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伯爵家当主 ジルベール に 1人が投票した。
魔法研究員 エドワード に 14人が投票した。
魔法研究員 エドワード は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、神官 サテン が無残な姿で発見された。
咎負いの宮廷騎士 ローラン は因縁に引きずられるように 神官 サテン の後を追った。
現在の生存者は、しがない花屋 ケラ、子爵のご令嬢 レリー、調香師 アルフレド、踊り子 パトリシア、求道者 グスタフ、伯爵家当主 ジルベール、呪医 コータロ、図書館司書 カエデ、孤児院生 フリージア、運び屋 ネーロ、射手 アルフィリオン、従者 ミーチェ、魔法使いの弟子 カッツェ の 13 名。
んう……あ、お部屋で寝なくちゃ……。
あれ……?
/*
少女は昨夜、カモミールティーを飲みながらそのまま机に伏せて眠ってしまっていました。
顔を上げると広間の中央に、横たわる身体がふたり分見えました。
ぴょん、と椅子から飛び降りて近づきます。
*/
あれ?サテンさま。お部屋に行ってたのに。広間に戻ってきたのかしら?
それと、こちらはローランさんね。
もう、大人のひとが床で寝たりしちゃだめじゃない。
>>サテン
サテンさま?ねえ、お部屋で眠らなくちゃダメよ。
サテンさま。
/*
はじめは肩を叩くようにして声をかけていました。
しだいに、肩をつかむようにしてゆさぶり、声は悲痛な色を帯びていきます。
*/
サテンさま!ねえ……!
ねえったら、サテンさま。
どうして起きないの、サテンさま!!
……!!
/*
ゆさぶった勢いで、横を向いていた身体の背中側がみえました。
ざっくりと切り裂かれたような跡。
*/
あ……。うそ、よ。
こんなの、嫌、いや、いやよ。
う……あれ……これは……
あ……ん?倒れているのは、わたし……
……あー。なるほど
これは、ローランさんには、すみませんでしたね……
[フッと意識が覚醒する。横たえた身体を起こし、本日の無残を確認しに行った。]
カーマイン王は、もう誰も死ぬことはない、と仰られたが…。
[広間の扉を開く。昨日のように、警戒をするまでもなくすんなりと扉は開いた。]
なぜ。
1人が襲われるだけではない…?
[広間の真ん中には3人の人間。しかし、近づいてみると、1人はただ、倒れている2人に縋りついているだけであった。]
ああ、君は花の。
[サテンの名を呼び、取り乱す彼女に声をかける。]
>>1 フリージア
おい、君、おちつけ。
何があった?
>>2 アルフィリオン
あ……!
サテンさまが、あのね、背中に傷が。
ふたりとも起きないの。
国王さまは誰も死なないって言ってたわ。
でも、起きないの、サテンさまが、起きてくれないの
/*
少女は懸命に話しますが、筋道がたちません。サテンの名が自分の口から出るたびに、後から後から涙が流れました。
*/
明日も元気で会いましょうね、ってサテンさま言ってたの。
フリージアもね、明日も元気で会いましょうって言ったのよ。
カモミールティーをのんで、フリージアは起きたわ。
サテンさまも、カモミールティーをのんで、どうして、起きてくれないの?
ロート「おはよう、ございます……ああ、なんてことだろう。ふたりも同時に眠りに落ちてしまっている」
ロート「ローランさん……貴方とは、もっと一緒に協力していけたらと思っていたのに」
ロート「サテンさん……昨日は大変でしたね。お疲れ様でした……なんと声を掛けたら良いのか」
ロート「……もうお話できないのは悲しいけれど。ボクは、ボクのできることを。みなさんは、みなさんの出来ることを確実にしていきましょう。また、何かあれば呼んでください」
[ボクは、姫が眠りに落ちる前に口にしていた、『戦争のこと』も気になっていました。彼女はボクに何を伝えたかったのか、そして、兄上は本当にサリーナ国民のためだけに戦争を起こしたのか、その確認がしたいと思っています。ボクは、意を決して姫の部屋へ飛びました]
>>3 フリージア
ああ、傷か。見せてみろ。
[フリージアから隠すように、サテンとローランの背中を確認します。
そこには、まったく同じ刀傷が、それぞれ一対ずつ付いていました。
しかし、カーマイン王に触れたときのような、冷たい感覚はなく、ほのかな温もりを感じます。]
死なないと言っても、傷は付くんだな。
だが、かの王と違い、まだ温かい。
やはり、カーマイン王の手紙のとおりに魔法はかかっている。
––––………
[2人の傷に右手を翳す。傷までは消えないが、滴る赤い液体は、ゆっくりと動きを止めるであろう。]
(アルフィリオンさんが傷の処置をしてくれます。そのままで、いいのに)
……この傷跡は、たとえ助かったとしても、一生背負っていかないとな
[そうして、血が止まったことを確認すると、2人を仰向けにひっくり返す。]
>>4 フリージア
ほら、大丈夫だ。
神官君は、彼が昨日言ったとおり眠っているだけさ。
彼に触ってみてごらん。
彼はまだ温かい。
[フリージアの手を取って、サテンの頬に触れさせる。]
彼は、大怪我をしてしまったからな。
少し長く眠りにつかなくてはいけないんだ。
わかるね?
その間に、彼をこんな目に遭わせた黒狼の連中を捕まえねば。
/*
ふたりに魔法が施されるあいだ、少女はスカートの裾をぎゅっと握りしめて見つめていました。
アルフィリオンがその手をとって、サテンの頬に触れさせます。
*/
>>6 アルフィリオン
……うん。温かいわ。
っ、ふ……うぅっ。
う……っ。
/*
それでも、閉じられた瞼が動かないことが少女の肩を震わせました。
*/
うん……死んでないのよね。サテンさま。生きてるんだわ。
また、起きて、くれるんだわ。
わかるわ。フリージアはえらいの。
そのために、黒狼を、捕まえなくちゃ。
[決意したかの表情をした少女に、頷き返す。]
>>7 フリージア
そう、君はえらいよ、フリージア君。
そのとおりだ。奴らの自由にはさせてはいけない。
だが、その前に。
彼らもこのままではいけないね。
また、2人の部屋に移動させて上げたいが、僕は場所を知らないし…
広間のど真ん中というのは落ち着かないだろうから、端に寄せてあげようか。
[横たわっている2人の身体を浮かせると、部屋の端にふんわりと移動させた。]
[2人の身嗜みを簡単に整えると、先ほどの傷を思い返す。]
ローラン君とサテン君、2人ともまったく同じ傷を負っていた。
同じ人物が、同じように傷を負わせようとしても、まったく同じになるなんてことはありえない。
予言にあった因縁とはこういうことか。
状況から見て、サテン君が襲われたのは明白。
彼はまとめ役となっていたし、仕方ない。
しかし、それではローラン君は?
