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村の設定が「役職希望無視」のため、全ての役職希望が無視されます。
【兎】兎面 ヤガミ は赤の聖痕者に決定されました。
お祭りの前日
訪れるものたちはお祭りの準備に励むものや、その雰囲気を楽しむものなど様々
狐の嫁入りはお狐さまに無事にこのお祭りが何事もないようにとお願いをするため、今日から朝夕の儀が行われます
まだ少し暗い朝の空は、どことなく奇妙でありましたが
雲は少ないため晴れることでしょう
どうやらこの中には、村人が7名、人狼が2名、占い師が1名、霊能者が1名、狩人が1名、聖痕者が1名、蝙蝠人間が3名、求婚者が1名いるようだ。
狐の嫁入りが「時間を進める」を選択しました。
/*しかもいわばお狐様を御返しにする立場かぁ
イタズラを沈められる人と。逆に美味しくてありますなぁ?
名乗りを上げずにおるのも一興だ。騙り者が出たらどうしよか?*/
[ぱたぱたと朝の廊下を足袋で駆け抜ける音がする。その足音は狐の嫁入りの寝室の前で止まり、続けて軽く戸を叩く音]
オハヨーゴザイマス。朝デスヨ……っと。
モウ、ジュンビバッチリ!
さすがおよめさまネ
起こさなくても起きてクダサルネ。ワタシ楽チン
………?
まだチョト眠い?
チョトぽーっとしてるネ?
さてさて、じゃあ、朝のお支度デスネ?
コチラ、近くの森で採れた、キノコ、山菜や、神社のウラ育てた野菜の朝餉ネ
ワタシ同じモノ、お狐サマお供えした!
コレはおよめさま、朝ごはんネ?ごはんしたら、朝の儀しよマショネ
昨日は娘とナナクサと話をしたあと、寝床があるときいて神社のものに言って一夜をすごした
もしかしたらと思ったからだ
目を覚まし身支度をすませては外に出る
昨日は暗くてよくわからなかったが空があけた今は辺りがよく見える
(探さなきゃ。このお祭りを止めるために)
(……。)
目的はひとつだけ
"狐の嫁入りを。稲荷祭りを。やめさせること"
あの時の彼女が狐の嫁入りなのはわかっていた。
しかしあの時に止めたら紛れ込めないと思い何も言わなかった
そっと狐の面を撫でる
稲荷祭りをいかにも待ち構えていたかのように見せようとこの面をつけたのだが
(このお面のことも君は忘れてしまったのだな)
お面の鼻先を撫でながらキュッと口を結んだ
およめさまが朝ごはんを召し上がっているアイダにワタシもお参りしとこ
ぺこ、ぺこ
ぱんぱんっ!
本日もイチニチ無事に回るよう、お見守りクダサイネ
またオイナリサンも作るマスカラ
ぺこ
とりあえず無謀だろうが探そうと思い歩き始める
と、どこかで陽気な少し変わったニホンゴがきこえた
ああ昨日のおてつだいの声か、よく通る声だもんななんて思いながら近づくが高い塀があってさすがに見ることは出来ない
(仕方がない。とりあえず戻ろう)
ここで何かして怪しまれてはいけないからと諦めて先程の場所へと戻っていった
さてさて、必死のラブコールもあんなに冷たくあしらわれたら目も当てられない。やはり対人関係は苦手なのかもしれない。
狐の面の青年、名はミゲツといった。
物語には欠かせないキャラであることは間違えない。
彼の進む運命と自分の運命が偶然に重なることを願わずにはいられない。そんな不思議な魅力をもった男だった。
にしても。
「まあ暇だな。なんか面白いもんでも落ちてないものかね。」
怪我人がこんな秘境まで来たんだ、たまにはネタのほうから寄ってくるくらいの情状酌量があってもいいのでは?
昨日はあの後、神社の者達が用意してくれていた寝床へと帰り、眠った。
祭りへの興奮からだろうか、珍しく朝に目を覚ます。
いつもは昼か夕方に起きて、深夜まで働くのが習わしだ。普通のヒトとは生活バランスがズレている。
これは、ぎょろりとした目と大きな背丈で怖がられやすいソウビを蝋燭のみ点る闇夜で隠す為の>>配慮<<だ。
「…眩しい」
とろんと半目の黄金色は朝日を受けてキラキラと輝く。
二度寝をするのもな……と外へと出て、カランコロンと歩き出せば、夜とはまた違った、朝の静寂と澄んだ空気がソウビを出迎える。
くああと大きな欠伸を一つして、夜基準生活の寝惚け頭で辺りを見回している。
誰ぞいるなら朝の挨拶くらいは交えるつもりでいた。
/*
ワテには荷が重い、荷が重いて!!!
どないしよ……今日は色んな人とお喋りしてブラフを撒かんとあかんな……さすがに昨日ソウビくんだけとしかお喋りしてないからそのままストレートにいくと怪しすぎるもんな……
/*
いやほんとまって……求婚する気ないというか、愛に生きる子じゃないのに……どないしよ……と、とりあえずロール………色んな方とお喋り……
「ふぁぁ」
昨日はミゲツと話してる時に、急に眠くなり意識が遠のいた。
誰かが背中に乗せて運んでくれたのを
曖昧な記憶の中から辛うじて引き摺り出せるものだった。
お礼を言わなきゃ。
あの場にいたのは狐面のお兄さんミゲツと
露店のお兄さんとヤヨイちゃん。
その人たちを見つけるために布団を綺麗に畳み
身嗜みを整える。
貰った羽織と草履を見ると、頬が緩むのを感じる。
今日も足取りは軽い。
目を覚ませば、何人かは起きているのか足音が廊下からした。
どんな人がいるのだろう。それに、狐の嫁入り様には話しかけてはいけないが、できることならその姿は毎日でも見てみたい。
「よしっ」
人前に出ても恥ずかしくない程度に身なりを整え、散策してみることにした。
>>10 ミゲツ
会釈には会釈を返す。
自分とは逆へと歩む彼に思わず声を掛けた。
「おい。……………朝は起きるものだと聞いたが。」
普通の人間はと心の内で思いながら、無愛想に声を掛ける。
疑問は聞いてもよかろう。無視されたらそれはそれだ。
歩いていると、前にミゲツと長身赤髪の男がいた。
ミゲツは会釈をするとこちらに歩いてくるようだった。
とてとて、と2人の方に向かう。
「おはよう、ミゲツさん。と、赤いお兄さん」
2人に挨拶をする。
ソウビの顔を見ようと顔を上げるも、背丈が高く
レイが小さい。
>>14 レイ
「おはよう。」
小さな背丈の者が話し掛ける。白い狐面を見てるから、恐らく用があるのだろうなと思った。
……それにしても、この小さな背丈のニンゲンは。
「…………。」
……おのこか?おなごか?どっちなんだ。
聞く事はせず、前にいるミゲツに主に視線を向けたままチラリとレイを見た。
**
いや前作?とかから同じキャラいるとほんとに1つの物語に割入ってる気がして話しかけるのすら恐れ多いな。尊い、、、
朝露が葉を濡らし、一歩進む事に少し湿った空気が顔を横切ります。
まだ覚醒しきっていない頭を起こすように、朝日に向かってうん、と大きく伸びをしてみました。
「ん〜〜〜〜………ふぁぁ」
そして、盛大な欠伸も漏れました。
眠い目を擦りながら、朝の散歩を開始します。
いつもなら、近所をぐるりと回るのですが、今日は神社の中を回ることに。なにぶん、昨日はここにお泊まりしたのですから、当たり前ですね。
昨夜の怪しげな雰囲気とは違い、朝の境内は不思議な雰囲気に満ちていました。
まるで、誰かが神隠しにでも逢いそうな、そんな──
「………なんて、まさかね。」
肩を竦めて苦笑します。
滅多な事は考えるものじゃないと、そう思いながら。
/*
ラララ〜ラララ〜ズインゲンズイゲングレイーヌヴリンダース♪
ラララ〜ラララ〜ズインゲンズインゲンヴリンダース♪
とってんとってんお足をついて。
カランコロンとお下駄が跳ねる
昨日は残念店じまい。春夏秋冬店じまい。季節は流れて夜へと消えた。
狼さまの花嫁も、おうちに帰るといずこか消えた。またお会いしたならもう一度。拐ってみせようそうしよう
おはよう燦々お日様燦。狐は、天照様の分霊だとか。それなら只今天高く、我等を見渡すお狐様よ。今宵も見守りくれしゃんせ。
イタズラ心で地上に降りたなら。祭りを楽しむその陽気さで、夜闇も朝暮れ等しく照らしておくれ。
そんなこんなでお暇消し。しましょと歩いておりますと。
『ーーーなんか面白いものでも落ちていないか>>7(ナナクサ)』
と聞こえる声があり。
「おはよう燦。楽しい者の拾い物。しておるらしいと聞いたがね。ここに暇を擁した放浪者が、拾って貰おうと遊びに来たよ。
はて?そなたはどなただろう?」
🍅自分の本当の名前を知らないので、季節に合わせて四つの名前を先々で名乗っている。
春野 霞
夏野 蛍
秋野 夜長
冬……は何にしよう
「秋の冷たい空気を感じながら頂く朝餉はまた格別ですねえ……」
まだ寝癖のついたまま、しかし洗練された所作で朝食を綺麗に平らげた。
その頃にはやっと瞼もきちんと開き、朝の身支度をこなしてゆく。
「さて、今日も特別な年のお祭りを賑わす、枯れ木にでもなりに参りましょう」
【星】星渡し セツは、【天】天邪鬼 ソウビ を能力(求婚)の対象に選びました。
ヤガミが白兎、ミゲツが白狐、そして彼は黒狗?いやこれもまた狐か?
俺のラッキーアイテムが動物の面ならば今すぐ鶴嘴でもって石油を掘り当てたところだ。
どんな育ちをしたらこんな言い回しが自然と生まれるんだか。
>>20
「確かに自分から面白いなんて言う人は十中八九面白いからな。」
悠々としたオーラと和服を纏う彼は自らは放浪者と称す。どこか通うものを認め、名乗ることに抵抗はなかった。
「三草 七草、しがない物書きさ。湯治とは名ばかりで僕も暇ができたからこの祭りを訪れた、ある種の放浪者。
もしかして貴方も所謂"ヨソモノ"だったりするのかい?」
掃いて捨てるほどの退屈も摘んでもらえる、捨てる神もいればなんとやらか。
澄んだ秋の朝の空気は心地よい。
>>18 ミゲツ
ため息を吐いている。話し掛けては駄目だったか。
表情は変えずに心内で反省をする。
「……そうか。
ミゲツは忙しいんだな。俺に出来る事があれば手伝うが。…背はある。」
小さな背丈のニンゲンが呼んでいた名前で呼ぶび、背はあると力仕事が出来るのを強調してみた。
セイヤッ(起床
祭りの日の朝ってなぁ、いいもんだぁ!
昨日の宵からこぞって設えた、屋台に祠に大社!
この時のために生きてきたぁお祭り男が、あ一花咲かせ、
いや打ち上げようじゃあねえかい!
「たいへん、今起きました!」
床の中でぱちっと目を開いたヤヨイは、開口一番そう叫びました。寝起きは事の外いいようです。
こうしちゃいられないとばかりに、いそいそとお布団を畳み、身繕いをしてお部屋を後にします。
ぱたぱたと廊下を歩きながら今日の計画を立てているようです。
「おまつりおまつり。えへへ、今日はどんなことがあるのかなー。お寝坊しちゃったし、さいしょから張り切っていこー!」
おー!と、軽く握った両の拳を高らかに突き上げました。
うーん、いい朝だなあ、お天道様もしっかり上がってやがる。……ん?
ひょっとしてもう昼時ってか?
「よう、皆の衆。昨日は美味い酒を飲んで寝ちまったが、祭事はしっかりやらせてもらうからなあ。
昨日見なかった顔もちらほらいやがるが、金物屋のキキョウと言えば村の衆には顔が知れてるはずだろ?挨拶が遅れたことくらいは大目にみてくれや。」
>>28 レイ
私と言うのを聞いておなごかと認識し、ついでに名乗るのも聞く。
背の丈の違いはひしひしと感じながらも、屈まずにいたがこう言われては仕方あるまい。
よっこいしょと屈んで、目線を合わせる。
「俺はソウビだ。
…年端もいかぬおなごが、こんな所まで遠出か?親はどうした。」
綺麗に着飾った彼女を上から下まで眺める。多分、幼子だろうと判断しての言葉だ。
朝の散歩を軽く終え、昨晩泊まった場所に戻れば朝食を頂きました。
ずず…っとお味噌汁を啜れば、ほうっとため息をひとつ。身体もお腹も温まって、なんだか幸せな気持ちです。
カチャカチャと食器を片付けて、身なりを整えお祭参加の準備をします。もちろん、巾着袋も忘れずに。
「よしっ、行こっかな」
カランコロンカランコロン
下駄を鳴らしながらお祭りへと向かいます。
さて、今日はどんな楽しいことや出会いがあるかしら?
