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(折れてた肋骨が、内の腑に軽く刺さったか……。
考えてみりゃぁ、中々無茶してたし当たり前か)
部下のエレノアに、朝の鍛練の際と比較にならない程の小言を受けながら治療を受ける。
涙目になりながら包帯を巻き直す部下を宥め、息をつく。
結界からの弾き飛ばし。その後の【全力の一撃】。
更には鍛練、エクスへの一撃。鍛練。鬼であるカリンとの模擬戦、とくれば、流石に一度は固定されていた骨が動くのも仕方ない。
結界の様子を見ながら一息ついていると、クラウヴィスが、神妙な顔で駆けてきたようだ。
んとー、あたしも自分の石は砕かれたくないタイプだからアルバートの言い分はわかる。
そもそも自分目線では全く無駄だしねー
ちなみにあたしがイグニスよりアルバートを異種族寄りで見たのは、進行に強そうで色々と提案したりパターンを出してくれたりするけど、逆にそれが舵を取ろうとしてるキレ者の敵さんに見えちゃったりって感じ。
いや、理不尽なことを言ってるのは重々承知しておりますよ??でもま、今日のあたしはクールにいくので。多分。
イグニスは、自分の石を砕く云々より、霊能者の石を砕くならスクルドには何らかの対策をしとけって言ってたのが、あたしは味方っぽいって思うかなぁ!
イグニス異種族のスクルドスパイで、スクルドスパイなのをわかって言ってるんならアレだけど……初日の襲撃でスクルドを狙うなんて有り得るか〜……?って感じだから、単純に心配して言ってそーだなって。
>>76 アルバート
「よぉ、記憶喪失男」
「これを説明するのは二回目だが、一応大事な部分だから言っといてやるよ。ミリーとセンゾーはソラ真でもクロエ真でも確定で異種族でもスパイでもないぜ(>>29)(>>30)」
あーあと、今日の>>4で、あたしやセンゾーが両視点で潔白だってコメント、昨日から味方を探すのに注視してたからこそ、すぐ出てきたコメントなんじゃないかって思うよ。
そーゆーわけで、比較するとイグニスの方が味方っぽいな。
「アルバートとグラジナ、どちらか……といった心持ちだ。皆の意見はなるべく反映させることにしよう。話すがいい。
投票は、私に委任してもらえると助かる。」
「希望を先に出すでござる。ニン。
【追放はグラジナ氏】
【占いはソラ氏→スクルド氏、クロエ殿→イグニス氏】
まず、異種族は首席には手をつけないだろうと拙者は考えているでござる。こちらの手数が増えるだけでござろう?
クロエ殿が真であれば、必要な追放の数は対抗、灰、首席の三つ。ソラ氏の時は、首席は暴けばいいのだから対抗、グラジナ氏、の二つ。
占いを両方追放する余裕はないから出来ることなら真を確定したいでござる。
故に、ソラ氏は今日か明日で必ず首席から間者を見つけ出す必要があるでござる。
クロエ殿の占い先は、グラジナ氏を仮想間者と考えればクロエ殿を真で見た時に、グラジナ氏を追放しても問題はないのでござるが、真は確定できないでござる。
続くでござる。」
>> カリン
「助かるぜ。」
並んだ食事はどれも食欲を過剰に煽る。人の3倍はあるだろう量を皿に盛り、促された通りに対面に座る。
「うめえな。」
がつがつ。
「にしても、あれだな。これ、俺ら死ぬのかもな。」
飯をガツガツかきこみながら道の行先を推し量る。
「協力者が居たといえ、本懐は果たせそうに無さそうだ。今度こそこの国に本当の意味で仕えられるかと思ったんだけどな。」
バレたなら詰み、脱出できなくても詰み。
俺らが翻した旗は、この国の歴史に刻まれることにはなるだろうか。
こちらに来てからはずっと、彼らが勝ったあとの打開策について考えていた。
続々と自分の石を砕くという希望が増えている。
ソラは偽物である事は明確だというのは、自分しか分からない。
「俺は...首席の2人を見た時にどちらも単独陣営っぽい気がしている。
だからイグニスとアルバートを見た時に、俺は初手か次手どちらで仲間を囲うかと考えた時、やはり初手で囲っておくのが正解だと思う。イグニスとアルバートの発言はどちらも村っぽいとは思う、そう振舞っているのだが。
それでも、盤面を見た時に明らかに怪しく映るのはイグニスだ。
だから俺は【イグニスの石を砕きたい】
クロエが俺を占う?大いに結構。俺はスパイでも異種族でもなんでもない。
皆には結果が別れて困惑させるかもしれないが、少なくともスパイであるという嫌疑が晴れるなら構わない。」
>>+71 ブレイ
がつがつと食べるブレイを見て、喉に詰まらせないといいんだけど。とお冷を注いで前に置く。
そうしている間に投げ掛けられた言葉は紛れもない『現実』で。思わず食事を取る手を止める。
「…………そうだね。」
ブレイと二人きりだからだろうか。自分でも驚くほど静かな声が出る。
「……………私は、処刑されてもいいよ。それがファルス様のご決断なら、それでいい。……でも、他の皆が死ぬのは、嫌だな。」
あの御方の為に生きて、あの御方の為に死ぬ。私の行動原理はそれだけだ。
ただ、今回は胸を張って彼の側に仕えたかった。しかし、それが彼に許されないのであれば、その時は潔く散ろう。
……ブレイやグラジナ、クロエはどう思ってるかは知らない。それでも、皆には生きていてほしかった。
短い時とはいえ、同じ志を共にした輩なのだから。
「あー……一応、言っとくと俺は別に俺の石を砕けとは言ってねえからな? そこで関心されたり、怒られたりしてもな」
そうしてため息をついたあとで、イグニスはグラジナを見た。
>>99 グラジナ
「よう、褐色。これからてめえには、酷なことを言うぜ。
【てめえが潔白なら、てめえの身を捧げろ】。
お前がそれをするって言ったら、恐らく詰むぞ。……計算があってれば」
>>87 ヨルダ
なるほどー!
なんとなくアルバートはスパイ候補から外しちゃってたから、ヨルダ目線の意見は助かるな。
たしかに、ソラはあまり推してないよね。
かと言って、他にグラジナを目立って追放する方向にやってた人もあんまいないような気もするから、代わりに仲間がやってるって感じでもなさそう。
あたし、グラジナ追放推していいのか迷ったくらいだし……うむ、ありがとう〜!
