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村の設定が「役職希望無視」のため、全ての役職希望が無視されます。
――朝から、城内が妙に静かです。
ボクの世話係のばあやも、今日は来ません。
かくいうボク自身も、身体を動かすことができません。
どうやら、城全体に強力な魔法がかけられたようです。
ボクは精神を飛ばし、様子を見に行くことにしました。
どうやらこの中には、村人が3名、人狼が1名、占い師が1名、霊能者が1名、狩人が2名、共有者が2名、狂信者が1名、蝙蝠人間が1名、呪狼が1名、智狼が1名、小悪魔が1名、闇狩人が1名、照坊主が1名いるようだ。
[自室で目を覚まし、静かにベッドから身を起こす]
――なるほど。この《夢》こそが私の《未来》というわけだ。
フン、これも報い、ということか?
なあ? ファルスよ。
[カーマインは身支度を整えると、広間の戸を開け、王座にどっかりと座った。足を組み、不敵な笑みを浮かべて魔法使いたちを待っている]
さて、本日の一番鶏は、どの魔法使いかな?
国王 カーマインが「時間を進める」を選択しました。
歌姫になりきるためにカラオケして帰ってきて寝てたらこれ?!え!?
アルフすきいむりいとかいっぱい呟こうとしたらこれ?!
**
**
組分け帽子「村人オオォォォおお!!」
やったああああああ!!
素村ひさしぶり……うれしい……ガンガン花咲かそ
/*共有やんwww通信のできない共有……。ネーロ君の動向を見てから出るか決めようかな。決定時間出すのは便利だけど、出来ればとりあえず潜伏したい*/
/*でもネーロくんマイペースだし、性格的にはサテンが出るのが自然かな……庶子なんだが*/
[ロートは、カーマインの部屋をまず訪れましたが、カーマインは既にいませんでした。慌てて広間に行くと、兄は既に玉座に座っています。兄は身体を動かせたことにホッとして、声をかけました。]
ロート「兄上!ご無事なようで、よかったです。何やら、城全体に強力な魔法がかけられているみたいです。ボクの身体も、まったく動かせなくて。精神体は分離できましたが、どうやら深く眠っているようです」
国王 カーマインが「時間を進める」を取り消しました。
/*
あれから王に挨拶を済ませ、軽く食事を楽しみその日は就寝した。明日は大事な本番、ゆっくり休んでいないと。
友人に息子を預けているけど不安でないていたりはしないだろうか…そんなことを思いながら。
翌朝、清々しい気温が心地よくスッキリ目覚める。ベッドから足を下ろし、グロテスクに皮膚が破れ爛れている左腕に長い手袋をはめた。身なりを整え部屋の外に出てみるとどうだろう。あまりに静かだ。不安を煽られゆっくりと廊下を歩んでいく。
*/
……何でこんなに静かなんだい?城中の時が止まっちまってるみたいだ…。
>>2 兄上
ロート「は、はい!申し訳ありませんでした!今すぐに参ります」
[兄には見えてはいませんが、ぺこりと頭を下げて、姫の部屋へ向かって飛びました。呼び鈴を何度も鳴らすが、姫は返事をしません。朝早くだけど、姫は早起きだし、これだけ鳴らせば、普通は起きるはず――無礼だと、平手打ちされても構わない!]
ロート「ソフィー姫!失礼します!」
[思い切って扉をすり抜けると、彼女はやはり、深く深く眠っているようです。それは、先程見た自分の身体と同じ反応のようでした。大きな声で何度も呼びかけても、姫は全く起きません]
**
**
国王しゅき〜〜〜〜!
ちかちゃん、にこにこしながらこれ書いてんのかな。コピーにしては時間あいてるし。
たのしい。
【セルナリア王国への恩】
もちろん、サリーナ王国を滅ぼしたことさ。僕らエルフは人間より長寿だが、肉体が弱く、近接格闘は向いていない。
それに対してか魔力が多いものが往々にいるのだが…
サリーナ王国ではそれが封じられてしまった。
しかし、戦闘には参加せよと宣う。
僕は弓術に才を見出してもらったからいいものの、前線にでも送られたらどうなっていたことか。
僕らは好きで森に住んでいるが、街に出るのも自由ではなかったんだよ。
【セルナリア王国への恨み】
僕"ら"を殺しまわったことさ。戦争中だった、とはいえね。
セルナリアの兵士たちは、僕らが肉体的に弱いと知ってか、エルフを見つけては嬲り殺しさ。
6年前の僕らは、あの戦争を境に僕になってしまったんだよ。
/*
あれから王に挨拶を済ませ、軽く食事を楽しみその日は就寝した。明日は大事な本番、ゆっくり休んでいないと。
友人に息子を預けているけど不安でないていたりはしないだろうか…そんなことを思いながら。
翌朝、清々しい気温が心地よくスッキリ目覚める。ベッドから足を下ろし、グロテスクに皮膚が破れ爛れている左腕に長い手袋をはめた。ねま着から黒いドレスに着替え、けしょうをし、身なりを整え終えると部屋の外に出てみる。するとどうだろう。あまりに静かだ。不安を煽られゆっくりと廊下を歩んでいく。
*/
……何でこんなに静かなんだい?城中の時が止まっちまってるみたいだ…。
……誰かいないのかい?
ねーーーーー
また共有ーーーーー
狩人か共有以外やりたいーーーーー
しかもこの共有相手とコンタクトできないやつじゃないっけ?
あとで役職確認してこよ
[姫も魔法をかけられているらしいことがわかると、ロートは、彼女を守れなかった無力さに方を落とします。しかし、ひとつ首を振ると、報告のため、兄の元に戻りました。]
>>兄上
ロート「兄上、ソフィー姫は……魔法に、かけられてしまっていました。ボクの身体と同様、深く眠っているようです。ボク……もう少し城の中を探ってみます。原因が、わかるかもしれないですから!兄上は、魔法使いのみなさんたちへの対応の方を、よろしくお願いします」
ふむ、まあ何にせよ、ある程度人が集まってきたら話すことにするか。
ロートも調査に時間がかかるやもしれん。
……《城が眠りにつきし夜、国に害をなす狼が目覚めるだろう》
そんな一節が、例の予言書にあった気がするな。後ほど、確認してみるか。
忌々しいことだ。予言など……最も憎むべきものだというに。
もう、日が昇ったか。
[零れ落ちる光で目が醒める。与えられた自室のベッド–––ではなく、大きな窓枠で瞼を開くが、城内で動く気配は数人しかいない。]
気配がない。ニンゲンが動き出す時間はまだか?
日はすっかり輝っているというのに、外にもニンゲンはいないな。
まぁいい、ここの王は几帳面だから、朝食には呼び出すであろう。
それまで"テスト"の準備でもしておくかな。
[手荷物の矢筒から矢を取り出し、矢尻をしっかと磨いていく。偏りや歪みが出ないよう、やさしくやさしく。]
…ふっ。同胞たちよ、起きているか?
目下、首尾よく進んでいるようだな。
我々の本懐を遂げるまではゆめゆめぬかるな。
【愚かな占いなど死の呪詛に変えて跳ね返してくれよう】
…せいぜい、「心優しい修道士」に徹してやることにしよう。
……ねぇ、母様。
「どうしたの、パトリシア」
母様の足、どうしちゃったの?
「……なんてことない、ちょっと痛めただけよ」
……本当?
「本当」
治るように、お祈りするね。
「そうしてちょうだい。ありがとうね」
/*
ミーチェは笑っていました。
ああ、ついに!ついにこの日、この瞬間が来たのです。ご主人様がいないというなら、ミーチェは自由なのです。
目に取り付けられた布を簡単に焼き払います。
*/
…ミーチェのめはよくみえるんです
【あいてのちからがどんなものかなんてかんたんにわかります】
あの、ですから、ミーチェのちから、おやくにたてるとおもいます。
……ねぇ、母様。
「どうしたの、パトリシア」
母様の体、どうしちゃったの?
「……わからない。わからないけど、これも自然の運命なんだろうね」
……そんなのやだ。母様が、母様じゃなくなってくみたいで、怖い。
「……母さんはいつでもパトリシアの母さんよ。大丈夫。信じていて」
[私はそう言って力無く微笑む母の姿を、直視出来なかった。首の下まで皮膚が爛れ、傷み、腐り落ちたその姿を。もう動くことも叶わぬその姿を。]
>>兄上
ロート「城中を飛び回ってみた結果、どうやら……。この魔法大会を兄上に提言した大臣、彼が、自らの命を糧にして大きな魔法を放ったようです。皆が寝ている中1人だけ、部屋で亡くなっていたのですが、近くに遺書がありました」
ロート「『黒狼の名のもとに全てを屠れ』と」
ねぇ、母様! 母様!
「……どう、したの。パトリシ、ア」
父様の遺した物の中に魔法の本があったの! 母様の体も魔法で治るかもしれないわ! 魔法ってすごいのね!
「……よく、聞き、なさい。パトリシア」
「魔法は、人理を外れた、行い、よ」
「全ての命、に、は、道がある」
「魔法で、それを捻じ、曲げる、のは、決して、決して犯してはならない、禁忌」
「酷い、酷い罰が待っている、わ」
ロート「大臣は昔からセルナリア出身だったはずですが、部屋のものを見たところ……どうやら、娘さんがサリーナの男の人と結婚して、あの戦争で亡くなったようです。それを恨みに思って、このようなことをしたのかと」
ロート「それと、どうやら魔法にかかっていないのはこの階だけのようですね。何故でしょう、魔法使いの皆さんがお強いからでしょうか……?しかし、【他の階に移動できないし、外にも出られない】ようです。呪いを解く方法を調べてみないといけませんね」
[酷い罰とは何だろう、とパトリシアは考えました。
今身体が腐り死にゆく他に道の無いことよりも、もっと辛いことがあるものなのだろうか。
わからない。わからない。けれど。
それが母の望みならば。]
[そして、あの戦争が起こりました。]
>>#4 ロート
[ロートの報告を聞き、忌々しそうに舌打ちする]
チッ……あのタヌキ親父め。
カタブツでつまらん男だったが、たまには面白い提案をすると思ったのに。
……まあ、やつなど、所詮小物。
命を張ったところで、チカラ無き者達を眠らせるのが関の山だったということだ。
――ロート、今日は、予定通りオーディションは行う。
そのように魔法使いたちには伝えよう。
なに、この程度のことで中止していては、犯人の思うつぼというやつだ。
お前は、後ほど魔法使いたちに、国に伝わる予言書の中身を説明するように。調べたところ、似たような予言があったわ。
その辺に持ってきておいたから、読んでおけよ。
[国境沿いにぽつんとある小さな家でしたから、それはもうあっという間に部屋はセルナリアの兵士に囲まれてしまいました。
彼らはベッドで腐臭を放ちながらもはや話すことも出来ない母を見て、母の前で震えながらナイフを構える私を見て、哀れむような顔をしました。]
「もう手遅れだ」
「そんなことを言うな。あの少女があまりにも不憫だ」
「せめて、見た目だけでも治してやろう」
……何を、何をするの!! 母様に近付かないで!
[ナイフを振り回す私をいとも簡単に拘束し、彼らは母に魔法を施しました。]
やっ……やめて!! やめてったら! 母様! 母様ぁ!!
[どれほど叫ぼうとも助けは来ず、母の体はじわじわといつか見た姿に戻っていきました。]
>>8 兄上
ロート「ええ!?続けるんです?いや、兄上のおっしゃることもわかりますが、まずは皆さんのお知恵を借りた方が良いような……」
ロート「……いえ、兄上には何かお考えがあるのですよね。失礼致しました。予言書の方、確かに目を通しておきます。また、大臣の部屋に何か他に手がかりがないかも探して参ります。兄上は引き続き魔法使いのみなさんへの対応をお願いします」
[初めて見る魔法の姿に、私は目を奪われました。
母の綺麗な腕など、顔など、いつぶりに見たでしょうか。
全てが、戻ってゆく。]
「こんなものだろうな。これ以上は……」
「ああ、この様子だと何年も寝たきりだったんだろう。まともに動けやしないさ」
「それでも、せめて見た目だけでも」
……かあ、さま? 母様、大丈夫なの!! ねぇ!
「……2人きりにしてやろう」
/*
御伽(狼)
稲荷(村)
共生(狼)
恋衣(村)
崩我(狼)
人形(霊)←ここで今までのジンクスを破ったかと思えた。
>恩讐(村)<
*/
[>>#6 ロートの返事に満足げに頷くと、参加者に聞こえるように声を張った]
>>参加者諸君
お早う、諸君!
本日、少々城の方で不手際があり、諸君ら以外の者が眠りの魔法に落ちてしまった。
さらに、この階から動くことができんらしい。悪いな。
それについては、現在弟が調査中のため、のちのち説明があるだろう。
しかし、【本日は予定通り、オーディションは行う】
順番などは気にせんゆえ、準備が出来た者から私の前で発表するように。
【余興部門の者】は、自由演技だ。好きにやってくれ。
【護衛部門の者】は、自由に演舞するか、相手が必要なら、そこに置いてある等身大の人形を相手にやってくれ。特注で作った魔法人形だから、燃やしても斬っても構わんぞ。
連絡事項はこんなところか。
ああ、そうそう。食事を持ってくる者がおらんのだ。
食糧自体は備蓄してあるから、この階の厨房を使って各自適当に食べてくれ。
/*案の定、喉の減り早い。最悪サテンがなんか理由つけてお茶入れるけど、足りるかな〜?おねだりしようかな……悪いダミーだ……*/
悪いな、ロート。
私には、時間が無いのだ。お前のために出来ることはしておきたいし……何より、こんな面々が集まっているのだ。
この顔ぶれの優れた魔法を見ずに死ぬなど、それこそ、死んでも死にきれんというやつだ。ハッ。
――せめて顔がわかればな。
[魔法を掛けられた母の姿を、それはそれは美しいと感じました。私は訳もわからぬまま母に縋り付き泣きました。
そして母は綺麗に閉じられた瞼を開き、私を見て、こう、言いました。]
「……ああ、パトリシア」
母様! 母様!
もう喋れるのね! 痛い所は無い? 大丈夫?
「……大丈夫、な、ものか」
……かあ、さま?
「生き地獄の中で、ただ、ただ、楽園に行けるのが救いだったのに。そう信じていたのに。どうして」
「どうして私に魔法を掛けたの」
「私は、愛する父や母の居る楽園には行けないわ」
「死んでもただ一人きりで彷徨うだけになる」
「ああ、恐ろしい……私は、私は……」
[そう言って、母は黙り切ってしまいました。そのうちに息が浅くなり、脈も弱くなり、戻ってきたセルナリアの兵士たちと共に、私は母を見送ることとなりました。]
サリーナ王国は質実剛健を美徳とする国だ。
古き生活を良しとし、魔法は強く禁じられた。
俺は城から少し離れた村の農家の息子として生まれた。
両親は毎日、祝日も休むことなく農作物を作り続け、出来上がった新鮮な野菜は城下町の市場に送られていった。
なかでも国民に人気があったのが父の育てる香辛料だ。
俺が辛いもの好きになったのも、それを使った料理が家で出ることが多かったからかもしれない。
父はよく俺にこの畑を継がせたいと言っていた。
あたし、は。
[あの時どうすれば良かったのでしょう。]
命に替えてでも……。
[母を守り、共に死ぬべきであった?]
