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それからいつ眠ったのかは分からず、目を覚ますと頭はスッキリとしていた。
さて、考えることは多い。そしてそれをどのように推理して構築し、導き出すかは容易い。材料が多ければの話だが。
と、言うことでとりあえず部屋を出よう
今は日が昇り新たな情報も増えていることだ、無駄にこもって考え事をして、見落としがあると考察は水の泡だ。
「ふぅん、いつの間にこんな便利グッズが。借りるね」
誰かの録音機を借りてことのあらましを一通り理解する。ほらね、引きこもらなくて利が出た
「この求婚されたって言ってる霊能者の言葉を鵜呑みにするならば、猫は公証人だったってことか」
考えることは少し減った。
それから夜中に話しかけてきた女性が、面白い提案をしていた。それには賛成だ、嘘か真かはこっちで判断すればいいさ
寝すぎた様だ。
同じ姿勢を保っていたせいで首やら肩が痛い。
椅子から立ち上がりほぐすように首と肩をグルグル回してみるが違和感は残った。
「私もあのボイスレコーダーを借りましょう。」
ドットがボイスレコーダーから離れるのをまって内容を確認する。
「早いところ、占い師の真偽が分かるといいなあ。
狐をやっつけたり、誰かに狼って判定が出たら答え合わせ出来るんだけど」
「あとは、狼はなぜ猫さんを襲ったんだろう?イヌ科の本能かな?なんてのは冗談だけれど。
憑狼が公証人に憑依した場合は、公証人が死んだということになるんだったよね。
トッドが偽物なら、猫さんが憑狼だった、という可能性も頭に置いておくべきかもね。
トッドが本物なら、猫さんは公証人と見ていい
はあ、ややこしいことだ」
気を失っていた。
それは唯一の同胞だと思っていた者を失った悲しみ。
かつての自分の無残な姿に重なるその肉塊はとても小さなものだったから。
もう何も見たくない。
あの子を取り戻したくてここに来たはずなのに、積み重なる死体の山に耐える事が出来なかった。
「大丈夫、私がついてるからね。」
それは幼い少女の声色だった。
酷く眠い。
体は起きろと言っているのに頭はまだ寝ていたかった。
それでも徐々に眼が覚める。
「………覚えてる」
ほっと胸を下ろしたのも束の間、幽霊と猫の姿を見ると思わず皮肉に笑った。
「はっ…やっぱり本当に死ぬんだな」
顔は青ざめ握った拳は微かに震えていたが、どこかで"あいつらは人間じゃない"と安堵している自分がいた。
そして胸ポケットから願いの小瓶を取り出した。
その中身は明らかに昨日より…
「増えてるな」
いつの間に増えたのかなんてもう疑問に思わなかった。
マジで眠くて出力が上げられない_(:3 」∠)_
文字打ってるといつの間にか寝てて進まない_(:3 」∠)_
ごめんなせぇ_(:3 」∠)_
フロイライン アウローラは、喪失 ライ を能力(守る)の対象に選びました。
「あれ、僕ってば親愛なるトッドさんのことを呼び捨てにしていたのか。失礼したね、トッドさん」
深層心理が出たのだろうか。
「僕からの提案なんだけど。今日から占い師は、【占いたい人を二人挙げて、そのどちらかを占う】とかどう?
昨日誰かが言ってた気もするけれど。
嘘つきもいることだし、ね」
「僕からはそんな感じかな。今日はノエルさんと猫さんが狼じゃない、と判定されたんだったね。一応今のところはそこは外そうかな。猫耳の子とライさんは単独行動が多いように見えるけれど、占いの結果を無視してでも死んで欲しいって程じゃない、と思う」
淡々と言う。罪悪感や嫌悪感が無いでは無かったが。どうせ殺すのは僕じゃない。
「で?亡霊くんに、アデリーナさんに愛の告白をしたかどうか確認するという話が出ているの?
僕は僕の能力しか信じないし、賛成も反対もしないけれど……それ、いわゆる公開処刑、っていうのじゃない?
亡霊くんは3回も死ぬのかあ。気の毒なことだねえ」
/*シメオンくんが求婚引いて即死とは。自分の力が思いっきり反射されてるじゃん。
下手にこの世に残ってるから……ww*/
「まぁ、霊を呼び出す類の術なども、成功するとは限りません。
机に10円玉と音票を並べる気持ちで、言葉を仰ぐのもよろしいのではないでしょうか」
「…………」
「ご主人もまぁお人が悪い!
