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ルクレース アイリーンへ!!
今運転してるとこなので返事は少々お待ち下さいませ!!( っ'-')╮ =͟͟͞͞🍋
「ヴェル」
貴女は、この魔女にどんな罰を望む?
いつの間にか、二人だけの響く時間は無くなっていたけれど。この二人には、もう秘密の響き合いは必要ない
>>オブゼビオ
「長くなっちゃったわ……ごめんなさいね。
あのね、私たちが物語なら、読んだかたは私たちをどう思うのかしらと思って。
ハッピーエンドだけど、滑稽で私たちは愚かと思われるかしら、と。」
考えながら話す。どうすべきなのかと。
「あのね。私とても尊敬するかたができたの。
そのかたが、甘い薬なんて武力ではなく花束で戦争を終わらせるようなもの、なんて例え話をしてくださったから。
ここに花束は、なかったのかしら、なんて。」
/☼ーーーしばらくして。
ふと、視界の端に映るのは。
僅かによろめきながらも歩き出すグレゴリオに、違和感を覚える。
その肩を掴んで前を向かせた。☼/
>>グレゴリオ
……おい。目、治ったのか?
>>69ヘンリエッタさん
「御丁寧にどうもありがとうございます。
それはどうか気になさらず。こうして砕かれる事なく済んだのですから」
[ヘンリエッタの問いに、オブゼビオは口を開き掛けたが再度閉じた。躊躇った。
誰かの哀しみ、苦しみ、怒り、喜び、愛情。
人なら必ず持っているもので。
それが戦争、宗教、政治...色々な物に絡んで来る。
そういう情景を見て、聴いて、感じて。
心が締め付けられるような思いもした。
ふわりと心がスキップするような、温かくなるような思いもした。
肩入れする感情があるから、しんどくなってしまう。
それならばいっそ───────。
感情を無くせばいいのだ。]
[はっ、と我に返る。
怪訝そうな顔でヘンリエッタが覗いていただろう。]
「史実から零れ落ちたものは沢山あります。
誰かの正義の裏には別の正義が。
別の正義を記録しようとしても、大抵は皆いなくなってしまう。記録すら出来ないことだってありましたよ。」
[何かを思い出すように、ぺらぺら、と頁を巡る。]
『夢の国で、幸せを求めていた彼女も、旅行に行って忘れ去られた青年も、異種族だからと言われて蔑まれてきた彼も。』
「彼彼女らがどのような想いで事を成し遂げようとしたのかはわかりません。
正義を砕かれたのですから。」
「観測者の私は、歴史を変えることは望みません。」
>>58 トッティ
楽しそうに未来の話をしていたトッティが突然言葉を詰まらせ涙を流す。
「……トッティ、君は私と話している間にもどんどん成長していくな。わかった。どんな結末が待っていようとも、私はトッティのことを愛すべき弟子に数えよう。トッティの帰りを君の姉弟子と共に待っているよ。」
己の死には触れず、トッティが生きることを諦めないよう言葉を選ぶ。罪は罪。生きることはそれとは別なのだ。
「いってらっしゃい。」
テルミットは幼い弟子を送り出すだろう。再び出会い、愉快な日々を送れることを夢想しながら。
「私は観測者の掟を破った。
この事象に最後まで介入するのであれば
全てを知って決断したい。たとえそれが歴史を変える事になったとしても」
「……魔女も気が利くわね?
