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ロート「竜族の娘、ミーチェ」
ロート「あなたは、縛られる最後の瞬間まで、信じてもらおうと一生懸命頑張っていましたね。あのとき、正直、ボクは胸をうたれました」
ロート「ですから……【あなたの言うことを、誰も信じてくれなくなる呪い】を。加えて、【嘘がつけなくなる呪い】を。あなたのことを誰も信じてくれない世界、それが、あなたへの罰です。ミーチェ」
[勿論魔法を使われている訳ではないのに、どうしたって振り解けない。
キッとカエデを睨みつける、不意に大きな瞳から涙が零れた。]
なんで、あたし……何も、わからないの……。
>>#20 ロート
*広間に着くと、ロートから自身の処罰について下された
内容に思わず目を見開き、お父様やお母様、お兄様……そしてエドワードさんの姿が脳裏に浮かぶ
暫く脳が麻痺し、呼吸が上手く出来なくなる
自分を落ち着かせるように深呼吸し、改めて処罰の言葉を脳で思い返す*
…………そう
人の情と、黒狼騎士団としての本懐、どちらかを選べなかったわたくしへの、相応しい罰ですわ
*抱えられているミーチェにのみ聞こえるような小さな声で呟き、たった今処罰が発表された彼女を抱き締める*
ロート「加えてミーチェは国外追放とし、この国には入れないよう専用の結界をつくります」
ロート「…………竜族のあなたの力は、この国にとって脅威ですから、ね」
目を開く。
霞んだ視界に、近づく足元が見えた。
そこは、灼熱の中か、酷寒の中か。
どちらとも言えるが、どちらでもない気もした。懐かしい痛み。僕は遠に慣れていた。はずだった。
「……ローラン」
彼は約束を果たしに来たのだと、頭の片隅で思った。くちびるを歪める。
それでも。
穴を埋めるになお足りんと。私のここは、許さないと、彼を壊してこそ真の安寧を得られると使嗾する。
––––––––カチリ、と腰元で音が鳴る。己を使えというように。
立ち上がって静かに黒き剣を抜いた。
>>#21 >>#22 ロートさま
/*
ヘズはエレさんに抱かれたまま、ロート様の言葉を聞き入れます。そして、笑みを浮かべます。
*/
はい、わかりました。ミーチェはうそをつくつもりも、しんじてもらうつもりもありませんから
ですが、ミーチェはいいますよ。ミーチェのことばがしんようならないものになるまえに。こんかいのことがおこったのはどちらがさきだったのか、そのことをあらためませんとこくろうきしだんは『また』あらわれるとミーチェはおもいます。
ふふ、じぶんだけをせいとうかする、「しろくぬりつぶされた」おうこく。ミーチェはとてもきれいだとおもいますよ。
きれいなきれいなおうこくをつくりあげたおうさま、どうぞおしあわせに。
>>#19 ロート
ええ、ここの図書館はとても素敵でした。
住めといえば住めます。あそこは知識の産まれる場所です。この世で一番価値のある場所です。
しかし、わたしの記憶がなくなればきっと外の世界すべてが本になる。
この世界、すべてが図書館です。
それで隣に「家族」がいるなら私は幸せです。
これ以上わたしは何も望みません。
/*
レリーの受ける罰の説明を聞く。
要するに、彼女を愛した人は、皆彼女の記憶を失うということ。そして、彼女から永遠に安息の地を奪い取るということ。
それは、想像する限り、死よりも酷い極刑であった。
そして……間違いなく、僕は彼女の記憶を失うだろう。
もう疑うこともない。僕はもうすでに、彼女をこの上なく愛してしまっているのだから。
僕は、彼女の方を見遣る。
彼女は今何を考えているのだろうか。彼女と話がしたい。
話が、したい。
*/
ローランに隠れ、お兄ちゃんにフォロー入れてもらってるので、まだまだですわ
エドワードもロート倒せるぞ〜がんばれ〜
>>127 カエデさん
[世界が、図書館。壮大な言葉に、息を飲みます。知ることをしようとしなかったボクには、まぶしさすら感じる言葉でした]
ロート「――わかり、ました。あなたが、それで幸せなら……パトリシアさんに術をかけるとき、あなたの望み通りにします」
ロート「最後に、図書室に付き合っていただいて、ありがとうございました。あなたが、幸せになれますように」
はーい!はいはい!ちかさんに質問!