きっと、あの亡霊の言うことを伝える伝えないの決断などどうでもよくて、その手段で彼女が惑うのをただ眺めていたいだけなのですから!
ご麗人も、変に付き合う必要なんてないんですよ!」
「さあ、今日は誰をどうしたものかなあ」
「僕としては、占って欲しいのは【アイザックさん】と【シュウジさん】
二人とも素直に見れば、無害そうというか、人道的に正しい人って感じだけれど、腹の中で何を考えているかは分からないからね」
「みんなの為に死んでもらうひと……そうだなあ。現状の印象だと【ミトさん】か【エーリカさん】で迷っているとだけ言っておこうかな」
僕は、占い師を名乗ってる二人にお互いを占ってほしいかな。
主人の話じゃ、狼たちは仲間が誰か分かんないんだろ?
てことは、占い師として事実と違う結果を言っても、狼に仲間だと勘違いされて庇ってもらえるし。
狼が襲おうとして失敗しても、狩人に守られてるのと区別つきづらいと思う。
あと、いくら仲間がいるからって狙われるかもしれないのに名乗り出るかな、っていうのも確かにって思うし。
だったら片っぽが、一人で生き残ろうとしてる狐かもしれないかなって。
/*
誰に向けるでもなく、テーブルのボイスレコーダーのそばで喋る。
*/
まあ、占ってみてダメだったら一回ぶん無駄になっちゃうわけだし……なんだっけ、狂信者ってやつかもしれないし。
それ以外で占ってほしい人なら【ノエルとシュウジかな。】
/*
そこまで話し終えるとひとつ溜息をつく。
徐ろに水筒を取り出して二口ほど飲んだ後、再びクッションを抱いてソファーに深く腰掛けた。
*/
……つ、ぅ
/*
握った手を左胸に当てて、息を整えるように呼吸を数度。
*/
うん……大丈夫、大丈夫だよ。
ごめんね、ライラ……
ふむ、あのハデジョが幽霊と恋するか悩んだと。それで断ったってことらしい。なんで断ったんだろう、ろくろ一緒に回せばいいのにね?
「あー、あのウソツキは、好機を待つタイプの狂人だと思うよ。犯人知ってるんでしょ?だから犯人に自分が仲間だよって教えるんじゃないかな。あの、えと占ったって言ってた……あの人が狼の可能性はあるね」
とりあえず、ギルバート君とハデジョは保留にしていいだろう。2人の結果が揃わなかった時に考えよう。ま、同時に伝え合うことが出来ない分、どちらかが後出しばかりしてたら疑うとかすることにしよう
「幽霊は教えることないってか。まぁ死人に口なしがセオリーだしね」
一旦、人の名前と顔、声を一致させよう。話はそれからだな、うん。
「一つ、気になってるところを言うとしますと、アデリーナさんがアウローラさんに相談を持ちかけた点でしょうか。
あ、耳がいいんです。聞こえていました。
彼女たちの会話、不自然にすぎませんか?
アウローラは、喋るべきとも言わずにいるべきとも、明確に答えていませんけれど、それでもアデリーナは臆せず告白をされました。
まるで……そうですね、自分の中では結論が出ていたかのように、私には見えましたけれど。
悪いお人たち同士、誰がそうなのか、それはそれとして探し当てる必要がありますもの。
どこがその合図だったのか、など言われますと……少々苦しいのですけれど」
「えーと、人形の占い師の方は猫娘と猫が、レイコは俺とノエルが犯人じゃないって言ってたんだよな。
んで幽霊坊主も犯人じゃねえのか。
霊能者は綺麗な顔の奴とエロい奴?
あとは…猫が公証人、幽霊が求婚者の可能性があったってとこか?
一気に情報増えんなよ頭痛え」
ボイスレコーダーから聞き取った内容をメモに残していく。
「占い師は1人なんだよな。
それだと人形の方が本物に見えっけどまあ確証なんてねーからなんとも。
あーでもそれだと猫死んだのはいてーな。
霊能者は2人だからどっちも本物なのか?
あ、最初に死んだ呪いの奴もいるのか」
ぶつぶつと呟きながら情報を整理していく。
喪失 ライは、シャーマン トッド を能力(守る)の対象に選びました。
ホントはもっと大人しい男の口調でやりたかったんだけど眠すぎてそこのRPができなかった_(:3 」∠)_
ユアンと同じ口調やんけ
/*
さして、仲睦まじげ、とは言い難い二人の女性のやりとりを思い出しながら、エーリカは続ける。
*/
「本当に相談しにいきたい相手かと考えると、そうではないと思うんですよね、彼女。
取り繕っているとはいえ、曲がりなりにも人の心が分からないと豪語する方のところへ、相談を持ちかけられます?
