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>>306 アデライド
あ〜これはまた、間違ったのかな〜。
「あはは〜ごめんね〜」
ころころと表情を変える彼女は見ていて飽きないな〜。
「わかりました。異議はありません。
ハイドさんを追い出すのは、何か思うところがあったのでしょうか。
この状況……否定する材料もありませんが。」
>>313 メアリー
「…………」
彼女は聡明だ。
きっと、あの絵が美しく感じられたのは、彼女の瞳がそのレンズだったから。
「俺は、」
きっと、恋人が変わることに、彼女は何とも思わないのだろう。
「きっと、明日の恋人が君じゃないなら、君より大事には思わない。」
解決法が自分の中にあるというなら、きっとその誰かに出会う必要は無い。もう出会っているのだから。
「どういう意味か、分かるかい?」
「当然、大人しくはいそうですか、と閉じ込めれるつもりはありません
……約束があるんです。どうか、明日までは待っては貰えませんか」
>>319 ハイド
「ちゃんと見てるよ。可哀想だな、って思う。でも、疑われている理由はわかるはず。それがハイドのせいじゃなくても。
…わかった。
【ハイドを追い出すのは、やめてあげる。】
その代わり、毎日誰を守ったのかメモを貼って。できる?」
〜〜〜昨日の晩〜〜〜
領主様から言葉をかけられたけれど、なんと返していいものやら。
本物も偽物も、与えられただけの役目ではありませんか。
けれどそうしていると、隣に立つ"恋人から"腰に手を回され引き寄せられました。
彼は少しばかり自分より背丈があって、眼鏡をかけていることはわかります。
何か呟いたようだったけれど、何故か聞き取れませんでした。
与えられただけでも、役目をこなすのが秩序のためなら。
それが「そういうもの」なら。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【決定変更】
閉じ込める人→【教皇の運命 ホーラ】
それと、【どんな理由があっても、ハイドを占うのは禁止】。2人とも、意味わかるよね。
>>309 ユリア
「私はレイリーン、エリック、エルフィンの中から占えばいいのかな、わかった」
ハイドを閉じ込める選択に眉を下げる。
正直ハイド自身は話したこともないのでわからないが、コズエとイータの気持ちを考えると気は進まない。
でもそれはユリア達だって思っているかもしれないし、イヴが本物の占い師で彼が呪狼で占った可能性があることも理解できた今、ユリアの決めたことに反論はできなかった。
「変更ですか。わかりました。
……根拠のない言葉ですみませんが、やはりお顔のあまり見れない方は信頼に欠けます。
先ほどと同様、否定する材料はありません。
公平公正な判断をすれば、そこに落ち着くのは自然でしょう。」
ユリアの決定(>>327)を聞いて、悲観していた表情が安堵感に包まれた柔らかいものに変わる。
代わりに誰かが閉じ込められるのは素直に喜べない。ユリアの言いたい意味も何となくは分かる。それでも、彼が今日いなくなるのを受け入れられない。
……あの扉の先が、彼の幸せだとは到底思えないからだ。
安心して涙が僅かに浮かんだ瞳をハイドに向けた。
手摺りと壁を伝って、記憶を頼りに部屋を後にします。
聞こえてきた声からすれば、招待されたほとんどの者がそこにいるようでした。
「あら。私は閉じ込められてしまうんですの?
割り当てられたお部屋にかしら。
それともどこか別のところ?」
>>330 ハイド
「ありがとう。ハイドは、みんなに好かれてる。ユリアも、嫌いじゃない。
だから、速い決断をしてくれてありがとう。」
「決定変更だね。了解した」
変わらず、俺はユリアに同意する。
その一方、ハイドに約束があったのなら、良かったとも思ってしまう。
指名しておいて、言うことじゃないのは承知だけど。
>>327 ユリア
「あれ〜変わったの〜?」
あんまり喋ってないからってことなのかな〜?たしかに、おしゃべりできない人だと、こっそり何かしてるかもしれないもんね〜。
「変わった方の決定も分かったよ〜」
>>327 ユリア
決定の変更とハイドを占うことを禁止と聞いてコクコクと頷いた。
「…あ、何度もごめんねユリアちゃん。
私とメアリーちゃんもハイドみたいに占った人のメモを残した方がいい?」
「ああ、そうだな。霊能者もだけど、公証人かどうかも確認した方がいいんじゃないかなと思うけど。
公証人も、今閉じ込めるにはもったいないよね?
