人狼物語(瓜科国)


1942 星回の村


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主催者 領主の男

それでも今はただ待とう。

( 298 ) 2020/01/05(日) 20:29:10

運命の輪の運命 ラーペ

>>296リアン
「はてさて、オレらの『世界』はどうなるかね。」

スノードームを名残り惜しげに見つめ、最後の言葉を吹き込み去る。

( 299 ) 2020/01/05(日) 20:35:49

女帝の運命 エリック、悪魔の運命 リアンの後ろをこっそりついていく

( A37 ) 2020/01/05(日) 20:37:22

愚者の運命 メリッサ、女帝の運命 エリックに、「そおい!」

( A38 ) 2020/01/05(日) 21:17:22

節制の運命 ラーク女帝の運命 エリックのカップにお茶を注いだ。

( A39 ) 2020/01/05(日) 21:17:37 飴

愚者の運命 メリッサ女帝の運命 エリックに、スッ…(ミスった)

( A40 ) 2020/01/05(日) 21:17:47 飴

魔術師の運命 アデライド女帝の運命 エリックを見守った

( A41 ) 2020/01/05(日) 21:17:48 飴

女帝の運命 エリック悪魔の運命 リアンを陰ながら応援している

( A42 ) 2020/01/05(日) 21:19:48 飴

女教皇の運命 ユリア女帝の運命 エリックに「大好き」

( A43 ) 2020/01/05(日) 21:21:58 飴

女帝の運命 エリック、女教皇の運命 ユリアに手を振った

( A44 ) 2020/01/05(日) 21:23:23

恋人の運命 イヴ


−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−



どれくらいの時間が、経ったのだろう。

枯れ果てた涙に、脳がやけにクリアになっていく。

自分の掌を広げて見れば、それはもう血に濡れてはいなく。
零れ落ちた想いは、最初からあったのかどうかすら、この目で見ることは出来ない。


「運命…………」


小さく呟く。
消えぬ罪悪感は今でも自分を責め立てて、コズエの声は今でも自分の胸を締め付けるけれど。

( 300 ) 2020/01/05(日) 21:26:26

恋人の運命 イヴ


耳にこびりついたあの声は、もう聞こえなかった。


ゆっくりと立ち上がり、掴まれた髪を触る。
彼女は、きっと、もう、私が何をしようとどうでもいいのだろう。

たしかにあの時拒絶した手を、小さくぎゅっと握り締めた。

( 301 ) 2020/01/05(日) 21:26:50

皇帝の運命 レイリーン、広間の隅でぼんやりしている。

( A45 ) 2020/01/05(日) 21:29:49

悪魔の運命 リアン

>>295 コズエ

「いえ、僕こそ。生意気言ってすみません。」

軽く頭を下げ、先程の非礼を詫びた。
きっと、彼女も自分の手で終わらせたいはずだろうけれど、その役をリアンに譲ってくれた。
彼女からの激励を受け取れば、にこりと微笑んで。

「……ありがとうございます、コズエさん。」

柔く握られた手はそっと離された。
短剣を再度強く握りしめ、息を吐く。

向かうべき場所へ行く為に、リアンは歩き始めた。*

( 302 ) 2020/01/05(日) 21:38:17

女帝の運命 エリック

リアンの後ろ姿を見て、リュラの方をまた見た。

>>リュラ
「ねえ、君のご主人様って、あの領主様一人だけ?」

( 303 ) 2020/01/05(日) 21:38:31

従者 リュラ

>>303 エリック
「はい、私のご主人様はあの方だけです」

( 304 ) 2020/01/05(日) 21:40:07

吊るされた男の運命 コズエ、女帝の運命 エリックと共にリアンを見守る。

( A46 ) 2020/01/05(日) 21:41:30

女帝の運命 エリック、従者 リュラに、「ありがとう」と返事した

( A47 ) 2020/01/05(日) 21:42:26

女帝の運命 エリック

>>リアン
歩き出したリアンを見つける。領主の部屋にむかう所だろう。
肩を軽く叩き、声をかけた。

「リアン!」

「俺もついて行っていいかな。何か役に立てることがあればと思って.......あ、あと。本当の君に言えなかったんだけど、あの日、君に布団をかけたんだ」

あの時声をかけたのは、もうガスパールだったから。
一応ちゃんと伝えたかった。

( 305 ) 2020/01/05(日) 21:48:21

運命の輪の運命 ラーペ、トランクの片付けを始めた。

( A48 ) 2020/01/05(日) 21:51:05

恋人の運命 イヴ

立ち上がったイヴは、壁伝いに、一歩一歩歩み始める。

ハイドが言っていた意味はまだよくわからなかったが、もし。今のこの世界以外にも、運命に縛られない、世界があるのであれば。

死を選ばずとも見える世界があるのなら、
少しだけ。そんな世界を見てみたいという気持ちが芽生え始めていた。

ゆっくりと歩いていれば、やがて広間へと辿り着く。
ちらりと覗いてみれば、広間の中央。
……コズエや、悪魔の運命を持つ男の子たちが何かを話していた。

他にも誰かいないかと見ていれば、

( 306 ) 2020/01/05(日) 21:51:15

恋人の運命 イヴ


(……レイリーン…さん…)
あの狂った部屋で、自身と重ね合わせていた彼が、1人ぽつんと。部屋の隅にいるのが見えた。

どうしようかと一瞬の巡察の後、壁伝いに彼の隣まで行く。

彼だって、紛れもなく自分と縁の繋がった人なのだ。
何より、彼の結末が、なんだかどうして気になって仕方がなかった。

レイリーンの隣へと着けば、そのまま腰を下ろす。

気づいた彼は、正常な運命へと戻った彼は一体どんな顔をするのか。

「……こんにちは、レイリーンさん。」

どう声を掛けていいかもわからず、ありきたりな言葉で彼の名前を呼んだ。

( 307 ) 2020/01/05(日) 21:51:41

女帝の運命 エリック

>>ラーペ
リアンに声をかける前、トランクを片付けるラーペを見つけた。

「あ、ラーペ、ちょっと」

軽く手を挙げて近寄った。

「あのー.......商品見せてもらっていい?あのさ、庶民でも手の届く値段の、アクセサリー.......あー.......指輪が見たいんだけど。持ち合わせが不安だから、場合によってはローン有り?かな?」

( 308 ) 2020/01/05(日) 21:55:48

月の運命 ハイド

>>コズエ
一部始終を聞いていた。
俺が出来なかった事を、リアンがすると言うのなら。俺はそれを見守ってやりたい。
あの男の最期になるのなら。或いは、なんであろうとこの世界の最期になるのなら。見届けたい

「……コズエ」

その思いで、コズエへと声をかける

( 309 ) 2020/01/05(日) 21:59:34

吊るされた男の運命 コズエ

先に行くエリックを見て、考え込む。見送ったけど、ついて行く分にはいいわよねと隣を見る。

( 310 ) 2020/01/05(日) 21:59:58

吊るされた男の運命 コズエ、月の運命 ハイドをじっと見ている。

( A49 ) 2020/01/05(日) 22:00:11

月の運命 ハイド吊るされた男の運命 コズエを見つめ返した

( A50 ) 2020/01/05(日) 22:01:01 飴

吊るされた男の運命 コズエ

>>309 ハイド

名を呼ばれる前に横を向いて。
きっと、同じ思いなのだろうなと見つめる彼に微笑む。右手をそっと差し伸べてみせ。

「……行く?」

( 311 ) 2020/01/05(日) 22:04:31

悪魔の運命 リアン

>>305 エリック

「もちろんですよ。エリックさん。」

肩を叩かれ振り向いた先にいた彼の言葉に、少しだけホッとしたように頬を緩めた。1人では不安だったから。彼が来てくれるなら、不安を少しは取り除けるはずだと思って。

「そう……だったんですね。ありがとうございます。」

そう言うと、頭を下げて。ふと、血で赤黒く染まってしまったハンカチを思い出す。そういえば、あれはもう血がこびりついて洗うことができなかったのだったか。そもそも、洗ったとしても血が着いたものを返すわけにはいかないだろう。

「……でもハンカチが……ごめんなさい。
この騒動が終わったら、新しいハンカチをお返ししますね。」

終われば。きっと、返せる。そう願う。

「いきましょうか、エリックさん。
僕が迷ったらその時は……よろしくお願いしますね。」

眉を下げて微笑めば、前を向いて歩き出す。
向かうは領主の部屋だった。

( 312 ) 2020/01/05(日) 22:05:32

悪魔の運命 リアン

>>領主

短剣を両手で持って歩く。
2階への階段を上がれば、領主の部屋の前へと辿り着いた。

「……大丈夫、僕なら、絶対。大丈夫。」

いつもの呪文を唱えれば、ひとつ、息を吸って。
扉を三回、ノックする。

「──領主様、お話があります。」

その声に、扉の向こうの人物は応えただろうか。
例え応えがなかったとしても、ガチャリと扉を開ければ、リアンはエリックと共に、中へと入ることだろう。*

( 313 ) 2020/01/05(日) 22:05:58

従者 リュラ、悪魔の運命 リアンについていった

( A51 ) 2020/01/05(日) 22:07:07

月の運命 ハイド

>>311コズエ
同じタイミングで見つめ合って。
きっと、同じ事を考えているんでしょう。

俺はきっと。そんなことで。そんななんでも無い幸せで。
あの扉から出て漸く初めて。漏れた様に笑い掛けれたのでした

「行きましょう。一緒に」

指を絡めて手を繋ぐ。
世界の終わりを、一緒に見よう

( 314 ) 2020/01/05(日) 22:07:45

女帝の運命 エリック

>>312 リアン
リアンが頬を緩めるのを見て、(ああ、迷惑ではなさそうだ)とこちらも安心する。

「ああ、ハンカチ?勝手にやったから全然いいんだよ。でも、約束があった方が楽しいし、一応楽しみにさせてもらおうかな」

行きましょうというリアンに、ゆっくり頷いた。

「うん。大丈夫。俺はもう、領主様にへつらうだけじゃないから」

前を歩く、俺よりも小さな背を見て、改めて気合いを入れるために、頬を両手でぱしっと叩いた。

(大丈夫。俺ももう、変わったんだ。良くも悪くも)

( 315 ) 2020/01/05(日) 22:12:16

吊るされた男の運命 コズエ

>>314 ハイド

笑い掛ける彼に嬉しそうに目を細め、絡められる指に指を絡め返す。

「……うん」
口端を柔らかく上げて、リアン達の後を追う。

( 316 ) 2020/01/05(日) 22:12:16

運命の輪の運命 ラーペ

>>308エリック
ネコイヤーを紐でまとめてはトランクに括る。
掛けられた声に作業を止めた。

「お、ついにプレゼントか?彼女の趣味は調査し終わったのかね?」

手に持っていた白のネコイヤーを如何かなとばかりに見せる。

「ふむ。まずは具体的な目的を教えてくれ。
予算は気にせずにな。」

思った他真面目な調子に姿勢を正す。

( 317 ) 2020/01/05(日) 22:13:02

皇帝の運命 レイリーン

>>307 イヴ

誰かの気配がした。
勝手に俺の体をうごしていた誰かは、既に興味を失ってしまったようで。俺はのろのろと顔を上げた。

──彼女かと思った。
でも、声が違う。
「イヴ」
俺は微笑んでいただろうか。微笑めていただろうか。

「……どうしたの、こんな所で。リアンやコズエは、随分頑張ってるみたいだけど」

( 318 ) 2020/01/05(日) 22:14:04

女帝の運命 エリック

>>317 ラーペ
「あ、あー趣味か。そういや、聞いてなかったな.......でも、多分、アクセサリーは持ってなさそう、だから.......なんでも喜んでくれる、かな?」

少し自信はないけど.......
白いネコの耳は、とりあえず受け取ってみた。ふわふわしている。

「うーんと、ペアリング.......。出来れば、きらきらした宝石がついてるの。小さくていいから」

婚約したわけじゃないし.......ペアリング、でいいんだよな.......と、思う。

( 319 ) 2020/01/05(日) 22:19:35

主催者 領主の男

扉が開かれた。
無機質な部屋に1人とそして2人、運命を背負って辿り着く。

「ほう、女帝と悪魔が仲良く訪問か。
年端もいかない少年と選べなかった青年が腹を決めた顔をしている。何かを超えた、とでも言いたげだな。」

それでもそれだけじゃ足りない。それでは世界を越えられない。

「話か。ああ、聞こう、もちろん聞こう。
パーティーも閉幕目前で、私も時間がある。
必要なら日が明くるまで待とう。
君たちが紡ぐ言葉に耳を傾けよう、あの日のように嘲笑することも傷つけることもない。
焦ることも不安を感じる必要も無い。」

