情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
……魔法にはいろんな種類があるのだな、と。二人を眺めて思う。武に関する魔術なら、戦が終わりてからある程度は学んだ。
しかしかように多様性に富むことを、知っていながら認識できていなかった。
魔法は戦いのためだけにあるのではない。僕の力は魔法のほんの"一部"だ。それを思い知る。
「綺麗だ、な……」
アルフレドの手から生み出される花を見て呟いた。
憎しみが消えても、魔法を好きにはなれまい。けれど、それは確かに美しかった。
>>+51 アルフレド
突然お礼を言われて、気恥しい気持ちになる。
「……聞こえていたか。
確かに、悪くない」
ふと、僕にもあんな力が使えたらと、見よう見まねで魔力を練ってみる。
なんとか、形になりそうだ。魔力をさらに込めて形作ると出来たのは黒い短剣であった。なるほど、根本の理論から違うのか、僕にはその才が無いのか。
少々ガッカリしながら、彼に問う。
「……そういえば、君もサリーナの出身だったか。いつから魔法を?」
>>+43 エクス
……!
……お返事、ありがとう
悪いけどわたくし、貴方の事は知らないわ
……まあ、セルナリアに与する者ではないようだし、放っておこうかしら
*そう言うと、エクスから早足で離れた*
/*
ミーチェはどうやら黒狼であるらしい。
……すなわち、王を殺した憎き相手。
でも僕には、それだけには感じられなかった。
彼女は、レリーの仲間ということだ。
彼女にも、レリーのように辛い過去があったのだろうか。
復讐のためにこのような惨劇を起こすだけの、如何ともし難い理由があるのだろうか。
僕は困惑していた。
なぜ僕は、黒狼に同情など。
*/
>>+24 ジルベール
「俺の魔法は裡にある心象世界を具現化したものだ。白く銀色の世界。氷に覆われた、肌寒い場所。」
「白狼は俺自身だ。触れようとするものを冷たく跳ねのけ、害なすモノには牙を向ける。
しかし、友には−−」
つと、ジルベールに視線を向ける。
そして、ゆるく丸めたこぶしでとんと彼の胸を叩いた。
「……もしもアンタが目を覚ました時、再びその裡が焼き尽くされて絶望に還りそうになった時は、俺がその黒き炎を焦燥と飢餓と共に凍らせてやる。」
「アンタの心は、誰にも−−アンタ自身にだって壊させやしない。」
−−俺は、魔法をかけた。
なんの魔力も伴わない魔法を。
彼の心は少しでも救われるだろうか。
>>+52 ジルベール
[ジルベールが難しい顔をして魔力を込める。現れたのは黒い短剣だった。]
ふふ、君らしいね。
[いつから魔法を?という言葉に、アルフレドは自身の過去を話し始める。]
実は、子供の頃から少し魔力があってね。こっそり、蕾の花を開かせることなんてしていた。
しかし、知っての通りサリーナは魔法を忌み嫌う国。剣術は、苦手だった。
わたしの魔法のせいで、家族は迫害されてね。家族からも疎ましがられていた。
妹は別だったが。
本格的に魔法を始めたのは6年前の戦争が終わってからだ。
わたしは自分で貯めたお金で魔法学校に通い、今の魔法を開花させたんだ。
[ジルベールにこんな過去の話を聞かせることになるとは思わなかった。]
>>+32 カッツェ
「……? 何故って……アンタが分からないことを俺が知るわけないだろ。」
こいつは時々意味の分からないことをいう。
俺が倒れているのをみて、王城に仕える騎士がこの程度かと落胆でもしたのだろうか。
それは少し−−いや、かなり腹が立つ。
ネーロが、カッツェの現身をそっと撫でている。
「……。」
しかし、なんというか。
その様子を、思いつめた表情で眺める夢の中の魔女は、俺が苦手とする雰囲気を纏っていた。
誰かが泣いたりへこんだり感傷に浸っている姿は苦手だ。
>>+37 アルフレド
「まあ、プレゼントにしては趣味が悪い代物だったな。次はもっとマシなモノを贈ってくれるといいんだが。」
ジルベールを一瞥してから冗談めかして言った。
視線をアルフレドへと戻す。
「……本物の騎士だったんだな、花の魔術師。」
>>+49 アルフレド
ありがとうアルフレド
ふふ、「心の安らぎ」ですか。そう見えているならいいんですけど。
(アルフレドが出してくれたペチュニアは、ピンクというには少し濃い……かわいらしい花ですね〜。いつもは途中から強引に行くんですけど……今回は、ちょっと優しくやりますか)
『かわいく可憐なペチュニアさん、ごきげんよう。生まれたてのあなたにお願いしたいことがあるんですけどね、できるかな?できないですかね?
……できる?できますか、そうですか!うれしいなあ。わたしもちょっとお手伝いしますからね』
『さて、では、わたしの手の上で踊ってみましょうか。大丈夫大丈夫。はじめてでもきっと上手くできますよ』
(ペチュニアを励ますと、ペチュニアはわたしの手のひらの上で可愛らしくトントンとステップを踏むように踊りだします。ときどきくるくる回って花びらをなびかせて……小さな子供のダンサーのようにがんばっていますね)
『ふふ、ありがとう。かわいかったですよ』
ああ、昨夜発言した、グスタフ君を怪しんだ点を思い出したよ。
護衛の指定の提案>>2:345、カッツェ君に対する言及>>2:320や追従>>2:393など自身が疑われそうなときのコメント。
僕の発言>>4:151に対してもだな。
それとなく他人からの疑心を避けたいように思える。
間違いなく、白玉の者であるならば、堂々として然るべきでないか?
"神様"とやらは知っているんだから。
そう、それと、カッツェ君との会話>>3:212にすっきりとしない。結局、コータロ君を何だと考えていたんだ?
冗長に話してはいるが、何を言いたいのかわからん態度が、言い訳臭く思えてね。
ミーチェ君が黒狼となった今、能力はないと名乗る者に黒狼がいる可能性は高い。フリージア君も聞き返した後、比較するつもりだ。
グスタフ君個人評として疑っていると言っておこう。
明るいうちから作り始めたのにすっかり日が暮れちゃったわ。
/*
少女はゴロゴロと台を押しながら広間に入ります。台の上には家庭用よりは大きめの鍋とが乗っていました。
*/
フリージア特製のお野菜のポトフよ!
