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>>497 エルフィン
素敵と言われて、心がむず痒くなる。花屋の事だけど、自分の生業を褒められるのは嬉しい。
「それでも、丁寧なエルフィンさんの手腕が伺えます。同時に2つの事をするのは中々難しいんですよ」
…嗚呼、こちらの心まで気遣ってくれている。だからこそ、彼は正義の運命なのだろう。力なく、だが本心からの言葉を掛ける。
「ありがとうございます。……貴方の行動を見習えば、何か変わるでしょうか」
ラークさんという長身のイケメンを探していたら、なんと長身のイケメンに声を掛けられたよ!
なんてこったあ、この屋敷によもや長身のイケメンが二人もいるとは。もとい。
>>502 ラーク
「おっ、いかにもわたしはメリッサだよお。
そういうあなたはもしかしてラークさんかなあ?
ご挨拶が遅れてごめんねえ、わたしの恋人さん。」
冗談を言うように、にっと笑う。
身長差があるので図らずも上目遣いに見上げる形になったよ。
>>507 レイリーン
「! 良かった。と、メアリー・アンは安堵しました。」
メアリー・アンはほっとしたように口角をあげた。
「ええ、コズエはとても知的で優しい女性です。きっとレイリーンさんもお話が合うと思います。と、メアリー・アンは誇らしげに言います。
月の運命の方もおそらくくるかと。では行きましょう。」
>>506 ユリア
「本当?それはうれしいな。改めて、よろしくね。ユリア」
話したことがあるユリアとペアで良かった。
名称だけでも、恋人というからには可愛い女の子と組みたいものだ。その点、ガスパールにはご愁傷さまと言いたい。
「どういうゲームなのかな。協力してやってく感じのだったり?楽しくやれるといいね」
>>513 ハイド
「ふふ、それならよかった。
いいえ、追い掛けられたら慌てた私との追いかけっこがを始まりますもの。シンデレラじゃあるまいし、あれでよかったかと」
邪魔する気はなかったから、これは本心だ。
「あら、そちらの名を先に出すなんて、ご本命なのかしら?困った人。
あの時の様に、私だけを見てくださればいいのに。それで早足になるのも困りますが」
茶化すように言うと、彼と共に歩き出した。
>>509 コズエ
「そう褒めてもらえると、素直に嬉しいですね。両方に手を出すことをよく言わない人もいますから、コズエさんにそう言ってもらえると自信になります。
私の行動の何かを、もしあなたがよいと思えば取り入れてください。私が正しいというわけではありませんから。
少なくとも、今何かを変えようか思案している時点で、もうあなたは変わってきているのだと思いますよ。」
>>505 領主
やはり知られていたかと、心の中で独りごちる。どうあれ、領主様に頂いた言葉には感謝の意を示さないといけないだろう。
例えそれが、心にも思っていない言葉だったとしても。丁寧に、嘘の気持ちを込めながら。
「…ありがたいお言葉、感謝致します。
領主様のお言葉を胸に、若輩者ではありますが、これからも精進して参ります。」
深々と頭を下げ、礼を述べる。
「いえ、余計なお世話だなんてとんでもない。ありがとうございます。正義の方を見掛けたら、話をしてみます。」
そう言って柔く微笑めば、領主様にもう一度頭を下げ、その場から立ち去った。
本が好きとは珍しいと思った。教養の差が顕著なこの街では、あまり本好きな人と出会う機会がないからだ。
もしチャンスがあれば話しかけてみようとそう思って、名前を覚えるべく、リアンはプロフィールカードを確認しに行った。
>>519 ハイド
分かってはいたけど、言葉がお上手な事。私は結構いっぱいいっぱいなのに。と少しだけ拗ねる。
「あら、まあ……。ハイドさんはお言葉が上手な事で。
……シンデレラの件に関しては同意しますが」
>>511 メアリー
「ふうん、君はコズエのことがとても好ましいんだね」
ダイニングついてから、俺は再び話し始めた。
「仮にも恋人にほかの女性と仲良くだなんて──少し、妬けてしまうな」
俺はからかうようにくすくすと笑うと、やってきた二人組を眺めた。
>>517 サロメ
「ふふ、あなたが可笑しいと言うと、私まで何だか可笑しくなってきました。不思議ですね。
今までこんなことはなかったんですが……。
私の、足跡が……ですか。
うん、確かにそうかもしれない。結局、正義は誰にも理解し得ないとしたら、正義の運命を歩んだ私の足跡そのものが、この世にいくつもある正義の一つだと。
それなら、私も胸を張っていられそうな気がします。
……ありがとうございます。
今まで生きてきた中で感じていた重荷が、少し降ろせたような、そんな気分になれました。
あなたは優しく、聡明なのですね。」
先に着いていた2人に声を掛ける。長く待たせてなければよいのだけど。
>>メアリー
「お待たせ、メアリー。お時間、大丈夫だったかしら?」
>>レイリーン
「レイリーンさん、ですよね。
初めまして、私はコズエ・トウマ。この近くの街で花屋を営んでいます。
本日は足をお運びいただき、ありがとうございます」
>>512 イータ
「はじめまして〜ぼくはスティーグっていうよ〜」
これでイータって読むんだ〜。教えてもらわないと読めなかったかもな〜。
「あはは、ぼくも胸で圧死するなんて思わなかったよ〜。アデライドがぼくの恋人なんだけど、ぎゅってされてさ〜」
❁︎❁︎❁︎時間は少し巻き戻り❁︎❁︎❁︎
>>520 エルフィン
「それは…嫉妬しているのでは。…確かに、羨む気持ちも分からなくもないですが」
器用な人を高みを妬む気持ちは少しばかり分からなくもない。
「……それもそう、なんでしょうか。……ありがとう、エルフィンさん。少しだけ…気持ちが軽くなりました。
……また、悩んだらこうして話を聞いてもらっても?」
コズエと共に席につく。
御呼ばれをしましたからには、きっちりと挨拶をしないといけませんねぇ。
>>メアリー>>レイリーン
「初めまして。ハイド・ルーナーと申しますよ。何でも屋を嗜んでます。
コズエさんと共に、食事会に読んでいただいてどうもどうも」
メアリーさんの方は……正直、身体のラインとか一切分からんですね?
