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[慌てふためきながらわちゃわちゃと決定を出すバディに、ついついフッと笑みが零れてしまう。
いつかはやると思っていたが、まさかここでとは思っていなかった。]
【諸々確認したぜ】。まとめ役、お疲れ様。
[他の面々に慰められているヒルダを見ながらそう言って決定了解の言葉を返した。]*
>>205メロ
「んーもちろんクロエが人でないなら身内切りの可能性もあるとは思うよ。
クロエが魔法使いで適当に異種族だ!っていったブレイが本当に異種族であることよりは。
ただ、結論ブレイが異種族であると考えてるでいいんだよね?
それならクロエの真目は上がらない?どうしてクロエとブレイが異種族って方向に流れるんだ?」
>>214ヒルダ
「【確認した】」
>>225アルバート
「あ、おかえりアルバート。結構色んな物を取ってきたんだね」
ほうほう、採ってきてたものを見る。
「じゃあ俺はデザートでも作ろうかな。ミントとかある?」
「理由、必要だね」
「どうしようね」
「あのお兄さん、優しかったよ」
「ご飯持ってきてくれたお兄さん、優しかったね」
『ねー!』
>>229ミズリ
「本当はもう少し手際よく作りたかったんだけどね。トマト、生で食べるのも好きだけど、こんな風にスープにするのも美味しいよね。」
>>230イグニス
「ごめんごめん。肉は燻製用しか用意してなくて。身体に優しいスープって思ってよ。…はは、面と向かって言われると、変な気持ちになるね。ねえ、自分のこともし何か知ってたら教えてくれない?」
>>232クロエ
「あー……ごめん。見つけきらなかったんだ。明日用意するつもりだから、今日は我慢して欲しいな。」
>>243グラジナ
「グラジナ、ただいま。デザートまで作れるの?グラジナはすごいな…ちょっと待って、あると思う。……はい!」
>>クロエ
「果物はないけど、グラジナが甘いもの作れるって。それでもいいかな?」
>>236 センゾー
あは。なんだろ?住みやすいのかな。
自然多めだし、がちゃがちゃしてないし……隣のセルナリアより好きだよ、あたしは。この質実剛健って感じの国が。
東国と相性いいのかな。
悪いけど、ブレイとは、ほーんとに昨日蓄音機に残ってる会話くらいしかしてないの!!
ぜーんぜん知らない!!ごめん!!
「あら、決まってましたか。【ノア様の石を砕く】と。
反対はしません。
内訳などもこれなら述べていきますね。少々お待ちを。」
テーブルの片隅に座ったまま、蓄音機を再生して視線をどこへともなく投げる。
「そうだ、私食事当番だったのだわ……」
/*
アルバートの優しい味のするスープと、今日作ったドライサルーラ。かぼちゃのチップスを持って砦の中と結界の近く両方へ行く。
*/
>>239 エクス
「あなたは食べ盛りだからスープにひと味足しておいたのだわ。あと、パンもおまけでつけてあげるから残さずたくさん食べるのよ?」
/*
鮮やかなトマトスープが少し紫がかって見えるが、「体に悪いものは入れていないのだわ!栄養補助は大事なのだもの!」とのこと。
*/
蓄音機に入ればいいなと思いながら、考えを言葉に乗せる。
「さて、自分の考えを話そうかな。どうも個々を見るよりも場の状況から考えがちで、なかなか上手くまとまらないんだけれど、まあ疑問に思ったりしたら聞いて。」
「まずブレイの結果については、ヒルダの言う通り半分に割れると思ってた。昨日話していたクロエについての予想、彼女は異種族でどちらかと繋がりがある線は濃厚になってきたよ。」
「昼間にも言ったけど、クロエが偶然を引き当てた可能性はあると思う。確かに、イグニスが言うように“ヒルダの相棒の可能性があるのに”というケースを考えると、この行動は起こしにくいかも。視点を変えればクロエの本物感は上がるかもだけど、本当にそうかな。」
「1、クロエが偽物で、ブランが本物の霊能者の可能性。2、クロエが偽物で、ブランがヒルダの相棒の可能性。3、クロエが偽物で、ブランが異種族だった可能性。4、クロエが本物で、ブランが異種族だった可能性。これは全部可能性としては等しいと思う。」
「そして彼女の性格を考えるに、ブランがヒルダの相棒である可能性は考えていなかったんじゃないかな、なんて。それは、自分とブランを天秤にかけた時の理由が証明してる。(>>2:234)つまり彼女が異種族だったら【ブランのような、単独行動が激しい人が、仲良しの人がいるはずかない】なんて思って行動に移したのならば、説明は付くんだ。」
「クロエが偽物の場合、別に初日から濡れ衣を着せる事は、おかしくないと思うよ。だから、カリン、ノアのどちらかが魔法使いで、どちらかが同じ異種族って線は大きい。まだどっちがどっちとは考えを伸ばせてないけど。」
「じゃ、次、ソラの話をしよう。ううん、ソラの話をする前に、本人に返事をしなくちゃいけないね。」
イグニスは意地悪く笑いながら、カリンにひかれていく。
「ふっくく、そんな顔してると損だぜ? 色々とな。……じゃ、はじめるか。そっちの黒髪もいいな?」
イグニスはそれから当番の貼り紙で名前を確認した。
「じゃあ行くぜ。エメラルド、カリン。ヒスイ、センゾウ。俺、イグニス・アッカードが立ち会いの元、手合わせを開始する。
表ならカリンが裏であればセンゾウが先攻だ」
+表+
「では────はじめ!」
>>246アルバート
「ありがとう、用意周到だ。流石だね」
ミントを受け取ると食材庫を見る。
(アップルパイでも作るか。ミントは少し刻んでコンポート作る時に入れよ)
──────────チーン
「アップルパイ〜」
>>138 クロエ
「占いへの印象と、他の者への印象を話せ、ということだな。
私は現状、クロエが本物の占い師だと思っている。ただし、これは単なる推測だ。それは、
@クロエが初日にブレイを異種族だと言っていること。
Aそして、ブレイが自らを霊能者だと言っていること。
この2つに依っている。
@偽物が初日から、誰かを適当に選んで異種族だと主張するのはリスクが高く、選び辛いと考えられる。
Aブレイが霊能者である確率は、1/17。当時、すでに他の能力を宣言していた人が誰だったかあまり覚えていないが、少なくとも1/14くらいの確率だろう?これは高い確率とは到底言えない。
だから、どちらかといえばクロエが本物で、ブレイが異種族である可能性のほうが高いと考えているのだ。
」
「……ブレイは近くにいるのかしら?