身体があったまるものがいいと思って。
心配しなくても、当番でときどきお料理してるからちゃんと食べられるのができてるよ……じゃがいもはちょっといびつになっちゃったけど。
>>21 ネーロ
そう、今日はミーチェさんは拘束しないのね。
そうよね。最後の黒狼かもしれないものね……。
>>28 ミーチェ
ふぅん。
それならば、外でちまちまと拗ねていないで、さっさと広間に戻りな。
この戦の戦場は広間さ。
彼処から逃げ出した者は戦場から逃げ出したのと同じだからね。
>>27 コータロ
どうぞ!召し上がれ。
きょうはフリージアも食べながら考えちゃお……叱る人は誰もいないわ。
ええと、レリーさんとミーチェさんが黒狼で、あとひとり呪いの狼がいる。
フリージアは、呪いの狼、まだ起きてると思うわ。ローランさんが黒狼の仲間だったとは考えづらいし。
アルフレドさんは、騎士かそう思い込んでるかのどちらかだと思うの。
蓄音機をがんばって聞いたら、亡くなった国王さまに懺悔してたのが録音されてたわ。(>>2:226 >>2:228)
もしあれがお芝居なら、いくらなんでもかっこ悪すぎるよ。
あっちの話をしてみたりこっちの話をしてみたり、ひたすらに軟派なのはきっと性格の問題なのよ。
「魔の者の数が分からんのは致し方ないとして、要は調香師が何者だったか、魔女さんから聞く前にやられちまったのが問題なんだよな」
「【アルベルトが何者だったのか】」
「これを考えた方がいいかもしれん」
アルフィリオンさん、あまり怪しく見えないんですよね
本物の騎士さんに見えますけど……
グスタフさんは、言っていることは納得出来るんですが、少し身を潜めているような気がするかなあ
それが呪の狼だからなのか、魔の者だからなのかはわかりませんが
/*
ミーチェは広間へと戻ります。
誰一人聞いてくれない、信じてくれないとしても逃げてしまっては何も変わらないと思ったからです。
*/
まず、うらないしはりょうほうともにせものでした。
ほんもののうらないしのこうほはローランさん、ジルベールさんになります。エドワードさんはちがうとおもいます。
どちらかといえばジルベールさんなのでしょうか。ミーチェは『いんねん』がつけられたらどうすればいいとかわからないので…。
それから、ケラさんとパトリシアさんがなにものか、ですが。ミーチェはケラさんがこくろうきしだんのひと、パトリシアさんがないつうしゃだとおもいます。
ケラさんはこくろうきしだんだから、ジルベールをうらなったようにみせておそうことができたのだとおもいます。
コータロ君は一体誰について考えるつもりなのかね。
[蓄音機に手を伸ばし、音声を切り替える。フリージアの声のみを流すそれに、彼女の声が被った。]
>>26 フリージア
ああ、有難いな。
しかし、僕は今は遠慮しておこう。
食べながら、というのは思考に集中できないんだ。
何か研いだりしているときは、より深まるのにな。
>>+54 エドワード
*夜になったので、エドワードの元へと戻ると、彼が何やら考え事をしているのが目に入る
考え事をかき消さぬよう、控えめに話し掛けた*
……こんばんは、お師匠様
昨夜はよく……寝れてませんわね
何処と無く、顔色が優れませんわ
……もしかして、お師匠様はベットでなければ寝られなかったり、他人がいる空間では緊張して寝られないタイプですか?
*知らなかったとはいえ、それなら、悪い事をしてしまったかしら、と少し落ち込み気味に問う*
ええと、さきにミーチェのよそうをあげますね
ただのひと:ローランさん、フリージアさん
うらないし:ジルベールさん
れいのうしゃ:カッツェさん
きょうゆうしゃ:サテンさん、ネーロさん
きし:アルフィリオンさん、コータロさん、ミーチェ
こくろうきしだん:レリーさん、ケラさん、カエデさん
ないつうしゃ:パトリシアさん
まのもの:グスタフさん、アルフレドさん
しにたがり:エドワードさん
レリーさんがこくろうきしだんといわれたとき、パトリシアがグスタフさんをこくろうきしだんだといわなかったのは、いうひつようがないとおもったから…ですよね?まさか、こくろうきしだんのひとが、こくろうきしだんのひとに、こくろうきしだんだというとはおもいませんでしょうし。
フリージアさんとグスタフさんはもしかしたらぎゃくかもしれませんが、ミーチェのいんしょうです
>>+41レリー
いいのよ、謝らなくて。むしろ謝らないで。謝るべきではないでしょう。
私に…いいえ、ソロンディール師匠に頭を下げること、それはセルナリアへの恨みつらみはそれまで、ってことよ。
貴方がすべきは残りの黒狼騎士団を見守ることでしょう。
……って、きっとお師匠様が見ていたら、こう返すような気がするのよ。お師匠様は、弟子に悪戯したくらいで怒らない。寛大で、寛容だから。
…私は生粋のセルナリア民で、サリーナのことはお師匠様の昔話でしか知らない。だから、エリュテイア家がどんなに規律を重んじて、どんなにレリーさんが辛い思いをしたかなんてわからない。
カーマイン王を襲ったこと、何故って気持ちは大きいけれど、レリーさん達が為すべく成したのなら、私の眠りも意味があったのよ。
*目を閉じたまま笑う*
*同情しているわけではない。生きたかった事も嘘ではない。けれど、師匠なら。ソロンディールならばレリーの行動を受け入れるだろうし、死ぬ定も受け入れる。それを受け継がずして弟子を名乗るのは恥だと、眠りについて悟った*
>>34 コータロ
どこかぞで眠るアルフレド君かアルベルド君かは知らんが、僕は眠りについた者より、起きてる者について考えることを進めるよ。
彼について考えたって結論は決まってるさ。
"心配だから、最悪の状況を考えよう"
ってな。
起きている奴らに悪しき者はいるのか、結論、大事なのはそちらだ。
>>ネコ君
そうだ、悩まずに済むことは先に宣言しておく。
今晩の【拘束は踊り子君を希望する。】
理由は必要ないだろう。僕は彼女を共犯者と見ている。
>>+75 レリー
やあ、レリー。
昨夜は…少し考え事が捗ってしまってね。
傍に君がいたことは何も関係ないよ。
むしろ、僕の肩は寝心地がよくなかったんじゃないか?ゆっくり眠れたかい?
