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【書】物書き ナナクサ に 8人が投票した。
【天】天邪鬼 ソウビ に 1人が投票した。
【金】金物屋 キキョウ に 1人が投票した。
【書】物書き ナナクサ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、【漂】漂い者 空樹 が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、【星】星渡し セツ、【伏】伏目 レイ、【天】天邪鬼 ソウビ、【弥】村娘 ヤヨイ、【金】金物屋 キキョウ、【流】流離い 夜長、【菖】花売り アヤメ、【兎】兎面 ヤガミ の 8 名。
うん、そっか…………
〔掲示板に知らせがないこと、神社の人の噂話。それらから、今日いなくなってしまった人物が誰であるのかを悟る。〕
お面ず、僕1人になっちゃったよ。
〔ヤガミはそう呟いて、しかし自分の責務を果たさねばと掲示板にまた文字を連ね始めた。〕
――――――――――
今日相談したいこと
@空樹おにーさんがいなくなって考えられること
A今日誰を閉じ込めるべきか
――――――――――
起きて、掲示板を見る。
ヤガミはいつも朝早く、掲示板にまた新しい
伝言が貼ってある。
前なら、ここにミゲツも空樹も貼り紙をしていたのに
いまは、1枚しかない。
ヤガミの伝言には、空樹が拐われたと書かれていた。
懐の狐の彫り物を握り締める。
『それは常世とを繋ぐ縁。お互いが見つけられるように』
「どこに・・・いるの?見つけられるんじゃ・・・ないの?」
なにも、変化はなく、冷たい風が一陣吹くだけだった。
残ってるのは
ヤガミさん、私、アヤメさん、ソウビさん、ヤヨイちゃん、セツさん、キキョウさん、夜長さん
夜長さんは狼様。
人間という証拠があるのは、ヤガミさんと私とヤヨイちゃん
わからないのは、アヤメさん、ソウビさん、セツさん、キキョウさん
改めて自分の頭の中で整理する。
恋人というのもいると聞いたことがある。
まだ残っているんだろう。
どこから閉じ込めるか?
今日は、夜長さんでいいのでは・・・
疑いたくない。わからない人に残っているのは
私の大好きな人達だから・・・。
* * *
???「おとーさん、おかーさん!」
誰かが、その手を繋ぎながらあたしと???の名前を呼ぶ。
(これも、あたしの記憶…?)
(あれ、でも…)
彼女の視点は小さな子どもではなく、子どもと手を繋いだ女性の方で。
レイ「ソウビさん、アヤメさん!」
(あれ、)
「レイちゃ…」
* * *
ぱちり、瞬きひとつ目を覚ませば。寝所よりも幾ばくか冷たい空気にここがそうでないことがわかる。
(あれ、ここ…そうだ、神楽殿……)
まわりを見れば、寝所に行かずか行けずか、自分以外にも女子が寝ているかもしれないだろうし、ちょうど、起きたレイが出て行くところを目にするかもしれないだろう。
「ええと、昨日…」
何故だか思い出したくないような、そんな気持ちもありつつも、思い返してみれば。
彼女の提案に、女子が揃うて集り。
リェンが用意してくれた肉炒飯と胡麻団子を食べながら…(これがどちらも美味しかった)
……と自分の白状まで思い出し、思わず頭を抱えるも。
そもそもその白状自体は、必要なこととは思っていたが、重要なのはその先の。
セツやキキョウの胸の内を聞くことで。どうやら聞くより先に寝落ちたか、そんな自分に心底困り果てる。
本当はもう少し、せめて白状したその後で、セツの話しを聞くことができていれば…
なんて、後悔先に立たずとやら。
今日できることをしっかりやろう、そう決意を新たに外へと出て行くことだろう。
掲示板の側までやってくれば、真新しい貼り紙ひとつ。
「今日相談したいこと、空樹おにーさんがいなくなって…考えられる…こと……え…?」
(空樹さんが、いなくなった?)
