
せっかく俺が翼を与えたのに、鳥籠に閉じ込めたりしてやるもんかよ。
その代わり、お前が何時でも戻ってきたくなるような、いい男で居てやるよ。
ありがたく思えー。
[ケラケラと笑いながら。]
ホント、口の減らねぇ奴だな、余一は。
[ ふふっと笑って ]
で、どこから見に行く?
[ と、繋いだ手を引いて二人で教室から出て行こう* ]
[二人で手を繋ぎながら。]
須合さんのやってるゴルフ部と、吉橋さんのやってるカルタ部には行きたい。
一葉、百人一首覚えたりした?
[ゴルフの方がしっくりくるか?
とか話しながら、教室を後にしただろう。*]
――文化祭・軽音部ステージ>>3:406――
[この舞台は絶対に観に行こうと決めていた。
人混みの中、真っ直ぐ立って、彼女を見つめた。
繋いだ手をきつく握りしめていた。
林間学校の夜、胸を刺した声が。
今度は柔らかく心を包む。]
――――かずちゃん。
[昔の自分は、何故素っ気なかった一葉にあんなにも関わろうとしていたのだろう。
彼女が本当は優しくて弱い女の子なんじゃないかって思ってたのかもしれないし、家に両親が不在がちなところが似ていて気になったのかもしれないし、――偽物の笑顔を作る自分と反対に周りを強く睨む彼女に勝手な羨望と嫉妬を抱いていたのかもしれない。
つれない態度に意地になっていた部分もあった。
そう、別に親切心、などではなかった。
自分自身のワガママでもあった。彼女を“ひとり”にしたくはなかったんだ。]
あーあ、さみしいなー。
かずちゃん、よっちゃんにゾッコンだもんなー。
今度キスシーン目撃したら柴犬ぬいぐるみ投げつけても許されるかな?
あ、勿論よっちゃんに。
[あはは、と笑う。]
よかった、なぁ。
[目元を指で拭う。
心に手を当て尋ねてきた彼女を、つらいと零した彼女を、歌い叫ぶ彼女を、――みんなといる時の表情の柔らかさを、余一と並んだ時の瞳の色を思い浮かべて。
今なら寂しさを感じない、“お嬢”という呼び方で――これからも何度だって呼んで欲しいなって。
大きく大きく、拍手を送った。*]
え、須合って、ゴルフやってんの?
[ 須合の部活までは気にしていなかった。
へえ、吉橋がカルタね。
[ これからは少し、彼らのことを知っていこうと思った。まぶしい星たちの輝く姿を ]
百人一首?いや...。
あさきゆめみし...なんとかとかいう奴?
[ それは、いろは歌 ]
どっちもやったことないからな。見るだけなら。
[ そう言って、先に余一が行きたい方を見に行くだろう* ]
[大きく弧を描くボールは僅かにリングからずれて。
視界の端で、場留多高の奴らが小さく笑う。
初っ端シュートミス? んなわけあるか。]
────…航!
[派手に決めてやれよ。*]
君がため 惜しからざりし 命さへ
ながくもがなと 思ひけるかな
自分勝手な歌だけど、今なら分かる気がする。
[指を絡めて手を繋いで。]
んじゃ、ゴルフから見に行こうか。
見学に行くって約束してるし。
その後で吉橋さんにカルタ教えてもらおうぜ。
二人とも着飾ってるんだってさ。
[一葉を見て目を細めて。]
[わずかにリングからそれて、手前に落ちそうなボール。
そいつを空中で、右手にひっつかみ。
そのまま、ゴールに突っ込んだ。
アリウープ。一発かましてやるには、一番効く。]
あめぇんだよ、場留多程度が。
舐めてんなら、全部食らうぞ?
[右手でゴールにぶら下がったまま。
にぃっと、熊は嗤うのだ*]
── インターハイ県予選・決勝 ──
よーし、俺らのクラスメイトはスターターメンバーだぞー!
[先輩がたが情けないというべきことで喜ばしくないんだけどさ。
だがクラスメイトが活躍できる場面が多くみえるっていいよな。
若干ニヤニヤしながら眺めれる女子なんかも二名いるだろうしさ。
それに――――まあ、高校入ってできたダチにとっても思い入れがある試合みたいだしな。。]
派手にいけよーーー!!
[なぜか余一君とひよこの絵がかかれた旗を適当に振りながらいながら喧しい応援をするやつら
そして、開始早々、陽太>>29のリングごと叩き壊すように決める航のアリウープ>>33。
会場の空気も選手の心理も一気に引き込むようなプレイなんてみたらさ――ああ、本気でつぶす気なんだって思うとよ。]
しゃぁぁぁぁああ!!
[そりゃ、まあ、普段より幼稚に滾るってもんだよな*]
── 2学期が終わるまで ──
[ 一葉は宣言通り、学業と音楽に専念した。文化祭が終わって音楽は一段落とし、予備校に通いつめた。
元々、小中学の頃から医学部を目指していたこともあり、成果は上がっていた。ただ、定期試験対策よりも、あくまでも大学入試のための勉強に専念していたため、学校の期末試験などはあまり芳しくはなかったかも知れない。
結果的に、余一とは文化祭以降はふたりきりで会う機会もなく、クラスで話す機会しかなかった。ただ、クラスにいる間は、周りの目も気にせずにいちゃいちゃしていたことだろうけれど ]
クリスマスどうする?