少し、魔法のことを考えていた。
僕は研究所に入って以来、攻撃魔法のことばかり研究していた。護るための魔法といえば聞こえがいいが、それは…他者を傷つける魔法だ。
ここにきて、様々な魔法を見た。花を咲かせるもの。植物に歌わせるもの。踊りに華を添える者。他者を治療する者。様々な魔法を使う魔法使いたちを見て…
自分の魔法の在り方を、考えていたんだ。
/*
そう言って、僕は遠くに目をやった。
人を傷つけるために磨いてきた力は、誰かを幸せにできるのだろうか。目の前の君を、幸せにできる魔法を、僕はこのときほど欲しがったことはない。
*/
すまないね。毎度毎度疲れちまってなかなか顔を出せやしない。
蓄音機であんた達の話は聞かせてもらったよ。…あたしも、ミーチェではなく【パトリシアを拘束するに、1票】。アルフが何者だったのかによるけど、もし呪詛返しの出来る黒狼騎士団のひとりなら…ミーチェを拘束しちゃまずい。
一応一か八かのかけに出ることを第2希望にしとくよ。もう猶予はないんだ。本物の騎士が生きているかも、わからない。
ミーチェはグスタフさん、フリージアさんのどちらかをねむらせたいとおもいます。もうすこしせいさがひつようですが。
あんていをとるならパトリシアさんですが、これいじょうじょうきょうがこうてんすることはないですし、ミーチェはまのもの、こくろうきしだん、こくろうきしだん。これでおわりになるようにしたいです。
現在こうして眠らされていないやつらは
あたし、ネーロ、アルフィリオン、コータロ、フリージア、グスタフ、カエデ、パトリシア、ミーチェ…9人、だね。
少なくとも黒狼騎士団が1人、おそらく内通者が1人…魔のものが、かなりの確率で潜んでる。
そのうち騎士と名乗っているのは【アルフィリオン、コータロ、ミーチェ、カエデ】。あたしの中ではミーチェはもう本物じゃあないとわかってる。残りの3人のうち、誰が本物で、誰が裏切り者か、今一度考えておくよ。
>>+76 カッツェ
……仰る通りね
見守る……言われなくても、そうさせて貰ってるわ
ええ、一度しかお会いした事はないけど、ソロンディール様はお優しい……そういうお方よね
でもね、貴方は1つ勘違いしているのだわ
悪戯、と言っているけど、それはカーマイン王の魔法のお陰で眠っているだけで、わたくし達は貴方達セルナリアの者共に殺意を向けて、襲ったのよ
……襲われた者達の背中の傷、貴方も見たでしょう?
……貴方はご立派だわ
ソロンディール様も、こんな素晴らしいお弟子を持てて、きっと誇りに思っていらっしゃるでしょう
……だからこそ、同胞は貴方を狙ったんでしょう、ね
*彼女はセルナリアに魂を売った者
分かってはいるが、彼女の人徳の高さについ圧倒される
だからだろうか、彼女には、憎悪を素直に向ける事が出来ない
……とは言っても、優しい態度も取れる訳がないのだが*
>>33 アルフィリオン
そうですか。
よかったら、冷めないうちに召し上がってね。
ええと。
まず魔のものについて……
ジルベールさんが魔のもののひとりだったと仮定して、あとひとり。
ローランさんがそうだった可能性もあるけど、そうじゃなければ騎士として名乗ってた人の中かしらね。
コータロさん、カエデさん、アルフィリオンさんの中で、3日目の夜に襲われたであろうひと。
カエデさんは違うと思うわ。黒狼じゃないにしても、パトリシアさんのことを信じてるようだったから……内通者の味方になりそうなひとを襲う必要はないもの。
コータロさんのアルフィリオンさんの二択なら、アルフィリオンさんかしらね。
「事実、最悪を考えるなら徒党を組んだ狼と共犯者が俺たちを襲う事を考えねばなるまいし、共犯者、狼2、それに人数不明の魔の者を考えると白玉が少ないか」
「そして最悪を考えるならミーチェは括れん」
「【俺も踊り子を括ることに賛成だ】」
>>+77 エドワード
あら、そうでしたの?
ならいいのだけど……
わたくしの事でしたら、御心配なく
秒で眠りにつきましたし、何よりわたくしは床でも寝れ……んんっ!……今のは、聞かなかった事にしてくださる?
*げ、しまったという顔をする*
………そう、ですか
その……わたくしも色々考えさせられる事がありましたわ
世界は、広いんだなとか……
……えっと!昨日からお聞きしたかったのだけど、エドワードさんが、サリーナ王国にいた頃のお話、聞かせて貰っても?