きっと言葉を聞けば、覚悟を聞けば世界は揺らぐ。
それでも、これは領主でも、責務からは逃げられない。

( 320 ) 2020/01/05(日) 22:24:27

太陽の運命 イータ、「お腹いっぱい。」とキッチンにお皿を戻した。

( A52 ) 2020/01/05(日) 22:26:04

運命の輪の運命 ラーペ

>>319エリック
「わからないなら、シンプルなものだと外れがないが……
初めてのプレゼントなら彼女に似合いそうなものでもよいかもな。」

実はネコテールもあるぞ、と白いネコテールver.かぎしっぽを見せる。

「いきなりリングか……婚約だと思われたらどうするつもりだ?」

あからさまにニヤついてるのが見て取れるだろう。

( 321 ) 2020/01/05(日) 22:27:25

魔術師の運命 アデライド悪魔の運命 リアン「終わったらたくさん撫で撫でするね」

( A53 ) 2020/01/05(日) 22:28:14 飴

恋人の運命 イヴ

>>318 レイリーン

私の声に、顔を上げた彼が、初めて名前をきちんと呼ぶ。そんなことに気づいて、眉根を軽く寄せながらも口角を上げて苦く笑う。

あの中では、名前なんて呼び合うこともなく、ただ互いを重ねて慰み合うだけの関係だった。
それでも、だからこそ、気になってしまうのはただの情か、はたまた。

続く彼の“コズエ”という言葉に、一瞬睫毛を伏せる。
「そうですね。何かは……わからないけれど。」

「結局お互い、一人身同士ですね。」
言うかは迷ったが、今一人でもたれているということはそう言うことなのだろう。

困った顔をしながら彼に向かって微笑んだ。

( 322 ) 2020/01/05(日) 22:29:29

女帝の運命 エリック

>>321 ラーペ
「そうだなあ。せっかくだから、可愛いのがいいんだよね。ちょっと角度を変えるとキラっと光るような。ダイヤまでは手は届かないけどさ、そんなイメージのやつ」

取り出されたしっぽを見て、「え、これ.......服につけるの?」と言いつつじーっと見る。
喜びそうなんだよなあ.......。

「うーん、婚約.......でも、いいんだけど、ね?
あ、そうだな。ネックレスにできるチェーンもあれば」

時計をつくるとき、邪魔になるかもなと思ってしまった。

( 323 ) 2020/01/05(日) 22:35:34

太陽の運命 イータ

♪〜

居室へ戻り私の荷物から使っていないリボンを取り出す。

こんな時アデルなら、最高のセンスで使うモノを決めてくれそうよね。

それからロビーで拝借したソレを綺麗に切り揃えてリボンを巻きつける。

うん、可愛い!

( 324 ) 2020/01/05(日) 22:36:04

節制の運命 ラーク

>>270メリッサ

止めどなく溢れてくるは、涙を拭こうとする手から零れる。
ぽつぽつ、と廊下を濡らしていく。

「ええ、ええ。そうだね。それは本当に楽しいだろうね」
うんうんと頷く。

「僕も歪んでいる人間の1人。
節制という運命に縛られ、遵守しすぎた故に壊れてしまった人間だったモノ。
領主様からしたら、本当に滑稽に見えていたんだろうな。意志のない人形なんてないなんて、啖呵切って、その実既にスクラップ同然のマリオネットなんだから」
嘲笑気味に乾いた笑いをする事しかできなかった。

「·····もし、僕達歪んだ人達を。この世界から解放してくれないと決まったら」
「僕がメリッサを殺してもいいですか」

殺すくらい好き?
好きだから殺す?

ー両方かな。

( 325 ) 2020/01/05(日) 22:38:51

星の運命 ガスパール、魔術師の運命 アデライドの手を引いて食堂に行く途中、広間で足を止める。

( A54 ) 2020/01/05(日) 22:41:01

悪魔の運命 リアン

>>320 領主

「貴重なお時間を頂き、感謝致します、領主様。」

礼を述べ、頭を下げた。
そして、短剣を強く握りしめながら顔を上げれば。しかし、不思議と手は震えていなかった。

領主の言葉を受け止めて、リアンは一つ息を吐いた。

「……貴方がこの世界を創ったきっかけはなんなのですか。」

頭の中で紡いだ言葉を、ゆっくりと口にする。

「リュラさんからお聞きました。貴方は死を恐れた為にこの世界を創り出した、と。
確かに、死は皆に等しくある終わりです。僕だって死ぬのは……怖い、です。

でも、この世界を創り出すほどの、その原因とはなんなのですか。この屋敷に、貴方に、いったい何があったのですか。」

冷静に、ひとつずつ。焦らずに。言葉を紡いでいく。

( 326 ) 2020/01/05(日) 22:44:05

皇帝の運命 レイリーン

>>322 イヴ

「随分大人しいね」
なんて、憎まれ口を叩いた。凶器片手に男を誘うあの姿が、鮮烈すぎるせいだ。でも、あの日、あの時彼女に誘われなかったなら、俺はもうとっくに壊れていたのだろう。

「……そうだね。結局一人だ」
誰かを愛していようと、それをいくら相手にぶつけようと、その相手が受け取ってくれないのなら、愛は存在しないのだ。
俺も、イヴも、誰からも愛されない。

「ふふっ、本当に、俺たちって似てるなあ」
愚かで、惨めで、どうしようもない。


「……ね、運命が無くなるかもしれないんだってね。君もこれで愛に縛られなくていいわけだ」
俺も、責任から開放される。
自分の運命が本当は嫌いだった。ずっと、嫌いだった。でも、それしか縋るものを知らなかった。

今度は、それさえ奪われようとしている。
「……嬉しいと思う? イヴ」

( 327 ) 2020/01/05(日) 22:44:10

悪魔の運命 リアン


「…この世界は運命によって回っています。

僕は悪魔の運命、隣にいるエリックさんは女帝の運命です。他にも、この館には運命を持つ人々が集められている。

僕の知る限り、運命を持たない人間は、そこにいるリュラさんだけです。

では、貴方は?貴方の運命は、本当の運命はなんなのですか?」

視線の先にいる領主に問う。

「教えてください、領主様。
 僕は、真実が知りたいのです。」

( 328 ) 2020/01/05(日) 22:44:10

魔術師の運命 アデライド、星の運命 ガスパールの手に今更照れながらついて行く

( A55 ) 2020/01/05(日) 22:44:16

恋人の運命 イヴ

>>327 レイリーン

大人しいねと言われ、暫し目をぱちくりとさせた後、ああ…と、彼とあの地獄で初めて対峙したことを思い出す。

自嘲気味に話す彼は、それでもあの時よりかはだいぶ穏やかに笑っていた。

運命。
あの時ハイドも言っていた言葉だ。
明るい運命を信じて疑わずに生きてきた自分は、ここに訪れて初めて、自分の持つ運命の残酷さを知った。
コズエを拒み、愛を失った今はもう、どうやってこの運命を辿るのかすらわからない。

「どうなんだろう。私もきっと、気づかぬうちに縋っていたんだと思う。
……ただ、運命をなくしたって、私はきっとまた愛を求めるんだと思うわ。それが嬉しいことかは、まだ、わからないけれど。」

彼の前では何故か、言葉が少し崩れてしまう。それでもいいか、なんて思いながら話しをした。

「そういうレイリーンさんは?」
責任から解放されると彼は言った。
彼は、運命がなくなって、幸せになれるのだろうか。

( 329 ) 2020/01/05(日) 22:59:35

主催者 領主の男

>>326
責務を果たそうと真摯に言葉を受け止めたが、

「.............何を言っている?」

それは理解できるものではなかった。
冗談か?という言葉は動揺が邪魔をして続かない。
世界を創った、というのはこのパーティーを比喩して例えたものか?いいや、彼の表情からはそのようなものは伺えない。
リュラが話したという、当人はただ1点、こちらを見つめている。

「生まれてから1度も私は死を恐れたことなど.......」

生まれてから1度も。

喉から出すことに苦労した、
頭が理解をしようとしない、

生まれてから1度も。

"過程が思い出せない"

( 330 ) 2020/01/05(日) 23:04:29

主催者 領主の男

おかしい。
この屋敷は私のものだ。
ずっと、ずっと。
いつから?
私に何があった?
君たちがいう真実とはなんだ?

積み上げてきたものがぐらりと崩れていく感覚がする。
しかし、"積み上げてきたもの"などなかった。

私は何者だ?
私は、私は、私は。
レヴィン・メルセブルグだ。

「.......真実なんて私も知らない。



私には、"記憶が無い"らしい。」

( 331 ) 2020/01/05(日) 23:04:43

従者 リュラ、微笑んだ

( A56 ) 2020/01/05(日) 23:09:04

女帝の運命 エリック

>>320 領主
背筋を伸ばして、まっすぐに領主を見据えた。もう、膝を折り、蹲ることはしない。

「俺は、あなたの言葉で、運命に縛られない.......というか、自分の選択が運命になる可能性を見つけました。

領主が出来て、小市民が出来ないんじゃない。
小市民でも、やろうと思えばできたんだ。運命に縛られたこの世界でさえ、探せばあったはずだった。そうじゃないですか?

もう、歪みを恐れて選べない人間じゃない。なんでも選べる。
運命の加護や縛りがなくても生きていく力は、本当はたぶん、最初から持ってた。

あとは、運命が無くなることを恐れずに、決められた未来に無理やり進めようとする、この『世界』をどうにかするだけ──」

そう話したあと。領主の記憶が無い、という言葉を聞いて絶句するだろう。

( 332 ) 2020/01/05(日) 23:16:11

運命の輪の運命 ラーペ

>>323エリック
「小さめの石でダイヤか……
かわいらしいとなるとあまり細工のないものかね。」

ネコテールの根元のピンを「ここを隠すとそれっぽく見えるぞ」と指差す。

ネコイヤーのトランクをずらし、別のトランクを開いた。
近くに散らばるトランクの中では一番大きなものだ。

「……ふむ、それではコイツかな。チェーンはサービスで付けよう。
最後になったが予算は具体的にどれだけ出せる?
できるだけ値段は考えるぞ。」

そう言って出してきたのは、成人男性とは思えぬ小さな手のひらと同じぐらいの白い小箱を2つ。
小箱を開けると、上等な白い布にシルバーのリング、それにちょこんと乗った少しピンクがかった透明な宝石が佇んでいる。

