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>>77 エリック
「エリックもおっぱい見てたの?
ハイドとラークだけかと思ってた。
あ、ラークは違うんだっけ?
まぁいいや」
怒ったのは本気だが、謝ってくれたのでけろりと流す。
そして領主様に割り当てられた"恋人"を愛していたかと聞かれ、返答に困り眉を潜める。
「それは今の私にとって一番難しい質問だわ」
少し時間をかけて考える。
「……………多分、スティーグは"愛しかけてた"。
……ガスパールは……………"愛したくなかった"」
少しズレた答えになってしまったかもしれない。
けれども自分ですらわからない気持ちを言葉にするのは、これが精一杯だった。
「吊るされた男の彼女が共鳴者と名乗り出ている。女帝の彼が恐らく確認しただろうな。
ならば、こういうのはどうか。【愚者の彼女、太陽の彼女、オレの中から閉じ込めるものを決め、残りのどちらかを占う】
正直なところ、その呪いの発動をもって魔術師の彼女に呪狼を見つけてもらうというのは酷な手段ではある。
しかしながら占いというものは憑依に対しては後手を取るらしい。もちろん、誰が最も狼であるのかよくよく考えて選べば凄惨な明日は来ないだろうな。」
>>72メリッサ
「む、よほど我が社の人気商品が気に入ったと見える。そういえばまだネコイヤーを渡していなかったな。
色だけ揃えるというのも粋なものだ。完全なお揃いなどスマートではないだろう!」
ふふんと笑って黒猫の耳をメリッサに渡す。
新たな商売ができそうではあるが、それはオレの関与するところではあるまい。
「忘れないうちに言っておくね。
私は今日【ラーペかイータちゃん】を閉じ込めたい。
占いたい人は【メリッサちゃんと閉じ込めない1人】。
占ってない人を狭めたいと思ってるよ。
ガスパールが憑狼で入れ替わってるなら個人的にはリアン、イータちゃん、コズエちゃんの順に考えてる。
コズエちゃんはエリックが襲われるとユリアちゃんの遺書でバレるはずだけど、その場合エリックはもう襲われないだろうね。
んーまぁコズエちゃんはあんまり考えてないかなぁ。
とりあえずこんなとこかな?
漏れてることあったら聞いてね」
「あ、待ってラーペがその提案(>>80)をするなら
閉じ込めたい人は【メリッサちゃんかイータちゃん】
占いたい人は【ラーペと閉じ込めない1人】
にするー。
何度もごめんねー」
コズエの名乗りを確認した。
そう…
「コズエ…貴方なのね。貴方が!貴方が初めから名乗り出てくれていれば、こんなに辛い思いをしなかったのに!
ハイドだって、辛い思いをしなくて済んだのに!
どうして、どうして辛い思いをさせたの!」
そう言わずに居られなかったわ。
>>79 アデライド
「男はみんなそうじゃないの?と、それは置いといて」
立ち上がって、食堂で見つけたマッチを擦り、タバコに火をつける。
普段なら、許可を取らずに吸うなんてことはしないのだけど、気を落ち着かせるのに、どうしても一服したかった。
「そう、君はそう思うんだね?アデライド.......」
「【君、ガスパールだろ】」
「あとね、今日私が占う人を"まだ占ってない3人から選ぶ"ならの話なんだけど、最初から1人に決めてちゃまずいかな?
私が呪狼を占っちゃった時、エリックもいなくならないと遺言見えないのと、狼も私が占う人を襲ってる余裕ないかなって思ったんだけど…。
いつも通りのやり方の方が安全ならもちろんそっちでやるよ!」
「閉じ込たい人は【イータさんか、メリッサさん】。どちらかと言うと、メリッサさんでしょうか。
占い先は【ラーペさん、ラークさん】。
ラーペさんに関しては、残りの1人だからという理由なのと、自身も含め閉じ込める案を提出していたからです(>>80)。
ラークさんに関しては、「占いが後手に回ってしまう」というラーペさんの発言から、今日ガスパールさんに憑依されている可能性があると考えるからです。
ただ、この解釈が僕の思っているものと違えば、申し訳ないのですが指摘して頂けると有難いです。
コズエさんは明日以降に占う形でいい気はします。今日はとりあえず放置が安定でしょう。」
「ただ、もうひとつ可能性を考えていたのですが………これはあまり考えたくない事なので、ただの独り言として捉えてください。
ガスパールさんがアデライドさんを乗っ取っていた場合、です。
こうなってくると、もう本物の占い師がいないので、占い先も何もかも意味はなくなってしまうのですが……
僕は、今日初めて彼女と会話をしました。
なので、今までの彼女と比較して違和感に気が付くことはできません。
ですから、最後のこれはただの独り言です。
………とりあえず、僕の考えは以上です。」
そう言うと、スノードームの録音を停止させた。
「まず、不自然に思ったのは今日の発表方法だ。
アデライドは、これまでは、まずメモを貼ってから口で結果を言っていた。それに、みんなが分かりやすいように声音を変えて、「誰誰の運命は歪んでなかったよ」と言う言い方をしていた。
今日は違った。メモの内容にも違和感があった。彼女は人の運命を軸に占い相手を考えたことがあったかな?
アデライドが、身体を取られる直前に占う相手をスノードームに吹き込んだのが、想定外で慌てて考えたんじゃないのかな?
それに、アデライドは、占い師としての発言を慎重にしてくれていた。
今日の君は、物言いが少しストレートすぎる気がするんだよ」
>>84 エリック
エリックが一言もなく煙草に火をつけたのに思わず苦言を漏らす。
「もう、吸ってもいいけど一言くらい言ってよ。
あと煙草の匂いはかわいくないからこっちには吐かないでね」
談笑も束の間、次にエリックが発した言葉は思いがけない一言だった。
「ふふっあはははははっ!
そうね、もちろんその可能性もあるわ。
でもごめんねエリック、私はアデル。
靴のデザイナーのアデライドだよ。
ただ、うーん…私は私を証明できないからなぁ…。
【エリックは今日私を閉じ込めたいの?】」
張り付けた、綺麗な笑みをエリックに返す。
「それでは僕も少しだけ気になった所を。
>>80のラーペの発言ですが、それはごく当たり前な思考ですね。今日僕やリアンさんは占いに再度充てることは考えられますが、幽閉対象ではない。
そこから>>82のアデルさんが乗って変更したのは些か疑問が残るところです。誰がどの状況であっても当たり前の提案ですから。
僕はそこら辺をアデルさんに確認したいですが、如何でしょう。」
「また、ラーペさんは早めから役職を開示しようと提案していた所から狂人の説が僕の中で濃厚です。」
ふぅ。と一息着く。
「後は、それぞれがどのようにみているかを開示してもいいとは思いますが·····それはエリックさんにお任せします。」
>>80 ラーペ
ラーペさんが黒猫の耳をわたしにくれた。
わたしの気持ちがまったく伝わっていないのはいいのか悪いのか悩みどころだけども。
早速頭に付けてぴこぴこ動かしてみる。
おおお。
「ね、ラーペさん、かわいい?これかわいい?」
ラークさんも気に入ってくれるかなあ。
「それと、さっき、スノードームの音声を聞いた限りだけど.......