何か考えがあるなら任せるよ」
>>339 アデライド
「忘れてた。お願いしてもいい?これから、毎日。」
>>340 エリック
「狩人と同じで、任せようかなって思う。公証人が何かを遺したいタイミングがあるかもしれないし、そこは自由かな、って。」
>>326 領主の男
「……本性を表したわね。醜い人。ええ、仰る通りワタシ、まだまだ元気が有り余ってるの。死神のさだめを生まれ持ってる私に、怖いものなんてないわ。」
/*
こうもサラリと真意を話されては、怒りを覚える前に戸惑いが出てしまうものね。なんの意図があって呼び出したのか、本当にただ暇を持て余してるのか分からないけれど、今は奴のリズムに合わせてあげるしかないわ。
*/
「……楽しかったですよ?どの紳士淑女も恋に身を躍らせて、運命の相手かもしれない人と心を通わせる。ワタシもその1人ですもの。嗚呼、この人が私の事を、共に運命の人だと思ってくれていたら…そんなことばかり考えて眠るんです。…昨日の夜までは、ね。今は不愉快極まりない遊びに付き合わされていい迷惑ですわ。」
>>342 ユリア
「あー、なるほど。そうか。そういうこともある、か。そこまで思い至ってなかった。ありがとう」
ねぎらいの意味も込めて、にこ、とユリアに微笑む。
>>329 ホーラ
部屋の中から聞こえた声にホッとする。
「こちらこそ、突然すみませんでした。では、また後ほど。」
扉越しにそう言えば、リアンは踵を返して階段を降りていく。
丁度その頃だろうか。ユリアの決定が聞こえてきたのは(>>327)。
階段を降りてくるホーラを見つけると、彼女の傍へと駆け寄った。
「ホーラさん。こんばんは。
ええと、先ずは、その説明からですね。」
今朝、スノードームに吹き込まれたリュラの音声を再生する。これで、彼女が理解できなければ、加えて説明をするつもりだが、どうだろうか。
もし、必要としないのであれば、彼女にそっと手を差し出して。
「少しだけ、お話をしませんか。」
そう、尋ねた。
張り出された新しいメモを見た。
ユリアの相手は──
「ハイド」
ハイド、ハイドか。ハイド………。
アイツは、イイヤツだと、思う、し、大丈夫、とは、思う、けど。
ただ……もしハイドが、本当に、運命が歪んでいるのなら、ユリアが危なくならないかなという心配が頭を掠めた。
(……ユリアは、ハイドとどう過ごすんだろう。気まずいだろうなとも思うけど)
ぐるぐるしながら自分の欄を見れば、
吊るされた男、コズエ
「これは……組み込まれたもんだなぁ」
ぼくは貼りだされた紙を見に行く。
「わ〜。本当に変わってるや〜」
明日のぼくの恋人はサロメって人らしい。アデライドは…ガスパールか〜。一緒にいて大丈夫なのかな〜。
「とりあえず、今日はもうそろそろ寝るね〜」
アデライドの部屋に勝手に入って待っているのはダメだよね〜。どこも客室とはいっても、女の子の部屋に勝手にはさ〜。
「アデライド〜、ぼくの部屋で待ってるね〜」
スノードームに残しておけば聞いてくれるだろうな〜。ぼくは割り当てられた自分の部屋に戻ることにした。なるべく、部屋を片付けておこうかな〜。従者さんがやってくれてそうだけど〜。
コズエに至っては男2人のお相手か。
哀れみの目でコズエを一瞥する。
せめて負担にはならないようにしたいけど。
と、ハイドに呼び止められたのに気がついた。
>>350 ハイド
「ん。いいよ」
分かっていた事よね。
月とは今晩で別れるって。
全てを見通している領主が…見逃すわけないわよね。
切り替えなきゃ。
私は太陽。
全てを照らすのよ。
明日の正午で恋人を変える……
領主様は何をお考えなのだろうか。
サロメさんと恋人ではなくなるということだ。元より領主様に決められた相手。
離れると言われても、感慨は薄いかと思われた。
しかし、口から出た言葉はそれとは反するものだった。
どこかから戻ってきたサロメさんを見つけ、声をかける。
>>343 サロメ
「サロメさん。明日から、恋人の相手が変わるという掲示がありました。あなたと恋人であるのは、明日までということになります。
私は……仮に与えられた関係だとしても。あなたとお話することができて、よかったと思います。
あなたは、どうですか?私と話したことを、よかったと言ってくれますか?」
>>エリック
目が合うと笑いかけて、コズエを指さす。
( や さ し く し て)
そう声に出さずに口を動かして、お願い、というポーズをした。コズエに、…イータにもだけど、一瞬でも嫌な思いをさせてしまったから。
明日からの相手を確認して、2人か……とげっそりした表情をした。
両手に花っていう意味かしら?本当に皮肉が効いてる事。
花屋としてのプライドも天秤に乗せられてる気がして、げんなりしたが明日の事は明日考えようとこちらを一瞥したエリックに会釈をした。
その時、すれ違ったハイドに密かに目配せを送る。
ちょっと早めに戻って、心の準備をせねば。
>>343 サロメ
「権力ってのは人を映す鏡だ、持った時に実像が浮かび上がる。それ見て君の選んだ言葉は醜い、か。
その吐いた言葉の重さ、よく反芻する事だ。
必ず後悔することになるだろう、サロメ・ブリテン。」
「乙女は、お姫様は、楽観視が得意分野か?
死神のカードを持って産まれて、よくものうのうと両思いなどという展開に心を馳せていられるな。
君の相手の幸せは、君の隣にないことぐらい何回も経験してきただろう。
なぜ、今回は、今回は、と自分を騙し続ける?
気分を悪くするだろうが、これは嫌味や暴言のつもりは無い本当に純粋な疑問として受け取ってくれ。
『君は本当に自分の幸せな姿を想像できるのか?』」
王様は本当に存在するのか?
君は本当にお姫様なのか?
>>321 レイリーン
フードの下からレイリーンを見つめた。どういう意味で言っているか分からないほど、メアリー・アンは子供ではない。
「そう言ってもらえるのは素直に嬉しいです。と、メアリー・アンは感謝します。ありがとうございます、レイリーンさん。」
吐き出す息と一緒に小さく笑って、それから視線を彼の手に落とした。
「……わたしは正直なところ、まだあなたを愛せるかどうか分かりません。
けれど、興味はあります。あなたがほかにどんな感情を隠しているのか。どんなことを幸福に感じ、喜び、怒り、悲しむのか。
それが、知りたい。わたしにそれを教えてください。」
「それから──どうか、わたし以外の人間に殺されないで。
あなたが死ぬ時が来るとしたら、それはわたしに盛られた毒で、ですから。」
最後に冗談を混じえて、メアリー・アンは唇をあげた。
「明日の朝も起こしにいきます。と、メアリー・アンは約束をします」
全ての発言をスノードームから聞く。
安堵していいのかわからない。しかし、ハイドが幽閉さらるのを免れた。
さらに領主から組み合わせの変更を言い渡される。
自分の相手は昨日からハイドの恋人であったイータ。
(本当に悪趣味が過ぎますね·····どう動かそうとしているのでしょう·····)
はぁ。とため息1つ付くと、食堂の椅子に腰掛けた。
>>356 ユリア
健気なユリアに胸が締め付けられる。
人目も気にせず抱きしめたかったけれど、そこはグッとこらえた。その代わり、「心配しなくていいよ」という意味を込めて、大きく頷いてみせた。
「それでは、そろそろわたしはユリアさんの話を聞いてきます。と、メアリー・アンは立ち上がります。
おやすみなさい、レイリーンさん。良い夢を。」
「……このような状況では、寝付けというのも難しい話でしょう。
しばらくここで過ごすとしましょう。」
キッチンへと向かい、湯を沸かし始める。
>>コズエ
微かに聞こえてくる音がある。
これはきっと正気を飲み干した狂気の声。
"恋人"よ、堕ちる所まで堕ちてしまえ。
その方がきっと楽だから。
でも、あと一押し、少しだけ足りていない。
「コズエ君」
そう呼び止めた。
「結局、イヴ君の元には行ってないみたいだね。
彼女が狂ってしまう前に一言だけ声をかけてあげてくれ。
内からの声は届かないが、その逆は届くからな。
責任を果たしてこい、これは提案じゃない。
意味はわかるな?」
>>358 ハイド
ハイドからの提案は魅力的だった。そりゃあ、そう約束出来れば。
護衛を……してもらえるんなら。
けど。
「……俺は、ユリアが好きだよ。この短期間に、自分でも驚くくらいにね。
でも、『誓う』ことは約束出来ない。そりゃ、そうできたらいいとは思ってるさ。そうしたい。
でもね、俺も、ユリアも、互いに家族のことを考えて納得済みなんだ。
場合によっては、君がイラつくくらい親しくすることも有り得ると思う。
ただ……人として守るべき一線は、守ろう。この解釈は、ハイドに任せる。
俺はむしろ……少なくともユリアと恋人の間は、ハイドには、領主様を下手に挑発しないで欲しい」
この男は、飄々としているように見えて、時に熱すぎる。
決して富んでいた訳ではない。
しかし、不自由なく、平穏に過ごしていた。はずなのに───
心の中で渦巻く物がある。
今まで感じた事のない、黒い何か。
憤り?嫉妬?不安?