レイリーンさんは、男、なんですかぁ。なんともまぁ。胸に詰め物でもしたら、コロッとイッテしまいそうな容姿で
>>528 コズエ
「やあ、メアリーから話を聞いて、会うのを楽しみにしていたんだ。おっと、あまり親しげにすると、隣の彼に怒られてしまうかな」
ひとつウィンクを横してから、隣の男に目をやった。
>>コズエ>>ハイド>>メアリー
「改めまして、俺はレイリーン・エリクル。よろしくね。お近づきの印に、食前酒をどうぞ」
>>526 レイリーン
「へへ……領主様が決めた恋人とはいえ、なんだか擽ったい気持ちです。と、メアリー・アンは照れくさそうに笑います」
冗談っぽく返すと、あとから入ってきた二人に改めて声をかけた。
>>528 コズエ
「わたしたちも今来たところだから大丈夫。と、メアリー・アンは首を横に振ります。」
>>ハイド
「はじめまして、ハイドさん。来てくださってありがとうございます。と、メアリー・アンは改まった挨拶をします。」
「恋人が二人もいるのに、一人は中々見つけられないし一人にはこっぴどくふられるし。
何でだ。劇が嫌いなのか?劇の良さをもっと広めればいいのかな?」
>>440 エルフィン
きせん…?こうへいこうせい…?とたまに疑問符を頭に浮かべながらもなんとか理解するとその場所を想像してみる。
「そこはみんなが自分の得意なことでお仕事できてお金をもらえたんだ!でも今はなくなっちゃったってことは何か問題が起きちゃったんだよね?うーーーん……戦争、世代交代、クーデター…とかあったのかなー。あっ平等に不満を持つ人が出てきちゃったとかもありそう?
そんなことないよ!難しいけどちょっと面白いかもー?」
これまで自分が興味がないことには眼中になかったし机上の知識でしかない勉強はとりわけ嫌いだったが、人が興味のあることを話すのを聞くのは案外面白かった。
>>440 エルフィン(続き)
そして自分に話を振られキョトンとエルフィンを見返す。
「私?私はねー童話の赤い靴ってあるでしょ?あの話が嫌いなの。
赤い靴に魅せられて不幸になった女の子って言うけど、悪いのは女の子で靴は悪くないでしょ?
なのにタイトルが赤い靴ってひどいって思ってね、じゃあ私が幸せを見つけに行ける赤い靴を作ればいいって思ったのがきっかけ!
だから作ることも出来なくはないけど、結構力がいるから普段はデザインメインであとは靴の装飾とかを作るくらい。
靴のデザインはほんとに色々!
街を散歩してあの人にはどんな靴が似合うかなって想像したり、服屋さんとか雑貨屋さんでかわいいなって思う物を靴に取り入れたり、ふとした時に急に思い付いたり!」
エルフィンに負けず劣らず夢中で話し終えるとひと息つく。
他の人を見ると色んな人と交流しているみたいだった。
「恋人の組み合わせも出たし他の人とも話して来ようかな?
お話ししてくれてありがとうエルフィン!また面白かった国とか私でも読みやすい本とか教えてね!」
そう言って笑いながら軽く手を振りエルフィンに背を向けた。
>>553 レイリーン
見抜かれている…?流石なのだわと感心しながらも素っ気ない素振りで誤魔化す。
「…いいえ、ハイドさんは私の杖の様なものですから。お気になさらず」
…本当は、1人でも歩けなくもないけど。いいわよね。
そんな事を言いながらも、ついハイドには目線を向けてしまうのだが。
>>534 メアリー
「そう?ならよかった」
嬉しそうな彼女を見て、何かいい事でもあったのかしらと微笑んだ。
プロフィールカードを確認しに行くと、見慣れぬメモが一枚貼り付けられていた。
"恋人の組み合わせ"と書かれたそれは、どうやらここに来た人達を勝手に二人組としたものであるらしく。
「なんだよ、これ……」
よくよく読めば、リアンの相手はホーラという女性らしい。プロフィールカードには、教皇の運命だと書かれていた。
(慈悲、信頼、社会性、法の遵守……か。
僕とは真反対のような運命の人なんだな。)
どのようにしてこの組み合わせが成されたのかはわからないが、とにかく顔を合わせない事には始まらない。
恋人という括りにはされているものの、ペアを組まされた以上、挨拶くらいはした方がいいだろう。
キョロキョロ辺りを見回しながら、自分よりほんの少し背の小さい、同い年の彼女を探し始めた。
>>450 スティーグ
「あっごめんね苦しかった?息してる?」
スティーグがもごもごと話せなくなってることに気付き慌てて離れるが、きゃーきゃーと騒ぐのは止まらない。
「でもほんとかわいい!顔ちっちゃいし肌白いしちょっとタレ目なとこもかわいー!