( 333 ) 2020/01/05(日) 23:17:13

悪魔の運命 リアン

>>331 領主 リュラ

見てとれる、領主の明らかな動揺。

「どういう……ことですか。」

記憶が無い、とは確かなのか。
真実を知らない、とは確かなのか。

この世界は、この男が望んだからこそ創りあげられたものではないのか。

「リュラさん、彼は、いったいなんなのですか。」

そばにいる小さな従者に尋ねる。
返答はあっただろうか。なくとも、さらにリアンは続けた。

「僕は、彼が世界なのだと思っていました。
彼の運命はなんなのですか。彼を殺せば世界は終わるのですか。

ここは……いったい、なんなのですか…」

( 334 ) 2020/01/05(日) 23:18:18

皇帝の運命 レイリーン

>>329 イヴ

「運命を無くしたって、同じか」

噛み締めるように呟いた。

「俺は……、俺の運命は、歪むから、そしたら殺されるだろう。それで、……それでよかった」

死にたいわけじゃない。でも、もう考えたくなかった。
「何も手にできないなら、運命に操られていた方が楽じゃないか。意志なんて欲しくない」

そこまで言ってしまってから、ようやく表情を取り繕った。にこり、といつものように笑う。
「──なんてね」

( 335 ) 2020/01/05(日) 23:19:09

従者 リュラ

>>334 リアン
「ご主人様はこの世界では、ご主人様の言うとおりレヴィン・メルセブルグに違いありません」

私は微笑み続けます。

「ご主人様の運命は『世界』。ここはご主人様が望んだ世界。
…この『世界』を壊すのでしょう?」

( 336 ) 2020/01/05(日) 23:23:57

愚者の運命 メリッサ

>>325 ラーク
ラークさんは頷きながらわたしの話を聞いてくれた。

もう、頭の中がぐちゃぐちゃで、なにもわからなくなったとき、すとんと胸に落ちる一言をラークさんがくれた。

「ラークさんが…わたしを…殺す……」

そう口に出すと、なんだかとても安心した。
ああ、これで大丈夫、わたしはラークさんと一緒にいられる。

「……うん。ラークさん、わたしを殺して。
わたしを、ラークさんだけのメリッサにして…?」

死ぬのはこわい。
だけど、きっと。

わたしは精一杯の笑顔でラークさんにお返事した。

( 337 ) 2020/01/05(日) 23:31:03

恋人の運命 イヴ

>>335 レイリーン

イヴの言葉に、レイリーンが呟く。
同じ、そう、同じなのだ。

「“恋人”の運命を持っていなくたって、みんな愛を持っているでしょう。貴方も、与えていたって言っていた。運命なんて関係なくても、……きっと、必要なのよ…」

一度は愛を失ったからこそ、より求めてしまうのか。

そういえば。
彼の言葉を聞いて思い出す。
彼は…狂人というものらしい。自身は歪んでいないのに、歪んだ運命を愛するという。

( 338 ) 2020/01/05(日) 23:39:59

恋人の運命 イヴ


「………世界がこのままで貴方が殺されるなら、一緒に死んであげることくらいなら、できると思いますよ。」

愛を贈れるかまでは、わからないけれど。
死を贈るのも悪くはないかと思う自分に眉を下げる。

「やっぱり、皇帝の運命を持つ人は、考えることが難しいですね。私は…難しいことはあんまりわからなくて。

意志……うーん…。でも、どちらにしてももう一度、レイリーンさんとは肌を重ねてみたかったな、なんて。」

下手くそに笑う人だな、なんて思いながら、自分も下手くそに笑い返した。

( 339 ) 2020/01/05(日) 23:40:18

悪魔の運命 リアン

>>336 リュラ 領主

「…………はい、僕はこの世界を壊す為にここに来ましたから。」

ここに来て、するべき事はもう決めていた。短剣を握る。領主に向かって歩き出す。

一歩、手汗が滲む。
一歩、心臓の音がうるさい。
一歩、呼吸音が荒くなる。
一歩、頭がくらくらとする。

一歩、領主の目の前に、立つ。

「領主様、最後にひとつだけ聞いてもいいですか。」

きっと、意味を成さない質問だろう。だけど、どうしてもリアンは聞いておきたかった。だから、

「貴方はこの、"運命に縛られた世界"を、どう思いましたか。」

記憶をなくした謎の男に、そう尋ねた。

( 340 ) 2020/01/05(日) 23:46:41

悪魔の運命 リアン


答えは聞けただろうか。いや、聞けていなくとも。

リアンは短剣を両手で持ち上げる。

真っ直ぐに、椅子に座ってこちらを見る男に向かって。

例え、制止の声が聞こえたとしても。


(──世界を、壊すんだ。)


その短剣を、領主の心臓に突き立てた。*

( 341 ) 2020/01/05(日) 23:46:45

女帝の運命 エリック

>>333 ラーペ
「.......おおお、これは、可愛いな。喜びそう」

小箱の中の宝石は、部屋の明かりをうつしてキラリと光る。
ほのかにピンクなのも、きっとユリアは好きだろう。

「これがいいなー!えーと、手持ちは、こんだけ」

片手を広げてみせる。

「あとはローン。そっちの耳としっぽも買うからもう一声!」

ぱん、と音を出して手を合わせた

( 342 ) 2020/01/05(日) 23:48:39

女帝の運命 エリック、悪魔の運命 リアンを、息を飲んで見守る

( A57 ) 2020/01/05(日) 23:52:44

吊るされた男の運命 コズエ、月の運命 ハイドの握る手の力を僅かに強めた。

( A58 ) 2020/01/05(日) 23:53:24

愚者の運命 メリッサ、悪魔の運命 リアンに、「おつかれさまあ。がんばったねえ。」

( A59 ) 2020/01/05(日) 23:55:55

月の運命 ハイド悪魔の運命 リアンの選択を見守っている

( A60 ) 2020/01/05(日) 23:56:28 飴

節制の運命 ラーク月の運命 ハイドのカップにお茶を注いだ。

( A61 ) 2020/01/05(日) 23:56:30 飴

愚者の運命 メリッサ悪魔の運命 リアンに、スッ。(2回目)

( A62 ) 2020/01/05(日) 23:56:33 飴

月の運命 ハイド、吊るされた男の運命 コズエの手を、握り返した

( A63 ) 2020/01/05(日) 23:57:13

太陽の運命 イータ

シーズンも近かったからからかしら?

緑のみずみずしい葉と周りには真っ白な花弁

そして中央部だけにピンクの花弁が彩られている。

真っ赤な種類がよく出回っているけれど、私にはこんな色が似合いそう。
欲を言えばオレンジが良かったけれども、みた事ないのよね。

そう思いつつ、その花を支えている鉢にラッピングを施そうと頑張ってみる。

「うーん、なんだか今ひとつなのよね。」

( 343 ) 2020/01/05(日) 23:57:59

太陽の運命 イータ

私は白とピンクのポインセチアを弄って時間を過ごしていた。

( 344 ) 2020/01/05(日) 23:59:01

主催者 領主の男

>>341 リアン
結局、愚者は私だった。
魔術師に魔法をかけられたのか、悪魔や死神と契約したのか、私は運命の輪の中で踊っていた。

皇帝、教皇のつもりが何者でもなかった。
もちろん隣には女帝も女教皇も恋人もいない。
温める太陽も、闇夜を照らす月も、私は知らない。
何かを教えてくれる人などこの世界にいない。
愛を、節制を知らぬと罵られたのも仕方がない。

常に孤独だったのだ。

何も知らないまま塔の中で一人、隠者として与えられた戦車と兵隊の玩具で遊んでいた。

その中で、私は星を数えて願ったのか、この世界を。
それならば、

「この世界にきっと意味などはなかった、それだけどこの終わりに意味を見出すのならば、

君のその行為がきっと正義になるんだろう。」

( 345 ) 2020/01/05(日) 23:59:12

主催者 領主の男

私を誰かが狙った
私がこの屋敷を願った
私は全てを忘れた

迎えるべき結末は訪れる。

透明な刃が胸に入る。先端が肋骨の間にくい込んだ。彼は力を込める。
私の身体は死を恐れ、筋肉をショックで縮まらせる。

それでも覚悟は願いを届ける。
トン、と心臓に短剣が突き立てられる。

遅れて痛覚が全ての思考を奪う。
揺らり、ぐらり、物語はエピローグを迎える。

惜しくもそれは言葉にはならなかった、
しかし、最期、「ありがとう」と。
初めて知った本物の感謝だけ抱いて"領主の男"は血の中に溺れる。

そして確かに、『世界は壊れた』。

( 346 ) 2020/01/05(日) 23:59:15

太陽の運命 イータ月の運命 ハイドのカップにお茶を注いだ。

( A64 ) 2020/01/05(日) 23:59:36 飴

(村建て人)

『世界』は壊された。
空からは、きらきらとした破片が落ちてくる。
触れればすぐに消えてしまうだろう。

『運命に縛られた世界』は願いとともに消えた。

( #1 ) 2020/01/06(月) 00:00:07

皇帝の運命 レイリーン

>>338 イヴ

「馬鹿だな」

鏡写しみたいに不器用な笑顔を見て、目じりに皺を寄せた。

「君が次に好きなる人は、きっと世界で一番素敵な人だろう」
手を伸ばして、彼女の髪に触れた。いつかのように。
こうやって、隣にいる彼女に話すなら、すぐ解答が分かった。

「……生きてよ、イヴ」
死にたいけど、生きていたくて。一緒に死ぬなんて、今まで一番惹かれる提案だったけれど、俺はそういった。

( 347 ) 2020/01/06(月) 00:00:30

従者 リュラ、微笑んだ

( A65 ) 2020/01/06(月) 00:00:47

従者 リュラ

私はご主人様──だったものに近付く。

「おはようございます。レヴィン・メルゼブルグ。
…いえ、ミドウさん」

( 348 ) 2020/01/06(月) 00:02:21

吊るされた男の運命 コズエ

領主の胸にナイフが吸い込まれる。
途端、胸に赤い花が咲いて血の海で彼は溺れる。

どうなったの……?世界が壊れなければ、彼は……。

そう思い、隣を見た。
怖くて、それでも話しかけなきゃいけないと勇気を振り絞る。

>>ハイド

「ハイド……?」
自分で思ったよりか弱くて、不安が滲み出ていた。
運命が歪めば、彼も、私も、きっと……。

( 349 ) 2020/01/06(月) 00:23:39

運命の輪の運命 ラーペ

>>342エリック
「彼女が派手好みでなくて感謝することだな。
多少なりともキミのお財布にやさしい。」

開かれた手を見てしばし悩む。
「そっからゼロをいくつ付けるつもりだ?」と呟きつつ、契約書を書き始める。

「ローンにするならここに名前と……ま、全部そこに書いてある。そのとおりにな。
あぁ、ネコテールとネコイヤーはセットでこれほどとなります。」

見せた値札には3と0が3つ。わざとらしいほどにこやかに対応する。

( 350 ) 2020/01/06(月) 00:27:09

悪魔の運命 リアン

>>346 領主 リュラ

短剣は、しかとその心臓を貫いた。

体勢を崩し、倒れる男を見ていた。沈む男を見ていた。
地に落ちる瞬間、初めて見えたあの表情に、男は何を想っていたのだろうか。

「──あ、」

男に突き立てたナイフが消えていく。
それはまるで、泡のように、光の粒のように。

全てが消えた瞬間、突然手が震え出す。
ずっと我慢してきた恐怖が、今さらリアンを襲ってきた。
涙が溢れる、声が震える、立っていられない。
ドサッと、地面に座り込む。

「リュ、ラ………さん、僕は……」

世界を壊せたのですか、その言葉は流れる涙と嗚咽によって、上手く声にできなかった。

( 351 ) 2020/01/06(月) 00:30:25

皇帝の運命 レイリーン悪魔の運命 リアンがいる方に顔を向けた。

( A66 ) 2020/01/06(月) 00:31:13 飴

従者 リュラ

>>351 リアン
「…さて、世界は『正しく』なりました」

私は微笑みます。

「これで、物語はまだ続いていきますね」

( 352 ) 2020/01/06(月) 00:33:14

太陽の運命 イータ

時間が変わったと同時に、カーテンコールが始まった。

キラキラとガラスのようなものが降り注ぎ

でもそれは触れる前に消えてしまって

「そっか…」

お休み『世界』

幸せを込めて呟くように歌を紡ぎ出す

( 353 ) 2020/01/06(月) 00:35:10

太陽の運命 イータ

「幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が
繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事だ

何の為に生きて行くのか
答えなんて無くていいよ
会いたい人と必要なものを少し守れたら

背伸びもへりくだりもせずに
僕のそのままで愛しい気持ちを歌えたなら

幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が
繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降りかかった雨に傘を差せる事だ
瞬きもせずに目を凝らしても見付かる類のものじゃない
だからそばにいて欲しいんだ」

( 354 ) 2020/01/06(月) 00:35:41

太陽の運命 イータ、「幸せ届けー」

( A67 ) 2020/01/06(月) 00:38:49

悪魔の運命 リアン

>>352 リュラ

「そっ………か…………」

リュラの言葉に、リアンは嬉しそうに目を細める。心底安堵した表情で、誰に言うでもなく呟いた。

「………へへ、よかった。」

世界を壊し、世界は正しくなった。
運命に縛られることも、運命に苦しむことも、もうない。

ふらり、と立ち上がる。頬を伝う涙も、目に溜まる涙も、グィッと袖で拭いとった。

「……僕、いかなくちゃ。
 終わったことを、伝えなくちゃ。」

まだ覚束無い足で歩き出し、扉を開ける。

背中を押してくれたあの人に、真実を教えてくれたあの人に、待ってくれているあの人に、会いたくて。
リアンは廊下を駆け出した。*

( 355 ) 2020/01/06(月) 00:41:02

月の運命 ハイド

>>349コズエ
『世界が壊れる』のを確かに見た

壊れた音と一緒に、俺は、何かから解放された事を感じる。
これまで見えていた歪んだ月は、砕けきって。もう見えない。

母の、『幸せになりなさい』と言う呪い/祝福も、聞こえない。
頭にいつもついて回った。どこに言ってもついてくる月。不安も。迷いも、無い。

隣で手を握る、"運命だと思っていた女性"を見て。不安気なその顔へと

ーーー俺は、大きく手を振りかぶったーーー

( 356 ) 2020/01/06(月) 00:41:18

吊るされた男の運命 コズエ、悪魔の運命 リアンの姿を見送る。

( A68 ) 2020/01/06(月) 00:41:32

悪魔の運命 リアン、2階〜1階の廊下あたりを走っている。

( A69 ) 2020/01/06(月) 00:41:35

月の運命 ハイド

>>コズエ
そして。そのまま。首の後ろへと手を回して。力強く。強くキスをする。

離れれば。俺は、"俺自身の笑顔で"ニヤリと笑って

「……ビックリ、しましたか?
俺は、俺のまま。俺ですよ。コズエ。

何かが、変わったのかもしれませんが
それでもやっぱり、愛だけは変わらなかった様です」

おはよう。初めまして?
なんて、言ってしまいそうな顔をしました

( 357 ) 2020/01/06(月) 00:42:12

節制の運命 ラーク

>>337メリッサ
───殺そう。
そう思っていた時、空気が変わるのを感じた。
廊下の窓から外を見てみると、雪ではない、キラキラとした欠片が降っていた。

「綺麗·····」

思わずそう呟いた。
そして、メリッサをちょいちょいと呼び、同じ景色を見る。隣に並んで、本物の恋人として。

「赦された·····のかな。
エリックにもアデルさんにもリアンさんにも酷いことを言った。それなのにあの人達は僕達を赦すというのかな。
歪まず生きていくというのは難しいと思ったのに、僕は折れてしまったのに。
·····本当に強かな人達だ。逃げてしまった僕とは違う」

