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>>アイザック ノエル シュウジ
「あっはっは、そもヒューズ以外の名も色々あってな。好きな呼び名で呼んでくれて構わんよ。それに猫扱いされるのにも慣れたものだ。猫だもの」
[ヒューズは自分の冗句にくっくっくと喉を鳴らして笑う]
>>92 アイザック
「ふむ。確かに"命を懸けるほどの願い"といえど、おおよそ懸けるのは自分の命だものなぁ。だが問題はおおよそ大抵の人間にとっては他人の命は自分の命より軽く、更に犯人は君のいう忌避感を毛ほども持ち合わせていないことだろう」
>>アイザック ノエル シュウジ
「して、どうする。昼寝スポット探しついでに脱出口を探るかい?西日の差すところの探索ならお付き合いするよ」
>>37ギルバート
「やあやあ、勇敢な君、面白い提案をするねぇただ、それは皆で協力する事を強要するのかい?」
深呼吸のち、皆に話しかける長髪の男に話しかけた。
正直、自分一人でも犯人探しはできる。というかこの提案を持ちかけたあの男が怪しいという気配すら感じている。犯人は一番溶け込もうと努力するのだから。
そもそも、だ
この状況を幽霊であれあの小瓶の持ち主が楽しむと思っているこの反社会的人格者は正直ヤバい。関わりたくない。
今まで相手して来ているどの相手よりも、生身の人間のこの発想ほど恐ろしいものはないのだ。
確かに?あの喋る猫も充分怪しい。喋る幽霊も正直怪しい。人を殺める手段が明確でない以上、あのモノ達でも殺せるのだから。
それよりも、統率をはかろうとし、牛耳ろうと動くヤツのほうが経験上怪しいと踏んでいるのだ。
>>105ギルバート
うわ、こいつの笑い方キモッ
「ギルバート君か。僕はトッドさ、まぁ知らなくて当然だよね?名乗ってないんだもん」
「逆に聞くけどさ?小瓶手に入れられるの1人なんでしょ?なのに協力したいって矛盾してない?協力しないからって小瓶を争う権利が剥奪されることなんて無いよね?」
気持ち悪い笑みを真似る。ま、口元が見えるかどうかは定かではない。
余計に犯人ではないかという仮説が正しいとさえ思えてきた。
アンと「ねー?」と向かい合わせになった後、再びギルバートに話しかけた
「どーもこうも、ギルバート君が提案せずとも犯人は探したかな。イレギュラーが起きてるしね。ああ、これはこっちの話、気にしないで?」
「……ん」
重い瞼をこすり持ち上げる。いつの間にか長い時間眠っていたみたいだった。
本来ならば依然として危機感の漂う状況のただ中で眠ることなど無いのだが、無自覚に疲れていたのかもしれない。
「?」
もそりと動くと身体に掛けられていた毛布が落ちた。拾い上げ確認するもそれに見覚えは無かった。
誰かが掛けてくれた、という結論に辿り着くのはそう難しくなく、アウローラは毛布を小さく畳みソファから立ち上がった。
ギルバートさんにされた頼みごとを頭の隅に置いて、屋敷内を調べようと思っていた矢先、彼とトッドと名乗る人が口論を始めた。
「ま、まあまあ……お二人とも。」
そう宥めかけたところで、口を噤んで眉を下げる。
僕には決断が出来なかった。
他者を殺してまで得る願望に価値はないというシュウジさんの考えには賛同できたし、そもそも僕はこんな悍ましいやり方で願いを叶えたいと思えなかったから。
けれど、このままでは願いを叶えることはおろか、本当に死ぬまでここに閉じ込められることになる。
そうしたら、レティシアはどうなるのだろう。
何年も何十年も、戻らぬ僕の帰りを独りで待ち続けるのだろうか。
この優しさは知っている。寝ている人間に毛布を掛ける。シンプルでも愛情の深さを理解出来る行為。父や母がよく行うし、お返しに同じことをすれば優しい子と褒められた。
分かりやすい、心の表れ。
……アイザックさんかノエルさん、かしら?