去り行った時達と、言葉を交える事が出来そうだなんて
それとも、ある種の嫌がらせのつもりなのかしらね」
砕けた時の、幻影達がその場へ現れるのを見る
>>81 オブゼビオ
「なら…………私たちが知るべきは。
まだ知らないのは。」
たくさんある。たくさん、たくさんある。
「私たちは、誰の思いを知り、誰に伝えるべきかしら。」
物語の登場人物ごとにある。
しかし、物語の根元は。
>> ヴェル
スクルが私に声掛ける。
勝った後に、私は何を求めてたのか。
今の私に何も使命はない。
壊れた時計と遺体を眺めて、その後に空を見上げる。
そこに天国なんて無い、そこに求めても何も返ってこない。
だったら罰になんて価値も興味はない。
この魔女に使う言葉なんかない。
私は静かに首を振る。
>>55 グレゴリオ
[グレゴリオの返答から、少しだけ。ほんの少しだけ、お祭りのときよりもこの人は変わったのかもしれない、と思った。
きっかけを与えたのはきっと、自分の姿をしていたトッティなのだろう。]
……そう、ですか。
[少しだけ、安心する。
最初は小さな変化だっていいから。
それでも、どうか、この人が前に進んでいけますように。
他者をもう少し信じて、自分にももう少し優しくなれますように。
そう彼女は願いながら、言葉を紡ぐ。]
……こんな状態なので、私達の今後がよくわからないのが、気がかりですけど。
グレゴリオさんの今後が……少しでも明るくなるよう、祈っています。
>>74>>81ヘンリエッタさん
「...加護を受けた者同士、疑って、嘘をついて、騙して。これが物語なら、読み手は相当ハラハラドキドキな物語になるんじゃないでしょうか。書き手にもよりますけど」
「知力でもなく、武力でもなく、暴力でもなく。
そこに咲く花で...。
私が視てきた中で、そのような解決方法はしりません。
ですが、それで解決出来るのであればなんて理想的なのでしょう。その方はさぞ柔軟な思考が出来て、どこかぶっきらぼうなのでしょうね。」
[絶対無理だ...なんて嘗ての自分なら言って居たかもしれない。けど、何故か出来そうな気がしたのだ。]
「この事象のwhy done it.
まずはそこを埋めるところから始めなければなりませんね。
時の魔女は...話してくれるでしょうか。」
[もしかしたら彼女の心の傷を抉ってしまうかもしれない。その話を聴いて同情するかもしれない。
時計の国の根源に関わるような、そんな予感がした。]
ぱちぱちと、睫毛を揺らし瞬きを繰り返す。
「う………あれ…………?」
「…………!」
がばり。
勢い良くその体を起こして辺りを見渡せば、そこはいつかの自分が眠っていた、広場だった。
もしかすれば、自分と同じように体を起こす人もいただろうか。
「ぅ……いたた……」
地面で眠っていたためか、背中や体の節々が、少し痛い。でも今は、そんなことはどうでも良かった。
そう、目覚めたのだ。
スカートに取り付けられていた自分の命の時計はそこにはなかったが、確かに、眠りから覚めたのだということは理解できた。
>>89 オブゼビオ
「ありがとう。当てのない話にお付き合いくださって。
そうね。きっと素敵な物語になるはず。」
ルクレースの名前が浮かんだが、今はその時ではないと思った。残酷にすぎる気がした。
「ねぇ。面白い例えでしょう?
そのかたとっても……素敵なの。
きっと、私に話を合わせて花束とおっしゃったんでしょうけど。それでもユニークなかたって思ったわ。
なら、シルヴィとお茶をしたかたにもお話を聞いてみましょうか。」
目線をサラに向ける。
やっと落ち着いてお話ができる、そう思った。
「よかったらご一緒してね。
お話しされたいかたがいらしたら、ご無理はお願いしないから。」
>>48 サラ
もちろん。一度言ったことは取り消さないよ。
サラ・クロノスティス。歴史を勝ち取った者の名を、僕の長い生涯に刻もう。
[いつかアベルによって“誇り”を砕かれた少女は、こうしてアベルの前に立ちはだかる]
そうだね。キミたちが見せた覚悟に対して、彼女が何を持って応えるのか。僕はすべてに答えることはできないけど。
勝利を手にしたキミたちなら、彼女の心を溶かすことができるかも知れない。僕からはそう言っておくよ。
彼女は待ってるんだ。彼女の心を揺り動かしてくれる存在を。
キミにとってこの国の在り方は、“命の時計”は。素晴らしき時へ至るための歯車の一つに過ぎないかも知れない。
けれど、彼女にとっては、文字通り呪いなのさ。
/☼1歩ずつ、踏みしめて行く。感触のある足に”生”を感じる。
