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年の暮れ。
領主の家で行われるパーティは普段、想像も出来ないほどに豪華なものだろう。
雪が降り続ける中、思い思いの時間を過ごす。
どうやらこの中には、村人が1名、占い師が2名、霊能者が1名、狩人が1名、共鳴者が2名、蝙蝠人間が1名、呪狼が2名、公証人が1名、憑狼が1名、求婚者が2名、闇狩人が2名、叫迷狂人が2名、辻占狂人が1名いるようだ。
❁︎❁︎❁︎ここから昨日の話❁︎❁︎❁︎
>>0:599 領主の男
……嗚呼、私はなんて事を。
これもまた、自らの気持ちを❁︎節制❁︎出来なかった故に起きた事なのだろうと目を伏せた。
『領主様に失礼のないのように』『全てお前が悪い』『領主様の手間を取らせた』
頭の中の幻聴が、私を責める。
これもまた私に課せられた❁︎試練❁︎なのだろう。
痛む頭で、必死に言葉を返す。
「……………分かり、ました。庭の手入れのご許可、ありがとうございます。
外部の私が言うべき事ではないかもしれませんが……どうか、リュラさんにご慈悲を。
賃金の方は結構です。これは、私めの善意でのみ行われるべき事でしょうから。
……それでは、失礼します。貴重なお時間を取っていただき、ありがとうございました」
無情にも閉まる扉を後にし、落ち着いた頃を見計らってリュラに言われた言葉を伝えた後に頭を下げた。
>>リュラ
「リュラさん……ごめんなさい。……辛ければ、食事を取ってね。庭の奥なら誰も見ていないのだわ」
そう言ったけど、この言葉は届く事はあるのだろうか。彼女は、領主様を心酔しているようだったから。
……*善意*だなんて言葉で覆い隠したけど、きっとこれは私の*自己満足*なのでしょうね。
分かりきってはいたけれど、自分の心を貫き通すのはこんなにも難しいのだと己が言葉を悔いるのだった。
>>0:601 レイリーン
「……あら、お熱い事。ごめんなさい、私も言葉が過ぎました」
存外、Sっ気の強いお方なのねと笑い返す。
彼の紡ぐ言葉に耳を傾ける。皇帝の運命に選ばれし者の言葉は……途中で止まってしまう。
何かあるのは彼の浮かべる笑みからして容易く想像が着く。これ以上の深入りは、今はよろしくないわねと身を引いた。
「……そうね、外は寒そうだもの。今日は早く眠りましょう。
お心遣い、ありがとうございます。レイリーンさん」
>>0:600 ハイド
どうしてこう、殿方は甘い言葉をサラリと吐くのかしら。いえ、全ての殿方がこうとは思いませんけど。
……勘違いしたら、辛いのは私なのに。
顔を俯けて、彼の言葉に耳を貸す。
問われた事は返さねばなるまいと、こくりと縦に頷いた。
なぜ私は、こんなにも心臓が早鐘を……痛いのかしら。おかしいわ。
ぐるぐると回り出しそうな視界に限界を感じ、立ち上がってハイドを目頭の熱さで潤みかけた瞳で睨むような目を向ける。
「でも、調子に乗らないでちゃんと練習して美味しく作ってよね。……もう寝ます。おやすみなさい!」
…………また私はやってしまった。どうしてこう…素直になれないのかしら。きっと、明日には嫌われてしまっているわよね。
……それは、嫌だなあ。私は、こんなにも…………。
急いだ足で駆けながら、熱い顔を必死に冷ます。そうこうしていれば、お目当ての部屋まで着くだろう。
ハイドがイータの所に向かったのも知らぬまま、どんよりとした気持ちを心に封じ込めて客室を借り、眠りに付くのであった。
❁︎❁︎❁︎ここから下は今日の話❁︎❁︎❁︎
>>皆さん
「こちらは、私の魔法で作りだしたものです。他の人がどのような話をしていたか、記録する……ボイスレコーダーのようなものですね」
リュラはスノードームをコンコン、と指で叩いてみせます。
「模倣していますので、実際のこの屋敷もスノードーム同様に庭より外には行けないようになっています。
パーティ中に外から邪魔されたら…ご主人様に叱られてまいますから」
夜更の玄関に広げられたトランクの群。
その間をちょこまかと小さな男がすり抜ける。
「店舗でもないのにだだっ広い玄関でなぁ……さすがは貴族様」
まったくオレには助かってるが。
にしたってこれは、
「思ってた以上にめちゃくちゃではないか。
確かに急かしたけどなぁ、せめて同じシリーズは同じトランクに入れておいてくれれば。
文句付けるヤツも消えちまったけどな!」
トランクをばちばちと閉めていく。
「よしこれでいい。
はてさて領主様にご挨拶しなくてはな。」
昨日の話です
>>0:620イータ
「はは。なら、俺からもあっさり目を離すんじゃぁないですよ。
そうですねぇ。只の女の子が、なんともなしに空を見上げていたって、何もおかしなことじゃぁない」
女の子を、強調して話すガキンチョは。
太陽の癖にまるで、自分の運命を重苦しく思っているようじゃぁありませんか?
「……成功と祝福の運命。
太陽は我にありなんてほざけたら、そりゃ気分も高まるでしょうが
輝かしい運命にすがりつく奴なんざ、何処にでもいるもんなんですねぇ……」
光る事に、象徴になることに疲れているのか。そこまでは言えなかったが
自分とは真逆の、約束された祝福の運命を持った者からまさか、こんな言葉が聞けるとは
確か昨日はイータを見送って(>>0:592)から眠ったんだった。やっぱり、ベッドもいいものなのかな〜ふかふかだったよ〜。
「おはよ〜」
誰かいないかな〜。
目が覚めるた。
昨日は食事するのを忘れていたのよね。
流石に朝食は食べないと。
ラウンジへ向かい
「おはようございます。」と一言声をかけて、キッチンへ入る。
私の所の従者みたいにテキパキとは作れないけれども、卵、ミクル、パン、ベーコン、などを準備していく。
ミルクは温めるだけ、卵は2個焼いてしまおう。ベーコンはカリカリにして…
>>0 アスター
「おい。どうした"モン・シュー"。早く話の続き聞かせろよ。
こっちはワインも開いてきていい具合に食事も進むってのに」
重みのあるワインを揺らし、味わいながら話を待っている。
それにしてもネコ。アイツはどこにいる?
「おはようございます。」
朝。すでに起き出した面々に、努めて朗らかに挨拶をすると、キッチンへと向かう。
湯を沸かし、自前の湯呑みに注ぐ。
ふつふつと気泡が浮かぶ直前、もうそろそろ沸騰するか否かのタイミングで素早く火から下ろし、湯呑みに注いだのち、5分程そのまま冷ます。
これでちょうどいい温度になる。
白湯の作り方に拘りのある人間は、私くらいではないだろうか。そもそも好んで白湯を飲む人間も数少ないだろうが。
白湯が好きだ。
何も混ざらない、ただの水。甘くもない、辛くもない、味という味もないと言っていい、ただの水。
それなのに、飲めば身体が温まる。
私の思う公平公正さを体現しているのだ。
1日の始めには、白湯をゆっくり飲みながら思案に耽るのが日課になっていた。
昨日の話
>>4コズエ
何が渦巻いているのか。うつむき顔の彼女はそれでも
こくり、と。確かに頷いて見せてくれたのでした。
緊張で、寿命を使いきるんじゃないかと思う程動いていた心臓が。
今度こそ止まるかとおもってしまいました。
顔を上げた彼女の瞳は、ついそそってしまう濡れ方をしていて。
「ーーー。
ええ。精一杯、美味しく感じさせてあげますとも。
おやすみなさい」
情動が目一杯になったのか、走り出していってしまいました。
……これは、良い雰囲気、で良いんですよね?
