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さて。具体的に、お狐様や狼様が憑いている人を探すといっても、一体全体どうしたらいいのやら。
考えあぐねていれば、聞こえたそれは空樹の声。>>104
仰々しくなにを言うのかと思えば、彼はお狐様を鎮めることができると言う。
その証明と言わんばかりに、お狐様を1柱。鎮めたなんて言う話。
信じまいにもこの状況。
次から次に信じられぬことが起きているのだ。
あっさりとでもなんとでも、信じてみた方がわかりやすいのが今なのだ。
……ってなものの、この期に及んで疑われちゃあ仕方ねえ。
いやな、だからその、そこな女中? に呼ばれてきてるもんだからよ。
その……祭りの関係者だって謳ってりゃ、おのずと食いもんも寄ってくるって寸法よ。
「嫁入り様のお呼びだぜ」ってなもんでなあ!
と、とっちゃいねえよ!
嘘だと思うんなら屋台の若い衆に聞いて回ってみりゃあよか!
向こうも顔までしっかと覚えとらあよ! 「祭り男のお通りでえ!」ってさんざ言い回ったもんだからなあ!
──────────
アヤメと一緒に集合場所に到着する。
掲示板には今居る人達の名前と特徴が記されていた。まだ全然話した事の無い人が多い。半分くらいだろうか?
今更だが、私の横にいるお姉さんはアヤメちゃんと言うのか。私と1つしか違わないのに、可愛いししっかりしている。
>>79のヤガミの張り紙を見る。
蔵に閉じ込める?占いの能力?
どちらもピンと来ない言葉が並べられていた。
うーん、と頭を捻らせる。
「【私はそういうの何もない】かなあ。
お狐様と狼様を閉じ込めるの?お狐様はなんで閉じ込めるの?だって降りてきてくれたんじゃ・・・ないの?」
幼さからか現状の理解が追いついていない。
純粋に、何故、お狐様を閉じ込めてしまうのか?
レイには分からなかった。
空樹に聞いたら教えてくれるだろうか?
そう思いながら彼を探す。
>>79 ヤガミ
皆の元へたどり着けば、どうやら議論が開始されている模様でした。
遅ればせながら、兎面の青年の質問に答えます。
あぁ、でもその前にご挨拶を。
「はじめまして、兎面さん。アタシは梅原雪って言います。どうぞ、よろしゅうに。」
ぺこりをお辞儀をして、それからと続けます。
「アタシは【お狐様を鎮めることなんてできません】。占い言うても星占いとはまた違うやろぉしねぇ。」
星占いなら、昔母に教わったことがありますが、それ以外はからっきしです。
「閉じ込めたい人、占える人に見て欲しい人……なぁ。
よう知らん人ばっかりやから、もうちょっと時間が欲しいわぁ。」
このお祭りで会話をしたことがあるのはほんの数人だけでしたから、判断材料を増やすために、もう少しだけ皆の会話を聞いてみることにしました。
「ん?なんだあこの掲示板はよ。
みんな自己紹介してやがるじゃねえか。っくしょー出遅れちまったってかあ?
今から書いてくっから、またあとでなあ。」
[昨日までならば、そろそろ夕の儀の準備をしていた頃だった。しかし]
お狐サマ、ヤリスギデスネ
およめさまダイジョブカナ?
おなか空かせないデネ
ふわふわの寝床で寝てネ
……およめさまのお唄聞きたいナ
[神社の階段に腰掛け、笛を取り出す。狐の嫁入りに届けばいいと、神楽の旋律を奏でた]
>>135 セイヤ
「うるっせえのがいると思ったらセイヤじゃねえか。
久しぶりだなあ、達者でやってやがったかあ?
昔はよくうちの金物屋にきてたってえのに、近頃めっきり姿を見せやがらねえ。
つれねえやつだなあんたはよお。てっきり床にでも伏せってるんじゃねえかと心配してたアタシの時間、返してもらわなきゃあ気が済まねえってえもんよ」
>>138
両手の内におる、少女にしか見えない、しかし人形と見紛う様に整った、人形の少女へと。
淡々と、一人ごちる
「なぁお主。
お狐様が、憑いておったよな?
しかしな。最初にそなたを見掛けた時は、そんな空気は感じていなかったのよ。
二度目にそなたを見掛けた時に。何やら、神的なものを、感じてな。
となると、そなたが人の身を取ったのは、お狐様の仕業では無いことになるのかな。
それとも、祭りの前触れに。神様が施した、悪戯であったのかもしれんな
……そうなった理由も、降りてきたお狐様も、まだまだ楽しみたかったろうに。成したい事などあっただろうに。
一つも言の葉を交わせないままに。
鎮める、と言う形をとって。いきなり、眠りの底へと落とした事を。
ここだけ、ワタシとそなたの間の事だけで。謝らさせて、欲しいのだ」
>>91 半狐面の男の様子がどこか変わった。まるで人が違うような。先程の温かさとは打って変わって冷たい氷のような言い方にも思えた
…のだが、それは気の所為だったのだろうか?
でもなんだか先程の様子はどこか自分に似ていたような気もして。ただそこまで言及するのも癪なので特に触れずに終わった
そしてそのあと彼は怪しいものはいないか?と問う
続いて彼はヤガミに「自分は狐を鎮められる」とも告げた
その言葉に先程の行為が更に申し訳なさが募った
>>94 空樹
「狐と思わしきもの、か。
残念ながら僕もすぐに言えたらいいものの、皆のことを把握出来ていなくて、誰とは言えないんだ。
ちなみに君は、占いの能力を持っているものとして出てくれているんだな
……あ、今更だけど、僕はミゲツっていうんだ。よろしくね」
「とりあえず、そうね。いまの状況…。」
ふと気になるは昨日の少女。
一緒に祭りを楽しんだ、レイという女の子。
「こんな状況だし、心配よね…。」
そうと決まれば彼女を探す。まずはと人の集まる掲示板の方へと行くも、そこには居らず。
代わりにいるのは見知った顔の>>98ソウビに、あとはと言えば、すれ違ったようなそうでないような、祭りの参加者が数人と。
そうなれば、レイを探しているいま、声をかけるのは自然と彼かと近いた。
>>98「ねぇ、ソウビ。今いいかしら?
