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読者モデル ミライ に 11人が投票した。
闇の眷属 シオン に 1人が投票した。
ボンボン ククイ に 1人が投票した。
マイペース アオイ に 3人が投票した。
読者モデル ミライ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、オカルト部 マコ が無残な姿で発見された。
次の日の朝、クール ヒビキ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、闇の眷属 シオン、軽音部 エニシ、モテ願望の強い キイチ、放送部 アリサ、学生漫画家 シズク、バレエ部 ミサ、在日 セボ、ボンボン ククイ、バカップル ミウ、帰宅部のエース ヤクモ、テニス部 サヤ、巫女 コトハ、マイペース アオイ の 13 名。
長年共に過ごしてきた級友を死に至らしめるほどの呪い。
かれらを突き動かすものとはなんでしょう。一体如何してかれらをこうまでさせるのでしょう。
足元から蟲が這い上がってくるような不快感。押し寄せて来たに怨毒に、彼らは打ち際に落ち散る木の葉のように浚われて行った。
目や鼻から一筋二筋、何筋もの血が流れる凄惨な死体が二体。
長年共に過ごしてきた級友を死に至らしめるほどの呪い。
かれらを突き動かすものとはなんでしょう。一体如何してかれらをこうまでさせるのでしょう。
足元から蟲が這い上がってくるような不快感。押し寄せて来たに怨毒に、彼らは打ち際に落ち散る木の葉のように浚われて行った。
目や鼻から一筋二筋、何筋もの血が流れる凄惨な死体が二体。
寝静まる生徒たちの間を踊るように縫う白い足。長い桃色の髪を垂らした誰かが、その亡骸を見てくすくすと嗤った。
『──わたしの痛みはこんなものではなかった。
──わたしの苦しみはこんなものではなかった。』
誰もがよく聴き馴染んだ声で。いっそ慈愛に満ちた甘い甘い口ぶりで。死に顔を細い指が撫でる。それは本当に、やさしいやさしい、手つきでした。
『惨苦とは理不尽に起こるものです。せっかく外に出たのだもの。もっともっとわたしに見せて。もっともっとわたしを魅せて。』
然して──けぶったような青白い夜明けに融け入るように、彼女の姿は薄らいでいった。
「……っは、……はあ……」
ひどい夢を見た。全身から熱が引いたような寒さに襲われて、オレは目を覚ます。なんで目が覚めたんだろう。寝つきはいいほうなのに。
自分で買ったお茶でも飲もうと思って、立ち上がる。その後で、鼻につく異臭に気づいた。
目に飛び込んできた赤にすぐ反応出来なかったのは、きっと脳が認識することを拒んでいたから。
だって、二人とも、話してたんだ。さっきまで、さっきまで──!!
「……マコ!!!! ヒビキ!!!」
オレはその場で尻餅をついた。
呪いが呪いたることを、ようやく理解する。
「なんで二人死んでるんだよ、おかしい、だろ? だって、昨日は誰も死んでなかったのに……!」
やっぱり、これは悪い夢なんだ。そうじゃなくちゃ、説明がつかない。
生ぬるい血が、俺の手まで流れてくる。
誰か、誰か助けて。そう願っても、助けてくれる人はいない。
『明日原さんはモデルをやっているそうだ。
高校生になってようやく読むようになったファッション雑誌。その四角く区切られた世界に映る明日原さんは、どんなファッションでも完璧に着こなしてみせた。
わたしは鈍臭いせいでよく彼女を怒らせていたけど、それでも明日原さんが好きだった。憧れていたと言っても過言ではない。
スタイルといえば、大柳くんはかなり身長が高い。
最初は少し怖い印象を受けたけど、話してみると穏やかだ。実はしばらく、昔飼っていたフラッティーに似ていると思っていた。黒い毛並みが美しいフラットコーテッドレトリバー。
自分でも信じられないけれど、一度だけ大柳くんをその飼い犬だった“ブラッディ”と呼んでしまったことがある。
山田くんがなぜかその単語に強く反応したのが、恥ずかしくもあり、面白くもあった。』
───七原南のいつかの回想
>>0 セボ
不安で仕方なかった昨日とは変わり、少しだけ楽に眠ることができた。
そんな時セボの声が聞こえてきたので向かうと…
「おはよ…そうか、今日は2人も…」
ミウは泣き疲れて眠ってしまっていたようです。顔をわずかにあげると二班の二人が目に入りました。
今日もミウたちは生きられた。ミライとのことが胸の中でもやもやと引っかかっていましたが、今はこの生を噛み締めようと細く深く息を吐き出します。
「──……。……え?」
セボの悲痛な叫び声でミウはハッとしました。そして、彼の視線の先を辿ると、ミウも「きゃっ」と短く悲鳴をあげます。
恐怖で座り込んだまま壁に背中を押し付けて、込み上げてきた胃液に思わず噎せました。
「…………わぁっ!」
勢いよく飛び起きる。
周囲を見回し、ここが集会所な事を認識してからは力んでいた肩を下ろす。
「……夢、よね?びっくりしたあ。
……とりあえず、結果を言うわね。
ミライちゃんは【人狼】よ。
彼女とは、インスタ映えすると噂のカフェでケーキと紅茶を楽しみながら、2時間みっちり話を聞かされたわ。
恋話、先生や皆の愚痴、私への質問攻め……夢とはいえ、ちょっと疲れたもの。
話し終えたら満足してくれたのか、自分の正体を教えてくれたけど。
でも、最後の最後に怒るのは酷くないかしら……思わず、叫んじゃったじゃない。」
眠気の残る目を擦りながら、はあと小さく息を吐いて、落ち着いた、その時だった。
ヒビキ君と、マコちゃんの遺体が目に入る。
「……………………え?」
今日は、2人もいるのね。なんて言葉より早く、顔色は蒼白に染まり、その場に蹲ってしまった。
えっ…あっ……!
[覚悟はしていたのだが。]
ヒビキくん…マコくん…
[脳が現実を受け入れない。叫びそうになるのをぐっと堪える。堪える代わりにとめどなく涙が溢れてくる。アリサはそれを堪えることはしなかった。]
……【ミライちゃんは、人狼だった】。
「【ミライちゃんは人狼だった!!!!】」
[…それはなにかを振り払う様に。]
「…勝手な判断ををさせてもらう。【真なる占い師は大柳 響】だ。
彼の者が昨夜言っていたことが、事実ならば【十堂 葵、不破 縁のどちらかは、呪狼である】」
セボの声で目が覚める。
ガバッと飛び起き、寝癖が残ったまま、重たい瞼を意地でもあけながら辺りを見渡す。
「ヒビキ.....マコ.....??」
流石のアオイも胃酸が逆流してくる。胃酸を戻そうと口の中が唾液でいっぱいになる。
(耐えろ...)
深呼吸をする。何回も何回も。肩で息をする。
(あぁ、僕は、死んだ、のか)
[すぐ近くに、ヒビキ君の死体があるのが見える
こんな時まで、一緒に終わるなんて
本当に、皮肉で、皮肉で、皮肉で皮肉で皮肉で皮肉で皮肉で皮肉で皮肉で皮肉でぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁヒビキ君が死んだ死んだ僕も死んだ皆死ぬんだ死ぬんだ死ね死ね死ね死ね死ね死ねやめてしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね]
「あはっ」
「あはっ、あはっ、えへっ、うふ、うふぇ、あひゃははははははっっ!!!!!!
あぁぁぁはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」
昨日の寝た後のボイスレコーダーを聞き直す。
顔が強ばる。また怒った表情をしているだろう。ミライに文句つけられ泣きそうになってるミウが容易に想像出来る。
(こんなだったのか...?いじめも嫌いだったと言う事も。)
のらりくらりと躱してきたアオイには到底わからないものだった。だからこそクラスメイトは友達であり、綺麗なモノだと思い込んでいたのかもしれない。
「結果は、確認した。ククイの結果待ちだが、ミライは狼であるという解釈でほぼ間違いないのかねェ
あと、昨日のヤクモのように今日俺に3票入ってンのは気になるな」
「僕をッッッ僕を助けるなんて大口叩いてた癖にッッ!!!!!
結局なぁんにも出来てないじゃないか!!!!!!
ははっはははは!!!!かっこつけてさぁ!!!無様!無様だ!!無様だよ大柳 響!!!
君には誰も助けられッこなんかない!助けられてなんかやるもんか!!!!死ね、死ね!死ね!!!