ぼんやりと考えた。
お礼をしなくては、とも。
「……欲深い願いを持つもの、ただ一人で願いを叶えようとするもの、愛の呪いをかけるもの。」
さきほどあの男が口にした言葉を反芻する。
>>レヴィン
顔を見るのも嫌だったけれど、僕はふと気になったことをぶつけた。
「ミスター・メルゼブルク。……貴方の子供たちが力を貸してくださるーーそう仰っていましたが、その力について具体的に教えていただけませんか?」
キッチンに一人立ち、食材を選び、洗い、包丁を入れる。
母が昔そうしていたように、同じ所作で料理を作る。
「……〜♪」
意識せず、鼻歌が漏れる。
これもいつの間にか身体に染み付いていた母の真似であった。
ガレットにブルスト、スープとケーキを。
無表情で作っていった。
>>110アイザック
「ん?ああ、これはこれは一番槍の君。後で話すと言ってはいたが、それがこのタイミングなのかい?」
ん?と首をかしげる
間に入ってきた男は、先日つまらない話、もとい身の上話を始めた男だった。物腰の柔らかいその温和な雰囲気は、正直ヤバい。裏で何をしているかわからない上に、隠し持つ刃は大抵鋭いのだ。面倒ごとじゃない場で出会いたかったなぁと思う
「ほお、そんな事をメルゼブルクさんは言っていたのか、それは是非ともお聞かせ願いたいものだねぇ?」
あの幽霊に向けた言葉は、興味深い上に推理に役立つものだ。興味の対象はギルバートではなくレヴィンの言う力を貸してくれる、という言葉に移っていった
ーー
「…どこだここ」
見知らぬ洋館でメモを取る体勢の自分に疑問を抱く。
律儀にメモを取る習慣もないはずなのになぜこんなことをしているのかわからなかった。
そして日付を見て驚愕した。
「XXX8年?なんだこれ。今はXXX3年だろ」
メモ帳を遡っていくとそこには自分の字で今に至るまでの経緯が細かく書かれていた。
集中して読もうとするが頭痛がしてきたので休み休み現状を理解する。
「あー…そういうこと」
願いの小瓶とやらを手の中で転がす。
メモに書かれていた内容を思い返す。
自分は1年前事故に遭い重体になったらしい。
右足のズボンを捲るとメモの通りいくつもの手術痕が見えた。
皮膚移植した部分は茶色く変色し、筋肉が抉られた部分は凹んでいる。
そして強く頭を打ち付けたせいで記憶障害のようなものが残っているらしい。
事故に遭ってからの出来事は一定時間経つと忘れてしまう。
最初は数分置きに現状を質問していたようだ。
最近は長くなり数時間や1日保つこともあるらしい。
更にはここ5年の記憶が飛んでいるときた。
自分のことなのに自分の知らない時がある。
その事実に毎回恐怖する。
それからメモ帳を用意した。
また忘れた時に思い出せなくても困らないように。
集中した読み書きは頭痛を伴ったが無視をする。
既にメモ帳は20冊を超えているようだが普段は1冊しかもっていない。
メモ帳の最初のページには毎回これまでの簡単な経緯が書かれていた。
そしてどこかの俺は絶望した。
覚えられないこれからを生きていく意味はあるのかと。
そんな時に聞きつけたのがこの洋館と願いの小瓶の噂だった。
>>115ミト
「あら、こんばんは! お邪魔だなんてとんでもないです。
こんな状況でも皆さんお腹は空きますもんね」
唐突に現れた青年の言葉に答える。にこりと笑いかけた。
「いいえ、これは母が教えてくれた料理で。他のものだとこうはいきませんよ」
「もう出来ますから少しお待ちくださいね、ふふ」
>>106 トッド
「あは。君、ひとりで全部するつもりなんだ。そりゃあ、ずいぶん強い力があるんだね。恐れ入ったよ。
この大人数の中、たった一人で犯人を見つけたところでどうするの?協力者がいなければ、どうするつもり?闇討でもするのかなあ。
最初から最後まで協力しよう、なんて誰も言っていないさ。僕はただ、命の危険があるうちは、協力して怪しいヤツを減らした方が、互いにとって利になるし合理的だと思ったから呼びかけただけ。
この場で単独行動をとる方が、何か、見られたくないことでもあるのかなあと思うけれど?」
多少苛つきながら、そう言い返すと、アイザックが仲裁に来た。
>>アイザック
「……すまない。ちょっとムキになった。これでも、必死なんだよ、僕も」
「ただいま皆の衆。ネズミ一匹居ない清潔な館だったよ。あと西の廊下に日当たり良好な場所を発見した」
ネズミ一匹居ないと言えば聞こえはいいが。生気というものを感じないと言った方が正確かもしれない。
「逆に言うとネズミ一匹出る隙間もなかったがね」
昨日ライが使っていたものであろうワゴンに出来上がった料理を乗せる。取り皿にスプーンフォーク、その他諸々も積み込み運び出した。
>>ALL
「失礼します。
皆さん、お腹は空かれてませんか? 私の作ったものでよければですが、召し上がってくださいな」
ワゴンをテーブルの横につけ、料理を広げた。
「ああ、誓って毒などありませんのでそこはご安心ください」
ギルバートを見ながら口を開く。
「犯人探しって意味では俺はあの綺麗な顔の兄ちゃんに賛成するわ。
まあ【俺は犯人を探すのに役に立てる力なんてねーけど】
あと言っとかなきゃいけねーんだけど、俺あんま覚えてられねーんだ。
事故の後遺症で記憶が飛ぶようになったらしい。
なるべくメモを取ってるが足りねーところがあったらサポートしてくれると助かる」
苦笑いしながら頭をがしがしと掻く。
>>ギルバート
「……あの、遺体を見に行くなら、私がご一緒します
やっと、現実を受け止める覚悟が出来たので」
ギルバートがそう言ってから考えていたが、何も出来ないより、自分に出来る事をしようとようやく覚悟を決める事が出来たからだ。
>>128ノエル
「ああ、ノエルさん。
いえいえ、お礼のつもりで作らせてもらいましたので遠慮なく!
