1889 幸電の村
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狭窄 メッポ に 1人が投票した。
無欲 ケイ に 4人が投票した。
強欲 セグメント に 2人が投票した。
無欲 ケイ は村人達の手により処刑された。
変わり者 シュクル は因縁に引きずられるように 無欲 ケイ の後を追った。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
暗雲が去り、まぶしい光が降り注ぐ。――全ての人狼を退治したのだ!
おさかな、美味しかったね!
《マキタ》
「……ふむ。ええと、お疲れ様です皆様。
それと、我が同胞の社員諸君。
……本当に社員ですよね?楽しそうなのは何よりですが」
「さて、種明かしと行きましょうかね……
数日ぶりに動く方はよく感覚を確かめながらどうぞ」
気が沈むが、ここからが仕事のようなものだ。
眠っていたアバターを、何事もなく起動させていく。
( #0 ) 2018/11/25(日) 00:30:07
クカカカカ!
元気に寝てたか?
クック。ヒヒ。
『おはよう』。
( 0 ) 2018/11/25(日) 00:56:26
>>#0 マキタ
「種明かし」、「種明かし」ね?
たいそう興味深いですねェ〜「マキタ」クン?
( 1 ) 2018/11/25(日) 00:57:40
>>1 カオス
「ひえ」
「まあまあまあ、収めて収めて。
その……モモコ氏より、改めてご説明があると思いますが」
「先に簡単に説明しますと……狂言、というか」
( #1 ) 2018/11/25(日) 01:20:36
《マキタ》
そろそろモモコさんもスタンバイした頃だ。
サブスクリーンの画面を教官室に変える。
「……」
「…………」
「……………………」
「いない」
( #2 ) 2018/11/25(日) 01:26:19
ニウニウにかける言葉を探しているうちに、ちとせはいつのまにか眠ってしまっていたようだ。
周囲のざわめきにゆっくりと意識が引っ張り上げられる。頭をあげると、隣にはニウニウがいた。どうやら膝を抱えて、寄りかかって眠ってしまっていたらしい。
「──────………?
なっ、なんだ、もう終わったのか!?」
( 2 ) 2018/11/25(日) 01:35:37
変わり者 シュクルは、強欲 セグメントに駆け寄った
( A0 ) 2018/11/25(日) 01:36:38
>>0ジーニー
『おはよう!』
[最速の再開に、とても嬉しそうに挨拶をした]
( 3 ) 2018/11/25(日) 01:37:27
《マキタ》
果てしなく、ひたすらに嫌な予感がする。
教官室に駆け込むが、入れ違いで現れていたということもなく。
マイクのそばに、メモが一枚。
未だ幼さの残る丸い文字と多用されたハートマーク。
果てしなく、ひたすらに嫌な予感がする。
( #3 ) 2018/11/25(日) 01:53:57
>>2 ちとせ
あ………ちとせさん、起きました。ニウもさっき起きたとこ、みたいです。
……ニウ達、勝てちゃいました………たくさんの人の、おかげ…ですね。
(横に眠るちとせよりほんの少し早く目を覚ましていたニウニウは寄りかかっていた彼女を支えるように肩に手をかけ支えていました。ハッカー達をみんなスリープさせることに成功したらしく、喜びを分かち合おうと彼女にそう声をかけ、安堵した笑みを浮かべました。)
( 4 ) 2018/11/25(日) 01:57:00
……。
[平凡な日常が戻ってくる。1分1秒たりとも狂う事無く進む毎日。それが幸せ。
だが、あの非日常な日々はとても──楽しかった。そう思えた]
( 5 ) 2018/11/25(日) 03:35:08
おはよーう!
終わってた!!初日早寝したら死んでた私!久々の即死でした。闇狩人でよかったね。
狼受難や……
( 6 ) 2018/11/25(日) 06:57:33
わー、動ける!
[真っ先にパパとママの所に駆け寄った]
すごいね、頑張ったね!
2人とも、あとお兄ちゃんも大好き!
( 7 ) 2018/11/25(日) 07:09:02
ン?詳細はわかりませんが、オネンネしてたヒトらが起きているではないですか
>>ベル
ベル!ベルは居ますか
( 8 ) 2018/11/25(日) 09:23:29
>>4 ニウニウ
「そうか………………」
ほっと胸を撫で下ろす。
既にスリープをさせられた時、今回の一連の出来事がすべて仕組まれたものだと察したが。
それでも、ニウニウと一緒に目を覚ますことができたことは、何よりも嬉しく感じられた。
皆と協力して問題を解決に導いた達成感は、ちとせに今まで足りないものだった。
「………ま、一番の功績者は吾だがな! しかし特別に、汝も褒めて遣わそう。ご苦労であったな、ニウニウ。褒美として、またあいすを吾の隣で食すことを許すぞ。
くく、歓喜に震えて咽び泣くといい。」
( 9 ) 2018/11/25(日) 09:34:32
>>3 フォリー >>5 クロウ >>7 スティンガー
ケッケ、おはようファミリー。
おっ、俺様はお兄ちゃんだったか。ヒッヒ。
ケケ、悪かったなぁ、守ってやれなくてよ。
( 10 ) 2018/11/25(日) 09:57:34
>>7 スティンガー >>10 ジーニー
おはよう、可愛い子供たち。
あと少しだったのだがな。勝負をかけるところを誤ったようだ。
( 11 ) 2018/11/25(日) 10:26:51
>>11 クロウ
ヒッヒ、よくやったぜクロウはよ。
総帥閣下とあの変態が仲良しさんだとは思わねぇもんなァ。クック、傑作だ。
( 12 ) 2018/11/25(日) 10:33:30
>>12 ジーニー
ジーニーも良くやってくれた。
そうだな。こちらの方が仲は良かったがな。
( 13 ) 2018/11/25(日) 10:46:14
>>11 クロウ
パパたちは頑張ったよ!