[ それでも、クリスマスの日だけは予定を開けることにしていた。あと、元旦の初詣でと ]
余一のしたいことあったら言ってくれ。
[ 11月の終わり頃に、そんなことを聞いただろう* ]
― 彼女に自宅招待 ―
[文化祭が終わって少ししてからというぐらいか。
両親が家にいるので、恵奈乃を紹介することになった。
両親とは血が繋がってないこととか、少し変わった遍歴とかは説明した。
恵奈乃についてはな。別に、しんどい思いはないのだが。
微妙に朝から挙動不審になってしまってる両親に、俺の気持ちが既にしんどい]
[まあ、それで、家につれていって、対面を―――となったのだが]
………えっとな、恵奈乃。両親なんだけど……
[いざとなってみると変に緊張したのか。だらしない格好はいかんとおもったまではいいが、自分の肉体を気にして鍛えたおかげでガタイのいい体となっている母<ちち>は黒いスーツに、サングラスまでつけてるし。
父<はは>は、気合が入った。というかきつく見える化粧なんかして着物着てるし]
……極道じゃないからな。
[あら?入る家間違えた?って思うような姿で待つのはやめてほしい。]
[なんでこうなったかというと、父<はは>はといえば、単に緊張していたらしい、ちらちら、サングラスをあげたり下げたりしている。
そんな父<はは>を気合いれるために母<ちち>はきつめの化粧でいたとかなのもあるが]
『娘はやらん!っていうのやってみたかったし』
『嫁いびりする姑やってみたかったし』
[息子を息子扱いをすることで、ある意味精神の安定を図っていた夫婦は、そんなことを娘という存在にしたかったらしい。ある意味娘扱いしようという心持は歓迎を表しているのだろうけど、さ。
母<ちち>よ。それいうなら恵奈乃の父親さんだしさ。ってか、迎え入れてそうそう帰るようなことやめて、父<かあさん>]
…うん、こういうやりたがる家族なんだ…………おれ、須合家に、入り婿にさせてもらおうかな……
[別に姓なんてさ、夫側に合わす必要ないし、夫婦別姓なんてのも、ありだろうしさ。そんなことをついぼやくのであった。]
── 文化祭からしばらく経った頃 ──
[ある日突然、脇坂余一は髪を黒く染めた。
少し短く切った黒髪は、高校時代からの友人には目新しく映ったかもしれない。
耳にはシルバーのイヤーカフが着いていたが、飾りと言えばそれくらいで。
何か聞かれても、似合うと思って。と、笑って返すし、きっと世亜中の仲間は何も聞かずにいるだろう。
一葉が尋ねて来た時だけは……]
別にメイクの勉強は黒髪でも出来るし……
黒髪の方が、大人受けがいいだろ?
お前の両親とか。
[そう言って、笑った。
その程度で何が変わるかなんて分からない。
ただ、出来る事は全部やろうと、決めていたから。*]
── 2学期のある日(文化祭後) ──
お嬢。飯行かないか?
[ 文化祭が終わった後くらいに、珍しく一葉が雲母に声を掛けて、昼食に誘った。
1学期までは学食に行くこともなかったのだが、最近はたまに行くようにはしている。学食で食べなくても、パンなどは取るように心掛けている ]
学食のメニューよく知らないんだ。何かお勧めないか?
[ というのは口実で、いろいろ積る話もあったので、誘ったのだった* ]
── バスケ部の応援 ──
[何故か余一くんとひよこの旗がはためく会場にて。
黒い髪に染めたと言うのに。]
そこだ!行け!やれ!!殺せーーー!!!
[バスケの応援とは思えぬ歓声をあげる男が一人。
周りの人間に遠巻きにされていた。*]
── バスケ部の応援 ──
ぶっ殺しにいったらファウルだ。
[と、突っ込みを入れている奴が近くにいたはずである。]
やるなら気づかれないようにユニフォーム引っ張るとかだろ。
[などとあくどいことをのたまいながらクラスメイトの応援をする心は同じである*]
─ インターハイ県予選・決勝 ─
[なんとかコートに目を移すと陽太が手を上げてくる。しかし、うまく答えることができなかった。>>28
試合が始まれば周りの大騒ぎとはうらはらに、ただじっとコートを見つめる。
開始早々3Pを狙う陽太、しかし決めれなかったところ見事にアリウープを決める航
敵をうってやる
そう言って笑った二人の顔を思い出した。]
マジ決めやがった
[胸の中に渦巻く様々なもやもやをスパッと解消するように決めたシュートで、一気に盛り上がる。]
格好よすぎだろ
[期待はしていない、そんなふりを見せながら、口元は自然と笑みがこぼれていた。]
― 余一の髪の色について ―
いやー、あの時は、マジで笑うの堪えるのしんどかったよなぁ。
[といったのは、航や信至へであり、他にも聞く人はいたかもしれない。そのあの時とは金髪にしたときだ]
どうだ。って感じでアピールしてるのによ、こそこそと周囲をうかがってるみたいでさ。むしろ怯えてるみたいだったしな。
わざわざそんなことアピールするなんて、不器用でふざけた真面目だよなぁ。
[髪が黒く戻った時にしたような、そんなちょっとした余談である*]
── クリスマス前に ──
[ 予想外に、快諾だった。ちょっと胸躍る ]
お。そうか、分かった。
考えておく...クリスマスって、ターキーとか?
[ 凝ってるどころじゃない* ]
ターキーって……
[苦笑しつつ。]
鳥の唐揚げじゃダメ?
駅前のイルミネーション見て、アリスでケーキ買って、お前ん家で飯食おうぜ。
他に行きたいところあるか?
[久しぶりのデートが心待ちなのは一葉だけじゃない。*]
―― 2学期のある日>>51 ――
[ 雲母の快諾をもらえば、学食に向かいながら、メニューの豊富さを知る ]
そんなにいろいろあるんだ?ファミレス並みじゃないのか。
[ とか言うが、ファミレスもそんなに行ったことない ]
海鮮丼か。それがいいな。師匠?
