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放送部 アリサ に 3人が投票した。
巫女 コトハ に 2人が投票した。
放送部 アリサ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、巫女 コトハ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、闇の眷属 シオン、学生漫画家 シズク、テニス部 サヤ の 3 名。
昨夜の決定までのことは、よく覚えていない。
疲れもピークだったのだろう。
話を聞いて、しばらくして気付いたときには話は終わっていた。
あたしは決断を迫られた。
あたしはそっと、アリサを抱いて外へ出た。
身体を鍛えておいてよかった。テニスも、バカにならない。
何とか華奢な身体を抱え、アリサを閉じ込めに向かった。
アリサが狼だと確証があったわけではなかった。
しかし、状況は最もアリサが疑わしいと思った。
それに……閉じ込めておけば、アリサが襲われることはきっとない。閉じ込めているみんなも待ちくたびれているはずだ。
扉を開け、アリサを寝かせて外へ出る。
暗くて何も見えなかったけど、みんなもう寝ていたのだろう。
自分で選んで閉じ込めた手前、会うのも少し気まずかったし、あまり中を見ないようにしてそっと扉を閉めた。
「アリサ、またあとで……
大丈夫、すぐ迎えに来るよ〜。」
コトハの亡骸を見た。そっと、ハンカチで血を拭う。
「……さいごの、さいごまで、のこってしまった。」
「……しおん、だったんだね。」
肝試しを一緒にまわった記憶が、走馬灯のように、思い浮かんだ。
「……すごく、不利。でも。わたしは、みんなをたすける。まけないよ。しおん。」
「ごめん、どうようして……言ってなかったね。」
「今日の護衛は、【さや】。封印は、されてない。
護衛成功をねらうつもりは、なかった。
ただ、わたしがいる間は、さやを死なせないって決めた。
それだけ。」
「我もここまで生きてしまったな。八重樫 琴葉は霊能者だったということか。真相は闇の中ではあるが。
我が守護の力の行使先は【日向 咲耶】である。流石に貴様しか守るところがなかったのだ。…最後まで我が力を持っているかどうか分からぬままだったな。
貴様を信じたかったが…そうか、加賀見雫」
「我はもう迷うことは無い。やらなければならないのは、我が身の潔白の証明と加賀見雫が人狼であることの証明か。
少し、休息を取りつつ話していこうと思う。
我らが同胞の絆を示す為にも、我は死ぬわけにはいかぬのだ」
集会所に戻り、全てを確認したあと、
「【2人とも、狂人なら手をあげて。】
もしどちらかが狂人なら……あたしは、もうどうしようもないから。」
「……わたしは【狩人】。狂人でも、狼でもないよ、さや。」
「日の高いうちは、あまりはなせない、けど。出来るだけ、おもいついたこと、話していくから。」
「……わたしも、きのうで、終わると……思ってたよ。しおん。」
「今までは、ほかの人と比較して、しおんは狼のかのうせいは、低いとおもっていた。それに、なんとなく、わたしと立場が似ていた。でも、こうしてかくていすると、見えてくることも、ある。」
「……今日、わたしを襲わなかった、のは。
狂人の可能性もある、ことはを残さなかった、のは。
わたしがことはを護衛成功させたことで。わたしが本物であるとき、ことはの狼がない状態だった。
さやは襲えない。わたしがいるから。
それに、もしわたしの能力が封印される……もしくは、別のとこを護衛していたとしても、ひびきの占い先がゆいごんで残ってるかも、しれないもんね。
さやが、狙われなかったのは。ひびきの占い先が、ねっくだったのかもしれない。
ことはと戦うより、わたしと戦うほうが、のこる可能性が、たかい、と判断したんだと思う。」
「きのう、ことはを人狼で見る、と宣言したのは、この状態にするための、ふせき。
そこでひとつ、弁明ができるから。」
「違和感には気付いていたのだ。だが、我は加賀見雫が人狼でなければいいと誤魔化してきた。だからこそ、今日が来てしまったのだろう。
我が残された理由としては霊能者二人よりも我や加賀見雫の方が日向 咲耶を襲撃しない、出来ない理由が付けやすいからだろう。我が人狼と仮定するなら、大柳響が我を占っていたという遺言。加賀見雫であれば、護衛成功した狩人の遺言。これがあった時点で呪われし者だと透ける。