「……そうか。巡回に徹しろ。遭遇しても、決して交戦するなよ」
厄介事、と言うのは重なるものなのかもしれない。
只でさえ情報操作や物資搬送の為に人手が足りないと言うのに。多くする事も出来ないジレンマのせいとは言え、溜め息をつく。しかし。
(よりにもよって、『ヴォレモスの悪魔』だと……?)
クラウヴィスからの報告によると、とある"悪魔"と呼ばれる存在の痕跡が、付近で発見されたと言う。
魔法生物が魔力の籠った物体に惹かれる事例はあると聞くが、この規模の結界に惹かれたと言うことだろうか。
地上の人間に、戦争を起こさせる為に降臨するとされる"悪魔"。
その"悪魔"が現れた地には、山羊の脚を長く伸ばした様な、三つ指の黒き足跡が。カラス達の死骸と、腐った卵の匂いと共に残されると言う。
騎士団も未だ遭遇したことが無い、伝承にてのみ詳細が語られる。しかして存在だけは"確かにいる"とされている伝説級の魔物だ。
「ちょっと忘れられていそうだから伝えておくけれど、さっき話してる中で進行は提案しているつもり。【ソラはスクルドを占う、クロエはイグニスか俺、追放はグラジナ】が良いと思う。」
「首席による護衛は明確に指定するべきでござる。
こうなると襲撃を受けなかった方が真の占いであり、襲撃を通してしまった方が偽の首席になるでござる。
現状、占いの真贋を問わず結果が必要なのはクロエ殿であるから、ソラ氏に占われない側の首席がクロエ殿を護衛するべきでござるな。」
「砕かれる石がひとつになる事態は恐らくないのではないでござろうか。ソラ氏を真確させたくないと思えば占い先に襲撃を合わせることも考えられるでござるが、手数が増えて逆に損でござる。
つまり、クロエ殿が偽者であっても、ソラ氏が間者を暴く可能性がある以上、クロエ殿の占い先で偽装的に間者を発覚させることもできないでござる。」
/*
落ち着いて食事を取れば嵐の中の小舟のようだった自分の心中も落ち着いてくる。
商売気のある西方の貿易自治区なら期間を区切った出店を繰り返して客を飽きさせないらしい。
「騎士御用達黒狼亭」なんて名前で野営料理を街の住人に出してみたら案外流行るかもしれない。味はこれまででお墨付きだ。
*/
「結界の中はとても心配だけど……
外も変わらず営みがあって安心。
エイダンもすっかり元気そうで、苦しんだまま手当もできていなかったらどうしよう、私が作った料理がトドメを刺したのではないかなんて、心配し過ぎていたのだわ」
「一応、暫定で【スクルドを占う】つもりでいるよ。
ボク目線はもうボクが話す事がなくてね…。とりあえず明日次第な所が…。カレー美味しい…。」
>> +72 カリン
最後のひとつになった唐揚げを見つけ、カリンのアイコンタクトを貰った後に頬張る。
煮玉子でおかずにご飯を平らげ、ご馳走様、と手を合わせた。
「随分湿気た顔できるんだな、カリンも。」
「お前本気でそれ言ってるんだとしたら.......。覚悟の上であろうが、俺ら誰か一人でもそれで生き残ることがあるとは思うなよ。」
目の前の空になった皿とカリンの顔を交互に見て、鬼はニヤリと笑った。
「1食の礼と同郷のよしみだ、何か一つだけ頼みごとを"絶対"に遂行してやる。」
彼女が生き残る道を残してくれ、と言うとは思えないが、もしもの時はもしもの時。彼女を助けることはイバラたちへの贖罪に繋がるのかも、と傍迷惑な期待をしているのも事実だ。
「ああ、別にいますぐ決める必要はねえ。ちゃんと悩めよ。」
>>115 クロエ
いやいや!!クロエ最近元気ないから……って、そりゃそーか……
体調とかだいじょーぶかな?って思ってね
だいじょーぶそうならよかったよ!
「全身をが燃える青い焔」
「人の体に山羊の脚」
「カラスを従え」
「腐った卵の匂いがする」
「黄色く光る」
「瞼のない三つ眼」
「鼻の部分と両顎についた三つの口」
「二つの腕に三つの指」
「こわーい」
「きもちわるーい」
ぱりぱり
護衛は自由にしていい。
ただし、【護衛先を必ずヒルダメモにいれること。】
そして、護衛先にどこを選んだか、まで真贋判断の要素に入れるつもりでいる。それを考慮して護衛先を選んでくれ。
護衛指定が必ず必要だ、と思う者はいるか?
>>メロ
「僕、腐った卵の匂いしないよ」
「僕、目も三つないよ」
『ねー!』
「口も一つ」
「手足も一つ」
「こわーい」
「きもちわるーい」
ぱりぱり
>>122 ユーディト
「少なくとも隈野郎(スクルド)には、指示しておきてえな。仮に、もし仮にあいつが本物だった場合を考えると。ゾーンにしてもいいけど、そういう範囲じゃなく想定外の位置守られるのがちと怖い」
「……ってかアイツいるか?」
「あ……???」
/*
目を疑うような先輩騎士の書付に言葉を失う。
「魔法が禁じられて、魔法道具ももちろん使えなくて、それでもその法を守るのは魔法を使わないサリーナ国だけで……
そんな法で裁かれない魔法生物、どうやってやり過ごせば……」と、決して人には言えない事を思う。
*/
「不要不急の単独行動は避けるべきなのだわ……」
>>+75 ブレイ
多めに作ったご飯もあっという間になくなって、作ってよかったと思う気持ちと共に、最後の一個はブレイに譲る。
「…………命がかかってるからね。
……なんだよ、昨日までは逃げるとか言ってたじゃん。……ブレイの癖に、かっこいい事言っちゃってさ。」
辛気臭い顔を隠すように、俯いて皿を片付けると軽い口調で揶揄う。
続く言葉には驚いたような顔をしながらも、小さく笑ってみせた。
「…………武士の心意気ってやつ?じゃあ、ここでの生活が終えるまでに考えとく。
ブレイこそ、どんな頼み事がきても逃げないでよ。」
どんな形であれ、この日々には終わりがくる。
その時に、私がどんな事になっているかなんて分からないけど、それでも逃げる道を選ぶ事はないと言えるだろう。
それにしても、私は私の為に協力しただけ、料理も趣味だから作っただけなのに、ブレイは律儀だなあ。と思いながらも、彼の気持ちを汲む事にする。
当然、彼の思惑など知る由もなかった。
至急と渡された通達を見れば、目を疑うような内容が書かれている。そこには、見るにも悍ましい魔法生物の全容が書き記されていた。
「…………こんな時に。」
この中で魔法が使えるのは、ノアと私だけ。
ノアは幻術魔法だったか。昨日のブレイとの手合わせの事を思い出す。強力な魔法ではあるが、悪魔に通じるかどうか……。
ふと、己の懐を触ればそこには封じた式神達が入った箱がある。
しめ縄のような紐で雁字搦めのそれを久方ぶりに取り出し、そっと箱を撫でた。
サリーナに来てから、自分の持てる主力の魔法は封じた。もう一つの方は……封じる事も出来ず、稀に使ってはいたが人に害もなく、また自分の心が軟弱になるものでもない。
あの御方の忠誠とも言える、式神の封印を解く事も出来ず、箱は再び懐にしまう。
「…………何も無いといいんだけど。」
ぽつりと零した言葉は夜の静けさへ消えた。
>>ノア
「よっし!待ってて!