女の子の格好させたーい!」
>>514 エリック
「ユリアも、もちろん嬉しい。エリックは、ユリアでよかった?……ほかに、歳の近い子もいっぱいいる」
少し自信なさげに呟く。
「でも、もう決まったことだから。たのしく、がんばる。」
メアリーに親しげに微笑むと、コズエに目をやった。
満更でも無さそうな反応に、つい、口角が歪む。わかりやすさというのは、或る意味で武器だ。
>>538 コズエ
「いや、てっきり俺は彼が君の恋人なのかと。でも、そうか、それは隣の可愛い子の方だったんだね。
失礼失礼」
俺は、こっそりと月と吊るされた男の二人の様子を伺いつつも、もう1人に声をかけた。
>>イヴ
「こんばんは、君の恋人の友人のレイリーンだ」
>>535 アスター
「…………おい。何の茶番か知らんがこっちは初日からひとりで持て余してるにも程がある。
それでも恋人の割り当てられたお歴々の間に入るほど滑稽でもないんだよオレは。
おいアスター。モン・シューとでも呼んでやろうか。三文芝居だが恋人くらいなってやるさ。
…………なんか飲むか?」
>>542 ハイド
「これはたまたま仕事で手に入れたものでね。領主様に献上しようかとおもったんだが、ははっ、しまったな。みんなで楽しんでしまった」
まあ、この会はそういう目的で呼ばれたのだから、恐らくは問題ないだろう。多分。
そんなことを考えながらグラスを口に運ぶさなかも、目の前では甘いのか酸っぱいのかというやり取りが繰り広げられている。
「……この酒が辛口でよかったよ」
>>542 ハイド
丁度彼を見たタイミングで目線が合う。…全く、どうしてこんな時にばかり気が合うのかしら。
少し悶々としながらも、キッチンに従者の人がドームカバーで覆って用意してくれたであろう料理を取り分け、彼の前に置く。
皿に並べるのは勿論、ローストビーフやポークソテーといったとものばかりだ。
「……どうぞ。足りない分は自分で取ってください」
そう言いながらも、殿方が食べる量を考えながら取ったのは内緒だ。
>>541 イータ
「もう、すごかったよ〜。あ〜これが天国なんだな〜ってさ〜。
ぼくは大きいのも小さいのもそれぞれ良さがあると思うな〜」
女性的魅力を考えた時に胸の大きさはやっぱり、わかりやすいけど。ごはんがおいしいとか、その辺も大事だよな〜。
ぼくとしては、空気抵抗少なくて便利だと思うし〜。うんうん、と一人で頷く。
「あ、埋もれてみる〜?アデライドがぎゅっとしてくれるか分からないけど〜」
>>537 アデル
「あの領で起こった問題は……いや、やめておきましょう。長くなってしまうと、せっかくの交流の時間がなくなってしまいますから。
あの誰もが知っている童話の赤い靴がきっかけとは!驚きました。
あなたも、作る靴にはいろいろな想いを込めているのですね。あなたが話す姿から、靴のデザインをすることがお好きなのだと伝わってきました。だから素敵な靴が生まれるのですね。
こちらこそありがとうございました。
またぜひお話しましょう。
あと、私の靴もよければデザインしてください。そろそろボロボロの靴ではなく、見た目の格好いいものが欲しいですから。」
>>545 レイリーン
この人もお言葉が上手…!私はいいけど、メアリーを傷付けるような事は許さないのだからと眉を吊り上げた。
「…恋……!ハイドさんの恋人は、イータさんだったかと。私は、吊るされた男の運命ですから」
そう告げればほんの少しだけ、胸の奥が痛んだ。
>>543 アデライド
「うん、びっくりしたよ〜」
あはは、と笑いながらぼくはこたえる。
「肌白いのは遺伝なんだ〜。日焼けしても赤くなって終わりってさ〜。
女の子の格好か〜したことないけど似合うかな〜?」
>>544 ユリア
思わぬ可愛らしい発言に、少しの沈黙。
「そりゃ、もちろんだよ。言ったじゃん?1桁なら変わんないって。うちの両親15歳差で〜15と30で結婚したらしいんだけど、夫婦仲いいよ。母さんと俺が16歳差だから、それ以上離れると躊躇うかもしれないけど、1桁ならぜーんぜん変わんない変わんない」
と、ここまで言って、ユリアとの結婚を意識してるみたいだということに気づく。
少し照れて視線を上に彷徨わせる。
「えっと、一緒にいる間は、楽しませられるように頑張るね。あ、でももし、話したい人がいたら、俺のことは気にせずに話に行ってもらっていいからね。うん」
>>288 ハイド
「ふむ、その話は聞いたことあるが、その続きに興味はあるかい?」
「愚者が前を向ける理由は愚かだからだ。それこそ言葉の裏を知らないし、夢が叶わないことも想定しない、現実も見ようとしない。
だけど、誰かが教えてしまったんだよ、彼に、真実を。」
「案外、運命なんて簡単に歪むものでね、寒い夜にスープを片手に誰かが彼を諭したんだよ。
彼に真実を捉える力を与えてしまったんだ。
無力を絶望を暗闇を差別を怨嗟を彼は知った。」
「前しか見えなかった彼は初めて周りが空虚なことを知った。
彼に気力なんて残っていない。
事の顛末は想像に難くないだろう?」
「え、なんでこの話を知っているかって?噂だよ、噂。」
>>557 アスター
「略奪愛ねぇ……悲劇か喜劇にしかなんねえな。他人の悲劇ってロマンチックだろ?だから見物するだけなら人気があるんじゃねぇか?テキトーだけど。
空を見上げるすべてのマドモワゼルの希望ではあるが、星を落としたがるマダムからは逃げてきたんでね。
ワインか。年代物も放出してくれるとはあのムッシュの器はともかくとして気前はいいんだな……開けるか。
ワインなら……山羊チーズのピッツァでも欲しいもんだなー……バンケットで何かつまみつつ飲むのもまあ、アリか。
ところで"モン・シュー"。アンタの劇の話もっと詳しく聞かせてくれよ。
何かとガトーってのは題材を求めたがるもんでね」
>>558 ハイド
手は自然と彼と同じ料理を自らの皿に乗せ、隣へと座る。これくらいなら、気づかれないだろう。肉料理は私好きなのだし。
「ええ、従者の方は料理が上手ですね。
私、ですか…人並みには。味は保証しませんが」
トウマの家は昔ながらの…男尊女卑の家。女は台所に立てと言われたし、それで料理は出来る。
それがどうにも…殿方も料理が出来ても損はないのでは?とは思う。家では口が裂けても言えないが。
>>556 サロメ
「そうすることにします。ふふ、この年齢になって笑うことを教えられるなんて、思いませんでした。
甘いお菓子が好きなのですね。実は、私も好きなんです。間食に、よくチョコレートを食べています。少し家計に響くのですが、いろいろ考えているとどうしても食べたくなってしまって。すごく美味しいですよね。
はい、白湯をよく飲んでいます。美味しいか、と言われると答えにくいのですが、手軽に用意できて、余分な味がなく、また温かいので体全体がほっとするような安心感があって、好きなんです。……変わってますよね。」
>>555 スティーグ
「ごめんね?私かわいい人とか物には目がなくて…」
のんびりとした返答に少し冷静になりしゅんとする。
「女の子の格好絶対似合うよー!
