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>>カムラス
「あら、どなたかお探し?飲まないのだったら、そのグラスの中身飲んでもいいかしら?」
[カムラスの持つグラスに目をやる]
……うちの王様は変なトコゆるいナ。逆にコエーよ。
[桜色の唇をあまり動かさずに、低く呟く]
アー、じゃカノーは葡萄酒がわりに葡萄ジュースでも飲むかナ!
ただでさえ口滑らしソーだしヨ。
くんくん、なんだかお酒の匂いがする。
[王様からお酒を飲んでいいとお許しが出たようでした。兄は内緒でお酒の付き合いもしていたようですが、ルクレーシャはまだお酒を飲んだことがありません。飲みたいような、こわいような、ちょっとそわそわします]
むむ……あとでちょびっとなめてみようかしら。
>>26 レモングラス
レモングラスは噂などまるで知らないようだった。
シスルは恥ずかしげに微笑んで、手で口を抑えた。
「まあ。ありがとうございます。
シャンパーニュ様のような方にそう言って頂けるなんて。
ええ……! そうなのです!お恥ずかしながら、私子供と戯れることが好きですの。皆、個性豊かでとってもいい子たちですのよ」
シスルは領地にいる子供たちを頭に浮かべて、飾りではない笑みを漏らした。
>>29 カノー
「タヌキ……? まあ、お庭にタヌキが紛れ込むんですの?」
シスルは思わず目を丸くしてカノーを見た。シスルの領地には、生息していない動物だった。
「それは、きっと可愛らしいんでしょうね。……けれど、そういう意図はありませんでしたの。ただ、昨日お話できた方に話しかけていただいて、嬉しかっただけですのよ」
「けれどお気に障ったのでしたら、申し訳ないわ」
シスルはカノーの目を見て謝罪した。同位の者に対して簡単に頭を下げるわけにはいかないので、せめて視線に誠意を込めよう、と。
>>19 ルーク
そうかそうか、それは何より……。君のように美しい女性には十分な眠りが不可欠。これからゲームが始まるから、眠れる時にゆっくり休まないとね。
ああ、僕はカーチス。自己紹介は…あの紙を書けばいいのかな?
(……とでも言っときゃ、カーチスらしいか?にしてもほんっと…)
/*
等と内心つぶやく。普段の生活ではお目にかかれないような頭のてっぺんから足先まで美しく整えられた女性と話すだけでも、思わず目を迷わせてしまうほどだ。
悟られまいと自己紹介カードが置かれている場所に目をやる。
*/
《ごろん、と寝返りを打ったせいか、急に意識が覚醒する。
何度か瞬きをした後、のそりと起き上がり、部屋に備え付けの時計を見ると、お昼をとっくに過ぎていた。》
うへぇー……もうこんな時間かあ……。
流石、王宮の客室ベット……今まで寝てきた中で最高の眠りだった……このベット、どこで売ってるんだろ……まあ私には手が出せないから代物だろうけど〜。
《ぶつぶつ独り言を言いながら、身支度を整える。
髪をきゅっとかきあげ、高い位置でポニーテールを結ぶ。
そのまますくっと立ち上がり、ポニーテールを揺らして、皆のいる場所へ行く。
もう既に集まってる人ばかりで、何となく気まずくなり、すすすっとこっそり部屋に入る。》
へー……自己紹介するのと?お酒飲めるのかあ〜どれどれ〜。
《自己紹介カードを手に取り、さらさらと書き始める。》
>>27 レモングラス
「あぁ……なかなか効く酒だ。
どうぞ、存分に楽しんでいただきたい。
そういえば、貿易で滅多に扱うことはないものの……卿と同じ名前の香草に覚えがある。
異国の民族が料理に使って香りをつけるのに使うようだ。ご存知だろうか?」
酒は人の距離を縮めるが、行き過ぎれば遠ざける。
ウィスキーが悪さをしないよう、場のみんなに勧めつつ見守るように眺めている。
>>37 ルクレーシャ
「……ご興味があるのなら、どうぞ。
酒とお……私もあなたと初めまして同士だが、それぞれ嗜んでいただければ恐悦至極」
(わざと貴族風に仰々しく話しかけて見せる)
>>カムラス
「あら、お上手な方。でも心配はご無用よ。されて悪いものでもないですけどね?
では、出会いに。そしてゲームに。乾杯」
火をグラスに注いだような匂いに胸一杯に吸い込む。
>>セシリア
御機嫌よう、ミス・バストリーニ。
私の名はレモングラス・シャンペーニュ。ゴールデンティップの領主をしている者だ、以後お見知りおきを。
[グラスを手にしたまま、つかつかと靴を鳴らして目隠しをした女性に近寄る。目前で足を止め、うやうやしく挨拶をしたあと、私は目的の話題を切り出した。]
───なんでも、貴女のお父上はデュッセルフォード領を治められているとか。
デュッセルフォードといえば、貴女も仰っていた通り音の聖地。
私が敬愛する音楽家も幾人かそこが出身地だと聞いていてね、いつか行ってみたいと思っていたんだ。
いや、まさか領主の御息女とこうして顔を合わせられるとは!
[こくん、とお酒を一口飲むと、カッと身体が熱くなるような感覚になりますが、恐れていたようなフラフラした感じにはなりませんでした。ほっとして、エスカデの方に笑いかけます]
>>エスカデ
ええと……からいような、苦いような……でも香りがあって……ええと、大人の味?です、ね……?
