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>>+45 メアリー
いつまでそうしていたのだろう。
彼女の体は弛緩しきっていた。息はある。この屋敷で、人は殺せない。
満たされない。
眠りに落ちた彼女を今度は棍棒で思い切り殴りつけた。何度も、何度も。腹をうち、折れてしまえと肋に凶器を叩きつける。
「──は、……はぁっ」
やがて、息が上がって、棍棒を投げ出す。その場に思わず、座り込んでしまう。
最後まで、彼女は俺を見なかった。
きっと、何度痛めつけても。
「はい、ご主人様」
ご主人様に命令されれば、リュラは迷いなく飛び出します。
ハイドの凶器はリュラが受け止めることでしょう。その小さな背中に包丁は突き刺さり、リュラはその場に倒れます。
「……要らない」
息を整った後。俺は呆然と呟いた。
俺を見ない人間などいらない。
他の男に股を開く阿婆擦れなどいらない。
そして───。
また。
頭と心がぐちゃぐちゃになりそうな感覚に、思わず頭を抱える。
あの男の本性などは、とうの昔に知っていた。
運命を覗き見たあの日に。
それよりも、ただただイヴが目を追うのは、どうしたって自分の愛しい人で。
あの男の告白に涙しながらも、それでも「愛している」と。
靴を脱ぎ捨て、まるですべてを捨てても得たいと言うように絞り出されるようなその想いに、
花の茎がポキリと、手折れる音がする。
俺は自分の喉に手をやってから、ふらりと立ち上がる。
ここには、どんな凶器だってある。
のたうち回り、血を吐き苦しみ抜いて死ねる毒だって。
「要らない、こんなものは要らない」
外の世界の狂気にも気付かず、俺はひとりその瓶を呷った。
液体が喉を通った瞬間、熱された鉄を飲み込まされたのかと思った。焼ける、そう思った瞬間胃に落ちた毒液が内蔵から侵食し始める。
「……ごぼ、かはっ、」
そこに死ぬなら毒がいいと呟いた俺はいない。
不要なものにいつまで執着する人間など俺ではない。
血を吐きながら、体の内側から壊されながら、俺は叫ぶ。
死ね、死んでしまえ──と。
>>248 ハイド
力が抜ける。
「お前も俺に負けないとんだクソ野郎のエゴイストだったな。言ってやるよ『俺は、明日以降、コズエを幽閉することは無い』。
これで終わり。解散。これ以上邪魔するな『呪狼』」
諦めたように力を抜くイータを見て、嘲笑する。
「イータを傷つけたいなら、好きにすれば。イータ本人が望むことを俺なんかが止めていいわけもない。勝手に終わらせてくれ。
>>all
【本決定は仮決定と変更なし】
『公証人』として、とにかく、今日閉じ込めるのは【ハイド】。これは、元々変える気はなかったし、こうなった今そうすべきだろ。
説得ごっこをするつもりなら、あとは俺抜きでやってくれ。もう喉もカラカラ。限界だ」
ハイドに背を向けてひとり中庭に走る。ハイドがイータを離したのも、領主に襲いかかったのも見なかった。
「…………え?」
コズエの疑念の声に返事はなく、ただ突き飛ばされたイータと共に、その場に尻もちをつくだけだった。
遠くでハイドが領主に向かう様(>>255)を見て、手を伸ばす。だが、その手は届く事なく
/*
あかん………領主のキャラチに殺意芽生えてきた…………今後そのキャラチが使われることがあったら真っ先に疑うやろうし真っ先に因縁付けにいってころすわ………
あ、私のメンタルは全然大丈夫なんだけど、エリックがもうやだって言ってるから逃がす
小市民、一生懸命やってこんなわけわからん事件に遭遇して、ユリアを手にかけられたとか言われたらもう
もうハイド殺したいけど殺せないし、めちゃくちゃに刺したところでどうにもならないし、なー
好きにしろクソ野郎共みんな死ねと思いながら自分は逃げることしか出来ない
>>251 ガスパール
ソファに座らされると掛け布団をかけられて布団ごと包まれる。
ガスパールの甘い匂いがする。
あの姿を見ても優しい彼に安堵する。
"今だけの恋人"でも確かにときめきを感じるのに、私は彼を信じられない。
だけどきっと"恋人"である限り、この温もりに依存する。
するっとガスパールの首に腕を回す。
太ももを惜し気もなく晒し、下着が見えそうなことも気にせず彼の太ももに跨る。
「……"恋人"でいる間は、私だけを愛してくれる?