僕を、助けてくれなかったヒビキ君も、皆も、皆皆死んでしまえ!!!!」
意識を取り戻した瞬間から絶望の色が空気を満たしていた。
「…………っ」
あまりにも凄惨な二人のその姿に言葉を発せない。
吸って、吐いて。呼吸することに意識を集中させる。
「……【明日原さんは、狼やった】」
「二人のうちどっちかが、呪狼を占ったいうことやな」
「山田くんの話、聞こえたわ。
本当なら、本物は大柳くんやったってことになる」
「……」
所在無く立ち尽くしていたが、力が抜けてその場にどかりと腰を下ろした。
「マコは占い先を言わずに...そうか」
「ヒビキは俺とエニシ、シオンを占い先にしていたんだな」
そう、思いふけっているとミウとシオンの会話が聞こえた。
(俺かエニシが呪狼?好きに言ってくれンじゃん...)
グッと手を握りしめる。
「敵をとる為にも冷静にならなきゃ」
ヒビキとマコの死体を近くに寄せる
「お前ら、本当は仲良いのにな。仲直りもせず、こんな別れ方なんて最悪だよな」
拭うものはもっていない。ジャージの袖でマコとヒビキの血を拭う。目を伏せる。
胸から何かが湧き上がってくる。視界がボヤける。
涙が落ちそうだ。
「そっか、ミライちゃん、呪われてたんだ。
みんなを殺したんだ。オレのことスキって言ってまで、生き延びて。みんな殺したかったんだ。……それくらい、憎んでたのかなあ……」
そりゃ、オレだって嘘だってわかってたけど。
分かってたけど、心に澱みが溜まっていく。オレらしくないって笑えない。たくさん悲しいことが起こりすぎて、一体何に苦しんでるのかさえ見失ってしまいそうだ。
「2人…」
ミライも含めて、3人。一気に減ってしまった。シオンの語ったことに、幾度か頷く。
「そうね、その考え方は合っていると思う。それが本当なら、ヒビキが占い師だったみたいね。」
手近にあった水を、一気に飲み干す。
「ミライは呪われていた。それが霊能者の総意ね。うん…」
納得してしまった。最後の余りにも醜く藻掻く様が、脳裏に残っている。それを振り払おうと、シャワーへ向かった。
「うそ……やだ……なんで…………?
ぃ………いやああああああああああ!!!!!!!!!
大柳くん!!!マコちゃん!!!
やだ!!!起きてよぉ!!!!!!!」
蹲り、乱れた呼吸を整えていたが、大分落ち着いた。
まだ眩む頭を抑えながら立ち上がり、昨日夜から聞いていないボイスレコーダーを手に取る。
音声を聞き返していると、そこには嘆き、悲しみ、怒りといった負の感情の循環が凝縮されたような、そんなクラスメイトの声が録音されていた。
「……………そんな……。」
思わず、声が漏れる。
ミナミちゃんの物がたまに紛失したり、お昼ご飯の時にクラスにいなかったりしたのは……と今気づくには遅すぎる事が脳内を巡る。
前に、一人で探し物をしている時に、何かあったの?と聞いた事があった。
彼女は笑顔で、何もないよ、物をどこかで落としちゃったみたい。そう答えた。
その笑顔を、信じきった。
……いや、そんな綺麗なものではない。
何かある、と僅かにでも思っていながら彼女に否定してもらう事で、なかった事にしたのだ。
結局の所、私はこの島の伝承の村人と同じで。
"臭いものには蓋をした"
ただ、それだけの事だったのだ。
結局の所、私はこの島の伝承の村人と同じで。
"臭いものには蓋をした"
ただ、それだけの事だったのだ。
自分のその愚行が、この惨劇を引き起こしたのだとしたら。
「………………はは……。」
口から乾いた笑みが出る。
だが、涙は出なかった。
その場に崩れ落ちる様に座ると、力無く壁に寄りかかり、そのまま体育座りに蹲った。
今はただ、そうしている事しか出来なかった。
「聞こえているなら、聞いてね。
あのね、"閉じ込められた人たち"はまだ生きているの。
外のみんなが呪いを解いてくれたら、きっと生きてここから出られるのよ。だからリコ、ミライ。あなたたちはまだ諦めちゃダメ。
……でも。呪いを受けたなら。
そう、占いの力があると言ったあなたたちは。
死んでいる、のよ。
わかるでしょう?体がここにないこと。
あなたたちがどうなるかは、私にもわからない。
でも、呪いが解けた後に望まれたなら、あるいは。
私が見える?きっと、見たいと思えば見えるはずよ。」
…っ……ヒビキと、マコ……両方やられたのか……?
(目が覚めた時の惨状は、想像していたよりも惨たらしいものだった。そして山田の発言を聞き、考えるより先に言葉が出る。)
【俺だって狩人だ】。……いや、真偽の程はわからないが。俺はサヤを護衛していた。でも護衛初日の手応えはなかった。…ダーヤマの言ってることを信じた場合、違った場合……少し、考えてみる。
取り急ぎになって悪いが俺はまたしばらく顔が出せない。考え事が増えたしな。
>>9 >>13 シオン
「…シオンくんは守護のチカラをもっていたんだね!
ただ、それがホンモノかどうかわからないなら、ヒビキくんが占いだって言い切るのは早計でしょ?違うの?
呪いを受けた人に占いの真偽がつかないなら封印が今日ヒビキくんに当てたことだって考えられるし。
シオンくんが守護のチカラを持ってないならヒビキくんが襲われて、マコくんが呪狼の反撃にあったって考える必要があるはずなんだけど、なんでそれをしないの?
マコくんは『占い先を投票に合わせる』って言ってた。それは最初の占いからもわかる。ヒビキくんは明言していなかったけど初日の動向からはそれはなかったよ。
ヒビキくんがマコくんに揃えて、例えばシオンくんを占うことにして投票したとして、そうなると、マコくんは誰を占ったのかな?ククイくんはマコくんが閉じ込める人に挙げていたから占う可能性はそう高くない。ましてや霊能に出ているのだからね。アオイくんの可能性もあるけど、ククイくんへの投票はミライちゃんだと思う。
…もしかして、マコくんはシオンくんを占ったんじゃないのかな…。」
「私、ククイのことは信じてる。騙した上で、全て無かったことにする意味が無いから…」
もしククイが呪われているならば、砂糖まみれの言葉で私を縛ればよかった。『最後には仲間を裏切るから』なんて言えば完璧だ。狼に味方する人が1人増えるのは、とても大きいことだろう。
霊能者だと騙って絆を解けば、こうやって私は正しいことのために動くのだから。
集会所から少し歩いたところで、座り込む。
「はは…っ」
確証が得られるまではどちらも信じると言ったが。
死ぬことでなんか知りたくなかった。
心が乾ききっているのか、涙もこぼれない。ただただ、自分自身を支配するのは無だ。
だが、守るべき仲間はまだいると意識を集中させる。
「大柳響が誰を占ったのか想像がつかぬな…。彼の発言だけ見ていると、我を占いたいとばかり言っている。
明日原 未来が、十堂 葵を占い先に上げている。彼の方が怪しいだろうか。
皆がどのように言って来るかにもよるが」
とサヤに念を飛ばした。
二班の敷地でもう一度休もうとしますが、どうしてもアオイのことを考えてしまうと思いました。
ミウは毛布だけ持っててこてことミサのそばに寄ります。ある意味ではミサが、最も信用できる相手の気がしました。
「ミサミサ、近くで……」
しかし、そこで気付きます。結局また、誰かに甘えようとしている。ミウは途中で言葉を止めて、それから唇をあげました。
「……なんでもない♡」
時間が経つだけで、少し気分が落ち着いてくるから、不思議だ。それが砂の城みたいに脆いものだとしても。
>>All
「ええっと、少なくとも、狩人候補の人は、……ってか、名乗ってない人オレ含めてみんなそう言うかなって思ってるんだけど。
少なくとも手応えあったかどうかは言わない方がいいと思う!」
オレは声をもう一度張り上げた。
「……もし、言うとしたら、マコ護衛してて、今日自分が力持ってないこと知った人か、ヒビキ護衛してて同じパターンの人で……。
シオンみたいな場合は、闇狩人だって確信してない、って言い方がいいんじゃないかなと、思うよ!」
>>23 セボ
「ミライが…狼だったって…。
あんなに明るくって、元気で…
だからさ、呪いのせいだよ…」
嘘であって欲しかった…
今はまだ皆の話を聞いて立ち尽くしてることしかできなかった。
[昨日から聞こえる見えない声の主をいま一度探そうと首を回す。やがて空間が歪んで、それらしき思念体のようなものがふたつ見えた。何としてもあまい幻想に縋り付きたいりこは、菓子箱をぎゅっと握りながら震える声を絞りだす。皆が憎みあってるなんて、そんなはずはない。]
>>+10 沙華
こ、今回はだいじょうぶ、…大丈夫、です!クラスのみんな一生懸命考えてて、だからきっとこんな呪いなんて解いて、わたし達のこと迎えに来てくれます。そしたらもしかしたら、死んじゃった村の人たちも、あなた達も生き返れるかもしれないし、……。
[言いながら思う。薄々気づいていることだ。そんな確証、どこにあるのだろう。反論しながら声はだんだんと小さくなり、ついには言葉尻を飲み込んでしまった。]
>>+11
「…誰?」
不思議なオーラを放つ人だ。
この人に関してはアカリさんと違って生きてるが死んでいるかもわからない。そもそもここに居るの?それすら察することができない。
何も無いがここにある。意識を常に誤認させているような奇妙な感覚。
「アタシがしたいこと、か。仲良いクラスごっこに終止符を打つこと。ううん。単に邪魔な人たちを殺すつもりだった。結局、全員邪魔になったんだけど」
なんだ、結局待つだけか。
でも、大丈夫。あの人たちなら絶対に上手くやる。
「アタシが生贄?ふふ、面白い考えもあるのね。でもアタシが望んでるのはアタシのためにみんなが生贄になることよ。」
素性が全然わからないのに洗いざらい話してしまった。
話したいと思っていたのか、話すことを強要されたのか。
わからない。
「あなたは誰?」
>>15 セボ
「我もそう思う。日向 咲耶の意向を優先するが…【大柳響、影裏真子のどちらかを守っていて、我と違う結果を持つ者がいれば】だろうか。同じ結果は…うむ、我は必要ないと思うが、皆から見ればどうなのだろう」
>>30 アリサ
「我の話を聞いていないのか。よく聞こえぬなら、そのヘッドホンを外した方が良い。
我は未だに守る力の真偽が分かっていない。が、我が守護の力を行使した先、大柳響が死んでいる。これは、大柳響が人狼の襲撃以外で死んだことを現している。ここまでは良いか?