彼はケラに占われ、黒狼でないと言われていた。
また、占い師や夢を見るものでもない。
もう1人の共有者や本ものの双騎士でないといいがな。
あぁ、でも、彼が黒狼だという可能性は薄くなった。
黒狼なら、自分も犠牲になる覚悟で、サテン君を襲わねばならない。
他にも候補がいただろうに、サテン君を狙う意図がないな。
疑ってしまったが、ローラン君が白玉に人間なのかね。
昨日妙な時間に眠ったせいだろうか。
自室に戻ったものの、眠りは浅く、数時間程度しか眠れなかった。
時間としては朝であろうと、広場に向かう。
扉を潜ると、中には二人の影。
「おはよう、アルフィリオン殿と……レディ」
挨拶をして、それから、広場を見渡して、横たえられた影を二つ発見した。
「––––なっ! サテン殿に、ローラン殿? 一度に二人襲う力を持っているというのか? それに、ローラン殿とは、つい数時間前に話をしたというのに……」
思わずその場に駆け寄る。どうやら、息はあるようだった。
>>+2 サテン
「馬鹿だな、アンタ。二人に自分を守れと言えば良かったのに。」
少し咎めるような口調で言う。
が、ふっとすぐに笑みをついた。
「アンタと因縁を結び付けられた時点で、近いうちにこうなる気はしてたんだ。だから、昨日は悔いのないように過ごさせてもらった。」
「あのエルフにも早々に潔白を晴らせて満足さ。」
/*
仰向けになっていたふたり分の身体がアルフィリオンの魔法で浮かび、ふんわりと広間の端に移動されます。
少女はつられるようにして、それについて行きました。
そして、横にぺたんと膝を折って座ります。
サテンの袖を指先で小さく掴んで、頬を落ちる涙は拭わぬままでした。
*/
……お花は供えないわ。だってサテンさまは生きているんだもの。
でも、さみしいよ。かなしいよ。
サテンさまがいないときに、さみしいフリージアはだれを信じたらよいのですか。
かなしいフリージアの気持ちは、だれに話したらよいのですか。
悔いがないと言ったら嘘になる。
ロート王子や今は亡きカーマイン王に、この現状から皆を救いだすと誓っただけに。
最期まで無力な自分の体を見つめて、俺は溜息をついた。
倒れるサテンの元で少女が泣き伏している。
俺には、俺のために泣いてくれる者も、憤ってくれる者ももういない。
願わくは白玉たちが魔と黒を討ち滅ぼしてくれることを。
/*
ミーチェは目を覚ましました。
まだ、アルフィリオンさんの魔法が有効なようでミーチェはしっかりと周りを見ることが出来ました。
広間に向かうとそこには二人、眠りについている人がいるようでした。片方は神官さんです。
*/
おはようございます…いったい、なにがあったんですか?しんかんさん、ともうひとりねむっているようですが
…ふたりとも、おなじきずのつきかたをしています。
*エドワードの部屋で目が覚める
縄の効果は本物らしい
彼は安らかに眠っている
そんな彼におはようございます、お師匠様。……行ってきますと言い、部屋から出る
用心のために、もう一度、部屋の鍵をかけ、自室で身支度を整えた*
*サテンに縄の効能の話と、昨日の謝罪をと思い、広間に向かう
何やら広間が騒がしく、まさかと思い、急いで駆けていくと
サテンとローランが倒れているではないか!
呆気に取られていると、ジルベールの息はあるという声に、思わずそちらを見る
確かに、2人とも眠っているかのように倒れ伏せている
流石に床は固いだろう
そう思ったレリーは風魔法で近くのソファーに2人を運ぶ事にした*
子爵のご令嬢 レリーは、魔法使いの弟子 カッツェがシーツをかけた後に、ふわりと風魔法で近くにあったソファーにサテンとローランを別々に横たわらせた。
>>11 フリージア
*サテンとローランを運び終えると、涙を流す少女の姿が目に入る*
……フリージア
*自分が掛ける言葉は見当たらないが、せめてと思い、そっと寄り添い、彼女を優しく抱きしめる*
……泣きたい時はね、思いっきり泣いていいのよ
わたくしが、隠してあげるわ
念のため持ってきていたけれど、2人も、なんて
……医務室、のベットなら良く眠れるかしら。それとも、やはりそれぞれの部屋かしら
ソファにずっとは、寝にくいわよね
どちらが良いかしら。
*レリーに運ばれる2人を見ながら、誰に伝えるわけでもなく話し始める。どことなく口調はローランに話しかけてるようにも聞こえるが、帰ってくる返事はない。規則正しくも小さな鼓動が、シーツによって確認される*
*昨日の去り際、ローランに生きろよと言われた*
*返すのは野暮だとそのまま会場を後にしたが、こんな。*
*ローランがサテンに因縁をつけた相手を名乗り出させずして良いのか聞いていたのも、納得した*
*やりきれないだろう。彼の胸中を察すると悔しさが込み上げる。ネーロの時と同じように、自分が抱えるべき感情でないこともわかってはいた*
ーー深夜ーー
[パトリシアは自室で背筋を伸ばし立っていた。
ふぅ、と息を吐く。両手の平に乗せられた一枚の紙片が純白の小鳥へと姿を変えた。]
昨日は見張りのつもりで飛ばした鳥だったけど、今日は本格的にやりましょう。
「鏡」の概念を。彼の本質を映してちょうだい。
......お願いね!
[小鳥はぴぃと鳴いて飛び立った。本体は紙であるから、扉が閉まっていようと隙間があれば侵入できる......あまり褒められたことではないので緊急時以外にはしないことなのだが。]
[朝になれば小鳥はパトリシアの部屋に戻ってくる。そうして映し出された彼ーーグスタフの本質は。]
......そう。【邪気のあるものではなかった】のね。
......ありがとう。
[小鳥は目を細めて紙の姿へと戻った。]
目を覚まし広間へ行くと端に何人か集まっている。
よく見るとそこにはサテンとローランが横たわっていた。
目を見開いて固まっていたが、シーツを被せられ、ソファに移動し終わると弾けるように動き出した。
「…サテン…!」
走り寄り息を確認する。
呼吸をしている、脈もある。
隣にいるローランも同じ様だ。
ほっと息を吐くとサテンの手を握り、王様の最期の魔法に心から感謝した。
「…ありがと…サテン…
必ず、目を覚ましてあげる…」
その目に決意を宿すと立ち上がる。
>>All
「僕が…サテンの対になる、【青の紋の共有者】…
王様に…セルナリア国に…忠誠を誓った1人…」
左眼を手で覆いゆっくり離すと、その青い左眼は淡く光りセルナリア国の紋章が映っていた。
「カッツェは…いるね…ケラと…パトリシアは、来たら…結果を、教えて…
それと…【22:00までに占いと、眠らせる人の希望を、提出して】…
22:30に仮決定…23:00に決定…出す…」
>>17 カッツェ
「俺はよそさまには見えないんだな。」
横たわる体に向かって、語りかける女をソファーのひじ掛けに頬杖をつきながら眺める。
「できれば自室か医務室に連れて行ってほしい。こんな情けない姿を皆に晒すのは耐えられないからな。」
そう話しかけてみるが、それきり彼女は沈痛な表情をした。
[こつ、こつ、と広間に向かう度足音が鳴る。
今日も目覚めることが出来た。よかった、まだ自分は戦える。
広間に入る前に両頬を叩き、気合いを入れた。]
[広間に踏み入り最初に見えたのは、さめざめと泣くフリージアと彼女を抱き締めるレリーの姿。
それだけで今日、誰が眠りについたかが分かってしまう。]
フリージア……。
[いたいけな少女の心の拠り所であっただろう人を思い、胸がつきんと痛んだ。
ーーそして。]
え?
[フリージアの近くに横たわされた、シーツに包まれた何かの姿。
それはどう見ても一人分の大きさでは無く。]
……ロー、ラン? なんで?