ごめんね、思ったより早く唐揚げなくなっちゃって……。」
人の三倍は飯を食べる鬼の一族。
ブレイも私も大飯ぐらいだよなあ。とちょっとだけ頭を悩ませながら、卵がけご飯を作る。
ご飯は少量の水を入れて加熱し直し、ほかほかと湯気を立たせる。
シンプルに卵と醤油も美味だが、それでは夕飯には味気ないとひと手間加えた。
ほかほかのご飯に軽く窪みを作って卵を落とすと、ごま油と柚子胡椒、胡麻と乾燥ねぎ、最後に鰹節をナイフで削って、醤油をかければ完成だ。
柚子胡椒のピリリとした辛さが食欲をそそる、卵がけご飯の出来上がり。
「はい、どうぞ。」
それをノアの前に置いて、飲み物として一緒に作った緑茶を注ぐ。
>>134 ソラ
「…………」
イグニスはソラの顔を見た。それから、ガシガシと頭をかいた。
「んて顔してんだよ。ちょっと来い」
そうしてソラの首根っこを掴むと、ズルズルと砦の外に連れていく。
>>+84 エクス
「きゃっ!!!!いたのだわ!!!!
……そうだわ、あなたには私のアレンジした栄養満点スープを食べさせ損ねたのだわ!
/*
人生で1度も縁のなかった手枷を嵌められたことを思い出し、思わず一定の距離を取る。
*/
>>+89ヒルダ
「ゲホッ……。
おうお前、今栄養満点とか言ったか?丁度今そう言うのが食いてぇ気分だったんだが、用意できるか?」
とかく、怪我には栄養だ。エクスと猫の様に距離を取っている後輩へ話しかけた
「センゾウは忍者だもんね。
隠れ身の術くらい出来るか、バレバレだけど。」
露骨に忍者らしい話し方になった同郷の友人を見ながら、ついでと自分用に作った卵がけご飯をかき込む。
>>ソラ
「なんで呼ばれたか、分かってるみてぇだな」
いつか、クロエとイグニスが手合わせをした場所──。そこまでソラを引き摺ると、イグニスはぱっと手を離した。腕を組む。
「…………メモの事だ」
「護衛指定も聞いてるわ。……今日は休ませてもらうわね。ミズリ・ミズハには手伝ってくれてありがとう。」
クロエは食事の後かたづけを終えて、みなに声をかけた。
そして、自分に宛てがわれた部屋に戻ろうとして、その前にと結界の境に赴く。
「…………………」
グラジナの名を上げた時から、覚悟はしていた。
わかってはいても、決定を聞いて冷静を保っていられるほど、自分は出来ていない。
出来ることをしよう。自分が精を出せるのは、考えること。深く深呼吸をして紙を用意する、必死に机に向かった。
>>136 イグニス
ここは、見学の立場であの手合わせを見ていた場所。
興奮も冷めやらぬあの時の気持ちは、今はしかし深い深い海の底に沈んでいるように冷えていたのでした。
もうあの純粋に楽しんでいたあの日には戻れないのでしょうか。
ずるずると引きずられて、ぱっと手を離された為尻もちをついてしまいます。
「いたっ…。…まぁ………読んじゃうよね。」
そして彼が腕を組んでこちらを見下ろしているのを見て、諦めたように嘆息すると、立ち上がって土を払いました。
「…"対等"なうちに話しておきたくて。」
あの時は話す時間もなかったので、メモに残しただけでしたが…。今こうして話せているなら、覚悟を決めるべきなのでしょう。
「…イグニスは、クロエの事って、騎士としてどう思ってる?」
手合わせの場所から、想起される彼女の事から話し始めます。
物静かで、強く、気高い心を持った彼女。
彼女の事をイグニスが認めていると言うなら…なんていう、少し予防線を張った後ろ向きな質問でした。
>>+90 ガルセウヌ
「まあ!お怪我を……!?かしこまりました!直ちにかかります!」
/*
あれは確か……アルバートであったか。
彼の作ったスープをベースに作った。
「大丈夫なのだわ。食べたもの。
何が入っていたか覚えているのだわ!」
そう言うと、「トマトがないから色の近いこの熟したサルーラをベースにして……ポテトも入っていたから食感の近いにんにくを使うのだわ。
緑の彩りが欲しいから……そうね、確かピーマンが入っていたような気がするけど、ハーブが入っていた方が鮮やかで健康的なのだわ!確かあれは薬草だもの。と、ミントを刻んでから火をつけていない鍋に入れていく。
「センゾウはちゃんと基本を教えてくれたのだわ!
