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村の設定が「役職希望無視」のため、全ての役職希望が無視されます。
クスクス、笑い声が響き渡る。
その中で、一つ。聞き取れる声があったことだろう。
『―――――――』
誰の呪いか。
誰の願いか。
君たちは、「人ならざる力」を手に入れてしまったことを理解するだろう。
その力を使うか、使わないか。どのように使うか。
それは、君たちの自由だ。
どうやらこの中には、村人が1名、占い師が1名、霊能者が2名、狩人が2名、ハムスター人間が1名、C国狂人が1名、狂信者が1名、智狼が2名、公証人が1名、憑狼が1名、求婚者が1名、闇狩人が2名いるようだ。
呪われし王子 リオが「時間を進める」を選択しました。
『欲しいものがあるなら、奪えばいい。誰かが変えてくれるなんて、甘い夢でしかないのだから。あなたには、それをする力がある』
うわあああああめっちゃ最高〜!!!!!
てか支配人るーぷさんでC喉と墓観れるんは
るーぷさんが役者として入った時本人有利にならんか?って思ったけど、そんなズルはしないだろう
/*
屋敷の主人が取り出した小瓶を見てから、しばらくまともな記憶がない。
自分が何を口走ったのか。
彼が小瓶を取り出してから、いくらの時間が経ったのか。
あぁ、分かりはしないが。
アレが−−世に聞く、願いの。
*/
「ご主人……じゃなかった。ご友人?
本当に貴方の言うところの友人、という関係で私たちが間違いないのでしたら……"取引"というのは、いかがでしょうか?
およそ、友人同士で行われるやりとりを指す言葉では、ないと思うのですけれども」
/*
じっ、と一点を−−小瓶を見つめながら、エーリカは彼の提案の是非を問う。
*/
「……アン?」
ポカポカとマクラを殴っていたアンが、ピタリと動きを止める。ヤバい、マズい。そんな予感。
アンはスッとマクラから離れ、ジッとドアを向いた
「デスヨネー」
ベットを抜け出し、アンの導くまま、ドアの前まで着く。次にドアをポカポカと叩き始める。
「はいはい、ちょっとまってねー」
鍵を開けて部屋を出る。ふと部屋のプレートを見ると、やはり医務室だった。何故何もないのか。既に誰かが部屋に入り全て回収したか、初めから何もなかったのか。
アンの視線は横を向く。オバケ屋敷だと聞こえた方向。やはり、そうなのか、そうだったのかと意を決して歩み始めた
「……アン?」
ポカポカとマクラを殴っていたアンが、ピタリと動きを止める。ヤバい、マズい。そんな予感。
アンはスッとマクラから離れ、ジッとドアを向いた
「デスヨネー」
ベットを抜け出し、アンの導くまま、ドアの前まで着く。次にドアをポカポカと叩き始める。
「はいはい、ちょっとまってねー」
鍵を開けて部屋を出る。ふと部屋のプレートを見ると、やはり医務室だった。何故何もないのか。既に誰かが部屋に入り全て回収したか、初めから何もなかったのか。
アンの視線は横を向く。オバケ屋敷だと聞こえた方向。やはり、そうなのか、そうだったのかと意を決して歩み始めた
「……何、今の声は……?」
辺りを見渡しても声の持ち主はいないようだった。
不気味さを覚えながらも、目の前の男───レヴィンの様子を伺った。
「やあやあみなさんコンバンハ〜」
ひらひらと手を振りながら愛想を振りまく。その間もアンは真っ直ぐと視線を変えることはない。
それに従い、トッドも歩き続け、止まった。
ピタリと止まった先は、あの異質な、顔色の悪い人物の目の前。……なにやら小瓶を持っているようだ。
>>レヴィン
「えーと、それ、貰えませんかね?」
アンの手は両手で受け取る準備をしていた
まじのまじのまじ?今回も本物?今回は偽物?えっ?
ああああああああぁぁぁ私の中のシャルロッテ力を貸してああああああああああああああああ死んでるうううううううううううううううううううううううううううう**
シスメに皆が居て私の心臓は止まった。
もう終わりで良い……
哀願の村、完!!
うううううううううううううう**
『ーー、ーー、ーー』
誰かの声を聞いた。
耳元で囁くようなほんの幽かな声。それでもその声は真っ直ぐに彼女の芯を打った。
「……」
すとん、と胸の奥で音がする。
頭では何も理解出来ないほどの圧倒的なものが、アウローラの心臓を握り潰さん勢いで揺さぶった。
「……ああ」
「あなたは」
>>トッド
「あーーいえ、お気になさらず。……ええと、確か初めましてですよね。私はアイザックといいます。あとでゆっくりお話しましょうね。」
反射的に穏やかな笑みを向けて、ぺこりと会釈をする。
みんなあの小瓶が欲しくて仕方がないのだろう。僕だって譲る気はないが、チャンスというのは平等に与えられるべきだ。
わずかばかりに緊張した面持ちで、レヴィンに向き直る。
>>8 レヴィン
「……まず、僕の身の上話には、欠かせない登場人物がいます。その人物について、この屋敷の当主たる貴方に伺いたいのですがーー貴方はエズレル・ツァデックという男をご存知でしょうか?」
百年も昔に存在していた男のことを、覚えていないと言われればそれまでだ。
けれどまずは、僕の話をする前に、その男のことを確かめなければならなかった。
今回RPでしようと思ってたことと今湧き上がってる気持ちの剥離に私が着いていけてない。違うのに。違うのに
会いたいすごく会いたくて堪らないシャルはこんなこと言わないのにこんな拗らせてないのにどうしようこんなに動揺してるの私だけなの????皆私の灰見て引かない????え????**
マシュマロさんに解釈違いと言われてしまう……
待って今すべきことそれじゃなくない???アウローラで居られない……**
なんで狩人とか表示されてるの????これさえ無ければここまで動揺しなかったよなんなの??この役職
私はアウローラ!!!!!!!!満たされない思いを何かで満たしたいアウローラ!!!!!!!!!幸せになりたいアウローラ!!!!!!!!!**
まだ見ぬ運命の君へ
さあ。遂に君に会える時が近づいている。
何か、変な力を得たような感覚がするが、些細なことだね。
君をこの手に抱くために、僕はあの主に何を話せばいいのだろう?
君は、何かアドバイスをくれたりはしない?
……だめか。自分の手で、君を迎えに行かなくてはね。
うん。頑張ってみよう。君は見ていてくれ。
「楽しませたら、ねえ」
友人とは、利害の一致で成り立つもの──。
なるほど、この男と俺はきっと『友人』になれたとて親しくはならないだろうと思った。もちろん、双方がそう思ってるのなら、それは幸せなことなのだろうが。
取り敢えずは様子見だ。俺は話を始めた人の良さそうな男の顔を眺めた。
「…………願いには相応の対価がいる」
へぇ、それが願いを叶えるヤツなんだ。
[小瓶、そしてこの人数。
勝ち取らなければいけないのは明白だった。
しかし、どうやって?
レヴィンの言う通り、
いちばん楽しませれば良いのだろうか?
語り出すアイクをぼんやり見つめながら、
考えている]
…話し合い?言葉の力?
そんな生ぬるいはず、ないでしょ。
[クスクスと、小さな声で。
どこからともなく聞こえた声も、
きっとそれを示していた]
>>0:129 レヴィン
瞬く間というのはまさにこのことなんだろう。
そんなことを思いながら頭は状況を飲み込めないでいた。
先ほどまでホラーじみた鬱蒼とした洋館は、瞬きをして目を開くと色を宿していた。
そして更に一つ顔ぶれが増えていた。
そいつは自分達を友人と言う。
「ここ数年で友人になったやつ…ではないよな。
俺は願いを叶えたくてここに来た。
レヴィン、でいいのか?
俺はライと呼んでくれ。よろしく。」
誰かにそう名乗っていたように聞こえたことを確認しながらそれに挨拶をした。
>>0:179 レイコ
「運命で片付けるには厄介そうな臭いがするけどな。
レイコ…レイコな。
ああ、よろしく。」
名前を呟きながらレイコの名前と特徴をメモに書くと顔を上げて微笑んだ。
昨日は慣れない森を歩いて疲れていたのかいつのまにか目を閉じていたらしい。
ーー
一つ欠伸をしながら起き上がり周りを眺めると知らない場所にいた。
「………どこだここ。」
それなりに位の高い貴族が住んでそうな洋館だ。
自分にそんな知り合いはいないはずだが。
そして周りには10人以上の知らない人間がいた。
そこまで考えて胸ポケットにメモ帳が入っていることに気付く。
律儀にメモを取る習慣もないはずなのになぜ持っているのかわからなかったがとりあえずそれを開いた。
そこには自分の字で今に至るまでの経緯が細かく書かれていた。
集中して読もうとするが頭痛がしてきたので休み休み現状を理解する。
「あー…そういうこと。」
…………?
/*
ざわり、と部屋の空気が動いた。
視線を集める何かが場に現れた。
どくり、と瞬きの間心臓が止まった。
血管の中に何かが潜り込んだ。
*/
>>レヴィン
「エズレル・ツァデックは僕の高祖父です。ですから貴方にとって、僕ーーアイザック・ツァデックは親友の子孫ということになります。」
親しい友の子孫が百年後に尋ねてくる。それは一体、どんな感覚なのだろう。単に懐かしさを覚えるのだろうか。それとも、もっと他の感情が肺を満たすのだろうか。
見るからに変わり者の彼は、もしかしたら後者かも知れないと僕は思った。
「高祖父の手記には、貴方のことがしきりに書かれていました。“森の奥の屋敷に面白い男が住んでいる”、“引きこもってばかりいる変人だが退屈しない”、“女の趣味だけはいい”ーー。」
僕はまず、彼の興味を引くために高祖父の話から始めた。
ツァデック家はもともと市井の人間であったが、高祖父の代に莫大な財を築き上げたことも話した。
金とそれに付随する権力を手に入れた高祖父が、名声を得るために爵位を買い、とある街の領主となったこと。美しい女と結婚をして息子にも恵まれたこと。
友人である彼なら、既に知っている話かも知れないが。
「高祖父は名声のためなら努力を惜しまない人間だったそうです。男爵となってからは、貴族社会に慣れるために積極的に社交界に足を運んでいたとか。……けれど、貴族たちの態度は冷ややかなものでした。」
「“金で爵位を買った卑しい家”ーーそう影では囁かれていたようです。」
**
アイザックは順当にたかみをさんなんやか。文体もぽいと言えばぽい。
アイザックって聞くとアイザック・アシモフ浮かぶね
**
そろそろ人外やりたかった気も否めない、第三陣営とか。でもC国狂人だったら胃痛で死んでたと思うしこれはこれでRP振り切ろう。
友人……友人かぁ。
ぜんっぜん心当たりないや……困ったなぁ〜。
楽しませるって何なんだろ。
はぁ……よくわかんない状況になっちゃったなぁ。
>>レヴィン
あの、その、こ、こんにちは……。
僕はミトです。あの〜、願いの叶う小瓶があるって聞いてきたんですけど、それ本当なんですか?