デザートもあるんですよ、モーンシュニッテと言います。ケシの実が入っている、ちょっと変わった食感のケーキです」
アイザックもノエルも、確か甘いものが好きだったと思う。
ケシの実が普通の屋敷に常備してあるのか、と始めは考えたがどうにも心配は無用だったようだ。使おうと思った食材が自然とキッチンから見つかり、何も問題無く作ることが出来た。それ自体が不自然なことではあるが、今は有り難く使わせてもらった。
館の主は話し始めます。
昔起こった、事件にならって村陣営、狼陣営、狐陣営、恋陣営。その4つに分類する、後ろに行くほど、その力は強くなる、と。
恋陣営。愛を与えられ、会いに呪われる者達。その力の源はかつての隠し子、シメオン。
どちらかが死ねば後を追う運命を背負う変わりに、二人で生き残れば、誰よりも強い力を手に入れるのだと。─愛は何よりも、強い。そういうことだ。
狐陣営。幸福な王国を望む孤独な王。その力の源はかつての娘、ユリア。
会いに行くために、夜の力を与えられ狼陣営の使う死の呪いを防ぐ。が、その力は暴かれてはならない。暴かれてしまった時が、命の終わる時。その姿から、ハムスター人間または狐、と呼ばれる。
狼陣営。最も欲深い者達。その力の源はかつての息子であるネモ。
ネモに二面性があったように、この陣営の力は大きくわけて、2種類。死の呪いをかける力を行使出来る狼。彼らに協力する狂人。
狼は全てを知りたいという想いが強く出た、智狼。望む姿、地位になりたいという想いが強く出た、憑狼。
狂人は皆の上に立ち、従えたいという想いが強く出たC国狂人。そして、犯人を知りながら好機が来るのを待つという想いが強く出た、狂信者。
最後に村陣営。歪んだ望みの力を与えられなかったものに僅かに宿った力。その力の源はかつてのペット、シャルロッテ。
死の呪いをかける力を持つものを暴き、夜の力を溶かす、占い師。
死した者に死の呪いをかける力があったかを確かめられる、霊能者。
今まで死した者の恨み言を全て背負う、公証人。
自分以外を死の呪いから守れる、狩人。と、そう思い込んでいる闇狩人。
ここに残っている『友人』は15人。その中に
占い師が1人。
霊能者が2人。
公証人が1人。
狩人が2人。
闇狩人が2人。
智狼が2人。
憑狼が1人。
C国狂人が1人。
狂信者が1人。
狐が1人。
求婚者が1人。
いるという。
誰にどんな力が与えられた、全てを把握している訳では無いけどね。
君達が生き残るためには、狼陣営を殺せばいい。だが、それでは《願いの小瓶》を手にすることは出来ないかもしれない、そういうことさ。
それでも、ここは私の屋敷だからね。
君達の心の中までは分からないが、それ以外ならある程度把握しているよ。
狼陣営を操ろうとしている者の声や、愛の呪いをかけられた者の囁きなんかはね。
ああ、それから『誰を殺したいと思っている』ぐらいは分かるよ。…口では綺麗事を言っていても、実際は他人を小瓶に捧げて、自分の願いを叶えたいと思っている者もいる、ということさ。
ありとあらゆる力が【午前2時】に行使されるからね。
その時までに【誰を殺したいか、強く思ってくれれば、その人物を私が責任持って殺そう】。これだけの人数がいるからね、意見が割れた場合は多数決となるが。
「……は? 多数決で殺す?」
匂いにつられていた顔を引き攣らせる。
「おいおいおい」
>>レヴィン
「そりゃ、強制参加なのか?」
多少のあくどいことは覚悟していても。彼のために殺しをする。それを彼が良しとしないだろうなんて、分かりきっている。
>>レヴィン
「逃げる姿勢も何も、あの行き止まりのようなもの、逃げる者が居るだろうという想定の元で作ったのだろう?大抵の人間は人を殺す覚悟無しで一生を終えるものだ」
「私も、この生ではそうありたかったのだが」
「主人よ。その話に嘘はないのだろうな?」
一応、聞いては見る。人間を見る目は少しばかりはあるつもりだ。
>>134ノエル
「あら、毛布を掛けてくれたのは貴女かと思っていたんですが違いました? アイザックさんかしら。ご存知であれば教えてください。
それはよかったです! 飴を配ったりされてたのでそうじゃないかなって」
>>132レヴィン
「まず、何はともあれよかったです。此方にも抵抗手段があるんですね。一方的なスプラッターショーが貴方のご趣味でなくて。これはこれで趣味が良いかと言われるとあれなのは私にも分かりますが」
少なくともはっきりしているのは、だ。
「おそらくは。投票を棄権しようが誰かが投票した時点でレヴィンは誰かを殺すのだろう。その場で最も投票が高かったものに。我々が手を下さなくてもよいという事はつまり、我々が手を下さない場面でも死人が出るという事だ」
「そしてそれは狼陣営の思うつぼでもある。向こうは3人居るのだからね」
>>144レヴィン
「っ……?」
彼の言葉に胸がじくりと痛む。思い当たる節は何も無く、眉間に皺を寄せた。
「貴方に……貴方にとって『愛』とは何ですか? 『家族』と『友人』の境目は何ですか?」
頭では理解が出来ないことを分かっていて、それでもなお聞かずにはいられない。この衝動は何か。その正体は。
…………。
ほんと、素敵なご趣味だ。
/*
この館の主人の話を押し黙って聞いた。
口を開いても、小さな声で皮肉をこぼすのがやっとだった。
*/
午前2時、へぇ。多分昨日人が弾けた時間も多分そのくらいか、と思う。そして館の男が東洋人に言い放った“私を楽しませてくれるのだろう?”という台詞。
あのギルバートとか言う反社会的人格者の言ってたことがあながち間違いじゃなかった。これは何を示すのか?