女装したスティーグ…いい!想像しただけで新作できそう!
…あ、でもこのイベント中?は恋人なんだからまずはお互いを知らないとね?」
脳内で女装をさせたスティーグを想像しまたトリップしかけるも今回のイベントを思い出し踏み留まる。
「スティーグは曲芸師さんだったっけ?
いつもどんなことをしてるの?」
>>554 コズエ
「……優しい子にそんな顔をさせたかったわけじゃないんだ。すまない」
俺は眉を下げて、彼女に謝罪する。
恋が始まるのに時間は関係ないのだろう。軽口がとんだ火を呼びそうになっている。
それが自分への警戒だとは思いもせず、俺はイヴとハイドをちらりと見た。
「ま、領主が決めた恋人、そこから先関係がどうなるかは、本人達次第だろう。俺も努力中さ」
>>559 エリック
黙っている時と話し始めた時で、随分印象が違うように見えた。どちらも、素敵な表情に変わりないのだけれど。
「…ほんとに、よく喋る。ユリアは話すのが遅いし、いいな、と思う。
言ってた、覚えてる。…そんなに年の差があるなんて、きっとお互いのことをとても愛し合っているはず。」
元から見上げていた首を、彼が見上げるのに合わせて更に角度をつける。天井を見上げるぐらいまでにしても何も見つからなくて、限界を感じて目線を真っ直ぐに戻した。
「大丈夫。ほかには、女の子としか喋ってない。」
安心して、というように、大きく頷いた。
20年を超える年代物ならまあ赤。
赤に合わせるならまあ、無難にチーズに肉……と
ワイン煮込みだとか生ハム、ラタトゥイユ……あ、味が濃い目ならブリのコンフィ。
「料理の趣味はいいな……チッ」
彩りにはまあ、これか。と、セルフィーユをそこらのカルパッチョから拝借して3人分のプリフィックスを仕立ててやる。
「ネコの口に合うのかねこれは……」
と、思いながらアスターの近くに運んで行った。
>>566 レイリーン
微妙に解釈の違いが起きてる気もするけど、墓穴を掘りたくないので表情を和らげた。
「……それも、そうですね。私も善処してみせます。
…そういえば、レイリーンさんはどんな方がお好きなの?酒の席ですもの、少しくらいはお聞きしたいのだけど」
メアリーを見ていた気がした彼に、ちょっとだけ意地悪をしてみる。
>>565 アデライド
「え〜でもぼくってそんなに可愛いかな〜?男ならかっこいいって言われたいけど〜」
身長…は仕方ないとして、そこそこ筋トレしてるんだけどな〜。ムキムキゴリマッチョって感じの付け方してないから分からないにくいだろうけど〜。
「なら、今度やってみようかな〜。
あ、そういえばそうだったね〜。一応、プロフィールカードは見てきたけどさ〜」
靴のデザイナーだったよな〜と思いながらまずは質問に答える。
「色々出来るよ〜玉乗りとか〜綱渡りとか〜。アデライドは靴のデザイナーだよね〜。お客さんをイメージした靴とかも作れるの〜?」
>>588 ハイド
「はは、気に入ってくれたなら、是非うちの店も訪ねておいで。それなりに値段は張るが、君ならおまけするよ」
冗談程度に宣伝を挟む。
「何でもないさ、ははっ」
聞こえなかったならいい。俺は誤魔化すように笑うと、食前酒を一気に煽った。
そう言えば、皇帝の運命について、触れていたが、自分の運命にコンプレックスでもあるのだろうか。
──ちらり、と。そんなことを思った。
>>567 ユリア
「そう?よかったー。話すのゆっくりなのもいいと思うな。一言一言大事に話してるってことでしょ?ユリアは優しいんだね。
あー……自分の両親のことだとなんか照れるけど、そうかも。正直羨ましいなって思うこともあるんだ」
と、にこやかに会話していたが、続く言葉を聞いて、思わず真顔になった。
(ええええ?かわいいんだけど!!!何これ……)
ユリアの言葉に驚かされる。ここに来たからには、俺みたいなしがない配達員より、将来性のあるヤツを捕まえたいと思っても全然いいのに。
なんでそういう可愛いことを……
(いや、浮かれるな俺。ほら、もう『恋人』が始まってるからだろ。無粋なのはこっちだろ俺)
「……うん、ありがとう。それは、うれしいな」
>>573 ハイド
何となく畏まっていたけど、別に御令嬢ではないのよね。…そう言ったら、気落ちされてしまうかしら。……聞かれない限りは答えないでおきましょう。
「そう。……そこまで言われると逆に気になるわね。ねえ、今度作ってくださらない?…代わりに、私もお料理を振る舞うから。それで平等でしょ?」
料理を教えるほど上手ではないけど、一緒に作ってお互いの料理を食べるのは楽しそうだ。
私が一方的に作るのは勘づかれては恥ずかしいからと、さり気なく誘ってみる。
──────────
食堂に入ると、何組かのペアが食卓を囲んで食事をしている。
(食事会かな?皆楽しそう)
暖かな雰囲気の食堂だからか、頬が緩む。
そこには殆どが知らない顔ぶれが並んでいた。
邪魔するのも悪いと思い、軽く会釈をしながら、脇を通った。
>>561 ガスパール
「ああ、そりゃあね。やっぱり、複数に愛された、複数を愛した時点でハッピーエンドなんて、どこにもなくなるし。お、ガスパール結構いい脚本家になれるよ、きっと!そう、いつだって、恋の話は人気が高いよ。君が言うとおり、それが悲惨であればあるほど湧き上がるんだ。人の不幸は蜜の味とはよく言ったものだと思わない?俺はそう思う。
随分、詩的な表現だね。うちの団長そういうの好きだよ。
それは思った。普段なら食べられないようなものも何でも食べていいだなんてさ…。ん?君が作ってくれるのか?いやぁ、俺は演じること以外はからっきしでさ、作れと言われれば作るつもりだったんだ。味に期待はしないで欲しいけど」
「劇の話!?もちろん、いいよ!君はどんな話が好み、ガスパール。学園物も、遠い未来の話も、色んな話があるよ!」
用意されていた料理を取って、丁寧に口に運んでいく。