確かに、貴様から見れば大柳響が封印、襲撃され、影裏真子が呪狼を占った可能性もある。が、我からしてみればそれはない。大柳響が襲撃されたのであれば、我の力は思い込みであった、と我自身が分かるはずだからな。
影裏真子が我を占った可能性は高いだろう。
つまり貴様は【影裏真子が本物で我を占って死んだ】そう言いたいのだろう?だが、その場合、我が今こうして出てくる理由は何だ?その説が本当なら【影裏真子を護衛して手応えが無かったもの】あるいは【大柳響を護衛して偽りの能力だと分かったもの】が出た場合に、我かその者のどちらかを閉じ込めることになる」
>>36 ヤクモ
「……そうだよね」
でも、ミライちゃんは、ミナミちゃんを。いや、きっとそうじゃない。それだって、呪いの力で思い込んでるだけなんだ。きっと。……きっと。
「やくもは、……。──ごめん、なんでもない」
>>ALL
「……オレ、昨日ヒビキと話しててさ。頼まれたから、伝えとくね。多分ボイスレコーダー見ればわかると思うんだけど。
【昨日ヒビキが占ったのは、シオン、アオイ、エニシの誰か】>>3:420」
もちろん、ヒビキが偽物って可能性もある。
「それから、こっちも情報整理として記録しとく! 【マコが占ったのは、アオイかシオンのどっちか】>>3:137」
考えがまとまらない…
ヒビキとマコ…仲良くって…2人で信頼しあっていた所の裏切り。そして今日は……
俺は無残な姿なった2人の前に立ち、もう動かないその体に言葉を投げる
「2人一緒に逝っだ…もう向こうでは仲直りしろよな…(グズっ)」
それからシャベルを探してきて、マコがミナミ達を埋葬した所の近くに2人分の墓穴を掘り始めた。
「多分、セボの言っているようにマコがアオイとシオンのどちらかを占った可能性は高いと思う。
シオンは確証を得るため、アオイはマコの中で求婚者だと思ったが違かった…ではなんなのか?そう考えれば2人が上がっては来るかな…」
お腹がすいて、目が覚めた。
もう日が高い。お昼の時間か。と、ぼーっと思う。
昨日は力尽きるように、倒れてしまったが、誰かが寝床に運んでくれたらしい。
何かお腹に入れないと、と、ふらふらといつものところに行く。
「ごめん。ねぼう。けっかは…………?」
異様な雰囲気に、立ち尽くす。
占い師のふたりが、いないことを把握した。
「ま、こ。ひびき。」
/皆の話を聞きながら頭の中を整理する/
なんだ。辻占は呪狼占っても死なないのか
じゃあ俺は、アイツに呪い殺されたってことになるんだな
…マコ
ごめん。ごめんな。俺、何も出来なかった。
/マコの半乱狂する姿が見えた。死後の世界ってヤツだろうか/
「まこ」
……まだ、伝えてないことが、あった。
まこの小説について、聞いていなかった。
尊敬してると、言ってくれた、まこ。
わたしにないものを、持っていたはずの、友だち。
反応がおもしろくて、カメラを向けた時のことがフラッシュバックのように思い出された。
「……ごめん。録音、きいてくる。」
どのくらいの時が経っただろうか。
突然、ぐうと大きな音を立ててお腹が鳴る。
そういえば、昨日はおにぎりしか食べていなかった。
自覚すると酷い空腹に襲われ、仕方なしに立ち上がる。
集会所から一番近い家に向かうと、ご飯を炊いた。
ふと、クラスメイトの皆の顔が過ぎる。
あの中に皆を殺した犯人がいる。
それは心の弱い部分をつつかれたからであって、本人の心からの意思ではないと、誰も悪くはない、悪いとしたら目を背けた自分なのだと。
だからこそ、その罪を償う為にも、戻ったら沢山考えようと心の中で決心した。
手遅れかもしれないが、救える命は救いたい。
それが、級友なら尚のことだ。
ぼんやりとそんな事を考えていると、そろそろご飯が炊けそうな頃合いになる。
……何だか、温かいものが飲みたい。
そう思い、ネギと油揚げを入れたお味噌汁を作った。
自分の分量だけ作るのは気が引けたので、ご飯もお味噌汁も皆の分量を作り、自分は借りた台所で食すと、少し心の痛みが和らいだ気がした。
やっぱり、ご飯は偉大だ。
皆にも持っていこうと、ご飯は塩むすびに、お味噌汁は鍋ごとお玉とおわんと共に持っていくと、集会所の机に置いた。
「そして、現状何より怖いと思ってしまったのが、狐を見つけていないにもかかわらず、占いを襲撃に来た。って事実は頭の片隅にでも入れていても良いと思う。
それってつまりさ、@(言いにくそうに)ミライが狼ってバレて、今日の占いの候補にもう1人入っていて焦った。A候補の中に狐がいてそれを知ってる狼が、狂人を見捨てた。いや、もしかしたら狼側ですら偽物がわからなかったのかもしれないな…」
「抜けはあるかもだけど。しおんが、ひびきを守ってた、と主張したことは、はあくした。
しおんのいうことを信じるなら、ひびきが本物で、逆呪殺された、と。
今の大事なことは、そこかな。」
「あと、みらいが、ほぼ確定で狼、に、なるの、か。違う場合は、りことみらいが、本物の霊能者だった場合、だけど。これは、いったん考えなくて、よさそう。かな。
霊能者のうちわけ、よくわかんなくなるし。
素直に、かんがえたら、霊能者でいま残ってるのは、ほんものと、狂人、かと。
狐と魚人が出てくるのは、りすきー。くくいについては、なくはないけど……みさの件があるから、おそらく、現状でほんものにいちばん近い。とは。」
「……みらい、みなみ、いじめてたの?」
少女漫画のヒロインのような、明るくて、かわいくて、きらきらした、みらい。意外だった。
錯乱したように、ミウやミサを詰る様子も、残っている。
>>43
>>47 と自分で話してゾッとする。
もし今の考察でいけば、俺はどこかのタイミングで3人の中から誰かを選ばないといけないのだ。
「アオイ…エニシ…シオン…」
初日、決断を迫られた
昨日、輝きを失った
そして今日は……
……ふう、と、息をつく。
キョンシーの真似をする、茶目っ気のあるヒビキの姿も、ちら、と浮かんだ。
それに、ガールズトークをした(もっとも、シズクはすぐに寝てしまったが……)ミライの姿も。
「……ごめん、まだ、頭が上手く働かなくて。ほんかくてきに、かんがえるの、は、夕方か、夜。
ちゃんと、今までの発言とか、ききかえして、考えたい。」
「わざわざ言うまでもないかも、しれないけど……霊能者は、いったんほっといて、いい。
厳密にいうと、みさを完全にほっといていいのかは、不安はあるけど……今日どうこうってかんじでは、ない。」
「そう、なの。私、外のことはあんまりよく聞こえないときがあるから。
>>ミライ
セボの、って言われると恥ずかしいけど。
私3班のみんなとお話できて嬉しかった。
それは本当よ。でももう言わない。
いろいろ私も知らないことだらけだった。いっぱい嘘をつかれていたこともわかった。でも、私が泣いて騒ぐのはもっともっと後よ。
だってまだ、ここには生きている子がいるんだもの。
外にも、必死のみんながいるんだもの。
苦しいな。友達同士にこんなことをさせるなんて。」
>> コトハ
「手伝わせてありがとう。あのさ…これはコトハだから頼めるんだけど…」
