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売女 アデリーナ に 2人が投票した。
妄者 エーリカ に 6人が投票した。
運転手 シュウジ に 1人が投票した。
妄者 エーリカ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、記者 ノエル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、修道士 アイザック、フロイライン アウローラ、売女 アデリーナ、運転手 シュウジ、シャーマン トッド、放浪娘 リコッタ、トレブル ベガ の 7 名。
「ごめん、時計みてたら言葉発するの遅れて、結果も一緒に伝えようとしたら結果に驚いて二度見して、なんかちょっと混乱してて」
びっくりするくらい自分でもパニックで何が何だか
「で、なんでノエル君なんだ、これは、なんだ」
何が起きてるんだこれは
「……ノエル」
命に貴賎はない。どんな人間にも等しく価値はある。
「…………遺体を運ぼう。……二人とも他の奴らと同じところに」
様々な情報が、言葉が流れてくる中で、俺は淡々と言った。
「……誰か手伝ってくれるか?」
/*
眼前に影が落ちる。
赤いそれを隠すように前に立ったのは、今しがた呼ばれた名前の。
*/
アウローラ……は、どっちなの?
何を考えて、僕に見るなって言ってるの
「あら、これは……してやられましたね。
間違えても構わないと思ってはいましたが」
間違ってはいなかったのだ。自分は。
エーリカを信じ、アデリーナに投票していた。
「やっぱり、人は合理的でないんですねえ」
>>9シュウジ
「手伝いましょう」
>>11ベガ
「私は貴方と同じ人間ですよ。貴方が犯人でないのなら。
信じるかどうかはお任せしますが。
お別れをしたいなら私は止めませんが、あまり見ていて嬉しい光景ではないのでしょう?」
少しだけ冷めた目で死体を見る。
これで何度目だろうか、何人の人が死んだのだろうか。
相変わらず自分は生きてて、ここに立っていた。
「もう……疲れたにゃ……」
手と手を取り合うなどと言って、実は少し期待していた自分がいた。
しかし現実はこのゲームに参加した時点で救いはないと決まっていたのだ。
アウローラ、ね
[奇しくも、自分に投票した相手が…いや、わざと、なのだろう。そう思いつつ、彼女を選ぶ]
トッドは…どうしたの?
ノエルさんのこと好きだったのかしら。
「…………」
この場に及んで。肝が座っていると言うのか、しらを切るつもりなのか
なんでもいい、ノエルから離したいが死者を前に優先順位は決まっている。仮面の奥は悟られないだろうがシュウジに倣ってエーリカのお世話をした
ノエルがシュウジに、エーリカがトッドに運ばれていくのを見て、近くの部屋から掃除用具を取り出す。ギルバートと使ったモップを、今は一人で。
「……エーリカさんは、私に生きていてほしいと言ってましたね。
すみません、恐らくですがそれは難しそうです」
今日の大きく偏った投票結果を見るからに、説得は難しい。ぽつりと呟き掃除を続ける。
「出来うる限りはやってみますので、それで許して下さいね」
レヴィンの言うことには死んでも幽霊として辺りにいるらしく。見えない空間に向かって話し掛けた。
アデリーナがこのエーリカを犯人だと言った。だが死者が生前何をしたからと言って、むげに扱ってはならない。どんな理由があれ、弔うものなのだ
それが殺人犯でも、人でないものでも、命あるものは皆同じで、身体に染み付いた行動は抜けない
今犯人は2人見つかった。あと1人と、ユリアを探せばいい。少し肩の荷が下りた気がした。別の何かが増えた気がした
頭を振る
今はノエルとエーリカのことだけ考えよう、そしてあのふかふかのベッドで一眠りして、頭をスッキリさせよう
[エーリカが運ばれていくのを見つめる。]
あたしが弔う資格なんて、ないわ。そうよね?
[そう虚空に呟くと、ピチャリと音を立てて血溜まりから立ち上がる。ふらふらした足取りで、掃除道具を取りに行っただろう]
死者の弔い方なんてのは分からないから、トッドに任せながら、二人を、そして今まで眠りについた彼らを思って手を合わせた。
どうか安らかに。
掃除を終え、昨晩眠った部屋へと戻る。
微かに薬品の匂いが漂うこの部屋は、ずっと鳴って止まなかった心臓を心做しか少し落ち着けてくれた。
テーブルにつき、黙々とメモ用紙に状況を整理して書いていった。
一段落し、はぁ、と息をつく。
見える景色は随分とシンプルに、それはもう分かりやすく今の状況の厳しさを映し出していた。
とにかく分かってもらえるまで話すしかないのだろう。
部屋から戻り、ボイスレコーダーに声を吹き込む。
「失礼します。
皆さんも混乱されているかもしれないので、ひとまず私から見えるものをまとめさせてもらいました」
メモをポケットから取り出し、読み上げる。
「『異国の婦人 レイコ → 占い師
モデル ギルバート → 霊能者
妄者 エーリカ → 霊能者
フロイライン アウローラ → 狩人(or闇)
ヒューズ → 公証人
亡霊 ░▓▒▓ → 求婚者』
まず、ここまでは確定です。
レイコさんやエーリカさんに関しては疑問点も多々あるでしょうが、こればかりは私にも分かりかねます。どうしようもない事実ですので。
最早意味も無いことでしょうから隠しませんが、私はシャルロッテさんの声を聞きました。護衛は成功も失敗もしてませんので、真偽は不明です」
淡々と話を続ける。
「此処からが問題ですね。不確定要素とそれに対しての私の見解です。
『シャーマン トッド → 偽占い師(狂信者?)