きっと、そうなんだろう。
魔法は、命あるものの道を閉ざしてしまう。
/*
ミーチェは燃えカスを握りしめます。
するとどうでしょう。元の目隠しによく似た布が彼女の手に現れました。
*/
これ、ふういんされてないぬの、だから…
これでめをかくしておけば、ミーチェがみえることみんなはしらないままでしょ…?
[その後、母を共に看取ったセルナリアの兵士の内の1人に私は引き取られ、魔法の教育なども受けました。
私は生き物に掛ける魔法を頑なに拒否しましたが、魔法全てを否定しては殺されてしまう。その恐怖から最低限の、何の力も持たない幻術のみを使うようになりました。]
/*
ミーチェは目を覚ましました。
ふかふかのベッドはミーチェの心を惑わせますが、どうやら城の中が騒がしい気がします。
*/
…たくさん、まほうつかうとつかれちゃうけど、すこしなら
ごしゅじんさま、ゆるしてくださいますよね…?
/*
ミーチェはぎゅっと両手を握ります。
すると、赤い炎がミーチェの周りに浮かび上がります。
*/
ん…これぐらいで、わかる
いかなきゃ…っ
[普通であれば悪意も力も何も無い小鳥が脅威と見なされ消されることなどありえないのです。
そんなことをするのは、元より頭がおかしいか、それとも。]
[何か自分たちを探られることを不都合があるか。]
俺も家業を継ぐことはまんざらでもなかった。
質素な暮らしだったが、その生活は良いものだった。
そんな平凡な国民の一人だった俺が黒狼騎士団に志願することになったのは18になる年だ。
ある日、俺が住む村に黒狼騎士たちがやってきた。
噂にだけ聞いていた城の騎士たち。『黒狼』と謳われる所以となった漆黒の鎧は鈍く輝き、威光を放っていた。
これから遠征に向かうという彼らを村の宿屋がもてなし、父が彼らのもとへとれたての野菜を持っていった。
父の誇らしげな表情が忘れられない。
騎士が滞在した時間は短いものだったが、彼らがこの村を経由したというだけで、俺も興奮したのを覚えている。
列をなして遠征に向かう騎士の中にファルス王子もいた。
聞くところによれば俺と同い年の彼は、歳不相応な面持ちで、胸を張って堂々と歩いていた。
志願した理由はそれだ。
俺はファルス王子のようになりたかった。
この、イベントに、逆らう気のある人が居るのね。
[そして夜に聞いた少年の声でパトリシアは確信しました。]
そう。……そう。
私には何が正しいか分からないわ。魔法を使うこの国が正しいのか、滅びたサリーナが正しかったのか。
それでも、私は。
[いつかの母の教えに従うことにすると、決めました。]
小鳥が消されたのは、あの人と、あの人と、あの人の周辺。
……ええ、ええ。わかったわ。
協力しましょう。あなた達に。
私の幻術で皆を惑わせましょう。サリーナの、母の為に。
[アルフレドは、目を覚まし広間に向かった。]
なんだろう…。
人の気配がまるでない…。
[廊下にて、前を歩くケラを見つけ声をかける。]
ケラ、おはよう。よく眠れたかい?
[ポンと肩を叩く。]
両親は俺の話を笑い飛ばしたりせず、力いっぱい背中を押してくれた。
幸運にも俺はそのまま騎士団の一人になることを許され、憧れの王子に追いつこうと、必死に鍛錬を重ねた。
思えば、あの時あの村に騎士団が現れなければ、ソフィー姫と出逢うこともなかったかもしれない。
いや、なかっただろう。
「……寝てたのか」
瞼をあげると白い天井が見えた。
口の中には、エルフがよこした薬草茶の味がまだなんとなく残っている。よく眠れるという点では、確かにあいつの言う通りだったようだ。
「早く着替えて部屋をでないと。」
いつもよりも城が静かなことには気付かず、新しい服に着替えてまとい慣れたセルナリアの鎧を身につけた。
もちろん、俺が腰に納めた剣もセルナリア産だ。
身支度をすべて整え終えると、恐れ多くも俺一人のために宛がわれた部屋から出て行く。
「せーいこーうせーいこーう!」
「だいせーいこーう!」
『だねー!』
「僕の味方が大成功!」
「僕の仲間は大成功!」
『だねー!』
「でも、僕も動かないよ?」
「変だな、僕も動けないや」
『あれー?』
広間に出ると、既に国王は起きていらっしゃった。
陛下よりもあとに起きるなど不敬極まりない。
──明日からは気を付けなければ。
白狼も同じ気持ちだったようで、不意にふわりと尻尾だけが現れると、俺の尻を軽く打った。
「……った、俺だってこんなに熟睡すると思ってなかったんだよ。というか咎めるなら、お前が起こしてくれたっていいだろ」
そんな口喧嘩をしていると──口で喧嘩をしているのは俺だけだが──国王が大きな声を張り上げた。
『諸君ら以外の者が眠りの魔法に落ちてしまった』
『さらに、この階から動くことができんらしい』
諸君ら以外──?
それは、ソフィー姫も眠りに落ちたということか。
*お城が何やら騒がしいが、清々しい朝だ
そう、だって、やっと─────*
ふふふ、やっと、やっと仇が打てるのね
貴方達があたしのお仲間かしらあ?
あたしは【黒狼騎士団員】よ
その証拠ほら……この剣を持っているのお
*黒狼騎士団の紋章が入った剣を見せる
黒く鈍色に光るそれは、パッと見でもよく切れそうだとわかる代物だった*
《初めての狼だーーー!!!!!
やったーーー!!!!!
ただの黒狼騎士団員と名乗るのが嫌で、黒狼騎士団員とだけ言ったけど、他のお2人が分かりやすいからありがたい……🙏》
>>9 カーマイン
「陛下、おはようございます。」
つかつかと靴の音を鳴らして王に近づくと、彼の前で跪く。
すぐに『城の不手際』とはなにかと問い詰めたかったが、平静を装って言葉を続けた。
「……なんでも、私たち以外の者が眠りについたとか。ロート王子が調査をしているということは、王子は無事なのですね。それを聞いて少しほっと致しました。忠誠を誓う我らがセルナリア王国の王族が、眠りの魔法になど屈しないことは分かっておりましたが。」
真実、まずは彼が無事だということに心底ほっとしていた。
ロート王子になにかあったらたまらない。
彼はソフィーの夫となる御方で、俺が忠誠を尽くす主君の弟君なのだから。
「……それで、姫の方は。」
*何やら硬い感触で目が覚める
徐々に意識を取り戻しつつある体をむくり、と起こしよく見てみるとそこは
なんと、床だった*
……い、嫌だわ、わたくしったら……
あの後、床で寝てしまいましたのね……はあ
それにしても、やけにお城内が静かねえ……とりあえず、皆様に挨拶でも行こうかしらあ?
*床で寝てしまっていた自分に落ち込みつつも、身嗜みを整え、お城内を歩く事にした*
/*
まあ村なら死なないやろ。
と思いつつ元黒狼騎士だし仲いい人いないから速攻吊られそうな気がずっとしてる。
*/
[花びらがひものように漂う。行き先はカーマインだ。]
[漂う花びらがカーマインの体にやさしく巻きついた。]
おはようございます。王様。早速、わたしの魔法をお披露目いたします。
[アルフレドはお辞儀をした]
[カーマインの体に巻きついていた花びらは、カーマインの体を離れ、宙に舞い、縁を描きぐるぐると猛スピードで回る。そして、ひものような細さだったものが、丸太ほどの太さになっていた。]
[アルフレドは手をパンと叩いた。]
[すると、花びらの大群は形を変え、龍のようになった]
お見せしましょう。「花の雷神」
[花の龍は、カーマインに向けて大きく口を開け吼える。]
[龍は天井に登って行き、ぱっと消えた。]
[そして、会場中にたくさんの花びらが降り注ぐ]
>> *2
はっはっは…お利口だ。
その目に期待している。存分にその力を見せてもらおう。
《優しく頭を撫でて笑みを浮かべます。》
目の見えぬ振る舞いに疲れてきたならば、拙僧の側にいろ。
…なに、「孤児院を営む修道士」だ。子どもへどう接するか、人への見せ方は弁えている。
…同胞たちの前では拙僧などと言わずともよいな。
黒騎士としての私の名は、【ロキ】だ。
[花びらがひものように漂う。行き先はカーマインだ。]
[漂う花びらがカーマインの体にやさしく巻きついた。]
おはようございます。王様。早速、わたしの魔法をお披露目いたします。
[アルフレドはお辞儀をした]
*お城内を歩いていると、カーマイン王のお言葉が耳に届く
ドレスの裾を持ち、恭しくお辞儀をした*
>>9 カーマイン王
おはようございます、国王陛下
あら……ひとっこひとりいないと思っていたら、そのような事が起きていたのですねえ……
オーディションの件、承知致しました
後程またお伺いしますわね
[カーマインの体に巻きついていた花びらは、カーマインの体を離れ、宙に舞い、縁を描きぐるぐると猛スピードで回る。そして、ひものような細さだったものが、丸太ほどの太さになっていた。]
[アルフレドは手をパンと叩いた。]
[すると、花びらの大群は形を変え、龍のようになった]
お見せしましょう。「花の雷神」
[花の龍は、カーマインに向けて大きく口を開け吼える。]
[龍は天井に登って行き、パッと消えた。]
[そして、会場中にたくさんの花びらが降り注ぐ]
「花の雨」
[アルフレドは目を瞑ったまま、呟いた。]
[花びらの帯は、次はアルフレドに巻きついていた。]
「花の雲」
[花びらの帯は、アルフレドの下に雲のように集まると、なんとアルフレドを持ち上げた。]
[アルフレドは、花びらの雲に乗り、天井高く上がっていく]
[花びらの雲は形を変え、階段になった。]
[階段をゆっくり降りていく、アルフレド]
[カーマインの前に降り立つと、もう一度お辞儀をした]
以上が、わたし花の魔法です。
《王の言葉にしばし絶句する。何やらただならぬことが起きているようだが、催しを強行するらしい。》
…肝が座っているのか、それとも楽観が過ぎるのか…
《しかし昨晩、一国の王から言葉を賜っておきながら返答をしていなかったことに気がつく。
王の前に跪き、胸に手を当てて一例をする。》
…陛下、おはようございます。
拙僧はグスタフ。身寄りのない子どもを引き取り、ささやかながら孤児院を営んでおります。
拙僧の術は魔法が強力ゆえに他国に頼りがちな金属加工技術を補うものでもございます。
後ほどお見せいたしましょう。
……。
[オーディションの為身なりを整え会場へと向かうと、国王の口から信じ難い言葉が発された。]
や、やけに人が少ないとは思ったけど……。
ううん、オーディションが続行されるなら、今あたしのやるべきことは変わらないわ。やってやろうじゃないの!
[気合いを入れるように拳を握ると、袖の先についた鈴がしゃらんと鳴った。]
そうか。これで黒狼は3人、揃ったな。
ヘズ、そしてそこの騎士。
後は、内通している者がひとり。
まず今宵の標的はみな理解しているはず。【カーマインの首級を上げる】。
「娘を深く愛した父」が命を賭して用意してくれた舞台だ。
…ヴァルハラにて家族との再会の叶わんことを。
まずは、あの血塗られた王を餞としよう。
…黒狼の名のもとに。
*オーディションの準備でもするか、そう思って初めて自分の部屋へ行き、衣装を着替える
……そういえば、とふと独り言を零す*
……エドワードさん、お見かけしなかったけど、大丈夫かしら?
*が、その後にすぐ、でもあたしよりお強いですしー大丈夫か!と思い直し、オーディションの準備に集中する*
ロキにヘズと……ちゃんと覚えたわ
うん、黒騎士としての名を名乗っておくわねー
あたしは【エレ】
よろしく
ええ、我が同胞が命を賭して作った機会ですもの
あの愚かな王に、裁きの鉄槌を下さねば、ね?
───黒狼の名の元に
王に話しかけた時、丁度一人目がオーディションの魔法を披露していた。
──あの花の魔法使いだ。
花弁は龍の形を成したかと思えば、術師を容易く持ち上げる。
余興部門などと高を括っていたが、確かに挙式に華を添えるという点では役立つ魔法なのかもしれない。
《エレはハワイの言葉で黒なので、これにしました
狼初めてだから緊張する……
にしても、琳花とダンテの子供が人狼って、確実にシメオンくんの呪いじゃないですか……
これ、お兄様もワンチャン人狼では?ヒエッ……》
小鳥のさえずりが布団にもぐる彼女の耳に届く。
小さなあくびと大きな伸びをして、けだるい体に無理やり鞭を打ち起床する。眠い目でドレッサーの上のメガネを確認して手を伸ばす。
その時、彼女は気づく。
城内に広がる静寂、それに見え隠れする殺気に。
たまらず彼女はソロを呼び出し抱きかかえ誰かと落ち合おうと廊下に出る。
どうかこれが気のせいであってください…
そう願う彼女の背中は小刻みに震えていた
学生時代に「語感がかっこいいから」という理由だけでニーベルングの指環とノルド神話を読み漁った黒歴史が炎上しちゃう。
過去のノート見られてるみたいで恥ずかしい…(//////)
*オーディションに備え、いつも着ている赤色の上着を羽織り、引き続き城内を歩いていると、昨日話しかけた司書がいた
確か、昨日はあの後急な眠気が襲い、大した挨拶もせずに去ってしまった
昨日の非礼を詫びねば、そう思い、彼女に近づく*
>>28 カエデ
おはよう、カエデ
昨日はごめんなさいね
改めて名乗らせて頂くわ
わたくしの名は、レリー・エリュテイア
子爵の娘よ
よろしくね
*にこっと笑い、右手を差し出す*
/*
こくこくとミーチェ…いえ、ヘズは頷きます。
これは偶然なんかではなく、たった一度きりのチャンスなのです。ロキさんとエレさんがいればなんだってできるような気がしていました。
*/
ミーチェ…ううん、ヘズたちで、ラグナロクをむかえるのですね?
だいすきなひとたちに、ちゃんとただいまっていうために…ごうまんなおうをうちとりましょう
こくろうの、なのもとに…っ!
/*
ミーチェはぼんやりと輪郭だけが浮かび上がる世界の中をふらふら進んでいきます。
モノの形が見えていても、それが何なのか分からないのでゆっくりゆっくり進みます。
*/
ここ…かな?こえも、かおりも、たくさんありますし…
ミーチェ、ひとりでできるかな…。でも…っ、おうさまにほめてもらうってきめてますから、やらなきゃ!