さすがは、と言うべきか。粒が揃ったような、機械で作られたような、申し分のない味付けだ。
>>570 コズエ
女性とはなぜ、こうも恋の話が好きなのか。
……いや、この場での話題としては、間違ってもいないのだろうけど──。少々呆れながら、唇を開く。
「それをここで聞くとは、君もなかなか意地が悪い。
そうだな…………変わった子かな」
「人生で最も価値があるものは、喜ばしい驚きだ。俺の人生に新鮮な風を呼んでくれる子が好きなんだ」
酒が入っているせいか、俺は本心を交えて語った。気性が荒くとも、その本性が醜くとも、寧ろそれはそれでいい。俺は温室で育った果実より、食中花が好きだ。
吊るされた男の運命 コズエは、節制の運命 ラークへ「(さっき、ハイドさんと一緒にいた方よね……なぜ笑顔なのかしら……?)」と思っている。
厨房に向かおうと思ったが、食卓の上には空いた皿がちらほら見受けられる。
話の腰を折るのも憚られるし、食器をかたそうと近くによる。
>>食事会をしてる方
「こんばんは、皆様。
ラーク・アイリスと申します。先程は遠くから会釈での挨拶になってしまって申し訳ありません。
空いた食器とかグラス、回収させて頂きますね」
そう言うと会話の邪魔にならないように食器などを手際よく回収した。
「かわいい女の子とも話したかったけどーふあ…徹夜でデザイン考えてたから眠いかもー」
密かに目を付けていた女の子と話したかったが睡魔が邪魔をする。
確か客室は自由に使っていいはずだったので一番近くの部屋を選んだ。
化粧を落としてシャワーを浴び、スキンケアとボディクリームを塗り終わると念願のベッドへダイブする。
「やだ、ちょーふかふか…これほしー…」
おやすみ3秒とはこのことだろう。
ベッドの感触への感動も束の間、すぐに深い眠りに誘われた。
>>580 レイリーン
少々呆れられているけど、許される場ですもの。と言わんばかりに端正な顔に笑みを浮かべていた。
「あら、結構大切な事ではなくて?当人同士では聞きづらいでしょうし。
まあ…そういえば、カードにもそう書かれていましたものね。貿易商のお方らしいお答えなのだわ。
驚き、ね。職業柄、今まで世界を巡ってきたのかと存じます。そんなレイリーンさんが選ばれる、これまでの1番の驚きは何ですか?私、この国から出た事がないので外国が気になります」
席についたコズエ以外の3人を見れば、フードを被った女性に、白髪の長い髪の男性、中性的な顔立ちの整った顔の男性。
何故このような集まりになっているのかはわからないが、きっと皆コズエの知り合いなのだろう。
それならば、愛する彼女の持っている縁を私も大切にしなければ。
そう思い、彼女はやはりにこにこと微笑みながらふとテーブルを見ると、自分の分の食事がないことに気づく。
「ええと、持ってくるので、私の分は気にしないでくださいね。」
そう言って席を立った彼女はそれでも笑っていた。
>>578 ガスパール
「パティシエは案外普通の料理も作る。窯はさすがに分けるが……まあ、ひとつしかなくても高温で仕上げるから匂いが移ることもまずないしな。
まあ今回はゲストだし?持ち込んだものを配るならまだしも一から作るのはまあ遠慮しとく。これはこの屋敷のシェフの作ったものさ。うん、いけるな。
そうだな……アンタは食べるリアクション磨く方に専念しろよ。適材適所、それでいいだろ。」
劇の話にあからさまに目が輝く。わかりやすいヤツだな……とこの男の無防備さに呆れるが、他人の人生を見せてくれる劇の話はまあ、興味深かった。
「学園に未来の話……?変わった脚本家雇ってんだな、アンタの所は。
両方聞きたいな……ひとまず学園の方から頼む。」
さてガトーが作れるのか?女子校ならまあ何とか。
アスターと話す少し前、マドモワゼルから一時の癒しをもらっていたガスパール。
>>525 マドモワゼル・リュラ
「ミルフィーユは作るのは楽しいのですが、これはお上品に食べようとするには意地悪なガトー。
ゆっくり、少しずつ召し上がれ。ボクがキミを独占している間なら差し込みで"お呼び出し"なんて無粋はないね。」
崩れやすいパイ生地とふたりそろって格闘して緩やかな時間を過ごしたのち、"モン・シュー"との対峙に向かったのであった。
愛する人の前では常に笑っているものでしょう。
イヴは確かにそう思っている。
コズエに出会い、今までに経験したことのない旨の高鳴りに、確かにこれが恋なのだと。
だからこそ、その高鳴りのままにいるべきだと。
それなのに、何故だか彼女は少し浮かない顔をしていて。
(私、何かを間違えているのかしら……。)
呼ばれない席。用意されていない食事。
言いようのない居心地の悪さにお腹の奥がぎゅううと痛くなる。
しかしそれを飲み込んで、イヴは自分に与えられた運命を全うするために両手で口角を上げる。そうして夜食を用意してくれるというラークの元へと行った。
食器を回収して厨房に戻る。
さすが領主様の家の厨房だ。広々としていて、大きな冷蔵庫やコンロも充実している。
「イヴさんとメリッサさんのお口に合えばいいですが·····」
冷蔵庫から食材を取りだす。
野菜を食べやすいサイズまで切り落とし、オーブンでこんがりやく。
魚は3枚に下ろして水気を取る。小麦を軽く振って皮目から焼き上げる。
「出来た。」
>>589 ハイド
…変な所で察しがいいわね。概ねその通りなのだけど。
平静を装いながらも、内心は慌てている。
続く言葉には笑みが崩れかけるのを何とか保った。きっと、私の様子を見て遊ぼうとしてるのね。飄々とした貴方には流されないのだから…!と口をへの字に曲げる。
「ええ、勿論。美味しくなかったら酷評しますから覚悟しておいてね。
あら、随分とハードルを上げてくれるわね。……まあ、私も似たような気持ちと答えておくけど」
先程の言葉は聞いていた。だからこそ、最後にさらっと言う。
……ただ、彼の顔は直視する程の勇気はなかったが。
