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/*
サテンに掴みかかるのをみて、少女はレリーに駆け寄ってしがみつきます。
*/
>>384 レリー
や、やめて!
レリーさんお願い、サテンさまに乱暴しないで……!
/*
僕の制止も聞かず、体内に渦巻く黒の渦。
お前が悪いんだと、
お前が殺したんだと、
僕の心を何本もの黒矢で突き刺す。
僕は、眠らされるべき、愚かな魔法使い―――
ふと。
強い、風が吹いた
*/
……ひとまず、ごめんなさい
自分でも驚くくらい、怒鳴ってしまったわ……こんなに怒ったのはいつぶりかしら……
あたしはサテンのままにしておきます
どうしても、という理由があれば変えるから遠慮なく言ってちょうだいね
>>384 レリー
「おい、感情的になり過ぎだ。」
忌々しそうに眉を顰めてからつかつかと歩み寄り。
襟首を掴むレリーの腕を引っ張りあげた。
「あの二人が偽物の可能性は当然ある。それくらい、こいつだって考えてるだろ。」
「そんなに反対するならきいきい喚かずに、エドワードが反逆者じゃないってことを論理的に証明してみせろよ。アンタみたいな我儘を通してたら、犯人が捕まるものも捕まらないだろうが。」
/*
漆黒の渦は、止まらない。
僕を、僕の心を、責め立てる
お前が殺したのだと、責め立てる
それでも。
―――この風は、心地いい。
*/
頑張ってるサテンに何て仕打ちだってレリーにブチ切れたいけど共有片完全に透かしちゃダメだよネーロ
抑えるんだネーロ
だから灰に書くね
「…エドワードが、狼の可能性だって…ある…!
そもそも…レリーのその怒りは…私情…
…王様を、殺した…犯人を…見つける気…あるの…?
エドワードを…贔屓するなら…他の人も、贔屓したい人…いる…!」
孤児院生 フリージアは、魔法研究員 エドワード を投票先に選びました。
従者 ミーチェは遅延メモを貼りました。
>>390 フリージア
*サテンに掴みかかっていると、フリージアの声が耳に入る
彼女の方を見ると、とても悲しそうな顔をしていた
────ああ、きっとわたくしは悪い事をしてるのね
頭のどこかでそう思ったが、それとは裏腹にこんな言葉が出る*
……わたくしから離れて、フリージア
巻き込まれたくないでしょ?
さあ、早く離れなさい
(あーー優柔不断すぎますね、いくら慣れていないからって、こんなに変更しては……と、思っていると、レリーさんに掴みかかられました)
>>384 レリーさん
おっと……まあまあ、落ち着いてください。
確かに貴女のいうことも一理あります。
しかし、2人とも本当かもしれないし、どちらか1人は本当かもしれない。
この場で能力がある者を失うのは惜しいです。
エドワードさんが、本当にセルナリア側の人間なのかも分かりません。
……明日の結果を待つしかありません。
誰かは拘束されなければならないのです。
襲われるのはわたしかもしれません。
わたしはまだ未熟です。
まだこの場の指揮がとれるのなら、これからもみなさんの意見も聞きながらやっていきたいとは思っています。
求道者 グスタフは、踊り子 パトリシア を能力(襲う)の対象に選びました。
ヘズはしゅうげきはおまかせしてますから、エレさんとロキさんがなっとくできるところでいいですよ?
まもられてしまったらそのときはそのときです。ヘズはケラさんをまもることにしました
従者 ミーチェは、おまかせ を能力(襲う)の対象に選びました。
>>394 ローラン
*ローランに窘められるような言葉を掛けられ、怒りのあまり言い返そうとした次の瞬間────何故か、体が浮いていた*
>>384 >>402レリー
……少しお痛が過ぎるかと。
冷静になっていただけますか?