俺の馬鹿野郎ってば、自分に都合良く考えちまったりしてませんよね?
まさか、相手してらんない、とかじゃないですよね?
高鳴って熱を持ってしまった身体と、相変わらずの自信のなさで。悶々としちまっていましたとさ
これは昨夜のこと。
ラークに用意してもらった料理を食べ終えたあと、コズエの元へと行けば、頬を染める彼女の横顔を見た。
(ああ、そうなの、コズエさん、貴方…、ふふ、ふふふ…。)
イヴにとって、色恋の感情は特に強く受け取ることが出来る分野だった。
今まで自分に恋をしていく人は何人も見、自分も一瞬の熱のような恋紛いの経験は数えきれぬ程度にはある。
コズエの恋のお相手何だろう、白く長い髪を持つ、ハイドという男を再度ちらりと見る。
(この方が…)
決して育ちが良いとは言えないであろうことは彼の所作や喋り方から想像がつくものの、彼がコズエの想い人。
ならば……ならば……?
きっと、嫉妬に狂うのが通常のことなのだろうか。
しかしイヴに与えられた運命は、その位置は、決して其れを許さぬだろう。
彼女の想い人との縁を大切に、私も彼と縁を結ばなければ……!!!
黒いモヤがかかった感情を隅に押し込み、淡い桃色の思考で頭を染めていく。
そう、そうよ、これが私…愛する人の愛するものを私も愛するの……一緒に、そう、楽しんで…
気づくかもわからぬままに、ハイドへと強く視線を向けて、目が合ったならばやはり彼女はにこりと微笑むのだろう。
その目が本当に笑っていたかどうかなど、それはきっと受け手にしかわからぬ話。
>>12 イータ
>>14 エルフィン
「おはよ〜イータ、とエルフィンかな〜?」
確か、正義の運命だったはず〜。美味しそうなにおいは、イータの方からみたい〜。
「ぼくもごはんごはん〜」
丸いパンを一つ手にして、半分に切る。カリカリに焼いて、トマトとレタス、それにチーズを挟んで蜂蜜をかける。
❁︎❁︎❁︎昨日の話❁︎❁︎❁︎
>>5 リュラ
大丈夫。そう言う彼に困惑の目を向ける。
出されたスノードームを近くで見ようと手に取れば、今までの事が映像のように鮮明に脳内に流れ込んできた。
「…………すごい」
思わず感嘆の声を上げる。
「魔法使いなのは分かったけど、ご飯は食べた方が…いえ、魔法があるから平気なのかしら?
……とりあえず、無理はしないでね」
見た目は幼いリュラを気遣う言葉を掛けてからその場を去った。
甘い空気が流れる中での食事会も終わり、各々が与えられた部屋へと入っていく。
コズエが同じように入っていくのを確認したイヴは、その隣の部屋に潜り込み、彼女のいる側に耳を付ける。
だが当然、彼女の声までは聞こえることもなく。
「おやすみなさいコズエ、きっと、良い夢を。」
彼女への熱の治め方を知らないイヴは、コズエのいる部屋の壁に向かってそう小さく呟き、自身も寝床へと就くのだった。
身支度を済ませて、客室の扉を開けばイヴがいて驚く。
……でも、丁度よかった。昨日、彼女とあまり話せなかったから今日はと心に決めていた。
>>イヴ
「おはようございます、イヴさん。良い朝ですね。
これは私の自惚れかもしれませんが…もしかして、待っていてくれたのですか?」
そうならばいいなあと小首を傾げてみせた。
>>16 アスター
「何だそれ。不思議な空間に閉じこもったら狂気に飲まれて集団で……ってヤツか?それとも何か狙いがあったのか。どっちにしろ殺人者の考えることなんて、なあ?
それから切ない恋、ねぇ……そんな極限で生まれたモンが平常時になっても続くとは思えねえな!例えば殺人者と被害者の間に解いても解ききれないほど絡まった思いが……ってエロが足りねえよ。
……ところでアンタ何の役で出たんだ。」
ブリーに生ハム、セルフィーユをチャバタに挟んでアスターの前に置いてやる。オニオンスープにオレンジジュースで腹に優しい朝食ってな。朝は貧者のように食べるべし。
>>24 イヴ
「ならよかった。…そうであってくれればと思っていましたから」
握られた左手を握り返せば、続く言葉に頷いた。
「ええ、そろそろ皆さん起きてこられるでしょう。
食事の後でよいのですが、後で共に中庭へ行きませんか?珍しい草花が植えられていて、きっと貴女となら楽しいかと」
話したい事もあるし、散歩もよかろうと食堂への道すがら聞いてみる。
朝は苦手だ。
現実と夢が曖昧に混じりあった瞬間、突き放されるような、意味がないから救いようもない孤独感に苛まれる。例えば隣に眠る誰かがいたとしても、この時だけはひとりきりだ。
俺はぼんやりとベッドで瞬きを繰り返すと、いつものように口角をあげた。
朝食をとる習慣はない。俺は中庭を散歩することにした。
イヴと共に食堂に着けば、まだ話していない人もいて僅かに身を固めた。
>>食堂にいる方
「おはようございます、皆さん。
初めましての方もいますよね…私はコズエ・トウマ。しがない花屋です。
どうぞよろしくお願いします」
変わった朝食(白湯)に少しだけ驚きつつも、自分も料理をしようとキッチンへと向かう。
コズエの朝の定番は自己流で作ったお粥だ。
溶き卵と薬味ネギ、胡麻といったものを入れる。
お粥はいい、体は温まるし朝から動き回る花屋の仕事の邪魔をしない。
手順通りに煮込めば、美味しいお粥は出来るのだが……。
「……作りすぎたわね」
見知らぬ、勝手がわからないキッチンという事もあり、鍋にそれなりの量を作ってしまったお粥を深皿に盛る。
この国にリゾットはあってもお粥は馴染みないだろう。人に食べさせる訳にも…と残りは、後で何回かに分けて食べるかと蓋をした。
「みんな、なんか食ってるな。なにか貰ってくるか〜」
席を立ってリュラを探した。すぐにその姿を見つけられるだろう。
>>6 リュラ
「お、何これ、君がつくったの?綺麗だね。すげーじゃん!」
リュラが作ったというスノードームを見て軽く拍手する。
「あ、それと…。なにか摘めるものって作る時間ありそ?サンドイッチとか貰えると嬉しいな〜ふたり分!俺が作るより、君に頼んだ方が美味しそうだなって思ってさ」
>>33 イヴ
彼女の言葉に照れくさそうに頬を掻く。
若さ?いや、2個しか違わないし…やはり、性格(運命)の違いなのだろうと冷静さを取り戻す。
嬉しそうに笑う彼女を見て、誘ってよかったなと自分も頬を緩ませた。
「ええ、私もです。では、後ほどお誘いします」
そう言って、皆に挨拶をしてからキッチンに行った事だろう。
>>ハイド
>>エルフィン
>>スティーグ
>>コズエ
キッチンで少し作業していると食堂の声が増えている事に気がついた。
珈琲も入れて行こうかしら。
簡単なコンソメポタージュとラスク
後は珈琲を人数分、1つにはバターも入れておこう。