1.自分が異質。2.2人が異質。後者である事を願う。
「へえ、人を殺さないと能力行使が出来ないなんて非効率だね。おっと、そう睨まないでくれよ。好きで付与されたんじゃないってことはよぉくわかってるさ」
そう、わかっている。同時にやはり非道徳的だなんて思ってしまったが口には出さないでおこう
「まあまあ仲直りしようじゃないか。そうだね、僕の知ってる情報を公開しよう。【そこのイタイ猫娘は犯人じゃなかったよ】。これが一人で推理出来ると言った理由さ、わかってもらえたかな?」
>>145ノエル
「ああ、やっぱりそうでしたか。
当然のことなんてこの世には存在しません……少なくとも私の世界には。貴女のそれは純な優しさで、確かに貴女自身が培ったものじゃあないんでしょうか」
自分には推測することしか出来ない。胸の内で彼女が何を思っているのかは分からないのだが。
「………」
ギルバートさんが霊能者を名乗ったのを聞いて、僕は顔をあげた。
ぎゅっとこぶしを握り、笑顔を無理やり作る。
>>139 ギルバート
「君は死者の魂が見えるのですね。自ら名乗りあがるのはとても勇気のいることですーーありがとうございます。」
「……私は貴方の言う通り、みなさんで協力して犯人探しをした方がよいと思います。どのような理由であれ、人を殺すことが正当化されることがあってはなりませんがーー」
握っていたこぶしを、さらに強く握り込む。
「ミスター・メルゼブルクは、欲深き者たちを詰めれば、より早く小瓶が満たされると言っていました。つまり、狼を見つければ被害は最小限にとどめられる。」
ああ、嫌だ。
「……早くこんなこと、終わらせましょう。私も出来る限り協力させていただきます。」
イタイ猫娘とは、放浪娘リコッタを指している。無論それは伝わるだろうと指をさすような行儀の悪い事はしなかった。
こんな怪奇事件の相手をしたくない、そんな願いを叶える為パワースポットにやって来たのに
さっそくも巻き込まれ、重役をつかまされたなんて。
もともと呪いや胡散臭いスピリチュアルを専門に商いをしてはいるものの、本物と対峙する事は滅多にない。筈なのだ、理論上。
なのに請け負うものはヤバいモノが7割と生死をさまよう事、正気度が下がるようなものばかり。いい加減にしてくれ。
また今回も【占師という役目を押し付けられる羽目になる】なんて夢にも思っていなかった。いや、言葉の綾だ。あり得るとは思っていた。しかしイレギュラーな遭遇の為、どこまで自分の勘を頼りにしていいのかわからなかったということだ。
トッドがリコッタの潔白を訴えたのを聞いた。早めに出せる情報は出してしまった方が良さそうだ、と思う。それほど重要な情報は出せないのだが。
「能力による犯人探しにおいて【私が役に立てることはありません】。でもお手伝いが出来るよう、努力しますね」
全員に話しかける、ような真似は普段ならしないのだが。
異分子的状況で普段のプレイスタイルはマイナスになると思って少し譲歩をする。
>>all
「やあやあ、僕トッド。【占師だよ】、ヨロシクね〜。さっそくだけど【イタイ猫娘は犯人じゃなかった】」
必要な事だけ伝えたらいいだろう。
ひとまずそれだけ口にした
「そう。……トッドさんも、有益な情報を教えてくださりありがとうございます。リコッタさんは犯人ではない、と。……ギルバートさんに仰っていたことは、占い師ゆえのものだったのですね。」
「……私はトッドさんたちのように今皆さんに伝えるべき力はない、とここに宣言しておきますね。ーーすみません。こんな時でも空腹になるようで……食事をしながら、皆さんのお話を伺います。」
「とりあえず……主のご子息の力とやらで、人間でも魔法のように相手を殺せることはわかった。ならば、幽霊くんや猫さんが最有力容疑者という主張はナンセンスだね。
改めて考えないと」
……ははっ、
/*
ブルストを小さく切り分けながら耳をすます。
きっととても美味しいはずなのに、砂を噛むようだった。
自分はこんなに繊細だったのか、それともあまりに状況が不可思議だからか。
乾いた声で自嘲した。
*/
そう。ギルバートが霊能者で……お面の、トッド?が占師ね。
そのナリでよく他人のことをイタイだなんて評せるなとは思うけど。この状況だから頼りにするよ。
【僕には、人の力を知ることはできない。】
……??
周りが能力だなんだと騒ぎ出して不思議そうに首を傾げる。
「みんな何か変かあったのかにゃ?【アタシは特に何も変わらないにゃ?】」
にゃにゃー?何が起きてるにゃ!?
人形に話しかける変な奴が占い師、綺麗な顔の奴が霊能者で占い師は猫娘を犯人じゃないと宣言するところまで聞こえた。
「投票ねえ…死刑執行人が同時にボタンを押す気分ってこんなんなのかね」
レヴィンは多数決をもって一人殺すと言った。
1票の重みがどれほどのものになるのか想像もつかなくて少し鳥肌が立った。
とりあえずメモを取ることを優先することにした。
「申し上げた通りですね。
誰か殺さなきゃいけないのですね。
その手を下すのはご主人、というのは……唯一、予想外でしたけれど」
/*
誰を死に差し出すか。それをこの場の人間に選ばせるところまでで、十分に享楽的なのだろう。
そして、本当に死者が出ることがたまらなく愉快で仕方がない。
反吐が出る嗜好である。
そうこうしているうちに、いよいよこの悪趣味な余興が形を帯びて来た。
主人のいうところの『家族』が、力を貸してくれているのだとか。
傍から見たら一笑に付す与太話だが……昨日から、感覚がおかしい。そのことを指しているのだろう。
その上で、
*/
【私にも、何もありませんよ】
>>63ギルバート
「批判もナニも突然、無実の罪を着せられたら反論するのは当然じゃね??