むしろ、本当に合理的な判断を下してくれそうでもありますけれども……それでも、『相談したいか』とは別のお話にならないかな、って思います。
その上で、【本日の占いはアウローラさん】を。
そうでなければ【シュウジさん】です」
「あぁ、降霊、失敗してしまったのですね、ご主人」
/*
霊の呼び出し方は正しい順序で、などとよく言われるが、出てくる霊にも都合があるのだろう。
或いは果たして本当に、彼が語らなかったのかさえ不明でもあるのだが。
*/
「お次、また……死に行く人を思わなければならないのですね。
今のところですと、ライさんかリコッタさんに生存欲がなさそうでしたら、このお二人のどちらかを差し出したいと考えてはおりますけれども。一応、どちらの方もどちらの占い師かには、人狼ではないと言われているんですものね。
それに、調理役がいなくなるのも不都合です。
ミトさんか、昨日に引き続きベガさん。
もう少し、皆さんのお話をお伺いしたいです」
「つーかこれ俺が持ってても誰も何も言わねーのな」
願いの小瓶でトントンと机を鳴らす。
既に3人分の命を懸けた願いが詰まったそれはあまりにも軽かった。
>>106エーリカ
「ええと、付き合うことはないと言われましても先に話を持ち掛けたのは私の方でしたから……結局煙に巻かれてしまいましたが」
困り顔で首を傾げる。
それにしても『自分が惑うのを眺めていたい』……レヴィンにはそういった性癖があるのだろうか。あまり一般的ではない。
そこは一旦置き、アウローラはエーリカが続ける言葉を聞く。
>>117エーリカ
「ああ、そこは私も疑問には思いましたね。恐らく相談相手を間違えているか、もしくは誰でも良かったのかと。
そこから私に占いを向ける理由は些か不明ですが」
僕……やっぱり、あんまり喋ってない人から投票しようかなって思う。
現時点ではリコッタだね。
みんながしゃべってるの聞いてても、これだ!って証拠はないし。しゃべらないのは怪しいよ、何か後ろめたいのかもしれないし。
占いしてほしいのは、1人はシュウジ。
もう1人は、アウローラ。
2人はちょっとだけ僕とお話したから……
これに乗じて人を殺すような人だって、思いたくないから……
だから、占ってほしいなって思う。
え〜っと、
トッドはリコッタとヒューズを悪いやつじゃないって言ってて、
レイコはライとノエルを悪いやつじゃないって言ってるんだね。
だ、だってさ、猫2人もいたしさ、ここにきたばっかりで名前もあんまり覚えてないしさ……
ご、ごめん……
このゲームの役職の内訳のメモを読み返す。
幽霊が求婚者だとしてあと殺さなくてはいけないのは少なくとも智狼2人、憑狼、狐の4人。
占い師の真偽はまだつかないから投票は占われていない奴から選ぶべきか。
そこまで考えたところでボイスレコーダーから聞こえてきたことに疑問を浮かべる。
「…ん?占いたい奴も挙げてんのか?
それなら俺はあの僧侶みてーな奴とゴーグル?をした奴かな」
そう言ってアイザックとシュウジを指差した。
「投票なあ…流石に殺さなくてもゲームはできんだから他人つってもあんま気は乗らねーけど。
…まあこっちも死ぬのは御免だし恨みっこなしだろ。
あのメイド服の奴に投票するわ」
エーリカを指名するとくあ、と欠伸をした。
「頭痛えから少し寝るわ。
2時までに起きなかったら悪い」
必要なことをメモしたかチェックをし終わると地味に長引く頭痛に顔をしかめながら近くのソファに横になった。
喪失 ライは、妄者 エーリカ を投票先に選びました。
**
名前挙げられ出してから喋るの怪しげだけど普通にあり得るんよね時間的に
ミトどっちだろ……狼だったらいいなあ赤キャラチとのギャップが好き。
「うん、取り敢えずさあ、名前をなのっとくべきだよな!まあ、もう結構みんな知ってるみたいだけどな」
>>all
「俺はシュウジ! ニホン生まれ、もっと詳しく言うとフクイってところ! 32歳のB型牡牛座だ!
家族構成は父ちゃん母ちゃんに結構下の弟一人!