黒いヴェールから透ける赤髪を間違えるわけもない。
深呼吸を1つ。心を落ち着かせてその背に声をかけた。☼/
>>ルクレース
…………ルクレース。今、いいだろうか。
>>サラ
でも……そうだな。もしも、すべてを知りたいのなら。
《マザー・クロック》に触れてごらん。
あれには原初からの未来に至るまでの智慧が、すべての生物の記憶が詰まっている。
あの国王のように、もしかしたら自我が保てなくなるかもしれない。
それでももし、かつて刻まれた時を正しく知りたいのなら。
きっと母なる時計はキミに真実を教えてくれる。
彼女に何があったのか、この国はどのように成り立ったのか。
今回の騒動の全てが。“命”を砕かれた者たちの、悪魔に心臓を奪われた者の、眷属たちの声が。
それを知る権利が、勝利を得たキミたちにはある。
>>96 サラ
「ごきげんよう。クロノスティスのサラ。
……知らなければいけないことができたから。
シルヴィのことを、もっと。
あのかたが何を思ってこうしたのか。
あのかたにずいぶんと翻弄されたから知っておきたくて。
あなたはたくさんシルヴィとお話ししていたから……あなたのことばで、あなたの知っているあのかたのことをお聞きしたいの。」
スカートの裾を片手でつまみ、膝を曲げておじぎをして見せる。
りんご飴もキャンディももうないけれど。
サロンではないのだから。私たちは今まだ戦線にいるのだから。
/**/
ハクさんからお願いがあったので、《マザー・クロック》に触れたら今までの墓下や色喉の記憶が見えるようにしよう。
それから、村建てシスメの歴史についても、望むなら。
>>51 ルクレース
ん。…………なんか、生き返ったっぽいな。
(マスクを受け取って装着。いつもよりもキツめに感じたのはさっきまでのこの女の身体の時にも付けていたからだろう。調節する。
この女に、ルクレースに感謝の気持ちもあるし謝罪したいという気持ちもある。完全にそれを伝えるタイミングを失ってしまっているが………困ったように後ろ頭をボリボリかきながら、かける言葉を考える。)
……………キャリバー通り三番地、赤いレンガの小さい建物がある。看板は俺の時計とおなじ黒字に螺鈿細工を施した小さいやつで、【ターナーズ メタル】って書いてあるから。
……俺がまた死ななければ、寄ってくれば?俺は顔出さないと思うけど。
何故なのかはわからない。
でも、理由なんてなんでもよかった。
きっと、リーンにとってはその理由こそ、自身の好奇心に従い惹き寄せられるものであったのに。
今は、そんなことよりも。
あの時伝えることのできなかった言葉を、伝えたくて。
確かに自分の足が地面を蹴る感覚を踏みしめながら、リーンは城下町を駆け出した。
>>エルス
「どうも、お元気に生きていらっしゃるようで何よりデス…えぇ、本当に」
薄ら笑いを浮かべて彼の行く手を阻む。
「ところで、せっかく結んだ縁です。ルーツさんとは仲良くなりましたかネ?」
魔女の横を通り抜け、根源の時計を目前にする。
全ての始まり、全ての原因。
これがなければ生きてはいないが、
これがなければこの争いは起きていない。
パラドックスを孕むこの時計に、釈然としない感情が湧いては沈む。
この存在すら、無くなってしまえば。
片針が触れる手に自分の手をそっと重ねる。
その刹那、何かが流れ込む。
時に一人称で、時に三人称で、誰かがその瞳で見た歴史が語られる。それは物語のように書かれた歴史ではなく、その場に生きた者の歴史。
至るべき場所に至り、私は目を開く。
知りたくなかった理由を見てしまった。
事情なんて見たくもなかったのに。
それを全て見て見ぬできる強さか1番欲しかった。
/**/
描写……した方がいい?
した方がいいならするよ。あれだったら、今までの記憶をみた、って描写をすきにしちゃってもいいし!
>>シルヴィ アベル
何も気づけなかった私は自戒のために再び喉を潰した。
それでも真実を手にした私は再び使命を背負うことになる。
再び彼らの力を借りる必要が生まれる。
ロキ「あなたたちも随分、卑怯ね。奪って戦って、負けてから、自分たちにはこんな事情がありました、なんて。お涙頂戴で情状酌量、みんな仲良し大団円って?」
彼女たちがしたことは許されない、その結果、善悪区別なく11個の時計の針が止まった。
彼らがいなければ唆されなかった人達がいた。
しかし、可哀想、と思った時点で私は揺らいでいる。
結局、私はスクルに助けを求めてしまう。
ねえ、あなたは記憶をみて何を下すの?
