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>>170 パイ
[苦笑する。名前なんて、一番大事な個人情報。さらっとルールさえ破ってしまって、このひとは。こんな所じゃなかったら、きっと出会ってなかったんじゃないかしら]
……そう。
うまく感想が出てこないのだけれど、なんだかホッとするわ。
あなたみたいなひとがいるから、うーん、迷惑するひともいるんでしょうけど、踏み出せるひともいるわよね。
あ、私のことじゃないわよ!一般論よ。
……そうね。自分だけの思い出は、たしかに、自分ひとりだけのものだわ。誰かと触れ合った身体も。
[パイと話して落ち着くのはくやしいのだけれど。どこかでこのひとにも適わないとわかっていて。だから、こうして話を聞く機会があって、よかったなと思う]
……あなた今日はちょっとやさしいんじゃない?
あ!そういえば、一応気づいたでしょ。あなたがいなくなったこと。指名するのはやめちゃったけど。
ほめてくれてもいいのよ?
/*
あ、出来たのでぺた…
シュークリーム/島原 芽依(しまはら めい)
24歳 161cm 53kg
両親がクリスチャンで、幼少から信仰について教育を施されていた(なお覚えは壊滅的に悪かった模様)
歌に興味があり、両親の勧めで聖歌隊への道を歩む。
才能だったのか努力の賜だったのかは定かではないが、大学時代に彼女の歌唱力は一目置かれていて、次代のゴスペルシンガーも担えるのではないかと囁かれていた。
しかし、敬虔な信者にとっては彼女の信仰に対する姿勢は気に入らなかったのだろう、その頃から陰湿な嫌がらせを受けていた。
精神的ショックを受けたのかは分からない。しかし原因の一端だったのだろう。ある日チャペルコンサートの帰りに食べたシュークリームの甘味を感じなくなり、ほぼ同時期に視力も失い始めた。
両親からはこれも神の試練だ、頑張りなさいと言われたが、蓄積された疲労に鞭打つその言葉は、彼女の心を折ってしまった。
そうして彼女は絶望と共に逃げるように『おかしのいえ』へ入院する事となるのだった。
>>179(続き)
[自分の部屋に戻って、机の引き出しにしまっていたリボンを取り出した。昔集めていたものを持ってきて、ずっとしまったままにしてあったのだ。それから、マカロンにもらったアレンジノートを開いた。丁寧に書かれた彼女の字を見て、涙が出た。もっとはやく、いっぱい話したらよかった。
涙は拭いて、ノートを見ながら、髪をいじりはじめる。うまくまとめられなくて、何度も失敗したけれど、いつも結んでいるゴムと、リボンで、なんとかそれらしくなったと思う。
選んだ髪型は、彼女がいちばん私らしいと書いてくれていた、ふわふわハーフアップ。
大人っぽさをずっと求めていたけれど、今は、今の自分がいちばん素敵に見えるものがよかった。
リボンは、スフレの目とおなじエメラルドのようなグリーンのものを選んだ]
うん。大丈夫。私は、今まででいちばん、可愛い。
[それから、スフレに散々ラクガキをした、あのさくら色のリップを取り出した。髪の毛を1本抜いて、表面を切るように均した。それから、すっ、と唇に走らせる]
>>173 ケーキ
「…表情なんて…見えないじゃないっスかぁ…!」
[それとも、無表情でも不細工な顔だと思われるくらい泣いていたのだろうか。
こんな時でもケーキらしい態度に、余計に涙がこみ上げる。
そして、頬を伝った涙を舐め取られ、シューは瞬時に顔を紅潮させる。
でも、涙も止まらなくて、もう何がなんだか分からない。]
「うあああぁーーん!ケーキが舐めたあぁーーー!」
[もはや言動すらも怒っているのか嬉しいのかも分からず、シューはひとしきり泣き喚いた。
…十数分経ってようやく落ち着いてから、ケーキの続く言葉に応える。]
「やりたい事…自分がやりたい事を言ったらケーキは許してくれるっス…?」
[もはやシューの性格なのだろう。やりたい事1つ挙げようと思っても、やっぱり確認を取ってしまう。彼と自分の事だという事を案に告げつつ。
許されるなら…一緒に…。]
/*
こっちも時系列的にはケーキとのやり取りを終えた後くらいに考えて動きます…!