*フリージアに、ローランにたしなめられる彼女を少し浮かす。2人にかける言葉は、どこをどう探しても見つからない。もし、ソロンディールとカッツェならば、と置き換えてもきっと、カッツェはレリーと同じ行動をとっただろう*
*それでも。暴力的に、感情的に、忿怒をぶつけることは良くない。悲しみは、連鎖する。憎しみも同様に。内側から入るヒビは敵の思うツボだと、カッツェは知っていた*
*ゆっくりと、彼女を下ろした*
そういえば、拙僧の投票はサテンに【委任】してある。
万が一があってはいかんからな。
みなも信頼できる者に、任せるべきだろう。
…【委任】と【投票】を間違えてはいけない。
少しぼーっとしていた様子のパトリシアに気づいて、夕食を持ち寄る。
そっと肩に手を置き話しかける。
「パトリシアさん、大丈夫ですか…?ご夕食まだですよね?良ければこれ…」
レリーの怒声を聞きながらもカエデはパトリシアに何かあったのではと気を使っていた。
調香師 アルフレドは、魔法研究員 エドワード を投票先に選びました。
射手 アルフィリオンは、魔法研究員 エドワード を投票先に選びました。
>>402 レリー
腕を無理やり引いたと思ったら、突然レリーの体が浮遊した。
急な事に驚いて、俺は口をあんぐりあける。
そして、遅れてこれがカッツェの仕業だということに気がついた。
「……アンタ、このままだと大勢の魔法使いの術の餌食にされるぞ。それが嫌なら、一度、落ち着け。アンタがするべきはサテンの胸ぐらを引っつかむことじゃない。エドワードのそばにいてやることじゃないのか。」
投票を委任します。
魔法使いの弟子 カッツェは、神官 サテン に投票を委任しました。
>>399 レリー
…いいんだ。レリー。
君は、僕の弟子になったんだろう。
この程度のことで狼狽えてはいけない。
そう、ほんの少し、罰を受けるだけだ。
君も立派な魔法使いなら、心を静めて、よく見るんだ。今君がすべきことは、サテンを責めることじゃないだろう。
>>400 サテン
僕は、眠らされるべき魔法使いだ。
決定は、決して間違ってはいないよ。
ただ、これだけ…
僕は、セルナリアへの忠誠を誓った魔法使いだ。
残った君たちが、反逆者たちを捕えてくれると。
そう信じている。
今はこの灼けた鉄のような気に少し寒を中てるだけでいいだろう。それ以上は、彼女の気持ちすらも踏み壊す領域だ。それは……本人の了承を取らねばなるまい。
投票を委任します。
図書館司書 カエデは、神官 サテン に投票を委任しました。
……っ。
[殺気を感じた。今にも肌を裂きそうな、鋭い風が吹いている。
今の今まで話していたサテンが、レリーに掴みかかられていた。
人を殺す、どころではない量の魔力が渦巻いている。と思った。]
[……恐ろしい、と、ただ。]
*体がいうことをきかず、何とかしようともがいていると、サテンの声が耳に入る(>>400)
襟首を掴まれた彼は冷静に自分の問いに答えた
それを聞いて、わたくしは今激怒していた自分が馬鹿馬鹿しく思えた
ここには国中から集められた優秀な魔法使い達がいる
自分がここで暴れても、力でそれでねじ伏せられ、結果が変わる事などない
……それなら、今はエドワードの元へ行き、彼を支えてあげる方が余程利口だ
そう思った彼女は、はーと溜息を1つつき、先程下ろしてくれたカッツェに話しかける*
>>カッツェ
……騒がしくしてごめんなさい
止めてくださって、ありがとう
……失礼
(カッツェの魔法でレリーが引き剥がされる)
ああ、すみません、カッツェさん……みなさんも
彼女が怒るのは仕方ありません。
今の時点では、わたしにはこうするしかなかったとはいえ……二転三転してしまいましたから
これは、大いに反省すべきことです
[レリーがサテンに詰め寄る。無理もない。もし、ケラならアルフレドも同じように止めるだろう。]
[レリーがカッツェの魔法で浮遊し、後に降ろされた。]
少し悩んでいる。私が寡黙すぎたからか、初日に占われるとはな。無駄なおしゃべりが好かんだけなのだが。
明日、サテンに護衛が付いていることを見越してサテンを切り裂いても構わん。
パトリシアを呪い殺し、もう1人襲撃し、私が狼として露出しても構わん。すぐには吊るされまいよ。
>>407 ローラン
……分かってるわよ、そんな事
でもね、ローラン
貴方に譲れないものがあったように、わたくしは今、それが侵されようとしていた、それだけの事、よ
……止めてくれて、ありがとう
一応、お礼は言っておくわ
(◜ᴗ◝ )あれで、ナチュラルホモおじさん(ver.2)やろうとしてたるーぷさんはおこられてもしかたないと思う。
>>409 コータロ
やめてくださる?
レディーの体に無断で触るなど、無礼にも程があってよ!
貴方に診られる位なら、苦い粉薬でも飲んだ方がマシ
……次触ったら、容赦しないわ
*風魔法で彼をぐいっと後に引かせる
2mくらい下がるように手加減はしたが、去り際にふん、と鼻で笑ってその場を去る*
(いやほんと初日からすみませんこれ)
(人形で学んだし、今回人外多いからこうなることも分かっていたはずだったが(村建て))
>>414 レリー
ああ、分かってる。
だから頭より先に体が止めようとしたのだと思う。
「……」
俺は黙ったまま掴んだ腕を離した。
「申し訳ない! 壁にもたれて少し休むつもりが思いの外深く眠っていたようだ……」
決定の時間はとうに過ぎ、様々なことが決まっていた。
「【私は霊能者ではないよ】。
少し蓄音器で確認してくる」
「…皆…なんのために、今…集まってるの…?