[ 香西が師匠と呼ばれているのは知らない。しかもそのために毎朝一葉の自宅前を通っていることも実は知らなかったりする。
まだ海鮮丼が売り切れてなければ、それを注文し、席に着く。雲母は何を選んだだろうか ]
歌。どうだったかな?
[ 何気ない話をした後、少し恥ずかし気に、そう切り出した ]
みんなのおかげで、世界広がった。あんな歌、以前だったら、とても作れなかった。
[ そう、ぽつり、ぽつりとつぶやいた* ]
いけー!!!
[思いっきり、声を張り上げた。
青を手首に揺らす彼に届くように。
ただただ、勝利へ手を伸ばせと。
真っ直ぐにひたすらに。
私は今隣にはいられない、だけど、心の中ではいつだって手を繋ぎ、
試合中は、背中に手を添えているのだと。
気がついたら席から立ち上がっていて。
胸元の金が、光を弾いた。*]
― 文化祭終わってな後日 ―
[自分の両親にも恵奈乃に会ってもらってとかして日付はたっていった日のいつかの夜。恵奈乃宛てに、LINEをした]
『恵奈乃、今度の恵奈乃の誕生日、どう過ごしたい?
ちなみに俺に任せると色気とかはない場所に連れてくことになる。』
[曜日は…平日なら学校終わりだからあまり遠出は難しいか。いや、いっそ……二人して一日サボってってのもいいかもしれんな。
そんなことを思いながらサプライズなんてことはせずに送信したのであった。*]
――インターハイ県予選・決勝――
[不思議だった。
脚も腕もよく動く。コートに集中できている。
ボールは見えるし、相手の焦りだって、よく見える。
静かな、鮮やかなコート。ほかのことなんか、なにも感じないような。
なのに。
ダチの声>>35>>41が聞こえる。小さな呟き>>44が聞こえる。
……ほら、まただ。ボールをゴールに沈めながら、いつもなら聞こえるはずのないものが、聞こえる。
なによりも。]
なあ、陽太。これで負けたら俺ら相当恥ずかしいぜ?
負ける気、しねーけど。
[輝く金と青が、その声がコートよりも鮮やかに響くから。
―――女神がついてて、負ける理由が見当たらねえな*]
─ インターハイ県予選・決勝 ─
[しばらくバスケから遠ざかっていてもわかる。
明らかに動きの違う航、そして陽太。
点数を重ねるごとに応援の声が大きくなる]
っしゃー!!!いいぞー!!!
[友人が活躍する姿はやっぱり格好いい
自分ですらそうなのだ、
彼らを見つめる雲母や夕莉は更に惚れ直すだろう。
応援する二人の姿を見て思う。
尤も、航や陽太の活躍も、雲母や有利の応援あってこそだろう。]
すげーな、陽太と航のやつ
[隣りにいる陽光に笑いかける。
その顔は、心から楽しんでいる笑顔だっただろう。*]
[世界が広がった、という言葉に。]
そっかぁ。
[嬉しげに。]
かずちゃん、……ありがとう。
あの歌を聞かせてくれて。
あと私もね、かずちゃんと色々話して、考えて、世界が広がったところがあると思うの。
[あ、山葵入れ過ぎた。
目を一度ぎゅっと瞑ってから。]
……ふふ、美味しいね。
[差し込む光に、一葉の瞳が輝いて見えた。*]
─ インターハイ予選決勝>>-357>>-359 ─
[ 運動は苦手な陽光だけど、野球、サッカー、テニス、バレー、バスケのルールはある程度知っている。学校の授業や、マンガやアニメ知識ではあるけれど。
だから、試合を見学するのは好きな方。それでも、一番の目的は隣に座っている人。とても大切な人。友人たちの応援も大切だけど、それは二の次。
隣の人が悔しげな呟きを漏らしてコートに視線を遣った後、俯く。震えが、繋いだ手から伝わってくる。繋いだ手を強く握り、もう片方の手で優しく腿を撫でる。
何も言わずに、ただ、隣に。
寄り添って、支える。詳しい事情を知っていても知らなくても、立ち直るのは外的要因を借りたとしても、最終的には彼自身の力。信じているから ]
[ >>28>>44陽太がこちらに気づけば、彼の分も元気よく手を振る。
体育の授業の時、見学していて聞いた、靴が床に擦れてキュッキュって鳴る音とか、ドリブルをした時のリズミカルな音、競り合う人達の息遣いを思い出す。
会話をしながら見学している人も居れば、誰かの応援をしたり、罵声を浴びせている人もいるし、さすがにここまで音は聞こえて来ないけど。
うちのチームが優勢なようで、一際大きな歓声が上がる中、彼の手に力が籠もるのがわかった。表情もとても嬉しそうで。彼の顔を眺めているほんの僅かな間に、点数が入ったようだ。
それでも、彼の方ばかり見ていて、彼が呟く言葉に ]
うん。
[ と返したけど、それはコートで頑張っている彼らの事ではなく、目の前の唯一人の事だと、彼に気づかれただろうか ]
クローバーにいろんな花言葉が
あるって話、覚えてる?
[例大祭のあの時、彼に教えた意味。1枚1枚に意味があって、4枚揃ってTRUE LOVE。もうひとつ意味があるけど、それは内緒という話。
けれど恋する乙女はもうひとつの意味がある事を知っていて、そこに願いを込めました。
皆がおみくじに願いを込めたけど、私が願いを込めたのはこのペンダント
あなたが私を想い続けてくれますように。
あなたが私の恋人で居続けてくれますように。]
クローバーのもう1つの花言葉は───
意外......でも無かったかな?