とりあえずクレープとパイとドーナツとムース…
>>189 ケーキ
[息を整えて、彼に自分の願いを伝える。それでも、緊張で声は震えた。]
「…自分は、ケーキと一緒に…生きたいっス。
今、ここにいる…自分と、ケーキで…一緒に、外で、生きたいっス…!」
[自分の言葉を、途切れ途切れになりながらも、しっかりと告げた。
4年と言う空白の期間を、外の世界の自分達がどのように過ごしたかなんて分からない。
さらに、しょくいんさんの手によって『おかしのいえ』での思い出は全てなくなってしまう。
一緒に生きる願い自体が、控えめに言って現実的ではない事はシューにも分かっていた。
ただ、それでも、想いが残るなら。
互いに想い合っているなら、記憶が無くても、またやり直す事は出来るのではないか。
そんな一縷の望みに賭けた、願いだった。]
>>クレープ
「クレープさん、いらっしゃるっスか?
…その、今がデリケートな状況と言うのは重々承知で聞くっスけど、クレープさんはしょくいんさんの選択肢…どうするっス?
そして、『イエス』なら…、外に出たなら…何をするっス?」
[各々が『おかしのいえ』で最後の決断をしていく中、シューはクレープを訪ねていた。
あの時、彼が語った『レディ』…。
『おかしのいえ』から出たならば、彼はどうするのだろう。彼に宛てられたメモの答えを、クレープ自身は答えていなかったな、と思い聞いてみる。]
>>175 キャンディ
「女の子は厚かましくて困るよねえ?
そこらの男捕まえて壁打ちして勝手に納得して。
フォーク落としたとか髪型が決まったとか、何でもないことで自分が踏みとどまらなければいけないとか応援されてるとか思えちゃうんだからさ。
それぐらい厚かましくなれるなら、うん。キミはいくつだったっけ…まあとにかく僕よりは年下だ。
どうするべきか気にしすぎるとさあ?早く大人になっちゃうよ?
……ああ、そういえば。
僕が僕じゃないとわかって、うん。そうだね、えらいえらい。
まあ、それはもう忘れていい。わーるいお兄さんから僕が余計に恨みを買いそうだ。ひゃっこわいこわい」
キャンディの鼻の頭にびた!と人差し指を押し当てて「シー」すると、
「さ。いってらっしゃいませ」
と、キャンディを送り出した。
>>スフレ
[スフレの姿を見つけた。髪を少しだけ触って、1歩ずつ彼に近づく。できるだけ胸を張る。負けないんだから!]
ごきげんよう。どうかしら、私……えっと、頑張ったんだけど。大変だったのよ、この髪にするの。
[近づくたびに、今日のキスを思い出してどきどきした。でも、もう逃げない]
……私、決めたわ。
私ね、帰らない。ここで終わりにする。
それと。やっぱり、私、あなたが大好きよ。
あなたがうそつきでも。3年前のあなたと違う身体でも。
あなたのこと、何も忘れたくない。
[問1.クローンと交換しますか?その答えは、いいえ]
/*
つたわるよ!
パイはストレスでナチュラル狂気だったけど今の平和な感じが地だと思うとすごい…病気め…って気持ちになる…
>>126 チョコレートさん
「………ありがとうございます…」
差し出されたハンカチを受け取り、そっと涙の跡を拭い去る。
顔を上げれば、微笑みを携えた彼がいて。
無理に作ったそれで無いことが、どれ程マカロンの心を救ったか分からない。
とても優しくて、眩しくて、暖かかい。この笑顔が、好きだと思った。
「……このあとのお話、ですか?」
全てが終わったあとのこと。想像していなかったわけじゃない。けれど、具体的にどうするべきなのかは何もわからなかった。
肝心な"しょくいんさん"は消えたままだし、施設の外に出ようにも鍵が掛かって開かないだろう。助けが来るまで待つと言っても、外との連絡手段は何も無い。
「いいえ、私はなにも……
チョコレートさんはお聞きになられたのですか?」
しかし、彼は知っているような口ぶりだ。誰かに聞いたのだろうか。…いったい、誰に?
いつかのように首をこてんと傾けながら、彼の返事を待った。*
/*
お待たせして大変申し訳なく………
マカロンはまだしょくいんさんに会ってないし見てもいないのでまだ居ないものだと思っております。。。
あーーーーもーーーーチョコレートさんほんとすき……お兄さんって感じがほんと……あーーーすきです……
……日記、読ませてもらったから!あなたが、私のことを見てたのは知ってるんだからね。
わかってるわよ!好きとかじゃないんでしょ!……観察日記みたいな意味でも構わないもの。特筆することの無いあなたの日常に、入り込めたなら勝った気分よ。
それに、あなたは嘘ばっかりでできてるんじゃないもの。私は、いつもあなたに騙されるけど。あのレシピノートも、『ウィンター』への気持ちも、『ホンモノ』でしょ。読んだらわかるわ。あなたの中には、ちゃんと本当がある。
どうしたら、あなたの本当がわかるか考えたの。でも、あなたは嘘がうまいんだから、やっぱり騙されちゃうと思う。私、全部まちがえたもの。
なら、私は、何回騙されたって。あなたを信じたらいいのよ。簡単なことだわ!