一体どういうことかとあたりを見渡せば、きっと近くにいるヤガミやレイが目に入るだろう。
秋も深く、まだ薄暗い神社の境内をヤヨイがふらふらと歩いています。
「うう、夜中のうちにおおかみさまが誰かをさらっちゃうなら、早起きして見てればいいと思ったのに、なにもなかった…なにもなかったよ…」
随分早く寝たと思ったらそんなことをしてたんですか…。
作戦が空振りに終わり意気消沈のヤヨイが掲示板に向かうと、ヤガミが張った紙を見つけました。
「兎のおにいさんのだけだ…」
それが何を指すのか察したであろう幾人かと同じように少し目線を落とします。
「ぼくはなんにもできないなぁ」
誰にも聞こえないように小さく呟きました。
.。oO夢を見た。
その日は雷と雨が酷くて、何となく寝付けなかったから女将さんと話をしに行こうと彼女の寝所へ行く。
襖を何度か叩いても、返事らしい返事はない。断続的に聞こえる声が不気味でうっすらと襖を開けて中を覗く。そこから、見えたのは───。
旦那様が女将さんに覆いかぶさっている姿だった。目が離せなくて、その場に固まっていれば旦那様と目が合う。思わず声を上げかけた口を抑えていれば、にいと口の端を上げて笑ったのだ。
その時、俺の中の何かが壊れる音がした。
それ以来、女将さんに反抗的にならなくなった。彼女の後ろを必死について回らなくなった。
……今となっては、"夫婦"なのだから当たり前なのに。それでも、この胸の内は。
目を覚ます。
荒い息とともに、ぐっしょり濡れた背中が気持ち悪くて神社の者に濡らした手拭いを借りた。
ひんやりとした手拭いは生ぬるい体に心地良い。
着物に縄を巻いて、皆の所へと向かった。
掲示板へと足を向ければ、既に起きてきた者達がいる。
>>その場にいる者
「おはよう。」
掲示板に書かれた内容を目にすれば目を逸らす。
「……そうか、空樹が。」
その場に暫く立ち竦む事だろう。
>>4 レイ
あたりを見渡していると、ここ数日で随分と、隣にいることが馴染んだ、小さな子どもと目が合う。
「おはよう、レイちゃん。」
挨拶交わし、そばに寄って見ると。
ふわりと香る、自身と同じ匂いに、彼女の綺麗な藍色の瞳が悲しく揺れていた。
(ああ、そうか、この子は、)
疑うと言うことは、とても苦しい。
それが、自分に近しい者なら尚一層。
信じたい自分と、信じられないもう一方の自分。
雁字搦めになりながら、それでも出ない答えに。
そう。空樹がいない今となっては、答えが出ることはもう、ない。
こんな状況でと一瞬躊躇うも、ここで手離せばもう、取り返しがつかないような。そんなことはあってはならない。
アヤメはレイの視線に合わせるようにしゃがみ込み、その小さな手をゆっくりと、だがしっかりと、強く握った。
「レイちゃん、ありがとう。きっと今も、いっぱい考えてくれているんだね?