>>ジーニー
お兄ちゃんも頼りがいあったよー!
( 14 ) 2018/11/25(日) 10:56:53
「うーん、おはよう」
俺は伸びをして、それから首を鳴らすように回した。
「あっはは! まさかシュルクとケイが両方ともハッカーだなんてさ!」
( 15 ) 2018/11/25(日) 13:04:02
>>9 ちとせ
はい。良かった、です……。…っ…ほんとに、良かったぁ……!
(色んな気持ちが溢れ返って、今まですんでで止めていたものが一気に涙となって流れ始めました。緊張の糸が切れたようです。ぎゅう、と彼女の服を掴んで嗚咽をもらしていました。)
もうダメ、かなって……思ってた、から……っふ、ぐぅ…うう。…ずびっ…
(鼻をすすり、ごしごしと顔を拭ってからクシャクシャにった顔でまたにこりと微笑みます。)
っはい……また、アイス食べられますね。アイス……何食べる、ですか…?あ……今度はニウが決めても、いいですか…?
( 16 ) 2018/11/25(日) 14:11:26
>>16 ニウニウ
「え───あ……、ニウニウ……!? な、なぁーにを本当に噎び泣いておるのだ! そうか、そ、そうまでも吾に感謝してもし足りぬのだな………、」
ちとせは腕組みしながら得意満面な笑みを浮かべていたが、ニウニウがぽろぽろと雨粒のような涙を落とし始めたことに気付くと、狼狽したように妙な瞬きをした。
それから慌てて立ちあがろうとするが、縋るように服を掴まれていまえば、拒むことなど出来なかった。
ニウニウはしばらく嗚咽を漏らしたあと、赤い目でちとせに笑いかけた。
「……………………」
ちとせは眉を下げると、静かに息を吐く。
そして、唇を尖らせながら、小さな手のひらをニウニウの頭にぽんと乗せる。
「………まったく汝は、本当に莫迦だな。」
瞳を細めて、優しくこぼす。
「よかろう。今度は溶かさぬように、真っ直ぐ帰ってくるがよい。」
( 17 ) 2018/11/25(日) 16:02:41
シルビア設定あんま深く考えてなかった
とりあえず
実は貴族で火星にも行く権利あったのにAZを選んだ
両親は元々普通だったのにシルビアが物心つく頃から段々毒親になっていったけど、悲しいとかよりも「この人たちの頭の中どうなってるんだろう?」って思ってた
それから段々
感情って何?
幸せって何?
心って何?
人間という"器"が動く、個体によって"性格"が違うのはなぜ?
って派生してって研究者になった
だから積み重なっていた疑問が一つずつ解消していくのがシルビアの幸せ
最終目標は心を殺す薬を作ること
ちなみにアークに質問された時答えなかった薬は自傷剤
一定期間服用しながら脳に罪を刷り込ませると動き続ける限り自傷行為を止められなくなる薬
考えてたのはこんくらいかなぁ
( 18 ) 2018/11/25(日) 18:52:08
>>17 ちとせ
ん………はい、ちとせさん。待ってて、ください。
(ぐずっている間もちとせは離れること無く側にいてくれました。彼女の小さな手が頭の上に置かれると、何故だかとても安堵してしまうのです。言われた通りニウニウにしては足早に、ピッパーくんの元へ向かいます。しばらくしてチョコレートアイスをふたつ持ってきて片方のカップを差し出しました。)
はぁ、はぁ…お待たせ、しました。また一緒に食べましょう。
( 19 ) 2018/11/25(日) 20:32:49
>>19 ニウニウ
「うむ。」
ちとせは短く頷く。
ニウニウは、ちとせの言葉を真に受けて、そのまま足早にアイスを取りに行ったようだ。
戻ってきた時には息を切らしていて、ちとせは思わず左の口角を引き上げながら笑みをついた。
「……くっふふふ。学習したな、ニウニウよ。吾への捧げもののために奔走し、ぺっぱーから強奪してくるその殊勝な心がけ、称賛に値するぞ。鬼を分かっている。」
そして、そう言って差し出されたカップを受け取った。
「ほう、ちょこれいとあいすか。まあまあ、よきかな。吾がすとろべりーの次に気に入っているふれいばあだ。……では、食べるか。」
ちとせは、いつかニウニウと隣あって座った長椅子にちょこんと腰かけ、手を合わせた。
( 20 ) 2018/11/25(日) 21:05:19
甘党 ちとせは、チョコレートアイスを一口食べてほわああん。
( A2 ) 2018/11/25(日) 21:11:17
ベルの名前が呼ばれました。
たった数日ですが、ベルは少し懐かしく、そして頬が熱くなります。
なんたって、あちらではベルに命令を与えてくれる方もいらっしゃいませんでしたもの。
>>8 カオス
「カオス様、お久しぶりでございます。
ベルは見ていました。
カオス様のご采配、ハッカーの方々を罠に落とし込む手腕を。
こうして無事お話しできるのもカオス様のおかげですわ。
ところで、ベルを呼んだということは何かご用事でも?」
またお紅茶でしょうか。
ちょうどよいです。ベルも伺いたいことがあります。
( 21 ) 2018/11/25(日) 21:25:48
>>21 ベル
ワタシがベルを呼ぶ理由など一つでしょう。
解りますよね?
