1836 共生の村
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遅延メモが残されています。
次の日の朝、当主 レヴィン が無残な姿で発見された。
幸せ、とは突然崩れるものでした。
当主の姿が見えず、不審に思い扉を開けたのは誰だったのでしょう。
赤い海に沈む変わり果てた姿。
一体、誰が何のために?そんなことはどうでもいいのです。
ただ一つ。あなた方の中に犯人はいる、その事実だけ知っていれば。
さあ、『物語』のはじまり、はじまり。
現在の生存者は、引き篭もりの娘 ユリア、妻 フィト、当主の前妻 シーナ、門番 ダンテ、異国のメイド 琳花、当主の愛人 イリーナ、【庭師】 アサガオ、ペット シャルロッテ、手医者 パトクリフ、コック オルネア、教育係 ローザ、完璧な息子 ネモ、当主の親友 エズレル、執事 ヴラスカ、【隠し子】 シメオン の 15 名。
ああ…レヴィン…
なぜ…なぜだ、ああっ…!
[誰かの為に涙を流すのは何年ぶりだろうか。扉を開けたのはエズレルだった。服が汚れるのも気にせず、男は赤い海に沈む友を抱いて慟哭する。]
( 0 ) 2017/12/31(日) 05:06:49
「だ、旦那様…!?うそよぅ…うそっ」
アサガオがそれに気付いたのは、朝の花瓶の水換えにに広間に戻った時でした。
レヴィンを抱くエズレルの後ろで、アサガオは立ちすくみます。
「うぁぁぁぁ」
アサガオは、声にならない声で泣き叫びます。
( 1 ) 2017/12/31(日) 06:21:29
「なぜっ…、なんで、こんなことに…」
両親を亡くした記憶が蘇り、アサガオはパニックになっていました。
誰にも知られることのない、語ったことのない記憶が蘇ります。
幼い頃のアサガオは親子三人で仲良く暮らしていたのです。
あるときアサガオが学校から帰ると二人の姿が見えません。
[おかぁさん?おとぅさん?いないのぅ…?]
それは寝室に行く廊下に来た時でした。つんと鼻に付く臭い。
血の臭いだとは幼いアサガオは知る由もありません。
寝室には無残にも血だらけの二人の姿がありました。
強盗の仕業だったのです。
当時の記憶がフラッシュバックします。
( 2 ) 2017/12/31(日) 06:36:44
昨晩は廊下で寝た琳花は、何やら騒がしいと思い、目を覚まします。
どうやら、騒がしい場所は旦那様のお部屋の方から聞こえるようなので、部屋まで来てみると、エズレルとアサガオが部屋の前に立って、驚愕の表情を浮かべているようです。
不審に思い、部屋を覗くとそこは一面の血の海、そしてレヴィンが倒れているではありませんか!
琳花は思わず叫びそうになる口を手で覆い、暫く放心して硬直後、ハッ!となり、この緊急事態に屋敷の住人を起こしに、廊下を駆け出しました。
その目には涙が浮かんでいます。
( 3 ) 2017/12/31(日) 08:14:18
皆様!皆様!
起きてくださイ!
旦那様ガ、旦那様ガ!(各部屋のドアを叩きつつ、廊下を大声で走る。ただ、泣いているため上手く叫べないようだ。)
( 4 ) 2017/12/31(日) 08:16:21
廊下を大声で叫びながら、走っている間、琳花は昔の事を思い出します。
彼女は10歳の時に国の内戦に巻き込まれそうになった所を逃げ、その時に家族とはぐれてしまい、1人でこの屋敷付近まで来たものも、力尽きて倒れていた所を拾われたのです。
もうかれこれ8年前のお話ですが、彼女は未だに覚えています。
銃声と人々の叫び声、硝煙と血の匂い、そして、大切な人が目の前で肉塊となる無残さを。
部屋に広がる血の海を見て、過去の記憶がフラッシュバックしたようです。
過去の記憶がフラッシュバックしたまま、屋敷中を駆け回った後、肩で大きく息をしつつ、顔には汗と涙が混ざり、嗚咽を零し、よろよろしながらもレヴィンの部屋に戻ろうとした所、目の前にはパーティに使われた広間が見えました。
昨晩と変わらず、美しい装飾と、昨日の騒いだ後が見て分かる程残っています。
ただ、昨日と違うのは広間はシンと静まり返り、屋敷の主は見るも無残な姿のまま朝を迎えた事です。
( 5 ) 2017/12/31(日) 08:28:43
ナんで、ナんでこんな事に、昨日に戻りたイ、旦那様、旦那様、もう大切な人が目の前でいなくなるのは嫌ネ
あア、ああアあ!
彼女はその場で崩れ落ち、大声で泣き始めます。
広間は依然としてシンと静まり返っており、更に孤独を感じられる事でしょう。
( 6 ) 2017/12/31(日) 08:34:27
なにようるっさいわね…
朝は静かにしろってもう何回いったかしら全く。
それにお客様も来てるのよ?私たちに恥をかかせないでほしいのだけど。
( 7 ) 2017/12/31(日) 08:39:52
( A0 ) 2017/12/31(日) 08:40:12
あら、エズレル様おはようございます。それにアサガオも。何?どういったとりあ―――
( 8 ) 2017/12/31(日) 08:42:09
( 9 ) 2017/12/31(日) 08:42:50
( 10 ) 2017/12/31(日) 08:44:04
あんたらそこを離れろ!レヴィトになにをしてくれてるのよ!!!!!レヴィト、可哀そうなレヴィト痛いでしょうに。パト、そうよパトを呼ばないと。大怪我よ、駄目よこんなの。駄目。まだ間に合うわ。パト!パト!早く来なさい!間に合わなくなるわよ!?
( 11 ) 2017/12/31(日) 08:47:29
妻 フィトは、手医者 パトクリフの部屋へ駆け出した。
( A1 ) 2017/12/31(日) 08:49:50
あの女だ!あの女がやったんだわ……!
殺してやる!レヴィトと同じ目に合わせてやる!!!
そうよ、警察に引き渡して終わりにしてやるものですか!