信じることってこわいね、うんとこわい。疑うことは、もっともっとこわい。
大丈夫、レイちゃんよりうんと大人のあたしだってこわいんだもん。
でもね、もしそれでも、あたしのこと、みんなのこと、信じたいなと思ってくれたら。レイちゃんの言葉で聞くんだよ。きっとみんな、答えてくれるから…」
そうしてよしよしと、小さな小さな子を両手でぎゅうと抱きしめた。
目が覚めたのは神楽殿の中。
一瞬、寝床でないことに困惑したものの、昨晩の事を思い出せば納得して。
「せやったわ……昨日、ここで女子会したんよね…」
ふと、思い出すのは昨晩の話。
初めて聞いた、アヤメの胸の内。
彼女の白状にも似た告白は、不思議と驚くことはなく。それを聞く前に、そうだろうと当たりをつけていたからなのでしょうか。
「…寝すぎてもうたなぁ。はよ起きやんと。」
少し、遅くまで寝過ぎたようで、神楽殿から外に出て見れば、日はすっかり高く昇っていました。
身支度を整えるべく、一度寝床に戻ってから、その後すぐカラコロカラコロ早足で、皆の集まる場所へと駆けていきました。
「空樹が……拐われたってえか。
ちくしょうめ、やってくれやがらあ。
今日占われたやつの結果がわからねえのは痛手だなあ。逆に、狼さまからすりゃあこれ以上占い結果を出されるのは困るってえ思ったんだろなあ。
狼さまが今1人なのか2人なのかわかんねえが、残り人数がわからねえ以上、明日にはあのインチキ店主を蔵へ送っちまわねえといけねえなあ。今日、明日の2日連続で関係ねえやつを蔵送りにしちまったら、人間が少なくなりすぎてお狐さまや狼さまが暴れ出しちまうかもしれねえ。
あとは恋結ばれたやつがいるかどうかは……
(まあ、それはそれでいいかあ……)」
「それはそうと、昨日はお疲れだったなあ女子たちよう。
後半はあんまり覚えてねえんだが、楽しかったぜ。
たまにゃ、ああいうのも悪くねえなあ。」
暫く立ち尽くしていたが、このままではいけないと自分を奮い立たせる。考える事を止めてしまっては、それこそ神々の思い通りなのだから。
顔を上げれば、辺りをあきょらきょろと見回すヤガミに出くわす。
>>2 ヤガミ
「……何か探してるのか?」
自分に手伝える事があればと声を掛ける。
「おみくじだあ?
このキキョウが引くんだ、そりゃあもう大吉と言わず、大の3つや4つ重なったとんでもねえ運勢が飛び出るにちげえねえや。それっ」
*10末小吉*
>>20 レイ
レイの話しに、うん、うん。と、静かに相槌を打ちながら聞く。
この子を選ばせる側の人間にしてしまったのは、あたしたちだ。それならせめて、共に寄り添えるように…
レイ「・・・アヤメさんは、お狐様なの?それとも、私と同じ人間?」
悲しく揺れていた瞳が、やがて意を決したように。真っ直ぐに、アヤメの目を見つめ、彼女は問うてくれた。
それを受け止め、アヤメも真っ直ぐ、レイの目を見る。
「あたしは、人間だよ。レイちゃんと同じ、お狐様も…狼様も憑いていない。」
決して自分から、逸らすことはなく。
そうして一言、聞いてくれてありがとう、と心の底からそう言った。
>>24 レイ
アヤメのことを、お狐様ではないかと思っていたと、素直に話してくれたレイに嬉しさを感じながら、自分の行動を振り返れば、
「うん…たしかに…あたしお狐様っぽかったかもね…。」
お祭りをそれなりに…というよりは割と、楽しんでいた自分を思い出し、紛らわしかったかなと少し反省をする。
それでも、せっかくのお祭りを悲しい気持ちで過ごすのは、神様たちに負けたみたいで嫌だった。
つづくレイの言葉に、
「あっあたしが、綺麗…?狐の嫁入り様みたいに…」と目を瞬かせ、
レイちゃんは褒め上手だなぁもう、うちの子になる?なんて言いながら、頭を優しく撫でた。
(そっか、あたし…。憧れていた狐の嫁入り様に…。レイちゃんから見たあたしは、あんな風になれているのかな…)
うーん違うけどなぁとも思いつつ、子の素直に発したその言葉はじんわり温かく。胸のつかえが一つ、取れていくような感じがした。
「さあて……今日はどうすっかねえ。
アタシとしちゃ、あのインチキ店主が最後の狼さまの可能性もあるからよ、お狐さまをちゃあんと蔵に送ってからインチキ店主を蔵送りにしてえんだあ。
だからよ、今日はインチキ店主以外の、お狐さまっぽいやつを蔵に送るのがいいんじゃねえかなあ。
明日は、絶対にインチキ店主を蔵に送らなきゃあならねえ。
……ってえので、あってんのかあ?
わっかんねえなあ、アタシに金勘定以外はやらせねえでくれよ、今後金輪際なあ。」
「お狐さまが2人残ってて、狼さまも2人残ってたらよう、ひょっとして今日ただの人を蔵送りにしちまったら、やつら暴れ出しちまうってえことかい?