「マコってオカルト好きだったろ?だからさ、何かそれっぽく供養してやりたいんだ。も、もちろん巫女がやるべき事でないっては思ってるんだけれどもさ…」
>>ダーヤマ
悪い。お前が手応えを感じた狩人なのかと勘違いしてそのまま白状した。完全に迂闊だな……それ以上の理由はねえよ。
(ちらっと集会所に戻ってきた矢先、そうダーヤマに声をかけられ急ぎでボイスレコーダーを確認する。長い前髪をガシガシかきながら少しイラつきを見せる。無論自分に対してだが)
>>54 ヤクモ君
「うん、いいわよ、任せて。
……と言っても、私は神主の娘だから、神式の葬儀しか見た事がなくてね。
作法はわかるから、頑張ってみるわ。」
準備をしながら、神式の葬儀は仏教葬儀とは意味が全く違うもので、仏式の葬儀は故人を極楽浄土に送るための供養の儀式だが、神式の葬儀は故人の御霊をその場にとどめて、守り神になってもらうための儀式だと説明した。
「……あ、ちょっと待ってて!」
確か、お世話になったお家に線香があったな、と拝借した。
それだけ取りに戻ると、きちんとそれらしく供養をし、最後に手を合わせてから顔を上げる。
「……これでよし、と。
マコちゃん、ヒビキ君、せめて浄土では仲良くね。
…………ヤクモ君、帰りましょうか。」
未練を残さないよう、踵を返した後は振り向かずに集会所へと戻った。
「にしても死んでるの、便利だね。はっ、はは...。
動こうと思えば、あっちこっちに簡単に動ける。」
[意識を暗闇に揺蕩たせると、過去の会話も反響の様に聞こえてくるかもしれない]
葬儀を見送ると、アオイは集会所に戻り、考え始めた。
「整理するわァ
現状占い師だったヒビキとマコ。お互いを占って村人であると言ってる以上ここに狂人が1人。
霊能者に関してはククイ、コトハ、アリサ、ミライ。
ミライが狼であったことから、霊能者+狂人の組み合わせで良さそう。あの状況で狐が出るのはリスキー過ぎる、気はするが、自分で閉じ込められる位置にいると自覚しているのであれば出てきてもおかしくはない...か?それも後で考えるが、一旦霊+狼+狂で考えるかなァ。
求婚者はミサ」
ふぅと息を整える。
揺蕩うままに身体を投げうっていると、声が聞こえた。>>+7
この声には、聞き覚えがある。村でいつも新しい事を思いついては、実践する快活な子。アカリだ。その声は、かつての明るいアカリのものではなく、非常に暗いものだったが。あの子も、きっと私達と同じ状態になったのだろう。
そして、彼女が話している中で一つの言葉が引っかかる。呪い…。
この村は呪われていた…?
つまり、いや…やはり、カナコ様は自らを生贄とした訳ではないという事だろう。
昨日見た影は、強い恨みと殺意の塊だった。決して人と呼べるような存在ではなく、それこそ神か何か、超常的な存在だろう。
しかし、この村にそんな強い意思を持ったモノがいるなど聞いた事がなかった。
だが…カナコ様が守り神ではないのなら。
この責め苦はきっと、村人達が負うべき業だったのだろう。
(でも…)
ようやく合点がいった私は、ふと下を見下ろす。
もう既に犠牲者は出てしまっているのだ。
この村とはなんの関係もない、生徒達が。
私はあの子達にどう接すれば良いのだろう。
知らなかったとはいえ、村の業を彼らに背負わせてしまったこの村人の私が。
端的に言えば、合わせる顔がない。
(袴田先生…袴田先生なら、どうするのですか〜…?)
答えられる事のない質問を宙に投げ、私はまだ揺蕩う。前に出る勇気も持たず、意気地のない私はただ揺蕩う。
苦しめ、嘆け、悲しめ、そのまま永遠の時を過ごせ。
そう、聞こえもしない幻聴が聞こえた気がした。
「……狼は残り2匹。
狐は……まだ生きてるでしょうね。
リコちゃんが狐なら、単独で生き残る為にもっとお話してくれそうなものだし。」
元々物静かな子だった。
特に異変は感じられなかったので、そう話す。
「シオン君の意見、私も考えたけどそれがしっくりくるわね。
そうね……ヒビキ君がシオン君、アオイ君、エニシ君の誰かを占ったのなら、シオン君は呪狼の可能性は低そうに思えるわ。
シオン君がもし狼なら、村目線よりの意見は首を絞める一方でしょうから。
2人との関係性を切って、1人だけ生き残るつもりなら話は別だけど、今はその線は薄そうに見えるわね。
シオン君、大抵の人と仲良くしているように見えるわ。
他2人は……もうちょっと待っててもらっていい?
音声、もう1回聞き直したいの。」
「求婚はミサちゃんを信じる事にしたから、ノーコメントよ。
ククイ君の方の役職は誰もわからないから、ちょっと不安要素ね。
これはククイ君に限らず、あるとしたら狼や狂人の可能性が高そうだけど……狼なら霊能に2匹出るようなドジをしなさそうって思ったわね。
狂人だと辻占いが無難に占師騙りしてるのなら、封印狂人が出てるのでしょうね。
狐は霊能が場合によっては、皆吊られる事を考えたら、潜伏で狩人騙りした方が吊られにくいし、噛まれても平気な狐がいきそうなポジションだと思うから順位をつけるなら狂人>狼≧狐だと思ってるわ。」
そこまで言うと、ボイスレコーダーを手に、近くの壁に寄りかかり、考え始めた。
「朝のドタバタに関してだけど、感じた事は性急すぎるだろ。シオンは理由ありきで出てきてはいるが、自分で『思い込んでるだけかもしれない』という。その裏ヒビキが真占であるとわかっているような出て来方のように感じる。し、出てこなくても議論は出来る。ここがシオンっぽくないポイント。
エニシに関してはシオンの後を追うように狩人だと名乗り出ているのが最高に怪しすぎる。疑われたくなくて出てきたようにしか見えない。
今のところシオンは同じ村陣営の可能性もあるからなんとも言えないが、エニシに関しては、俺の中では割と...ダメ。だ。」
「あと水を指すようで悪いけど、マコは>>3:370でこう言ってるし、霊能者以外だと結構いるから誰を占ったかってのは判断し辛いと思うわ」
[ミライにも、同じように呪詛の言葉を向けるだろう]
「アスハラさん。いや、はは。アスパラさん?
狼側だった訳だ。
狼の中で最初に閉じ込められるなんて。案外...?
あぁ、いや、元々、頭は悪いんだっけ。賢しい振りをしていただけで。
狼が僕を襲ったせいで、皆の死体を直接みれなくなったじゃないか。触れなくなったじゃないか
せっかく、態々伊藤さんの家から包丁まで持ち出してたのに」
>>56 コトハ
コトハの葬儀をアオイと共に見守った。
「ヒビキ、マコ、あっちで仲直りしろよ?」
神式と、仏式の違いに関しては分からない事があったが、これは専門家である彼女ならではだろう。
一通り終わるとコトハとアオイは集会所へと向かっていった。俺もついて行こう。
>>60 アオイ
「あ、アオイ?シオンがシオンっぽくないという点はわかるが、お前も…らしくないぞ?」
しかし仕方ないのかもしれない、彼らは呪狼の可能性をかけられる。
「確かに今の議論はシオンの発言に引っ張られているところも大きいとは思う。ヒビキは特にシオンを占いたいと言っていたからさ…シオンからしてみれば、当然のことを言っていると思うし、俺がシオンの立ち位置でもきっと似たようなことは言うと思う。
でも、マコの占い先だけはある程度絞れるんじゃないか?