·····いけない。僕は節制の運命。
調和こそが僕の優れている所。
我慢すればなんてことは無い。
女教皇の聡明、女帝の家庭を守る、皇帝の安定、教皇の信頼などなど。
身を粉にしてでも、自分に出来ることをしなければ。
なんてことはない·····
>>342 ユリア
「わかった!じゃあ今日はもう寝させてもらうね。
色々決めてくれてありがとう、おやすみ」
>>351 スティーグ
寝る前にスノードームを確認するとスティーグから伝言があった。
「あっ急いで寝る準備しなくちゃ」
少し早足で寝室へ向かい、いつもより急いで(でもちゃんと念入りに)寝る準備を整えるとスティーグの部屋へ向かった。
早足のせいか少し早まる心臓を落ち着かせて、コンコンとドアをノックして声をかける。
「スティーグ…起きてる…?」
部屋に戻る前、声を掛けられた。その声は振り向かずともわかる程に脳に根付いていた。
とはいえ、失礼のないように振り向いて頭を垂れるのだが。
>>365 領主の男
「……はい、申し訳ありません。
領主様の命とあらば、すぐにでも」
嫌な予感がするが、長々とした受け答えは今の状況下で得策ではないと判断し、深々と一礼してその場を去る。
行き場所は勿論、イヴが幽閉された扉だ。
新たな恋人が発表されたらしい。
俺はそれを見て、小さく息をついた。
どうして、あの少年があんなに許容できないのか、分からない。今まで、俺に敵などあってないようなものだったのに。
>>ラーク
「……やあ、美味しそうなものを飲んでるね」
俺は食堂に戻って、一人酒を飲んでいたラークに声をかける。
何処と無く、表情が沈んでいる気がして。
扉の前まで来れば、そこだけどんよりと濁っている気がした。重苦しい、息を吸うだけで肺が黒ずみそうな錯覚がする。
一言、と言われたし手短に済ませようと扉の前に立つ。
>>イヴ
「……こんばんは、イヴさん。昨日ぶりね。
昨日は貴女を放ってしまってごめんなさい。……貴女の顔すら見ずに、すぐに貴女が居なくなってしまったのは……心残りだった。話して、和解が出来ればとは思っていたから。これは、本心よ。
……もし、貴女が許してくれるのなら。その時は、どうか私と面と向かってお話しましょう。
おやすみなさい、イヴさん」
いつも側に居た彼女の姿がいないのを、視覚でいないと判断して寂しく思ったのは事実だ。
扉に軽くキスを落としてからその場を去った。
>>366 ハイド
部屋に戻れば香水をつけ直して、メイクの確認した。ばっちりのタイミングでノック音が聞こえてゆっくりと扉を開けばそこに居たのはハイドの姿。
部屋に迎え入れれば、どこに座ろうかと悩んだ後に備え付けのソファに座り、隣を薦める。
もし、彼が座るのが大変そうであれば手伝う事だろう。
>>367 ホーラ
「あぁ……その事を言われると痛いなぁ…」
片手で自身の髪をくしゃりと乱す。
眉根を下げて、少し困ったように笑った。
「………でも。そのことも含めて、貴女と話がしたかったんです。貴女があそこに閉じ込められてしまう前に。」
彼女の手を引いて、向かった先は書庫。ここなら、誰にも見つかることはないだろう。
繋いだ手はそのままに、くるりと彼女の方を向き直る。
「……まず、昨日は突然すみませんでした。貴女の許可も取らずに、あんな事をしてしまって。
殴られる覚悟はできています。ここなら誰も来ないでしょう。どうぞ思い切り、気の済むまで。」
平手打ちでもなんでも受け止めるつもりでいた。ただの作業としてリアンの中では完結していたが、彼女の中ではそうではなかったかもしれない。
心に決めた相手と初めての……という心持ちなら殴られても仕方がないだろうから。
じっと彼女の瞳を見つめて、反応を待った。
>>359 領主
「………………」
「……ふっはは……あははっ…何を仰りたいのかわからないわ。私が死神だから、愛を受けられないと?私が死神だから幸せを得られないと??別れや強制停止、ゲームオーバー…っその運命を持って生まれた私がお姫様にはなれないって、なぜ言い切れるの!?」
/*
思えば母はとても過保護で、私が死神と罵られないように周りの子供たちから私を遠ざけていた。
マーメイドの悲劇が大好きな私は、なぜ別れを愛してはいけないの?と毎日疑問に思っていた。
けど世間は死神を嫌うから。他人によって不幸にされることを恐れるから。何も悪さをしていない私たちを避けて歩く。
バリィン……ッ!!!!と、私は感情のままに部屋に飾られた壺を叩き落とした。手からは、跳ねた破片で切れたようでぽたぽた血が滴っていた。
*/
「私は幸せになれるわ…私だけは死神の運命を愛しているんだもの!!素敵な物語のヒロインとして生きて、恋して!夢を叶えて!!!最後には愛する王子を思いながら泡になったマーメイドのように別れごと愛して悲劇を演じてみせる!!それが私の……っ私たる証明よ」
>>377 ラーク
「おや、いいのかい! 是非お願いするよ」
そう言いながら、彼の一つ隣に座る。
「……大変なことになったね。恋人が変わるなんて、驚いたよ」
続き
「………私の感想は以上よ。他に何か、御用はあるかしら?あなたが新しい恋人をあてがったものだから、彼と過ごす時間が短くなってしまうの」
/*
ぼた、
ぼたぼた、
血が落ちる右の手の甲を押さえつけながら、少し怒りを抑えるようにそう尋ねた。