愛してくれるなら…」
「抱いて?」
彼の耳に唇を寄せ、甘い声で囁いた。
ハイドが従者さんを刺したのも、従者さんがハイドに刺されたことも、ぼくの敵にならないのなら関係ないことだとしか思えなかった。
>>253メリッサ
「オレもよく猫に間違えられるにゃ。そんなに似てるかにゃ?
……なんてな。」
「む、愚者は自由、可能性、始まり、出発、楽観的か。
今騒いでる月のアイツに比べれば、引っ張られても許容範囲というところかね。」
離れたところで行われる応答は既に半ば他人事だ。
「オレは解釈次第みたいな運命だからなぁ。変化も転換も転がってくるものは全てチャンスだ。
受け取るかどうかは自分次第。ミスったら全部新たな出会いとしちゃえばいい。」
そうだ。ミシャンドラの経験も“新たな出会い”。オレが晴れて社長になるため幸運だ。
……全てはチャンスとなってオレの前に現れる。
>>ハイド
「サンドバッグが所望かね。
好きなだけ殴るといい。」
「リュラ」という魔法の言葉だけで私の傀儡は立ち上がる。
まだ動けるだろう、ただの致命傷なんだから。
中庭の入口に置いた雪うさぎは、少し雪をよけたところにまだあった。
それがそこにあるのを確認して、傍らの段差に腰掛け.......ずっと持っていたユリアのマフラーに顔を埋める。
こんな気持ち悪いこと、汚すようなこと、するつもりはなかったんだけど。
彼女の名残に縋らないと、ハイドへの殺意がわいて、めちゃくちゃになりそうだった。
(いっそめちゃくちゃになればいいのにな)
殺意の衝動を我慢する俺は、『嘘』の俺か?
それでも、やっぱり自分には、誰を刺すことも、犯すことも、出来なかった。
リュラが刺されたのも知らず、雪うさぎの隣で、夜の寒気に身体が冷えるのも構わずに座り込んでいた。
(晩飯、食い損ねたな)
リュラが刺されたのは時系列的に知りませんので助けられません
助けたかったです.......という意味を込めて
/**/
レイリーンに地上で「君以上に大切に思わない」って言われてから、レイリーンのことを最終的にはちゃんと好きになりたいなと思ってたのに
蓋を開けたらなんかこんなことになっててたかみをはびっくりしてるよ
>>264 ラーペ
「そりゃあもう、ちっちゃくてかわいいから…おっと」
失言でした。軽く咳払いして続けよう。
「たまに考え無しって叱られちゃうけどね。
いいよねえ、『転がり込んでくる幸運』。
わたしも『無限の可能性』があるから大抵の事は丸めてポイだよお。」
にひっ。
「わたしと会ったのもチャンスになるかなあ?」
目の前の光景に。人智を超えた、その景色にただ目を見開いている事しか出来なかった。
コズエが漸く意識が向いてきたのは、ラークの平手で(>>270)
背を向けて逃げ出すハイドにもつれる足で、素足のまま駆けて着いていく。
「…………ハイド!待って!」
嗚呼、馬鹿だなあとか、私が行ってもとか思ったりしたけど。
足が勝手に動くから、どうしようもない。
………。
彼に選ばれることも、運命を変えることも出来ない。
突き飛ばされた先で顔だけを彼に向る。彼が立ち去る時まで動けないまま、彼を見つめ続けていた。
走って立ち去った先は。
安易な事に自室でした。
無様な思いだけが、俺を占めている
……コズエの、最後の瞳は。
俺には、もうその色を思い出す資格も無いんでしょうが
机の中に潜ませておいた、ナイフを手に取る。
切れ味は、お世辞にも良くないですが
「……はは。とは言え。こんなのがあったところで、もう」
あの領主を殺すことは、出来ないのでしょう。
「…………………」
俺は、両手で顔を埋めることしか出来ませんでした
ガスパールに捕まらなかったらハイドにコズエを占ってあげようか?って聞こうと思ってたのにぃ
ただしハイドが呪狼だと誓えるならその足切り落としてって言おうと思ってたのにぃ
>>267 領主
入るや否や聞かれた質問に、どちらの絵の話をしているのかと思案する。
あの惨憺たる光景を描いた絵のことか、
それとも──
「…………はい。拝見させて頂きました。
感想を述べるとなると……そうですね、あの絵は素晴らしい絵だと思います。
描かれた人物の表情から、個々の悲痛な叫びが伝わってきます。色遣いと筆の流れ方から、惨劇の凄まじさが伝わってきます。
瞳の中に落とされた色から、秘めた想いが伝わってきます。
僕は、あの場に居合わせていませんでしたが、あの絵を見て初めて、事の大きさを理解できました。
それを表現できる彼女の才能に尊敬の念を示し、あの絵に相応しい言葉こそ、"素晴らしい絵"だと思っております。」
淡々と感想を述べると、言葉を切る。
リアンからこれ以上、言葉が出ることは無かった。
/**/
行動してからあとから自分のキャラはこうだったんだろうなって思うけど
レイリーンは幼少期に屈折して、ストレスの捌け口に残酷なことをしてて
その実弱いから、キャパ超えると自傷に走るんだなあ
どうして貴方はそこまで、あの歪んだ月を愛するの?