ホーラを探して館内を歩いていたが、それらしき人物は見つからなかった。誰かと話しているのか、はたまたもう既に眠ってしまったのだろうか。
「………少し休もうかな。」
食堂の近くを通りかかれば、賑やかな声がする。どうやら、数人がここで食事をしているようだった。
自身の腹をさすれば、空腹を告げる音が鳴る。さすがにこの館まで徒歩で来たのだから、腹が減るのは当たり前なのだが…
(もう少し、あとで来よう……人がいなくなった頃に。)
どうしても、大人数のいる場所は気が引けた。嫌な思い出が蘇る場所を避けられるのであれば、それに越したことはない。
くるりと踵を返せば、静かで落ち着ける場所──庭へと歩みを進めた。
>>291
「ほう、手入れが行き届いてない草花があったか。
家の雑務は完璧にこなすというから雇ってやったのに、とうとう約束を違えたか。
折檻は後にするとして、なるほどな。
コズエ君も彼女のせいで植物が苦しんでるのが許せなくてリークしてくれたわけだ。大変助かるよ。
植物が元気になるのと彼女の三日分の食を奪われることを天秤にかけて植物を助けたわけだ。
家柄ならば仕方ない。素直に力を借りさせて頂こうか。」
「道具なら倉庫に満足に揃っていると思うので自由に使ってくれ、足りないものがあるなら能無しに伝えれば揃えるだろう。」
「あ、そうだ。庭に出る前にリュラのやつに
"貴様の不手際のせいで、お客様であるコズエさんに働いてもらうことになった、給料はお前の食費から出すので3日は何も食うな"
と伝えてくれ。」
自己満足で意図せず他人を傷つける。
大丈夫だよ、コズエ君。
これは事故なのだから。
>>595コズエ
おやぁ?我ながら、結構な殺し文句が吐けたと思ってたんですが、口をへの字に曲げてらっしゃる?気にくわなかったかな。
「ははは。美味しく思って貰えます様に、料理以外も頑張らないとですね?
このハードルは俺の気持ち次第で簡単に上下するので、あってないようなもんですとも」
やっぱり、そう上手くいかないもんですねぇ。そんなこと思ってましたら
「……わぁ、お。こりゃいけませんね」
破壊力が爆弾級かぁ?みたいなのがぼかんと。
意趣返しなんでしょうが
「それは、期待しても良いって事ですかね」
顔を上げない彼女へ、そう聞くのでした
取り合えず、高なってきてるおまえは落ち着きましょうね
>>584 コズエ
「そうだね、恋人が隣にいる今は少々答えにくい質問でもある」
俺は少しだけ意地悪を言うと、記憶を辿り始めた。
俺の人生は、いつだって成功に満ちている。
予定調和のように、最後は必ず上手くいく。驚きなど、そうそうあるものではない。
「……そうだな、外の国にはいくつか行ったが、どれも文化が違って面白いよ。例えばだけどね、遠くには魔術なんかを信じている国もあるんだ。家は電気もないのに明るいんだって。──一体どういう原理なんだろうね」
もちろん魔術だなんておとぎ話を信じている訳では無いが、それが一般に存在するものとして広く伝わる国というのも、歪で興味深い。
「その中でも1番というと──」
そこで止まってしまう。
結局上手くいってしまう俺の物語は、傍から見たって二束三文の価値もないつまらなさだろう。
「……興味があるなら、また今度お話しよう。今日は遅くなってきたし、君もあまり長居をしては、喉を痛めてしまうかもしれないよ」
そう、ごまかすように笑って見せた。きっと、俺の笑みは完璧だから、気づかれやしないだろう。
>>587太陽・イータ
「プロフィールに書いてたでしょうに。何をしてるか等は、てんで知りませんよ。なんでこの呼び名が丁度良いのかもね
人を殺して喜ばれる家、とはまた。ガキンチョから出るには不釣り合いな言葉ですが
取り繕い位は、て。あんたね
……いっちまいやがった」
太陽。その名を関するならば、どれだけ輝かしく己を燃やしているのかと。
そんな、情景に似た妬みを抱えてみていたら。肩透かしを食らった様で
「月にはそりゃ、太陽の加護はあるんでしょうが。
俺が立つのは生憎、月の陰の部分だって言うんですけどね
言い逃げされるのもあれですし?
ま、恋人としての組み合わせはともかく、次合ったらもうちょい、話くらいはしてやりますか」
夜空を見上げてみる。
星は輝き、月は光を写して綺麗にその姿を写している。
「私を照らしてくれる太陽は誰なのかしら。まだ話していない人もいるのよね。」
月の運命とは上手くいかなさそう。
領主は何を思って陰陽を組み合わせたのかしら。
私の影のような運命なら、私はそれを受け入れなき方はいけないの?
上手くいかないの?
そんなのは嫌。
常に成功。そして祝福を、それが私でしょ。
「バーカ」
私は誰に聞かれるでもなく思いっきり叫んでみた。
庭に出れば、外は相変わらず雪が降っていて、しかし過ごしやすい気温は不気味さを醸し出している。ぶるりとひとつ身震いをすれば、雪の中へ足を一歩踏み出した。
靴の裏から伝わる雪独特の感触が、リアンは好きだった。ぎゅむぎゅむと音を鳴らしながら、ゆっくり、少しずつ、歩いていく。
「………ふふ、へへへ」
自然と笑みが零れ、楽しさに体を揺らす。
空を見上げれば雪が顔に当たって、リアンの温度で溶けた雫が、頬を伝って落ちていく。
静かな空間、静かな時間。
あぁ、あの本の世界のようだ。綺麗で、美しくて。
「お兄ちゃんがいてくれたら、もっと……」
呟いて、足を止める。
あの家にはもう居ない人のことを考えるのは止めようと、何度思っただろうか。けれど、いつだって心の支えはあの人で、助けてくれたのもあの人だった。だから、だから……
「僕は、頑張らなくちゃいけないんだ…」
ぽつり、頬から落ちた雫は雪なのか、それとも──
>>575 エリック
「言葉の意味が大事だから。わかってくれて、ありがとう。」
ふわふわした感情をもってもう一度顔を見上げると、思ったのとは違う顔をしていた。真顔で、うれしいな、なんて。その言葉は信じてはいけないもの?