仮に霊能者だという遺言があったとして、ある一人の人狼は確定はせぬからな。
日向 咲耶は『あの段階で妖狐を狙うのは難しい』と言っていた。我もそう思う。…榛 莉子が真なる狩人だったのではないか?後七夕 鵠の可能性もあるがここは大した差ではない。
それならば、小宮山 心優の襲撃も妖狐を探していたのだろうと…」
「いや…そうなると、あそこで加賀見雫が狩人だと言った意味が分からぬな。いいや、違うな。対抗で同じ主張をする者が現れたらその場合は我では無く、その者と日向 咲耶の3人でこの日を迎えるつもりだったのだろう。
むしろ、対抗が出ることを期待していたのでは無いだろうか。すれば、最終日まで何の違和感を持たれることも無く放置される。
そして、2度目の護衛成功は封印狂人に封印されたのだろう。逸見 亜梨沙がそうだったのだろうな。ああ、妖狐を探していたわけでは無く、狂人を襲撃せぬようにあの妙な襲撃をしていたということか」
「我が感じていた違和感はいくつかある。
昨日の皆の発言の歪み、日向 咲耶ばかりを護衛する護衛先、そして何よりも我が狩人であるという発言を信じていたことだ。
…護衛成功しているのに2度も同じ者を襲撃しに行っている。そう主張する我を信じること自体が怪しかったのだ。こればかりは、何かの思惑で操作された訳ではなく、加賀見雫本人の意思である故、彼女の怪しさの一番分かりやすく、否定出来ない箇所なのではないだろうか。
そもそもだが、我が人狼であれば大柳響が占うと言う中に二人、片方は呪狼であるというのに影裏真子を襲撃している場合では無いと思うのだが。加えて、狩人である加賀見雫を残しておく必要も無い」
「しかし…護衛先の違和感は我の方がおかしいのかもしれぬ、と皆が明かしてから少々思った。
日向 咲耶は襲われぬだろうと思っていたから、それ以外で襲われそうだと思ったところに守護の力を使っていたのだが。
あとはそうだな。やたらと我を人狼とすれば話がややこしくならずに済むようになっていたのも我を残すつもりだったのだろうか、と。
思いついたままに吐き出してみたが…少々疲れた」
「いちばん、ふしぜんなのは、しおん自身がいっていたけど、えにしとの連携。
本当に、しおんの性格的に……なにも、指示せずでるとは、かんがえづらい。
だから、このてんについては、えにしのミス、聞きのがし……もしくは、しおんが、まさか出るとは思ってなくて、もともと何も言ってなかったかのうせいも。
ここについては、そうとらえるしかない。
「しおんは……しおんは、難しいことばも、つかうけど、すごく話の筋が、わかりやすい。
こんがらがるところがなくて、理解しやすい。色々先を見て、よそくする。それに……意外と、せわやきだもんね。
だから、指示がつたわらないことなんて、あるのかなって。」
「だけど、さくせんとしては、わるくない。あの発言がなければ、しおんとあおい、そしてえにし、3人にしゅーちゅーして疑いがむいた。
あの発言があったから、しおんは安全圏にいられた。
それに「本物の狩人かはわからない」こうすることで、のちのち、闇にも、本物にも、なれた。そういうふせき。」
『三年生の先輩たちが無事に卒業して、わたしたちは二年生にあがった。
一年があっという間に過ぎることを、わたしは高校生になって初めて知った。きっと残りの二年も光のように過ぎて、思い出話に花を咲かせながら卒業するのだろう。
新しく入学してきた後輩たちに、一年前の自分たちを重ねて微笑ましい気持ちになる。
春の教室で最初に顔を合わせたのはセボくんだった。クラス替えがないと寂しくなくていいねって、クラスメイトの登校を待ちながら二人で話したっけ。
セボくんはクラスのムードメーカー的存在で、どんな時も和やかだ。キイチくんといつも仲良しで、二人の会話は聞いているこちらまで楽しい気分にさせてくれた。
そういえば、キイチくんは料理が上手だ。調理実習で同じ班になった時、手際の良さに驚いた記憶がある。普段はそんな素振りを見せないから、意外だったな。
最近熱心に読んでいる付箋だらけの本は、ひょっとしたらレシピの本なのかしら。』
「今考えてること、今のうちに吹き込んどくね。
……どっちが狼の路線で考えても、何かが噛み合わない。何かしらの疑問が残る。
あたし、思い返してみたの。『前提がおかしいんじゃないか』って。
あたしの持ってた前提条件。それは、『霊能のいずれかは本物』ってことだった。
もし、それが違ったら?