売女 アデリーナ → 偽霊能者(犯人or狐?)
旅人 ミト → 犯人
喪失 ライ → 白
記者 ノエル → 白
狂人の可能性あり、というか無いと詰みです』
トッドさんですが、レイコさんが犯人を見つけるまで襲撃されなかったことを鑑みるに彼は狼ではなく、その上でそれまでの結果は全て真実を話していたのだと思います。
要するに狂信者の線を濃く見ます。
アデリーナさんに関しては犯人か、狐の可能性もあります。これは正直判別が難しいです。狂人の可能性もあるにはありますが、この場合も詰みです。
今7人居て、犯人が2人に狐が1人なので。私たちが何をしようと投票の際に数で押し切られてしまいます。
なので狂人は1人死んでいるものとして考えます」
一息つき、続ける。
「残り、灰の方々ですね。
此処の扱いで私たちの命運が決まります。
『●修道士 アイザック → ベガを残し先に占い。
●運転手 シュウジ → ミト占いは知らない状態、先に結果落とし。
●放浪娘 リコッタ → 犯人ならもっと早く占いに襲撃が来るはず。恐らく違う。
●トレブル ベガ → 反応からして恐らく闇狩人』
この4人の中に犯人が2人もしくは犯人が1人と狐1人。あと狂人もいるかもしれません。
犯人としての疑わしさは、
アイザックさん=シュウジさん>ベガさん>=リコッタさん、でしょうか。
狐探しは少し無理があるかと。強いていえばベガさんは恐らく違うのではないかなと思います。個人的な予想ではアイザックさんかリコッタさんですね。
憑狼による乗っ取りは多分起きてません。これは勘ですが」
「以上、今の状況の問題点をざっくりと挙げますね。
『@狐が確定で生きている(吊る必要がある)
A狂人が2人とも生きてたら詰み』
この2つですね。
私たちに残された手数は3つ、そして」
「すみません、エーリカさん。
此処までは頑張って考えたつもりだったんですが……駄目ですね。
たとえ私の言うことを全て信じてもらえたとしても、それでも。気付いてしまいました」
「私たちは、勝てません」
「唯一、可能性としては。ライさんとノエルさんが二人とも狂人であった場合とか、そんなものです」
「流石に……無理があるでしょう?」
「どうしたって、何をしたって、犯人か狐かが小瓶を掴むでしょう。私の考える限りでは、ですが。
どなたか、方法があれば教えて下さい。そうすればエーリカさんとの約束が守れるかもしれませんから」
心臓が酷く暴れて、右手で胸をぎゅうと抑えた。
この感情が何なのか分からないまま、死んでゆくのだ。
静かに元居た部屋へと戻り、ベッドに身体を預ける。まるで、かつてそこに自分を包み込んだ人間が居たかのように。
重い瞼は下がってゆき、目は虚ろになる。
彼女が寝言で呟いた人の名を、誰かが聞くことは無かった。
「嘘だっ、ノエルさん……」
握っていたボイスレコーダーが手から落ち、大きな音を立てて床に落ちた。スピーカーからは、トッドさんやアデリーナさんが結果を口にする声が流れていた。
本当なら今すぐレコーダーを拾って、僕も自分の意見を話すべきだったけれど、小さな機械から聞こえてくる状況が、なぜか他人事のように思えた。
絶望で体が冷たくなっていくのを感じる。現実を拒むように僕の足はその場に縫い付けられていたけれど、やがてゆっくりと歩き出した。
そのままふらふら死者が運ばれた部屋へと向かう。
トッドさんが弔うと言っていたから、おそらくライさんたちが眠っている部屋の付近だろうとあたりをつけて、やがてめぼしい部屋を見つける。
ノックを三回したところでーーああそうだったと、ドアノブに手をかけた。
どこかで彼女がまだ生きていることを期待していたのかもしれない。
「……失礼します。」
ベッドにはノエルさんが眠っていた。
生きていた時のような華やかさはなく、彼女の肌は蝋のように白く凍っていた。
僕はその亡骸を呆然と見つめる。
「ノエっ……さ……」
名前を口にしようとして言葉が詰まった。鼻がつんと痛み、目の縁から涙が滲み出てくる。
嗚咽を堪えるせいで、うまく呼吸ができない。言葉も紡げなくなって、無理矢理開こうとすると今度は胸腔の辺りに圧迫感を覚える。
喉は張り付いたように、動いてくれない。
ーー震える手を、彼女の頬に添える。
ひやりとした肌。僕のせいで腫れた皮膚も、今や蝋細工のようだった。
「…………っ」
分かっていたのに。
こんな風にどちらかが、あっけなく死ぬことだってあり得た。
だから、死の重みをーー罪と向き合って、僕たちの正義を貫こうと。
「……憧れてたんだ。」
「……憧れてたんだ、貴女に。どんな時も笑顔でいられるその強かさがーー夢を真っ直ぐに追える一途さが。全部僕にはないものだったから。」
瞼から筋を引いて涙がこぼれる。
「眩しかった。……僕たちだけでは辿り着けなかったけれど、もしかしたら貴女のような人生を送る未来が、妹にもあったかもしれない。」