それも幽霊って属性だけでの言いがかりだしさあ。
エ、死んだらもう一度死んでもいいと。
こっわ、なんだその発想コッワ。
オレ死んだときの記憶ねーから、はじめて死ぬには変わりねーもん。
みんなと一緒。幽霊差別反対でっす!!」
>>66ヒューズ
「猫な時点で人間じゃなくね?
って、ワーー!!行っちゃった………ネコちゃーーん!!」
手の中のヒューズがヒョイと飛び降りるのを追いかけると、女の子に頬を掴まれました。
>>67アデリーナ
「ア、ハイ、チョット待ってくだサーイ。
なんかバタバタしてますし…。
あっと、どこまで話したっけな……」
顔の近さにドギマギとし、硬直します。
>>157アイザック
「そうそう。本当は1人で解決したかったんだけどねぇ。責任とか期待とか付き纏うものは正直嫌いなんだ。だからあまり、こう、グイグイ来ないでね」
いつかした時のように、ヒラヒラと手を振った
>>158ギルバート
「紅茶どうも。でも笑顔はさっきの個性的な方が良かったよ?」
コーヒー派だというつまらない嘘を吐かない方が、円満なやつだと思い余計な茶々は入れないことにした。
「で?ギルバート君は誰を殺して犯人か知りたいの?誰を生かして僕に調べて欲しいの?」
非常に興味深い質問。自分と彼は正反対な役割だ。この生と死のシビアな線引きを何で行うのか。非道な決断はどのように行うのか気になった。
>>155レヴィン
「境目が無いのに、別物……? 替えがきくか、きかないか……」
やはり分からない。ただ生まれるものとは。何のために。
「私には理解出来ません。貴方が大切にするものも、そうでないものも。困った子も良い子も平等に大切というのも」
客観的に見れば恐らく外道と呼ばれるこの人に、騒いで止まない臓が示す感情は何なのか。けれどきっと愛ではないのだろう。
>>159ヒューズ
でたなクレイジーキャット。
観察した感じ遠隔操作ではない様子、自らの意思で行動し、言語として言葉を話しているようだ。
猫の焦点があう距離は25cmと言うらしい。決して馬鹿にしているわけではなく、“話すときは目を見て話しましょう”という教えに則り、腰を下ろして視線を合わせた
「だって名前知らないし。知ってたらちゃんと呼ぶんだけどね」
嘘ではない。本当のことである。別に許されなくても良いという言葉は、爪が飛んできそうなので噤んだ。
>>161リコッタ
「あーそうそう、そういう反応が通常だよね、よし、僕正常。あーよかった、僕これ正装だから感覚狂いそうになるんだよ」
もちろん嘘だ。何故この服装をして、アンを連れているのかは些細なことである
「ま、君が人殺しじゃないってことがわかったから聞くんだけど【君は誰が犯人だと思う?誰を僕に調べて欲しい?】」
トッドが占いの力を持ってるんだね。
で、ギルバートが霊能者だね。
殺されるのは嫌だからさ、頑張って悪いやつを見つけよう。
ちなみに僕は【占い師や霊能者じゃないよ】。
あはは〜、いいね何だか能力者ってかっこよくてさ。
笑ってられる状況じゃ……ないけどさ。
>>ベガ
「そういえばまだ、自己紹介をしていませんでしたね。……この状況で、とも思いますが……。ーー私はアイザック。よろしくお願いします。」
恐怖や不安ーーさまざまな重圧が、胃を締め付ける。それを紛らわすように、僕はそばで食事を取る彼に声をかけてみた。
犯人探しのためにはまず、みんなの人となりを把握しなければ。
>>168 トッド
「それでも貴方は、出てきてくれたーー例えそれが自身のためであったとしてもね。……ええ、改めてよろしくお願いします。今度、その子のことも紹介してください。」
手を振られると、僕は彼の手元を一瞥してから笑顔を向けた。
ーー“今度”は一生来ないかも知れない。
そんな状況下に僕たちは置かれている。
どんなに忌避しても、この屋敷に来た者は全員罪を背負う。
レティが知ったら、僕を軽蔑するだろうか。
「ええッとー、オレを疑ってきたイケメンくんが霊能者で、人形遣いが占い師?
あと、ネコミミちゃんを犯人じゃないって言ってる、で合ってる?
ま、この3人は今のとこ疑う余地はないし活躍してもらう方向でー。
イケメンくんも能力をもらったからピリピリしてたってコトで許してやろう。
オレは寛大な幽霊だからさ。」
そこまで言うと、フワフワと浮きながら“考える人”のポーズになります。
「エー、じゃあ誰が怪しいのかなあ。
今日襲われた王子様は、オレの目の前にいたんだからコッソリ殺ったとかは考えにくいしー。
あ、でも呪いとかなら隠れてやったとかある?