火力はちゃんと抑えて……
?おかしいのだわ。ミントの緑が消えて美味しそうに見えない……」
と、追加で入れていく。
*/
/*
想定の5倍ほどミントが入ったところで思い出す。
*/
「確か火の通しすぎはおいしくないのだったわ!」
/*
最後に入れ忘れていた人参を荒く刻んで入れたが、ものの3分ほどで火から鍋を上げる。
*/
「そうね、汗をかいた時は多めに塩分を取れば回復が早いと書物で読んだのだったわ。」
/*
最後に、鍋にひとつかみ塩を入れてかき混ぜた後、ボウルによそってガルセウヌのところは急ぎ持っていく。
*/
「お待たせしてすみません!あり物でまとめましたのでみんなほど洗練されてはいませんが……!!
体に良いものをなるべく選んで作りました!」
>>140 ソラ
「…………お前な」
イグニスは反論しようとして、しかし唇を閉ざした。ソラは暗雲を纏って青白く、けれど確かになにかを伝えようという顔をしていたから。
「……は? なんでここでクロの話が出てくるんだよ!」
だからこそ、続いた想定外の言葉にイグニスはぱちくりと瞬きをし、怒鳴る。
「どうって」
暫く言葉を探すように表情を変え─────、
「…………まあ、見どころがあるって認めてやってもいいぜ? そんくらいだな!」
イグニスはそんなことを言った。
/*
最後に、鍋にひとつかみ塩を入れてかき混ぜた後、ボウルによそってガルセウヌの
/*
急いだあまり味見を忘れたそれは、赤茶色にまだらにうぐいす色のペーストが混ざる中に角が鋭利な形を保ったままのぶつ切りにんじんが浮き沈みする、隠しきれないさわやかな匂いを放っていた。
頬を紅潮させて、頼れる先輩騎士の回復に役立つ……!
味よりは効能優先なのだわ!と、瞳をキラキラさせてヒルダスープを差し出した。
*/
>>+88 カリン
「ありがと!」
思ったより早く、というか全然待たずにでてきたそれはやはり見慣れないもので。
スプーンで黄身を崩してご飯と混ぜ、少しの薬味と一緒に一口。
「…?……!!」
どろっとした食感に一瞬戸惑ったが(白身の混ぜが足りなかった)、とろとろの卵が絡まったご飯にほんのり香るゴマ油、そしてネギやゴマがアクセントになっていて、後から爽やかな香りとピリッとした辛味が舌をくすぐる。
シンプルな見た目に反してしっかりとした料理だった。
さらさらと食べれるそれはあっという間になくなってしまった。
最後に緑茶を飲むとはー、と息を吐く。
「すげぇ美味かったありがとう。後からくるピリッと辛いやつ、あれ特に好きだ」
ヒノクニ料理すげぇ、と心の中で呟いた。
>>+94ヒルダ
「おう!待ってたぞ!」
そう言い料理を受けとると、いいや、受けとる前から漂ってくる"さわやかすぎる"匂い。
見ると、お世辞にも綺麗とは言えないスープの色。凶器とも思える様な鋭利さがある植物が浮いている。
最早これはなんの料理かが分からない。分からない、が、分からないからこその栄養満点料理なのだろうと唾を飲む。
チラ、と後輩の顔を見る。その顔は、ガルセウヌの為を本気で思って調理した事がはっきりと分かる顔をしていて。
ガルセウヌは、先輩としての勇姿を見せる為。後輩の奉仕と頑張りを無下にしない為。
ーーーーー一気に料理を頬張っていくーーーーー!!!
1(4)
────ゴトッ
小太刀についているクリスタルを外して食堂に置く。
悔しくて、悔しくて、悔しくて。
名残惜しそうにクリスタルを眺めて、部屋を出た。
クリスタルの宝石言葉は純粋・冷静沈着・明晰。
自分はその言葉を受け継げるくらい、立派なものになったのだろうか。
1人、砦の中を歩く。
この砦に来て色んなことがあった。
カリュドーンを狩ったり、皆の朝食を作ったり、手合わせしたり、賊を退治したり、変な餓鬼と闘ったり...。
それは1人でやってのけたことではない。
必ず誰かがサポートしてくれて、気を遣ってくれて。
初めて成り立った事だ。
そんな仲間から追放を余儀なくされる。
「う、上手いじゃねぇか!!!!!」
言うと、最早一切の躊躇なく、次々へとスープを頬張っていく。
ミント、塩、ニンニクの風味が奇跡、いや喜劇の様に混ざり合い、脳髄を揺らす程の旨味を持って、人生29年の男の舌の常識を揺るがす。
ハーブが上手く染み込んだのか、何か別の化学反応でも起きたのか。人参は驚異的なまでの柔らかさとなり、噛む度に謎の旨味の汁が溢れてくる。
強すぎる塩気は最早食欲を促進させる役割しかなく、喉が渇く。スープを欲する。喉が乾く。と、薬物患者の様な飢餓感すら感じられる。
「やるじゃねえかお前!!こんなに上手いものがつくれるたぁ、料理人にもなれるなぁおい!!」
言い、ヒルダの頭を撫でるだろう
>>+95 ノア
無邪気に笑って受け取るノアの対面の席を座って、食べる様子を緊張気味に眺める。
サリーナでは卵を生で食べる文化はない。気に入ってくれるだろうか。と恐る恐る黄身をつついて、驚いた様に背筋を伸ばしながら食べた彼を見て、ゴクリと生唾を飲み込んだ。
だが、さらさらとご飯を食べ進める彼を見て安心したように眺めていると、空になったお椀とコップを見て、満足気に笑う。
「どういたしまして!
柚子胡椒の事?私も好きだよ、美味しいよねえあれ。
明日はヒルダと一緒にオムレツ作る予定だから楽しみにしててね。」
そんな他愛もない話をしていれば、ヒルダの料理に逃げ出すノアが見えて、その背に手を振る。
明日も、美味しそうに食べてくれるノアに料理を作ってあげようと思うのだった。
「あーあ。もっと色んなヤツと手合わせしておくんだった。
特にカリンやセンゾウなんかは面白かっただろうな。あとはクロエとかイグニスとだって...」
結界の近くで寝転がりながら思い耽っている。
「アルバート....」
自分のバディで分かりやすいやつでそれでもってとてもいいやつ。
先程の決定了解の時だって、酷い顔をしていた。
ふふっ、と自然の笑みが零れる。
「ごめんな、アルバート。
こんな濡れ衣掛けられてお前と別れる事になるなんてね。
悔しくて仕方ない。」
>>141 イグニスつづき
バディとして対等な立場なら、嘘偽りない関係でいたい。
彼と話して、戦って、楽しんで。……だから、隠し事をしている事にチクリと胸が痛むのです。
「ボクは…………。」
本当の事を話して、どうしたいのか分かりませんでした。
女性であることを伝えて彼が自分に対する態度を変えて欲しいとは思いません。
貧民である事を伝えて、彼が自分を見る目を変えて欲しいとも思いません。
何より、そんな嘘つきとバディを共にして貰えるのかも分かりません。
彼がどう答えるかが全く分からない事が、怖くて、怖くて。
今の関係を壊してしまうのではないかと心は警鐘を鳴らします。
それでも、彼に嘘はつきたくありませんでした。
頭が真っ白になって、肩が震えあがるのもなんとか噛み締めて。
「………本当は、男じゃないんだ。」
そう、彼にだけ聞こえるように、呟きました。
>>+98 ガルセウヌ
「ありがとうございます!!