白足袋で神楽殿に参る。
神のおわす方へ深く一礼、見ている物がいればそちらへも礼をするだろう。
どこからか鳴り出す横笛と太鼓の音に合わせ、微笑みを絶やさぬまま静かに唄いだした。
緑の葉っぱに陽が落ちて
紅刺すころオヤシロに
稲荷の神様コンコンと
鳥居の真ん中通りゃんせ
人が困ってこうべを垂れりゃ
十四(じゅうし)の宮司がぞーろぞろ
いたずら神様閉じ込めりゃ
この先百年安泰だ
うきうき廊下を歩いていたら、男の人に声をかけられます。物腰柔らかなその呼び声に、ヤヨイは満面の笑みでお返事します。
>>29 烏丸
「えへへ、そんなかわいいだなんて。ありがとう、おにいさん。からすまる、かっこいいお名前だね!ぼくはヤヨイっていうの。三月生まれだからヤヨイだよ。仲良くしてくれたらうれしいな!
そりゃあ元気だよ、ぼくはいつも元気だけど、今日はもっと特別。だっておまつりだもん!
ぼくといっしょに回ってくれるの?やったあ!誰かとお話しながらおまつり見られるなんて楽しいに決まってるよ!」
はしゃいでますねヤヨイ。これもおまつりのもつ魔力みたいなものでしょうか。
「行こう、からすまるさん!おまつりが逃げちゃうよ!」
『お祭りは逃げないよ』の常套句を先に潰していくあたり、流石ヤヨイとしか言いようがないですね。
やれ、俺も宵までぁ暇ときた。
祭りの賑やかしにゃー、飯食って腹持たせにゃならんめえよ!
どれ、ひとっ走りどこぞの屋台まで行ってくらあ!
やあやあ! うまそうなもんはねえかい? たらふく食いてえんだ、江戸っ子は味なんざ気にゃしねえさ!
量! たんまりと食ってくぜえ!
/*
みんなの身長が知りたいな……
昨日の空樹さんに続いてメモに書けばよかったかな……
因みにセツは162cmです!21歳です!
.。oOミゲツやレイと話しながら、遠くから聞こえてくる唄に耳と視線を向ける。
>>33 >>34 >>38
美しく、どこか懐かしい唄と優美な舞に心を奪われた。
今は面を付けているが、その下はきっと美しいのだろう。その佇まいが故と、神の嫁になる人物なのだから。
白い姿が殿の奥へと消えるまで、そちらの方に両まなこは釘付けになっていた。
/*
ぶんしゃぶんしゃかワッショイワッショイ!
ぱらぱらぱらぱらワッショイワッショイ!
踊れダンシング!夏祭りわっしょい!
「おや?その声はいつぞやの金物屋さんですねえ。
いやはや、村に長く住んでいる人が狼だとは、誰も思わんでしょうなあ」
「普段は普通に暮らしているんでしょうに。
百年に一度の特別なお祭りの空気にあてられて、悪戯ごころが疼いてしまったのかな」
家から締め出されるかもとまで考えたのに。
昨晩のおじーちゃんの反応はまさかのものだった。
「ていうか、寝床があるならさいっしょから教えてくれれば…!」
家にソロソロ忍び込んだあたしを見て、『帰ってきたのか?』とはなによ!
あたし一人で赤っ恥じゃない!
傍目からわかるほど不機嫌を巻き散らしながら、どこからともなく聞こえて来る耳慣れた曲へと足を運ぶ。
唄が、きこえる
神楽殿には凛とした佇まいをした狐の面を被った女性の姿がありました
ー狐の嫁入りの声でした
狐の嫁入りとは毎年お狐さまをもてなすものとして狐の嫁入りと称して選ばれた女性が神楽をしたりお供えをしたりするのです
唄を終えると、彼女はスっと神楽殿をあとにしました
>>36 セツ
「はい、おはようございます。
これくらいしかやることがないですからねえ。
旅先で店をやると、色んな人と会話ができるし、色んなものと出会えて楽しいんですよ。
もし何か珍しいものをお持ちだったりしたら、見せてくれたら嬉しいです」
「もちろん!なんでもご覧になってくださいねえ。
女性には、装飾品や反物なんかの、見目が美しいものがやっぱり人気ですが……
これなんかどうかなあ」
と言って取り出したのは、夜空を切り取ったような布地でした。
「着物にするには少々薄いような代物ですが、この黒とも濃紺ともつかぬ光沢のある生地に、ガラスでできた南京玉をたくさん縫い付けてあるんです。
星座の柄なんですよ。
使ってある糸も艶があってなんとも……」
お!お狐様だーー!
わーーーい!!🤗🤗🤗
色喉うれちい
ただ·····このキャラでお狐様って捻り無さすぎですね()
〔もう何度も聞いたことのある、唄が聞こえる。〕
……あれ、もう朝?
〔むくり、ヤガミは寝所で目を覚ました。昨日、いつ寝所へ向かったのかあまり覚えていない。
空樹の酒の匂いだけで酔ってしまったんだろうか、と自分に呆れる。〕
そういえば、なんか昨日話しかけられてた気がする。
〔ヤガミは目を擦りながら起き上がり、空樹の姿を探し始めた。〕
唄が聞こえる。
どこか懐かしいような唄が。
その唄の方へゆったりと歩いていくと(>>37セイヤ)誰かとぶつかった。両手に沢山何かを持っているようだ。
赤く艶のあるリンゴが棒に刺さっているもの
茶色の麺のようなもの
ふわふわと白い雲のようなもの
どれも見たことのないもので、思わず声に出してしまった。
「手に持っているものは何かしら?」
その声は、あんた昨日の流離の店主だなあ?
こりゃたまげたもんだ。商い者は人を化かす、ってのは、皮肉なもんだなあ。
アタシは商売で嘘ついたことはないが、嘘ついてこの祭りに乗っかってやろうって魂胆でここにきた。
ここはひとつ、協力しようじゃあねえか。なあ、御仁よ。
>>47 ヤガミ
>>51 空樹
「あんたらふたりっとも面をつけてやがるなあ?どこで手に入れたんだ?アタシもせっかくの祭事、面の一つと言わず二つ三つ、つけて練り歩きたいってもんさ。
金物屋のキキョウが面をつけて歩いてやがると、噂にでもしてくれりゃあ、自慢の金物ももひとつ売れてくれると思うんだがなあ、どうだ?」
>>43 夜長
「へぇ…色んな所で店出してはるんやねぇ。
でも生憎とアタシはそんな珍しいモンは持ってへんのよ、ごめんなさいね。」
手持ちにあるのは金平糖の入った瓶くらい。色んな地方を旅して回っているであろう彼には、きっと珍しくもないだろうと出さずにおきました。
「わぁ、ほんまに綺麗な反物やねぇ!こんなんアタシ、初めて見たわぁ」
差し出された布地を見て、思わず感嘆の声を上げてしまいます。
夜空のような濃い色に、朝の日にキラキラ輝く南京玉がよく映えて。星座を模しているらしいそれは、本当に綺麗で美しい代物でした。
「確かにちょっと生地は薄いけど、着物やのおて羽織にするのもアリかもしれんね。
ほら、これからちょっとずつ寒くなるから、ぴったりやと思わへん?」
そう楽しそうに提案をすれば、巾着袋からがま口財布を取り出して。
「ふふ、その反物、おいくらです?」
笑顔で、得意げにオススメしてくれた店主に尋ねました。
/*聖痕って共有やんかーーしんどいよう一人共有しんどいようでから気しないよう、そもそもみんなと生活リズムずれてるのがまじでやばい気がする……決定だせないぞ……………………*/
/*
ほえぇ……明日から桃喉使えるんよね……?
うぅ……あれよな、恋文的なあれにしやんと桃喉は相手には見えんのよね、ね?
>>55 ヤガミ
「贈り物かい。そりゃあ大事にしてるんだろうな。
毎年つけてくるくらいだから、ただの面でもあんたにとっては特別製ってわけだ。
くぅーいいねえ!アタシが100年かかっても、それと同じ価値のモノは売れねえってこった。うらやましいったらありゃしねえなあ、おい
アタシのこれはただの灯さ。なんの思い入れもねえ、ただの灯。
まあ、あんたに褒められたって意味で言えば、たった今特別製になったってわけだなあ。
いつ駄目になるかわからねえが、そのときまでは一つ、だーいじに扱ってやるとするかねえ」
>>57 千代
「おう、千代じゃねえか。あんたも来てたんだなあ。
早速手にはいいもんもっていやがる。楽しんでるみてえで、なによりなにより、ってなもんさ。
あんたんとこのじいさんに、こないだ売れ残った鍋をやったんだが、上手く使えてるか?
売れ残りとはいえ、モノはいいはずだぜ。煮込んだ野菜やら肉やら、旨味がぎゅっと詰まってくれる。たかが鍋、されど鍋、料理の良し悪しは何より火力ってなあ」
「………き、来ちゃった…。」
昨夜、露天商を少し離れたところから見ていると、>>193店仕舞いを始めた男があたしに気づき、これはどうかと草履の鼻緒を見繕ってくれた。
いつもの彼女であれば、これ良しやと着物をはだけさせ品だけもらっていくものを、祭りの雰囲気に染まったか、あれやこれやとお買い上げ。
夜はまた、街の外れの自分の家へと帰っていった。
いつもならまた、気怠い毎日を送ろうものだがどうしてか。
今日も今日とて、アヤメは祭り賑わう神社へと足を運んでいた。
祭りの賑わいの中に知った顔を見つける。
昨日の非礼を詫び酔うと思った顔だ。
人混みをすり抜け、彼女へと近付いた。
>>60 アヤメ
「………おい、そこの花飾りの女。今いいか?」
ただし、日頃の言葉遣いと態度は簡単に直せる訳もなく。威圧的に立ったまま、名も分からぬ彼女に話しかけるのだった。
「私だって、売る品物に関しては一切の嘘偽りはありませんとも。
けれども、実は私、自分の出自を知りませんでしてねえ。
こんな感じで日銭を稼ぎながらなんとなくふらふらしていたら、ここにたどり着いていたんですが……」
「たしかに、このお祭を少〜し引っ掻き回すのは、楽しそうです」
よっせえい!
腹ごなしもばっちり! あとは大目玉の狐の嫁入りさんってなぁ!
祭囃子も太鼓もこの俺セイヤ様にお任せあれってもんよ!
さあさあさあどいつだどいつだい?
このセイヤ様に賑やかされてえっておめでてえのはどいつのこったい?
さあさあさあさあ!
>>#0狐の嫁入り
美的神的狐も煩う耽美な踊り。
神事を行う花嫁が。唄うは何処へのお唄であるか。望郷くすぐるよな歌よ。記憶を擽るよな唄よ。
さて。タケミカズチ様脳内来られては、なんにもせずに帰っていった。
>>41>>42千代
そんなお唄を聞きながら。さ迷いぶらぶらしもうしおったら見つけた見つけた狼様の花嫁様。お手をお引きに参ります。
りんご飴を両手に持って、歩く姿はまっこと少女。あまぁいお菓子はどれほど甘い?