レイちゃんを探しているんだけど、見なかった…?」
「さて、探しものをしていたら少々遅くなってしまいました。
賑やかですねえ……昨日とは空気が大違いですが」
漏れ聞こえる声に耳を澄ませ、遠慮がちに言葉を添えました。
「この座を回すのは、そこの兎面の彼なんですね。
この村に長く住んでいる方なら、皆も安心でしょう。
これは一つ、宜しく頼みますよ」
珍しく神妙な面持ちで頷きながら続けます。
「それから私も、お狐様を鎮める力とやらは持っておりません。
ただのもの好きな流離いです」
繋いだその手からは確かな体温を感じます。
ヤヨイは、レイと一緒に張り紙を見上げました。
「いたずら者の神さまは反省しないとダメだよ!
神さまだからってなんでもしていいなんてことはないんだからね!」
そう言って、ヤヨイは頬を膨らませます。
おまつりの恨みは恐ろしいものですね。
「ぼくにはその【占いのちからっていうのはない】けど、きっときっとお狐さまもおおかみさまも見つけちゃうんだから!」
その意気ですよ、ヤヨイ。
「…え、神さまたちは誰かに取り憑いてるの…?
誰かを閉じ込める…?そんなあ……」
突然降って湧いた物騒な事柄に、ヤヨイはしゅんとしていました。
考えていれば、花の香りがする。顔を上げれば、そこにはアヤメがいた。
丁度煮詰まっていたから、一休みしよう。
>>143 アヤメ
「レイ?…ああ、ミゲツ達と話しているが。」
レイと言えば、ヤヨイが慰めていたがこの事態に怯えていた。……心配だ。
アヤメは…平気そうなので、無駄に声を掛けたりはしない。
「レイの所に行くなら、俺も共に行っていいか?……昼間の事を見ていて、心配だからな。」
少しくらい顔を見ておきたいので、これも良い機会だと提案した。
>>145レイ
驚く少女へにこりと笑み
やはりこの年頃のお子達は、反応新鮮初々しい
「あぁお晩様。
空樹の頭から出せれるものでなら。
捻って見せましょわんつーさんし」
だが、その後の疑問は。
空樹には、余りにも重い質であったのです
「……狼さまはね。人を拐ってお引きになるから、皆にとっては大変気苦労が多い柱様。
陽気な狼さま達かもしれんが、人がいなくなるのは、人の世では大変な事だからねぇ
……お狐様もね。イタズラをたっくさんしてしまって、皆を困らせてしまうのだとさ。
きっと、悪気は無くて。このお祭りを、楽しみたいだけなのかもしれんけど。やっぱり、人の世では、少々ほおっておけぬ事であるようで。
だから、楽しさで気が高ぶっているお狐様達に鎮まって貰わなきゃ、いけないと言う事なんだとさ
………………お狐様達とも、ただただ楽しく、遊んで過ごすだけが出来たなら。それだけが出来たのならば、良いのになぁ」
>>151 セイヤ
「あいっかわらず口が減らねえなあ、あんたはよ。
潰れるどころか、うちの金物求めて毎日行列が出来てらあよ。
看板娘も看板娘、アタシ目当ての客も両手に収まらねえほど遊びにきやがるってなもんよ。化かすだなんて人聞きの悪いこといいやがるぜ。
あんたもそのうるせえのを抑えて、女のひとりやふたり連れて歩いてこいってんだ」
>>150千代
そこにおわすは花嫁殿。
今は、冗談で"狼の花嫁様"だ等とは、中々に言えない場合ではあるが。
その顔を見て、昨日の楽しき喧騒を思い出す。
不思議と、お狐様騒ぎで強張り、じくじくと胸が傷み、頭に時折走るイカズチ様が、引いていく。
不思議な事だ。
「あぁ。どうやら随分寝ておるようで。お手伝いの方(>>68ツユリ)の元へと、お連れをしていた所であるよ。
ワタシは構わんよ。お狐様が憑いていらした影響か、お目を覚ます気配は無いが。
お狐様と、狼さまが、皆々帰った時分であれば、目を覚ますこともあるたろう。
この子に、見覚えでもあるのかな?」
目を覚ますかは、正直な所分からんが。
何やら、思うところがあるような、千代に八千代の花嫁様に、お尋ね申してみましたとさ
「それにしても…一体何から手をつけるべきなのでしょうか」
話の流れからして、あの異国人形にお狐様が憑いていたことは分かったけれども。それだけだ。
もっと何か分かりやすく手がかりが残っていればいいのに。耳としっぽが出ているとか。
「おねぇ、どこ行ったんだろ。」
絶対にお祭りを投げ出す人じゃない。誰かしらが拐ったのは確実。
お狐さまか狼さま。お狐さまはわざわざ拐う必要はないんだから、狼さまが拐ったはずなんだけど……
「拐われたとしても、どっかで無事でいるなら。」
それは何よりだと思う。
お祭りなんか多少遅れたっていいんだから。おねぇが無事であれば。
「おねぇはいい人なんだ。こんなところで訳がわからないまま居なくなっていいはずがない。」
早く、狼さまもお狐さまも見つけなきゃ。
「蔵に閉じ込める、ですか。
あの立派な蔵……さぞかし色んなものが眠っているのでしょうねえ……
とてもしっかり鍵がかかっていましたから……
そう、蔵に入れるんですねえ……合法的に……」
「いやいや。
それはさておき……優先順位を決めるべきですね。
やはり少しでもお祭を早く再開するために、お狐様に祠へお戻りいただくのが一番でしょうか。
となると、空樹さんに任せる人を決めねばなりません」
>> 夜長
あー…商人の。南蛮渡来の煙草かい?そいつは珍しい、どれ二つ頂くよ。おめえさんみたいなのは私は気にいる方だ「いついかなる時でも商売出来るなら」なんて鑑じゃございませんか。
一服位出来んだろ? 少し付き合いねぇ。
>>155 レイは共にいた娘(そういえばオルゴールをみて楽しそうにしていた娘だろうか?)の手をギュッと掴んだのが見えた
ああやはり。怖がらせてしまっているんだ
彼女は必死で笑っているけれど、無理をしてるに違いなくて。こんな幼い子に無理をさせてるなんて自分は最低だと感じる
>>155 レイ
「…君にはなんだかいつも無理をさせているような気がするよ。本当に、ごめんね。」
「…大切な人が、いなくなってしまったからだよ。
どうして僕はその人がいなくなる前に行動しなかったのか。守れなかったのか。不安と共に自分に憤りを感じてしまったんだ。
それが…人に言われたことがなんだか図星をつかれたのか声を荒らげてしまったんだ。
僕のせいで周りに迷惑をかけたことも、君をこうして怯えさせてしまったのも、謝ってもきっと済むことじゃないんだけどね。」
>>119 セイヤ
押し付けられた串焼きはあまりに暴力的で。
滴る肉汁を受ける皿の方が可哀想だ。
もぐもぐと肉を噛み締めると伝わってくる。
きっと根っからの善人なんだろうな。
「気に障ったなら悪いな。あんまり表情や冗談というものに慣れてなくてね。くだらぬ挑発と笑い飛ばしてくれて助かるよ。えーっと、セイヤ、といったか。」
おいとお、ちょいと遊びがすぎちまった。
さてさて祭り騒がせのお狐様に狼様かい。
俺ぁ先だって言ったんだが、先のめんこちゃんがお狐様だったってこったろう?