いえ、大変教えるのが上手なセンゾウ、グラジナのおかげなのです。
お手本になったアルバートのスープも本当にやさしくて……!」
/*
いいものを集めたらやはりおいしいのだわ!と、手本を示してくれた同胞の顔を思い浮かべる。
自分の作った料理をこんなにも美味しそうに食べてもらえるのは、なんて幸せなんだろうと思い、ほかの仲間にも勧めることにした。
*/
「{トパーズ ノア} ねぇ!お夜食によかったら、ぜひ!」
グラジナが小太刀にはめられたクリスタルを置く姿を見た。明日、グラジナの姿は無い。これが最後だと思うと、声が聴きたくなった。
──声をかけて、そのあとは?
唇を噛みしめる。彼を指名したのは自分だ。今更、顔を合わせて会話が出来る立場でない事は分かっていた。
グラジナが食堂を去る音を聞くまで、顔を上げることが出来なかった。
>>+100ヒルダ
「まさかこんだけのもんが食えるたぁ、言ってみるもんだなれれ。そうか!良い仲間をもったな。かけがえのない宝としろよ。
なんかしはんが、肋骨の痛みも感じなくなったぞ。
ほれ!ハッハッハッハッハ!」
そう言い、大きく屈伸運動をしただろう。
「よっこらせっと。
ゴブッ。
おお?痛くないんだがな。ハッハッ!治りかけてるってことかもな!」
体が突然快調になったのか、ヒルダがノアの元に向かった後、体をもう一度大きく捻る。先程まで、少し動くだけでも激しい痛みが走っていた体が、嘘の様に痛みを感じない。
何故か口から血が出てきたが、痛くも痒くも無い為気にも止めなかっただろう
「ダンチョー。」
誇り高き騎士団の団長。ファルス王子。
「俺は、貴方に見合う剣となれたでしょうか。毎日挨拶してくれて可愛がってくれて、この感情は変かもしれませんが、楽しかった。」
手合わせをする者も少なくなってきた。みな、疲弊しているのであろう。外に出された者達は、もしかすると鬱憤を晴らすように戦っているのやもしれないが。
……昨日の決定あたりから、恋というものについて考えていた。気持ちは抑えきれるものだと思った。衝動は理性で抑えるものだと。しかし。無理に抑えつけるのはよいことなのだろうか、と。
自然にあふれる気持ちを、己の中で誰にも知られず殺すことは…………そこまで考えて、心の奥に青い髪が現れる。それは、先日見た彼女の、流れるような青い髪ではない。ふわりと風に浮いて、どこか頼りない───
──一人になろうと思い、また、誰も居ない、月明かりの下に来た。
かさ、と昨日の手紙の続きを取り出した。丁寧に目を通していく。
>>+99 カリン
「ひ…ヒルダと…?」
先ほど偶然見えてしまったものを思い出しサァッと顔から血の気が引いていく。
ヒルダは仲間だ。共有としてグレたりしながらもちゃんと頑張ってくれていた。
そんな仲間を無碍にはできない。
………できない、が…
「それ、は…楽しみダなぁ、うん。
あ!怪我!怪我しないようちゃんとヒルダ見てやってな!!」
声が裏返りつつ思考を巡らせていると上手いことを思いついた。
カリンが見ていてくれればあの恐ろしいものにはならないだろう。
ふぅ、と一仕事やり遂げたと安堵したところに死刑宣告を叩きつけられた。(>>+100)
>>2:#1,>>2:#2
月明かりの下立つあなたは、唇を引き結んで私を見ていました。私は、あなたのことを王子だと知らなかったから。はじめは、(明日から一緒に実験をするのかな、かわいそうに)などと虚ろに考えておりました。
すると、あなたは手に持っていた鍵で私の手枷をはずし、そのまま、私の手を取って……牢から出してくださいましたね。
「今夜なら出られる。さあ」と、囁かれたときの声は、今でも耳に残っています。
足に力が入らなくて、転んで、周りを水びたしにしてしまっても。あなたは嫌がることなく、私を助けおこし、水のように揺れる私の手をやわらかく握って、裏口まで連れて行ってくださいました。
城壁の穴のところまで案内してくださり、そのまま逃がしてくださいました。
あなたの黒い髪は闇に溶けて、あなたの青い瞳が月の光を吸って、とてもきれいだった。後にあなたが王子だと知った私は、いつかあなたに……《恩返し》をしたいと、その日誓ったのです。
>>+102 ノア
「大丈夫。私ちゃんと基本は習ってきたのだわ!
それにガルセウヌ殿がとても褒めてくださったの。
連日あなたも砦の外で疲れているはずなのだわ。
少しでもこれで、元気を出してもらえたら……!
お料理とはほんとうにすごいことなのだわ!
魔法ではないのに、おいしく体に良いものができるのね!