雨風がしのげる所にいるのかしら?」
/*
彼の騎士としての矜持そのものである剣の宝石を砕くと決めたのは他でもない自分自身。
寄ってたかって追い出したのではない、ブレイが無実なら彼が責めるべきは自分なのだ。
そう思いながらも、彼の切っ先のような横顔がどうしても思い出されてしまう。
しかし、彼の誇りをこれ以上傷つけてはいけない。余計なものは添えずに食事だけ置いておこうと結界の側まで近付く。そうすれば、ブレイの言葉が思い出される(>>2:333)
*/
「……初めましてがお別れの挨拶でなかったのなら、どんな話をしてくれたのかな」
/*
誰に言うでもなく、センゾウから借りたお膳に食事を置いてその場を立ち去った。
*/
「...はっ」
謎のテンションでアップルパイと叫んでしまった。
ホクホクのアップルパイが出来上がりましたとさ。
適当に切って食堂において置いた。
出来たてをアルバートの口に突っ込んだ。
>>253クロエ
「んあ?なにそわそわしてんだ。慌てなくても皆の分あるから安心しな」
ほら、とクロエにアップルパイを渡した。
「食べたい人は勝手に取ってってね」
── 数刻戻って狩りからの帰り道 ──
>>159 >>160 アルバート
[アルバートが掲げた両手に向かって勢いよくハイタッチを交わす。小気味良い音が鳴り、心が少し弾んだ。
そして、その帰り道。きょろきょろ辺りを見回しながら歩く彼の後ろをついていく。]
へぇ〜、アルバートって物知りだな〜!
俺そんなん全然知らなかった。
てか、植物なのに王様ってつけられてるのか?ご立派なもんだなぁ…
[エイダンから見れば雑草と変わらないものをアルバートはなんの迷いもなく刈り取っていく。それを見ながら、自分もと手伝おうとするけれど、やはりどれが食べられるものなのかがわからない。下手に毒のあるものを採ったりしたら大変なので、後ろから眺めるに留めておいた。ここから無事に戻れれば、伯父にでも聞いてみようか。]
…それにしてもアルバートって不思議だな。
記憶はないのにこういう事は知ってんだもんなぁ。
[アルバートに聞こえるか聞こえないかの声でそう独りごちた。
記憶喪失とはそういうものなのだうろか。如何せんなったことがないのでわからないが、そういう所から記憶を取り戻す手掛かりは見つかるんじゃないかと思ってしまう。]
(ま、俺は医者でもなんでもねぇしな。
細かい所には口出ししないでおくか〜)
[そう考え直せば、草を割って進むグラシエラの後に続いた。砦に着いた頃には、すっかり遅くなっていたことだろう。]*
(砦の外に行く少し前)
>>259 エクス
「存外甘えん坊なのだわ。
でも縛られている以上は仕方がないけど、私はあまり器用ではないの。
おりこうにしていたら誰もあなたを傷つけたりしないのだわ。」
/*
まずは口を潤してあげよう、と
アルバートのスープにアレンジを加えたものをエクスの口にスプーンで運ぶ。
*/
>>246 アルバート
「死にかけのジジイ相手にしてるならともかく、俺は肉が食いたいんだよ。今度からきちんと肉も入れるようにしておけよな」
イグニスは偉そうにいうと、アルバートの前で腕を組んだ。顔を寄せると、ジロジロとアルバートを眺める。
「んー……………………。てめえの顔は多分見たことねえな! まあ俺様は覚える価値のあるやつの名前しか覚えないことにしてるから、わかんねえけど」
「おじさんの王子様に遊んでもらおう!」
「王子のおじさんに遊んでもらおう!」
『ねー!』
「人、たくさんいるよ!」
「人じゃないものも、たくさんいる!」
『やったあ!!!』
たったったっ
>>268 エクス
「こっ…………!!これはどういうことなのだわ!?
こら!戻りなさい!!ご飯がまだなのだわ!!
食べてから遊びに行きなさい!!」
/*
決定は間違え、虜囚には手枷をかけられ。
今日はいくつ失敗をするのだろう!
逃してしまったらもう自主退団するしかないのだわ!?
いっときの恥よりは結果を取らねば。
*/
「誰かーーーー!!!!
助けてほしいのだわーーーーーー!!!!!!」
手枷がついたまま、エクスを追いかける。
「ねえ! 皆遊んでるよ!」
「ほんとだ! 剣で遊んでる!
『楽しそー!』
「人のもののくせに」
「魔のもののくせに」
『ねー!』
「誰が強いのかなあ?」
「誰なら、僕に勝てる?」
『ふふ』
>>+9 ガルセウヌ
「人間とは違うか。矢を受けたときのタフネス、剣を投げた
腕力、俺に残ってる人間らしさは目の良さだけか。」
骨を移植してから数年、治癒能力は並外れ、右の腕力は馬を投げれるほどになった。帽子の下には角と思われる骨格が浮き出始めた。
「力があるから歩み寄れない、か。壁1つ張られた気分だ。俺らから歩み寄る手段はないわけだからな。」
「お前が苦手そうなもん押し付けてくれんじゃねえよ。俺もそんな柄じゃないことは分かってんだろ。口先だけの扇動者はもっと口が回るヤツに任せたほうがいい。」
「劣ってる、か。難しいことは分からんがな、あっちの国は模索しながら進んでる気がするんだよ。
ただこの国は"停まってる"、虚しいな。」
>>272ヒルダ
「えっ.....なにして────」
エクスがぴょんぴよんしながら掛けるのを目撃する。
その手に枷はない。
「本決定把握してる! 明日はカリンだよな? 悪い奴には見えないが…まあ、仕方ないだろ。」
夜の散歩に出かけると、剣の音が聴こえてくる。自然と足はそちらへ向かった。
>>269 ノア
「…………それが、君の役目だと言うのか。異種族の企みに巻き込まれ、自分を犠牲にしてまで、それを道連れにすることが……!
ファルス様がゲームを受けた時から覚悟をしていたのか。私が周りの誰かを疑うことすら躊躇っていたときに……
君は強いのだな。技だけでなく、心が。」
==
こうして話していると……ノアが異種族の仲間だとは到底思えなかった。根拠はない。そう、思えなかったというだけなのだ。
==
「んぐ……」
アップルパイを飲み込んで、ソラ宛に返事を返す。その前に、もう1切れ食べた。
>>180ソラ
「なるほどね、これも間違ってたら教えて欲しいんだけれど、ソラが異種族だった場合、アルバート、つまり俺が周りから見て異種族かどうか判断がつかない。」
「けれど、ソラは昨日ケアする必要性があった。占いの対象は襲撃していない、異種族だという濡れ衣を着せていない。あるならば、ソラ-アルバートが2人で異種族の可能性でない限り、アルバートはソラが偽物であっても人の可能性が高い……っていう事を俺にではなく、周りに主張したかった、っていう事であってるかな。」
「おじさんひどーい」
「ご飯くれなーい!」
「梅干しからずっとまってた!」
「お肉もサンドイッチもずっと待ってた!」
『待ってたのに!!』
「誰も来てくれないんだよ」
「昨日の朝から何も食べてないんだよ」
『ひどい』
王子がどこかへ移動する。
模擬戦はいつも見守ってるのに、珍しいね。何か用事でも?