🍋ダズリーまじでコミュ障すぎるけど中の人はバリバリ絡むつもりで喋ってます!!そこはゴメンな察していただけると有難い
>>116 サラ
「まあ……シルヴィもレディなのね。
想像力が足りていなかったわ…………
覚悟とは、何かしら……
例えば……マザー・クロックに頼らなくても。
自分たちの知恵で文化を作って国を保つという気持ちかしら?太陽に頼るな、地面に植物を植えるな、水を飲むな。
そんなことと等しいのに。
知らないことは平和で幸せだもの。でも滑稽だわ。
……がんばりましょう。
知るのが恐ろしいけど……でも、私たちが知らないことがもっと恐ろしい罪なのかもしれなくてよ。
諦めない女の子の額には魔法が宿るの。
サラ、私たちできるわ。きっと。」
背伸びをしてサラに額を合わせた。
自分はまだ、諦めていないのだと。
>>68 アイリーン
[昨日一日だけ、自分のものだった声がする。]
「アイリーンおねーさん.......」
[アイリーンは、少女に目線を合わせてくれる。アイリーンの声で、体で、みんなの前で好き勝手にしたから、怒られるんだと思っていた。のに、やっぱりトッティを見る目は優しかった。]
「.......うん。トッティは、パパとママに会いたかった。」
[続く事実に、抱きしめられたまま、両手で自分の頬をぱちんと挟む。]
「うそ!ぜんぜん気が付かなかったよ!!ご、ごめんね!!せっかく残っててくれたのに!
.......最後、アイリーンおねーさんが疑われてるの、悲しくなっちゃったから。全部ばらしちゃった.......。あのね、でもね.......アイリーンおねーさんのおかげでね、トッティ.......大事なこと気づいたの。
新聞、とっても大事だね。
あとね。オブゼビオおにーさんとお話出来ないままにしちゃって、ごめんね。」
>>122ヘンリエッタ
「ええ、本当に。
でも知ってしまうと、彼女が恐ろしくは思えなくなったのよ。敵であったのは、変わりないけれど
……マザーに頼らない?
……確かに。この、長いマザーとの時を捨てるのなら、覚悟を示したと言えるのかもしれないけれど。
それだと。私達がなんのために闘ったのか、分からなくなってしまいそう。
全部を知らなければならない。私達の戦いの子細と、その犠牲の意味を。
……ふふ。乙女には、魔法が使えるものね。
沢山の、奇跡を起こせる魔法が。
出来ない事なんて、ないわ」
ヘンリエッタは。そのサラよりも小さい、されど未来への夢を立派に詰めた身体で。
諦めない思いを、サラへと対等に示すように。
淑女の額が合わさったなら、どんな悲劇も悲しい未来も、打ち倒す事が出来ると信じて
勝者たちは、手と手を重ねて。それぞれの覚悟を胸に、《マザー・クロック》に触れた。
途端、吸い込まれるように意識が泳いだ。あなたたちは手を伸ばす。求める“真実”へ。
膨大な知識が流れ込む。世界の成り立ち。人類の歴史。何千年にも渡る情報が、気が違いそうになるほどの真実が、頭の中へと溢れていく。
その莫大な記憶の流入に耐えながら、あなたたちは幾つかの記憶を絡め取る。
金の竜の言葉。時の魔女に何があったのか、この国はどのように成り立ったのか。
今回の騒動の全てが。“命”を砕かれた者たちの、悪魔に心臓を奪われた者の、眷属たちの声が。
まばゆいほどの光が思考を灼き、そして、ホワイトアウトする。
はるか昔に存在していた二つの国。とある少女と少年の間に芽生えた恋と裏切り。悲劇を礎に成り立っていった巨国の話。
人々が“命の時計”なくしては生きられない理由。誰かの涙。誰かの怒り。悲しみ。憎しみ。
あなたたちは知るだろう。今、眠りについている国王こそが《マザー・クロック》をこの国にもたらしたオズワルド一世であると。
名を変えて、姿を変えて。時には人の記憶に介入して。国の繁栄のために、人智を超えた力に依存して。
『この世に、真実など存在しない。ましてや真実の愛など』
かすかな言葉が紡がれる。その声を聞き届けたのを最後に、きゅるきゅるとどこからか音がすることに気がついた。
それと同時に、ぴしりとあなたたちが見ていた記憶に亀裂が走ったかと思うと、突然見えない濁流のようなものが自分の体を押し上げた。
抗いようのないその波に飲まれるように、風景が歪む。瞬きのたびに、景色が移ろう。
目まぐるしい速度で発展していくこの国の姿、日に日にそれが、あなたたちの知る時計の国へと完成していく。
押し寄せる記憶の奔流に流されるまま、そこで現実に戻されるだろう。
>>121 トッティ
[家族。その言葉に、ふっと心が揺らぐ。