高祖父のもとから逃げ出して、ようやく妻と息子は新たな人生を掴める筈だった。
けれどその結果は、駆け落ちをした相手に金を騙し取られ、二度に及ぶ夫の裏切りに絶望した妻の自死。
息子はそれでも一人で必死に生きた。
もしそのまま彼がツァデック家に戻らずに生きていたら、ひょっとしたら彼だけでも、それなりに悪くない日々を送ることができたかも知れない。そうして、僕やレティシアが生まれることもなかった。
けれど彼は、六年後に父の死の報せを受けて、屋敷に舞い戻った。父に虐げられた恨みを忘れたわけではなかったが、財産は守らなければならないと感じたのだろう。
「詳しいことまで分かりませんが、その高祖父の死はこの屋敷で起きたものだと、調べて知りました。」
そう挟んでから、彼にとっては親友の息子ーー僕にとっては曽祖父にあたるローマン・ツァデックの話を再開する。
ふふふ。語るもの知らぬ方々よ、どうぞあがきなさい、求めなさい。
私が見物人ですって?
あなた方こそ、私とレヴィンの物語を見物する側だというのに。
ああレヴィン、千の言葉を求めますか?
万の誓いを求めますか?
ただひとつの私を求めることを、いくつの夜私は願い続けたでしょうか。
「ツァデック家に戻った彼は、立派に当主としての責務を果たしていたそうです。妻や息子、娘にも恵まれて、父のようにだけはならんと言い聞かせながら、家族を大事にして暮らしていました。」
ーーしかし、血は繰り返す。
「意識すればするほど、嫌悪すればするほど、人はその対象に知らず知らずのうちに近づいてしまうものです。それが、血であるならば尚更。」
僕は曽祖父の人生の結末を話す。
なんてことはないーーあれだけ厭っていた父のように彼はなり、金でなんでも解決し、溜まった鬱憤は暴力で晴らした。
よくある話。家庭内暴力を受けていた子もまた、自分の子に同じことをしてしまう。
そうして娘と息子に恨まれた彼は、ヒ素によりあっさりと殺された。
喪失の意味は単純に短期記憶喪失だから( ◜ᴗ◝ )
そんな病名ないけど本気の病名言ってもわかんねーしな
1年前に事故で重体になってなんとか一命を取り留めたけど頭を打った衝撃で記憶力が低下してる
ちゃんとした自分の最後の記憶は5年前
その間にあった出来事は時系列がバラバラで覚えてたり忘れてたり
そして直近の出来事は一定時間経つと忘れる
一定時間は数時間だったり数分だったり
文字の読み書きはできるけど続けると頭が痛くなってくるからあんまり長くできない
ちなみにこれ私の兄貴がバイクで事故ってガチでなったやつ( ◜ᴗ◝ )
/*
次回、狼達の沈黙使う時は先に管理人さんに連絡しておこう。
さすがに800ポイントは少ないよなぁ。
これはるーぷさんの確認不足だった。
*/
>>26 レヴィン
/*
突如現れた存在だというところも含め、エーリカはあぁ、と嘆息する。
人の腹の中から出てきた人でもなければ、ならば言語の出典も違う。根本から、彼の言葉と、少なくともエーリカの言葉では、引用する辞書が違うのだ。
レヴィンはエーリカを含めこの場のものを『友人』と称したが、彼女はレヴィンを指してこういうだろう。
『邪悪』だと。
*/
「名を知られるのは出自を知られる、でしたかね。
相手の過去を−−弱みを喋らせて優位に立つ。
とても明快で分かりやすい趣味です。
それでしたら……私は力不足かもしれません。
何一つ面白いものなく、この場に呼ばれたんですから」
迷子キャラでふわふわやってたのがレヴィンにつられて妙に芯を強く持ってしまう。
初日からキャラが掴めないな。どうしようかなプロでどんな喋り方してたんだっけこの子は。
「そうして僕の家は廻りました。
曽祖父を殺した兄妹は、その境遇から互いを愛し合うようになり、僕の父を産んだがーー丁度その頃、領土の不作が続いて……だから彼らは父を産むだけ産んで、屋敷に置いて出て行ってしまったんです。」
ここからは、僕に大きく関わってくる話だ。
レヴィン・メルゼブルクが話半分に聞いているのは分かっていたけど、それでも僕は語り続けた。
「残されたのは借金だらけの屋敷。父は苦悩していました。実の両親が兄妹同士で関係を持っていたことにも、名状しがたい思いを抱いて……それでも、妻をもらって僕と妹をもうけて、幸せな家庭を築こうとしていた。」
そう、最初のうちは。
ーーツァデック家は呪われている。
屋敷を手放さなければならなくなった父は、酒に溺れて僕たちに暴力を振るいながらそう言った。
しっかし可愛いメイドだな。
おうちにほしい……マフラーメイドおうちにほしくない……?
おうちにいてほしいメイドにしよう。
そうしよう!
/*
隣では、まぁしばらくは退屈しないであろうとある一家の話が修道生の朗読によりまるで懺悔のように謳われているが、聞くところ彼の家も、またレヴィンという人物の家も相応に翳った歴史があるらしい。
−−あぁ、なるほど。
だから私は、この屋敷に呼ばれたんだろう。
頭に響く誰とも知らない声に、私の願いはここにある、とそう呼ばれた。
ある程度の納得を得られた。
ゆくゆく全容も知れると踏んで、残る疑問は二つ三つ。
私の今のこの格好。
そして時々失われる意識と−−今朝に聞こえたまた別の声。
*/
「それでも暴力は耐えられました。僕が何より恐れていたのは、優しかった父が、僕たちに暴力を振るうことではない。……僕もこの血に呪われて、いつか愛した誰かに同じことをしてしまうかも知れない。僕が恐れていた相手はーー未来の自分でした。」
やがて、ツァデックは没落した。
その折に、父が何年も妹に性関係を強要していたことを知り、僕は妹の手を引いてあの男の元から逃げ出した。
そして、拾われたのが今の修道院。
僕は修道院での暮らしについて、レヴィン・メルゼブルクに話した。
自給自足で、自分たちで作った木靴を履いて、農耕や牧畜を営む。沈黙と祈りと労働に象徴される生活は、厳しさもあったが、ともに安らぎも与えてくれた。
「けれど、妹のレティシアの心は救われなかった。」
これ共生アド強すぎるな。
いや私が思いっきり開幕でフィトネモ出したのは悪いんだけどさ。
エズレル全力じゃん。あとシメオン顔は共生知っててやってるのかな。知らないでやってる可能性も多少ありそうだからそれはそれで面白そうだ。
「ある日レティは、庭にある草花を摘んで毒薬を調合し、自らの命を断とうとしました。」
あの日の光景を、僕は何年経っても忘れないだろう。
本当は定められた時以外、修道士同士の接触は禁じられていたけれど、その日は妙に胸騒ぎがしたのだ。
半身を喪うような焦燥感ーー実際あの時、僕はレティを失いかけたのだが、ともかく床に倒れる妹を見て、僕は思ったのだ。
ーー強く強く願ったのだ。
そこまで話して、一度言葉を切る。
>>レヴィン
「神に仕える者は生きたいように生きるのではなく、神が命ずるように生きなければならない。つまり、一切の願望を持つことがご法度です。
ミスター・メルゼブルク。そんな僕が駆られた願望とは何か、分かりますか?」
/*
「それ」が欲しければ取引として楽しませろと言う。
己とお前たちは友人であり、友人とはそういうものだ、と。
異様だ。異様だし、惨めだ。
異様なものは悍ましいし、惨めなことは許しがたい。
それでも、そのために真実かどうかも分からぬ噂話を辿って遥々来た。
発ってすぐに替えた靴底は擦り切れはじめている。
*/
/*
すでに口火を切った者がいて、それは焦りとともに利き足を踏み出させるには十分だった。
けれどそれは一歩で止まった。呼び止める別の声があったからだ。
*/
…………チッ。
「……。僕の願いはこうです。」
口の中に溜まった唾液を飲み込んで、僕はゆっくりと口を開く。
レヴィン・メルゼブルクがこうして現れるまでは、隠し続けようと思った願い。
長ったらしい身の上話をするのは気が重たかったし、妹の病気ということにした方が同情を引けると思ったから、ノエルさんには嘘をついたがーー。
「“過去から現在、それから未来まで、ツァデックの血が流れる者の人生を全てなかったことにしたい”」
「このお屋敷に来てからこんな事ばかり!」
理解を超える出来事続きで頭を抱えた。しばらくそのまま考えた後、顔を上げ状況をみる。
あの小瓶の持ち主はこんなに大勢の話を聞いていくつもりなのか、自分が話せる番は回ってくるのか。心配。
しかし、 その時までは話に耳を傾け待つ事にした。
「楽しいお話を考えておかなくちゃね。」
>>ミト
…ふふ、ひみつ。
[唇に人差し指を当てて。]
そうよね、あたしも。
小瓶を手に入れたかっただけで、
奪い取りたかったわけじゃないのよね。
>>レヴィン
「……主は、自死することを何よりの大罪としています。自ら命を絶った者は、罰として永遠の呪いを受け、天国への門は閉ざされてしまう。別にそれはいいのですーー今更僕たちが楽園へ行けるなどと思ってはいません。」
僕は倒れる妹を見た時、直感した。
どんなにあの家から離れようと、僕たちが本当の意味で悪しき血の呪いから解き放たれることはないと。
それこそ、自殺したとしても、汚名は残り続ける。そんなのは、耐えられなかった。
「存在そのものを世界から消したいという願望は、きっと自殺よりも罪深いものです。けれど、僕たちにとっての希望は、もはやそれしかない。」
そして僕は、穏やかな表情を浮かべる。
こうして神様以外の誰かに懺悔するのは初めてのことで、それが僕の姓を知る者だったから尚更、僕は少しすっきりした。
「……“どんな願いも叶う魔法”があれば、僕たちの人生を最初からなかったことにできる。こうして出会った人たちからも、僕たちの存在はなくなる。
僕の父も、祖父も曽祖父もみなーー貴方の友であるエズレル・ツァデックという存在でさえ初めからなかったものとして扱われ、この血を知る者は未来永劫現れない。」
それが僕とレティシアの願いだ。
こんな願いを叶えられるのは、魔法しかない。
「以上が、私の話です。……少し話しすぎましたね。聞いてくださり、ありがとうございました。」
>>レヴィン
「キッチンがあったので、お借りしました
事後報告ですけど、友人という割に私達にお茶を出してくれるメイドや執事もいませんし、いいですよね?
後、話の事ですが自分の話でなくてもいいですか?
私、アイザックさんみたく壮絶な人生を送ってないし、家柄もふっつーの家なので……自分の話となるとすぐ終わっちゃうんですけど」
ずるいなあと思う。
そんな「面白い」話をトップバッターにされてしまったら、僕の話なんてきっと面白くないだろうな、とも。
──そうは言っても、作家でもなし。
「まあ、話してみるしかないかなあ」
**ノエルは自分の身の上話恥ずかしいけど私はしたい……
そもそも願いの小瓶が欲しい理由を言いなさいと言われてるから言えばいいんだろうけど……駄々こねてしまった……
>>ノエル
「紅茶、美味しいです。ありがとうございます。」
と改めて礼を言ったあと、逡巡したのちに苦笑しながら口を開いた。
「不治の病を患った妹がーーなんて、嘘を言ってすみませんでした。」
楽しませるって言ったって、
そんな長い話じゃないのよね…
楽しくないし。
あたしも紅茶飲みたいな。
カップケーキとかあるかな?
[キッチンに向かうことはなく、
側にあった高級そうな椅子に脚を組み座る。]
>>56 アイザック
「ならよかったです
立派な屋敷ですし、きっとよい茶葉だったんでしょうね」
勝手に拝借した手前、聖職者にそう言うのはと思ったが、いずればれるので隠さず言った。
どこか気まずそうな彼に、力の抜けた笑い方をし、明るい雰囲気を身に纏うようにした。
「あははっ、いいんですよー!気にしなくて!
私、最初に言ったじゃないですか、初対面の人に不信感はないんですか?って!