同じく食い意地の張るやつぁ鎮めてもらえやええんじゃねえかいと思うがねえ。【誰か、屋台巡っては食いもん見てはしゃいでたような】の知らねえもんかい?
それとここの【キキョウのお嬢】も、祭りに乗じてまた何人化かすつもりかあわかったもんじゃねえぜ? なっはは! こりゃねえか!
>>レイ
「私の、どうしたのかな」
何かを、酷く思い詰めてしまったような。
そんなお子に、優しく。ゆっくり解きほぐしてよいよと伝える様に、言の葉をゆっくりと被せた
>>166 セイヤ
「おうおう、アタシを馬鹿にするならいざ知らず、売りもんの悪口たあよくぞ言ったもんだ。
アタシの堪忍袋も限界だぞ?いいか、モノに罪はねえ、誰が売ろうが誰が買おうが、モノの良し悪しは変わらねえってんだ。
へえ、どべっぴんねえ。あんたみてえなちんちくりんに振り向いてくれるどべっぴんさんがいたらいいんだけどなあ。」
少女の所在を問えば、彼女はミゲツといるらしい。
>>153「ありがとう、ソウビ。そうね、一緒に行きましょう。」
おかしなものだ。最初の印象こそ最悪なれど、いまの彼は正反対。不可思議な状況に、平静を装いつつも不安の色は付き纏っていたはずが、彼の顔と言葉を聞けば、何故だかその色は自然と消えていっていた。
昨日のことを思うとまた軽口でも交わしたい気分。
でも、この子にしてもおねぇにしても今はそれどころじゃない。
>>159 空樹
「そう、じゃあ今すぐにってのはダメなのね。」
抱えられた少女をじっと見る。
確かによく眠ってる…人間味のない整った顔のせいか、亡くなっているようにも見えて少しゾッとした。
「うん、あたし自身もよくわかってないんだけど……この子を見かけたときからなんか引っかかってて。
こんな金髪の女の子、出会ったことはないはずなのに。」
ゾッとした気持ちに反して、懐かしいような、昔を思い出すような心地を覚える。
やっぱり、小さな頃に出会ってた?
「そう、それでその子に話を聞いてみたいと思ってて。
向こうは何か知ってるかもしれないし。
今はそれどころじゃないけどね。」
少し寂しげに彼女から離れた。
>>179 アヤメ
「…ん。……無理するなよ。」
小さく返事をすれば、ぼそっと言葉を零した。
素直に言えないのが自分の悪いところだ。
面と向かって、無理をしないでほしいと言えれば何かが変わっていたのだろうか?
そんな事を考えながら、アヤメと共にレイの元へと向かう。
なんだか大変なことになりましたね。
狐にしても狼にしても、悪さをやめさせる為には取り憑かれた人をどこかに閉じ込めておくしかないようです。
もちろん、自分が入るのも怖いですが、隣にいるお友達や、自分に優しくしてくれた誰かがそんな目に遭うかもしれないのも、ヤヨイにとっては我慢できないことなのでしょう。
しょぼくれているヤヨイに、黒いお面の人が軽妙に語りかけました。
>>165 空樹
「なやみごと…なのかな…でもちょっと…」
そう言いかけると、お面の下から吐き出された煙が小鳥になってヤヨイの周りを飛びました。
「…ふわああ…!!」
萎れていた花が水を吸ったように開きます。
「すごい!お面のおにいさん!すごいね!
おにいさん天狗さまかな?天狗さまなの?
すごい!小鳥さん!かわいい!」
ヤヨイの語彙と引き換えに、落ち込んだ気持ちも煙の小鳥と一緒に消えました。
妖術は見事にヤヨイの心を捉えたようです。
>>169ミゲツ
悲しそうな顔をする彼をみて、ヤヨイの手を解き、
ミゲツの手を取る。
ふわりと手を包み込むと、笑顔で、こう口を開いた。
「ほら、ね。大丈夫だよ」
ミゲツが怒っていた理由を静かに聞く。
大切な人がいなくなってしまう悲しみ。
レイにはまだ理解は出来ないが、考える事はできる。
それはとても悲しくて、心を鷲掴みにされて
締め付けられるのだろう。
呼吸すら苦しくなるのだろう。
「・・・ミゲツさんの気持ち、私には想像すらできないです。優しいミゲツさんがそこまで怒るのですから。
私も少しですけど力になりますね、大丈夫です!」
ヤヨイに貰った『大丈夫』を、ミゲツに渡す。
根拠の無い大丈夫を、少しでも確かなものにするために、レイは力を尽くします。
レイをじいっと見つめていたが、こちらに気付かない。距離が少しあるので断片的にしか聞こえないが、表情からして重い話なのだろう。
アヤメの側にいながら、ポツリポツリと自分の考えを話し出す。確か、期限は日が変わるまでだったか。
「……狐様は場を操るのに長けていそうだ。なんと言っても神な上に、化かし合いは大得意だろう。
それ故に、この場を盤面として操りたいが為に、○○なニンゲンが該当するのではないかと話し合っていた者が目に付く。狐様はセイヤか?