"狐の恋煩い"を強かに。煽っておった空樹である。酒気は出さぬし匂いもせんが、その胸内は恋した様。頭に昇ったお熱様。陽気にお口を滑らかに。
「ーーーみぃつけた」
昨日と同じく後ろから。ついぞとお袖をお引きになった
祭りの雰囲気にそわそわしつつ。
随分と歩きやすくなった洒落た草履に軽やか境内を歩いていれば、人混みから見覚えのある男が声を掛けてきた。>>61
「あっ……」
昨日のことを思い出し、思わず少し身構える。
アヤメの客には粗暴な男も少なくない。どうしたものかと思案するも、ここで拒否してひとりの時に、何かあればそちらのほうがよっぽどだ。
「ええ、ええ。何かあたしに御用かしら?お兄さん。」
あくまでこの人混みの中。
何かあればそちらの方が都合が良かろうと、その場で相手の出方を伺った。
>>69
そう言い胸から取り出したるは、"狐の恋煩い"ではなく、古ぼけたキセルであった。
もくもくもくもく火をつけて、煙を立てて、吸い込み申す。おなごに掛からぬ様にお気をつけ。
お声を唄うよ紡ぎまし。言の葉と共に霞をふわり
「<large>さぁさぁ種も仕掛けもございます。
お狐様には及びませぬが、ほんの一時騙されなされ</large>
おいでませませ"非日常"。ここに現るお夢の如く。帰りはきちんと頭を覚ませ。覚まさなかったら連れていこう。そのままお夢に連れていこう。
行きはよいよい帰りは恐い。一度"ここ"へ足を踏み入れましたならば、楽しまなければ帰れませぬぞ」
もくもくもくもく煙よ昇り。現れましたは霞のお狐様だ。ぴょんぴょんぴょんぴょんお空を跳ねて、空に溶けるよいずこか去った。
お次に空樹のキセルから。飛び出しましたは野兎殿だ。千代の足元すり抜けて。これまたぴょんぴょん大地に消えた。
次々露る煙の獣。あるもの誰かの頭の上をあるもの誰かのお胸の中に。霞ヶ体を霧散させ。或いは霞どおしでご結婚。混ざる様に消えては現る
>>69
そう言い胸から取り出したるは、"狐の恋煩い"ではなく、古ぼけたキセルであった。
もくもくもくもく火をつけて、煙を立てて、吸い込み申す。おなごに掛からぬ様にお気をつけ。
お声を唄うよ紡ぎまし。言の葉と共に霞をふわり
「さぁさぁ種も仕掛けもございます。
お狐様には及びませぬが、ほんの一時騙されなされ
おいでませませ"非日常"。ここに現るお夢の如く。帰りはきちんと頭を覚ませ。覚まさなかったら連れていこう。そのままお夢に連れていこう。
行きはよいよい帰りは恐い。一度"ここ"へ足を踏み入れましたならば、楽しまなければ帰れませぬぞ」
もくもくもくもく煙よ昇り。現れましたは霞のお狐様だ。ぴょんぴょんぴょんぴょんお空を跳ねて、空に溶けるといずこか去った。
お次に空樹のキセルから。飛び出しましたは野兎殿だ。千代の足元すり抜けて。これまたぴょんぴょん大地に消えた。
次々露る煙の獣。あるもの誰かの頭の上をあるもの誰かのお胸の中に。霞ヶ体を霧散させ。或いは霞どおしでご結婚。混ざる様に消えては現る
「おっまつりー、おっまつりー♪
わたあめやきそばりんごあめー、わなげにきんぎょにみどりがめー♪♪」
ヤヨイは、烏丸と繋いだ手をぶんぶん振りながらご機嫌で歌っています。
「みてみて!からすまるさん!おみせ!いっぱい!」
手を繋いで照れてたことなんてもう忘却の彼方なんですね。おまつりのことで頭がいっぱいのようです。
「ほらほら、金魚すくいだよ!からすまるさん得意?」
身長差もあるのでどうやっても見上げる形になってしまいます。
ソロソロ儀式カナ
お供えにふわふわワタアメ置いときましょ
くるく…るしちゃダメだた
舞ポク袖ひらひらして帰ろ♪
ひらひらワタアメふわふわ〜♪
ちらりと視界にうつるは昨日のあの男。
空樹と言う名のあの男。
もしかしたら、祭りに来ればまた逢えるかと。
思った想いは儚くも。
彼から少女の裾を引く、そんな場面を見たかもしれない。
あの少女は確か…
街人であるならば、聞いたことはあるだろう。
(あれは、花の…)
ああ、そう、そうねとひとり納得する。
あたしみたいな醜く汚れた女よりよほど。
学校にも通い、恵まれた家で育ってきたのだろう。
(そんなのに、勝てるはずなんかないわね。)
(そもそもあたし、ひとりの男に執着するような性分でもないでしょう。)
芽生え始めたそれはいとも簡単に摘み取られ、されども。
恋の始めが有れば、終わりがあるのも当然で。
それも浮かれた祭りならではの醍醐味ではなかろうか。
あの子の唄声がまだ自分の中に残っている
急いで神楽殿の方にいったがその姿はもうなかった
(だめなんだ。100年に1度の稲荷祭りは危険なお祭りなのだから)
100年に1度お狐さまが降りるといわれてる年はろくでもないことが起こったのだと、きいたことがある
勿論それは誰かに聞いた訳でもなく、書物も仮説でしかないと書いてあったのだがとにかく良くないことばかりが書かれていたのだ
そんな稲荷祭りの狐の嫁入りがまさか"自分の想い人"が選ばれるなんて思っていなかった
しばらく会わない間にどうしてこんなことになっているのだろう。
ああもう。
(早く狐が降りる前に止めなきゃならないのに)
お狐サマ、わたあめ半分お供えスルマスネ
ぺこぺこ
ぱんぱん!
もう半分はおよめさまに、あとでおワタシしますネ
ワタシ食べるのガマンしたカラ、おりこうの世話係デショウ?ふふん!
サテサテ、およめさまのトコ、儀式のジュンビ行きますネ
ぺこ
>>74>>75アヤメ嬢
もくもくもくもく非日常。吹かして楽しんでおったなら。浮かれぬ顔にて此方をご覧の見知ったおなごが顔の一つ。
いかんいかんぞこれはいかん。秘技たる空樹の種も仕掛けもある妖術を披露したからには、そんなお顔の者をほったらかしには出来んとも。
思って煙をお口に含み。アヤメの方へとふわりと吹くと。
白い霞のお狐様が、アヤメの方へと向かってく。走って走っておなごの周りをコンコンと。
お顔を見上げて前足上げて、お辞儀をちょこんとし申した。
もしもお顔があったなら。空樹のお顔は隠れて見えぬが、口元にて優しく笑み浮かべ。楽しんで貰えたかとお口を動かした
>>50 空樹
「空樹とね、君もまた好きな名前だ。
一から空言を重ねると十数える時には、実に空虚な物語が足を生やして走り去ってしまう。
現の話に一松の風味付けとして塗すフィクションに魅入られてしまってね。
こんな堅物のお話はお口には合わないかな?」
作品に持つ産まれも行先も不明な矜恃に遊ばれて、すこし機嫌が傾くが、添えられた土産には口元が綻ぶ。
普段は仕事が進まぬと絶っている酒も旅を飾るものなれば素直に煽るだけ。
喉元に秋の風味と特有の熱を感じながら、これが礼儀なればと一気に飲み乾す。
「湯治の共には出来すぎたものを頂いてしまったようだ、このとっくりの礼はその面と一緒に刻んでおこう。いつかこの七草の力が必要になればいつでも応えよう。
よろしくな、面白き放浪者よ。」
何となく背中に効いた気がした、などという世迷言は余韻とともに飲み込んだ。
さあさ見ときなよっときな!
もっとも寄らんでも聞こえはしようがな!
お祭りあるとこ男あり!
男衆の中にセイヤあり!
一身にて組み立つちんどん行列!
これより行軍、百鬼夜行! ってなあ!
\ドドン/
あまりの美酒だったので考慮もなしに飲み干したことを物寂しく感じる。
"狐の恋煩い" か。
やはりこの土地と狐の伝説は一笑には伏せられない現実味が付きまとう。
淡い火照りを覚えながら辺りを見回す。
さて、どこからどう回ったものか。
/*いや、一人だけ好き勝手してる。ごめんなさいね
前村?でも、お祓い師的なお方とかいたし大丈夫かなと…………。
夜は短し歩けよ乙女がキセル妖術の元ネタ*/
**
一抹やん、いやしめじへんかんで一松って出るほう悪くない???いちまつと言えば一抹やん!!ごめんなさい!!あらゆる方向ごめんなさい!
物書きに憑く狐とは物憑き、物好きなお稲荷様だ。
昨夜から自分ではない自分を確かにそこに感じる。
今は佇み、こちらを笑うだけだが彼、彼女の目的はなんなのか。
奇妙な同棲一日目、僕はそれを未だ知らない。
/*
ああああああああ求婚者かあああああああ
どないしよかなほんま……どないしよ……求婚者とかほんま……ほんま………………
/*
前村の求婚者さんのログ好きなんだけど、こう、私はあんなのできないし、どちらかと言うと恋愛方面は避けてきたからどないしたらええんかわからへん………ほんま……うぅ………(´;ω;`)
>>68 アヤメ
「……この状況では難しいだろうが、怖がらなくていい。
俺は、ソウビという。」
俺の全ての要素が彼女を怖がらせているのだろうと、表情は仏頂面のままとはいえ努めて柔らかい声音で話し掛けた。
天邪鬼とはいえど、ここばかりは嘯くつもりはないのだから。
「……昨日は悪かった。…逡巡してたようだったが、悩みは解決したか?」
あの後、背が高いソウビは辺りを見回せるからか、何気なくアヤメを目で追っていた。
確か、黒い狐面の男と手を繋いで歩いていたが、訳も分からず本人に聞いてみるのだった。
/**/
嫁入りしてる間は中身のこと一切考えないようにしてるんだけど、それでも松風はあげちゃんだと思う。
京さんは2,3人いる。2人かな
───時間は少し戻って狐の嫁入りの唄あたり。
>>44 ミゲツ
「そうか?ならいいが…何かあれば言ってくれ。」
氷のように冷たい彼の態度はきっと心ここに在らず、別のものを見ているのだろうと察しがついた。
何故なら、狐の嫁入りの唄に過剰に反応していたようだから。
だが、細かく聞くのは野暮だろうと、身を引くのだった。
身を引く前に、縁があった少女に声を掛けるのを忘れない。
>>86 レイ
「…………そうか。この御時世ではよくある話だが。……せっかくの祭りだ、レイさえよければ親に代わって>>俺が構おう<<。
祭りの浮ついた気持ちが落ち着いたなら、俺の所に来るといい。」
本当に、よくある話だ。俺だって…………。
弁えて自分の身の上話はせず、サラリと道を示せばその場から離れる。
人が少ないところで、ゆっくり考えたい事も多かろう。
/*
んー、夜長さんが晩御飯食べ終わるまでにきはれへんかったらちょっと時間軸弄って違う人に声掛けてこうかな。色んな人とお喋りしたいしね。
へえ、綺麗な顔して酷いお方だなあ、あんた。
アタシも人のことは言えねえけどなあ。
面白い、ってえなら、それはイイコトだよなあ……?
アタシも面白いことしてやろう、ってなあ。
そういや、名前すら聞かずじまいだった。
アタシは金物屋のキキョウ。好きに呼んでくれりゃそれでいい。
あんたのことは、なんて呼べばいいんだあ?
**空樹みたいな男好きだけど、悪い男だなあって私は思ってる( ◜◡◝ )
ソウビはなんだこいつ……ってジト目してる。
実直な方だから、そんなやり方でお手付きするくらいならいっそ離してやった方がいいだろうにとは思ってるけど……他人の恋に横入りして馬に蹴られたくないから黙ってる。
ほらヤヨイ、烏丸さん金魚すくい得意なんですってよ。
>>89 烏丸
「ほんと!?すごいねからすまるさん!
やー、ぼくは全然ダメダメなんだぁ…ちっちゃい時におとうさんが『いいかいヤヨイ。金魚すくいの“すくい”はお店のおっちゃんに捕まった金魚たちを救ってあげることが目的なんだ。だから優しい気持ちでそーっと掬いあげることが大切なんだよ』って教えてくれたんだけど、ぼくまだ一匹も助けてあげられたことがないんだ…」
ヤヨイは少し寂しそうに目を伏せました。
「だからね、からすまるさん!金魚をたくさん助けてあげて欲しいの!」
ヤヨイは屈託のない真剣な眼差しを烏丸に向けました。
おとうさんはあとで折檻しておきます。
>>88「…昨日は悪かった」
目の前の男から出てきた言葉に、アヤメの目は瞬き、まじまじとその者を見た。
表情の上っ面は変わらぬものの、身に纏う雰囲気に昨日のような硬さはない。
代わりに声音は申し訳なさそうに。
ぶっきらぼうにも相手を慮るものが感じられた。
(昨日からずっと、声を掛けようとしてくれたのかしら…。)
意外な男の反応に、アヤメはそっと手を添え笑った。
「あたしの名前はアヤメ。人の往来のある中にぼーっとしていたあたしにも非はあるわ。こちらこそごめんなさいね、ソウビ、さん。」
続く“悩み”という問いに、昨日と先ほどの空樹を思い出して苦笑いする。
「そうね、お兄さん…ソウビさんがあたしと付き合ってくれるなら、解決するかもしれない…かもね?」
悪戯に笑うも、その口の端はわずかにぎごちなく。我ながら下手くそな笑い顔だと思うも、こういう付き合い方しか彼女は知らない。
>>91 夜長
「ふふ、お兄さん商売上手やねぇ。ウチの店の売り手に欲しいくらいやわ。」
そう楽しそうにくすくす笑うと、パカりとがま口財布を開いて。
「ならその値段で買わせてもらいます。
オマケも、ありがとうね。大切に使わせてもらいますわ。」
算盤で弾き出された値段分のお金を手渡します。
屋台の他に骨董品があるかもしれないと、多めに持ってきていて良かったと思いました。良い買い物ができてセツは大変満足です。
「あぁ、そうや。せっかくおまけしてもろたんやから、お礼に。」
そう言えば、巾着袋から小ぶりの瓶を取り出しました。
「こんなんで割に合うかわからんけど、ころんとひとつ、どないです?」
色とりどりの星の入った瓶の蓋をぽんっと開ければ、そっと彼の前に差し出して。
受け取って下さるのであれば、主人の手のひらに緑の星がころんとひとつ、落ちることでしょう。
/*
アヤメちゃんんんんんんああああああああ譲りたい!!!!この役職を!!!!貴女に!!!!譲りたい!!!!!!譲らせてくれぇぇえええあああああああああああ。゚ヾ(゚`ω´゚ノシ゚。)ノシ
/*
あ、この子が何でこんな金持ってるのかというと、とある事情で大金とともにこの地域に飛ばされたからです。金はある。金はね。
>>93 >>94 アヤメ
「さんはいらない。……何だか、むず痒いからな。」
周りに目上が多いからか、さん付けされたのはこれで二度目だ。定義として他人とばかり触れてきたけど、血の繋がり以上に良くしてもらえていると思う。
……尤も、ソウビの血縁は世に言う碌でもなしばかりなのもあるが。
「……アヤメの望みがそうなのなら、俺は悪戯の共犯者になってやらん事もない。
…本当にそれで、曇り空が晴れるのなら。」
彼女は、見目以上に背伸びしている気がする。
まるで、>>今の<<実家でもある、夜の宿屋の姐さん達のようだ。
彼女らも、普段の振る舞いより背伸びをして、口に朱を引いて笑ってみせる。
そんな違和感を覚えて、少しだけ語気を強めに問いただした。
本当に、それがやりたいのか?と。
もしそうでなければ……彼女の手を引くのは、男の俺の役目だろう。
>>62 ヤガミ
「贈ったやつが贈り物のことを忘れるなんざ、笑止千万。忘れてるわけねえだろうよ。
とるに足らないモノだったとしてもなあ、人ってのは、人にあげたもんは覚えてるもんなんだよ。
そのいかした面をあんたにくれたやつってえのは、どんなやつなんだあ?」
/*
あかんわ……ソウビくんにロックオンしてたけどやめよう……いやだって……ソウビくんかっこよすぎてむり……は?むり……すき………むり……手を引くしかねぇ……
【星】星渡し セツは、【祭】祭男 セイヤ を能力(求婚)の対象に選びました。
>>76 空樹
「お狐さまは気まぐれってえのが通説だからなあ。
しかし、掻っ払いはいけねえ。商売人の端くれでもよ、ごはんを残すやつと代金を払わねえやつだけは許しちゃあなんねえんだ。
あんた、お狐さまに会うことがあったら言っといてくれ。
お代金をちょろまかすことがあったら、このキキョウが許さねえぞってなあ」
/*あれだ。空樹くん思ったよりも孤独だから、昔の想い人を思い出してから樹になるルートに入ろう
中が虚ろの枯れた樹に。誰も中身に興味を持たず。待ち人来たらず枯れて死ぬ*/
/*まぁ千百生きたらしいし、こんな浮き世い者には似合いの始末
もしこれが今度こそ常世を生きるとすれば、手を引き共行く生者のみかもしれません。
あぁしかししかし。こんなふわふわ漂い誰とも懇意にならんよな雲男。そんな者が現れる筈もなく*/
「綺麗なお顔、についてはありがたく受け取りますがねえ?