そりゃあまずいことだあ。
……今日はインチキ店主を蔵送りだなあ、こりゃあよ。」
「そうだなあ…ぼくたちはあと八人で、たぶんだけど、おおかみさまはまだ二人残ってると思うんだよね…。おおかみさまかもしれないのは千代おねえちゃんとナナクサさんだけど、このふたりはあんまりおおかみさまの気がしないな。
おおかみさまがいたずらをやり通したいなら今日はきっと兎のおにいさんか、ぼくか、レイちゃんを連れてっちゃう…。間違って残ってるかもしれない好き同士の人を選んじゃうと三人もいなくなっちゃうから。」
少し声の調子が下がりましたが、気を奮います。
「お狐さまはひとりかふたり。もしかしたらもういないかもしれないけど、もしふたり残ってるならおおかみさまもふたりなら…だから今日は【お店のおにいさんにおやすみしてもらわないとダメ】だと思うの。」
ここ数日の疲れが出たのか、ヤガミさんの姿をあまり見ない。
どこかで休んでいるのかもしれないし、リェンさんに頼んで体に優しいものを差し入れした方がいいのかな、と思いつつ。
今日もヤガミに宛てつつ、いろいろと考えてみることにした。
✎____________
@空樹さんがいなくなって考えられること
これにはいくつか考えられる候補があると思うの。
壱.狼様の片割れは既に蔵にいる。
この場合だと、例えば最後の遊びにと村の混乱のために。また、例え空樹さんが護られていて連れ去り失敗したとしても、そもそも痛手になることがない。
弐.昨日の空樹さんの占い候補に狼様憑きがいて、いよいよ空樹さんを襲うしかなかった。
候補は【アヤメ】【セツ】【ソウビ】
(第三者の視点でもわかるように、あたしの名前も含めて書いているわ)
【アヤメ】5日目
【セツ】4、5日目
ミゲツさんが連れ去られたタイミングでも良かったとは思うけれど、その日は子を大切にしていたヤヨイちゃんを選ぶだろうと当たりをつけていれば、順番的にはあり得る話かな。
【ソウビ】3〜5日目
3日目から続けて占い候補に入っているソウビは今更という見方もできるけれど、セツさんで前述した件、また、護り役の候補が減ったことなどから、いよいよ昨夜自分が占われることを危惧してと考えるのは、筋が通らない話ではないね。
参.占われることで潔白の人がこれ以上増えるのを防ぎたかった(自分が疑われる可能性が上がる為)
この理由だと、弐に加えて【キキョウ】も入り、全員が候補に上がることになる。
また、弐の人物の場合は弐と参の理由が複合されている可能性も。
ここまで書いてみたけれど、結局可能性だけで言えば候補は1つも狭まらないね…。
____________✐
ソウネ
オオカミサマ、お狐サマの人数がワタシ達より上回ってシマウと、カミサマのチカラ隠さずにオオアバレしてしまうカモ
ソコは気をつけた方がイイネ
ヤガミ宛に聞かれた事を紙に書いて、掲示板に貼った。
✐┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈✎
@は二つ考えられる。
1.占い候補に狼がいた。
この場合は俺、アヤメ、セツの三人。
上記の三人なら昨日名が上がったアヤメが怪しい…事になるが、他の名を挙げた者も今が機だとやった可能性があると他の者からは思えるだろうな。
2.既に狼様が一人きり。
その場合は能力者の護衛がついていても、痛手が少ない。護衛を恐れて残しておいても、いずれ自分が一人だとバレるやもしれん。その場合は詰みだろう。
片割れの確率として高いのは千代だろうか。
ナナクサは昨日話した通り、夜長が見つかった次の日も静かだったのはおかしい。
ヤガミの置き手紙を見たが、昨日はいなかったらしいな。ナナクサがそうなら、不自然だが…これは今となっての話か。
✐┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈✎
✐┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈✎
Aは【夜長】だ。
理由は二匹いた場合がまずいからだな。今日までは待てるが…。
明日以降まで待つのは、もしも二人いた場合は今日片割れを閉じ込められれば良いが、閉じ込められなかった場合がまずい。
千代が片割れでないかという俺の予想は最後反抗していた事のみ。夜長が中々現れない事も含めて、一人ならもう少し話さねばまずいと普通は思う気がするのだが…。神の考える事は分からんな。
✐┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈✎
朝、集まる前に見た掲示板。そこに書かれていることを整理するために、セツは境内の中を散歩していました。
そして、ある程度まとまれば、掲示板にそっと、以下のことを貼り付けたのです。
✎*。──────────────────
@空樹おにーさんがいなくなって考えられること
『これ以上他の人の潔白を知られて狼様の潜む先を狭めたくなかったんか、若しくは狼様自信が占われてしまう可能性があったから攫ってしまった、って考えるのが一番無難かなぁとは思うんよね。
それか、まだ狼様がアタシらの中におるように見せかけて実はもう蔵の中におる…とか。
アタシ、昨日は千代ちゃんが狼様やと思たから、もう狼様はここに居らんって考えてナナクサさんを希望したんよね。
ただ、今日の結果から見て、もしまだこの中に狼様がおるとするんやったら、リェンさんの言ってた事も懸念して、今日は夜長さんを閉じ込めるべきなんやと思う……
ただ、もしほんまにこの中に狼様がおらんくて、最大数でお狐様が2柱おるんやったとしたら、今日はお狐様が有り得そうな人を閉じ込めるべきなんかなぁとも思うから……ちょっと難しいね……』
A今日誰を閉じ込めるべきか
『一番最悪の場合を考えるんやったら、【今日は夜長さんを希望】するかな。
そうやないんやったら、お狐様でありそうな人を……
……って思ってたんやけど、あかんね、なんや頭がごちゃごちゃしてきてもうた…
おかしな所あったら教えてくれたら嬉しいわぁ……』
──────────────────✐*。
夜明け前に掲示板の前で声をかけてきた彼は、振り返ると居なくなっていました。
もう一度同じ場所へ来ても、やはりその姿は見えません。
「……今夜、私を蔵へ送るべきだというのは、皆さんから見れば至極真っ当なお話ですから。
やめろと喚くことは致しません。
私からできるお話を少しばかりしようと思います」
「が。どういうことなのか……
空樹さんにはお狐様が憑いていたのでしょうか。
それを占った誰かがいて、その方は何故か鳴りを潜めている。恋仲の相手に言い寄られていながら、返事はしていない状態だと。
随分と……いえ、他の理由もあるやもしれませんし、その方なりの葛藤があるんでしょうがねえ」
>>40 夜長さん
夜長の話しに、アヤメはふふ、と笑う。
「そう言えば、この鼻緒ありがとうございました。とっても歩きやすいんです。」
そう言って、ちらりと綺麗な鼻緒の草履を見せる。
「今日のオススメは何ですか?」
>>all
なかなかお喋りできなくて、すみません。
遅くなってしまいましたが、本日の方針を発表します。
本日閉じ込めるのは、
【夜長さん】
です。
夜長さん……すみません。
よろしくお願いいたします。
アヤメに突然御籤を奪われて驚く。
そんなに夜長の肩が空いていないのが嫌だったのか…?と的外れのことを考えていれば、大吉の御籤を手渡されて躊躇う。
>>アヤメ
「…それ、大吉だろう。いいのか?」
>>42 ヤガミ
「承った。俺の希望通りなので反論はない。
…遅いから、体調でも崩したのかと心配したぞ。
無事で良かった。今日はゆっくり休んでくれ。」
>>43 ソウビ
突然、おみくじを奪われ渡されて、ソウビが驚く。
「いいの、あたしはこの半吉が欲しかったんだもの。交換、……ダメかな?」
「去り際くらいは美しくありたいですし、こんなことを言うのはそれに反しますが……