アデライドは、男にも可愛いとは言うけど、それは子ども扱いしているわけではない印象だったから。さっき見かけたリアンへの対応は、少し違和感があったんだ。
それに、俺へ「同じ」と言ったのも。
彼女は、昨日俺が内心荒れて不安になっていた時も、自分も同じだから、なんてことは言わなかったから。
スノードームに残っていた会話の傾向だけど.......皆それぞれ思うことは違う、と考えているような、そういう印象を受けたから」
「でもね、こんなことは表面上のことだ。何とでも言えるだろう。
なあ、ガスパール.......君、アデライドを助けようと思ったんじゃないのか?
本当は、スノードームを聞いてる中で、少し気づいてた。アデライドが不安がっていたのは。それでも、俺の前ではそういう弱みは見せないようにしていたんだろうな。
今日のアデライドからは、そういう不安の質が違うように思う。昨日ラークの手を払ったのは、彼女は誰にでも縋りたいわけじゃないからだと思った。
昨日はガスパールに、助けてって言いたかったんだろうな」
「君もそれを感じたんじゃないのか?」
>>94 アデライド
>>all
「俺は、君がガスパールだという確信を持って、【今日はアデライドを閉じ込めたい】と思っているよ」
「みんなからの反対意見は聞くし、特にコズエの意見を聞いておきたい」
「.......あのときは、他に名乗り出る人が居たらと思って、コズエに意地悪なことを言ったけど。
実は薄々、昨日からそんな気はしていたんだ。理由は今は言わないけど。でも、アデライドが乗っ取られている可能性を固めるために、今日名乗ってもらった」
みんなのお話にも耳を傾けていたから、大体のことはわかってる。
「アデライドさんはアデライドさんのままだと思うよお、とだけは言っておこうかなあ。ガスパールさんなら女の子の真似も得意かもだけどねえ。でもそこ考えても今はあんまりお話進まないかも。
わたしもまだ占われてないけど、もう2人のうちどっちかが、もしかしたらどっちもが狼かもしれないんだよねえ。
あと、狂人さん?レイリーンさんかガスパールさんが狂人じゃなかったらメアリーさんを除けばもうふたり、しかも秘密のお話が出来るふたりが残ってるんでしょ?毎日指示以外に固まってる票があるからそんな気がするよ。」
>>95 ラーク
「ああ、それはラーペが狼なら自分を閉じ込める対象に入れないかなって思ってたからだよ。
呪狼なら占わせる方に持っていくかなぁって。
ラーペより先にその提案してた人いたっけ?
いたらごめんね、聞き逃してたー。
そもそも狼は仲間を知らないんだから私が変更したことはあんまり関係ないと思うなぁ」
>>エリック、イアン
「貴方達…まさか…。【本物の占い師が分かっていて守っていない(いないと思っている)】の!?
コズエが出てきた以上、ガスパールが乗り移ったのは可能性がとても高いとは思うわ。
でも、そこを疑われてしまったらどうしようも無いの。
現状私を含めて、狩人しか残っていない役職よ。
はっきり言うわ。
【私はアデルを守ってきたわ】そして特に何も変化がないの。勿論、こんな事を言っても意味がないかもしれないわ。でも、【今日は私とラーペ、メリッサ】できちんと考えるべきよ。」
>>95ラーク
「ふなははは!どうした。スネに傷でもあるのか。
【早めから役職を開示しようと提案】が【狂人の説が僕の中で濃厚】にどう繋がるのか詳しく聞きたいところだな。
それとも自己紹介か?おっと、これは失言か。」
相変わらずにこにことするメリッサは空気というものを無視する運命にあるのだろうか。
>>96メリッサ
「ああ実にかわいらしい!そのまま外さず宣伝に励んでくれたまえ。」
すると、女帝の彼の声が聞こえた。>>98
残念ながらそれが【正しいかどうかオレには根拠がない】。だが、もしそうだとしたらなかなかの賭けではないのか?あの星の彼にそこまでの勝負力が果たしてあったのだろうか。
>>53 エリック
冷めた目のエリックにそうよね、とは思った。この展開、あまりにも……。
「……勿論。今の所は【エリックさんに委任してる】
正式な発表次第だけど、この中なら…貴方の指示に従うでしょうね」
カスミ(ユリア)もハイドも、もういない。“恋人“であるエリックも交渉人。余程の理由がなければ庇う必要がない人ばかりだ。
「…………何故?理由位は聞いてもいい?」
ポケットの中にあるノコギリソウが刻まれたジッポを握り締める。誰にも言えてないけれど、これは大事なものだから。気安くは渡せなかった。
>>75 イータ
「…………なに?傷の舐め合いでもしたかったの?その為だけに私を傷つけてもいいと?」
謝る彼女に淡々と言う。
イータとあまりにも話さずに生きてきたから、彼女がどんな人かなんて分からない。
冷静になれば、いつかはわかる事を今知らされただけなのに。それでも、事の内容があまりにも悪過ぎた。
「……分かり合いたい、ね。ハイドがいない今、彼が戻ってくるまでは私と貴女は分かり合えないと思う。……悪いけど、もう放っておいて。
この場に置いて有益な情報以外は貴女と話し合う気はない」
そう言って、早足でホールへと向かう。
……冷たい言い方。私の方が、人として最悪かもしれない。でも、これでいい。これで、よかったの。
>>103ラーペ
「おや、初めまして。ラーク・アイリスと申します。
そんなに喰って掛かってくるとは思いませんでした。
それは狼に憑依させる幅が増えるからですよ。特に交渉人やコズエさんユリアさんのような共鳴の方に早目に憑かれると面倒事になるのは自明だと思いますが·····
では早い段階で開示を言っていたのにユリアさんやエリックさんを説得するように働きかけないのは何故だったんです?