[「因縁」というものにパトリシアが気が付くのは、もう少し後であった。しばし、何が起きたのか理解出来ず立っていた。]
「げ。」
思わず声に出してしまった。
すっかり姿を見なくなったと思ったら、なぜこいつがここにいるのだ。
あの夜に言われたことを思い出して、ふん、と鼻を鳴らす。
こいつはあまり関わらないようにしよう。
ーー朝。
[アルフレドは、自室において鏡を見つめた。]
[アルフレドは、昨夜のフリージアの言葉を思い出していた。
「「アルフレドさんはほおずきの実のような人だわ。」]
[鬼灯の花言葉は、「偽り」「ごまかし」
ミーチェを喜ばせようと、「フリージア」を出したのは確かに軽率だった。]
[確かにわたしは、花を使って御婦人を喜ばすのが仕事だ。軟派にみられることもあり、軽々しく扱うようにみられても仕方なかった。]
[ケラを思い出す。「あたしはあんたの魔法、綺麗で好きだよ。」]
自分の手のひらを見つめる。指を動かす度に花びらが舞い散った。
*どことなく上の空でいるカッツェの元に、凛とした声が届きます。昨日よりも、意志の強い声の持ち主に、カッツェは歩み寄った*
>>20ネーロ
…【魔法魔法研究員のエドワードさんは、白玉のよう】です
ですが、黒狼の一味ではないと言うだけでもしかしたら…魔の一味の可能性もお忘れなき様
*サテンと同じく忠誠を使うネーロへと、夢でエドワードから帰ってきた答えを伝える*
*周りに注意して、薄眼を開ける。ネーロの左眼に宿る紋章は神秘的で幻想的で*
(綺麗)
*場違いな感情だが、そう思ってしまった*
……貴方を騙ろうなんて人はいないと思うけれど、皆に宣誓させた方が良いと思うわ
*そう付け加えて、安堵した笑みを浮かべた。ネーロを疑わなくて済んだことに、ホッとしているのだ*
>>+9 サテン
「まあ……今のは俺の個人的な感情だ。アンタの判断は間違ってなかったさ。因縁を結ばれようとも俺たちがセルナリアに仕える気持ちは変わらない。」
「安心しろよ、サテン。双騎士もまだ二人とも生きている。」
…おはよう。
昨日より少し、静かになってしまったな…
《サテンが襲われ、ローランが道連れになり、エドワードが眠りについたことを周囲の様子より知る》
これが、因縁の力か…
サテンは昨日因縁のある者は縛られる前に名乗れと言ったが…ある種あれも彼なりの賊の見分け方であったのだな。
己に因縁が付いていることに臆することなく表に出てくるとは、立派であった。
貴公の意思はネーロが継いでくれるのか。
…拙僧も微力ではあるが、力を尽くそう。
人が人を失って流す涙など、もはや老人とその家族だけのものとなったかと思っていたが…苦しいものだ。
広間におはようございます、と入ったカエデはいかにその挨拶が呑気なものかを知った。
「サテンさん、ローランさん…」
目にしたのはカッツェが二人にシーツをかける瞬間だった。
周りの話す言葉を「言葉」として認識するのにはショックのせいで少し時間がかかった。
昨日までしゃべっていた人が目の前からいなくなる感覚にはきっと一生慣れない。
>>+13 サテン
「アンタらの優しいの基準はよく分からないな。俺は、ロート王子に申し上げた通りの騎士崩れだったってだけさ。」
「そういえばアンタ……そうだったか。」
父の死。
王族。
その言葉に神妙な面持ちをする。
「なあ、暇なんだ。アンタの昔話でも聞かせてくれよ。」
……ここは。
僕は、確かサテンに眠らされたはず……
そうか、ここは夢か。
夢の世界に来れるなんて、ね。これは一体どういう魔法なんだろうか。
『いんねん』のちから…ですか。のろいじゃないですか、こんなの…っ
/*
ミーチェは傷に触れながら言いました。
その時、声を耳にします。グスタフさんが黒狼騎士団ではないこと、エドワードさんが白玉であること、ネーロさんがもう一人の共有者であることでした。
*/
わかりました。これからはネーロさんがみんなをまとめるんですね?よろしくおねがいしますっ
ローラン…君が僕とこうして話しているということは、君も眠らされたのか?
それとも……君も、奴らの手にかかったのか。
どちらにせよ、手痛い状況だな。
君のような手練れが、まさかと思ったのだが…
ふむ…サテンが襲われたということは、少なくともローランは賊ではなかったと考えてよさそうだな。
道連れを想定できているのに襲いかかることもあるまいよ。
そこはケラの占いとも矛盾しないようだ。
…エドワードは…賊ではなかったのだな。
本当に眠っているだけのようだ。
姫の魔法、確かなものであった。
今日もまた、誰かを縛らねばならないのか。
死なぬとわかっていても、心苦しいものだ。
>>+18 エドワード
「襲われたのはあの神官サマだ。」
顎で同じ夢の住人となったサテンを指す。
「俺とアイツは魔に因縁を結ばれていた。アンタも白玉の人間なんだろう? 一日で三人も味方が眠らされたのは本当にキツいな。」
国王の寝室の目の前にいた。
*私は完全に国王への献花を忘れていたことを思い、自分の身を第一に案じていた自己嫌悪を示す*
*謝罪の意を伝え、彼の安寧を祈るために彼女は赤い本から名もわからぬ花を取り出した*
気持ちを整え、部屋に踏み入り、王の姿をとらえる。
花を添えて、かの神父ではないが膝をつき、お祈りをする。
少しして立ち上がり、ローランとサテンも訪れることを決める。
しかし、部屋を出ようとする彼女を違和感を襲う。
そして二日目のノートを見返しその正体に気づく。
下駄…?がない…
今起きていることと比較すると小さなことだが一応広間に出てその旨をみんなに伝えた。
>>+21 サテン
「……俺には事情なんて。」
そう口を噤んだ時、共に夢の世界へと引きずり込まれた白狼が久々に俺に顔を見せた。
大きな躯を俺には寄せてくるのはこいつの癖だ。
よしよし、と頭を撫でてやる。
「そういえば、このオーディションはサリーナに縁ある魔法使いが多かったな。」
>>22 パトリシア
「グスタフ…求道者さん…狼じゃない、わかった…」
コクコクと頷く。
「後で、ケラにも言う…けど…占い師は…今日の占いたい人…3人まで、挙げて、いいよ…2人でも…いいけど…
希望出す時は…理由、書かなくて…いいよ…
最終的に、占うって決めた人の…理由…メモに残してもらう、から…」
>>24 カッツェ
「エドワードさんは…狼じゃない…
うん、魔の物か…蝙蝠人間、あと…空を照らす者?の可能性、ある…
でも…一番危険なのは…味方を眠らせてしまった時だから…それで考える…」
ありがとう、と、へにゃりと笑う。
全員揃っても霊能者はカッツェの他に出てこなかった。
唯一心配だったのは霊能者に因縁が結ばれた場合だったが、サテンが共有者なのは自分が一番知っている。
もう1人の因縁のローランも否定していた。>>2:203
カッツェは味方、それが単純に嬉しくて耳をピコピコと動かす。
「特別賞を貰った二人が真っ先に夢の中なんて、皮肉なもんだな。なあ、エドワード?」
ぼそぼそ言っているサテンを横目に自嘲気味に笑った。
みんなお聞き。
/*
昨晩は犠牲者が2人出たらしい。神官さんとローラン。
2人に声をかけたかったけど…今日はそうはいかない。
かつ、かつ、とヒールを鳴らし輪の中心に立つ。
*/
……裏切り者を見つけたよ。
レリー……あんたは黒狼騎士団の復讐者だ。
/*
レリーの胸を指さし、睨みつける。
*/
[かつ、とヒールが鳴らし、ケラが輪の中心に立った。]
[すっと、腕を上げて指を刺す。その先はレリーだった。]
レリー、まさかっ。
[レリーを、パッとみる。]
[アルフレドは、レリーから貰った短剣を握りしめていた。まさか、あの優しいレリーが黒狼騎士団だなんて。]
>>+19 ローラン
因縁……。魔の者の仕業か。
君も運が悪い…いや、優秀ゆえ目を付けられたのか。
白玉。そう、僕は、白玉とも言える。
でも、僕は、白玉でないとも言える。
僕は、君たちの味方だとも言える。
でも、僕は君たちの味方でないとも言える。
この意味が…わかるかい。
わたしは、霊能者が確定してる中で、黒狼だと告発するのは、ケラが本物である証拠に思える。
[アルフレドは、レリーと少し距離を取る。]
とりあえず、今日はレリーを眠らせることでいいだろう。
カッツェが視ることで、白玉ならケラの破綻が分かるし、黒狼ならケラが確実に本物に近いということが分かるだろう。
>>34ネーロ