もし、占い師の方が何か、自身ののっぴきならない理由で無言を貫いているのなら」
「ヤガミさん。貴方が色恋に惚けていたりなどしていないと、信じていますよ」
>>46 アヤメ
「いや…微妙なら神社のどこかに結ぶつもりだったからいいんだが。……半吉の御籤を欲しがるとは、変な奴だな。」
ふ、と小さく笑った。
>>47 ヤガミ
「いや、いい。…あんたからしたら、俺に言われるのは微妙な気持ちになってしまうやもしれんが、無事に居てくれて良かった。
……それだけは、言わせてくれ。」
>>42 ヤガミ
「ヤガミさん、良かった。
今日の決定ありがとうございます。
まだ、今夜夜長さんで良いのかわからなくて希望が出せずすみません…。」
>>53 ソウビ
「ありがとう。宝物にするわ。だからソウビも、そのおみくじは大切に持っていてね。いい結果は結んではいけないのよ?」
アヤメはそう言って、まるで花が咲いたかのようにふんわりと笑った。
「もし、今夜、夜長さんを蔵に送って。
それでも騒動が治まらなかったら…どうしたらいいのかな…。」
誰に聞こえるでもなくぽつりとそう呟く。
アヤメが今日、夜長をと選ぶことが出来なかったのは、明日また、狼様はいないかと誰かを疑う日が続いてしまうことへの不安からだった。
(今日ならまだ、かもしれないで決められるけど、明日なら。もしではなくて、狼様憑きがこの中にいることが、確信になってしまう…。それが、堪らなくこわい…)
>>60 アヤメ
「そうらしいな。ああ、大事にする。…あんたから貰った物だしな。」
大吉の御籤を丁寧に折り畳み、懐にしまう。
ありがとうと礼を言うと、その場から去った。
──セツを探す前。
>>65 ヤガミ
「謝らなくていい。…というより、俺も昨日はすまなかった。」
昨日、気絶したように眠った事を謝ると、考えた末にヤガミの頭を優しくぽんぽんと二度撫でた。
「…まだ気は抜けないが、あんたは空樹やミヅキの分まで頑張っていると思う。
俺はあいつらの言葉を代弁出来ないが…俺自身からの言葉なら言える。ヤガミは、よく頑張っているな。」
自分より年が下だからだろうか。弟のように思えてくるのは内緒だ。
>>68 セツ
お目当ての人を見つければ、ソウビもそちらに行く。
「セツ、あんたを探していた。
昨日は、女子会とやらであんたがいなかったからな。今日くらいはいいだろ。
…女子会、楽しかったか?」
野暮なので、内容まで聞く気はない。だが、神探しというこの剣呑とした空気の中で、おなご達が気を抜ける憩いの場があれば良いと思ったのだ。
ソウビがおみくじを丁寧に折り畳み、懐にしまい。ありがとうと言いながら、どこか急いだ様子で彼女の元を去りました。
そうして背中が見えなくなって、アヤメはこそりと、ソウビの引いた、半吉と書かれているおみくじを見ます。
(本当は、あんな風に奪うつもりはなかったんだけどなぁ。)
彼にどうやって、自分のおみくじを渡そうかと悩んでいたとき、セツが彼と同じ半吉を引いたと知り。
(いてもたっても、いられなかったんだよなぁ。)
参ったなぁと呟きながら、ひとり。滲む夜空を見上げるのでした。
>>71 ヤガミ
彼が微笑んだのを見て、自分の言葉と行いは間違っていなかったのだと安堵する。
現状では難しいやもしれんが、彼には出来る限り、心穏やかでいてほしい。
温かいものを飲んで、暖かくして眠ってくれと付け加えてその場を去った。
>>76 セツ
女子会での話を相槌を打ちながら聞く。
「……そうか。それは、楽しそうだ。
…俺も、女子に産まれてくるべきだったか?」
天邪鬼は、素直に羨ましいとは言わずに不貞腐れたような素振りをとって、そんな冗談を言うのだった。
〔皆と話す間に、ヤガミは両手を組むように合わせ、小さな声で祈った。〕
狼さま、狼さま。
お願いです。
どうか、僕を連れ去らないでください。
レイちゃんやヤヨイちゃんに選択の重荷を背負わせたくないのです。