引っ掻き回すって言ったって、皆々を悲しませたいわけじゃあないんですよ、私だって」
「ただ、狐がこんなに有り難がられるんなら私らだって、ちょいと顔を見せる機会くらい欲しいじゃありませんか」
言葉とは裏腹に、とても愉快そうな声色で続けます。
「キキョウ、桔梗……良い花ですね。花言葉も素敵です。
たしか、安倍晴明の五芒星は桔梗が由来のはずですから、星なんか使うのはどうでしょう。」
「金物屋さんですから、金星。明星。宵の明星、一番星!はは。気に入りませんか?」
/*
あと、たくさんの人に金平糖配り歩けててとても楽しい。金平糖配りおばさんになってるのめちゃくちゃ楽しい。皆に食べて欲しい。
「私については……そうですねえ。
もともとと言いますかね、季節に沿って四つ名前があるんです。
本当の名前を忘れてしまったので、自分でつけたんですがね」
「春乃 霞、夏乃 蛍、秋乃 夜長に冬乃 旭。
だから屋号は萬屋 春夏秋冬、ひととせなんですよ」
「ここでは尋ねられれば夜長を名乗りますから、他のもので呼んでいただければいいかと思います」
【星】星渡し セツは、【天】天邪鬼 ソウビ を能力(求婚)の対象に選びました。
/*にしても、まじで聖痕どうしよ……決定時間とかほんと悩むなー、しんどい。
22時までのバイトだけどいっつもMTGとかで結局スマホ見れるの早くても22時45分だしなぁ。そっからログ読んで、決定出してってやばくない??皆寝てるよ??
かといって決定出す時間早すぎると、皆考察落としたりとかできないしなぁ、やんばい*/
/*それかもう、完全多数決とかいう横暴に出ようかしら、それはだめ??
んんー、どうしたらみんなが楽しめるんだろう。
別に固定概念に囚われず新しいまとめかたしてしまっても考察よりもRP重視だから良いと思うんだけど、でもなぁ*/
/*いやでも聖痕になる可能性をほぼ0と思っていた私が悪い、引きがなぁ。
私の生活リズム的に絶対引いちゃいけないのが聖痕だったと思ってる…つらみ*/
/*今日のところはこの時間でも大丈夫なんだけど、明日と明後日はこうはいかないんだよなぁ、ほんと。
んんん、困った。
木曜なら今日と同じくらい時間取れるからいいんだけど、でもなぁ。*/
/*まぁでも、RP重視ですしおすし!!!やれるだけ!!!やる!!!!どうか皆様お許しくださいませすみません!!!!*/
🍅あげた側はなんとなくあげただけですぐ忘れちゃうけど、もらった側はあの人からもらったっていう事実にすがるために大したことないものでもめちゃめちゃ大事にしちゃうんだよ……ハア…………(誰?)
さん付けを断るソウビに、またもアヤメはくすくす笑う。
やはりこの男、きちんと話をしてみれば、とても“いいひと”なのだろう。
>>97「なら、そう、ソウビね。」
笑いながら名前を呼ぶも続く彼の言葉に、思わず彼女の顔がひしりと強張る。
「本当に、ってどういう…。」
ソウビの目はまるで、彼女の心を見透かすかのようで。
貼り付けた、嘘の笑顔に嘘の誘い。
(だって、あたしはそういう生き物なんだもの。“オンナ”としてのあたしを売らなきゃ、生きていくことなんて出来ないんだから。)
(男なんて簡単だ。紅のる口頬きゅっと上げ、はだけた胸元。首をちょこんと傾げ、とろんと目を絡ませれば、ああほら、いらっしゃいませ。)
(そういう、ものなのに。なんで昨日から…今日だって、どうして。)
「だって……それ以外に、どうしたらいいっていうのよ…。」
(>>56セイヤ)
独特な喋り方をする人間を前に、彼女は目を輝かせた
「食い物·····あらそれは食べれるのね!」
食事は人間のするもの。
彼女はそれをしたことがなかった。
「りんご飴、わたあめ·····」
「素敵な、名前ね。ありがとう」
噛み締めるように呟き、それらを受け取った。
彼女はわたあめを少し摘み口に含んだ。
じゅわっと甘さが広がり彼女は顔を綻ばせた。
とはいえそれは微々たる表情の動きで、誰にも気づかれないような変化だった。
異国人形 サレナ
人形→人間RP
お狐が憑依した形で器を借りている。
食べること、匂い、音を感じることは出来るが
あくまで体はお人形さんなので使いすぎると壊れやすくなるし、手を捻ると簡単に落ちてしまう
と、狐なのを知り意気揚々と設定を付け加える。
千代ちゃんと百合でもどうかな🤔🤔🤔
昔お狐様として会ったことがある=相手はわかるわけが無い
恩返ししたいって設定加えたいので昔助けて貰ったとかの設定加えたいなー!
🍅花売り。イイネ!(・∀・)
遊郭の娘さんを連れて逃げるけど捕まって男はボッコボコにされ女はより一層酷く働かされるのとか定石ダヨネ!(・∀・)
夜も深けてきた。
人も段々と増えてきて、露店には多くの人が並ぶ。
金魚すくいに輪投げ、綿菓子にりんご飴。
多くの人が笑って騒いで楽しそうにしている。
友人と楽しそうに露店を回ったり、
子供の無作法に叱る母親と宥める父親。
当の子供は知らん振りだったり。
熱気を帯びていて、参加したら火傷しそう。
そんな祭りの喧騒を鳥居から眺めている。
苦笑いをしつつも、見た事のない景色に
目の輝きは増すばかりだ。
「ずっとこれが続けば良いのに」
ぽつりと呟いた。
楽しい事が続かないのを、知っているから
期待していてもどうせ───
りんご飴も1口齧ろうとして、隣に人がいることに気づく。(>>63リェン)
「お嫁様?」
呟いた言葉は彼に届いたのかは分からない。
お祭り、お嫁様、ミコトバ
彼女は言葉だけでは想像もつかなかった。
そしてもっと知りたいと思った。
(そもそも私はどんな存在なのだろう)
(どうして動けるのだろう)
彼女の探究心は留まるところを知らず、そんなことを考えるうちにまたゆったりと歩き出した。
ふと、緑色の短い髪の女の子が目に止まった。(>>57千代)
止まったと言うよりは視線を感じたのでそちらに目を向けた、と言う方が正しいのだが。
(あの子は·····私の········)
(多分分からないだろうけど。)
にこりと微笑んでその場を後にする。
微笑むと言えど、表情はほぼ変わらず、誰に気づかれる訳でも無かった。
(ーー私はあの子に)
本当は。
せっかくのお祭りだ。
それに今年は一味違う。
100年に1度の、特別なお祭り。
彼女は夢見ていた。
狐の嫁入りのように綺麗になりたい。
あんな綺麗な姿で、愛する男の隣で祭りを楽しんでみたい。
少女たちの楽しげな笑い声。
あたしもあの中に混ざってみたい。
一緒にお面を被り、りんご飴をくるくるまわしてお喋りしたい。
「本当は、誰だっていいの。あたしも誰かと、祭りを。一緒に祭りを楽しみたい…。」
>>102 >>103 アヤメ
どうしたらいいか分からない。
その様に言葉を受け取ったソウビは、悩む。
心のままに生きるというのは、とても難しいのだ。だが、このままでは良くないのは誰にだって分かる。
それならば…………。
「……そうだな、俺を有象無象と重ねるな。人に対して有象無象の扱いをすれば、それしか返ってこないに決まってるだろ。」
何を分かりきった事をと言わんばかりに、ため息を吐く。
「あんたがどうしていいか分からないなら、俺の要望を述べてやる。
俺はアヤメと……仲良くなりたいんだ。そんな態度をされたら踏み込める訳ないだろ、普通は。
……まずはその作り笑いをやめろ。人から見て意外と分かるからな。ああ、興味ないんだなって。…俺に興味無いだろ?って言われた事はないか?」
思った事が矢継ぎ早に出る。
もしかしたら、彼女が怒るかもしれないな……脳の片隅では思いながらも、流れ出る言葉は止められない。
(林檎って、もっと柔らかいのかと思っていたわ·····)
(このコーティングされた艶やかなものが硬いのかしら)
彼女は飴の部分を舐めた。
それもわたあめと同様甘くて美味しかった。
(人間はこんなに美味しくて綺麗なものを食べていたのね)
ふと周りからいい匂いがして匂いの方へと歩いていった。足の部分がきしっと音を立てた。
前回恋愛したから次は恋愛じゃない何かをしたいと思った。が、基本恋愛脳持ちなのですぐそっち方面に飛びたがる。
今回は特定の相手まだ見つけてないからたのしみ
>>109 アヤメ
「……その誰だっての中に、誰がいるか知らないが。俺に出来る事は手伝ってやる。……だから、その顔をやめろ。」
アヤメの心の内を覗いた気がして、思わず目を逸らす。
なんだ、そんな顔も出来るのかという皮肉すらどこかに飛ぶ程に。
「…………。」
本当は俺と回るか?と紳士的に誘えれば良かったのだが、天邪鬼の自分は彼女を意識しすぎてその言葉が出ない。
だが、勇気を振り絞って彼女の前に手を差し伸べてみせた。
ていうかまだ色喉は使えないのかな??
すごい楽しみなのだけれど!!!仲間のいる陣営!最高!!
他国ではよく役持ちになれるから嬉しい🤗
>>101 ヤガミ
「そういうもんよ。アタシは贈り物じゃあねえが、数えきれない売り物をさばいてきたんだがよ。それでも、人を見れば何を売ったか、すぐ思い出せる。
相手のことを考えて渡したもんはよ、そんな簡単に頭の中から消えちまうことはねえ。
あんたにも覚えがあるだろ?
初恋ってか!?そりゃああんたが大事に面をとっておくわけだなあ。
アタシには恋とやらのことはわからねえけど、そういうもんなんだろ?
いいじゃねえか、うらやましいぜ。そんで、そいつは今どこにいるんだ?この村にいるんだろ?」
これはいつかの時分の噺。ぷかぷかぷかと、キセルを吹かした時分の話。
お辛い顔したおなご殿。お顔は晴れやかなったかな。
今度お会いをしたのなら。是非ともその顔華咲かせ。
楽しい祭りをより楽しくとさせてさせあげましょうぞよ。
もしもその隣にどなたかが。おったであらば、そりゃ重畳。祭りはかくとも賑やかが良い。多けりゃ多いほど、空樹ははりきり言の葉紡ぐ
そうだなあ。祀られたことがねえからわからねえが、一度くれえ肌で感じてみてえよな。皆に有難がられる気持ちってえやつをさ。
星!あんた、趣味がいいねえ。気に入ったよ。
明星でも一番星でも、好きに呼んでくんな。
名付けられるってえのも、案外嬉しいもんなんだなあ。
ーー
彼女の見た目はこの祭りでは異色だった。
彼女の体は人間と違い使いすぎると壊れてしまう。
壊れたとして、きっと痛みは感じないだろう。
彼女は見る人によって表情が違う
人によっては微笑んでるように見える
人によっては無表情に見える
人によっては怒っているように見える
彼女がどんな表情をしているように見えるか
それは人それぞれである
ーーー
あんた、名前四つもあるってえのか?