ええ。そうね。その可能性を考えて動くことが利口かもしれない。私なりに、神官のサテン様を習って表を作ってみたから、活用してもらえると嬉しいわ
*何度も書き直した形跡が見られる。あまり何かを考えて書くことは不得意な為、試行錯誤をして作った。少し恥ずかしいが、なりふり構っていられない*
*カツカツと、1人会場へ来る気配。どこか殺気立つ、怒りを纏った様な足取りでやってきたのは、花屋のケラだった*
……1人見つかったという表現はおかしいかしら。
“黒狼の容疑者が上がった”くらいの気持ちで臨むべきかと
*ケラの結果に耳をすませました。犯人が見つかったと喜ぶ気持ちを抑え、冷静に考える。ケラもまだ本物と決まったわけじゃない。でっち上げた可能性だって出てきた*
(あー?なんだこれ、なんか変な感じだ。モヤっとする)
*冷静になりたい、とカッツェは左手の指を鳴らし、紅茶を準備した*
「レリーが、狼でも…ケリが本物の占い師…とは限らない…
魔の物か、蝙蝠人間を…占いで眠らせない限り…
…んー…ちょっと…考えてくる…」
>>+26 サテン
そう、そういうことになるね。
僕は昨日からずっと言っていただろう。
僕は……僕自身に絶望していた。これから先も皆を護るという志を棄て、王を護れなかったという事実に押し潰され、そうして、僕は眠りにつきたいと願った。
君には、感謝している。僕の願いを叶えてくれたんだ。
後悔など……そう、後悔など、あるはずがない。
>>39 カッツェ
もちろんだよお嬢ちゃん。これはあくまであたしから見た真実だ。証明できるのはあんたがレリーを見た時。…いや、それでも完璧な証拠にはならないかもしれないね。
/*
カッツェの意見は最もだ。公平な目で見れば喜んでいい場面ではない。それにネーロの言葉もその通り。この力を証明できるのは"魔のもの"を消滅させることのみ。もしくは、呪狼と共に眠ることだ。
*/
占った理由はちゃんとメモに残しておいたよ。結論はネーロ達に委ねる。あたしはただ、あたしの真実を伝えたかっただけだ。
……ローラン達のところに行ってくるね。ちゃんと…3人の顔を見ておきたいから。
/*
そう言ってサテン、ローラン、エドワードの元へ赴いた。
*/
>>36 ケラ
*フリージアを心配させぬよう、頭を1回ぽん、と撫で、そっと離れる
そして、貴族らしい優雅な歩みでケラの目の前に堂々と立つ*
……お父様に、人を簡単に信じるなと口を酸っぱくして言われていたのだけど……その言葉が胸に染み入る日を迎えてしまうなんて、ね
ケラ、わたくしは、初めてお会いした時に優しく話しかけて下さった貴方の事、信じてましたのよ?
……だから、とても悲しいわ
でもね、わたくしはこれ以上無駄な縄を使わせるわけにはまいりませんの
わたくしは、自分の言葉でわたくしの無実を証明してみせますわ
*ケラをきっ、と睨みつけた後、皆の方に向き直る*
>>all
今言うべき話でないのかもしれないけど、わたくしもいつ話せなくなるかわからぬ身……
この機を逃したらいけないと思うから、皆お聞きになって
……昨日は、ごめんなさい
わたくし、つい頭に血が上ってしまいましたの……止めてくださった方々は、ありがとうございました
今日は、沢山お話するつもりだから、よろしくお願いしますわね
先に言っておくけど、魔の者狙いで占い先を考えるわ
……縄の数が、とっても不安なの
残り6本の縄、魔の者が最大2人、黒狼騎士団が3人生きてるとなると、1本の縄が余り……慎重にならざるおえないわね
後、お師匠様……エドワードさんはお部屋のベットに寝かせましたわ
お見舞いに来られるのであれば、お好きにどうぞ
>>+25 エドワード
「……」
俺が口を開くよりも先に、サテンが反応した。
−−白玉ともいえる。
−−白玉でないともいえる。
「照らす、者か……。」
「満足したか? 眠ることができて。」
>>20 ネーロ
遅れてしまったけど、貴方が共有者なのね
貴方になら、安心して任せられますわ
*ネーロは中立の立場で物事を見ているように感じた
この子なら、きっと皆を平等に見てくださるわね
と、そう思った*
>>44 レリー
…それはあんたにも同じことが言えるよ。レリー。
こんなことさえなけりゃあ、アタシ達は仲良くやってたさ。…あたしにとっても、真っ直ぐで気丈なあんたに裏切られた気分だよ。
まあ、あんたが占い先をそういう解釈で選ぶのは最もだろうね。あんた達にとって魔のものは予想外の脅威…早めに何とかしておきたいだろうしね。ただ、あんたの意見はあたしはネーロの意見だろうと飲まないよ。呪狼とやらを候補にあげかねない。
/*
どうしてこんな言い合いをしなきゃいけないのか。争うつまりは全くなかった。少なくとも、こんなことに巻き込まれるまでは。復讐者達にも何か理由があるのかもしれない。ただ、私は…死ぬわけには行かない。
胸のロケットに触れながら、そう強く思った。
*/
>>+28 ローラン
満足…か。どうだろう。
僕は起きているときは、眠りたいと思っていた。
護れなかった自分に価値がないと思った。
攻撃魔法しか碌に使えない僕は、王を護ることでしか存在価値を見出せないと思った。
いざ眠ってみた僕は……
もっと、哀れに見える。
護ることは愚か、前を向くことすら辞めてしまった。
眠ることに逃げた。
ローラン、僕を笑うか?
随分…少なくなってしまったんだな。
[アルフレドは呟く。エドワード、ローラン、サテンの三人が、一気に眠ってしまった。]
[ローランの言葉を思い出す。「人の記憶は月日と共に風化するというが、感情は別だ。それが良いものだろうと悲しいものだろうと、心に巣くった感情はある日突然蘇る。」(>>0:85)
黒狼騎士団とやらも、心に蓋をしていた恨みが蘇ったのだろうか。]
[ふと、レリーとケラが対立しているのが目に入る。ケラが胸のロケットを触っている。それは、彼女が不安になったときにする仕草だとアルフレドは受け止めていた。]
[アルフレドの目から見ると、ケラは今にも泣き出しそうな表情をしている。そっと、ケラの肩に手を置いた。]
ローラン……あたしの旦那もね、騎士だったんだよ。
いつだったか言ってたんだ。「生意気だが腕の立つ奴がいる。目を合わせようとしないどころか、やつの目を見たことがない」って。いたく気に入っててね…あんた何じゃないかな。
覚えてたら名前を呼んでやるって、言ってたのにねぇ…。
/*
そう言ってうりうりと頭を撫でてやる。旦那がしそうなことだ。
*/
……あんた、サテンって言うんだね。慕われてるんだね…。
今ね、あんたの相方の子がかわりに頑張ってくれてるよ。
それとあんたの魔法。すごく楽しかった…あたしは歌を歌ってる間しか、あの子達を操れないから。今度起きた時にはコツでも教えておくれ。
/*
いつもヘラヘラしていた彼の顔は動くことなく、静かに規則的に寝息を立てている。
*/
[アルフレドは、ケラ離れる際に、胸元に百合のコサージュが飾られているのを見つける。]
[アルフレドは、花を自由に動かせるが形を変えることはできない。「アニマ」とやらを使えば、出来るだろうか。と、ふと考える。]
[花の形まで変えることができれば、もっとケラを笑わせられるのに。そう思った。フリージアにはまた軽々しくと言われるだろうか。アルフレドは、フッと笑う。]
「くすくす」
「くすくすくすくす」
「可笑しい可笑しい」
「あー可笑しい」
『ねぇ』
「またダメだった」
「二度繰り返した」
『ずっと独りの孤狼』
「こんなものでは終わらない」
「6年の歳月は忘れない」
「孤狼でも足りない」
「死にたがりの無様な天才でも足りない」
「おじさんなんか足しにもならない」
『黒き狼は全てを屠る』
なるほど、ローラン殿とサテン殿は因縁とやらで結ばれていたらしい。
……もし、あの時自室に戻らなければ。
そうしたら止められたのだろうかと、苦い悔恨の念が胸をつく。
彼との話は甚かった。けれど、死を願った訳では無い。
「……サテン殿が襲われ、ローラン殿がそれにより後追い、と。
まずは頭を狙ったか……」
後悔を吐露したところで価値はない。
「そして猫の……ネーロ君か。彼が対の紋を持つものか。我が身には紋はない。よろしく頼むよ」
>>+29 エドワード
『護れなかった自分に価値がない。』
俺は鏡で自分を見ているような気分になった。
誰かを護ることでしか価値を見出せない。