……あ、でも、やっぱり騙されたら怒るわよ?私はティラミスじゃないんだからね。
>>195 ケーキ
「……ふふ」
[笑みが零れる。そんなの、今のシューには愚問だった。
むしろ、ケーキが自分のクローンに対してどう考えているかがシューにとっては問題だった。]
「自分は"ここにいるケーキ"に『生きてほしい』って言われたっスよ?
…なら、自分の複製の一人や二人、笑ってさよならしてもらうっスよ。
…だから、自分も"ここにいるケーキ"と『一緒に生きたい』っス…ダメ…っスか?」
[良心が痛まない訳ではない。シューにとってはこんな我儘も初めてだった。
でも、それでも、好きな人から受け取った想いと、自分の心の両方に目を背ける事は出来なかったから。
真っ直ぐに、ケーキの方向を見据えた。]
>>196 スフレ
「そうだね、君と話すのは、これが最初で最後だね。……ああ、君にとっては違うのかな? まあ細かい話はいいだろう」
同じ記憶を持っていても、何一つ変わらなくとも。違う個体である、という事実を知ってしまったらもうそれは別人なのだと思う。少なくとも、そう思わなければ選べない。
「──そうか」
『君』はそっちを選んだんだな。
「へえ、それは楽しみだな。分かった、その時はスフレも一緒に買うとしよう」
この施設での記憶は、全て消去される。だから、僕は彼と自分のあいだで交わされた約束を果たす日は無いのだろう。
「そろそろ僕は行くよ。邪魔して悪かった。……それじゃあ、また」
踵を返す。縁があったら、また来世。
>>キャンディ
チョコレートと別れて、ずっと大切にしていたレシピノートとの決別も済んだ頃、再び部屋に来訪者が現れた。……今日はよく人が来る日だな。
振り返るとキャンディが立っていた。いつも二つに結んでいる髪をハーフアップにして、後ろから緑色のリボンを覗かせている。
「へえ、よく似合ってるじゃないか。とっても可愛いよ、キミをおかしのいえに閉じ込めておくのはもったいないくらい。」
僕はふっと目を細めて、この施設で毎日女の子に──彼女にそうしていたように、素直にその髪型を褒めた。
実際、とてもよく似合っていると思ったから。
それから彼女の話を黙って聞いていた。彼女が考えていること、これからのこと。
最後まで聞いて、しばらくの間唇を閉ざす。
>>パイ
[歩いていると、パイの声が聞こえる。
ふらふらと、自由に住人達に餞別の言葉を送っているようだ。]
「こんにちはっス、パイさん!
…なんだか、物腰が柔らかくなったっスね?
『おかしのいえ』から出られる〜ってちょっとテンション上がってるからっスかね?」
[たははと笑いつつ、彼と世間話を試みる。
クッキーの死体を共に見た時は、見え隠れする執着の色に怪訝な顔をしたが、今はすごく自然だった。]
>>199 シュー
《静寂が空間を占める。
俯いて考え込むような素振りを見せた後に、シューに背を向けて紙を2枚。サラサラと書き記す。
それを書き終えると顔を上げ、優しく微笑んだ。》
…………分かった。俺の負けだ、シュー。
一緒に生きてやるよ。それがお前の願いなら。
《そう言って、しょくいんさんの元へ行く。》
>>しょくいんさん
……おい、ボウズ。これが俺の答えだ。
もう1枚はあんたの感謝状だ。
0時になったら読めよ。それまでに俺はここから出ていく。
俺の目の前で読まれんのはウゼーからやめろ。
《1枚目
問1.クローンと交換しますか?
はい
問2.問1をはいと答えた方のみ
ここで出会った人間のことを忘れたいですか?