王子を追い続けた先にいたのは知らない子ども。しかし、直感的にわかった。彼があの、魔法を使えるという子どもであるということは。
「だーから言ったのに。監視も拘束も意味ないって。」
席からひっそりと離れる。
目指す先はあの子どもの死角だ。不意をついたら殺せるかな。
『でもね!』
「シューゾー、いい人だったよ!」
「手縄、外してくれたんだよ!」
『ほら!』
「金髪のおねーさんもいい人だったよ!」
「鍵、外してくれたんだよ!」
『ほら!』
「スープは紫」
「血の色は何色?」
『こわーい』
>>エクス
えっ!?なに?なんであの子どもがいるの!?
>>272 ヒルダ
あー!?ちょっとヒルダ、大丈夫!?
何コレ!?
ちょっ、鍵ーーー!!誰か鍵!!
「ね! あっちで遊んでるよ!」
「剣振り回して、遊んでるね!」
『いいなあ!』
「僕もアレやるー!」
「おーじさんと、アレやりたーい!」
きゃっきゃっ
「楽しそうだと思ってた!」
「だから山賊作って、助けてもらった!」
『だーいせいこう!』
「でも飽きちゃった」
「人も魔もよくなっちゃった」
『誰が何でもいいや』
「人でも魔でもいい」
「僕より強いのは誰?」
『ふふ』
■VSエクス■
つきのいし エクス HP14
@基本ルールはカリュドーン狩と同じ(三すくみによるボーナスなし)
A新人騎士3名固定。ファルスに指名された人は攻撃を開始してください。
B制限ターンは1ターン
で、いいかな。
王子の前にはグラジエがいる。
護衛はいるね。王子は気にしなくてよし。
…それじゃあ、許可も出たことだし。
エクスの首を背後からナイフで切りつけた。
>>283
剣戟に見入る前に、子供の姿を捉え顔が歪んだ。誰も王子を護衛せず、"あの"子供と面して話している。刺激しないように、そっと近づいた。
「……誰だ?誰が情報をくれた?誰が逃がしてくれたんだ?」
割って入ることへの非礼は後で詫びよう。飯を忘れていたのも少しは申し訳なかったかもしれない。…しかし、それ以上に大事なのは敵の情報だと判断して、それだけを聞いた。
ファルス王子から命が下る。
攻撃が通じなかったの思い出す。
魔法だかなんだがわからないが、起動するより迅く叩き込めばいい事だ。
「じゃあ、お兄さんと遊ぼうね?」
>>+10ブレイ
「……なんだ、お前、あの模擬戦でも異種族の能力を発揮していたのか。確かに、剣を投げた膂力は尋常じゃぁ無いとは思ったが。
俺はてっきり、あの闘いは人に可能な能力のみを使っていたと思っていたが。正真正銘、本気の闘いではあったわけだ。
ミズリが異種族ではないなら、それを知れば喜ぶのかもしれんな」
「指の一動きで自分の命脈を断てる様な奴等が『仲良くしましょう』なんて言ってきても、受け入れられる奴の方が少ないだろうさ。」
「てめぇよりはマシだおぉん?
まぁだが、戦場で仲間と轡並べて動き回ってる方が性に合うのはそうだな」
「"停まってる"と来たか。
だがな、もし本気でそう思っているなら大間違いだぞ馬鹿め。
この国は大きく動く。必ずだ。
何故か分かるか?それはな、ファルス王子がいるからだ。王子は、団長は必ずこの国を動かす。戦場を共にして、分かったことだがな。団長なら、お前らの望みすらも叶えられるかもしれん。
困難な道のりではあるだろうが、それが出来る程の方だ。団長はな」
>>296ソラ
「やっとわかったよ、これ、俺に向けられた言葉だと思ったからしっかりこなくて。他者に向けた言葉だったんだね。」
間違っていなかった事に、胸をなでおろす。不毛な話し合いは、気力を削ぐだけだ。
「ソラの気づかいは嬉しいけど…【俺は俺自身の潔白を知っている。ルビーを賜った騎士だ。】記憶ない癖にプライド高いって思われるかもしれないんだけれど、この剣は、俺が得た勲章で。他者にそんな風に庇われるような、弱い奴じゃないよ。」
自分のことを蔑ろにした訳ではない、むしろソラは自分の事をソラ自身の立場を異種族だと仮定してでも、人であると主張してくれたのだ。その気づかいはわかってはいるのだが。
記憶が無い、という事で得た情ではないかと少しだけ憤りを感じてしまった。
情けないなと前髪をくしゃりと掴み、負の感情を吐き出すように深呼吸をした。
ファルス王子が、エクスと言う、少年の姿をした魔の者への攻撃許可を出しているのを察知する。
「……あいつは何なんだぁほんと?
騎士に潜入した異種族とも違うようだし、訳が分からん。
クラウヴィス、しっかり記録取っとけよ。
王子に何かするつもりか……?チッ、外からじゃぁ何も出来ねぇ」
「お?センゾウは模擬戦かあ。がんばれー」
メモから顔を上げてひらひらと手を振り、なんとも間の抜けた声援をバディへ送る。
「それにしたってなんか……騒がしいな?