呆然とする彼女を。
私なら、今すぐ駆け出し抱き締めるのに。
貴方にそんな辛い思いなんて、させないのに。
私の愛で、貴方の全てを包み込むのに。
2人だけの世界で、愛を。
だって、そのために、私はーーーーーー。
嗚呼。
まるで、私よりも“恋人の運命”みたいで。
唯一の光すら、消えていく感覚だけがただ残った。
「興醒めだ。」
周りを巻き込んでも強行する必要があったんじゃないのか。
19年来の復讐だったんじゃないのか。
現実と魔法という壁はそんなに高かったか。
ああ、高かっただろう、お前には何の力もなかった。
なあ、呪われた狼よ。
今逃げ出して、お前には何が残る?
お前には元々何があった?
久しぶりに怒りという感情が湧いた。
意志薄弱な弱き狼は月を見て独り泣いている、そんな憧憬があまりにつまらなくて怒りを覚えた。
でもその感情の火も長くは続かない。
だって、本当に退屈だったから。
四日目の悲劇は何も産まずにエンディングを迎える。
/*
別に死ぬこと怖く思ってないから、何かを要求されても嫌です、なら僕死にますって言えるんだけど、メアリーちゃん辺り出されてきたらどうしようってなる………運命は違えど愛した人で……愛してる人で……
>>276 ハイド
背の高い彼に走って着いていくのが精一杯で。それでもこの逃走劇に終わりは来る。
彼が入ったのは自室だった。屋敷内に逃げ場はないから、当然といえば当然か。
ノックをしようとしたが、それで窓から逃げられても困るからと無言で扉を開く。
中に入れば真っ先に見えるのは、ナイフを前に両手で顔を覆うハイドの姿。
どんな姿でも足を止める事はなかったけど、1歩ずつ床を踏み締めて近付く。
彼の前に立てば、蹲るような体勢の彼に自分も真正面に屈んで声を掛けた。
「…………ハイド」
その声は自分でも驚く程に優しい声だった。
/*
ろあさん………いや、すごいわ……裏方のお手伝いしてるのほんまにすごい………こんなん私無理……感情殺してもむり………辛すぎるもん…………
太陽の運命 イータは、月の運命 ハイド を投票先に選びました。
太陽の運命 イータは、魔術師の運命 アデライド を能力(守る)の対象に選びました。
これで、良かった筈だ。
少なくとも。コズエを、閉じ込める様な事にはならないだろう。
俺が、呪狼だと名乗ったから。
けれど。これで、俺の運命は、決まった。
コズエは。愛しているのは、本当だと言いましたが。
運命が反転すれば。いいや、それよりも。
俺が、歪んだ運命の持ち主だった事を知って。それでも俺を愛してくれるものか。
俺の、幸せとなってくれるものか
「領主め。
今頃、興醒めだとかいってんでしょうね」
そしてそれに、返す言葉もない。
自分には、何も出来なかった。すごすごと、恐ろしい情景を見て、逃げ帰った負け犬で。
そしてそんな姿は。あの男にとっては、つまらないにも程があるものでしょう。
俺がハイドに言った『約束』には何の効力もない。
俺は、ハイド>コズエで呪狼を見ていた。また、ユリアがハイド指定時に「先にやること」と言っていたから、残る共鳴者の方針とも違わないだろうと思い決定はハイドにした。
占い候補は呪狼の可能性がありそうなところを外した。誰が当たってもそれなりに情報になるかと思った3人だ。明日からは憑狼探しに移るべきだろうな。もう一人の呪狼候補としては、ラーペが気になっている。
俺が襲われたということは、共鳴者は無事だろう。非力な中継ぎで迷惑をかけたね。あとは任せた。
>>283 ハイド
上がらぬ顔に、そうだよなあとどこか他人事のように思いながらナイフを手に持つ。
「……こんな危ない物、目の前に置かないで」
今までのようにむくれた口調で言えば、それを手に届かない所に置く。
「…………皆もう寝るみたい、一決定が出たからかな。大丈夫、怖い事はないし、私は怒ってない。……だから、顔を上げてほしいんだけど……」
最後なのに、顔を見れないのは寂しいからとダメ元で頼む。
>>メリッサさん
「お話したい事があるんです。
時間があれば夜に中庭に来てくれませんか。」
そうスノードームに言伝を残すと、中庭へと歩いていった。
「もうひとつの絵を見ただろう?