狼様は化かしが出来ぬ分、裏でコソコソしている気がしている。来るのが一番遅かった者だと見た。狼様は千代だろうか。
どちらも嘯いてる分、後日ボロが出そう、だとは。
空樹に鎮めてもらうのは【セイヤ】。
蔵に閉じ込めるのは【千代】。
…名はそう挙げておこう。」
思考をまとめて、意見として声に出すのは疲れる。ソウビは少しだけ、げんなりした顔になっているかもしれない。
>>188>>191夜長
『ほんもののあやかしなのかも』
そんな言葉を、人形手渡すその前に、風に流れてお耳が吸った。煙と共に、お口も吸った
さてさてさてさてさてさてな。
あやかしと人の境はなんとする。どんな生であろうが、なんであろうが
少なくとも、この身は人であると。そう、思っておるともさ
「重畳重畳
また、お店が開けそうなら誘っておくれ。前回の宵で見舞った時は、季節はとっくに過ぎ去って。楽しみ不足で終わったものだから」
「ほう。そうかい。見るも珍しいお服の人形だ。お狐様が、お気に召すのもよく分かる
時に、無くなっていたのは、この人形一つだけかな?
も一つ、異国風のが無くなってたりなんかはせんかったかな」
正直な所、話したニンゲンはごく一部。情報が足りなさすぎる。
今からでも、誰かと話すべきだろうか…不得手故に、どうするべきかと尻込む自分もいた。
少し休憩とその場からは動かず、皆の喧騒を眺めている。たまに、レイの事を気にしてはいつつ、だが。
「誰がそれっぽいかってえとだなあ……
人を化かすときにゃ子どもになるってえ話を聞いたからよ、レイが怪しいんじゃねえか?
あとはナナクサも頭が切れそうだからなあ、嘘ついててもわかんねえ気がすんだよなあ。
ああ、こうして考えてるとみーんな怪しいってなっちまうじゃねえか!ったく、お狐さまも狼さまも、ややこしいことしてくれやがるぜ」
「…さてと。」
ちょっと興奮しすぎたことに気付いたヤヨイは、誤魔化すように襟を正します。
(レイちゃんもおにいさんたちとお話してるからちょっとは元気になってくれたのかな…?約束もしたし、ぼくもがんばるよ!)
鼻息も荒く、やる気は十分のようです。
「とは言ったものの…まだみんなのことよく知らないし、適当に選ぶことなんてできないよねえ…」
辺りをきょろきょろ見回して、みんなの顔を見比べますが、考える糸口すら見えなくて途方に暮れてしまいます。
キキョウねぇが切り込んだ。
具体的に名前が出てきたのは初めて。キキョウねぇは本気で見つけたい人?
でも、理由が……
>>201 キキョウ
「子どもならって言うけど、ヤヨイは疑ってないの?キキョウねぇ。
…あと、子どもだとしたら閉じ込めにくくない?蔵にずっとなんてお仕置きでよくやられたけど、いい思い出じゃないし。
ナナクサって人は外の人だよねー?
あたしとしてはそっちの方が怪しいと思うなー。変な行動してもわかんないから。
あのおじーさんとか露店の店主とか怪しそうじゃん。」
わかんないなら直接聞いた方が早い。
キキョウねぇなら軽く聞けるし、ほかに理由があるなら知りたいもん。
>>194レイ
「それは
そうか。
よくぞ話して頂いた」
お子の話をゆっくり聞いて。察する所はいくつもあった。
昔であれば、良くあった。今になっても良くあるだろう。狼の悪戯か。或いは慈悲か。それとも、ただただむさ苦しく醜悪な人の業によるものか
辛かったろうとも。良かったなぁとも、口には出せぬ。
いかに軽いが空樹の口も、回して良いとき悪いとき。そんな時分の分別はつく。
「そうか」
口にて吐いた、言の葉少なく。ただ、掌でお子の頭をゆっくり撫でる。
昨日に笑ったお子の顔。頭に描いて哀しくなった。
笑顔の花を、咲かしてあげたく心から、想い思って頭を撫でる
「親が、いなくなってからは。どの様に暮らしておったのだ?」
>>アヤメ
>>ソウビ
アヤメとソウビの姿を見て嬉しくなる。
とてとて、と2人に近付く。
「今日会えてなかったから寂しかったよう」
そういうと、ソウビが気にするように自分を見ている事に気付いた。
「どうか・・・しましたか?」
>>203 空樹
「ふ…おお…!やはり天狗さまの…!これは大変貴重な御業をお見せいただいて…!ありがとう、おにいさん!」
言葉遣いがなんだかおかしくなっていますが、とにかく感動を伝えることには成功したようです。
>>204
「…そっかあ。リェンさんたちがいるならちょっとは安心だね!……うん、ぼくがんばるよ!
黒いお面のおにいさんも占いの妖術でお狐さまを反省させてあげてね!そしたら神さまもいっしょにもういっかいおまつりをするんだ!」
空樹さん、不思議な人だけどきっと悪い人じゃないんだろうな。ヤヨイはそんなことを考えながら、胸の前で両の拳を握りました。で、>>205に続くのです。
>>206 千代
「おう、千代。今日は遅くまでいるじゃあねえか。
いんや、正直ヤヨイも怪しいし、松風のじいさんも露店の店主も怪しいってえのが本音だぜ。
ヤヨイはうちの店にくるとき愛想がいいからよお、なんとなく違う気がしただけさ。
松風のじいさんは、こんな騒動起こせる体力あるかあ?お狐さまだったとしたってよう、あの身体に化けるのは大変だろうよ。
あの店主は商売人だからよ、商売人に悪い奴はいねえさ、きっとなあ。あと、あいつはずーっと胡散臭いこと言ってやがるからよ、逆に違うんじゃねえか?って思ってよ。
誰が怪しいってよ、言わなきゃ進まねえじゃあねえか。わらわら集まって様子見てたってしゃーがねえだろうが。違うかあ?千代よ?