処罰後のエピソード的なのって明日のエピ中とかにやっていいんですか!ダメならTwitterで垂れ流す予定です!!**
調香師 アルフレドは、ここまで読んだ。 ( B24 )
>>125 ジルベール
「……アンタとの約束を果たしに来た。」
それだけ紡ぐと、俺は腰にさした剣にそっと手をかけ、氷刃のような白い剣を抜いた。
ジルベールをひとり闇の中に屠るわけにはいかない。彼を裡から滅ぼそうとする炎を、俺の心を以てして氷漬けにする。
−−彼が握るのは黒き刃。
−−カーマイン王に認められただけあって、その剣に纏う魔力は尋常ではない。
「────白狼。」
"ふんふふんふふーん、ねえ王様!私歌を覚えたの!ケラがずうっと歌っていた歌。私大好きで、いつもいつも聞いていたの。王様は…ケラの歌が嫌いなの?"
氷の塵がざわざわと舞い上がり、白い渦が勢いよく俺の眼前で巻く。
幾重もの襞となってうねる風と共に、ズシンと重たい地響きを伴ってそれは現れた。
人智をもって計り知れない神秘。
俺と同じ琥珀色の眸は呪いに侵された友を鋭く射抜き、白銀の体躯に神々しさを纏わせて顕現する。
『░▓▒▓█░▓░▓▒▓█▓────!!』
「っ──いくぞ。」
白狼の雄叫びと同時に、俺は先手を打とうと駆け出して、彼のもとへ踏み込んだ。
*暫く呆然としていたが、腕にヘズを抱き抱えていた事を思い出し、彼女をそっと降ろす*
>>ヘズ
……ヘズ、思い残しがないように、ロキと話してきたらいかがかしら?
さあ、行きなさい
*指を指した先には、這って広間まで来たグスタフがいる
そして、彼女を穏やかな笑みで見送る*
*カッツェは一通り流れを見守り、客室へ向かう*
(相変わらず、お師匠様との連絡は取れそうにない……か)
*ソロンディールは見ていると言っていた。それが見れなくなったのだから必死に何が起きたか探ろうとしていただろう。それこそ、この城までやって来て様子を探ろうとしたに違いない*
*それでも原因が分からず、カッツェを“乗っ取ろう”と何度も試しただろう。今も、それは続いている気がする*
(まさか、寝ずに心配したりしてないだろうな?)
*ニンゲンとエルフは体の作りが違うとかなんとかで夜通し本を読んでいるところを見たことがある。その度叱るのだが、今回は叱る側が不在だった。あり得る。カッツェは苦笑いをする*
(そういや、アルフィリオンはエルフだったな。全然話せなかったや。ま、そんな空気でもなかったし仕方ないんだけれど)
*コツコツとヒールをならして廊下を歩いた*
/*
んーーーそういう系はどうだろ。基本戦闘中心だからアレと思いつつ、それはコータロ君の最初の仕事にしたらおいしいなって。
/*
多分ねー、アルフィリオン君に罰を与えられるのは受け入れちゃうんだよ。
むしろその後アルフィリオン君に育てられる方が罰になりそう。
魔法使いの弟子 カッツェは、ここまで読んだ。 ( B25 )
>>115 グスタフ
ふむ、それならば丁度いいな。
聞いてなかったのか、君?
僕は君らには大きな恨みがあるんだぜ。
君の処分はまだ決まっていないが、僕からの仕返しとしてはいい機会だと思わないかい?
[持っていた杖でグスタフを引っ掛けると、仰向けに浮遊させた。
そのまま、彼の言葉は聞かず、広間のカーマイン王の前まで運ぶ。]
/*
人間の一生ぐらいは面倒見るんじゃないかなー。
アルフィリオン君も1000年以上は生きると思うし、グスタフ君が100まで生きるとしても体感10年でしょ。
/*
【魔法設定】
五大魔素と成長退行についての付与魔法のみ。
戦闘に利用できる魔法を中心に覚えているので、精神や脳に関することには利用したことがない。
ex)
・遠視遠聴
視力や聴力の過大成長を付与。
・花火
矢に対し、五大魔素を付与。
・傷の修復
傷の部分を急速に成長させ、傷を閉じた。
所謂自然治癒なので跡は残る。
・浮遊魔法
対象に風魔法を付与。
*ヘズを見送った後、ふと横を見るとエドワードと目が合う
彼の姿を見て、先程の処罰の内容が蘇り、再び胸が苦しくなり、思わず目を下に逸らす
が、目が合った以上、声を掛けないのも不自然と思い、自ら声を掛ける*
>>128 エドワード
……何か、御用ですか?