それらを持って食堂へ戻る。
「お待たせしたわ。ハイドにはポタージュとバター珈琲。
他の方もよければ珈琲はいかがかしら?」
イヴも食堂にいる人たちに朝の挨拶をし、一緒に台所へと向かう。
何かを作り始める彼女に、自分も手料理をと慣れない手付きで卵を割ってみるも…殻が紛れ込んだことに気づくことはなく。
目分量で油を引き、強火のフライパンの上に溶いた卵を一気にその中へ流し込めば、次第に上がるモクモクとした黒い煙に、どうするべきかと目をぱちくりさせる。
「ええと、ええと…」
荷物として何着か持ってきていたドレスに着替えて、ローブに身を包み直す。
メアリー・アンは昨日と同じようにフードを深く被って、食堂に入った。従者に頼んだ朝食が、既に昨日座っていた席に用意されている。
「いただきます。と、メアリー・アンは手を合わせます」
そして、眠気覚ましにブラックコーヒーで|胃を満たしてから、焼きたてのトーストにバターを塗ってを齧った。
>>38 イータ
「あら、ありがとうございます。いただこうかしら」
少し離れた所で声を掛ける。
彼女は…ハイドの“恋人“の人。話した事がないけど、これを機に話せればと思っていたのだ。
対立する気はない。平穏に仲良くしたいのだけど…場合によっては難しいのかしらねと目を細めた。
(料理って、難しいのね……)
優しい両親に育てられたイヴは自分で料理をした経験はあまりなく、今起こっていることにもどう対処をするべきかと困り果てる。
やっとのことで火を止めるべきだと気づいた時には、スクランブルエッグはただの黒い塊となっていただろう。
イヴの様子を見て、懐かしいなと思った。自分も、この歳の時は失敗も多くあったから。
スクランブルエッグぐらいなら、溶き卵に塩胡椒とバターを少しを入れて混ぜるように焼くだけ。
模範的なそれを皿に盛ると、イヴの前に差し出した。
「……どうぞ。お口に合えばいいのだけど」
アスターの話を待ちながら、もう昼食を兼ねるような時間になっていることに気がつく。
どうやらお寝坊なマドモワゼルもいるらしい、ここはひとつガレットでも作っておいて差し上げよう……と勝手にキッチンに向かう。
傍らの鍋からは優しい米の匂いがしているが、まあ領主が食べる類のものではない。あの小者なら「美しく整えた残飯」とでも言いかねないだろう。誰かの朝食の名残だなと一瞥してガレットを焼き始める。
適当なフライパンを熱して焼き始める。
こんなものはガトーではないが、砂糖だけを乗せたもの、チーズにベーコン、卵を落としたもの、ほうれん草とチーズ……など思いつくままに作っていく。
料理はいい。製菓もいい。心底楽しい。
「おいしい」「きれい」「かわいい」「天才!」自分を讃える言葉の数々はただ楽しさの副産物なのだ。
「キッチンはいつだって夜空だ。オレがいつだってキラキラなんだからな」
食パンを頬張るメアリー・アンの視界に、コーヒーやポタージュを運ぶ少女の姿が入った(>>38)。
そこで、しまった、と思う。“隠者”の運命。それがすっかり板について、いつものように単独行動を取っていた。
ここはレイリーンと親交を深めるために、挨拶に出向くべきだっただろうか。
そのことに思い至り、マグカップに手を伸ばしながら辺りを見回すが、彼の姿は食堂にない。
メアリー・アンは気持ち急いで朝食を済ませると、レイリーンを探しに行くことにした。
>>19 スティーグ
「おはようございます。あなたは確か、スティーグさんですね。挨拶が遅れ、すみません。いい朝ですね。」
>>25 イータ
「おはようございます。食事を作って頂いたのですね、ありがとうございます。あいにく私は飲み物は足りていますので、ラスクを少し頂けますか?」
>>26 ハイド
「おはようございます。ええ、私はエルフィン・ベネットです。よろしくお願いします、ハイド・ルーナーさん。」
>>31 コズエ
「おはようございます。昨夜はよく眠れましたか?」
……何やら、焦げた臭いがしますね。
>>25 イータ
「おはよ〜。よく眠れた〜?ぼくはふかふかの布団でぐっすりだったよ〜」
もぐもぐとパンを頬張りながら話すのは行儀が悪いって言われるかな〜?ぼくはあまり気にしたことないけど〜。
「ぼくはまだ見てないからそうかもしれないね〜」
>>26 ハイド
「羨ましいこと〜?もしかして、アデライドにぎゅっとされてたことかな〜?そうだよ〜年下に見られること多いけどね〜」
>>47 エルフィン
「おはようございます、エルフィンさん。
ええ、お陰様で。久々によく眠れました。
……出過ぎた真似かもしれませんが、何か食べられますか?胃に優しいリゾットのようなものならありますが」
人に料理を勧めるのは、断れない人がいた場合にこちらも悪い気がして中々出来ない。だが、彼なら言いたい事は言えそうだと昨日話していて思ったので聞いてみる。
>>49 イヴ
「いいえ、私もイヴさんくらいの年の頃は失敗ばかりだったわ。
まだ18ですもの。きっと、これから上手くなれるわね」
にこやかにそう言えば、お粥の鍋を指さされて困った顔をした。
「……東の国の、私の故郷の味付けのリゾットだけど、大丈夫ですか?」
>>50 コズエ
「それはよかった。不慣れな場所では眠りが浅くなる方もおられると聞きますから。
……おや、食事を用意して頂けるのですか?ありがとう。
では、お言葉に甘えてもいいですか?
ちょうど白湯を飲み終えて、朝食を摂ろうと思っていたところです。リゾットを作って頂けるのなら、さらに素敵な朝になりましょう。
ぜひお願いします。」
>>31 コズエ
「こんにちは〜はじめまして〜。ぼくはスティーグだよ〜。あ、ぼくのお手製蜂蜜パン食べる〜?」
にこにことしながら挨拶をする。
>>47 エルフィン
「そうだよ〜よろしくね〜」
>>29 レイリーン
「こんなところにいた。と、メアリー・アンは“恋人”を見つけて安心します。おはようございます、レイリーンさん」
水流のような長い髪が揺れている。メアリー・アンはその背中を見て、少し駆け足で隣に追いついた。
その手には大きな鞄を一つ提げている。
(あーーー♡♡♡もうマドモワゼル・イヴったら罪作りなんだからいやこらは他の誰も見てないしちょっとした罪の共有っていうかどちらかと言えばオレが一方的な被害者でああもう恋人の運命持ってる人ってばすぐこういう甘い空気作れちゃうんだから余計にオレの星が輝いちゃうっていうか朝から輝いちゃうっていうか……んもーーーー♡♡♡)
>>マドモワゼル・イヴ
「……悪い子だね?でも、こっちもおいしいだろ?」
爽やかキラキラ笑顔とともに。
>>52 エルフィン
「そうと聞きますよね。エルフィンさんは大丈夫でしたか?