そんなら今いないヒトとかアヤシイんじゃね?」
「……そういえば、確かにいませんね。」
ベガの言葉を聞いて、僕は辺りを見回す。
「まさかまたーーいや、午前二時にすべての事が起きるということなら、襲われたという線はないのかな……」
一瞬リオの無残な姿が脳裏によぎったが、すぐにレヴィン・メルゼブルクが言っていたことを思い出した。
「当たり前の事ですが、占師と名乗ったトッドさん、霊能者と名乗ったギルバートさん、トッドさんが占った……猫娘さん?ごめんなさい、名前を知らなくて……は今日レヴィンさんに……消してもらう人から避けるとして、他の人が怪しいのか、と言うと……やはり、話していない人は裏で何かしているのか、後ろめたいからこそ黙ってやり過ごそうとしているのかと疑っちゃいますよね」
まだ屋敷に来て日が浅いからか、曖昧な事しか言えない自分がもどかしかった。
唇の端を無意識に噛み締めながらたどたどしく意見を述べる。
「……レイコサン、いねえのか?」
俺はそういって、辺りを見回した。確かに、姿が見えない。
この屋敷に来てから僅かに言葉を交わした女性を思い出す。あの時は色々あって本当に少ししか話せなかったが──。
2時には望まなくとも誰かが死ぬ。
話し合いの場に出てこない人間が怪しいというのは理解出来る。
だが、……彼女が? 信用できるほどに知っている訳ではない。同郷の好で庇うには、リスクが高すぎる。
>>168 トッド
「個性的な笑顔?なんのことだろう」
苛ついて上手く笑えなかったやつか。面倒くさいやつめ。
「そうだなあ。僕は、単独行動を好むやつ。何でもかんでもうんうん賛成するやつ。この二種類の人間が基本的に怪しいと思っている。
その点で言うと、現状当てはまるのは【レイコさん】だけれど。彼女がお手伝いできそう、と言っていたのは少し気にかかっているから、もうちょっと話を聞きたい。
あとは、やっぱり【亡霊くん】かな。怪しいというより、個人的に罪悪感があんまり無いから。この中では『殺す』相手として一番指名しやすいって理由。だって死んでるんだもの」
メモを書き終わると今日の投票先を考える。
「俺は今日…レイコに投票しようと思う。
今日ほとんど姿を見てねえからな。
レヴィンの話じゃ女子どもだからって理由にはならねーみたいだし単純にあまり顔を出さないのは怪しく見える」
>> all
「話すのが遅くなってごめんなさい。まずは私の知っている事をお話ししますわね。【ライさん、今小瓶を持っている方ね。は人間だそうよ。】私は屋敷のご主人の言うところの【占い師】ってやつに当てはまる筈だわ。だから犯人探しにはうってつけと思いましたの。」
もう1人、自分と同じような力があると言い出した仮面の男を睨みつけ、
>> ドット
「どういうことかしら、占い師ってやつは2人はいないそうだけれど?」
「レイコさんも占い師?………なる、ほど。」
僕は目を丸くするが、すぐに状況を呑み込んだ。
「占い師は一人しか存在しないーーならば答えは簡単ですね。お二人のどちらかが偽物なのでしょう。」
>>レイコ
「初めまして、アイザックと申します。……能力を明かしてくださりありがとうございました。一つ確認したいのですが、今まで何をされていたか教えていただけますか?」
/*
時間を迎える度に、主人は人を殺すらしい。
屋敷の時計を見れば日も跨ぎ、2時間も残されていないところだった。
あと2時間で……自分たちの選んだ人間が死に、もう一人誰かが殺される。
リオの姿を思い出していた。
*/
「…………冗談じゃありません。
誰か選んで、だなんて、こんな毎日24時間で決めなきゃならないなんて。
殺す、人。殺したい、人……誰か、って聞かれたって……」
「エェ、2人いるの??
さっきの言い様だと1人だろ?
片方偽者???ライって誰だっけなー。
とりあえず、その2人もダメか。エーどうしよ。
知ってるヤツだとやだから知らない人かなあ。女の子はかわいそうだから男で!
【ゴーグル(シュウジ)か糸目(ミト)のどちらかに入れるわ!】」
さて、決まりそうかい?
私としては、皆『友人』だから誰を殺すことになっても変わらないのだがね。
君達にとっては、自分の身を守るために怪しい者を指定しなくてはならないだろうがね。
「レイコさん、トッドさんが占師でライさんと猫娘さんを省いて……後、お二人が占う候補の人も今日は外すべき、ですよね?
まだそういう話は聞きませんが……どうなんでしょうか?」
「お、良かった。レイコサン──って、アンタも占い師なのか」
俺の声には多分驚きと、それから僅かな落胆が含まれていたと思う。──能力者だからといって、簡単に信じるわけにもいかなくなってしまった。
「……うん。まあ、どちらかが犯人側──って言うことなんだよな。主人の言葉を信じるならば」
/*この場の他人を殺してでも叶えたい願い、そういう強い思いがネモという人物に取りつかれるのだとしたら、恐らく自分の願いは他者の死に必然を求めない点でいうと、似た願いを持つアデリーナも違うのではと感じた。
尤も、この屋敷で言葉を交わした数少ない人物であるから、
贔屓目に出ていることはエーリカ自身も承知はしているだろう。
そう考えると、願いが強かったもの、というのは。
*/
「アイザックさんは、自分の系譜の消失を。
ギルバートさんという方は、夢の中の誰かに会いに」
/*
願いの小瓶、というものででなければ叶いそうにないほどの奇跡は、この辺りだろうか。
或いは……心が欲しい、アウローラという女性。
こちらは、死へ差し出すに罪悪感が薄いか、などとおよそ人でもないような発想さえ生まれてしまう。
異常だ。
早く終わらせたい。
なぜこんな、知らない土地に知らぬ間に飛ばされて、給仕服を着せられてとんでもないゲームをさせられてるのか。
*/
「みんな幽霊に夢持ちすぎじゃない??
チョット浮いて飛べるだけだよ!!