抱きかかえたとき手元の狼はささやきます
「おはようカエデ、昨夜はよく眠れたかい?さて、今日からは君の役目を果たすんだ」
「すごい気が進まないのだけど…」
ソフィーのことを本当に愛しているならこの結婚式は守り切れ、とソロは言う
「なぜ、私がそんなことを」
不安そうに不機嫌そうにカエデは着替えている服を投げ捨てる。
「ここに来たのもソフィーの幸せのためだろう?ソフィーの幸せは君と一緒になることかい?」
そうに決まっている。と彼女は言えなくて口をつぐんでしまう。
わかっている。内心では痛いほどに。
ソフィーへのこの愛情は悲しいほどに一方通行だということに。
あの日の約束など彼女が覚えてるはずがないということに。
約束を糧に、盾にしてここまで来たが彼女は愛するソフィーの幸せの形が上手く想像できないでいた。
着替えも終わり廊下に出ようとするときに彼女は一つ疑問を「賢狼ソロ」に訊ねた。
「守るのは仕方ないとしても、本当に誰かを守る必要があるの?確かに嫌な予感はしたけれど」
狼の中で一番賢いと言い切る彼はいつものようにつまらなそにあくびをする。
「まあ見てればわかるよ」
/*
どうも様子がおかしいと思ったら、どうやら大臣さんとやらの魔法らしい。
この魔法は…生物を死に至らしめる種の魔法ではないな。
全く、今日はオーディションだというのに、面倒なことになった。
オーディションは実施されるようだ。
こんな状況ではあるが、気を引き締めて臨むことにしよう。
*/
ん、んー?
頭は起きてるみたいだけど、まだ夢の中?
昨日持ってたクスリ、今日新しく仕入れるからまとめて全部飲んじゃえー!って飲んだのがいけなかったかな?
ふわふわチカチカして楽しかったなぁ。
>>32 カーマイン
「そんな……。」
見るからに顔が蒼白になった。
ある者とは一体誰なのだ。
命をかけてまで城中の──ソフィー姫までもを眠りの魔法にかける目的とは一体。
彼女のことで頭がいっぱいになって、王の貌に不愉快そうな色が滲んだことには気が付かなかった。
俺ははっとして、唇を結ぶ。
そして、さらに深々とこうべを垂れた。
「誰の仕業かは知りませんが、あちらが命をかけてこの国に脅威をもたらそうと言うならば、私は命をかけてその悪意からこの国を守り抜きましょう。あの時私を拾ってくださった貴方に、今こそ恩返しをして見せます。」
心から、そう言った。
「……まずはオーディションをやり遂げなければなりませんね。陛下よ、私の剣舞を見てくださいますか」
/*更新時間付近のわちゃわちゃした後普通に寝すぎたので、サテンは遅刻気味にこなくては*/
/*実は爽やかボーイ候補でアルフレド使う可能性もあったけど、私はあんな素敵な香りマジックはできなかったからほんと良かったと思う……*/
>>22 アルフレド
[心地よい香りを放ち、次々に姿を変えるアルフレドの花びらを見て、「ほう」と感嘆する]
なるほど。ご婦人向けの軟派な魔法かと思いきや、なかなか豪胆な姿にも化けるのだな。
これは、目と鼻……いや、吠え声まで出せるとは、耳までも楽しませられるということだ。
[会場中に降り注ぐ花に手を伸ばして弄んでいると、花びらの帯は再び集まって、アルフレドを天井高くまで運んでゆく]
ほう……ひと一人分を浮かせることも出来るとは、な。
何より、なかなか、魅せ方というものも心得ているではないか。
調香師アルフレド、そなたの魔法、確かに堪能したぞ。
ふわあ。昨日は、フリージアの言葉に動揺してから、どうやって部屋に戻ったんですかねえ。
いつの間にか、ベッドにいたんですから、不思議なものですね〜。
しかもさすがお城のベッド!教会の質素なものとは比べ物にならないくらいふっかふかで、ぐっすり寝てしまいました。
ええっ!!なんだかすごく大変なことに!?
しかもしかも、オーディションは続行するんですかあ。
へえ〜…あ、誰かもう演技してる。
わー、あのひと、余興部門なんですかね?
すごいな〜!わたしも頑張りましょう!
あ、外には出られないんでしたっけ……何か植物……観葉植物とかでいいかな……探してこなくては〜
/*敢えて王様間に入れてみたんだけど、並ぶと結構文体似てる気がするなあ。ていうかまとめ……まとめな……まあ明日は昼過ぎまで様子見よ*/
>>37 カーマイン王
恐れながら、カーマイン王よ。
私めの演武の準備が整いましたゆえ、これより私めの魔法をご覧いただきたく。
5体の人形を次々倒してご覧に入れましょう。
/*サリーナ王族としての参加に条件つけちゃったけど、そんなに気にせんでもよかった気がしてきたな。特にソフィーより年下ってとことか?うーん、まあいいかあ*/
国王の言葉に胸がじんと熱くなるのを感じた。
ここにいる正式な騎士は俺のみ。
ここで力を発揮できないとなれば騎士の名折れだ。
二度目はない。
期待に応えなければ。
「……では。」
腰に納めた剣の柄に触れて後ろに向き直った。
用意された人形は三体。
俺の声を皮切りにかたりかたりとそれぞれ起き上がる。
その一体は剣を。
一体は杖を。
一体は弓を手にしていた。
「───…白狼。」
「医者だ!とりあえず診せてくれないか!」
客の多くが昏倒するように倒れた今、俺ができる事はそれを起こせるか試す事ぐらいだった。
昨日、最後に盲目の少女を見てから、倒れるように眠ってしまったのも、もしやすると自分も標的になっていたのかもしれないと思うと恐ろしい。
兎角、俺にしかできんことを今はやるべきだろう。
/*僕の前に並べた人形は5体。
扇状に僕の数m前に配置する。
両の手を人形に向けスッと上げる。
五大魔素の全要素を、体内に錬成する―――――*/
「まずは、足止めだね。」
/*瞬間、5体の人形の両足が、巨大な氷塊に閉じ込められる。
詠唱なく、瞬時的に生成された氷は、音もなく彼らの行動を奪うだろう。
続けて、水・火・風を複合させ、体内に電圧を生成する。
僕の身体は電気的に活性化され、常人を逸した速度での移動が可能となる*/
/* 人間の目は約2ms以内の点滅は認識できない。
僕は2ms以内に皆の視界から外れることができる。
僕の移動は人間の目には映らない。
中心の人形の背後に付く。
両の手に土と風と火を同時に練り上げると、その手には
鈍色に光る長柄の剣が握られていた。*/
「そういえば、誰かに、得物は本って言ったっけ…
何だか、嘘ついたみたいに見えるな。」
/*僕は心の中で呟くと、剣に風を纏わせ、人形の背面に切り上げの一閃を浴びせる。
切れ味の増した剣はいとも容易く人形を割く。
それを見届けるか否か、すぐに瞬身にて残り4体から距離を取る。*/
「―――――遠くからも攻撃できるところ、見せないとね」
/*僕は長柄の剣を脇に放ると、さっき体内に溜めた電圧をさらに上げる。
小鳥の囀るような小さな火花音が身体から聞こえる。
右側の二体に手を向けると
目を開けていられないほどの閃光と、ほぼ同時に
特大の包み紙を破くような轟音が響き渡る。
二体の人形は真っ黒に炭化し、原形を留めていない。*/
「仕上げに、こっちの二体だね
これは…見せるかどうか、迷ったんだけどね…」
/*僕は体内の五大魔素を一度消滅させる。
これからの魔法は、五大魔素の上の次元…
五大魔素の生まれるそのはるか前の魔法。
僕の中に漆黒の渦が巻く。
周囲にいる人間にも、きっと感じられるだろう。
暗く、ひどく禍々しいその魔力。
僕自身ですら飲み込むかの如く巻き上がる漆黒の渦は
ついに僕の体内から漏れ出し、目に見える突風となる
僕は全霊をかけその突風を人形たちに向け放つ。*/
/*二体の人形は漆黒の渦に巻き込まれる。
その身は切り刻まれ、いや、切り刻まれるなどというものではない
漆黒の渦に触れた部分から”消滅していく”
やがて二体の人形は漆黒の渦に覆われ完全に見えなくなる。
そうしてその渦が消えるころ、
その場に残るのは、わずかな人形の欠片のみであった。*/
―――――陛下。
私めの演武は以上にございます。
仮に王が危機に瀕することがあれば、私めはこれらの魔法を
近距離・遠距離ともに瞬身と共に操り、決して陛下や
皆様には指一本触れさせることは御座いません。
囁くようにその名を呟くと、砂塵のように氷の粒が幾重もの襞となって舞い上がる。
−−ざわざわと。
−−ぐるぐると。
廻転するように飛び散るそれは、軈て一ヶ所で渦巻いて冷たい風を巻き起こした。
そして、地の底から呻くような遠吠えとともに、その場に巨大な白い狼が姿を現す。
体胴長二メートル、肩までの体高はおよそ一メートル。
上顎から覗く歯が光の反射でちかりと輝き、なによりも恐るべきはその体が持つ絶対零度。
生身の人間が襲われればひとたまりもないだろう。
軟派なものなんて。
[あながち嘘でもないから、少しばつが悪そうに照れて笑う。]
わたしの魔法を堪能いただき、ありがとうございました。
[アルフレドは再びお辞儀をした]
>>43-47 エドワード
いや、驚いた。流石、魔法研究所のトップレベルの魔法使いよな。
相手に対して技を仕掛けるだけでなく、自らの身体能力までも上げるとは。
途中、私の目では全く視認できなかったぞ。
[カーマインは手元のメモに熱心に書きつけている。五大魔素の組み合わせ方に興味があるらしい]
ふむふむ、しかも、剣も錬成できる、と。
そなた、同時に複数の魔法を並行して使用できるなど、なかなか器用ではないか。
フフ、それに……えげつないまでの、徹底した攻撃、頼もしいことだ。
順位はまだわからんが……終わってから我が騎士団に勧誘したいくらいの腕前だな。
めくるめく魔法の連続であったな。魔法研究員エドワード、下がって良いぞ。
/*しまっ……アクションにも安価つければよかた。次はローランの演技を最初から最後までガン見してるよって意味でアクション書きました*/
剣を抜き地を蹴るのと同時に、白狼が刃に飛び込んだ。
ズシンと重くなった剣を片手で引きずり、勢いよく上に放りあげると、そのまま俺は一体の間合いへと疾走した。
そして。
−−跳躍。
のこのこと射程に入り込んだ俺を狙いすますように、本を持つ人形は光球を放った。
このまま直撃すればみぞおちに魔法の塊が直撃するだろう。
「っは!」
口角を吊りあげ。
宙にあがった剣の柄を握って、着地と共に振り下ろし。
その一閃から白狼が飛び出す。
「░▓▒▓█░▓▒▓▒▓──!」
>>13 アルフ
ひゃっ!?…あ、アルフ……。そうなんだ。ほとんどの人たちが眠っちまってるみたいで…。
ああ、余興を披露するんだねえ。頑張っといで。
/*不安が募る中急に背後から話しかけられ驚いて肩を跳ねさせる。振り返ってみるとアルフの姿がありほっと胸をなでおろしズレ落ちていたショールを肩にかけ直しながら、手を振って見送る。
*/
わぁ……すてきだねえ。
/*
花弁の舞を眺める。様々な形をなし、周りには香りが立ち、見るもの全てを魅了するであろう素晴らしいパフォーマンスだった。自分がこれから披露することも忘れ、時間を忘れそれを眺める。
*/
>>50 カーマイン王
……陛下。有難きお言葉。
ぜひ私めに、陛下の護衛という栄誉をお与えください。
/*
そう言って一礼し、その場を去る。
魔法は、会心の出来だった。
魔法の複合はコントロールが十分に効く3つまでに抑えたし、陰陽の魔法もしっかり決まった。
……それでも。
やはり僕の心にはどこか晴れない部分があった。
僕は、これでいいのか。
全てを飲み込み。
僕は他の参加者の演舞や演武を観察することにした。
*/
国王 カーマインは遅延メモを貼りました。
国王 カーマインは遅延メモを貼りました。
雄叫びと共に鋭い爪で光球を切り裂く。
俺は着地するなり駆け出して、白狼の背をクッションに再び飛び上がり、真っ直ぐに敵の顔を突いた。
途端、がらがらと人形は崩れ出す。
「──っ!」
しかし、息をつく暇もなく次の攻撃がきた。
乾いた響きで空気を裂く弦打ちの音に咄嗟に身を翻す。
それに合わせて白狼が駆けて、放たれた矢から護るようにぐるんと勢いよく旋回し、全てを跳ね返した。
ぱき、と氷漬けになった矢が割れる。
俺は間髪入れずに斬りかかってきた剣を自らの獲物で受け止めた。
国王 カーマインは遅延メモを貼りました。
[広場では、ローランが人形三体に向かって力を披露していた。白狼が刃に飛び込んでいくのを驚きの眼差しで見つめた。]
凄い…。
[彼を見ていると、妹を思い出す。妹もこのように、サリーナの国王を守っていただろうか。]
/*
ミーチェが広間に行くと、既に魔法が飛び交っていました。
魔法を使った後の、元素の乱れを肌に感じます。誰かが、そのような魔法を使ったのでしょう。
それから、昨日ミーチェに寄り添っていた犬から発せられていた魔力に近い魔力も感じました。
*/
>>おうさま
あの…おうさま、ミーチェもおうさまにみてもらいたいんですが、いいですか?
眠っている。という表現が適切に思えた。
身は一切傷は入っておらず、気は凪いでいる。寒暖もなく濃淡もない、一つの波も立たぬ凪だ。
それも通常の眠っている人間とは大いに異なるが、それは大きな問題ではない。
/*アクション気軽に使っちゃいそうだから、先に遅延メモを貼ってきた。これでカーマインからの進行的な遺言はOKなはず*/
・縄とソフィー姫の魔法能力
・犯人を捕えるという目的付け
・カーマインの命と引き換えの護りの魔法
あと周知しないといけないのは、
・各役職と能力の説明(今日:ロート予言書)
・この空間から脱出する方法(今日?ロートの調査)
・犯人グループの話(今日:ロートの調査)
・どうやって決めるか(明日:まとめ役の選出)
そして、18時頃に順位決め(カーマイン)
・サブ、戦争の理由→ロートがちらちら毎日ソフィー姫の手記を読んでく形式にする
>>33 カエデ
あら、ご存知なのね
何だかちょっと照れるわね……
わたくしも、貴方の事、お母様から聞いた事があるわ
よく本を読みに行く図書館に、親切で優しい司書さんがいるって……お名前だけしか伺ってなかったのだけど、昨日名前を聞いて思ったの
貴方の事だったのね
いつもお母様がお世話になってます
*照れくさそうに笑いながら、握手し返してくれたカエデの事を嬉しく思った*
/*あ、あと、明日→下駄が使われたら、うえさまの下駄についてコメントする*/
/*やることリストおわり、あとは魔法を楽しむ*/
おおよそ俺の使う魔法と同じ系統、人の気、気分に影響するものだろうが規模、影響の大きさが違う。
寝てくれない子供を寝かしつける魔法などとは、それこそ比べるのがおこがましいというものだろう。
打ち合わせた剣を鍔もとで受けたまま、互いにそれを押し合って次の一手の機会を探る。
−−ここからは読み合いだ。
その間も絶え間なく矢が放たれているようだ。
が、難なくそれを相棒が払う。
しかし、ぶうん、と。
白狼が御し切れなかった一閃が俺の足元に迫った。
避ける。意識が足もとに移り一歩下がった時、剣を持つ人形が逃さんとばかりに隙をついた。
「っ──クソが!」
暗転。内側から足払いされて、地面に背中から倒れる。
咄嗟に体を寝返らせて一直線に振り下ろされた切っ先を寸でのところで避けると、悪態と一緒に相手の足めがけて自分の剣をぶん投げてやる。
「…んー…うるさい…」
ドゴンッとかゴーッという音が部屋まで響いてきて渋々むくりと起き上がる。
「…?…あれ、外…出られない…?」
空間魔法を使用しようとしても城壁の外に魔法が届かなくなっていることに気付いた。
?が頭を飛び交うが考えてもわからないので諦める。
もそもそと着替えて広間へ向かうと既にパフォーマンスをしている人がいた。
「…みんな、早起き…えらい…」
>>65 カエデ
ええ、勿論よ
カエデ、貴方は……
*ここで遠見の魔法、[千里眼]を使用し、エントリーシートを見る*
護衛部門なのね
わたくしと同じだわ!