飲んだ途端にのどが熱くなって……びっくりしました……
[自分の表現の稚拙さに少し恥ずかしくなって、さいごは声が小さくなりました]
《さらさらと自己紹介を書き終え、ふう、と一息つく。
起きてから何も飲んでいないからか、喉が乾いたような気がする。
周りを見渡して見ると、お酒を飲んでいるようなので、周囲に倣ってグラスにお酒を注ぎ、匂いを嗅いでみる。
芳醇な香りがふわりと鼻腔をくすぐり、心地良い気持ちになった。
一口飲むと、質の良い上品な味が広がる。》
……美味しい。
《ついぽつり、とその様な言葉が零れる。
強めのお酒のようなので、ちょっとずつ味わって飲む事にした。》
おはようございます、皆様既にお集まりのようで、遅くなってしまい申し訳ございません。
執事としての職務をこなしていたものですっかり遅くなってしまいました。
[そういう彼は主への報告書を大量に抱えている]
ええと、自己紹介ですか…
私は皆様とは違い、名乗るほどのものは持ち合わせておりませんが……
(カシスオレンジ…)
[並んだ酒瓶からカシスリキュールを探すも、
見つけられない。]
…いやいや。私はリアム、甘い酒なんて男は飲まない…
[軽く首を振り、葡萄酒のグラスを手にした]
>>0:51ロート
「これはこれはロート国王陛下。挨拶が遅くなり申し訳ありません。我が名は……」
一度男は言葉を区切る。この場に来ているのならば、どこの生まれで誰の子か明かすべきなのだろう。しかしこの男はニコリと微笑み、こう返した。
「そうですね、私は父の代理で出席している身。純粋にゲームを目当てに来ているので、ここではジェイと名乗らせてください。堅苦しく、長い名前はゲームが終わった後にでも。」
深々頭を下げる。無礼は承知の上だったが、唯一の肉親が死んだとされる事件のゲームを罰するでもなく、興味深いと自ら実践しようとするような王になら許されるだろうと思っていた。
>>44 ルーク
あはは、だろうね。
ああ、ありがとう。えーと…ルーク、と呼べばいいかい?きみのも読ませて頂くよ。
/*
おそらく貴族という生き物はこのような社交辞令も簡単に言ってのけるのだろう。ここにいる人間とどうにかして交流を図らねば。まずは自己紹介のカードを完成させることにした。
用紙とペンを手に取り、筆を走らせる。
*/
(領地……?知るかよ、んなもん。テキトーに書いとくか。特技は確か、乗馬、バイオリン…だったか。いや待てよ、これ実技で披露しろって言われんなら終わりじゃねえかよ。ここは俺の特技を書いとくか。)
>>48 レモングラス
お初にお目にかかります、レモングラス様
こちらこそよろしくお願い致します
[陛下への挨拶よりは軽く膝を曲げてお辞儀をする]
ゴールデンティップ…とても暖かな土地だと聞いております
まさか領主様とお会いする日が来るとは思いませんでしたわ
[男爵家にも関わらず下手な子爵、伯爵家よりも豊かな街だと耳にしたことを思い出す
もっと天狗な方かと思っていたが、良い意味で想像を裏切られた]
はい、デュッセルフォードでは常日頃から街中に音楽が寄り添っていますわ
ご興味がおありでしたら是非祝音祭にいらしてください
その日はわたくし達に寄り添ってくれている音楽と音楽の女神へ感謝を込めて、デュッセルフォード出身のプロの奏者が順々に一日中演奏する場がございます
一般の方もあちらこちらで演奏したり踊ったりとても賑やかで楽しいですよ
/*
…わたくしは表立って行ったことはありませんが、なんて言うのは無粋ね
*/
「“英雄ごっこ”ですか」
一通りの説明を聞き、男は、ジェイは呟く。
この国一帯の遊び場という遊び場に顔を出し、“ジェイ”の名を轟かせて来た。そんな彼は“英雄ごっこ”を知らなかった。
「てっきり、ポーカーやバカラ、ブラックジャックといったようなゲームだと思ってましたが…まあ、まずは自己紹介をしますか」
貴族の名折れだと両親にひどく腫れ物のような扱いを受けて来ているが、政治に、貴族階級に興味はなく、ただただ遊び続けて来た。もしかするとこの中には、父母の言うような『面子潰しの長男』として自分を知っている奴がいるかも、と思ったりもしたが、関係ない。ジェイは、ゲームをしに来たのだから。
お酒…
[皆に倣って自分も飲んでみようと思ったが殿方の嗜んでいるものは随分ときつそうな酒のようだった
さすがにいきなりそんなのを飲むのは怖かったのでキョロキョロと飲み物が置いてある所を探すとカシスリキュールと書かれたボトルを見つける]
これもお酒かしら…?
[匂いを嗅ぐと甘い香りが鼻をつく
これなら飲めるかもと思い意気揚々と氷の入ったグラスにそれを注ぐとクイっと一口飲み込んだ
原液のまま]
>>38 シスル
ほう。
ふふ、恥ずかしがることなんてないさ。子供が好きな女性というのは、男の私からするととても魅力的な一面だ。
親や兄弟のいない子達にとって、貴女の訪問はさぞ嬉しいものに違いない。
[感心したように口元をほころばせて、私は彼女にそう言った。声をかけた時はどこか翳りのある表情を肌の下に浮かべていたが、少しでも気が晴れたのなら良かった。]
私にも8歳の娘がいてね。
姉妹でもいれば良かったのだろうが。
プロフィールカードを書くのに、手こずってしまった。素直にイグナーツ領と書けば早いのだが、バレると何のために“ジェイ”と名乗っているのかわからなくなるため、ぼやかしてしまった。都心部に近い領地はここだけではない。
まあ、イグナーツ領と“ジェイ”を結びつけることが容易にできる者は、ごく僅かだろうが。
また、プロフィールカードを見ていると気付いたことがあった。本人ではなく代理で参加した者も多いという事だ。
そのうちの1人、執事とプロフィールに書いていた男に話しかけられ、笑みを返す。
>>61クロスロード
「ええ、実はね。命を受け出席していますが、その条件を呑んだのには理由がありまして。父からの報酬が魅力的だったのですよ。貴方も、雇い主からの報酬目当てですか?」
[ルクレーシャは、ゴシカに力強く頷いてから、エスカデの元に戻ろうと、振り向いて彼の姿を探します。すると、彼は既に別の女性とお話しているではありませんか……]
あわわ、どうしましょう。いくらなんでも、貴族として、お話のお邪魔をするのも無粋よね……
ちょっと様子を見て、お話が落ち着いたタイミングで話しかけようかしら!