どうしても、僕等3人の中から連れ去らなければならないのから、彼女達のどちらかを連れ去ってください。
しかし必ず、狐の嫁入り様、鳥丸さん、ミヅキくん、空樹おにーさん全員がいる世界にしてください。
あの子達をどうか、怖がらせたくないのです。寂しい思いをさせたくないのです。
どうか。お願いします。
>>67 ヤガミ
ヤガミと甘酒を飲みながら、皆の話しと彼のふとした表情に。アヤメもようやっと、流れる雰囲気に気がつく。
「ヤガミさん、明日もいつものように、おはようって言いましょう。きっと、きっとです。」
ヤガミが拐われてしまい、この騒動が終わらなければ。ヤガミがやっていたことを、今度が子どもたちがやらねばならなくなる。彼だってこんなことは、望んでなどいないだろう。
何より、辛いだろうに毎日人一倍頑張っている彼には、きちんと騒動を終わらせて、祭りを楽しんでもらいたい。
もしいなくなってしまったら、また…と言いながら、アヤメは自分の化粧道具の入った巾着をちらりと見せてふふ、と小さく笑い。
こくりと一口、盃を傾けた。
「毎日おつかれさま、兎のおにいさん。」
みんなの輪から少し離れてヤヨイは呟きます。
そして、決意を新たにしたように顔を上げました。
「よおし!昨日は失敗しちゃったから、今日こそはおおかみさまを突き止めるよ!
全ぼくによるぼく会議の結果、早起きでダメなら寝ずの番をするしかないとの結論に至ったんだよ!お昼寝もバッチリしたし、今夜はきっと眠く、は、なら…な……はっ!ねてない!寝てないよ!」
まあ、机上の空論…というより、枕の上の夢語りみたいな計画ですよね。ちゃんと寝た方がいいですよ、ヤヨイ。
そう言えば。
結局、今夜の希望を未だに出していないことを思い出しアヤメはそっと筆を取る。
✎____________
今夜蔵にと思う人
あたしはやっぱり、今夜、夜長さんを選んで明日が続いたらと思うとそれがこわくて、彼を選ぶことが出来ません。
そして、【ソウビ】に狼様が憑いてはいないかと、疑っています。なので、あたしの希望はこれにさせてください。
____________✐
書いてくしゃりと、紙の端を握る。
眉根を寄せて困ったなぁと呟きながらそれを三つに折り畳み。
掲示板に貼ることはせず、ヤガミに直接手渡した。
遠目にアヤメが三つ折りの紙をヤガミに渡しているのが見えた。彼女はまだ、誰を閉じ込めるか言っていないので恐らくそれ関連だろうと思い当たる。
何故貼り出さないかは分からないが、ヤガミが言及してないようなので良しとした。
……そして、その紙に書いてある名は彼女から見ればあって三択、考察していた名は自身を除き二択だ。誰を選んでも、彼女にとっては辛かろうとそっと流し目を向けるだけで、声を掛けずに見守った。
>>90 セツ
「いや……それは…茶菓子が不味くならないか?世に出してはならぬものになりそうな予感しかしないのだが。」
焦りすぎて、それらしい事を並べ立てる。
何か、何かないかと空を見れば空高く昇る月が見えた。
「………もう夜更けか、早いな。俺は寝る。セツも早く寝た方がいいぞ。おやすみ。」
女装の話が気まずすぎて、そそくさと立ち去ったがおやすみの挨拶はきちんとするのであった。
>>92 ソウビ
「うっ………ん、大丈夫やよ、大丈夫!
美味しいかわからんけど、とりあえずお茶を飲めるくらいには……なんとか…」
ソウビにしては珍しく、それらしい事を返してくるものだから、最後の方はもごもごと、どうにもハッキリしない言葉を述べました。
もうこうなったら、松風にでも相談するべきなのだろうかと思い、ヤガミの隣に立たせれば割とまだ……いや、ダメだなどと考えていれば、
「あ、う、うん!……おやすみ。」
何かが少し気まずかったのでしょうか。大方予想はつきますが。
そそくさと去っていく彼の後ろ姿に、そう、挨拶を返すのでした。
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