彼女の素顔を見たのだろう?
彼女の双眸を見つめたのだろう?
空白を彼女で埋めたのだろう?
重ねた身体で過去を忘れようとしたのだろう?
彼女を『愛していた』のだろう?
それでも君は彼女を閉じ込めたのだろう?
そしてお前は作品を壊した。
後悔せずに全てを肯定も否定もせずに忘れるために。
残ったのは1つの共同作だ。
.......もう一度、感想を聞かせてくれ。」
魔術師の運命 アデライドは遺言状を貼りました。
/*
やだもうこのクソ領主ううううあああああああああ!!!!!!!!!
ころす!!!、ころす!、!!ころしてやる!!!!!!
コズエ共鳴説がな。
ラーペが呪狼なら、エリックは襲わなそう
ラーペとコズエが両方共鳴を名乗ったら、どちらかは呪狼
ロラする余裕なさそー
アデライド噛まれるか逆呪殺されると死ねるが.......
イータはぶっちゃけわからん
敵陣営にしては自由な気がする
/*
そんなん知らんわ!!!!知らんわ!!!!!メアリーちゃんがあの絵をどういう気持ちでどういう思いで描いたかなんて知らん!!!!!自分で答えを出せよ!!!!!!あああいあああああああ
月の運命 ハイドは、女帝の運命 エリック を投票先に選びました。
月の運命 ハイドは、魔術師の運命 アデライド を能力(襲う)の対象に選びました。
恋人の運命、逆位置。
ああ、ずっと。必死で、見ないふりをしていたのに。
“失恋”
もう。一欠片すらも、残らないという事実だけがイヴの心に残った。
(いつかの時間)
ここに来てからの癖みたいになってたスノードームの記録を確認したら、ラークさんからのメッセージがあったんだあ。
>>286 ラーク
夜。雪の積もった中庭。
昨日は開けるのを躊躇った大扉も、呼んでいるのがラークさんなら思い切り開けることが出来た。
「ラークさん…!」
わたしは、随分久しぶりみたいに、その名前を呼んだ。
──目が覚めた。
からだじゅうが痛い。背骨に杭を打ち込まれたような激痛に、わたしは顔を顰めた。
ここには魔法がかけられている。死を眠りに変える魔法が。
だから、死ぬことはない。許されない。
「あ……はあ、っ……痛い。痛い……痛いよ」
苦しさに、勝手に涙がぽろぽろとこぼれる。咳き込みながらゆっくりとからだを起こす。そして、床に手をついて、辺りを見回した。
彼の姿はない。わたしは立ち上がって、ふらふらとレイリーン・エリクルの姿を探す。
>>289 ハイド
やっと顔を上げてくれた彼は信じられないと言った顔で見ている。……それもそうだよね、ちゃんと言わなきゃわからない。
ナイフを遠ざけたら、また隣に座った。
「……怒ってない。ううん、受け入れてしまったと言うのが早いかも。
私は❁︎吊るされた男❁︎の運命。❁︎忍耐❁︎と❁︎試練❁︎を重んじる。……昔から悲しい事があっても耐えるか、乗り越えられると信じて生きてきたから」
彼は、昨日話した私の過去の話は覚えてるだろうか。
「多分、私は人より感情の飲み込みが早い。人だから、感情はあるけどそういう❁︎運命❁︎だからと受け入れるか、頑張る事しか知らない。
……でもね、これでよかったと思ってる。そうじゃなきゃ感情のままにハイドを遠ざけてこうして会う事もなかったから」