私には犯人を殺す正当な権利と義務があるわ……逮捕されてそれで終わりだなんてあり得ない……
( 12 ) 2017/12/31(日) 08:54:28
( A2 ) 2017/12/31(日) 09:04:55
んあ……?ンだよ……誰もいねー
俺うどん食ってそのまま厨房で寝てたのかよ……
なんの騒ぎだ〜
( 13 ) 2017/12/31(日) 09:05:57
いつのまにか散り散りになった広間から、皆おいおいと眠りについていたのだろう。
招待状が届いてからは、この見ず知らずの屋敷を我が物のように使わせてもらっているが、一向に僕の目的は一ミリも進む気配がない。
僕の父母は誰なのか。
僕は一体何者なのか。
それを問わなければならないのに、
「当主……?!」
目を覚まして、
現妻だという女性の悲鳴を聞き、
駆けつけてみたら、こうなっていた。
( 14 ) 2017/12/31(日) 09:18:22
門番 ダンテは、レヴィンの部屋の前で泣き崩れる人々を発見
( A4 ) 2017/12/31(日) 09:19:52
えっえっえっなんの騒ぎ?
(視線を部屋に移すと、血溜まりの中、倒れるレヴィンと、それを抱えるエズレルを発見する)
えっ……?血……?えー?えっ、ちょっと待って待って思考が追いつかないんだけど、軍呼ぶ?軍?ちょっとえっ、いやいやいや今から呼んでも無駄系?えーっ賊?賊なの?マジで?やっべー
( 15 ) 2017/12/31(日) 09:23:00
( A5 ) 2017/12/31(日) 09:23:25
だ、誰がっ!
誰が、こんなこと……!
僕は、まだ卿から何も聞いてはいないというのに……!
こんな、ことって……。
( 16 ) 2017/12/31(日) 09:23:33
……ここにいると面倒そう……
とりあえず他の使用人共をたたき起こしに行くかー
( 17 ) 2017/12/31(日) 09:31:16
( A6 ) 2017/12/31(日) 09:32:27
おーーーい!
リンファあああ、オルネアあああ、ローザあああ、ヴラスカあああ!
集合ーーーしゅーごー!!!寝てるバカは起きろー!!
( 18 ) 2017/12/31(日) 09:35:40
当主は昨晩、願いの瓶が割れたと言っていた。
その翌日には、まさか当主自身がこんな目に遭うなんて……。
これじゃ、これではまるで人狼の模倣犯……!
空腹を満たすなんて願いではなく、
彼らメルゼブルク家にまとわりつく因縁が、巻き起こした願い。
当主に、生きていて欲しくない人間がいる……?
( 19 ) 2017/12/31(日) 09:40:24
……?
(門番がどこかへ行った……)
僕はそのまま、当主の部屋全体へ視線を巡らす。
そして、テーブルの上にくしゃりと1,2度握られたのか、と思しきメモ書き【>>遅延メモ】を見つけた。
( 20 ) 2017/12/31(日) 09:43:37
……あ、そうだお医者様は?!
主治医がいるんでしょう!
誰よりも、その人に来てもらわないと……!
( 21 ) 2017/12/31(日) 09:51:13
[屋敷の喧騒に気がつき目を覚ます]
なに、なによ、五月蝿いわね
またあの女がヒステリーでも起こしてるのかしら…
ああ…もう眠れないわ…
[イリーナはベットから抜け出て騒ぎの元へ向かう]
( 22 ) 2017/12/31(日) 10:01:25
ったく……リンファ昨日廊下で寝てなかったっけ?
どーこ行ったんだあいつ
( 23 ) 2017/12/31(日) 10:15:13
( A7 ) 2017/12/31(日) 10:15:23
ふああ、なによ朝っぱらから
リンファやダンテまでバタバタと…
[ゆったりと寝間着のまま騒ぎの元に行き着く–––
そこは当主であるレヴィンの部屋だった
大きな扉の近くには庭師のアサガオが座り込み、部屋の中では昨晩意味深に話しかけて来た少年が駆け回る
そして、部屋の中央には赤い海–––
その中に沈むのは愛しのレヴィンの姿だった]
な、によこれは…
[イリーナは肩に掛けていたショールを落とし呆然とする
ありふれた言葉で言えば、時間が止まったような感覚だった]
( 24 ) 2017/12/31(日) 10:15:42
門番 ダンテは、異国のメイド 琳花が広間で泣いているのを発見
( A8 ) 2017/12/31(日) 10:30:50
>>6 リンファ
お?お、おい……リンファ?
だ、大丈夫かあ?
( 25 ) 2017/12/31(日) 10:33:15
( A9 ) 2017/12/31(日) 10:33:22
[彼女はふと現実へ帰る
レヴィンの身体を抱いて泣いているエズレルを突き飛ばし、座り込んで彼の頭を抱える
倒れた衝撃にか彼の顔を隠す髪の毛を払い、丁寧に丁寧に顔を拭う
レヴィンの血の気の引いた真っ白な顔を見つめている内に、視界がボヤけ、水滴がひと粒、ふた粒と流れ落ちた]
ああ…レヴィン、レヴィン様…
私を置いていかないで…
貴方のために私、すべてを棄て去ってきたのよ…
大勢いたお客も––貴方より良くしてくれた方だっていたのよ––強欲だったけど私を拾ってくれた店主も…
そして––そして、私が産み落としたひとつの生命、もね
貴方が、貴方がいなくなったら私は––私は
( 26 ) 2017/12/31(日) 10:44:20
[目が覚める。カーテン越しの朝日……いや、時間的にはもう昼なのかもしれない。いつもと……違う朝。リンファが扉を叩きながら叫ぶ声を耳にした。……俺の心臓は高鳴っている。部屋を身なりも整えずに飛び出し、父さんの部屋に。]
そん……な、父さん……?なんで……一体誰が…そんなっ……。ぁ…、う……そ、なんで……っこんなの嘘だ…っ。
ユリア…ユリアには見せないようにしないと…。俺が…父さんに代わってしっかりしないといけないんだ…っ。
( 27 ) 2017/12/31(日) 11:06:00
>>18
[ダンテの声はパトクリフの部屋にまで届き、シャルは目を覚ます。寝てるバカは起きろ、という間の抜けた言葉の中にもどことなく強ばった声音が感じられた。]
……? シャル、バカじゃない……。
[自分を抱き締めて寝ているパトクリフに気が付き、肩をぺしぺしと叩いた。]
パトせんせいも、おきて。おきて。
( 28 ) 2017/12/31(日) 11:07:53
[ぺちぺちと、小さな痛みで目を覚ますと、目の前に溺愛しているシャルの顔があった]
おはようシャルー!シャルが起こしてくれたの?
いい子いい子だねー!
[がばっ、とそのまま抱きしめ、鼻先にキスを落とす]
今日はもうボクを起こすお仕事だけで充分だよ!