もうこんな所にいたくもない。早く戻って…彼の元へ行きたいのに。
*/
>>374 ハイド
「……わかってくれて、ありがとう。
俺は、カッコ悪いけど、しがない小市民なんだよ。守るべきものが色々あって……自分を折ることに慣れすぎてるかもな」
自嘲気味に笑う。こいつ、やっぱりイイヤツだよなぁ。
ハイドの肩を優しくたたく。
「カードで遊んだ仲だからな。ほら、今日明日、頑張ってこいよ。約束があるんだろ……男を見せてこい」
>>372 メアリー
メアリーの呟きにあっとなり慌てる。
「そうだよね、普通にメモを残しておいてもみんな見えちゃうし…公証人宛でいいのかな?」
>>384 ラーク
「はは、慧眼だ」
俺はテーブルに頬杖をつく。
「俺はね、明日の正午からは、コズエを恋人として扱うさ。恋人の恋人は恋人、という理論なら、勿論、エリックのこともね」
「だが、領主様は別に、恋人を定義付けしているわけではいらっしゃらない。ただ寄り添うだけのものたちもいれば、家の結び付きのためのもの、他の誰かに懸想しあう者もいるだろう?」
「だから、例えば────他に本当に大事な人がいたって、問題ないはずさ。」
テーブルに落としていた視線をラークの方にむけると、ぱっと笑顔を向ける。
「だから、きっと明日も楽しい一日になる。ま、閉じ込められていなければ、の話だが」
>>リュラ
「従者さん、従者さん。いる?
メモのことで、聞きたいの。
明日の朝になってから貼りだせるメモがある、
と思っていたけど、用意されていないみたい。
困っちゃった。」
そう言って、眉を下げた。
>>385 ハイド
満身創痍の彼の肩を支え、ソファに座ってもらう。その時に触れた手は熱を帯びていた。彼にバレてないといいのだけど。
香水の話をすれば、ポケットから小さな瓶を取り出す。
「これは月下美人という花の香水です。兄が調香師をしておりまして。特製のものですから売り物ではないのですが。
私は首と手首に。淡い香りですから、それより下だとあまり香らなくて」
軽く自分の手首にひと吹きしてみせる。
「最初は落ち着きのある香りなんですけど、段々甘くなるんです。よければ、嗅いでみるとわかりやすいかと」
手をそっと差し伸べた。
決定が出た。
そして、ご領主さまからお達し。
…チクリと胸が痛んだ。
今朝方『恋人』に触れていた唇に指を当てる。
心が震えるのを感じる。
これはきっと『恋』。
あの人のことを目で追ってしまう。
何をしているのかが気になる。
誰と何を話しているのかを知りたい。
離れるなんてことは考えられない。
もし一番最初にあてがわれたのが彼ではなかったなら、わたしはこんな風に思うことが出来たのかな。
針の刺すような痛みは心臓を握り潰される様な苦しさに変わる。呼吸がしづらい。
「ラークさん…」
声にならない声は喧騒の中に消えたかも知れない。
>> メアリー、アデライド、ハイド、他にも遅延メモを残したかった人
「ユリアも探したけど、みつからない。
だから、公証人にむけてメモを残して欲しい。遺言、だね。遺言は1枚しか残せないから、【今までの行動を全て記録したメモ】に、毎日張り替えて。
あとは、もし夜遅ーくまで起きてる人がいれば、ギリギリに貼ってもいい。あと、結果を出す順番は決めない。」
>>386 アデライト
「一応、公証人宛にメモを残しました。と、メアリー・アンは頷きます。明日の朝、起きた段階で普通のメモにも書き残しましょうか」
>>391 ユリア
「遅くまでお疲れさま、ユリア」
ユリアを後ろからそっと抱きしめる。
これは、レイリーンもやってたから…セーフ。
「……ケーキ食べるの忘れてたんだ。こんな遅くだけど、一口もらってから寝るね」
>>397 エリック
「ありがとう…疲れた」
わざともたれ掛かる。首をぐっと上に曲げると、逆さまのエリックが見れた。
「ケーキ。ユリアも食べる。」
>>394 ハイド
「誕生花なんです。思い入れも深くて」
そう答えながら、手首に這われる彼の指に身体中が少しずつ熱くなっていくのを感じる。
菫色の瞳は彼の姿を捉えて離さず、唇は固く閉ざして声が出るのを堪えていた。
そう、彼にキスを落とされるまでは。
「……ッ……」
リップ音のような、小さな声が出てしまったと顔を赤くしていれば覗き込まれる瞳がかち合う。熱を帯びたその瞳をじっと見つめた後に、首は自然と肯定の意を示す縦に振られた。
コズエの空いた手はそっと彼の膝の辺りに添えられ、隣という事もあってかなりの近距離になっていた。
>>395 ラーク
「どうかな」
俺は曖昧に首を傾げる。
「そんな大したことじゃないさ。領主様ほどの力を持たないからこそ、小手先の言葉遊びで誤魔化しているだけ」
ラークに用意してもらった酒を一口含む。
「……さっきも、振られてきたところなんだ、実はね。
俺の場合は、二種類の解釈をするかな」
「ひとつは、その相手が、俺の人生にとって不必要だった。
もうひとつは、相手はその後必ず俺のものになる。すなわち、愛が帰ってこないのは、それがまだ過程に過ぎないからだ」
どちらにせよ、俺の人生には損失がない。
しかし、これは俺の運命が皇帝であるから言えることであって、目の前の迷い子には全く参考にならないことかもしれない。
>>399 ユリア
ユリアの返事に、ぱあっと笑顔になる。
「可愛い」
もたれかかる彼女をきゅっと抱きしめてから、ガスパールが乾かないように置いてくれてあったであろう、ケーキのところに二人で向かった。