穏やかに笑い、控えめにハイドの手を取る。
「……でも、まだちゃんと悲しいとは思っているから。手、離さないでね」
状況的にハイドが呪狼コズエを庇ってる狂人の可能性もあるわけだが
残ってる可能性があるのが
呪呪憑叫鳴
こっちが(レイリーン狩として)
占共公闇闇
▼月▲占で残り4:4
うーーんこれ詰んでそう
アデライド鉄板の方が良かったかな〜
ここの護衛はいらないよって言った時点で暗黙の了解みたいな気持ちだったけど、RP護衛するかいな?うーむ
兄さんと母さんがいた時も、ずっと髪色と目色で異端だと言われてきた。ここは、外国なのに何故言われるのだろうと。それでも、花屋の❁︎修行❁︎で家の外に出られなかった私は家の中が全てだった。
東の国の親戚が、東の国から来たお手伝いがヒソヒソと話している。
『……黒髪じゃない』『目の色が違う』『異物だ』
幼い私は悲しくて、母さんに泣きついたけれど。母さんはそっと私を抱きしめるだけだった。兄さんは私の気を逸らそうとあやすだけだった。
……今となっては、2人がどうしようもなくてそうしてた事を知ったけど。
レイリーン狩なら、指定して占チャレした時狩人おらんのバレるからええのか?いや、手遅れか
ホンモノいること願う
叫鳴狂人セットで生きてるんなら2人で名乗り出ちゃうから厳しいよな
私が13の時、母さんが死んだ。ううん、殺された。
東の国から来た、あの女に。全部、全部あの女のせいだと泣き叫び、喚いたけれど。大人の圧力には勝てなかった。全部、先回りで手回しされていて。
私が泣きつくのは、兄さんしかいなかった。兄さんも、私を抱きしめて泣いていた。
そうよ。
貴方は、生まれてなんかこなくてよかった。
貴方がいなければ、よかった。
ねぇ、貴方がいなければ
コズエは私のことを、向いてくれた?
>>288 >>289 領主
領主の言葉を聞き終えて、リアンは強く拳を握る。
「………貴方は、僕の口からそれを言わせて何がしたいのですか。」
思わず、口調が怒気をはらんだものになる。
領主の眼を見、言葉を続ける。
「僕はあの惨劇が描かれた絵を見ました。
彼女の見た世界を、僕は観た、それだけです。
あれほどたくさんの絵画や彫刻を揃えた貴方なら、僕の口から言わずとも、あの絵が伝えたかったことくらい分かるのではないですか?
アレを描かせたのは貴方でしょう?どうして伝えたいものを尋ねるのですか。足りないものを尋ねるのですか。
分からない、どうしても気になると仰るのなら、貴方があの扉の向こうへ行って、直接質問すればいいでしょう。」
あの絵から感じ取ったモノは、わかる者にだけ理解されればいい。だからこそ、答えるつもりは毛頭なかった。
「それから、もうひとつの絵を壊してしまったことに怒っていらっしゃるのなら、そちらには謝罪を致します。申し訳ありません。」
そう言うと、頭を下げる。
そうして、もう一度頭を上げると、睨みつけるような視線を領主へと送った。
「しかし、貴方が共同作と呼ばれているアレは、ただの残骸です。作品でもなんでもない。
あれに述べる感想なんて、1ミリもありはしませんよ。」
握った拳から、じわりと温かいものが垂れる。
ぽたり、手袋から滴が落ちれば、赤黒い液が床を汚した。
/*最後に、領主と対峙するかぁ?