大変だなあ、アタシは四つも使いこなせる気がしねえや。
じゃあよ、アタシは夏が好きだから、夏の名前で呼ばせてもらうぜ、蛍。
いい名前だなあ、アタシは蛍も好きだからよ。
綺麗で儚くて、でも一生懸命でさ。
どうして打ち明けたのか。
彼の、ソウビの真の言葉に、自身も真の言葉を返したかった。ただきっとそれだけだろう。
「誰でもいいというのは、べつに、言葉のあやで、誰でもいいけれど誰でも良いわけでもないのよ。」
自分でも訳の分からない言い訳を並べながらも、差し出された彼の手に、すっかりあたりは日も暮れているにも関わらず、何故だが光が一筋見えた気がする。
「ありがとう、ソウビ。」
差し出された手を取ろうとしたその時、間に入るは綺麗な茶髪。
「えっ、……えっ?」
思わず漏れた声のなんと素っ頓狂なことか。
──露天商主人との会話から少しあとのこと。
買った反物を持って、ほくほくしながらお祭りを楽しんでおりました。
りんご飴に、綿菓子、金魚すくい。見るもの全てが眩しくて、楽しそうで。
けれど、朝からこの波にもまれているとやはり疲れも出るもので。少し休憩と人波から外れた場所に移動することにしました。
石段によいしょと腰をかけ、近所のおじいさんが売っていたりんご飴をひと口齧り。
りんごの酸味と固まった蜜の甘さが口に拡がり、思わず笑みが零れます。
「…………あら?」
少し遠くの方、目立つ朱色が目に着きました(>>112)。
それは、昨日、お話したあの子。──と、その横に、女の子が二人(>>113 >>109)。
「……あらあら?あらあら、まぁまぁ。」
仲良さげにお手手を繋いでいる様を見てしまいました。
「────、」
カリッと、ひと口りんご飴を齧って。
出かけた言葉をりんごと一緒に飲み込んで。
「ふふふ、楽しそうで、いいなぁ……」
ぽつりと零せば、目を細めます。
少し休憩すれば、またあの人波に飲まれようと、そう思いながら。
/*
セツ的には、ちょっと、ね。複雑な心境な気もするよね。
昨日ワイのこと誘ってくれへんかったやん?って心のどこかで悲しく思ってしまうこのめんどくさい感じ……好きなんですわ……創作として大好物なんですわ……すまんな……すまんな……水をさしてごめんね……
/*
でも邪魔はしたくないからアンカー付けれど名前は出さんかったやん???目が滑る感じで、こう、ね、そっと遠くから見つめてる感じで、ね………
>>95 セツ
「いやあ、お上手ですねえ。
そう言っていただけると、まけた甲斐もあるってなものです。
ご満足いただけたみたいで何より……え、そんな御礼だなんて。良いんですかねえ、はは」
うんうんと満足げに頷くのも束の間、眉を上げて言葉ばかりの遠慮で済ませます。
すると、男の生っ白くひょろりと細長い指の上を滑るように、緑の星が転がってきました。
「なんと!糖花ではないですか。久しぶりにお目にかかりましたねえ。
いや、これは有り難い。すぐ頂いてしまうわけにはいきません。
いつか、ここぞというときに取っておきましょう」
懐から取り出した油紙に包み、丁寧に仕舞います。
「これだからこの店はやめられません。
ありがとうございます、またご贔屓に」
>>114キキョウ
ふふ、確かに。すごいな。
〔ヤガミはキキョウの言葉に笑みが零れた。言葉は多少ぶっきらぼうだが、優しさの溢れる内容にほっこりとする。〕
すごい説得力のある言葉ですね。
それに、人を見たら売ったものが思い出せるって、それは貴女が真剣にお仕事をしている証拠ですね。尊敬します。
〔穏やかな眼差しから一変、幼馴染の話になると、少し顔に影が宿る。〕
んー、どこにいるんでしょうね?
一昨年までは一緒にお祭りに来てたんですけど……去年、彼女に恋人ができてからは疎遠になってしまって。
たまに散歩してたら見かけるので引っ越しはしてないみたいですけど、彼女の相手がこの村の出身じゃないからか、この祭りには来なくなったみたいです。
/*
思うんやけど、千と千尋の神隠し的な感じの時代背景やったら金平糖は珍しいのかな???どうなんだろう……いやまぁ安安と手に入る代物……いや、すすわたりの餌になってたから割と手に入るか……
>>117 アヤメ
長々と話しすぎたか……俺らしくもないと心の中で反省しながらも、アヤメには言葉が届いたのだろう。
提灯の灯でぼんやりと、晴れやかな表情が浮かぶ。
「……そうだな。
いや…あんたも、そっちの顔の方がい──。」
いいと言いかけて、繋がれた手に身を震わせる。
>>118 レイ
「……レイか、心臓が飛び出るかと思ったぞ。」
そう言いながらも、表情は変わらぬ無愛想さ。
声音がキツければ怒ってるとも取れる顔だ。
「俺は構わないが。……その様子だと、落ち着いたようだな。」
繋いでない手でレイの頭をくしゃりと撫でてみる。
これから道は険しかろうが……幼子とおなごは手を引いてやる。女将からの教えだ。
レイが困った時は助けてやろう。こんなにも無邪気な笑みが崩されるのはあまりにも残酷すぎる。
なんか、面白い光景だなぁ。
〔キキョウとの話の合間に、ソウビ、アヤメ、レイのやり取りを視界の端に入れ、ヤガミはくすくすと笑った。〕
>>59 キキョウ
「あ、キキョウねぇ。お祭りの間だけよ。
しょーがないでしょ。おじーちゃんが絶対来い、いなきゃダメだって、もー!五月蝿かったの。
折角だから楽しまなくっちゃ損だしね。」
また見知った顔。
といっても知らない顔のほうが珍しい村だから、1人にならない限り知った顔ばかりなのは一つの当然。
カラカラと気安い彼女なら、愚痴混じりも流してくれるでしょ。
「えー?鍋?
昨日こっちに帰ったばかりだからなぁ。夕飯もお祭りで済ませちゃったから何も聞いてないわ。
でも、ウチのじーちゃん、使えなかったらさっさとポイよ。
ゴミ集積所に捨てられてなかったなら、なんとかやってるんじゃないかな。」
そうだ。キキョウねぇなら丁度いい。
「そうそう。聞きたいことがあるの。
さっきそこで–––––」
あれ?どこに行った?
金髪のロングヘアーなんて目立つ髪型、簡単に見逃すはずないのに、少し目を離した隙に何処かへといなくなった。
「金髪のロングヘアの女の子がいたんだけど……
どっか行っちゃったなぁ。
キキョウねぇ、知ってる?最近越してきた子?」
ぷかぷかもくもく吹かしていると、面白そうな珍集団>>117>>118>>124
見知った顔二つ。見知らぬ顔一つ。
ぷかぷかもくもく煙を吹かす。霞の獣を吹かしながらも話し掛け。
「おやアヤメ嬢。こんばんわ。今宵は素敵な草履だね
それとおや。君(ソウビ)は鳥居で見たような。
見知らぬお嬢もこんばんわ。出会いの印にここ一つ。種も仕掛けもありまする、霞の妖術ご覧になるか?」
ぷかぷかもくもく霞が跳ねて、狐が幼子の周りをぴょんぴょん飛んでは霧散する
「知っているかな知らんかな?ワタシは空樹と申すもの。今宵は酒気で気分が良い。良ければ戯れ言付き合うかい?」
「むむ?おかしいですねえ、そんなはずは。
品物を並べたまま目を離したりしていませんし、ましてやこのお狐様のお膝元で魔がさすような人などいないでしょうから……数え直しましょう。
「ひい、ふう、みい、よお……ううむ。やはり」
「本当は酒でも一緒にやりたいとこだが、いかんせ祭りは幼子多い。
あぁ、アカネ嬢は一杯やれる年だったりするのかな。そこなおのこはどうだろう
いける口なら、この"狐の恋煩い"を、共に煽りて楽しみたい所だったのだが」
ナナクサ渡した恋煩い。まだまだ懐ございます。沢山お飲みになれまする
「むむ?おかしいですねえ、そんなはずは。
品物を並べたまま目を離したりしていませんし、ましてやこのお狐様のお膝元で魔がさすような人などいないでしょうから、数え直しましょう。
……ひい、ふう、みい、よお……ううむ。やはり。
どうしてでしょう、何が無いんだ?」
口元に指を添え、ゴザの上を順繰りに目線で辿ります。
やがて、ポンと手を叩きました。
レイが眺める先を見れば、セツがいる。>>119 >>120
りんご飴を齧る彼女の背はたおやかだが…どこか、寂しい。
ふと、彼女がくれた金平糖の味が思い出される。何か見合うものを探す、という約束だったので夕暮れの屋台で密かに買ったものが懐で揺れた気がした。
祭りはまだ続く。明日、声を掛けてみよう。渡すものもある事だ。
……喜んでくれればいいのだが。
「ここに来る少し前に出会ったあの、南蛮のお人形……ゴザの上や荷袋はお気に召さなかったんでしょうか。
不思議で素敵だったんですがねえ」
>>128 >>129 空樹
照れくさいような、それでも穏やかな気持ちで二人の顔を見ていれば黒い面が覗く。
こいつは確か、鳥居でアヤメと手を繋いでいた男だったか。
「こんばんは。…あんたとは、昨日ぶりか。俺はソウビという。
……酒か。たまに嗜む程度の身でよければ頂こう。
言の葉も、言うがいい。祭りの賑やかしの一つくらいにはなるだろ。」
>>118「私はレイって言います」
ソウビとあたしの手を握った少女が、にこりと笑ってお辞儀する。
つられたアヤメもお辞儀をし、
「レイちゃん、そう。あたし、あたしはアヤメ。えっと、一緒に…、」
アヤメの過去の経験で、男を振り回すことはあれど振り回されるなどということはなく。
しかも相手は自分より歳の若い、女の子。
戸惑うのも無理はない。
それでも、表情も声もそれはどことなく嬉しげで。
「あたしはべつに、2人がいいなら…。」
>>124ソウビとレイの顔を順に見ながらそうねとレイの手を握り返した。
>>135レイ
素晴らしい反応頂いて。これは妖術しがいがござる。
素敵なおべべを来ているお子は、飛んで跳ねての大興奮。釣られて空樹も良い気分。
「はっはっはっはっ!