俺も、こんな顔をしていたのだろうか。
「笑わないさ。」
「いや、笑えない。」
「アンタは弱くて、愚かで、馬鹿なヤツだ。
コレがなきゃ生きていけないとか、アレだけが生きる価値に足るモノだとか、そんなことばかりに縋っている。その情けなさが、俺自身を見ているみたいで、腹が立つ。」
「でも、だからこそ分かる。
そうやって後悔しているのは前を向こうとしている証だ。
そんなアンタを俺が笑えるわけがない。」
>>50 ケラ
エドワードにそう話した直後、俺の名前がどこかで呼ばれた気がした。
ふと振り返ると、俺の本体が眠らされたソファーの前にあの歌姫が立っている。
彼女は俺の眠りを悼むように、そっと口を開いた。
昔、歌姫の伴侶も黒狼騎士団にいたという。
「……」
−−そうか。
だからアイツは、妙に俺にお節介だったのだろうか。
"元黒狼騎士だから気になって占った"というのは、俺を疑ってかかったからではないようだ。
眠る俺の頭に、線の細い掌が置かれた。
くしゃくしゃと髪を撫でるその手つきは、志を同じくして共に戦った昔の仲間を思い出させた。
「呼んでほしけりゃさっさと起こせ。
アンタが本物の占い師だって言うんならな。」
……ふう。エクスくんの歌は、相変わらず不穏ですね。
(足しにもならないおじさんってわたしのことでしょうか)
大した話でもないですが、昔の話でもしましょうか。
母やわたしの出生については、昨日と一昨日に紙に書いた通りですけどね。
母か布屋だったので、わたしは布の名前を付けられたんです
母が王都を離れたのは、これから産まれるわたしが、何か面倒に巻き込まれてはならないという配慮と……
王妃の目を恐れたからでしょうね
……王には……1度も会ったことがないと言いましたが、多分一度だけ。
母がいない時に、すごく立派な馬車で教会に来たおじさんがいたんですよ
そこそこの貴族という感じの服に身を包んでいましたが……あのオーラのようなものは、貴族では出せませんね
おつきの人も妙にいたし。
どうも、お忍びでわたしの顔を見に来たらしいんですよね
まあ……当時わたしは5歳か6歳かでしたので、そんなにはっきりと顔は覚えてないんですが
なんかすごいおじさんだなという記憶と、わたしの頭を撫でた大きな手の記憶はよく残っています
「エドワード殿は、白玉であったか。
……彼は潔白であったのだろう。可能性として、白玉と言われながらも味方でない可能性も無きにしもあらず。
だが恐らくは、予言の力などは持たぬ–––––ただ忠誠を尽くす者だった。
ふん、眠りに就いた後に分かるとは歯痒いな。まあ、眠りであることは幸いか。全てが終われば起こせるのだからな」
私は順を追って情報を整理した。
「さて、占いは。
ふむ、パトリシア嬢がグスタフは白玉、と。
そしてケラ殿は––––––––」
>>+31 エクス
「───このいかれ帽子野郎。」
凪いだ心に冷たい風が吹き込む。
こいつが喋るだけで、なぜこんなに腸が煮えくり返りそうになるのだろうか。
−−痛い事実を突きつけてくるからか。
−−嫌な記憶を呼び起こさせるからか。
「おまえ、反逆者の仲間なんだな。」
「なぁそうなんだろ?」
「……ふざけるなよ、ソフィー姫をおまえらなんかに触らせるか。あのお方はセルナリアの王妃になる方だ、復讐に身を焦がして我を失ったヤツらなんかの好きにはさせねえ。」
>>58 ケラ
[ケラに覗き込まれる。端正な顔が近くに来て、アルフレドは少し顔を赤くした。]
[妬いてんのかい?という問いに]
まぁね。
[と、赤くなったのを誤魔化すように肩をすくめた。]
[ケラはコサージュを優しく撫でた。]
そうか、王様に…。わたしもいいと思う。
そうだ、ケラ。ケラにお願いがあるんだ…。
[アルフレドは、手をパンと叩きフリージアを一輪出す。]
フリージアと仲直りしたいんだ…。
これをよかったらコサージュにしてくれないか。
わたしは形を変えられなくて。
フリージアにあげたいんだ。
力を…貸してくれるかい?
[アルフレドは、恐る恐る聞く。]
[次々と広間に人が集まる。
あるものは新たな情報に驚き、あるものは新たな情報を持ち、またあるものは新たな情報を明かしていく。]
これで今日の情報は出揃ったかね。
踊り子君はグスタフ君を白側、
ネコ君が青の証を持ち、
エドワード君もやはり白側、
そして、歌姫君は、お嬢さんを黒狼だと主張している。
エドワード君が白玉は予想どおりだ、驚くことはない。
グスタフ君が白側、は今考えるべきではないかな。
ネコ君が証持ちとは有難いね。昨日見た限りだが、一歩引いて状況を判断していた。
ネコ君なら、きっと良い決定を下してくれる。
やはり、今日議題になりそうなのは、お嬢さんが黒狼という点かな。
>>60 ケラ
ほう、敵方の心配なんて、随分と余裕があるんだな、歌姫君。
僕は、君こそ魔のものを探した方がいいと思うがね。
あの…すみません…
少し具合が悪いので自室でにて休ませていただきますね…
体調がよくなり次第広間に戻りますが、もし戻らなかった場合は【投票はネーロさんに委任します】
こんな大事な時期にすみません、なるべく戻れるように頑張ります。
「……ミス・エリュテイアが狼である、と?」
私はつとめて冷静に、言葉を発した。
信じられない、咄嗟にそう思ったが、それは情感によるところで根拠はない。
「ケラ殿が本物であるなら、喜ばしいことでは、ある。
が……。
…………気になることが、ひとつある」
彼女を信じたいと思うのであれば、私は私を納得させうる理論を挙げねばならん。
「私はこの二人を本物か、内通者であると見ている。内通者……いや、予言に倣い、狂信者といおうか。
ともかくも、狂信者が黒狼を引き入れる手助けをしたなら、顔を知らないということは有り得まい。能力を知ってるかどうかまでは分からんがな。
仮にミス・エリュテイアが狼であるとするならば、ケラ殿は本物であろう」
そこまではなんの疑問もない。可能性のひとつとしては、充分ありうる話。
「不可解なのはパトリシア嬢だ。彼女からして、ケラ殿が本物の占い師であるならば、残されたメモを見れば今日ミス・エリュテイアが狼だとバレるのは明白だったはず。
そうであるなら、何故。何故彼女は黒を重ねなかった?」
それを考えれば、彼女が狼である可能性はそう高くない––––そう言おうとして、ふともうひとつ、可能性を思いついてしまった。
「…………考えられる理由は二つある。
一つ、パトリシア嬢こそが本物の占い師であるから。
二つ、グスタフ殿もまた、黒狼騎士団の一味であるから」
私はそう言って、自分の頭が導き出す結論を言う。
––––––––最善手を取らねばならない。
「……ミス・エリュテイアを眠らせるべきかもしれん。彼女が無実であれば、本物の占い師が把握できる。狼であるなら、筆頭の狼候補と占い師が分かる。無実であれば少々痛いが……。
無論、カッツェ殿が眠りについては成立せぬし、本物の占い師が判明したところで、襲われていても旨みが少ない。狼との読み合いになるがな」
>>16 レリー
レリーさん……。
ごめんね、ごめんなさい、ぅ、うぅ……っ
/*
謝罪の言葉は、自分を抱きしめる相手もまた、同じ悲しみを味わっているのがわかったからでした。
少女はあの戦争のとき以来、声を殺してしか泣くことができません。
少し落ち着いたころ、皆に向けて話す者たちの声が順に聞こえます。
*/
>>20 ネーロ
そう……あの子がサテンさまの仲間だったのね。
>>22パトリシア
グスタフさんは悪い人じゃなかった、ってことね。
/*
そして、>>36 ケラの言葉も。
*/
/*
少しの間、自分は声が出せなくなったのかと思いました。
そんな少女の頭をぽん、と撫でてレリーは立ち上がり、広間の中央へと歩きました。
*/
レリーさんが?そんな……
どうして。そんなことあるはずない、わ。
うそよ、うそ……。
/*
口もとを覆った少女の両手はわなわなと震えていました。
*/
フリージアはどうしたらいいの。
ふむ…レリーが黒と出た、と。
>>55 アルフレド
なぁ、そこの色男。
拙僧と茶でも飲まないか。貴公の視界については印象よく思っているのだ。
ここからどうするのか、どうすべきなのか考えを聞いてみたい。
貴公はレリーに慄いているようだが、どうだ。
アニマは慣れるまでは心が凪いでいた方が触れやすいのだがな。
…さてこの占い結果、どう見る?