……サリーナの亡霊が、相応しい罰を与えられて、嘲笑いにでも来たのかしら?
*本当は、彼にこんな事を言いたくはなかった
だが、夢の世界から目覚めた今は、忠誠を誓う国が違う"敵"同士
そう思い、絞り出すように言葉を紡ぐ*
《>>えるるさん
お話したいエドワードの為に、忘れない内にレリーの発言をしておきました
明日の夜まで待つので、ごゆっくりお考え下さい》
サテンの魔法
・植物と対話
・油断させたところでエネルギー元を掴み、洗脳
・時間遡行(植物にしか使ったことがない)
時間遡行が鍵かな……
大きい植物も縮められるってことは、ン10年分なら人間でもいけるのかな。。。人体実験のお時間か。。。
>>131カエデ
被害者って、加害者って......。
わからないの、わからないことばっかりで。
[震える声で呟く。パトリシアはもう逃げ出そうとすることもなくカエデの腕に収まっていた。]
なんであたしがあなたに守られなくちゃいけないのかもわからないのよ? あたしは自分が何をしでかして処罰を受けさせられるのかわからないのよ?
それでも......。
それでもあなたはあたしに、考えなくても、見なくても良いって言うの......?
[言うやいなや唇を塞がれる。言うまでもなく無条件で全てを受け入れ許すと示されたようにすら思えた。
驚いたが、拒否など出来るはずもなかった。
きっとこれも魔法のせいなのだ、と思う。]
ロート「……呪の狼、グスタフ」
ロート「あなたへの罰は、本当に難しい。全てを捨てる覚悟で来ている人は、失うものがないですから」
ロート「……皆さんの協力をお願いして、罰を与えたいと思います。セルナリアの皆さんには断る権利もあります」
>>130 ローラン
ローランの裡から、白狼が姿を現す。それは一際大きく唸りを上げる。
構えたその瞬間には、それは目の前にいた。
「……っ、剣よ!」
呼び出すも間に合わない。自身の手に握るそれで、白狼の攻撃を弾く。
「––––––––邪魔を、するな」
低く、呪うように。魔力をまとった剣は彼を炎で燃やさんとする。黒い光が見えたところで、私は振りかえる。
そうだ。あの夢の世界、手段を違えたことを私は知っていた。今、答えを得る。
––––––––––凍てつく心の臓を。
あれを得れば私は満たされると、確信する。
呼び出せた剣はたった二本。それを両脇に従え、私はその心臓の持ち主に対峙する。
ローラン。私を救おうというのなら、私の希望を叶えるか。私はそれが欲しかった。
/*
ヘズは楽しそうに笑います。
エレさんの腕の中から離れてロキさんを探しに行きます。
信じてもらえなくなる前に、ヘズは会いに行かなくてはならないのです。
*/
ふふ、さあロキさんはどこにいるんでしょうね?
ロート「グスタフさんは、子供の世話をすることに生き甲斐を感じていたようですね。それでは、逆に世話をしてもらい続けましょうか」
>>サテンさん
ロート「あなたの時間遡行、植物に対して使えるということは、対象の時間を10年単位で遡行できるんですよね?人間に使うことも可能ですか。可能なら、グスタフさんを3歳児程度の子供に戻すことは可能でしょうか。ああ、アニマの記憶は忘れていただきます。」
ロート「その後子供に戻ったグスタフさんを、アルフィリオンさんに育てていただきます。どのように育てるかは、お任せします。衣食住を与えてくれれば、問題ありません。定期的に城に連れてきてもらいます」
ロート「コータロさんには最初の仕事として、グスタフさんがアルフィリオンさんにお世話になった記憶を頻繁に思い出すように、記憶を操作していただきます。定期的に城に来る度に、かけ直してもらって更新します」
ロート「ある程度の年齢になったら、もう一度繰り返します……次は、ボクが引き取って育てます。えげつない話ですが、これしか思いつきませんでした。協力、していただけますか。無理強いはしません」
ロ グ 読 破
皆さんおつかれさまでした。凪はここでした。
ツイッターで言われてたように、ほんとシュレディンガーでした、エピが楽しみだなって思いながら参加していたので、とても厚いログは読んでて楽しかったです。
こう、日頃は「誰が誰か」なんて中身当てゲームをしないので今回は挑んで難しかったです
ちゃんみお、しわすだけピンポンだったな
あと、RP強者のこと凪って呼ぶの笑う
とりあえず今日は寝ます…!