私の言った事、守ってくれたんですよね?」
こういう時は無神経な女を演じた方が彼の気も楽だろうと、鞄の中からまだ余っているクッキーを一枚取り出し、紅茶と共に食べ始めた。
**ギルバートとライが肩を竦めたのでたかみをさんに見えますが、身の上話的にアイザックしかありえなくない?と思ってます
お亡ちゃんっぽい人も2人いますし、???ってなる……😇
「さて、誰も話さないようなら私が次鋒を担っても良いかな?何しろ、こうやって皆の前で話すのは久しぶりでね、せっかくの機会だ、逃したくないものなのだよ」
そう言い放ち、辺りを睥睨する。誰も異議を申し立てる者が居ないのなら話し始める事としよう。
猫ちゃん!!
ちょっと待っててね、
ぬるめのミルクにしてくるから。
[ずっと飼ってみたいと思っていた、
白くてふわふわの猫。
何故か喋るが、
要求がわかり易いのは飼いやすそうだ。]
**
お姉さんキッチン入るんだ!???
自分のためには人がやってくれるからやらないけどってことか。アデリーナ桜飴さんかなって思ってるよ
「そう、私は漁師だった。またある時は王だった。戦に追われる難民だったこともある」
「……もちろん人間の漁師さ。それとも猫の漁師というものを見た事があるなら話は別だが。私がそうかもしれないが如何せんこの手では自慢の竿捌きを見せる事は難しくてね。だが信じて欲しい。あの頃の私は村一番の釣り名人だったんだ」
「少し話が脱線したねぇ。何の話をしていたのだったか」
ミルクを一舐めして話を続ける。
「事の発端はある夜の事だった。まだ人語を解さず、こうやって話すこともできない名もない猫だった頃の私は、ある屋敷のそばで丸まって眠る事にしたんだ」
「その日の夜、私は夢を見た。海ばかり見える国で、人間として産まれる夢を。私はヒューズと名付けられ、釣りを教わり、釣りをして生計を立て、番いを娶り、子をもうけ、死んだ。おおよそ50年くらいだろうか。私はヒューズとして暮らしていたんだよ」
「ヒューズが死んだ後、私はある聖職者の娘として産まれた。リズという名を授かった。私は一生を聖堂の中で暮し、孤児院の子に囲まれ死んだ。
リズが死んだ後、私はとある王子として生を受けた。名前は……名前は何だったか。とかく王としての生は贅に塗れ、酷く愉快なものだったことは覚えている」
「新しい人間として生を受け、生きて、死ぬ。死ぬとまた新しい人間として生まれ変わるそして死ぬ。何度繰り返したかはようとして覚えていない」
「だが気が付くと……私は猫の姿で草むらに臥せって寝ていた」
「全て夢だったんだよ。ただの夢だった」
「変わっていたのはこうやって今話しているように人語を解すことのみ」
「夢の中とはいえ、何年何十年も人として生きてきたからだろうか。3年に満たないこの猫の身体にどうにも違和感を覚えて仕方がないのだよ」
「だから……噂を聞いた時は飛び上がるほど歓喜したものだ。その噂が本当なら人間になれるかもしれないとな」
「私の願いは"人間になる事"だ。あの五本指の感触をもう一度味わいたい。肉球は不便でならん」
「僕は、森の中を歩いていたら、ふらふらと立ち寄ってしまいた、と言いましたね。嘘ではないのですが、言わなかったことがあります。
実は、夢で何度も何度も、同じ道を通って此処に来ていたのです。いつ頃からかは、はっきりとは覚えていません。毎日見るわけでもありません。
しかし、気がついたら、来たことも無い場所のはずなのに、この屋敷までの道順はすべて頭に入っていました。
獣道をかき分け、特徴的な特徴的な枝の木の脇を通り、蛇のようなツタをくぐり、人の顔のような模様を持つ花を踏みつけ、しばらく歩くとこの屋敷が見えるのです。
そして声が聞こえる。『ここに来れば手に入る』と」
思い思いに語り出す人たちを見て、考え事を続けていた。
自分の「願い」とは何か。自分は何に導かれて此処に来たのか。きっと理由があるはずだから。
語りを終えた猫が与えられたミルクへと口を付けるのを見て、無意識に近くへとしゃがみ込み首を撫でる。
>>ヒューズ
「こんにちは、夢見る猫さん」
話を聞きながら、アンと遊んでいる。
楽しませる話…というので何か特別、頬の上がる話をするものだと思ったが、そうでもないらしいなぁと思う。
「まあ、他の人の話も聞いてみたいよねぇ」
と、いうことでトッドはアンと手遊びをやめない。
とりあえずここにいる人がどんな会話で『楽しませようとするのか』気になっていた
「実際に訪れたのは、今日が初めてです。なぜ来たかといえば……好奇心もありますが。『手に入れたいもの』がありましてね」
ふう、と息を吐く。
「この屋敷に来るのよりも多い頻度で、僕はあるひとの夢を見ます。つらいとき、苦しいとき、楽しいとき、さみしいとき、あのひとはいつも逢いに来てくれる。
それなのに、顔も、声も、思い出せないんです。目が覚めたら──ええ、あのひとは、夢でしか逢えないもので」
「不思議なことに。逢うたびに、ちゃんと覚えているんですよ。あのひとが、あのひとだということに。
そして、ひどく安心するんです。あのひとのやわらかい笑顔に、声に、ぬくもりに。
最初は、夢で逢えるだけで充分でした。それでも、幾度も逢ううち、物足りなくなってきた。
どうしても、直接会いたい。目が覚めてすぐ忘れてしまうなんて、耐えられない。
……夢の中にしか居ない人を引っ張り出すなんて、まさに夢物語だ。それなら僕の持つ、もうひとつの不思議な夢に託してみよう。そう思って、この屋敷を訪ねてみたということです」
「僕からの話は以上。
呪いの系譜を持つ修道士だとか、しゃべる猫だとかに比べればインパクトは薄れますけど。何か、ご興味を持っていただけることがあれば幸いですね」
そう言って一礼すると、すっと下がり他の者の様子を見守ることにした。
/*
昼になった。
まばらに語り始める人と猫との時間を経て、屋敷の中に差し込む日差しも高い。
彼ら彼女らは皆、この屋敷に何か目的を持ってやってきたらしい。
願い、とか。
エーリカは一人、彼らの独白を、懺悔を、夢を聞きながら、
首を傾げていた。
何故ならば、エーリカはおそらく今の所ただ一人、この場に来た者ではなかったからだ。
既に、この場に、いつのまにかいたのだ。
*/
**
返事書いてたらシュウジがるーぷさんな気がしてきて泣いてる……そしたら絶対やべーものを腹に抱えてることになるので
でも現代ヨーロッパって言ってた村建て本人がわざわざ日本人用意するかな?(メタ推理
=====
静かに、皆の話を聞いていた。
皆それぞれの想いを持ってここに来たのだと、今更ながら再確認する。
僕の願いがそれと比べてどうか……などと、無意味な思案を巡らせる。
元より願いに大小などないし、僕の願いだって、僕にとっては大切な願いだし。
……でも、こんなところでみんなに聞こえるように言うのはちょっとなぁ〜。
=====
>>72 アイザック
またもや謝罪する彼に、きょとんとした表情を浮かべる。
競争社会の今のご時世に、同情心を引こうとしたりするのは日常茶飯事のようなものだ。
やっぱり、この人は純真なよい人間だと笑みを深めながら思った。
「いやー!うっかり信じちゃうところでしたよー!
アイザックさんもお人が悪い!」
猫ちゃんやギルバートさんが各々話をするのをアイザックさんの隣で聞いていたが、彼から問われて、顔だけそちらに向ける。
「……命を賭ける、ですか
幸運な事に、今まで命を賭けた事なく生きてきたので分かりませんが……幼い頃から、今まで未練たらたらで諦めきれない夢ならありますよ」
にっ、と幼子のように無邪気に笑うと、ティーカップを近くのテーブルに置き、軽やかな足取りで前へと歩み出す。
誰も異議はないようなので更に一歩踏み出し、レヴィンの前へと立ち、お辞儀をする。
面白い話を今まで考えていたが、要は自分の願望を話せ、という意図を感じ、やはり身の上話をしようと顔を上げる頃には決意していた。
失礼がないように薄く笑い、はきはきと話し出す。
「諦めきれない夢、か」
レヴィン・メルゼブルクの元へ歩み出したノエルさんが、一体どんな話をするかは分からない。
けれども僕と違って、きっと彼女の口から出てくるのは、健全で美しい夢なのだろうと思った。
幼い頃からずっと修道院にいた僕は、二十八になる今でも携帯の一つも持っていない。
ーーレティシアもそうだ。
レティがもし健全な人生を歩めていたなら、そう考えたら少しだけ泣きたくなった。
/*生き残るためには、霊能って言わない方が良さそうだよなあ。でもなー……うーん、騙るか、毎日遺言するか……*/
「まずは私の自己紹介から
初めまして、私はノエル・リー
ここから少し離れた国で記者をしてます
父は運送会社の一社員、母は製糸工場で働いていた、何処にでもありそうな家で生まれ育ちました
私の幼い頃からの夢は冒険家になる事で、図書館にある冒険小説を読み漁ったり、父に頼み込んで遠くの国へ連れて行ってもらったりと、子供心ながらに強い意思と希望を抱いていたのです」
「しかし、成長するにつれ、世の中の残酷な一面が垣間見えます
学校では非現実的だ、現実を見ろと謗られ、家では危険だから女がなるものではないと、父も母も猛反対してきました
たった一つの夢をここまで批判されるのかと、私は毎日枕を濡らしていました
周りにとっては馬鹿馬鹿しい夢物語でも、私にとっては希望と未来溢れるものだった
家族にとって、一人娘を純粋な気持ちで案じたつもりだったとしても、唯一の味方だと信じていた父と母が女だから、というどうしようもない事を挙げて糾弾してくるなんて、思ってもいませんでしたから」
「悲しみに暮れるある日、私は昔、親戚の家で読んだ手記とそれに挟まっていた手紙の存在を思い出したのです
幼い頃に読んだので、内容はうっすらとしか覚えていませんでしたが、要約するとある屋敷でとある人間の願いが叶ったというものでした
私は、藁にもすがる思いでその事を調べ始めました
表向きは、冒険家になるという夢は諦めた素振りをし、昔から文字を書くのが得意だったので記者になりました
同じく文字を書く職業の作家にならなかったのは、自由に飛び回れる記者の方が都合がよかったからです」
/*
なんで最初床に置いたかというと、
テーブルに乗る猫なんて躾ができてないなぁと思ったからだよ。でも言葉喋るから文句言われそうだなぁって思ってテーブルに置き直したよ。
*/
>>94 ギルバート
「……?」
微笑んだまま首を傾ける。
彼の笑顔に少し含みを感じたけれど、結局僕はそれ以上触れないことにした。
ここにいる者たちは皆、言ってしまえば僕にとって願望成就を阻害する存在だ。けれど、だからといって必要以上にぴりぴりすることもない。
願望成就は絶対にしてみせる。
そのためならば、命を懸けることだって厭わない。
でも、誰かを蹴落としたり、憎むようなことはしたくなかった。たとえ願いが叶わなかったとしても、それは自分に流れる血を認めてしまうことになるから。
「ギルバートさん……でしたっけ。君もどうですか、紅茶。とても美味しいですよ。」
「大学を卒業してから、数年という年月が掛かりました
記者という職を大いに利用し、記者をやっていく上で繋がりのできた不動産関連の知り合いや近代の歴史に詳しい大学教授、果てはオカルト編集部にいる同僚にまで聞き込みました
そうして、ようやくこの屋敷にたどり着いたのです
屋敷の連絡先については調べきれなかったので、所在地は分かっていましたから現地へと行き、自分で調べてみる事にしました
幸い、この屋敷は今住んでる場所から何とか行ける距離でしたから、旅行という名目で休みをとりました」
>>97ヒューズ
「うーん、悪魔の使いよりも喋る猫さんの方が可愛くて良いと思いますよ?」
彼の言葉の意味を捉え損ね、ややズレた返答をする。
「貴方は今も、人になる事を夢見る猫さんです。そしてその夢を現実にしようとしている」
「先程も話した通り、私の家柄は何処にでもあるような家
裕福でもなく、どちらかと言えば貧民層に入るでしょう
両親共働きで、一人娘をようやく養える程度の家ですから
私も当然、留年は許されず、国の援助がある学校へ行くように言い聞かされて育ちました
だからこそ両親は、冒険家などという非現実的な夢を認める訳にはいかなかったんでしょうね
表向きは女がなるものではない、危険だと言ってましたが……金が無いから無理とは懇願しない、いい家でした」
そういえばと、彼の話に似た外国の話を思い返す。
確かーー胡蝶の夢、と言ったか。
夢に飲まれ自らが人間なのか蝶なのか、境目を見失う。というような内容であった。
彼が次に人間の手指を得た時、それが現実であるのか夢であるのかを判断する術はあるのだろうか。
そこまでを思い、口にはしなかった。
「私も、分かってはいるのです
このまま黙々と働いて、時期がきたらそれなりの人と結婚して、よい家庭を築くのが両親への恩返しなのだと
でも、どうしても、幼い頃からの夢を諦められなかった
幼い頃に見た話を思い出してしまったばっかりに……両親と上手く折り合いを付け、冒険家になれるかもしれない魔法の小瓶の存在を諦めきれませんでした
だから、私はこの屋敷へと来たのです
……話してて思いましたが、面白い話ではないですね、あはは……お望みなら、記者になってから知り得た面白い事件の話とかは出来ますので、そこも踏まえて私に譲ってくださる話を考えてもらいたいです
他の人達もお待ちでしょうし、ひとまず退きますね
ご清聴、ありがとうございました」
ふふ、外の世界は随分と不自由なことばかりみたいだね。
だからこそ、欲が出るのかな。
ああ、そういえば彼もそうだったね。そういうところが好ましいと思っていたけれど。
「………あれ?」
正座のまま、形を消していた幽霊は姿を現しました。
「祓われて、ない。
ヨカッタァ、みーんな見えるみたいだから覚悟したのに、こっこはやさしい人ばかりだ。
いやなんか、イロイロ重たいモン背負ってる人も多いみたいだけど。
オレの切羽詰まり度も負けないからな!