ぽつりと呟くとメリッサの手を握る。

「だけど、メリッサが隣にいてくれれば、僕はまた頑張れる気がする、ううん。頑張れる。

だから·····一緒に帰ろう?」

( 358 ) 2020/01/06(月) 00:43:34

魔術師の運命 アデライド

>> リアン
「リアン!!」
走るリアンの姿を見つけると、ガスパールの側を離れリアンに駆け寄り、勢いのまま抱き締めた。

「ありがとうリアン、怖かったでしょう?
お疲れ様…本当にありがとう」
ぎゅうぎゅうと抱き締めながら、小さなヒーローの頭を優しく撫でた。

>>354 イータ
厳かな、けれども慈しむような歌声が降り注ぐ。
その声に惹かれるように歩いて行くと、イータが佇んでいた。
歌が終わると声をかけながら隣に立った。

「イータちゃん、お疲れ様。
…昨日はごめんね」

( 359 ) 2020/01/06(月) 00:43:50

魔術師の運命 アデライド

(リアンとイータに話しかける前)

結末が決まる。
運命の鎖は解き放たれる。

とは言っても変化や自覚は全くなくて。
[ああ…運命なんてなくたって私は歩けたんだ]
すとんと、そう納得した。

そして隣に立つガスパールをちらっと見上げる。
これからも彼の隣で歩ける。
それが嬉しくて嬉しくて、華が咲くように笑っただろう。

( 360 ) 2020/01/06(月) 00:47:54

星の運命 ガスパール

>>359 アデル
「………なーにしてんだよっ!」

ひとまず、親愛のハグを見守ったところでリアンとアデルの間に入ってふたりを苛立ち顔を作って剥がす。

すぐに苦笑してリアンの方を向くと

「………よっ。
お疲れさん。プティ・プランス」

( 361 ) 2020/01/06(月) 00:48:52

女帝の運命 エリック

リアンが領主の胸を刺す。
一瞬のようで、長かった。

「あ.......」

走馬灯のように、世界がひっくり返る幻を見る。逃げ出しそうになる脚を必死で抑えた。ああ、逃げたい、世界はどうなるんだ。愛情がなくなったら.......もし.......ううん、ダメだ。
リアンは立ち向かっているんだから。

領主は倒れ、リアンの手元が光る。

リュラが何か言っている。
世界は『正しく』なった。

呆然と立ち尽くしている横をリアンがよろめきながら通り過ぎ、やがて廊下を駆け出す音がした。

それを認識して直後、がくん、と膝が抜けて、思いっきり尻もちをついた。

「.......俺がやったんじゃないのに。情けねー.......」

( 362 ) 2020/01/06(月) 00:51:38

主催者 領主の男隠者の運命 メアリー・アンを一瞥した。

( A70 ) 2020/01/06(月) 00:51:50 飴

女帝の運命 エリック

「.......ユリアを迎えに行かないと」

( 363 ) 2020/01/06(月) 00:53:11

戦車の運命 スティーグ魔術師の運命 アデライドに、にこにこ。

( A71 ) 2020/01/06(月) 00:53:13 飴

女帝の運命 エリック

>>350 ラーペ
「0は〜4個!だけど、猫セットも込み。あ、ハイ。サインします」

ペンを受け取って名前やら年齢やらを書いていく。

「.......良かったら、うちの運送会社とも提携してよ。通販おやすく承りますよ〜。

.......っと、これでいい?ハイ、お金」

と、財布から手持ちの札を全部渡した。

( 364 ) 2020/01/06(月) 00:56:18

悪魔の運命 リアン

>>359 アデライド

突然、誰かに呼び止められる。
そちらを向こうと足を止めると、勢いよく何かに捕まった。

「わっ、えっ、なに?!」

抱きしめられているのだと気が付いた時には、もう腕の中で身動きが取れなくて、驚きで一瞬言葉を詰まらせた。

優しく頭を撫でられれば、それがアデライドなのだと気が付いて、緊張の糸を解く。

「………ううん、僕は大丈夫。
皆がいてくれたからね。……でも、心配してくれてありがとう。」

そっと彼女の背中に腕を回して、優しくとんとんと、さする。大丈夫だと言い聞かせるように。

( 365 ) 2020/01/06(月) 00:57:00

悪魔の運命 リアン

>>361 ガスパール

しかし、その抱擁も長くは続かない。
少しだけ顔を顰めている彼女の恋人に身体を剥がされれば、こちらも苦笑して。

「………ありがとう、ガスパールさん。」

昨日、自分の身体を乗っ取っていた狼に、お礼を述べた。

( 366 ) 2020/01/06(月) 00:57:04

太陽の運命 イータ

>>360 アデル

一つの祈り(歌)が終わるとアデルの声が耳に入った。

うぅん。そんな事私は気にしないよ。

だって

「お疲れ様、アデル。そんな事よりもほらみて。」

過去なんかもより今は前を見ようよ。

アデルに『ラッピング途中』のポインセチアの鉢を見せてにっこり笑って見せる。

「可愛くしようよ。」

( 367 ) 2020/01/06(月) 00:58:26

月の運命 ハイド、悪魔の運命 リアンへとガッツポーズをした

( A72 ) 2020/01/06(月) 00:59:31

吊るされた男の運命 コズエ

>>356 >>357 ハイド

固まる彼に、更に声を掛けようと顔を覗き込めば振りかぶられる腕。
……嗚呼、だめだったのね。諦めたように目を閉じる。

首の後ろの感触の後に、唇に柔らかい感触。
驚いて目を開けば彼との距離は0。

呆けた頭のまま、彼のしてやった顔に瞬きを何度かする。
事態が呑み込めれば、その逞しい胸板にこぶしでドンッ!と叩く。……うん、でも力加減はした、はず。
女の力だし、そこまで痛くはないだろう。
コズエは険しそうに眉根を寄せて、目を吊り上げる。

「……ハイドの馬鹿!馬鹿馬鹿馬鹿!!
私…ッ、もうだめなんだって。間違っちゃったんだって、悲しくて……!」
感情のままに喚いて、その後険しかった顔は……。

「……でも、もう大丈夫なんでしょ?よかった…本当に、よかった……!!」
ハイドを思い切り抱きしめて、顔を上げてにっと笑ってみせる。
不思議と、涙は出てこなかった。

( 368 ) 2020/01/06(月) 01:01:24

恋人の運命 イヴ

>>347 レイリーン

馬鹿だななんて言われれば、そうかなぁなんて言って笑い返す。

撫でられる髪が、今はなんだか少し、擽ったい。

「そうだと…いいな……ううん。きっとそうね。」
何故だかわからないけれど。
もう。次の恋ができる、なんて。何故だかそんな気がして。隣を見上げて目を細める。

「生きるなら、貴方も一緒に、でしょう。」
一緒に死ぬことが出来るなら、案外、一緒に生きるのも悪くないかもしれない。

( 369 ) 2020/01/06(月) 01:02:08

恋人の運命 イヴ


「それとももう、誘いには乗ってくれない?」
なんて。少し悪戯に笑いながら。

ふと、窓の外を見た。
きらきらと、まるで星が降るような光景に、思わず立ちあがり側に駆け寄ろうとする。

「綺麗……雪ではないのかしら……っくしゅ。

………なんだろう…寒い?」
なんて首を傾げつつ。
世界が壊れ、変わりゆく瞬間を共に見ただろう。

( 370 ) 2020/01/06(月) 01:02:16

塔の運命 アスター

「え……へ?
あれ?パーティーは?すっごい眠ってたって…嘘だろ……?
あー、もったいない!恋人を手に入れて、劇を広める良い機会だったというのに!」

( 371 ) 2020/01/06(月) 01:04:01

悪魔の運命 リアン

>>メアリー

早く、早く、早く。
覚束なかった足取りは、急く心と共にしっかりとしたものになっていく。

廊下を駆ける、階段を駆け降りる、広間を駆ける、駆ける、駆ける、駆ける。

扉が目の前に見えた時、リアンはその足を止めた。

弾む息を抑え、うるさい心臓を落ち着かせ、
大きく息を吸う、吐く、吸う、吐く。

「……………………………よし。」

ゆっくりと、扉を開いた。
ふわりと香る、埃のにおいと、本のにおい。けれど、今は落ち着いてはいられなかった。

中に入り、あの場所へ。
果たして、そこに彼女を見つけられたか。

( 372 ) 2020/01/06(月) 01:06:00

愚者の運命 メリッサ

>>358 ラーク
目を閉じてその時を待つ。
わたしはラークさんに殺される。大好きな人にわたしの全部をあげるんだ。

だけど、その時はいつまで経っても訪れなかった。
そっと目を開けると、ラークさんが窓の外を見ていた。
きらきらとしたその景色に目を奪われていると、ラークさんがわたしを手招きする。

「…うん。
わたしたちはふたりとも、みんなに酷いことしたし、させちゃった。運命が歪んでたなんて言い訳で、誰かの人生をめちゃくちゃにしちゃうところだった。みんなが、わたしたちを助けてくれたんだねえ。」

ラークさんの手をぎゅっと握り返す。

「わたしもラークさんとならがんばれる。
ラークさんじゃないと、ダメなんだ。
わたしと、ずっと一緒にいてね、ラークさん。」
「愛してるよ。」

わたしはこれから先、同じ道を、新しい運命を歩んでいくその人に、わたしの本当の気持ちを伝えたのでした。

( 373 ) 2020/01/06(月) 01:06:23

悪魔の運命 リアン、月の運命 ハイドに、嬉しそうに笑ってガッツポーズを返した。

( A73 ) 2020/01/06(月) 01:08:28

愚者の運命 メリッサ

「さあ、ラークさん!
みんなに謝りにいくよお。
ちゃんとごめんなさいして、ちゃんとお友達になるんだあ!」

( 374 ) 2020/01/06(月) 01:08:53

女帝の運命 エリック

すっかり腰が抜けてしまったけれど。
しばらく休んでからゆっくりゆっくり歩いて、ユリアのいる所を目指した。

なんだかまだ実感はないけど、歪みかけているという罪悪感や、こうしなければという義務感はない.......と思う。

(なんか、慣れないな。ユリア、不安がってないかな)

扉付近にハイドとコズエを見たけれど、まだ心の整理ができていないから、いったん何も言わずに通り過ぎた。
そうそう、カンタンに許すという気にはならない。
リアンは、敵だったものと生きていくことを選んだのに。

(.......リアンは、立派なやつだったんだな。見習わないと、俺も。口ばっかりにならないように)

ユリアが見えるところまで戻れば、現金にも脚は走り出した。少しよろけはしたが。

>>ユリア
「ユリア!!」

( 375 ) 2020/01/06(月) 01:09:35

月の運命 ハイド

"どこか"から帰って来た母は。
"月の子ども"の俺と言う"現実を否定"しようとした

"産まれて来なくて良かった""生きている価値が無い"
と言って。俺の首を、締めた。

『幸せになりなさい』と言っていた、暖かかった母親の手は。夜の暗闇の様に冷たくて

母親の運命はきっと、その時に歪んでいた。
そして。俺もまた、その時。歪みが産まれた。

( 376 ) 2020/01/06(月) 01:11:14

月の運命 ハイド

気づけば。顔が分からない赤色の残骸が一つ。
何かを殴りすぎて。骨まで見えている拳を握った、ガキンチョが一人。

……スラムでは、誰かを殺して欲しいと願う人間なんて、山程いる。
ずっと何かにムシャクシャして。
それでも、『しあわせになりなさい』と言う残響だけがリフレインし続けていた俺には。都合が良かったから。