[柱の影に隠れて、こっそりエスカデとピオニーの様子を伺います]
>>39 ルクレーシャ
そうか、お父上が。
……父親にとって娘というのは宝石よりも大切なものだからね、きっと名を決める時はそれはもう悩みぬかれたのだろう。
[親のような温かな心をもって彼女が微笑む姿を眺める。]
ところで、趣味と特技は裁縫だと。
私は見る専門で、やるとなるとてんで不器用でね。
普段はどういったものを作るんだい?
>>60 ルーク
そうさ、自信こそが男を育てるもの!これは家訓なんだ。
動物は…まぁ、関わる機会が多くてね。小さいのも大きいのも全て特徴があって、それぞれに魅力があるんだ。
/*
前半の言葉はカーチスのもの、それこそ自信たっぷりにそう言い切る。しかし動物のことを聞かれると少し顔が緩み、どこか楽しげに話してしまうのだった。
*/
>>62 クロード
なっ、……?
/*
挨拶をされるだけでも身構えてしまう。しかし、胸ポケットに差し込まれた何かに驚き言葉を返すことも出来なかった。開けてみてみると、先程のカードのスペルミスが記載されているではないか。ぴきりと青筋を立ててあの男、クロードを見るが直ぐに温和な笑みを作る。
*/
…お気遣いありがとう。いや…お節介とも言う、かな?
>>63 カムラス
〜っあ、ありがとうございます…
[甘ったるい且つきついアルコールに頭がふわふわとなりつつもお礼を言い水をコクコクと飲む]
…ふぅ…カムラスさま、わたくしはセシリアともうします
たすけて、いただき…ありがとうございます
そ、そうでしたの…わたくしったら…
[回らない頭でも飲み方を間違えたことだけははっきりとわかり恥ずかしさに首まで赤くなる
誤魔化すようにチョコレートを一粒口に入れると、先程とは違う優しい甘さに綻んだ]
あの…助けていただいた上に差し出がましいかもしれませんが…ひとつ、教えていただいてもよろしいでしょうか…?
「さてと、私もお仕事しないとね」
[ルークを見送った後、別れてしまったカムラスの姿を探す]
「……あら?どこへいったのかしら?まだ返杯も出来てないのにもう」
>>74 カノー
やあ、君は確か、幼いお嬢さんだったね。
うーんコツかぁ……動物達のルールを把握することだね。そのルールに反しなければ、動物はみんな打ち解けてくれる。仲間だと思ってくれるんだ。君みたいに持って生まれた「動物に好まれる才能」があるのはうらやましいことだ。
/*
カードを書いてから、少しずつ周りからも話しかけられるようになった。穏和な笑は絶やさずそう応じる。
*/
>>68 レモングラス
「まあ? そういうものですの?」
シスルは首を傾げる。
「子供たちもそう思っているといいのですけど。いつも元気を貰っているのはこちらの方ですわ」
「 そうでしたのね。シャンパーニュ様の娘となればさぞかし可愛らしいお子様でしょうね。
あらあら、シャンパーニュ様も、奥方もまだまだお若いのでしょう? きっとすぐに子宝に恵まれますわ」
シスルは悪気なく穏やかに笑った。
「まぁ、カムラス様もさぞおモテになられるのでしょうから?あまりしつこく追い回すのもいい手じゃないわよね」
「にしても、やっぱり一気に呷ったのは失敗だったわよね。酒が強いのが持て囃される場所じゃないっていうのは分かり切ってるじゃないのもう……」
>>66 ピオニー
「おや、大きな独り言が聞こえたらしいな。
………しかし、面白いだろうぜ。
俺のような成り上がりと違って良家の令嬢がどこで手酌など覚えたものやら。
このハイランドを気に入ってくれたのなら、単純にそれは嬉しいな。俺が自分で選びに選んで決めた交易品だからな。」
(独り言を聞かれたのなら気取って話さなくてもいいだろう、と貴族らしからぬ船乗り語で話しだす。
飲みさしに注ぐのもウィスキーの嗜み方としては"ナシ"だが、相手の見た目にそぐわぬ行動が楽しいようだ。それぞれのウィスキーを注ぎ直し、自分のグラスを掲げる。)
「……俺たち船乗りにとっちゃ、乾杯ってェのは"盃を干す"ってことなんだぜ。嬢ちゃん、開けて見せな」
鼻から抜ける香りを楽しみながら、手本を示すようにスッとウィスキーを飲み干して見せる。
>>69 カノー
「そのように、見えてましたのね」
シスルは僅かに俯いた。
「……ええ、カノーさんは聡い方ですのね。確かに本当は昨日、少しだけ貴方が怖かったの。けれど、もう平気ですわ。
…………このことは他の方々には秘密にしてくださいますか?」
>>87 エスカデ
あら、失敬。
隣にいらっしゃったからつい。
……良家のお嬢様、ねえ。
生憎だけど、そんな小洒落た出身じゃないのよねー。
期待に添えなくてごめんなさい?