お師匠様だけが、一方的にわたくしの過去を知っている、だなんて狡いですわ
*遠くを見つめる彼に、何て返せばいいのか、分からなかった
自分も、攻撃魔法しか使えぬ身
応用で物を作り出したりもするが、あれもせいぜい子供騙し程度のものだからだ
思わず、話を逸らそうと昨日から気になっていた事を問いかけた*
……そういえば、フリージアったら……わたくしが贈ったブローチ、まだ捨てていないのね
……あんな物、ただの気まぐれで作っただけなのだから、捨ててくださっていい、のに
>>44コータロ
あ。それもそっか……じゃあやっぱり魔のものはひとり生きてるんだわ。
ローランさんが、呪いの狼じゃなければ。まだ呪いの狼が生きているなら……グスタフさんだと思うわ。
ケラさんがレリーさんを黒狼だと言ったあの朝に、パトリシアさんはグスタフさんを黒狼だと言わなかったから。
ローランさんが呪いの狼なら、グスタフさんはただの白玉ってことでフリージアとお揃いね。
でも、ローランさんもレリーさんも黒狼だったなら、きっとあんな風に人前でじゃれ合ったりしないような気がするわ。
……こんなこと言うと怒られちゃうかしら。
>>+57ローラン
そうね…帰ったらお師匠様に教えを請おうかしら
(ま、自分で考えろって突っぱねられるんだろうがな)
*ローランの声色が、語尾が荒々しい気がした。ほんの少しの違和感だが、どうしたのか問うような間柄でもない*
えっ、何、何よっ
*急に帽子が引っ張られ、思いもよらないローランの行動に戸惑う*
*これがソロンディール相手なら、目を見開き、何をして来たのか問い詰めるのだが、相手はニンゲンだ。訓練しているカッツェは、咄嗟の出来事に目を瞑る*
>>+32 レリー
…そうだね。僕の話も、聞いてくれるかい。
僕は、サリーナのとある村で、老夫婦に育てられた。物心ついたころから両親はいなかった。死んだのか、いなくなったのかすら定かじゃない。
育ての親は、裕福ではなかった。老夫婦は、高齢となった当時でも重労働をしなければ食っていくことすらままならない状態だった。
僕は育ての親を養うべく、勉強に明け暮れた。そうして、サリーナの自然エネルギー研究の拠点で研究員となった。
僕の夢は、自然の大いなるエネルギーを上手に利用する方法を生み出し、みんなの暮らしを豊かにすることだったからね。もっとも、研究員になる直前に、老夫婦はどちらも病気で亡くなってしまったんだけど。
もう、老夫婦のような大変な思いをサリーナの皆がしなくて済むように…そう思って、研究に打ち込む中、例のセルナリアの侵攻があった。
僕は…まだ夢を諦めたくなかった。まだやりたいことがあった。ここで命を捨てるわけにはいかないと思った。
僕は、セルナリアに帰順することを選んだんだ。
だからえーっと、フリージアから見たら。
騎士と、騎士と思い込んでるひとの三人が
アルフレドさん、カエデさん、コータロさん
黒狼が、
ミーチェさん、レリーさん……。それから、グスタフさん。
魔のものが、
ジルベールさん、アルフィリオンさん。かなあ。
うん。なんだかしっくり来すぎちゃってぜんぜん違うような気もしてきちゃうけど……。
>>ネーロ
占いは、【アルフィリオンさん。】二人目は【カエデさんかコータロさんのどちらか。】
拘束は……【パトリシアさん】で希望を出しておきます。
ふう。
>>+32 レリー
セルナリアで、また研究をすればいい。そう思った矢先、王の命令で魔法研究所に入所した。今まで触れたことのない魔法の研究…それも、誰かを幸せにする魔法じゃない。王を、王族を、国を、護るための攻撃魔法。
僕はしばらく困惑の日々を送った。
研究設備は立派だったし、この身に余る待遇も受けた。もともと自然界の力を研究していた僕は、五大魔素の馴染みも他人より早かったらしい。研究は思うままに進んだ。
それでも、僕はずっと迷っていた。
僕のやりたかった研究は、これなんだろうか。
僕は、何のために研究者になったのか。
僕は、誰を護りたかったのか。
僕は、誰を幸せにしたかったのか。
僕は、王に感謝している。王家に感謝している。
同時に、僕は王を恨んでいる。王家を恨んでいる。
セルナリアは、僕に何不自由ない暮らしと新しい魔法をくれた。そして、僕から夢を奪った。
>>+32 レリー
…昔話は、これでおしまい。
退屈な話をして、悪かったね。
僕も、こんな話を人にするなんて、どうかしてるかもね。
/*
そう言って僕は苦笑した。
彼女にこの話を洗いざらいぶちまけることに、いったい何の意味があるのだろうか。
また、これも僕のエゴなんだろう。
親愛なる彼女に、自分を知ってほしかっただけなのだろう。
*/
>>35 ミーチェ
ふむ、一先ず質問だが、なぜジルベール君は占い師を名乗り出なかったと思う?
君にとっての占い師の肝だよ。
そこを、"因縁がついた場合はわからない"なんて、消極的な理由でローラン君を外しただけではないよな?
希望が出始めているのを確認する。
>>All
「…今日は…早いけど、ひとつ…先に言っておく、ね…
【今日は…パトリシア、拘束する…予定】
何人か、もう言ってるけど…明日からのこと…考えたら、これが…僕の中でも…最善手…だった…
仮決定と…決定は、時間通りに…発表、する…
占い先…まだちょっと、考えてるから…」
ただいま戻った。
さて、蓄音機を聞いてこよう。
ミーチェを縄にかけないのは、賛成だ。
流し聞きした程度ではあるが、どうやらアルフィリオンに強く疑われているようだな。
言い訳も何も…ふっ。
そもそも拙僧は無駄話など好かんのだ。苦手でもある。特に確定した霊能者と揉めるなど面倒なこと。
…随分と些細なことで突っかかってくるように見える…
長生きし過ぎて耄碌でもしたかねエルフ殿は。
後ろ暗い所でもあるのか、やれ邪推を誘うものだ。
>>37 コータロ
おいおい、僕は確かに"最悪を考えろ"とは言ったが、"脳みそを動かすな"とはいってないぜ。
君目線のジルベール君は何者なんだ。
騎士も名乗ってないのに襲われたってのか?
>>47 アルフィリオンさん
ミーチェはジルベールさんじゃないのでわかりませんが、きっとなにかせんりゃくがあったのかとおもいます。ミーチェはうらないのちからをもつひとはでるべきだとおもっていましたが、ジルベールさんはそうではなかった。パンとおこめどちらがすき?ぐらいのちがいなんだとおもいます。
ミーチェ『いんねん』のこうかはしっていますけど、『いんねん』をつけられたひとのしんじょうまではわかりませんので。『いんねん』でむすばれたさきのひとがみんなをまとめるとでてしまったら、どうしたくなるのでしょうか。
でたくないか、でたいか。ミーチェならでたいとおもいましたが…。ここのこたえがわからないので、ローランさんをただのひとにしています。
アルフィリオンさんはどちらだとおもいます?