「……貴女は、そう思わせてくれた。だからこそ、汚したくなかった。死んで欲しくなかった。死んで、欲しくなかったのに……」
がくりと床に膝を落とし、体を二つに折ってベッドに顔を埋めた。
蒼白になった顔を涙で濡らして、ただ彼女の死を悼んだ。
彼女の冷たい手を両手で包み込んで、しばらくずっとそこで泣き続けた。
そして、泣き疲れたのだと思う。彼女に縋りついたまま僕は、やがて夢のない、重い鉛のような眠りに引き込まれていった。
>>ガラン
そうだね、愛しい人。
私も満たされているよ。『友人』の言うことなど気にしなくてもいいのに。彼らの言葉など、『家族』の絆を知らない哀れな者の言葉なのだからね。
意識が表層にあがって、ゆっくりと目を開ける。
視界に入ったノエルさんの姿を見て、昨日の出来事は夢ではないことが分かった。
心は風のない沼のようにどんよりと暗く、座っている場所が今にも沈んでいくように思える。
涙を枯らしてしまったのか、今朝のように目の縁から何かが流れ出ることはなかった。
「…………」
ずっと握り続けていた手を、そっとシーツに横たえさせてやる。
空漠とした思いが胸にのしかかり、満ち潮のようにゆっくり押し寄せてきた。
それでも今は立ち上がるしかなくて、僕はその場から腰をあげると、ふらふらと広間へ戻った。
広間へと足を運ぶとーーレヴィン・メルゼブルクと、その『家族』の姿があった。
2つの影を酷く冷めた目で見つめる。
なにが『家族』の絆だ。そんなもの、一生分からなくていい。
「………」
あの男こそ欲望の塊じゃないか。
荒んだ気持ちでしばらく二人の姿を眺めてから、僕は静かにソファーへと向かった。
見ればボイスレコーダーがまだ床に落ちていて、それをそっと拾い上げるとテーブルに戻す。
「改めましてーートッドさんとアデリーナさんの結果を聞きました。トッドさんが本物であるなら詰みですね。今日はアウローラさんを処刑し、占いはベガさんにすればいい。
ただ、もし狼がミトさん、アウローラさん、アデリーナさん、そしてベガさんが狐の場合、トッドさんが夜の力を暴いてしまうと最後の一手が足りなくなってしまいます。
……一応、トッドさんが本物でもアデリーナさんが偽物の場合はありますよね?」
それぞれの場合分けをしながら僕は話し始める。
「その最悪のケースを考えて、ベガさんではなくアデリーナさんを占うのもありかもしれません。アデリーナさんが夜の力を有している可能性もありますが、二人を比較した時に能力者として表に出ている彼女の方がその線は薄いかと。」
それから、アウローラさんが喋っている内容を再生して聞き始める。
「……問題は、レイコさんが本物である場合ですね。」
自分が書いたメモを確認しながら、アウローラさんの話を聞いて静かに溜息をつく。
「レイコさんが本物の占い師である場合、霊能者はギルバートさんとエーリカさん。彼女の結果からミトさんが狼であることが確定し、トッドさんとアデリーナさんの結果はどちらとも偽りとなる。
つまるところ、私とシュウジさん、リコッタさんの潔白は証明されず、ベガさんとアウローラさんを加えた5人も犯人候補となります。」
さすがにここは仲間を売る場面ではないだろう。
だから、トッドさんが偽物の場合はアウローラさんは犯人ではないのだろうと思った。
つまり、シュウジさんとリコッタさん、そしてベガさんの中にーー。
「ライさんとノエルさんが狂人と狂信者なんてことがあれば、まだ希望はありますが……さすがにそんな虫のいい話はないですよね。少なくともノエルさんは、こちら側の人間に見えますし。」
それに、そうなると能力者だと嘘をついているのが狼二人ーーもしくはどちらかが狐ということになってしまう。
「念のため伝えておきますが、アデリーナさんの真偽に関わらず、求婚者は亡霊の彼だと思っています。」
レコーダーに付け足してから、僕はもう一度だけ口を開いた。
「アウローラさんを信じるかどうか考えるうえで、誰がどの能力を持っているのかも一度全部考えてみようと思います。それでーー言う必要があるか考えましたが、皆さんの判断材料も増えるように、一応これも付け加えておきますね。
【私は狩人です。】」
「この力を得てからトッドさんを守り続けています。理由は、夜の力を暴くことができる力を持つ占い師を守るべきだと思ったからです。そこでトッドさんとレイコさんを比較して、本物に見えた彼を選びました。」
僕は言いながらトッドさんを一瞥する。
「ライさんが処刑された翌日と、レイコさんが亡くなってからは少し悩んだのですが……結局今も彼を守っています。ちなみに、この力が本物であるかは分かっていないので、闇狩人である可能性は残っています。」
>>56アイザック
「私を信じる必要はありませんよ」
重たい身体を起こして皆の所へと向かう。