それは頂くぜー。」
レヴィンが持つ小瓶に目を光らせます。
明るく小狡い幽霊はその能力をちゃっかり使って、レヴィンが示す条件>>0:185もこっそりと聞き届けることでしょう。
「フ、フーン。なるほどナルホド……」
>>1レヴィン
「ヤァヤァ、友人よ。
オレの話は気にならないかい?
見ての通り幽霊だ。他のヤツらとはチョイと違った話をきかせてやれるからさあ、その小瓶を先にね!」
**
あとなんかめっちゃ見たことない記号の使い方してるけどアクションの感じとかミトやっぱえるるん
ギルバートはちかちゃんじゃない気もしてきた、あとお亡ちゃんと石さんいっぱいいる
一つだけ、嘘をついた。
親戚の家で読んだ、手記と手紙の事だ。
幼い頃に読んだから、内容はあまり覚えてないわけが無い。
そんな不確かな記憶に縋るほど、私も愚かではなかった。
思い出した時にすぐ様、東の地に住んでいた親戚に連絡をし、頼み込んで手記と手紙を譲ってもらったのだ。
手記の表紙には丁寧に書こうとしているが危うくスペルミスしそうな字で«Rinfa»と書かれており、手紙はこのリンファという女性が書いたと思しき方しかない。
内容を読む限りはダンテという門番に宛てた恋文らしく、どうやら満更でもない関係だったようだ。
男性は縦書きしてるし、女性にいたって好き好き言っている。
それはさておき、どうやらこの二人は願いが叶い、この屋敷から出て暮らしているようだ。
手記は彼女が屋敷を出てから死去するまで不定期的に書いていたようで分厚く、手紙も数が多い。
ここに来る前に目は通したが、念を入れてこの屋敷でまた読み返そうと思う。
……まあ、この屋敷の主人が今日中に小瓶の譲渡先を決めてしまえば、必要がなくなる事だが。
**哀願の村、実は密かに楽しみにしてました✨
キャラの大体の設定を
ノエル・リー
26歳
普段は民事・刑事事件の記事を書いている記者
琳花の親戚でクォーター
ノエルが幼い頃に、死去した琳花の遺品をたまたま琳花の実家に遊びに来ていたノエルが悪戯心でこっそり見た所、手紙や手記を見つける
幼心ながらにその内容に心踊らせながら、月日が流れる事にそれらを読んだ事を忘れてしまう
彼女の幼い頃の夢は冒険家で、様々な所に冒険し、その謎を解明したかったが、両親に危険だから女がなるものではないと猛反対され、諦めざるおえなかった
しかし、ノエルは諦めがつかず、夢を密かに胸の内へと隠し持つ
ある日、琳花の手記と手紙の存在を思い出し、親戚に頼み込んでそれらを引き取った
大学を卒業後に出版会社に入社した後、あらゆるツテを使って屋敷を調べあげ、実際に赴いた←今ココ
**今回は発言ポイントが少ないので、表向きはぎりぎりまで発言しつつも、独り言でRPしようかなと思います!
手紙は別窓で共生の村の琳花だけ開いておいたのと、手記は村前に大体考えておいたので、毎日こっそり振り返ろうと思います🙌
すごいどうでもいいことなんだけど現の時このお茶アイコンを栗にも変えられることを知って結構悩んだ。世界観重視でやめたけど。自己主張が激しい。**
「さて、果たして食材があるのか半信半疑だったけど…やっぱあるんだな」
キッチンへ入るとまずは目当ての食材を揃えてこれからやることのメモを取る。
「俺も食うし…他の奴らも食うよな?
何人いたかちゃんと数えてねえなあ」
そこまで考えて面倒になったので量は適当に作ることにした。
まずは食材を一通り切っていく。
ーー
「…どこだここ。
俺願い事叶えに来たんだけど。
うわ、なんだこの量…ってあぶね!」
なぜか見知らぬ屋敷のキッチンに立っている自分に疑問をいだきながら手元を見ると明らかに10人前以上の切った具材が並んでいた。
そして今正に肉を切っていた。
あやうく自分の指を調理するところだったことに冷や汗をかきながら胸ポケットにメモ帳が入っていることに気付く。
律儀にメモを取る習慣もないはずなのになぜ持っているのかわからなかったがとりあえずそれを開いた。
そこには自分の字で今に至るまでの経緯が細かく書かれていた。
集中して読もうとするが頭痛がしてきたので休み休み現状を理解する。
「あー…そういうこと。」
そうして調理を再開した。
そこまで考えて胸ポケットにメモ帳が入っていることに気付く。
律儀にメモを取る習慣もないはずなのになぜ持っているのかわからなかったがとりあえずそれを開いた。
そこには自分の字で今に至るまでの経緯が細かく書かれていた。
集中して読もうとするが頭痛がしてきたので休み休み現状を理解する。
「あー…そういうこと。」
が定型文(長い
>>アウローラ
「アウローラさんも良かったら、ご一緒しませんか?」
彼女が持ってきくれたミルクを淹れたての紅茶にたっぷりと注ぐと、カップの中で乳白色の美しい層が出来上がった。
僕はそれを砂糖と一緒に軽くかき混ぜて、ゆっくりと口につける。
どこか気取った感じの味わいが、まろやかに変わった。
「……うん。美味しい」
>>118 ギルバート
「あははっ、確かに見えるかもしれませんね。これで屋敷にかぼちゃが飾ってあったら完璧だったのになあ。」
ハロウィンパーティーと聞いて、思わずくすくすと笑う。
「ギルバートさんは、催しものは好きですか?……仕事柄、参加する機会は多そうですが。」
アウローラに撫でられながら辺りを見回す。どうやら私たちが身の上話をしたのを切欠に皆何かと語り始めているようだ。しかし、あの主人は本当に小瓶を渡す気があるのだろうか?私は話せること自体が稀有なためつい一席ぶってしまったのだが。
すくなくともこの流れが続くのなら、すぐさま乱暴狼藉をはたらくものは出てこないだろう。そこだけは主人に感謝しておかねばなるまい。格闘技を齧ったことはあるが、この姿でできるかどうかは怪しいと言わざるを得ない。
そして撫でられるのが嫌いとは珍しい子供もいるものだ。子供の方が撫で方に遠慮がなく、無作法なものであるのに。
[ベガの方を不思議そうな目で見つめている]
誰も話さないなら、僕が次は話してもいいかな。
[1歩踏み出し、館の主の前に出る。自分の話が面白いと思われるかは分からないが、このまま何もしないで帰るなんて出来ない。]
>>121ヒューズ
ふふ、と笑みが零れる。
「本当に素敵な夢だったんですね。
貴方が人間になったら一体どんな方なんでしょう。素敵なおじ様かしら。それとも可憐な少女かしら」
この毛並みの美しい小さな身体にはたくさんの希望が詰まっている。そのことを漠然と羨ましく感じた。
>>122アイザック
「あら、お誘いありがとうございます。
では私も頂いてしまいましょうか」
彼の使っていたポットを手に取り、お茶の用意を始めた。
何から話そうか。
僕の名前は、リオ。…今はこんな姿だけれど、元はちゃんとした人間だったんだ。
とある国の第二王子でね。そりゃ、正妻の息子だから王位継承権は高いけれど、たった一人邪魔な人間がいたんだ。それが実の兄って訳。
でも、僕は兄よりも優秀だったんだ。僕が王になればいいのに、なんて声もちらほら聞こえるぐらいにはさ。
それもそうさ、僕の実の兄、第一王子ロイは部屋にこもってばかりだったから。
それからなんだっけな。
ああ、そうそう、僕には許嫁がいたんだけどね。ちょっと気が強くて聡明な女性だよ。彼女が甘えた声で言うんだ「私は王の妻になりたいわ」なんてさ。
僕も、兄が王になるよりも僕がなった方が国民のためになると思ったんだ。だから、僕は兄に相談しに行ったよ、「僕に王位を譲ってはくれませんか」ってね。
そうしたら、なんて言ったと思う?「お前に、王は向いてない」だってよ!ははっ、笑わせるよね。
……だから、僕は王位を譲ってもらうことは諦めた。奪うことにしたのさ。
知識も、武術も、人望も。王に必要なものは全て持っていたからね。
計画を練りに練って、兄の殺害計画を立てた。味方も沢山つけてね。
ああ、もちろん彼らには地位を約束したよ。人間を動かすには感情よりも確実だからさ。
…計画は成功した。僕は問題になることなく、兄を殺害出来たんだ。
だけど、一つ予想外のことがあったんだ。兄が自室でおこなっていたことだよ。あいつ、黒魔術なんて研究していたんだ。…バカバカしいよね、少なくとも一国の王となる人間がやることじゃない。
けど、効果は現れた。その結果がこれだよ。僕は兄殺しこそバレなかったけれど、化け物さ。自室から一歩も外に出ることを許されなかった。
僕を慕う人も、許嫁も、皆、僕を見捨てやがった。
僕に残ったのは、兄だけ。ああ、とは言っても僕がそう思っていただけで、本当は僕の先生。彼は賢くて、いつだって僕の味方だった。兄の殺害を提案してくれたのも彼だった。
その人が教えてくれたんだ。ここに来れば、願いが叶う、呪いが解けるかも、ってさ。
冗談だと思ったけれど、あの人が真剣な顔で言うからさ、来てみたんだ。
まさか、他にこんなに人がいるとは思わなかったけどね。
僕はその小瓶を手に入れて、呪いを解いて王にならなくちゃならないんだ。
…これで僕の話は終わり。ちょっと熱くなっちゃった。僕に小瓶を譲って貰えると嬉しいです。
/*
隣でココアを飲んでいたアデリーナが話すようである。
静かに、聞いていよう。
ぱっと見は、望みなんて願えば全部誰かが叶えてくれそうな……そんな見た目でさえある彼女が、この噂にかこつけてやってくるほど叶えたいものとは。少しばかりエーリカの身でも気になるのだった。
*/
親はしらない。気づいた時には裏の世界にいて、しばらくしたら気づいたわ、『あたしは生きたまま売り物になれる』って。
それに気づいたのは、同じように拾われた、同じくらいの年の子が、みーんな居なくなったとき。
あたしを拾ったやつらは人身売買をやっていて、見目が悪くて頭も悪い、しかも不器用な子供はバラバラにして売られてた。
それよりちょっとまともな子は、オークションにかけられてた。
…そして、こういう見目のいい女は、囲われて大事にされながら媚を売る。
>>133ヒューズ
「あら、そうなんです?