あの写真――あの写真は、過去のもの。私にはもう、ないもの。失われて、しまったもの。
けれどそれを、この少女に今伝える必要はないと思った。
家族が失われてしまうものだなんて言うのは、悲しい。
その事実を、今は――この子は、知らなくていいと思った。]
……大丈夫ですよ。
トッティさんにも、できます。
家族には……血がつながっていなくても、なれるんですよ。
[母の再婚相手である、血の繋がらない父とは、自分は家族になれたのだろうか。――否、なれなかった、気がする。
けれどそれは、自分もなろうという努力をしてこなかったから。]
家族になろうと思えば、なれるんですよ。
[ルクレースは微笑んだ。
それは、お祭りが始まってから、彼女が初めて見せる表情だった。]
>>121 ルクレース
「そうなの?」
[目からウロコだというように、少女はぽかんとした顔でルクレースを見た。]
「トッティのほんとのパパとママに会えなくっても、家族って、いってもいいの。」
[首を傾げて考える。]
「.......そっかぁ。そういえば、パパとママも、もともと全然知らない人なんだよね。でも、家族になろってなって、なったんだぁ。そっかぁ。」
[小さくうんうんと頷いて、少し瞳を揺らして、ルクレースを見た。それを知っていたら、こんなことをしなかったのかな、なんて少しだけ思ったけれど。でも、しなかったら、少女の心の時間は止まっていたから。やっぱり、魔女に会ったことは、否定したくないな、とも思う。]
「.......ルクレースおねーさん、ありがとー」
>>ヴェル
全てを見終えた後。
「……ヴェル。貴女は勝者として。
何を魔女に望む?
どんな。罰を与えたいと言う?」
己の片針が刺したい未来の時を訪ねる
気付けば、自身が倒れていた場所に立っていた。
私の時は止まっていたはずなのに、今は時計が止まる前のような心地がする。
皆は、どこに行ったのだろう。
「……随分、私も変わったわね」
目を閉じ、息を大きく吐く。
以前のセレナなら、人を探すことなどしなかっただろう。
自分が元通りになれたことに安心しながら、そっと帰路につき、いつも通り帰宅の挨拶をして、部屋に戻るに違いない。
でも、今は皆と話がしたいと、素直にそう思えた。
>>ルーツ
大切な友人を探して、リーンは靴の底を擦り減らしながら駆けていく。
そうして着いた先。城門は開かれたままだ。
正しく終わったのであれば、マザークロックは再びここ、王城に納められているのだろうか。
もしそうなのであれば、彼女もここにいるかもしれない。
肩を大きく上下に揺らし、額に滴る汗を手の甲で拭う。
そうして、再びトンと踵を鳴らし、ホールの奥、マザー・クロックが鎮座していた台座の元へと駆けていけば。
走り続けたその先に、再び会いたいと、望んだその姿をーーその目に捉えた。
「っっルーちゃん………!」
勢いはそのまま。アクセルを目一杯踏んだ、いつかの時のように。
リーンは両手を広げ、ルーツ目掛けて抱きついた。
/*
アーネストともお話したいです……(இдஇ; )
何話せばいいのかわかんないけど(இдஇ; )
でも一緒にいたい(இдஇ; )
笑ってほしい(இдஇ; )
*/
/*
めっ、めっちゃ寝てた……ごめんなさいリリアーヌちゃん!!!23時にとか言ってたのにほんまにすいません……今から落とすね………………
>>64 >>66 >>70
人を探すなら高い場所から見下ろすといい。
それは、長くこの街で飛び回っているうちに培った知恵だ。もっとも、配達業でいかされたことはないのだけれど。
いつもの様に屋根へと登れば、小さな姿を探す。…と、聞こえてきたのはいつか共に城内を歩いた時に、少女が歌っていたあのメロディ。
視線をそちらへ向ければ、楽しげに跳ねながらどこかへ向かうリリアーヌの姿があった。
「………みっけた。」
言うが早いか動くが早いか。
屋根から飛び降りれば、突き出た窓や下屋を経由して地面へと着地する。小走りでその少女の元へと向かえば、隣に立って同じ道を歩いた。
少女の手には、小さな瓶。きっと、あの医者から渡された"幸せの小瓶"なのだろう。
時計を砕くことが許されなかった少女の、幸せの形。
「…………まだ、飲んでなくてよかった。」
そう思ってしまうのは、ただのエゴになるのだろうか。
少女が足早に向かう小道は、いつか彼女を家まで送り届けたあの道だった。走る小さな背を追いかけながら、レーヴも同じように玄関扉をくぐる。
……なんか、いけないことしてるみたいだな。
内心ではそう思いつつも、どうせ見えてはいないのだからと開き直って歩を進める。そんな静まり返った家の中には、少女の足音だけが響いていた。