いいえ》
セピア調の記憶フィルムがカラカラと回る。
近所が騒がしい。今日はお祭りでもあったのだろうか。
1人薄暗い厨房で笑う。
僕は真っ赤なラズべりーを生地に練りこむ。
扉をノックする音が聞こえてくる。
1人歌う。薄紅色のクリームをホイップしながら。
誰かが僕に話しかけている。
1人回る。クルクル回る。ソフトに仕上げたクッリー生地をオーブンへ。
『レディ。僕は貴方を忘れない。
これからもいっしょに。』
歓喜の声を上げていた。
>>197 マカロン
彼女の表情に、きっと何も知らないのだと気づく。これから、彼女の心に罅を入れなければいけない。けれど、その役目があの竜のような男でなくて良かったと思った。ルビーの瞳は、再び潤んでしまうだろうか。
「ああ、……何から説明するべきかな。まず、しょくいんさんが帰ってきたんだ」
この施設のこと、クローンのこと、それから、僕達に与えられた選択肢。一つ一つをできるだけ柔らかく、けれど事実が伝わるように話した。
「……だから僕達は選ばないといけない。全てを忘れて日常に戻るか、ここで記憶と共に死ぬか」
そう長い時間は、残されていないだろう。じっと、彼女の顔を見つめた。
/**/
・囚人番号902
・同僚を誘拐。その後、刺殺しその死体を使用し菓子作りをしていたところを逮捕される。
・逮捕後、精神鑑定を実施。精神異常が確認され、治験的に施設へ送られた。
>>キャンディ
「俺の中には本当がある、か。……はは、言うね。」
その言葉を、もっと早く聞いていたら結末は変わっていたのだろうか。
あるいはもっと違う出会い方をしていれば。ここがおかしのいえではなかったら。僕が極上の甘味じゃなかったら。
でも、あとの祭りだ。
僕はキャンディが手に持つ紙をひょいと取り上げて、そこに記入された内容に目を落とした。
そして、呆れたようにじとりと半分に目を細くすると、視線をキャンディにあげて、その額を軽く指で弾いた。
「バーカ。そんなことされたって全然嬉しくないんだよ。……俺のことを忘れたくないって、そもそもここでおまえが死んだって、どうせあっちのクローンは何も覚えてないだろ。」
「それともなに? おまえの好きってその程度だったわけ?」
僕は腕をこまねいて拗ねたように言う。
「少女漫画のヒロインぶってるくせにさ。だったら最後までヒロイン突き通して、“記憶を操作されてもいつか必ず思い出して貴方の元へ行くわ”とか言ってみせろよ。」
「僕がキミを最後まで生かしたのは、キミを殺すためじゃない。」
「悪い男に騙されて、乙女心をぐちゃぐちゃに踏み躙られて、傷付きながら、苦しみながら、それでもこれからずっと生きていかなくちゃならないさまを見たいんだ。」
「だって言うのに、キミが死んだらここまでした意味がないだろう?」
>>201 スフレ
>>215
[スフレは、以前のように……ケイハクに私を褒めた。ちょっぴり物足りなくて、少し口をとがらせた]
……そう。いいのよ。べつに、これくらいであなたが私を好きになるはずないもの。わかってるわよ。
[私の気持ちを語っている間、スフレは静かに聞いていた。それから、急に持っていた紙を取り上げられる。どきんとするけど、もう言ったことだから。胸を張って立っていると、彼は呆れたような顔で、私の額をぱちんと指で弾いた]
いたっ、なっ、なにするのよっ
赤くなっちゃうでしょっ!
[片手で額を押さえて、スフレをにらむ。涙目になってるけど、これは痛かったからだもの]
……勘違いしないでよね。
あなたの嘘はわからないって言ったけど、わかってるんだからね。
あなただって、ここに残るんでしょ。
うそつきの「今度」なんて、一番信用できないことくらい、さすがの私もわかってるわよ。
……どうせ向こうに戻ったって、「あなた」には会えない。
……私だって、ニセモノみたいなものだわ。
私が元々居た世界にいる、新しい、私の知らない私は、私にとってはニセモノだけど、私の小さな弟にとっては、そっちが本当の私。
でもね。
向こうの私も、きっといつか、向こうのあなたに恋をするわ。
ぜったいよ。運命だもの。私、ぜったいあなたに好きになってもらう。そして、幸せになってもらう。
……うらやましくなんてないわ。
あなたとここで出会ってから、今日までの思い出は、私だけのもの。向こうの私は知らないもの。新しく、最初から思い出を作ってくれたらいい。
ここであなたを好きになった気持ちは、私だけのもの。
だから……私は、今日、あの変な……えっと、キス?キスなの?あれ……をしたあなただけでいい。