内通者がその主張のためにレリーに黒を出したか、本物が賊を見つけたのか。
そこから見えてくるものは、何だろうか。
まず、拙僧は占いを騙っている者は内通者だと考えている。
ケラが内通者ならばレリーもアルフィリオンも魂は白い、と見る。
パトリシアが内通者であれば、アルフレド、貴公も白い。が、カエデには黒の可能性がある。
といったところだろうか。
僕は、あまりレリー君に関心がなかったが…この機械を使うときかな。
[広間に置かれた蓄音機に手を伸ばす。それはきちんと、昨日の話を奏でることができた。]
ふむ、彼女が黒狼とすると不自然な点が2つある。
一つ目は要素としては弱い。
彼女が黒狼なら、なぜ歌姫君を襲ってしまわなかったか、という点だが、反証が複数見つかる。
黒狼が占い師の真偽がついていなかった、歌姫君がレリー君を占うとは思わなかった、踊り子君の占い先にも仲間がいた、などね。
しかし、それでも占い師を狙ってこなかったのは少々不可解だね。
僕は二つ目の方が気になる。
昨日の彼女の態度だ。彼女はエドワード君を拘束する決定が出たとき、神官君に真っ向から反対を述べた。
黒狼ならこれは必要かね?
反対が出たら、彼女の仲間が拘束されてしまうかもしれないのに。
エドワード君が黒狼となるなら、納得できようが、カッツェ君曰く、彼は白側だ。
昨日の彼女の行動は不可解すぎる。
だが、拘束するか否かと言われると…
レリー君は、踊り子君からも魔のものの可能性もある。
歌姫君の真偽の確認のために、拘束はやむ得ないとも思うが…ふむ。
少々考えさせてくれ。ただ、レリー君を拘束するとなっても、強く反対はしないだろう。
>>47 ケラ
よくもそんな言葉が出てきますわね
白々しいにも程があってよ
あらそう、貴方は共有者に従わないのね
それもそうよね、貴方から見たら敵だもの
さり気なく逆らう理由を作るだなんて、本当にずる賢いこと
……わたくしは貴方と悠長にお話する喉は持ち合わせておりませんの
失礼しますわ
*ケラの横を通り過ぎ、これ以上は口をきく気はないといわんばかりに、離れた場所へ行く*
>>70 ケラ
残念だ。本当の皮肉は伝わってなかったらしい。
僕が聞きたいのは、君の"余裕"についてだよ。
君が突っ込んだレリー君の発言のとおり、縄は残り6本しかない。
今起きて、動いているのは13人。
ローラン君が眠りについた今、明らかな君の味方は、ネコ君とカッツェ君のみ。
敵方は、レリー君と踊り子君の2人。
まったくわからないのが8人だ。
敵方2人には、確実に縄を使わなければならない。
とすると、残る縄は4本。8人のうち4人しか拘束できないんだよ。
そんな状況で、魔のものがどうのと敵方に言付けるのは、"余裕"がありすぎるのではってね。
>>73 グスタフ
[突然、グスタフに声をかけられる。]
あぁ。いいとも。
[アルフレドは、頷いた。]
アニマは難しいものだね。ぜひ、落ち着いたら教えてほしい。
ちなみに、アニマにはそのものの形を変える力はあるのだろうか。
驕りだよ。ここから、どうするのか、どうすべきなのか。か。正直、わたしにはまだ分かっていない。
ただ、ジルベールの「何故、黒を重ねなかったのか」という話を聞いて、一つ、疑問が出た。
>>75だ。グスタフに黒を出せなかったら、わたしに出せばいい。
カッツェに視て貰えば全ては分かるが、ケラをが狂信者と見るなら、アピールだ。いや、可能性の話だ。
[ケラを狂信者として見たくない。理性と感情が揺れ動いていた。]
パトリシアが偽としたら、黒を重ねなかった理由が思い浮かばないんだ。
>>60 ケラ
「騎士団…黒狼騎士団は…魔の者と、蝙蝠人間…見つけてないって…こと…
わかった…ありがと…」
納得して頷く。
>>63 カエデ
「わかった…もし、できそうなら…希望…出してくれると、嬉しい…けど…無理しないで…お大事に…」
>>65 >>67 ジルベール
ジルベールが話し始めたので大人しく彼の推理をふむふむと聞いていた。
可能性の話まで聞くと口を開く。
「パトリシアが…狂信者だと、して…自分に…縄を、使わせる気だったら…?
狂信者にも…縄を使うと、敵の人数と…縄…同じ…
単純な…考えだけど…僕達はミス、できない可能性…上がる…」
アルフィリオン殿の、声がきこえた。
「……いや、結論を出すにはまだ早計、か。
能力だけではなく、昨日までの彼女らの行動を洗ってからでも遅くはない。それから、彼女らの今の態度も」
一度考えると、どうにも結論を急いでしまう。私の悪い癖だ。
蓄音機に近づき、耳を傾けた。
蓄音機が最初に捉えたのは、孤児院の少女の悲鳴。
いつ聞いても人の悲鳴というものには慣れることはない。
今なら、サテンの事を忘れさせてあげることもできるが、どうするべきだろうか。幼い心は脆い。それとなく気にかけねばなるまい。
「俺もレリーを括るのには賛成だ。戦を知らずに眠れるならそれに越したことはない。
ただ……一つ懸念があってな。
縄の数が足りんと言っただろう。他でもない歌姫本人の発言で悪いんだが。
歌姫が狂信者でレリー嬢を偽物の晒上げ括り、明日バレて自身が括られれば縄の数は借金だ。腹に爆弾括りつけたような戦法だが、俺は捨て身の人間が一番怖いと思っている」
「とはいえ、素人考えだ。魔女さんが霊を診れる唯一の人間である以上──」レリー嬢を括るべきだろう。
>>75 アルフレド
「彼女がメモを残したのは昨日の話だ。彼女が狂信者という仮定で……その時点でミス・エリュテイアが候補に入っていながら、黒を重ねられぬ狼を選んだのは、少々気になるところではある。
貴公とグスタフ殿両方が狼であるなら説明のつく話ではあるが、……これは些か穿ちすぎか。
そうだな、少なくともレリー殿とアルフィリオン殿が共に狼ということだけはあるまい」
……わたくしを吊りたい、と言ったお方の名前はしっかり記録に残しておりますわ
縄数が足りない、リスクがあると言いながらも、わたくしの名前を挙げるなど、愚の骨頂ですわね
その中にきっと、黒狼騎士団か魔の者がいると見ておりますの
後で精査せねば、ね
お兄様の蓄音機が役立つ時がくるなんて……ちょっと癪ですわ
フリージアも、お部屋に戻るわ。何時間かでちゃんと戻ってきます。
……ちょっと、お片づけしたいの。
/*
誰にともなくそう呟いて、少女は自室へ向かいます。
広間を出る前に、ソファーに横たえられたふたり分の身体を少しだけ見つめました。
*/
>>+40 エクス
「ッチ───」
俺の悪態にも動じぬその様子に、歯を噛み締める。
「……俺は、セルナリア王国に忠誠を誓うローラン・アルグミュラーだ。」
「サリーナはもう、滅んだんだ。黒狼騎士は過去の英雄だ。国王も、亡きファルス王子も、今は眠られているソフィー姫も。こんな事は望んでいない。」
「俺は……俺たちは、絶対にこの目論見を阻止してやる。その目ん玉かっぽじってよく見てろ、マッドハッター。」
>>+41 サテン
「……分かってる。」
ぶっきらぼうにそう答えた。
それでも、どうしてもむきになってしまうのだ。
>>85 ケラ
美しい舞台…
芸事には詳しくないが、それで決定が覆ったら本末転倒では?