/*簡潔に言ってから、冷ややかな目でベルを見る。*/
それと……やはり、死にたがりはアナタでしたか。
我々が働いている間にサッサと本懐を遂げるとは、イケナイヒトですねェ?
( 22 ) 2018/11/25(日) 21:46:55
>>22 カオス
「ふふふ、もちろんです。少々お待ちくださいませ。
今晩のお茶請けは如何なさいますか?」
ベルは理解します。
スリープする前を思い出して用意は怠りません。
ところがカオス様は冷たい瞳。
ベルの為したことが気に障ってしまったのでしょうか。
「死にたがりなんて、滅相も無いですわ。
ベルは皆さま、特にカオス様がハッキングされるくらいなら、ベルが身代わりになろうと思ったのです。
ベルは何もお役に立てる能力はもらっていませんでしたので。」
ベルがハッキングされて満ち足りたのは確かです。
きっと言い訳にしか聞こえないでしょう。
( 23 ) 2018/11/25(日) 22:57:54
>>23 ベル
塩味のクラッカーにしてください。
甘ったるいモノで胸がむかむかしますので……。
/*舌打ちせんばかりの顔で、ちらっとシュクルたちを見る。*/
──ふゥん?そうですか。
しかし、ワタシの質問に答えきって居ないうちに居なくなったのは、ねェ。
……今日一日、裸足で過ごしなさい。靴はワタシが預かります。
( 24 ) 2018/11/25(日) 23:17:02
>>5クロウ >>7スティンガー >>10ジーニー
スティンガー!スティンガー!ねえねえ見た?見た?もうモニター見た?
みんなで頑張ったんだけど…ここまでしかダメだったや!
あっ!忘れてた!ファミリーだからスティンガーにもっ!
[スティンガーの両肩を掴み、そのまま頬にキスをした]
…………あのね、例え仮初めでも、家族が出来て嬉しかった!!ありがとう、フォリーに付き合ってくれて
[照れ臭そうに言って、見た目よりも幼げに笑った]
( 25 ) 2018/11/26(月) 13:23:36
>>20 ちとせ
ふふ……鬼さんのことは分からないけど、ちとせさんのことなら少し……分かります、から。
(同じく長椅子に腰掛けると、ニウニウは幸せそうにアイスを食べるちとせを眺めました。見ていると、こっちまで幸せな気持ちになるのです。
同じようにアイスを頬張り、甘苦いコクのある味に同じようにほにゃりと顔が緩んでしまいます)
おいしい………楽しいですね、ちとせさん。
( 26 ) 2018/11/26(月) 16:11:54
/*何もかも終わって、皆が動く様をぼんやりと見ていた
各々楽しそうに話す皆に自然と笑顔が零れながらも、ふらふらと歩いていると、ある男性が目に止まった
なんだかんだお世話になった人ではあったので
、声を掛ける事にした*/
>>指揮官殿
やあ!指揮官殿!
愛しの子猫ちゃんとお話中、失礼するよ!
今日はご機嫌いかがかな?
/*いつもと変わらずへらへらと笑いながら前にずい!と身を乗り出した*/
( 27 ) 2018/11/26(月) 20:27:21
《マキタ》
「……」
メモを丁寧に二度折って、内ポケットへしまう。
AZの外へ持って出ることはできないけれど、構わないと思った。
モモコさんは本当に知っていたのだ。
幹部たちの企みも、これから地球が辿る運命も、俺がAZに送り込まれている理由も。
知った上で、彼女は本気で、AZ民の幸せを追求していたのだ。
( #4 ) 2018/11/26(月) 20:34:27
>>27 ハロルド
あァ、キミですか。ご苦労サマでしたね。
はァ……ご機嫌ねェ、ヨロシクはナイ。
紅茶を飲んだらサッサとワタシのAZに戻るツモリです。
互いに望めば、キミとは合流出来るンですかねェ。
/*やれやれ、と言わんばかりに、大袈裟に頭を振ってみせる。*/
( 28 ) 2018/11/26(月) 20:40:30
>>28 指揮官殿
労りの言葉、ありがとう!