ええ、分かりました。少し待っていてください」
お粥はイヴさんも食べて残り少ないし、新しく作ろうとトマトリゾットを作ってみる。エルフィンさんはこちらの国の方のはずだ。その方がいいだろう。
朝なので具材は控えめに、今度はきっちり1食作ったそれを皿に盛り付けてエルフィンの前に置く。
「どうぞ召し上がれ」
にこりと笑うが、内心は味は大丈夫だろうか…人に出すものだから気を遣ったのだけど。と様子を見ていた。
>>51 コズエ
「東の国の、リゾット…」
コズエの“故郷”という言葉に目を輝かせて彼女を見る。
この領地の外の文化など、知りたいと思うこともなんて今まで生きてきた中で一度もなかった。
でも、彼女のことであるならば、なんだって知りたいと今では思う。
「食べたいわ……コズエさんの故郷の味。きっと、きっと私、貴方のものならなんでも好きよ。」
彼女の美しさも、その東の国から来るものなのだろうか。
彼女の魅力はイヴの心に強く強く残っていく。
自分よりも少し年上の彼女の言葉に自分もこれから料理の勉強をしなくてはと思いながら、嬉しそうにテーブルに運んだそれを口に運ぶのだった。
>>54 スティーグ
「こんにちは、初めまして。
私はコズエです。……そうですね、いただきます」
穏やかそうな青年に蜂蜜パンを出されて、おずおずと受け取った。
1口ちぎって食べてみれば蜂蜜の甘さが程よい、とても美味しいパンだった。
「……美味しい」
思わず、素直な感想が出る。
「それにしても!いやぁ、実に食事はすばらしいな。それこそ劇で描かれるようなものだな。
団長はいつも硬いパンだかりだしさ。絶対もっといいもの出せると俺は思う。いや、そうに違いないね」
>>58 イヴ
何に対しても純心な彼女に心がむず痒くなる。
純心さは美徳だ。……私はとうの昔に捨ててしまったけれど。
「…………そう?なら、是非とも召し上がって。
大丈夫、味は保証するわ」
先に自分が食べたが、まずまずの出来だった。
隣で食事を摂る彼女を見守り、自分も食事を摂る事だろう。
ガレットを含み笑いでロングテーブルに置きつつ、
「どうぞ、ランチにでも、遅い朝食にでも。
ボクはここらでちょっと休憩。"モン・シュー"の話の続きを待ってるんだ。
なかなか愉快だからよかったらマドモワゼルたちも是非。
観劇、物語。好きな人には楽しそうだよ?」
濃い目の紅茶にミルクを入れてひと息。
>>57 コズエ
「おや、トマトリゾットですね。
では、いただきます。
……む。これは美味しい!
トマトの風味もよく活かされていますが、何より酸味と甘味のバランスが絶妙だ。
お料理がお得意とは知りませんでした。
よくお料理はされるのですか?」
>>56 ガスパール
キラキラとした爽やかな笑顔を向けるガスパールに、彼の心情を知らないイヴはにこりと笑う。
「ええとっても、(指についたガレットの味が)とっても美味しいわ。」
コズエとの会話で夢現に浮かれていたイヴは、そのままに熱の籠もっていたであろう目でガスパールに笑顔を向ける。
「ああ。そういえば。手が空いた時で大丈夫だから何か…クッキーのような、簡単に食べられるお菓子を作ってもらいたいの。ガスパールさんにお願いしてもいいかしら…?」
自分とは違う、美味しいものを、美しいものを作り出す彼の手をちらりと見てそうお願いしてみた。
──────────
「ううん·····はっ!」
がばっと身体を起こす。一体今は何時だ。
昨日は夜更けまで起きていたせいか、寝るのは朝方になってしまっていた。
これが孤児院なら先生から雷が間違いなく落ちるだろう。
少し安堵しながらも、いそいそと支度をして、朝ごはん(?)を求めて食堂まで歩を進めた。
>>59 コズエ
「よろしくね〜。ぜひぜひ、おいしいよ〜」
前にケチャップとマヨネーズと蜂蜜を混ぜて、くさやを挟んだ時は不評だったから何度もアレンジした。きっとこれなら、気に入ってくれるはず〜
「あ、本当に〜?良かった〜」
>>61 イータ
「では失礼して。
……うん、美味しいラスクだ。爽やかな朝にぴったりですね。ありがとう。
私の恋人と掲示されたのは、サロメさんです。
今朝はまだ姿が見えませんが。
昨日お話させていただきましたが、とても素敵な方でした。
イータさんはどなたと?」
>>60 アスター
「徹頭徹尾偽物だろうがこっちは。
吊り橋どころか頑丈な1枚岩の上に乗ってんだよ。」
アスターの前のガレットの真ん中にフォークを突き立ててギリギリと音を立てる。
「……いい役もらってんじゃん。
次は?未来の話はどうなんだ。そっちはハッピーエンドか?
あと何だっけ……オレは幸せな人間ばっかりが神様の前に集められる話?それは聞いたことがあるな。
とんでもない結末に中毒者多数……ってな。
それには出てたのか?アンタんとこの劇団だったかは覚えちゃいないが」
>>71 イータ
「ね〜。今回のお土産としてもらえないかな〜?ぼくの家の寝具、ぼろぼろなんだよね〜」
一度こんなにいい寝具を使ったら、家の布団でなんて寝れなくなるよ〜。99%貰えないと思うし、もらっても持って帰るのは大変だけど、頼んでみようかな〜。
「うん、いいよ〜。見かけたら言っておくね〜」
>>食堂にいる方
「おはようございます?いや、もうそんな時間ではないですね。こんにちは」
扉を開き、数人がこちらを視認する。
誰に話すわけでもなかったが、挨拶をして、食事が残っていないか、きょろきょろと辺りを見渡す。
>>69 エルフィン
「お口にあったようでよかった。
人並み程度には出来ます。簡単なものであればそれなりに」
美味しそうに食べてくれるエルフィンの姿を見て、純粋に嬉しく思った。
「エルフィンさんもお料理はなされますか?」
>>73 スティーグ
「ええ、本当に。
スティーグさんはパン作りが得意なんですね。よく作られるんですか?」
彼は曲芸師らしい。やはり、職業柄器用なのだろうか。
>> ALL
ちらりと大広間に顔を出すと昨夜通りの光景が広がっている。
伝えた方が悪かったか?
それとも、皆が皆、都合がいいように解釈しているのか。
これは私の不手際だ。
ただこれじゃあ、困る。困るんだよ。
「やあ諸君。パーティーも2日目だが、私がこの催し物の趣旨をしっかり伝えずにいた為に、皆に"勘違い"をさせていたようだ。」
陽射しが照らす組み合わせのメモを剥がしテーブルの上に置く。
「恋人、とここにあるだろう?
いいか、よく聞いてくれ。これは比喩でもなんでもない。
ここに書いてある組み合わせは紛れもなく"恋人"になるんだよ。
挨拶をしろ、言葉を重ねろ、抱擁を交わせ、接吻に溺れろ、姦淫に乱れろ。
恋人にもそれぞれの形がある以上、絶対事項ではないがこれらが強い推奨事項であることを伝えよう。
君たちの配偶者探しを手伝おう。
さあ、自由に愛を囁き会え。」
「こういうことは言いたくないが、あまりに消去的だったりすると周りに迷惑がかかる、ということも忘れないでくれ。
特に男性陣はちゃんと麗しのパートナーをちゃんとリードしてあげるといい。」
「文句がある場合は"領主"である私になんでも言ってくれたまえ。
その結果、徴税が厳しくなろうが、仕事が奪われようが、家が燃えようが、家族が吊るされようが、全て哀れな事故だ。」
ナイフを組み合わせの紙に突き立てる。
響く音は屋敷の歓談を全て遮る。
参加者は否が応でもこちらに注目するだろう。
>>66 コズエ
コズエの隣で彼女が作ってくれた東の国のリゾットとスクランブルエッグを食べる。
どちらも優しい味のそれは彼女自身を現しているようで、幸せな気持ちになる。
「なんだかとっても優しい味。朝食べるのにとても良いのね。コズエさんの優しさが滲み出てるみたい。スクランブルエッグもふわふわで、バターの香ばしさがほんのりと…コズエさん、本当にすごいわ……。」
素直にそう伝える。
彼女について抱いたこの溢れんばかりの感情を少しでも多く伝えたいと思ってしまうのは自分のわがままなのだろうか。
でも、愛する人に愛していると伝えることは、とても自然なことでしょう…?