アイザックが自分の分のお茶を用意してくれており、お礼を言ってカップを手に取った。
「信じる意味が無いですから。
……状況は理解してもらえたでしょう?」
諦めだとか、そういったものでは無く。
「私はこれ以上の演繹は必要無いと判断しました。
けれど貴方たちは私とは見えているものが違うでしょう。それならば」
「人間らしく、非合理的に、希望に縋ってみてください」
「……このゲームを早く終わらせてしまいたいのであればその限りではありませんが。
どちらにしても、私は貴方の意思を尊重します」
何気なくミルクと砂糖をカップに注いで混ぜた。
目がさめる
シュウジと運んで、お世話したところまでは覚えている。そこからどうベッドまで戻ってきただろうか
「アンちゃあん……助けてぇ〜…」
隣でアンと呼ばれる少女は口を閉ざしている
「うん…君が助けてくれるのは君が導いた時だけだもんね…はぁぁ…」
わかってはいたけれど、こんな風に黙られると ちょっと凹む。
とりあえず、皆の場所へと行こうか
日が暮れてしまい、めちゃくちゃ遅刻したことも謝らなきゃならないかなぁと思う
勝ち負けなど、愚かなこと。
最初から私たちとあなたがたは勝負などしていないというのに。
ふぅ、今宵は誰が誰の欲望のためにその身を屠られるのでしょうか?
既に自分が手放し、遠く離れた煩悩を数えるのは……なかなかに懐かしさを覚えますよ?
>>43レヴィン
「ああ、うん。半分よりちょっと上くらいなのかな、目分量でしか計れてないけど」
でたなやなヤツ
正直会話もしたくないけど話さずにはいられない
「ねーえレヴィンおじちゃぁん、乗り憑れる犯人ってさぁ〜ユリアにもなれるのぉ?乗り憑るのも殺すことだからぁ、ユリアにはなれないのぉ?」
問いかけながらユラユラと体を上下に揺らす。側から見るとかーなりうざったいだろうなコレ
そのくらい自分でもなんかリミッター外れてるっぽい
ただその問いは真剣だった。ユリアがアウローラだと思っていたのは本当で、エーリカを庇った、死にに行く行動は印象的だった。死にたくないエーリカと対照的で印象に残っている
あれから一気に彼女は犯人像から遠のいた気がする。周りからも疑われ難い位置だった
それがパフォーマンスだとしたら?博打だとしたら?こんな理由でアウローラを占っていたけれど
仲間同士の八百長だったなんて言うのは意外であり、この質問をぶつけてみた
考えがブレていて可能性と可能性が混ざり、気になることは聞いておきたかった
>>+44,>>+47
おや、気軽に話しかけてもよかったのだよ。
『家族』の絆を知らない君達には価値が分からないかもしれないがね。
>>57 アウローラ
「それはーー」
ミルクティーに口をつける彼女をしばらくじっと見つめた。けれど結局真意は分からず、少し眉を下げて言った。
「それはつまり……諦めていらっしゃるということですか? それとも遠回しに自分が狼であると懺悔しているのですか?」
「状況は理解しましたが、演繹の必要はないと判断なんて、まるで機械みたいな言い方……。君だって、人じゃないですか。」
けれど、それ以上は言わなかった。
彼女がもし潔白なら希望に賭けるのは今日しかない。
でなければーー僕は少し沈黙したあと、口を開いた。
「……分かりました。私は自分で考えて、考え抜いたものを信じることにします。」
会釈して、またテーブルと向き合う。
けれどすぐに、もう一度だけ彼女を見た。
「そういえば、君の料理。とても美味しかった。もしよければ、また作っていただけませんか?」
/*
あれからソファーで事切れるように眠っていた。
重い瞼を開けてあたりを見回す。
静かだが、大体の面々は揃っているようだった。
這うようにしてボイスレコーダーの側へ寄る。持ち主の姿を振り払おうと頭を振ると、頭痛が少しひどくなった。
*/
……そう。
アイザックが、狩人だったって言ってるんだね。
>>61レヴィン
「ふうん、じゃあアウローラ君がユリアって可能性は全くないのか」
持ってるからと言って願いを叶えられる権利が与えられるとは限らない。とりあえずその返事は無視した
自分は、エーリカを敵だと思い殺そうと思った。死にたくないだけであっても、自分を殺してレイコと自分を平等化しようとしたのは味方であったとしても行き過ぎた提案だったと思う。
だからエーリカが犯人という結果は素直に受け止めたい。が、アウローラがユリアという考えを外してしまった。ノエルの言うアデリーナがユリアという事も視野に入れねばいけないだろうか…いや、うーん。
…あ、録音を聞く中でまず訂正する言葉を見つけた
「僕は別にノエルが好きだった訳じゃないぞ」
犯人の行動が、単に受け入れられなかっただけなのだ
僕、ノエルのこと守れなかったんじゃないんだ。
守らなかったの。
襲われないだろうと思って、直前に変えたんだ。
だからごめん、って言ったんだ。