おや?愛しの子猫ちゃんと会えたのにかい?
にゃんにゃんしなくていいのかな?
ああ、その件はよろしく!
指揮官殿の気が変わってないなら、俺はついて行くつもりだったよ〜
一応、ここでお世話になったしね!
恩はちょっと感じてる!
/*未来の上司に何たる態度をしているのか、と常人なら思うが、ハロルドは一向に気にしてない様子だ*/
( 29 ) 2018/11/26(月) 20:47:20
「やぁ、皆楽しそうでよかった。
おじさんもベルと再会できて、ニウニウとちとせも再会できた」
>>おじさん
「ま、ほどほどにしてあげなよ?
僕、おじさんの趣味分からないしベルの幸せもよくわかんないから、止めないけどさ」
( 30 ) 2018/11/26(月) 20:58:04
《マキタ》
それなら。
いや、そうであろうとなかろうと、自分の役目は変わらない。
最後まで、彼女の補佐をするのみだ。
やれやれといった顔で広間へと戻ろう。
( #5 ) 2018/11/26(月) 20:58:49
/*
皆、会いたがってた人と再会できた。
仲よさげな人と楽しげに逢瀬をしている。
それが特別、僕個人じゃないのはもう慣れていた。
人と僕の幸せは共通ではない。
ミツハは誰かと幸せを共有することが幸せだと言っていたし、それが特定個人に限られた話じゃない。
そういうことである。
僕の幸せは、僕が勝手に望んだ事、だ。
*/
( 31 ) 2018/11/26(月) 21:08:03
>>29 ハロルド
ダレのコトを言っているのかと思いましたが、ベルは仔猫チャンとは別枠ですね
チョット、ねェ?
恩は大いに感じてもらって構わないンですよ?
>>30 メッポ
やァ、キミ。
この挨拶ももうシないと思うと、感慨深いモノが有……いえ、特にナイかもしれません。
心配ご無用です。需要と供給の一致というモノですから。
( 32 ) 2018/11/26(月) 21:12:41
「ぶぅー、あんまりワタシみんなとお話できなかったのよ。
今ならきっと好きなもの食べさせてくれるのよね?
何を好きなだけ食べても、ウエストも何も気にしなくていいAZ。
……帰るんでしょ?みんなで。」
( 33 ) 2018/11/26(月) 21:15:16
>>24 カオス
「承知しましたわ。
ベルもあんなにハッカーさんたちがお熱だとは思いませんでした。
ケイ様なんて、あまりお言葉を交わす方でもありませんでしたのに。
–––ッ、」
背中にゾクゾクとした何かが走りました。
そうです、ベルはお答えしていません。
襲われたかったのは確かですが、まさか、と油断していました。
ベルは悪い子です。
ベルが罰を受けるのも、仕方のないことでしょう–––
「……はい、カオス様のご命令どおりに。」
ヒールに手をかけ、片足ずつ、命令どおりに。
ストッキング一枚を境に、ひんやりとした床材を足裏で感じます。
ベルだけ1人観衆の前で。
なんと惨めなことでしょう!
( 34 ) 2018/11/26(月) 21:15:55
( A3 ) 2018/11/26(月) 21:16:38
>>32 おじさん
「ま、すぐに忘れるよ。
僕もおじさんも、自分のアズに戻って、今回の事件と教習? のことをちょこっと思い出しながら生きていくんだろう。
そこに僕がいないだけさ。
ね。
『人の下着を眼鏡で覗き見る不快な奴』が、いなくなる」
「楽しかったよおじさん。
もうきっと、思い出すこともできないと思うけどね、僕のこと」
( 35 ) 2018/11/26(月) 21:24:24
>>34 ベル
/*靴を脱ぐベルを、カオスは腕組みして満足げに眺める。いい眺めだ。*/
結構です。では靴は預かりますから、紅茶をいれなさい。
>>35 メッポ
なンです?殊勝すぎて気持ち悪いですね……
思い出す程度なら思い出してあげてもイイですよ。
バディですから?