やだ、謙遜なさらないで?
ふふ、わたくしと貴方、きっといいライバルになれると思うの
だって貴方……
*ちら、とカエデの手に抱えられたソロを見る*
……ううん、何でもないわ
悪いのだけど、わたくし、ちょっとお話したいお方がいるの
ごめんあそばせ
*軽くお辞儀をした後に、カエデの元からぱたぱたと去る*
「白狼!!」
声に応じて白狼が跳ぶ。
そしてそのままさらさらと粉のような灰色の雪となり、俺の腕に横なぐりに吹き付けてきた。
やがて白狼は凍てつく剣となる。
俺は柄を力強く握って、腰を低くして飛び出した。
白狼に触れて傷つかないのは、飼い主である俺だけだ。
先の人形が投げ出された剣に気を取られた隙をつく。
やられたらやりかえせ。
絶対零度の剣を振り下ろすと、切り裂いた空気が凍って氷の飛沫をあげた。
人形は剣を握り締めたまま、その体ごと氷漬けにされてしまった。
/*
ミーチェは自分を導くように漂わせていた炎を消しました。
一度に二つのことをするのは魔法も同じです。ミーチェは再び真っ暗になった世界で集中します。
『生』のあるものを狙うのは簡単ですが、何の手がかりも無い中で人形を狙うのはミーチェにはとても難しいことでした。
*/
あの…おうさま。ミーチェのちから、だけさきにみてくださいませんか?
ミーチェ、あまり、ほかのひとみたいにたくさんのまほうくみあわせるのはとくいじゃないので…
ミーチェのじつりょくもみたい、なら…ほかのひととてあわせさせてくださいませんか?
/*
ミーチェは何とか人形までたどり着きました。
触って、中に組まれた魔力の流れからそれがミーチェの求めていたものだと理解します。
ミーチェは人形に触れるとにこりと微笑みます。すると、一瞬のうちに赤く、青く、白い炎に包まれそこには黒い灰が残っていました。
*/
そんな哀れな仲間を悼む気はないのか、最後の一体は淡々と矢をこちらに向けて放ってくる。
俺は傍らに転がった剣を素早く拾うと、氷漬けの敵を盾がわりに回り込んだ。
その氷の一部から溶け出るように白狼が舞い戻る。
そいつに一瞥をくれてから、示し合わせたように走り出した。
−−俺は右手から。
−−白狼は左手から。
−−踊る。
−−踊る。
刃が陽炎のように煌めいて、
牙が稲妻のように閃いた。
>>54 エドワード
*実技を終えた後のエドワードの元に駆け寄る
そして、新しい玩具を与えられた子供のように、無邪気に喜びながら話し出す*
エドワードさん!
お疲れ様です
あた……失礼、わたくし、遠くから見ておりましたわ
複合魔法、本当に素晴らしかったです!
2つならまだしも、3つ合わせるとなると、3つの魔素の精密なコントロールが必要なのに、それを苦ともせずに、あんなにも華麗に行われるなんて……!
それに、陰陽の魔法……あれは五大魔素を極めし者のみ扱える、使用できる方がかなり限定される、伝説級の魔法ですが、エドワードさんはお使いになれるのですね
わたくし、感服致しましたわ……!
>>カーマイン
「パフォーマンス…んー…
本当は、僕の秘密基地…持ってこようと思った、けど…
お城の壁の外に魔法…届かなくなっちゃった、から…
…王様、隣のお庭に、このお城…動かしていい…?…ですか…?
…ちゃんと、元に戻すよ…ます…」
窓から見える広大な庭を指差してこてっと首を傾げながらカーマインに聞く。
嫌な夢を見た。
過去の夢だ。夢幻に溺れるなど軟弱者の証。振り払って会場へと向かう。
「……な、城のものたちが眠りに?」
そして、事の次第を聞く。
昨夜聞いた不気味な声、それが原因なのかもしれないと、呑気に眠った自分を呪う。
「しかし、オーディションは続行、と。……いやはや陛下は器が大きくていらっしゃる」
きっと何かお考えがあっての事なのだろう。そうてあるならば、私は私の力を示すのみだ。
「まさかとは思ったが本当にオーディションをしているのか……」
思わず口の端から漏れた言葉は誰かに聞かれなかっただろうか。心配だ。
それとも王の器というものはそういうものなのだろうか?
このような時こそ取り乱さず悠然と構えるべきだと。
[ゆっくりと近づいてきた、背後の気配が話しかけてくる。その声に矢尻を磨く手を止めると、カーマイン王が高らかに宣う。]
>>7 グスタフ
勤勉?ただ目が醒めるだけさ。
僕の名はアルフィリオン。
グスタフ君は何方の部門を希望かな?
なりを見るに護衛ではないと見ていたけどね。
ああ、確かに気配は少ないね。ニンゲンはまだ起きていないだけだと思っていたが…
カーマイン王はもっと早く護衛を雇うべきだったようだね。
まぁいい。
王はこの催しを続けると言っているんだ、何か算段はあるんであろう。
僕は調査がてら、技を披露させていただくよ。
>>73 カーマイン
「いかがでしたでしょうか。」
いつのまにやら涼しげな顔に戻って、剣をおさめた俺は王の元へと赴く。
「それから、私でよければミーチェにお付き合いいたします。女子供だからといって私が手加減をしないことは陛下が何より理解しているでしょうし、人形を動かすことくらいならば。」
王の願いを聞き入れないわけにはいかない。
すぐにミーチェとの手合わせに申し出るが、正直に言うと少々喉の渇きが酷い。
見れば昨日の2人が戦う所のようだった。
……護衛部門だったのか、あの盲目の少女は。少し信じられない。見た目で戦力を判断するのはサリーナ王国時代に何度もやってきた失敗だったというのに、それを忘れていた。
しかし、例のごしゅじんさま、とやらと合流できたのだろうか?気掛かりだ。どうにも自分と同じ異国の雰囲気がするせいか気にかけてしまう。後で聞いてみよう。
>>41 >>48 >>52 >>55 ローラン
[白狼と呼ばれる、ローランの操る猛獣は、大きく獰猛で――美しかった。その獣は、ローランのもつ剣の刃に飛び込み、一体化する。跳躍したローランが、剣を振り下ろすと、その切っ先から例の白狼が飛び出し、敵が放つ魔法を打ち消す。ローランは己の獣と一体化して、鮮やかに敵を打ち倒す]
ふむ、見事。それにうつくしい。
あれが世に聞く、白狼のミュラーダンスというものか。
なんのかんのと、しかとこの目で見るのは初めてよな。
人形の不意な攻めにもよく対応している。
>>62 >>67 >>69
[二方向からの同時の攻めにも白狼と共に上手くさばいていたが、一瞬の隙を見て、剣士の人形に強く踏み込まれる。カーマインも、彼の危機に思わずピクリと動いたが、ローランは咄嗟に剣を投げつけ……彼の獣がそのまま剣に変じた。その見事さに、思わず口笛を漏らす]
[最後の連携技を見届けてから、カーマインはまた、ゆっくりと手を叩いた]
ふっふふふ……これはこれは、さすがの剣さばきよ
一瞬ヒヤリとしたが、おまえほどの騎士には、危機などは無いようなものだったな。
正直、期待以上の演舞を見せてもらった。宮廷騎士ローラン、ご苦労であった
/*みんなにちゃんと応えたい。しかし長さ調節は難しい。できるだけカーマインが見た描写を入れてこうと思うんだけど、エドワードに関しては、カーマインは見ながら頭の中で魔法術式(予想)を組み上げてた魔法オタクぶりを発揮してたから、描写より先に考察が来た感じになってしまったのだ……*/
俺はいうてどこまで行っても流れもんでございますからね。
往く先の物事は楽しまねば損。何か拾えて徳、喪えばまた別のところに往くまでで。
……いえ、伯爵にとってはこの地はそのような存在ではなかったですか。失敬。
>>71 レリー
ああ、ありがとう。
見てくれていたんだね。
複合魔法の緻密さと速さは、僕の得意分野だ。正確さにはかけるが、僕は4つまで一度に魔法を発動させられる。
しかし、君は風魔法を極めているのだろう。
それだけを見れば、君はきっと僕以上の魔法を使うのだろう。君の演武も楽しみにしているよ。
……あの陰陽の魔法こそ僕が研究所にてようやく具現化した魔法。
伝説と言われてはいたが、こうして扱うことがてきるようになった。
相手を葬ることにかけては、これ以上のものはない。
/*
……そう。相手を、葬ることにかけては。
僕は小さく呟く。
*/
そろそろ、君も準備にかかるのだろう。
僕はここで見ているよ。
健闘を祈る。
んん……わあ!こんな時間だ……!
どうしよ、急がなきゃ。
/*
少女の耳に、広間からの音が断続的に聞こえる。
*/
えっ、こわい。なんなの……!
演舞の披露がもう始まってるのかしら。
それにしても、廊下にも誰もいないよう。
そんなにお寝坊しちゃったのかな。
王さまに怒られちゃうよお!
/*
そうして少女が広間にかけこむと、護衛部門の演舞を行う者たちがおりました。しばし見惚れます。
*/
>>83 カーマイン
「……は、有り難きお言葉。」
王の言葉を受けて高揚する。
無理もないだろう、期待以上の演舞だと言ってもらえたのだから。これならオーディションの結果は心配いらないかもしれないと思いかけて、油断は禁物だと律した。
鎧に刻まれた紋章に軽く触れて一礼する。
「かしこまりました。このセルナリアの紋章にかけて全力で手合わせしてきます。」
>>88 ミーチェ
そして、盲目の女と向き合った。
俺が軽く相棒の名を呟くと、先ほど破壊した剣士の人形に雪混じりの風が吹き荒れてぱきぱきと音を立てる。
壊れた場所は凍てつく氷で補強して、剣には霜がおりている。
人形は歪な動きで立ち上がり、戦闘態勢に入った。
「結局主人には会えたのか? 女だからって容赦はしないぜ。」
よいしょ、よいしょ……ふう。
大きな観葉植物の鉢植えは重いったら……。
これを機に、転移系の魔法でも勉強しましょうかねえ。
(ようやく王さまの近くに観葉植物の鉢植えを二つ準備できましたね〜。それにしても、護衛部門の人たち強すぎでしょう!!もう順位つけずにみんな1位で良くないですか?なんて思っちゃうんですが……それでは意味が無いですもんねえ)
さて。落ち着いた頃にわたしも披露しに行きますかね
>>86 エドワード
わあ……!
わたくし、まだ3つ目を練習中ですの……4つ目……未だ至らぬ未開の領域ですが、きっと、エドワードさんでしたら華麗に使いこなされるのでしょうね
!
はい!わたくし、ご期待に添えるように頑張ります!
……?
って、嫌だわ、わたくしもそろそろ準備しないとですわね
ありがとうございます
そろそろ失礼しますわね
*憧れの人に楽しみにしていると言われ、思わず顔がにやけてしまいそうになるのを堪え、にこっと笑う
陰陽魔法の話に触れた際、彼が何が言った気がするが、何を言ったかまでは分からなかった
エドワードにお礼を言った後、ぱたぱたと走り去る*
/*
言ったかもしれないけど、今回は女の子とフラグ乱立しないためにNPCに先に恋愛してみました。恋愛をしないために恋愛をするっていう秘儀。
*/
あら、お城の人はみんな眠らされてるの?
だからお寝坊しちゃったのかしら……たぶんちがうけど。
/*
少女はちょっぴり肩をすくめて、漏れ聞こえる会話から状況を確認します。
*/
国王さまとオーディションの参加者だけは起きられたのかあ。
あ、王太弟さまがソフィー姫の様子を見たってことは、王太弟さまも起きていらっしゃるんだよね。
ふむふむ。
そんな状況でオーディション続けてるんだ……
すぐに切れる魔法なのかな。フリージアにはわからないけど。
……サテンさまが鉢植え運んでる。
重そうだけどなにしてるんだろ。
>>カーマイン
王さま。お手すきの際に、わたしの魔法もご覧になってください。
あ、あと広間の観葉植物をお借りしました。庭に行けると1番よかったのですが、魔法の力で出られないみたいですから〜
>>カーマイン王
*広場にいるカーマイン王に近づき、無礼のないようにお辞儀をする*
国王陛下、お忙しい所、失礼します
わたくしの魔法を見て頂けませんか?
>>99 サテンさま
サテンさま!
おはよう!じゃなくて、こんにちは……えへ。
鉢植えを使うのね!
私も楽しみにしてるわ。
サテンさまは運動不足なの?
じゃあ今度からフリージアが教会に遊びに行くね!
追いかけっこしましょう。わたし足は速いんだから!
>>95 ミーチェ
「セルナリア王国の宮廷騎士──ローラン・アルグミュラー。アンタに礼を言われる覚えはないがね。」
そういえば名乗っていなかったか。
手合わせをするのならば名前は教えた方が良いだろう。
一人でも頑張れるという子女の姿に、右の頬をあげる。
しかし笑みはすぐに消えてなくなり、ばっと片腕をあげて人形の中に入り込んだ白狼に命令した。
「食らいつくせ!」
ギギギ、と剣を引き摺って歩く人形。
次第にその足が速くなり、ショートソードを持つミーチェにまずは一振り、剣を振り下ろした。
/*
少女の肩がびくりと跳ねました。
*/
>>102 アルフレド
!!
あ……アルフレドさん。
えっと、あ、おはよう、ございます……。
アルフレドさんは、もう余興の披露はお済みに……?