それは絶対にならないという信用がこちら側にあったからではありませんか?」
「早目に開示して、こちら側の利点とは何があるのでしょう?是非御教授頂きたいのですが·····」
>>97〜>>98 エリック
張り付けた笑顔で閉じ込めた感情の渦が溢れて蜷局を巻く。
頭が冷えるような、血が上るような、不思議な感覚だった。
もう失うものはないと思っていたのに。
まだ残っていたのかと他人事に思った。
「私がガスパールだと疑うのはわかるわ。
…でもあなたが。
あなたが私を語らないで…!!!!!」
[ああ…ほんとに私はかわいくない]
「…今日ラークを占った理由をちゃんと書けなかったのは、八つ当たりとガスパールを"占えない"ちゃんとした理由が書けなかったからよ。
メリッサさんはずっと占う気がなかったわ。閉じ込めて欲しかったから。
結果とメモの順番や出し方なんて毎回気にしてたわけじゃないわ。
物言い…そうね。エリックがそう感じたのなら否定はしないわ。
でも昨日と違うのはガスパールが…私が縋れる存在がいたからよ。
…こんなことを言っても決めつけたエリックには言い訳にしか聞こえないでしょうけど」
>>83 イータ
「……………口を慎みなさい。貴方が今言っているのは結果論。今話し合うべき内容ではない」
冷たく、そう言った。だが、1度切り落とされた話は簡単には止まらない。
「……私だって、ずっと何度もそう思ってた。カスミ(ユリア)がハイドの名を閉じ込め先に挙げた時から。私が出てれば、もっと良い方に話が終わったんじゃないかって。カスミ(ユリア)が先に閉じ込められて、苦しい思いをせずに済んだんじゃないかって。
…………もう遅いの。後の祭りの話なのよ。
貴女は私を傷付ける為だけにその話がしたいの?朝からいい加減にしてよ、私に八つ当たりするなんて」
>>83 イータ
「…………私だって、ここまで生き長らえたくなかった。昨日だって、代われるものなら代わってあげたかった。
…………でも、そんな事したって誰も救われない、
誰も幸せにはなれない。そう、分かってるから頑張ってきたのに、貴女は。
大人になりなさい、イータ。貴女の言葉は今の私には響かない。……私は❁︎忍耐❁︎の言葉を持つ運命。共鳴者として、誰よりもこの場を冷静に判断しなきゃいけないの。
…………この話はこれでおしまい。どうか、放っておいて」
最後は、力なく言った。
この国の14は成人。でも、私から見たらまだ子供だと思う。……カスミ(ユリア)も、イータと同い年。こんな気持ちを抑えて頑張ってきたのかと思うと、いたたまれなかった。
>>98 エリック
「決定を出す時間、了解したわ。時間もないからこまめに言っていこうかしら
共鳴を出して、狩人は伏せてほしかったけどイータさんが言ってしまってる。(>>101)
1人言ってしまったら隠すメリットが薄くなるのと、闇狩人の証言で憑狼を見つけられる可能性もあるから、どちらも問わずに公表させた方がいいかもね。
毎日の護衛先、手応え、あれば狩人の所感を出させた方がいいと思う」
ただ、闇狩人が自力で良い発表をしない辺り、あまり意味はないと思っていた。……後手に回っているわねとため息を吐く。
>>106ラーク
「おや、ご丁寧なご挨拶を。ミシャンドラ商会のラーペでございます。
オレたちは全員何かしらの力を持っている。全て開けてしまえば当然偽物が出るのはわかるだろう。人数の多い内から全体を見るとどうしても甘くなってしまうのでね。
あとはただ潜伏することと、辻褄を合わせながら表に出ること、どちらがよりプレッシャーかな?
何度言ったかは忘れたが、そこそこアピールしたのに聞き届けられなかった、というのが正解だな。小さいのはサイズだけだと思っていたのだが。
そして、【狼はお互いの声が聞こえない】らしい。そうおいそれと狙ったように憑依ができるとも思わなかったね。特に最初は3人いるのだろう?
もっとも、翌日は独特な歪みを持つ者たちは一掃されたからその提案が生きる機会はなかったな。」
仄暗い感情に支配されそうになるのを押し留める。
エリックに勘違いさせてしまったのは私の責任だからと言い聞かせる。
…いつまで私は一人でこのプレッシャーを抱えなければいけないんだろう。
「…投票はエリックに委任しておくわ。
それと、私は【ラーペを占うわ】。
今占われていない3人の中で一番呪狼だと思っているのはイータちゃん。
メリッサちゃんは閉じ込めるつもりはあったけど狼というよりはあって狂人だと思うから。
ラーペは毎日自分の意見を、誰よりも先に正しい意見を言っていると感じていたから。
あと今までラーペを占いたいと言わなかったのはラーペが共鳴者だと思っていたからだよ。
占い候補にはコズエちゃん、ハイド、イータちゃんを除いたらラーペしか占い対象に入らなかった人はいなかったから」
きっとまだ足りない。
説得しないと。
信じてもらわないと。
でもどうやって?
焦燥感に駆られてふと思いついた。
「…私を憑狼だと思っているなら今日を逃せないのはわかるわ。
でも私は【ガスパール】じゃないと、私は今から誓うわ」
そこまで言うとリュラの名前を呼んだ。
>>リュラ
「リュラちゃん」
>>エリック
「占い先は安全策を取るなら【ラーペさん、イータさん、強いて言えば私】かしら。これは昨日と変わらずよ。端的に言えば、白。要は新規開拓の狂人狙いね。
私自身は保険をかけるならって感じだからお勧めはしない。でも、占い師を守るならこの一手もあり。
閉じこめ先は【メリッサさん、占われないのならラーペさん】
メリッサさんは1番お見掛けしないから、憑依されてるならここかしらという位置。ラーペさんは狂人と見ている。
攻めるなら【アデルさん】
……実を言うと、エリックさんの意見の後だとそうにも見えるし、そうにも見えないのよね。ただ、エリックさんが乗っ取られていない事は確定事項だし、占い師の仕事は終えているから反対する理由もあまりない。
仕事を終えているとはいえ、確定で憑狼ではない占い師に貴重な日にちを使うのか、悩みどころではあるんだけど……憑狼だった場合、今日を逃すと逃げられてしまう可能性が高い。
だから【これといった反対はしない】。そう言っておきます」
>>111 コズエ
「うーん.......俺としては全員は言わなくていい、と思ってはいるけど......