……これから外に行くって言うなら、ついていくだけ。私は「あなた」がいいの。
あなたのためじゃないわ。私は、私の好きを大事にしたいの。
……甘えたっていいでしょ。最後くらい。
甘えさせてよ。
[ぎゅっ、とスフレの腰に手を回して抱きついた]
>>208 チョコレートさん
「………しょくいんさん……が?」
それならば、この施設で起こった出来事を伝えなければならないだろう。それに、あの粘土のことや、極上の甘味とは何なのか、尽きない疑問を投げ掛けねばと。そうすれば、全ては解決するはずだ。元の暮らしとは言えないだろうけれど、治療だって再開できる、そう考えていた。
────それなのに。
チョコレートは、ひとつひとつ丁寧に、ゆっくりと、何があったのかを話してくれている。きっと彼女の為に言葉を選んでくれているからだろう。
…けれど、優しい口調だとしても、伝えられている真実は残酷で。彼女の顔から徐々に笑顔が失われていく。
──僕達は選ばないといけない。
最後の言葉が耳に届いた瞬間、涙が堰を切ったように流れ出した。
「………そんな……そんなことって……」
残酷な選択肢。
生きるか死ぬか。そんな単純な話ではなかった。
「……私は、こうして……チョコレートさんとお話したこともっ………皆さんと過ごした日々も……私の犯した罪すらも、忘れてしまうというのですか……っ」
嗚咽混じりの言葉を、全て目の前の彼にぶつけてしまう。そんな事をしたって、何の意味も成さないことは分かっている。ただ彼が苦しくなるだけだと分かっている。けれど、あまりの出来事に感情の抑えが効かなくなっていた。
「…………私は………わたくし……はっ……」
それでも、選ばなくてはいけない。
時間はもう、残されていないのだから。
「わたくしは……忘れたく、ありませんっ……
けれど、パパとママの元に……帰りたい……」
涙が止まることはない。
彼から借りたハンカチは、涙でぐっしょりと濡れていた。*
/*
なんかめちゃくちゃチョコレートさんに丸投げする形で書いてしまった……申し訳ない……
借りたハンカチぐっしょぐしょだしめっちゃ泣いてるしほんと……ほんと……なんか、もう、あのー、すいません……
>>217 キャンディ
「運命だなんて言葉を軽々しく使うなよ。
じゃあ、俺がここにくるのも運命だったっていうのか?……キミと恋をするための布石だったって?
僕に才能がなかったのも、兄貴が死んだのも、味覚がなくなったのも、誰かに食べられるためにここにぶち込まれていたのも、全部運命なのかよ。」
キャンディの話を受けて、僕は眉間に皺を寄せていつもより低い声で吐き出した。
「……だったら、好きにすれば良いよ。僕はいじめがいのないやつには興味ないんだ。
いちいち生きるだとか死ぬだとか、言いに来なくていい。」
半分は本音で、半分は嘘だった。
僕はキャンディをふたたび押し返して拒むと、彼女に背を向けた。
>>221 クレープ
「クレープさんもここを出るっスね…。うん、『レディ』が気になるなら当然の判断っスよね。
これは失礼したっス!」
[きっと彼の中の行動基盤の中心は『レディ』で、彼を救えるのはどのような形であれやはり『レディ』なのだ。
それはクローンでもそうでなくとも変わらないのだろう。
そして続く彼の言葉に少し首を傾げる。
一段階上がった声のトーンは、あの時と似た声音。]
「…何か嫌な夢でも見たっスか?そんな時は楽しい事を思い浮かべるっスよ〜。
パティシエって言ってたっスけど、得意料理とか何かあるんスか?」
[何か彼の気でも紛れないか、彼との思い出話の記憶を探りながら聞いてみる。]
/**/
なんだかチョコレート目線でマカロンロンは対等だと思っていて、結構はっきりと伝えてしまった……。でも19歳だもんね……。愛おしい……。泣かせてごめんね。守りたい……。
好きな女の子が苦しむ様をただ見たいならキャンディにパイがちょっかいかけたのを止めなくていいのにね!
稚拙な嫉妬だよなきっと!あー、自由に素直に思うままに行動する僕が羨ましいんだねえ!あはっ!
ってパイは思ってるよ。
/*
ケーキから呼ばれたら瞬時に戻るとはお伝えしておきます()
スフレは弟さんの頃って何歳くらいかって出てましたっけ…?
>>222 スフレ
[精一杯の叫びは、虚しく散ったらしい。スフレは、また見たことの無い顔で、聞いたことの無い不機嫌そうな顔で、私の「運命」を否定する。流石にショックだった。こんなに届かないものなのかしら、私の本気]
スフレ………
[涙で視界が歪んだ時、スフレに押されて、引き剥がされる。彼が私に背を向ける]
……やだっ!!