>>140 ジルベール
攻撃を弾く剣から稲妻のように炎があがる。
掠める大熱から逃れるように跳び上がり、ぐるんとジルベールに白狼は向き直る。そして、地面についた足を踏ん張って、白き獣は地の底から這うような声でもう一鳴きした。
たちまちその場から白羽のような氷の波があがる。
息つく間もなく俺はそのうねりに乗じた。
「……てめえこそ、邪魔するなっ!!」
−−そして、彼を侵す闇に向かってそう叫び。
白くくだけて崩れ落ちる波から飛び出して、両手に握ったそれを下段から斜へと薙ぐ。
双剣を手に対峙する彼の眸は焦がれていた。
空虚を埋めるかけらを欲して、ぎらぎらと照りついている。
>>#25 ロート
はっはっは!
これは愉快なことになったなグスタフ君。
あんなに僕の手を嫌がっていたのに、僕の世話になるとは!
弟君は随分と人を見る目があるようだ。
いいよ。ニンゲンなら育つまで10年ほどだろう?
その程度ならこの国を楽しむにも丁度いいしな。
何度も子どもを繰り返す…だと?
極刑を免れようとこの命絶つつもりでここまで来たが…
…時の牢獄、だな。
さらにアルフィリオンに育てられるのは茶番もいい所だ。
このエルフ殿の子育てなど怖気が走る。
長い人生、戯れに継子を得るとは貴公も悪趣味なすぎる話だ。
…その人の手で作り出す輪廻、いつまで持つのやら。
人の子に委ねられた裁量を超えたものを望めば歪みは免れないのだ。
…よく覚えておくがいい。王弟よ。
望外のものを望むその性質、破滅を招き寄せた父君や兄上によく似たものだな。
>>147 グスタフ
[ぐっ、と唇を噛みます。命を奪う以外の罰……それも、ちゃんと、国王殺しに相当するような。果たして、黒狼騎士団への罰が、正しいものなのかはわかりません。だけど、やってみて、その結果を、ちゃんと受け止めようと思います]
>>145 アルフィリオンさん
ロート「アルフィリオンさん、有難う。あなたに協力してもらうのが、肝だったところがあるので……助かります」
ロート「……魔法が完全に解けるまでは、自由です。全員、お好きに過ごしてください。話したいことも、きっとあるでしょう、から」
>>146 カーマイン
礼には及ばんさ。
僕も彼になら愉しく復讐できる。
[グスタフの返答を聞き、口角を上げる。]
先ずは…彼が死なぬようにするところかな?
>>144 ローラン
ローランがなんやらと叫びながらも切りかかってくる。両の剣で弾くも距離を詰められる。
刹那絡んだ静かな目は私を見定めるようで、それが余計に私を滾らせる。
「……救ってくれるんじゃ、なかったのか?」
どうして、どうして。
慟哭は彼に聴こえているか。こんなに、苦いのに、こんなに辛いのに。
何故、彼は私を救わない?
違うという叫泣は、黒い炎が塗りつぶした。
がむしゃらに、剣を揮う。
––––––双つの剣が、高い音を鳴らした。
《アルフィリオンの愉快でたまらぬ、という声を聞き、これから自分に起こる数十年を苦々しく思う。
数百年を生きるエルフならば、ほんの瞬き程度の戯れなのだろう。》
「ならば…今ヘズと話をすべき、だな。」
《刑罰の呪いがかかれば、ヘズの言葉を信じられなくなるのだろう。》
…ヘズ、そこにいるのか?