…………犯人探しってんなら、まずその人となりを知らなきゃダメだろ? ま、嘘もつけるけどさ、自己紹介がてら、どーよ」
「個人的には昨日に引き続きミトさんのふんわりとした様子が気になっています。願いを叶えるため小瓶を争うこの状況であれば、此処にいる全員が必死になって然るべきなのでは、と。
自らの命が狙われることが無い、もしくは狙われても死ぬ事の無い存在故では? というのが推測です。
しかしながら彼のそういった言動はこの屋敷に来た時から一貫していて、元来の性格として捉えても違和感は無いんです。
それを占って明らかにしてもらうのも手ですが、手数の関係上直接投票しても構わないと考えます」
「占いを使うのは疑いの目の向きにくい、優しさのある方が良いかと。そういった部分から信用を固める、もしくは疑問の種を引き出し考察材料としていきます。
ノエルさん、アイザックさんが適任でしょう。」
>>all
僕は、ミトです。よろしくね。
生まれは、ちょっとこの辺じゃないんだよね〜……
年齢は16歳だよ!
えっと、家族は両親と、双子の弟が1人いるよ。
/*
シュウジという男性が自己紹介を始めて、流れで名乗り始める面々たちを見る。
あぁ懐かしい。そういえば、前もこんなことがあったな。
*/
「……」
「私の名前はエーリカ。
この土地に、知らない間に連れてこられたんです」
「…………?」
/*
一人、首を傾げる。
自分は今、何を思っていたのだろうか。何かしら抱いた感情を、上手く思い出せない。
*/
フロイライン アウローラは、旅人 ミト を投票先に選びました。
欲を失った彼が騒ぎ立てているようだよ。
アデリーナのことは好ましく思っていたみたいだね。
あとは、顔の整った人間は嫌いみたいだ。
「自己紹介ねえ」
これから疑ったり殺したり奪い合ったりするというのに、ずいぶん呑気なことだ。
「僕はギルバート・バトラー。28歳。売れっ子でも無ければ仕事がないって程でもないそこそこのモデル。この国の出身。家族は父、母、嫁いだ姉。こんなところでいい?」
修道士 アイザックは、妄者 エーリカ を投票先に選びました。
『っはは! 滑稽じゃないかコレは!
僕はまた、愛に負けたんだな。っはは、こいつはいい。外見だけ貸してやった甲斐はあったみたいだね。
いつの時代だって、僕の姿をしたやつは、正直みたいだなぁ』
「顔がっ整ったっひと、がっ嫌いっっっ」
大草原である。
関わってない人物の名前と顔を一致させることが苦手だが、
亡霊だけは覚えたぞ、ノーイケメンだ。
それから最低限、占った人物くらいは覚えようとリコッタとヒューズは覚えた
「あー。そこの昨日僕に気づかせてくれた子、その子は犯人じゃないと思うよ。リコッタ君が占われてた事忘れていたからね。犯人だったら、僕と、ニセモノのアイツ、どっちが本物か気にするはずだし、誰が占われてたかは覚えてるでしょ」
笑い終わった後、とりあえずその場にいる人に伝える。
まあまだ感想の域を出ていない。彼をどう見るか悩んでいる人もいるようだし、その辺りの所感は擦り合わせていきたいと思った
騒がしくなってきておちおち寝てもいられずむくりと起き上がる。
>>アウローラ
「まあそうだろうな。
んじゃ最後まで俺が生きてたら俺がもらっていーよな?これ。
誰より命張ってんだし」
触り慣れたそれを手の中で転がしながらさらりと言った。
>>ALL
「俺はライ。昨日も言ったけどあんま長く覚えてらんねーからいつもメモを取ってる。
年は27らしい」
「そろそろ今日の結論を出さなければいけませんね
占師二人と、霊能の二人は除外
占いに関しては……引き続き、【アイザックさん】と【ベガ君】を
理由は昨日と同じです
……処刑、念じる、人は……【エーリカさん】を
………疑いざるおえない言動が多くて………記憶がない、というのが
せめて、自分で管理が出来ていれば……」
苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、それ以降はその事に関しては押し黙った。
記者 ノエルは、妄者 エーリカ を投票先に選びました。
「……なら、俺はベガとミトを占ってほしい。若いやつには、生きてて欲しいだろ。少なくとも、無実の罪で疑われて欲しくないんだよ。
……まあ、じゃあ歳が近いやつや俺自身が死んでいいかというと別だけど」
目を伏せる。罪を犯している可能性がないとは言えない。けれども無闇に疑いたくはなかった。──無論、占うことでその命を失うやつもいるわけだが。
「……」
「…………処刑するやつ、は……」
口が重たくなる。もちろん単純に気が進まないというのもあるが、それ以上に、俺は既に昨日、間違えている。
「……エーリカ。……さっき録音機借りたけど、やっぱり、偶に別人みたいだよな」
彼女も、もしかしたら年若いのかもしれない。そう思うといっそ恐ろしかった。
/*
ずきり、ずきりと頭が痛む。
調子がおかしい。この屋敷に来てから−−調子がおかしいのだ。その自覚はエーリカにもあった。
まるで、自分が自分でないような、そんな感覚。
*/
>>138 レヴィン
「あっはは! ご主人も人が悪いですね! 成功したなら早く教えてくださいよ!