お子に喜ばれたなら冥利に尽きる。
レイと名乗ったなお子よ?妖術使いに名乗ったならば。名を名乗ることの意味を知れ。
こんなものでは済まされぬ。この世ならざる者を見よう
あ、それ。霞ヶ獣の次は、種も仕掛けもある、"狐の送り火"でござい!」
言うが早いか、黒いお面の眼前が。蒼い焔で滑らか光る
そっと何の気なしに指にて触り、全く動じず大空へと投げる。
蒼い焔ははるか上空にてはぜる。
更にはも一つ足元産まれ。も一つ二つと身体を包む。
焔は踊り、触れても熱くは全くない。或いは『現在』に通じた者ならば、何か『ペンライト』なりでも使っているかと思うかも。
しかして、焔はきらびやかに周囲を蒼く彩り行く
それが輝かせるこどもは、どんな顔をしているか
[衣装を替え、錦の袋から神楽笛をするりと取り出した。指の先まで優雅に映るよう、意識してそれを構え、厳かに息を吹き込む。
狐の嫁入りの世話役、それは狐の嫁入りの身の回りの世話の他、儀式の下準備や舞楽の補佐も含まれる。
リェンが息を吹き込むごとに、神楽笛の少し乾いた高い音が、神楽殿に響き渡るだろう]
〜♪
日の落ちて暫くし、提灯が全て点った頃。
先んじて笛の音が境内に響いた。
しずしずと神楽殿に上がり、神のおわす方へ頭を下げる。…観客には目もくれず、深深と。
艶めいた唇が開く。
緑の葉っぱに陽が落ちて
紅刺すころオヤシロに
稲荷の神様コンコンと
鳥居の真ん中通りゃんせ
人が困ってこうべを垂れりゃ
十四(じゅうし)の宮司がぞーろぞろ
いたずら神様閉じ込めりゃ
この先百年安泰だ
🍅すごくメロディーをつけたいんだけど、私がやると演歌みたいになるんだ。何が違うかはわからんけど、明らかに違うんだ。だれかやってくれ
>>137アヤメ
少しぎこちなさそうに挨拶をするアヤメ。
もしかして嫌だったのかと思ったが、『2人がいいなら・・・』と聴いて安堵した。
握り返された手が嬉しくて、また笑顔になる。
傍から見たら家族のように見えるのだろうか。
レイが羨んでいたものになっている事に気付かない。
それは一重にこの人達の人柄の良さなのだろう。
「3人で回ったら楽しささんばい?だね」
>>140空樹
「〜〜〜〜!」
次から次へと繰り出される妖術紛いのものに
レイは疑う余地もなく空樹がすごい人であると認識した。
蒼い焔を目で必死に追い、上空で綺麗に弾ける。
レイの双眸は蒼い焔を追うのに必死で
瞬きをするのを忘れてしまうくらいだった。
すごいよ!と手を繋いでいるソウビとアヤメにも
気付いて貰うようにぶんぶんと手を振るのだった。
「さて……と。
おや、今夜も始まりましたねえ」
帳簿を閉じると、ちょうどお社のほうから神楽の音が聞こえてきます。
澄んだ声の主はきっと、鳥居をくぐったときにいたあのひとなのでしょう。
「大変なお役目ですねえ、頭が下がります」
そう独り言ち、肩を竦めました。
「季節で装いを変えるのも、慣れてしまえばそちらの方が自然な気がしてきますよ。
身に纏うものと同じだ、ってね」
「蛍、良いですよねえ。
虫は嫌われものなのに、尻が光るだけで尊ばれる。
人の勝手さが分かります」
**
頬染める乙女紅葉が夜の帳に隠れる頃に、秋の祭りは闌を迎える。
提灯が日の出の代わりと駆り出され、笛の音は荘厳を象るよう。
嫁入りがポツリポツリと零す言葉は不思議と聞き取れず、ただ猫より上手に好奇心を撫でくりまわした。
**
長い神楽を聞き届け、月を見上げる。
ああ、これは良い。言葉で切り取るのが勿体ないくらいに。
>>151
「浅い言葉になってしまうが、歴史を感じるね。」
近くにいる商人らしき者に言葉を投げかける。
こんなにも飾られた夜、沈黙すらも心地よかった。
>>144 空樹
仮面の奥で見られている気がする。確信はないが。ただ、悪意はなさそうなのでその事については触れないでおく。
「変わった酒だな。…戴こう。」
徳利に注がれたそれを飲めば、甘酸っぱい味が広がる。
ふわりと包まれるようなこの甘さ。脳裏に浮かぶのは宿で待ってくれている───。
夢心地に浸りそうになるが、レイが手をブンブン振ったお陰で正気に戻る。>>150
危ないところだった。こんなところでぽやっとするのは気恥しい。
「…………女好きしそうな味だな。あんたもよく飲むのか?」
この手の味はおなごが好きそうだ。
持ち歩く、ということはこの男も飲むのか?
経歴が謎というより、表情が読めなさすぎて話を聞きたいところではあるが。
/*
振られたいから振られるようのロル書いてます。
くしゃくしゃポイってしてください。どうか、セツの想いを捨ててやってください。お願いします。
睨んだこちらなど気にもしない。
相変わらず飄々と、まどろっこしい口上を述べる。露店が閉まってたことのお詫びみたい。
彼の気の持たせ方は上手で。
“非日常”には演出は大事よね、なんてひねくれた考えが片隅にありながらも、どこか逸る気持ちを抑えられない。
視線は素直に懐から取り出された煙管を追った。
もくもく
もくもくもく
「わぁ…」
空を飛び跳ねる狐。そっと足元へすり寄る兎。
とっさにしゃがみ込んで触ろうとするも、ぴょんぴょんと大地に消えていく。
緑の葉っぱに陽が落ちて
紅刺すころオヤシロに
稲荷の神様コンコンと
鳥居の真ん中通りゃんせ
人が困ってこうべを垂れりゃ
十四の宮司がぞーろぞろ
いたずら神様閉じ込めりゃ
この先百年安泰だ
>>155ソウビ
ぐびっといったおのこの顔は、誰ぞを思い返すよな。
年頃らしきおのこである。好い人の一人や二人はおるであろう
あな惜しや。レイのお手振り無ければ、これまた酒の肴になりそうなお顔をしたであろうに。
「あぁ。良く飲むよ。ワタシの最もお気に入り。これを飲まねば祭りが始まらん。
元々は、随分昔に。誰ぞが、自分の恋を忘れぬ様にと。或いは恋を想って作ったらしい酒だがね。狐の恋か。狐への恋かはさてさてな。
……さてさてな?知らずに、ワタシの蔵にそれこそ長い年月を掛けたであろう程度の量が置いてあったので、誰が作ったかは知らんのだがね。
これは、おなごも好むが、哀しい恋をしているものにこそ、より好まれる様であるよ」
神楽殿でなんとなくボゥッと何も無い場所をみていると笛の音が響く
ハッとして見るとそこには狐の面を被った美しき女性の姿が現れた
ああ、あの子の姿だ。
昨日見たあの姿よりも更に妖美さが増してるようにみえて釘付けになる
歌ってる姿を見ていたいけれどそんなことをしていられなくていてもたってもいられなくて
>>149 狐の嫁入り
「……!」
何かを言いたいけれど言葉が出てこなくて、
今ここでやめろと言ったら?
もし騒ぎになってしまったら?
何も言えなくて。でも言いたくて。
(ああだからあの子は僕の元からいなくなってしまったというのに)
情けなくて悔しくて、ギュッと口を結んだ
「ふふ、そう、3倍。」
レイの言葉に顔を合わせて笑いながら、お祭りを回っていく。
ふと見た彼女に一つの違和感。
彼女の身に纏う着物も履物も、見ただけでわかる上等なもので、着丈も彼女に合ってはいるものの。
どことなく、何かが違う気がする。
まるであたしの……
そこまで思案し思考を止める。
人には誰しも踏み込んではならない領域があるものだ。
無邪気な彼女と無愛想な彼との、いまはその幸せな瞬間(とき)を楽しもう。
>>167
「さてさて霞ヶ獣の妖術を。お楽しみ申して頂けたなら。お次は祀りのご主役の。"狐の嫁入り"様真似て。おなごを可愛く彩ろう。なんならおのこも彩ろう。
ここに花の白無垢現れまして。それそれお空へ飛んで行き。おなごもおのこも包んでしまえ。花嫁さーまのお通りだ。花嫁さーまが沢山だ
なに?お狐様が怒るのではと?
お狐様は寛大で、何より酔狂大好きさ。きっと喜び尻尾が跳ねる」
今度はお袖から。引き出しましたはしろぉい綿帽子。花嫁被るよ白帽子。
袖から引き出し空へと投げるとふわふわ漂い散らばり申す。
おのこやおなごへお被り申す。避けようと思えば避けられる。しかし酔狂にて被るは祭りの自由
空樹は手づから、狼の花嫁たる千代に綿帽子を被せただろう。
「そぉれ思った通り。別嬪様の出来上がり。今宵の主役に負けずと劣らぬ、花嫁様のお出ましだ」
綿帽子を被った千代を見て、満足気に微笑んだだろう
>>159 空樹
見られている…と思いながらも、徳利を返す。
「…ああ、道理で。恋を表すには相応しい味だった。狐面をしてるあんたが言うと、説得力があるな…。
……哀しい恋、か。」
昼間にミゲツが狐の嫁入りを見ていた表情を思い出す。あれは、まるで──。
「…止めはしないが、未成年には飲ませてやるなよ。」
そう言った時に、アヤメに差し出す手を見た。
…おなごに年は聞かないが、大丈夫なのか?
いざとなれば、介抱して送り届けてやるかとその様を眺めている。
>>165
「活字を脳裏に刻み、ノートに刻み、自分と紙の世界だけで歴史を知った気でいたよ。
時の流れは止められないのに、書き留めようなんて愚かだったよ。
流れの中にこそ、見つけられるものもあった。」
いい事を学んだ。
「月は大好きさ、だけどあればかりはどうしても僕のものにはならなくてね。
道長公ぐらいまで名を轟かせればもしかしたらするのかね?」
そっと、月に手を伸ばす。
とってくれろと泣けば、とってくれるか弥太郎よ。
あれは届かないから美しいのだろうか。
りんご飴を食べきり、よしと立ち上がろうとしたその時でした。
「あ、このお歌……」
越してきた日に聞こえてきたその歌を、狐の嫁入りが歌っているのが耳に届きます(>>158)。
目を瞑り、その声に耳を傾けて。
「この先百年安泰だ………か。」
そろそろお祭りもお開きになる頃合でしょうか。そうなる前に、もう一度あの人波に呑まれたかったのですが、なんだか力が抜けていきます。
きっと、今はあの中にいるよりも、外側から眺めている方が良いのでしょう。
顔をあげれば綺麗な夜空が見えました。
巾着袋から瓶を取り出せば、ころり手のひらに星を転がして。
あの夜空に輝く星と同じ色を、ほうと、口に放り込みました。
>>122 ヤガミ
「ったりまえよ。魂込めてモノ売ってるからなあ。
あんたも一つどうだ?いいモノ使うと、幸せも近づくってえもんだぜ。
そうかあ、どこにいるかわからねえのか。
それに、そいつに別の相手が出来ちまったってか。なんだ、アタシはよくわからねえが、それって辛いんじゃねえのか?
あんた、辛いのがまんしてるんじゃねえのか?」
/*
愛だ恋だなんてわかんないよなぁ。
どないしよ……ほんまに婚約者かな??表示間違えてない????大丈夫???
>>126 千代
「へえ、いいじいさんじゃねえか。祭事は、顔出しとくもんだ。千代が顔出すだけでみんな喜ぶしなあ。
鍋もまあ捨てられてなけりゃちゃんと使ってるってこったろ。なに、一度使えば二度と手放せなくならあな。
金髪?ロングヘア?さあてなあ。
少なくとも、アタシがモノ売った記憶はねえなあ。
そんな広い村でもあるまいし、越してきたってえなら一度くらい見かけそうなもんだがよ。
……で、そいつがなんかしたか?」
>>172 ナナクサ
「手に入らない方がいいものだって、世の中にはありますよ、きっと。
藤原道長は、贅沢がたたって、亡くなる時は病に苦しんだと聞きますし」
「それに、月には不思議な力があります。何も通さずに見つめていると、気を狂わされてしまう」
月明かりは表情を削ぎ落とすように、横顔に影を落とします。
しかし、それも瞬きの間のこと。
「月が欲しいというなら、こちらはいかがですか?折りたたみのできる望遠鏡です。
かなり質のいい代物ですから、静かの海もくっきりですよ。
紙の上に歴史を刻めるようなお方なら、月面旅行の手助けになるやもしれません」
/*
もういややぁ……恋文なんか書かれへん……恋愛ロルなんて回せへん……いややぁ……うぅ……わからへん………わからへんよおおおうわあああああ。゚ヾ(゚`ω´゚ノシ゚。)ノシ
季節によって、かあ。
言われりゃそんな気もしてくらあな。
蛍は風流だなあ。
人は勝手ってえのはその通りだ。
腹の立つこともある。まあアタシは、だから嫌がらせをしてやろうってえ腹づもりじゃねえ。
ただちょっと構ってもらおうってだけだ。
あんたもそうなんだろう?蛍よお?
お次の舞台の前口上が始まった。
“狐の嫁入り”に倣うなんて、次は全員花嫁計画?
男も女もだなんてほっとくとしても。
「白に彩りなんてないじゃない。」
なんて軽口を挟んでみたりして。
空に舞い上がる帽子は、たんぽぽの綿毛のような。
北の方では提灯を飛ばすお祭りがあると聞いた。それもこんな感じなのかなと思ったりして。
最後に手づから被せられた綿帽子の下。
上目遣いで覗いた先には満足げに微笑む口元が見えた。
>>169 空樹
「あはは、本当にあたしを花嫁にするつもり?