/*
短い言葉のあいだにも、少女の視線は相手を捉えては逸れを繰り返します。その手も、身振り手振りにせわしなく動いていました。
*/
>>91 カーマイン
笑いながら許可をもらえたことに少し嬉しくなり耳がピコピコと動く。
「えっと…これは詠唱とか、かっこいい動きないけど…
んー…えいっ…」
城を一回り大きな空間で囲むイメージを作り、パチンと手を叩く。
叩く必要はなかったがなんとなくそれっぽい動きをしたかった。
「終わり…この通り…おっきい荷物も、何でも運べる…ます…」
庭が見えていた窓からは城があった場所…今は土しかなくなった敷地が見えていた。
「僕の空間魔法は、大きく分けて2種類の…使い方があって…
一つは今みたいに…空間の箱を作って、切り取るか…交換…
もう一つは…これ…」
ほう、もう披露しているものもいるな。
はじめに行った花びら君は、余興かね。
エドワード君、ローラン君は名乗った通り護衛、あの少女も護衛なのか?
剣を構えているが…
[エドワードの攻撃で残った人形のカケラを拾い、表裏をひっくり返して眺める。
それは燃えたように曲線を描いているにも関わらず、煤けた跡のない、奇妙なカケラだった。]
それにしても、エドワード君の最後の術は、感心できない。
護衛に利用するには危険すぎる。
彼の術の精度にもよるが…
瞬身に集中してもらうか、不審な輩が現れたら前線で戦ってもらうか、というところか。
ローラン君は、逆に、姫や弟君の近辺での配置が有効か。
飛んできた攻撃を凍らせ、対象から守れる。
少々情緒不安定なのは心配だが、仕事中は気を引き締めるであろう。
!?
おっと。あのネコ君は面白い術を使うな。
後々くわしく聞いて見るか。
>>107 アルフレド
!
そう……なんですね。見たかったから残念だわ。
いやあの、フリージアがお寝坊したのがいけないんだけれど……。
/*
動じているのを悟られ、といっても誰の目にも明らかでしたが、少女はさらに動揺します。
*/
なんでもない、わ……!フリージアもそろそろ準備しなくちゃ!
アルフレドさん、あの、えっと、またね!
/*
少女は道具の入った肩かけ鞄を揺らし、離れた壁際へと走り去りました。
*/
>>104
[ローランの放った魔法で動き出した人形がミーチェに向けて剣を振り落とす。
アルフレドは、スッと息を飲んだ。]
>>109
[しかしミーチェは何事もなかったかのように、ひらりとかわした。
アルフレドは感嘆とともに、ホッと一息つく。]
ーどうやら、心配しなくて大丈夫そうだな。
>>112 フリージア
フリージアにも是非見てもらいたかったよ。残念。
[しょんとアルフレドの周りの花びらも落ち込んだように見えた。]
え、あ、またね!
[突然別れを告げられて面食らうが、フリージアを見送った。]
[フリージアはどんな余興を演じるのだろう。楽しみだ。]
ああ、気づいたら魔法を発表するタイミングを見失ってしました…
[少し気を落とし気分転換に外の空気を吸おうと窓をあ開ける。そしてカエデは外に広がる景色に絶句する]
なにこれ、浮いてるの…?
今までの魔法との規模が……
ええっと、術者は…
[あたりを見回し下半身だけの"なにか"と上半身だけの"なにか"を見つけた]
もう嫌だ、思考が追い付かない…
[やれやれというため息とともに窓を閉めた]
/*しゃがみこんで鞄の中をごそごそとしながら、少女はぼやきます。*/
な、なんなのかしら……出会い頭にウインクするなんて。もう!
きっと誰にでもああいう態度の人なんだわ。そうよ、誰にでもよ。
わたしったらばかみたいだわ!
……はあ。
こんなときママと、やさしかった頃のパパならなんて言ってくれるかしら。
「余興…準備だけのつもりだったから…あんまり考えてないや…
余興って…どういうのがいいんだろう、ビアンカ…」
広間の端っこにちょこんと座るとミーチェが披露しているのが見えた。
竜族であれば身体能力は恐らく参加者の中でも一二を争うだろう。
視界というハンデがあっても人外の感覚は人間のそれより鋭いのは自分でも理解しているのでそれほど心配もなく余興のことを考えながら眺めていた。
>>109 ミーチェ
──りゅうぞく。
なるほど、竜族か。
「竜族を従者に…一体主人は何者なんだ?」
俺は思わずぽつりと呟く。
まるで白狼の動きなどお見通しだとでもいうように、ミー
チェと名乗る女はするりと剣を受け流した。手加減をするつもりは一切なかったが、それはそうとして俺はこの女を少し見くびっていたようだ。
だが、こちらも今のはほんの御挨拶だ。
軽々とあしらわれた人形はそのままぐるんと回転して、ミーチェに再び向き直った。
そして間髪入れずに横から女の頭めがけて剣を払ったあと、つづけて回し蹴りを入れようと体を捻じって脚を飛ばす。
実際空間魔法って戦闘用だと思うんだよね
まぁネーロ気まぐれでめんどくさがりだし痛いのも嫌いな上に力はそんなにないから戦いたくなくて余興部門なんだけど
どうであろうな。
生家は私を残し潰え、祖国もなし。サリーナに未練などないが、セルナリアもまた祖国ではない。
祖国を滅ぼせし国に降っているのだから、そういう意味では私も流れ者かもしれんな。
君の生き方を真似ることはできそうにもないがね。
さて…小悪魔も蝙蝠もいるし、始末させたい。真確しても自分を占わせたらいい。襲うなら共有からか…?
悪目立ちせず、関わりすぎず…まずは初日占いを回避せねば。
[ミーチェとローランの戦闘中、タイミングを見計らっている者が何人かいることに気がつく]
>>魔法使い諸君
ああ、諸君。誰かの演舞中でも、適当なタイミングでやってもらえればいいぞ。私の許可も不要だ。
こう見えて魔法の気配を読むのは得意な方だから、な。同時にいくつかやってもらっても、見られるはずだ。
披露タイミングは諸君らに任せる。
…おふたりは、どんなまほうがとくいなんですか?
ミーチェはものをへんかさせるまほうと、ほのおのまほうがとくいです。
それから、ミーチェはりゅうぞくなので、ちからもにんげんにくらべればあるとおもいます。
>>120 ミーチェ
剣で脚を跳ね返されると、反対回りに廻転して咄嗟に地面に片手をつき、後ろにひょいと退いた。
白狼は間合いを取るついでにもう一度剣を一振りして、距離を取ろうとするミーチェの足元から鋭利な氷の柱を三連続で出現させた。
当たればただでは済まないだろう。
「俺の話に律儀に答えて随分余裕そうだな、竜族の女。」
「…僕もかっこいい詠唱、してみたい…
………開け、ごま…」
目の前に手をかざして空間の穴を開ける。
するとそこに一匹の蝶がヒラヒラと入っていこうとするのを捕まえた。
「…一つしか開けてないから…だめだよ…
出れなく、なっちゃう…
…帰りな…」
穴を閉じて言葉と共に蝶を逃す。
一度閉じられた空間は戻らない。
何度もこの魔法を失敗して気付いたことだった。
だからこそこの魔法のコントロールは完璧になるまで100年かかった。
飛び立つ蝶をぼんやりと見送りながらそんな昔を思い出していると、一つ余興になりそうなものを閃いた。
「あのこ達に…手伝ってもらおう…」
ロート「あ、選考中失礼します!もう少し予言書の勉強をさせていただきたいので、皆さんにご説明できるのは夜の21:00くらいになるかなあと思います。それまでに選考をしていただけたら!……あとで、優勝した人はボクにも見せてくださいねっ!それでは、またのちほど!」
[ロートは慌てていたため、うっかり予言書のことも参加者の前で口走ってしまいます。
カーマイン王は、少し困ったように眉根を寄せて、
「まあ、いずれ知るところになる訳だから」
と、諦めたように呟きました]
>>119 カーマイン
おやあ、もう披露しちゃっていいんですかね?
(それにしても、先程の猫耳くんの魔法は、とても便利そうでした!こんなに汗だくにならなくても物が運べるなんて、あとで、仕組みを教えてもらわなくては……)
それでは、お言葉に甘えて、わたしの魔法の披露を始めますね〜
あ、この両脇に置いてある観葉植物は、壁の方に置いてあったのを持ってきましたー。植物なら、基本、何でも操れますよ。
『さあ、ベンガレンシスたち、聞こえますか〜。ちょっとばかり、きみたちのお力を借りますね〜。さあ、まずはぐんぐん伸びて、お互いに枝を繋いでみましょう』
(特別な魔力を使って植物に話しかけます。すると、彼らはわたしの意図を汲んでくれて、お互いに枝を伸ばし、絡ませあいました。)
ご覧ください!これは連理の枝といって、仲睦まじい夫婦を表すシンボルですよ〜
このような植物を、結婚式の会場中に用意して、王子夫婦の行く末をお祝いいたしましょう!
さらにさらに……あ、一度枝を離しましょう。
(わたしが、軽く枝に触ると、2つの植物はまた枝を離します。わたしは持ってきた大ぶりの筆と、大きめのキャンバスを取り出します。)
こちら、絵筆になりますね〜。
今度は、この子たちに、絵を描いてもらいましょう!!
『さあ、協力してこちらのキャンバスに絵を描いてください。そうだなあ、猫の絵なんてどうだろう?……え、嫌だ?爪をとがれる?参ったなあ……じゃあ、自画像で行こう』
(絵はわたしの趣味なのですが……彼ら植物は、わたしが頭の中で思い描いている絵画を写し取る形でキャンバスに筆を入れていきます。
しばらくすると、そこそこ写実的なベンガレンシスの絵ができました。)
どうでしょうか!メインはむしろ後半にお見せした魔法でして……伸び縮み可能ということは、かなり自由に動かすことが出来るということでもあります!!
ムチのようにすぱーんとしならせて、何かを打つこともできますよ!
人にやると、絶対痛いですけどね〜
アハハ、とはいえ、他の方がとても魅力的な余興ですからねえ。
もし、まだ可能でしたら、わたしも、準備段階でのお手伝いも追加で希望させてください。
>>123 カーマイン王
いいえ、わたくしこそ、陛下の手を煩わせてしまい、申し訳ありません
では、早速披露させて頂きますわね
*レリーは王座の側を離れ、階段を降りて広間の下の方へ行く
そこに置いてある数ある人形の中から、風の魔法を使用し、ふわふわさせながら白い球体人形を持ってきた
これが一番丈夫でバラし甲斐がありそうだからだ
そして、ぶつぶつと何かを詠唱しだす
すると、彼女の足元に蒼白い円と記号、文字が重なり合った陣が出る
陣は周りの空気を巻き込むかのような動きを見せた後、ぶわっと薄緑色の霧が発生する*
わたくしの魔法は風を操るものですが、普通に行ってしまうと可視不可能ですの
ですから、霧を出す事によって空気の流れが分かりやすくなりますわ
*辺りが霧に包まれたところで、まずは[命中精度]からと30mほど離れた人形に向かって手をかざす
すると、ヒュンッという音がした後、人形がぐらっと揺れる
そして、人形の右胸あたりに矢でも刺さったこのような細い傷がつく*
続いて、斬れ味を
*レリーがくるっと手のひらを返すと、楕円形の風の刃が人形に向かっていくつも飛んできたかと思うと、人形の胴体、腕、足、首をスパッと切り分けた
人形はばらばらになった後、床に倒れる
その断面は、業物の刃で切られたかのように滑らかで、人間より固い球体関節人形をいとも簡単にばらばらにした*
風にはこのような使い方もありますのよ
*レリーが右手をぐっと握ると人形が風の渦に取り込まれ、まるで圧が掛かったかのように、みし、ぱきぱきと音を立てる
数秒も経たずに人形は砂のように細かくさらさらと崩れてしまう*
ふふ、風の圧で粉々にだって出来ますの
さて、後は大人数の相手だって可能性ですのよ
*レリーが指をぱちん、と鳴らすと先程の球体関節人形が20体ほど出てくる
お兄様から頂いた魔法道具で、事前に仕込んでいた空間転移魔法だ
人形はレリーの周りのぐるりと囲むように動き、彼女にじわじわ近づく
それを見て、レリーは不敵な笑み浮かべる
すると、彼女を中心に竜巻が起こり、周囲にいた人形を巻き込み、更に大きくなっていく
巻き込まれた人形は、ばきばきめきめきと音をたてながら引きちぎれる
全ての人形がばらばらになったあたりで竜巻はやみ、がちゃん!と大きな音を立て、人形が床に叩きつけられる
竜巻の中心にいたレリーはたおやかに微笑み、カーマイン王に対し、スカートの端を持ち、優雅にお辞儀をした*
わたくしの魔法実演は以上ですわ
いかがでしたか?
/*今頃(なぜ余興に応募してしまったのか……素直に準備にしておけばよかった……)とおそらく、今頃後悔しているサテン*/
>>119 国王
それなら、私も…
彼女はソロとともに五体の人形の前に歩み出る。
準備はいい?とソロを見る
短く吠えた狼を一瞥しカエデは赤い本を取り出す。
「森に迷える頭巾の少女を見守る聡明な狼よ、その知識と怪力をもって新しい物語を紡げ…」
そう唱えると足元の狼を紅い光が包む。
やがて、小さな狼のいた場所にはゆうに2mは超えるであろう巨大なダイアウルフが現れていた。
ガルル、と低く唸る狼に見えるように彼女は人形を指をさす。
その瞬間、狼は疾風のごとく駆け出す、斧のような大きな前足で人形を踏み潰す。そして小枝を折るかのように命のないそれの首を手折る。
そして隣の人形を剣のような爪で切り刻んだ。
わずか、数秒の出来事であった。
「まったく、人形相手なんて高くつくぜ、晩御飯、今日もいいもの頼むぜ」
狼はそう「言い」、グルルと「笑った」
俺は、自身には未練はないんですがね。
俺の治した患者の恨みがあるんでさ。
……6年前、多くの兵が処刑されたでしょう。忠義を尽くすと嘘をついた将は嘘を暴かれ処刑されていった、あれ。
俺は、セリーナ王国に居た頃から呪医だった。だからそん時に多くの兵士や騎士が来たんだ。国への忠義は捨てられない、敵国への恨みは捨てられない。でも死にたくない、と。
だから、片っ端から治したんです。
忠義を塗りつぶし、恨みを切除し、辛い記憶は思い出すたびに幸せな気持ちになるようにした。
今やヤツらの恨みを、正確に覚えているのは俺だけで。
すいやせん。長くなりましたわ。
兎角、俺は患者の恨みを果たしたい。
人は恨まねど、戦争が憎い。戦争を起こした王族が憎い。
だから、俺はセリーナにもセルナリアにも肩入れしない。
そんなとこでさ。
>>127 サテン
[アルフレドは観葉植物を運ぶのを手伝おうと思ったが、サテンはすでに運び終えていた。代わりに彼の披露を観ることにする。]
[同じ植物を扱うアルフレドには興味深い。アルフレドは、あくまでも花が扱えるため、花のない植物は扱えない。]
[最初は二つの植物が枝を伸ばし、絡ませ合う。]
これは、花を使えばわたしにも出来そうだ。仲睦まじい夫婦を表すシンボルなんだな。初めて知った。
[と、頷き、感心しながら眺める。]
[次は、なんと木にキャンパスと筆を持たせた。]
植物に絵を描かせるとは、思いつかなかった。
[出来上がった絵は実に素晴らしいものだった。アルフレドはサテンに大きな拍手を送る。]
/*>>レリー お心遣い痛み入る……陛下、気配は読めても、攻撃を避けるのはまた別の身体能力的な話になっからね。死は避けられないのだ*/
「わかったわよ、いったん戻ってて。」
狼は友達にそういわれるとフンと不機嫌そうに本の中に消えていった。
「次はこっち」
少女は青い本を開く。
「慈愛の心に導かれ、海底の城で鯛や鮃は舞い踊る、宴を邪魔する不埒な輩を蒼流へ、新しい物語を紡げ」
蒼い光が本を包み、ふわりと浮く。
彼女がまた人形を指さすと本の中から水の槍が生まれる。
三本となったその槍は空中を駆けて人形の頭と胸に深く突き刺さった。
「ふう、疲れたなあ、でもあと少し」
そう言って閉じた本には亀に乗った少年が描かれていた。
>>125 サテン
ほーう。その植物は「ベンガレンシス」と言うのか。いつも見かけるが、名前は知らなかった。
名前を呼ぶことによって操れるようになる……といったところか?古来から名前を唱えることはその者の本質を捉えることと言われているものな?