なにして過ごそうか?
……でも、あれ?なんか外騒がしいのかな?
( 29 ) 2017/12/31(日) 11:12:48
手医者 パトクリフは、ペット シャルロッテの耳をかぷかぷと甘噛みしている
( A10 ) 2017/12/31(日) 11:15:55
( 30 ) 2017/12/31(日) 11:24:28
ペット シャルロッテは、甘噛みされた耳をぱたぱたと震わせた。
( A12 ) 2017/12/31(日) 11:25:22
[はむはむとシャルロッテの耳をなぶり、堪能しているものの、屋敷の騒がしさは止まらない]
>>30シャル
え?ダンテさん?なんだろうねー?
んー…ほんとはずっとこうしてたいけど、
シャルはボクの部屋にいて欲しいけど、どうする?
ついてくるかい?
[パタパタ震える耳を味わうことはやめていない]
( 31 ) 2017/12/31(日) 11:27:35
>>31
[「ボクの部屋にいて欲しい」というのはシャルへのお願いに入るのだろうか。と考える。
屋敷の騒がしさは増す一方で、その中に大切なだんなさまの名前を呼ぶ声が入り混じっていることにシャルは不安を覚えた。]
いっしょに、いっても、いい……?
わからないけどみんな、こわいこえ。たすけてほしいこえ。
[パトクリフの服の裾を握り締めた。]
( 32 ) 2017/12/31(日) 11:36:59
>>31
パトクリフ!いるんでしょう!出て来なさい!!
早く!早く!!早くしなさい!
( 33 ) 2017/12/31(日) 11:37:25
妻 フィトは、手医者 パトクリフの部屋の扉を乱暴に叩いている。
( A13 ) 2017/12/31(日) 11:38:00
ペット シャルロッテは、扉を叩く音にびくりと体を跳ねさせた。
( A14 ) 2017/12/31(日) 11:39:56
>>32シャル
ん、いーよぉ。
[耳から離れ、シャルロッテに笑いかける]
大丈夫、ボクが一緒にいるからね、怖がらなくてもいーよぉ、大丈夫大丈夫、いい子いい子
[よしよしと頭を撫でた後、裾を掴む手をそっと包み込む]
こうして手をつないで行けば、怖くないよ!
じゃあ一緒にダンテさんのところに──
[“行こう”という言葉を紡ぐ前に、扉が乱暴に叩かれる。どうやら声の主はフィトのようだ]>>33
はいはい奥様!今出るところですよーぅ!
[シャルロッテに大丈夫だよと声をかけて、扉を開く]
( 34 ) 2017/12/31(日) 11:45:41
>>33奥様
はーい、そんな血相変えて、一体全体どうしたんですー?
顔色も優れないようですし…
( 35 ) 2017/12/31(日) 11:47:11
手医者 パトクリフは、ペット シャルロッテの繋いだ手を、常ににぎにぎと触っている
( A15 ) 2017/12/31(日) 11:47:36
>>35
レヴィ、レヴィンが…レヴィンが血まみれで倒れてるの!
早く助けて、お願い…な、なんでもするわ、だからあの人を早く助けて!早く!
( 36 ) 2017/12/31(日) 11:52:18
( 37 ) 2017/12/31(日) 11:57:21
>>36奥様
なんですって!どういうこと!?
ごめんシャル、君は来ちゃダメだ!
奥様!何処です旦那様は!!
[パッとシャルロッテの手を離し、部屋の救命道具を手にとってフィトの言葉を待たずに駆け出す]
[そんな状況を、旦那様の愛玩っ子に見せるわけにはいかないという判断をしたが、彼女は気にってついてくるだろう。今はそれよりイヴァンの命が最優先である]
[とりあえず広間の方に行けばわかるだろうか。パトクリフは走り続ける]
( 38 ) 2017/12/31(日) 11:59:29
>>37
手遅れ!?はぁ!?あなた医者なの?違うわよねぇ?あなたがそう言ったからレヴィンが死んだらどうするつもりなの?言ってごらんなさいよ!?
( 39 ) 2017/12/31(日) 12:02:57
>>39 フィト
…っ落ち着け!!
信じられないのは分かる、信じたくないのも分かる!!
そう言うならば触ってみろ、フィト!この冷たい体を!ほら、この冷たくなったレヴィンを抱いてみろ!生きてるか?なあ、これでもこいつは生きているのか!?
( 40 ) 2017/12/31(日) 12:08:30
>>39 フィト
母さん…やめて、やめてよ……。パトクリフは悪くないから…もう……父さんは……。
[表情を曇らせながら止めるように彼女の手を引く。]
( 41 ) 2017/12/31(日) 12:08:34
当主の親友 エズレルは、妻 フィトに亡き骸を抱かせようと無理やり腕を引っ張る。
( A16 ) 2017/12/31(日) 12:09:20
>>40
何かの拍子で生き返るかもしれないでしょ!?手遅れだなんて私は信じないわ!そうよ!なんで手遅れなんて分かるの?一番最初に脈――待って。
【どうしてあなたレヴィトが死んでる事にあんなに早く気付いたのよ!?】
( 42 ) 2017/12/31(日) 12:14:34
妻 フィトは、当主の親友 エズレルを仇を見る目で睨んでいる!
( A17 ) 2017/12/31(日) 12:15:44
そうよ、エズレルあなたがレヴィトを殺したのならそんなに手遅れだって確信してる理由も分かるわ!だってあなたの手の中で手遅れになったのだものね!!
( 43 ) 2017/12/31(日) 12:18:37
>>42 フィト
……貴女に会いに行こうとしたのだ、昨夜先に寝入ってしまったお詫びとして。レヴィンの部屋にはよく行ったことがあるからな、隣の部屋で貴女が休んでいるのも知っていた。
それで……【不自然に空いていることに気づいたのだ、あいつの部屋の扉が。】
……そういう貴女は、隣にいてなにか気づきませんでしたか、ミセス。真夜中に物音がしただとか、レヴィンにいつも変わりはなかったとか…思いだしてください。
[泣きはらして充血した目で友の妻を見つめる]
( 44 ) 2017/12/31(日) 12:20:58
[目の前で起こる嵐のような光景に、シャルは立ち尽くす。
混乱するとよくシャルに触れて落ち着こうとするはずのフィトが、今はシャルなど眼中に無い様子で叫んでいる。
いかにも高そうな服を血で真っ赤に汚したエズレルが、レヴィンをーー]
だん、な、さま……?