過ぎたことは戻らない、どちらが真実かも現状で俺は即答できない。
だけど、ヒビキが細かく言葉を残していたのなら、マコはマコなりの意思の残し方をしてくれていたと思う。」
シオンにもアオイにもこのままでいてほしい…
>>+29
背後から粘つくような悪意を含む声が聞こえる。
この声は…マコか。
死んだ、はず。そんなやつと話すことに恐怖を覚えるがそれを必死に隠す。
「アスパラって誰よ。よく話しかけてきたわね、どう?いつも追い求めてた幽霊になった気分は?陰キャの掃き溜め部の代表さん。死んでもギャグセンスは最低のままね。」
ヒビキが占いで死んで、こいつは噛まれた。
そういう事だ。マコはこっち側。
「アンタを殺したことは別にどうでもいい、どうせ生き残ってても何の役にも立たないだろうし、それよりヒビキを殺せた方がラッキーよ。カモフラージュで死んでくれて助かるわ、真実を隠す雑草役ぐらいでできたのね、期待以上。」
「あんたの変な趣味に付き合う気は毛頭ない。勘違いしないで、アンタは“ こっち側だっただけ、仲間なんて思ってない。”回れ右して、とっと成仏しなさい。」
>>+19 アカリ
「大変ね、いい子ぶったり、大人ぶったり。」
「でも、よく考えて、あなたもう死んでるのよ?」
あまりにおかしくて笑ってしまう。
「死んだやつが泣いたり騒いだりしたって、あっちじゃ風すら起こせない。好きにすればいいじゃない。あいつらだって自分だけ生き残るのに必死で、あなたのことなんてとっくに考えること辞めてるわよ。」
「部外者がこのクラスのことを知ったような口を聞かないで。友達同士、そんなのはアタシ達は詭弁で使ってきたもの。こんな狭い何も無い土地でのうのうと人生を浪費してきたあなたが友達に抱く理想はそんな綺麗なものなのね。素敵よ。それでいてとてもつまらない。」
[アリサはシオンの棘のある物言いに顔を顰める。おかしい、自分はそんなことをするような人間だっただろうか。悪霊の怨毒は少しずつ、だが確実にその身を侵している。]
>>38 シオン
「そうか。…そうだね。確かにお互いの目線からわかる情報はお互いのそれでしかないからね。シオンくんの言い分に間違いはない。
ここで物別れになっては思うつぼだ、一旦謝ろう。
だけど、シオンくんの言う通り、疑念が解けたわけじゃない。犠牲が二人いる時、片方が襲撃を受けたのは明らかだ。
ヒビキくんが真ならもちろんシオンくんの考えは間違いないだろう。
マコくんが真であり、かつ呪狼である誰かを占い死に至った場合、疑いがかかるのはシオンくんだ。
疑いが向くかもしれないのなら偽装に出るのも頷けるよね。だって自分がホンモノかわからないだろうから守護のチカラの持ち主は大勢いるんだから。」
[…嫌になる。信じていたい友達を疑うのも、勝手に口から出ていく言葉も。大好きな、大切な、人たちなのに。]
「……I was so wrong. And now,」
「You’re the only one for me.」
真っ暗な物置の中で、囁くように歌う。この歌はなんだっただろう。そういえばミウにとってはこれが唯一、周囲から褒められた取り柄らしいものかもしれません。
物覚えが悪いミウも歌なら少しだけ。
最初に褒めてくれたのはエニシだったでしょうか。なんでもアオイだったような気がするのは、ミウの悪いくせです。
「I really...なんだっけ、えっと」
そういえば一年の頃、文化祭で歌を歌わせてもらった。部活の催しだったからクラスと関係ないけれど、見にきてくれたサヤやミライにいつもと全然声が違うと言われた。
ミウも歌を歌う時の自分は好きです。歌を歌うと、歌詞にえがかれた誰かになったような気がして。
「And even though I can't forgive ya
I really want to
I want you.」
ここのところ泣きっぱなしで、いつもより声は掠れてしまっています。
「Head in the clouds
Got no weight on my shoulders」
「……私も大人にならなきゃね。」
[目が覚める。また、朝が来てしまった。
重たい身体を起こし、軽く首を振る。
昨日皆が運んできてくれた布団で寝たはずなのに、昨日より疲れが取れていない気がするのは、なぜだろうか。
相変わらず、昨日と同じで頭が痛い。
確か、昨日誰かが救急箱を持ってきていたはずだ。後でそこに頭痛薬がないか確認しよう。そう思い、布団からぬけだした。
そして、見つけてしまう。
二人を。………マコとヒビキだったもの、を。]
………え?
[胃の中のものが逆流してくるのがわかった。
急いでトイレに駆け込んで、全てを吐き出す。
部屋の中に充満する異様なにおい。辺り一面に広がる血。その中に横たわる二人。
一瞬のうちに目の奥に焼き付いて、忘れようにも忘れられない。吐いても吐いてもなくならない。]
ガハッ……げほっ…………っぐ……
[昨日まで、生きていた、はずだった。
昨日まで、そこにいた、はずだった。]
ぁ……ぁぁ……ぁああ………
[今まで必死に塞き止めていたものが溢れ出して止まらない。逆流した胃液が溶かした喉の奥が痛かった。
それでも、掠れる声で泣き叫ぶ。友を想って。仲間を想って。]
あぁ……ぅああああああ!!!!
[──あぁ、心が壊れそうだ。]*
(ボイスレコーダーの中身を聞く。昨日の夜からの分だ。……ミライのやつ、最後の最後に暴れ回っていたらしい。ミウやセボたちとの言い合いが聞こえる。)
意外と簡単に崩れるもんなんだな……絆ってやつは。
(なんて言いながら、ミライと他愛ないことで言い合っていた平和な日々を思い出す。
先程の自身の発言により、自らの命も危ぶまれさらに混乱を招きかねない事態となった。今は兎にも角にも過去の情報が必要になるだろう。自分の中でも精査しなければ。
ミライの発言を中心に聞いていると、ふと物置の方から聞きなれた歌声が聞こえた。声の主は、考えなくてもわかる……だが、いつもよりも悲しそうな歌声だった。昨日あれだけ泣いてたもんな…。
彼女の恋人を疑っているのは確かで、今どんな立場で彼女の前に現れていいかはわからないがとりあえず物置の扉の前で待機することにした)
>>65 ミウ
おつかれ。……声ひでえじゃん。なんか飲みもんとってくるか?
>>+31ミライ
「はっ。体の震えが隠しきれてないよ?