[照れ臭くて目を逸らす。
あなたにおみくじに名前を書いてもらった時にはもうおみくじへの願掛けは意味がなくて。
それなのにもっと欲張ってあなたを独り占めしたくてペンダントに願いを込めてました、なんて。
長く付き合っていなければ言えないことだから。
Be Mine.の正しい訳は「私のもの(恋人)になって」。
英語を日本語に意訳する時、翻訳者の価値観や感覚で意味はガラリと変わるけれど。
Be Mine.って花言葉に貴方はどんな風に訳を、言葉を、綴るのだろう?]*
─ 試合のあと ─
[試合終了の合図とともに]
出たいんだけど…いいかな
[陽光が拒否しなければ外に出て、会場をあとにする。手をつないで、あるき出し、ぽつりぽつりと語りだした。]
俺、さ…
陽光が一緒にいてくれたからあの場所に行けて
陽光が一緒にいてくれたから試合がちゃんと見れて
陽光が見てくれていたから、笑うことができた。
全部陽光のおかげ。本当に、ありがとう。
[繋いだ手に少しだけ力を込めて陽光に笑顔を…向けたつもりで、泣きそうな顔をしていたかもしれない。陽光の方に顔を向けたら、鼻の奥がツンとして
慌てて上を向いた。]
─ 試合のあと ─
[ 試合が終わり、出たいと言う彼にもちろんと言ったのは、終わったから出るのは当たり前と思って。むしろ、どうして確認を取られるのだろう、と疑問に思った。
歩きながら、彼の顔を見つつ、周囲への警戒もする。人や電柱にぶつからないように。繋ぐ手に力が籠れば、歪んだ横顔。なにも気づいていないかのように振る舞う ]
ん。そっか、それなら良かった。
[ 言葉少なく、それでも笑みは深まる。ぱちりと目が合い、彼が上を向いた
彼の目に光る物があるなら、少しだけ、見ないふり。
風の音でも聞きながら、ゆっくり歩く。溢れる雫が多いなら、そっとハンカチを手渡して。それでも足りないなら肩を貸そう。
求めるままに、求められるままに* ]
─ 帰り道 ─
[会場を出たいといったのは試合が終わる直前だったかもしれない、体育館を出る瞬間に終了のブザーが鳴る。まだみんなが応援していて外に出る人がいない、そんなタイミング。会場を離れるにつれて、複雑な思いが押し寄せて、我慢できなくなっていた。]
なんでだろうな、勝って、うれしいはずなのに
わかんないや・・・
[そっとハンカチを差し出されて受け取るが
いよいよ顔が歪んでしまい、やにわに陽光を引き寄せ抱きしめた。]
ちょっとだけ・・・こうさせて・・・
[ギュッと目を瞑って、囁いた。
こんな顔、陽光に見られたくなくて。*]
―― 雲母と食堂 >>61 ――
[ 香西の釣った魚が丼ものになっているという話を聞いて、感心する。ファミレスの誘いも快諾するが、いつのことになるのか。それはそれで楽しみだが。
確かに中学時代は考えられなかったこの時間。そして、話題についても。それだけこの半年間が自分にとって激動の時間だったか ]
そうか。それは良かった。
[ と、いままでであれば、ここで止まっていたが ]
暖かく感じてくれたなら、嬉しい。
[ 自分の胸元に手を当てる雲母に温かい目を向けた。あの歌は主に彼女のために作った歌と言ってもいい。だけれど、その他のクラスメートへの気持ちも入れたかった。そうすることの方が彼女にとっても嬉しいと感じてくれると思ったから。
もちろん、余一のためでもある ]
お嬢が?
お前はわたしよりずっと広い世界を持っているだろうに。
[ と、茶化す感じではなく、そう言う ]
ああ。美味いな。
[ そう言って、微笑んだ ]
大城とはうまくいってるのか?
[ 大城のことだから、うまくいっていないわけがないが、一応、近況として聞いておく。以前なら、そんなことも聞くことはなかっただろう* ]
─ 帰り道 ─
[ 風の音に紛れて、嗚咽が、鼻を啜る音が、聞こえて来て。ぎゅっと胸が詰まる。
苦しみを吐き出す言葉、震える声 ]
多分、それが、今の優滉くんに必要な事なんでしょうね。
[ 不意に引き寄せられて、彼の腕の中。背中に手を回して上下に撫でる。
耳を擽る声に、軽く頷く ]
こうしてますよ、ずっと。
[ 彼が落ち着くまででも、涙が枯れ果てるまででも* ]
─ 帰り道 ─
[抱きしめた陽光が背中を撫でてくれると
喉に小石が詰まったような苦しさが
少しづつ取れていくようだった。]
ありがとう、もう、大丈夫
[さんざん心配させておいて、安心させようとして笑顔になる。だがその笑顔は、少々バツが悪いというものだったかもしれない。]
もっとしっかりしなくちゃな
[だめな自分を受け入れてくれた陽光を、
今度は自分が守っていくために。*]
─ 帰り道 ─
落ち着いたのなら良かったです。
[ 彼の笑顔にバツの悪さを見つけても追及する事もなく微笑む。乗り越えられたならそれで良いし、まだ燻っているならまたこうして、肩を貸すことはできるから。
これから先、ずうっと隣に居られるのだから ]
少し、どこかに寄って帰りましょうか。
[ 泣いた名残りが消えるまで、傍にいたいから* ]
─ 帰り道 ─
[微笑んでどこかに寄ろうと言われてしまって
情けない顔になる]
もともと帰りにどこか寄っていこうって
俺が言いたかったのに。
また先に言われちゃった。
今までは俺のために付き合ってくれたんだし、
今度は、陽光のいきたいところ、行こうぜ
[もうずっとこんな感じなのだろう。
格好いいところが全然見せられないのに
むしろどんどん格好悪いところを見せてしまっているのに、優しく包み込んでくれる陽光に溺れていく*]
[ 雲母に、手を出して近くに寄るように仕草する。
それから、耳元で囁いて ]
「あれ」って、やっ、薬局に売ってるんだったっけ?