[パトクリフがシャルの手を離し走り出す。温かかった指先は一瞬で恐ろしく冷えきってしまった。
パトクリフ以外の人たちも、彼に続くように居なくなっていく。]
ま、まって……だんなさま、どうしたの……? エズレルさま、それ、そんなに、ちがたくさん……。
[エズレルの服から垂れた血が床に点々と続いていた。それを追いながら、シャルは昨夜のことを思い出す。]
[自分が、だんなさまをまもると、そう言ったのに。]
( 45 ) 2017/12/31(日) 12:23:15
>>41 ネモ
[フィトの言葉を受けながらふと友の息子に目が入る。]
……ネモ、友の完璧なる息子よ。
奴がいなくなった今、貴様はこの屋敷の当主だ。
私は事情を知らぬ者たちにこの事を伝えてくる。
ここを頼んでいいな?
( 46 ) 2017/12/31(日) 12:24:06
[イリーナは駆け込んできたフィトと彼女を引っ張るエズレルを睨みつける
レヴィンの身体をそっと床に降ろし、エズレルと揉めるフィトに掴みかかった]
>>42フィト
貴女ね…貴女でしょう!レヴィン様にこんなことをしたのは!!
なんせ貴女が一番得するわ!!
貴女はレヴィン様に不満を持っていたようだし…それにコイツ–エズレル–にも口説かれていた!!
レヴィン様を殺して其奴に乗り換えるのもありよね!
彼の遺産は貴女か…もしくはアンタの子どもたちのものになるのだから!!!
私は…私には何もないのに…
( 47 ) 2017/12/31(日) 12:26:13
>>44
わたしは、私は隣で寝てたのに、全く何も…きっとあの人ずっと助けを呼んでたでしょうに!でも私あの人が人払いをする時はいつも理由がある時だって!それなのに!
私は何も…何も……
( 48 ) 2017/12/31(日) 12:27:54
[見た目より中身の幼いようなシャルにすら、今の状況は察するにあまりあるものだった。
レヴィンに何かあったのだ。それも、とんでもなく恐ろしいことが。]
あ、あ……だんなさま……。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。シャルが……。
[うわ言のように繰り返す。その続きは出て来ないというのに。
ただのペットに何が出来ようか。それでも床の血の痕を追う足は止められなかった。]
( 49 ) 2017/12/31(日) 12:28:50
(何やら屋敷が騒がしいことに気付き、騒動の方へ足早に向かう)
旦那様のお部屋…?
っ…どうされたんですか?!
(奥様の泣き叫ぶ声とエズレル様の怒鳴り声が聞こえた瞬間嫌な予感がした。普段は大人しい心臓が早鐘を打つ。そして部屋を覗き奥様の側に横たわるモノが視界に入る)
え、赤…血…?
……っ…旦那、様…?
(ソレが旦那様と認識すると、ザァッといいそうな勢いで顔色が青くなる。瞬間、鉄のような血の臭いが鼻をつき思わずえづきそうになる口を手で抑えた)
( 50 ) 2017/12/31(日) 12:29:50
[イリーナにそう言われた瞬間、フツ、と何か頭の真ん中で熱湯が零れる音がした。
狂ってもいい時なんじゃないか?と妙に冷静な自分の声が後頭部の後ろからかけられたのを聞こえた気がした]
( 51 ) 2017/12/31(日) 12:32:23
[いつの間にか立っていたシャルロッテに気づき、そこでようやく自分の服が彼の血で汚れてしまっていることに気づいた。そんな事もどうでもいいほど、エズレルはエズレルで取り乱していたらしい]
[>>47イリーナがフィトに掴みかかる。エズレルは慌てて二人の間に入ろうと、イリーナの肩を掴む。]
……やめろ、子どもを見ろ!ネモを!
喚いているのは私たち大人だけだ。責めても何もならない、一度落ち着け!
( 52 ) 2017/12/31(日) 12:32:28
妻 フィトは、万一の為と渡されていた装飾ナイフを抜き放ち、
( A18 ) 2017/12/31(日) 12:33:20
( 53 ) 2017/12/31(日) 12:34:48
( 54 ) 2017/12/31(日) 12:36:27
( 55 ) 2017/12/31(日) 12:37:12
( A19 ) 2017/12/31(日) 12:37:52
【隠し子】 シメオンは、妻 フィトとイリーナの間に入る!
( A20 ) 2017/12/31(日) 12:37:55
止めて!はなして!!はなしなさいよ!!私はあいつを殺す権利があるの!!はなして!
( 56 ) 2017/12/31(日) 12:39:58
ざっくり、と。
フィトの振り下ろしたナイフが肩口にかかる。
「……っッぁ!」
紛れもなく、
本当に、
人を殺すために振るわれた一撃。
エズレルやシャルの制止がなければ、しっかりと突き刺さっていたことだろう。
( 57 ) 2017/12/31(日) 12:41:26
[刃を振り下ろす彼女を阻む二人を見て、咄嗟にエズレルはイリーナを守るように抱きしめる。]
……っ!
( 58 ) 2017/12/31(日) 12:42:41
当主の親友 エズレルは、【隠し子】 シメオンの痛々しい呻き声が聞こえた。
( A21 ) 2017/12/31(日) 12:43:04
( 59 ) 2017/12/31(日) 12:43:41
ひっ……!
[昨日、夢で見た光景と掛け離れた今。
皆が幸せそうに微笑む『家族』の姿。
それが、ガラガラと崩れていく。
シメオン、と名乗った少年の肩から血が溢れ出す。だんなさまと、同じ色……。]
( 60 ) 2017/12/31(日) 12:44:46
フィトさん!
イリーナさん!
僕は貴方達がどんな人か、僕にとってどの人に当たるのかはまだ分からない!
だけど、私怨だけで人を殺して行ったら、きっとこの場にいる本当の殺人鬼の狙い通りだ!
どんな思惑でレヴィン卿が殺されたのか、もう色々考えられるけど、
【今回の敵は卿が話してた人狼なんかじゃない】
【人間なんだ!】
頭と、言葉を使うんだ!