透けるコトもできたけど、ココじゃ無理っぽいしー。
妙なチカラを使えるのはその人だけ!!」
「さきほどとは状況が大きく変わってきたのでーートッドさんがリコッタさんを見た理由も聞きたいな。」
僕に出来ることは考えることだーー。
「……現段階ではレイコさんが、自分に疑いが集まりそうだと考えて占い師を名乗った可能性をすこし見ています。あそこまで姿を見せないのは、何らかの後ろめたい理由があったのではないかと。
まだ根拠は薄いですので、彼女ともう少しお話してから考えたいところです。もちろん、トッドさんともですが。」
「……優先して考えるべきは、誰を選ぶかーーですよね。」
暫く、皆の話を静かに聞いていた。
レイコという女性が占い師に名乗り出るのを聞き、むしろ一層怪しさが増したのではないかとは思ったが。そんな憶測で投票出来るほど占い師という役職は軽々しくないだろう。
レイコに投票すると宣言した後にレイコ自身が占い師で自分を犯人じゃないと言う。
「…マジか。俺の結果はともかくレイコも占い師と言うなら殺したらだめだな。
んー…それならあの幽霊坊主にするかな」
「てか、言ってたでしょ。
あの領主様がさ、“子どもたちが力を貸してくれるだろう”って。
つまり、襲ったヤツはこの屋敷に来てからチカラを得たってコトじゃん?
幽霊だからなんでもできるっておかしくない?
罪の擦りつけデスー、やっぱオレは【糸目(ミト)くんに入れよっ。】」
/*
ノエルは、探検家としての足掛かりとして願いの小瓶そのものを求めただけ。願いの小瓶に対する願いは、ないのだろうか。
シュウジ、ミト、と言ったか、彼らの望みは女性らしいが、一人は死者の蘇生にまで話が及ぶ。これは大きいだろう。
レイコとライに望みはない。その中でもレイコには占い師の力が宿ったという。
無欲ゆえの、シャルロッテという人物からの施しなのか。
これはトッドという人物にも、同じことが言えそうだ。
占い師の二人は、他人にいち早くさらけ出すほどの熱がこもる願いはない。
厳密にいうとあるのかもしれないが……さて。
リコッタと亡霊に関しては、あまり触れられるところがない。
亡霊という体でだけで怪しむな、とその体で言いのける神経は、なんだか悪さをするような存在には思えない、ぐらいだろうか。
*/
>>206亡霊
「そうですねぇ、そこに関しては貴方の言う通りです。先ほどは疑ってすみませんでした」
あの時点ではどう足掻いても彼が一番嫌疑を被って然るべきだったとは思ったが。
「ちなみに彼……ミトさんでしたか? の怪しい所など、お気づきでしたら教えてくださいな」
「殺したいほど叶えたい願い。
普通であれば不可能であるほど、その思いは、強いのではないでしょうか。
私はその点で……【ベガさんを押したい】のですが。
それこそ、本当に自身さえ生きながらえられれば、というお考えの方でしたら、この屋敷が纏う呪いに取り憑かれそうなものです」
>>194 ギルバート
「霊能者じゃないわね、生きてる人が対象のようだから。占い師はドットっていう仮面の人と私、どちらかが偽物。そうなりますわ。」
「挨拶をした仲だけど、皆さんがお話をはじめた後キッチンに篭ってしまってあまり話せなかったから 。知り合いがどんな人か占ったって所ね。死人も出る前でしたからその程度の理由よ。
今となればもっと他に占う必要がある人がいたかしらね、ごめんなさい?次は皆さんが指定する人を占って嘘ない結果をお伝えしますわよ。信じてくださるかしら?」
自分が犯人側ではないかと疑いをかけられているのを感じる。
「あと一時間程度でまず一人を投票でもって殺す──もしくは殺されるってのが恐ろしいよな」
まず皆が話していた身の上話を思い出す。
「それにしたって、どっちが偽物かは知らんが、どうして能力者だなんて嘘をついたんだろうな。いくら仲間がいるって言ったって、死んだら意味が無いだろ?
違う人間なら、願いも違うんだから」
だとしたら、偽物だと露呈した時に、一人だけリスクが高くなる。そういう意味で、嘘をつく個人的メリットがあると考えるべきか。
いや、考えるべきはこれではない。どうしたって思考がいらぬところに飛んだ。当たり前だろう。誰だって人殺しにはなりたくない。
「占師の占い先とレヴィンさんが手に掛ける人……あまりよい言い方ではありませんが、処刑先と例えましょうか
レヴィンさんが処刑人代わりみたいなものですし」
殺される人が、本当に刑を受けるべきなのか……罪があるのかは定かではない。
そう思うと、胸が鈍く痛んだ。
痛みに耐えながら言葉を続ける。
「処刑先が占い先と被っても、ギルバートさんさえ生きていれば、一応は黒、白の色が見れるのですね
なら、明日は占師さんが二人とも結果を言ってから、ギルバートさんが結果を述べるべきでは?