[ と、聞いてみる。いや、聞く相手が間違ってるとかのツッコミは歓迎だ。多分、聞くなら、九鬼とかなんだろうが、その時の一葉にはそんな分別はなく ]
余一じゃ、絶対用意はしてくれてないと思うんだよなぁ....。
[ と、言ってから、雲母の耳元を離れた* ]
かずちゃんの言う、アレが、うん。
何なのか確定できないけど。
[ほら、此方の早とちりかも。]
まぁ、よっちゃんに絶対用意させなきゃってもんでもないし、こういうのお互いきちんと考えて女性側が行動するのも大事だよね……って、いや私どう言えばいいのこれ。
まて、まて。まてまて。
……。
…………薬局で目立つのも、微妙だし。
かずちゃん1人で行くのはやめよう。
よっちゃん誘えないなら私と一緒に行くか、ほら、通販という手もあるよ。
[なんか真面目に返してしまった。
あとこの期に及んで勘違いしてる気が、する。
テーブルに突っ伏した。*]
[さて、なぜこうなったかの事情を彼から聴けば――
両親への紹介のテンプレイベントをやりたがる彼の両親に、心地よさと小悪魔成分がにまりと笑みを作らせた。]
快斗――
じゃあ席変わって。
あ、ちゃんと正座。
[須合家に婿入りしたいとぼやく勇気ある彼に座る場所の交換を要求し、仰々しく座らせる。
すると彼の両親の方を向き直り――。]
お父さん、お母さん。
このひとが須合快斗さん……わたしが結婚考えているひと。
快斗、これがうちの両親です……ちょっと変わってるかもだけど、優しくていい親だから。
お父さんとお母さんがどれだけ反対しても、わたし絶対このひとと結婚するから。
[席を変えただけでなく、息子と嫁の関係を娘と婿殿にまで入れ替えてしまった。
「こういうのをやりたかった」義両親のために最大限乗っかったのである。
それと同時に、娘としての地位も確立させたろうか。
なお、ロマンを追究させすぎた結果「欲しけりゃワシを倒してみろ」とか親子で殴り合いにでもなっても知らない。]
[場がひととおり落ち着けば、快斗を見て――]
やさしくて、真面目で、すごくきっちりしていて……思いやりと我欲が一緒にきっちり漏れてるのがかわいい<ち>は争えないね。
快斗も、こういうところあるよ――わたしはこういうひとたち大好き。
[――とても嬉しそうに微笑んだ。]
…――ということで、こんど旅行<かけおち>もさせてください。
恵奈乃は旅行先<遠くの地>で快斗さんと幸せになります。
あ、お義母さんのやつはまたこんどで。
[なんてやり取りまで飛び出したかもしれない。*]
―― 雲母と放課後 >>93 ――
ここだ。
[ と、示した家は多分雲母もよく見たことがあるはず。学園からも近いし、比較的大きな邸宅で、しかもセキュリティがすごいので ]
お嬢の家、もっと大きいんだろ?
[ お嬢様なのは聞いてるし、山の手の方にある豪邸だという噂は病院関係者からも聞いたことがあるはず ]
あ。そうだ。あそこ、見てくか?
[ ブラバンやってるなら、興味あるだろうと、最初に、地下にある音楽室に雲母を連れて行った。余一にも見せたことはない。
それは、個人所有にしては、贅沢な音楽ルーム。防音は完璧で、音響設備と録音卓もある。AZBHの曲はすべてここで制作、録音された。
もちろん、配信用のパソコンも完備だ* ]
――クリスマス前の夜――
ねー、ダニエル。
クリスマスデートってさ、恋人同士ではやっぱり特別だよねぇ……だよなぁ。
[ベッドにゴロゴロ。
手元には珍しくファッション雑誌。
幾つか付箋が貼ってある。]
んんん……よし!
[時計を確認。
まだ航は起きているかな。
スマホで考え考えメールを作る。]
『こんばんは、航くん。
唐突ですが、クリスマスデートについてです。
……別に深刻なことじゃないよ?
航くん、私にどんな服着てきてほしい?
今までどんな格好だったら、その、グッときたとか……ほら、なんでも似合うって言ってくれてとても嬉しいけど、航くんの特に好みなものも知りたいというか……。
クリスマス、だから。
最大級にかわいくしたい、ので。
なんでもいい、禁止。
素直に教えてください。以上!』
[無茶振りを送信。
あと、これで今までの自分を思い浮かべてくれたら幸せだな、とか、そういう下心はなくもない。
恥ずかしいから絶対言えないけれど。*]
ーかるた部ー
『すみ…』
[パァン、と畳を鳴らす。
1字決まりの首くらいは、すぐに反応できないとね。
というわけで、かるた部の宣伝というか実演。
今は取り敢えず、実際の試合を行なっていた。練習込みのものである。
その傍ら、百人一首の解説だとか、初心者同士でやってみようだとか。そういう感じで行なっていた。
私は袴(https://item.rakuten.co.jp/kim... )を着て、真剣な表情に珍しくなって先の通り試合をしているけれど。]
(あっ、一葉ちゃんと脇坂くん。)
[視界に知り合いが映ったなら、ヒラヒラと手を振ったりはしてたかもね*]
――クリスマス前の夜――
[ぼんやりと。
なにか変わったことをするでなく、部屋でビデオを眺めてた。
……目の前にチキンが積んであるあたり、脳みそは使っているらしい。]
クリスマスのデートって、やっぱ特別感いるんだろーなあ。いってーどんなとこいきゃいーんだ……
美琴がいるだけでいいのになあ。
[ボヤくボヤく。
慣れない頭脳労働に勤しんでいたら、メール。
のろのろと、冬眠明けのクマのようにのんびりスマホを手にとって。
ベッドから滑り落ちた。]
── 文化祭@カルタ部 ──
[中学で百人一首を暗記したと言っても、本当に暗記しただけ、一字決まり等の競技カルタとしては覚えていない。
だから、素早く畳みを叩く吉橋さんの姿はとても鮮やかで恰好良く見えた。
手をふってくれる吉橋さんに手を振り返して。]
『吉橋さんの袴姿マジ可愛い。』
[信至に一通、めるめるめるめ。
してあげた俺の優しさと友情を感謝するが良い。*]
ね、今度さ、ここで一緒に曲弾かない?