中庭に出向く前、メアリー・アンはハイドの姿を見つけた。
皿を持って立ち上がった彼女は、彼の席の前で一度立ち止まる。コズエの友人として、彼女に恥をかかせないために、最低限の礼を尽くそうと思ったのだ。
>>ハイド
「おはようございます、ハイドさん。と、メアリー・アンは朗らかに挨拶をします。」
ぺこりと頭を下げる。
「昨晩はありがとうございました。皆さんと過ごす時間はとても興味深く、有意義なものでした。と、メアリー・アンは感謝の念を伝えます」
昨晩コズエとハイドの食事風景を見ていたメアリー・アンは、彼もまた、彼女に少なからず好意を持っているのではないかと考えていた。
「もしよければ、またご一緒してください。“恋人”と二人きりで過ごすのはどうにも緊張してしまって……コズエとハイドさんがいてくれると、わたしも安心できるので」
「それと──この話し方に特に意味はありません。わたしという人間を表す符号だと思ってくれたら。と、メアリー・アンは昨晩のあなたの問いに答えます。」
ふと、花に手を伸ばせば、蝶が指に止まった。
「────」
それに対してなにか思う前に、声が掛かる。
>>55 メアリー
「……おはよう、可愛い恋人さん」
俺は、ゆっくりと唇に笑みを広げていく。
「君は、俺を見つけるのが上手な子だ。悪かったね、朝は食堂に行かなくて。…………おや? それは」
突然訪れた領主の雷に、人の多く集っていたその空間が辺りがシィンとする。
「まぁ。愛を囁けですって……。私のコズエさんに対するこの思いはまだまだということかしら……?」
組み合わせ表など関係なく、コズエに心惹かれているイヴは、主催者の言葉に特段驚く様子もなく、彼女の方を見てにこりと微笑み、彼女の唇に自分のそれを重ねようとそっと顔を近づけた。
「………」
領主の言葉に絶句する。
それは、決して、『奥手な君たちに組み合わせを考えてあげたよ!がんばってね!』という無邪気なエールではなく。
こちらを完全に人形と見なし、『踊れ』と命じているような……邪気も邪気、平凡な人間には考えつかないような……
「……そう、ですか」
家族を人質に取られているようなものなら、自分に考える余地はない。
領主に逆らうことなんて出来ないのだ。
>>86 レイリーン
「ふふん、そうでしょう。と、メアリー・アンは屋敷中を探し回ったことには黙ってどや顔をします」
それから、レイリーンの視線が彼女の手元に落ちたことに気づき、唇をあげた。
「領主様から絵を描く道具を借りたんです。と、メアリー・アンは疑問に答えます。よければ座ってお話しませんか?」
イヴに(>>82)何かを返そうと口を開いた時だった。
領主様の言葉(>>80)が耳に入る。
言葉の内容は分かる。でも、それを受け入れたくはなくて。
呆然としていれば、近づくイヴの顔に反射的に身を仰け反らせた。
……それがこの状況下では悪手だとすぐに思い知る。
重い空気の中で必死に考え、紡がれた言葉は─────。
>>87 イヴ
「あ…………ごめんなさい。ちょっと具合が悪くて。少しだけ、休んでくるわね。夕には戻るから……」
返事も待たずに駆け出した。この場から離れられるならなんでもよかったのだ。
>>ALL
「ほら、なに衝撃うけているの!まだ、相手の方と深く話し合ったわけでもないでしょう。
婚活パーティーがお見合いになっただけよ!」
領主の言ったことを反芻する。
メリッサさんと、接吻をし、色事をする·····?
家族を人質としてとり、自分達を踊らせる。
それを愉快に見学する。
(なるほど、言葉の端々から感じられていた悪意はこういうことでしたか)
赤面をしながらも、下唇を噛み締めている。
>>89 メアリー
「……それは、ありがとう」
俺は彼女の独特の話し方に思わず苦笑を漏らした。手袋をつけた手を彼女のフードに伸ばそうとして──そっと手をおろした。
「今度はどこか行く時は、君に伝えてからにしよう」
「ああ、それは素晴らしいね! 君がどんな世界を見ているのか、俺も知りたいよ。喜んでお供しよう」
>>70 マドモワゼル・イヴ
「仰せのままに。マドモワゼル。お好みのクッキーを用意しましょう」
鼻歌まじりにクッキーのレシピのアレンジを考えていたら、正気とは思えない声に思わず「はぁ?」と声を上げる。
この小者が……と苛立ちを眉間に集めつつ領主の元に近寄る。
>>80 領主様
「…………私の聞き間違いでは。さもなくば何かこの屋敷に来るまで罪を犯したでしょうか?
リードするにも我が"恋人"はご指定の通り。
男ばかり3人で乱行とはいささか余興に過ぎるようですが。
私には妻は不要とお思いでしょうか」
……恋人……だと?
ここにいる皆が、領主様に決められた組み合わせで愛を囁けと?
なんだこれは。ここに公正さはあるか?ここに公平さはあるか?いや。ここにそんなものはない。
しかし……領主様の言い様、無視はできない……
私は……
>>90 コズエ
彼女の唇に、もう少しで触れると目を閉じようとしたその時、彼女の顔が僅かにぎこちなくも自分を避け仰反る。
次に見た彼女の顔は、困惑の表情に眉を寄せ、確かに自分を拒否したのだと自覚する。
「コズエ……さん………。」
何を間違えたのだろうか。思い浮かぶは昨晩の彼女の嬉しそうな顔。
−−ハイドさん、貴方がいるからこんなふうになるの?