僕は狩人だか闇狩だかまだ分かんないんだ。
「まずは、トッドさんが偽物であると仮定して考えます。
以前も言ったように占い師を騙っているのは狂信者だと思います。
狂人は狼に話しかけることができますが、狂信者は一方的に名前を知っているだけ。ですから、自分から仲間であることを伝えなければいけません。
隠れていたら味方と認識してもらえずに、襲撃されたり処刑される可能性もありますからね。」
これはレイコさんが偽物の場合にも言えます、と僕は付け足す。
「彼が狂信者だとすると、生前エーリカさんがリコッタさんやシュウジさんが怪しくなると言っていた件も私はなんとなく納得できます。
狼から見ても、最初はどちらが本物でどちらが偽物か分からないでしょう。そのまま襲撃されてしまっては意味がありませんから、早めに自分が味方であることを伝える必要がある。」
「この場合、アデリーナさんは狼だと思います。仲間となってくれるかも知れない者をあんな風に切り捨てるのかーーとどなたか言っておりましたが……こうも考えられます。欲深き者だからこそ、必要以上に他人に協力をあおぎたくなかった。」
「……」
瞳をこじ開けるようにして、身体を起こした。
随分と長く泥濘に沈んでいた。
「ああ。へこたれてらんねえな」
俺は頬を叩いて、広間に出る。
ノエルの姿を見ながらも耳の端で拾っていた情報を思い出しながら、考えをまとめようと。
続きを話そうとして、思わず口を噤む。
>>ベガ
「そんなーー」
わけない、とは言い切れなかった。
僕が彼女を潔白だと信じている理由が論理的なものではなく、感覚的なものだと理解していたから。
「……でも、ノエルさんはどちらかというと周囲から信用されている方だったと思いますよ。誰に乗り移るというんでしょう。」
「アイザックが、ずっと僕を守ってくれている…ありがとう、これは僕がのっとられていない証明にもなる……よね?」
この結果が偽りでない事に違いはないが、アイザックから守られていることにより、犯人に魂を奪われたと言われてしまうとたまったもんじゃない
「……」
もう、狩人だって言ってる人がいるし、他に言ってしまっても……うーん。殺される順位が上がるなら…言いたく無い人がいても不思議じゃないよな…
「【今日はベガ君を占うよ】。考え方が変わったらアデリーナを占うけれど、今はこう考えてるかな」
と、その彼は狩屋人かもしれないと言っていた。
これはもう、みんな隠しておく必要はないんじゃね?
「もう言ってないのは、俺だけだったか」
「……【俺は闇狩人】なんだ。ギルバートが死んだ日に、それを知った」
目を伏せる。俺は要は役立たずってわけだ。
いつかレヴィンの言っていたまだまだ素質が足りない、なんて言うのはつまり、こんなところにも出るのだろうか。
「そっか、ノエルを守っていれば、……ノエルの潔白は」
──もしくは、犯人だということが
「明らかになったんだな」
あれ?なんか言葉抜けてない?
アイザックから守られていることにより、『間違いないことは証明出来るだろう』
って思ってたのに抜けてね?
我が独白を振り返って気持ち悪ってなったわ
何思ってたんだ自分。自分にしかわからんだろう
アデリーナのこと、ここまであまり疑わずにきたけど……
他の人に圧をかけるような、こう動けって指示してるような言葉があるのが気になってた。
『アデリーナが狂信者だったら?レイコが話せる狂人だったら?
狼も話せる狂人も、狂信者が出てくると思ってたけど出てこなかったから、レイコが夜ギリギリに名乗った。
アデリーナは求婚されていた時点では勝つために受け入れるかもしれないから黙っていて、ゆーれいが"処刑"されたから出てきた。
アデリーナが、ノエルが狼なのを知っていて、リコッタに乗り移ったと思ってる。』
……って僕思ったんだ。
>>44 アデリーナの、「可愛い猫ちゃん。あなたとはずーっとお話してみたかったのよ。明日こそ、声がいっぱい聴けると嬉しいわ。」が、
今まで口数の少ないリコッタが急に喋り出す理由づけに見えちゃったんだ。
あ……勝手に、狩人かもしれないこと言ってごめん。
もう察されてるかと思ったし、言ってる人もいたから……
守ろうとした人は、ここに来て2日目の夜から順にトッド、アデリーナ、ノエル、シュウジの順番。
ギルバートが襲われた日の夜も、元々は彼を守ろうとしてたのに直前でアデリーナに変えたんだ。
口論しちゃったから。そんな感情的なことで。
みんな…思ったよりも、正直なの?
[ふ、とため息をつく。智狼が持つであろう情報と合わせれば、真実は暴かれてしまうかもしれないのに。]
あたし、信じてるわよ。
ちゃんと嘘をついてること。
自分の身を守ろうとしてること。
狂人とか狂信者とか、なのかしら。
それとも放っておくべきなのかしら。
え、いないわよね?
【全ての友人は力を持っている】のよね、主人?