私だ。話したいことがある。
>>#151 サテンさん
ロート「!」
ロート「もちろんです。あなたは、忠誠の証、赤い印を持つ方ですから。そのような監視などがなくても、信頼することができます。どうぞ、明日からはお好きに出歩いていただいて結構です。城の方にも、またお祈りに来てください」
>>149 ジルベール
−−黒き炎は増すばかりだ。
金属音が響き渡り、俺たちが扱う剣と剣が火花を散らして激しく交錯する。
「………救ってやるさ。」
鍔もとで打ち合わせた刃を受け止めながら、俺は、間近にある顔をふと見つめて右の頬をあげた。
−−そして、その直後。
彼が握る2本の黒剣を彼ごとふっ飛ばしてしまおうと、押し合っていた剣を少し下げ、すかさず腹部めがけて勢いよく利き足を跳ね上げる。
まーた寝落ちしたよ
ちかちゃんえっぐいなぁ(歓喜
ネーロはお願いってか王様食べたの不問にされたのがご褒美だしどうしようかなぁ
>>凪さん
今日カッツェ何時に動かせますか?
>>153 ローラン
彼は何かを言った。それから笑った。
その言葉は私には聞き取ることはできなかった。……分からないことは、分からないまま。失望が私を包んだ。
もう、全部燃やしてしまえばいい。
そう思って、自身の魔力を強く強く込めた時、唐突にローランの力が抜けた。
あ、と思った時には、彼の左膝が私の腹部にめり込んでいた。
「…………か、っは……」
自身の勢いを殺しきれず、衝撃に倒れ込む。
からん、と音がして双剣が床に落ち、そして砂になって、そのまま消えた。
>>154 ジルベール
「っ……」
俺はそのままジルベールに馬乗りになった。
そして、彼に跨ったまま思い切り腕を振りかぶる。
−−その手にはいつのまにか、細氷がぱきぱきと硝子を混ぜ合わすような音を立てて顕れた、凍てつく剣が握られていた。
「……白狼。」
声に応じた切っ先は、俺の精神力を吸いあげ続ける。
可能な限り、注げる限りの魔力を白狼が模した剣に移して、歯を食いしばる。
そして、ジルベールを真っ直ぐに見下ろして、彼の胸に絶対零度の氷を突き立てた。
ずぶ、ずぶりと、胸の奥にそれを突き通す。
ここまで深く刃を入れて、ただの人間が無事で済むはずもない。
−−が。
刺した場所から血が溢れ出ることはない。
痛みでもがき苦しむようなこともない。
それどころか、短剣を突き立てた場所には、傷一つない。
「……。」
−−注ぐ。
−−注ぐ。
俺は彼の落ち窪んだ空洞へと、冷たき血液をだくだくと注ぐ。
そうしているうちにも、ジルベールの中へと魔力が奔流していくのが、自分の体を通して伝わってきた。
彼の心の空洞に、隙間に、ひやりとした風を吹き込ませで、涼やかな時間を提供する。
しかしそこに、一点の澱みが。
(──これは。)
友を永く苦しめた黒い炎が、これ以上侵されることを拒むように、徐々に迫ってきていた。
それは、剣を通して舐めるようにこちらへ這い入ろうとしてくる。
「ッ──」
握り締めた短剣に更に魔力を込める。
すこし、くらりと眩暈がした。
だが、ここで止めるわけにはいかない。
−−ぱきぱきと。
−−かちかちと。
俺の裡にまで燃え移ろうと焼き尽くそうとする黒き炎を凍らせる。
心に燻るものをすべて消すことはできない。
だったら、いっそのことまるごと氷漬けにしてしまえばいい。この氷に閉じ込めてしまえば、ジルベールが自分自身を傷つけようとすることはなくなる。
俺は最後に渾身の魔力を突きさした短剣に込めた。
絶対に溶けない魔法を。彼の胸に突き立てられていたそれは、やがて、さらさらと溶けていった。
>>魔女ちか様
自身のレリーへの好意によってレリーのことを忘却した場合、その後関係を再構築することは可能ですか?