王様は…なんのために…最後の魔法を、使ってくれたの…?」
騒ぎが落ち着いてきたが、それが逆に気に食わなかった。
国への忠誠と言ったあの言葉はなんだったのか。
王様が殺されたことへの怒りは私情でかき消される程度のものだったのか。
何のために王様は、最後の魔法で誰の命も失われないようにしてくれたのか。
幻滅という言葉が頭に浮かぶ。
「…僕…寝る…
捕まえるのは、サテンに…任せるね…
明日には…ちゃんと元に戻るから…おやすみなさい…」
そう言って瞬間移動で自室へ戻った。
あんな空気、一秒足りとも吸いたくなかった。
ベッドにダイブして布団を頭までかけると体を丸めて目を閉じた。
>>415 サテン
くどいよ、サテン。僕は何度も言ったはずだよ。
僕は…眠らされるべき、愚かな魔法使い。
君は、正しい選択をしたんだ。
願わくば、この先もその尊き毅然さを。
もっと難しい選択も…きっと、あるだろうから。
投票を委任します。
運び屋 ネーロは、神官 サテン に投票を委任しました。
>>408 エドワード
*やっと、彼の元へと行く事が出来た
さっきぶりに見た彼の顔は、とてもいい顔色と言えるものではなかった
彼を労るように、そっと目の前に立ち、エドワードと話す*
……はい……その、ごめんなさい
わたくし、何も出来ませんでした……分かってはいました
サテンさんも、苦渋の決断をしたんだと
でも、貴方が眠りにつかされる事実を、黙って見てる事なんて、出来なかったんです……本当に、ごめんなさい……
*謝ってもどうにもならないのに、口からは謝罪の言葉しかでない
何故か視界が歪むが、それを目から零しては、きっと彼を困らせてしまう
悟られぬようにそっと下を向き、涙を堪える*
……ありがとう。
すっかり忘れてたけど、お腹空いてたかも。
[お礼を言って、食事を受け取る。
食べたい気分ではなかったが、気を遣ってくれたことが嬉しかった。]
はーーーこれ、実験実験♪って言ってそのままコータロさんをふんじばってたほうがよかったんですかね
あんな軽い理由言ったあとでこんな重いこと言ったところで、説得力ほんとチリじゃないですか???
むしろよく、コータロさんのときこうなりませんでしたね?
ちょっとコータロさんに親近感生まれちゃいましたよ
/*人体実験発言したの、レリーのせいでみんな忘れてくれたのでは???ほんと吐きそうwww私で良かったわむしろ……これを人にさせてたかもしれないと思うと……*/
/*
>>419 ネーロの言葉が耳に入りました。彼の口調からは呆れのような色を感じます。
彼はそのままいなくなってしまいます。
*/
何のために、って。そんなの……。
……あたしは、指定された2人について思い返してみるよ。
思い返して、ちゃんと見定める。あたしは黒狼を見つける以外にも間のものを探す仕事があるからね。
/*
そうしている間にも、僕の心は
黒の渦に蝕まれる。
でも、不思議と、焦りも、怒りも、悲しみもない。
どうしてこんな穏やかな気持ちでいられるのか。
きっと、君の風のおかげだ。
*/
まあ、それが君の持ち味でもあるんだろうがね。
私は医者と名乗るものは大体嫌悪するが––––君のことはそう嫌いではない。
ところで随分とややこしいことになったようだね。
私は眠っていたせいで候補から免れたか……。情けない話であるが。
/*墓下とか灰で、『こいつ人体実験とか言ってたぞ』って罵られてそうだ。いやーーーきっつ、明日からどうしよう(ノープラン)*/
/*言い訳すると、前回(人形の村)も結局ルナちゃん狩人疑惑もあったやないですか。それにユアン真狩なのに吊られちゃったしさ。エドワード素村なら本当に申し訳ねえ……*/
>>424 レリー
まず、君には感謝しなければならない。
君の風が、僕を漆黒の渦から救ってくれたんだ。
本当に…ありがとう。
僕の陰の想いが、制御できなくなった。
王を護れなかった。護りたかった人を、護れなかった。
僕は、前を向けなくなっていた。
君が、風をくれた。
まっすぐな、想いをくれた。
おかげで、心は失わずに済んだ。
僕は、眠らされるべき魔法使いなんだ。
それは、まごうことなき事実。
でも、最後に君の風に触れてよかった。
セルナリアへの忠誠を、君への想いを抱いたまま
眠りにつけること、幸せに思うんだ。
ちゃんと、貴方達の声は耳に届いているわ
何があっても、貴方達を見捨てる事はないわ
安心して
……飼われるってやつね
ロキがそれでいいのなら、出来ればさっさと頭数を減らしたいから、今日はパトリシア以外を狙いたいわ
……もしかしたら、パトリシアが偽物の可能性も捨てきれないものね
これは明日にならないと、分からないわ
ケラは……どうでるか分からないわね
本物なら皆目検討つかない
偽物なら、わたくしを占ったと言うのでしょうね
踊り子 パトリシアは、求道者 グスタフ を投票先に選びました。
踊り子 パトリシアは、調香師 アルフレド を投票先に選びました。