(土台がどうのって聞こえた気がするけど、まあいいだろう)
「ユリアは俺よりいっぱい頭を使っただろうし、甘いもの補給、大事だよね。はい」
ふわふわのケーキを皿に取って、ユリアに渡した。
>>402 エリック
朝貰った1切れよりずいぶん大きくて、目を輝かせた。
「こんなに、いいのかな」
口にする前から幸せを感じる。いただきますと手を合わせて、口に運ぶとチーズの香りが広がった。ふわふわで、トロトロで、サクサク。この世で1番幸せな気がする。
>>370
ノックの返事はなかった。
寝てしまったのだろうか。
自分の部屋に戻るか考えたが今日はどうしても一人で寝たくなくて、そっとドアを開ける。
物音を立てないようにベッドに近付いて布団に潜り込むと、スティーグの手を握っておやすみなさいと囁き、安心したように眠りに落ちただろう。
>>308イータ
「呼びにくいのならば、ラーぺでいいにゃ。猫から脱却しているだけ、随分マシなもんだからにゃ。
……にしても、コレはそんなにネコに見えるかね?会う人会う人、オレのことを指しては猫と言う。」
黒い耳の先を自信なさげに摘んだ。
「経緯についてはわかったようなわからんような。
“狂人が共有者を名乗る”のと、“占い宣言が遅い人間を疑う”のはどこでどう繋がっている?
オレの意見をわかってくれたのならばよいんだが……
残念だがオレに祝福に照らされた道は見えないようでね。
運命の輪には一時のチャンスしかわからないんだから、まったく。」
>>407 エリック
「あーーん」
こういうものらしい。家族もお嫁さんをもらった時にこうしていて、食べ物を分け与えるという意味だと言っていた。
けど、そんな理屈よりなにより、愛しい人とこうするというのがたのしい。
「おいしいでしょ?」
幸せな顔を隠しもせずに、ニコニコと言った。
>>406 サロメ
「サロメさん。こちらこそ、ありがとうございます。
そう言ってもらえて、とても嬉しいです。
あなたが領主様のところへ行ったときに、もう今日は顔が見れないかもしれないと思いましたので……よかったです。面と向かって、お礼が言えましたから。
あなたは、死神の運命を持っていた。でも……あなたはあなただった。その運命に腐ることなく、まるで草原に咲く凛々しい花のように鮮やかに在った。
心から、素敵だと思いました。
あなたに、会えてよかった。」
>>401レイリーン
「それだとしても、誤魔化せる人と誤魔化せない人がいるのは明白です。僕は後者ですけどね」
グラスの中の氷をカランと音を当てて遊ぶ。
振られたという言葉に目を丸くした。
「2種類·····不必要かまだ可能性の先にあるのか。ですか。本当に強かですね。
その過程は、いつまで続くのでしょう。1ヶ月、半年、1年·····不必要だったと判断するための材料を、僕なら探してしまうかもしれません。
運命に縛られて生きている僕達は、それ相応の行動が求められます。それから逸脱する事は、時として是になるのでしょうか」
脳裏に焼き付くは今朝の出来事。
欲望のままに行動する事もできた。でもできなかった。
だって節制の運命なのだから。
>>412 ユリア
ユリアが笑顔で「あーん」と、俺の口にケーキを入れてくれる。
口の中のケーキの甘みと一緒に、幸せでとろけそうだった。
ユリアも幸せそうにニコニコ笑っていて、こちらもつられて柔らかな笑みを浮かべる。
それは確かにかけがえのない時間で。
ユリアと出会えた点については……本当に来てよかったと思う。
「うん。最高に美味しい」
ガスパールに、密かに感謝した。
「安くはないんだけどな。」と呟きながらツボの破片を拾う。
滴る血は飾られている石楠花を彷彿とさせる。
あの剣幕は紛れもない憎しみを放っていた。
マーメイドが聞いて悲しむ、セイレーンよ。
自分の心を自分の言霊で補強するのは戦いているからだ。
紙粘土のように都合よく、捏ねてちぎって繋ぎ合わせて。
飴細工のような理論武装は容易く崩壊する。
「愛を知らないから傷つかない、か。」
ストン、と腹の中に落ちるような言葉だった。
適切に私という形を揶揄した言葉だった。
だけど、何故か、コンクリートを叩いた時のように響かない言葉だった。
彼女のあの言葉には重みがあった。
意味がある言葉は誠意を持って受け取っている自負があ る。
なのに、なのに。
少し気持ち悪くなって、私はその事について考えるのをやめた。
──────────
レイリーンと話をする前。
スノードームに1つの言付けを残した。
「メリッサさん、僕の部屋でお待ちしてます」
それだけ言うとその場から去った。
>>408 >>409 >>410 ハイド
私は月の運命ではないけれど。月下美人の花を何よりも愛していた。
脆く、儚い1夜しか咲かぬ花。私が手を離せば枯れていく。側にいてあげたいと思う花。
月の運命を冠する彼も、そんな月下美人と被る所があって惹かれたのやもしれない。
ゆっくりと近付く彼に心臓は熱く早く、血潮を感じるほどに動いていた。
冬のはずなのに、とても熱い体。でも、それは彼も同じで。同じ体温に酷く安心感を覚える。
「……ん…っ……ふっ……」
嬌声にも似た声が漏れる。彼の吐息が近くて、でもその事に対して受け入れてしまっている自分もいた。
ふと、耳元で囁かれる彼の低く、掠れた声に驚いたように目を見つめる。