えぇ、相変わらずロクでもないお方。しかしいいですね。ご主人はこんな私達を見て楽しまれる! 私達もご主人様は異界と言葉を紡ぐ手段でございます! っはは」
「……」
「…………亡霊さんは、アデリーナさんを好いていたと仰いました。
それは行動を指すものなのか、思考を指すものなのか。私達はそれを考える必要があります。
いえ、いいえいいでしょう。彼が求婚者でなければ、いずれは分かりそうなもの。取るに足らないネズミでございます」
売女 アデリーナは、シャーマン トッド を能力(襲う)の対象に選びました。
売女 アデリーナは、モデル ギルバート を投票先に選びました。
「…………」
「……あの、少し思ったのですが。
アデリーナさん、ためらいなく疑っていらっしゃいましたよね……あの、亡霊、さん。記憶違いでなければ、そうだったと思うのですが。
そんな、あまりにひどいと思いませんか? どれだけ好みから外れていたかは存じ上げませんけれど、自分を好いてくれる人のことだったら、ちょっとは大事にしたいと、思ったりしそう、ですけれど。
いえ……彼女は、そういうの、慣れてるんでしたね。
それでも今、生きるか死ぬかの境地で……それで、【自分の味方でいる人】なんですよ?
犯人でも、共犯でもなくて。味方の人……の、はずですよね」
んーどうしようかな。ここでCOしてもしょっぱいかな。
墓下でもできることがあるのならそっちにかけてもいいけど、さて。
「勿論、あの亡霊さんが本当に求婚者だったとは限りません。
でも、アデリーナさんは。霊能者であるアデリーナさんは、亡霊さんのことを求婚者だと、仰られたのですよ。
私達にとっては亡霊さんは何者かは分かりませんが、アデリーナさんにとっては、求婚者なのでしょう?
結局、最後はヒューズさんの名を念じられていたようですけれど。魔性の女性、皆ああなんでしょうか。私には到底なれっこございません」
/*
ぶつりぶつりと、言葉を途切れ途切れに誰にあたるでもなく話し続ける。
誰も聞いていないかもしれないのに、話し続ける。
電源を消し忘れたラジオのように。付けっ放しの衛星放送のように。そこにあるボイスレコーダーの方が達者に喋られるかもしれない。
*/
>>156 エーリカ
「その点は僕も気になってたんだよね。なんか、どうでも良くなってスルーしてしまったけれど、それは聞いておいても悪くないと思う」
>>アデリーナ
「君が当初、亡霊くんを怪しいと思っているようなことを言ったのはどうして?あの時点では、まだ愛の告白をされていなかったのかな?」
アデリーナに問いかけてから、時計に目をやる。
「ああ、時間が近づいてきたね。占って欲しいひとは変わらないけれど、【既に相手に占われたひと】を候補に入れるのも悪くないと思うよ。
ライさんは小瓶を持っているから、狼だと面倒だし、猫耳の……リコッタさんは単独行動が多く、行動が把握しきれない。
それに、もし偽物が狂信者というひとなら、狼をどちらかが庇っているかもしれないからね」
「死んでもらうひとは、そうだなあ……。ミトさんを候補に挙げていたのは、1に同調気味、2に目の前の出来事を素直に受け止めすぎなきらいがある、3に個人的に嫌いだったからなんだけど、年齢を聞いて少し印象が変わったんだよね」
「んー、【エーリカさん】かな。占われていなかったら、リコッタさんだったんだけど」
/*
うなされるように言葉を紡いで、何を喋ったかも半分ほどうろ覚えだ。
頭がいたい。自分じゃない。何かがいる。
へたり込んで、疲れが押し寄せて来て、ソファに沈む。