悪くない気分かな。少なくとも今の、閉じ込められた惨めな君よりかは自由さ。
そう言うアスハラさんは陽キャの弾かれ物かな?集まってたグループの誰一人にも。
そのご自慢の体を使ってまで助かろうとしたのに、助けて貰えなかった気分は如何だい?」
[大した毒だ。クラスのアイドルの様な存在も、蓋を開ければこんなものか]
「元より役に立とうとなんて微塵も思ってないさ。
僕が望んでいたのは、どうすればクラスの人間をより多く殺せるかだけ。
矢面に立つのは想定外だけどね。そもそも君達、本物との区別をつけることすら出来ないの?頭が三つもあるくせに。期待外れも甚だしい」
「ははは。直接人を殺してる君達に言われたくないよ。
僕を殺した奴等だ。こっちこそごめんだね。
ふふふふふふ。成仏の前に、嫌がらせ位はさせて貰うさ」
>>+30マコ
………………そうだな。仲直りなんかじゃないよな。
/バカなことだと思う、マコはそう言った。今までの思い出が頭をよぎる。あの輝かしい記憶中に、マコをこんなにもさせる要素があったのかと、ぐるぐる思考を巡らせる/
(気づいてやれなくてごめん)
/助けたかった。この想いは本当だ。普段使わない頭をフル回転させ、最前が何かを考えていた。呪いに付け込まれるような繊細な心を持っているマコが、いつも以上に感情を露わにして、激しく訴えていた。いつも接していたマコ、この島で変わってしまったマコ、どっちも本当のマコだ/
/今朝の半狂乱を思い出す。そして、今かけららた言葉を思い出す。都合のいい考えかも知れないけれど、助けて欲しかったのだろうと思ってしまう/
また1からやり直しだよな
俺は今のその、憎悪塗れのお前を受け入れるよ
「……閉じ込めたい人、みんな、レコーダーに吹き込んでおいて……
あたし、ちょっと外の風に当たってくる。」
閉じ込めなきゃ、殺される。
マコちゃんや、大柳くんみたいに。
明日には、あたしも殺されてるかもしれない。
大切な友達が、また殺されるかもしれない。
吐き気がして、とにかく、新鮮な空気に触れたかった。
>>+36マコ
……バカだよな。今日占ったヤツも「信じたい」って理由だったんだ。…そして結果はこう。懲りないし、成長しなかった。
でも、やっぱ憎んだり、恨んだりできなくて。
自分でもびっくりしてる。こんなお人好しだったなんて。
……そうだよ
俺らは死んでる。お前が殺したいと思う気持ちも、受け入れてるよ。わかってる。やめろなんて言わない
それに俺はもう、【お前の殺したいと思う対象にはならない】だろ、死んでるんだから
俺はさっきの「大好きだった」って言ったマコの言葉が、
嬉しかったんだ。
/申し訳無さそうな、遠慮がちな笑み/
/遅い事なんてない。せめて成仏するまでの間だけでも。1からやり直したい。だから、だから。/
>>71 エニシ
「ありがと」
エニシから受け取った炭酸を開けて、ミウはちびちびと口をつけます。
ミウはシオンの言うことは本当なのではないかと思っています。それは、このクラスの中でもシオンが最も憎しみから離れているように感じるからでしょうか。
いいえ、ミナミによく似た声は言いました。怨毒は誰の裡にもあるものなのだと。現に仲が良かったと思っていたミライは、呪いに侵されていました。
──しかし、それでも。あれが咄嗟についた嘘だとは思えない。
シオンを信じるということは、エニシとアオイを疑わなければいけないということ。
ミウにそれが出来るのでしょうか。
「……エニシ、エニシの歌。どれだっけ、仲間のこと書いたって言ってた曲って。」
「とはいえだな、【我が潔白であること】。これを証明するのは難しい。真実は我しか知らぬのだからな。
だからせめて、【大柳響が真占いである】。これを証明しよう。
仮定として、我が狩人であると嘘をついている、ということになるな。その際、我は何者でも有り得るが…呪狼としておこう。
まず、【我が結果を偽っている、影裏真子が真占いの場合】
我が結果を偽る事で疑いの目を向けられる対象が3人になる。そして、この場合だと我よりも金枝 希壱を守るためになるのだろうか。
リスクは狩人は少なくとも4人残っている。内、2人が大柳響、影裏真子を護衛していた時点で破綻するということだな」
「私が信じたいのは、ククイとコトハ。アリサはきっと封印狂人だと思ってる。」
だから、本当に迷うなら閉じ込めたほうがいい。
感情を押し殺した声で、そうレコーダーに語りかける。
「2人…マコとヒビキがどちらか狐というのは考えづらい。どちらかが呪狼を選んでしまった。だから、ミライは呪狼ではない。
もしミライが智狼なら、狼はどちらが本当の占い師なのか分かっていないかもしれない…逆なら、狼たちは見事本物と仲間を見分けたでしょう。両方殺してしまった今、あまり大きな成果ではないでしょうけど」
「我が結果を偽っていない場合。これも大柳響の真占いを証明出来る。…我が人狼だった場合にこれをやるメリットはギミックに気付いた時に疑われにくくなることだろうか。
うむ、確かに我が人狼ならやりそうではある。リスクがほぼ無いからな。
我が思うに、ここで結果を偽るメリットは限りなく低い。既に、人狼側が二人なのだからな、疑われる対象を一人増やす為にわざわざ自分が人狼であることがバレることをしないだろう。これが、自分が疑いの対象から外れるのであれば、結果を偽るかもしれぬが。
まあ、我は人狼では無いのだが」
「ああ、言っておきたいことがあったの。
私はなんの力もない。だから、もし誰も選べなくて、1人も怪しくないことがあったら、【この身を差し出すわ】。」
大丈夫、後でまた会えるから。
誰にも聞かれぬように口を手で隠す。ひそひそと吹き込んだその声は、僅かに震えていた。
ぼーっと、デジカメに残る、履歴を見ていた。
ほとんど、マンガの資料だけど、時々挿入される、クラスメートの写真。
2班のみんなの集合写真。
袴田に頼まれた、園原さんの写真。
マコのピース。
こっそり撮った、ミライの横顔。
もう、あの、穏やかな日々は、かえらないのかな。と思う。
きっと、涙が出ないのが、異常なんだろう。
物言わぬ肉の塊になった、マコとヒビキを見ても、息が詰まる感じがしただけ。
仲良くしてもらったのに、薄情なものだ。本当に。
「我から見ると大柳響が占い対象にあげた中に呪狼がいるのは確かだが。今日、閉じ込める対象にしていいのかというと、迷う。
妖狐はまだ閉じ込められていないだろう。ここから先ノーヒントであることを考えると…残しておくべきなのかもしれぬ。
霊能者に残っているのは狂人と見る。
となると、力を明かしていない者の中に残る人狼と、妖狐が」
>>72 ミサ
(ボイスレコーダーにて)
「……えーと、まずはさっきの俺の発言についてはごめんの一言。それは一旦置いとくわ…俺が議論できるもんでもないし。
【アオイ】はずっと俺を疑ってきてたよな。昨日まではそこまで気になってなかったけど…今日の占い師二人が襲われたことやダーヤマの発言を合わせると、それは俺を狼として推すのが当然の方法かもな、とは思う。
気になった点は【ミライが占い先希望にアオイを入れてること】。例えばただの仲間と思われないための身内切り。有り得そうなのはミライからの誘導。逆呪殺を狙ってのことかなって。他にも考えられることはありそうだけど…あー、ちょっとまとまりきらなくて悪い。
あと、ダーヤマのこともちゃんと疑っては見たけど、考えてみたなりにあいつが嘘をついて名乗り出る利点が思いつかねえ。出方が焦ってんのは俺がいえたことじゃねえが、ほんとそれくらいかな、気になったのは。
もう少し精査してから、改めて伝えるわ。」
「うーんと、オレの考え、話しておくね……」
オレはレコーダーに向かって話し始める。
「えっと、オレは結構シオンが言ってること本当じゃないかな、って思ってる。というのは、シオンが言うのが嘘だったら、マコを守ってたけど力を持ってなかったかは分かんないって人が一人出てきた時点で今日はシオンかその人が閉じ込められることになる。結構リスクが高い、と思うよ。
シオンが言い出したのは今日の最初だし、ヒビキの占う先も分かってた。
……それでも可能性として考えられるとしたら、ヒビキが本物までは本当で、シオンが嘘ついてる可能性、かなあ。でも、そんなの狼で咄嗟に思いつけるのかな。……確かに、シオンは頭いいけどさ」