ずっと、私が欲しかった言葉。これは夢なのだろうかと疑いたくなりながらも、そっと彼の手に自分の手を重ねた。
「…………私も、貴方をお慕い申してます。
たとえ何があっても、この手を離さないで」
そう言って、花が咲くようにふわりと笑う。
ラークさんを見つけた。
レイリーンさんとお話をしているみたいで、普段のわたしなら邪魔をしてはいけないという気持ちが勝ったのかもしれないけど、抑えることが出来なかった。
「ラークさん…」
『恋人』の名前を呼ぶ。
そのあとの言葉は出てこない。
ラークさんを遠くに見て、両手でスカートをぎゅっと握り、俯いていた。
…泣いていたのかもしれない。
>>414 ラーク
「ああ、言い方が悪かったかな」
グラスを回す彼を横目で見る。
「愛を得ようとする過程には価値がある。けれども、求めていたものには価値がないんだ。だからね、気付くんだよ。「ああ、これ以上はいらないな」と」
「……運命は、己で制御できるものではないよ、ラーク。
だからといって、君の行動を縛るものではない。行動の果てにあるのが運命だ。君がどのように動いたとて、節制は君を迎えに来るだろう」
だから、どんな危険を冒しても、俺は常に成功してきた。
ラークさんが部屋を出ていく。
すぐに追いかけたかったけど、何をどう話せばいいかわからなかった。
追いかけて、拒絶されたらと思うと、再び息の仕方を忘れてしまう。
……
…
…ラークさんの声が聞きたい。
彼を傍に感じたい。
スノードームには彼の声もきっとあるはず。
……
…
気がついた時には、わたしはラークさんの部屋の前に立っていた。
だけど。
だけど。
幼い日、危険だからと他の子供と遊ばせてもらえなかった。
健康に良くないから、と菓子を与えてもらえなかった。
それは、俺にとっては確かに不必要で、無価値だ。今の俺の成功は、俺の過去で出来ている。
嘘じゃない。それこそが、紛れもない、俺の運命。
だけど。
胸の内の幼い子供は、いつも1人で泣いている。
>>312エリック
「にゃんと、舌の根の乾かぬうちににゃんこ遊戯(プレイ)かにゃ?
我が社のイヤーシリーズはそのような用途で設計したわけではないが、購入後の利用方法までは口を出せぬからな……
ただ注意事項としてこれだけは。」
仰々しく顔を顰めて、エリックに近寄る。
抜けた腰のせいで近くなった顔に寄せてコソコソと声を潜めて話し始めた。
「彼女は一見したところ、惚れた腫れたの経験は少なそうだ。初めから飛ばして行くなよ、お若いの。
ま、冗談はその辺で。彼女はそのままで良いとか吐かしていたが、アクセサリーはそれだけじゃないぜ?
彼女はフリーじゃないぞ、と牽制のプレゼントなんかもよくある。
自分の瞳やイメージカラーの装飾品を付けさせることが特に多いが……
気の狂った“恋人”制度だ。彼女を安心させるって意味でも一考を願うよ。
ミシャンドラ商会はイヤーシリーズだけでなく宝飾品、アクセサリーも承っておりますので!」
「……。」
どうしたんだろ、わたし。
わたし、こんな子だったっけ。
『メリッサちゃんはいつも元気で素敵ね』
『メリッサと話していると下らねえ悩みなんて忘れちまうよ』
そんな風に言ってくれてたみんなが今のわたしを見たらどう思うかな。
…うん、わたしはわたしらしく、だ。
自分の運命を信じよう。
わたしは愚者の運命のメリッサ=フォスター。
始まりは今ここから。可能性は無限大。
「ラークさん…メリッサだよ。」
わたしは、ドアを軽くノックするのでした。
>>413 エルフィン
「………え…?」
/*
気付かなかったけど私、その言葉を聞きながら涙がとめどなく溢れてきたの。
*/
「……っあ、れ…?変なの……嬉しいのに笑顔になれない…。
私ね?貴方が思うほど凛としてないの…自分の運命を理解して、愛してるつもりでも…時々吐きそうになるほど憎かった。それを気付かれたくなくて、運命になんて惑わされないって顔で笑って自分に嘘ついてた…。
そんな私を素敵って言ってくれて、ありがとう…。
貴方は正義の運命を実に誠実に生きてきて、時々自分の正義に疑問を持っているみたいだけど…人の気持ちに寄り添うことが出来る人は、そうやって自分の行いを悩み続けられる人よ。貴方みたいな。
だから…貴方はとても素敵よ。私にはもったいない恋人だった。」
>>ユリア
ユリアと恋人繋ぎをして、彼女の部屋の前まで送る。今日は、それぞれ部屋で一緒に過ごす人もいるらしいけど。
(本当は、そりゃあ、ねえ。一緒に寝たいけど、それはね。普通に一晩なんて過ごせそうにないし)
無理に急ぎたくはなかった。でも、アデライドにも応援してもらったことだし、2回目だし。これくらいは。
「ユリア、おやすみのキスね」
また、彼女の頬に手を添えて、そっと口付ける。
(あー……好きだ)
しみじみとそう思ってから。最後に額と額をコツンと合わせた。
「おやすみ。可愛いユリア」
「あと……手がいたァい〜!」
/*
思い出した。私壺かなんかの破片で怪我したんだった…。
安堵感と共に痛みもやって来て……涙がそれに伴ってダバダバ流れ始めた。
*/
「そんで?
閉じ込めるのは教皇の、ね。
すんなり受け止めたのは少々不気味だが、覆らないと諦めてのことかな。」
「月の彼を放置できないのもわかる。
吊るされた男の彼女との差がわからんが、去った恋人の彼女の性格的なことかね?