こんなお洋服を着てみたいとか、どんなスポーツをするかとか、考えるのも楽しそうじゃありませんか」
「ヒューズさんに言うのはあれですが、私は猫になるのも悪くないと思うんですけどね。自由気ままで……確かに種別までは考えませんが」
淹れた紅茶をこくりと一口飲み下す。
「希望なんて無くても生きていくんですもの」
カップから唇を離し、揺れる水面を見つめた。
最後の1人になって、子どもから娘になった日。あたしは綺麗で絨毯が引かれててソファーがあって、暖かい部屋を貰ったわ。
訪れるオジサンたちはみんな優しかった。
あたしを買った人はみんな気づいてたでしょうね。この子はやつらの所有物、傷物にしたら殺される、ってこと。
[スカートをたくしあげると、脚の付け根から太腿にかけて、紫のツタが絡まるように描かれている。付け根には小さく、紫の薔薇が咲いていた]
ま、これは結構気に入ってるけど。
夢を見ていた。
桃色の髪をした少女に首筋撫でられる夢、温かいミルク、眩しい陽だまり。
あぁ、あの幸せだった頃をもう一度ーーーーーーー
「う〜〜にゃあぁ〜〜〜」
ゴロゴロと喉を鳴らし、思い切り背を伸ばす。
随分と沢山のヒトが増えた。
その中で、1つ気になる影を見つける。
>>126 アウローラ
「もちろんですとも。さきほどはミルクと砂糖、ありがとうございました。私、甘いものが好きなんです。」
アウローラさんがカップに紅茶を注ぐ姿を眺めながら、僕はにこりと笑った。
彼女とは屋敷に入る時に言葉を交わしたきりで、こうしてゆっくりと話すのは初めてだった。
「アウローラさんはーーーーおや、白猫くん。」
>>ヒューズ
アウローラの傍らには、あの白い毛並みの美しい猫がいた。
「こんにちは。ミンスパイはもうありませんが……クッキーはいかがですか?」
笑顔でそう声をかけて、まだ荷物の中にあった包みを取り出し、彼の前に広げる。
[恥ずかしげもなく晒した脚に目を向けて、スカートから手を離せばヒラリと元に戻る。そのまま地面を見つめて]
あるとき常連のオジサンに聞かれたの、『欲しいものはあるかい?』って。
ちょうど眠くて、つい考えていたことを答えたわ…お父さんとお母さんが欲しかった。弟か妹か、お姉ちゃんかお兄ちゃんが欲しかった。ふわふわの大きな犬を、子供の頃から飼いたかった。
暫く黙り込んだオジサンは、パパと呼びなさいって言った。そのあとから、しょっちゅう来ては楽しくお話をして帰って行ったわ。
そして、あたしの誕生日…いいえ、"オジサンたちに誕生日を聞かれたときに答えてた日"にプレゼントとして貰ったのが、ここの噂。
裏社会?あたしを育ててくれたわ。
人身売買?必要なことよ。
あたしは正義のために生きてるわけじゃない。
ただ、お父さんとお母さんがほしかった。暖かい家族がほしかった。コンクリートの上で次は自分かと怯えるんじゃなくて、暖炉の前で遊びたかったの。
>>112 ベガ
「うおっ!? そりゃあ、すまんかった!」
予想以上に跳ねっ返りな少女に苦笑いを返した。
「なるほどなあ。嬢ちゃ、いや、アンタ頭いいな!
だが……」
そうして、今度はわざと強い力で彼女の腕を掴んだ。
「力が弱いのは本当のことだ。
アンタは、弱い。だから大人は子供を保護する」
腕を離す。こういうことは、やはり得意ではない。
「俺もかつてはそうされてきた。だから、まあ、危ないところに子供がいたら気にかけちまうし、心配もする。それを疎ましく感じるのも子供の特権ってやつかね」
「……でも、異国の人に俺の常識で声をかけたのは悪かったよ。アンタが望むなら、なるべく……。……ううん、いやでもやっぱり体が小さい人間ってのはこう……見てて危険がないか不安になるんだよな。まあでも、アンタの行動に文句をつけないさ。気にはかけるけどな! それは性なんだ。わりぃな!」
あたしの願いは、
『暖かい裕福な家族に生まれ直すこと。』
自分のこと、嫌いじゃない。
この見た目だから生きてこれたの。
でも、この見た目で、もっと幸せに生きられるのなら…なんでもしたいなって、思うわ。
これで春を売る女の話は終わり。
いかがだったかしら?
[まっすぐ瞳を見つめて微笑むと、
すぐエーリカの元へ戻っていく]
「にぁあ!にゃあ!んにゃ?」
かつてこの姿になる前見えていた世界が広がっていた。
「にゃあ?(この言葉が通じる人はいるのかにゃ?)」
静かに皆が語る話を聞いていたが、自分の生まれ持った性のせいだろうか、一箇所に留まっているのが飽きてきた。
退屈なのを紛らわせようと、手持ちのミンスパイを一つ取り出して齧る。
貰い物のクッキーは何故か食べるのが惜しくて、手をつけなかった。
乾き物だし、後で食べればいいかと思っていると、どこからか美味しそうな匂いがする。
話を聞き逃すのは惜しかったので、机に持ってきたボイスレコーダーを置くと、手帳を一枚ちぎり、持ち出し厳禁!と書いて近くに置き、匂いの元を辿って小走りで駆け出した。
“お父さんとお母さんが欲しかった。”
そんなアデリーナの言葉が耳に入って、僕は少し感傷的な気分になった。
とっくに諦めてしまっていたけれど、僕も彼女の言うような暖かい家庭が欲しかった。
そっと瞼を閉じる。アデリーナと妹の声が重なって、一瞬その願いをレティが抱いているのではないかという錯覚に陥った。
「…………」
いや、錯覚ではない。
きっとレティだって。
けれどそんな願いをもう抱けないほど、僕たちの心は乾き切ってしまっていた。
ーーまた、あの声がする。
匂いの元を辿ると、水の流れる音、何かを刻む音、そして何かを煮込むぐつぐつという沸騰音が聞こえる。
開いている扉から覗き込むと、そこは清潔かつ広々としたキッチンのような場所だった。
誰か背を向け、慌ただしく料理をしているようなので側に駆け寄り、声を掛けてみる。
>>120 ライ
「こんばんは!
貴方もレヴィンさんの友人さん、というかここに願いがあって来た人よね?
料理、よかったら手伝いましょうか?」
料理をしながらでも話は出来るもの、という言葉を言いながら、相手の返事を待つ。
大量の食材を切っているようだが、一体何を作っているのだろうか、と思った。
そういえば、気がつくと不思議な力が備わっていた。
確かレヴィン・メルゼブルクが姿を表す直前ーーあの、不思議な声が聞こえるようになってからだ。
不思議な力といっても、さして大したことでもない。
特定の人間を視界に入れると、“この人は仲間だ”という直感が働くのだ。
なんの仲間かと聞かれると、なんというか答えるのが難しい。
ただ、なんとなく察しはついていた。
ーー声がしきりに僕に言うからだ。
「…………ダメだよ」
声に従ってはいけないと、僕の心がざわめく。
けれど、思いに反して体をめぐる血は沸き立つのだ。
>>141アイザック
「いえいえ、余計なお世話でなかったようで何よりです!」
アイザックがヒューズに話し掛けるのを見て微笑む。
優しげな眼差しの青年ーー彼の願いは見た目とは裏腹に自らの血筋を消してほしいという激しいものではあったが。毛並みの美しい猫と並ぶと絵になる光景だと感じた。
「私も、何かお話した方が良いのでしょうね。きっと。そのために此処に来たんでしょうから」
困ったように頬を掻いた。
/*
アデリーナがぽつぽつと話し終わるのを待ち、戻ってきたところを同じ机で迎える。
そうか、とエーリカは一つ嘆息した。
彼女とエーリカは、似ているのかもしれない。
後ろ暗い背景さえなけれど、境遇と、願いは、近しいものがあった。
*/
「おかえり、アデリーナ。
先に話されちゃったから、なんだか出番がなくなった気分です。
まぁ、話さないのも私が不利益だし、アデリーナも、喋ってくれたから」
「自分で願ったことのあることって、多分このぐらいじゃないでしょうか。つい最近も、家族が欲しいな、って思ったぐらいで。
勿論、願ったって叶わないものであることは承知です。だからこそ、願ったんですから。
初めから……父も母も、それなら例えば兄弟姉妹もいて、それから私が今度は成人して、母になって、子供がいて、孫もできた後に、この命を全うしたいなって思いました。
それは、父と母はいなかった段階で、もう叶いはしませんよね。
ですけれど……声が聞こえてきたんです。
そこまでは覚えているんですよ。
あとは……なぜか、この屋敷にいて、こんな服装を着ていて……そして、皆さんが続々といらっしゃったんです」
**
リコッタのメモシンプルにめちゃめちゃかわいいな。
いるんだにゃ。って言われたらそっか……よしよし…………ってなるな
「ただ、察しが悪いわけではないんです。
皆、何かの願いを叶えたくてここにきていることと。
『私の願いがほんの一瞬でも叶っていた』んですから。
この屋敷には、その力があるんでしょう?
声は、やけによく覚えてました。
家族が欲しいのかい? ここにくるといいよ。幸せな家族たちが今日もなんでもない日を祝っているさ、
と語りかけられたんです。
それからのことは……あまり。ですけど」
「しかし確かに……幸せ、そうな、家族でした。
多分私がよく覚えていないながらに見たのは、幸せそうな家族たちでしたわ。
主人がいて、女の人がたくさんいて。
私のような給仕の女性も、確かもう一人、いらしたような。
息子さんも、お嬢さんも。
皆のことを……家族、と呼んで慕っておりましたね。ご主人」
/*
胡乱な目で経緯を語るエーリカのことが、周りの人間にどう映ったかは分からない。
それでも、エーリカ本人にも信じがたい事実を、ただ率直に、正直に語るだけ。
それが一番−−面白いのではと、思ったのだ。
*/
「ねぇご主人。
私にあの夢を見せたのは、ご主人ですか?