意見を言う時はいつも心臓が爆発しそうになる。他人におかしいって言われたら。責められたら。ヒビキの言葉を思い出す。「威圧的にになってたらごめ。そんなつもりは無いんだ」じわり、と涙が滲んだから瞬きをする。
「……そしたら、エニシかアオイのどっちかが狼になる。……今はここまで。
ボイス聞き直して、また考えるね」
「エニシとアオイを狼候補として見ましょう。これはサビみたいなものだから省略するわね。この2人は今日は置いておきましょう。っていうのもBメロって感じ」
もう何度か聞いた気がするわ。そう一呼吸置いて、
「キイチ、セポ…ミウ。なんとなく」
セボ、がんばってね。
私あなたのお話好きだったわ。
……ほんとに日本語が上手なのね。
あなたも呪われてしまったのかどうかは、今は考えないでおくね。
>>+37ヒビキ
[言われてしまった。知ってしまった。
恨まなくても良い理由を。殺意を向けなくても良い理由を]
「......僕は、皆を殺したいと思い続ける。
死んで欲しいと願い続ける。
ただ、まぁ。
死んだ人は、その限りじゃあ、無くて良いのかも知れない」
[マコは、表情を見せないように顔を背ける]
「そんな面とむかって、恥ずかしい。ほんと、馬鹿みたいだ。
やり直したって、辛いだけなのに。
......良い、よ」
[最後の言葉は余りにもか細くて、ヒビキに聴こえたかは定かではない。
後悔する事になる。戻れない輝きを思って、心が引き裂かれる事になるだろう
それでもそんな、不毛な選択を、してしまう。先の無い、未来へ向けた新しい一歩目を]
もう、ちらほらと星が出始めている。
今日は、月夜だろうか、と思う。
有翼人もいる世界。アリアは、空が飛べなかった。
空を飛ぶ人を見て、いつか自分も、と思っていたのに、アリアの種族には生まれつき翼がなかったのだ。
有翼人は、翼のないアリアの種族を蔑み、あるいは憐れんだ。
アリアの種族は、卑屈に地を這うばかりだった。
それでもアリアは、小さなころから、月を見てはお祈りした。わたしは空が飛びたい、と。
月は、アリアが15になった夜、アリアの願いを叶えてくれた。
月光のあるときにのみ現れる、翼をもらったのだ。
うれしくてうれしくて、夜ごと飛び回っていたある春の夜。
崖から降りられずにいる、雛鳥のような有翼人の子を見つけた。
その子を助けて、下に降りたとき、青年カロスと出会うのである。
……自分のマンガの大好きな冒頭を思い出して、まだ少し冷たい空気を、肺におさめ、集会所に戻った。
いつまでもへこんでいられません。その表情は限りなく暗いものでしたが、ミウはボイスレコーダーに向かってぼそぼそと口を開きました。
「ミライがみなみんを殺したんだね。……ミウ、山田を信じるよ。でもあーくんのことになるとやっぱり、冷静に考えられないみたい。ミライの言葉が気になっちゃってさ(>>3:411)、かたややなぎんが占うって言ってたのはエニシだし。」
わけわかんない、とこぼしたあとの溜息もきっと、それは録音します。
「……とりあえず今日は、狐をどーにかするべきだと思う。狐とお魚って人間にも人狼にも数えられないんだよね? お魚は直接ミウたちに何かしてくるわけじゃないけど……人狼じゃないって言われた処刑者はリコだけ。
ヒビキとマコマコは占いあってるから狐じゃない。魚は分かんないけど、ミウは片方が狂人だと思ってる。つまり今、すくなくとも、お魚か狐はいるってことだよね。」
「だからあと5回で狐と狼を見つけ出さなきゃいけない……ってことで、合ってるよね?」
>>+34 マコ
気持ち悪い。吐く言葉の一つ一つが気に障る。
それよりも怖い。
薄暗い部屋の中、人と呼べるのは二人だけ。
無色透明の呪いが緩やかに首を絞めてくる。
助けて二人とも。このままじゃ正気じゃいられない…。
狼だったときの全能感は喪失し、今では利用してた怨嗟に牙をむかれているよう。
孤独な狼はそれでも無価値のプライドを守るために遠吠えをする。
「うるさい。ほんっっっとにうるさいっ!!」
「あんだけ喚いたのは…。ただあのクラスを壊したかったから。誰かに助けてもらおうなんて1ミリも…」
あるいは期待してたの?無意識にでも。
「もういい、あなたと話していても何の生産性もない…。耳障りなの、消えて。」
ううん、ここにいる以上、幽霊と生者関係なく何も生み出すことなんてできない。
「ただ、わたしは、今日は【あおいか、えにし】をとじこめるのが、よいのでは、と。
と、いうのも。それによって、霊能けっかが、どう出るかが、気になってる。
割れたら、うちわけが、ある程度よめるし。
割れなかったら、狼がほぼ、確定する、の、かな?と。
そこから、みらいとつなげて、もうひとりの狼を推測、できたら、とは。」
>>74シオン
「俺がらしくないと思ったのは出方だな。もっと用心深く出ると思った。少なくとも本当に狩人ならば易々と出る意味がない、と俺は思うわァ。朝一の時点で今考察してるまで状況把握出来て、出てきてるなら何も言えん
だから俺の評価としては>>60でも言ってる通り同じ村陣営ではないかという着地点」
「あんまり自分をアピールしたくはないが、今日3票入ってるは、自分が人外だとしたら不自然じゃないか?仮に俺が狼だとしても、ミナミともう1人の狼、最低2票しか集められないだろ。
まあミスをしてしまって間違えたっていうなら仕方ないとは思うが。」
もっとちゃんと勉強しておけばよかったと、ミウは計算しながら後悔します。
「あと、山田とくくるんとあーくんに票が入ってる。ミウはちゃんとミライに入れたよ。マコマコは霊能者以外を占うって言ってたから、山田かあーくんを占おうとしたのかな?
……ミウは今のところ、マコマコが辻占いで、ありりんが封印占いなのかなって思ってる。」
「山田を信用するってことは、やなぎんが占ったキイチは人狼じゃないし狐じゃない。つまりミウ、あーくん、エニシ、しずしず、セボ……ミウにとっては4人の中に狼が二人と、あとは狐がいる可能性がある。」
頭の中を整理するようにゆっくりと口にしていきます。
葵はホワイトボードを使って情報を纏めている。
「@ヒビキ真マコ狂
キイチは村人もしくは魚ってことになるな。
ヒビキの昨日の占い先は【シオン、アオイ、エニシ】
シオンの情報が正しければヒビキは逆呪殺されたことになり、俺かエニシが該当する。
結果としてエニシが呪狼ということになるな。
シオンの情報が嘘=シオンが襲撃されるってことになるが、その場合村陣営であるとしたら出るメリット薄いな。本物の闇狩だった場合、自分は村人であるというアピールくらいだが、後から真狩出てきた場合嘘ついてる事になるし、ナンセンスだ。
もう1つの可能性は狐で闇狩を騙っている。この場合1番最初に出て疑いの目を俺とエニシに向けることが目的だろうなァ。
シオン狐...闇の眷属っていってるしなァ、眷属は誰かがいないと生きていけないって事だしなァ」
なんて最後は巫山戯てみる。
[身体が重い。頭がボーッとする。喉が痛い。
胃の中はもう空っぽだ。涙も流し尽くしてしまった。
吐き出すものはもう、全て。]
見つけないと……
[泣いていたって始まらない。いつまでも悲しんではいられない。
呪いを断ち切らねば、終わりは来ない。
フラフラと立ち上がり、トイレの扉を開いた。]
「Aヒビキ狂マコ真
この場合あんまり情報がないンだよなァ。昨日は占えなかった、今日は誰を占うかすら明言してなかった。
シオン呪狼で逆呪殺した場合、ヒビキは狼に襲撃された。
ヒビキ狂は透けてた?としたらキイチ狼?それだと昨日シオンが>>3:204しれっと仲間をうってる訳だけど、この発言はそういう意図が見えなくて、純粋に会話に参加していない、わからないから選択したように感じる。
ってところからシオンとキイチの狼説はあんま推せない。
エニシが狩人と明言してて護衛先はサヤ。シオンは闇狩騙り、俺とエニシを陥れようとして算段か。こっちの場合は確実にシオンは仲間ではないなァ。
ただここまで計算して闇狩騙るにはタイミングが早すぎる気がするんだよな」
「うむ、何まで話したか。先に結論だけ言ってしまうと、今日は妖狐を閉じ込めたいと思っている。
小宮山 心優、顧近衛 八雲を閉じ込めたいと思っている」
自分は何をヤケになっているのか。ホワイトボードに殴り書きをしながら自問自答した。
なんでヤケになってる?
───それは...