具合が悪くて、と謝罪と共に駆け出した彼女の小さな背中に、どうしたらいいの、と呟いた疑問の声は殺伐とした空気に消え。
それでも、誰かを恨むだなんて、私にはそんな経験も、ましてや許される運命も持っていない。
それならば、できることは…
いつの間にか、ソファに沈みこんで眠っていたようだ。
朝ごはんの柔らかくて甘い匂いに呼ばれたように目を覚ますと、すぐ側でエリックも朝ごはんを食べていた。
「おは―――」
おはよう、エリック。ユリアもお腹が減った。そう言おうとした声を、領主が遮った。
>>84 イータ
「ええ、彼女は死神の運命をお持ちです。
変わったこと……特にありませんでしたよ。
もしかすると、死神の運命のことを心配しておられるかもしれませんね。
心配には及びません。
私に死神の運命が作用したとしても、それは私の在り方を変えるものではありませんから。
もとより、彼女は生まれてより常にその運命を背負い、そしてなお凛々しく立っているのです。
そのような方の隣で私が狼狽ようものなら、私が彼女を否定することと等しいでしょう。
ハイドさんですか。
彼とは少し挨拶した程度ですので些細わかりませんが、何か懸念でもありましたか。およそ前向きには見えませんが……」
>>93 レイリーン
おもむろに伸ばされた手を、フードの下で見つめる。
手袋で覆われた手。そこにどんな事情が隠されているのか、メアリー・アンは知らない。
そしてそれは、結局どこに行くでもなくおろされてしまった。
「こちらこそ今朝は一人で朝食を摂りに行ってしまいまして……と、メアリー・アンは懺悔をします。どうも一人で行動することに慣れてしまっていて。わたしも気を付けましょう」
メアリー・アンは彼が頷いてくれたことに安堵し、中庭のベンチに腰をおろした。
荷物の一つだった木製のイーゼルを組み立てると、そこにキャンバスを置く。そして、色鉛筆を傍らに開いた。
「わたし、ひとを描くのが得意なんです。そのひとだけにある強い感情を、わたしは紙に残したい。」
「本当の恋人になればいいの?演技ではなくて、それが真実になるべき?」
どこか詰めていた息を静かに吐き出す。みんな戸惑っているようだけど、少なくとも、エリックを恋人にしたくない理由は見つけられなかったから。
>>88 エリック
「ねぇ、ユリアのエリックになったんでしょう?」
袖を引きながら声を掛けた。
>>ハイド
笑いを堪えて体を震わせる
「ハイドが、私に、愛を囁く場面ね。(プルプル)」
「ねぇ、聞こえたわね。愛を囁くですってよ。」
そんな事はきっとしてこないだろう。
こんなお子様に。
>>誰か
「あとは影に潜んで私のことをあれこれ言ってくれてる君たちに伝えよう。」
「ちゃんと全て"聞こえているよ"」
「救われるべきは君かもしれないし、陰口の方が趣味が悪いと私は思う。」
「ま、ここまでのことは聞かなかったことにしよう。
言葉を選べ、領民共。」
>>100 ユリア
「おはよう、ユリア」
目が覚めた彼女に挨拶をして、なんと切り出すべきか、と頭を働かせていると……
「えっ?」
『ユリアのエリック』という、なんとも甘い言葉にたじろいでしまう。
(ええ、どうしよう。かわいいんだけど………)
「あ、う、うん。そ、そういうことになる、かな。
あ、ええと、そうだ、俺、ユリアに聞きたいことがあって。あの、えーと、あ、そう。タバコ。ユリア、タバコはダメな人?臭いとか。俺、時々吸うんだけど……嫌なら、禁煙も考えないとなとか……あと、そうだな、ええと」
昨日から可愛いとは思っていたけれど、領主が変なことを言うものだから、急に意識してしどろもどろになってしまう。
あー……年上だから、ここはバシッとしないといけないんだけどな、と、テーブルの下で自分の太ももをつねった。
>>99 メアリー
「実は、朝食を摂る習慣がないんだ。よくてコーヒーで済ましてしまっていてね。だから気にしなくていい。──だが、そうだな。明日はお付き合いしたいな」
美しいこの庭を描くのかと思っていたが、そうか。
「人の絵、か。じゃあ、君から見る俺を、いつか見てみたいね。いや、それには俺が君のモデル足り得るようにならなければ駄目か」
>>106 レイリーン
「ああ……だから今朝、食堂にいなかったのですね。ご無理はなさらず。けれどあなたがそう仰るなら、ぜひ明日は一緒にとりましょう。と、メアリー・アンははにかみます」
口元で笑みを表してから、鉛筆を長めに軽く持ち、少し寝かせるようにして画面に滑らせていく。
「ええ、今まさに描かせてほしいと言うつもりでした。と、メアリー・アンは答えます。
あなたは造形が美しいですから、モデルにこの上なく相応しいかと。あとは……描くために必要なものがあるとするならば。
──そうだ。先ほどの領主様のお話、聞こえましたか? と、メアリー・アンは思い出したように問いかけます。“恋人”。あなたはどう思いますか?」
>>109 領主様
「…………っ!
……いいえ。私は正義の運命を背負う者。しかし、与えられる環境が全て公平公正とは限らないことは存じております。
私はどのような指示があっても、私の思う正義を貫きます。
それに……あなたが決めた私の恋人は
いえ、なんでもありません。
異議はありません、とだけ。」
>>110 リュラ
「ありがとう!じゃあ、ハムとたまご、両方いいかな?二人だから……甘いのも…って言って、できる?手間になっちゃうけど」
庶民ですので。どうせなら全部食べてみたい。作ってるパンも卵も高級なんだろうしなー。
>>79 コズエ
「そうだよ〜自分で食べるものは自分で作ってるからね〜。こうやって人に食べてもらうことはあんまりないけど〜」
>>111 イータ
思わぬところからの『祝福』に驚くが、ぎゅうっとユリアに抱きつく彼女に他意はないように思えた。
にこ、と笑う。
「…はいはい。ありがとね、イータ。
イータは……ハイドだっけ。ハイドくんはああ見えて可愛いとこもあると思うんだよね。ちょっと手が掛かりそうだけど、きっと、仲良くなれる、と思うよ」
無責任だろうなと思いつつ、言わずにはいられなかった。
>>105 エリック
しどろもどろになってしまった彼の話が終わるまで、じっと聞いていた。
「工房では、灰は有り得ないから、タバコを吸う人はいなかった。だから、ちょっと苦手。でも、タバコを吸うのがいつものエリックなら、それは必要なこと」
嘘偽りなく答える。自分に寄せようとしているその言葉だけで、嬉しい。
>>110 リュラ
「はちみつ入りのミルクも。」
エリックの後ろから顔を出して、飲み物を頼む。
工房は頭を使うから、朝ごはんからとっても甘いココアかはちみつ入りのミルク、あとはロシアンティーを飲むのが当たり前だった。
「…それは、とても良かったですね。良いパートナーに出会えて。」
にこりと笑って、彼女の素敵な出会いを祝福する。
そういった男性が好みであるならば、リアンの出る幕はない。大丈夫、いつもと同じだ。兄に好きな子が取られたあの日と、何ら変わらない。
それならば、彼女の幸せを願うことだけすればいい。リアンはそういう役回りなのだ。生まれてから、今までずっと。
「ははは、ありがとうございます。でも、僕に貴女はもったいないですよ。
……レイリーンさんと、どうか、楽しい時間を過ごしてくださいね。」
きっと社交辞令だろう言葉には、取り繕った微笑みで返す。その言葉が嘘でなければ、これ程嬉しいことは無いのに。
「はい。おやすみなさい、メアリーさん。
……良い夢を。」
頭を下げる彼女に、こちらもお辞儀を返して。部屋へと戻る背を見送った。
ちくりと痛んだ心には、気が付かないフリをして。*
>>103 領主様
「なるほど、パティシエに教養は不可欠、と師匠に何度も言われここまで育ちましたがこんなところで改めてその言葉の大切さに気がつかせてもらえるとは。領主様に恵まれました。
ああ、お気の毒なマドモワゼル・リュラ。
主人のために心を込めて作ったお菓子をこんな無残にされるなんて。彼女に見られないようこれは私が処分しておきましょう。
それに、わざとに人を傷つけようとすることに不慣れなようですからご無理はなさらず。
なに、職人は忍耐強いものですから」
爽やかに微笑み返してゴミ箱の中の無残なケーキを紙に包み、キッチンに下がった。
ラークさん!お料理!すごく上手!