ぐったりと背もたれに身を預けながら、よく音を拾う耳が聞き取った声には−−
*/
「……えっと、あの、私」
「エーリカさんを候補に挙げたのは。
確か、もともと中に居たんだっけ?ちょこちょこ、初めて来たとは思えないようなことを口走っていて怪しい。
もし幽霊に乗り移られて居るんなら、この屋敷の幽霊ごと成仏してもらおう?そのくらいの理由」
「……ただねえ、ミトさんの方が僕の怪しい人物像に近いなあ。占って欲しい相手、やっぱり変えよう。
【ミトさん、シュウジさん】で。既に占われているひとも候補に入れるならば、【ミトさん、リコッタさん】だ」
「あんまり気にしたこと無かったけれど、ゴースト嫌いなのかな、僕」
昨日今日と幽霊退治をメインにしてしまっている気がする。
小瓶を手に入れてあのひとと一緒になったら、修行してゴーストバスターにでもなろうかな。
「っま、待ってください。いや、嫌です。死にたくない。だ、誰も殺してなんかありません!」
/*
よく音を拾う耳が、聞き取ってしまう声。
それは、もうかなりの数の人間が、自身を殺そうとする意思。
冗談じゃない。知らない間に知らない屋敷に連れてこられて、勝手に服を着替えさせられて、挙句殺されるなんて。荒唐無稽もいい筋書きだ。
*/
「っ……よ、寄らないで」
モデル ギルバートは、妄者 エーリカ を投票先に選びました。
妄者 エーリカは、喪失 ライ を投票先に選びました。
/*
生きなければ。
死ぬためにここに来たのではない。
なんのためにこの屋敷に来たのかを問われたら、
自分の意思ではないと答えることにはなるが、少なくとも死ぬためにこんな旧時代的な屋敷に連れてこられたなどごめんだ。
日頃、叶わぬと分かりつつ願った夢が叶うからと連れてこられたのだ。
死ぬためでは−−ない。
*/
「きっ、聞こえているんですよ。
リコッタさんは占われているから、とか。ミトさんは16歳だからとか。
そんな理由で、本当に殺人者、見つけられると思っておいでですか!
ご主人は仰られておりましたよ。他人に乗り移ることもできる犯人さえいると。
そしたら、占われていて犯人じゃないと言われていたって、そのあとずっと潔白ではないじゃないですか!
なんでしたら、リコッタさんがあまり話されないのは、リコッタさんの言葉に慣れていないから、じゃないのですか!
【本当に私を殺そうって言うんですか!?】
ね、年齢、だったら……あの、
じゅ、じゅうなな、なんですけど!」
『あぁ、そうだよ。
ちゃんと生きようとしたら、君自身が頑張った方がいい。
僕だったら……死のうとしちゃうだろうからね』
「自己紹介ですか?
せっかくの機会だし、ご存知の人にも改めてしますね」
この状況下だからだろうか、何だか気は重くて、体調はあまり優れないが顔を上げて、はきはきとした声で皆に向けて言う。
>>all
「私はノエル・リー
出身はこの国と、クォーターなので東の国の血が流れてるそうです
年は26歳
普段は記者をしてます
主に、民事と刑事の事件やら裁判を書いているので………」
ここでエーリカの悲痛な叫び(>>>170)を聞き、静かに目を逸らす。
誰しも抱えてる疑問を、事実をまじまじと見せつけられているようで鈍い鉛がのしかかったように心が沈んでいく。
(灰喉ボタンがない私を助けて)
……ふと思う。
そうにゃ、アタシがみんなのリーダー猫なんだにゃ!
ごめんにゃ、みんなも猫語話せないことすっかり忘れてたにゃ。
【仲間の猫ちゃんは2行目の頭文字に「に」
3行目の頭文字に「や」を付けるにゃ】
宜しくにゃ!