それともその瓶ですか?
或いは……それ以外のなにか、なのでしょうか。
家族が欲しいと願う私に給仕役をやらせるのはアテが違うと思われますが……それでも、『あなたには家族がいて、その瓶には力がある』のでしょう?」
/*
話し合えるとなるほど納得、確かに面白い話だ。
どんな願いでも叶えるという噂とその真実。それだけでも非常に面白い。
対価として、取引に支払うものとして面白い話を要求されるのもまた滑稽かつ、純粋に等価交換だ。
*/
/*
だから、私がそこの主人に言ってのける言葉と、願いはこうなるのだ。
*/
「羨ましいです。
『くださいよ。その家族』」
/*
それほど、大事なのなら。
*/
>>156 ベガ
「ははっ、手厳しいな」
おっと、これは、さらに機嫌を損ねてしまったらしい。
俺は、眉を下げて、頭をガシガシと書いた。ただ、まあ。許可は貰えたから良しとするか。
「ああ。そうしないように気をつけるぜ! なら……っええ! アンタ坊……じゃねえ、そりゃ重ねて悪かったな!」
綺麗な顔してるもんだから──と言いかけて口を噤む。十歳ばかり下の弟にも幼い頃そう言って、酷く機嫌を損ねたことがあったからだ。
去っていく少年を、俺は見送った。
話しながらも小耳に入れてはいたほかの人間達の身の上話に目を伏せる。
宛もない噂を頼りにここまで来た人間達だ。力になってやりたいとは思うが、俺も他人を気にかけてばっかり居られないのも間違いじゃなかった。
何よりも大事な一番がいる。
それにしたって、ああ。小瓶が叶えられる願いはたったひとつなのだろうか。
>>160 ライ
彼がメモを見て独り言を言っているようだが、人名なのでもしかして、人の名前が覚えづらい人なのかな?とさして気にしなかった。
「出遅れちゃった感じですか……?
でも、手伝える事が残っていてよかった
お料理、お上手なんですね
名乗り遅れました、私はノエル
ライさんですね、よろしくお願いします!」
元気に挨拶をすると、人数分の銀食器を小さな籠の中に入れ、食器類を人数分並べた後、側にあったワゴン車を持ってくる。
「作ってもらいましたし、私は運びますね!
にしても、ライさんは話をしに行かなくていいんですか?」
隣に立ち、スープくらいならよそえるだろうと深めのスープ皿にお玉でよそいながら話しかける。
>>163アイザック
「啓示……に近いものでしょうか。そんなに神々しいものじゃないとは思うんですが」
アイザックの冗談めいた提案に思わず吹き出す。ーー多分、それが正しい反応であるから。
「……実の所、願いが無い訳ではないんです。それが自分自身のものなのか、わからなくて。
理解はしてる筈なのに飲み込めないというか……いえ、ここからはレヴィンさんに直接話しましょうか」
カップをテーブルに置き、数歩進む。
「少しだけ、私のタネ明かしです」
次の人の話が終われば、彼女は話し出すだろう。
>>159 ヒューズ
「あははっ、気にしていないから大丈夫ですよ。それも生き抜くために必要な知恵の一つでしょうから。……鳴き真似、お見事です。」
そのまま彼に一枚クッキーを差し出そうとした時、一人の少女が寄ってきた。
ヒューズに向かって猫の鳴き声にも似た何かを発している
>>リコッタ
「……こん、にちは?」
>>166 ギルバート
「……修道会によっては、現在の生活に合わないからといった理由や、一般の方との垣根を取り払うためだとかで、修道服を規定しない場所も増えたみたいですしね。」
ホラー映画でしかこういった服装を見たことがない人もいるのではなかろうか。
「意外だな。……いえ、常日頃脚光を浴びるお仕事に就かれていると、静かなひと時を大事にしたくなるのかもしれませんね。
院では常に禁欲的な信仰生活を送るよう教えられていますので、私としてはパーティーは憧れです。
>>レヴィン
「初めまして。私はアウローラといいます。
まずは私を此処へと導いて下さったこと、感謝致します。……貴方にはその自覚が無いかもしれませんが」
つらつらと話し出す。彼女が先ほどまで称えていた笑みは消え、今は温度も感じさせない無表情になっていた。冷たいという印象さえ残さないほどの、無。
「私にはこれまで皆さんが話してきたような不幸だとか、ロマンティックな身の上話はありません。ただーー」
「貴方の元で心を知ってみたく思います」
ふ、と息を吸う。
「物心ついた頃から私には人の心がわかりませんでした。そしてそれがおかしいということを理解していました。
それでもただ生きることは出来ました。他の人と同じように顔色を見て笑い泣くことが出来ました」
「心があることが人間である条件なのだと思います。私は常に人の真似をしていました。誰かに愛されたなら同じように愛し返す動作をしました。そこに苦痛を感じたことはありませんでした」
「けれど、気付けば此処に来ていました。貴方を見て、その小瓶を見て、私の心臓が弾けるように揺さ振られました。
これまでそんなことは無かったんです」
「そして私の心臓は今、貴方に何らかの感情を示そうとしています。理由は分かりませんし、頭では何も理解できていません。
私の中で起こるこの感覚が私自身のものなのか、従うべきなのか、私にも分からないのです」
「頭では必要無いと思っている『心』を、私の心臓が欲しがっているみたいで。
貴方と共にあればそれが叶うと、この臓が言うのです」
「ーー私はそれに従ってみることにしました」
「『私に人の心を下さい』。それが私の願いです…………恐らくは」
アウローラはゆっくりとレヴィンに歩み寄り、深く、深く頭を下げた。
人の心が無い=人じゃない
フロイラインというのはもうドイツでも死語のようです。もう殆ど実在しない形だけ残った言語を心の存在しないアウローラと重ねて付けました。**
アウローラさんは種明かしだと言って、レヴィン・メルゼブルクの元へ歩んでいった。
そうして彼女の口から出た願望に、目を見開いた。
同時に僕は少しだけーー本当に少しだけだけれど、そう感じるのが見当違いだと理解しながら、なんだか寂しい気持ちになった。
アイザック、それどういう反応なんだろう……困ってるのか怒ってるのか馬鹿にしてるのか笑ってるのかわからないぞ…**
>>170 ノエル
「ノエル、な。
いや、出遅れたっていうか俺は大した話ができねーからな。
胃袋掴みにいくことにした」
ノエルの特徴と名前を新たにメモに追加すると顔を上げてにっと笑った。
「手際がいいな。さんきゅ。
んじゃ戻るか
と、その前にノエル、口開けてみ。
美味いだろ?」
言うや否やその口にフォークを突っ込んだ。
メインのビーフシチューとは別で作っていたチェリーパイだ。
「こっちは人数分ねーから向こうではレヴィンにしか出さねーつもり。
手伝ってくれたお礼だから他の奴には言うなよ?
気に入ったなら冷蔵庫に入れとくから食っていいぞー」
それだけ言うとノエルに味見させた残りのピースを手で頬張りながらワゴンを押してレヴィンの元へ向かった。
人を殺してまで手に入れた心を持って、人を殺した自分をどう思うのか。
エンディング見てみたいキャラNo1ですよねぇアウローラさん。
いや贔屓じゃなくてな。
これ言っていいか分からないけど言うんだけどさ…
ライ、ヴラスカが喋ってるように見えてテンション上がる…**
>>177 ライ
「そうなんですか?
まあ、確かにあの話やあの話に比べたら……難しいですよね」
そう言いながら思い浮かべるのはアイザックやリオの話である。
他の者もそうだが、暗い過去があるといった意味では猛者揃いだ。
あはは…と苦笑いしていると、口を開けろと言われたので素直に開ける。
何か入れられて驚くが、甘酸っぱさと甘さに目を見開き、そのままもぐもぐと咀嚼し始める。
ライが言うにはチェリーパイらしい、率直に言ってすごく美味しく、思わず口元が緩む。
手伝ってくれたお礼と言いながらワゴンを押す彼の背を暫く見ていたが、すぐにはっとなり追い掛ける。
「……はっ!あの!チェリーパイ美味しかったです!ありがとうございます
ナイショですね、わかりました!
待ってください〜!」
慌てながら、前菜とスープが乗ったワゴンを押す。
後で冷蔵庫を覗こうと決意しながら。
ノエルのキャラチ見てると雰囲気オルネアを思い出して料理云々でひえっ…ってなる。たぶん中身違うんだけどさ**
どんなに鳴き声を上げ続けても一方通行なのは虚しいだけだった。
あの時もそうだった。
あの子に対しての呼び掛けは、何一つ届かなかったんだ。
「にゃー……(みんなには届くといいにゃあ)」
/*
ヒトかどうかも分からないおじさん。
どうも上の空みたいだし、なんだか坊主頭の、付き人?のためだとか言っていたのも聞こえたけど。
––––本当に願いが叶うんだったら、何だっていい。
そして今度こそ、その人物の前に進み出た。
*/
>>レヴィン
僕の名前はベガ・スチュアート。歳は13で、トレブル……聖歌隊の、ボーイソプラノをやってる。
嫌でないなら後で歌ってあげる。
僕は街いちばんのトレブルだから、美しいものを愛する心があるならきっと退屈はさせないよ。
僕の願いは、死ぬまで成長しないこと。
初等部の頃から今までも、ずっと成長抑制剤を飲んでる。
それでももうすぐ声変わりが来てしまう。
そうしたら歌えなくなるんだ。
僕らが歌うのは、聖歌や賛美歌だけど、うちの街は腐っててね。
協会に通いつめるマダムたちのおひねりで僕は生活してる。
街いちばん、ってのはそういう意味もある。
けど、歌を歌い続けたいのは暮らしていくためじゃない。
もちろんチヤホヤされてたいからでもない。
僕が死ぬまでちゃんと、妹を生かしておくためだ。
僕にはライラって名前の双子の妹がいる。
今は心臓だけになって、僕の中にいるんだ。
生まれたときから僕は病気をしがちだった。
だから女の子みたいな名前が付けられたんだ。死神が連れて行けないようにってね。
ライラは僕と違って健康で、走り回ることも大好きだった。
毎日僕のベッドまでやってきて、歌を歌っていろんな話を聞かせてくれてた。
歌で教会へやってくる人を幸せにするんだって、僕の病気も治るくらいすごい歌うたいになるんだって。
僕と同じ顔で、僕よりきらきらの笑顔で笑ってた。
僕は初等部に上がるまでには死んでるはずだった。だけど生きてるのは、ライラの心臓を埋め込まれたからだ。
父親も母親も、周りの大人はみんな、僕のためにライラがそう望んだんだって言ってたけど。
それが嘘なのを僕は知ってる。
さて、ある程度話も聞けたかな。
まだ話す人はいるかい?12時になったら結論を出そうか。
…他に、楽しげな思惑も聞こえてくるからね。
さあ、もっと私を楽しませてくれよ。親愛なる『友人』達。
手術が終わってから、僕は歌うことが大好きになったし上手くもなった。考えられないくらいに。
ピアニストの心臓を移植された人がピアノを弾きたくなるって話があるように、
僕の中でライラが生きているからだ。僕には分かるんだ。
……両親やうちの屋敷に住んでいた大人たちは、「たまたま」起きた火事でみんな燃えて死んだよ。
それからは今の街に越して協会で暮らしてる。
僕はたった一人の家族と一緒に生きるために、僕は願いを叶えなくちゃいけないんだ。
おじさん、そんなに「家族」が大好きなら。
僕の気持ち分かるだろ。
だから、それは僕にください。
う〜ん……身の上話なんかしても、面白いのかな。
何もしないわけにもいかないんだけどさ。
次空いたら、ちゃんと説明して、小瓶貰えるようお願いしようかな……
ある日あの子はゴミの山に埋もれたまま動かなくなった。
私は……あの子の肉を食べた。
まだ温かさの残るあの子はとても甘かったにゃー。
「アタシは、望んでこの姿になった訳じゃにゃいけど、ヒューズの願い叶うといいにゃね。同じ毛並みを持つ者として応援するにゃ。」
>>レヴィン
あ〜、えっと、こんばんは。僕はミトです。
よろしくお願いします。
あの、僕も、願いの叶う小瓶が欲しくてここまできました!