[私は、やっぱりスフレに後ろから抱きついて、しがみついた]
やっぱりやだ……スフレとじゃなきゃやだ。
わかってるわよ。私はあなたから見たら子どもで。泣き虫で。なんにも知らなくて。おもちゃなんでしょ。
わかってるわよ……わかってる……。
……スフレは……私にはもったいないの、わかってる……でも、がんばっ……がんばって……私……
>>150 しょくいんさん
「しょくいんさん、こんばんはっス。
…回答をしにきたっス。
1つ目の問には【はい】
2つ目の問には【いいえ】
でお願いするっス。
…お手数お掛けするっスが、よろしくお願いするっス。
あと、…今までお世話になりました、っス」
[彼が自分達の事を売り物としてしか見ていない事は、吐き気を催すものだった。
しかし、知恵ある者として、身の回りの世話をしてくれた事には感謝しなければならないだろう。
これから放逐する家畜に「育ててくれてありがとう」なんて言われる飼育員の気持ちとはどのようなものなのか分からないが。
シューは礼儀として、しょくいんさんに頭を下げた。]
/*
私と一緒に過ごしたら絶対退屈させないからついてきなさい!!!(涙目震え声)
とかが刺さりそうな感じはちょっとある
>>220 マカロン
彼女の顔が陰っていく。
「──そうだね」
瞳からはいくつもの雫が溢れ、ハンカチのしみを広げていく。気丈で気高い彼女は、けれどたった十九歳の少女だ。
「忘れることが、僕達にできる贖罪なんだよ、マカロン。」
僕は一つ嘘をつく。
……あの人以外の全てがどうでもよかったはずなのに、彼女に生きてほしいと思ってしまった。僕の記憶から彼女が消えても、偽物ではなく、本物の彼女に。
「きっといつか、君はこのことを思い出すだろう。その時まで、君は全てを忘れて幸せに生きるんだ」
僕はためらった後に、彼女の肩に手を伸ばした。彼女の肩を抑えて、顔をぐっと近づける。甘い香りがした。濡れた赤い瞳に僕が映っている。
「──君ならできるだろう?」
>>219 パイ
「あー、えーと、そうっスね!たはは」
[身体が戻った事も喜ばしい事ではあるが、もっと別の理由でうきうきしていたシューは、パイの発言に乗っかる事で言及を避けた。]
「自分も、出る事にするっス!山っスか…自分登ったら遭難しちゃうっスからエスコート役がいるっスね…?
でもまだ出る事に関しては色々と不安は残ってるんスよね…。
…自分達は記憶を操作されて放り出されるっスけど、取り戻す事はやっぱり期待しない方が良いと思うっス…??」
[彼の朗らかな声は、本当に自由で自然とシューからも緊張感や不安が取り除かれる。
その事に内心感謝しながら、シューは話していた。]
「ここから出たら…そうっスねー、目の治療に専念するっスかね?
完全回復とはいかないかも知れないっスけど、見たい…えーと思い出の景色があるんス!
パイさんみたいに感動をいっぱいに感じ取る為の準備っスね!
…ナニ…?ナニ…ってあの…?い、いやいやいやいや状況的にやっちゃダメっスよ!何を言ってるっスかパイさん!!!!!」
[出たらどうしたいか。そして…彼のもう一つの質問に対して微妙に知識として知っていたシューは赤面しつつ、回答を遮った。]
【急募】乙女ゲームのプログラマorシナリオライター
職務内容:フラグ調節、デバグ…回収漏れフラグの再建設
シナリオ内容:S男に嫌われたあとの逆転方法
>>223 シュークリーム
彼女に投げかけられた言葉に、僕の中の記憶が映像としてフラッシュバックする。
「ラズベリーのムース…。ショートケーキ。クッキー。
真っ赤な…あぁぁぁぁ…。」
壊れたように言葉を吐き出す。それでも、投げかけられた言葉に返そうとする。
「僕が、僕がトクイナモノは…。僕は完璧だ僕は何でも作れました。どんなものでも作った…」
苦しい。苦しい。苦しい。苦しい。助けてくれないかレディ。僕にはやっぱり君がいないとダメなんだ。君がいないと、もう完璧になれないんだ。
視界がぼやける。目の前にいたのはレディ・シュークリームのはずが、いまはレディと重なりあって見えてしまう。『楽しいことを思い出すっス』そう話す彼女の表情がそう見せているのだろうか。
あぁ…そうだ、レディと笑いあって作ったのは
「あぁ、そうでしたね『レディ』。そんな何でもじゃなかったですね。手の込んだ何かじゃなく、思い思いに作るクレープが好きでしたよね。」
僕は目の前の彼女に重ねるように言葉を落とす。
>>ドーナツ >>ムース
[共同スペースから聞こえてくる楽し気な声音に釣られるように、シューはドアを開く。]
「一体何の騒ぎっスかー?」
[スペースに一歩足を踏み入れると、かさりと足元に何かがある事に気づき、拾い上げる。
長方形の紙は上端に丸い穴が繰りぬかれており、なんとなく短冊ではないかと予想する。]
「七夕の準備でもしてるっスか?