私はペット持ってくるから!
[ピアノしてたからキーボードもいけるかも、他のみんなも誘っても良いね、って。
笑いながら提案した。*]
― 望月家 ―
あ、ああ。
[家族と彼女が対面して、互いの様子をいち早く掴んだようだ。
席を変わって正座。といわれて素直に従った。彼女が小悪魔特有の笑み>>90を浮かべていたからだ。
そしてまあ、希望を叶えてくれた>>91りして、両親ともに少しだけ呆気にとられた。だもんで、息子としても彼女としても乗っかるわけだ]
娘さんを私にください!大切にします!
『ダメだダメだ!こんなどこの馬の骨ともわからんやつに可愛い娘はやれん!考え直すんだ恵奈乃!』
[お前んとこの骨だよ!というのは内心だけでいうが、乗っかったことで再起動を果たしたり―――と、まあ色々あったわけだが]
――誕生日(えなのんへ)――
[秋になり、涼しくなった頃。
みんなが冬服に変わって恵奈乃の誕生日。
当日が平日なら、朝の時間に。]
誕生日おめでとう、えなのん。
[少し大きめの四角いプレゼントを差し出す。]
たくさん、幸せを詰めてってね。
[未来の宝物のために、これを。
なんて恥ずかしいから言えないけれど、心からの微笑みを浮かべて。
贈り物は、ジュエリーケース。
真紅のベルベットの外装には黒い繊細なレースとコットンパールの飾りがアクセント。
中には一粒、チョコが入っている。*]
[>>103 端の方に信至くんが見えたなら、ぱぁぁっと表情が華やいだ。
流石に声に出しちゃうのはアレだよね、と思ったものの。表情までは中々難しい。
どの位の人が試合を見てたか分からないけれど、もしかしたら信至くんに何らかの視線は行ったかも*]
── クリスマス ──
[ 余一が久しぶりに家に来るというので、一応部屋の片付けをする。元々きっちりしないと気が済まない性分なので、大晦日の掃除のように時間をかけて隅々まで綺麗にする。
特に、キッチンはここ半年で自炊回数が増えた分、そこそこ使用感がついていた。
リビングは元々それほど使っていないので、軽く掃除する程度で済ませたが、自室は念入りに掃除した。
ベッドのシーツも替え、誰かにお土産でもらった、北海道のラベンダーを使ったアロマを焚き、要らない物は全てクローゼットにしまいこんだ。
とは言え、元々何もない部屋なので、さほどの時間はかからなかったが。
余一が迎えに来るのは、そんなこんなでほとんど掃除が終わった頃だろうか* ]
― 誕生日・朝>>107 ―
……うん、今年は覚えてた。
ありがとう。
[毎年家族は祝ってくれるのだが、祝われる価値がわからないまま自分の誕生日のためにそわそわしてくれるのが気になって視ないようにしていた。
だが今年は違う、祝って欲しい人がいる――今ここに来てくれたいちばんの友達もそのひとりだ。]
…――うん、すぐ満杯にするね。
[ミコトの誕生日には指圧しか贈っていないなんてこだわらず、喜んで受け取った。
家族に対しても自分の想い人に対してもそうだが、好きなひとに気を遣ってもいいことなんてないのだ。
ただ幸せをどう入れるのかまでは考えなかったので、開封したとき珍しく固まったかもしれない。*]
── クリスマス ──
[久しぶりに一葉と二人で会うクリスマス。
俺は結構緊張して、それと同じくらい楽しみにしていた。
家から一葉の家までの道程が長く感じる。
黒いロングコートに黒いスラックス。
グレーのマフラーの下はVネックの白いセーター。
それでも今日は髪の色が黒だから、ホストにはきっと見えないだろう。]
メリークリスマス。一葉。
[インターホンを押して、彼女が出て来たら、そう言って微笑もうか。*]
ちょっと待ってくれよそりゃハードだろ……
[俺に服装のセンスを求めるなよっていうかどんなミコトだってかわいいに決まってるんだから何でもいいのにああでも最初にデートした時の紺のワンピとパーカーかわいかったな浴衣もよく似合ってたあーでも夏の時のあれが。
頭の中をぐるぐると、これまでの思い出が駆け巡って―――ああだめだ。頭ぼーっとしてくる。
それでなくてもミコトが足りてないのに、こんな想像したらだめだ。我慢聞かねーだろーがよ。
一息吐いて、メールをゆっくりと。]
『シャネルのNo.5だけ。
嘘だけど。』
[ずーっとスクロールした先に付け加えたのは怒られたくなかったから。]
[さて、怒られる前にきちんと返さねーとな。
なけなしのセンスを雑巾のごとく絞って絞って絞って、ゆっくりゆっくり打ち込んだ。]
『正直言って、美琴が何着てても世界一似合うし世界一かわいいし確実に俺は惚れ直すからなあ。
どんな服装でもうれしい、けど。
白か、青、かな。
誕生日のときにみたレースのブラウスとかかわいかったし、海行った時のデニムのスカートとかも新鮮だったし。
なんか、美琴っぽい色な気がするから、よ。
あ、でもどんな服でも最大級にかわいいから安心してな。』
[どんだけ時間かけてメール打ってんだ俺。
とりあえずそそくさと送信。……あーだめだ今すぐ逢いたい。*]
── クリスマス >>114 ──
よお。メリークリスマス。
[ 今日は門から出てきた。
出で立ちは、タ—トルネックの白いニットワンピースに、細身ロングブーツ。
https://arine.akamaized.net/up... ]
外寒いか?