みんなみたいなすごい過去とかないんですけど……
僕、好きな人がいたんです。
いたっていうのは、その……フラれちゃったんですけど。
あはは、仲良くしてたわけでもないのに、気持ちだけ先走っちゃったからしょうがないんです。
でも……彼女は、僕の生きがいだったんです。
得意なこともなくて、別に嫌われもせず好かれもせず、いてもいなくても、誰も気に留めない。
そんな僕に、彼女は輝きを与えてくれたんです。
いつも真っ直ぐに僕を見て接してくれた。
いてもいなくても同じじゃないって思えた。
彼女がいるなら頑張ろうと思えた。
僕の人生は、彼女によって潤いに満ち、虹色に光を放ち始めたんです。
彼女と一緒なら、僕はこれから一人の人間としてやっていけると、そう信じることができたんです。
でも彼女は僕とは付き合えないと言った。
彼女が僕の隣にいてくれないなら、僕には生きている意味なんてない。
僕が欲しいものは……【彼女の心】です。
それは僕にとっては人生そのものだ。
彼女がもう一度僕を見て、そして僕のことを愛してくれるように……小瓶に願うんです。
お願いします。
小瓶を、僕に譲ってください。
/*好きな人が目の前にいるなら手に入れればいいだけの事じゃないか。なんでわざわざ願うんだ?という。
でもギルバートも、夢の中の人=自分に好意を持っているだろう人をそのまま現実世界に持って来いって言ってるわけだから、割と近いんだけどなー*/
[リオはレヴィンに近付く]
どうか、どうかご主人。
僕の願いを叶えてくれませんか。
命を懸けてもいい。僕は王にならなきゃならないんだ。
……身の上話。
それをこうして主人と交わすことに何か意味があるのか。他人といえど、不幸な話を聞けば同情はする。聞き耳を立てていたことに後悔を覚えた。けれどもこの男はどうだろうか。いや。…………それでもここに来たのは、叶えたい願いがあったからだ。そしてそれを、自分一人の力では叶えられないからだ。
>>レヴィン
「……俺の話にも、付き合ってくれるよな?」
「願いから先に言おう。俺の願いは一つ。『過去に戻りたい』。なかなかオーソドックスで、平凡な願いだろ?」
──小瓶をこの話で決めようとしてると信じている訳では無い。
「生憎と興味を引くような話でもないが、嘘をつくのは性分じゃない。
一人の女に関して事件が起きて、一人の男が死んだ。俺はただ、俺を殺してでもその事実を変えたいだけ。
彼女も、彼も、俺にとっては大事な──アンタでいう、家族みたいなものだから」
ネコとネコが、話してる…
[会話の内容はよく分からなかったかもしれない。ただふわふわな毛並みが気になって、通りすがりに2匹の背を撫ぜた]
>>ミト
「やあ、はじめまして。君の話が聞こえてしまったんだけど。
『彼女』って、どういうひとなの?」
不躾と知りながら、笑顔を作って話しかける。
もしかしたら隠しきれない威圧感があるかもしれない。
**
そういえばプロローグの日、DMの方で名前やキャラチ変えるなら21:30まで(だっけ?)って言ってたのって何か理由あるのかな。怖
**
↑のように村中はばりナーバスになるため、自キャラのチップの顔は好みのものを選び精神安定剤の役割も果たしてもらっています。
この聖歌隊員サラと組鐘奏者アンナのキャラチめちゃくちゃかわいいよね!!!!!!!!!!ベリキュ!!
>>199 ミト
へえ、と思う。
これでペラペラと『彼女』について自慢げに話すような輩だったら、心から軽蔑していたけれど、彼はその類ではなかったらしい。それにしても……ギルバートから見れば、『彼女』がどこの誰で、どういう顔で、はっきりとした思い出があること。それだけで充分羨むべきことだった。
「そう。確かに、たいせつなひとを形容するのは、とても難しいよね。
君の場合、『彼女』と接点もあったようだし……あと一息って感じに思えるから、こちらからしたら、不思議な力に頼らなくても、もう少し頑張ったら結ばれるんじゃないかなあと思ってしまうけど」
**
キャラ設定全部で3つ考えてて、ほかに候補だったのは皇帝エレウスと黒の眷属アルカード。
ベガは元々ふつうに女の子のつもりで考えてたんだけど入村した瞬間に「これはショタです」っていう啓示が下ったので男の子になりました。
面白い話、楽しませる話
それはどれも同情を誘うようなもので、退屈だった。
はて、そういう趣旨の取引だっただろうか?
手遊びも飽きて、途中から
似てる…けど、あたしはあたしのオリジナルな家族がほしい、かな。
[紅茶のポットと、ほどよく暖めた2人ぶんのカップを用意して元の椅子に座る。
エリーカは戻ってくるだろうか?
どちらにしても、1人分の紅茶だけを注いだだろう]
ドラえもんとかもだいぶデフォルメされてるけどやべー道具めっちゃあるからな。
他人の心は動かせちゃダメだ。
ダメなんだぞ!ミト!
皆が思い思いに話している。
私は、密かに手記を読み返していた。
字が乱れていたり、読みづらいので母国語のはずなのに翻訳に時間が掛かるけど、急いではないし、まあいいでしょう。
余裕があれば、私もこの屋敷に書いてからの手記でも書こうかしら?
この、リンファっていう女の子を見習って、ね。
(スペルミスや子供のようなよれた線が目立つ線文章だ
初見の時、何とか解読して読んだのが、懐かしい気持ちになる)
ーーーーーー
きょうハ、もじおしえてもらっタ
だんなさまはかぞくだかラとうぜんいってタ
よくわからないけド、じのれんしゅウのとき、だんなさま、うれしそうだタ
はやくもじかけるようになっテ、だんなさまによろこんでモらいたイ
ーーーーー
ーーーーー
あたらしイおんなのひト、きタ
おじょうさま、かなシそうしてタ
あたらしイおんなのひト、なまえハふぃと
あたらシおくさまらしイ
ーーーーー
ーーーーー
おさら、ワっちゃっタ
おこられるおもたラ、おこられなかっタ
かぞくだかラ、けがをしてなけれバいいっていわれタ
あしたおつかイ、おそとニおさらかいにいク
ーーーーーー
**
リコッタまーじで超〜〜〜〜〜〜可愛くなーーい??
私も2019年は職業:ネコになりたい、それがダメなら宝くじを当てたい
人々が話し合うのを聴きながら、アウローラは紅茶を淹れる時に使ったポットやカップを片付ける。自分の分他人の分はあまり気にせず、空いているものがあれば大方片付けたことだろう。
もうタネ明かしは済んだ。誰とも話さないのであれば表情を取り繕う必要も無い。別に取り繕うことが苦とは感じないが。
流しに食器を置き、洗っていく。
「……ああ、そういえば。もうそろそろ結果発表の時間かしら」
ぽつりと呟いた。
…君達の話は聞かせてもらったよ。ああ、取引に応じない人もいるみたいだけどね。
だが、私を満足させる者はいなかったかな。
とはいえ、ここまでさせておいて《願いの小瓶》を渡さないのも不公平だろう。
…まあ、君達が満足する品では無いとは思うがね。
亡霊 ░▓▒▓は、売女 アデリーナ を能力(求婚)の対象に選びました。
オラ亡霊お前の話気になってんだよ早く話してよめちゃくちゃにシメオンくんみたいな顔しやがってオラ共生参加者かオラ**
小瓶が王子と名乗っていた者に渡され、思わず舌打ちする。
しかし、どうも様子がおかしい。
>>リオ
「……空?」
小瓶そのものにチカラがあるとか、そういうことではないのだろうか?
洗い物を終えて戻ってくる。ざわついた皆の様子に結果が出たのだと悟った。
「……?」
皆、困惑した表情を浮かべていた。小瓶を手に持つリオですら。
料理を運んでいる時、ライさんはちょっと用が、と立ち止まってしまったので私は先に皆がいる場所へと戻った。
「失礼します
ライさんが作ってくださった料理、お持ちしましたよー……って、それ!小瓶!!」
そういえば、0時に渡すと約束していたっけ、と自分の腕時計を見ると0時になっていた。
「…………えっ、空?
どういう事?魔法の小瓶は嘘、だったんですか……?」
瓶をひっくり返すリオの手を見て、台車から無気力にふらふらと離れ、足がもつれそうになりながらもやり場のない足を動かしている。
「…………ま、噂なんてそんなもん……ってことか?」
──身の上話で願いが叶うなら、この世は不幸な人間で溢れかえっているだろう。
嘆息して、それからかすかに笑った。
>>ノエル
「……少し、横になりましょうか」
大体の状況は把握した。他の人たちが怒るのも、ノエルがこんな風になるのも理解出来た。
一番近くにあったソファにノエルを案内する。
「お水、飲めますか? もし良ければ取ってきます」
**
私がベガちゃんだったら「いいやアンタは願いを『叶える』小瓶て言ったんだ」ってモンスタークレーマーやりかねないんですけど私はベガちゃんじゃないのでやりません……この男…………魂ごと封じねば…………
>>228ノエル
「平気……そうですね、なんだか、ピンと来なくて。
レヴィンさんの話を聞いても『そうなんだ』とは思うんですが。あ、でも貴女たちがショックなのは分かりますよ」
ふんわりと、困ったように笑ってみせた。
私は嘘はついていないさ。真実を言っている訳でもないがね。
その小瓶は《空の願いの小瓶》。中身さえ満たせば、しっかりと君達の願いは叶えてもらえるだろうね。
「……」
心臓が、暴れている。
脳味噌では感じられない何かを、この臓は訴えている。
初めてのことで何も分からない。これは、私は、怒っているのだろうか。それとも悲しんでいるのだろうか。
理解が、出来ない。
「……お水、お水」
答えを出すことが困難だと判断し、一旦考えることをやめた。
コップに水を汲み、ノエルの所へと戻る。
もう少し、私を楽しませてくれないか。
…その、小瓶が満ちるまでね。
ああ、逃げようたって無駄さ。君達は、この敷地内からは出れるはずがないのだから。私が、許可しない限りはね。
「……ふう」
そうは言っても、落胆を感じているのは間違いなかった。信憑性があると思っていたわけではないが、ここまで人が多ければそりゃあ、期待だってする。
いつだったか、館の主人は言っていたのを聞いた。
『どれだけ相手の弱みを握り、優位に立てるか』それが友人というものだと。
そして俺たちは、彼いわく、友人である。そういうことだ。
辺りは落胆している人で溢れていたから、相当に期待をかけて挑んでいたのかもしれない。けれど、俺は、まだ願い自体を諦める気は毛頭なかった。この方法が、ダメだったというだけのこと。
……だから、もうこの館には興味が無い。立ち去ろうと思って、しかし、俺は足を止めた。
>>233 レヴィン
「…………満たせるのか?」
面白い話、楽しませる話
それはどれも同情を誘うようなもので、退屈だった。
はて、そういう趣旨の取引だっただろうか?