(想像でいけば、好意→忘却→関係構築→好意→忘却→を繰り返しそうですが)
>>たしこちゃ
いつ頃時間ありますか?基本一日中貼り付けますが、夜だと0時以降は寝落ちの危険があります…( ^ω^ ;)
ローランは馬乗りになった。
すぐさま魔術で剣を呼び出そうとするも、私にはもう、そんな力は残っていなかった。僅かに手にある魔力を散らす。
––––これが、末路。振り上げられた腕を、避ける術は知れず。
剣を突き立てんとするローランの顔を虚けたまま見ていた。
眉間の皺を、一つ一つ目でなぞった。黒い前髪の隙間、そこに顕になった美しい琥珀を、私は永遠に眺めていられる気がした。
そして、腕は振り下ろされた。
––––ずぷり、と。
突き立てられた剣は、確かに私の心の臓をさしている。だが、想像していた痛みはなかった。
ローランの瞳を見続けていた。ちかちかと瞬くのは、白き剣の反射だろうか。淡い赤や青が踊る。
やがて、胸のうちへ何かが入ってくる。
侵食するよう、護るよう、どこまでも冷たいそれは、けれど不思議と不快ではなかった。
空いた穴のその傷を癒すそうに注がれる。そのまま、全て彼で満ちるほどに。
そのまま、飽いもせずに彼の瞳をみていると、ふとそれが黒く揺れた。蜂蜜に墨を落とすように混ざりあって、濁っていく。
(駄目だ、ローラン)
何か悪いことが起こってる気がした。彼に手を伸ばしたいのに、しかし体はピクリとも動かなかった。
だが、それが黒で満ちる前、その瞳は今度は青白く輝いた。そうして琥珀の海は、静寂を取り戻す。
その瞬刻後、僕は氷の中にいた。薄氷を隔ててローランの顔は青白い。僕の上に跨る彼は肩で大きく息をして、僕が彼をじっと見つめていることにも気づいていないようだった。
「……ろ、らん」
手を伸ばす。
喉は乾いて張り付くようだったが、声をかけねばならないと思った。氷が消える。僕と彼を隔てた壁は消えた。それは今は僕の中、心にある。
「ゃくそく、守ってくれたんだ、な」
悪いことしたらね(◜ᴗ◝ )
ちゃんと罰を受けないとね(◜ᴗ◝ )
青鳥で言ったけど、ロートは
・ある程度の期間罰を受けてくれたら自殺は止めない
・自分の代以降は知らん
ってスタンスなので、3回目か4回めくらいの幼児化のとき、グスタフくんは隙を見て自殺するか(アルフィリオンくん次第)、虎視眈々とチャンスを狙い続けるならワンチャンあるかもしれない
あと永遠に時間遡行はサテンとアルフィリオンくんに負担だから、
・せいぜい3、4回(合計30年か40年分程度)
・グスタフくんが死なないなら魔法期間終了後は終身刑
レリーは本人がつらいのわかってるから、放置でOK(エドワード次第)
こっちも、ある程度の期間は死なないでもらわないとな……
ミーチェはうちの国に来てくれなきゃOK(ビビりまくるロート氏)
今日ですが、罰が執行された後の話をRPしたい方のために、カーマインは23時か0時頃に退去します(もっと早くてもいいけど)
そのときに、村としては締めのメッセージを出します。
ので、その後は刑が執行された体のRPしていただいてもOKです。後日談形式で、その後……みたいなやつでも
(ミーチェの言葉は信用されなくなる、パトリシアは踊りを忘れる、など)
>>137 レリー
……夢の中以来だね。昨日はよく、眠れたかい。
君は、サリーナの人間で、王殺しの重罪人で、そして、死よりも酷い処罰の執行を待つ、哀れな囚人。
僕は、セルナリアの人間で、君の兄の友人で、君に王を殺された不甲斐ない護衛役。
でも僕は白玉じゃない。憶えているか?