ふむ、ただ、レリー君がエドワード君の拘束を反対したのは、彼が役職はないと述べてからだった。
少々リスクが高いのは確かだが、一考の余地はあるね。
[一つ、深呼吸をした。
ソファから立ち上がり考えを巡らせる。]
ローランは黒狼じゃないでしょうね。間違いないと言っていいわ……因縁なんて付けられてたのね。蝙蝠人間もありえないでしょう、十中八九こちらの痛手よ。
エドワードにはまだ蝙蝠人間の可能性があるけど、楽観視は出来ない。
後は6本の縄と何回出来るか分からない占いで最大6人、国に背く人たちを眠らせなくちゃいけない。
……そろそろ形振り構ってられないのかしら……。
魔の者たちを溶かさないといけない。
あたしが、死んでも……。
[最後の方は囁くような声だった。もし間違って呪狼を占ってしまうことがあれば。
膝が笑い、身体が震える。
眠りにつくことは恐ろしい。けれど。]
あたし、エドワードを見殺しにしたわ。エドワードはサリーナと、それにレリーの為に眠りについた。
皆、当然あたしにも責任がある。自分だけ怖いだなんて言ってられるものですか……。
植物と意思疎通をするのは割と簡単なのにな。
誰が敵か、すぐにわかればよかったのに。
あなたたちのこと、わたしにはわかってるんですよ〜って言って気を許させて、そこで向こうがわたしの言うことを自分から聞いてくれたところで、エネルギー素を一気に捕まえてあやつるんです。
こういうときのために、人間にも応用できるといいんですけど……それはコータロさんの魔法の方が近いですね
時間遡行も規模を大きくして……人体実験は自分の身体で可能……?
(ぶつぶつと考察を始めます。わたしは教会の中では強力な魔法使いと認められていたとはいえ、この場にいる他の方々と比べると、まだまだ修行不足のようです。)
どうやら、昨日のお師匠様とのやり取りを深読みする人がいるようだけど……
人の心情に土足でずけずけ入り込むなど、愚かな事この上ないわ
わたくしはエドワードさんが吊られるのが嫌だった
だから、わたくしの意思でサテンさんに詰め寄った
……本当に、それだけの事なの
皆疑心暗鬼になっている今の状況を見るに、信じてもらえないでしょうけど
*最後の方は、寂しそうに笑いながら言う*
あー……そうだ
こういうことをね、サリーナにいた頃から、独学でやってたら、目をつけられちゃいましてね
わたし自身は、それが「魔法」であることも知らなかったので、サリーナの教会の方々に責められて、初めて禁じられていた「魔法」だと知ったんです。
それで、その頃にはもう母も亡くなっていましたし、地下に幽閉されながら神にお仕えしていたところ、あの戦争がありまして。
皮肉なことに、「サリーナ王の遺児」を探してくれたおかげで、地下にいたところを救出されました。
畏れ多くも、カーマイン王に直接帰順する気があるのか尋ねられまして。
城の近くの教会でなら、好きに魔法研究ができるということでしたし、安全な暮らしも確保できるということで、救われた気持ちになりました。
もちろん、カーマイン王への忠誠を誓いました。
……戦争の犠牲になった異母兄弟には、悪いと、思わなかった……訳でもないんですが……
>>81 ネーロ
「ふむ……。自身に縄を使わせる、か。それは狂信者がどちらであろうと考えそうなことである。
いや、だが。そうだとして、黒を重ねぬ理由にはなるまい。ミスが狼であれば、彼女に縄を使い、カッツェ殿の結果を聞いた時点でパトリシア嬢は偽物であると決まったようなもの。
仮に今日黒を重ねていれば、もう一人を道連れにできたかもしれない。
どうせ偽とバレるのであればそうした方が得だろうに。
グスタフ殿がこちらの人間だったとして、ケラ殿との信用差から、ミスが眠らされ、グスタフ殿に疑いを向けることまで計算しての白であれば、それは恐れ入るがね。それこそ予知の力でも持っていなければ、無理な話であろうよ」
そう言ってから、私は思考を始める。
「……そういう意味では、ケラ殿の方が狂信者の像としては近い気か? だが、カッツェ殿が生きていれば、本物の占い師が確定してしまう。その状況で黒を出すことに疑問はある。
否、魔のものを真の占い師が占えば真偽は割れる––––それならそうなる前にと考えていてもそう不思議ではない、か?
いや、それにしても、大胆な話だ。……こちらの線でも考えてみる必要があるな」
そうだ、【占い希望は、ジルベールとアルフィリオン】多く話している者からの消去法だな。
【拘束希望は、レリー】やはり、他の者より情報が落ちる量が格段に違うからな。
>>79 アルフィリオン
縄の数…?
/*
そう言われ、縄の数を実際に頭に起き、指折り数えながらこれから幾日か議論し縄を使う時のことを考え、やっと理解した。
*/
…なるほど。それについては完全に失念してたよ。
あんたの意見は最もだ。悠長にはしてられない。
……ひとつ言わせてもらうなら、あたしがもし呪狼と共に眠ることになって、最後の1匹になっちまったら……。もちろん、あたし視点で話してるけど【魔のものが勢力の弱まった騎士団を潰しにかかるかもしれない】。それだけなら構わないが、そうなっちまえばあたし達はその魔のものに虐げられちまうかもしれない。そんな懸念はあるんだよ。
だから、もうくだらない感情論や言い合いはやめにする。その代わりアンタ達の【魔のものに対するイメージ】を教えとくれ。
どんな動きをするか、どう思っていそうか。その意見によっちゃ怪しいと思うやつを探せるかもしれない。
/*
レリーの胸元を見る。昨日こっそりとつけてあげたコサージュは見当たらなかった。付けるはずもない。こんな風に言われ続け、そんな人間の贈り物など嫌に決まっている。
仲良くしたいと思っていた。もし叶うなら、どうしてこんなことを…と考えようとしたところでやめる。自分の真の目的を忘れないようにしないといけない。
*/
/*
ミーチェは目を覚ましました。何やら騒がしいようです。
何かあったのでしょうか。ミーチェは蓄音機を動かします。
*/
ミーチェ、みなさんのおはなしきいてみますね。
>>98 ジルベール
「ケラと…パトリシア…本物だと思われてるのは…ケラの方が多い…
パトリシアが、偽物で…黒を重ねても…先に眠らされるのは…レリーの可能性、高いと思う…
…レリー黒ってわかった後…パトリシアの黒を道連れにできると…思うかな…?
縄…余裕ないのに…偽物かもしれない、占い師の黒と…占い師を…眠らせると…思うかな…?