ああやはり……実直に剣を極めよというサリーナの教えは正しいのだわ!!」
/*
異臭のするスープをノアにたくさんよそって差し出す。
*/
>>147 ソラ
「……男じゃ、ない……?」
イグニスは小さな声で聞き返した。今までのソラとのやり取りが頭の中を駆け巡っていた。はじめに握った、たおやかな手のひら。女のような声を出すな、と言った時の表情。置いていった理由を問い詰めた時の、上ずった声。
それから。
───大したことない理由で、ごめんね。
そう告げた、寂しげな笑顔。
「それ、は。……お前、んで、そんなこと」
ピースが繋合わさっていく。プロフィールカードにさえ、嘘を書いていた。その事を思い出して、イグニスは唇を震わせた。
「なんで、そんなこと!」
>>+103 ノア
「私はあなたほど上手ではないから冷めたらおいしくなくなるかもしれないのだわ。
大丈夫、お野菜のスープだもの。お腹を温めて寝やすくなるはず。
初めて、とてもうまくいったの。お料理を褒められるのは初めてだから、いろんな人に喜んで欲しくて。
いけないのだわ。もう成人しようとしているのに子どもみたいにたくさん褒めてもらいたくなるだなんて。
……でも、お腹がいっぱいなのね。
ガルセウヌ殿はお腹が空いてらしたから……空腹こそが最高の調味料らしいから……
ノアに今無理をお願いすべきではないのかしら?
ならばこのスープはまた明日味を足して温めなおすことにするのだわ」
「あれ……?ノア?
お行儀が良くないのだわ食べながら寝てしまうだなんて……
ふふ。よほど疲れていたのだわ。
私も少しはしたないかもしれないけど、殿方の寝所まで運んであげる。おやすみなさい。ノア」
/*
ノアを抱えると、右肩にうつ伏せになるように乗せて運んでいく。とてもとても幸せな気持ちで、頬が緩むのを堪えきれずニコニコと1日を終えた。
*/
>>#0
思い出した。時折引っかかっていた、あの青い髪を。
頼りなく揺れ、ふらついては転ぶ、濡れた瞳の少女を。
──悪童だった時分、城の外壁の綻びを抜けて、騎士の遠征を真似ていた。その日もいつも通りに遊んでいたら、大人に引き摺られるよう連れてこられる彼女を見た。
きれいな《ひと》だと思った。その後、彼女が異種族であり、実験の対象として牢につながれていることを知った。
異種族は一様に憎むものと教えられていた。しかし、その教え以上に俺の心に刻まれていたのは、「弱きを助け、強きをくじく」という、騎士の教えであった。
あの美しくか弱き少女は、《弱き者》だと……無邪気に思い込んだのだ。
悪に囚われた姫君を助けるかの如く、俺は小さな冒険をして彼女を助けた。
彼女は俺をきれいだと書いていたが、あの日の彼女こそ、月明かりで出来ているのかと思うほど、確かに美しかったのだ。
「……今日はもう寝よう」
>>149 グラジナ
部屋に戻る途中、砦の中で1人歩くグラジナを見た。
毎日挨拶をしてくれる彼は……平素であれば、側において訓練に付き合うなど可愛がっていたかもしれない。
しかし今は……。何も声をかけてやれないことを悔しく思った
■日誌■
朝餉:タマゴトースト、パンプキンスープ、サラダ
夕餉:子鹿のカレー、サラダ、フルーツ
襲撃者:ヨルダ
占い結果:
ソラ→クロエ❺
クロエ→ユーディトD
議論の決定:
ソラ→スクルド
クロエ→アルバート
護衛→両名クロエ
追放→グラジナ
模擬戦闘:なし
>>151 イグニス
彼の動揺に、疑問に、ああ、もうこの場から消え去りたいと言う衝動を抱きますが、理性は冷たく冷たく過去の自分を振り返らせるのでした。
彼の疑問に、ぽつ、ぽつと答えていきます。
「……ボクは、元々魔法を使える家族の1人として、処刑される予定だったんだ。この世に元からいなかった存在。それが“私”。
…ただ、ボクだけは魔力の種類を見抜く魔法だったらしくて…ボクを保護してくれた魔法取締役の…ボクの親代わりの人がね、ボクに「ソラ」って名前と、彼の宝石…「カルセドニー」の姓を………2つ目の人生をくれたんだ。
だから、黒狼騎士団に居る『ソラ・カルセドニ』は、騎士団に憧れた、神官上がりの男の子。
…黒狼騎士団に忠誠を誓っているのは嘘じゃないけどね。
さて、それならキミの前にいるのは……誰でしょうね?」
月夜に照らされながら、彼の顔を見つめます。
あの時見たまだら模様の顔は月に照らされてまた違った顔を見せるのでしょう。
「自分の行動で疑われてしまっている事は、複雑な気持ち。能力を買われているからこその視点だったから、なんとも言えない。けれど、誇りについて触れられるとは思っていなかったから心外だったけど。…この話は終わりにしようか。感情論でどうにかなるなら、とっくに声を荒げているしね。」
「今日占われる事は正直ホッとしてる。自分の届かないところを補ってもらえるからね。勿体ないとは思うけれど、自分ではどうしようもないから…弱気でごめん。」
「えっと。クロエと狼、どちらが本物か。ソラからしてみれば、あとは出揃った役者を当てはめるだけになるから明日の結果次第な所はある。だから、今日は省略。」
「クロエが本物だとした時の内訳を、今日のタイムリミットまでに考え終われたら良いのだけど。」
>>154 ソラ
「……」
それは、イグニスには想像もつかない話だった。イグニスは顔を顰めて、ソラをじっと見た。風が彼の──彼女の髪を通り抜けて、さらさらと揺らした。そんな様子を見つめて、それから、イグニスはフッ、と笑った。意地の悪い顔で、いつものように。月が雲に隠れて、帳が一層濃くなる。
「知るかよ」
そういうと、イグニスはソラにぐっと顔を近づけた。
「いいか。俺がお前について知ってるのはな、お前がソラって名乗ってて、それなりにマメだがサボる時はサボるやつで、…………」
イグニスはソラの特徴を並べ立てるように話した。
「……んで、この俺と決着を付けられないほど互角に戦った、俺のバディってことだけだな。お前の昔の名前とか、今どんな気分でしょうかとか言われても知らん!」
「大体、対等かどうかってのは俺様が決める。何勝手に対等じゃなくなる前にとか言い出してんだよ、ソラのくせに生意気なんだよ」
******
占い師:クロエ
異種族:ブレイ-ソラ-スクルド
霊能者:ノア(カリン)