今の所、ギルバートさんが本物みたいですから」
ちょっと、由々しき事態に襲われている。
いや、それを人に話すべき内容でもないのだが、説明しないといけないような気がしなくもない。
一番信用できる彼女に声をかけた
>>リコッタ
「やあやあ、すまない、ちょっとアンの様子がよくなくて、急ですまないんだが席を外すよ。上手いこと言っててくれない?」
早口に伝えて部屋を去る、占いはリコッタ以外で何も能力が無いという人から選ぶ、もう決めてある。あのクレイジーキャットにする。
殺して良い人?そんなの自分以外だなんて一番ヤバい台詞をはきそうになるが、あの相槌とかよくしてて、真面目なんだけどよく要領の掴めないあのよくわからないヤツを館の主に願うこととする。
あ、なんか一言も今日喋らなかった自称占師の存在は確認したが、その人のお陰でリコッタは犯人側じゃ無いと思う要素になったので、めんどくさいことはめんどくさいが、まあ情報が増えた。プラス思考で行くことにしよう。
>>215 エーリカ
「ん、おお。こんばんは」
そうして思考を底へ底へ沈めていると、知らない人間の声がした。
「【望むものが薄いから】……いや、それならそもそもなぜあの王子を殺したんだって話なんだよ。狼が殺した、と言っても一人だったのかもしれないが、それだってなぜ狼に味方をするのか。そも願いが薄いなら、こんなところ来ないだろうしな」
俺は腕を組んだ。
「……どちらかと言うと、数日間の延命と考える方がしっくりくるんだよな。とりあえずの延命している間に、自陣営の勝利を待つ。そのあとどうするつもりかは知らねえが」
あまり話し合いに参加しておらず、疑いがかかっていたレイコサン、それから館に来てから暫くの動向の掴めないトッド。
どちらが怪しいかというのは、難しい話だ。どちらかと言えば、レイコサンだろうか──。
「それと、言い出すのが遅かったかもしれませんが、占って欲しい方々も少々考えてみましょうか。
我々に宿りました家族の力、ですけれど、それぞれが強力でも統率にかけると思いませんでしょうか?
個々が強くありましても、手放しで振るわれては空振りもいいところじゃありませんか。
ですから、こうした場で指揮を取ろうと動く方。
ご主人の手が多数決にて振るわれる、ということでしたら、大人数の味方になりたがりたいでしょうから。
……と言いましても、ぴったり該当する方はいらっしゃいませんでしたが。
少し範囲を広げて、広く人に声をかけられていた方、の正体を見ていただきたいのです。
その点で申し上げると【ノエルさん】
あとは……【アウローラさんかヒューズさん】でしょうか」
「占いで見てもらいたい人の名前、上げておきますね」
私の意思が伝わればいいと、そう思いながら話す。
「占いは【アイザックさん】【ベガ君】
お二人を何故あげたかというと、アイザックさんは聖職者
彼がもし、何か企てていたら分からないからです
ベガ君はレヴィンさんのお子さん達の力で誰もが容疑者なのは分かりますが、幼子だからと手心を加えてしまう人がいるかもしれません
無意識でも、意識的でも犯人探しの不安要素は早めに取り除くべきだと思いました」
「処刑先……がアデリーナさんにします
昨日より、話に来ていないのが……何か力を貰ったのかなと疑っているから、です」
処刑という名目で誰かの名前を上げる度、胃がぎりりと痛むが、口元に力を入れ、苦悶の表情を浮かべぬように堪えた。
「もし亡霊くんを残すんなら占って欲しいよね
占って欲しいひとも言った方がいいの?
んー、【猫さん】と【アデリーナさん】かな。マイペースっぽいからね」
占って欲しいのはよく喋ってる人たちかなあ〜。
やっぱりさ、しゃべるの上手な人たちのことって信用しちゃうし、信頼できるかどうか判断したいかな〜って。
ノエルとアウローラをあげとくね。
正直そんなに大差ないんだけど、僕の中での印象でしゃべってそうな2人だよ。
「……俺も少年を……っああ! 名前が分かんねえ人がいるのしち面倒だな! どっかにまとめときてえな。
ともかくあの子を占ってほしい。……疑ってるわけじゃねえが、変な理由で疑われるのは見たくねえし、疑いたかないからな」
確かに俺は、あの子を疑うことはできないし、きっと確証なく処刑すると言い出したら止めてしまうだろう。
「……投票か。…………」
俺は。
「……」
できない。誰かを選ぶなど。
「……金髪の。アデリーナだったか。その人に入れるつもりだ。…………確証はない。だが、少なくとも能力者を避けるという意味でも、宣言はしておくべきだよな。……すまない」
そう思いながら、話したことのない女性を選んだ。
懺悔の言葉を吐くのは、そう、これこそ、偽善だ。
僕は、念じるのはメイドさんの洋服着た……エーリカさんにしておく。
ときどき別人みたいになるから。
自分でコントロールできない人格があるんだとしたら、知らないうちに誰かを手にかけてるかもしれないと思うから。
死んでほしいわけじゃないけど、自分が死ぬのはもっと嫌だから。
答えておく。
>> all
「何人か占う先がでてるみたいだけどどうしましょうか?指定がなければ、1番名前があがっている【ノエルさん】を占いますわよ?私は」
誰かがするように、指名しても罪悪感が湧かない人間をーーという選び方はしたくなかった。
かれこれ数十分、僕はソファーに腰をおろしたまま、ノエルさんが残してくれたボイスレコーダーに耳を傾けている。
「……出会って間もない人間の中から犯人を見つけるのは、やっぱり至難の技だな。」
そして、そう独りごちてから口を開く。
「ーー。……私はエーリカさんに投票します。彼女は我々がこの屋敷に訪れる前からこの建物の中にいた。しかし、見に覚えがないという。
……それを特別疑っているわけではありません。しかし、彼女は時折おかしなことを言ったり、不思議な態度をとる。まるで、在りし日のメルゼブルク家の一員のようなーー」
「……つまり、彼女はこの世ならざるものの影響を受けやすいのではないかと思ったのです。ですから、この屋敷に吹き溜まっているという欲望に当てられても不思議ではないかと。」
「もう二人ほど候補を出しておいて、その中からの誰かを占うことにすればよろしいのでは?
例えば、ノエルさんの他にベガさんとアウローラさん、みたいに」
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