霊能に本物がずっといなかったとしたら?
話が、少しずつ通ってきた気がしたの。
まず、あたしの考える霊能内訳は、本物、狼、狂人、狐。もう1人の本物は、リコ。
さらに、後七夕くんは本物か狼。つまり、あたしたちにミライの結果を報告した時点では、すでに霊能の力は失われていた。
アリサとコトハちゃんが本物っぽく見えたのは、霊結果が一致してたからだった。でも、昨日コトハちゃんが封印されたって主張してるから、どちらかは封印狂人であることはおそらく間違いない。どうやって結果を合わせられたのか……って考えたら、カンタンだった。【どっちも偽物なんだ。】って。
どっちも正しい結果なんて知らないから、お互いがお互いに追従する。アリサが先に発表しようが、コトハちゃんが先だろうが、一緒だったんだ。
コトハちゃんはおそらく封印狂人。狐ではないことは明らかだし。アリサは、狐かな。少なくとも、本物じゃない。狼の可能性もあるかな?昨日の段階でコトハちゃんが狂人として名乗りをあげるのはちょっとリスキーだったと思うし、可能性はあると思う。
この霊能内訳を仮定すると、シズクが主張してる『3日目にマコちゃん護衛で手応えあり』の違和感が消える。多分、4日目に襲ったのはヒビキくんのほうだ。マコちゃんが本当の占い師。死因は、呪狼を占ったから。
マコちゃんは、占い先に投票するって言ってたね。山田くんにも、一票入ってる。もしかしたら、山田くんが呪狼なのかもね。十堂くんかもしれないけど、それはこの際どちらでも問題ない。
そのあとの襲撃先は、ある意味どちらが狼でも取りうるかな。人間確定だと思われたミサに、霊能のコトハちゃん。多分、コトハちゃんの襲撃に失敗したから、ミウや金枝くんに行ったんじゃないかな。最終的に狼疑惑はシズクにかけるつもりだったなら、潜伏幅が狭まろうが関係ない。むしろ、隠れ蓑をなくしていく襲撃は自分を無実だと思わせる材料になる。
……っと、ここまで話せばわかると思うけど、今のところ【山田くんが狼だと思ってる。】
でも、まだ決めたわけじゃないよ。
多分無理やり当てはめちゃってるところもあるし、これに対しての2人の意見を聞きたいな。
」
『気品があってお淑やかなコトハちゃんが、本当は明るくて活発なことはこの二年で知った。八重樫神社には夏祭りを見に、サヤちゃんたちと遊びに行ったなぁ。
コトハちゃんのお姉さんの巫女神楽はとても美しくて、来年の夏祭りからコトハちゃんが舞うと思うと楽しみでしかたがない。
夏でたびたび思い出すのは、アリサちゃんが放送したマコくんの選りすぐりのオカルト話だ。わたしはホラーを楽しめるタイプだけど、ヒビキくんはすごく怖がってたっけ。
アリサちゃんはクラスの外でも学校行事や大会の司会など、放送部としてたくさん活躍していた。結婚式のスピーチはアリサちゃんにしてもらいたいねって、女子のみんなで話したな。』
「しおんは。」
「しおんは、ひとに指摘されそうな点を、じぶんで先回りして指摘して、可能性をつぶしてみせてきた。
それは、もともと、そうやっていうために、計画してさくせんしていたから、じゃないのかな。」
『今年の文化祭で行った演劇はすごく楽しかった。
みんなでたくさん意見を出し合って、最初は話がまとまらなくてちょっとだけ険悪なムードにもなったりした。
最終的にセボくんやヤクモくんたちが間に入って、全員が活躍できるように少し物語を改変したんだよね。モデルになったお話のアレンジには、シズクちゃんが一躍買ってくれた。
みんなで遅くまで教室に残って、先生に帰れって言われるまで準備して。そんな些細な時間が、わたしは心から愛おしかった。卒業したら、みんなとこうして他愛のない日々を過ごすこともなくなるのかなって、寂しくも思った。
当日はわたしたちのクラス、大盛況だったね。他のクラスの子たちも見に来てくれて、うれしかったな。