《事実、チェルヴェナー家は商人からの成り上がりだ。
目の前の彼相手に取り繕っても騙されないだろうと、辺りには聞こえないように声を潜ませ、素の話し方をする。
手元に注がれたウイスキーを見て、郷に入っては郷に従え、ね。と思いながら、ぐい、と注がれた酒を一気に飲み干す。
そこら辺の人間なら、度数の強さに目眩を起こすだろうが……様々な所を渡り歩き、酒宴もかなりの数をこなしてきたピオニーはエスカデを見て、にこりと笑い、けろっと話し出す。》
……これでいかがかしら?
このお酒、ハイランドって言うのね……とても美味しかったわ。
こんな良い物を仕入れられるなんて、貴方の腕前は確かのようね。
《純粋に、彼の手腕を褒め称える一言が出る。》
>>45 エスカデ
では、ひと口……。
[ハイランドウイスキーと呼ばれるその酒を、薬でも飲むように少し口に流し込んだあと、その勢いでグラスを軽く呷る。途端、喉を通り体内へまわるそれが焔になって体の内から私を焼く。思わず頬を緩めて、小さく頷く。]
───流石、“パンチが効いている”な。
[そう言ってからもうひと口飲んだ。熱い感触が喉を超え、食道の壁を伝い、手際よく胃の底へおりていく。そうして私がほうっと息をついた時、彼が口を開いた。]
私と同じ名の香草……ああ、料理の香りづけや紅茶に使われるあれだろう?
レモングラスティーが好きでね、昔住んでいた地ではよく無理をいって取り寄せてもらっていたよ。
確か君は……自己紹介カードに自分で設計した船で貿易を行っていると書いていたね。
そうか、私が飲んでいたあれも、君の仕事のおかげかな。
成程、気持ちのいい飲みっぷりの方の多い事。
しかし国王陛下の御前では爵位を持つものに相応しい嗜み方をして頂きたいものだ。
[そういう自分は先程からお酒どころか水すら飲んでいない事に気がつく。
家の代表として来たのだから堂々としていたいものだが、どうも落ち着かず給仕に徹してしまう。]
>>57 セシリア
祝音祭……ほう、それは良いことを聞いた。
街全体が音楽に溢れる地───私の領土もデュッセルフォードに負けないくらい、賑やかな地にしたいものだ。ふふ。
[こうして芸術と関わる人間と言葉を交わすことができるのは、何にも増して得難い喜びだ。私はレースの目隠しをつけた少女の話に、手を打つように表情を明るくさせて耳を傾けた。]
ミス・バストリーニも楽器演奏を嗜んでいるのだろう?
もしよければ、いつか私の街にも演奏をしにきてほしいな。
ゴールデンティップは、『子供も大人も住人たちが気軽に芸術を楽しめるような街づくりを』というのがスローガンでね。
音楽祭や演劇大会、美術展覧会、それから年に一度まち歩きと共にアート作品を鑑賞できるティップ祭という大きな行事があるんだ。
地区ごとに毎年テーマがあって、全員でライトアップをしたり、屋台で食事や酒を出したりしてね。バザー会場や、劇や音楽もあちこちで披露していて、庶民的だがとても面白い祭りだと自負している。
バストリーニ家の令嬢が来たとなれば、街の者もみな大喜びするだろう。
>>96 カムラス
[快く受け入れてくれたと思ったら手際よく作っていくカムラスの手をじっと見つめる]
/*
わ、魔法みたい
*/
[あっという間にできた1杯を差し出され、反射的に受け取った]
ありがとうございます!
…乾杯
[抑え切れない好奇心に少し声が大きくなってしまうもそのまま一口飲んでみる]
…!さっきと全然違います!
甘いけれどライムとソーダでさっぱりして…わたくしこのお酒とっても好きです
カムラス様はお酒を作るのがお上手なんですね
ありがとうございます
[ぱっと花を咲かせたような笑顔で感想を伝える
目元は見えないだろうが伝わればいいと願いながら再びお礼を口にした]
[次にセシリアの姿を見たのは、酒瓶の前。
深い紫の液体。あったのか、カシスリキュール。
と、おもむろに氷入りのグラスにリキュールを入れ、そのまま傾け…]
セシリア!…っ
[慣れた雰囲気とは言えなかった。
きっと場数も踏んでおらず、ましてやあんな飲み方なんて]
[踏み出した足は一歩遅かった]
誰だ、あの遊んでそうな男は
[先にセシリアを支えたのは、青みがかった髪の男。
ここで割って入るのは格好がよくない、が]
あんなの、社交界で見た覚えがない
「……私も、なにかお酒をいただこうかしら」
シスルは酒類の並ぶテーブルを眺めた。
こういう場で女性に渡されるのは大抵が甘いもので、彼女にとっては嬉しくない気遣いだった。
この場であれば、少々辛いものを取ったところで咎められないだろうか、とシスルはじっと酒瓶を吟味した。
>>83 シスル
そういうものさ。
[唇を少しだけ広げるようにして微笑んでいたが、次いで彼女が口にした言葉に、動揺まではいかないものの曖昧な笑みを重ねてしまった。彼女は私の話に何気なく答えただけだと理解はしているのだが──。まだ、私が割り切れていない証拠だろう。]
[私は一度目を伏せてから、いつもの陽気な表情を浮かべた。]
あっはは、そうできたらよかったのだけど、妻は娘を生んですぐに亡くなってしまってね。
姉妹とはいかなくとも、友人ができればいいのだが……と、シスル嬢。
苦手だったら構わないのだが……よかったら付き合ってもらえないかね。一人で飲むのも、と思ってね。
[辛い酒が置いてある辺りへ彼女が視線を向けていることに気づき、密かに頬をあげてからそう言った。そして、その中で私が好きなものを指さした。]
>>89 ピオニー
なかなかの飲みっぷりに、ヒューゥ…と口笛を吹く。
「……やるな。ハイランドは地方の名前だ。そこで作られるウイスキーのことをまとめてそう呼ぶんだよ。
懇意にしている蒸溜所があってね。そこで数年がかりで作ってもらっている。
……やれやれ、年食うと説明臭くなっていけねェな。
うまいもんは、うまい。いいもんは、いい。そういうシンプルにやっていきたいもんだ。
で、お仲間ってとこか。俺も商売と潮目の読みが当たったから爵位はもらったがな、なに、酒屋兼船大工ってとこだろ。
身分は変わってもやってるこたァそのまんまだな。」
(心底楽しそうな顔をして生業の話をする。女性ウケなど考えるはずも、なく)
>>85 ルクレーシャ
おお、これが自作とは……!