( 36 ) 2018/11/26(月) 21:42:58
>>36
「あっはは。おじさん優しいなぁ。
ま、ほんとにできるかはさておいて、だけどね」
「僕本人が、下着を覗いている悪い奴、というイメージのまま、この場にいる人たちのアズに現れることも、僕は本意じゃない。
そうなりだしたら、きっと僕本人は、おじさんのアズに出てはこないだろう」
「おじさんのメッポが、おじさんのアズに出てくるだけ。
それは僕じゃない。
アズにいたら、分かることだ」
( 37 ) 2018/11/26(月) 22:00:56
>>36 カオス
「それでは少々お待ちくださいませ。」
一歩下がってお辞儀をします。
周りから向けられるであろう奇異の目にベルはカラダを小さくします。
ひたひたと広間を歩いて湯を沸かして、ずうっと靴を履いていたせいでしょうか。
指先の感覚にムズムズします。
電脳世界ですのに、こんな感覚まで再現されるのですね。
そうだわ、pipperくんに注文しなくてはなりません。
( 38 ) 2018/11/26(月) 22:05:06
>>37 メッポ
あァ、キミもAZのコト、気づいてたンですねェ
ま、自他の認識だけでなく、自身の認識についても同様のコトが言えるンですがね。
幸福指数が下がるのは必至。他人の幸せとその内交わらなくなるのも必至。
AZは脆いセカイですよ。誰にとっても。
ま、どうせキミも、また教習所に来るでしょう。
その時にでも楽しませてくれればヨロシイ。
( 39 ) 2018/11/26(月) 23:49:15
/*ログアウトしようがしまいが、一先ず、命の危機は脱したらしい。皮肉にも、この手で正義のミカタのような真似をしてしまった。
しかし、自らの命を守る為だったから、仕方ないと思うことにしよう。幸い、典型的な正義のミカタのような仲間も居なかったコトだし。
カオスは相変わらず、教官椅子に座っている。本物の教官が起きようが起きまいが知ったことか、と、悠々と足を組んで、ベルの紅茶を待つ。
総帥たる自分に指揮の資格を与えたことだけは、モモコとかいう教官を褒めてやろうと思った。
バディにおかしな芸をさせられたことは想定外だったが、ごくごくたまになら悪くない、とも。*/
( 40 ) 2018/11/27(火) 00:40:11
《マキタ》
いかにも苦々しい顔で広間へ入る。
役目を全うしなければ。
「……皆様、お待たせしております」
「モモコ氏は、あー……今回のプログラムの、後処理をしているようです。
申し訳ありません。
本人も、顔を出せないことを残念がっていました。」
「私から、ご説明させていただきますね」
( #6 ) 2018/11/27(火) 00:42:18
/*裸足になったベルの後ろ姿を見る。
初めてアレを見た時から、恐らくアレの求めるモノと、自分が与えるモノ、逆に自分が求めるモノとアレが寄越せるモノが一致しているだろうという直感があった。
──それでも、直接、《COSMOS》に勧誘することはできなかった。
命令すればアレは恐らく来るだろうが。
なんとなく、それはつまらなかった。
AZで目が覚めた時に、アレが居るかどうかを楽しみにしよう。
それが、本人の意思か、己の幻影か知る術は無いが。*/
( 41 ) 2018/11/27(火) 00:45:16
《マキタ》
広間の面々を見渡す。
「今回の騒動は、すべて架空のもの。
……真っ赤な嘘、です」
「cradleにトラブルは起きていないし、誰もAZから緊急ログアウトなんてしていません」
( #7 ) 2018/11/27(火) 00:48:28
「いつのまにか終わってたんですねぇ
研究したくて禁断症状が出そうだったので助かります〜
やっぱり赤点は取るものじゃないですね」
ふああと欠伸をしながら皆が集まる部屋へ足を踏み入れました。
「でも面白いものが見れました
同じ造りなのにどうしてこう"個性"というものは被らないんでしょう
"好き嫌い"があるんでしょう
"感情"というものが付き纏うんでしょう
人間一人の原価なんてそこらの機械以下なのに」
( 42 ) 2018/11/27(火) 00:48:42
性欲しか感じなくなる薬を作りました
怒りしか感じなくなる薬を作りました
全てが面白く笑い続ける薬を作りました
ポジティブに、ネガティブになる薬を作りました
嘘が言えなくなる薬を作りました
快楽を得られる薬を作りました
若返る薬を作りました
身体能力を上げる薬を作りました
記憶力を増幅する薬を作りました
常に多幸感で溢れる薬を作りました
自傷に走る薬を作りました
沢山沢山薬を作りました。
けれども所謂"心"を壊せる薬はまだ未完成でした。
試作品はどれも心だけでなく肉体も壊れてしまいました。
"心"を壊すにはあまりに複雑で、シルビアは薬を作れば作るほど、研究すればするほど、その複雑さが人間の欲のように思えました。
けれどもシルビアは諦める気はありません。
何年、何十年かかっても。
この欲深い生き物の全てを知りたいのです。
( 43 ) 2018/11/27(火) 00:48:52
>>#6 マキタ
……おや、何か始まりましたね?
しっかり聞かせていただきましょう?
/*ノートとペンを取り出して、メモをとる準備をした。これから、本社に送り付けるリストを作る為だ。
ニヤニヤしながら、マキタを眺める。
この男はだいぶタイクツを紛らわせてくれた。その一点においてはなかなか気に入っている。
ステーキの焼き加減について社員教育を徹底するようにリストに追加する必要はあるが*/
( 44 ) 2018/11/27(火) 00:49:26
「本当に…人間は強欲な生き物ですねぇ」
本当に。私も含め。
「次の研究は"他人への興味"と"自己承認欲求"、ああ、それから"親愛度による相乗効果"、"共感"もいいですね〜」
研究心は止まることを知らず、うずうずと心を躍らせながら思いを馳せました。
( 45 ) 2018/11/27(火) 00:49:40
>>#7 マキタ
……へェ、ウソ、ねェ?