」
>>209 レイ
とてとて近付いてくるレイに心が綻ぶ。愛らしいというのはこういう事なのだろう。
「ああ、俺もだ。」
素直に話したかったと言ってみる。レイ相手だと、冗談で首を横に振りでもしたら真に受けそうだからな。
「…………俺の、思い違いならいいのだが。レイが、年端もいかぬのに頑張りすぎている気がしてな。
辛い時は周りの大人に甘えていい。……そう伝えたかったんだ。」
先程、周りのニンゲン達が話を聞いていた気がするから、それが既に出来ているのかもしれない。
それでも、頑張るよ!と張り切るレイの後ろ姿を見て、構いたくなるこの気持ちはなんなのだろうか。
空樹と話をしていた少女が、こちらに気づきとてとてと、可愛らしい足音でこちらに寄ってくる。>>209
無事、と言って良いのだろうか。
先ほどまで、彼と話していたこの少女は確かに、悲しい色を含んでいたはず。
そんな心配事をしていると「寂しかった」とそれはまた愛しい言葉を聞き、思わずレイをぎゅうと抱きしめる。
「レイちゃん、あたしも、会いたかったよ。」
>>192 空樹
…有名人なんて、そんなそんな滅相もございませんよ。私は。し・が・な・い噺家でさぁ。おめえさんの方が祭りの中では有名人、自称占い師様じゃ御座いませんか。私の方が恐れ多くて…。フーーー。
おめえさん。狐でも狼でも人でもなく、天狗だろ?話し方といい、面持ちといい。ただの恋破れた世離れ人には到底思えないねぇ。文句なんざぁ私はおめぇさんに思うことは無いよ。
私がそこの商人にこそこそ言ってたのは嫉妬。勘違いせんでぇくれるかい?若さもある、人に話しかけるこみゅにけーしょん力もある、一番は色男、私に持ってないものをたくさん持ってる。そういうこった。
レイをぎゅううと抱きしめながら、ソウビとレイの話しを静かに聞く。>>213
詳しい事情は知らぬども、きっと苦労をしてきたのだろう。それだけわかれば十分だ。
何故ならアヤメも、話しをするには到底辛い、過去の話は持っている。
いよっとお、本格的に戯れがすぎちまったかねえ。
さて、皆皆どうすんでい。
俺様もちいと身のある話ゃできちゃあいねえが、ヤガミのお兄ちゃんが出張ってこねえで何も決まらんのも癪ってもんよ。
空樹の兄ちゃんにゃ、【ヤヨイとキキョウ】とさせてもらうぜぃ!
そいで閉じ込めるものってことだあが、いやに空樹を怪訝に見よった松風の御隠居がちょいと怪しいがね。これにゃキキョウの嬢が言う通り、わざわざ選んで爺に化けるってなあ変な話と思ったもんよ。
ってなもんでえ、この人相書きの中でどうにも人を食いそうにねえやつ……っとお。お、こいつなんかどうでい。【烏丸】なんかがよ!
さて、そろそろ考えないといけない。
外から来たものがどこで御言葉を知ったのだろうという疑問はある。いくら、100年に一度の祭りだからといってわざわざ来る……のだろうか?
「そうなると……外から来た人が怪しい、のかな」
ぶつぶつと呟きながら考える。
100年前は。
一体どうしていたのだろう。もしかしたら、100年前の烏丸が参加していない可能性もあるけれど。
「はあ…どうして、何も残ってないのかな」
〔ヤガミはずっと、黙って皆の会話を聞いていた。約束の日付前が迫っていたので、ようやく口を開く。〕
皆、やっぱり混乱するよね。
〔苦笑いを浮かべながら、ヤガミは続けた。〕
あまり、どの人を閉じ込めるべきかとか、どの人を鎮めてもらうべきかとかの希望は出てない感じかな…?
僕が聞き逃してたらすみません。
既に希望をあげてくれた人の意見を取り入れつつ、最終的な方針をこの後言いますね。
ちなみに、僕に個人的に声をかけてくれた人には、方針を皆に伝え終わってから個人的にお答えしに行くので、もうちょっと待っててくれると嬉しいです。よろしくね。
はてさて、しばし皆さんの様子を見てはいましたが、何か判断材料が増えるわけでもなく。
セツはただうーんと小首を傾げるだけでした。
そこで聞こえたちょっとした意見(>>201)。子どもに化ける事について、セツなりに考えを述べることにしました。
「お狐様が降りてきはるのは何となくわかるんやけど、なんで狼様も降りてきはったんやろかって理由を考えとったんよね……
もしお狐様が恋をして狐の嫁入りさんを攫いはったんやったら、お狐様が子どもに慿くのはちょっと違う気がするなぁとは思うんよ。」
狐の嫁入り様に相応しいような、大人の男性に慿く事を考えます。いいえ、もしくは女性でしょうか。
どちらにせよ、子どもではないような気がするのです。
「それに、子どもに慿くのはどちらかと言えば狼様な気がするし……
遊びたかったりイタズラをしたくて降りてきはったんやったら、やけどね。」
屋台の食べ物が食い荒らされていたり、提灯が破られていたり、イタズラの度が少々過ぎている気はしますが、有り得ないことではないでしょうと話を続けます。
「けど、そんな理由でちいちゃい子を疑うなんてしたないし……それに、閉じ込めるのかて、そないに心が痛むもん、憶測だけで決められへんやん?だから、あの子達を閉じ込めるのは私は反対かなぁ。」
綺麗な着物に身を包んだ少女と、元気そうな少女をちらと見て、意見を述べました。
>>219烏丸
挑発的に口の端変えて、挑戦言葉を投げ来るおのこ
面白いは面白いが、しかし
「物の好みも美しさも。しまいにゃ価値ですら
他者がどう見ておるかに依って、決めるとするのなら