いや……大変素晴らしい才能をお持ちなんだな、ミス・シャーリーは。
[目を丸くしてルクレーシャ嬢のドレスに視線を移す。みとれるようなこの上品なセンスが、まさか彼女の手によって施されたとは。私は自分の顎に手をやりながら思わず感嘆のため息をついた。]
そうか、刺繍を……。
なあ、ミス。もしよかったら、今度私にもドレスを作ってくれないか。
君が作ったドレスを、娘に着せてやりたいんだ。もちろん高値で買わせてもらうよ。
>>92 ルーク
あははっお気になさらず。昔から耳がいいんだ。
へえ……それはきっと、とても豊かな土地なんだろうな。
/*
こんな所に来る女性というのはもっとお高く止まってるものだと思ってた。けれどこんな風に恥じらうように頬を紅潮させたり自分と同じような話をするものなのだと知り、打ち解け始めたのが自分でもわかった。
*/
少し喉の乾きを潤してくるよ。いつか是非君の領地についても話を聞かせてくれ。
>>106 エスカデ
……どういたしまして。
ふーん、聞いた事ある名前だと思ったら……地名なのね。
沢山国や地方を見てきたから忘れてたけど……思い出せて、すっきりしたわ。
あら、分かりやすくて私はいいと思うけど。
商品を売り込むには手八丁口八丁じゃないといけないもの。
でも、美味しいものには素直に美味しいって言いたいよねー。
プライベートならなおさら、ね。
私も似たりよったりよ。
船大工、か……設計が出来るなんてすごいわね。
昔から器用だったり、お父上の教育からとか?
……ああ、そういえば、私には他の子みたく、"貴族"らしい話し方をしてくれないの?
《陸路を渡り歩く事が多い身としては、海路を渡る彼の話は新鮮で隣で楽しそうに話を聞いている。》
>>104 レモングラス
穏やかなレモングラスの顔に紙一枚分程度の翳りが混じる。シスルはそれに気づいて口を開こうとして自分の失言を知った。
「それは──そう、でしたの。申し訳ございません、不用意な発言でしたわ」
彼の妻は、亡くなっていた。シスルはなんと声をかけていいのか分からず、目で礼をした。
「……沢山の友人ができますわ。子供は、私たちが思っているよりすぐに打ち解けるものですし、それにシャンパーニュ様のお嬢様なら、お話もお上手そうですもの」
シスルは、微笑むことしか出来なかった。レモングラスの顔を見あげて、穏やかに談笑する。
「まあ、私でよろしいんですの?」
そのまま、レモングラスの指先を辿った。彼が指すのは、シスルの知らない銘柄の酒だった。
──甘いのだろうか。きっと、甘いのだろうけど。
失礼をした立場で、さらに失礼を重ねるわけにもいかず、シスルはその酒をグラスに注いだ。
>>110 ルクルーシャ
ああ、これは失敬。つい見とれてしまったのだが、だからといって女性をじろじろと見つめるものではなかった。
[夢中になると視野が狭まってしまうのは私の悪い癖だ。四十近くにもなって子供じみている自分の性質に、自分自身で呆れ笑いをしながら、私は彼女に謝罪した。]
そうか、ありがとう。
君はその才能だけでなく、心も芸術家そのものだね。
……では、注文の詳細はあとで伝えよう。
今はこのパーティーを楽しむことが優先だ。
ほら、グラスが空になっているよ。
思いのほか、まったりしていますね。お酒のおかげかな。
盛り上がっているし、特に余興は必要なさそうだったな。
[使用人に持ってきてもらった『ハイランド』を飲み、皆さんを眺めます。強いお酒ですが、こういうお酒を飲んだら、深く眠れそうな気がします。最近は、あまり楽しくない夢を見るので、ぐっすり眠れるといいなあ]
ああ、そうそう。
明日、明後日は人数が多いですから。
ちょっとこの広間に流れる時間をいじって、通常の1/2の速度で進むようにします。
ボクの知り合いに、そういう魔法が使える神官がおりまして。ふふ。
余裕をもってお話し合いをしてくださいね。
もちろん、ゲーム以外の話もなさってもらってかまいませんし。
グラスを高く鳴らしてから、シスルは一口酒を口に含んだ。
予想に反して、ピリッと指すような痛みが舌を焼いて喉を通る時にはコクのある苦みが後を引いた。人工的な甘ったるさはなく、それでもシスルでも好ましく思える程度の、仄かな甘みがその中にはあった。
「──美味しい」
シスルは驚いたように手の中のグラスを見て、それからレモングラスの顔を仰ぎ見た。
「とっても美味しいですわ、シャンパーニュ様。私こんなにお酒を美味しいと思ったのは、初めて」
>>109 カーチス
うぅ……ひとりごとには注意いたします……。
そうなんですの。我が領地は自然がいっぱいで……自給自足が基本なんですけれど。のどかで良い土地ですのよ
あら、行ってらっしゃいませ。
ええ、またぜひお話してくださいな
[できるだけ優雅にひらひらと手を振って彼を見送った]
>>114 レモングラス
いいえ!褒めていただいたのは本当に嬉しいですわ!