( 61 ) 2017/12/31(日) 12:47:42
シャル、が、まもるって。
だんなさまと、かぞく、みんな……。
あ、あ、ああ……。
( 62 ) 2017/12/31(日) 12:48:29
妻 フィトは、【隠し子】 シメオンの怪我を見てサッと顔色を青くした
( A22 ) 2017/12/31(日) 12:51:06
ち、違うの…私はあれを手遅れにしようとしただけで……
あなたを刺すつもりなんて…
( 63 ) 2017/12/31(日) 12:52:16
>>48 フィト
「フィトさん。
ご主人は、人払いをするときは余程の理由があるときだ、って仰いましたね。
これが、その、余程の理由……なんじゃないです、か。
この……【ご主人の部屋にあったメモ書き(>>遅延メモ)】が」
ちり、とフィトの前にひけらかして見せた紙切れを彼女が受け取ったのを確認して、
僕の身体は、足元からいうことを聞かなくなっていった。
ふわり、と膝が折れて、
す、っと視界が黒い。
( 64 ) 2017/12/31(日) 12:54:02
>>25 ダンテ
大丈夫じゃないけド、今はそうも言ってられないからネ
でも泣いてスッキリしたヨ
心配?してくれてありがとネ
琳花はそう言うとすくっと立ち上がり、目をゴシゴシ拭いた。
泣き腫らしているので、目が赤いが、暫くすれば引くだろう。
( 65 ) 2017/12/31(日) 12:57:37
異国のメイド 琳花は、レヴィンの部屋へと向かった。
( A23 ) 2017/12/31(日) 12:58:19
【隠し子】 シメオンは、ばたりとその場に倒れこむ。
( A24 ) 2017/12/31(日) 13:02:27
(たった今起きた惨劇に更に思考が停止しそうになったが、思わず両手で自分の頬を叩き少し冷静になる)
っ一先ずシメオン様の止血を…
奥様、お借りしますね
(奥様からナイフを離すためとシメオンの止血のために奥様の手にあったナイフを取りエプロンを引き裂く)
( 66 ) 2017/12/31(日) 13:04:12
( 67 ) 2017/12/31(日) 13:04:40
>>46 エズレル
……エズレルさん、うん、わかりました。本当は俺が全部やらなくちゃいけないんだけど…ここのことは俺に任せて。あと……それから…母さんのことも……。
>>64 シメオン
シメオンさんっ…!?パトクリフ、彼の手当を……っ。
( 68 ) 2017/12/31(日) 13:05:29
妻 フィトは、茫然としており抵抗もせずナイフを手渡す
( A25 ) 2017/12/31(日) 13:06:10
部屋の前に来た琳花は、突如倒れるシメオンが目に入る。
反射的に思わず抱きとめると、自分の着ている衣服にべったり血がつき、シメオンがひどい怪我している事が分かった。
>>all
な、何があったネ!
ヤ、見れば怪我してるのは分かるけド!
医務室にはこびたいかラ、誰か担架を!
( 69 ) 2017/12/31(日) 13:07:43
コック オルネアは、布と化した元エプロンをシメオンの肩口に強く
( A26 ) 2017/12/31(日) 13:09:47
コック オルネアは、布と化した元エプロンをシメオンの肩口に強く押し当てる
( A27 ) 2017/12/31(日) 13:10:21
[俺が、俺がしっかりしなくちゃ。心臓の音がうるさい。もう、父さんはいないんだ。母さんとユリアとそれから、皆に指示して、それから…。ぐるぐると考えがまとまらない。自分がしっかりしていれば……シメオンさんに怪我を負わせることもなかったのだ。]
…とりあえず、ここはあまりいいものでもないですし……。ダイニングに移動しましょう、オルネア…皆が落ち着けるように紅茶を用意してくれるかな。それから…パトクリフはシメオンさんの手当を。まだ…起きてきていない人たちも起きたらダイニングに移動してもらおう……そして、何が起きたか、どうするか考えないと。
……とりあえず、ここは俺に任せて。
( 70 ) 2017/12/31(日) 13:11:58
>>68 ネモ
そうか、それでこそ友の息子。
フィトのことは私も気にしておこう。
では、頼んだぞ。
[メイドの言葉に、担架で運び出すのだけ手伝うことたした。それからまだ当主の死を知らぬ者たちに声をかけていく。]
( 71 ) 2017/12/31(日) 13:13:53
異国のメイド 琳花は、完璧な息子 ネモの支持に頷き、担架でシメオンを医務室に運ぶ。暫く様子を見たら、ダイニングに行くつもりのようだ。
( A30 ) 2017/12/31(日) 13:18:07
( 72 ) 2017/12/31(日) 13:19:40
>>70 ネモ様
(冷静になったつもりがシメオンの傷を抑えている手が震えていることに気付いた)
そうですね、一度落ち着きましょう…
シメオン様は琳花さんとエズレル様にお任せしますね
バーブティーをご用意致します
>>72 奥様
さぁ、奥様もダイニングへ向かいましょう…?
( 73 ) 2017/12/31(日) 13:22:57
>>65 リンファ
あっ、まあ、うん、切り替えてこーぜ☆
って問題でもないか……俺もとりあえず、門の方確認してくるわ
まあ、あのー元気出せよな
( 74 ) 2017/12/31(日) 13:23:07
( A33 ) 2017/12/31(日) 13:23:57
どのハーブがいいかしら…
効果的にはスカルキャップ…いえ、苦味もあるしやめておきましょう
気分を落ち着かせるならやっぱりカモミールね
今はきっと甘くて優しい味がいいわ…
( 75 ) 2017/12/31(日) 13:55:12
( A36 ) 2017/12/31(日) 13:58:59
……父さん。
あの小瓶は、本物だったのかな。
[でも、と思う。父さんを殺したくなる願いとはどんな願いなのだろう。ぼんやりと考える。俺は……当主として、犯人……人狼を見つけなくちゃならない。]
( 76 ) 2017/12/31(日) 14:02:34
>>72奥様
ごめんなさい、ごめんなさい奥様……
ボクには、どうにも出来ない…もう、もう手遅れで…
[レヴィンの顔をハンカチで覆う]
ごめんなさい、ごめんなさい……
( 77 ) 2017/12/31(日) 14:04:57
ボクはシメオンさんの手当てに医務室へ戻るよ!!
詳しい話は後で、みーんなに聞くから!!