調香師 アルフレドは、ここまで読んだ。 ( B131 )
ロート「あ……最初に拘束する方が決まったのですね。ボクは、そろそろ……兄上との約束があるので失礼しますが……」
ロート「エドワードさん、お疲れ様でした。魔法研究所の代表である、貴方の魔法の講義……受けてみたかった、です。」
ロート「それでは……お先に失礼致します」
求道者 グスタフは、神官 サテン を能力(襲う)の対象に選びました。
>>424 レリー
君は、何も謝らなくていい。
君は、何も後悔しなくていい。
君がこれから思う道を進むんだ。
もし…
もし、君が僕の弟子であることを、誇りに思ってくれるなら
最後まで、まっすぐ進むんだ。
/*
そういって僕はうつむく彼女の頭を撫でた。
艶やかな髪に触れることは憚られたが、今にも泣きだしそうな彼女にしてやれることは、数少なかった。
いくらここで想いを伝えても、今日僕が眠りにつくことは変わらない。
僕は…そう、その事実をとうに受け入れているのだから。
*/
/*
目の前で、くずおれるようにサテンが座り込みました。少女は膝をついて肩に手をかけます。
*/
>>429 サテン
そんなこと言わないでサテンさま。
サテンさまのこともレリーさんのことも、フリージアは大切なの。
だから、ふたりが喧嘩するのはいやだったの。
こんなときに、迷わないほうがおかしいんだわ。
……元気になってね。サテンさま。
/*
サテンの手の上に、それよりも小さな自分の手を重ねました。
*/
>>ロート王子
僕はもう眠らされる。
陛下にお伝えすべきことは、もうこれだけです。
"セルナリアに、生涯忠誠を誓います"
「……ほお、守る力をもつというものが二人あらわれ……そして眠らされるのはエドワード殿、か……」
概ね、私が希望した通りになっていたらしい。ミス・エリュテイアとエドワード殿のやりとりは聞いていて痛ましい。
しかし、だから保留にしてやれるほど、悠長な場面でもないのだ。
「私は決定に異論ないよ。遅れて来ておいて、異論があっても異論を唱えられる立場ではないのだが」
まさか、約束に遅れる時が来ようとは。疲れていたにしてもひどい体たらくだった。
「改めて申し訳ない、サテン殿……。明日からはこのような失態は犯さない」
>>411レリー
*無言でお辞儀を返す。カッツェに構う時間を、エドワードへ使って欲しかった*
>>412サテン
*レリー同様に、無言でお辞儀をする。言葉など必要がないだろう*
*パチン、パチンと左手の指を鳴らして紅茶を淹れる。遅いティータイムにはハーブティーを。カモミールで一息つき始めた*
*お疲れだったジルベールが目を覚まし、口を開く。ぴくっと耳が反応し、思わず指揮する指が震え、ティーポットが揺れた*
(偽物が現れなかった……?てっきり、私もケラさんやパトリシアさんと同様、目を光らせる相手ができるもんだと……)
*ホッと胸をなでおろす。これで、自分を変に見る人はいないだろう。確定した情報を伝えるだけの、それだけの霊能者。そんな風に皆認識する。目立つ事もなくなる。*
*同時に、気を引き締め直した。サテンと同じ立場になったのだと、彼の力になること、セルナリアを欺く相手を見つけ出すことに精を注ごうと意を決した*
……ちょっと楽観的すぎたわね、失礼
うーん、あたしはサテンのままにしておくけど、2人とももう寝てしまった……のかしら?
…わかった。ならばサテンに合わせておこう。
サテンを切り裂くことができたとして、明日の襲撃は多少考えねばならん。
コータロが仮に本物の騎士だとしても、もうひとりいる。
そして、コータロを襲うことはヘズを見捨てることに他ないのだ。ここは、手が出しにくい。
明日私が占われたなら、我々のその後はエレにかかっていると言っても過言ではないだろう。
ふ、何を言ってるんだ。
––––面白くなるのはここからじゃないか。
私より長く生き延びてみせるがいい。
情けない顔をするなよ。昨日の威勢はどこへ行った。
──俺がレリーの立場だったなら、大事なものが縄にかけられることを反対しただろうか。
ふと、考えてみる。
……いや。
魔法研究員 エドワードは、子爵のご令嬢 レリー に向かって下駄を蹴上げることにしたよ。
呪医 コータロは遅延メモを貼りました。
>>434 ジルベール
そろそろ休もうかと考えている時、伯爵殿の姿が見えた。
どうやら疲れでいつのまにか眠っていたそうだ。
彼のことはどうにも無視できない。
「ジル……伯爵殿、先ほどは姿が見えなかったが調子でも?」
>>431 エドワード
*俯きながら、穏やかな声で語る彼の話を聞いていた
わたくしは、何も出来ていなかったはずなのに、そう思った
だが、エドワードがレリーを責める事はなかった
彼の優しさに、思わず涙が零れる
髪を撫でられるのは、幼子扱いのようで苦手だったが、不思議と彼ならいいと、そう思えた
泣いている所を見られたくなくて、目の前のエドワードに顔を隠すように抱きつく
そして、そのまま彼に返事をした*
……!