ありがとうございます。
はい!おじょうさまのお話もぜひ。その方が、きっとお似合いになるドレスを作れますから。
あら、こちらは白ワイン?
うふふ、今日だけはちょっと大人気分!いただきますね。
[王の言葉を耳にして驚愕する]
時間の流れる速度が半分?
王族の魔法はえげつないなぁ。やろうと思えばあんなことやこんなことまでできるんじゃ······
昔から王族には逆らうなって言われてるけど、こんなこと簡単にするんじゃ敵もいないだろうに···
[ぶるっと身を震わせる]
まあ折角の機会だから知見を深めるためにも色んな人と話してみたものだ。
[敵じゃなくて良かった、1人そう呟いた]
>>113 シスル
ああ、気にしないでくれ。
せっかくの華やかな席で、気を遣わせるようなことを言ってすまなかったね。
年甲斐もなく私もこの場に浮かれているようで、ついつい喋りすぎてしまった。
[私は彼女と自分の間に流れる空気を払拭するように、頬に愛想よく笑窪を寄せて人懐こく笑った。そして、彼女に自分の分も注いでもらう。とくとくと注がれたその酒は、黒いベールを纏うようにグラスから光を奪った。黒い液体はゆらゆらと動いて、そこに映り込む灯が、色硝子を砕いたように煌いている。]
……ああ、乾杯。
[彼女と打ち鳴らしたグラスの音は、喧噪の中でも微かながらだが確実に余韻を残して消えた。共にグラスに口をつけ、その酒を口に含む。私は彼女の驚く顔がおかしくて、笑いを堪えるように頬をあげた。]
ふふっ、良かった。
これはブラックルビーと呼ばれていてね、薬草のリキュールなんだ。
40年代の芸術家たちの間でとても人気があったが、そのせいで命を縮めたと言われるくらい度数が高く、本来はカクテルに用いてフランベしてから飲むのが一般的らしい。
私もこの酒が堪らなく好きでね、辛みのあとにほのかに残る甘さが絶妙に美味いと思わないかい?
>>97 レモングラス
クスクス…わたくしあまり他の領地には詳しくないですが、それでもゴールデンティップの豊かさは噂に聞きますよ?
でもそうですね、デュッセルフォードとゴールデンティップは近いものを感じます
少々遠いですが、交易などできたらお互いもっと高め合えるかもしれませんね
[家督を継ぐのは実兄だが、父は姉や自分にも領主についての心構えなどを覚えさせていた
ここでこんな話をすることになるとは思わなかったが]
まぁ、楽しそうなイベントが沢山催されているのですね!
その際はデュッセルフォード屈指のバイオリニスト達をお呼びしますわ
わたくしは幼少期から嗜んではおりますが、プロには到底及びませんもの
それに…わたくし一度庶民としてお祭り騒ぎというものをしてみたかったんです
せっかくなのでお忍びでお願いできますか?
[本当はもう一つ理由があるが、水を差す必要もないだろうと悪戯な笑みで提案する]
>>81 カノー
あ……あは、は。いやぁなんというか…言葉というのは難しい。
/*
カーチスの影武者という任務を任されてから毎日彼の振る舞いや言動を叩き込まれてきた。「全ての人を愛し、全ての人を愛する」というのはそんなカーチスの口癖だった。
それと自分の特技との矛盾を指摘され、顔を引き攣らせて笑ってしまう。
*/
………まあ、そんなふうに思ってくれて構わないよ。
[ウィスキーを飲んだあとにワインを飲んだので、なんとなく足元が頼りない感じがします。そうこうしているうちに、結構時間が経っていることに気がつきました]
はっ!!!
いけない!!ゴシカのところに行かなくては!!
[一人で行こうとして、またしてもハッとした顔をします]
ちがう!!
ひとりじゃ意味ないんだったわ!!
きっとそろそろ大丈夫よねっ!!
>>エスカデ
>>ピオニー
[ピオニーとエスカデが話しているところにつつつーっと近寄り、ニコッとよそ行きの笑顔をします]
……こほん!
お話し中、失礼いたします♡
あのっ、ちょっとエスカデさまにご用事がありまして……もしお時間よろしかったら、ご一緒していただけませんかしら?