"自分のためだけに生きる"天を照らす者。
僕は、君を手にかけると約束した。
だけど……「君への気持ちを失ったまま」君を手にかけ、1人で生きていくなんて出来ない。
僕の命よりも、君へのこの想いの方が、ずっとずっと、重いんだ。
君を助けたい。君のことが何より大切だ。
その想いを失うことは、死ぬことよりも辛い。
それを護るためなら、どんなことだってする。
僕はそれが伝えたかった。
君の気持ちも……聞かせてほしい。
処罰を告げられた今。何を望むのか。
《狼陣営の自殺について》(ひどい話だ)
・基本的に自殺は失敗します
・「死は覚悟だ、殺せ!」「生き恥を晒すなど!」という感じでスピード自殺をしようとしても死ねません
・まだ呪いを経験してない状態で、未来への恐怖で死ぬことはできません
・呪いを経験した上で「こんなにつらいならもう生きていたくない」というどん底の絶望を味わったら死んでもいいです
・絶望しないなら生き続けることになるな……
・自分のしたことを心から反省したら、奇跡が起きて呪いが解けてもいい←ロートの慈悲
なんというか、狼陣営の方々は元々死を覚悟で来てることがあって、今の状態で死んでもらっても全く罰にならないし、記憶消すことも罰にならないんですよね(パトリシアは最初から忘れてるから仕方がないので0にしときました)
ロートは、カーマインが処刑しまくったから、今回の危機や悲劇を迎えてしまったと思っているので、
罰として処刑すること=悪いこと
ちゃんと生きて反省してもらわなくては、後々に禍根を残してしまうよね
っていう発想だからよろしくお願いします
生きてても禍根は残すよな
ミーチェは死ぬ覚悟で来てる、というよりは「皆に会いに行くついでにお土産としてセルナリアの人殺していこう」って感じだから処罰としては、嘘つけないよりも死ねない方が辛いはず。
ミーチェは「皆に会いたい、会うためには褒められたい」だからめっちゃ死ぬ気だった。
むしろ、勝っても負けても生きてる理由がない。
もちろん、生きて再びセルナリアを脅かす気もなかったけど、死なせてくれないなら話は別だなぁ(◜ᴗ◝ )
多分、皆と会わせてくれなかった、ってことでもう1回復讐チャレンジするわ
セルナリア的には狼の皆さんは、カーマイン君殺したことについて、素直に反省するか絶望するかして欲しい所なのですが、人間そうそう上手くいかないよね……
>>コータロくん
ロートから公式には発表しないけど、ちょっと設定追加
・永遠に働かせる訳ではなく、懲役的な形で一定期間働いたら解放します(期限は本人には告げず、ある日突然言い渡す形で)
・上様の国をご紹介します
記憶は戻さないけど、一生懲罰人形として働かせることはないので、新しい幸せを掴んでくれ……医術の記憶も残すから……
/*
昼間、完成した花の毛布で眠り1時間ほどで目を覚ます。
花の香りに包まれていると、アルフに抱かれているような感覚になると一人笑った。
小腹がすいたのでのんびり広間に戻ってみることにした。
広間に戻ってすぐに目に入ったのはローランとジルベール。
戦っていたらしい2人のその光景に思わず息を飲み肩をびくつかせる。
*/
っ…ろー、らん…ジルベール…?
>>163 ヘズ
ああ、私だ。お前とこのように話ができる時間はあとわずからしい。
我々がこれからどうなるか、聞いての通りなのだろう。
所詮あの父と兄に連なる者だ、王弟の性質も大差ないようだな。
《ソファに体を横たえていたが、ヘズに目線を合わせるように体をなるべくかがめる》
お前は自分の意思でここに来たと言った。
私もまた、そうだ。
復讐を完遂できなかったことを私は…最善を尽くした、悔いはないなどと言うつもりはない。
別れの言葉など不要だろうが…
お前を誇りに思う。ヘズは、高潔な騎士だ。
––黒狼の、名のもとに。
《同年の騎士に敬意を表するように、胸に手を当てて頭を下げる》
反省なんてするわけないじゃないか。
絶対的な信念でこれを為さねば死んでも死ねない。
間違ってるとか正しいとかそういう理屈で動いてないんだもの。
[長い長い眠りについて気がする。]
[ふと目を覚ましたうえさまは、きょろきょろと辺りを見渡した。]
ふぉっ?
余は、いつの間にか寝てしまっておったようじゃの。
[眠りにつく前とは一転、賑やかだったはずの面々の表情が明るくないことに気づき、狼狽え始める。]
む、何か事件でもあったのかの?
余はどれだけ眠ってしまっておったのか……
誰か、余が眠っておった間に起きたことを説明してくれる者はおらんかの?
そうじゃ、かーまいん王はどこじゃ??
/*そういえばご挨拶がまだだった。
改めましてお疲れ様でした、うえさまことみしぇるです☺
予想はしてたけど出落ち万歳マンになってましたごめんなさい☺
ログまだ全ては読めてないけど、寝てたってことで来ていいよってお許し貰えたので参上しました☺
こんな空気の中登場するうえさま空気読めなさスギィって感じかもだけどうえさまはうえさまらしく突き進みますね☺
エピまで少しの間、良かったら絡んでくださいー!*/
>>魔法使い諸君
諸君!いま手の空いているものは、ぜひ上様に素晴らしい魔法をお見せしてさしあげたまえ
……結婚式は延期だからな。
せっかくの機会だ、思う存分腕をふるってくれ。
特に余興部門入賞者の諸君ら、張り切って魔法を使うように
「………殺さ…ない、んだ…」
ーひとつ
ロート様が発表した処罰の内容は全員死ぬことを許さないものだった。
生きて罪を償う…いや、今一番それぞれが苦痛になる方法だった。
けれどもネーロはそんなことどうでもよかった。
ーふたつ
「やっぱり…ロート様は…王様とは、違う…んだ…」
胸に抱いている王様の首をほんの少し強く抱き締めると広間を出て王様の部屋へと向かう。
ーみっつ
「…ビアンカ…あいつら…殺しちゃ、だめ…だって…
それに…王様……あの百合とは…一緒に…いるって……ね…僕も………やだ、な…
…でも、もう…ご褒美…もらったから…わがまま…言っちゃ、だめ…だね…」
ーよっつ
>>168 かーまいん王
なんとな!