色々手続きで戸惑ったようだしな、【オレとしては能力フルオープンも視野に入れてほしいなと思うぜ。」
「ッハァーーーー!!寝てたわ!!
お師匠の課題の新レシピウキウキ考えてたら!オレは!!いやボクとしたことが!」
スノードームに耳をそばだてる。次第にイライラとこめかみが熱くなってくるのを感じる。
「…………オレ、こういうのニガテ……
ハグアンドキスアンドアンドソーオンッッ!!ってアンタら4時間の歌劇より展開が早え」
マドモワゼルを優しく愛おしむのは好きだ。
だがオレはどちらかというと手は遅めだ。ゆっくりと語らっているヒマがないのはわかる。わかる、が……
ひとまず、【指示は理解した】。
クソッ……!このスノードーム!!飛ばしたいシーンは飛ばして聞けねえのかよ!
……自分のメモに重要そうなことを書き取りながら、睦言を丁寧に記録したソレを頭から聞いた。
>>420レイリーン
「·····難しいです。
僕にはまだそれを理解できる域に達していないのでしょうか。それとも頭のどこかで理解しているけど、心が拒んでいるのでしょうか。」
テーブルの上に突っ伏して項垂れる。
ここにきてらそんな姿を見せたのは初めてだろう。
そのまま話し始める。
「運命を信じない事はありませんでした。
だけど、自分の行動に必ず運命が見え隠れするんです。感情で、本心で行動できる運命の人を羨ましく思うんです。
無意味な努力は無駄だって言われるかもしれません。だけど、無意味無価値は誰が決めるのですか、自分に取っての意味や価値は自分にしか決められない·····そう思うんです。」
レイリーンの双眸をしっかりとみる。
自分でもよければ、何かを与えられる存在であればいいなと思うのであった。
新たな“恋人”とやらも発表されたが明日の正午から。
それまでは英気を溜めよってか?
次の相手はまともにオンナでただ1人。
愚者の彼女の今日のお相手が嫉妬深くないのを祈るしかねぇかな。
人のペアまで見てなかったせいで全く誰だかわかったもんじゃない。
>>424 ハイド
手を重ねて、お互いの肌と肌が触れた時。このまま1つになれそうだなんて蕩けた目を向ける。
彼の言葉に花のように微笑んでいれば、口付けを落とされる。自然と膝から首へと回っていた手はどちらの意志のものか。
近付いた距離は0。きっと、溶け合う程に2人は交じあっただろう。
その後は、ベッドで眠りにつく。ふわふわと霞む頭で彼の袖を掴めば。
「……ハイド、いっしょに…ねて」
と微睡む目で頼んだかと思えば、返事も待たずに眠りについた。
少し時は戻って
>>423 ラーペ
(くそ……どいつもこいつも……俺の「繁栄」はお盛んって意味じゃねえぞ……)
微妙に否定しきれず苦々しい顔でラーペを見ていると、商人らしく営業してくる。
ちなみにこのときのラーペの忠告は、その後心の安全運転をするのに少しだけ役に立ったのであった。
「……ふーん。普通のアクセサリーもあるんだ。それはちょっと、まあ、見たいかも、しれないけど」
好かねえなぁと思いつつ、異端じゃないとわかった今、状況的に特別怪しい訳じゃないのも事実で。頭の中はユリアに似合うアクセサリーの想像で埋まりつつあった。
扉が開くと、とても、とても逢いたかった『恋人』がそこにいた。
>>433 ラーク
「ラークさん…ラークざん"ん"ん"」
あ、ダメだ。溢れた。
ラークさんの顔を見たらあっさりといつものわたしとやらはどこかに行ってしまった。
えぐえぐとしゃくりあげながら促されたベッドに腰掛ける。
そして。
「ラークさん、わたし、ラークさんのことが好きです…。」
一度溢れた想いは留まることを知らないのだった。
>>428 ホーラ
焦点の合わない瞳に、交わらない視線。
そして、ホーラのひと言で、彼女の瞳は世界を映さないのだと理解する。
「………そう、だったんですね。」
あまりにも彼女の事を知らなすぎた。恋人として見つめ合えばすぐに分かることですら、リアンは今、初めて知ったのだ。
「……ホーラさん、」
握った彼女の手を、そっと自分の頬へと寄せる。彼女の指が、リアンの頬へ触れる。じわりと温かい熱が伝わってくる。
「分からないのなら、僕の顔を教えます。
貴女の手で触れて、僕の顔を覚えてくれませんか。
………もちろん、嫌でなければ、ですけれど。」
最後にひと言添えて、彼女の反応を待つ。
合わない視線を、世界を映さない瞳を、それでも懸命に見つめながら。
ラークさんがわたしを抱き締める。
>>439 ラーク
「ほんと…?それは、すごく嬉しいねえ…。」
ラークさんの胸の中、今まで苦しかった呼吸が楽になっていく。落ち着いてくるのと一緒に、ラークさん胸から早鐘のように打つ鼓動を感じた。
ラークさんもドキドキしてる。
わたしの音もラークさんに届いてると思う。
だからわたしは。
「ラークさん…続き…して…?」
わたしたちが『恋人』でいられるうちに。
>>442 ホーラ
「悪魔ですよ。正真正銘の。」
彼女の指が、ゆっくりとリアンの顔をなぞって動く。
「……僕も、少し緊張してます。」
自分で提案をしたけれど、丁寧にひとつひとつのパーツをなぞられる経験なんてなかったものだから。それに、なんだか少しくすぐったい。
「えぇ。癖なんです。眉間に皺がよっちゃうぞって、お兄ちゃんに………あ、いえ、兄に何度も言われてたんですけどね。結局なおらなくて。」
苦笑をしつつ、過去の話を打ち明ければ、動きを止めたであろう彼女の手を片手でそっと包み込んで。
「僕の顔、覚えられましたか?」
柔く目を細めて、そう尋ねた。
>>443 ラーク
「んっ…」
ラークさんはわたしのお願いに応えるやいなや、わたしの口を塞いでベッドへと沈ませる。
ラークさんの指が、肌が、唇が、わたしの身体に触れる度、わたしの口からは小さく声が漏れる。