[パタパタとパトクリフは医務室へと急いだ]
( 78 ) 2017/12/31(日) 14:06:51
「あ…、あ…。」
アサガオは、負傷したシメオンを虚ろな目で見つめていた。
駄目だ。強くならなければ、家族を助けることができない。
アサガオは、ギュッと目をつむりパッと開けた。
( 79 ) 2017/12/31(日) 14:07:46
「旦那様を殺した犯人は、この中に居るということですよねぇ?」
アサガオはユラユラと立ち上がり、レヴィンに掛けられたハンカチを摘み、ソッと覗いた。
「旦那様、大丈夫。あたしが仇をとってあげるね。」
アサガオの瞳は、冷徹な輝きを帯びていた。
( 80 ) 2017/12/31(日) 14:15:39
【庭師】 アサガオは、【隠し子】 シメオンの「頭と、言葉を使う」という言葉について考える。
( A37 ) 2017/12/31(日) 14:18:17
[フィトが咄嗟に掴んだナイフ
それの刃先が光り振り下ろされる瞬間、イリーナは咄嗟に目を固く瞑った
動けなかった、いや、動く気がなかった
レヴィンの下に行けるならそれでもいいと、覚悟を決めたつもりだった
しかし、彼女の身体は誰かに抱きしめられ、眼の前には自分のモノでない血液が飛び散った]
ああ…貴方…どうして
私なんかを…
私は…私は死んでもよかったのに…
……庇うなんて!!
[イリーナは倒れ伏し、担架で運ばれていくシメオンを棒立ちのまま見つめる]
( 81 ) 2017/12/31(日) 14:28:05
[シメオンの負った傷口は出血の量から考えて深いだろうと思ってはいたが、案の定、もう後数センチ深ければ命は落としていただろう]
[オルネアの適切な止血が良かったこともあり、縫合処置に時間はさほどかからなかった]
[やはり料理と手術は紙一重なのだろうか、とそんな風に考えられるのは心が何処かにいったからではないかとパトクリフはぼんやり考えた]
あとは、シメオンさんの体力と、精神力ですね…
リンファさん、エズエルさん、ありがとうございます
[運んでくれた二人に、深々とお辞儀をする]
( 82 ) 2017/12/31(日) 14:29:02
>>74 ダンテ
(立ち去る前に)
ウん!
ダンテも気をつけてナ、ここには何かいるか分からないかラ
ありがト、頑張りヨ!(にっと笑う)
>>82 パトちゃん
一命は取り留めたっていう感じかナ?
パトちゃんもお疲れ様、大丈夫?あんな事があった後の手術、疲れたでショ?
休むなら、シメオン様の事はワタシが見ておくヨ?
( 83 ) 2017/12/31(日) 14:41:49
うぅ、、騒がしいわね、、頭がズキズキするわ。
一体何があったというのですか?
旦那様?!これは一体何が起きたのです?!
( 84 ) 2017/12/31(日) 15:05:06
( 85 ) 2017/12/31(日) 15:08:50
( 86 ) 2017/12/31(日) 15:10:20
当主の前妻 シーナは、驚いて何歩か下がりつつ、頭を働かせる
( A38 ) 2017/12/31(日) 15:10:57
( 87 ) 2017/12/31(日) 15:14:39
( A39 ) 2017/12/31(日) 15:15:00
(朝から今までの経緯を周囲の人に聞く)
奥様!落ち着いて下さい!
旦那様が死んでしまうなんて恐ろしい状況、
動揺されるのは分かります。
ですが、今、一番優先しなければならないことは、ネモ様とユリア様の心の傷を深くしないことです。
この場は我々下々の者に任せて、お部屋でネモ様とユリア様と一緒にお休みになって頂くのが懸命だと私は思います。
( 88 ) 2017/12/31(日) 15:19:36
うーん。誰もいないわ。他の場所も見てみましょ。
…レヴィンが何かに恨まれるなんて、ありえないはずよ…。きっと、こんなの何かの間違い…。
( 89 ) 2017/12/31(日) 15:20:05
当主の前妻 シーナは、レヴィンの亡骸に語りかけ、部屋を出た。
( A40 ) 2017/12/31(日) 15:20:48
昨日も殺意を明らかにしている人物はいない…。
なら、態度から考えるのはほぼ不可能……。
一体どうすれば……。
( 90 ) 2017/12/31(日) 15:22:37
当主の前妻 シーナは、考えていることを口走っている。
( A41 ) 2017/12/31(日) 15:23:14
ネモ様はもう仕方ないとして、ユリア様にこの遺体を見られないようにしないと。
リンファさん!シーツとか無いのですか?!
( 91 ) 2017/12/31(日) 15:23:33
引き篭もりの娘 ユリアは、んん…どうしたの? みんな、なんの騒ぎ…?
( A42 ) 2017/12/31(日) 15:24:30
>>71 エズレル
エズレルさん……。俺はまだ、父さんのようにはなれてませんけどね。
ええ、お願いします。
>>73 オルネア
ありがとう、オルネア。
俺も……あとから向かうから。
( 92 ) 2017/12/31(日) 15:24:52
しまった…!琳花ちゃん…はこの場にいない…!
ローザ、私がユリアを引き止める。
シーツを持ってきて…!
( 93 ) 2017/12/31(日) 15:27:05
>>91 ローザ
俺は平気です、ローザ先生。ただ…ユリアを……ここに来ないようにしてくれませんか。ユリアに……父さんのこんな姿は見せたくないんです。
( 94 ) 2017/12/31(日) 15:27:29
( 95 ) 2017/12/31(日) 15:27:29
( A43 ) 2017/12/31(日) 15:28:04
ユリア…ここは門番フィリスが通さない。
ここを通りたくば、私を倒せ!
( 96 ) 2017/12/31(日) 15:29:09
当主の前妻 シーナは、レヴィンに娘と誤認させたときに使った仮面をつけた!
( A45 ) 2017/12/31(日) 15:30:02
( A46 ) 2017/12/31(日) 15:31:36
(…あれっ、ローザ?聞こえなかったのかしら…。)
ま、まぁいっか。ここに来たらもう一度…。
( 97 ) 2017/12/31(日) 15:31:58
わっ!お嬢様!
シーツ、シーツ持ってきましタ!
どうゾ!
というか、鍵かけられるところに安置しますカ!?
( 98 ) 2017/12/31(日) 15:36:28
異国のメイド 琳花は、あたふたしながらシーツを持ってくる。
( A47 ) 2017/12/31(日) 15:37:23
>>88 ローザ
そう、ね。
ごめんなさい。頭痛が酷いの。とても。
ネモとユリア……ユリア?ユリア!ちょっと…!
こっちにくるんじゃありません!