俺の幸せの為に、"何でも"した。"何でも"。

運命が消えても、今の俺は何も変わらない。過去にしたことは、消えない。

けれど。『幸せになりなさい/幸せになれない』と言い続けてくる、運命は、もうない。

( 377 ) 2020/01/06(月) 01:11:21

節制の運命 ラーク

「あはは、その行動力はメリッサには叶わないなあ」

メリッサに手を引かれおっとっと、と前のめりになりながら走り出す。
貼り付けられた笑顔ではなく、本物の笑顔だった。

( 378 ) 2020/01/06(月) 01:12:25

魔術師の運命 アデライド

>>365 リアン
優しく背中を摩る手が、声が、"憎悪"に染まっていなくて安心した。

「ふふっ、今日のリアン、すごく頼もしかったよ。
子どもなんてからかえないくらい。
ありがとう小さな紳士さん」

そう言ってお礼のキスを頬に贈る。

「お礼が言いたかっただけなの。
引き止めてごめんね、リアンの大切な人のところへいってらっしゃい」

走って向かう先はきっと彼の大切な人の元。
あまり引き止めないようにそれだけ伝えると、微笑んで彼を見送っただろう。

話したければ"いつでも"話せる。
リアンが明るい未来を掴み取ってくれたのだから。

( 379 ) 2020/01/06(月) 01:15:50

塔の運命 アスター吊るされた男の運命 コズエとすれ違った

( A74 ) 2020/01/06(月) 01:17:31 飴

隠者の運命 メアリー・アン

埃っぽい書庫の奥に座りこんで、メアリー・アンは絵本を見ていた。
大きな海。白いワンピースの少女が、海の生き物と触れ合う絵本。

それを1ページずつ、ゆっくりと捲る。彼が見た世界。教えてくれた世界を。メアリー・アンは静かに眺めていた。

そして、くじらと少女が出会うシーンで指を止める。
崖の上に立つ少女。彼女が吹いた笛と共に、冠をつけた大きな鯨が泳いでくる。
その周りには小さな鯨と、様々な海の生き物たちが泳いでいる。少女は鯨の背中に乗って、地上へと向かっている。

いつか屋敷の窓にえがいた世界とは、全く異なるくじらと少女がそこにあった。

──ドアが開く音がする。
メアリー・アンは本をゆっくりと閉じて、顔を上げた。

( 380 ) 2020/01/06(月) 01:17:41

隠者の運命 メアリー・アン

>>リアン
「おかえりなさい、リアンさん。と、メアリー・アンは出迎えます。──どうでしたか?」

( 381 ) 2020/01/06(月) 01:18:21

魔術師の運命 アデライド

>>361 ガスパール
リアンと話し終える直前、突然腕を引かれて離された。
「きゃっ…ガスパール?」
振り向くと最愛の人がどこか怒ったような顔でそこにいた。

「あ、いきなり置いていってごめんね?」
彼がリアンに声をかけた後、眉を下げて検討違いの謝罪を述べた。

( 382 ) 2020/01/06(月) 01:18:38

吊るされた男の運命 コズエ、塔の運命 アスターが通り過ぎたなあと思った。

( A75 ) 2020/01/06(月) 01:19:22

魔術師の運命 アデライド

>>スティーグ
視線を感じると、スティーグがにこにことこちらを見ていた。
「…お疲れ様、スティーグ」
一瞬躊躇った後、ゆっくり彼の元へ歩いていき話しかける。

「エルフィンとは…上手くいったの?」
隔離された後のことはスノードームで確認しなかったので、スティーグがどうなったか知らなかった。

( 383 ) 2020/01/06(月) 01:20:13

節制の運命 ラーク、手当り次第謝罪を入れに奔走

( A76 ) 2020/01/06(月) 01:20:26

女教皇の運命 ユリア

>>375 エリック

ぼんやりとただ、やるべきことも見つけられなくて。
世界の変貌も見届けず、…ただ、待っていた。

だから、彼が走ってきた時には本当に本当に嬉しくて。
思わず立ち上がり、近づいてきた彼の身体をぺたぺたと触る。傷がないか、なにも悪いことは無かったのかと。

「エリック、待ってた。怪我してない?大丈夫?
やりたいこと、できた?帰ろう、ユリアはもうここにいる必要はないと思う。みんなこの街にいるから、きっとまた会える」

( 384 ) 2020/01/06(月) 01:20:29

皇帝の運命 レイリーン

>>369 イヴ

生きるというのは、退屈で、苦しく、未知だった。
でも、同時に嬉しかった。自分の生を望む人間がいることだけで、こんなに──。

「そっちの方が、さっきのよりずっといい誘いだね」

微笑んで、そうして、二人で、ひとつの世界の終わりを見た。呆気ないほど俺は変わらない。


「……確かに、急に冷えてきた」
考えてみれば、今までがおかしかったわけなのだけど。俺は隣でくしゃみをする彼女に、巻いていたストールを掛ける。

( 385 ) 2020/01/06(月) 01:20:41

月の運命 ハイド

>>368コズエ
ほおけた顔をしてから、目を吊り上げ。胸を叩くコズエ。
いや正直ちょっと痛いけど我慢でございます

ほぉらやっぱり。運命なんて無くっても、この人は俺の愛しい人のままだ。なんて、どの頭が思うんだかの事を思う。

「ははははは可愛い。可愛いですね?可愛い。
……ごめんなさい。つい。これからも色んな顔を見れると思うと、嬉しくて。心配させました」

宥める為に、頭を撫でる。

「もう、大丈夫ですよ
俺はもう、誰も殺さない。

……ねぇ。コズエ。約束通り、花屋を開きましょう」
笑う、彼女へと。俺は、未来への光を語る。
運命ではなく。俺がそうしたいから、語る。

( 386 ) 2020/01/06(月) 01:21:50

月の運命 ハイド

「今は多分、生きていられたのが嬉しくて。不安なんて今は何も感じてませんけど。
これは俺の性格だから、またネガティブにだってなるんでしょうが。
そんなのは、生きてたら当たり前の様に受け止めるものです。それが、運命に縛られないって事なんでしょう

ありのままの俺と。一緒に、生きてください」

何度目かの。けれど初めての

「俺の、幸せになってください。
幸せにします。コズエ」

プロポーズだ

( 387 ) 2020/01/06(月) 01:21:59

運命の輪の運命 ラーペ

>>364エリック
「……む。ま、いいだろう。確かに預かった。」

エリックから契約書を預かり目を通す。
その場で新たな紙を2枚出し何事か書き記すと、封筒へ入れてエリックへ渡す。

「それでは詳しい話はミシャンドラ商会にいらしたときに。
サイズ調整も必要だろう。この中に手紙が入っている。それを見せればどこの支社でもよくしてくれる筈だ。
もう一枚は契約書と商品の説明だ。家に帰ってからちゃんと目を通すように。」

「いや、

ネコイヤーとネコテールは運送をそっち持ちにすることでトントンにしようかね。
本社までくることだ!」

柔らかな薄い布袋の、口をリボンで綺麗に梱包されたものを渡した。

「それではお幸せに!キミらの“永遠の愛”を願っているよ!」

( 388 ) 2020/01/06(月) 01:22:42

星の運命 ガスパール

運命というものは終わったらしい。

自分にこの上なくよく似合うと思っていた星の運命。
たくさんのいい思い出を運んできてくれた星は、
最後に隣にいる恋人に指を届かせてくれた。

この後ちゃんと抱きとめていられるかは自分次第だ。

「ありがとうな……それから、あばよ。」

離すのが不安だったその手を1度ぎゅっと握りしめ、

>>360 アデル
「なあアデル。挨拶でも済ませないとなあ?
ちょっとキッチンにでも寄って、遊びを仕込んだらオレも行く。

話したい人と話してきな。」

そうだ、アレを作ろう。
ウキウキとキッチンに向かう途中、振り返ればリアンとのハグを見たのであった。

( 389 ) 2020/01/06(月) 01:23:14

戦車の運命 スティーグ

>>383 アデライド
「アデライドもお疲れ様〜」

ぼくはにこにこと返す。
確か、ぼくのあとに恋人になったガスパールといい雰囲気になってたよな〜。

「ダメだったよ〜、ぼくとは生きてくれないってさ〜」

親でも、兄弟でも、伴侶でも、何でも。ぼくと一緒に生きてくれるそんな人が欲しかった。
一時で終わる関係じゃなくて。

「アデライドは、ガスパールと上手くいってるみたいだね〜」

( 390 ) 2020/01/06(月) 01:25:50

魔術師の運命 アデライド、星の運命 ガスパールの手が離れたことに少し寂しくなったが、頷いてみんなの元へ行った

( A77 ) 2020/01/06(月) 01:26:25

女帝の運命 エリック

>>384 ユリア
ユリアがこちらに来て、俺の無事を確認するように体をぺたぺたとさわる。小さい手だなあと思った。
それから、ラーペから買った指輪を急に意識してしまう。でもまずは。

「俺は平気。見てただけで.......リアンがやってくれた。全部終わった時は、気が抜けちゃってさ。腰が抜けちゃった」

あはは、と笑う。

「.......そうだね、でも。外は真っ暗で.......なんだか寒くなってきたし、明日の朝、帰ろうよ。今日は、もう一日泊まって」

( 391 ) 2020/01/06(月) 01:28:23

節制の運命 ラーク

>>ガスパール

最後の日、彼を捧げてしまった事が自分達の敗因になっているのは間違いなくて。
どうしてもそれだけは、詫びを入れないと済まない。

「ガスパールさん。
男の名前なんて覚えてないだろうし、興味もないでしょうけど、すみませんでした。そしてありがとうございました。」

深々とお辞儀をする。

「パテシィエ・ガスパール。
お店を出したら教えてください。うちの子供たちに、キラキラ輝く貴方のお菓子を食べさせてあげたいので」

( 392 ) 2020/01/06(月) 01:29:36

星の運命 ガスパール、パイ生地とアーモンドクリームでごそごそ

( A78 ) 2020/01/06(月) 01:30:13

従者 リュラ

「…こうなりましたか。何度読んでも良い物語ですね」

私は本を抱きしめます。

「めでたし、めでたし」

( 393 ) 2020/01/06(月) 01:31:43

従者 リュラ、その場から姿を消した

( A79 ) 2020/01/06(月) 01:32:00

女教皇の運命 ユリア

>>391 エリック

「ちょっとカッコ悪い。…でも、エリックらしい」

余りにも正直で、笑みが溢れる。
次の言葉には、迷いなく頷いた。

「そっか。じゃあ、帰るのは大変。明日の朝、エリックと帰る。」

( 394 ) 2020/01/06(月) 01:33:16

魔術師の運命 アデライド

>>367 イータ
そんな事と軽く流した少女はポインセチアの鉢を指差して笑う。
それは"誰かへの贈り物"。
誰へ、なんて言うのは無粋だろう。

「…真っ赤でかわいいね。
それならちょっと待ってて!」

急ぎ足で自室から、靴関係だが飾りに使えそうなリボンやチャームなどの小物をいくつか持ってくる。

「リボンだけでも十分かわいいけど、せっかくならもっとかわいくしちゃお!」
そう言うとイータと飾りを選びながら暫く笑い合えただろう。

( 395 ) 2020/01/06(月) 01:34:32

悪魔の運命 リアン

>>381 メアリー

彼女は確かにそこにいた。リアンの手にしていた絵本を持って、そこに座っていた。

「…ただいま、メアリーさん。」

彼女が待っていてくれたことに安堵し、思わず顔が綻んだ。
ゆっくりと、けれどしっかりとした足取りで彼女の近くへ赴けば、そっと隣に腰を下ろした。

「……全部、終わりました。運命という縛りはなくなって、正しい世界になりましたよ。」

領主の胸に短剣を突き刺して。確かに世界は崩壊した。今いるこの世界は、運命もなにもない世界。リアンと、彼女が望んだ世界。

「貴女が背中を押してくれたから、貴女が真実を教えてくれたから、………待っていてくれたから、僕は、成し遂げることができました。」

そっと、彼女の手を取って、優しく包み込む。柔く目を細めると、優しい声音で。彼女を見つめて。

「あなたのおかげです。ありがとう、メアリーさん。」

( 396 ) 2020/01/06(月) 01:35:01

魔術師の運命 アデライド

>>ラーク
「ハロー、"愛のない恋人"さん。
お別れに来たよ」

拒絶も、嫌悪もない笑顔で声をかける。

( 397 ) 2020/01/06(月) 01:37:56

星の運命 ガスパール

>>392 ラーク
「テメェと勝つ気満々だったんだ。名前忘れるかよイヤミか。
随分ダッセェとこ見られたからな。覚えとけよ?

……ま、もういいけど。
勝ってたらロクな未来じゃなかっただろうよ。」

ラークの胸の辺りを軽くパンチしてやる。

「そん時は"お友達価格"でサービスしてやるよ。」

( 398 ) 2020/01/06(月) 01:38:16

太陽の運命 イータ

ポインセチアの花を抱き抱えて部屋を後にする。

アデルに可愛くラッピングもして貰った花は、より白とピンクを強調してくれて可愛いものになっていた。

花には1枚のメッセージカード

後はハイドとコズエに合うだけ

うん、もうどこにいけば良いのかは何となくわかる

カーテンコールもいよいよお終い!