別の学校の生徒や保護者の方がシオンくんをずっと役作りをしている生徒だと勘違いしていたのはおかしかったけど、褒められたシオンくんが得意げだったのはちょっとかわいかった。』
『この二年間で、一度も悪意にさらされたことがなかったといえば嘘になる。
それでもわたしがこの学校生活を愛おしいと思えるのは、それ以上にみんなと過ごす日々が楽しかったからだ。
絆の本来の意味は、家畜を繋ぎとめておく鋼のことだそうだ。それが人と人との繋がりを表すようになったのは、ごく最近のことなのだとか。
それまではむしろ、しがらみや呪縛を表すことのほうが正しかったらしい。
──わたしはクラスメイトに絆を感じている。
わたしにとっての絆とは、感謝の心だ。喜びや悲しみも楽しみも分かち合ってきたみんなを、わたしは心から愛している。……こんなことを口にしたら、みんなは大袈裟だと笑い飛ばされるかもしれないが。
それでも、わたしにとってはそのくらい大袈裟なことだった。
サトシくんなら分かってくれるよね。わたしと中学校が同じだった彼なら、きっと笑わずにわたしの話を聞いてくれるに違いない。
わたしはずっと、何者かになりたかった。
座る場所を与えてくれたのはみんなだ。わたしを今の七原南にしてくれたのはみんなだ。』
「確かに我は誰一人と守れなかった守護の力持ちではあるが。最後にたった一人、貴様だけでも守らせて欲しいのだ。
また後で話にくる」
『もうすぐ修学旅行が控えている。今年から行き先が変更になって、たたら村という場所になるらしい。それを残念がっている生徒もいたけれど、わたしはどんな場所でも楽しみだ。
だって、みんなと一緒に作り上げる思い出なら、どこへ行ったって、何をしたって素敵に違いないから。
大好きなクラスメイトたちが、少しでもわたしと同じ気持ちでいてくれたなら、どんなに幸せだろう。』
───七原南のいつかの回想
>>さや
「……わたしは、本物の占い師は、ひびきでいいと思う。
そうでないと……しおんの作戦は、危険。
ちがうって言う狩人候補が出たら、順番に閉じ込められちゃうかもしれない。
さすがに、そこまでのりすくは。」
「もし封印狂人が、きのう、いたなら、どちらも封印しなかったのは、だれが狼か確信できなかったから、危険は避けたという意味もあるんじゃない、かな。
ひびきに力を使わなかった、狂人だから……さやの言うような気持ちもあったかもしれない。
でも、もしまちがえて人狼につかっちゃったら、閉じ込められる数はへらないけど、四人のこっちゃう、し。」
「ことはが嘘をついた可能性も、あるとは、思うよ。」
「……本当にこれは、しおんが疑われやすい舞台なのかな。」
「ふつうに考えたら、わたしの方が、残ってる狩人だもの。わたしの方が、あやしいのではないのかな。」
>>28 さや
「そこは、わたしも大胆……だとおもう。
まず……しおんは、ひびきにも、まこにも、初日から、占いたいと言われていた。
だから……だから。占い師をはやく、倒したかった。
しおんは、決定的な証拠が出るまでは、ふらっとにみる、と、言っていた。結果によっては、どちらに寄ってもいいように、してるようにみえる。
最初は、なんでまこなのかは、わからない。どちらでも、良かったのかも。
そしたら、防がれた。
それに、まこは封印されたと言った。
それによって、まこを本物とかんがえた。それは、しおんがいったのか、仲間が言ったのかは、わからないけど。
ひびきは、次に封印される可能性がたかい。だから、まこを優先的に、もう一度おそった。
こう考えると……やっぱり呪狼は、えにしかな。
ひびきが占いをしたことが予定外だったかもしれない。」
>>30 サヤ
「うむ。昨日の表を借りるぞ。
占:ヒビキ
霊霊:ククイ、アリサ
証:サヤ
狩闇闇闇闇:リコ、アオイ、セボ、ミウ、我