「…えっと。眠い?空いてるお部屋、探す?」
>>605 イータ
「えっ、なに?!」
突如、近くで叫び声が聞こえ、リアンは思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。
物陰に隠れ、声のするほうを覗き見れば、小さな少女が立っていた。どうやら、先程の声は彼女が出したものらしい。
「…………ど、どうしよう」
幼く見えても、この館に居るということは彼女も招待客の1人なのだろう。声を掛けるべきか掛けざるべきか。
いや、本来なら行くべきなのだろうけれど、どうしても足が動かず。そこから隠れて見ることしかできずにいた。
そうこうリアンが思案するうちに、少女が館へ戻っていけば、ホッと胸を撫で下ろすことだろうけれど。
「何処にいっちまいやがったんですかね、あの太陽のガキンチョは」
全く。俺も馬鹿やらかしましたが、そそっかしくないです?太陽の運命なんですから、もっとこう、ガンガン真っ直ぐ来やがるものかと
……………………。
あぁ、一人で暗い廊下を歩いていたら、これだ
「……糞が。いつまでもついてきやがるんじゃねぇですよ」
お前に言ってるんだよ。お前に。この、くそったれな月の形をした運命め。
>>607 ユリア
「いやいや、いや!眠くなんてないよ」
いったいどんな顔をしていたんだろう。動揺を表に出すまいとしたのが裏目に出たのかもしれない。苦笑する。
「ちょっと………なんだろ。かっこ悪いとこ見せたくなかっただけ。
眠らなくていいけど、向こうで座ってゲームの説明を待ってようか。その方が、話しやすいし」
ガスパールあたりなら跪いて見せたりしそうだ、と思うけれど、自分にそんなきざったらしいことをする度胸もなく。
椅子に座るのが正解だろうとダイニングの方に指をさす。
「えーと。『恋人』だし、手とか、繋ぐ?」
左手をユリアに差し出した。
>>613 エリック
「そう。…何考えてるか分からなかったから、疲れちゃったのかなと思った。隠し事はなし。"恋人"だから」
「つなぐ。ルールの説明、今からするの?」
迷いなく手を取って、彼の導く先へ向かうことにした。
コズエとハイド、そして“恋人”のレイリーンとの食事を終え、3人にお礼を言って別れてから、メアリー・アンは浴室を借りて湯あみをした。
ナイトウェアのワンピースに着替えると、彼女は鏡台の前に腰かけて髪を櫛で梳かす。
鏡の前には女が一人。母親によく似たバイオレットの瞳が、長い髪に櫛を入れていくメアリー・アンを見つめている。
「……これでよし。と、メアリー・アンは湯上がり後の完璧なヘアケアにようやく納得します。」
そして、黒い外套を上から羽織ると、フードをすっぽりと被って浴室をあとにした。
声を掛けるかどうかと考えあぐねているうちに、昼間の男が少女に声を掛けていた(>>611)。
物陰に隠れてその様子を伺っていたものの、パチリと男と目が合った気がして、気まずくなってそそくさと逃げてしまった。
大人の余裕というやつだろうか。それとも、何か縁のある二人だったのだろうか。
それにしても、なんの躊躇いもなく声を掛けられるのだから、あんな大人でも、少しばかりは見習う要素があるのかもしれない。
「…………ガキンチョ……じゃ、ないもん…」
昼間、男に言われた言葉を思い出し、頬を少し膨らませる。子ども扱いされる謂れはない。成人してからもう2年も経っているのだから、立派な大人だ。こんな背丈でも、こんな見た目でも、れっきとした……
ぐぅぅぅ……
腹の虫が鳴いた。
腹の主人の意志とは関係なく、ただ空腹を訴えかけるその虫の音が、なんだかおかしくて、リアンはふふふと笑ってしまった。そろそろ食堂が空くだろうと、軽い足取りで食堂へと向かう。
先程まであった怒りにも似た感情は、空腹によりどこかへ消え失せた。
色気より食い気、そこがまだまだ子どもなのだと、リアンが理解する日はほど遠いだろう。
>>614 ユリア
「う、ごめん。わかったよ。『恋人』は隠し事無し」
それから、迷いなく自分の手を取るユリアの手の小ささに、胸がひとつ大きく鳴った。
そっと、やわらかく包むように握り返す。
「わかんないけど、多分あるんじゃないかなぁ。恋人っていきなり言われて放置されても困っちゃうし。
まあ、無いならないで、ゆっくり話してればいいさ。俺、小さいことでよければ話題だけは無駄にあるし。おばちゃんから噂話も仕入れることも多いんだよね。
あと、手を繋いでくれて、ありがとう」
>>リアン
「こんばんは、リアンさん。と、メアリー・アンは夜の挨拶をします。これから食事ですか?」
彼が食堂に入る直前のこと。メアリー・アンは足を止めて、問いかけた。
一頻り叫んだ後>>608 の音が聞こえてきた。
え、アレを誰かに見られてたし聞かれていたの!?
体をそちらに向けると>>611 ハイドがそこに立っていた。
見られてないわよね?