>>all
【名乗りと昨日の結果を言うかは、自己判断に任せる】とさせて欲しいかな。
名乗る場合、【昨日以外のことは、ひとまず言わなくていい】と思ってる」
「【イータも、これ以上の情報は一旦伏せて】」
>>104 コズエ
「あ、あと、もうジッポは必要ないよ。少し意地悪をしただけなんだ。ごめんね」
少し疲れた笑顔でそう付け足した。
>>118 リュラ
「本当に申し訳ないんだけど、リュラちゃんにちょっと力仕事を手伝って欲しいの。
…領主様にお願いした方がいいなら、呼んできてもらえるかな?
許可とかいらないならこのままお願いするけど」
これから頼むことをこの小さな少女に任せることは人としてダメな気がしたが、この子に手伝ってもらわないとできそうになかった。
「あくまで呪狼を狙うというオレの希望をきちんと挙げておくならばやはり【愚者の彼女】であろう。許せ、我がひと時の“恋人”よ。
太陽の彼女は一貫して良い意味で視界が狭い。そしてやや迂闊なところもある。彼女が呪狼ならばもう少し何かが出ていてもおかしくはないだろう。
占いに誘導しているという考えはなくもないが、占われて自分が呪狼だと明かされるよりは閉じ込めてしまった方がいいのは自明だな。
ただ、憑狼の処理についてはさすがにオレも迷っている。
可能性の話だからな。どう処理するにしても恐れを感じている。」
>>125 リュラ
「…そう、わかった。
そしたらね」
声が震える。
数日ぶりに恐怖を感じる。
でも信じてもらわなくちゃ。
だって私は憑狼じゃない。
私はアデライド・カミリエだ。
>>128 アデライド
「やめてくれ!!」
叫ぶ。リュラの前に早足で駆け寄る。
「分かったから」
.......もう嫌だ。
クズ野郎の自分が。
>>129〜>>130 エリック
正気なんて、とっくに失ってたのかもしれない。
限界突破した恐怖はそれはそれは綺麗な笑みを私に取り戻しただろう。
「クスクスクスクス。
これが私の最後の大事なものよ。
ねぇ、エリック。
【あなたの全てはユリアちゃんなんでしょう?】
それなら私も全てをかけるわ。
ねぇ、エリック。
これで【あなたと同じ】でしょう?
ああ、そんな野暮なこと言わないで。
ちゃんと最後まで見ててね?」
「言い訳に聞こえるだろうけど。最終的な決定はアデライドから外すつもりだった。
実際疑っていたのは本当だ。言った理由も本当だ。憑狼だと思っていた。
でも、『公証人』として、今日アデライドを閉じ込めるのを急ぐ必要はなく。
君がどう返してくるのか、周りの反応はどうか、確認したかった」
「俺が悪かった」
みんなのお話を聞いてうんうん唸ってたわたしだったけども。
「占われてない3人に憑狼がいるって可能性は少なそうだよねえ。で、その中に呪狼かいるのはほぼ確と。
わたしの中では、今日占われたラークさんと、公証人のエリックさん、それと、占い師のアデライドさんは確実に歪んでないと言えるよ。共鳴者のコズエさんはユリアさんの愛称を教えてくれたから信じてもいいとは思ってるけどねえ。
だからリアンさんとラーペさんとイータさんの中に狼がふたり。
【今日憑狼を狙うならリアンさん。
呪狼を狙うなら、ラーペさん。】
イータさんはあんなに堂々と狩人だって言ってるんだし、ひとまず置いておいてもいいんじゃない?」
「今日は議論も白熱しているようで何よりだ。
水を指すようで悪いが、今日の決定の後、最後の組み合わせを発表する。」
「それと、毎晩誰かを呼び出していたが今日はそれはなしにする。その代わり、
【私に何か言いたいこと、話したいこと、頼みたいこと、などがある人が訪れて欲しい。】」
>>131 リュラ
「痛いのなんて、もうどうでもいいわ。
私ね、頑張ったの。
たくさん、たくさん、頑張ったつもりだったの。
でもまだ頑張りが足らないみたいだけど、馬鹿な私には証明できないから。
だから私は全部捨てるわ。
ああ、命が戻せるのなら、足も戻せるのかなぁ。
もし足も戻せるとしても、戻さないで。
これが終わったら義足を作るわ」
赤い靴の、少女のように。
周りの様子に、冷たい目で見る。
足を切り落とすから、なんだと言うの?昨日、呪狼であるハイドが人質を取るような事をしたばかりだと言うのに、そんなの何の証拠にもならない。
>>エリック
「……エリックさん。ガスパールさんならそんな事をしないと、何故そう言えるのかしら。相手は運命を歪められし者。【何をしたっておかしくないと思うのだけど】。
私は状況的証拠しか信じない。逆に思ったわ、こんな目を引く事をする人を、同じ正位置の運転だと思いたくないと。足を捨てる?人の体を借りてれば簡単に出来るわね、そうでしょ?ガスパールさんの女性優先の行動も演技だとしたら?絶対そうじゃないと言える?」
エリックは既に心が折れてしまっているかもしれないけど。カスミ(ユリア)の意志を継いで、私が頑張らなきゃいけないから。
「大切なものを盾どってくるあたり、私からしたらユリアの名を借りて、偉そうな事を言うな。……そう言いたいわね」
本当に、くだらない。この状況下で皆何でも出来るのは同じ条件でしょうに。
「…………私は、暫く考えさせてもらう。庭にいるから、何かあれば」
そう言って、返事も聞かずに足早に中庭に行く。
「あ、違った…ラークさんもわからないのかあ。失敗。
ダメだなあ、頑張ってみたけど難しいことはやっぱりよくわかんないねえ。」
エリックさんが話してるのが聞こえる。(>>143)
「あれ、わたしかあ」
いよいよそう言われてみても、なんだかどこか他人事に感じたわけで。
>>144 コズエ
コズエの声を聞いた。
そうなのかもしれないなと、ぼんやり他人事のように考えた。
「.......俺は、確かにもう正常な判断をできる状態じゃない、のかもしれないな。
護衛は、指定するか迷っている」
>>146 ラーク
「.......メリッサは、呪狼も憑狼もあると思っているから指定した。狂人ではなく、狼としての指名だ。
メリッサは考えていることが、他の人に比べて掴みづらいところがあったから、目立たないようにしている憑狼にも見えたし.......ハッキリさせるために占われるのを待っている呪狼にも見えた。俺にはね」
>>145 リュラ
愛する人を取り戻すためだけに頑張る程度の人間ごときの
私に占われて歪んでないと証明されただけの人間ごときの
愛に溺れて狼に傾倒する人間ごときの
言葉はもう1つの感情も動かさない。
「???