魔法使:カリン(ノア)
スパイ:グラジナ
首席者:ヨルダ
******
紙に書いた内容を読み上げて、そのあと説明をするわ
「魔法使い、スパイの位置が曖昧なのは、ブレイについて結果が揃っていたから。どちらでも問題はないはず。」
「ソラが魔法使いだと思った時もあったのだけれど、そうなると霊能者に異種族が2人いた事になる。そこが少し腑に落ちないんだ。クロエが発表した後だったから、わざわざ出る必要は無かったわけだし。だから、ソラの異種族は間違い無いと思う。」
「霊能者にスパイが入っているならば、ソラが魔法使いの可能性は残っているのだけれど、その場合、狼がブレイ-スクルド-イグニスorグラジナになるけれど、ちょっとしっくりこない。
スパイについてはカリンは最初に名乗り出た。ノアは追放者を決めるときに自分で良いと挙手をした。どちらもスパイ像から遠いから選択肢に入れていないよ。」
「この異種族内訳から、空白になっていた襲撃先は何処だという話になるんだけれど、…ここはやっぱり、グラジナ説が一番高い。ちょっと前までスクルドを挙げていたけれど、それは襲撃先というより本人の発言から拾っていたんだよね。しかも、初っ端から彼を狙う意図が読めない。事故…というにはお粗末な理由になる。」
「以前も説明した通り、異種族は初めからブレイが捕捉され、追放されるから早めに首席を襲いたかったはず。結果、失敗。」
「これが一番考えている中で正解だと思っているよ。」
******
占い師:クロエ
異種族:ブレイ-ソラ-イグニス
霊能者:ノア(カリン)
魔法使:カリン(ノア)
スパイ:ヨルダ
首席者:スクルド
******
もう一つ読み上げて、自傷気味に笑う。
「………こっちは感情論が多めだから、あまり理論的に展開は出来ないんだけれど…首席を早く消したくて、ヨルダを狙って失敗した説。初めての襲撃先が無いとわかった時、ヨルダはその時から首席を名乗ると決めた。という話。」
「けれど、それにしても守っていた時の手応えのなさよりも、手応えがあったという方が信憑性は上がる。そうしなかった理由は、裏をかいたとか。…本当、想像でしか話せないや。」
「イグニスについては、ソラが最初に見れる相手だからバディでもある仲間を選んだ。だからイグニスの初動が重たかった、というものになるかな。」
「……我ながら、ひどい考察だとはわかってる。こっちはただの希望的観測だよ。本気で提唱しているわけじゃないから、聞き流してて。」
グラジナがもしスパイならば、首席だと名乗ったのではないだろうか。それをしなかったから、本当は濡れ衣を着せられただなのではないか。そんな、自分にとって都合の良い考えなことくらい、わかっていた。
>>156 イグニス
彼のいつも通りの振る舞い、そして彼なりの言葉の数々に、思わず笑みが零れます。
嘘をついた事を告白しても、彼は認めてくれるのです。それに心の底から安堵しました。
「た、対等に関しては…!……石を砕かれたら、ボクは騎士じゃ、なくなる、から…。そうしたらただの村娘みたいなだもん!イグニスが良くてもボクが嫌だ!」
彼の言葉に我儘を返してしまいましたが、今まで抱えていた過去を吐き出されて、それでも受け止めてくれた彼に最後には「……ありがとう。」と呟くのでした。
「イグニスの事も知りたいな。また…機会があれば、でいいからさ。」
[ガルセウヌから全身が痺れるような返事を貰い( >>+69 )、昂揚した気持ちのまま鍛錬を開始した。──ところで骨の軋むような音が聞こえた気がしたが、気の所為だったのだろうか。
先程の一戦を忘れないよう、頭の中で何度も繰り返し再生しながら、改善点を探し出す。
ダガーをもう少し右に投げていれば、短剣への対応を遅らせることができたのではないか。足払いをした瞬間に転ばせるにはどうするべきなのか。喉元に短剣を突き付けた際、抵抗されない可能性はゼロじゃない。体重差のある相手だと、乗り上げた所で振り落とされる事もあるだろう。そうなった場合、次に取るべき行動は?
次、次、と、考えながら身体を動かした。
目の前に敵がいると見なして、剣を振るう。技を仕掛ける。地面を蹴って走り出す。]
………ハッ……ハァ………ハァ……ふぅ……
[投げたダガーが、落ちる葉を1枚仕留めた所で、今日の鍛錬を終了した。
肩で息をし、顔を伝う汗を拭う。
気が付けば、もうすっかり夜だった。]
……………お腹、すいた……
[思えば朝から何も食べていなかった。
アルバートの真似をして、その辺に生えている草を採ってはみたのだが、とても食べられるものではなく。仕方がないので、ポーチの中に入れていた携行食のドライフルーツを取り出し口に放り込んだのだった。
ぐるぐるぎゅるぎゅる、腹の虫は収まることを知らない。賑やかに大合唱しながら、食べ物を早く寄越せと鳴いている。]
はぁ………戻るか………
[戻る場所はひとつしかなく。しかし、どうしても顔を合わせたくない奴らもそこにいて、急激に足どりが重くなる。
わかってる、わかってはいるのだ、彼等が思い出の中の他種族とは違うのだと。けれど、どうしたってそう簡単に割り切れるものではない。簡単に割り切れるものなら、ウィアに対して、あんな殺意の篭もった眼差しを向けることだって無かっただろう。魔法使いもまた然り。
そして、あともう一人。]
…………ヒルダ。
[砦の中に置いてきてしまったあいつ。
先に宝石を砕かれ外に弾き出されてしまったことが、彼女が辛い時、すぐ傍に居てやれなかったことが、どうしたって許して貰えるとは思えず、顔を合わせにくいと感じていた。どの面を下げて会いに行けば良いのかと、不安だった。
けれど、このままでは駄目なのだと分かっている。だから、きちんと顔を合わせて話しをしなければならないのだろう。]
>>162 ソラ
「……ソラ。てめえは、騎士団を──俺を裏切ったり、してねえよな?」
イグニスの瞳が、鋭くなる。けれど、静かに首を振ると、溜息をついた。
「……ったく、潔白なら、また次試験受けりゃいいだろうが。仕方ねえからバディの椅子は開けて待っててやるよ。ふん、先輩になっちまうけどなァ」
「っていうかお前、なんか話し始めたけどな、俺が話があるっつったのはそれだよ! んだよあの弱気な手紙は!!