えっ、子供じゃん。皆が言ってたのってあいつのことか」
「ふーん?」
「誰でもいいよ」
「止めれるなら何でもいいよ」
『おいでよ』
「遊んでよ」
「構ってよ」
「憎んでよ」
「争ってよ」
たったったったっ
>>グラジナ >>クロエ >>ヨルダ
>>301ファルス王子
「やだなぁ、ダンチョー。そんな事言われなくたって───」
そう、ファルス王子の方に向き直り、呟き返した。
次の瞬間には空中にいて、エクス目掛けて遠慮なく右足を振り抜く。全体重の乗せて放つ踵落とし。速さもさる事ながら破壊力も兼ね備えている。
5(6)
「…強くねーよ。
覚悟なんて…詭弁だ。
そう言って強くありたかっただけだ。
だからこの決定に安心なんてしたんだ」
…卑怯で、ごめん。
…諦めて、ごめん。
…逃げて、ごめん。
…弱くて、ごめん。
何度も何度も心の中で謝ったのは、ユーディトへか。
残された仲間へか。
どちらもか。
自分でもわからなかった。
>>243 グラジナ
「そうねぇ。砕かれる前のブレイの態度かしら。
ブレイ、抵抗が少なかったと思うのよねぇ。本物と異種族ならもう少し抵抗して護衛をクロエから剥がそうとするんじゃないかしら?ブレイ本物だとしたら…まあ、そうね。騎士としてどうかと思う口の悪さだったわ。
まあ、別陣営にしては随分あっさりした引き際だったように見えて…ね。
クロエが異種族でブレイが魔法使いの可能性もなくはなかったけれど、それも否定されたし。
まあ確かに…クロエが本物で異種族引き当てた可能性もあるけど。
本当に、どうしてそこを占ったのかしら、っていうのがねぇ」
>>288 センゾウ
居合での一閃は苦無にて受け止められる。
そのまま背に回り込まれ、首元へと刃が叩き込む構えが見えた。
――――――だが。
「甘いッ!足元が留守だよッ!!」
回り込む際に両足を地に付けた姿勢ではなく、片足で地面を蹴って旋回したセンゾウの軸足を蹴り飛ばす。転ばせるだけなので手加減はしたが、突然の事にバランスが保てず、背から転げるように地へと倒れた彼の首筋に刃を向けた。
「……勝負あり、かな?」
余裕綽々と言ってのけたが、手合わせとはいえ本物の武器を使っての命のやり取りに心臓は早鐘を打っていた。頬を薄桜色に紅潮させ、小さく肩で息をしながら呼吸を整える。
騎士団長に名を呼ばれ、クロエは顎を引いてその瞳に少年を映した。
サリーナに仇なす者は子どもであろうと容赦はしない。
エクスと呼ばれる少年に斬りかかったヨルダの攻撃は、いともたやすく避けられてしまった。
───柄に手を触れそれを引き抜く。
「…………っ、」
宙に浮き、足を振り抜いたグラジナに続いて、クロエは姿勢を低くし、月光を受けて鈍色に瞬く大太刀を少年へと薙いだ。
5(6)
/*
何ということだ。見通しの甘さから大騒ぎになってしまった。
*/
「えいっ!」
/*
力任せに手枷を引きちぎる。
火事場の何とやらだ。手首は多少痛むがそれどころではない。
エクスの食事を持ってまた走り出す。
今更食べられるわけもないと思いつつ、彼が食べていないことだけは事実なのだから。
*/
グラジナが大剣を振り下ろす。間髪を容れずにクロエが続いた。
テレポートなら時間を空けない方がいい。魔法を使うにもラグはあるはずだから–––
身体を小さく丸め、グラジナとクロエの隙間を縫う。
子どもの交わす間を消すように、下方向からナイフを繰り出した。
1(6)
>>312 ノア
「……そんなことは……私にも、わからない。どうすればよかったなんて、知らない。
ただ私が許せなかっただけなのだ。皆の決定に……宝玉を砕くという決定に、自分を差し出した君の想いが、理解できなかっただけなのだ。その裏に、どれほどの葛藤があったかを推し量ることができなかった。
…………すまない。私は、君にこんなことを言いたかったんじゃない。もっとかけるべき言葉があるはずで、なのに、面と向かうと……我儘ばかりになってしまう。私は君のバディ失格だ。」
>>317 ヒルダ
「おいおいヒルダさん、あの渦中に食事運ぶのは骨だぞお?後にしとけって」
緩慢な動作で相手に声をかける。
「それより手首の手当したら?枷引きちぎる人間なんて初めて見たんだけど」
>>306 アルバート
「あー、ごめんよ。思いついた事をそのまま落としていたから…一息つけて、分けたらよかったね。」
彼の気を揉ませていた事に気づき、素直に謝ります。
「…ふふ、気にしないでいいよ。庇ったつもりはあんまりないんだ。
この件に関しては、ボク自身もこうして思考を晒す事で理解が得られれば、なんて邪な気持ちもあったから。
……でも、キミのプライドを意図せず傷つけたなら、謝るよ。ごめんね。
キミが弱くない事は、昨日…いや、一昨日の模擬戦から見て知ってるよ。期待してるから。」
少しだけ悪戯っぽく笑った後は、一呼吸置いてきちんと頭を下げます。
「…あ、言いそびれてた。トマトスープ、美味しかったよ。ありがとう。」
外が騒がしく、少しのぞいてみる。グラジナをはじめとする騎士が次々と見たことない子供へと剣を振っている。これが、蓄音機で聞いていた妙な子供だろう。そう直感した。
「……………………」
ウィアは結界の外でこの光景を見ているのだろうか。
認めて欲しいと叛逆とさえ思われる行動に出て、大掛かりな結界を張って、皆にゲームをさせている張本人。
異種族で、場を混乱させる相手への討伐命令を聞き、心を痛めてるのではないかと思ってしまった。
「何が正しいんだろうな」
この答えは、記憶を持つ自分なら見つけているのだろうか。
結末が気にならない訳ではないが、自分はまだ考えをまとめ終えてない。あとでグラジナにどうなったか聞こう。
>>314 カリン
激流を泳ぐ木の葉の様に身を躱し背後を取る。
瞬間、視界がぶれ、センゾウは天を仰いだ。
否、空は見えない。見えたのは鋭い刃の切っ先と、頬を染めたカリンの薄笑みであった。
「…負ーけ。降参だ。」
寝転んだ姿勢のまま、苦無から手を離し諸手を挙げた。
ふう、と息をつき跳ね起きる。
「参った。おれが未熟なのもあるけど、マジ強えわカリン。
…つか、おれが忍びだって言ったっけ?まあバレるか。隠してもいねえし。」
そして、いたずらそうに笑い、続ける。
「忍びバレついでに。そのまま足動かすと危ねぇぜ?
そちらも足元にご用心、だ。」
二人の周りの地面は、いつの間にか菱の実で埋め尽くされていた。
「にこにこ」
「ふっふふ」
「楽しい」
「でもまだ足りない」
『黒き牙を食らった気がしない』
「怒りが足りない」
「憎しみを感じない」
「どれも刃が澄んでない」
「…………」
イグニスは勝負の行方を静かに見ていた。決着がついたところで、息を深く吐き出した。
「──そこまで。勝者は、エメラルド、カリン。っち、厄介なもん撒き散らしてくれやがったな」
>>321 スクルド
「わ……わかっているのだわ!!
今持っていってもひっくり返すだけだって……
これ以上私は食料を無駄にできないのだわ」
/*
手首が、と言われて思わず背後に隠す。
*/
「これぐらい……平気なのだわ。
明日には元どおりよ」
「──。」
少年の言葉に、怒りが激しい波のようにクロエの全身を駆けていく。
更に一手を加えようとした時、子どもの瞳が騎士団長を映したことに気付いた。
─────なんだこれは。
実際に素肌で感じた感触は人でなく、スライムのような気色が悪いものだった。
クロエ、ヨルダが追撃をするもエクスは>>328の様に陽気で気味悪いオーラを放っていた。
「ダンチョー!!気を付けて下さい!」
そうファルス王子に注意を促した。
>>331 ノア
「……わかった。
言葉で上手く伝えられないことを……剣を通じて、君に伝えよう。」
>>訓練当番
「まだいるか?手合わせの立ち合いを願いたい」
怒り?憎しみ?
それはそうだろう、そんなもの伝わるはずがない。
「ボクを動かすのは楽しみだもの。」
追撃を加える前に団長が前に出た。
なーんだ、ボクらはもうお役御免?