/*目を細めてマキタを見やる。*/
悪どいですねェ?キミらも。今後の我が組織の参考にさせて頂きましょう?
( 46 ) 2018/11/27(火) 00:51:28
( A4 ) 2018/11/27(火) 00:52:11
《マキタ》
「一連の出来事すべて、仕組まれたものでした。
そしてこれこそが、新しくなった教習プログラム」
「……ハッカーと呼んでいた人たちは、実は幸光電社の社員です。
悪い人ではありません。どんな人が来るかは、私も知らなかったんですがね」
両方の手のひらを制すように身体の前に出す。
「わかります!お気持ちは、よく分かります。
下らない真似しやがって、というお気持ちは」
( #8 ) 2018/11/27(火) 00:53:29
ふふっ!そういうこと!ごめんね!
こーみえて、このファミリーは社員なんだ!…ああ、セグメントはこれから、ね!
社員のくせに!って言われても困るんだよなー!進行については「自由に」としか言われてないからさっ
>>#8マキタ
ってことで、ヒラシャイン!モモコサンに、セグメントを引っ張るように伝えて!活躍は十分でしょ?
ああもちろん、セグメントが入りたいっていうからなんだけど!
( 47 ) 2018/11/27(火) 00:55:40
《マキタ》
「ですが、AZでよ皆様の毎日がいかに幸せであったかはお分かりいただけたはず、です」
「その証拠にほら、ね」
メインのスクリーンを操作して、入所者の測定結果を映し出させる。
リアルタイムのその映像には、合格点を上回るであろう値が表示されていた。
( #9 ) 2018/11/27(火) 00:59:44
クカカ!
マキタァ、漸くネタバラシかぁ?
カワイソウなお嬢ちゃんたちが怯えてんじゃねえか。
ケッケ、悪かったなあ。まあそういうこった。
俺様は社員サマなんかじゃねえが、ちょっとオテツダイさせてもらってたって訳だ。ヒッヒ。
( 48 ) 2018/11/27(火) 01:02:02
────ま、それなりに?いつものプログラムよりは、楽しめましたが。
/*目を閉じ、マキタからの説明をBGMだと思うことにした。この教官椅子の座り心地は悪くない。
──正義のミカタのようなコトをしたのは、むず痒いような気持ちの悪さもあったが、どこかで……達成感のようなものもあった。
ハッカーを眠らせ、全てを終わらせた瞬間。認めたくはないが、自分は、心のどこかでは〈正義のミカタ〉になりたかったのだろうかと、そんな考えがふと、頭をよぎった。
そんなハズはない、と打ち消すが。
きっと、自分のAZに戻ってからも、何かしらの影響が出るのだろうことは、なんとなく予想できた。*/
/*スクリーンに写し出された測定値を見る。*/
──それも、まァ、幸せにつながるンなら、ヨシとしますか。
ワタシにとっての幸せは、酒池肉林。
ワタシにとっての不幸は、代わり映えのない日々、思い通りにならないモノの存在、ですからね。
住みやすく、タイクツしない。
ソレさえあれば、構いません。
( 49 ) 2018/11/27(火) 01:03:06
《マキタ》
「……この教習所は、皆様の幸福を増進させる目的で作られ、運営されているものです」
「AZ創設から100周年を前に、新たな取り組みとして始まったのが、今回のプログラムでした」
「いかがでした、でしょうか……」
最後は消え入るような声になったが、彼女の肝入りなのだ。
俺が否定するわけにはいかない。
( #10 ) 2018/11/27(火) 01:08:14
>>47 シュクル
おっ、社員登用制度があんのか?そうか、フォリーもそうだったんだもんな。ヒッヒ。
だがよ、>>#0マキタァ。俺様なんか使った日にゃ、簡単にあんたを追い越しちまうだろうからその辺よっく考えてから上申するこった。クカカ。
( 50 ) 2018/11/27(火) 01:09:03
ハッ、測定値ね。
確かにある種の幸福は得られたのかも知れねえな。
ヒッヒ。
( 51 ) 2018/11/27(火) 01:11:11
《マキタ》
>>46 カオス
「我々は、正真正銘の『正義の味方』ですから。
自己責任でお願いしますね」
>>47 シュクル
「ふむ……そうですね。外部の方とはいえ、かなり活躍していただいたと思います」
「モモコ氏から、上にお話が行くと思いますよ。セグメントさんはご期待ください」
本当は、話を上に通すのは俺だし、モモコさんにそんな権力はもうない。
口が裂けても言えないけれど。
( #11 ) 2018/11/27(火) 01:12:41
>>#10 マキタ
あの、えと………ニウは、とても楽しかったです。怖かったこともあるけど………今回、の…プログラムに参加しなかったら、知らなかったこと沢山ある、思うから。
お疲れ様でした、マキタさん………モモコ、さんも…。
( 52 ) 2018/11/27(火) 01:18:24
クック。
まあいつもの教習に比べりゃ多少マシだったんじゃねえか?ここから戻りゃもう会うこともねえ連中かもしれねえが、確かにこの何日かは一緒に過ごしたんだ。
自分の世界に閉じこもってた俺様たちは、何度教習を受けようが、何度アルカトラズであんな…おっと、禁則だっけな…ヒッヒ。とにかく、なにやったってまた落第しちまうんだろうよ。
だが今回のコレで他人の幸福ってモンに触れた。
自分以外の幸せってのに気づいたやつもいたみてえだしな。一歩進むくらいの変化はあったんだろ。キキ。
俺様か?俺様は相変わらずだぜ。
俺様のモノは俺様のもの。他のやつのモノも俺様のモノ。
俺様の世界だ。全てが俺様のモノであるならば、全てが幸福であるべきだ。AZだけじゃねえ、外の世界がたとえどんな事になろうとも、そこに生きている奴がいるならその限りじゃねえ。俺様が全て手に入れる。
待ってろ、世界。地球を棄てた連中が吐き気を催すぐれえのことを見せてやるよ。
そうだろう?