>>64 ラーク
「すごいねえ、ラークさん。こんなちゃんとしたお料理をあの短時間で作ってきたなんてウチの見習いたちに聞かせたらもう荷物まとめて里帰りだよお。
これはホントに恋人になってもいたいなあ、そしたらウチも安泰だよお。」
……とか軽口を叩いたのが昨日のこと。
いやー、ちょっとお寝坊しちゃった。御屋敷のベッドがわたしんちのとは比べ物に…なんて言い訳しつつ広間に来れば、ご領主さまのあのお言葉だよお。
お、おお…ご領主さまにはご領主さまのお考えがあるんだろうねえ。それにしても接吻だのなんだのって…常連のおっちゃんたちから聞こえてくる話ですっかり耳年増のわたしが色んなことを想像してしまうのも無理はないよねえ?
ご領主さまはキツい言葉で仰ったけど、取り敢えずラークさんを探さないと。ラークさん、ラークさんはいずこお。
「クソが…………誰だあんな小者を領主にまつり上げたのは」
キッチンに下がった後、壁を蹴りつける。
その手には無残なガトー。あの場ではああ言い返したがリュラが作ったものではない、間違いなく自分のものだ。
「オレのガトーをこんなにしやがって。」
菓子が不出来ならば師匠に叱られはしたが「全て自分で食べろ」と言われるだけ。
人を貶めるためだけに食べ物を粗末にするヤツは下の下だと身分の低い職人ですら固く守る矜持も持たないとは。
「………………」
紙に包んだガトーをさらに包み直し、生ゴミの中に捨てた。
>>108 メアリー
「そう言われると照れるな」
女のような顔だとは、よく言われる。別に自分の容姿は嫌いではないから、構わないが、それはそうとして面と向かって褒められると少しむず痒い。
「──ああ、聞こえていたよ。それについては、いつ話そうかと思っていたんだ」
俺はモデルの途中だというのに立ち上がって、彼女のそばに跪いた。
「俺は光栄に思うよ。恋人さん。……こんな始まりであろうと、俺はね、これから君を愛しく思いたい」
ふらふらと広間を彷徨っているメリッサが目に入った。
すぐ声をかけようとするが、領主様の言葉を思い出し、少し躊躇う。
「─────」
ぎゅっと拳を握り、意をけして話しかける。
「メリッサさん、おはようございます。今起きたのですか?」
──昨晩、料理をご馳走になったあと。
湯浴みを終えて、空いている部屋へと移動する。部屋の扉を閉めれば、ようやくホッとできた気がした。
ボスン、とベッドへ体を放り投げた。
枕へと顔を埋めれば、安堵感からか瞼が急に重たくなる。
徒歩での長距離移動を終え、初対面の人と会話をし、リアンにとってはとても大変な一日だったから、当然と言えば当然だ。
微睡みの中、今日の出来事を振り返ろうとして、そのままリアンは眠りについたのだった。
……幸せな夢は、きっと、今日も見られないだろう。いつも以上の悪夢は見られそうだけれど。**
さすがのわたしも少しぽわぽわしてたかも。
うろうろ広間を歩いていたら尋ね人に声を掛けられたよ。
>>125 ラーク
「あ、ラークさんおはよお。
あっはは、お恥ずかしい。すっかり寝過ごしちゃってねえ。
…えっと、ラークさんはどうしてたあ?」
…大丈夫?普通に喋れてる?
ダメだ、なんだか意識しちゃって謎の質問しちゃったよ…。
勝手に決められたペアでもこんなことになるなら近所のおばちゃんの紹介とかお見合いとかもあながち悪いシステムじゃないのかなあ。
「つまり〜領主様はぼくとアデライドに本当の恋人になれってことか〜」
家族はいないから人質にされる心配はないけど、家を燃やされたり怪我するのはこまるな〜。特に怪我するのは働けなくなるしな〜。
(シンデレラと王子は永遠に愛し合って添い遂げるの?)
(お互いそばにいることが当たり前になって、それが愛じゃなくたって言ったら…?)
(そうなるくらいなら……)
「私は王子を一生愛し、泡となって消えていきたい……王子の心の中の棘になれたらいいのに…」
/*
昨日は遅くまでおしゃべりしていたから、眠るのがうんと遅くなってしまったの。
目が覚めたのはお昼が近づいていた時のこと。
領主様の戯れなんて知らずにのんきなもので、欠伸をしながら会場に赴く。
*/
「ふああ……おはようございます。んー、パンのいい香り」
朝、頭痛と共に目覚める。
ガンガンと頭に響く痛み。けれど、それもいつもの事だった。悪夢を見た日は、特に。
「………あー、いきたくない……ベッドから出たくない……やだ…」
と言っても、身体は朝の支度をする為に勝手に動いていく。思考と身体がまるで別々のモノになっているようで気持ちが悪い。
しかし、習慣というものは恐ろしいもので、あっという間に身支度が整ってしまった。
「…………大丈夫。僕は大丈夫。」
痛む頭をおさえながら、自身にまじないをかける。手の平に星を描けば、口を開いて飲み込んだ。
よし、と意気込むと扉を開けて、今日も偽りの自分を演じる一日が始まった。
>>116 ユリア
「あ、そうか。灰が時計の部品に入っちゃったらいけないもんね。
じゃあ……そうだな、吸ったあとは着替えるとか、夜だけにするとか、ルールを決めて……って、気が早いか。いや、でも大事だよね、恋人なら」
腕を組んでぶつぶつと半分独り言のように話す。
先程は、領主の突然の衝撃的な宣言に愕然としたけれど、自分については悪くない。いや、悪くないどころか、むしろ……。
とはいえとはいえ、まだお互いのことを何も知らないのは良くないな。
特に把握しないといけないのは、相手の地雷だろうか。
ユリアのプロフィールを改めて見て、もうひとつ聞いてみる。
「えっと、ユリアは友情が嫌いってあるけど……普段は誰と過ごすの?家族とか?」
>>122 リュラ
「ありがとう!さすがだなぁ。楽しみにしてるね」
ユリアも後ろから注文を追加するのを聞いて、微笑んだ。
恋人感あっていいな、なんて素直に思ってしまう。
>>124 レイリーン
彼がベンチから立ち上がるのに合わせて、ふわりと一瞬長い髪が散るように踊った。
そして、彼はごく自然な動作でメアリー・アンに跪く。彼女は呆けたようにフードで隠れた目を瞬かせ、それから吐き出した息と共に笑った。
「……あなたのような方を愛せたら、そして同じように愛してもらえたら、どんなに幸せかと思います。と、メアリー・アンははにかみます」
レイリーンの目に映るのは静謐だった。
心の動きをその瞳で雄弁に語る司書の彼とは、まるで正反対である。
──その言葉に嘘はないのかもしれない。
けれど、それが本心なのか、“皇帝”として正しく選択しているだけなのかは、彼女には分からない。
「わたしの母は、恋に落ちた相手を4度毒殺して死刑になりました。血の繋がった親子です。ひょっとしたらあなたも、わたしに毒を盛られてしまうかもしれませんよ。」
「と、メアリー・アンは冗談混じりに言います」
まだ領主の言葉が出る前の話
>>47エルフィン
「にしても、硬い成りして、やり手なことですよねぇ。
女を口説く手管とか、ご教授願いたいもんですけど」
>>48スティーグ
「それそれ。あんなふわふわぼよんぼよんに包まれるとか、エレクトリックコミュニケーションにも程がありません?