カリンは得物を抜かずにセンゾウへと駆け出しました。
得物を抜かないで鞘で戦うつもりなのでしょうか。そう考えていると、彼女は間合に入った瞬間、鋭い風切り音と共に太刀を引き抜きました。
そのあまりにも早い一閃は、とても太刀と言う大振りの武器を使っているとは思えず、思わず目を瞬かせます。
それを見たセンゾウは、敢えて前に出る事でその威力を殺しカリンへと肉薄しようとして……。
「…一瞬。」
カリンの対応の方が一手早く、その足払いによって、センゾウは体制を崩され、決着の号令が掛かります。
「……凄いね。数瞬のやり取りがあまりにも濃いや。ボクももっと鋭い一撃が出来るように腕を磨かなきゃ…。」
センゾウとカリンの手合わせから、まだまだ自分の技が未熟なのだと気づかされます。精進しなければいけないと、思いました。
>>332 ヒルダ
「いや別にそこまでは言ってねえけど……何、皿かなんかひっくり返したの?お転婆だなあ」
はは、と笑いつつ救急箱を開ける。
「今更隠しても無駄だよ。自分じゃやりづらいだろ?こっち来なよ」
イグニスの勝敗宣告(>>329)で刀を納刀する。
その頃には荒い息と頬の赤みは引いていた。
>>327 センゾウ
「そりゃどうも。私としてはギリギリの攻防だったよ。騎士としては刀で受け流ししたかったけど……センゾウの素早さなら、その間に暗器を出されて負けるからこうしたの。
足、手加減はしたけど痛むなら冷やしてね。
……任務、暗器。それと里って言ってたから。ヒノクニの出身なら誰だって分かるよ。」
にこっと笑うと、飛び起きる彼の言葉に周囲を見た。気づけば辺りは菱の実で埋め尽くされている。
真っ黒の皮に鋭い棘のようなものが見えて困り果てた。
「……いつの間に。こんなもの出せる暇があるなんて、実は結構余裕だったでしょ!?」
蓮凛丸を抱き抱えると、センゾウに詰め寄った。
「全部消して!!今すぐ!!さもないと……斬る!!!!」
小動物が威嚇するみたく、わかりやすく唸る。
>>341 スクルド
「騎士相手にお転婆は礼儀を欠くのだわ!!
あ……あなたには私が手当てをした貸しがあったわね……
随分早い気もするけど、早期返済させてあげるのだわ!」
/*
隠していた手首をそろそろと前に出し、スクルドに見せる。
*/
>>342 エクス
彼の者は臆すことなく、こちらへ駆けてくる。
その動きは、鍛え上げられた騎士達には到底及ばぬ緩慢な、大振りな、隙だらけの愚直なものだ。
しかし、所詮子供と頭を掠めた一瞬、彼の気配は既に目前にあった。
「くっ」
咄嗟に避けるも、刃は風を切って左腕を切り抜ける。
飛び散る血を確認する前に───目を閉じる。
魔の者を斬るのに瞳は不要。心眼さえあれば良し。
ここまで得体の知れぬ相手に相対したことはあっただろうか。
邪念を払い、己の剣先を自らの目とする。
俺は到底子どもとは思われぬその気配を追い、騎士団の剣を横薙ぎに振り抜いた。
6(6)+2
>>344 ヒルダ
「そりゃあ悪かった、怒るなよお。
そうだな、あー、元気が有り余ってて素晴らしいな?」
出された手首を見て、うへえ、と大げさに眉をひそめる。
「こりゃあしみて痛いぞお。恨むなよ」
4(100)
「ナイフ?魔法じゃないの?」
いつでも動き出せるよう、警戒したまま戦況を見守る。
炎の塊でも撃たれた日には、身を呈して守るしかないと思ったけど。
あのエルフといい、魔法は使えても武器は必要なんだね。
あっ。
「流石は団長様、助太刀なんて必要ないね。」
ファルスの一太刀に警戒を緩める。
これで、決着はついただろう。
>>339 ノア
─────間合いを測る。数歩で射程内に飛び込めるだろう。もう一度、レイピアの柄をしっかりと握り直す。心を落ち着け、目の前のノアを見据える。
相手の呼吸を読む。力の抜ける一瞬を見逃さず、真っ直ぐに相手に向かって地面を蹴った。一歩、二歩。
相手の構えの、敢えて正面。利き手側寄りの防御死角に、レイピアの切っ先を叩き込む。
──────────────────
もう一度、彼の顔を見た。今彼は何を思うのか、窺い知ることはできない。彼と打ち合えばわかるかもしれない。彼と打ち合えば、私のこの言語化されない想いも、もしかしたら。──────────────────
「はああああああああああ!!!!!!」
5(6)
たったったったっ
−−見えるエクスが王に迫る。
否、既に迫っている。
目に映るものは子供ながらの児戯で、虚栄で、偽りであることを、かの王は知っている。
『あっ』
右手が捉えるはずであった王の左腕が僅かに剣戟を逸れたことが、エクスにとって、そして王にとっても不意である。
地に堕ちるはずの左腕を掴み損ね、王と名のつく"若輩"を見誤った焦れは、確実にエクスに滲む。
目に映らぬ真の姿を。
心に映るまことのすがたを。
ファルスの黒き牙は、違わず噛み付く。
皆に見えているエクスの姿からはまるで検討の違う空を、ファルスの牙が噛み砕く。
振るわれて、空を斬ったようにしか見えぬ剣戟が、誰よりも確かに、"人の身体を捉えた感触"を、ファルスの右腕へと応える。
帽子の先端から彼の足先まで、迷いのない一閃で切り裂かれ、引き千切られた一人の子供が、
人の身体にはありえない、おびただしい量の血を、吹かせて押し寄せて、轟かせて、その一面を、黒き王を黒々と染める。
>>346 スクルド
[ヒルダを治療するスクルドをじとーーっと眺めてた。今のところ、あたしにとって一番あやしーやつだから!!]
……って、ふーん?
結構、手当とか上手いんだ?