俺様は世界の《セグメント(断片)》であり、俺様の世界の《トークン(象徴)》なんだからな。
( 53 ) 2018/11/27(火) 01:21:17
ふーーん?
ずいぶんとバカにされたっていうか、コケにされたもんだなあ。
/*
ベラベラと喋る>>#10 マキタの顔を膨れっ面で眺める。
*/
>>52 ニウニウ
……ニウニウはほーんとに素直でいい子だねえ。
そんなことじゃ悪い人に騙されちゃうよっ!
ま、元のAZに戻ったらそんなこと起こらないんだろうけどさあ。
( 54 ) 2018/11/27(火) 01:32:17
>>54 アーク
あ…!アークさん、お疲れ様です………。
(よく目立つ赤い頭の彼、アークを見つけました。一等目を輝かせ、彼の元に歩み寄ります。)
もうすぐ、AZ戻っちゃいますね……嬉しいけど、なんか……また会えなくなる、は、寂しいです……。だから…もう1度アークさんとお話、したかった……えへへ。
( 55 ) 2018/11/27(火) 01:41:48
>>55 ニウニウ
ニウニウもお疲れ様!頑張ってたねっ。
……うーん、そうだなあ。
でもきっと僕らなら会えるんじゃないかな?
僕は、ニウニウならまた会いたいなって思ってるよ。
きっと重なって、本物どうしの僕らが会えるよ!
ニウニウも、おんなじように思ってるなら、だけど……
( 56 ) 2018/11/27(火) 01:53:55
《マキタ》
AZができてからもうすぐで、ちょうど100年。
100年を迎える瞬間に地球にいる人間はみな、滅される。
正確に言えば、人工衛星に暮らす罪人たちもみなまとめて。
火星に住む者以外はみな等しく、消される。
人類のために幸光電社が100年を費やした『AtoZ計画』は、もうじきに終わる。
計画を完遂させるため、火星からの特派員として俺はAZで働いている。
( #12 ) 2018/11/27(火) 01:54:37
>>56 アーク
………本当、ですか?
ニウ、思ってます。また会いたいって……だから、じゃあ……また、きっと会えます。
ニウ、毎日アークさんのこと思い出します。肌の匂い、温度、名前を呼ぶ声………ずっとずっと、覚えてます。
(アークの手を取って、ニウニウは両手で優しく包みます。この温もりを忘れないようにと思いを込めて。)
( 57 ) 2018/11/27(火) 02:02:27
ようやく、今回の仕事も終わりか。
[面倒ではあったが、収穫もあった。まあ、良しとしよう。明日からはまた、平凡な日常が戻ってくる]
( 58 ) 2018/11/27(火) 02:04:30
《マキタ》
火星での生活をより早く安定させ、そして発展させるためには、地球に残った資源が不可欠だった。
しかし、地球には未だ数十億単位の人間が暮らしている。
──────ならば、消してしまおう。
結論が出るまでに、そう時間はかからなかった。
元より見捨ててきた人々だ。
倫理観や道徳は、人類の存続に必要のないものであった。
人々をおびき寄せ、幸せな幻を見せながらひと息に消すための箱として電脳世界AtoZが生まれた。
( #13 ) 2018/11/27(火) 02:11:04
>>57 ニウニウ
……!
/*
いつかと同じようにぱちりと瞬きをして、驚いた瞳で相手を見つめる。
*/
ふふっ。ニウニウって、意外と大胆なんだ?
じゃあ、きっとまた会えるように。
これはおまじないね!