勘違いしないでリュラちゃん。
これは脅しとかじゃないわ。
私は占い師として最後まで一人でも勝利を諦めないって覚悟よ」
【女帝の彼の決定は確認した】
妥当だな。投票も任せてある。
やれ、今晩も物騒だ。昨日は月の、今日は魔術師のと皆限界だな……
今日はもう休むとしよう。さらば、我が恋人よ。
>>150 アデライド
「分かった」
「もう分かったから。リュラにさせるな」
「俺がやるから」
「お前がガスパールでも、アデライドでも、もうこれは、俺のせいだから」
>>148エリック
「呪狼であるかもしれない可能性は否めません。
しかし、彼女の楽天さ·····」
そこまで言ってハイドの言葉が脳裏に過ぎった。
「エリックさんも覚えているでしょう。昨日のハイドの言葉。狼は元々歪んでいる。なれば、“逃避”なり“衝動的”な言動が見られているはずです。
ですが>>147での発言だったりそれは“楽観的”であると言えます。
だから彼女が歪んでいるはずがない。ましてや憑狼なんてな··········」
ここで口を噤む。
これは言ってはいけないと。それは反則だと。
「彼女は····················人··········なんですよ。」
「……それで、良ければ。それでも、満足するならば」
リュラは壁にかけられている、斧を指差します。
「あちらを使って、しましょう」
はあ、とわたしは嘆息するよ。
「公証人も占い師も、狼なんかよりよっぽど歪んでるんじゃないのかなあ。自分の運命をまともに保ててるひとがこの中に何人いるのさあ。」
エリックさんもアデライドさんもなにやってんだか…。
「嫉妬しいの情緒不安定。そうやって変な覚悟で場の混迷を誘うんだ。」
>>エリック
「勝手にしなさい、今の気持ち。あぁ、昨日貴方こんな気持ちだったのね。」
「私は好きにさせて貰うわ。今の貴方の指示を聞く理由がどこにもないでしょ。」
>>155 ラーク
ラークさんがわたしのためになにかを話してくれている。
とても嬉しい。この感情に嘘はない。
「安心してよお、ラークさん。
わたしはメリッサ。何にも取り憑かれてなんかいない、最初から最後までラークさんのメリッサだよお。」
それだけは本当。わたしはメリッサ。
無限の可能性。
自由で、楽天的。
愚者のメリッサ。
>>155 ラーク
「確かに、メリッサには焦りが見られないけれど。
ただ、客観的に、リアンとラークに呪狼の可能性はなく。
コズエは共鳴で問題ない。
イータ、ラーペ、メリッサ
この3人の中で、俺が一番歪みに近いと思ったのが、メリッサだった。
これ以上言うことは、無い。票が揃わないのが一番怖いから、委任して欲しい」
>>160 イータ
「待て。護衛先はそれで構わないが、
【俺の決定を外すなら、コズエに委任してくれ】
ずっと君が言ってたんだろ。票が割れるのは避けたい」
「アデライドから外したのは、もともと『公証人』としてするつもりだったことであって.......
俺は、昨日から、決定を出すことについては『公証人』として、俺個人の感情は捨てて、決めている」
「それだけは言っておく」
>>159 リュラ
リュラの言葉からきっと何をしても戻ってしまうのだろうと悟り、失意が浮かぶ。
「…わかった。
それでいいわ」
せめて、その痛みを覚えておこうと。
>>162エリック
「ええ、リアンさんはその可能性は低いでしょう。
ただし僕に関してはアデルさんを信じられないのであれば同等に怪しむべきですよ。なんせ本当の結果じゃないかもしれないんですから。
彼女の心意気は認めます。しかし、それが演技なのであれば、ここでは死なないという結果が見えているのであれば。容易い事でしょう。
現にエリック。貴方の肩の傷も塞がっているはずです。
本当にアデルさんを明日に引き伸ばしていいのでしょうか?
これ以上会話を続けないのであれば【僕は勝手に違うところ】にいれます。
僕を、説得してみてくださいよ。
··········ユリアさんを思う気持ちが本当なのであれば。」
彼にも譲れない物があるのと同じで、自分にも譲れないものがある。絶対に負けられない戦い戦いがここにはある。
「彼女は最初から最後まで変わらず、こういう子でした。
ならば1番歪んでないんですよ」
>>166 エリック
あまりにうるさくてそちらを振り向く。
「あなたが私に触るの?冗談でしょ?
明日まだ私がいればあなたの言う通りに動いてあげるわ。
憑狼かもしれないと思うなら大人しく閉じ込められるわ。
それで勝てるなら。
ね?満足でしょう?