はい……短い間でしたが、わたくしは、エドワードさん、貴方の弟子であり続けます……そして……貴方の、愛したセルナリアを……皆を救ってみせます……だから、だから……
*必ず迎えに行きます、待っていてくださいの一言が涙に邪魔され、うまく言えない
……彼に、自分の思いは伝わっただろうか、そんな事を考えながら、泣きじゃくる*
不甲斐なくて、すまなかったな。4日目辺りを狙って占われに行くつもりではあった。
明日は果たしてどう戦況が動くか。
私の呪いを恐れてパトリシアがアルフレドを占う可能性もある。少しだけ牽制はしておいた。
エレよ…本懐を、忘れるな。
……黒狼の、名のもとに。
あら、起きてた
……分かったわ
何かするべき事があれば、いつでも言って
ええ、エドワードさんを……お師匠様を陥れるこんな国など、さっさと滅ぼすべきだわ
……黒狼の名の元に
さて私は今日はここで失礼します…
*エドワードとレリーのやり取りを見ていられなかった*
*さらに本格的に殺伐としてきた空気を察し自室への足を速める*
ここからは本当に気を張ってないとね…
広間に残る層々たるメンバーを見てぎゅっとソロを抱きしめた。
踊り子 パトリシアは遅延メモを貼りました。
*カモミールティーを飲みながら、ふと、夜に誰かが労ってくれたことを思い出す。緊迫した空気で忘れてしまっていた*
(えっと、黒の手袋を、確か)
*閑散とした会場に、ジルベールへと声をかける声を聞く*
>>438ローラン
……一杯いかが?
*ローランへ、ジルベールとの会話が終わる頃を見計らって声をかけた*
子爵のご令嬢 レリーは、魔法研究員 エドワード を投票先に選びました。
>>436 サテン
たのもしいだなんて。
フリージアは……サテンさまを信じているからだわ。
そうよ!きっと素敵な式になるわ。
だから、そのためにがんばらなくっちゃ。そうよ。
フリージアも、できることはなんでもやるわ!
フリージアが悲しいときにサテンさまはお話を聞いてくれるのでしょう?
サテンさまがつらいときは、フリージアがいるわ。
/*
レリーに、思いのたけを伝えた。
上手く伝わったかわからないが、願わくば、彼女に幸あらんことを。
そうして、僕はすべての準備を終えた。
サテンのもとに向かう。
さあ。僕を眠らせるんだ。
王を殺した、愚かな魔法使いを。
何も護れない、哀れな魔法使いを。
…それが、僕の望み。
人を痛めつける魔法を生み出すことではない。
僕に新しく生まれた、僕自身の小さな望み。
セルナリアへの想いと、レリーへの想いを抱いて。
【さあ、僕を眠らせるんだ】
*/
……あのクソ神官の手に委ねるのは癪だから、自分の手でやるか
……この王国を滅ぼして、早くエドワードさんを迎えに行かなきゃ、ね
終わったか。
[サテンの決定後、少し離れた場所で騒ぎを見る。]
昨日今日、出会った奴に癇癪を起こすとは。
ニンゲンとはわからんものだな。
まぁ、彼女だけかもしれないが。
ふむ、しかし、エドワード君が黒狼だとは思いにくい。
引き際がよすぎる。
魔法への造詣も含めて、こんな計画を起こしたものとは繋がらんな。
彼が、魔のものや共犯者であるなら、それは何よりだが。
ふぅ、コータロやミーチェが偽者のことも考えると厄介だな。
占い師を仕留める能力を持つものもいるのでは、簡単に占って解決と言うわけでもあるまい。
偽者でも、自分が守れると思い込んだだけの場合もある。
明日も忙しくなりそうだな。
[一人ブツブツと考えをまとめると、広間を出て、自室へと向かった。]
>>438 ローラン
「……ローラン、殿」
彼に今は声をかけられたくなかった。
「そこの壁に凭れたまま眠っていたらしくてね。……調子は悪くない」
夢見は散々だったが、他人に言うべきことでもない。
僅か微笑む。
「……朝から気が張っていたらしい。肝心な時に眠りこけるとは、未熟なものだ」
《アルフィリオンぐう正論すぎてそれな案件
アルフィリオン、こんなに美人なのに男性と思うと最強だなって思います》
魔法使いの弟子 カッツェは、ここまで読んだ。 ( B134 )
え!王様が亡くなったの?挨拶してなかったし、おクスリもらう前に僕は眠っちゃうし、ついてないなぁ。
昨日はオーディション見てて楽しかったのに今日は辛いよぉ。絶対おクスリ不足だ!
あ、昨日お話した神官さん!みんなをまとめててすごいなぁ。方向音痴仲間だから応援しなきゃね!