( 399 ) 2020/01/06(月) 01:39:01

吊るされた男の運命 コズエ

>>386 >>387 ハイド

実感はないけれど。❁︎運命❁︎はなくなったんだと思う。
正逆なく、ありのままに。私の性格は元からこうで、彼も同じ。…………そう思うと、胸にのしかかっていた痛みが和らいだ気がした。

可愛い、なんて言って笑う彼に段々熱くなる頬がわかりやすい。……つくづく、この人に弱いのだと何だか悔しくなった。

「……今回だけは許してあげる。次にそんな事したら口を利いてあげないから!」
……多分、1日だけとかだろうけど。

宥めるように頭を撫でられて、悔しい気持ちが増すばかり。それでも、彼の言葉を真正面から聞いていた。

あの日、不安に満ちたまま彼への打ち明けた過去。同情で言われたのかも、なんて思いながらも❁︎試練❁︎だからと受け入れていた。
きっと、これからが試練の毎日なんだろう。……それでも、彼となら。きっと乗り越えられると信じて、その手に指を絡めた。

「…………はい。ふつつかものですが、よろしくお願いします」
彼の真摯な言葉に、丁寧に言葉を返す。
花のように綻び、笑う彼女はきっと月夜に咲く月下美人のようだ。

私はきっと、彼と繋いだ手を離さない。

( 400 ) 2020/01/06(月) 01:40:27

節制の運命 ラーク

>>397アデル

「わざわざ言いに来てくれるなんて律儀ですね。
脚はもう大丈夫·····そうだね」

ふぅ、とため息をつく。

「·····すみませんでした。貴女が偽物だなどと嘘をついて惑わし、脚を切るまでの想いをさせてしまって。
赦したのか否かはわかりませんが、それでも僕達の生きる道を提示してくれた事、とても感謝致します。」

深々のお辞儀をした。

( 401 ) 2020/01/06(月) 01:41:35

女帝の運命 エリック

>>394 ユリア
かっこ悪いと言われたけど、笑顔を見ると、呆れられたわけじゃないみたいでほっとした。
ユリアには出来るだけぜんぶの自分を見せていきたい。

「あはは。情けないよね。
うん、明日明るくなったら.......そう。街の外に寄り道して、少し見ていこうよ。約束してたみたいに。
あと、俺いつかユリアを木の上に連れてってあげたいなあ。結構楽しいんだよ。すぐ頭の上で木の葉が揺れて.......っとと、そうだ」

片膝をついて跪き、さっき買った指輪の箱をパカ、と開いてユリアに見せた。薄いピンク色の指輪の石は、屋敷の明かりを反射してきらりと光るだろう。

「これ。ラーペに売ってもらいました。まだ色々、恋人としてしたいことも沢山あるから.......その。
ユリアの左手の薬指、予約させて欲しいんですけど、いいですか」

( 402 ) 2020/01/06(月) 01:43:52

太陽の運命 イータ

>>ハイド コズエ

「コズエー、ハイドー。」

2人はやっぱり一緒にいるよね。

多分これからもそれは変わることがないから

だから、私も変わらなきゃ!

2人に近づいて持ってきたポインセチアの花とメッセージカードを2人に押し付けて、最後のわがままを押し付けるの

「そのメッセージカードを読み上げて、その花を私にプレゼントして!」

メッセージカード
『☀♪Happy birth day イータ♪☀』

うん、今日から新しい自分!
前に行こう!

( 403 ) 2020/01/06(月) 01:47:12

節制の運命 ラーク

>>398ガスパール

「それを台無しにしたのは僕でしたから·····
けど、そうですね。こうなったのも『運命』かもしれませんね。」

ぽんっと、胸の辺りを叩かれる。
お友達という言葉に、胸が締め付けられる。ここで得たもう3人の友達はどうしてるのだろうか。

「ありがとうございますガスパールさん。
子供たちも連れて遊びに来るので、その時は、子供が好きそうなものをお願いしまね。」

と、意地悪そうに笑う。

( 404 ) 2020/01/06(月) 01:47:14

恋人の運命 イヴ

>>385 レイリーン

気づけば。見上げた彼は優しく微笑んでいて。
こっちの顔の方がいいな、なんて思いながら、何故だか胸の奥がじんわり暖かくなるのを感じて瞬き一つ。

寒さに一つくしゃみをすれば、彼は巻いていたストールを首に掛けてくれて。
私には、そんな些細なことがとても嬉しくて。

「ありがとう…」

こんな恋の始まりもあるのかもしれないと思いながら、うんと背伸びをして、彼の頬にキスをした。

( 405 ) 2020/01/06(月) 01:49:02

太陽の運命 イータ、メモを貼った。 メモ

( A80 ) 2020/01/06(月) 01:49:05

愚者の運命 メリッサ、節制の運命 ラークと一緒に「ありがとおー。」

( A81 ) 2020/01/06(月) 01:49:17

運命の輪の運命 ラーペ

「はてさて、これで約束は守れたかな。」

今度こそ、と旅支度を整える。
最後に確認するはもちろん、一番大きな、一番高価な商品が入ったトランク。
その隠しスペースに仕舞い込んだのは一枚の小切手。
レヴィン・メルセブルグの名が書かれた小切手だ。

「オレの配偶者にってのは守れなかったが、“未来の憧憬と願望”は託したさ。
アンタも契約書にサインはしてくれなかったからこれでやっとトントンってな。」

……欲が出たな。あれが売れただけで営業としては大金星か。

あとの報酬は女帝の彼、いや、運命はもうない––––エリックが驚き慄いて駆け込んでくるのを笑うぐらいか。
既に支払い済みだ。返品交換は受け付けないって、ちゃんと読んだかね。

準備は整った。1人ごちて笑う。
夜中に手紙を見られたら面倒だな……まあいい、そんなの無視だ無視。

眠るのが勿体無い気もするがと思いつつ、部屋に返って布団に入り朝を待った。

( 406 ) 2020/01/06(月) 01:49:27

悪魔の運命 リアン

>>379 アデライド ガスパール

頬にキスをされ、思わずリアンは一歩たじろぐ。頬を片手で抑えれば、バツが悪そうにはにかんだ。

「……ありがとう、綺麗なお姉さん。」

小さな、は余計だけれど。言いかけた言葉を飲み込んで。すると、そこにあのパティシエが。

労いの言葉へのお礼を言ったあと、しばし逡巡する。あぁ、と納得すれば、さすがは狼かと呆れたような顔をした。
そっちがその気なら、こっちにも考えがある。

「──お姉さん。」

アデライドを呼び、そっと彼女の手を取った。
エスコートした時と同じように、優しく彼女の手の甲に口付けを落とす。隣の男に見せつけるように。

「……へへ、幸せにね。」

にっこり微笑むと、くるりと背を向けて駆けていく。
あれは小さな反抗だ。小さな王子様と呼ばれれば、それに応えないわけにはいかないだろう?*

( 407 ) 2020/01/06(月) 01:51:19

隠者の運命 メアリー・アン

>>396 リアン
「……そうですか。お疲れさまでした。と、メアリー・アンは労います」

今は特別、何かが終わったような感覚はなかった。
けれど、リアンがそう言うのだから、きっと運命はなくなったのだろう。
“運命に縛られた世界”という歪められた認識は、確かにもうここにはないのだし。

そっとメアリー・アンの手が包み込まれる。リアンの手のひらからは、春の晩のようなぬくもりが伝わってきた。
メアリー・アンは、ふふんと得意げに頬にえくぼを寄せた。

「ふふ、それは“隠者”冥利に尽きますね! あなたに道を指し示すことができたのなら何よりです。と、メアリー・アンは得意満面で言います。」

「けれど、お礼を言うのはわたしの方です。あなただったから成し遂げることができたんですよ、リアンさん。こちらこそありがとうございました」

( 408 ) 2020/01/06(月) 01:54:28

愚者の運命 メリッサ

>>ガスパール
「ガスパールさんだ!」

いつかブッシュド…材木を作ってくれたパティシエのお兄さんを見つけた。

「久しぶりな気がするねえ、元気だったあ?」

にっと笑ってご挨拶。

「あのね…わたしたちのためにがんばってくれてありがとね。あっ、わかってるよ!わたしたちのためなんかじゃきいっていうんでしょお?
……それでもね、ありがとう。ガスパールさん。」

( 409 ) 2020/01/06(月) 01:55:07

隠者の運命 メアリー・アン、フードについたネコイヤーをぴょこぴょこ。

( A82 ) 2020/01/06(月) 01:58:00

女教皇の運命 ユリア

>>402 エリック

「うん。街の外をお散歩して、買い物がしたい。…木の上は、ちょっと恐いかもしれない」

声が弾む。木登りは覚悟を決める時間がほしいけど、そこで本を読めたら素敵な時間になりそうな気がした。

すぐ跪くなぁ、なんて緊張感のないことを考えているうちに、目の前に出されたのはキラキラした指輪、だった。驚きに目を瞬かせているうちに、彼は言葉を続ける。

「……ラーペ、あんなに嫌いだったのにね」

クス、と笑って、すぐ真面目な顔を作った。

「ユリアはまだ時計のお勉強がしたくて、ちゃんとした時計職人になりたいな、と思う。だから、まだちょっとの間は"ハミルトン"の家族で居たい。
だから、すぐには無理だけど、予約ならできる。ありがとう」

( 410 ) 2020/01/06(月) 01:58:39

月の運命 ハイド

>>403イーター
変わらず元気な。俺の太陽"だった"人。
俺が"大好き"な少女が

ボインセチア?の花を俺に手渡して。
メッセージカード?と。何を読めと思って読めば。その内容に、笑ってしまう

「成る程。正真正銘、今日産まれたばかりの『ガキンチョ』ですね?」
そんな、久しぶりの減らず口を叩いてやってから

「『Happy birth day イータ』

これからも。宜しく」

花を手渡しながら。
月じゃなくなった男は。それでも眩しくて、元気が貰える少女へ笑ったんでした

( 411 ) 2020/01/06(月) 01:59:27

吊るされた男の運命 コズエ

>>403 イータ

呼ばれる名にそちらを向けば、元気な姿。
1日しか経ってないけど、何だか懐かしい気持ちになって目を細めた。
……彼女の明るい声に、私達の戦いともいえる日々は終わりを告げたのだと思えばこちらも笑みが零れる。

頼まれ事には少し首を傾げながらも、カードに書かれた内容に目を丸くする。
確か……中庭には!

「ち、ちょっと待ってて!」
急いで駆けて、中庭から一輪の花を摘み取る。……庭の手入れ、頑張ったのだし少しくらい、いいわよね。

「ピンクのスミレは貴女の誕生花なの。どうか、私からの気持ちとして受け取って。
Happy birth day イータさん!」

そう言いながら、ハイドと共にスミレを添えたポインセチアを贈るだろう。

ピンクのポインセチアは❁︎思いやり❁︎、白のポインセチアは❁︎あなたの祝福を祈る❁︎
……彼女らしくて、いい花言葉ね。密かにそう思うのだった。

( 412 ) 2020/01/06(月) 02:02:44

魔術師の運命 アデライド

>>390 スティーグ
「…そう。スティーグは、一緒に生きてくれる人が欲しかったんだね」

『ぼくとは生きてくれない』
そんな言葉を出す時も彼はにこにこと笑う。
そして気付く、私は彼とお互いを知るための話をほとんどしなかったことに。

「うん、ガスパールとは…恋人になれた…のかな?」
肯定しようとしたが、ふと疑問に思いそれが語尾を上げた。

「…大きなお世話かもしれないけど、ちゃんとスティーグを見て、知って、一緒に生きてくれる人と出会えることを祈ってるわ」
昨日までなら恨み言の一つも言っていただろう。
でも彼に裏切られて、傷付いて、ガスパールが包み込んでくれたから今があると思うと、こうなる"運命"だったのかなと思い笑った。

( 413 ) 2020/01/06(月) 02:06:58

正義の運命 エルフィン

────私は、何か変わったのだろうか。

仮初の運命に縋り、生きてきた。
公平に、公正に。どんな選択でも、運命の通りに選んできた。
だから、運命を失ったときに……自分を見失いそうになった。運命という軸がなくなったときに、縋る先を探して彷徨うことしかできなかった。

しかし、もしかしたら、私はこれまでずっと、運命という虚構に責任を押し付けていただけなのかもしれない。
自分の選択を正当化する為に。自分の自信の無さを隠す為に。

運命というものが本当にあるのかはわからない。でもきっとそれは、これまで私の信じてきた運命とは異なるものだろうし、きっと私は、その運命を自分の力で切り開いていくことができるだろう。自分の行く先を自分で、いや私たち2人で、決めていけるだろう。

───いや、何も変わっていない。
変わったのは、隣に愛する人がいることだけだろう。

( 414 ) 2020/01/06(月) 02:07:23

女帝の運命 エリック

>>410 ユリア
「あ、そうだよね。女の子はあんまり登らないよね。大丈夫、そのときは俺が引っぱってあげるから」

ニコニコして言う。ちょっとくらいのわがままなら許される。それは嬉しかった。

「はは、それはそれ、これはこれ、が、商売人だからね」

それから、少し緊張して返事を待っていた。ユリアの言葉を聞いて、ここに来てから1番の、満面の笑みになる。

「ほ、本当!?もちろん!俺、ちゃんと待ってるから!!あ、それに、俺のうち弟が居るから、婿養子でも.......って、それは早いや。うんうん、まずは、そう、恋人!これからもユリアのエリックでいるから!」