それならおにーさんが狼になっちゃうから、悪戯される前に閉じ込めないとなぁ。
って、もう遅いか。」
綿帽子に制服なんてちぐはぐな格好。綺麗に化粧したおねぇには敵わないのはわかっている。
それでも、なんだか掛けられた言葉を素直に受け入れられる気がした。
>>181
「こらこら商人よ。風情を重んじた上での商いとは、余程その腕確かと見た。」
月明かりはいたずらに。
どうしてそう丁度よく品を用意できるのやら、秋の夜長を共にするには持ってこいの逸品だ。
相応の金を手渡すと、ソレは手に入った。
うん、なかなかの質感だ。
「名を聞かせてくれまいか友人よ。
いつか僕があの月に到達したときは、その自伝にこの夜のことを書き連ねるために。
いつかこの秋の物語が完成した時はあとがきにこの夜のことを書き連ねるために。」
/*
みんなのとこに行こうかとおもたんやけどね、結構密集しててあっちゃこっちゃ話するのもアレかなと思ってさ。あと、ロルを考える時間も欲しくて……ね……
>>164
砕けたばかりの相手から、差し出されたお酒を口に含む。
それはほんのり苦酸っぱく、お酒ってこんな味だったっけと思わず顔を顰める。
「狐の恋煩い…。そう、……。ありがとう。」
アヤメは決して酒が飲めないタチではない。
それこそ幼い頃に無理やり飲まされた経験はあれど、今では自ら客と飲むのも珍しくはない。
美味しい、と、たしかにそう感じていたはずだ。
けれども何故だか。
童心に返るとともに、味覚もそうなったのか。
「あたしには、早かったみたい。」
笑って空樹に杯を返した。
>>185千代
「いやいや彩り沢山ありますともさ。白が魅せるわそなたの色よ。白にて彩る花嫁色よ」
軽口へ、同じく軽口返します。楽しく返して心地良い。
綿帽子被って上目で見られりゃ、お可愛らしさで微笑ましい。
「はっはっはっ。なんだ。とっくに花嫁のつもりであったのに。
悪戯も、なんならしてしまおうか。もう逃げるには手遅れよ。そなたはとっくにワタシの虜。このお祀りが終わるまで、離れられると思わんことだ」
少女の制服と、白いお嫁の帽子。
本来ならば有り得ないような姿だが。
"花"の様に咲く笑顔は、神威を纏った"狐の嫁入り"とはまた別の。
この世ならざる美しさを纏っているよに見えた。
つかまれた手首の先を見ると少し老いた風情のあるものがいた
道具にあたるのはよくない、そう指摘されハッとする
ああ情けない。物に当たる自分を。それを指摘される自分を。
>>183
「蒔常松風…」
知っていた。たまに寄席に行くこともあったから。
まさかそんな人に声をかけられ、名を問われるとは思ってもいなかった
「…ミゲツ、です
物に当たるなんて良くないことをしようとしていました。止めて頂きどうも有難うございます
……お狐さまに怒られますね」
自分がいかにもこの稲荷祭りのことをよく思っていないことが伝わらないように。口が曲がりそうな気持ちでそう言った
>>147 >>148 >>149
───凛とした声が響く。
この声が聞こえれば、誰しも耳を傾けるのは道理だ。
狐の嫁入りの唄。子供の頃から慣れ親しんだものだ。
子守唄によく聞いていたか。女将は血の繋がりのない俺に優しかった。
それがどんな意味を持つか───子供ながらに知ってはいた。……それでも、彼女の優しさに甘えていたかったのだ。
過去を振り返れば、舞と唄は終わる。
闇夜に輝く月が、無性に眩しく見えた。
>>188アヤメ
煽ったお顔が僅かに濁る。どうやら、お口に合わなかった様だ。
ーーー或いは、本当の恋の味を、まだ知らなかったのか。これからほんの少しずつ。育み育てていくのやも。舌にゆっくり馴染ませて、楽しんでいければ良いのだが
この酒は、飲む者の気持ちも味溶かし、千差万別模様の味わい。気づかぬ気持ちも気づくだろう。まだ早いのなら早いのだろう
「そうかいそうかい。何、焦って飲むものでも無い。楽しめる心づもりが出来たなら。
大人となって、舌と、恋の心を育んだなら、是非ともまたご一緒しましょうや」
にこりと笑って杯受けとる。
空樹へ微笑み返すアヤメ殿の笑顔は、鳥居にて見舞った笑顔とは全く別の。
思わず自分すらも微笑ましくなるような、童心がごとき笑顔であった
>>178 空樹
「…それも、そうだな。」
ミゲツの名を挙げるのは武士の情けでやめる事にした。
「あんたな……。」
空樹をじっとりとした目で見ながら、アヤメを見守る。
彼女が杯を返し、二人が話を終えた頃にこそっと声を掛けた。
>>188 アヤメ
「………アヤメ、大丈夫か?」
甘さが溶けてなくなって、しばらく経った頃。
ようやく立ち上がり、ポンポンと後ろについた砂を払います。うんと伸びをして、ぷはぁと息を吐き出すと、
「あ!ヨーヨー釣り!
畳屋のおじちゃんがやるから来てなぁ言われてたん忘れてたわ……」
まだ間に合うやろか、と言いながら少し急ぎ足で屋台に向かうも、やはりもう店仕舞いを始めていたようで。
また明日来ておくれと言われれば、赤と白のヨーヨーをひとつ手渡されました。ほんまごめんねと謝れば、カランコロンとその場を後にすることに。
貰ったヨーヨーの輪ゴムを中指に引っ掛けて、ぽよんぽよんと弾いていけば、これがなかなか楽しくて。なんだか童心に返ったような心地になりました。
「そういえば、小さい頃に──」
はたと、足を止め、思い出すのは遠い過去。
ヨーヨーが上手く取れずに泣いていたセツに、誰かが笑いながら隣にしゃがみ込み、一緒にヨーヨーを取ってくれた。
…何てことはない、そんな記憶。
今日はアヤメとソウビと3人で手を繋いでお店を回って
空樹に妖術を見せて貰って、凛としたお姉さん(セツ)に微笑みかけてもらって
レイは楽しくておなかいっぱいです。
んーーーーっ、と背伸びをする。
欠伸も併せて出てしまった。
「ふぁぁ。そろそろ眠いよう。」
「あっ──」
気が付けば、輪ゴムが中指からするりと外れ、赤と白の模様で彩られた水風船がパシャリと音を立てて地面で弾け、割れました。
小さく歪な水の跡が、なぜだか酷く悲しく見えて。
「……あかんね、なにしてんねんやろ。」
ふるふると頭を振れば、地面に散らばった水風船の欠片を拾い集めます。
ゴミをそのままにしておくと、お狐様に怒られてしまいそうだと、思いながら。
何故か溢れそうになる涙には、気が付かないフリをして。
/*
レイちゃん挟んじゃったあああああごめんね!!!!!ごめんね!!!!!楽しかったようでなによりだよ!!!よかったね!!!!!
>>179 烏丸
「いーのいーの。あたしだって待ち合わせは面倒だったんだから。」
急ぎながら適当に言い捨てたもんだから待ち合わせの程にもなってなかったし。
ま、いざとなれば人伝いに聞けばいいだけ。狭い村内じゃいつものことだ。
「金魚すくい?
そんな特別上手くも下手でもないよ。2〜3匹取れるぐらい。
え?あたしがやっていいの?」
いきなり渡されたポイに戸惑う。別に奢ってもらうつもりはなかったのに。
もしかしてカラスマルサンとやら金魚すくい苦手なの?
「金魚すくいはある程度コツがあって……
水中に出し入れする時はポイを斜めにする、金魚の尾はポイの外にって具合。
上手い子は十匹も二十匹も取れるけどねー。」
せっかくだから解説をしながら。一匹の金魚に狙いを定めてそろそろとポイを動かす。
器へ!と思ったところへぶっ込んできた。
「はぁ?一目惚れ?
別に信じてないわけではないけどさ。だからって速攻ナンパに移る?」
鈍った動きに金魚が逃げた。ポイへのダメージは少なかったけど、ちょっと破れたから気を付けなくっちゃ。
というか、この話か金魚すくい、どっちかさっさと終わらせちゃいたい。
『許さない(恋しい)
恋しい(許さない)
また、会いたい。
だから、ーーー年待っていて。
そしたら、あの鳥居の下で、もう一度。ほんの一度の逢瀬になれど。私とアナタで会いましょう。それまで、生きていてね。人間。
いいえ、生かしてあげる。恋しいアナタ』
そんなお声が頭に弾け。懐かしく。も一度聞きたいと嘆いた。焦がれた焦がれたお声が一つ。
焦がれた事すら忘れてた。最早過ぎ去る残響一つ。
からくだものの瑞々しさすらも、枯れ果て味せぬ記憶の枝葉
嗚呼やはりきこえないよな。
お面を外し俯き、彼女から背を向けた
「君はもう僕のことなんてわすれてしまったんだろう」
そしてふぁ…と1つ欠伸をする
もう夜も遅い。今日は寝ることにしようと思い、寝床の方へと向かっていった
『忘れたくはない。
だが、俺の、人の記憶は移ろいやすく。脆く弱く。
この気持ちですらも忘れてしまうかもしれない。
俺は何よりそれが恐ろしい。ならば、せめても忘れないように。俺のあの子と一緒に食べた果物で。
この、恋の味を忘れないように。あの子が好きだった、酒を作るとしよう』
『アタマが可笑しくなりそうだ。いずれは忘れてしまうかも。だがーーー。
この気持ちを忘れてしまうことが、俺にとっての地獄だから。それに比べれば、こんな云年なんでもないさ』
男は。誰ぞに貰った、黒い狐を被った男は。
ただ一心で、この味忘れたくはない。この恋離したくはない。
そう願って、恋の酒を作り続けたそうな。
これは、"狐に恋煩った"男の記憶。
今は記憶の枝葉が枯れて、全く別物へと化した。
そんな、"狐の恋煩い"に纏わるお伽噺であったとさ
誰にも語られぬ空事噺であったとさ
/*
ツッコミっていうのはアクションと同じなんやね……短文でしか返せんのやったら私みたいな回りくどいやり方してたらあかんかなぁ……
でも、振られる前提での話やからこれでいい気もする。いや、これでいいはず。
良く分からぬままとっくり煽る
"狐の恋煩い"を、ぐびりと煽る
「あぁ。旨い。本当に。恋をしてしまいそうな。恋を、思い出すような味だ」
誰かに語った言葉によると。
ーーー"狐の恋煩い"は、哀しい恋をしている者ほど旨いだそうな
*そうだ、忘れてた。初めましての方は初めまして。お久しぶりの方はお久しぶりです。396です。
はい、前回の稲荷の村で最推し、七代目松風なんですよ。
じゃあ、やるかと。幸い爺いキャラは求婚と無関係になるし丁度いいかなと。先に雲居さんには謝らないと、口寄せとか出来ないんで、そこは勘弁してください。
>>199 夜長
全く言葉を手足のように操る男だ。
いや、頭から爪先まで商魂が宿っているだけか。
「商人、夜長よ。今回はそのよく回る口に巻かれておこうか。ただし、」
「三草 七草。僕の本が目に付いた時は端から端まで読み尽くして、他の誰かに上手く売ってくれ。
どんな名作も読まれなければ紙束と同じだならな。
しかしそれは、いずれこの国きっての大文豪になる男の本だ。」
「サインくらいなら友人のよしみで書いてやるぞ」
生産性から乖離した取り留めなのない問答に思わず笑みが零れた。
アルコールを完全に雪いだ僕は軽い挨拶を残し、階段を下った。
>>180 キキョウ
「えー、それにしたって、わざわざ寮から帰ってくるのはさぁ。今だってちょっと長いお休みもらったら帰ってるし。
だいたいこのお祭りは“狐の嫁入り”のおねぇがいればいいじゃん。あたし必要ないしー。
鍋、自信商品だったんだねー。おじーちゃん、そんな機能なんて気にしてるのかな。
多分なーんもわからず、不便ないから使ってるだけだけだよ。」
キキョウも首を捻ってる。この村であたしとキキョウ、2人の目から隠れて引っ越すなんてのはほぼ不可能。
お祭りだけに集まった子かな。
「そう?ちょっと気になってさ。
服装も本に出てくる洋風な感じで……なかなか目立つ子だったから知ってると思ってたの。」
みなさんは楽しんでいらっしゃるようね。
お狐さまも喜んでいらっしゃるかしら。
ああ、こんな素敵な景色ならば、ずっとお祭りが続けばいいのに!
>>217 千代
「まあそう言うなよ。若いあんたがたまに戻ってくんのは、みんな楽しみにしてんだって。もちろん、アタシもなあ。いつぶりだっけか?達者で何よりだよ。
あったりめえよ。アタシが売るもんに自信がねえもんはあり得ねえ。商売人ってのはそういうもんよ。
へえ……アタシは見てねえな。洋風な服着た金髪のやつがうろついてりゃ、嫌でも目につくってえもんだろ?
祭事に合わせて来た、観光客かなんかじゃねえのかい?」
>>203>>205セツ
そんなこんなで首を捻っていると、水風船の欠片を拾っているお子一人。
どれどれ空樹も拾ってしんぜよう。
そう思い腰を屈めておなごを見ると
んん?どこかで見たような、そうでも無いような……?
随分長く、祭りに来ている故に
しかししかして、今宵は楽しい楽しいお狐祭り。きらりと光るものが見えたなら。咲かせてみせよう笑顔の華を。光るものは、見ない振り。見ない振りして声掛ける
「や。物拾いとは関心だ。そなたは大変心が宜しい
余りに感心した故に。思わず、心から動物が跳ねていってしまった」
キセルの霞で形つくるは、小さく可愛い煙のリスよ。
飛び跳ねお子の、お顔の前に。前足上げて、小首を傾げ
ぽつ、ぽつ、と砂利道を進む。
新しくしてもらった草履にしてから足に痛みはない。
先程まであんなに楽しかったのに
独りになると急に寂しくなる。
ふと、狐の嫁入り様の唄を口ずさむ。
いたずら神様閉じ込めりゃ
この先100年安泰・・・
100年。なんて大きな数字なのだろう。
また1/10くらいしか生きていないレイでも
壮大さは理解に及ぶ。
でも・・・いたずらの神様ってなんのことなんだろう?