/*
最後に投げかけられた言葉で、少女はそれが必ずできることではないのだと悟りました。
ましてや、今目の前にいるのは皆をまとめる役割を担っているのです。
明日も。元気で。
*/
>>447 サテン
そう、ね。
うん。きっと、きっとよ。
明日も元気で会いましょう、サテンさま。
>>442 カッツェ
ふと、白い手が伸びた。
視線を落とせばそこには湯気の立つカップがあった。
りんごのような香りが鼻孔を擽る。
俺にカモミールティーを差し出したのはカッツェだった。
双眸に呪いをかけられた魔法使い。
「どうも。」
断る理由がなく、カップを受け取る。
口をつけるとじんわりと喉を通して体が温かくなった。
「アンタ、寝ないのか。」
ーー深夜ーー
[パトリシアは自室で背筋を伸ばし立っていた。
ふぅ、と息を吐く。両手の平に乗せられた一枚の紙片が純白の小鳥へと姿を変えた。]
昨日は見張りのつもりで飛ばした鳥だったけど、今日は本格的にやりましょう。
「鏡」の概念を。彼の本質を映してちょうだい。
......お願いね!
[小鳥はぴぃと鳴いて飛び立った。本体は紙であるから、扉が閉まっていようと隙間があれば侵入できる......あまり褒められたことではないので緊急時以外にはしないことなのだが。]
[朝になれば小鳥はパトリシアの部屋に戻ってくる。そうして映し出された彼ーーグスタフの本質は。]
......そう。【邪気のあるものではなかった】のね。
......ありがとう。
[小鳥は目を細めて紙の姿へと戻った。]
>>446 ジルベール
そのまま伯爵殿に視線を戻す。
彼の表情が一瞬翳ったのを俺は見逃さなかったが、その理由を知る術はない。
「こんな事態なんだ、無理もない。オーディションの関係で、慣れない状況にずっと置かれていたのもあるしな。」
陛下に魔法を披露していたあの時間が嘘のようだ。
なんとはなしにジルベールを気遣うような言葉が出る。
伯爵家当主 ジルベールは、魔法研究員 エドワード を投票先に選びました。
>>444 エドワード
(エドワードさんがこちらに向かってきます。わたしは決定を下した者として、彼を縛らねばならないのだと、思います)
ふう……たしか、この辺りに縄があったはずですね。
(まとめ役になった際、密かに場所を確認していました。わたしは縄を手に取り、エドワードさんに近づくことにします)
それでは、あなたを拘束します。
縄で縛るなんてそんなに経験があることではないんですが、しっかり眠ってもらうために、しっかり縛りますね。
(抵抗する様子もなく、黙って縛られるエドワードさんに、わたしは縄を巻き付けます。すると、魔法の縄だからでしょうか。ある程度ぐるぐると巻いたら、あとはひとりでにうごいて、ギュッと縛られました)
……エドワードさんほどの魔力の方が眠るのでしたら、効果も実証されますね。
言い方は良くなかったですけど、本当にそれについても懸念していたんですよ、わたしは。
完全に眠るのは、夜明け頃、なのかな。
《何で私の好きな人は早々に死ぬの?
ダンテ(最終日(6日目)まで生存)→シリルちゃん(4日目死亡)→アレクシア(3日目死亡)→エドワード(3日目死亡)New!って感じなのですが?!
えええ……》
……なんだか、今ごろになってお腹がすいてきちゃった。
こんなときでも、お腹もすくし喉はかわくんだわ。
……。
たしか、カッツェさんがミネストローネも運んできてくださってたな。
《ダンテ以外はわりと早めに死ぬし、笛吹きさん書いてなかったけど、ゲルダが3日目に噛まれてるから似たようなものですね!
私の心の支え……一緒に励ましあって生きたい😭》
>>450 ローラン
責めるか、疑うかするかと思ったが、彼の言葉はそうではなかった。
「……貴殿は、優しいのだね」
––––––––兄であれば、このような失態はおかさなかったであろうに。
しがない花屋 ケラは遅延メモを貼りました。
しがない花屋 ケラは遅延メモを貼りました。
投票を委任します。
しがない花屋 ケラは、神官 サテン に投票を委任しました。
しがない花屋 ケラは、子爵のご令嬢 レリー を能力(占う)の対象に選びました。
>>453 ジルベール
「優しい? 30年間生きてきて、一番言われることのなかった言葉だ。」
ふ、と唇をゆがめて笑った。
自分ですら己を捻じくれた人間だと思うのだ。
「アンタを見てると、在りし日のファルス王子とアンタの兄を思い出す。彼らに憧れて、俺は騎士になろうと思ったんだ。」
>>449ローラン
…貴方を待ってたと言ったら?
*ふっと笑って紅茶を飲む。柄にもなく、冗談を言うカッツェは自身でも驚いた。ある意味余裕がないのだろう*
半分冗談よ。お礼を言いたかったの。紅茶。ついでいただいたでしょう。ありがとう。
…ある国では、コーヒーを飲み終わった後の飲み残し方で占いができるそうよ…紅茶にそんな力が無くて、良かったと思わない?