ふむふむ、貴殿は縁起物にも詳しいようだし……なかなか結婚式という意味をよく意識してくれているではないか?
絵画は、これは、貴殿の腕前なのか、植物自身の腕前なのか、どちらになる?
おっと、質問ばかりになってしまった。
今回は結婚式ゆえ、現在の使い方でよいが、将来的にもなにか、使い方次第で面白くなりそうな魔法と思うぞ。
神官サテンよ、貴殿の魔法の技、確かに見届けた。
>>122 カーマイン
「王様、王様…次は余興…です…みんな、おいで…」
どこかへ呼びかけるとポンッポポンッと次々と半透明の猫達が現れた。
猫の妖精であるケットシーが使役する猫達だ。
「روح النور ، يباركهم.」
一つ呪文を唱えると、瞬く間に猫達に光が集まる。
「…遊んでおいで…」
主人の言葉を皮切りに猫達が空を走り出す。
光の蝶を追いかけたり、他の子と戯れたり追いかけっこをしたり、たまにサボってお昼寝をする猫達からキラキラと光の粒が降り注ぐ。
「僕の家系は…光の精霊の、祝福を受けています…
本当は癒しの力で…これは…ちょっと変則的な、使い方だけど…光の精霊も、乗り気みたい…
…僕の、発表は…これで終わりです…」
ぺこりとお辞儀をして広間の端っこへ戻っていく。
/*
壁を一周し終えた少女は、姿勢を戻して大きく伸びをしました。肩や腰の骨が小さくパキッと鳴ります。
*/
んう〜……いてて。
ふう、これでいいかな。
みんなほんっとうに素敵だわ!
あとは、これと、これと……。
よし!
この辺りなら、演舞の邪魔にもならないかしらね。
では。
>>国王さま。
フリージア・フェシュネール、参ります。
/*ベンガレンシス調べて映えそうだなって思ったはイイんだけど、、、筆をとるには葉っぱ邪魔じゃね???まあ、あの、枝をひとつ伸ばして、グルンってまきつく感じで持ってるってことにしよう*/
/*
少女は広間の中ほど、玉座の真向かいに立ちました。
両腕を身体の横に少し開き、手のひらは上を向いています。
息をすっ、と吸いこみ、目線を上げ。
ふわっ、ふわっとその場に優しく風を起こすように腕を動かしました。
するとどうでしょう。
先ほど壁際に一周して蒔いた種たちが、少女の動きにあわせて ぐん、ぐん と成長していきます。
窓や装飾を避けながら、壁にそってみるみるとツタは伸び天井で絡み合いました。
そのころには、少女の腕はまるで空へ昇るかのように上へ開かれています。
そして。
*/
「روح النور ، يباركهم.」
アラビア語で
光の精霊よ、彼らに祝福を
的な感じ
Google翻訳先生愛してる
/*
そして。
少女は最後に、肘から先に力を込めて振り、ぱっと止めました。さながら曲を終える指揮者のようです。
その瞬間、広間には満天の花がありました。
少女が作り上げたのは、白、紫、ピンクが入り交じった藤棚です。
ツタの間から所狭しと花が垂れ、藤の甘い香りが降りそそぎます。
花が咲くさまを見上げながら少女は荒く息をして、幼い胸が上下しました。
その表情には恍惚があります。
紅潮した頬に、花びらがひとつ落ちました。
*/
/*
震える胸元を押さえ、少女はひとつ深呼吸をして国王のもとへ歩みよります。
*/
>> カーマイン
国王さま。これを。
/*
少女はそう言い、大小さまざまな蕾をつけた花束を国王へ向けます。
そして目の前で、いかにもという動作をつけ、ぽんっという音とともに花束を咲かせて見せました。
*/
む〜……はっ!!
ふう。
えへへ。これをもって、フリージアのお披露目は終わりです。
ありがとうございました!
**
**
実況はアルフレドさんがお送りしてくれてるんですね。ありがとうございますうれしい。
自己陶酔文章書くのたーのしー!!
>>128 レリー
ふむ、なるほど。確かに風は何かを揺らさねば目には見えない。演舞のため、可視化しやすくするのは、良い心がけだな。
なかなか、弓の達人のような命中精度であるようだし……
>>129 >>130
[その後、無残に切断されたあと、粉々にされた人形を見て、カーマインは堪えきれずに笑い声を漏らした]
ふっ、ふふ、おやおや。貴族の令嬢がどのような攻撃を、などと見くびってはならぬな。
気を悪くしないでもらいたいが……ここまで容赦ない魔法を扱うと思っていなかったのでな?
感心しているのだよ。
大きな竜巻で複数人数にも対応できるとは、頼もしい。攻撃規模としてはかなり広いほうだろうな。
よし、エリュテイア家のレリー。結果を待っておれ
「最後…」
そうつぶやいた彼女の体はもうくたくただった。
しかし、無理をして彼女はアピールを続ける。
そして取り出した本は黄色の本だった。
鉞を担いだ少年と熊が描かれた本を開いた彼女は、「彼女自身」は黄色い光を身にまとう。
フラフラなりながらもカエデは人形に近づく。
そして軽々と人形を片手で持ち上げると地面に叩きつける。床がへこむのと同時に鈍い音とともに人形が拉げる。
それをつまらなそうに捨て次の人形を睨む。
軽く握りしめた拳でパンチをすると人形はすごい勢いで吹き飛んだ。ああ、周りの被害も考えずにまたこの本開いちゃった、と後悔する。
壁にめり込むそれを見届けるとカエデは全身の力が抜けたかのようにその場に倒れこんだ。
「ご…めん…なさい……」
>>145 カエデ
わわっ、カエデさん!大丈夫!?
喉かわいた?お腹すいた?
喋れる……?
/*
少女はカエデに駆け寄るも、おろおろとしています。
*/
*カッツェは王様が玉座に座り、オーディションが始まってから、会場の隅にずっと居た*
*静かに、他の人に自分を意識させないよう振る舞い、その目を薄く開けて、どんな魔法を使うのか見ながら考えてごとをしていた*
(魔法でみんな眠っちまった、お師匠様もきっと今“見ちゃいない”。多分こーゆー事態になってるのに私の身体を乗っ取りに来ないから、多分そーゆー事だ)
(うーんどうしよう…お師匠様が“見ていない”なら、私ここにいる意味がまったくないんだよな…だって…)
*彼女は今、ソロンディールの一種の試験を受けているようなものだった。王に認められる魔法を使うことが、第一試験への突破とみなす。その様子を自分も見ている。*
(くそーこのままお暇したいけれど、魔法が張り巡らせられてて動けないんだろ?)
(ああ、くそ、めんどくさい)
*試験は一番最後に受けよう。それまで考え事をしていようと結論を出し、こうして過ごしていたのだった*
魔法使いの弟子 カッツェは、ここまで読んだ。 ( B38 )
/*
少女は、横たわったカエデをアルフレドがソファーへと運ぶのを眺めた。
*/
さすが、大人の男のひとね。よかった。
よかった……うん。
>>148 サテン
サテンさまー!ありがとうー!!
/*
ぱたぱたとサテンに駆け寄ります。
*/
サテンさまもとってもすごかったわ!
まるで植物が意思を持ってるみたい。
みたいっていうか、持たせてるのかしら?
……ニロ、ダレン。あたしに力をわけとくれ。
/*
首にかけていた金色のロケット。それを開けると旦那と息子の写真が入っている。暫し見つめてそれをぎゅっと抱きしめると、自室で正装に着替える。
髪飾り、ベール、腰にも胸元にも宝石を散りばめた装飾品を身にまとい、アルフから貰った花束を持って会場に赴く。かつてサリーナで歌を歌っていた時の衣装だ。ほかの衣装は売ってしまったが、これだけは残していた。もう着ることはないと思っていたが…。
この年になっても緊張はするようで、会場の扉の前でひとつ深呼吸をしてから扉を開け、様々なパフォーマンスを横目に部屋の一角に立つ。自分の魔法は目立つ必要は無い。"耳に届けば良いのだから。"
*/
遅くなりました。
わたくしの魔法を…この歌を、セルナリア王国に捧げます。
/*
すう、息を吸う。人前で歌うのはそれこそ8年ぶりだ。
周りの喧騒に負けないように、真っすぐでそれでいて柔らかく、人の心にすうっと入っていくように自然な調べを奏でる。
歌っているとわかる。エネルギーが身体に満ちていく。歌こそが自分の生きる道なのだと痛感してしまう。
*/
>>150 アルフレド
そういうものなの?
魔法の使いすぎで疲れちゃう人もいるのね。
……!!
/*
アルフレドに頭を撫でられたあと、背を向けた少女は右手と右足から歩いてその場を離れました。
*/
では…そろそろ拙僧も時間をいただくとしよう。
床は…石造り。ちょうど、ツタが天井にあるな。あとは花瓶の花に、水か。
…十分だ。
《ひとり、小さな声で呟くと
グスタフは両手を広げ詠唱を始めた。柔らかい光が手のひらを包む。》
万物に宿るアニマよ。拙僧の声を聞き届けたまえ…
"しなやかに、伸びよ。絡み付け"
《天井のツタが生き物のようにうねり、動き出したかと思うと人形を足元から縛り上げるように素早く絡みつく。》
《手のひらを床に突き、グスタフは詠唱を続ける》
"その身を固め、貫け"
《磨き上げられた石造りの床から何本もの剣が飛び出すように長い棘が人形に集まり、空中に磔にするように突き刺さる。》
あの人形は人工によるもの。
癒しの力を見せるには…不向きか。
《ちらと人形を見てそう言うと、グスタフは床に置いた手のひらの下から棘を出現させ、遠慮なく貫いて見せた。》
……っ!
"やすらぎよ。いのちの力よ。ここに集え"
《最後に優しくそう呟くと、緑に輝く水が手のひらの傷に集まる。
流れる血を流し、傷を癒していく。先ほどまで風穴が開いていたとはわからぬほどに元どおりになった。》
…陛下、これが拙僧の術です。
自然物さえあれば、アニマの持つ力を引き出すことができます。
手元に用意のないところで奇襲に遭ったとしても、小枝一本で戦うことも叶うでしょう。
しかし拙僧はこの術を戦ではなく市井に広めたい。この術が斧を持たず家族に薪を用意できない父親の力となり、子を医者に診せてやれない母親の涙を拭うものとなることを拙僧は願っております。
《術を見せ、口上を述べ終わる。
大きく形を変えたツタも石の床も、何事もなかったかのように元どおりになっていた。
>>144 カーマイン王
国王陛下からお褒めの言葉を賜り、恐悦至極でございます
わたくしは攻撃魔法に特化した魔法使いですの
ふふ、その類のお言葉はよく言われておりますので、慣れております
かしこまりました
国王陛下の御眼鏡に適う事を心待ちにしておりますわ
*カエデが倒れた所は目に入ったが、どうやら他の者達が何とかしてくれたらしい
レリーはひとまず、水魔法の応用で作った霧を風魔法で払い、風で散らばった人形を全て運び、広間を片付けた
そして、カエデに対して、自分が出来る事はないと判断し、ならせめてとこっそり風魔法でカエデ周りの空気を適温にし、彼女の回復を心から祈った*
はてさて、どうしたものかな、と沈思黙考しているうちに随分と時間が経っていたらしい。広間は花に埋もれ、その中で件の二人が戦っている。そこから少し離れ戦闘用の魔術を見せる者、余興を見せる者、
「凄いことになってきたぞ……」
パトリシアの言う事に従っておいた方が良かったかもしれない。
*カッツェは厨房へと移動した。そこには食事の準備をしていたらしいコックが2人。1人は帽子が長い。きっと料理長だろう*
良かった、2人とも下っ端じゃないなら上手く行くか?
でも眠ったニンゲンに施したこと無いから…ううん、一か八かの勝負、いっちょやるか
*カッツェは頬を緩め、呪文を唱える。*
*まばゆい光が調理室を覆い、しばらくするといい匂いが漂い始めた*
>>135 カーマイン
いやあ、わたしの場合はそこまで大層なものではなく……名前を呼ぶことによって、植物と意思を円滑に通いやすくするのが目的ですねえ。
ほら、人間でも名前を呼ばれたら多少親しみがもてるじゃないですか。彼らは個々の名前までは意識しませんが、おそらく普段わたしたち人間から呼ばれている名前は知っていると思いますので。
絵画は、ええと、恥ずかしながらわたしの技量になります。
植物はわたしのいうことを聞いてくれますが……わたしの技術以上のことはできないもので。絵画は趣味で昔から描いておりました。
>>152 フリージア
いやー、すごかったですよ!