そなた自身にとっては、盗るものは欠片も価値が無いも同義であるようだ。
もしも、その盗ろうとしたものへ、周囲が価値を見出ださなくなれば。そなた自身も、それを路傍の石が如くに、ぽいと棄ててしまうかのようだ」
それにと、面の奥にておのこのお目目をよくよく覗く
「ワタシが言えた義理ではないが、何か
"こうあれかし"を、なぞっておられるように思う
そなた自身の揺るぎ無い。美しさへの、規範はどこだ?」
勢いの死なぬ内に、ヤガミの質問にも答えておこうと口を開きます。
「なんや、空樹さんが占いを使えるみたいやけど、もしそれが本当なんやったら、
アタシは【占い先を露天商の主人にすることを望む】かなぁ。
ちょっと不思議な空気を纏ってはる人やから、お狐様やったとしてもおかしくはないんちゃうかなって。
あと、【今晩閉じ込めるのはセイヤさんを希望】する……かな。
イタズラ好きの狼様なら、愉快で楽しそうな人が好きなんちゃうやろかと思てね。
……違ってたらほんまに申し訳ないんやけどね。」
狼様に関しては自信がなく、少し声が小さめでした。もし間違っていたら、無関係の人をあの中に閉じ込めるという事なのですから。
「……アタシからは以上かな。なんや、喉乾いたからちょっとお水貰ってきますわ。」
緊張からか、喉がカラカラ乾いてしまいました。屋台の方に行けば、なにかあるかもしれないとカラコロ足を向かわせました。
>>226 レイ
「同義語…同じ言葉とは言い難いが、似たようなものだな。
自分の心の内でやりたい事を話す。それも甘えるの一種だと俺は思うが。
……何か願いごとでもあるのか?」
アヤメと抱擁する姿を微笑ましく思いながら、聞いてみる。己に出来ることなら、頑張り屋のこの子の願いは何でも叶えてあげたい。
さて。
「僕は今のところ空樹は狐を鎮めてくれるものだと信じているよ」
「空樹に見てもらいたいのは、僕は【レイかそのそばに居る娘(ヤヨイ)】かな。
1番の理由は子供だからだよ。子供に狐の霊がいるってなら話は変わるけれど。
今は狼の霊もいるってんならあの子たちを先に占って、何も無ければそれはそれであの子たちも怯えることはないんじゃないかな。」
「で、蔵にいれたいのは…
僕はさっきまでカッとしてしまったけれど、狐は殺しをしたいやつだとは冷静なるとないと思う。これは空樹が言ってくれたおかげなんだけれど。
僕が思うには楽しいことが好きなやつだと思うから、【お祭り騒ぎをしている人(セイヤ)】とかどうかなって思っているよ」
「うーん……」
100年前の烏丸に頼ろうとしてもどうしようもない。ならば、これは自分で答えを出さなくてはならない。
>>ヤガミ
「昼間の話、少し考えてみたのですが……。見てもらうのは【夜長さん】、閉じ込めるのは【ナナクサさん】を私は希望します」
「空樹に見てもらうのもひとつの手なんだとは思うんだけれど。
お祭り騒ぎをしてるのが狐だけとは限らないからね。
これで違った時は申し訳ないけれど。
でも蔵に入っても彼はその中でもお祭りをしていそうだね。」
>>225レイ
「ひもじい思いをしていなかったのならば、それは本当に何よりだ
寂しい思いをしていたならば、この祭りにて、満たしておくれ。
なんなら、このお祭りが終わった後だって。ワタシや、ソウビ殿達と、遊んでおくれ。
ワタシは村の外れの方に居を構えておるからさ。お暇を持っては余らして。もくもくキセルをふかしてる
いつでも遊びに来て良いよ。
その時は、秘伝の甘菓子をたんと。腹に入りきらないほどにたらふく馳走しよう
ふふ。これは、ワタシもお狐様に感謝をせんと、いかんかもな。レイ嬢と出会いを頂きありがたや」
最後にも一度頭を撫でて、ソウビ達の元へと行く姿を見送っただろう
>>212 キキョウ
「ヤヨイは確かにあんまり変わった感じしなかったのは同意だけどー。
キキョウねぇが言ってた内容じゃ、外した理由がわかんないし聞くのは当然でしょ!
うーん、あのおじーさんは化けてヨボヨボのフリ〜でもおかしくなくない?
レイだって狼さまだとすると子どもの身体じゃ、おねぇを拐えないしさー。
あと、あのおじーさんあんまり姿見ないから隠れて何かやってるのかなって!」
あたしだって考えてるから!
外の人は数人いるけど、その中でも2人までは絞った。
「今のとこ、【おじーさんと烏丸ってにーさんが閉じ込め候補】かなって。
烏丸って人は話したときの感想だけど、考え方とか狼さまっぽかったから。
子どもは閉じ込めたくないけど、化けてたらいやだから【ヤヨイとレイは空樹のおにーさんに占ってほしい】って感じ。」
夜型の人間に間違えはないが起きてる目的が高斜め下向きだと気分も盛り上がらない。
否、少し楽しんでいるのか。
「みなの希望を聞かなきゃヤガミもお稲荷さん探しづらいだろうな。遅れたが僕も希望を伝えよう。」
「主観によることになるが話した限りでは不思議なやつこそいるがアンテナに引っかかるような怪しいやつはな……。」
と、なると。
「摩訶不思議な力の行使先は【アヤメ嬢】を希望する。人相的に疑いにくいからね、先に白黒つけてもらいたい。」
まあ、五十音順だが。
「監禁したい人、言い方が悪いか。閉じ込めたい人は【セツ】とする。遠くから見てたけど空樹並に謎めいてるっていうか、掴みにくい。話しかけたら変わるものなのかこれは。」
五十音(以下略
まあ空樹が名乗り出てなければ真っ先に疑っていたがこう転がるとこれが妥当か?