ちょっと待ってちょっと待って
この場の話を鵜呑みにするの無理じゃね?
だってこの場にはあとアウローラの他に狼が1人と、ユリアがいるはずなんだわ
「レイコが憑狼でエーリカに…って思ってたんだけどっさぁ…エーリカはそんな能力無くて…ノエルが、憑狼で…狩人って人の中に混ざってる……の…?」
誰か代わりに整理してくれ
助けを求めてアンを見ても、小瓶を大事そうに持っているだけだった
まずは録音を済ませてしまおうと、再び口を開く。
「アデリーナさんの仲間がどうのという件は亡霊の彼のことです。彼女が霊能者と嘘をついたのは、自分の位置を確立させたかったというのもあるかもしれませんが、仲間内に求婚者のことを伝えたかったから……ではないかと。」
霊能者として名乗れば、自分の存在が狼であると明かさず、敵が減ったと仲間全員に伝えられる。
「仲間であるミトさんをそのまま処刑に持っていったのは、自分の位置をさらに確立させるため。エーリカさんが出てこなければ、完全に乗っ取られていたでしょうね。」
ただ、と続ける。
「ここまではいいんです。ここまでは、自分で考えてみて有り得るかもと思うのですが……ちょっともやもやする点が一つ。」
「レイコさんが仰るように、トッドさんはミトさんを庇うようにもとれる発言をしていました。そんな彼が狂信者なら、レイコさんに占われる前にミトさんを占おうとしたのではないかと。
それなのに結局その日は、私を占うと言って寝てしまわれました。」
>>64アイザック
「誓って犯人じゃあありませんし、勿論狐でもありませんよ。念じたという意味以外では人を殺してなどいません」
「諦めたという訳では……。……いえ……いいえ。
もし全てを信じてもらえて、ベガさんやシュウジさん、そして貴方が。嘘をついていた時に。占い師も霊能者も居ない状況で私が正しい選択を出来るのか。その答えを分からない、と、直感してしまったことが。……諦めたと言うのであれば、きっとそうなのだと思います。
もし、何か方法があるのなら。教えて下さいね」
ふにゃりと眉を下げて笑う。
「料理、ですか。分かりました。
少し待っていて下さい」
いや、待つにゃ……順序が前後してるかもしれない、と思案する。
「少なくとも、狩人の可能性がある以上、犯人に殺されないのが重要って言いたかったにゃ」
>>95 リコッタ
「……絶対に間違えないとは言えないと思います。私はベガさんに指摘されるまで、狼はお互いを認識できると勘違いしていましたし。」
自分のうっかりを話すのはなんとなく嫌だったけれど、僕はそう言った。
それから不思議そうに続ける。
「それに、言っても言わなくても変わらないと分かっていらっしゃるなら、わざわざ言わない理由もないでしょう。」
そこで、リコッタさんがベガさんに対して話していることを耳にして(>>98)、更に首を傾げた。
「……マナー、なんですか? マナーって、君は以前も経験があるってことですか? それで結局今日、狂人や狂信者の類だと本当に思われて処刑されたらどうするおつもりで?」
「……んん。なんつーかな。リコッタは狩人か闇狩人かってのは、まず確定してるわけだ。
その上で、生き残るために、わざと怪しまれるようなことを言った、って、そういうことでいいか?」
「あー…いい?この場にいるけど、頭の中整理させてくれない?ちょっとあの隅っこで静かにしてていい?」
いろいろ口だしたい事もあったが、それよりも世界が早く巡り、混乱の場は収束していた。これでやっと静かになる、考え事が捗るぞ、捗りそうもないけどな!
あー、マジで頭パンクしそー。
思考を放棄したい。もうなにが嘘でなにがほんとなのかわからない
めんどくさいぞおっさん。こんな回りくどい劇を作ったお前だよ。おい聞いてんのか。ニヤニヤ笑いやがって趣味悪すぎんぞ。
そんな風に視線を投げ、宣言通り隅っこに移動しよう
>>106アイザック
てっきり罵られると思っていた。諦めるなと。そんなものは裏切り者だと。
その言葉に傷付けられることは無いにしろ、何かしらの負の感情を受けるものだと予想していた。
キッチンへと向かう足を止め、振り返る。
「普通の方は……より多くの希望が見える道へ引き寄せられるものです。こんなに、絶望しか無いような言葉に耳を貸す必要など無いんです。
貴方は……変わった人ですね」
それだけ言い、またキッチンへと向かっていく。
ほんの少しだけ、足が軽く動く気がした。
「えー確認したいんだけどっさ、アデリーナ君の事疑ってる人ってどのくらいいる?ベガ君とどっちが?」
隅っこから聞いてみる
場を動く元気はない
>>リコッタ
あなたもミルク、飲むのかしら…あ、少し覚ましてね。
思ったより喋れたのね。びっくりしたわ。
[やはり猫の近くというのは落ち着く。ホットミルクを用意して、リコッタの前にも平皿を置くと少し注いだ。ゆったりと背をなぜながら、狐についてずっと考えている]