*くるくると意味もなくティースプーンをカップの中で踊らせる。しばらく弄んだのち、カモミールティを飲み干した*
……良い夢を…
*せめて彼が良く眠れるように。そう願うことしか出来ないカッツェは挨拶を残し、客室へと戻る*
*また明日、と言える立場ではない。気軽な挨拶を交わすことことが難しい今、出来る限りの挨拶を送った*
ああ、貴方たちもほどほどにね。
遅くなると、私みたいに疑われちゃいますわ。
襲う機会を伺ってる──なんて。
*会場に残る面々に、踵を返し声をかける。今日、カッツェがアルフレドに言われた事を忠告として残した*
>>455 カッツェ
「は?」
思いがけない言葉が返ってきて、自分でも驚くくらい間の抜けた声をあげてしまった。
が、カッツェが笑みをこぼしたのを見て、揶揄われたのだとすぐに気づく。
なんなんだ、こいつ。
面白くなくてむっとする。
紅茶の礼をしたかったのだというが、素直にどういたしましてと言う気分にはなれなかった。
「……紅茶? なんのことだか忘れたな。」
知らんぷりをして再びカップに口をつける。
「アンタ、預言書で語られていた本物の霊能者……なんだな。……きっと占い師の二人以上に、黒狼に狙われやすくなるんだろう。」
「……」
射手 アルフィリオンは、しがない花屋 ケラ を能力(守る)の対象に選びました。
>>カッツェ
「生きろよ。」
カッツェがこの場をあとにするのを目では追わずに、ぽつりと呟いた言葉で見送る。
もちろん別に、決して、断じて、彼女の身を案じたわけではない。
ただ、反逆者を見つける能力を持つ魔法使いがいなくなるのは困るだけだ。
そう、言い訳を、独り言ちて。
[この国への忠誠を誓い眠りゆくエドワードに、せめて踊りを贈れればと考えていた。
けれどレリーとやり取りする彼の姿を見て、そんな必要は無いと気が付く。
邪魔をしないように、そっと寝室へと戻る。]
......弱いのね、あたし。
[知ってたけど、と自嘲して笑った。]
[あの状況、エドワードの言葉、彼は恐らく無実ではないのか。
そう感じていても動けなかった。コータロの時にはすぐ反対と言えたのに。
万が一、エドワードが黒狼だったら。寒気がする程強力なあの闇の魔法が自身やカエデに向けられたら。そう考えると背筋が凍った。
コータロの魔法や武力を侮っている訳ではなかったが、それほどまでにエドワードの力を怖いと感じていた。]
[部屋に戻り、扉をバタンと閉める。]
ごめんなさい......っエドワード、レリー、ごめんなさいっ......。
[こんな姿は誰にも見せられない。毅然として自分のやるべき事をやらねばならないのだ。少なくとも、そう見せなくては。
震える体を両手で押さえ、床に屈み込んだ。]
もう遅いのだし、いただいたお茶だけにしておきましょう。
/*
少女は、時おり息で冷ましながら、カッツェがついでくれたカモミールティーに口をつけます。
*/
……おいしい。それにいい香り。
カモミールは「あなたを癒す」お花。それから、「逆境に耐える」お花、なの。
/*
そうしていると、>>456 カッツェの声が少女の耳にも届きました。
*/
そうよね。眠らなくちゃ。
きっと目は覚めるわ。大丈夫。
>>454 ローラン
「そうなのか? それは意外な話だ」
彼の笑み。その笑い方が、私よりずっと老熟しているように見えた。
「っ、……そうか」
先程思い当たったことを、直接言われて息を飲んだ。やはり。
驚きはなかったが、刺すような痛みが走った。
「ファルス王子と兄上に、か。かつてはそのようなものも多かったと聞く」
王子と兄、どちらとも私は同じ血を持つ。
「だが、それはどちらも滅びた者だ。私は彼らとは違う」
*レリーが泣き止んだ頃に、エドワードは彼女から離れ、サテンに話しかける
すると、サテンは縄を取り出し、エドワードになにか話しかけながら拘束していく
レリーはただ、彼が拘束されていく様を大人しく見ていた
何も思わなかった訳ではないが、エドワードが望む静かな眠りを邪魔したくなかった
魔法の縄のせいだろうか、エドワードはその場に倒れるようにしゃがみ込み、眠り始めてしまったようだった*
もそりと体を起こす。
ペタペタと窓へ近寄ると、ポツリと言葉を落とした。
「…月が…綺麗だね…ビアンカ…」
その瞳は爛々と青く輝いていた。
音もなくネーロはそこへやってきた。
目の前には王様の死体が静かに横たわっている。
ーパチッ
弾けるような音と共に空間の箱が消える。
僕でも力を使って箱に手を入れたら二度と出られなくなる、これは本当だ。
だが箱を消すのは造作もない。
足音もなく王様へ近寄る。
そして普段の口調は消え、スラスラと言葉を紡ぐ。
「6年前…あの戦いの最中、セルナリアの下っ端の兵士が雄の三毛猫に変化するケットシーのビアンカを見て王様に献上するから来いって言われたんです。
でも僕達はそれが嘘なのを知っていました。
僕の仲間達はそいつらに騙されて、誘拐されて、売られたり、虐待されて死んでいったから。
ビアンカももう逃げ切れなかった。