>>all
方針を発表します。
まず、
鎮めてもらう人の候補は
【レイさん、ヤヨイさん】
閉じ込める人は
【セイヤさん】
にしようと思います。
もしもこの中で、【実は除霊した霊の声が聞こえる能力がある人は、名乗り出てください】
>>232ヤガミ
「そう言われれば、ありがたい
さて、流石に働くか。
弾いていくと。
ワタシ個人としては、ミゲツ殿は、"狐の嫁入り"に焦がれているが、ここは彼自身の熱だと信じたい。
憑き者あるとすれば、松風殿か、セイヤ殿かとは思っとる。
単純に、言の葉の量にて考えるなら、
【松風殿を閉じ込めて】
占いの鎮め先は、ヤガミ殿が決めるが宜しいが、希望を出すなら【セイヤ殿を占おうかな?】
松風殿は、お狐様は薄いと思われる。
ワタシから近づいて言ったとは言え、『いけすかない』と、一柱を鎮められている狐が言うには難い言葉でないかな。
狼様の、線が濃く。何より、言の葉が少なければ、言葉にて探す事も出来んからね」
ぽ、ぽ、と最後の紫煙を夜空に吹いて、小さな飴の空き缶に吸い殻を仕舞います。
「さて、そうですねえ。
小さな子は無垢ですし、好奇心も旺盛ですから。
そういった意味ではお狐様に好まれる心を持っているとも言えるかと思います。
【空樹さんには、ヤヨイさんとレイさん】のどちらかをお任せしたいですねえ」
「蔵で寝泊まり……正直楽しそうというのが否めませんがそれはそれ、これはこれ。
余所者とはいえ、お祭に参加した身ですから言葉には責任を持ちたいところです。
ううん。悪戯好きそうな人ということで、閉じ込める人は【キキョウさんとセイヤさん】を挙げておきましょう」
「もともと、お狐様は狐の嫁入り様を迎えにくるはずだったのに、狼様も一緒に来ちゃったんだよね。
お狐様が拐ったのか、狼様が拐ったのかわからないけど、いたずらに人のものを横取りしようとする人が狼様なのかなあ?」
うーんうーんうーん。
「少しだけ離れてもらうなら【からすまるさん】。
お狐様候補はわからない。【夜長さん】」
レイに背中をすりすりされ、擽ったいかのようにくすくす笑う。
「なんだろうね。なんでだろう。ふふ、レイちゃん、こんなに小さいんだね。」
少女の所在を確かめるように一層強く抱きしめて、安堵と共にまわりから、今夜の擬論が飛び交うのが耳に入る。
その中で“レイ”という名が耳届き、思わずハッと立ち上がる。
「レイちゃん、騒動のことは、誰かから聞いているよね?でも大丈夫。レイちゃんのことは、守るから。安心してね。」
っととお、おいおい俺様がお蔵入りかい?
とんだ節穴でねえか……ええい。
っだーしゃあねえ。【なんも力もねえ】俺にゃどうしようもねえなあ。
明日からしめやかな祭りにならねえことだけ、祈ってらあ! ちくしょうめ!
>>126 リェン
「ん。そしたら、こっちはよろしくお願いしますね」
首を縦に振り、役割を得る。簡単な食事を出したり、話し相手くらいにはなれるだろう。とは言っても、口下手な自分は聞くだけで精一杯だろうが。
踵を返し、蔵へ向かおうとする道中、お嫁さまとは違う色をした、黒い面をする男から女を預かる(>>187)
お狐様に憑かれていた、と話していた。それにしても躰は軽く、まるで体重を失ったかのような、魂が抜けているような、そんなことを考えてしまう。
「もう少しまってね。もう1人、一緒に連れて行くから」
眠る少女に声をかけ、決定を待つ。
静かに話し合いを見守るだろう。
>>247烏丸
「おのが意思より家督が重いか。
連面連なる血脈定め。そりゃぁ、一つの代の、一つの血でどうこうなんぞは、難き事かもしれんがね
価値がある"らしい"ものしかその価値見出だせず。
自分で価値を見つけたり。新たに価値を、産み出したり
そんな事すら出来んとは」
どこかの記憶でも。この血脈は、変わらんようだとため息一つ
「"正しい"の規範すらも人任せでありかねない者が良く良く言うた。
そんな物の価値も分からん物に。
いつぞ自分を棄てんとも。自分を大事にせんだろと
そう思わせる様なものに、靡く華等はありはせんだろよ」
からから笑ってお返し申す
文脈在り方なぞってなぞっておるのなら。何を盗れると言うのだろう
ミゲツとヤガミに約束をした。
自分の出来うる限りで、この事態の収拾に協力すると。
それなのに、意見を言わぬはあまりに酷い。
「あたしは、…まだ見知った人も少なくてわからない。ただ、レイちゃんは、レイちゃんだけは蔵に閉じ込めるなんて出来ない。」
それならば。
「空樹さんに、【レイちゃんを占って】もらえば、安心かもしれないわ。もしくは…難しいけれど、空樹さんの気になる人を選ぶのも、良いと思うの。」
「彼は確か、既にお狐様を鎮めている。それに、きっとあたしより、この祭りの参加者といろいろ話をしていそうだし…。」
彼女の拙い考えよりも、彼の方がと思うのも当然のことだろう。
>>ミゲツ
「ご苦労様だ、兎殿。
反対はしないが、狼様を狙った占いかな?狐様を狙った占いかな?
レイ嬢かヤヨイ嬢か、どちらかをワタシが決めて占えば良いのかな」
そして、肝心なのが蔵に閉じ込める者だ。
出来ればそんなことなどしたくはないが、やらねばならぬのであれば、仕方がない。
「子どもを怪しいと言った、【金物屋のキキョウ】さん。」
これと言った理由はないが、子どもに疑いを向けているのが、少し、こわい。
「あとは…」
花守人の…と言いかけて急いで口を噤む。
これは、立派な嫉妬だろう。それだけは絶対に、やっては自身が一番、後悔する。
「あとは…まだ、わかりません…。」
消え入るような声でそう話した。
>>265 レイ
ソウビにしては珍しく、大きく瞬きをする。もっと大それた事を頼まれるのかと身構えていたのもあった。
「……それくらいなら、お安い御用だ。ほら。」
アヤメに抱き締められるレイの前で屈み、背に乗りやすいように上体を少しだけ傾けた。
「…背はある。景色は悪くないと保証しよう。」
淡々と言ってはいるが、行動で示すソウビにとっては任せておけと言わんばかりの自信があった。
>>256 空樹
「いいえ、『出来ない』のでは無く『しない』のです。情が移れば目が濁りますから。美しい『花』を盗る、そのためだけに私は、いえ烏丸は存在するのですからね。
それがさも誤りであるというように諭すのは、冒涜に当たりますよ。
先程も言いましたが、貴方の見ている世界は貴方にとっては正しいものですが、私にも当てはまるとは限らないのです」
ふわりと微笑む。
血脈に縛られたあやつり人形の烏丸を哀れんで、いやもしかしたら見下しているのかもしれない。
だがきっと、この人も可哀想な人なのだろう。自分の見ているものが常に正しいと思い込み、世界を正す。
その犠牲になった人も……いるのかもしれない。
「まさか。正しさを人任せにした覚えはありませんよ。
ええ、そうですね。ごもっともです。ですが、私は花を盗ることに意味があり、花に愛でられる必要はありませんので」
空樹と会話をしているうちに気が付けば決定も出ていたようだった。
ならば、明日に備えて眠ることにしよう。狼さまやお狐様がイタズラをするのは夜中なのだろうが、そこまで起きている自信はない。
>>セイヤ
ありゃ、アナタ、イイコト教えてくれたヒト!