熱心にボイスレコーダーで頭に内容を入れていっていたが、聞き捨てならない言葉が聞こてたので、口を挟む。
>>148 トッド
「私の事をウソツキとおっしゃいますけれど。
あなたが狂信者もしくは狂人で占ったと言ったお仲間2人を犯人じゃないと言っている。
今回占った猫さんが交渉人だったのは猫さんが慿狼で交渉人だった誰かと、入れ替わっていると見れば説明はできますから疑いは晴れませんわ。猫さんは人間の容姿になりたかったようだから可能性はあると思うし。」
言い終わるとトッドに背を向け、スッキリした様子で続ける。
>>all
「自己紹介皆さんにキチンとしていなかったわね。私はレイコ。シュウジさんと同じ国の出身よ。よろしくしてくださる方はどうぞよろしく。」
軽く挨拶をして、今夜死んでもらう者と占う人物を考え始めた。
もう、こんな時間になっちゃった……
二時になったら……また……
やっぱり、ちゃんと決めなきゃいけないよね、投票先。
うう……レコーダーがあってよかったよ……
「っひ……!」
/*
館の主……否、この殺戮会の支配人であるレヴィンに微笑まれ、背筋から心の芯まで凍えきるような寒気が走る。
まだ1時間もある。いや、もう1時間しか……1時間も、ない。
話をしているのは、既にエーリカを殺すと公言したものばかり。誰に目を向けるとも言わずにどこにいるかも分からない人間たちを差し置いて、彼らは私を殺そうとしている。
*/
「いやっ……いやだぁ……っなんで、なんでこんな目に遭わなきゃいけないのぉ……」
「エーリカさん、幽霊がついているかもしれないけれど、話してくれそうだし、単独行動が怪しいリコッタさん……と言いたいところだけど。
その場合、もしリコッタさんが狼でなく、トッドさんが本物のとき、トッドさんから見た味方が居なくなってしまうんだよね。
そこが悩ましいな」
異国の婦人 レイコは、放浪娘 リコッタ を能力(占う)の対象に選びました。
記者 ノエルは、モデル ギルバート を能力(守る)の対象に選びました。
……これまでの数日、そしてこれからの数日。殺し合う人たちの間で、何故自己紹介などを?
屋敷の子どもたちに取り憑かれて犯している罪なのだから年齢も関係無い話であろう。
心があれば理解るのか。それとも愛が生まれれば?
ふと取り乱すエーリカを満足げに見つめるレヴィンが視界に入る。
また、心臓が大きく跳ねた。
トレブル ベガは、放浪娘 リコッタ を投票先に選びました。
「ははあ。ごっめんね、本当に全然顔と名前が一致しない。なぜだ。とりあえず【今シュウジって人を占おうかなとは思ってるよ。】理由はギルバート君を疑っていたものと同じさ」
“人間しか残っていないし、純粋に人殺しが混ざってるなんて怖いね”なんて、そんな笑えない話はするべきではないと自粛した。猫も幽霊も確かに人間だったのだから。過去形で。
「やだなぁ、エーリカ?って人が犯人と入れ替わってるって話なんだけれど、それ、ヒューズが犯人だった場合になるんだよ。だからその理由で彼女を殺すのって、個人的にすっごいやだ、ものすごくやだ。他の理由なら全然良いけど、やんわり民意の反映して、僕のネガティブキャンペーンするのやめてくれるー?」
そう言った意味で、エーリカは犯人から離れた。彼女はただ死にたくない味方なんだろうなとぼんやり思った。
あと民主主義するなら占いたい相手の名前が挙がった人から選出すべきなのだろうかとも悩んでいる
「わっ、わたし、耳がいいんですっ。
い、いろんなこと、気付きますよ。お話も、たくさんしますよ」
>>ギルバート ノエル アウローラ
「ど、どうですかっ。
まだ、【わたしを殺そうって言いますか】」
/*
最早最後の方は震えて声にさえなっていない。
自分の方を少しでも見やる人物を目ざとく見つけ、精一杯にエーリカは訴えかける。
尤も。きっとその目はまともに彼らの姿を映しはしないだろう。
滲んで、ぼやけた、何かに見えるだけ。
*/
「もう何度も人生を繰り返しているからね。死に慣れているんだよ。ただ……猫として産まれたからには猫の姿で死ぬべきなのだろうね」
「…………、…………嫌だ」
「……こんな、幼い子供を!」
唇を噛む。
「…………占いに回す余裕はないのか」
そうしたら、では誰を? という問題が出てくる。それでも、思わず口をついていた。
/**/ああーーーーなんか…………弱い男だなあ…………
うう……陽キャしたかったけど…………無理…………
死にたい…………
こうやって情に訴えててもふつーにこいつら「あ〜〜〜〜〜〜〜かわいそ〜〜〜〜〜〜〜〜〜そのまま惨めに死んで泣かせて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」とか言いそうですげぇ嫌なんだよ。
「トッドさんとレイコさん、どちらが本物かは今の所分からない。ならトッドさん目線の味方をゼロにしてしまうようなリスクは避けたいんだよね。
占われていたから外したけれど、僕はどうしてライさんが襲われなかったのか気になっている。彼は小瓶を持っているのにねえ。それに、リコッタさんの次に単独行動が多い印象だ。
そういう点で……僕は死んでくれと念じるのは【ライさん】にしておくか。
そも、リコッタさんとライさんを死んでもらう候補から外したのは、占われているから。それだけだったからね」
盾になってもらうつもりだったが、死んでもらう予定が早まったかな。
「エーリカさんを信じる訳では無いが、よく話してくれる方が材料にしやすいし」
エーリカの方を見て、品定めするように目を細めた。
モデル ギルバートは、喪失 ライ を投票先に選びました。
異国の婦人 レイコは、旅人 ミト を投票先に選びました。
「皆さんを見ていて思ったんです。
亡霊さんは男だから女だからという理由で疑う人を決め、かわいかったからという理由で愛を囁き。
年齢が若いからと話が盛り上がり果てには投票しようとしていた人まで変えようとし。
人というのは、恐ろしく合理的でないんです」
「アウローラさん、何言ってるのか、分かってらっしゃるんですか。
死ぬんですよ……あの、あのっリオさんって方とか、亡霊さんみたいな、あんな死に方なんですよ!