呪智狼:エニシ、ミライ、シズク
封:コトハ
辻:マコ
狐:ヤクモ
求:ミサ
魚:キイチ
こうだと予想する。魚人と狐と狩人は微妙ではあるが。
封印狂人は二度目の平和な夜明けの日、加賀見雫を封印したと思う。ちょうど加賀見雫が狩人であると明かした翌朝であったから、本物と見て封じようと思ったのだろう。影裏真子をすぐに封印した者だ。慎重さがあるとは思えぬ。そこで、加賀見雫が狼であると伝わったのだろう。
八重樫 琴葉は加賀見雫を狂人であると主張していた、逸見 亜梨沙は宣言どおり投票していたが、初めは加賀見雫をあげている。貴様が起きてこないことにかけたアピールかもしれぬが」
「我は、1度目の襲撃が妖狐では無く、護衛成功だったと考える。日向 咲耶の言うとおり、妖狐を狙うのは難しい。個人的な恨みで襲撃した結果妖狐だったならありえるかもしれぬが。
それよりはこちらの方が現実的だ。その場合、日向 咲耶が襲撃されたのでは無いかと思う。後に秘密を抱えてしまうぐらいならと。まあ、ここは今は関係ないが」
占:ひびき
霊霊:くくい、ことは
証:さや
狩闇闇闇闇:わたし、きーち、やくも、せぼ、りこ
呪智狼:えにし、みらい、しおん
封:ありさ
辻:まこ
狐:あおい
求:みさ
魚:みう
「りことくくいは逆かも。でも、1回霊能でがんばろうと思ったくくいが、閉じ込めるってしめいされて、みんなのためにがんばるの、嫌になっちゃったのかなって。
魚は、くくいのとこにいってるのが、よくわかんなくて……ことはかとも思ったけど、霊能が行方不明になっちゃうし、みうなら、くくいのとこにいくのも、へんじゃないかも、って。」
「狐は、やくもかなって思ってたけど、見返したら、あおいって…けっきょく、どの立場からのいけんなのかなって感じがしたから、狐だったかもしれないなって。
でも、ここはせぼと入れ替わってもあんまり大差ないと思う。」
「みうの魚人は……初日に、さやに『守ってあげる』って言ってたし、えにしがでてきたとき、日記もあるよって言ってた。
日記もていねいで、狩人候補っぽかったけど、ちょこちょこ、狩人感をあぴーるしていたようにも、みえる。」
>>42 シズク
「くくっ、我が使い魔は愛らしいぞ」
「連日同じような事ばかりしか話せることがない気がする。我が人狼では無いという証明になりえそうなことは言った気がするのだ。
加賀見雫があの場面で狩人だと言うことで皆に何か大きな情報を与えただろうか。あの場面で言う必要はなかったのではなかろうかということも真なる狩人では無いと言えるのだろうか。
我としては、我があれほどまでに早く言う必要が無かったこと、不破 縁が出てきたこと、加賀見雫の狩人能力が封じられていないこと、加賀見雫が襲撃されていないこと。この辺りが潔白の証明になるのでは無いかと」
「みうのこと好きだから、みうを守ったって、言ったんじゃないの。」
「あの日、あおいとみうが、最後の別れを惜しんでたから……ゆるせなくなったんじゃないの。」
「そんな訳ないだろう。いや、好いてはいるが男女の意味では無い。
我は闇の静寂のような女性の方が好みだ。
仮に我が小宮山 心優を好いていたら…。殺さぬだろう。その心に付け入る方が良いのでは無いかと思う。
貴様こそどうなんだ。
恋仲の男女が離れることを哀れみ、襲撃したのでは無いか?」
「こんなことになるとも思っていなかった。我らが記憶の1つに刻まれ、遠い未来に皆で再開した時の話の種になるのだと。
皆とは、もう……会えぬ」
>>21 封印狂人が残っていたのだとしたら、なぜ加賀見雫は封印されなかったのだと思う
>>29 影裏真子には軽々しく使用した封印狂人の行動としては矛盾していると感じぬだろうか
>>33 封:コトハ
「封印狂人がコトハと予想しているのに、なぜシズクが封印されなかったのかって聞いてるの、なんで?