信じてた、好きだった人に、今1番掛けて欲しかった言葉を貰えなかったからだ。
2年というのは永い。最初は八重歯が可愛く、感情豊かで一緒にいて飽きなかった。だから付き合ったのだ。
それが今どうだ。
ミウは依存性だと思っていた。けど、今、今は
────俺か。
[皆の元に戻る前に、ベチッと自分の両頬を叩く。
しっかりしないといけない。しっかりしないと、前には進めない。
必ずこの怨嗟を断ち切って、閉じ込めた奴らを外に出してやらないと。]
………よし。
[ぐっと拳を握りしめ、部屋の中へと入っていく。
机に置いてあるボイスレコーダーを手に取って中を確認、その後、自分の声を吹き込んでいった。]
俺の考え、だけど。
「うっ、間に合わない……。」
「……ふたりをせいさしている、けど、提出時間に、まにあわない。ので。あとで、くわしく。」
「……わたし、すこし、あせった?余裕があるうちに、霊能の結果を見たい、とおもったけど。今日は、狐探すほうが、いいのか、な。
……うーん。そうか。」
……って言ってもまぁ、皆がほぼほぼ言ってくれてたから、あんまり言うことないんだよな……
霊能は、ミライが、狼……は、うん。理解してる。残りの3人は、本物と狂人だと思う。
だから、今のところ、ここは放置でいいんじゃないかな。
その中に魚人がいるってことは考えにくいし、狐が出てくるのもまた違う気がする。
占い師については、1人は呪狼を占った、1人は襲われたって考えるのが自然だよな。
そこは理解できてる。呪狼がいるから、占われた時の為にもう1人も襲ったってのは、理解出来るんだけど……
シオンの言うことが本当でも嘘でも、
俺は【アオイを閉じ込める】のが、いいと思う。
二人とも選んでる。し、マコが入れたのかわかんないけど、票も入ってる。
その結果次第で、シオンの真偽……というか、中身を考えればいいんじゃないかな。エニシに関しても、同じ。というか、もし狼なんだとしたら、なんでこのタイミングで出てきちゃったんだよ?って思うし。
だから、今日は一旦保留でいいと思う。それも、明日の結果次第、だな。
おかしいとこあったら指摘してくれ。よく考えてみたんだけど、俺ばかだから……
あ、あと、ククイに入れたのは俺なんだ、ごめん。気が動転してて、合わせらんなかった。
[一気に言い切ると、ふぅ、とため息をついて録音ボタンを停止させる。
こんがらがって、雁字搦めになってきた。
頭を使うのは、苦手なんだ。]*
>>101 エニシ
途中で音楽は止んでしまって、ミウは悲しそうな顔でエニシを見つめました。
「……エニシは──」
その時、シオンが閉じ込めたい名前の一つにミウを挙げました(>>98)。ミウが声の方を向くより先に、大好きな人が視界に映ります。
>>アオイ
ホワイトボードの一角には、アオイの文字が書き殴られていました。ミウは結局堪え切れず、アオイに駆け寄ります。駆け寄ったついでに、その勢いで抱き着きました。
「あーくん! ミウ、山田に言われたって気にしないから! ミウはみんなのこと大事だってこと、今から頑張って証明するから!」
「あーくんのこと信じるために、みんなのこと助けるために、頭いっぱい使うから……」
そして、体を離します。ミウも考えていることの続きをみんなに話すことにしました。
集会所に戻ってきて、鞄から紙とペンを取り出し文字などを書いていた。
何もしないよりは何かをしている方がずっとマシで、そのうち意識を手放していたが内容が頭に入って来ない。まだ寝ぼけれいるようだ。
気がつけばシオン、アオイ、ミウ、シズクが情報を整理しながら会話をしていた。
「あーわりい、今すぐ確認する。」
ボイスレコーダーを確認し始める。
>>93 ミウ
狐……に関しては、まだ目星はついてないし、少なくとも、霊能の中にはいないって考えてる。あと、ミサの言うことを、俺は信じたい。
…そうなった場合、候補にあがるのは、ヤクモ、かな。
あと狼は、ミライと、さっきも上げた通り………アオイ……
[ミウからそっと目を逸らす。]
あとのもう1人は、セボとシズクとミウの中から1人だけど、まだわからない。
………ごめん。
[最後の言葉は聞き取れないような、小さな声で。
ただただ、今は胸が苦しい。]
「……ごめん。きつねにかんしては、考察が、おいつかない。」
「わたしの、閉じ込める希望は、【あおい】」
「あとで詳しく言うけど、えにしより、あおいの、霊能けっかで、今後について、はんだんしたい。と。」
班の1人を、こんな、ゲームの駒のように希望を出す。
ともだちの、彼氏を。
スケッチブックを、きゅっと、にぎりしめた。
「……うーん、オレやっぱりエニシの発言が引っかかるっていうか……。
狩人だって言ったの、やっぱり、気になる、かな」
オレは今までずっと、直接的に誰が怪しいってあまり言ってこなかった。だけど、もう避けて通れないんだろうな、と思った。
「その、オレの立場のはなしはあんまりできないけど。うーんと、シオンは自分が護衛したこと言うことで、オレたちは推理できたわけだけど、エニシはそうじゃない、だろ?」
オレは俯いた。
「オレはまず最初に、狩人の情報が狼に知られたらヤバい! って思った」
エニシはオレの友達だ。ギターやってて、なんでも卒なくこなす。
「……エニシの言うことが嘘だとか思ってるわけじゃないけど。エニシは真っ先に自分が狩人だって、言った。護衛先も明かした。手応えがあったかどうかさえ。……なんて言うんだろうな、オレはあんまり、狩人っぽくないな、って、思った」
腸をナメクジがはっているような鈍痛がする。それはやがて肺まで登って、オレの気管を塞いでしまう。そんな、嫌な幻が浮かぶ。
「……だからといって、狼っぽい気もしなくて。オレはエニシが狐か、もしくは魚なんじゃないかなって思ってる」
トンっと背中に小さな衝撃を受けた。
ああ、これはよく知っている。この手の位置、ミウだ。
「信じるのか、一旦離れたのに。せっかく、シオンが出てきたのに...」
手を強く握り締めている。爪が肉に食い込むくらいに。
「俺は概ねシオンの案に賛成だ。ミウを閉じ込める事はしないけど。
やっぱりエニシ呪狼の線が割と強いんだわ。今日エニシを閉じ込めて、残る狼を明日閉じ込めしまうと一人勝ちするやつ、狐がいるかもしれないんだろう。
閉じ込めるだけなら...魂は失われないかもしれないらしいからな」
チラッとシオンを見た。
「主な理由としては、えにしは、発言が、軽いように思った。
特に気になったのは、閉じ込める先に、やくもを選んだところ。
封印狂人の話を出したのはいいとして、その理由は「使ってみたかったから」とか、言ってたところ。
それと、今日。しおんの、告白に対して、てれっと狩人について、言っちゃうところ。
言わせてもらえば、うかつ。
やくもも、だけど……こういう動きは、あまり、狼らしくはない。
強いて言うなら、しおんの発言で、閉じ込められそうになったことに焦り、ついでに、しおんが狩人に見られて襲撃されることを、けねんした、魚人の可能性を、わりと考えている。」
……░▓▒▓█▓░░▓▒……
長い間寝ていたような気がする。
──幼いこどもの頃の記憶──
午睡して目を覚ますと、黄昏時か暁か分からない。いつも近くに居た母が見当たらずに心細くて泣いた。
あの時の心境に似たような感覚だった。
(…ここは?…)
おもむろに立ち上がると、かげろうのように揺らいで見えていた視界のピントが定まってくる。
そして "それ" を目にした時、自分の身に起きたことが走馬灯のように蘇ってきた。
「そりゃ未練ありすぎだよな、浄土になんて行けるわけないか…そもそも本当にそんな場所があるのか?」
自分に言い聞かせるように小さい声で呟いた。
袴田が目にしたのは、手を繋ぎ合って生き絶えている渚さんと自分の姿だった。
渚の口端に赤黒くなった血の跡が残っている。
元々色白の彼女だが、さらに蒼白になった肌にそれがとても目立ち、袴田の胸を締めつけた。
なんとか拭おうと試みたが、透けた手では彼女に触れることは出来なかった…
せめて野花を供えようと何回か摘む所作をしたが、言わずもがなの結果だった。
自分の無力さに淡い苛立ちを覚えつつも、為すすべもないことに茫然として、袴田の御魂はしばらくその場に立ちすくんでいた。
「……うん。
今日狐を閉じ込めるっていうなら、エニシがいい。
狼狙いなら、……アオイ」
ミウチャンとアオイの顔が見れない。
いや、誰も見たくなかった。
そういえば、肝試しの夜は、アオイに文句言われるんじゃないかって、ビクビクしてたっけ。馬鹿だよなあ。そんなこと、どうでも良くなってしまった。村のみんなが死んだ朝に、みんなも一度死んでしまったのかもしれない。
「どっちにするべきかっていうと……。オレはエニシからがいいと思ってる」
考えているうちに、また泣けてきた。どうしてミウたちは、修学旅行に来た村でこんなことしてるんだろう。
「まず……あーくんとエニシだったら、呪狼はエニシ寄りに考えてる。昨日、ミライが閉じ込められるって決まったあと、最後に二人で話してたのを見たの。ミウだってほんとはお見送りしたかったから、それだけだったら理由にならないと思うけど……。
あとで聞いた話だけどさ、二人って肝試しの予行練習も一緒に行ったんでしょ? それで、そのあとみなみんはいなくなった。」
「誰かがミライがあーくんを占いに挙げたのは身内切り? じゃないかって言ってたけど、まだあの時点では求婚者は出てきてなかったし、ミライの処刑は決まってなかった。
狼はミウたちだけじゃなくて狐と求婚者もどうにかしなくちゃいけない。
あーくんが呪狼だとして、その状況で占い師に占わせようとするのもなんか変くない? あの時はあーくんとミウがミライの希望に出てたけど(>>3:86)、カップルを挙げれば自分たちが占われないって程度のノリにミウは見えるけど。」
「我は昨日の投票は明日原 未来に入れている。
不破 縁と十堂 葵だが、どちらかと言えば十堂 葵を呪狼と見ている。
不破 縁は…とても誰かと共に行動しているようには思えぬというか。
残りの一人は誰になるのだろうか。と、言われると…うむ……。セボ・ファルカシュになるのだろうか…」
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