だから邪魔をしないで」
それだけ言うと、もうエリックを見たくなくてリュラに視線を戻した。
はぁ、とため息を一つ。
これではラチが開かない。
確かにリュラにやらせるのは元々申し訳ないと思っていたのでエリックが手を持っていた斧を奪うと躊躇わず自分の足に振り下ろした。
「あ"っ…ぐぅ…っ」
かわいくない呻き声をあげる。
でもまだ皮膚とちょっとの肉程度で。
力を込めて斧を抜き、もう一度振り下ろす。
骨に響く音がする。
もう一度振り下ろす。
骨を砕く音がする。
もう一度振り下ろす。
まだ皮一枚繋がっている。
もう一度振り下ろす。
やっと切り終えた。
>>167 ラーク
「ラークは呪狼じゃない。君が呪狼なら、アデライドは憑依されるより先に歪んでる」
「.......安全策は、アデライドを残すこと。『公証人』からは、そう言うしかない。
アデライドを閉じ込めるのは正直ギャンブルだ。今は、アデライドはこの時点で憑狼であるかもしれなかったという情報を明日に持ち越すだけでも意味があると思った。
正直にいえば、迷ったのはラーペだ。
だが、俺には、呪狼にしては逆に目立ちすぎに見える。あって狂人だ。
また、イータは、歪みにしては感情的で、全体の流れは気にかけているが、自分についての後先を考えている感じがしない。
比較した結果、メリッサを選択した」
「確かに、俺は、いま、ここに来た時と比べて女帝の運命とは皮一枚で繋がっているだけだよ。領主に呼ばれたあの夜に、女帝わ捨てたとさえも思ったよ。でも、歪んでなんていない。確かに女帝に縛られている
逆にこの状況で、確固として自我を保てるのか?歪んでいるのを自覚しているから、表では取り繕えると言えはしないか?」
>>168 ラーク
ラークさんがわたしを抱きしめる。
「…あっはは、ありがとお、ラークさん。
大丈夫だよお、考えても考えてもわからないことはなんにもわからなかったけど、大抵の事は上手くいってたからねえ。
それにね、わたしが愚者を受け入れてるんじゃないんだ。愚者がわたしを動かしてたの。
前に誰かにも言ったけど、わたしはかなり愚者に引っ張られてるんだ。思ったように行動できないことがある、って言ったらわかる人もいるかもしれないね。」
「約束…約束もラークさんも守りたかったなあ…」
ラークさんの胸で、少し泣いた。
>>コズエ
場は喧騒としている。
私はコズエが庭に移動したのをみて、後を追って声をかけた。
「コズエ…さん。今日はごめんなさい。
でも、決して貴方を片付けたかったわけじゃないの。
私の行動は確かに、子供だったかもしれない、これからもそうかもしれない。
でも、貴方が、あの、扉からハイドを救うためにまだ動けるのなら諦めて欲しくないの。
たたそれだけ。悪意も何もない、勝負に負けた女の捨て台詞よ。」
それだけ言うと、背を向けて
またロビーに戻りました。
>>169,170 アデライド
あっちもこっちも。
リュラには手を下させまいと、斧を手に取ったまま、ラークとやり取りしている最中、アデライドに斧を奪われた。
あ、と思った時には、彼女はもう自分の脚をぶつぶつと斬り始める。
痛々しく、彼女の骨を砕く音が響く。
彼女の飛び散った血は、近くにいた自分の服に、手に、足に、掛かる。
先程まで、あんなに取り乱していたのが嘘のように、その光景を見て、スーッと何かが冷めていくのを感じた。
ああ、俺は、また何も選択出来ていない。
「.......リュラに、させないのなら、俺が、嫌なら、好きにすればいい」
「俺は、明日も、決定に、私情を、交えない」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。
脂汗と涙が勝手に溢れる。
息が上がる。
手が震える。
それでも私はもう片方の足へ斧を振り下ろす。
同じように、非力な力で何度も何度も斧を振り下ろす。
「ヒューッ…ヒューッ…げほっ…ごほごほっ…はぁ…っはぁっ、はぁっ」
薄くなった酸素を取り込もうとして咳き込む。
噛んだ唇から血が垂れる。
ゴト、と斧を床に捨てる。
切り口がまるで心臓のように脈を打ちながら血が流れていく。
どうせそのうちリュラが止血するなり足をくっつけるなりしてしまうのだろう。
それでもその瞬間は、全てから解放された気持ちになり安堵した。
私から切り離された足を眺めながら、自己満足の自傷行為に笑い狂った。
>>175
狂ったように笑うアデライドを冷たい目で見下す。
「お前もハイドも領主と同じだ」
蔑みのようでいて、それだけではなかった
静止を聞かず、誰の言葉も届かず。
アデライドは自身の足に斧を振り下ろす。
血が飛ぶ、肉が飛ぶ、骨が飛ぶ。
リアンはその光景を、ただただ眺めていた。
自分の顔に飛ぶ他人の血。──憎悪。
「なんでみんな、こうなっちゃうんだろうな……」
狂ったように笑うアデルを見る。
それに駆け寄るイータを見る。
冷めた目をしたエリックを見る。
あぁ、──────。
くるりと踵を返すと、その場を後にする。
ぐちゃり、飛び散り混ざった血と肉を踏みながら。
>>エリック
去り際、呆然と立つエリックに近寄って。
「僕は、貴方に全てを委任しています。
貴方の決定に従いますね。」
そう言えば、また歩き出した。
この場から、この狂った血の海から逃げる為に。
>>178 ラーク
「可能性として否定は出来ないが、レイリーンは真偽が分かっていない占い師から歪んでいないと言われていた。
確実に人数を減らしたいと思った時、護衛がありそうな占い師や共鳴者を避けるという点で、襲われる理由はあると思った。
何より、俺にはレイリーンがアデライドを乗っ取ったと言える要素が見つからない。君にはあるのか」
泣いたら、少し落ち着いた。
考えても答えは出ないけど、それでも考える。
わたしの愚者が歪んでしまえば、わたしはどうなっちゃうんだろ。
楽観的だと思っていたものは無責任なだけに。
可能性があると思っていたものは無計画なだけに。
根本的には変わらないのかもしれないけど、確実に運命は変わっていくだろうね。
上手くいってたことも、上手くいかなくなる。
大丈夫だと思っていても、失敗する。
大好きなものが、嫌いになるかもしれない。
……ああ…それはとても嫌だなあ…。
>>182エリック
「メアリーさんは歪んでいる側の占い師だった。彼が憑狼である事がわかれば間違いなく人間だったと言います。
その状況が揃えば、アデルさんに憑く事が最大の利点。メアリーさんの真目を残しつつ、自分は好きなように情報を統率できます。
ガスパールさんを襲撃したのはどこかしらに憑依したと錯覚させるため。これが現状仇になってしまっているのはきっと予想外だったのでしょう。
だから、脚を切る。
自分の身体ではないし、皇帝の運命は“支配”“強い責任感”。
運命の通り支配出来たわけですよ。
彼女の事を狂っていると言うのであれば、それが真理ではないでしょうか。」
ホールの喧騒は庭からでも聞こえる。皆、必死なのだろう。私もかつてはそうだったように。
煙草に火を付けて、一服する。こうしていれば、少しは心が落ち着くから。
朝から酷い事ばかりで、随分と前から悲鳴を上げてた心はもう限界な気がしてた。
「…………五月蝿いなあ」
頭の中の声は依然として私を縛り付ける。私が何をしたっていうのだろうか。
そうしていれば、イータが来て(>>173)言いたい事を言って去る。
そんなご高説されなくても、私だってわかってる。❁︎太陽❁︎の彼女は目まぐるしくこちらを照りつけてきて、近くにいればいるほど身を焦がしそうだ。
「……っ…はあ…………」
大きなため息と共に、煙は上へと上る。
2、3本吸い終わる頃にようやっと重い腰を上げた事だろう。
>>176 イータ
呼吸が落ち着いてきたところでイータに声をかけられる。
優しい太陽。
でもこの子も私は信じることができない。
「…ダメだよーイータちゃん。
この痛みは、忘れちゃダメなの」
痛み止めは飲まなかった。
「私じゃイータちゃんを潰しちゃうわ。
手当てが終わったら車椅子でも借りるよ」
どうせ明日の朝には、くっついてしまうのだから。
>>179 >>191 ラーク
「そうだよねえ、わたしがラークさんの順調を崩しちゃダメだ…。
…!違う!わたしがラークさんを好きなのは、わたしの気持ち!わたしは、わたしの心で、ラークさんのことが好きなの…!」
ラークさんは、それでもわたしを守ってくれると言う。
ああ、どうしてこんなにも……。
わたしはラークさんに手を取られ、広間を出た。
喧騒を残して。
──────────
自室。
「メリッサがいるから僕の順調は保てる。だけど君の自由はどう?息苦しくない?」
続くその言葉に·····涙が出た。
張り詰めていたものが切れたかのように、瞼から涙が決壊した。
「嬉しいよ、メリッサ。」
後ろからぎゅっと抱き締めた。
>>エリック
「マッチだと不便でしょう。それ、貸してあげる。……それはね、私の祖父の唯一の形見。……後は、全部捨てられちゃった」
鈍い銀色に輝くそれは、長く使い込まれた証。良いものだと聞いていた。後妻に捨てないでと縋り付いた時に殴られた頬。今も痛む気がしたけれど、きっと気のせい。
ノコギリソウの花言葉は❁︎勇敢❁︎。どうか、優しい彼に勇気があらん事を。
「……これを言うのはずるいと思っていたけれど、貴方に対してのカスミ…いいえ、ユリアの言葉。私が明日も無事とは限らないから聞いておく?」
ラークさん
「貴方が、アデルの偽を追うのであればそこには既に狼いたが補足されていると思います。
では聞きますが、アデルさんがいつ憑依されたのですか?