「と、そんなことより占いの希望だな。俺はカエデを推す。どうにも……気が薄い、読みにくい感じがしてなぁ。騎士にでるのが遅かったのも気にはなる」
>>90 エドワード
……お話して下さり、ありがとうございます
いいえ、退屈なお話だなんて……そんな事、ありませんわ
お師匠様……エドワードさんは、何かを捨てる事が出来たからこそ、わたくしと同じ道に来ずに済んだのですね
きっと……世間一般から見れば、貴方はご立派なお方ですわ
……わたくしは、自分の選んだ道に後悔はありません
ですが……貴方には、こちら側には来ないでいただきたいです
きっと……優しい貴方は、こちら側に来たら、更に苦しむ事になるでしょうから
……こういうお話の後は、そっとしておくべきなのかもしれませんけど、わたくしは貴方のお側にいたい、ですわ……よろしいかしら?
*エドワードの話を聞き、彼も彼なりに苦しみ、もがいてここまで来たのだと思うと、胸が苦しくなった
……誰しも、心に何かを抱えて生きている
だが、彼には……これ以上の苦しみが襲いませんように
自然と、その様な事を思った*
>>49 グスタフ
ふん、無駄話が好かんという割には、結論も曖昧なことをダラダラと話してた印象を受けたが。
自分の説法でも聞き返しては如何かね?
誰にも気付かれず侵入し、潜んでる輩を見つけるんだ。
些細なことなどと言って目を瞑ってられない。
葉しか切れないような風でも、切り続ければ大木だって切れるんだよ。
細かなことだって警鐘を鳴らしてるには変わりない。
/*
彼女の反応は、少し意外だった。
サリーナを捨て、セルナリアに帰順した僕を責める言葉は、一つも出てこなかった。
きっと、そのことは彼女にとって、最も恥ずべき、最低の行いであるだろうに。
彼女はきっぱりと、"こちら側に来ないで"と言った。
そこには、明確な決別があった。
レリーは、向こう側にいるのだ。
境目は何なのかわからない。サリーナへの忠誠なのか。復讐心なのか。それでも、"同じ側に立てない"ことを突き付けられたのだ。
僕は、改めてその事実を受け止めざるを得なかった。
*/
>>+91 レリー
…ああ、レリー。こちらに来るといいよ。
僕も、同じことを考えていたんだ。今日も、君と過ごせたらいいなって。
本当は、一緒にキッシュでも食べたいんだが、どうにもこの身体は不便だね。
…少し考えたんだけど【騎士が自分が本物だと悟られないために、護衛に成功したと言わなかった】、なんておかしな話はあり得ると思うかい?
>> All
「仮決定…
【ケラの、占い先は…コータロ、アルフィリオン、カエデ】…騎士全員、だよ…
【拘束するのは、パトリシア】…」
「あと…【騎士の人は…全員、ケラを…守って】…」
「ケラは…【対象と理由の…メモを、残すの…忘れずにね】…」
>>+55 ローラン
彼の言葉に、風景が透けて見えた。言葉だけ聞けば、寂しいと思った。彼の心は、そんなところにあるのかと。
近づいたローランは、僕の胸をそっと叩いた。
「……なんだ、それは」
大きく息を吸って、吐いて。そうしないと、無いはずの胸からなにかが零れそうだった。触れた彼の拳から、何かが流れるようで。––––あたたかかった。
「本当に、優しいを通り越してお人好しだな。君は本当に、本当に……っ。
僕自身であれど壊させない、だなんて。君をこうしたのは僕なのに。君は僕を救おうとするのか」
なるほど彼の心は、寂しくなどない。彼の狼が彼自身だというならば、彼は己を手懐けているのだ。
>>56 ケラ
無いと、思います……。わかんないけど。
成功したら教えてねって言われてるんだし……。
>>58 ネーロ
仮決定わかりました!
>>51 ミーチェ
その戦略や心情がわからんと、君のはただ可能性を並べたもんにしか見えない。
僕からしたら説得力はない。
ふむ、僕に因縁がついたらね。
双騎士である僕は名乗り出ないが、神官君を護る選択肢は増えただろうな。
一度に白玉側を喪うのは大変だ。
もう1人の騎士に歌姫君の護衛を任せることも考えただろうね。
>>+92 エドワード
……ならよかった、です
……全くもって、その通りですわね
夢の世界だからか、空腹は感じませんけど……やはり、食物を目の前にすると、ないはずの胃が、空腹を訴えてくる気がしますわ……
*彼の"同じ事を考えていた"という発言に、思わず笑みが零れた
そして、食べ物の話をされると、どうにも何かを口に入れたいような、そんな気持ちになってしまう*
「………………もう自分でも、どうすることも出来ないんだ」
僕は胸に置かれた彼の手を取った。
きっとここで話したことも、僕は忘れてしまうのかもしれない。記憶をゆがめ、深く深くへと誘うあれに、抗うほどの力が僕にあるか。
そもそもをして、その力があれば僕はきっとこうはならなかった。道を違えなかった。
そのまま頭を下ろしてかれの手に額を付ける。
「––––頼むよ、ローラン。
その時は手加減できないかもしれないが、君なら手落ちの僕に負けることなどあるまい。
そのときは、どうか躊躇わないで」
氷は僕の炎を消すのだろうか。
そのときこそ、醒めぬ夢を見るのだろうか。
それは、可能性の話でしかない。僕も彼もセルナリアの手にかかるのかもしれない。僕の配下が生き残るのかもしれない。
けれど、それでも。彼はきっと、僕の心を救おうとするのだろう。
それだけで、その事実だけで、僕は充分だった。
[ネーロが指示を出した。時間が経つ早さに驚く。】
>>58 ネーロ
ごめんよ、ネコ君。占いの希望を出していなかった。
本日は魔の者を狙うべき。ジルベール君が眠ったことから、魔の者がいるなら騎士候補の中だ。
【占いはコータロ君かカエデ君を希望する】よ。
この2人が襲撃されるとは少々考えにくいが、候補は2人しかいない。
ああ、【踊り子君の拘束に異論なし】だ。
指示も確認したが、以前言ってたように反抗的な騎士でもいいのかね?