[ 余一のコートを見て、寒そうなら、上に一枚羽織ろうかと考えて* ]
[門から出て来た一葉を見て…… 固まった。
なんでコイツはこう、俺の好みを突いてくるんだ?
学習能力高すぎないか?
俺か?俺が教えたのか??]
めっっっっちゃ可愛い。似合ってる。
[ぽふっとマフラーを巻いてしまおう。]
んでも、外寒いから、コート着てきな?
……後で家帰ってから堪能するわ。
[久しぶりの二人切だったわなーとか。
思い至って、思わず心臓の鼓動が跳ねた。*]
そうか?
ならよかったけど。
[ そう言って、少し顔を赤らめた ]
じゃあ、コート取ってくる。ちょっと入って待ってて。
[ そう言って、もう一度門を開け、玄関で余一を待たせて二階に上がる ]
[玄関に入って。
暫くぽーっとしてた。]
何あれ。めっちゃ可愛い。
やべ。緊張してきた……。
[学校でしか会って無かったから、久しぶりの二人の時間に僅かばかりの緊張が伴った。]
── クリスマスの街並み ──
[黒いハーフコートも可愛いし、そこから覗く足がね。
細身のブーツが細い足に良く似合ってる。
そもそも俺は一葉の健康が心配で食えと散々言ってるわけだが……
あの足は最高だと思います。]
えっと……
手、繋ぐ?
腕組んで歩くのも、いっか。
[腕を取られて。
お祭りの日に腕を取られた時は、明美さんと並んで歩く時の事思い出して落ち着いたはずなのに、今は近い距離に心臓が煩い。
駅の方に歩いて、街並みにプレゼントボックスやイルミネーションが溢れて。
街はどこか浮かれて、キラキラしてた。*]
── クリスマスの街並み ──
どこもかしこもクリスマスだな。
[ 腕を組みながら、街並みを見て ]
わたしはクリスマス嫌いだったな。サンタも来ないし。
小さい頃はさ、両親が仲良かった頃は、プレゼントも沢山もらったし、おばあちゃんとも過ごしたけど、気がついたら、毎年独りで過ごしてた。
なに、みんな、浮かれてるんだ、バカだなって思って。
楽しげに外出する日が来るなんて思ってもみなかった。
[ 楽しげに、しかし、どこか寂しげな顔でそう呟いた* ]
― 恵奈乃の誕生日 ―
[登校時の待ち合わせ場所で、恵奈乃と会う。
口に出して伝えるのは何番目かといえば、家族の次ぐらいだろうか。などとは考えていて]
誕生日おめでとう。恵奈乃。
……先に渡したいものが一つあるから……着けてくれると嬉しい。
[思わば最初にプレゼントを渡したのもここだったか。季節を跨いだというのに、そんな前でもないような気もするから不思議だと思いながら、包装されたプレゼント。その中身
はといえば、蝶のチャームがついた革紐のチョーカー。(https://www.creema.jp/item/947...)]
最初は単に似合うって思ったんだけど、興味本位で意味調べてみてだな。
「窒息させる」だとか「首を絞める」だとか。そんな意味になるらしい。なかなか物騒だろ?
でも恋人に贈る分には、「独占したい」とか「束縛したい」ってなるらしい。ならいいかなーってな。
少し関係を間違えれば違う意味になっちまうけども、将来もずっと愛しい人として居続けてほしい。って思えるんなら贈れるな。と思ってさ。
ま、蝶については、最近の恵奈乃のイメージだからだけどな。
[少し照れ臭さもありながら、恵奈乃へと、含む想いごと、プレゼントした*]
[クリスマスの街並みを歩きながら、一葉が話す言葉に耳を傾けて。
前を向いたまま、ポツリと告げた。]
これからは変わるさ。
これからは毎年俺がいる。
……だろ?
[一葉を見詰めると微笑んで。
何時もより近い距離、視線がとても近くに感じた。*]
あー。明美さんは忙しいよ。
男共から、全く同じプレゼントをもぎ取るんだ。
んで、1個だけ残して残りは全部売る。
鬼だぜ。
なぁ……
明美さんの話しはよくない?
俺、結構浮かれてんだけど。
久しぶりのデートなんだぜ。
バカだって軽蔑する?