ぶっちゃけ、そそったでしょう?」
>>53イータ
「ですねぇ。月に反射される光程度が、丁度良いのかもしれません。
ま、輝きたい時には呼ばせて頂きますよっと」
太陽は背をむけてしまったが。そこにあったのでありましょう、暖かい気遣いは、確かに酩酊した頭を暖めてくれましたとさ
>>80>>81領主の男
歓談中に伝えられた言葉は、確かに"人を人とも思わない傲慢さで"
俺達が誰を運命の人として選びたいだとか、そんなのは知ったことではないと言うような。
俺達が歩みたいと思う足跡なんざ、簡単に踏みにじっちまうようなお言葉でした
いつも履かないヒールで、無我夢中に駆けて行く。
中庭は駄目だ。メアリーとレイリーンさんの姿が見えたから。あの2人なら、私が急に来ても嫌な顔もせずに慰めてくれるだろう。
でも、あの2人の邪魔はしたくない。
人が早々に来なくて、静かな場所。私は、遊戯所の部屋へと駆け込んだ。
この事態なら、誰もここには来ないだろう。
ふらつく足のまま壁にもたれ掛かるようにへたり込み、微かに震える手でジッポを取り出すがそのまま床に落ちる。
ノコギリソウが刻まれたそれをまじまじと見て、あの人を思い出した。
ノコギリソウの花言葉は❁︎勇敢❁︎その花言葉に相応しい祖父の唯一の形見。
彼も私と同じ❁︎吊るされた男の運命❁︎だった。そんなあの人なら、この状況をどうしただろうか。
亡くなった人の声は聞こえない。答えなんか出る訳もなく、その場に蹲るように座り込む。
「…………私は…どうすれば」
ふと出た独り言は部屋に溶け込んでいった。
いなくなってしまったコズエに、追ってもいいものか迷ったイヴは、机に刺さった恋人表を見る。
ああ、彼女が私のことを気にかけてくれたのは、もしかしなくてもこれの為だったのかしらね…。
だって、間違いなく。
彼女は月の運命の男に恋をしていたようだったから。
無残にもナイフに突き刺さったそれを見ながら、一つ浮上した疑問に、イヴは従者の女の子を探した。
ああ、いたわ。
>>リュラ
「ねぇ、恋人の表を見たのだけれども、あれは、今後変わることはないと思っていいのかしら?それとも、シャッフルの様な余興もまたあるものなのかしら?」
これをゲームとでも言っていた領主のことだ。
自分の予想していない何かが起きても不思議ではない。
何より彼女の為。
胸を高鳴らせてくれる彼女の笑顔が、イヴは欲しい。
何か少しでもわかることはないかとリュラに訊ねた。
これだけは手をつけなかった一際大きなトランクと、もう一回り小さなトランクを両手に持って領主に歩み寄ります。
>>80領主
「これはこれは領主様、ご挨拶が遅れました。
自己紹介がてら、我が社の商品を少しながら持ってきましたのでお気に入りのものが御座いましたらお声掛けください。」
そうして開いたトランクは二つ。
片方は、細かな意匠を凝らした懐中時計や眼鏡など男性の装飾品が半分、残り半分にはイヤリングやネックレス、髪飾りなど宝石をちりばめた女性ものが佇んで。
もう一つは、昨日のパーティー会場で話したイヤーシリーズをはじめとした布製品を詰め込まれておりました。
「小さなトランクの方は奥方や女性向けですがね。
お気に入りの品がございましたら今後とも是非ご贔屓に、と営業はこれぐらいで。」
小さな身体を大きく動かしてふむふむと頷く。
「ところで、先ほど仰っていた恋人というのは変えられるもので…?
少々小柄なのは自覚しておりますが、わたくしこれでも男であって、お相手の言うとおり、相手が男ではなかなか難しいものが……。」
>>137 メアリー
人間の表皮の配置バランスにこだわりはないけれど、彼女のフードの下を見てみたいと思った。
きっとそしたら俺は、今よりさらに柔らかく笑えたのかもしれない。
彼女の答えは否定でも、肯定でもない。
俺は僅かに首を傾げる。
「……毒殺か。俺の一番好みの殺され方だな。それなら、その時は一番近くで見ていてくれ」
俺の笑みは、変わらなかっただろう。それをもって、肯定とすることにした。
「……ところで」
殊更優しく見えるように注意して、目を細める。
「君こそ、昨日の夜、誰かと話していたようだね。従者の子が出してくれた不思議な道具で見たよ。ええっと──悪魔の子だったかな。
良かったら、紹介してくれないかい? "恋人"として君の仲のいい"友人"には、是非挨拶しておきたいからね」
>>134 エリック
「うん、いつか、工房にいくことになったら…そうして」
いつかは、彼にも工房のことを覚えてもらわないといけない。無理せず、一緒に進めればそれでいいのだけど。
「普段、お仕事の手伝いをして、勉強してる。家族には隠者と節制と女教皇が多いから、たくさん教えてくれる。
エリックは、おうちが配達のお仕事をしてるの?楽しい?」
(昨晩)
>>0:571 スティーグ
「ふふっスティーグのかっこいいところも見れるの楽しみにしてるね?」
かわいいかわいいと言いすぎてしまっただろうか。
ちょっと拗ねた感じもかわいいと思ったがそれ以上は口に出さず、するりと彼の腕に自分の腕を絡ませた。
「そんなことができるの??
私も運動は得意な方だけど、いっぱい練習したのね!
そうだね、私は人から浮かんだイメージのデザインが一番多いよー!例え同じ運命を持つ双子でも全く同じデザインは浮かばないの。」
にこにこと笑いながらも、欠伸が話を遮った。
「ふあ…もうこんな時間だったのね、ゴールデンタイム過ぎちゃってるから私はそろそろ寝ないと。
また明日お話ししてね?おやすみスティーグ」
領主の声が屋敷に響く。ナイフを突き刺す領主を見れば、乾いた笑いが漏れ出した(>>80)。
「………はは、なんだ、そういうことか。」
恋人という定義は、ただの呼称でもなんでもなく。正真正銘、恋人という関係であったらしい。
領主様の粋な計らい。配偶者探し。
そういうことなら、従わないわけにはいかないだろう。
家や家族に未練はないが、好きな場所を奪われたくはなかった。図書館は、唯一リアンが心を休ませられる場所だから。あそこを奪われるくらいなら、死んだ方がマシだ。
だからこそ、あの場を守る手段が恋愛であるならば、手を取り、瞳を交わらせ、耳元で愛を囁こう。
必要があるのなら、淫らに溺れることだって厭わない。
あぁ、いつもの事だ。兄に見初められなかった女の相手なら、何度でもしてきたのだから。偽りの恋愛ならリアンの十八番だ。
(………ここに来たって変わらない。)
領主に背を向ければ、探すのは恋人の姿。
恋愛遊戯の遊び相手。ホーラの姿を。
リュラに話しかける前。
月の運命を持ち、おそらくコズエの想い人であろう男の姿を見つけ声を掛ける。
>>ハイド
「ねぇ貴方。ちょっとお話しがしたいのだけれども、良いかしら?ハイドさん。」
“恋人の運命”と、何やら含みがあるような言い方をしながら返事をしてくれた彼の顔を、笑顔を携えながらじっと真っ直ぐ見つめる。
彼の人となりを、イヴはよく知らない。
この男がコズエにとって良いものなのかそうでないのか、結ぶ縁に値するのかそうでないのか。
どうせ領主には全て筒抜けの様子。
わざわざ場所を移動する程でもないが、少し人の少ない窓際に行きましょう、と足を進めた。
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