スクルド、器用じゃん。
[警戒しながら観察してたけど(ウトウトしたけど)ヒルダの腕に巻かれた包帯は、素人目にもとってもキレイだ。
なんとなく、昨日どっかの誰かに手当してもらった当たりを撫でちゃった]
右と左の二つになった身体から、
とめどなく溢れる黒々しい紅をこぼしながら、さらに割れた声で残す。
『これは歴史』
『暗闇の歴史』
『『魔も外も屠り続けたサリーナの歴史』』
>>センゾウ
イグニスは痛みに生理的な涙を浮かべる。そしてそのまま、黒い実を、痛みの元を拾い上げると、その元凶を睨む。彼の白い肌は興奮で髪から色を移したようになる。つり上がった眦が、彼の怒りの具合を表していた。
「……てめえ、分かってるんだろうなァ」
捨て台詞を吐きながら、腕を引かれて消えていくセンゾウを見送る。
『幾度と繰り返し』
『幾重に肯定された』
『人のみが』
『人こそが』
『『この世にあるべしとしてきたサリーナの歴史』』
『この死を』
『この屍を』
『血を』
『涙を』
礎として築き上げた世界
『『ごぼごぼっ』』
トパーズを授かってから共にあり続けた半身を抜刀し、互いに構え合う。
静寂が場を支配する。
姿を、気配を、呼吸を読み合う。
ーー来る。
駆け出したユーディトは細身のレイピアの速度を最大限に活かし真っ直ぐに貫いてきた。
寸前まで引き寄せると切っ先をレイピアに滑らせながら手首を返して受け流し、勢いを殺さないまま反撃の一手を繰り出す。
最初から一挙手一投足に全力を込める。
激しい打ち合いは言葉が下手な二人に何かを伝えられただろうか。
疲労が溜まり、お互いの限界を悟り、次が最後の一手になると確信し、一瞬の間を空けると咆哮と共に限界をも超えて力の限り振り下ろした。
「あああああぁぁあぁああぁぁぁっ!!!!!」
ーー最後くらいは騎士らしく、バディらしくあれただろうか。
6(6)
>>353 ミズリ
「そんなに見られてちゃあ手元が狂っちまうなあ?」
まあ実際そんなこたないけど。
「だろお?俺、こう見えてドジっ子で生傷は絶えないからさ、手当は得意なんだよ。
意外だろ?」
冗談めかして、そっと自身の傷を撫でる相手の手には気づかぬふりをしておいた。
「ソラと話せたけれど、偽物なら魔法使いの可能性が上がるかな。その説明をするね。」
「魔法使いの場合、俺を占うことによるケアを行うことは少し難しいかも知れないけれど、割と簡単だよ。ソラからしてみればブレイが異種族な事は分かりきっているから、霊には1人異種族がいる事になる。」
「その人がブレイを“異種族じゃない”と言えば、こっちが異種族。ソラから見て異種族の人がわかったら、アルバートを異種族って言えば良い。自分が早々と宝石を砕かれる事はない。俺を追放しても“異種族”って結果が出るからね。」
「でも今日は結果が2人とも揃った。つまりまだ誰が異種族なのかわかっていない状態。だから無難にアルバートの結果は“人”を出した。そして仮定話で“自分が魔法使いについて”はさほの触れてなかったよね。で、それも相まって偽物なら魔法使いなんじゃないかなーって思ったよ。」
「もし、恋仲やスパイが霊能者に紛れてるならって思ったけれど、この2つが目立つ行為を行うなら占師だと思うから、考えてないなぁ。」
『人の王よ』
黒き狼の王よ
『『この業を背負う英雄よ』』
びたっ、
「「争うか」
「抗うか」」
征くか『
』退くか
「時は満ちた
杯は溢れ
」「
憎悪も怨嗟も
この地に滲む」
魔の者をとらえた手応えは、この右腕に確かに在った。
『斬った』と、目を閉じたままでも、この身の経験が確かに告げていた。
師匠の教えは、正しかったのだ。
切られた左腕から血が滴るのを感じながら、斬った相手を、子ども、とは到底思われぬそれを、眼に刻むため、静かに瞼を開く。
彼の者を視認するよりも早く、その残骸から吹き出す黒き液体がこの身を染める。
黒黒とした、サリーナの象徴のようなその色を黙って浴びた。
本来ならば、毒や魔法を警戒すべきであろう。
しかし、魔を斬り伏せたこの瞬間、そんなことは俺にとって、全く大した問題ではなかった。
>>354,>>357
「貴様がサリーナの何を知るというか。
サリーナの歴史は武の歴史。知の歴史。人としての在り方を求める誇り高き歴史である」
そう、高らかに宣言しつつ本当は解っていた。この者の言わんとすることは。
昨日の手紙が頭をチラつく。それでも今は。
サリーナの王子として、相対しなければならない。
>>358 ノア
最後の一撃。私の放てる最速最強の一撃だった、はずだった。しかし、ノアの長剣の一振りがあっけなくそれを弾き飛ばした。レイピアは宙を舞い、側に虚しい音を立てて転がった。
「……私の負けだ。ノア。」
ノアと交わした数多の斬撃の中、ノアの想いを受け取った。少なくとも、私はそう確信している。だから、多くの言葉は必要ないはずだ。
>>361 >>363 エクス
子どもであった者が跡形もない塊となって、最後の液体を撒き散らし、床に崩れ落ちるのを見た。
顔に付いた黒い液体を剣を持ったままの右手の甲で乱暴に拭う。
「……業を背負う……」
その言葉に心当たりがないでは無い。
あの者は、俺を「王」と呼んだ。『世を平す牙』それは、この黒狼騎士団が、その長である俺が担うべき、何かであろうか。
ぐるぐると、あの者の言葉が脳裏を巡る。熱のない目で、魔の残骸を見下ろしていた。
「……これだけ浴びても何も無い。危険はなかろう。誰か、これを片しておいてくれ」
気が鎮まってくると、手負いの腕の痛みを自覚する。黒黒とした液体に自分の赤い血が混じるのを見た。
「……チッ、俺もまだまだだな。」
「全く、しぶとい人間でしたね。」
黒く赤く染まった床を見下ろして言う。その言葉は平坦で、冷たく、情の見えないものだった。
「人間かも怪しいものですけど。
こんなに撒き散らかして……
スカートは致し方ないですが、この床。
掃除をしても落ち切らなかったらどうしましょう。」
これの掃除もボクらがやるのかなぁ。
そもそも落ちるの?