[近い距離で目線を合わせて。くすっと微笑んだ。*]
余一がバカなのはもう、知ってるから。
[ そう言って、けらっと笑って、近づいてきた顔を寄せてキスした ]
明美さんの話しを聞きたかったんじゃないの。余一もクリスマス独りだったのかなって話し。
もしかして、みんなで過ごしてたの?望月とか、香西とかと。
[ そう言えば、中学時代彼女がいたという話しは聞いていないように思う。中学生男同士のクリスマスって想像ができなかったけど* ]
……そんな意味、あったんだな。
[口元が緩む。]
すげー、嬉しい。
[頬が火照って、胸の辺りがこそばゆくて。
どうしようもないくらい、愛おしい。
呼び方についても。クローバーについても。
いつだって奈那の秘密は俺が嬉しくなる、とびきりの特別をくれる。]
[目を逸らすその顔を、覗きこむ。]
手、出して。
実はさ、どうしても渡したいもんがあって
さっき奈那を探してたんだ。
[微かに緊張しているのは伝わってしまうだろうか。
だって、仕方ない。これまで三回廻ってきた、彼女の誕生日にもそれだけはあげてなかった。
やっぱそれを贈るのってさ、特別だろって思うし。それなりに覚悟みたいなもんが必要で。
ずっとポケットでもぞもぞしてた手を引っ張り出して。
華奢な掌へ、小箱を乗せた。]
────これからも、俺のそばにいてください。
[中身は、内側にクローバーの刻印が入った、シルバーの指輪。埋め込まれているのは12月の誕生石、ラピスラズリ。
これが、俺が彼女に贈る『Be Mine.』*]
[一葉からキスされて、幸せそうに微笑んだ。]
んー。小学生の頃は、信至の家に飯食いに行ったりしてたなー。
おばさんが呼んでくれたりしてさ。
信至のおじさんとおばさんには、色々教わったし良くしてもらった。
中学になってからは、快斗や航達と馬鹿やったりもしたかな。
航はバスケ部のヤツ等とも遊んでたけどね。
泊りでマリカーやったりしてさ。
バカやって、結構楽しく過ごしてたよ。
……高校になって、こんな可愛い彼女が出来るとは、思ってもなかった。
[子どものように笑って。耳がほんのり赤かった。*]
あー、もう。
航くんがそういうこと言うの、ダメ。
心臓に、わるい……。
[ただでさえ一葉とああいう話題をした後だし。
真っ赤になりながらスマホを見つめる。
彼にしては返事まで時間がかかった。
並ぶ文章からも、ちゃんと考えてくれたんだなぁと伝わり、嬉しくてたまらない。]
『 リクエスト、承りました!
たくさん考えてくれてありがとう。
クリスマス、楽しみにしてるね。
本当は今すぐでも会いに走って行きたいけど。』
[一通、送ってから。]
[その3分後。]
『 出掛けるときは無理だけど。
嘘にしないで、そういう約束でも、いいの。
おやすみ!!!』
[送信して、スマホを枕の下に押し込む。
電気を消して毛布に潜り込む。
眠りに落ちる瞬間まで、彼のことを想っていた。*]
― 10/9 誕生日 ―
[もちろん朝からそわそわしたのは事実だ。
余一の影響か最低限は施して家を出て、いつもの待ち合わせ。]
……ありがとう。
[開けてみれば、黒い蝶が目の前で踊った。
チョーカーについてちゃんと語る快斗が実に彼らしくて面白い。
違う意味については今ひとつピンと来なかったけれど、彼が望む意味から逸れることは無いと信じているので特に気にしないことにした。]
じゃあ、さっそく…?
[蝶を両手に持ったまま、ちょっとだけ周囲を確認して、踵を上げた。]
― 誕生日・1−B ―
[登校したみんなが集まってくる頃、ミコトから誕生日プレゼントをもらって無表情のまま喜ぶ姿は確かに1−Bにあったのだが……
授業が始まると教卓目の前の席にその姿は無かった――。]
そっか。
なんだかんだ言って、余一はみんなに愛されて育ってきたんだな。だから人にも優しいのか。
[ 家族代わりの人間が沢山周りにいたというのは、それなりに幸せなことなのだろう ]
また、香さゐ行きたくなった。
また連れて行ってくれ。
西京焼きが美味かった。
[ と、強請った* ]
― 屋上 ―
[授業をサボってどこかへ――行き先はもっと自由に選べたのだろうけれど、あえてみんなの頭上を選んだ。
遠くなら遠くに行きたくはあるのだが……もっと大きな計画でと思っているし、なので普通のデートでできない特別なことを望んだのだ。]
……ふふっ、また悪いコトしちゃったね。
[とむず痒く笑う彼女は、制服の胸元のリボンを外して、黒の蝶が舞うチョーカーを身に着けてみせた。*]
そうだな。
……色んな人に、大事にしてもらってると思うよ。
だから一葉の事も、大事にしたい。してく。よ?
香さゐまた行こうな。
おばさん超世話焼きだから、一葉を太らせたくてうずうずしてそう。
明美さんにもしょっちゅう飯食わせようとしてんの。
俺の世話焼きは、おばさん譲りかもなー。
んでも……
今日の一葉、本当に可愛い。
ドキドキする。
[自分の中では話題に明確なつながりがあったのだが、一葉には唐突に聞こえたかもしれない。*]
[いつもに比べても短い一文。]
『じゃあ、本当にするって約束してくれ。
今度、どっか泊りにいこう。挨拶、すませてからな。』
[その晩?まともに眠れたわけね―じゃねーか。
ああ、試合のビデオなんか頭に入らねえよ。]
――クリスマスの朝――
[一晩中、そのひとの姿を思い浮かべながら過ごす。
朝になれば、日も登らぬうちに黙々と汗を流して。
せめてもの努力はしよう。
グレーのコーチジャケットにインナーはざっくりと編まれた青と白のアーガイルのセーター。
ボトムは細身のチノを合わせて。]
『すいませーん、大城ですけど婚約者さんいます?』
[約束の時間の5(20)分前に、チャイムを鳴らそう。
―――うるせぇ、待ちきれなかったんだよ*]
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