俺様のバディだろ! 書くならもっと気合い入れたこと書けよ!」
ひとしきりソラに怒鳴ると、イグニスは満足したのか腕を組み直す。ソラのありがとう、という言葉には、満足そうに鼻を鳴らすだろう。
そうして、最後の言葉に、イグニスは目を細めた。
「…………気が向いたな」
[明かりが見えてきた。もうすぐで辿り着くといった時、ブルりと肩が震える。悪寒とも取れるそれは、この先に行ってはいけないと告げられているようだった。
しかし、この先にあるのは簡易的に作られた騎士団の野営地。恐れるものなど何も無いはずだが──]
……まぁ、いいや。とりあえずご飯……
[明かりの先に近づけば近づく程に漂う、異様な程に爽やかな匂い( >>+94 )。そして、何故だか伸びているノアを担いでにこにこ笑顔で立ち去るヒルダの姿( >>+108 )。
………いや、きっと気の所為だろう。さっきは何も見なかった。恐ろしいものなど見なかった。それでいいじゃないか。気にしたら負けだ。]
……俺は、なにも、見なかった!!
[そう独りごちれば、調理場へと向かう。テーブルに置かれた異様なオーラを放つそれを無視して、食材の入った箱へ手を伸ばす。どうやら、何も用意されていなかったようだから、簡単に作れるものを作って食べようと思って。]
「………………」
食堂には、自分とクリスタルだけ。
日の出とともに宝石が砕かれる。風紀委員は、ヨルダとユーディトだった。
追放される者達は、自身の宝石を砕く相手を決めている者もいた。グラジナが自分を指名しなかったことは、きっと優しさだろう。自分自身も、グラジナの宝石を砕くことはしたくなかった。けれど、誰かに砕かれることも嫌だった。
───だったら。
「…………………」
頭をぐしゃぐしゃと掻き、自制する。まだグラジナが相対する存在と決まった訳では無い。あくまでも、全て可能性の話で、まだ彼が敵であり、悪であると決まった訳ではないのだ。
自分の手でクリスタルを砕けば、この一縷の望みを断つこととなる。それだけは、それだけは。
>>163 イグニス
彼の1つ目の問いには、少し困ったように返します。
「きっと明日、また分かる事が増えるから…ね。」
「…イグニスが先輩……。ちょっと風紀乱して新人騎士残留とかする気ない?」
そこそこ真面目なトーンで彼に訪ねます。
「ひえー!ボクだって精神的に辛くなる事とかあるんだからいいじゃん!!
気合いってなんだよう!イグニス砕かれたら許さないから敵を返り討ちにしてくれって書けば良かったの!?」
彼の怒鳴り声との応酬に、変わりないバディの姿を見て安堵感と共に、少しだけ零れそうな涙を拭って、笑いかけます。
「…ん、分かった。ボクがこんな赤裸々に話したんだからイグニスだってしっかり話してよ!約束!」
そう言って、小指を彼に差し出します。
>>165 ソラ
「……ふん。そういや、もうすぐ夜明けだな」
イグニスは、なんとはなしに空を見上げて、それがうっすらと白んでいることに気づく。
「ほぉ? 言ってくれるじゃねえか。……ってか俺が風紀を乱したことなんかねえだろうが!」
「……んー、まだそっちの方がマシだな」
イグニスは採点でもするような口調で頷いた。
差し出された小指に顔をしかめると、それでもイグニスはその指を握るように掴んだ。そして一瞬だけ小指を絡めると、すぐに手を離す。
「…だから、気が向いたらな!」
黄昏れるように手紙を見つめるファルスを眺めていた。
ちょっとでもお側に寄りたくて、結界に触れれば柔らかな水の感触が阻む。
「⦅……ファルス様。⦆」
誰よりも大切に思う人の名を告げれば、胸が締め付けられた。
私は、あの御方に助けられた身。例えあの御方がそれを覚えてなくとも―――この想いが報われなくとも、私は構わない。
恋はするものではなく、落ちるもの。誰が言った言葉だったか。
私がその言葉を理解したのは十三の時。ファルス様が助けて下さった一年後だった。
あの御方の側に胸を張って並び立てる、そんな女になりたくて協力した。その事に後悔はない。
双子の兄のように、自由に生きる事は叶わなかったけど。それでも、私の幸せは確かにここにあったのだ。
……なのに、どうしてこんな事に。
かんばせに僅かな翳りが見えた時、ファルス様の背が小さくなる。彼も帰るのだろう。
ならば私も帰ろうと、地面を強く蹴って木の上へ移動する。
ベッドがない代わりに、木の上で眠りにつくのがよかろうとそのまま瞼を閉じる。寝心地はあまりよくないけど、連日の疲れが眠気へと誘った。
[適当に食材を取り出せば、左腕に付けていた篭手と手甲を外して脇に起き、料理が作れるように準備をしていく。
肉を細かく切り、玉ねぎもみじん切りにすれば、肉から順に油を引いたフライパンの上で炒めていく。適度に塩を振りかけ、味を調節しつつ、肉と玉ねぎの色が変われば火から下ろした。
卵2つをボウルに割入れる。本当は牛乳があれば良かったのだが、この際贅沢は言えないだろう。塩と胡椒をすこし投入すれば、菜箸でそれら全てを手際よくかき混ぜていく。
フライパンを再び熱し、熱くなった事を確認すれば油を引いて、卵を全て流し込んだ。
所々半熟の状態にするよう、適度に混ぜつつ火加減を見る。底の方が熱で固まり始めれば、先程炒めていた肉と玉ねぎを卵の上に乗せ、それを隠すかのように卵を丁寧に覆いかぶせた。
皿に盛り付け、仕上げにケチャップをかければ、オムレツの完成だ。
さっき見つけたパンも合わせて、今日のエイダンの晩ご飯となった。]
………ふぅ、なんとかなったな。
いただきます。
[皆が寝静まった頃、今日初のちゃんとした食事だった。自分で作ったから、特に美味しいと感じることもなく、ただ黙々と食べ進める。]
ごちそうさまでした。
[一人きりの食事は、存外早く食べ終わる。美味しさをあまり感じることはなかった。
こんな食事はいつ以来だろうか。こんなに1人は寂しいものだっただろうか
しかし、考える間もなく食器と調理器具を片付け始める。誰かと鉢合う前に、そっとその場を後にする為に。
今夜も空には綺麗な月が輝いている。
なんだか、それが無性に寂しく感じてしまった。]*
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