邪魔にならないなら、少し居ても良いっスかね??…何か自分が手伝える事があるのなら手伝うっスけど………」
[手探りでは出来る事も限られているが、誰かを楽しませる為に何かをするという行為自体は嫌いではない。
何か力になれればと思って、部屋の中で作業しているだろう人物に声を掛けた。]
>>225 キャンディ
「…………やめろよ、そういうの。」
うしろからまた抱き着かれて、僕は足を止めてそれに煩わしそうに声をあげた。
「別に止めてないだろ。好きにすればいいって言ってるじゃないか。死にたければ死になよ、僕との美しい思い出を胸に抱えてさ。
それで、あー……なんだっけ? あっちのクローンの僕たちが、運命的な出会いを果たして恋に落ちることを願っていればいいんじゃないかな。」
はっと右の頬にだけ笑みを浮かべて、肩を竦める。
「僕は、」
「……僕はさ、もう十分なんだよ。ケーキと一緒にやりたいこともできたし、キミがずたずたに傷ついた顔も見れたし、自分のことも思い出せたしさ。
だから、そんなに僕が好きなら向こうの僕にしてって言ってるのに。たかが三年間の記憶だろ。僕を愛してくれるなら、あっちの僕のことを救ってくれよ。」
>>228 シュークリーム
「ああ、まーた間違えちゃった。
つい見えてる前提で話しちゃうよねえ?
キミに今の顔を見せてあげられないのがザンネンだね。過去イチだよ?うん。盛ってないない。いや、これまでそんなにキミの顔マジマジ見たことないけどね?」
急に顔を赤らめるのを見て、不思議そうに首を傾げる。
「んー?ナニ想像してるのさあ。
意外と、いや、そうでもないか。キミ素質あると思うからね。僕的には。
そうだなあ……僕、ここから出てもとりあえず山には登るけど、出る前にも登りたいよね?
例えばココとか。
前から、いやー名山だなあって思ってたよ」
ひと呼吸起き、
「制覇!!…ってね?」
>>パイ
館内を歩きまわり、あのカレを探す。
残り時間は少ない。誰がどのような選択をとるか、僕にはあまり興味のないことだが、彼がどうするのか興味がわいた。
「また誰かに手を出していそうな気がしますね。」
そう零し、さらに施設内を歩く。
しばらくして見つけた彼に声をかけてみる。
「こんばんは。」
そう声をかけ、彼に近づく。
>>230 シュークリーム
「あら、シュー。昨日まで一緒だった気がするけど何となく久しぶりな気もするわね。不思議。
流石シューね、あなたがいてくれて本当によかったわ。わたしたちは今パーティーの準備をしているの。明日にはみんなバラバラになってしまうでしょう?それぞれの道を歩き出す前にぱーっと盛り上がればなんかこう、いい感じになるでしょう?
準備は順調よ、ムースが今ドレスを繕ってくれいているし、わたしは飾り付けの量産体制に突入しているわ。
シューにも重大な役目をお願いしようと思っていたのよ。
あなたには『歌』を歌って貰いたいの。出来るかしら?」
>>229 クレープ
「…クレープさん?」
[彼の声音が、色が混じり合っていた。
赤、紫、緑、青、黒…綯い交ぜにされて渦巻いている色はしかし、互いの色を食い合う訳でもなく、ただそこに混沌をもたらしていた。
彼の言動がおかしい事に気づいて、1歩前に進む。]
「クレープさんっ?大丈夫っスか──」
[その後、彼の色が凪いだ。
ただ、その色にシューは今度こそ閉口する。
親愛を告げる、愛しい者に向ける声音。
つい先ほどケーキからも感じた色。あの時は心地よかったが、今は…。
彼の混沌の扉を開けてしまった事に、内心冷や汗の止まらないシューは、慎重に言葉を選ぶ。
彼の『レディ』は完璧な彼をどうしたか…。]
「…あなたの大好きなクレープに、『あなた』は見つけられた?」
>>232 パイ
「そ、そんなにっスか…ちょっと気を付ける事にするっス…」
[両手を頬に当ててぐにぐにと整える。
そこまで頬が緩み切っていたとは…。]
「だ、だってそのあのっ…え、自分の勘違いっスか?
え?素質って…素質って…???何のっ??
…へ…出る前に山っ…?」
[彼のあちらこちらへと飛び回る話題に追いつくので精一杯だったシューは傍から見ればとても無防備だっただろう。
唐突に自分の胸を鷲掴みにされる感覚に、シューは「ひゃっ…!?」と声を上げる事しかできなかった。]
「………パイさん!!!!」
[慌てて一歩距離を取り、両腕で胸を両手で守るように隠す。
流石にこの行動をされたのは予想外過ぎて、シューは彼に怒りの声を上げた。]
>>231 スフレ
[スフレはやっぱり冷たい声を出す。私の全部が拒否されていると思って、涙を止められなかった。違うもん。本当は怖いもん。死にたくないもん。でも、あなたがいない方がいやだもん。
でも、こんなこと言っても、もう届かないことはわかっていた。だから、叫び出したいのをがまんして、唇を噛んだ]
……そう。
あなたは、もう満たされてるの?救われたの?