視線の先、横たわるのはきっとリリアーヌの家族だろう。幼い我が子を守るように覆いかぶさっている姿は、しかし、少し不気味に思えた。
なぜ、あの日、リリアーヌは1人だったのだろうか。なぜ、この子達を守ろうとする姿は見えるのに、彼女を1人であの祭りに行かせたのだろうか。
この子の性格を考えると、わがままを言って家を飛び出した、なんてことは有り得ないだろう。──ならば、何故。
「…………嬢ちゃん。」
理解する。あの時覚えた違和感の正体は、きっとこれだったのだろうと。
おすそ分けだと、そう言って小瓶の蓋を開けた少女は、まるでそこに化粧を施すように大人達の唇へと毒を塗っていく。
彼女の言葉を聞きながら、レーヴは為す術もなくその光景を見守るだけだった。
初めて出会ったあの日。
見せて貰った彼女の母の形見は偽物の石だった。精巧に作られたそれは、少女の眼では気が付かないものだっただろう。
けれど、子どもというものは、眼に見えない気持ちには敏感なものなのだ。特に、身近な大人の心には。
悲しい気持ちを胸の内に押し込んで、この子はどれ程の我慢をしてきたのだろう。
無邪気に明るく振る舞って、いつか来るかもしれない未来を夢見ていたのだろう。
幸せを願っていたのだろう。
手を伸ばす。その小さな身体を抱きしめようとして。
しかし、その手は宙を切る。踵を返したリリアーヌは、レーヴに気が付くことなく部屋を後にした。
ふと、気が付いた視線の先。眠る小さな子ども達。少女の気持ちを知ってか知らずか。それでも、この家の家族として暮らしてきた子ども達。
「……………………、ごめんな。」
そう呟くと、レーヴもそこを後にする。
唇を噛み締め、やるせない想いを胸に抱きながら。リリアーヌの後を追いかけた。
>>リリアーヌ
少女を追いかけ外に出ると、その場でぼぅっとしている姿が目に留まる。
その表情からは、今の気持ちを窺い知ることはできなくて。しかし、ゆっくりとした足取りでそこへ向かった。
決めたのだ。彼女を見守ることを。
それが例えエゴだとしても、幸せな夢を見られるように、その最期の時まで傍にいようと。
少女の隣で立ち止まる。
レーヴは悲しげに目を細めて。彼女の頭を優しく撫でた。
「……リリアーヌ。辛かったな。」
時計が砕かれてしまったこの身体では、もうこの言葉を少女の耳に届けることは出来ないけれど。
どうしても、そう零さずにはいられなかった。*
>>ちかちゃん
ありがとう!!ダズリーちょっとコミュ障すぎるのでマザークロックの歌を歌って声かけられるのを待つ手筈でもよろしいでしょうか!!!!
ぜんまいくるくる手まき時計…………かちかちくるくる準備する……
…………いちにち始まる準備する
マザークロック、マザークロック
…………おかおを見せてね、マザー………。
………………はあ。
(懐かしい。施設で教わった曲を十数年ぶりに口ずさむ。自分の技術を盗み好き勝手やっていた、あの少女が口ずさんでいた曲だ。マザークロックに触れ、真実を知った今、この時計の歴史の重みを一人で考えながら歩いていた。)
乗り移り中に拡大解釈で、特にフラグじゃなかったカップルにフラグを建設してたらしい
例:テルミット→サラ、アイリーンとオブゼビオ
トッティと別れた後、広場で。
いくつか心残りがあった。その当てを探して広場へ出ると、ちょうど太陽の光に透けるオレンジ色を見つけたので、意を決して彼女へと近づいた。
「ヘンリエッタ。ごめん、今ちょっとだけ時間いいかな。」
すべてを知りたい。
それは覚悟をしたつもりであってもとても傲慢な願いで。
見たかったものに触れられたという思いと、
知らなかったより前にはもう戻れない、知ったという事実との対面を十数人、その思いごとに繰り返していく。
シルヴィと国王の幾星霜におよぶ物語。
それを知らずにいたことに涙がこぼれていく。
そして、涙を流すごとに体が溶けていくような錯覚に陥る。
頭が受け止めきれず白くかすみ始めた時、
「ぎゅ」と握り返すその手にからだを取り戻していく。
そうだ、私の戻るべき時間はここ。
この人と掴んだ今にしがみつきたい。
永遠にも思える数秒を耐えたのち、その場に思わずしゃがみ込んだ。
「大丈夫。サラ、私は大丈夫。
まだ立てるわ。
もう、立てるわ。」
自分に言い聞かせるように呟くと、ふら……と立ち上がり。
同じく意識を取り戻したか、というサラの肩を抱きしめてお互いを確認する。
額に汗を浮かべると、広場へと歩き出した。
>>142 アーネスト
「……まあ!お兄さま。
お身体は……大丈夫なの?