「太陽だって星を見て月を眺めるわよ。私(太陽)の光を浴びているのだからきちんと見ていてあげないとね。
何より私こんなパーティに来てるけれども14歳よ。太陽の前に1人の女の子なのよねまだ。」
そう私は女の子だ。
「家の、ことなんてつまらないことよ。私の家は領地拡大だけではなく、王国からの依頼があれば出生するわ。
人を殺して、地位を得る。
殺すための兵のため、勝利、成功の美旗に立たされる。
その運命に肖る為に私が決断を下すのよ。
進軍しなさいってね。
本当、太陽の運命を間違えて使ってるわ…。」
某してこんな話をしているのか、今は疑問なんてどうでもよく感じる。
「恋人にはなれそうにも無いけどそれでもやっぱり貴方は私の影のようなものなの。
ほらね、つまらないでしょ。子供のお話はこんなところよ。どうしてここに来たのかって個人のことはまた、明日よ。」
「後は貴方も話も聞かせてもらえるかしら?勿論今出なくていいわ。私たち、そーゆーパートナーなら上手くいくとは思うのだけれど。」
>>624 リアン
「? どうかしましたか、リアンさん。お顔が赤いようですが。と、メアリー・アンは長旅の疲れによる発熱の疑いを持ちます。」
目深に被ったフードの下からリアンをじっと見つめる。
入浴を終えたあとだからか、肩へと流れる髪からは淡い香料が漂っている。
「そうでしたか。……そういえば、“恋人”の貼り紙を見ましたか? と、メアリー・アンは問いかけます。何が催されるのでしょうね。」
>>612 サロメ
「サロメ…サロメね。では私のことはイヴと呼んでいただけるかしら。」
呼び捨てで、という提案にくすぐったくなる気持ちを覚えながらそれを受け入れる。
「占いね、ええと、私、ここに来るのも花占いで決めたのよ。他には、タロット占いとか…恋愛系の占いが好きよ。やってもらうことがほとんどなんだけど、…サロメも占いは好きかしら?」
この話題を出してくるのだから彼女も好きなのだろうか、それともぷろふぃーるかーどから話題を振ってくれたのだろうか。
どちらにしてもその心遣いが嬉しく自然と目が細く弧を描く。
心躍るというよりは、穏やかな鼓動が心地よく響く自身には知らないふりをした。
>>626 メアリー
「えっ、あ、これは……その……」
顔が赤いと指摘をされて、自身の羞恥が顔に出ていることに気がつく。慌てて頬を両手で抑えるものの、もともと体温の高いリアンの手のひらでは下がる熱も下がらず。
じぃと近くに寄ってリアンを見つめる彼女の髪からは、風呂にでも入ったのか、淡く清潔感のある香りが漂ってきて、余計にリアンの頬を染め上げた。
「だ、大丈夫!ですから!
こ、この館内が……す、少し暑いなって、だから、顔が赤くなってるんだと思い、ます…!発熱ではないので……心配なさらずに……」
顔の前に手を置いて、彼女の視線を遮りながらもしどろもどろと口を動かす。
もはや、きちんと言葉を紡げているのかどうかすらわからなかった。
「え、えぇ………見ました。恋人の張り紙も、ペアとなった方の名前も。」
少しだけ顔の熱が収まった頃、彼女の言葉にリアンは応える。恋人となった相手が目の前の彼女でないことに少し肩を落として、けれど、それで良かったのだと自分に言い聞かせて。
「領主様のお考えですから、きっと素敵な催しじゃないかとは…思うんですが……」
恋人と定義付けて、いったい何を始めるつもりなのだろうか。
少しだけ胸騒ぎがすることは、彼女には告げないでおいた。
>>629 ラーク
彼の言葉に素直に頷き、リアンは食堂の椅子に座って彼が戻って来るのを待っていた。
美味しそうな香りが食堂に漂い、その香りと共にラークも食堂へと入ってくる。目の前に並べられた食事は、白身魚のポワレ。それと、付け合せの野菜。
「ありがとうございます。……いただきます。」
フォークとナイフを上手く使いながら、白身魚を小さく切り、口へと運ぶ。
ふわりと口の中に広がる香りと、丁度いい塩梅の味付けが堪らない。一口で、美味しいと分かる味だった。思わず、自分を取り繕うことすら忘れ、素の笑みがこぼれてしまった。
「美味しい……!」
久しぶりの誰かの手料理に、目をキラキラと輝かせながらリアンを食事を進めていった。
──暫くして。
「ご馳走様でした!」
幸せそうに目を細めながら手を合わせ、感謝の気持ちを述べてからお辞儀をひとつ。
出されたラークの手料理を完食した。
>>594 >>597 ラーク
サロメと話し終えた前か後か。
ラークが美味しそうに盛り付けた料理を持ってきてくれる。
「いい匂い。お魚ね、大好きよ。」
覗き込めば綺麗に盛り付けられたそれに、思わず「美しいわ……。」と感嘆とした声が漏れる。
これは何かしら?と聞きながら目を輝かせ彼の説明を聞く。
「ポワレ、こんなに直ぐに出来るのね。」
口に運べば、カリッとした皮の食感に、ふわふわの身が舌の中で優しくほろりと溶け、味わいを広げていく。
お野菜は一口サイズで食べやすく、お魚とはまた少し違った歯応えに、その彩りに、目までをも楽しませてくれる。
思わず笑みの溢れるその料理に、食レポ紛いな感想を独り言のように呟きながら、「美味しいわ、ありがとう。」と礼をした。
>>522 ラーク
「わたしはメリッサ=フォスター。よろしくねえ。」
あや、お酒でも飲んでたのかな。顔が赤いよ?
『恋人さん』とは呼んでみたものの、果たしてこれは何をどうするべきか。取り敢えず世間話でも、とか考えてたらラークさんは食事を取りに行ってくれるみたい。
しまったなあ、ごはんを運ぶのはわたしの仕事なのに。
…今は違うか。うーん、ワーカホリック。
>>630 リアン
メアリー・アンはフードの下で、大きな瞳を瞬かせた。リアンは一体なぜ動揺しているのだろうか。
両手を顔の前で広げて慌てふためく様子を不思議そうに見つめながらも、ひょっとしたら間が悪かったのかもしれないと思い至る。
「そうですか? と、メアリー・アンはしどろもどろなリアンさんをしげしげと観察します。」
そして、ようやく平静さを取り戻したリアンにゆるく首を傾げてみせた。
「あなたの“恋人”は……確かホーラさんだったでしょうか。わたしはレイリーンさんでした。
とても良い方でしたよ、知的で、ウィットに富んでいて。と、メアリー・アンは感想を述べます。
少し──ほんの少しだけ、あなたとでなかったのは残念ですが。領主様がお考えになった遊戯、お互いに楽しみましょうね。」
>>リアン
「それでは、わたしはお先に。おやすみなさい、リアンさん。と、メアリー・アンはお辞儀をします。良い夢を。」
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