「ソラが異種族って線で考えるけれど、こっちは難しいかな。つまり仲間はソラとブレイ、あと1人ってことで。」
「クロエも言ってたように、魔法使いは今日ブレイの結果を割るだけで良かったのにそれをしなかったことが不可解だね。んー。生き残りたいなら、魔法使いになりきるスパイ、もしくは恋仲ってなるから少し違う気がするし。」
「割らない理由は魔法使いがまだ真贋が分かりきっていなくて、クロエを異種族とみなしたケースも多いにあり得る。ブレイの宝石を砕く民意が強い=クロエの占師度が高い、って解釈をとって身の保身を選んだ結果、ブレイ=異種族、で無難に出た魔法使いの像を思い浮かべちゃった。」
「もしこの魔法使いが異種族って展開だと“魔法使いどこ消えた?”というかマジックが起きるからあんまり考えてないよ。まあ魔法使いが恋仲になってる可能性もあるかもね。」
「…………やば。眠気が。」
「ソラが異種族の場合、クロエの宝石を砕いた所で、すぐすぐソラの宝石が砕かれる訳ではないんじゃない?だってスパイ見つけられるのは占師の他に異種族しかいないんだから。クロエの意見(>>86)は賛成できなかったかな。」
「えーと……だから言いたいのは、ソラが偽物の時は魔法使いだと思うってこと。理由はソラが異種族だった時の状況がよくわからないから。朝起きて聞き直して変わるかもだから残しておくね。」
「ソラが偽物なら魔法使い、クロエが偽物なら異種族、これが今の想定。」
「あと、襲撃先についてふらっと触って床に付かせてもらうね。結構限界。」
片付けを命じたのち、扉へ向かう。
この液体と、血を、洗い流さねば。
「では、俺は身を清めてから眠りにつくとする。ご苦労だったな、諸君」
「襲撃先のパターン。1ヒルダ、2クロエ、3.ソラ、4、スパイ、5、ブレイ。」
5は外道のするやり方だけれど、可能性があることはあるから蓄音機に残しておいてみる。ただこの5については、ブレイが異種族ではない時、つまり霊能者の時だけ。
「どこがどう高いかは省略。また、霊能者についても省略。あとから状況が煮詰まった時に取り出して考える方法を取ります。」
今日はあまり蓄音機を触っていない。
占いたい相手は昨日と変わらずグラジナ、エイダン。
石を砕きたい相手はカリン、これは昨日の印象を引きずってる。それ以外だとユーディト。全く絡みがない為、得体が知れない。他にも話したことのない騎士もいるが、蓄音機で“ユーディト”という名前を聞いても顔が全く思い出せないほど、印象に残っていなかった。
「……明日の自分へ。これを頑張って読み解いてください。」
「…………結界…スープ…罠、仕掛けなきゃ…………」
もしまた今日クロエに占われるとしたら、宝石が砕かれている可能性がある。そんな事を思いながら、ずるずると蓄音機の前で眠ってしまった。
イグニスは自身の足に刺さった撒菱を抜き去ると、ぽいと遠くに放り投げた。
「……ったく。俺も鈍ってるな」
ボソリと呟くと、ぼんやりと月を見上げた。子供が死んだ。遠くから、見ていた。意識をほかにやろうとしながら、どこかでずっと、そのやり取りを追っていたのだ。
>>364 ユーディト
キィン…とユーディトのレイピアを弾く音が響く。
柄を絞りユーディトの肩へ切り込む直前で長剣は止まった。
「…へへっ。俺の勝ち」
地面へ落ちたターコイズのレイピアを丁寧に拾うと、ユーディトへ渡す。
その時の表情は本来の少年らしさを含んだ、騎士としては不釣り合いな笑みだったかもしれない。
「ありがとう、ユーディー」
あまり気乗りしなさそうに了承をもらった愛称を、最大の感謝と親しみを込めて呼んでやった。
「もう時間がないな。
俺本当は戦略って苦手なんだけど、最後くらいは頑張ってくるわ」
ちょっと走り込みをしてくると言うようなノリでそれだけ言うと、クルッと背を向けて歩き出した。
別れの言葉も、挨拶も、十分に話した。
イグニスの母親は、名をリリスと言う。姓はない。彼女もまた典型的なクエンの女であったが、その社交性から領主の館で働いていた。
館で働いているクエンの数は片手で足りるほど。それらも大体が下男や下級召使いであったから、主付きのメイドとして召し上げられていたリリスは例外中の例外といえるだろう。
リリスはよく働き、周囲の人間ともそれなりに上手くやっていたという。真っ赤な髪を揺らしながら館を駆け回る姿は、花にたとえられることもあった。きっと、彼女は恵まれていたのだろう。
──領主の息子に、見初められるその時までは。
>>373 クロエ
イグニスは緩慢な動作で、クロエに振り返った。
「あ? …………クロか。黄昏なんかいねえよ」
>>375 クロエ
「へえ、言ってくれるじゃねえか」
イグニスは僅かに唇を引き上げる。
そのまま去るかと思ったクロエは、しかしイグニスの側で立ち止まる。
「……」
空に浮かぶ月は、それは見事な黄色い円を描いていた。
「…………そうだな」
そう言いながら、イグニスはクロエに視線を移す。絹糸のような髪が風に揺れて幻想を呼ぶ。
こんな色彩は、クエンにもダリにも無いものだったから、だからきっと、目で追ってしまうのだ。
血に汚れた服を着替える。そのままベッドに…は行かず蓄音機の元へ戻ってきた。
言いたいことは言っておかないとね。
>>106クロエ
「念のために弁明させて頂きますが、言及したかったのは霊能者の内訳であって、ヒルダ様のご友人ではございません。
霊能者の内訳は占い師の真偽に大きく影響しますので。確定させることに越したことはない、と急かさせて貰いました。
序でに、昨晩は霊能者を……囮にさせたかった意図もありまして、わざと口にした部分もあります。
効果はなかったようですけれど。」
霊能者を名乗るバディを浮かべ、一瞬口籠るも代わる言葉は思いつかなかった。
正しくボクは霊能者を囮にしようと思ったのだから。
>>115グラシエラ
「そちらに関しては護衛の優先順位が違うのだと思います。
ボクを含めた占い師護衛派は、恐らく、“失くすと困る能力”を優先して護衛先を考えているのかと。
グラシエラ様の言い分としては、“襲撃がありそうなところを守る”ということですよね?
ボクからすると、まとめ役は少なくとももう1人いらっしゃいますので、優先して護衛を貰えているとは思いませんでした。」
それと、
「ボクは目立つつもりはありませんよ。
ここでは確かに場にそぐわない服装ではありますが、街中では正しく紛れこめるでしょう?