やはりお花の魔法はとても華やかでいいですねえ。
わたしの魔法も褒めてくれてありがとう。
んーと、半分正解ってところですかね。
植物も生き物ですからね〜一応意思はありましてね。
わたしは彼らと意思疎通する力が、人よりあるのです。
……まあ、意思疎通というと聞こえはいいですが、言ってしまえば導入が穏やかな洗脳と言えるかもしれませんね。魔法を使って、わたしの思うままに動いてもらっているので、はい
やれやれ間が悪かったようだ。
…私の術は自然物から力を取り出すこと。
私自身に剣術や攻撃をかわすような力、不屈の肉体などはあいにく、ない。
だが風に向かう勁草や岩などを使って身を守らせることはできる。
森の中で戦おうものなら無敵だろうな。
魔法の国にふさわしくこの城も人工物がずいぶんと少ない。
転覆を図るにはおあつらえ向きだ。
/*
体中に溜まったエネルギーを手に込め、花に込める。花はこの歌を聴き、楽しそうに揺れ始めた。
その花々を天高く投げる。様々な形や色の花々は落ちてくることはなく、この身を囲むようにしてぐるりと踊り始める。
その花々は命を宿したように、今度は音を奏で始めた。
チューリップはバイオリン、マーガレットはヴィオラ、向日葵はトランペット、百合はフルート……それぞれが形を変えて楽器となり音を奏で、歌と調和する。
すると国王の元に1輪のゆりが近づき、あなたに捧げると言わんばかりに音色を奏でる。
1曲歌い終わると恭しく頭を垂れる。
*/
この花たちはアルフが用意してくれたものにございます。わたくしの魔法は、歌うことで植物や人形達達に「歌の命」を宿すこと。わたくしが歌っている間は私の言うことを聞きますし、何より共にハーモニーを奏でてくれます。
「……我が魔法を、ご覧に入れましょう」
一礼して、魔法人形を探る。手近なものは4体か。数は少ないが仕方ない。
「剣よ」
昨日と同様、床が波紋を広げる。しかし、昨日と違ってそれはひとつではない。八つの波紋に手をかざすと、そこから一斉に剣が現れる。
「行くぞ、木偶」
右手を振りかざすと、意思を持っているかのように剣が人形に向かう。
四体を一度に倒してもいいが––––それは少々芸に欠ける、か。
七本の剣が踊るように、三体の人形に襲いかかった。翻弄するように、遊ぶように。単純な魔法弾は、私が対処するまでもなく、黒色の剣が弾く。よく知る剣舞の真似事だが、これでは、余興にもならないだろう。私としても、この程度がメインではない。
演武を続けながらも、危なげなく人形を貫く。
「所詮は人形、味気ないな」
呟きながら、横目で残り一体を伺う。一応残りの剣は向けながらも、わざと隙を見せている。
思惑通り、人形はこちらへ駆けてくる。
剣を操りながらも、私自身は"帯剣していない"。
頭を潰せば剣は止まると、考えたのか。…………ああ、好都合だ。その程度の思考能力はあったようだ。
人形が、私めがけて斬りかかった。
黒色の剣が阻むことなく、その腹部は敵の剣によって切り裂かれる。
その瞬間、傷口から黒い液体が勢いよく溢れ出す。
人形は咄嗟に身を引くが、遅い。体は全て液体となり、人形を包むように纏わりついた。
私は手をかざして口を開く。
『––––––––燃えよ』
黒い液体を浴びた人形も、すでに剣で貫いた人形も、黒色が触れている部分から黒い炎が上がる。それ以外の剣も、1本を残してすべて燃やす。
そして瞬きの間に炎に包まれたそれらは溶けていった。塵すら残さず無に返す。
『さて……』
私は頭上に手を当て、上へ進む。
そして、頭の先からゆっくりと––––––波紋を広げ床から出現する。
そうして燃やさず残した一本を手で寄せ、腰に差し、静かに一礼した。
「以上が、私の魔法にございます。
地より出でし剣は手となり足となり、敵を殲滅しましょう。
そして腰に差した剣は我が禦(ふせぎ)であり、最大の攻。事前に展開することで、私の姿を取り、私をこの影へと送る技にございます」
私は僅かに残った足元の波紋を指さしながら言った。
「そして我が黒色は、いかなる形状であろうと思うがままに操り、触れている物ごと燃やし尽くす炎となります。
我が剣は50程同時に繰り出せます故、急襲の集団の殲滅にもお役立て出来るかと」
さすがに、剣の数を増やしすぎれば、集中が続かないため、精々50が関の山ではあるが。
私は陛下に微笑んだ。
「未熟なれど、セルナリア王家をお守りする盾として、どうぞ私をお使い下さい」
>>155 ケラ
おや、この歌声は。
[澄んだ歌声が聞こえてくる。この声は、確か聞いたことがあった。いつか、サリーナの王宮に、ソフィー姫を訪ねて行った時に。彼女が、「国の宝」と言っていた、その誇らしげな笑顔が、少年期の無垢な記憶と共に蘇ってくる]
――素晴らしい。
結婚式は、余興を始める際に必ずしも一斉に静まるとは限らない。かと言って、何度も注意を呼びかけるのは、興醒めだ。
その点、この者の歌は、周りが思わず耳を傾ける……そういう、心にしみこませるような魅力がある。
音楽には疎いわたしでも、わかる。わかる者が聴いたら失神するのではないか?なんてな
>>169 サテン
どうにゅうがおだやかなせんのう……?
ふんふん、なるほど……?
えっと、サテンさまはすごいのね!
/*
そのとき、少女の耳にもケラの歌声が届きました。
*/
あら、お歌だわ。それに……花が演奏を?
素敵!
そうよね、ここではお歌をうたっても叱られないんだわ。
フリージアの咲かせたお花も使ってもらえるかもしれないわね!
>>139 フリージア
[壁に沿ってツタが伸び、広間一体に色とりどりの花が咲く。可憐な花々が広がる様子はとても壮観だった。と、目線を少女に戻すと、いつの間にか近くに。差し出された蕾の花束は、少女の動作にしたがって、軽やかな音とともに花を咲かせた]
おお、これはまた。少女らしく、可憐な魔法だ。
なにより、そなたの年若さで、よくぞここまで技を磨いたものだな。
会場準備としても役に立ちそうであるし、先程のケラの歌と組み合わせても……ああ、そうそう
[フリージアから花束を受け取ってから、目を細めた]
そなた、生物を花に出来るとあったな。私の髪でもひとつ、やってもらえるか。
[そう言って自らの金髪を一本切ると、フリージアに手渡した]
ああ、そのことならば……よく知っている。
けれど、斯様な術を使う者がいたとは知らなかった。
なるほど王と戦を憎むか。
…………そうか。解った。
ところで君は、私の力について知っているか?先程見せた演武のことではなく、人と人とを結ぶ力についてだ。
>>182 カーマイン国王
ふふ、お褒めの言葉嬉しいですわ。
わたくしには歌しかありませんゆえ、それこそこの魔法はわたくしにしかできないものだと自負しております。
ソフィー姫にもいつか、私の歌とこの魔法をお届けしたいものですわ。
すべての国民の心に安寧秩序が保たれますことを、お祈りいたします。
/*
それだけ述べ膝をつき再度お辞儀をすると、その場に散らばってしまった花たちに向かって小さく歌を歌い、己の腕の中に集まるように呼びかける。すると百合を除く花たちは列をなし歩み出して、胸に飛び込んできた。
百合の花だけは自分と国王を何度も見やり、名残惜しそうにしているようで思わずくすくすと笑ってしまう。
*/
うふふ、おやまぁ…随分と……王様?よろしければそちらの花をお受け取りくださいませ。私が育てたものではないのですが…その百合は貴方様に恋をしてしまったようですわ。
/*
からん、と音を立ててミーチェの手から剣が落ちる。
ミーチェの手を離れたショートソードはみるみるうちに灰へと戻っていきました。
慣れないことをしてミーチェは疲れてしまったのでしょう。その場に倒れるとすぅすぅと寝息を立て始めます。
*/
*曲が終わるとはっとなり、ついあたりを見渡す
すると、そこには筋骨隆々な男と花のよい香りがする男がいた
確か、同じオーディションの参加者、よね?なら自己紹介をしなくっちゃ
くるりと振り向き、2人に口を開く*
>>165 アルフレド
>>174 コータロ
はじめまして、かしら?
いい曲だったわね
つい聞き惚れてしまったわ
貴方達も一緒、でしょ?
ああ、申し遅れちゃった……わたくしはレリー・エリュテイア
貴方達のお名前は?
人と……人を。
それは面白い、俺には一方をどうこうすることしかできやしません。
両方を同じ色にするとはなかなか、是非その術見せて頂きたいものでございます。
して、それは王に見せないので?詳しくは聞きませんが、伯爵も護衛として近くに寄ろうとしたのでしょう。見せる者は多いに越したこたない。
>>185 カーマイン
えっ……!?よ、よろしいんですか。
とても、えっと、光栄です!
では……
/*
緊張のため震える両手を重ね、国王の髪を受けとります。
そのまま握りしめ、力を込めて開くと、鮮やかなピンク色の花びらが重なりあった大きな花がひとつ生まれました。
少女の両手でそっと花を支える形です。
*/
これは、ラナンキュラスの花です。
花言葉は「晴れやかな魅力」、それから「名誉」。
牡丹のようにたくさん花びらがついていてゴージャスなので、切り花でも主役になるお花です!
国王さまにぴったりだわ!
カーマインメモ
済…アルフレド・エドワード・ローラン・ネーロ・サテン・レリー・ケラ・フリージア(8人)
これから…カエデ→グスタフ→ジルベール→ミーチェ+コータロ・パトリシア・アルフィリオン・カッツェ
(私は、一体何を望むのだろう)
––––サリーナが、憎かった。グランが、憎かった。
国が 滅びし時は喝采した。身分故にジルベール自身の命が砕かれようと、グラン家のものも共に滅ぶ思えば、彼に恐ろしさはなかった。
戦場へ死にに行く父親と母親に因縁を結んでやった時も、そして父親と同じ傷で倒れた母親を見た時も、彼の心は凪いでいた。
あとは兄弟二人、滅ぶのみ。
そう思っていた。
>>188 サテンさま
ふむふむ?
つまり、植物たちにも心はあるけど勝手に動かせてるんじゃなくて、サテンさまのいうことを聞いてるってことね!
分かりやすく教えてくれてありがとう!
……サテンさまは、やさしいのね。
>>192 アルフレド
あら、見てくださっていたのね
嬉しいわ
……申し訳ないけどわたくし、貴方の番の時、ちょうどお部屋にいて、見れていないのよね……一番最初だったのでしょう?
見た所、お花の魔法を使うようだけど
……あら、貴方からいい匂いがするわ!
何の香りをつけていらっしゃるのかしら?
>>131 >>135 >>145 カエデ
[カエデが本を開き、呪文を唱えると、傍らにいた彼女の狼はたちまち大きくなり、一瞬で人形を屠る。しかも人の言葉を話す。続いて別の本からは、水の槍が現れて人形を串刺しにする。そして最後は――]
おっと。人形を投げた先に何もなくてよかった。従者たちがいなくて正解だったかもしれんな。
ははあ、なかなかの怪力魔法だな?この床、大理石で出来ているのだが……いとも当然のようにめりこんだな。
ただし、魔力を多く使う、と。
三種の魔法を同時に使うと、術者にかなり負担がかかる。つまりそれだけ強力な魔法ということだ。
大人しげな見た目に反して、なかなかの猛者ではないか。面白い。司書カエデ、しばしゆるりと休んでおれ。
>>194 コータロ
*コータロの目の動き、話し方からして、こちらを侮っているとすぐ分かった
レリーは内心イラッときて、壁に叩きつけてやろうかと思ったが、ここが王宮な事を思い出し、思いとどまる
だが、口からは煽るような言葉が飛び出す*
へー、そうなのお〜
わたくし、貴方の実演を見ていないわ
だからね、まだ分からないのだけど、その大きい体が見せかけじゃない事を願っているわ
>>198 カーマイン
はい!花言葉は母の形見の本で学びました。古いものなので完璧ではないけれど……。
あら。白い百合には「純潔」、「威厳」の花言葉があるので……
どちらも、とっても国王さまにお似合いです!うふふ。
はい。では、フリージアは失礼します。
ロキもヘズもすごいじゃない!
あたし、とっても感動したわ!
ふふ、心強い味方を持ててよかった!
あたしの得意な魔法は見ての通り、風の魔法
加減を誤らなければロキの邪魔にならないし、ヘズの火とは五大魔素的に、風魔法は火魔法を手助け出来るわ
相性が悪くなくて安心したわ
>>159 >>160 グスタフ
[グスタフはこの広間にある《素材》を使用して、人形に攻撃魔法を繰り出す。それぞれの特性がよく出ている変化であった。すると、グスタフは自らの手を自らの魔法で貫いた。何の意図かと手を顎に添えて見守っていると、輝く水が彼の傷を包み、瞬く間にその傷を癒してゆく]
ほう。面白い。そなたも複数の魔法を同時に扱えるタイプと見た。とはいえ、『アニマ』という要素に集約されるなら、実質一種類の魔法とも言えるのだろうか。やはり、その魔法……もう少し研究してみたいところだ。
攻撃や修復だけでなく、人体治療も出来るのは興味深い。
そなたの一般に広めたいという心意気もよし。なかなか便利な魔法であるし、その件についてもよく検討させよう。
ああ、すまぬのだが……先程のカエデの魔法で壊れた床と壁もついでに直しておいてくれるか。
/*やってて思ったけど、大丈夫?これ私楽しいけど私のひとりお楽しみ会になってない??みんなをちゃんと楽しませられてるといいんだけど*/
>>カーマイン王
最後のお披露目となります。ソロンディールが弟子、カッツェでございます。
私が今回見ていただく魔法は、こちら
*パチン、パチンと左手で指を鳴らし、料理にされている蓋をあける*
どうでしょう、この料理。厨房を使用して調理させていただきました。しかし、極上の素材を私のようなものが作っても、料理の味は落ちるだけ。なので──
*カッツェはにっこり笑った*
【厨房で寝ていた方に手伝っていただきました】
*カッツェにかけられた呪い。それは“魅了”。目を合わせた相手を意のままに出来るというものだ。寝ている人間をも呪いが通じるとは思ってなかったが、上手くいったのだった*
料理・共に私の“魔法”、お気に召していただければ幸いですわ
>>126 ミーチェ
氷柱がミーチェの炎で蒸発する。
そして、一瞬の隙をついて飛び掛かってきた。
キンと刃どうしがぶつかる音と共に、ミーチェの攻撃を受け止める。
−−律されれば攻め。
−−攻られれば律し。
猛烈な攻防が繰り広げられる。
決して白狼が手加減をしているわけではない。
むしろ、魔力の最大瞬間風速でいったらひょっとすればこいつの方が──。
「っチッ……」
そんなこと認めるわけにはいかない。
忌々しげに舌打ちをしたあと、両手を人形の方向に翳して、次第に脇目もふらずに白狼に魔力を上乗せしていった。
*カーマイン王に魔法といえば、勘違いしてもらえるだろう。何せ彼女の師はあのソロンディールなのだ。彼から教わる魔法で、誰かを操るというのは造作もないことだった*
侵入者や不届き者も、このように自由にさせていただけます。護衛に役立てるかと。
*もちろん、この呪いを使うことをカッツェ自体は嫌っている。こんな風に人を操ることは緊急事態以外は使用するつもりは微塵もない*
>>203 コータロ
*言い方が雑だが、相手の誠意は伝わったのでこれ以上喧嘩を売るのはやめようと思った*
……別に、気にしてないわよ
それよりほら、急がないとまずいんじゃない?