( 99 ) 2017/12/31(日) 15:40:47
( 100 ) 2017/12/31(日) 15:43:26
>>83リンファさん
うん、そう、そんな感じだね。
一命は取り留めてる。ボクの手術は完璧だから。
でもね、目を開けるか開けないかはシメオンさん次第
血液量もギリギリ輸血無しで大丈夫なんだけど…
まあ、彼はこのお屋敷に来た目的がまだ達成されていないし、目覚める可能性は高いよ、いつになるかわからないけどって感じだね。
[リンファに、足りていなかった説明をする。
といってもさほど内容量は変わらないが]
うーん、リンファさんに甘えてもいいのかなぁ
いや、ボクが残るよ。職務怠慢って怒られたくないから!
リンファさんは何かあったらボクを呼んでほしい!
あとあとお願いしたいんだけど、旦那様の第一発見者を探して、ボクと話し出来るようにして欲しいな!
[伏し目がちにリンファへお願いした]
( 101 ) 2017/12/31(日) 15:49:04
( 102 ) 2017/12/31(日) 15:49:23
( A48 ) 2017/12/31(日) 15:49:58
シ、シーナ様!
起きてくださイ〜!
大変申し訳ないですガ、旦那様を鍵のかかる地下室の空き部屋にお運びしたいので手伝ってくださイ!(遺体にシーツをかけ、遺体の肩の方を持つ)
( 103 ) 2017/12/31(日) 15:57:18
>>103 リンファ
ああやって気丈に振舞ってはいるけど……きっとシーナ…さん、も……。
それなら俺が手伝うよ。俺は見張り…だし、父さんを移動させるならここにいる必要もないからさ……。
( 104 ) 2017/12/31(日) 16:03:15
>>96 シーナ
「むむ…! 貴様、屋敷の主であるわれを通さぬというか…! キヒ、よかろう!受けて立とう!」
( 105 ) 2017/12/31(日) 16:03:32
引き篭もりの娘 ユリアは、何やら怪しげな呪文を唱えはじめた
( A49 ) 2017/12/31(日) 16:04:37
(誰にともなく大きな声で報告する)
門番なんで、門の方見てきましたあ!
したらー、門がめちゃくちゃに壊されててえ、外に出られなくなってましたあ
これじゃ軍の人も呼べませーん!
はあ……
あ、あとぉ、外部から侵入した形跡は無かったので〜外からの侵入者の可能性は低いと思いまーす!
もし、俺なんかの言うこと信じられねーって人は確認してくれればいいと思いまーす!
( 106 ) 2017/12/31(日) 16:08:23
……って、よく見たらこの辺、人いなくね?どっか移動した系?
もー!一人にされるのカンベンなんだけどー
( 107 ) 2017/12/31(日) 16:11:54
あら。それは随分と…好都合ね。
まぁそうなってなくても誰も帰すつもりはないのだけど。
( 108 ) 2017/12/31(日) 16:12:22
( A50 ) 2017/12/31(日) 16:12:22
…!?
>>105 ユリア
主であろうと、ここを通すわけにはいかぬ!
退いていただく!!
>>103 琳花
すまないが、それはネモに頼んでおいてもらえるかい?
私はここで奴を止める。その間に…頼む…!
( 109 ) 2017/12/31(日) 16:12:47
妻 フィトは、苦々しい表情ながらもシーナとユリアのやりとりを止めずに見守っている
( A51 ) 2017/12/31(日) 16:13:28
……レヴィトを殺した犯人には、その命で償ってもらうわ。
( 110 ) 2017/12/31(日) 16:14:21
異国のメイド 琳花は、完璧な息子 ネモと共に地下室の空き部屋にレヴィンの遺体を運び、部屋に鍵をかけた。
( A52 ) 2017/12/31(日) 16:19:34
……大きくて、暖かい背中が見える。
とても超えられそうにない、自分より一回りよりも大きい。
暗い背景の中、覚えのないそんな大きい存在を見ながら、また眠たくなってくる。
まだ、もう少し、こうしていたいような、そんな気持ち。漠然とした安心感は、知っている者なら、親と答えるかもしれない。
そんな背中が、
ぐっしゃりと、真っ赤に
( 111 ) 2017/12/31(日) 16:20:17
ペット シャルロッテは、妻 フィトにぴとりとくっついた。頬を擦り付ける、
( A53 ) 2017/12/31(日) 16:21:42
「ッあああぁっ!!!」
痛みに飛び起きた僕は、ベッドに寝かされていたことを把握した。
昨日一昨日まで借りていたベッドとはまた違う、別のもの。
痛覚に無理矢理吹き飛ばされた眠気は、戻ってくることもなく、僕は身体をベッドにまた預ける他なかった。
「……あなたは」
視界の端、
この屋敷の主治医だったはずの人物を見つける。
( 112 ) 2017/12/31(日) 16:23:28
(時間稼ぎは出来たわね…。さて、後はどう負けようかしら)
( 113 ) 2017/12/31(日) 16:23:55
>>109 シーナ
「キヒ…しかし、闘いのまえにユリアはやらねばならぬことがある…しばしまて」
そう言い残してその場を立ち去るユリア。
( 114 ) 2017/12/31(日) 16:24:18
( A54 ) 2017/12/31(日) 16:24:38
「うむ…お昼前には起きていたんだけど、おなかが空いて部屋から出てきたのだ…」
( 115 ) 2017/12/31(日) 16:25:21
>>114 ユリア
そうか…良かろう。私はここでそなたを待つ。
( 116 ) 2017/12/31(日) 16:25:32
( 117 ) 2017/12/31(日) 16:25:44
当主の前妻 シーナは、今のうちにレヴィンの部屋の掃除をすることにした。
( A55 ) 2017/12/31(日) 16:25:58
妻 フィトは、意識外からの接触にびっくりしている!
( A56 ) 2017/12/31(日) 16:26:46
( 118 ) 2017/12/31(日) 16:28:18
な、な、なんだ……もう!シャル!
急に驚かせたらだめよ?
( 119 ) 2017/12/31(日) 16:28:21
引き篭もりの娘 ユリアは、中の人は今からおうどん食べます。
( A57 ) 2017/12/31(日) 16:29:11
>>101 パトちゃん
よっ!さっきはドタバタしてお返事曖昧でごめんネ!
話はちゃんと聞いたヨ!
説明ありがとうネ、って、患者さん起きてル!よかったネ!
ン、了解!
第一発見者ナ、ちょっと探してくるヨ!