少し、少し憂うなら、それは僕の配下のことだ。
僕の無理に付き合わせた。因縁の魔法を使ったのは、僕。あの人には、なんら罪などない。
>>+94 レリー
そうだね…空腹も、ここまでくると耐えられないものではないけど、どうにも口が寂しいね…。
/*
そこまで言って、少し横にいるレリーの顔を見る。
他意はなかったが、さっきの言葉が如何にも、というように聞こえてきて、僕は気恥ずかしさに目をそらす。
*/
>>+79レリー
傷を見ればわかります…貴方達黒狼騎士団は確実に仕留めに来た。だからこそカーマイン王は最大の魔法を施してくださった。
それでも、私がここで息絶えるような事は悪戯に過ぎない。
お師匠様から見れば、タチの悪い悪戯よ。もしかしたら、お灸をすえに貴方達の前に現れるかも、なんてね。
*何百年と時を歩くソロンディールの年月は聞くだけで気が遠くなる。その人生を謳歌するエルフの感覚なんて、ニンゲンの物差しでは測れないだろう*
(まったく、あいつらは嫁に行けない傷をつけてくれたもんだ)
*なんて下手な冗談を言うようなことはせず、レリーを少し脅かしてみる。これもカッツェなりの冗談だ*
*レリーに一礼をして、やはり会場の隅へと移動する*
(憎いカーマイン王を“王”と呼んだり、エドワードを責めなかったり、一家の名を間違えられて憤慨したり…色々背負ってんだな、レリーは)
*育ちが良いとは、彼女のことを指す言葉だろう。故に、こんな、叛逆など*
*短く息を吐き、それからは皆を観察した*
>> All
「決定…仮決定と、いっしょ…
【ケラの、占い先は…コータロ、アルフィリオン、カエデ】…騎士全員…
【拘束するのは、パトリシア】…
【騎士の人は…全員、ケラを…守って欲しい】…
ケラは…【占い先と、理由の…メモを…残してね】…
騎士の人達も…【護衛先と…理由の…メモ、残して…】」
/*
少女は椅子に座って、床から浮いた足をぶらぶらさせて決定を聞きました。
*/
>>65 ネーロ
はぁい。
パトリシアさん、いないのが気にかかるけど……。
これから拘束されるのに、出てこいって言うのもひどいのかな。
静かに過ごしたいひともいるわよね。
>>+97 エドワード
ええ……
……わたくし、氷なら出せますから、かき氷、というスイーツなら作れると思いましたけど、シロップがない事に気づいて少し傷心気味ですわ……
*彼は自分の顔を見た後、何故か目を逸らしたが、悪い感情で逸らされた、という訳では無いのを察し、特に追及はしなかった*
>>+98 カッツェ
……それは、怖いですわね
ですが、ソロンディール様には、その権利がありますわ
わたくしに出来る事と言えば……その時が来ない事を、祈るばかりです
*自分がそう返すと、カッツェは一礼をし、部屋の隅へと行った
特に追う事はせず、自分も一礼を返し、見送った*
>>+99 レリー
シロップがないかき氷は…遠慮したいところだね。
こちらの世界で魔法で生み出したものを使えるのなら、もしかすると、水くらいは飲めるのかな。
/*
どうやら彼女には、僕の邪な心は覗かれなかったようだ。
胸を撫でおろす。彼女の勘が鈍くてよかった。
本当に、彼女といると気持ちの休まることがない。
悪い意味でも、もちろん、いい意味でも。
*/
>>64>>65 ネーロ
【決定、承知した】よ。
その上ですきにさせてもらうよ。
考え詰で身体も動かしたくなってきたしね。
ふむ、今日は一先ずここまでにして、フリージア君が用意してくれたお食事でも頂こうか。
>>+101 エドワード
わたくしもそう思います……
恐らく、それ位なら出来ると思いますわ
ただ、人を害する魔法は使えないみたいですわね……
先程から、ローランをどつ……じゃない、床に倒れ伏せていただこうとしているのですが、出来ませんから……
……そういえば、本日はどこでお休みになられますか?
特に決まってなければ……わたくしの部屋でしたら、ベットが空いているかと思いますが
*最初は端ないかと思ったが、よく考えてみれば、体は同じ場所に安置して貰ったのと、睡眠という休息は大切だものねという考えから、特に気にせずに聞いた*
>>61 アルフィリオンさん
なら、アルフィリオンさんはひとのこころがすべてわかるんですか?それなら、このさんげきをいますぐとめてくださいよ。アルフィリオンさんはできるんでしょう?
ミーチェなら、そのせんりゃくをとりませんが。
ジルベールさんのせんりゃくはミーチェにはわかりませんが。はくしゃくけとうしゅともなると、じゅうしゃにはわからないきょういくをうけているのではないでしょうか。
そうですね、ちからがあるといわないことでねらわれるかのうせいをさげた、『いんねん』がついているから、このままでいたほうがねむらされることもうらなわれることもない、というのがローランさんのしんじょうでしょうか。
…ちがいます、かりにあなたがうらないしだったとしたらのはなしがミーチェはききたいんです。
>>+102 サテン
果物の木…僕の生み出す木は甘い実をつけないものでね…
現状、どうしようもないということか…
/*
そういって僕は小さくため息をつく。
*/
皆の食事を周りから見ていた。
まったく食欲がわかない。
こんな危機的状況なのにパトリシアはいったいどこへ…
投票は変わらないが、しかし、このまま眠ることになっていいのか
カエデはパトリシアを探すために広間を出た
/*
どつ…。
何か聞こえた気がしたが、この際何も尋ねないことにしよう。知らないほうが幸せなこともあるだろう。
*/
>>+104 レリー
いや、今日は特に休む場所は決めていなかったが…
!!!…君の部屋の、ベッドか?
そ、そうか。ありがとう。そこで共に…休むことにしよう。
/*
完全に動揺を隠しきれていない。
しかし、ここで動揺していると思われれば師としての威厳が丸潰れだ。何としてもここは自然にやり過ごさなくてはならない。
*/
「……実態を失ってからも、わざわざ苦を強いなくても。いや、そういう趣味か……なるほど。
ところでアルフレド君がいれば、花の蜜から甘味が作れないものかね……」
>>+106エドワード
……?
先程から、目が泳いでるのだけど……大丈夫ですか?