じゃあ、なんで私にそういうの?
うそつきのくせに、なんで今それを言うの?
私が向こうのあなたを救えると思っているの?
なら、あなたは私に価値があるって思ってくれてるってことでいい?
[どうすればいいんだろうって考えているうちに、だんだん腹が立ってきた。ほんとに自分勝手!めんどくさい!]
スフレのばか!
ぜんぜん満足なんてしてないくせに。
ぼろぼろのノートを大事に持ってたのは、いつかまた作りたかったからでしょ。もう作れないのに、十分なわけないでしょ。
ばかね。女の子の3年間は、他に例を見ないくらい大事なんだから。なんにも知らないんだから───!
>>234 ドーナツ
「あ、ドーナツさんとムースちゃんが準備してたんスね!
…自分もドーナツさんとお話しするの久しぶりな気がするっスよ!」
[本当に久しぶりな訳だが、ドーナツに詳しく説明をしてもきっと『面倒な話は私にはパスよ!』と言われそうな気がしたので、そっと乗っておくことにした。]
「ふむふむ、それはいいアイデアっスね…!自分で良ければ手伝うっスよ!
飾りつけと、ドレスと…後は料理とかっス?自分、しょくいんさんに頼んでみるっスね!」
[手が離せない彼女の代わりに、自分が話しに行けば効率は良いだろう。シューは共同スペースを後にしようと立ち上がった所でドーナツの続く言葉を聞いて、振り返った。]
「…歌っスか?…聖歌で良ければ少し心得はあるっスよ!任せて下さいっス!」
[少しだけ、あの時の苦い思い出を思い出して声音に元気がなくなりそうになるが、悟られないように無理やり明るく振舞った。]
……さっき泣いたのは無しよっ!!
スフレは私にもったいない、なんて撤回なんだから!
私があなたを必要なように、あなたも私が必要なんでしょ。
いじっぱり。
何を言われても離れていかないのは私だけなんだから、大人しく私にしなさいよ!!
[ごしごしと手の甲で涙を拭いて、腰に手を当てて言った。困ったおとなだわ。ううん、大人だと思っていたからダメだったのね。私がしっかりしなくっちゃ]
>>227 チョコレートさん
頭の中がぐちゃぐちゃで、思考が上手く働かない。いつものように、淑やかに振る舞うことも、気丈に振る舞うことも、今の彼女にはできそうなかった。
彼の吐いた、一つの嘘。
忘れることが贖罪になる、そう言っていた。そんな優しい嘘にだって、気が付くことが出来ないまま。
「私には、そんなこと……っ」
できるわけがない。ここでの記憶をなくして、のうのうと生きていけるわけが無いと。
駄々を捏ねる子どものように、首を振って否定した。それ以上、何も聞きたくなくて。チョコレートから目を逸らす。
…それでも、彼は言葉を紡ぐ事をやめはしなかった。
いつか思い出すその日まで、全てを忘れて幸せに生きろと、そう言って。
肩をぐっと掴まれる。思わず顔を上げてしまい、彼と視線がぶつかった。
「………………っ、」
互いの息がかかる程の距離。
彼の瞳にはマカロンが映り込んでいる。
「わた………くし…は………」
わかっている。彼女の願いは、答えはひとつだ。
…そろそろ、決意を固めなくてはいけないのだろう。
「…………いいえ、いいえ。
私なら、大丈夫…。えぇ……きっと…」
言葉にしようとすればする程、声が震える。
それでも、伝えなければならないから。言葉にしなくてはいけないから。
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もうほんと……ほんとすまんチョコレートさんって感じ……でも好き………優しさがもうすきです……
覚悟出来たってのは、みんなを忘れて生きてく覚悟ができましたよってアレで、君ならできるだろう?の質問に対する回答です………
/**/
でもせっかくなら胸もんで貰えばよかったな……箔が付く?
>>マカロンロン
大丈夫だよ!!わたしも頑張ります!!!
私も好き…………好きだよマカロン……かわいいね……
>>スフレ、キャンディ
「楽しそうですね」
「最後からですかね」
「そうだ。せっかくですし、『スフレ』にも同じことを問いましょうか」
しょくいんさんはスフレに
『愛とは何ですか?
A.全てを超える可能性
B.独りよがりな欲望』
と可愛らしい丸い字で書かれているメモを渡した。
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