あんな奴らに捕まるくらいならと言って、ビアンカは僕の前で自死しました。
僕はビアンカの亡骸を食べました。
僕達は2人で一つだから。
元に戻ったんです。
だから、今の僕はネーロでもあり、ビアンカでもあるんです。
でも、それから僕は普通のお肉が食べれなくなりました。
それなのに、死体を見るととてもお腹が空いてしまうんです。」
淡々と話していた口調が、徐々に熱を帯びていく。
「このお城に来たのは、貴方に会いたかったからです。
…6年前、僕達は貴方を見た時からずっと、お慕いしていました。
僕達を救ってくれて人…僕達の愛しい人…
貴方の目に映りたくて、知って欲しくて、貴方の存在を感じられる場所で眠れることが幸せだったのに…こんな姿になられて………っ…どうしましょう…僕、お腹が空いて…」
その頃にはネーロの頬は赤く染まり恍惚とした表情で身震いしていた。
「ほんのちょっとだけなので、分けてくださいね。
大丈夫、ちゃぁんと元に戻します。」
興奮を抑えつつ、そっと王様の手を取る。
そして
ーーボキッゴキッ…ブツッ…ブチブチブチ…
王様の腕をもぎ取った。
「はぁ…おうさまの、おにく…いただきます…」
今にも涎が垂れてしまいそうな口を開け、腕に齧り付く。
プツッ…ギチギチ…ブツンッ…クチャクチャ…ゴクッ…
ブツッ…クチャ…クチャ…ゴクッ
何分、何十分経っただろうか。
時間の感覚も忘れ無我夢中でそれを食べ続けた。
「爪…邪魔…」
やがて掌まで食して指へと辿り着くと、固い爪が煩わしかったのでベリッと剥いで指の先まで貪った。
「…っはぁ…はぁ……ごちそうさまでした…」
骨だけになった王の腕を名残惜しそうに元の場所へ戻すと、肩から指先にかけて空間の箱を作る。
目を閉じてゆっくりそれを開くと、そこには何事もなかったかのように王様の腕があった。
「おやすみなさい、王様」
来る前と同じ様に王様の死体を空間で囲み、時を止める魔法をかけると、その場にはもうネーロの姿はなかった。
>>462 ジルベール
「……そうだな。懐かしいと思うが、故人とアンタはまったく違う。性格も全然似ていないしな。」
ふと、気になったことを聞いてみる。
「なぁ、アンタはサリーナを求めたことは一度もないと言ってたな。家族は好きだったか?」
*サテンが自室に帰り、エドワードとレリーのみ取り残される
他の者も気遣いからか、遠くにいるか、その場から離れていく
レリーは座りながら眠りこけるエドワードを風魔法でふわり、と運び、エドワードに割り当てられた部屋へと運ぶ
部屋には鍵が掛かっていたが、この位ならどうという事はない
開け、と一言呟けば、かちゃりと鍵は開いた
エドワードをそっとベットに寝かせると、レリーもその隣に横たわる
端ない、とお母様に怒られるだろうか
そんな事を考えながら、エドワードの寝顔をそっと見て
おやすみなさい、良い夢を
と呟き、そのままレリーは眠りへと落ちた*
誤字った
まぁいいか
明日はエドワード、君だ( ◜ᴗ◝ )
まぁ他の人は前菜でメインディッシュに毎回王様食べに行く気なんだけどな
>>465 ローラン
「……そうだろう」
七つ上の兄は厳しい人だった。騎士団ではどうであったのかは、知らないが。
「家族が好きか、か……。
好きでは、なかったよ。幼き日こそそのような感情もあったのだろうが、どうにも家族愛とやらは、分からなくてね」
––––恨んでいた。憎んでいた。
家族のことを思えば今も冷たく黒い炎が私の奥に。未だ我が身も焦がさん勢いで燃える。
*今日は、本当に大変な一日だったな
そう思いながら眠りへとついていく
誰かの為に、怒った事などいつぶりだっただろうか?
……6年前の、あの日以来かしら
レリーは、うつらうつらとしながら考える
そう、█████が処刑された日、あの日以来だ
彼は、首に縄をかけられて、それで───────
そこまで夢に見ると、はっと目が覚め、がばっと起き上がる
どうやら、浅い眠りの時に、昔の夢を見たようだ
隣を見ると、エドワードが静かに寝ていた
……忘れたりはしないけど、今夢に出てくるのは困ったものね
ぽつり、とそう呟くと、彼女は再び横たわり、眠りについた*
「夜も更けてきたな……。さて……私もそろそろ自室に戻るかね」
私は手を挙げてローランに挨拶した。
「互いに無事であれば明日会おう」
「夜も更けてきたな……。さて……私もそろそろ自室に戻るかね」
私は手を挙げてローランに挨拶した。
「互いに無事であれば明日会おう」
《エドワード、夜遅くまでありがとう……
私は夜更かし出来るけど、0時すぎるときっついものありますよね……
本当に、弟子として認めて下さって嬉しかったです》
《レリーの復讐の目的が幼馴染を無惨に処刑されて、それ以来セルナリア王国が嫌いなので、エドワードの弟子になるか否かはとても葛藤していると思います
彼は国の為にみたいな事言ってた気がするし、実際にセルナリア王国側の人間っぽいし……》
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