今日限りの命だと?
どうしたというのじゃ、何があったというのか、ちと急すぎないかの?
む? その言い方だと、もう魔法大会とやらは終わってしまったのだな……がっかりじゃ、余も見たかったものよ。
もてなしなど、良い、良い。
取り込み中の者がいるならば、その邪魔をするようなことはせんよ。
おやおや、そんな、かーまいん王、すまぬのう。
しかし皆よ、何か事件があったのだろう?
無理をして余をもてなさんでも良いからの。
しかし確かに、魔法には興味がある故、見せてくれると嬉しいのう。
絶望している人がいる傍で、外国の将軍への華々しい魔法大会が行われようとしている図っていうのが、なんとも言えない。
でもそんなものなのかね。/**/
*裏設定
ちなみに、日本は明治の設定です。現実通り、魔法は存在しません。
(隠れて使用)
アルフレドが日本に留学したのは四季折々の花を学ぶためでした。
ぽつり、ぽつり、と胸に黒いしみが広がっていく。
それが怒りなのか、悲しみなのか、諦めなのか、絶望なのか、自分でももうわからなかった。
>>173 あるふれど
うむ、苦しゅうない。
あるふれどというのだな、覚えておこう。
花を扱うとか、たいそう雅なものよ。
余の国の花は朝顔である。
愛らしいであろう?
>>-529 ちかさん
なんかこう、ほんとに国っぽいなって思えたので良きです☺
暗いとこには目を瞑るもんですよね☺
>>-532 みかさん
うえさま寝てたから危険な事件があったことも把握してなくてこんな能天気……
>>175 かーまいん王
ふーむ……にしても、不思議なものじゃ。
そなたの統べる国は、まっこと幸せに満ちておったと思ったのじゃが、何か事件が起きたということは、反乱でも起きたということかの?
人の上に立つというのは、国を守るというのは、大層難しいことよのう……
[うえさまは自分に重なるようにポツポツと言葉を落とした。]
>>162 ジルベール
おもむろに俺へと手が伸びる。
荒い息を整えるように深く息を吐き出して、ふと顔を上げると、視界に彼の顔貌が捉えた。
俺は拒まず、温もりを弱々しく求めるその手を、一方の手でそっと握り締めた。髪に隠れた目尻に皺を寄せて、微かに唇をゆるめてみせる。
「ハ、当然だ。……アンタの心は、アンタ自身にだって壊させやしない。そのために、アンタの中に……俺を、置い て──。」
−−とん、と。
いつしかやった時のように、彼の胸を軽く叩きながら、大きな欠伸をした。
のそのそとジルベールの上から退き、握った手を軽く引っ張って彼の身体を起こしてやる。
今まで味わったことのないような倦怠感が、どっと身体に押し寄せてきていた。物心ついた時から俺の心を満たしていた氷原に、ぽっかりと大きな穴が空いている。
[アルフレドは、宙に手をかざす。途端に、左手には朝顔の花びら、右手にセルナリアの国花である「クマツヅラ」の花びらが、大量に渦を巻いて現れた。]
セルナリアを象徴する花は、クマツヅラ…花言葉は、「魔法」でございます。
うえさまの国とセルナリアの友好を表してみましょう。
[アルフレドは、腕を空にあげると花びらの群れは、グンッと空に交互にねじれながら登った。その姿はまるで龍のようだ。]
[宙に登った花びらは、ねじれが解け、次第に二匹の龍に姿を変えた。朝顔は青い龍に、クマツヅラは赤い龍に。]
失うものが何もない人は最強なのよ。
だから、人を追い詰めるときは必ず逃げ道をひとつ残してあげないといけないんだよ。
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