[ルクレーシャは自分から殿方に声をかける、なんて大胆なことをしたことはありませんでしたが、お酒の効果か、なんとなく強気でお誘いすることが出来たようです]
>>90クロード
「ああ、失礼。ここは酒場でも遊戯場でもありませんね。そういう場所では身分等を気にせず、フランクに遊ぶようにしていまして。ニックネーム…名前を呼ばないんです。私の名前も“ジェイ”ではありません」
以後気をつけます、と眉を下げて笑いクロードに詫びる。そして、ロズウェル家の名誉のために参加したという言葉に、少しだけ眉を動かし反応した。自分のためではなく、主の名誉を選ぶ人。性格が違いすぎるなと思った。
「ふふっ。なんでも当主の座をね、譲ってくれるそうなんですよ」
ジェイは笑った。いつも人当たりの良い笑みを浮かべてはいるが、その類いのものとは違う不敵な笑み。しかしその笑みも一瞬で、いつもの微笑みへ戻った。
「なので張り切っているわけです。まぁ、トランプゲームだと思っていたので“英雄ごっこ”なるものは初めてですが。どうぞお手柔らかに」
[ゆっくり飲んではいたがカラムスに作ってもらったカクテルもとうとう飲み干してしまった]
/*
これくらいならもう一杯なら大丈夫そう…
ふふっこのふわふわした感じ、楽しい
*/
[ふと一つ閃いた
先程カラムスが作っていた真似をしてライムを絞りカシスリキュールとソーダで割ったカクテルを一つ
…少しリキュールは少なめで
試しに一口飲んでみるとちょっと味が違う気がしたが、一応似た味だと納得してもう一杯作る]
>>101 リアム
[カクテルを作りこの行動が思い立った人物を探すと、思ったよりも近くにいた]
リアム様、お飲み物がなければよろしければいかがですか?
わたくし、お酒を初めて作ってみたんです
[アルコールで機嫌がいいまま原液を飲んだ失態やカラムスに教えてもらったことを見られていたとも知らず、ちゃっかり省いて少し得意げに話しかける]
>>123 セシリア
おやおや、お上手だね。
その時は是非ともよろしく頼むよ。きっとミス・バストリーニのご厚意に報いてみせよう。
[バストリーニ家の行き届いた教育に私は関心せざるを得ない。次女ということは、恐らく家名を継ぐのは彼女ではない。だというのに、当主も顔負けの振る舞いは、きっと普段からそう躾けられているからだ。]
そうか。
ああ、もちろん構わないとも。
祭りを楽しむのに貴賤は関係ないという意味も込めて、祭りの最中は手作りの仮面をつける風習もあるんだ。
仮面は参加したもの全員に配られるし、自分で作ったり、露店に並べられているものを買うこともできる。
もちろんつけなければならない義務もないが、お忍びでくるなら是非と勧めておこう。
しかし、貴女の演奏が聴けないのは残念だな。
[彼女の演奏を諦められず、愛想よく微笑みながらその言葉尻に未練を残してみる。]
[いくら老いる速度を数億分の一にしても、変わらないのは見た目だけだ。中身まではいくら魔法やエルフの薬の力に頼っても、思い通りにはならない。数十年前と比べて、私の体は格段に衰えたように思う。]
それは構わないのだ。
……見た目さえ変わらなければ。
[新たに生じた命が成長し、葉をしげらせ花を咲かせ、やがて実を落として朽ちていく。人間とは、その生き様そのものが芸術だ。だが、私は───]
>>シスル
悪いが、先に失礼させてもらうよ。
今夜は楽しかった。
また明日会おう、ミス・アルスィート。
>>141 クロード
けっ振られてやんの…。
/*
小さく呟き、手近な酒をとり喉に流し込む。熱く感じるそれはどうやらウィスキーだ。上等なものは香りが違う。
先程までいちいちからかってきたいけ好かないメガネの見られたくないであろう場面を肴に酒を飲んでやるとしよう。にやにやしながらその姿を眺めていた。
*/
んー……お酒を、って言ったけどもう夜遅いしー……寝ようかなあ……何だか眠いしー……。
《誰にも聞こえぬくらいの声で独り言を零し、ふわあとあくびをする。
そのままふらふらと自室に戻ろうとし、出口ではっとなり、振り向く。》
皆様、おやすみなさいませ。
お先に失礼しますね。
《余所行きの笑顔でにこりと微笑み、そのまま自室へと戻った。》
ロート「兄の遺言でそろそろ寝る時間ですので、お先に失礼しますね。
こちらに、プロフィールカードとおなじ材質の【緑のメモ】と、翌日になったら文字が見えるようになる【魔法のメモ】をご用意しました。どなたでもご自由にお使いください
では、失礼しますね。繰り返しになりますが、なにかあったらご遠慮なく呼んでください」
>>121 レモングラス
「ブラック、ベリー……。初めて聞く名前です。ふふっ、領地への土産はこのお酒にしようかしら」
レモングラスの笑う理由も知らず、アルコールに浮かされたシスルは上機嫌に笑った。
「まあ、そうですの? では、いただくときは注意しないといけませんのね。飲み過ぎないようにしなければ。
でも、寿命を縮めるほどに好んだかつての芸術家たちの気持ちも……少し分かる気がしますわ」
「……! 私も同じことを思っていましたの。
恥ずかしながら、甘味の類はあまり得意では無いのですが、これは別ですわね」
酔いは心を軽くして、シスルの舌はよく滑った。
レモングラスと話していると、心に負荷をかけられることが少なくて──まるで心が読めるようだと、密かにシスルは思った。
「……まあ!
遅くまで、お付き合いいただきこちらこそありがとうございました。お陰様で楽しい時間を過ごすことが出来ましたわ。
…………おやすみなさい、シャンパーニュ様」
……みなさま、お休みになられたかしら……
はぁ。やっぱり、わたくしには向いてないわ、このような……ことは。
……人と話すことすら、満足にできないのに……
ゲームなんて、できるのかしら……
>>122 カノー
「ありがとう、カノーさん」
つい、シスルは孤児院の子供たちへ向けるような、そんな笑みを向けてしまった。カノーの持つ、どこか野性味を感じる態度がそうさせるのだろう。
「……いい飲みっぷりね」
カノーがクロードと話すのを見ながら、シスルは呟いた。
>>151 ステラ
/*
酒はいい感じに回ってきた。現実と幻想の間を行ったり来たりするような、柔らかい感覚だ。
ふと、どこか自身のなさげな女を見つけ、ふらりと歩み寄る。グラスを真上から片手で持ちながら。
*/
……あんた、名前は……いや、カードはまだ書いていないのか。あっ………コホン、ええと、君…名前はなんて言うんだい?