おやおや、さすがに数も減れば皆さんおしゃべりなことだ。
残念ながら、レヴィンに渡そうと思って毎日用意しているものはそこな修道士にあげてしまった。
お互いに雛が餌を求めるように口を開けて施し合いなさい。
キッチンで一人、黙々と料理を作っていた。
材料の野菜を刻みながら先程のアイザックの言葉>>113を思い返す。
「考えることを止めてしまって、その結果誤りを選択していたら」
反芻し、飲み込む。
昨日エーリカが殺されると決まった時点で既に、誤った選択がされていたというのに。
それでも、彼はまだ考えると言うのだ。後悔はしたくないからと。
アウローラにとって間違いは全て同様に間違いで、そこには後悔も何も無い。ただの真実がそこに転がっているのみだった。
玉ねぎを切るとじわりと目に沁みて、つんとした痛みを覚えた。
……返事なし、か
これは自分のことを信用していないという声明なのだろうか
まあこの状況ならしゃーなしだ。が、些か遺憾である。言葉にはしないけど
「じゃ部屋戻るね」
ヒラヒラと手を振る。
もう少し自分に正義感と責任感が伴っているなら、この場で時間が過ぎるのを待ちながら夜を明かすんだろうけど、
生憎そんなヒーローじみた心は持っていない。こればかりは仕方ない
考え事しやすいのは勿論人のいない空間だし、寝床に帰って文句は言われまい。言われるならだれか部屋に来るんだろうし、また戻ればいいさ
「ああそうだ、勿論今日殺す人は【アウローラ】にしてるよ。残す理由無いもんね」
言うまでも無いが念のため伝えておこう
そろそろ、今日殺す相手も決まったかな?
もちろん今日も、自らの手で殺したいと言う人がいれば譲ってあげるよ。私は『友人』にも優しいからね。
「あ」
アンと呼ばれる少女の手には瓶が握られている
一回これ、返すか……いや、誰もいなかったし、今返しに戻った所で渡す人いないか
「一応言うけれど、これはまだアンのじゃないからね、持ってるだけだからね」
返事はなかった
>>+76
押し付けている訳じゃないさ。
私は君達にやりたいことやる、そんな権利を与えているだけだよ。君達が勝手に強制されていると思っているだけでね。
…本当にしたくないなら断るのに、それをしなかった時点で君達の中にはそうしたいと思っている部分がある。そういうことなんじゃないかな。
>>+77
不用意か。君はそう思っているという話だろう?
そうして、他人の権利を君は言葉で奪うのだね。君が話していた、君の親に君はそっくりじゃないか。
さあ、どうだろうね。
ふふ、私は選択肢を増やしてあげているだけさ。どうにも君達は視野が狭いようだからね。
別にどうなろうと構わないさ。それこそ、私が想定していることをされては面白くないだろう。
やはりアウローラさんが作る食事は美味しい。
僕は食事に感謝をしながらゆっくりと手をつけ、その最中に考え事を続けていた。
一つずつパズルを紐解くように思考を当てはめていくが、どのケースもしっくりとこない。考えれば考えるほど限界を感じ、自分の力不足さが強く身に染みた。
最終的に、僕の中で一番可能性がありそうだと思ったことを口にする。
「……トッドさんが本物に見えるという考えはまだ覆っていません。そして霊能者はーーギルバートさんとエーリカさんではないか、と今は。」
そうして、僕はぽつぽつと自分の考えを話し始めた。
>>125ガラン
「うおぉ、びっくりしたぁ」
なんだこいつ。ああ、ホモの人か、巷で流行りの?おっさんずラブ的な?
あのおっさんのどこに魅力があるのか全然わからないけど、何かあるんだろう。まーなんにせよヤバい。
そういや気配消せるってことは多分この人も幽霊な訳で、現世に未練があって、あれ?でもレヴィンも死んでるよな、なんか2人の関係見てたらナニが理由で未練が残ってるのがよくわかんないな
「確かに、おっさんなら適任かもしれないねぇ。なんかめっちゃアレだし」
ナニがとは言わない。
「ほら、アン。この人に小瓶渡そうねー」
「あんたもここで死んだ人の声とか何とかカントカ聞けるわけ?」
それとも館の主の特権なのだろうか。興味本位で聞いてみた
「狼は……ミトさん、アデリーナさん、そして」
アウローラさんの名を口にするのが憚られて、僕はそこで一度言葉を切った。そして、飲み物で乾いた喉を潤してから話を再開する。
「レイコさんは狂信者だと思います。ではなぜ、狂信者である彼女が狼であるミトさんを売ったのかーー思い当たる理由は二つあります。」
「一つ目は、やはり信用を取るためでしょう。狼を貶めてまで信用を得ることに意味があるのか疑問でしたが、答えはアデリーナさんが仰っていたものだと思います。」
そう言って、レコーダーを昨日まで巻き戻して、彼女の発言(>>5:70)を流した。
>>+79
そう思いたいならそう思っていればいいさ。
都合の悪いことを見ない、聞かない。その方が幸せなのだろう?