もしかして、ベットではなく、ソファーの方がよろしいのかしら?
*流石に、エドワードの不自然さを指摘せざる負えなくなり、彼に尋ねた*
>>+61 アルフレド
「別に俺はアンタと語り合うことなんてなかったが。…騎士を名乗っておきながら護る力がないヤツと、どっちが不甲斐ないんだろうな。」
つっけんどんに返事をする。
が、思っていたことを一つ。
「俺はアンタが黒狼を騙る者だとは思ってなかった。復讐に身を焦がすことができるほど、アンタは強くない。」
>>+108 レリー
…!
いや、すまない、何でもないんだ。
君のベッドを…その、使ってしまっていいものかと思ってね。
君が構わないと言うなら、ありがたく使わせてもらうことにするよ。ソファでは、寝づらいだろうしね。
/*
いい加減、狼狽えるのはやめないか、エドワード・グランドリオンよ。
そう自分に言い聞かせると、穏やかに彼女に応じた。
*/
>>+110 サテン
そうでしたわね……床で寝る趣味、お辞めになられるものね
そうさせていただきますわ
*ちょっとだけ意地悪を言い、ぺこりと頭を下げ、一礼する*
>>+86 カッツェ
「………」
突然のことに女が驚いたような声をあげると、俺は目深に被らせた帽子から手を離した。
「ああ、悪いな。誰かの辛気臭い顔を見るとつい。」
ロート「決定、お聞きしました。今日は、パトリシアさん、ですね」
ロート「パトリシアさんの姿が見えないのが気になりますが……。
パトリシアさんの踊りは、なつかしく、優しい思い出を見せるものだったとか。兄上が何を見たのか気になりますが、ボクだったら、どんなものを見られたんだろう……」
ロート「いえ……今となっては、ですね。それでは、みなさん、おやすみなさい」
>>+111 エドワード
ああ……その事を気にしていらっしゃったのね
お気になさらないで下さいな
逆に、わたくしの我儘に付き合って下さり、ありがとうございます
……わたくし、もう瞼が重いので、本日はこの辺りで失礼させてもらいますわね
エドワードさんはご就寝の準備が出来たら、わたくしのお部屋にいらしてね
では、皆様、おやすみなさいませ
*エドワードに自分の部屋の場所を伝え、広間から立ち去った*
>>69 フリージア
ああ、ありがとう。
この鍋は加熱の魔法でもかかってるのか?
まだ温かいな。
[ポトフを置いて、スプーンを手に取ります。ポトフから立ち上るやわらかなにおいは、疲れた頭に染み渡ることでしょう。]
にんじん?
僕は平気だが、もしや君は?
/*
僕ももう寝なければ、と思い、少ししてから彼女の部屋を訪ねる。
もう彼女はベッドに入って就寝しているように見えた。
半ばほっとしたような、半ばがっかりしたような、複雑な気持ちに襲われる。
彼女は寝つきがいいんだな…などと考えながら、彼女を起こさぬようそっと隣に横になる。
彼女の隣で眠ることも、あと何度できるかわからない。
彼女の隣にいられるのは、この夢の中だけ。
夢が覚めた時は、そのときは、僕と彼女は、反対の岸にいるのだ。決して渡ることのできない濁流を挟んで。
ならば今は。
何も考えず、この幸せに溺れるのも…許されるだろうか。
*/
>>+114ローラン
(し、辛気臭い……!?っていうかなんだこいつ、ガキか!?)
*カッツェは、パチン、パチンと指を鳴らし、ローランのかぶるフードを同じようにグイッとさげた*
仕返しよ
(生きてるときからずっと、ずーっと辛気臭いオーラ出ししてんのはおめーだろ!)
*口元を尖らせてローランに言う。先程レリーと話したカッツェと同一人物とは思えない幼稚さだった*
*ニンゲンといるときは常に目を伏せているカッツェは、体動、雰囲気など読み取る力が鋭かった*
>>73 アルフィリオン
そう……。
アルフィリオンさんって、なんでもできそうだから、きらいな食べものとかあったらおもしろいかなあってって思ったんだけど。
うーん、カッツェさんが厨房のお鍋に魔法をかけてくれてたのかもしれないわ。
ふふ、いっぱい食べてくださいね!
フリージアはにんじん食べられるよ。
……がんばったら。
>>#2 ロート
……おやすみなさい、ロートさま。
/*
椅子からそっと飛び降りて、少女は広間に並んだソファーのひとつに近づきました。
*/
>>+93 ジルベール
まるで縋るように。
祈るように。
俺の手に額を寄せて、ジルベールは呟いた。
「当然だろ。俺は女子供にも容赦はしないカーマイン王お墨付きの騎士だ。アンタだからって加減はしないさ。」
もう一方の手で、ぽんと、肩を一度宥める。
それから、そっとジルベールから体を離した。
「そろそろ俺たちも休まないとな。…夢とはいえ、ずっと目を開けてると、何かを消耗しているような気分になる。」
>>+117 カッツェ
「──ぅあ!?」
ぐいっと下げられたフードごと顔を引っ張られる。
上を向く顔を戻しながらじとりと──尤も、俺の目は前髪に隠れて見えないだろうが──カッツェを睨みつけた。
「……別に俺は、辛気臭いオーラなんて初めから出してない。」
痛いところをつかれて、不貞腐れたような声が出た。
俺がそういう人間を嫌うのは、同族嫌悪というやつだったからだ。
こいつ、意外と観察眼が鋭い。
>>70 ミーチェ
人のこころを読む魔法は残念ながら使えないな。
そもそも、"読む"のと"考える"のと"支配する"のは別ものさ。
僕は君に"考える"をしてほしいんだよ。
"考えた"結果に説得力があれば、通るかもしれない。だろう?
ふむ、ミーチェ君は、ジルベール君の戦略を取らない。
しかし、ローラン君が名乗り出なかった心情はわかるという。
そこの違和感は、やはり君が敵方で、僕にはない情報を持っていると思ってしまうな。
ん?最後の例えはわざとだよ。
僕は彼らが占い師であることを否定しているのに、何故考えなくてはいけないんだい?
その説得は君の仕事だろう?