私は、あなたを…………あなたのことを。」
そこまで話して言い淀む。
しかしヘンリエッタは前に進むと決めた。起こったことを知った上で、また新しくこの人とも進んでいこう。そんな思いでアーネストに向かい合う。
「またお話ができる時を引き寄せたこと、とても嬉しいわ。
……お見かけしないうちに、お兄さまもお顔つきが変わったよう。
私もほんの少しお茶に詳しくなったのよ?」
得意げに微笑んで、また会話ができることを素直に喜んだ。
>>ブレイク
──それはいつの事だったか。
大きな男が立っているのが目に付いた。
こちらに背を向けている男は、いつか怒鳴りつけてしまった彼だろうか。
「……………あー、」
ガシガシと頭を掻きながら、どうしたものかと考えあぐねる。それでもこの気持ちを持ったまま死ぬのも何だか気持ちが悪くて。
せっかくまだ会話が出来る身体なのだから、あの日の無礼を詫びようと。
「……………どうも。ちょっと、今いいか?」
背後から近づいて、そう声をかけた。
>>スクル
マザークロックも泣いていた。
あまりにも悲しすぎる。
国王は確かに大切なものを守る気概がなかった。
そのために彼は何より大切なものを傷つける。
彼は"真実の愛などない"と絶望した。
魔女は彼の置かれた境遇を知ったらどう思っただろう。
いつか私は金色の龍に変わらない物はある喚いた。
あの時の声はただの負け惜しみ。
「相手のことなんて全ては分からないし、相手だってきっと自分のことを本当の意味では理解できない。
それでも、だからこそ。そこに“真実”が生まれるんだと思う。」
全てが終わった後で彼は真実について告げる。
魔女も、王も、スクルも、私も、真実の愛を知らない。
龍の彼が一枚上手、だったみたい。
あなたも彼女を救いたいのね。
勝った私の負けだ、全てを許す訳では無いが今回は彼の口車に乗せられてあげる。
すれ違いにこそ真実が生まれる。
なら、それを魔女に偉そうに教えてあげましょう。
「うん、じゃあ、罰として、魔女と恋バナの続きでもしようか。」
起きたことを全て乗り越え、前へ進む。
それが必要なのは私たちだけではない。
お前らを引き摺ってでも、進ませる。
「彼女に真実の愛について説いてあげよう。
それでもって、もいっかい王様と腹割って話してもらおう。
それでまた喧嘩するなら放っておけばいい。
本音と本音がぶつからなきゃ、本気と本気がぶつかるから、そこに思いが生まれるんだ。」
方法が間違ってると私は叫ぼう。
対話から逃げてはいけないと私は叫ぼう。
お前らも逃げるなと私は叫ぼう。
だからきっと私は"彼女"とも"彼女"とも話さなければならない。
見て、座って、話して、怒鳴って、喧嘩して、殴りあって、泣いて、笑って、許し合えばいい。
全て間違ってたから、もう一度歩き出せる。
時計の針を進めるのが、私たちの役目だ。
>>147 ダズリー
[ダズリーが振り返る。彼が猫背だというのを意識したのは、体を借りてからだったけれど。改めて見ると、前に見たときより大きく見えた。少女は、スカートの端をぎゅうっと握った。]
「ダズリーおにーさん。トッティ.......ダズリーおにーさんなら、トッティの時計に、アーネストおにーさんのアクアマリンつけられるって思って.......あの.......ダズリーおにーさんの体借りたの。
トッティが、自分のためにそうしたの。.......優しくしてくれたのに、ごめんなさい。」
[真剣な目でダズリーを見て、頭を下げる。ダズリーが同じ施設出身だったことも知っていたけれど、それには特に触れなかった。]
>>148 ヘンリエッタ
すこし見ない間に、ずいぶんと雰囲気が変わった。変えられてしまった、というべきなのか。しかし、どちらにせよ、彼女は前を向いて、凛と進んでゆくことを決意したようだった。
「お茶か。俺もそこまで詳しい訳じゃないけど、それじゃまた一歩素敵なレディに近づいたんだね。」
先日の茶会での彼女の様子を思い出して、少し笑ってしまった。それで、彼女を探していた理由も思い出す。
「ああそうだ。あの後結局きみと話す機会がなかったから。……これ。見繕ってきたんだ。よかったら貰って。」
そう言って、ポケットに忍ばせていたブローチを2つ、彼女へ手渡す。そのブローチには、ダイオプサイドが飾られていた。