やめてください! 代わりに、なってほしいわけじゃないんですよ!
【本気で、犯人を探して】って! 私は……私はそのつもりで……」
……なんかあの人言いたい事だけ言って去っていったんだが。
「僕につっかかる時間があるなら、犯人探せばいいのに……」
ポツリとアンと呼ばれる少女に向かって呟く。あの人誤解されやすい性格してんだろうなとなんだか悲しくなった。
…決して自分重ねた訳じゃないぞ、うん。
そういや、小瓶持ってるのレイって人じゃん。レイコが占った人じゃん。狼だから襲われなかったんじゃないの?
僕あったまいいー……じゃなくて。そいつに小瓶持たせてていいのだろうか、とそれを口にしようとしたけれど、なんだかそれを言うには憚られる、場違いな雰囲気になってた。いつ言おう。
「私には理解が出来ません。当然だと言って掛けられた毛布の優しさの理由も分かりません。けれどきっとそれが感情です。合理的でないものが心なのだと思います」
「けれどきっと皆さん、これからもそれに引き摺られ続けるんでしょう?」
「それならば、私は皆さんにとって不要です」
「嫌です!
私が死ぬのも、私のせいで人が死ぬのも嫌っ!
【アウローラさんじゃありません!】
別に、別に犯人がいるんでしょう!?
ギルバートさんも、なんなんですか。死ぬ人が決まればそれでいいんですか!
そうやって明日を迎えたら今度は、どうするんですか!
【私はライさんを念じます】
あんな、あんなあっさりとした浅薄な考えで、恨みっこなしで人を殺すんなら、だったらっ!」
「いや、しかし」
念じる相手をアウローラにしようとして、はたと思考が止まる。
「狼や狐というやつらは、人を殺してでも小瓶を手に入れたい輩ではなかったか?ならば、この状況でするりと身代わりを申し出る彼女は?それすら策略なのか?」
ぶつぶつと独り言をこぼした後、やれやれ、というように頭を振る。
一度目をつぶって深呼吸した。
「……うーん、やっぱり【ライさん】のままにしておくよ、僕は。その方が僕にはメリットがある。
エーリカさんに死んでもらうか迷ったら、アウローラさんに死んでもらうことにするね」
「皆さんから見れば、自身の潔白を知っている自分自身を殺すなどめちゃくちゃなことに感じますよね」
「……これで少しは人に近付けますか?」
誰かが死ぬのが誰か一人のせいなんてことない。
襲われて死ぬんじゃなくて選ばれて死ぬ人は、念じた人もそうでない人も含めた全員のせいで毎日死ぬんだ。
僕は、今夜は【リコッタにする。】
「……いや、待て、明らかに。彼女は、……願いのために人を殺したりしないだろ。……犯人じゃ、無い」
アウローラを見ながら口を開く。
「っあー……【僕は今日、命を落とす人が占って欲しいって言う人を占おうと思う。】だから決まったらすぐ言って、時間ないし」
だって、自分に出来ることってこのくらいしかないだろ?自分はそんな自己犠牲なんて美しいものは出来ないし。
「とりあえず、今は自分の希望の人を占おうって感じで待ってるけどね」
普段なら絶対しないであろう提案。このやり取りを見て、感化されたのか毒されたのかはわからん。でもそうすべきなんじゃないかって思った。
運転手 シュウジは、喪失 ライ を投票先に選びました。
旅人 ミトは、喪失 ライ を投票先に選びました。
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