あ、書いてて気付いたけどひょっとして、シズクが狼だから封印されなかったって言いたいのかな……
でもそれって封印狂人が判断することで、封印狂人と繋がりがない狼とは関係ない気がするんだけど……
ごめん、これどっかで言ってたらどこで言ってたかだけ教えてくれればいいから」
「ここのえくんが狐だって予想してるけど……
はじめのあのタイミングでここのえくんを選んで襲撃するのかな……あたし、ここがすっごく違和感あるんだ……」
「シズクの言ってることの中では、マコちゃん2連続襲撃ってホントに?って思ってるのと、たしかに封印されなかったのなんでだろ……って思ってる。
わかんない……わかんないよ、あたし……」
「わたしも、悔いはないし、きっとしおんもそう。
話せることは、ぜんぶ、話した。」
「……さやが、いちばん悔いのないせんたくを、して。」
「もう一回、レコーダー聞いてくる。
30分後には……決めようと思う。
あたし、ちゃんと、決めるから。
しんどかったら、待たなくてもいいよ。
これは、あたしだけの……責任だから。」
「【シズク、あなたが狼……だよね。】
あたしがひっかかってた、初日に狐を襲撃してしまうことがあり得るか?って疑問点。
これが、山田くんを信じられない一番の原因だった。
でも、それを受け入れちゃえばあとはびっくりするくらい自然だった。
あたしは、山田くんを信じようと思ってる。
>>シズク
……反論、聞くよ。あたし、ちゃんと。」
付いてきてほしいと言った彼女の背中は、震えていたように見えた。
怖いのかな。寂しいのかな。
あたしには……推し量ることしかできないけど。
あたしの決断が、正しかったのかどうかはわからない。
今でも、シズクが狼だなんて信じたくない。
それでも。
あたしはこの選択を忘れない。
もし正しくても、間違っていても。
この華奢な少女を信じなかったことを、あたしは忘れない。
もし……もう会えなくても、あたしは。
シズク。
どうして、こうなっちゃったのかな。
そう、声をかけることはできなかった。
言ったら、きっと想いが溢れてしまうから。
堰を切ったように、きっと、溢れてしまうから。
サヤとシオンと共に、石段と、石畳を歩く。
月明かりがやさしく足元を照らしていた。
わたしにも翼があればよかったのに。きっと。みんなを引っ張って、この島から連れていけたのに。
こんなことが始まってから、ここには近づかなかった。
怖かったから。
今日はシオンと肝試しをしたことばかり思い出している。
なんで、シオンと残ったんだろう。
本殿と重い扉の前で、立ち止まる。
「……ありがとう。二人とも。」
振り返って、笑おうと思った。
最後だから。
だけど、気づいたら、目からぽろぽろとあたたかいものがこぼれ落ちていた。
かなしくて、くやしくて、さびしくて。
でも、ついてきてくれたのが、嬉しかった。
二人は、わたしを狼だと、言ったのに。
>>さや、しおん
「……さようなら。さいごに、話せてよかった。」
人前で泣くのなんて、初めてだった。
きっとひどい顔だ。
手首で涙を拭ってから、本殿の扉に向かった。
>>シズク
「……ぅ……シズ、ク……
また……また、ね……」
涙が溢れて止まらなかった。
泣かないようにしていたのに。
絶対、泣いちゃダメだって思ってたのに。
「信じて、あげられなくて……ごめん……ごめん、なさい……!!」
シズクに聞こえないよう、小さく、小さく叫んだ。
強くあろうとしたあたしの、
最後の、弱さだった。
>>シオン
「山田くん……
あたしたち、だけになっちゃったね……。
あたし、山田くんを信じるよ。
今日も、あたしを護ってくれるんだよね?」
「全て終わったぞ」
いつもどおり、皆が眠る場所の前へと立つ。
「我は、何も守れなかった。そもそも守る力があるのか分からぬが…。
やはり、我では英雄には程遠いようだな。だが、日向 咲耶だけは守ることが出来そうだ。
だが、我らが絆を証明することが出来たのではないだろうか。…こんな形でなど、示したくは無かった。
ははっ…何故、我は生かされたのだ。どうして…」
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