[何人かと話をした後、カチリ、と、周囲の空気が変わったのを感じた。一瞬しんとして、それから]
「.......魔女様。やっぱり優しい」
[あのままでは話せない人に、話せる奇跡をくれたんだ、と少女は思う。
話さなくてはいけない。
昨日、きっとたくさんたくさん傷つけた人に。]
>>134 アイリーン
その時は訪れるべくして訪れた。
新聞屋は駆け回る。それは新聞を届けるという仕事のため。
でもこの時だけは、彼女は私に会うために、駆けてくれた、と信じるのは贅沢だろうか。
彼女が生きていた。
その足で、歩いて、私の名前を呼んでくれた。
時計が砕かれたのにどうして、という疑問より前に嬉しさが込上げる。
蓋を開けてみれば、彼女は敵だった。私は彼女を信じられなかった。私は彼女を見失っていた。彼女の身体をした狼に気づけなかった。ああ、確かに救いの無い関係だ。
それでも一つだけ、
そのすれ違いの中に残る真実があった。
彼女は私に、私は彼女に、嘘はつかなかった。
彼女が許してくれるのなら
私はもう一度、彼女の名前を呼べる。
「リンちゃん、会いたかったよ。」
私は両腕を開いて彼女を受けいれた。
>>117 ダズリー
「ふふ、わかっちゃったかぁ」
いつもの調子のダズリーを前にして、リーンは嬉しさが隠せずに頬を緩める。
「うん、お疲れさま。」
そうして、改めて彼のことを見つめて…一度だけ、その視線を外した。
「あの、あのね、ダズリーお兄さん…」
彼はまだ、自分が密かに魔女たちの味方をしていたことを知らない。嫌われたくなくて、ずっと、触れずに黙ってきたのだ。
「わた、私…」
言い掛けて、俯く。
心許なくてぎゅっと自分の服の握り締めた。
彼の目に、自分はどう映るのだろうか。
🕐あ、テルミット。テルミットと話さなきゃいけない。服役にしても国外逃亡にしてもその前に作ってほしいものがあるんだ。
……礼をすると、約束していたな。
[診療所の扉を開け、戸締まりもせずに歩き出す。どうせもう此処に戻ってくることなど無いだろうから。
あの技師は何処に居るのだろうか]
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いずれ覚悟はしていたが、しかしアベルも余計なことを言う。と、魔女は独りごちている。
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「……触れているのか、《マザー・クロック》に」
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いつぞやご公女に言った。
知ったところでそれがどうなるかと。
同情される趣味はないと。
それは間違いなく彼女の本心でもあったが、《マザー・クロック》を盗み出したあの夜から脱出するまでの間、野暮用だとアベルに言いながらも結局国王のもとへ行けていないのは事実である。
私は、まだ今回の真の目的を達していない。
いや……達そうと、できていない、のかもしれない。
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この場の誰よりも気丈で、淡白で、そして贔屓目に見なくとも純粋な力があるとさえ自負するシルヴィだが、同時に、この場の者たちの誰よりも、怯えていると……自覚している。
自分が臨まなければいけないものに。
重ねた罪の贖いに。
ずっと目を背けていたものに。
この国を眠らせた時、シルヴィは明確に、目を逸らした。
大切な記憶と、微笑ましくくすぐったい思い出に、封をした。
奪われるだけ奪われて、復讐するだけ復讐した。
そのまま、騙され続けるのが、あれ以上裏切られるのが……怖かった。
全く、口も利かずに圧殺したな、とシルヴィは振り返っていた。
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あとは彼ら彼女らが、私に何を望むのか。
静寂と進行が滞留する亜空間で、シルヴィは待つことだろう。
人を使役し混乱を招いた支配者も、
自らと、向き合う時である。
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