花なら無限に出せるが、密にする手立てがないな。
果物の花なら、枝ごとだすことはできる。
そして、サテンに成長させ実らして貰う方法がいいのではないか。
手始めに…
[アルフレドは指をパチンと鳴らした。]
みかんの花が、大好きでね。
花言葉は、「純潔」「純白」という清い花でもある。
みんな、みかんは好きかい?
リクエストがあれば、咲かせてみせよう。
>>74 フリージア
あー、嫌いなもの、きらいな食べものか。
[ポトフを口に運びつつも、フリージアの顔から視線を逸らす。]
がんばったら、な。ニンジンは子どものきらいなものの代名詞な食べものだからな。
きらいなものでも料理には入れるのかい?
>>+118 ローラン
「…………ありがとう」
ローランが、離れていった。
胸の温かさは、消えない。
「そうだな。……夢の中では眠るというのもおかしな話ではあるが。
おやすみ、ローラン」
>>76 アルフィリオン
だって、ポトフにはにんじんを入れるものだもん。
フリージアが作ったポトフににんじんが入ってなかったら、きらいなんだなってみんなに分かっちゃうでしょう?
だからちゃんと入れて、がんばって食べたの。
……秘密してくれなくちゃやだよ。
あ、アルフィリオンさん話そらした。
きらいな食べもの、あるのね?
誰にも内緒にするから、フリージアに教えて?
>>77 フリージア
ポトフにニンジンは定番だけどな。
入ってないからって、ニンジンが嫌いだからとまで考えんだろう。
きちんと食べるのは確かにえらいな。
ただ、別に内緒にするもんでも、秘密にするもんでも…
あー、えーっと
………ピーマン。
[最後の一言はとても小さな声で、ボソッと、口の中で呟いた。]
[今夜はもう一度兄上の部屋に行こう。この前は、動揺して、あの手紙を見ただけで帰ってしまったから。もっと手がかりがあったかもしれない]
[兄上の部屋は整頓されていて、余分なものはないようでした。確かに、兄上は予知夢を見て覚悟していたのだから、身辺整理をしていたはず……。念の為、暖炉を見ると、何か燃やそうとした跡がありました。それは、日記帳のようでした]
[燃やそうとした……というのは、日記帳自体に特殊な魔法がかかっていたのか、外見は黒焦げでしたが、中身が無事だったのです。日記帳程度の重さだと、引っ張り出すことは出来ないので、鏡を使って明かりをとって、その場で読みました。もちろん、6年前の。兄上は毎日書くタイプではなかったようで、さほど苦労せず見つけられました]
>>78 アルフィリオン
そうかなあ。
えっ。ぴー、まん……ピーマン。
アルフィリオンさん、ピーマンきらいなの?
ええ……ふふ。
……かわいい、ですね。
/*
図書館で借りた古い本に、誰かの恋文が挟んであるのを見つけたときのような笑顔で少女はひっそりと笑いました。
*/
内緒にしておくから大丈夫よ……ふふ。
>>+56 アルフレド
「……そうか、君も苦労したんだな」
境遇が自分と似ていた。なるほどここに集うサリーナの者達は、少なからず迫害をうけていたものが多いのか、と。
妹だけは別だった、という言葉は、ともすれば羨ましさを覚えたのかもしれないが、彼の妹の話は、少しだけ聞いてしまった。
「やはりその魔法は生まれつきの才能も関係しているんだな」
〇月〇日
今日もあの夢を見る。子供の頃から、たまに見たが、最近は毎晩毎晩、嫌になる。
〇月△日
昨日ソフィーに会ったからか、夢は見ない。ソフィーに会った日は深く眠れる。
〇月✕日
父上の顔を見たくない。顔を見ると思い出す。あの忌々しい夢のことを。
父上は相変わらず、身体の弱さを理由にロートを廃そうとする。もっと母の忘れ形見を大切にすればよいものを。
△月〇日
珍しくファルスが訪れてくる。側近のアルベルト・グランだけを連れてきた。確か、王家の親戚筋の貴族だ。
内密の話だという。ソフィーが辺境に嫁に出されるらしい。
もう深く眠れる日はなくなると思うと残念だったが、それよりファルスが気にかかる。あんなに父王のことを尊敬していたくせに、私に弱音を吐くとはな。
――サリーナの旧態依然とした魔法禁止政策は本当に愚の骨頂だ。
ファルスに王位が継承されれば、2人で理想の王国を作れるのではないか?
ソフィーもわざわざ遠くに行く必要も無い。
その為には、私が動かねばならない。
△月△日
忌々しい夢は現実となった。私がそうなるように仕向けたのだ。何度も何度も見ていたが、全くもってスムーズだった。
私は父と酒を酌み交わすだけでよかった。
父は大いに酒を飲み、階段で足を滑らせて死んだ。呆気ないものだった。
父と飲んだのはそれが初めてだった。夢で見るから、避けていたのだ。
私は父を見殺しにし、国を動かす権力を手に入れた。
[――嘘だ。ボクは震える手で日記のページから手を離しました。予知夢なんて、予知夢なんて、ただの偶然だ。兄上が殺したんじゃない。兄上が殺したんじゃない。]
[今日、それ以上読み進めるのは無理でした。ボクは、精神力が弱まらないよう歯を食いしばって、自分の身体に戻りました]
/*
少女が見下ろすソファーには、サテンが変わらず眠っています。
そっと隣に座り、指先でつつくようにその頬に触れました。
*/
ねえサテンさま。もう起きてる人がこんなに少なくなっちゃったわ。
明日には半分か、それより少なくなるの。
……。
あ、今日はね、フリージアがお料理したのよ。
ちゃんと美味しくできたから、サテンさまにも食べてほしかったな。
今から起きて、食べてくれたっていいのよ?にんじんも入れたし、たくさん作ったんだから。
……なんて、ね。
>>79 フリージア
あー、もう、だから、
笑うな笑うな。
[間が悪いような顔をし、ポトフを食べ終えると席を立ちます。]
ほら、ご馳走様、おいしかったよ。
もうこんな時間だから、君もさっさと寝な。
明日の夕飯のことでも考えて、ゆっくりとな。
きっと君に襲い来ることはなかろうから。
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新