ああ、そうだった。君は死んでいたのだったね。
これはすまなかった。確かに君は誰の権利も奪ってはいないね。
生前の君はそんなことするはずないしね。いや、していなかった、という事実が残っただけかな。
『友人』だからね。当たり前だろう。
皆、長い旅の途中なのかもしれないね。真実はわからないけれど、些細なことさ。
よくある話さ。パーティーで皆、少しだけ気が大きくなっていたという、ね。
「狼は何故我々を殺すのかーーそれは、願いの小瓶を我先に手に入れるため。欲しいものがあるなら奪えばいい。その結果、最初に小瓶を手にしたリオが殺されました。」
人が目の前で死ぬ光景は、きっと何度見ても慣れない。初めて死者が出た時のことを一生忘れられないだろう。
「そんな者たちが集まって、小瓶を手にするために他者を貶める。
全てを知りたいという想いが強く出た、智狼。望む姿、地位になりたいという想いが強く出た、憑狼。
皆の上に立ち、従えたいという想いが強く出た狂人。そして、犯人を知りながら好機が来るのを待つという想いが強く出た、狂信者。」
「……そんな欲望に塗れた者たちが、素直にただ協力し合うわけがない。必要ならば最大限に利用して、不要となったら踏み台にする。レイコさんもそうしたのではないでしょうか。」
その結果、ほかの狼に殺されてしまった。
おそらくは狂信者だと認識されずに。
>>135アイザック
「料理、喜んでもらえたようで何よりです。食後のデザートも冷蔵庫に入れておきましたので、よければ後でどうぞ」
お皿を片付けながら、にこりと笑う。
キッチンに向かう途中、今度は振り返らずに話し掛けた。
「……アイザックさん。
貴方が苦しんでその選択をしたことを……私には、理解は出来ないけれど。でも他の誰かが私の立場なら。きっと此処まで悩んで考え抜いてくれた貴方に、嬉しいと感じると思うんです。
……ありがとうございます」
そのまま真っ直ぐに洗い物に向かった。
アイザックの今の発言と、録音も聞き直す。確かに、ベガがユリアの場合は追い詰める手数が減るんだっけか。今7人のー…4人になって…うーん。でもアイザックが狩人なら自分が死ぬ事はないし、ベガ死んで4人になっても、あと占ってないアデリーナが狼なのか、憑狼の可能性を追うのかって話になるんだよな?合ってるよね?数字めっちゃ苦手だわ
ベガについてだけど、アウローラの意見で自分が狩人、もしくは闇と言いながらベガの事を闇だと言うなら、つまり自分を真偽にかけた時狩人って言うよなぁ
そしてベガが狼像から離れている…庇ってるっていうには少しこじつけがましい気もする
だけどエーリカとアウローラが仲間だった時の八百長を思い出せばこのくらいしそうだなって言う印象は残る。
アイザックはアデリーナを狼だと言っている。エーリカが本物って話は、殺意を向けられた自分としてはあまり受け入れたくないけれど感情論で決断するのは良くない。
その可能性も視野に入れておこうと思う。不本意だけどな
「あと15分か」
>>+81
君は見えていないからね。
言っておくけれど、私は一日に一人しか殺していないよ。
おや、私にとっては『友人』さ。
理解してもらおうとは思っていないけれどね。この辺りの定義は出生や環境で変わってくるものだ。
ふふ、現実を見ない、というかは分からないけど。確かに世間とは少しずれているかもね。
おや、たった100年だよ。『家族』なのだから、満足するまで待ち続けるさ。それで帰ってこなかったとしても、それは彼らの選択。私は彼らが帰ってこられるように待っているのさ。
ああ、殺されたんだよ。それが、願いだったのだから仕方の無いことさ。
深く息を吐く。
洗い物を終わらせて部屋へと戻り、ベッドの上で静かにその時を待っていた。
予想が正しければ、自分が死ぬことによってゲームは全て終わる。恐らく欲望を独り占めする人間が勝つのだろうし、それが誰かなど興味も無い。
予想が外れて透明な姿で意識が戻った時にまだゲームが続いていたとしても、別に構わないのだけれど。
自身の臓の望みはついに叶わなかった。流石に死んでしまえばこの胸も激しい鼓動を打つことを止めるのだろう。
「私は、どうして」
こんな場所まで一体何を求めて。
分からない。分からないのだ。
首輪を付けた少女が、目の前を駆け抜け部屋から出てゆく。そんな幻を見る。
ーー待って、貴女は。
「ねえ、何処へ行くの」
>>136 アウローラ
「……お礼を言われることなんて。」
罪悪感が波状のように湧き上がってきて、僕は思わず顔を顰めた。推理の途中だったけれど、口を噤んでアウローラさんの背中を見つめる。
ーー心がないという彼女。きっと、心がないわけではないのだ。
「でもここは、どういたしましてと……言うべきですよね。」
もしも彼女が潔白だったら。まだそう思ってしまう自分もいる。
けれど、謝罪の言葉をかけるべきではないと思った。謝って気持ちが楽になるのは、僕だけだから。
だから、自分の決断に責任を持つためにも、謝罪だけはやめた。
「……ありがとう、アウローラさん。確か、いつかもデザートを作ってくださいましたよね。甘いものが好物だと覚えてくれていて嬉しいです。ーーーー、」
「…………おやすみなさい。」
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