あの魔法使いはなぁ。そっちのイベント攻略してなかった。めっちゃ重要キャラじゃん*/
節制の運命 ラークは遺言状を貼りました。
/*
抵抗してやる、リアンにはもう守るものもないからな。
図書館燃やすなら燃やせよ、そうしたらリアンは自殺して死んでやる。意味の無い、面白みのないショーにしてやるよ。
/*とは言え。
愛が残った。
歪んだ運命の中で。真っ当でも。歪んでいても、受け入れてくれる、愛が残った。
あぁ、これは、領主へと。力一杯自慢してやれる事だ
*/
/*本当なら。俺、は。幸せになれる筈など無くて。
そんな人生に。価値なんて無く。
無価値で。無意味で。そして、俺は
「俺は……!
産まれて……!こなくて……!!良い運命だった…………!!」
俺は。ナイフを
自身の首へと
深く。深く、突き刺しました。一度で足りないのなら。
何度でも。何度でも。手に力が入らなくなるまで
目の端に。コズエが見える
ーーー約束ーーー
ーーーごめんなさいーーー
ーーーあぁ、けど。これで、守れるーーー
意識が
途切れる/**/
>>294 ハイド
「……それでも、私は貴方の側にいたい。そう言ったら笑う?」
繋いだ手に指を絡めて、彼の肩に頭を預けた。
「……出会わなかったのは困るから、今はこちらの貴方でよかったとしか私には言えないけれど。
扉の向こうで貴方が狂っていても、私は必ず迎えに行く。……それが貴方の勝利でなくとも、運命を歪めるのはいけない事よ。人は、何人たりとも人を殺してはならないのだから」
「……やり直しましょう。きっと、折り曲げた紙は元には戻せないけど使える。貴方がまた、幸せを掴めるように頑張りたいと言うまで。いいえ、その命尽きるまで側にいてあげる。
……大丈夫、私の❁︎運命❁︎を信じて。必ず貴方を見捨てはしない。ハイドは見てたでしょ?今までの私を、誰よりも近く」
そう言って、未来を見据えるように明るく笑う。
/*
メアリーちゃんを殺すと言うなら殺せばいい。後を追ってやる。
メアリーちゃんを殺せと命じるなら言えばいい。メアリーちゃんを殺してから、自分の首を掻っ切ってやる。
あああ、ほんとはやだけど。メアリーちゃんには幸せになってほしいけど。リアンにも……幸せになって欲しいけど、たぶんリアンは幸せになれないから……ごめんね、ごめんね、リアン……
きっと、貴方を照らす❁︎太陽❁︎にはなれないけど。
どんな事にも耐えて、耐えて、耐えて耐えて耐え抜いて側にいる事は出来るから。
だから、私は笑う事が出来るの。
>>295 ラーク
「…待たせちゃったかなあ?」
この寒い中、どれだけの時間わたしのことを待っていてくれたんだろう。肩の雪を払うラークさんに近付いて巻いていたストールをかける。背伸びをしてやっと届くくらい、ラークさんは大きかった。
「ラークさんが呼んでるなら、いつでもだよ。」
ストールを巻いたそのままの形で、ラークさんに寄り掛かる。
ラークさんがなんでわたしを呼んだのかはわからないけど、またふたりになれたことは素直に嬉しかった。
貴方はだあれ
貴方はわたし
わたしの名前は、イヴ。
アダムとイヴ。
禁断の果実を食べた。人間の始まり。
なら。
イヴがアダムを、男を選ばなければ
この世界はどうなっていたのだろう?