お狐様はいい神様だし、他にも神様いらっしゃるって
ことなのかな。
ぐぬぬと頭を捻りながら神社まで到着する。
やや、振られちまったのかい俺たちゃ。
なんでい、江戸っ子とご隠居では白花嫁様にゃかなわねーってさ。
そういや、さっきから耳にかかる歌を歌ってたのはあの花嫁さんかい?
このセイヤ様の祭囃子をものともしねえたあ驚いた。さぞかし名のある名首と読んだねえ!
そんでよぉ囃屋さんよ。
俺ぁちょいとあの歌に胸のつっかえがあるんだが、これがなにやら知りゃしねえかい?
"人が困ってこうべを垂れりゃ
じゅうしのぐうじがぁぞーろぞろ
いたずら神様閉じ込めりゃ
この先百年安泰だ"
この先百年たあ大きく出るじゃないか。流石祀られる神様の仕業は違うねえ!
だから。
【百一年目はさて、どうなるんでぃ?】
今年がそのちょうど百年目ってえのも、できすぎてらぁな! あっはっはっは!
【空樹】
かつての字は、或いはどこかの祓い師一族と同じであったかもしれない。
ーーー年前に。狐を天へと還した男。
まだ、村の風習も、祭りも、名前すらも今とは違った時の話であったかもしれない。
ーーー年を一年過ぎた頃。彼は、地獄を生きるを決意した。そして全部を忘れただって。
いやいや。少しだけ。お祭りに関しては、覚えている事もある。
狐様は本当に来るし、狼さまは人を拐う。そして自分は、それなりに長く生きるし、お狐様達をお祓いつかまつる事だって出来る様だ。
さて。この祀りにおいて。イタズラ狐の気配があるぞ。
さてさて。空樹はお勤めとして、お狐様を、還してしまわねばならぬ。恐らく。
怪しげな気配がするものは誰であろうか
緑の葉っぱに陽が落ちて
紅刺すころオヤシロに
稲荷の神様コンコンと
鳥居の真ん中通りゃんせ
人が困ってこうべを垂れりゃ
十四の宮司がぞーろぞろ
いたずら神様閉じ込めりゃ
この先百年安泰だ
さてさてそう言えば。一人、いや一つ。
おかしな存在おったよな。不思議な少女がおったよな。
あの雰囲気は、恐らく確実に。なにかが憑いて、いるような。
決まった決まった。念のために、お祓い呪いちょこんと一つ、放っておこう、そうしよう
【漂】漂い者 空樹は、【異】異国人形 サレナ を能力(占う)の対象に選びました。
/*と言うことで、安直ですがサレナ嬢を。
ミゲツ君は結局一回も絡めなかったし、こじつけは出来そうだけど、確信も無いし。
だったら、RP的に文句が出なさそうなお人形様にしようかと。
あとはなぁ。セイヤ君とか九代目が狼や狐だったらきついなぁの思い*/
/*ミゲツ君はいずれの占い枠かな
後は全然わからんや。騙りが出たら?
うーん、出たくないけど、流石に出ないと駄目かな
ソウビくんは求婚されるでしょJK*/
今日1日、起きたことのどれもが目まぐるしく、まるで夢のような、そんな日だった。
夜も更けよということでどこから聞こえた狐のお歌。
嫁入り様が歌っているのか、祭りの客が口遊んでいるのか。
はたまた、お狐様が歌っているか。
この街に住んでいる者なら、誰もが知っているこのお歌。
ソウビとレイに別れを告げて、家に帰る夜もすがら、鼻歌まじりに歌うたう。
/*あ、烏丸君も求婚者有り得そう。動き的に。
誰かとフラグを立てようとしていた人が特に怪しい(偏見)
千代ちゃんはなぁ。
溶けたら哀しいし。狐の要素も分からんし。RP的にも占わないけど、烏丸さんが求婚なら二人で恋仲になっている可能性はある*/
/*アヤメちゃんはその点受動的に過ぎる
一番積極性増しそうなのは求婚?だよね?多分
ソウビ君が求婚は無さそう。される側であろ。
狼狐は分からないなぁ
んーーー、やっぱりセイヤ君が一番気になる。余裕があるなら、だね
騙りが出たら流石に出ないと駄目かなぁ*/
>>222 >>228 空樹
「………え?」
振り返り、隣を見れば見知らぬ狐のお面をつけた男性が同じようにしゃがみ込んでいました。
しかし、それより驚くことは、キセルの靄から飛び出したこの小さく可愛いリスの方で。
「…うわぁ、すごい、すごいねぇ!
あはは、リスさんの可愛らしいこと!」
パァと顔が明るくなり、それと同時に涙はどこかに引っ込みました。小首を傾げたリスに習うように、セツも小首を傾げ、楽しそうに笑います。
その靄が消えるか否か、そんな折。目の前の男性が自己紹介をしたのなら、セツもきちんと姿勢を正して。
「あ、アタシは梅原 雪って言います。
去年ここに越してきたばっかりやから、お会いするんはたぶん初めてとちゃうやろか?」
空樹と名乗ったその男性の問いかけには、やんわりと否定を示しました。ここに来てからまだ1年だけれど、さすがにこんな面妖な事をする人がいれば、忘れることはないでしょう。
「ほんまにええの?……そう、ありがとう。」
差し出された水風船。それをそっと受け取ります。
先程のものとはうって変わって、綺麗な彩りがされたそれは、まるで目の前の彼がつけている仮面のようでした。
そんな綺麗な水風船を割らないように、落とさないように。数回手の中で跳ねさせれば、満足そうに微笑みます。
「お礼と言ってはなんやけど……」
そう言って巾着袋から取り出したのは、小さな星が入った小ぶりの瓶でした。
このお祭りで出会う人に渡していたら、すっかり中身が少なくなってしまいましたけど、それでも綺麗な彩りはそのままで。
「なんや、励ましてもろたし、水風船ももろたし……よければなんやけど。
ころんとひとつ、どないです?」
もし受け取ろうとするのなら、貴方の手のひらに赤色の星がひとつ、落ちました。
けれどもし、受け取らないのであれば、赤い星は落ちることなく、星の彩りの一部のまま。セツはそっと瓶の蓋を閉じることでしょう。
「いたずら神様閉じ込めりゃ ♪」
(いたずら神様、閉じ込める?)
ふと歌いながら、歌詞の一部に首傾げ。
(ええと、このお祭りって、確か、お狐さまを祀っていて…それで…、この先100年の安泰を願う…?いいえ、祭り自体は毎年あるし…)
(そう言えば、今年は特別な、100年に1度のなんて言うけれど、具体的にはいったい何が特別なのかしら…?)
(いたずら神様が、お狐さまだとしたら、…それを閉じ込める…?)
気づいた不思議な違和感に、思い浮かぶは今日祭りを共にした者。
正体はわからぬものの、なんだか胸騒ぎがする。
そういえばと、レイが手を振りながら神社の寝所へ向かっていたのを思い出す。
「別に、少し、気になっただけよ。」
彼女の問いかけに、上手く答えられなかったことも気にかかり。>>174
踵を返し、アヤメは神社へと駆けて行った。
>>234>>235セツ
「おぉ。これまた丁寧に。大層育ちが良いようだ
梅原 雪嬢か。舌に溶けるよな名前よな」
可愛らしく首を傾げて笑うお子。
気分を良くして口の端上がる。
「おっと。そうであったか?
何分、何年かだか祭りを楽しみ、何年かだかお人と遊んで来ました故に、お顔を間違える事もありまして。
人違いとは恥ずかしい。
それでは改め初めてお会い。一期一会を喜ぼう」
どうやら空樹の記憶違い。そんな事も良くあることだ。
なんせ雷神様が突然現れ消えてく様な、頭であるし
水の風船手にとって、弄んでは満足そう。どこかで泣いてるお子いたら。渡して機嫌を取ろうとな。その企みが、上手くいったはなんたる重畳。
そして、赤い星のお礼を聞けば、こちらもまた嬉しそうに笑って。
「どういたしまして。
……お日様かぁ、ふふふ、確かにそうかもしれんね。空樹さんは楽しいお人やわぁ。」
そう言うと、すっと立ち上がり、瓶を巾着袋に仕舞います。
「こちらこそ、また遊んだってくださいな。
アタシは明日も、このお祭りに参加してるから。」
また明日、出会えれば。
何事もなくお祭りの続きが開かれれば。
きっと、また遊べるでしょうと、そう信じて。
空樹に向かって手を振り、その場を後にしました。
/*
関西弁を文字にすることがなんで難しいかって言うと、文字としては標準語でも読める文章が、言葉のリズムと音程で関西弁になるということなんですわ。
それと区別するように書かんとあかんから、なんやこう変な関西弁やなぁって思うことが多々あるってだけで、全然おかしいわけでもなんでもないんよなぁってなんか関西弁RPしてたら思ったから残しとこ。あと眠さで頭回ってないからそろそろ寝る。恋文は諦めました。
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚゚*.。.*゚
カランコロン、カランコロン
下駄の音を鳴らしながら、昨夜泊まった下宿先へと向かいます。
今日はなんだか色んなことがありました。
ひとつひとつを思い返す度、なんだか不思議な気持ちになります。
それに、もうひとつ、気が付いた事も──
はたと足を止めれば、キョロキョロと神社の方を探します。パチりと目が合った方に、少しお願い事を。
「こんな夜更けにごめんなさいね。紙と書くものがあればお借りしたいんやけど…」
今日の事や昨日の事を、忘れぬうちに書き留めたいと、そう思って。
そうすれば、この胸の奥にある微かな気持ちも、何かわかる気がして。
「ありがとう。それじゃ、おやすみなさい。」
望んだ物を胸に抱えて、再び下駄を鳴らします。
カランコロン、カランコロン
明日もきっと、素敵なお祭りになると、そう信じて。
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚゚*.。.*゚
神社の寝所へ着いたアヤメは、中の者を起こさぬようにこっそりと襖を開ける。
男女で別れたその場所は、数人が大の字で寝れる程度の広さを持っていた。
見知った顔を探していけば、小さな影がころんと一つ。
縮こまって寝ているその背の小ささに、何故だか重なる自分の姿。
「レイちゃん、あのね。何故だかわからないけれど、」
「あたしとあなた、ちょっとだけ。似ているなって思ったの。」
両親は幼き頃に居なくなり、まわりに頼れる者などいなく、生きていくためにはこの身一つの、薄汚れた子ども時代。
「なんてね、おやすみなさい。」
どうか明日も、楽しき祭りの日々が続きますように。
そう願い、少女の隣、アヤメも静かに床に就いた。
ちなみにアヤメちゃんは17歳です。
花売りをしている子だから、あまり若すぎてもちょっとあれなので(いつからこの仕事をやっているかは触れないでおこう)ってことでこの年齢に。
アヤメちゃんは背伸びをしている分、実際の精神年齢は実年齢よりもうんと幼くて、多分10歳くらいなんじゃないかなぁ。と思う。
普段はその部分は出ないんだけれども、お祭りの雰囲気と人との触れ合いによりだいぶその精神年齢に近くなってきている気がする。
お酒もぐびぐび飲んではいるけれど、この世界だとお酒っていつから飲んでも良いんだろうね?
空樹からお酒をもらったアヤメちゃんはやっぱりその時だいぶ幼くなっていて、自然とお酒も、美味しくないなとその年頃の味覚になっている模様。
空樹くんのことは確かに気になってはいたけれど、多分完全に踏み込む前に終わっているから傷はかなり浅い、とは思う。
仕事関係や損得関係抜きでの男性との付き合いはほぼなくて、そうなると免疫も当然ないだろうから、そんな無防備な状態で初めてのトキメキに、親鳥の顔を見た雛みたいな感じで好きになっていった感じなんだろうなぁ。
だからこそ、本気の恋と呼ぶには幼すぎて。
おそらくアヤメちゃんには空樹より天邪鬼なソウビくんの方が合いそうだよなぁ。彼女も割と天邪鬼だし。
もちろん相手の出方もあるから、私から無理にくっ付けるつもりはないけれど。
アヤメちゃんは多分、恋に破れても同性のお友達が出来ればなんとかなりそうな感じがある。
結局セツやヤヨイと言った女の子面子と絡ませてあげられなかったから、明日はもう少し頑張って貰えるようにしないとね。
アヤメちゃんは、あまりシンクロする子ではないから、動かしにくい感じは少しあるけれど、代わりに我が子みたいでとてもかわいい。
これは夢だ
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「ミゲツミゲツ!はやくきてよ〜!」
クルクルと走り回りニコニコと笑う小さなあの子はいつの頃の稲荷祭りなのだろう?
「あ!ほらみて、おきつねさまのお面がたぁくさんあるね!」
「ねえミゲツ、いっしょに買おうよ!
ミゲツは…これがにあうと思うな!」
そう言って持ってるのは今つけている赤の模様が描かれているお面だった
「私はこれ!」
そういってニコニコと笑うあの子は覚えているけれど、
あの子が選んだお面はなんだった?
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「ねえミゲツ!」
「大きくなってもずぅっと一緒!だよ!」
「またらいねんはこのお面をつけていっしょにおきつねさまのおまつりに行こうね!やくそく!」
そう言っていたけれど、もうあの子と一緒に稲荷祭りに行くことはなかった
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