私は守っていました。
この時、アデルさん偽の場合の役職と打ち分けを教えてください。」
「.......ダメだ。【指定はメリッサ】。呪狼狙いだ。
確かにラークの言う通り、アデライドが三日目に憑依されている可能性は否定できない。
だけど、アデライドが憑依されても憑依されていなくても、メリッサが呪狼という可能性は否定できない。
ラーペとイータが呪狼らしくないと思った理由は言ったな。
憑依されていた場合、リアンとラークも候補だが、アデライドが本物である場合もカバー出来る候補はメリッサだ。」
>>199 コズエ
「.......ありがとう」
掌の中の銀色のライターを柔らかく握り、簡単に言った。
あの夜この人を汚さなくて良かったと、思えた。
「もう、あの頃とは違う俺が聞くのはもったいないと思うけど.......ユリアの言葉なら、なんだって教えて欲しい」
「他の人がちゃんと投票なり委任すればいいだけの事。
僕の1票のせいにしないで下さい。
·····大丈夫、どこに入れるなんていいません。入らなさそうな所にいれます。」
>>196 ラーク
ラークさんが泣いてる。
きっと、わたしのために泣いてくれてる。
「大丈夫だよお、ラークさんといると、苦しくない。
わたしはラークさんがいれば、わたしでいられる。」
今はまだ、ね。
くるりと振り返り、少し…だいぶ背の高いラークさんの首に手を回し、胸元に引き寄せる。
「あーあー、こんなに泣いちゃって。
よく考えたら同い年だもんねえ。
…無理して大人ぶらなくたっていいんだよお?」
よしよし。とラークさんの頭を撫でた。
「ラークは最後までメリッサには入れないだろう」
もう無理だなと諦める。俺だって同じ立場ならそうしたかもしれない。
「メリッサが呪狼じゃないと言える理由を出せ、ラーク。
歪みかけの彼女を守り続けるのは本当に「献身」と言えるのか?」
血を流しすぎたのだろう。
貧血で頭が意識がぼーっとしてくる。
リュラの手当てが終わると、車椅子を借りて自室に戻った。
投票はエリックに委任した。
決定がどうであれ、私のやることはラーペを占うだけだ。
「みーんな、狂ってるよ」
ぽつりと、小さな小さな声で呟いた。
>>206 エリック
「どういたしまして。……ユリアのマフラーも、貴方が持っていて。きっと、私より必要でしょ。
何もかもが終わったら、私があの子に怒られるから」
終わったら。そう、この悪夢のような日々に正しい結末を下すのが、私達に与えられた役職の正しい道。必ず正しい道に行く。今は、そう信じて進むしかないのだ。
彼の言葉に困ったように笑う。
「……人の本質はそう簡単に変わるものではない。きっと、疲れてるだけよ。休めば元気になる。
……なんてね。さて、本題に入りましょうか。交渉人の公表を求めて、貴方が出た時の言葉よ」
『…ふふっ。あのね、幸せ。
こんな幸せなこと、ない』
>>206 エリック
「……これを言うか言うまいか悩んだの。彼女が元“恋人“の身を案じて、言わなかった言葉。それを私の口から聞かせていいものかって。でも、私の言葉ではきっと上手く話せないから。
……どうか、ユリアの幸せを守るために、一緒に戦って。……私も、頑張るから」
そう言って、そろりと右手を差し出す。
辛いことばかりで、心もギタギタで。疲れきった目をしている事は知っている。
でも、私は明日があるか分からない身。彼はきっと…明日も残されるだろう。遺言が開かれれば、狼側はさぞ困る。
正しい言葉が正しく伝わるように、そう願いながらエリックの目を見つめた。
>>ラーク
「ではいつするのですか?
私とラーペさんが居なくなった後ですか?