皆様のように明らかに騎士を名乗る服装の方が警戒されるではありませんか。」
>>380 クロエ
「……ふうん」
クロエの育った環境など知るよしのないイグニスは、曖昧に相槌を打つ。
「まあ、見下ろすだけでなんにもしちゃくれないけどな」
クロエが気づかないうちに、イグニスは再び空に視線を投げる。
「…………俺はよく、見てたよ。何にもしてくれやしないのに、どうしてだろうな」
それは、ずっと昔。何も出来ない子供だった頃の話だ。イグニスはため息のようにそう零すと、はたと顔を顰めた。
「つまんねえ話をしたな」
>>381 イグニス
「……そうね、本当に何もしてくれない。」
そうしてイグニスの視線が再び満月へと注がれた時、クロエは遅れて横にいる彼を一瞥した。
彼の横顔が青い月夜を浴びて、──そのせいか、クロエがいつも知る彼とは違う印象を与える。
彼の話に耳を傾けながらクロエは考える。彼はどんな時に、どんな気持ちでこの月をよく見たのだろう。
「……ただ、誰かに見ていて欲しかったのかもね。何もしてはくれなくても、ただそこにいて欲しかったのかも。」
クロエは静かに笑う。
「別にいつも面白くないから気にする必要ないわよ、イグニス・アッカード。……そろそろ寝ましょうか。明日もこのゲームを続けなければならないのだし。」
そうして、彼に背を向ける。
>>イグニス
「ねえ。……全てが終わったら、あなたの話を聞かせてよ。別に同じ宝石同士で盃を酌み交わさなければならないなんて決まりはないのだし。」
「……おやすみなさい、イグニス。」
>>382 クロエ
そうかもしれない、とイグニスは思った。
けれども、それを認めたくはなくて、黙っていた。
「はあ? んだとてめえ。…………失礼な奴だな」
一瞬つり上がった眉は、あっさりと元の形に戻る。そしてイグニスは彼女の背に呆れたような笑い混じりの声をかける。
夜が、月が、彼を大人しくさせているのだろうか。
「全てが終わったら、ね。ふん、いいぜ? ただしクロがもう一度俺に勝ったらだ。──なあ、いいだろ」
イグニスはそう言って、もう一度ふん、と鼻を鳴らした。
「さっさと寝ろよ」
夜明けはそう、遠くない。
蓄音機の前に座り静かに話し出す。
「さてと、何から話そうかな。
まずは………俺を諦めて、ごめん。
ウィアの件があったあの日から、俺は霊能者の宝石を全員砕くことだけを目標にしてた。
それだけが俺が役に立てる唯一のことだって思い込んでた。
だから正直その先のことなんて考えてなかったし、考える気もなかった。
だって、どうせそこに俺はいないだろ?って。
なんつったらいいのかな…捨て駒?生贄?になった気持ちだった。ずっと。
でも自暴自棄はやめようって思ったから、皆に託すためにこれを残すよ。
自分勝手な贖罪だと思うけど。
ただ俺今日ソラとバチバチやりあったけど、本当は戦術論きら…苦手なんだ。
変なこと言ったらごめん。」
占い師と霊能者の内訳、占って欲しい人を2人。
昨日と変わらないオーダーだね。
「先ずは占い師のお二方。
霊能力の結果とヒルダ様のご友人がいないと証言が取れましたので、クロエ様>ソラ様の順で本物だと考えています。
各自の理由の前に、前提を述べておきましょう。ボクはブレイ様をほぼ人外だと思っています。
昨日まとめを待ってからのカミングアウト、立場が乗っ取られそうだというのに自らは何も話さない態度。
本物だとしたら受動的すぎ、危機感がなさすぎです。焦った様子も見られなかったのもマイナスポイントです。
よって、ブレイ様は人外として話を進めますね。」
「初めにクロエ様。
クロエ様は本物>魔法使い>魔物の順で可能性が高いと見ています。まぁ、ほぼ本物だと置いているのですが。
昨晩姿を消した件については少々苦しいと思いましたが、本日の淡々と仕事を熟す様子、素直に探っている占い師に見えます。
偽物ならば魔法使いでしょう。ブレイ様は思わぬ偶然でしょうか。若しくは、何の益もなく執行される立場なら、せめて自身の糧にするという覚悟の上でしょうか。
確かメロ様がリスクの割にローリターンと仰ってましたが、霊能者の結果が別れるならば、そうハイリスクではないと思います。
ブレイ様にリスクを背負う必要はないのでは、と言われると頷かざる得ない部分はありますが。」
整理も兼ねて2日目から順番に追おうとしたけどやっぱ時間足りなすぎたわ。
まとめる時間ないから垂れ流しだし聞きにくくなってごめん。
ソラが占い師でイグニス白、次いでクロエが占い師でブレイ黒と申告。
それに対してソラが素早くクロエの考察を述べてる。(>>2:117)
結論出すのもはえーな。実際話した印象からもソラは発言軽くて推理の経過も垂れ流すタイプに見える。
んでその後なんだけど、今まで現れなかったブレイがクロエに異種族だと言われていきなり来てる。(>>2:120)
んでいきなり暴れてる。(>>2:124)
このタイミングどっかに隠れて狙って出てきたんじゃねーかと思うレベルなんだよな。
ヒルダが共有を名乗ったのはその後。(>>2:130)
霊能出ろって指示が出てカリン(>>2:141)→俺(>>2:154)→俺の後割とすぐにブレイ(>>2:158)。
ブレイがクロエに黒って言われてから時間を置いてたのはまぁ他の仲間に相談してただろうな。
俺が出たの知ってたか知らなかったかが気になるな…
知らなかったならカリンを本物と見て出たんだろうし、知ってたなら俺のこの疑問(>>2:215)になる。
ここのクロエの案は堅実だと思った。(>>2:173)
このソラのブレイへの質問はナイス。考えんのやっぱはえーな。(>>2:180)
メロで気になったのが、ソラを本物めに見てそうな発言をして(>>2:187)、すぐに個人で見たらソラの方が疑わしい(>>2:190)って言ってる。からのソラの方が信用できる発言。(>>2:202)いやどっちだ。ソラか。
グラシエラは仲間をさっさと決めるな落ち着け。(>>2:197)
アルバートが自分を占わなかったことにクロエに質問してる。(>>2:225)これ自分が占われないか気にしてるの気になるな。後半クロエがまだいて余裕あるならアルバート占って欲しい。
ミズリのブレイ庇い始め。(>>2:233)ブレイが霊能者を名乗ったことに疑問を感じたのは俺なんだよなぁ。
ソラの希望(>>2:249)で一つ気になったのが、カリンを本当の内訳を知ってる異種族って言ってるけど、霊能者3人が異種族、魔法使い、本物でカリンが異種族ならブレイと俺どっちがどっちかわかんなくね?
<内訳>
[占い]
・クロエ
本物>魔法使い>異種族orスパイ
・ソラ
異種族>本物>スパイ
[霊能]
・ブレイ
異種族
・カリン
魔法使い>異種族orスパイ
理由喋ってる時間…ないか。ごめん。
最後に俺から見たらやっぱ霊能起点で話すのがいいのかな。
昨日割とあっさりブレイの宝石を砕く希望したのに今日本物を追おうとしてる人割といたけど、その中に敵混ざってるんじゃねーかなって思う。
ミズリはずっとブレイ庇ってるからあんまり考えてないけど。
そもそも昨日のブレイ見てなんで本物だと思ったんだって見返しててもやっぱ思った。
あと、やっぱ俺ブレイの宝石砕いて霊能機能壊れた時点で敵を確実に2人追い出すべきだと思うよ。
「次にソラ様。
ソラ様は悩み気味ですが、魔物>魔法使い>本物といったところでしょうか。
霊能者の結果が揃ったのが悩みの種ですね…素直に本物を巻き込みたい魔法使いが結果を合わせたのでしょうか。又は、魔物が占い師に擦り寄るため?得られるリターンを思うと微妙だと。
ソラ様が本物の場合、クロエ様が魔法使いで、レイ様に特攻してしまった可能性が高いです。しかしこの場合、カリンちゃんかノア様が魔物、霊能者に魔物が2人出ていますので、なかなか苦しい内訳です。あるとしたらノア様が魔物で、連携が上手く取れなかったパターンだと思いますが…何とも。
ブレイ様が首席だったと名乗りあげた方が確かです。」
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