だったら自分が話せるような内容は何1つない。身の上話をしたところで、たいして面白くないのだ。
自分がそうだったように、他人の願いも生い立ちも興味を持たれないだろう。
そろそろ、口を開こうかと思ったものの遅すぎたようで
タイムリミットは過ぎていた。残念。渾身の面白い話を聞かせるチャンスはなくなった。
今、あのパワーの源を持つ男は大ブーイングを食らっているところだ。あっはは、いい気味。
でも次の言葉は聞き逃さなかった、逃げられない。出られない。パワーだけ貰って退散する予定が崩れ去る。
/**/
御堂理久と御堂修司のキャラチ、並べてみると瞳の色も笑い方もそっくりで我ながらまじ兄弟だから知ってる人は見てみてほしい。
>>242ノエル
さっきまで此処に居なかった、という言葉にきょとんとする。その意味はすぐに理解され、表情も柔和なものに変わった。
「あら、そうだったんですね。それは失礼しました。皆さん聞いていることを前提に話してしまって」
「それが無いんです。何を見ても誰が死んでも。理解し模倣することは可能ですが……」
ううん、と小さく唸る。
「笑顔、褒めてくれてありがとうございます。けれど恐らく私は人としては欠陥品なんです」
こう言うと慰めか何かの言葉が返ってくることは想像がつき、また口を開く。
「あ、別段困ってはいませんよ!」
「聞くところ、まだチャンスはあるそうですね。レヴィンさんを楽しませることが出来れば……彼は何がお気に召すでしょう?」
よく知った人間ならまだしも、つい先ほど出会ったばかりの人間を楽しませるというのは難しい。
>>247も、要するにヒントは何も無く自分で考えろということで。
これは他の人たちと協力した方が合理的だろうと思った。
[何考えているんだ、あいつら。いくら小瓶を満たしたって僕はこの小瓶を渡すつもりは無い。
ああ、満たせば譲って貰えるとでも思っているのか。…そんなことするわけないだろう。]
……僕も、楽しませる方法を考えてみるか。
─疲れた。退屈。人様の願いや過去には興味がわかないわね─
そう思いながらも黙って話を聞いていたが、集中力を切らしてウトウトしているうちに例の小瓶が誰かに手渡されたらしい。目を擦り、よくよくその手元をみる。
「あらあら、空っぽ?それとも何か仕掛けがあるのかしら?」
それは正真正銘願いの小瓶だとこの屋敷の主は言う。どうやら満足のいく話は聞けなかったらしい。
─確かに、どれも楽しいとは程遠い内容でしたわね─
クスクスと口元に手を当てながら笑う。
シメオンくんほんと前回とキャラ変わりすぎてて笑っちゃう。イメチェンしたの????シメオンくんじゃないマジの迷い幽霊なんだろうけどさ。
アウローラの幻影がどうこうとか言ってた私がシメオンくんの幻影に惑わされてるのほんとおもろい。**
>>247 レヴィン
「ふうん、なるほどなあ。ま、その方が考えやすいよな! 得意分野ってえのは人それぞれちがうわけだし。
……小瓶が満ちるまで付き合ってもらうってことは、実質期限はなし、っていうか、少なくとも今日はここに泊めてくれるってことだよな。誰かしらが小瓶を満たすまで、俺たちはここに缶詰ってこった」
>>249 ギルバート
見ていた相手に微笑まれて、俺も相好を崩した。相対する男は随分と女好きするような、綺麗な笑みをしていた。
「おう! 俺はシュウジ。初めてだが、アンタの話は聞いてたぜ。
おお、アンタ良い奴だな! 平等に競えるもんか……。女子供に果ては動物までいるんだから、なかなか難しいが──でも考えたら見つかるかね。あ、トランプ・ゲームとか。……ううん、勝敗もつくし暇つぶしにはなるが、主人を楽しませるってのとは、少し違うか」
>>248 アウローラ
「いえ、料理を運んでて席を外してた私が悪いので……でも、もう状況は把握しました
そう、なんですね……もしかしたら生まれつきの病気かもしれませんし、色んな病院に行くのもよいかと、もう言ってたら流してください
……貴方が、気にしていないのであればよかった」
慰めは相応しくない気がしたので避けたが、なんと言えばいいか分からなくて、つい曖昧な話し方になってしまう。
感情がない、なんて専門外だ。
「そうですね、そう思ったら何だか、元気が出てきました
ありがとう、アウローラさん?あってます、よね?
私はノエル、よろしくお願いします」
ボイスレコーダーを聞いた時に他の人から呼ばれていた彼女の名を確認し、アウローラに微笑み、自己紹介をした。
>>アウローラ
「うーん、こんな立派な屋敷に住んでるなら、大抵の物は持ってるでしょうし、彼が唸るような事って中々ないのでは……同じように立派な家系、例えば貴族とかの出なら分かるのかもしれません」
腕を組み、うーん?と悩みながら彼女の問いに答えてみせた。
ここは、誰かと話し合うのも一手だと、そう思ったからだ。
正直レヴィン女(?)狂いだしとりあえず色仕掛けしてみる価値はあるんじゃないの??って思ってる(失礼)。色仕掛けで小瓶くれるような安い男じゃないのは分かるんだけど。でもちょっとやってみたさある。無い???**
僕に出来そうなこと…。
[王になるために様々な知識と技能を蓄えてきた。出来ることならたくさんある。しかし、満足させられるかというと。]
>>258レヴィン
「え?じゃあしません。提案しといてアレですけど、丁重にお断りしますね」
幽霊が幽霊に対し“今の君達相手に満たすつもりはない”と断言している言葉を聞いた。では、きっと自分がこの男のために占いやら何やらしても、あの瓶は貰えない。
「じゃ、これにてドロン、屋敷のどこかに居ると思うので〜何かあれば探してねッ」
語尾に星マークが付いていそうな程明るい口調。
背を向けて皆のいる場所から離れる。行き先はもちろん、荷物を置いたままにしてある医務室だ。
“今の君たち”というくらいなのだ、タイミングが違えば、パワーが溜まる機会があるという事なのだろう。
ではそれを待てばいい。その時は必ず訪れるのだから。
これも不明瞭かつ明確な、シックスセンス的な何かを理由にした行動理念。
何時間でも待てばいいだけだ、暇になったら屋敷の探査をして時間を潰せばいいのだ。
>>255ノエル
「病気、ですか」
ふむ、と考え込む。確か精神障害などは定義として『本人や周囲の人間がその事象によって日常生活に支障をきたしているか』というものがあったように思う。
従ってそういった類のものではないのではないか、と結論づけた。
「その可能性は考えたこと無かったです、ありがとうございます。帰ったら調べてみますね」
こう言えば良いのだろう。
「はい、アウローラで合ってますよ。よろしくお願いします、ノエルさん!
貴族の出……確かアイザックさんの曽祖父様がそのようでしたが」
>>レヴィン
ワゴンを押して広間へ戻ると既に願いの小瓶は渡されていた。
「あー出遅れたどころか間に合わなかったな…まああんま問題なさそうだけど」
レヴィンはすぐにわかった。
この中で明らかに1番年上で貴族然とした雰囲気を纏う男。
レヴィンや他の人間の反応や言葉から願いの小瓶の中身が空だったことを察しククッと笑い真っ直ぐレヴィンの元に向かった。
「なるほど?レヴィンが1番頓知がきいてたんじゃねーか?
ま、楽しませる云々はともかくせっかくだから食ってくれ。
貴族が食べるような豪華な食事は知らねーから俺の1番好きで得意な料理にしたぞ。
料理人ってわけじゃねーからあんま期待はしないでくれよ?」
この様子じゃ自分の"記憶を取り戻したい"って話もお眼鏡には叶わなかっただろう。
あまり引きずることはなく彼の前にビーフシチューとバケット、デザートのチェリーパイを給仕した。
異国の婦人 レイコは、喪失 ライ を能力(占う)の対象に選びました。
>>All
「あービーフシチュー作ってみたんだけど食いたい奴は好きに食っていいぞ。
バケットはスタンダードなのとガーリック風味の2種類だ」
/*
アデリーナは生きるための本能と教えこまれた所作をグチャグチャに取り出しながら生きてる。本能が優位だから、小瓶が空だろうと突っかかったりしないよ。逆らうべきものじゃないと思ってるのが主な理由。
*/
さてさて、どうしよう。
いつになればその時はやって来るのか。それがわかれば動きやすいのだが、こればかりはどうしようもない。
時間の指定まで占えるほど、精度は高くないのだ
「うん、ここにとどまる必要があるのか否か」
もともと隠れるために入ってきた場所だ。ここにとどまる理由など無い。そしてこれほど造りの良い屋敷なのだ。客間の方がもっと豪勢ではなかろうか?
思い立つや否や、広げっぱなしであったタロットカード類を元のようにカバンに戻して客間を探すことにした。
>>263 アウローラ
何だか、無理をさせてしまっている気がして、穏やかに微笑みながら頷き、その話に言葉で触れる事はしなかった。
「合っていてよかった、改めてよろしくお願いします、アウローラさん
ああ……レヴィンさんの親友の血筋の方、ですもんね、今はお姿が見えませんが
その、彼は何だか、親友の人を嫌っていたようですが……聞いてしまって、大丈夫なんでしょうか……なんて、言ってられませんよね
レヴィンさん、小瓶を満たさないと、ここから出さないって言ってますし」
アイザックさんを探して辺りを見渡していると、側でライさんが料理を並べていて、その間にレヴィンさんお目が合った気がして、思わず目を逸らす。
彼とは、何故だか目を合わせてはいけないと本能でそう思ったからだ。
>>266ライ
「お、いいねぇシチュー。じゃあ、ガーリックトーストを2切れを頂戴するよっあんがと、じゃねっ」
いい匂いにつられて、またこの場所に戻ってきてしまった。とりあえず簡単に食べられるものを貰っていく事にしよう。
>>269レヴィン
「え、好きな場所だったらどこでも?だったら、んー、『貴方が一番愛した家族』のお部屋を教えてもらえます?」
屋敷の主人の部屋を使う勇気はなかった。一番ベッドがふかふかして寝心地が良さそうだが、いわくつきならたまったものでは無い。なので、その主人が愛していたであろう人の部屋ならば、特別な待遇があったはずだ。
そこで夜を過ごそうと考えた。
>>270ノエル
「ああ、そうですね。アイザックさんの気分を害するかもしれないんですね。ですが……」
レヴィン>>269をちらりと見る。
「彼はよく『家族』という単語を口にします。それでいてとても大切にしているのではないかと思います。
彼はアイザックさんの曽祖父様のことも『家族』と呼んでいました。もしかすると、アイザックさんに聞くことで何か掴めるものがあるかもしれません」
「……………あー!私、ビーフシチュー好きです!ありがたくいただきますね!」
アウローラさんの前でお腹が鳴ってしまった、恥ずかしい。
思わず大声で誤魔化したが、内容が内容で誤魔化しきれてないし、他の人にもお腹の音が聞かれたかもしれない。
ぎこちない動きでビーフシチューをお皿によそい、バケットを両方一枚ずつとり、アウローラさんの元へと戻った。
ビーフシチューは一口スプーンですくい、口に入れると程よい塩味と隠し味に赤ワインを使っているのだろうか?フルーティな酸味が広がる。
バケットもサクサクとした食感がよく、パリッとしているバケットをビーフシチューにつけると程よく柔らかくなり、食べやすい。
温かいビーフシチューは胃にしみ渡る味で、幸せを感じながら食べ進めた。
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