指輪を取って、ユリアの左手の薬指にする、とつける。もしかして、ちょっとだけ大きいかな?
またサイズを調整してもらおう。

「.......ああ、可愛いな。ユリアの指に似合ってる。
あ、こっちはペンダントにするチェーンだよ。作業のときはこれに通して.......あ、それとおまけ。ハイ!ふわふわの白いネコの耳と、ネコのしっぽのセットも」

ラーペに包装してもらった可愛らしい袋のまま、ユリアに渡した。

「.......愛してるよ、ユリア」

( 415 ) 2020/01/06(月) 02:07:33

魔術師の運命 アデライド

>>401 ラーク
「私その辺はっきりさせときたいのよね。
お別れだって大事だもん」
ぷく、と頬を膨らませてみせる。

「ほんっととんだペテン師だった!
私の足欲しがったり、歪んでないのに狼に味方したり、普通に危ない人すぎるんだもん。びっくりしちゃったよ。

別にラークのためじゃないし、この結末を導いてくれたのはリアンだからお礼を言われる筋合いはないわ。
…でも、そうね。狼と狂人でお似合いのカップルなんじゃない?
もう運命なんて関係ないんだから少しはまともに生きなさいよ。
それだけ。
じゃあね、"元恋人"さん」
別にラークは嫌いではないが、切った足を狙われていたことを知った今あんまり近寄りたくはなかったので言いたいことを伝えるとさっさと背を向けた。

( 416 ) 2020/01/06(月) 02:09:14

運命の輪の運命 ラーペ、メモを貼った。 メモ

( A83 ) 2020/01/06(月) 02:10:33

女教皇の運命 ユリア

>>415 エリック

「エリック。硬い顔は、似合わない」

クスクス笑って、左手を差し出す。指輪はブカブカだったが、それも彼らしいと笑うだろう。

「あのね、別にずっとハミルトンにいなくていいのかも。今はそんな気がしてる。なんでだろう?わからないけど、いつか旅をして、もっと先の街も、別の国も見てみたい。」

( 417 ) 2020/01/06(月) 02:13:31

女教皇の運命 ユリア

>>エリック

チェーンと、耳と、…尻尾?
よくわからないまま、疑問符を浮かべながら受け取る。

「エリックは、尻尾が好き?
わからないけど、エリックがつけて欲しいならそうする。」

「ユリアも愛してる。ずっとエリックの傍にいる。だから焦らないで、一緒に歩いていきたいな、と思う」

( 418 ) 2020/01/06(月) 02:17:29

吊るされた男の運命 コズエ

遠くにはユリアやエリックの姿が見えた。
思う所はあるけれど、きっとあの二人なら大丈夫。
……貸したものは贈り物にしましょうか。ハミルトンにか、運送会社か。どちらかに手紙を送ればよいのでしょう。

そう心に決めて、隣を歩く彼の姿を見る。
繋がれた手は離される事なく、運命のない世界で正しく見つめられるその姿に目を細めた。

…………そういえば、心の声はもう聞こえないな。
静かになった聴覚に僅かに首を傾げてみたけれど答えは出なかった。

ふと、窓から見える夜闇の月を眺めれば夜明けはまだ遠い。月夜も綺麗だけれど、朝日を心の底から楽しみにしている。

きっと、彼と共に見る世界は何よりも綺麗だろうから。

( 419 ) 2020/01/06(月) 02:17:30

女教皇の運命 ユリア

ふわ、と欠伸をした。

「…ね、ユリアのエリック。
わがままをいいたい」

エリックの部屋に行きたいな、なんて。
なんの邪気もなく言って、あどけなくわらった。**

( 420 ) 2020/01/06(月) 02:19:31

皇帝の運命 レイリーン

>>405 イヴ

小さなつぶやきともに、頬に柔らかい感触がした。
俺は目を丸くしたあと、堪えきれずに吹き出してしまう。
「……ふふ、あははっ!」
子供のように、声を上げて。

今までさんざん、人に見せられないようなことをしておいて、なんで二人して、こんなに照れているのだろう。

( 421 ) 2020/01/06(月) 02:21:20

悪魔の運命 リアン

>>408 メアリー

「………ふふ、そうですね。世界を壊してからそうやってお礼を言われると、僕だって"悪魔"冥利につきます。……なんて。」

そう言うと、擽ったそうに笑う。

彼女と笑い合うこの空間が、ひどく心を安心させる。全てが終わったのだと実感させる。

どれくらい経ったのだろう。
握っていた手に、ふと力が込められる。

見えない瞳を真っ直ぐ見つめて、


「メアリーさん。僕、貴女が好きです。」


リアンは優しく微笑んだ。

( 422 ) 2020/01/06(月) 02:21:21

悪魔の運命 リアン


想いを一度口にすれば、止まることはなかった。ゆっくりと、ひとつずつ、想いを声に乗せていく。

「貴女の絵が、貴女の笑顔が、貴女の声が、貴女の瞳が、貴女の心が。メアリーさんが、好きです。」

どうしようもないほど、ずっと、好きだった。

「フラれたことは分かっています。でも、どうしても伝えたくて。

僕、こんなだから……でも、想いを伝えることもせずに終わっちゃうのはイヤだなぁって思って。」

そう言うと、困ったように眉を下げて微笑んだ。彼女がもし、何かを言おうとしていても、それを遮るように立ち上がって。

「突然すみませんでした。
もう、夜も遅いです。明日の為に、今日はもう休みましょう。」

彼女の持つ絵本を手に取って、それをそっと本棚へと戻す。彼女が立ち上がったのを見届ける事が出来たなら、きっと扉を開けて自室へと歩き出した事だろう。

( 423 ) 2020/01/06(月) 02:21:26

皇帝の運命 レイリーン

──あなたにだって、腹を抱えて笑ったり、声を荒げて怒ったり、心の底から悲しんだり、何かに甘えたり、救われる義務がありますから。

いつかメアリーに言われた言葉を思い出す。隠者は正しく隠者であり、俺の救世主にはなってくれなかったけれど。
それでも確かに、愚かな皇帝に、知恵を授けてくれたのだ。


さて、隠者でなくなった彼女を掬うのは、誰なのだろう。
俺はそれを楽しみに思った自分を笑いながら、イヴの手を取って歩き出す。

( 424 ) 2020/01/06(月) 02:21:26

女帝の運命 エリック

>>417 ユリア
くすくすと笑うユリアに安心する。良かった。ずっと笑っていて欲しい。

「そうなの?それは.......楽しみ。どこかいい街があったら、引っ越すのもいいかも。2人で色々なところに行きたいな」

想像して幸せな気持ちになる。世界が変わっても、景色が変わっても、隣にはきっとユリアがいる。

指輪のあとに立て続けに贈ったプレゼントに、ユリアは軽く首を傾げていた。
あわてて説明する。

「あー!そうだよね、いきなりだったね。このチェーンは、指輪を通してペンダントにできるやつなんだよ!だから、お仕事中はこれを使ってくれたらいいかなって。あ、今も使ってもいいかな。ちょっと大きいもんね。

えっ!?あ、いや、ユリアがふわふわの好きかなって思ったんだけど.......あーいや、そりゃまあ、どういう風になるのかは、気にはなるよ?」

なんて、しどろもどろに言う。獣人は.......と思ってたけど、ユリアならなんだって可愛いだろう。間違いない。

( 425 ) 2020/01/06(月) 02:31:49

女帝の運命 エリック

>>418,>>420 ユリア
ユリアの「あいしてる」という言葉は、この世の全部の言葉の中で1番甘い響きだ。
目を細めて、力強く頷く。

「うん!もちろん。やっぱり、手を繋いで、買い物したり、芝居を見に行ったり.......ピクニックしたり、そうそう!海を見に行ったり。
俺たちには、まだまだ時間があるんだから。ゆっくり恋人をやろう。ずっと一緒に.......」

と、ユリアがふわりと欠伸をする。
あ、もう夜も更けたもんな、と、部屋に送ると言いかけたとき。ユリアは、とても可愛らしいけれども、とても困るお願いをする。

「え!?そ、それは.......」

一緒に寝たいってことだろうか。そんな、だから、ただでさえ我慢をしているというのに、隣に愛しさのかたまりがいたら.......と、思うけれど。「ユリアのエリック」と呼ばれたら、もう弱いのだ。

( 426 ) 2020/01/06(月) 02:39:19

隠者の運命 メアリー・アン

>>423 リアン
リアンが気持ちをゆっくりと吐露する。

出会ってからたくさん酷いことをしたのに、傷つけたのに、それでも彼はメアリー・アンが好きだという。
素直で、正直で、優しくて、可愛らしいひと。

「………」

運命が消え去っても、過去までは変わらない。
メアリー・アンには足りないものだらけだ。だからやっぱり彼女には、その気持ちに応えることはできなかったけれど。

それでもなんとなく、愛をうたうリアン・ホワードの声が、彼女には心地よいものに感じた。

「……そうですね。と、メアリー・アンは首肯します」

リアンに頷いて、メアリー・アンも腰をあげる。服についた埃を払って、それから彼に続いて書庫をあとにする。

( 427 ) 2020/01/06(月) 02:41:11

隠者の運命 メアリー・アン

──そうしてリアンと別れて、メアリー・アンが向かった先はアトリエだった。

( 428 ) 2020/01/06(月) 02:42:53

女帝の運命 エリック

俺が覚悟を決めた頃、ユリアはうとうとと、頭をゆらし始める。

「.......疲れたよね。朝までずっと一緒だよ」

そう囁いて、ユリアをお姫様抱っこして、俺の部屋まで連れていく。
ユリアをそっとベッドに寝かせて、ほかの空き部屋からふとんを持ってきてそっとかけてあげた。
それから、少しだけ迷った後に自分も同じ布団に入る。

今夜は、いつもより冷えるから。
眠そうに目をこするユリアをそっと抱き寄せてふわりと抱きしめる。
少し寝ぼけたユリアが、温かさを求めるようにゆるくしがみつく。ああ、本当にかわいい。

(今夜は、ユリアの抱き枕になろう)

しばらくはこういう、我慢の日々が続くのかと思うと少し理性が試されるけれど。大丈夫。ゆっくりゆっくり進んでいこう。
運命に縛られることが無くなったから。
運命に決められた【愛情】にぶら下がるのではなく、自分の手でユリアを幸せにしよう。
生まれて初めての、自分のための「選択」に期待して、ユリアのあたたかさを感じながら目を閉じた。

( 429 ) 2020/01/06(月) 02:54:23

恋人の運命 イヴ

>>421 レイリーン

イヴの口づけに、目を丸くした彼は、まるで子どものように声を上げて笑い出して。
あまりに笑うものだから、なんだか恥ずかしくなってきて、顔が火照っていくのを感じながらも気づけば釣られて笑ってしまい。

汚いところも、卑しいところも、全部全部見せ合って。そんな彼と、今、こんなふうに笑うことが出来るだなんて。

運命に縛られた自分は、常に胸の高鳴りを求めていた。それが確かに自分の運命なんだと、そう信じて疑わなかった。

運命に縛られない自分は、こんなに無邪気に、恋をすることが出来るだなんて。


出された手を取りそっと握り返せば、手袋の外された手はじんわりと温かくて。

「愛ってなんなのか、一緒に探しませんか?」
そんな口説き文句を言いながら。共に歩き出しただろう。

( 430 ) 2020/01/06(月) 03:07:16

隠者の運命 メアリー・アン

いつかメアリー・アンがえがいた惨状。彼が注ぎ足した憎悪。
それをイーゼルから取り外して、黒ずんだ赤いキャンバスの隣に置く。

「………」

そしてメアリー・アンは、新しいキャンバスをイーゼルに固定した。
調色板に絵の具を出して、筆でそれをゆっくりといて、白いキャンバスに顔を向ける。


──運命から解放されて、隠者でなくなった彼女が、正しい世界ではじめてえがくアラ・プリマ。


下書きも構成も今はいらない。メアリー・アンは、その筆致や勢いだけで、そこにこの屋敷をえがいていった。

人里離れた森の中にある洋館。色鮮やかな薔薇園。冬だというのに、庭は様々な季節の花々が彩っていて。
そこに、羽毛のような軽やかな雪がいくつも舞い降りていく。

ここであった出来事を刻むように。メアリー・アンは、夜が明けるまで筆を動かし続けた。

( 431 ) 2020/01/06(月) 03:10:16

悪魔の運命 リアン

>>428 メアリー

書庫の扉を閉める。
世界が壊れた瞬間に取り戻された冷えた空気が、全身を包んだ。

月も傾き、夜が明けるまではあと少しだろう。
彼女と居られる時間も、あと少し。

「僕、街の図書館で司書をしてるんです。」

不意に、思い出したかのように呟いた。くるりと後ろを振り返れば、初めて出会ったあの日のように、楽しそうに話し出す。

「色々な本が取り揃えられています。特に、僕が担当してる絵本のコーナーは蔵書量もたくさんあって。」

近隣の子どもの為に絵本だけは沢山取り揃えている。きっと、きっと。彼女も気に入ってくれるだろう。

( 432 ) 2020/01/06(月) 03:10:54

悪魔の運命 リアン


「…もし、気が向いたら、いつでも遊びに来てください。
メアリーさんにおすすめの絵本を、置いておきますから。」

読んで欲しい本が沢山ある。観てほしい景色が沢山ある。感じて欲しい想いが沢山ある。
文字のない絵本でも、そうじゃなくても。

彼女に観て欲しい世界が沢山あった。

だから、一方的に約束を交わす。それくらいのわがままは許して欲しいとそう思って。

「それじゃぁ、おやすみなさい、メアリーさん。
 ……良い夢を。」

優しく微笑めば手を振って、自室の扉を開ければ中へと入って、彼女と別れた。

( 433 ) 2020/01/06(月) 03:10:59

愚者の運命 メリッサ

「さて。」

挨拶回りも一段落。
まだまだお話しきれてない人もいるけど、どうせ同じ街に住んでるんだし、どこかで会うこともきっとある。
その時は、道端でもどこでもハイタッチでもなんでもすればいいんだ。