( 59 ) 2018/11/27(火) 02:15:56
軟派者 アークは、慌てん坊 ニウニウの頬に触れるだけのキスをした。
( A5 ) 2018/11/27(火) 02:16:23
《マキタ》
そう。
だから、AZ民の幸福度は維持されなければならないのだ。
未だ地球の現実世界で暮らす頑なな人々が、「AZで暮らしたい」と願うように。
現に、そんな人の数はどんどん減っているし、もう数百人かそこらのはずだ。
( #14 ) 2018/11/27(火) 02:24:37
《マキタ》
あとは、AZが100周年を迎えるめでたいその瞬間に『全てのスイッチが切れる。』
AZ民たちはみんな、そのときは眠くなるんだそうだ。
それは永遠の眠りとなる。
同時に、地上に暮らす人びとの集落めがけて人工衛星が落ちる。不幸な事故によって。
衛星に住む罪人も、地上で暮らす人々も燃えて灰になる。
そして誰もいなくなる、という寸法だ。
( #15 ) 2018/11/27(火) 02:31:14
>>59 アーク
!……わ、あ……あわ…っ
(また会えるように……そんな口約束が嬉しくにこにこしていると、アークの顔は近づき頬に柔らかく温かい何かが触れます。最初は何が起きたかわかりませんでした。
それがからの唇だと気づいた瞬間、胸から競り上がるような熱が頭のてっぺんまで登ります。)
くすぐっ、たい……です。
やっぱり……くすぐったいは、アークさんにだけ、ですね…。
(唇が触れた頬を手で覆いながら、幸福に満ちた穏やかな笑顔を向けます。)
アークさん、また………また、必ず、どこかで……お元気、で。
( 60 ) 2018/11/27(火) 02:37:44
慌てん坊 ニウニウは、アークの頬にお返しとばかりにキスした後、逃げ去ったのでした。
( A6 ) 2018/11/27(火) 02:38:36
……!
ふふっ。チューされて逃げられちゃったあ。
あんなに真っ赤になっちゃって。
次に会えたら、どうしてあげよっかな!
( 61 ) 2018/11/27(火) 03:01:35
軟派者 アークは、ニウニウの背中を楽しげな笑顔で見送った。
( A7 ) 2018/11/27(火) 03:02:03
《マキタ》
計画の全貌を知っているのは、幸光電社火星本部の、その中でも限られた人物だけだ。
地球支部の社員は皆、もともと地球で暮らしていた人間のみで構成されている。
計画が完遂すると同時にその糧となる運命だし、それを知らずに最後まで職務を全うする。
モモコさんもその例外ではない。
例外ではないと、思っていた。
( #16 ) 2018/11/27(火) 03:08:14
>>32 指揮官殿
そうなのかい?
俺にはよく分からないや!
ふふふ、それはこれから、かな!
じゃあまたね、指揮官殿!
( 62 ) 2018/11/27(火) 03:15:29
いやあ、今回も楽しかったなあ!
よくわからない間に終わっちゃったけど……まあいいか!
俺が俺である限り、きっとこれからも楽しいよね!ははは!
じゃあ、また会う事あれば!
/*最後に、にっ、と笑顔で皆に笑いかけ、意識を閉ざした。*/
( 63 ) 2018/11/27(火) 03:17:44
彼女は全部知っていた。
無駄だと切り捨てられたそれをひとり追い求めていた。
( #17 ) 2018/11/27(火) 04:45:40
マキタへ♡
今更だけど、無理な注文に付き合ってくれてありがとう。
迷惑ついでにもう一個お願い聞いてもらうね♡
参加者へのお詫びと対応は……任せた!
今回のプログラムの、採れたてほやほやの結果を持って火星本部に交渉に行ってきます。
当たり前だけど、人の幸せって一辺倒じゃなくて、すごく面白かったでしょ?
きっかけはなんでもいい、火星の人たちに観察されて娯楽になるとかそんな理由でも。
生かされてさえいれば、『AtoZ計画』が見直されるならその先はどうとでもなる。
マキタがどんな顔してこれを読んでるか、目に浮かぶなあ♡
モモコちゃんを甘く見てたことを悔やむがいい!
( #18 ) 2018/11/27(火) 04:47:16
《マキタ》
内ポケットにしまったメモを頭の中で反芻する。
今回の入所者を見送ったら、モモコさんが帰って来る前にもう一度読もう。
そして燃やしてしまおう。
文字通り、電脳世界の塵芥にしてしまおう。
きっと、本部ではまた門前払いに近い対応しかしてもらえないはずだ。
計画は必ず完遂される。
俺は何食わぬ顔でモモコさんを迎えて、そしてAZと彼女の最期を見届けなくてはいけないのだ。
( #19 ) 2018/11/27(火) 04:54:20
《マキタ》
─────もう一度、広間に残った面々を順に見渡した。
打ち合わせにあったモモコさんの台詞は、思いのほかすらすらとなぞれる。
「『新しく始まったばかりの取り組みでしたから、ハプニングもありましたし皆様の中にも賛否両論はあるかと思います。
此度の結果や頂いたご意見をもとに幸光電社は、そしてAZは』」
「『より良いものとなることをここにお約束いたします。どうぞ、よろしくお願いいたします』」
( #20 ) 2018/11/27(火) 05:05:28
《マキタ》
奥歯を噛み締めて、恭しく礼をする。
ああ、俺がこの世界の住人だったならこんな思いはせずに済んだのだろうか。
( #21 ) 2018/11/27(火) 05:09:09
どちらが、幸せなのだろうか。
考えても詮無いことか。
––––本当に?
( #22 ) 2018/11/27(火) 05:10:19
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