旦那様の遺体、地下室の空いてた部屋に運んだかラ、検死とかする場合は言ってネ、鍵貸すヨ
( 120 ) 2017/12/31(日) 16:31:10
[レヴィンが居なくなった今、シャルが何者であるかを保証する者も居ない。
一瞬揺らいだ自身の存在意義を、もう一度確信するためにシャルは行動した。]
おくさま、シャルがおくさま、まもる。
じんろうにだんなさまのかぞく、こわさせない。
[最後に弱々しい声でこう付け足した。]
……だって、シャル、ペットだから……。
[シャルの頭はこの惨劇の犯人は人狼であると完全に思い込んでいる。人間である「だんなさまのかぞく」を壊そうとする獣。逆に言えば、この家族を守ることはシャルをペットと保証してくれるレヴィンを守ることにも繋がる。
シャルは深く考えること無く、そこに本能で辿り着いた。自身を守る為の、詭弁とも言える理論。]
( 121 ) 2017/12/31(日) 16:33:51
異国のメイド 琳花は、自分より前にレヴィンの部屋にいたアサガオとエズレルを探している。
( A58 ) 2017/12/31(日) 16:34:13
(ドンガラガッシャーンベチャッバギューンゴリゴリミシミシベギョッ)
( 122 ) 2017/12/31(日) 16:35:12
当主の前妻 シーナは、部屋から掃除とは思えないような音を発している!
( A59 ) 2017/12/31(日) 16:35:35
異国のメイド 琳花は、大きな音に驚き、レヴィンの部屋向かう。
( A60 ) 2017/12/31(日) 16:37:19
妻 フィトは、ペット シャルロッテの言葉にしばしの間ぽかんとしていたが、
( A61 ) 2017/12/31(日) 16:38:35
ペット シャルロッテは、どこからか聞こえる怪音に酷く動揺し、フィトの前に出て警戒した。
( A62 ) 2017/12/31(日) 16:38:48
>>122 シーナ様
わっ!何やってるんですカ!
旦那様のお部屋が壊れますス〜というか、ワタシがやりますかラ!
お客様にやらせたと奥様にバレたら怒られてしまいまス!
( 123 ) 2017/12/31(日) 16:38:48
[イリーナはひとりレヴィンの部屋に佇む
皆が移動し、遺体も運ばれた今、目の前に広がるは真っ赤な海のみ]
はぁ…ええと…
みなさん移動したのね
私も…移動…そう…着替えもしないと
あら?
[床に落ちたぐしゃぐしゃの紙切れ>>遅延メモを見つけ拾った
シメオンがフィトに渡し損ねたメモのようだ]
( 124 ) 2017/12/31(日) 16:38:55
異国のメイド 琳花は、半泣きになりながら、部屋を片付け始める。
( A63 ) 2017/12/31(日) 16:39:19
( 125 ) 2017/12/31(日) 16:39:29
>>123 琳花
だってユリアが突破しちゃったら大変だもん…。
血のついた箇所を拭いていたら部屋がなんか…こうなって。
( 126 ) 2017/12/31(日) 16:41:09
ふふふふふふ。可愛いわね、シャルは。
お願いねぇ?シャルが頑張ってくれたならきっと人狼も尻尾をまいて逃げていくハズよ。
( 127 ) 2017/12/31(日) 16:41:14
妻 フィトは、自分の前に立ちはだかるペットの小さな背を見下ろす。
( A64 ) 2017/12/31(日) 16:41:58
当主の親友 エズレルは、レヴィンが趣味で廊下に飾っていた絵画を眺めている。
( A65 ) 2017/12/31(日) 16:42:37
>>126 シーナ様
こ、これは掃除と言わないンでス!
もう、もう!相変わらずお変わりないようで何よりですケド、家事はワタシがするんでスー!
でも、ご配慮ありがとうございましタ、ワタシだけではやる事多くて手が回らないアル〜
出来れば、お嬢様のお傍にいてあげてくださイ
旦那様の事はお仕事で急用が出来、夜遅くにここを出た事にして頂きたいでス、お願い致しまス
( 128 ) 2017/12/31(日) 16:44:11
異国のメイド 琳花は、せっせと部屋を片付けつつ、ぺこりと頭を下げた。
( A66 ) 2017/12/31(日) 16:44:40
[『ペットを飼う事は、自分が飼う側の人間である事を簡単に確認する方法の一つなんだよ』でしたっけね。
あぁ、可愛い。あの言葉を今なら理解できるような気がする。それが人間でなくてはいけなかった理由も含めて!]
( 129 ) 2017/12/31(日) 16:47:16
>>128 琳花
な、なんか、ごめんね…。
わ、わかった。フィト達にも伝えておくわね。
( 130 ) 2017/12/31(日) 16:47:28
当主の前妻 シーナは、妻 フィトの所へ歩いていった。
( A67 ) 2017/12/31(日) 16:48:25
[父さん……だったモノを運んだあと、慌ただしく駆けていくリンファの背中を見送った。自分は何が出来るのだろう、と。ぼんやりとしていた。そして……気がつくと父の部屋の前にいた]
>>124 イリーナ
イリーナさん……まだ、ここに居たんですか。その…貴方も辛いでしょうが……。
[そこまで言い、手にした紙切れに目がいく]
それは……?
( 131 ) 2017/12/31(日) 16:51:18
>>129 フィト
お楽しみのとこ、ごめんね。
ユリアにはレヴィンが用事でどこかへ行ったって、伝えてあげてほしいの。
私はうまくユリアの足止めをしておくから。
( 132 ) 2017/12/31(日) 16:54:52
異国のメイド 琳花は、部屋を片付け終え、イリーナが佇んでいる事に気づく。
( A68 ) 2017/12/31(日) 16:55:04
[イリーナはメモを拡げ、書かれた文字を追う
今は亡きレヴィンの筆跡だ
馴染み深い手跡とは反対に、理解し難い内容に目を見開く]
レヴィン、レヴィン様…
好色な方だとは思っていたけれど、オトコまで…
しかも昨日私が誘ったというのに…
あの門番の方がいいなんて!!
[イリーナはメモを握りつぶすと、着替えることも忘れ、ツカツカとフィトを探し歩き始めた]
( 133 ) 2017/12/31(日) 16:55:11
当主の愛人 イリーナは、完璧な息子 ネモに気がつく
( A69 ) 2017/12/31(日) 16:56:32
>>124 イリーナ様
アら?どうかなさいマシた?
それに、ネモ様も(ここでイリーナの手に握られた紙を覗き見る)
エッ、これハ?
( 134 ) 2017/12/31(日) 16:56:34
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