まぁ…偽物の気持ちなんて…知らないけど…
それに…占い師が…狂信者だとも限らない…」
あと、と付け加えるように言葉を繋ぐ。
「レリーを眠らせて…カッツェが狼だと言っても、パトリシアを、偽物って…決めつけるの…ダメ…
僕は…占い師が…魔の者か、蝙蝠人間を眠らせるか…それ相応の…確信できることがない限り、本物だと思わない…僕は…思っちゃ、いけない…」
膨大な可能性全てを考えることはできないにしろできる限りの可能性は見るべきだ。
思考を偏らせてはいけないとフルフルと頭を振りながら自分に言い聞かせる。
こんな状況だもの。体調も崩れるわよね。
[カエデの部屋から戻り、広間でぐるぐると思考を巡らせる。どうしたものか、何をするのが最善なのか……考えた結果。]
そうね、踊りましょう。
[大真面目な顔でそう言った。]
[オーディションの時より小鳥の数を減らした。
恐らくあの時、国王は何か懐かしくも辛い記憶を思い出してしまったのだろうと思う。今度こそ、そんな思いはさせるものか。]
……お願いね。
[今度の「記憶」はとびきりの優しいものを。辛く、絶望の淵に立たされた時にもう一度だけ立ち上がることができるような。そんな記憶を。
人は怒りや悲しみでも戦い続けることが出来る。けれど、それでも。
本当に本当に苦しい時、人が思い出すものは。]
[静かなピアノの音を。草木の柔らかなさざめきを。誰かの幸せな笑い声を。
スカートをたなびかせ、髪を振り乱し舞い踊る。]
[皆に向けただけのものではなく、自分に向けても踊っていた。]
母様、母様、母様……。
[涙を流し、それでも微笑みをたたえながらステップを踏んだ。]
>>106 ネーロ
「ふむ……。そこはどうにも私の見解とは異なるようだな。だが、白玉であると確定する他ならぬ君がそのように考えるのであれば、そう考える人もいるのであろう」
パトリシアが偽であり、かつグスタフが白玉でありながらも黒を重ねられぬ可能性を指摘された。反証は幾つか思いついたが、一度控える。
「偽の占い師が狂信者でない––––狼や魔の者である可能性も君は考えるんだな。可能性としてしてない訳では無いが……」
それから、続く言葉を聞く。ネーロ君はどうやら慎重な性格であるらしかった。
「数々の可能性を考えるのは、悪いことではない。私はその時々で一番有りうるものを優先するが、それは一概に正しいとは言えん。
私は私の考え方が間違っているとは思わない。悠長に構えてすべてを失うよりは少ない可能性は斬り捨てるべきと。
––––––––だが君は今のままであるといい。
私が違えた人匙を、君はすくえるのだから」
ケラさんがこくろうきしだんのひとをみつけたんですね!すごいですっ!
…でも、うらなわれるかのうせいあるのに、しんかんさんをおそったのはどうしてなんでしょうか?
うらないしはどちらかほんものか、こくろうきしだんのひともわかっていなかったんでしょうか?それとも、こくろうきしだんのひとがうそをついているんでしょうか?
ミーチェやコータロさんがおそわれなかったのも…ふしぎです。…ミーチェたちのこと、みくだしているんですか?
頭が痛い。少し頭を使いすぎたかもしれない。戦時の緊張感から傷む脳をさすりながらどっかと広間の壁に座り込む。
目の前では、何を思ったか踊り子が静かに舞を披露していた。何か、昔塗りつぶした記憶を掘り起こすような優しい舞。
……エクスの歌を聴いて思い出しましたが
パトリシアさんやケラさん狂信者だとしたら、あのオーディションのときの舞や歌も、何か意図的なものがあったのでしょうか
恐らくこの考えは、"貴族らしい"のであろう。
当主となりて、五年。
私自身が判断を下さねばならない局面も幾多あった。––––間違いを犯さなかったわけではなかった。
だから今の私がある。けれども、私が零したその尠少なる人々を、救う手立てがあったのではないか。
そう考えぬ訳では無い。
彼らはかつての私であった。
––––––––––遠き日の、思い出が見えた。舞が、私を過去へと。
いつかの社交界。私の前で、泣く少女。その日は気分がよかった。密かに練習していた新たな剣術が、少し上達したものだから。
目の前の彼女を笑顔にしたくて、けれど口下手な自分はなにをすることもできず……彼女の泣き声を聞いていた。
持っていた上着をかけてやると、記憶の中の彼女はやがて顔を上げた。
そうだ、思い出した。強く面影が残る、彼女は
「レリー。……レリー・エリュテイア」
>>110 ジルベール
「んー…僕の考えというより、狂信者が、ジルベールほど…考えてるのかなって…思ってるのが…正直なとこ…
あと僕…今一番考えてるの…別のことだから…偽物の占い師の正体のこと…ジルベールほど考えれてないこと…きっと沢山ある…
皆の意見、だいじ…
ううん…ジルベールが…ちゃんと考えてくれてるの、僕と違うこと考えてるの…わかったのは…いいこと…
昨日なら…わからなかった…ありがと…」
へにゃりと笑いながらお礼を言う。
…それでも彼を、全員を疑わなければいけないのだが。
「僕、ちょっと考え事…する…
ジルベールも…希望決まったら、教えてね…」
そう言ってサテンの眠るソファへ歩いて行った。
>>+35 ローラン
……君がそう言ってくれるのは、少し意外だ。
/*
それきり僕は、言葉を紡ぐのをやめた。ローランにこれ以上自分のことを説明する必要もないとわかったし、何より、ローランが僕のことをわかると言ってくれた嬉しさは、どうにも気恥ずかしくて伝えられそうにないからだ。
*/
/*
自室の窓際で、少女はぼうっと考え事をしていました。
ふと、花瓶に挿したツルバキアが目に入ります。それは、少女の髪と、今は亡き国王の血から生まれた花。
昨日よりも元気がないように見えましたが、そのままにして少女は腰を上げました。
*/
紙とペンと、それから……。
うん!よし。
/*
しっかりとした足取りで、広間の扉を抜けます。そこで目に入ったのは、>>108 パトリシアの踊りでした。
*/
*長考の末、カッツェは口を開く。霞みがかっていた思考はある程度道がひらけてきている。あとは、当人との話し合いだ*
>>42ケラ
そう。貴方は今、チェックメイトではなく王手なだけ。今日花屋のケラさんが探すべきは…言わずもがな…よね
そして占った理由なのだけれど。いいかしら。
エリュテイア家のレリーさんを占ったのって【占わせたがった呪狼】に見えたのよね。でも呪狼を占った術者のなら末路は……眠りにつくのよ。
それなのに、果敢にもそんな風に見えた彼女を占った。まだ…犯人を、黒狼騎士団を見つけられてない状態で、いきなり命を賭けてまで見つけに行こうとした、その理由を教えてくださる?
それとも、私がロート王子の予言を記憶違いに覚えてるのかしら
>>102 ケラ
魔のもののイメージね。
ふむ、奴らの目的は知らんが、寝ているばかりでは目的は達成できんだろう。
つまり、拘束を逃れようとするもの。
そうだな、加えて、君の言うとおり、漁夫の利を狙うような輩ならば、黒狼側や僕らに対し、組みしてもおかしくない。
協力しているから、というのは理由にならないはずだ。
また、一つヒントがある。
今日の襲撃で因縁の結び目がわかった。
ローラン君と神官君が繋がれていただろう?
魔の者が、王が殺された日に因縁を繋いだとしたら、彼らと関わりがあった者と思考したいな。
やはり奴らに関しては情報が足りないな。
さて、と、わたくしの考えをつらつらと言わせて頂きますわね
まずは、お師匠様……エドワードさんについて
お師匠様は……カッツェさんから、【白玉だ】と言われてましたわね
昨日の縛りあげの際、悲しそうではあったけど、引き際はとても良かった……伝説でいう、村人かてるてるの二択かしら
魔の者の目的は分からないけど、きっと、眠りたくはないんじゃないかしら?
眠ってしまったら、ほぼ何も出来ないものね
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