そう。
イヴの世界は、もともとなかったものなのね。
だから私も、受け入れられることなどなかった。
簡単なお話。
これは夢のお話。
女帝の運命 エリックは遺言状を貼りました。
>>296 297 リアン
「金で得た作品とアレを並べていけないのは分かっているはずだ。」
血が滴り落ちる。
「彼女と求めあった君だから見えるものがあると思ったのに。」
血が滴り落ちる。
「私からしたらあの残骸こそ美術館のギャラリーに並ぶべき最も価値のある"ゴミ"だと思うよ。」
血が滴り落ち続けた。
痛みから君は何を得ようとしてる、何を捨てようとしている。
「付き合わせた代わりと言っては何だが、忠告だ。
君は扉の向こうのことを意識しない方がいい。
希望も期待も絶望も愛情もそこには無い。
知ってしまったら、君は"無"を得ることになってしまう。」
君が愛した彼女は疾く失せた。
「有意義な時間はありがとう。」
そう言って退室を促すのだった。
**これは予想だけど、墓下で殺し合いして出てこれても君達は日常に戻れません!エンドな気がしてきて無理
**何かしらの要因で豚箱行きとか発狂とか世間に糾弾されたりとかされそう
もしくは外に出たら浦島方式で世界滅んでるか
世界滅んでるのはるーぷさんの好みで考えた
ふらつきながら歩いていると、爪先にからんと何かが当たった。
瓶だ。しゃがみ込んでその瓶を拾うと、その先に四肢を投げ出したレイリーン・エリクルがいた。
「………」
わたしは、意識を手放した彼の隣に座り込む。
──思えば、お母さんの運命は歪みかけていたのだと思う。
運命の輪の運命を持つ彼女は、どんなチャンスも自分のものにする人間だった。
いつそれが黒く澱み始めたのかは知らない。けれど、完全に歪んでしまったのはあの時だ。
絞首台からわたしを見て笑った時、彼女の運命は完全に歪んでしまった。
だから、死んだ。
歪んだ運命は、正常な世界を生きられない。
/*
めっっっっっっっちゃ気になるねんけど!!!墓下は何があるの!!!何が行われてるの!!!無になるってなに!!!はぁ?!わからん!!!わからん!!!!
>>301 ラーク
嘘。雪が積もるくらいには待っててくれたのに。
ラークさんは優しい。
わたしなんかのために自分の運命を『捻じ曲げようと』してくれる。
「わたしで…いいの?
…わたしは愚者だよ?それに、ラークさんは節制…それを超えられるものをわたしは持っているのかなあ…?」
わたしを抱きしめる腕に力が入る。
「…わたしはラークさんが好き。
ずっと一緒にいられるならとても嬉しい。」
先のことなんかわからない。今この時、わたしは幸せに包まれているんだ。
>>302 ハイド
「……だよね」
本当に、1度は裏切られて色々言われたというのに、よくもまあ。自分でも、自分の忍耐力にため息が出そうだ。
「……ありがとう。…………ハイド」
顔を上げてる彼はきっとこちらを向くだろうと、目を閉じて唇にキスをする。……睦事を除けば、こうして口付けるのも初めてかもしれない。
柔らかなキスの後、唇も離して気恥しそうに笑ってみせた。
「…………歪んでても、歪んでなくても。どちらでもいい。ハイドが生きてくれれば、それで。……これ以上愛想を尽かしそうな事も中々ないでしょ。あっても❁︎試練❁︎だと思って頑張るから」
ね?と聞き返すように目を合わせた。
少しの夢の後。
歪んだ世界では、よくは眠れないらしく。
イヴは起きたくもないのに目を覚ます。
コズエは、ハイドだけを見つめていた。
ハイドから、守ろうと。
あれは領主の嘘ではあったけれど、結果的に。呪狼であり、自分とユリアを歪ませたあの男を。
それでもコズエはあの男と未来の約束をする。
イヴが守ろうとしたものは、そもそも要らないものだった。
イヴの胸の鼓動も、愛を知ったあの瞬間も。全て要らないものだった。
彼女には、自分の全てが、要らないものだった。
コズエが言葉を発するたびに、それは鋭いナイフのように光るけれど、それを彼女から刺されることはなくて。
だって、コズエには、イヴは映っていないから。
食堂に向かう途中、血溜まりがあった。
その血の主は分からなかったけれど、あの狂った狼野郎がやったんだろうということは、想像が着いた。
昨日、領主を刺せなかった自分の醜態を思い出す。
俺が出来ないことを、やってのけるあいつは、強者にも臆せず立ち向かえるやつだと思っていたのに。
目の前で見せつけられた光景は、ユリアは、どうだ。
卑怯だ。
あの領主とあのクソ野郎の何処に違いがあるって言うんだ?
それでも、今頃お優しい彼の思い人は、『恋人』の俺が、話さないで欲しいと言ったことなんて忘れて、彼をいたわっているんだろう。
「どうして、あいつは.......俺が欲しいものを、持っているくせに.......」
そして結局、俺は、また何も。止めるという選択肢も説得するという選択肢も放り投げて逃げただけ。
ぼうっと食べ物を探していたら、シリアルを見つけた。
これを食べ終わったら寝ようと食べ始めたが、砂のような味だった。
そうして自分のまわりに、四方八方に散らばったナイフを手に取って、イヴは自分で自身を何度も何度も刺し続けることとなったのだ。
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