>>ゴシカ
[ルクレーシャは、声を潜めてゴシカに囁きます]
ちょっと待っててね!ちゃんと声をかけたし、来てくれると思うー
あと、王様が言ってたのど飴持ってきたから、あげる!
>>159 ステラ
ステラか、良い名だね。僕はカーチス・レイ。好きなように呼んでくれたまえ。
別に急かしたくて言った訳では無いから気にしないでくれ。顔と名前を一致させるのがどうも苦手でね…。
>>163 ステラ
…ステラは、ご両親のことを自慢に思っているんだね。
あはは、ありがとう。とてもうれしいよ。
(と言っても、"俺"の名前ではないけどな)
/*
名前を褒め合う、とはなんとも意味の無い…しかし、和やかな会話だ。カラン、と音を立てながら煽るように酒を呑む。
*/
ああ、きっと覚えよう。
…もしも。
……もしも勇気や、自信がわかない時は、こんなふうに酒を一口飲めばいい。何をしたって言い訳になる。
では、また明日。
/*
どこか内向的な彼女に対し少し悪戯に笑ってから少しふらつく足で出口に向かい歩き始める。
*/
>>137クロスロード
「おや、お気に召していただけたなら光栄です。では、クロスロードと。成る程。たしかに神の導き手のような名前は、ギャンブラーには相応しい。…おっと、ここはお城でしたね」
笑みを返す。クロスロードの眼鏡の奥に光る瞳を見て、面白いとジェイは笑う。性格が違うと思っていた人物の意外な側面は興味深かったのだ。
「ええ。色々と事情があってのことで。ええ、もちろん。しかし手を抜いたりしませんよ」
執事という仕事柄なのか、社交的なクロスロードはここにいる面々とよく会話しているようだ。この辺りで切り上げ、邪魔をしないようにクロスロードから離れた。
>>142ロート
「ありがとうございます。名を隠すことも遊戯の一種だと思ってください。…ロート陛下の命を狙う不届き者でないということを、このジェイ、神に誓います」
この“英雄ごっこ”の由来となる黒狼事件。その事件にかかわる一派ではないことを念押しする。これで純粋にゲームを目当てにやってきたと伝わればいいが。
「ええ、私でよろしければ。お役に立てることはなんなりと。ゲームは遊ばなければ分かりませんし、後ほどまたお話ししましょう」
あまり身体が丈夫でないと聞く国王陛下を、長く止まらせるわけにはいかない。深々と頭を下げ、その場を後にした。
会場を見渡す。先程までお酒を嗜む面々が和気藹々と話している姿が見えていたが、夜も更けてくれば数は少ない。明日は誰かと話せればいいなと思いながら、ジェイも準備された自室へと戻って行った。
ゴシカったら「まるで興味ありませんワー!」みたいな顔してた割にしっかりアッピルしてんじゃネーカヨ。
隅に置けねーナ。
[柔らかく尖った肩をすくめ、赤い服に包まれた姿が抱きかかえられるのを見送る。]
[自室に戻り、仕立てのいい出窓を開ける。真夜中の冷たい空気を吸い込むと、小さな鼻がつん、と赤くなった。]
フーー。
そーいや明日から国王サマは別室行くんだよナー。
挨拶しそびれたワ。
婚約者なのにライバルがいるってよくワカンネーから詳しく聞いてみようと思ってたのにヨ。
まあ終わってからでも遅くねーカ。
……ここもまあまあ星は綺麗に見えんだナ。
少し煽っただけで酒が回ってきちまったか……。
/*
相変わらず人目のない所では服を乱し、大きくため息をつく。
*/
交流ったってなぁ……俺が交流した所でどうだって話だろ。仮に友達になったとして、それは"カーチス様の友達"であって、俺ではねえし。……ま、ここにいヤツらも催しが終われば二度と会うこともねえんだろうし。
/*
部屋に戻ったところで、ポケットに忍ばせていた安物のタバコにマッチで火をつけ、自室のベランダで煙を吐く。
そうだ、自分は自分の任務があるのだ。忘れて現を抜かしては行けない。カーチスとして振る舞い、ロートと親交を深め、帰ったら大金を貰う。
ただそれだけなのだと言い聞かせて、その日は就寝した。
*/
[夜に歌うのは近所迷惑だ。男爵家の娘が戯れに歌をうたうなどはしたない。様々な理由で抑えつけられていましたが、星空の下でうたうのはカノーの一番の喜びでした。]
どうせなら、夜に歌うと月から悪い奴がやってきて攫われるとかヨー、メルヘンな理由つけてくれたらいいのにナ。
……チョットだけ、小さい声ならバレねーよナ。
[カノーの歌。それはひとりの夜の歌。]
[星の囁きよりも微かで、月の光より明らかな。]
[遥かな水平線ほど真っ直ぐで、閑かな大地を震わせる。]
[瞬きひとつするあいだに、記憶の旅はどこまでも続く。]
……ンー。まあまあだナ!
怒られネーうちに寝るカ。
[声をひそめて呟きながら、出窓を閉めてベッドへ潜り込む。]
……。
[灯りを消して瞼を閉じる。睫毛に残った星の煌めきが頬を伝った。]
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