「ふっ…あ…ラークさん…ラークさあん…」
この人と離れたくない。他の誰にも譲りたくはない。
…今ならイヴさんの気持ちが少しわかるような気がした。
>>444 リアン
「人は見かけによらない、ってよく言ったものですね。
ええ。きちんと覚えました。リアンさん」
「優しくしてくださって、ありがとう。
けれど、明日のお昼からはまた別の方が恋人になるんでしょう。
私のことは、気にしなくって構いませんからね」
柔らかな眼差しを受け止めることはできなくても、声色から、指の温度から、感じ取ることはできました。
「そうだ、それからね。リアンさん」
「今、私の恋人であるあなたにお話しておきます。
私の能力のこと。
皆さんにお伝えしていただけるかしら」
頬に手を添えたまま、呟くように続けます。
「私、【霊能者】だったのです。
皆さんのお役に立てぬままでしたけれど」
「はぁ…………また寝てたわ。
今言わなくてもいい気がしてるが、【オレに占いはできない】歪みについて思うところはあるが……明言は避けたい。
今日思ったことのひとつやふたつ、まとめようかと思ったがそんな気分にならないな。
もうじき夜も開ける。もう寝る」
舐めていたユーカリのキャンディをガリガリと噛み砕きながら寝室に戻った。
「オレはパティシエ。エトワール。
明日もオレはその腹を希望で満たしてやる。
星はみんなの希望だが、みんなから見える位置はなあ……まあまあ距離あるぜ」
>>446 ホーラ
「それは、よかった。
……それに、僕も貴女の顔をよく見ることができました。」
世界を映さない瞳は、それでも窓から漏れる月の光を反射させてキラキラと輝いて見えた。美しいと、心の底からそう思う。
「……だとしても。今は、貴女は僕の恋人です。そんなに悲しい事を言わないでください、ホーラさん。」
悲しげに眉を下げ、彼女の頬に手を添える。
短い時間だったとは言え、領主様に決められた関係だったとは言え、今だけは、彼女はリアンの恋人なのだから。
今まで関わりがあったような女性達とは違い、リアンの事を見てくれている。そんな彼女を、恋愛遊戯とは言いながらも、無下に扱うことなどできなかった。
─────────────
──────
>>448 ラーク
「…わたし、ラークさんにどうしても聞きたいことがあって…」
…ラークさんの腕に抱かれながら、ベッドで横たわるわたしは、こればかりは伝えておきたかったとばかりに話すのです。
「わたしはラークさんと…えっと…こう…こういう風になれてとても幸せ…。もう、ラークさんのことしか考えられなくて…ラークさんは明日、違う人と『恋人』になったら…どうするの…?」
「…………わかりました。皆さんに伝えておきます。」
聞こえてきた彼女の告白に、一瞬目を丸くすれど、努めて冷静に言葉を返す。
霊能者だと言う彼女は、本来ならばあそこに閉じ込められるべき人間ではないはずなのに。
彼女の事をもう少しだけでも知っていれば。
言葉を交わせていれば、ユリアの決定に異議を唱えることだって出来たかもしれなかった。
あまりにも、互いを知らなすぎたのだ。
けれど、今さら後悔したって、意味は無い。
悲痛に歪む表情が、彼女に見えていなくて良かったと、今だけはそう思った。
時計の秒針が、静かな書庫に響き渡る。
他の恋人達とは違うタイムリミットが近付いていた。だからこそ、最期の最後に、誰にも指示されることがないこの場所で、恋人として。
「──ホーラさん。」
彼女の名を呼べば、リアンは優しく目を細める。
頬に添えていた手を、そっと彼女の後ろへ回すと、その身体を自身の腕の中に包み込んだ。
背の高さはほとんど変わらない。
優しく抱き締め、彼女の耳元でそっと囁く。
「ほんの少しの時間だったけれど、貴女と恋人であれたこと、僕は嬉しく思います。
………ありがとう。僕の恋人でいてくれて。」
本心からの感謝を伝えれば、そっと身体を離した。
そのまま、リアンはホーラの手を取る。
指を絡ませ、優しく結ぶ。恋人繋ぎだ。
「……行きましょうか。」
そう言えば、そのままゆっくりと書庫を後にした。
彼女を閉じ込める為に。
皆で決めた決定に従う為に。
彼女の歩幅に合わせた歩調で、目的の場所に着くまで。リアンが歩みを止めることはなかった。
🌕🌔🌓🌒🌑
幸せな、夢を見ましたよ
幸せが、隣で寝ていたからでしょうか
『幸せになりなさい』
口癖の様に、母は言いました。
ーーー太陽のアルカナ
その運命のままに、俺に祝福/呪いを口ずさみ続けて。
でもね。俺はまだ、幸せだったんですよ。
なんせ、母親と言うのは暖かかったですし。
子どもの幸せを願う母親、なんて。普通の筈なんですから。
月と同じように、太陽がくれる光を目一杯使って、輝いた瞳をしてたと思います。
当たり前の様に、自分も幸せになれるのだと
けれども
太陽が寄越す光が強すぎて。
俺は、いつの間にやら、その光を鏡の様に反射するのに、疲れていました
これはまだ。俺が、将来を夢見ていたころの話です
🌑🌘🌗🌖🌕
>>454 ラーク
「ふふ…ラークさんらしいねえ。」
そう言って、ラークさんともう離れることのないようにと、ぎゅっとしがみつくと、微睡みの世界へと落ちて行ったのでした。
ホーラを見送り、自室へ戻る途中。
貼られたメモに気が付いた。
新しく振り分けられた、恋人の組み合わせが書かれた紙。
「──────。」
領主への溢れんばかりの憎悪が、身体中を駆け巡る。
ダンッ、と拳を壁に叩きつけ、伝わる痛みによりその感情を押さえつけた。
『明日からも、頑張ってくださいね』
書庫での思い出。
今はただ、その言葉だけが救いだった。**
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