わたしたちにはもう決まった運命はないけれど、それは自分の道を自分で選べるということ。

わたしたちは、自由に、新しい道を選んで、始められる。
その道がたとえ険しくても、陽気な仲間がいたならば、道中は気楽で楽しいものになる。
道は無限に広がっていく。それぞれの前にはそれぞれの道が。

その道がどこかで繋がってたっていいでしょ?

人生には可能性がある。光がある。共に歩く人がいる。
それがわたしのしあわせ。

…と、最愛の人の隣で、元愚者のわたしは愚考するのでした。

( 434 ) 2020/01/06(月) 03:20:02

魔術師の運命 アデライド

>>エリック
エリックがユリアと離れ一人でいるところを見かけて声をかける。

「お疲れ様ーエリック」

側に行き一度深呼吸をすると、エリックを見上げて真っ直ぐに目を合わせた。

「私は、後悔も反省もしていないわ。
私は、勝利だけは諦めたくなかった。
…でも、"わかっていて"エリックを傷付けたこと、それだけは本当にごめんなさい」

そう言うと深く頭を下げた。
こうして全員が運命から解き放たれたんだから、なんて結果論は言わない。
あの時の私はただひたすらに勝利だけを望んでいたのだから。

( 435 ) 2020/01/06(月) 03:27:39

愚者の運命 メリッサ

**
メリッサもおわり!

改めまして雲居です。あけましておめでとうございます。
村立て運営おつかれさまでした!
同村のみなさんもありがとうございます。

相変わらず自由にやらせてもらってしまってすみません。
楽しかったです。またやります。ごめんなさい。

次回はもうちょっとシリアスに耐えられるように鍛えてきます。

それでは、また!
ありがとうございました!

( 436 ) 2020/01/06(月) 03:33:40

女帝の運命 エリック

>>435 アデライド
声を掛けられてハッとする。アデライドだ。
その声は、想像していたよりも普通のテンションで。

振り返ると、アデライドは謝ってきた。
なんで?と、目を丸くする。

「君が謝ることなんて!
あれは俺が、頓珍漢なことを言って君を疑ってしまったから。全然、そんな.......アデライドが謝ることなんてない。それに、あの覚悟があったから、君はアデライドだと、俺は信じた。

最後の日、『公証人』として、君が憑狼の可能性を残したけど、『俺』は、君はアデライドだと信じてた。
それは、君が頑張ったからだ」

「.......君こそ、怒ってないの?」

( 437 ) 2020/01/06(月) 03:34:05

魔術師の運命 アデライド

>>437 エリック
真剣に謝ったのに、わたわたと返事をされる。
頭を上げると想像通りの慌て方で。

「…ふふっあはははははっ
怒るわけないでしょ。
"公証人"のエリックは誰よりも間違えるわけにはいかなかったんだから、私を疑うのは当然だわ。
謝りあったんだし、お互い様ってことで水に流そう?」

なんだか可笑しくて。
でもきっとこうやって笑い合えるのはあの時みんなが本気で頑張ったからだ。
誰も悪くなんてないと、そう思った。

そして一つ約束していたことを思い出す。

「ユリアちゃんとのお揃いの靴、履き心地最高のムートンブーツなんてどう?
ほとんどヒールもないから歩きやすいし暖かいから、長旅でも便利だと思うよ」

( 438 ) 2020/01/06(月) 03:43:28

悪魔の運命 リアン


自室に入れば、扉を閉める。
なんとなく眠れる気がしなくて、足は自然と窓へと向かっていた。

窓を開ければ、冬独特の冷たい風が部屋の中に侵入してくる。思わずブルりと身体を震わせた。

荷物の中から本を取り出して、ぱらりと捲る。
『月の在処』と書かれたその本は、リアンの一番お気に入りの本だった。

ぱらぱらと捲れば、もう何度も読んだ文章に目を落とす。頭の中で沢山の光景を描きながら、物語を進めていく。

( 439 ) 2020/01/06(月) 03:47:53

悪魔の運命 リアン


ある男が月のありかを求めて旅をする。その道中に、色々な試練が待ち受けている。

男は勇猛果敢にその試練に立ち向かい、その試練を乗り越える。

時には隣国の王を救って、時には山賊達を蹴散らして。ドラゴンと対峙すれば、仲良くなって解決した話もあった。悪い魔女に捕まって食べられそうにもなっていた。

波乱万丈な旅も、しかし終わりを迎えるのだ。

姫を救う為に、男は悪と戦った。

あとは、何度も読み返した通り。

( 440 ) 2020/01/06(月) 03:48:01

悪魔の運命 リアン


パタンと本を閉じ、そっとサイドテーブルへと置いた。

未だに、あの感覚を手のひらが覚えている。
世界が崩壊する瞬間を、世界が正しくなった瞬間を。

悪魔であったリアンによって、
破滅をもたらしていたリアンによって、
この物語は続いてく。

運命というものがなくなった未来。
自由を与えられる代わりに、約束された未来を手放した。
それが本当に良かったのかどうか、それはよく分からないけれど。

願った明日がそこにはあって、願った未来が広がっている。

…願ったあの人の隣に居ることは叶わなかったけれど、それでも生きていてくれるならそれでいいと思えた。

( 441 ) 2020/01/06(月) 03:48:15

女帝の運命 エリック

>>438 アデライド
アデライドの言葉に安心してしまって、思わず相好を崩した。

「.......ありがとう。そう言って貰えると救われるよ。じゃあ.......うん。水に流すってことで」

「え、靴までいいの?アデライドの?
ムートンブーツ!フワフワのやつかな?見た事ある!
あー、ユリアにもすごく似合いそう。

.......そう!俺たちたくさん旅行に行きたいんだ。
もし、よかったら、ぜひお願いしたいな」

ユリアに、いい報告ができるのが嬉しかった。
アデライドの靴、本当に楽しみにしてたから。

( 442 ) 2020/01/06(月) 03:48:34

悪魔の運命 リアン


窓から冷たい風が流れ込む。

ふと、目をやった窓の外には、もう雪は降っていなかった。

西へと逸れた月は青白く光っていて、東の空から流れる紫が、もうすぐ夜が明けることを告げていた。

「……………………きれいだなぁ。」

ぽつり、零して。

東の空から太陽が登って、夜をどんどん追いやっていく。遂に月が見えなくなれば、鳥たちが一斉に鳴き出した。

リアンは嬉しそうに微笑んで。

正しい世界の、最初の朝を見届けた。**

( 443 ) 2020/01/06(月) 03:48:37

女帝の運命 エリック、魔術師の運命 アデライドに、ニコッと笑った

( A84 ) 2020/01/06(月) 03:49:13

魔術師の運命 アデライド

>>442 エリック
内心もういらないと断られるのが怖かったが、楽しみだと笑ってくれたことにひどく安心した。

「そう、ふわふわの。
ユリアちゃんに絶対似合うでしょ?
もちろん!楽しみにしてて!
お礼はユリアちゃんをもふもふさせてくれればいいわ」

半分本気の冗談を交えて。
幸せを引き寄せる靴じゃなくても、きっと二人は幸せになれるだろうけど。
それでも祈りを込めて最高の靴を贈ろう。

( 444 ) 2020/01/06(月) 03:55:30

悪魔の運命 リアン

/*
改めて、星回の村お疲れ様でした!!いやぁ、楽しかった!!しんどかった!!

過酷な()運命を背負って生きる男の子が、運命を受け入れたままどれくらい成長できるかなぁ〜って感じでRPしてたんですけど、まさか最終的に領主を本当に刺すことになるとは思わんかったです……たくさん成長できて良かったです!リアンよかったな!主人公になれて!

メアリーちゃんには最大級の感謝と愛を!本当に大好きでした!図書館遊びに来てね!!いつまでも待ってるからね!!
レイリーンさんも、ほんとはめちゃくちゃ腹たったしメアリーちゃんとの恋仲見せつけてくるしでムキーー!!ってなってたんですが、最後は無事に幸せになれたようで。レイリーンさんがいたからリアンも自分をちゃんと見ることができたんだと思います。ありがとう。頑張ったで賞あげるね。

( 445 ) 2020/01/06(月) 03:56:27

魔術師の運命 アデライド

>>ガスパール
みんなと話し終えキッチンに向かうと、ガスパールは何かを作っていた。
火や包丁を使っていないことを確認すると後ろからぎゅっと抱き着く。

1回目は驚かれて。
2回目は呆れられて。
今度はどんな反応をしてくれるだろう。

彼の温もりを感じて溢れる想いを素直に口にできる幸せを噛みしめる。

「ふふっガスパール、だーいすき!」

メリッサとイチャイチャしたことへやきもちを焼いて、お詫びにホットショコラとクロッカンを作ってもらったことや、"本当の恋人"になるまでのやりとりはまた別のお話。

( 446 ) 2020/01/06(月) 03:57:22

魔術師の運命 アデライド

雪の結晶は問う。

『運命の相手はいると思う?』

「いいえ。私は運命なんて一言で、愛を片付けないわ」

[出会って、知って、恋して、努力して、告白して。
不安になって、嫉妬して、喧嘩して、傷付いて、仲直りして、愛を伝えて、笑い合って。
そうやって、愛は育むものでしょう?]

( 447 ) 2020/01/06(月) 03:57:28

魔術師の運命 アデライド

舞踏会は余韻を残して終わりを告げる。

星を手に入れ呪いを解かれた赤い靴の少女は、もう踊らない。

みんなと一緒に、愛する人の隣で、幸せそうに微笑みながら、馬車を待った。

( 448 ) 2020/01/06(月) 03:59:55


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生存者 (5)

吊るされた男の運命 コズエ
41(158)回 残1340pt
節制の運命 ラーク
13(26)回 残2886pt
女帝の運命 エリック
51(129)回 残426pt
太陽の運命 イータ
22(35)回 残2547pt 飴
魔術師の運命 アデライド
34(115)回 残270pt

犠牲者 (9)

塔の運命 アスター (2d)
1(0)回 残3974pt 飴
恋人の運命 イヴ (2d)
29(76)回 残753pt
死神の運命 サロメ (3d)
4(16)回 残3505pt 飴飴
皇帝の運命 レイリーン (3d)
16(87)回 残1486pt 飴
戦車の運命 スティーグ (3d)
5(118)回 残1354pt 飴
正義の運命 エルフィン (3d)
12(48)回 残2503pt 飴飴
女教皇の運命 ユリア (4d)
22(36)回 残2378pt 飴
運命の輪の運命 ラーペ (5d)
10(43)回 残2664pt 飴飴
悪魔の運命 リアン (6d)
47(227)回 残19pt 飴

処刑者 (5)

教皇の運命 ホーラ (3d)
3(28)回 残3307pt 飴飴
隠者の運命 メアリー・アン (4d)
24(113)回 残758pt
月の運命 ハイド (5d)
18(153)回 残480pt
愚者の運命 メリッサ (6d)
13(52)回 残2214pt
星の運命 ガスパール (7d)
20(70)回 残1477pt 飴飴

突然死者 (0)

支配人 (1)

主催者 領主の男
10(23)回 残3076pt 飴

見物人 (1)

従者 リュラ
54(5)回 残2325pt 飴

退去者 (0)

発言種別

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