んむむ。そかそか、話し合いのダイイチ蔵ビト、アナタネ
モシ、イタズラカミサマなら、メッ!だケド……
ワタアメ、およめさま喜んでたネ
教えてもらてよかた
おレイにワタシのイイコト教えてあげるネ
…ヤヨイ、ヤヨイ。起きてください。
「んむ…悩んでるうちにうとうとしてたみたい…。」
年頃の女の子にとっては夜更かしはお肌の天敵ですよ。
「そっか…もう決まったんだね。ぼく、なんにも出来なかったな。【わかったよ】、ぼくはぼくのつもりだけど、もしかしたらお狐さまが憑いてるのかもしれないし、みんなに迷惑かけたくないからお祓いしてくれたらうれしいな。」
ソウビから、やりたいことはないかとの問いに、小さな少女は少し思案し、アヤメの胸に顔を埋めて恥ずかしそうにぽつりと呟く。>>265
答えを受けた彼はと言えば、何時もはとんと、顔色変えずにいるものを、この時ばかりは可愛いお願い。吃驚したのか瞬き一つ、そうしてそのあと心なしか、柔らかい顔で少女の願いを受け入れた。>>269
「わぁ……」
ふわりと軽やか。いと簡単に。
彼は少女を肩に乗せ、その顔綻び笑顔が咲いた。
>>272烏丸
「いいや。誤っておるとは思わんよ。それが形の血命もあるだろう。
ただただほとほと呆れているだけさ。それが冒涜に当たるなら。バチでもなんでも当たってやろう。
……自身の血脈等、棄ててしまえと言ってやるがね
人と人とが正しさ交わし語らなければ、この世は断絶とした壁しか人の間に出来はせん。
ま、壁を厚くして籠るはその子の勝手であるが」
どこかにあった記憶で。自身の勤めが正しいと信じ、犠牲としてしまったた"人以外のもの"は、もしかしたらいたかもしれない。
その残濁が、叫んでいるのか
「ほう。家の理ではなく、自身の一つの芯で"正しさ"を持ち得ると?
ならば、いずれはそれも語り合いたく思うかな
……花とて、誰に愛でられ誰を愛でるか、選ぶ理だってあろう。
それすらも望外とする者に、盗まれてくれる華があったなら、是非とも紹介しておくれ」
>>273
ある程度の言葉を交わし、色男は寝所へと。
大変楽しい時間であった。是非ともも一度あいまみえたいものである
少女の願いを叶え、ひょいと立ち上がってみせる。レイの体重など、まさに羽根のように軽かった。
アヤメの歓喜にも似た声>>278を聞けば、これで良かったのだと思う。
「……これでいい。アヤメも言っているが…何かあれば、堂々と言っていいんだ。」
年端もいかぬ少女なのだから、この子のわがままを受け入れ、伸び伸びと育てるのが大人の役目。
レイがもし、俺の側にいることを望んでくれるのなら。俺はその役目を全うしよう。
肩の上で返事をしなくなった少女は眠ったのだろうか?
何にせよ、このままでは眠るにも眠りづらかろうと、そのまま神社が用意した寝所まで運ぶ。
彼女を送り届けたら、自分も眠気のする頭のまま歩き出し、昨日使った布団へと寝転んだ。
ついとそのまま家に帰ろうと思ったけれど。
「そういえば寝所があるのよね。」
狼さまやお狐さまと一緒の寝所。
同じ家におじーちゃんはいるとはいえ、ひとり寝となる家のお布団。
「どっちの方が安全かな…」
やっぱりみんなで眠る方?
でも、推理通り外の人が狼さまに取り憑かれたら家の方が安全よね。
あぁ、でも、そっか。
「今日は寝所にしましょ。」
おねぇの無事が確認できるならそれでいい。
同じ部屋で寝るなら、怪しい動きをする人を発見できるかもしれない。
うん、いい考え。
帰宅をやめ方向転換。神社へ戻り、皆が眠る寝所へと向かった。
肩車された少女は、疲れたのか、はたまた安心したか。すぅと寝息を立てていた。>>283
寝所までと運ぶソウビに、アヤメも一緒についてゆく。
どうか。どうか。
無事に朝を迎えられますようにと。
夜の間に、連れ去られるなんてことがないように。
レイの隣、静かに眠りに就いた。
屋台に行けば、見知った顔がちらほらと。
聞けば、朝の騒ぎで商品に傷がついてしまったり、機械が壊されたりした模様。
昨夜、ヨーヨーをくれたおじさんの屋台もどうようの有り様で、事の大きさを直に味わうことになりました。
「せっかくのお祭りやのに、こないな事になってしもて……」
昨日までは、あんなに煌びやかな世界だったのに。今ではもう、見るかげもありません。
通り過ぎる度に嘆きの声が聞こえてきました。
そんな中、焼きそばを作っていた米屋のおばあさんからお水を貰って、こくりとひと口飲みこみます。
乾いた喉が潤され、ふた口、三口と飲み干しました。
ありがとうねとお礼を言って湯呑みを返せば、カラコロ下駄を鳴らしながら皆の元へ戻ります。
そろそろ兎面の方が決定を出す頃合でしょうと。
✎____________
僕は【除霊した霊の声をきけてその人に狼が宿っていたかどうかを見ることができるよ】
残念なのは僕は狐を嫌っているからか狐を鎮める能力はなかったみたいだ。
僕の身に何か起こることはないと思うけれど、もしもなにか起こったら絶対に狐と狼を見つけ出して欲しい。
お願いだから。どうか僕の代わりにあの子を助けておくれ。
ミゲツ
____________
筆を置き。それを掲示板にしっかりと貼った。
これが他のみんなが信じてくれるかはわからないけれど。
でも、
「君を助けるのに。協力できるのなら。」
そう呟いて、寝所に向かっていった
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