その時には憑依は2名まで目にかけています。補足できるのですか?」
>>211 ラーク
「…本当に…ラークさんはあ……。」
ラークさんは本当にわたしを守ってくれるつもりなんだと思う。それは嬉しい。嬉しいんだけど…。
それでラークさんが狂ってしまうのは、なんだか悲しい。
ラークさんまでラークさんじゃなくなっちゃうみたいで。
…ハイドさんは狼だった。コズエさんは、そんなハイドさんを受け入れられたのかな。
ラークさんはもしわたしが狼でも、好きでいてくれるのかな…。それとも、節制の彼は……。
「ねえ…ラークさん。もしも、わたしが……」
ここでならきっと誰も聞いていない。
「狼だったらどうしてた?そうやってわたしのことを守ってくれた…?」
>>ラーク
「分かった。君を説得するのは無理だろう。せいぜい敵と合わないところに入れてくれ。
そもそも、君が味方かだって分からない。
護衛先と一緒に遺言にでも残しておいてくれよ。
だけど、やっぱり『公証人』として、今日の決定を変更するわけにはいかない。君の言う、レイリーンがアデライドになった可能性も含めての決定だ。これだけは俺も譲れない。
今日メリッサを閉じ込めなくても、明日また閉じ込める対象にはなるだろう。
君は残っている限りずっとメリッサには入れないだろう。
それなら、もう今日決めてしまおう」
「これ以上、俺が決定について何かを言うことは無い。
【閉じ込めるのは、メリッサ
占うのは、ラーペ
護るのはコズエ】
>>218,>>219 コズエ
「.......ああ。持たせてくれると、嬉しいな」
コズエからの労りの言葉に微笑む。そうだとは素直に思えなかったけれど、そう言ってもらったのは素直に嬉しかった。
続くユリアの言葉には、胸が締め付けられた。幸せそうに笑うユリアの顔が浮かんで、恋しかった。
「.......そう。そうなんだ。そんなことを。そうか。
俺も、そうだったよ。護る力がないことが、悔しくて悔しくて仕方なかったけど」
それから、差し出された右手を自分の右手で握った。
「.......コズエ、君のこともたくさん傷つけた。一生許さなくていい。でも。ここに立っている限り、俺は、『公証人』として、最善と思うことをする。
.......俺が前に出てからは、悪手に次ぐ悪手で、随分迷惑をかけたけど」
「.............じゃあ、俺はこれで。もうすることも無いし」
その場にいる者にそう言って、自室に帰る。
机の上にユリアのマフラーと、コズエのジッポを置いた。
そういえば掛け布団と枕はリアンに(勝手に)あげたんだったな、と、マットレスだけのベッドに寝転がる。
(どいつもこいつも。ユリアは、誰の目にも明らかに歪んでいなかったのに、もう二日も、きっと明日も、あそこに居るんだぞ。それに比べたら、いいじゃないか)
本当は、ラークにそう言ってやりたかった。
でも出来なかった。同じ立場なら俺も同じことをしたはずだから。自分の手で彼女を指差すことは出来なかったはずだから。
「ああ、遺言.......書かないとな」
どうせ誰の目にも触れないだろう遺言を今日も書き残す。
>>224 エリック
彼の言葉に重なる所がない訳ではなく、力なく笑った。
……ハイドが呪狼なら、狂人であればよかったのかな。なんて、らしくもない事を考えなかった訳でもないから。
「……いいのよ。それは、お互い様だから。
その貴方の返答が、私にとっての何よりの救い。
……ありがとう、エリックさん。もし、明日を迎えられたら……お互いの健闘を祈ってる」
固い握手を交わして、目の前でヒールを脱いだ。
「……貴方と、アデルさんにも酷い事をしたから。……もう、これを履く価値が私には、ない」
そう言うと、カキツバタのヒールを丁寧に並べてその場に置いた。
「おやすみなさい、エリックさん」
遺言を書くと言った彼と別れを告げ、手を軽く振って自分もその場を去った。
ガチャリ。扉を開けて中へと入る。
濃い絵の具の匂いと、微かに残る生臭い匂い。ここは、アトリエ。
中央のイーゼルに置かれている赤黒いキャンバスに近付くと、そっとそれを取り外して脇へと置いた。辺りを見回して、必要な道具を揃えていく。
筆、絵の具、調色板、水、それから──
「…………………………………。」
イーゼルに既に絵が描かれたキャンバスを固定させる。目の前には、あの日の惨劇が広がっていた。
昨日の領主とのやり取りを思い出す。
この絵に足りないものは何か。伝えたかった事は何か。リアン自身が感じたことは何か。
答えは簡単だった。
調色板に絵の具を出す。様々な色を相応しい色になるまで混ぜ合わせる。
ついでにこの血も混ぜてしまおうか。
そう思えば、顔にベッタリ付着したアデライドの血を拭い、調色板に落とし込む。
ぐちゃり、ぐちゃり、ぐちゃり
不気味で粘着質な音がアトリエ内に響く。
筆をとる、水をつける、混ぜ合わせた絵の具の中に筆の先を落とし、色を付ける。
絵を描いた事は一度もなかった。けれど、醜い感情になら先程触れた。それをぶつけられる場所はもうここしか残っていなかった。
美しい惨劇を捉えた絵に、絵の具を付けた筆を乗せる。ベタベタと、血と様々な色を混ぜ合わせた赤や黒や青を置いていく。
彼女の線をなぞる、彼女の色に重ねる、彼女の描いた表情を潰す、彼女の描いた瞳の色を殺す。
黙々と絵の中の女──イヴに"憎悪"を込めていく。
どれくらいの時間が経っただろうか。リアンは筆を止めた。
ふぅ、とため息をつけば、完成した絵を眺める。
仄暗い色合いで着色されたキャンバスには、元の美しい惨劇はなく。
確かにそこには彼女の遺した線があり、色があり、表情があるのだが、先程とは違い、醜い感情が前面に押し出されていた。
──憎悪が込められていた。
「…………メアリーさん、ごめんね。」
ぽつり、誰もいないアトリエで言葉を漏らす。彼女が最期に遺した作品は、全てリアンが汚してしまった。壊してしまった。
ふらり、立ち上がるとそのままアトリエを後にする。
もう、ここに来ることはないだろう。*
自室に戻ればベッドへと座り込み、顔を覆った。
いつの間にか、指先は痛く無くなっている。
手袋と包帯を取れば、傷が塞がっていた。
爪が削れ、肉が抉れ、血が垂れ、感覚すらも無くなっていたはずなのに。
綺麗に、跡形もなく。ここに来た時のように。
「………メアリーさんへの想いすらも、遺してはくれないのか…」
それがどんな感情だって。身体に遺しておきたかったのに。
遠い過去に刻んだ傷は残ったまま。リアンは声を殺して泣いていた。**
ペンと紙を片手に、掲示板の前で待った。
手にはスノードームが握られている。
目の前の時計が4時を差す前に、こう言う。
「……もし、私が体を乗っ取られていなければ【この場にいる皆さんに贈りたい花と花言葉を書いて4時5分に張り出します】。
狩人の方がいないと確信はしていませんが……いなかった場合と私を守らなかった場合の保険です」
スノードームには時計と書いている映像が映るから、それで照合できるだろう。
ラークさんはどう答えたのかなあ…?
どちらにしてもわたしは……
「…ふふ、愛してるよお…ラークさん。
わたしを、こんなわたしでも好きでいてくれるんなら…じゃあ…」
……あ……
……だめ!言いたくない…言っちゃだめ…!
嫌だ…嫌だよ…やめてよお………!!
こんなこと、こんなこと言いたくないのに……!!!!!
「『…じゃあ、ラークさんは誰に投票するの……?』」
その時のわたしはどんな顔をしていたんだろう。
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