>>ミーチェ
その度に鍔迫り合いをする人形がかたかたと震えて、冷たいオーラが増した。
もちろんそれはオーラだけでなく、人形が触れる場所を少しずつ凍てつかせていった。当然それは打ち合った剣からも浸食していき、彼女のショートソードを徐々に蝕み始めたかに思えた。
−−が。
彼女を凍らせるよりも先に、白狼が憑く器に限界が訪れた。
ぱしぱしという乾いた音とともに、人形の顔にガラスのような亀裂が入る。
顔だけではない、腕に、腹に、足に。
−−魔力を受け止めきれなかったのだ。
それが彼女に攻撃のチャンスを与えてしまった。
>>205コータロ
あら?私が最後だとばかり。失礼いたしました
(くっそやらかした!!)
*コータロに向かって、一礼した*
**
**
ローランいいわ……祖国を裏切った過去、それを指摘されると逆上。
そしてデモンストレーションの戦いで脇目もふれなくなると。いやあ絶妙な小物感だいすき。
やっぱるーぷさんかもしらんなこれは
**
**
でもあんな自信満々に透けないって言ってたしなるーぷさん。ここまでそれっぽいと違うかも。
ケラはみかさんじゃないかな。
ジルベールは京さん。
あとしわすさんもなかなかRP濃いはずだし、あっ凪さんいるんだよなこの村わっかんね
っ……。…はぁ……ダメだねえ。コントロールが相変わらず…。
/*
歌い終え、広間の片隅に着くとガタリとその場に崩れてしまう。壁に身体を預け、一つ息を吐くと自分のコントロール不足に思わず苦笑しながら、喉が渇いたと水を探しに広間の中心へ。足は少し覚束無いが、時期に戻るだろう。
*/
>>カーマイン王
「それではわたくしめの魔法、少しの余興代わりに披露させて頂きとぉございます」
流石に王の前では自身の粗野な口ぶりが恥ずかしくなるが、致し方ない。それより鶏で俺の魔法が伝わるか……
やるしかない。
*広間の片隅に崩れるケラを目にし、さきほどの自分を重ねる。
中心に寄る彼女にすぐに駆け寄り水を渡す。*
ケラさん、大丈夫ですか…?お水です…
さあこちらでゆっくり…
*カエデはケラをソファーへ促す*
>>195 レリー
[アルフレドは、>>194>>197のレリーとコータロのやりとりをみて、隣で苦笑する。]
レリー嬢は気が強いんだね。これは敵にまわしたくない。
[アルフレドは、いたずらっぽく、片目をつむった。]
ええ、わたしは花を使った魔法を使います。
よろしければ、見てください。
[アルフレドは、指をパチンと鳴らした。途端に、花びらが宙に集まり、ミニチュアの龍の形を作る。]
[「シャーッ」っと、カラフルな色の龍は、レリーに向かって可愛く吠える。]
[アルフレドが手を握ると、龍は消え、その場に、花びらがパラパラと広がった。]
とまぁ、こんな事を王様にしました。
ふふ。わたしは、調香師をやっています。
コロンや香水を作る仕事ですよ。
いま香ってる匂いは、ジャスミンです。
*レリーはポケットから懐中時計を出し、豪勢な食事の前で、その針を逆回しする
すると、食事はぱっと消える
そして、カッツェの元へ行く*
>>212 カッツェ
お料理、冷めちゃうといけないから、この時計を貸してあげるわ
この時計は魔時計
一定の範囲の時間を戻す事が出来るわ
お料理を戻したかったら、今の時間……19時過ぎに時計を合わせれば大丈夫
ただこれ、人に使えないのと、使える範囲が狭いのが欠点なのよねえ……
>>176-178 ジルベール
[複数の剣を同時に扱えるのは、やはり魔法能力ならではのものだ。ジルベールがセルナリアを選んだことに満足げに頷いていると、彼が刺され――と、思うと、逆に刺した人形に黒い闇がまとわりつき、全てを燃やし尽くす。彼自身は床から出現し、静かに魔法の剣を収める]
いや、これは予想外よ。
剣の家らしく、剣の魔法になるとは予想していたが、まさか自らの分身のようなものまで作れるとはな。
ローランが光ならそなたは闇だな。容赦のない魔法は、なかなか、私好みの魔法である。
大勢に対峙できるのもまた頼もしいことだ。
グラン家のジルベールよ。よくやった、下がって良いぞ。
/*
アルフの姿を探す。
彼のおかげで余興のお披露目が上手くいったのだ。感謝の気持ちを伝えなければ。
レリーに挨拶をする彼の姿を見つけるとふらりと歩み寄った。
*/
アルフ!…さっきはありがとう。お陰様で成功したよ。
良ければ私とお茶で乾杯しないかい?
それからレリー。あんたも随分やるじゃないか。鮮やかな風のさばき、早すぎて何が起きたかわからないくらいだった。ぜひ握手させとくれ。
「えー、絵画、染料の色に寒暖、濃淡の4つの状態があるように、人間の気、心にも寒暖、濃淡の4つの状態が御座います。」
「わたくしめは呪医としてこのバランスの均衡を保ち、気から病を除く呪医なのでございますが、えぇ、すべての薬が毒となるように、この魔法をもって敵対者を退け、護衛の任を務めようと、そう考えここに参上した次第でして、えぇ」
ああ、心配させたかい?
すまないね、カーマイン王。
僕は場が整うのを待っているだけだよ。忘れちゃあいないさ。
そう、そして、もうそろそろちょうどいい刻だ。
僕の術が映える明るさになる。
[窓枠に腕を乗せ、外を伺いながら話す。]
>>114 グスタフ
??
ああ、僕らの種族は見分けが難しいかな。
それにしても、久しぶりに聞いた。
兵の中に紛れてると関係なくオンナ扱いしてくるやつも多い。
>>216レリー
ご丁寧にありがとうございます。エリュテイア家のレリーさん。
そうね。他の人たちも終わってから時間を戻すことにしようしら。ひもじい思いをする人がいるかもしれないけれど、我慢してもらうしかなさそうね
*この刻まで誰も食事を口にしていないような気がしていた。気を使って料理を作ってはみたものの、確かに冷めては意味がない。素直に懐中時計を受け取った*
>>215 アルフレド
だって……!あの人、あた……もう!わたくしを見下した話し方するんだもの!
失礼しちゃうわ!
*ぷんすこという擬音が相応しいほど、怒り出す
が、すぐに怒るのをやめ、見てほしいというアルフレドの方を見つめると、小さな花の龍が出てきた
少し驚くが、その後パァァと顔を明るくし、彼に笑いかける*
すごい!すごいのだわ!
とっても可愛い龍ね!
本番を見れなかったのが残念だわ……ううう
ジャスミンの香り……いい匂いね
結婚式を終えたら、貴方に是非とも香水を作って頂きたいのだけど、いいかしら?
お代は弾むわ
>>218 ケラ
*アルフレドと話していると、遠くから駆け寄ってくるケラの姿を見た
彼女はアルフレドと話があるのだろうか、そう思い、身を引こうとすると自分にも話しかけてきた*
ケラ、お疲れ様
貴方の歌もとっても素敵だったわ!
初めて会った時に豚に変えるかもと言っていたから、どんなものかと思ったけど、あんなに素敵な魔法が使えるのね!
あら、わたくしの魔法も見てくださっていたのね、ありがとう
ええ!是非とも喜んで!
わたくし、貴方の歌の虜になりましたわ
君は少し勘違いをしているようだ。
この魔法はそのような可愛らしいものではないよ。
死の呪いさ。片方が死、もしくはそれに近い状態に陥った時、もう片方もまた同じ道を辿る。そういう呪いの力をね、私は持っている。
…………人と人を結ぶなんて、綺麗な言い方は合わないか。
[自嘲するように、くっと喉を鳴らした]
「さて、今ふらふらとそこを歩き回っている鶏ですが。これがわたくしの魔法、気を操った状態でございます。
いわば多幸感に支配されている状態ですな。鶏は人間より単純故、こうやって──右に進んでほしい時に、気を強めれば右によってしまいます」
「人間相手ではここまでは効かないのですが、相手の殺意に対しその気持ちを操ることで、戦意を喪失させる、剣筋を鈍らせることが可能となるわけですな」
>>221 カッツェ
……あら?わたくし、貴方と話した覚えがないのだけど……わたくしの名前を知っているのね
……遠見の魔法で、こっそり貴方の名前を見させて貰ったけど、貴方のお師匠様は存じ上げています
お弟子さんがいたのね、知らなかったわ
ご飯は試験を終えた後の方がいいのかと思ったけど、確かにひもじい人もいるかもしれないわね……
時間をいつ戻すか、それは貴方に任せるわ
ああ。
ああ、いま。
見せてやろう。
大掛かりな術でな。私も一度しか使ったことはないし、一度使うと暫く使えなくなってしまうから、それこそ護衛には向かない力さ。
––––––––よし。
あとは対象の名前を紡ぐのみ。
さて、誰に贈ろうか。
お兄様から頂いた魔道具は全て持ってきたけど、まさか役に立つ日がくるとは思わなかったわ……それにしても、わたくしが使えぬ魔法も使えるようになるのは便利ね
「また、これはあまりとりたくない手段なのですが」
「先ほど絵画に例えた通り、強い力を使えば上から塗りつぶすことも可能で御座います。今鶏にやって見せましょう」
/
鶏は歩くのを止め、自身の身体を傷つけ始める
/
「陰の湿った気にすることで、体調不良、眩暈から酷い場合には自傷行為に走らせることまで可能で御座います」
>>all
振り向いて
「さて、人体実験と行きたいが、誰か協力したいものはいるか」
「大丈夫、酷いようにはしない。それに俺は呪医だ。すぐに元にもどしてやる」
/*
皆が技を披露するのを眺めていた。
各々、やはり腕が立つ者ばかりであり、ほう…とため息をついたり、息を呑んだりと退屈はしなかった。
何人か気になる者もいた。
あとで少し話してみることにしよう。
まずは、ご令嬢に挨拶が先かな。
*/
>>130 レリー
お疲れさま。君の実演、しっかり見させてもらったよ。
実に素晴らしい風魔法だった。研ぎ澄ましたときの切れ味も、大気ごと操るときの風圧も、僕のそれとは一線を画している。
君はまだ3つの複合魔法の練習中だと言ったが、護衛役としての能力は全く引けを取っていない。
恐れ入ったよ。そんな君が護衛隊に選ばれれば、王も国も、安心だろう。
いいものを見せてもらった、ありがとう。
今後の研究にも役立ちそうだ。
>>229 コータロ
はい!
はいはい!フリージアにやって!
/*
壁際からコータロの魔術を眺めていた少女は興味しんしんです。
*/
>>160 グスタフ
王への演武お疲れさま。
僕はエドワード。この国の魔法研究所に属している。
君の魔法を、見させてもらったんだが……
僕の研究してきた魔法とは似て非なるものに感じた。
少しネタを教えて貰えないか、と思ってね。
何、すぐに真似できるものでもない。
共にこの国を護らんとする者の魔法に興味を持つことは、そう不自然なことではないだろう?
/*
この者の魔法は……僕の知る魔法と似ている。
似ているが何か根本的に異なるのだ。
僕の知らない魔法が、まだあるのだ。
僕の知的好奇心が疼いて仕方ない。
*/
>>217 カーマイン王
「畏れ多くもありがたきお言葉。
ええ、陛下の敵となる者は何者であろうと容赦いたしません」
一先ずは、お褒めの言葉をいただいた。
しかし見るに周りの魔法もどれもこれも中々に秀でている。自分にできることはして見せた、か。
深く頭を下げて身を引いた。
>>235 フリージア
誰でも構わないんでしょう?
フリージアはちょっとくらい痛くたって我慢できるわよ!慣れてるもの!
うふふ、言ってることがちぐはぐだわ!コータロさんだって知らないおじさんなのに!
>>266レリー
まあ、お師匠様を。そう。亡国出身だとそういうこともあるのね。顔が広いようには見えなかったけれど、貴女のようにあの国で不憫な扱いを受けてたら、エルフのことも知ってておかしくないのかしら。
(あの師匠、自分の顔見知りが来るなら私なんか寄越さず自分で来ればよかったじゃねーか)
*何故名前を知っているかということには触れず、師匠のことにだけ返事を返す。*
まあこの感じだと好きに料理に手を伸ばしてもらったほうがいいのかしら。もう少し様子見してみるわ。
……では、私はこの辺りで失礼。何かあったら、声をかけてくださいな。
*そう言い残し、会場の隅へと移動した*
/*
素敵な歌声を聞かせてくれたお嬢様にも、一度ご挨拶せねばなるまい。
僕の心の穢れを落とすかの如く響かせたあの歌声に、僕は魅了されているといっても過言ではないのだ。
*/
>>173 ケラ
御機嫌如何か、歌姫。
先ほどの歌を聴いていた。実に美しい歌であった。
歌だけではなく、発する魔力すら僕を心地よい揺り籠に揺られているかのような気持にさせてくれた。
貴女の歌はどこかで聴いたことがある気がするのだが、以前から歌で身を立てておられたのだろうか?
(は!?飯の方に来るのかよ!!)
*カッツェはコータロの声を聞き、会場の隅で懐中時計を使用する*
*冷めていた料理はみるみるうちに温かみを取り戻し、湯気が踊る。美味しそうな匂いも元どおりになった*
>>ミーチェ (>>ローラン)
[竜族の少女は、相変わらず目隠しをしたままで、ローランに対峙する。人形というワンクッションを挟んでいるとはいえ、ローランはいわば、騎士団代表のようなものだ。この国を守る騎士団のトップと、幼い少女が戦う姿は異様な光景だった。しかし、ミーチェは白狼を宿した人形の動きを読み、的確に身をかわす。]
ふうん、さっさと竜の姿に変身でもするのかと思っていたが。
生身の身体でも、かなり頑張るではないか?
どれ、ローランもこのままでは終わるまいよ。
[案の定、ローランは容赦なく攻める。ミーチェが間合いを取ろうと飛んだ先に鋭い氷柱を設置したのである。思わず「おお」と目を輝かせて見入ると、ミーチェは炎の魔法のようなもので、氷柱を溶かし尽くす]
なるほど?
あの者は竜族の中でも火を扱う竜ということか。
さて、どう出るか。
[いつ竜に変化するのかと期待しながら見守っていたが、激しい打ち合いの末、人形にヒビが入りミーチェはその場に崩れ落ちた。どうやら寝てしまったらしい]
[最後まで変身しなかった少女にすこし拍子抜けした気分であったが、手加減なしの試合で、少女の姿のままでよく戦ったものだ]
……誰か。
この娘をソファかどこかに寝かせてやれ。
ローランはよくやってくれた。流石に疲労したのではないか?しばらくゆるりとせよ
……そろそろ、かしら?
[パトリシアは軽やかにステップを踏み国王の前まで移動する。国王に丁重なお辞儀をし、一息ついて会場に居る全員に見えるようお辞儀をした。
パトリシアは国王に向き直る。]
国王陛下、大変失礼なことと承知の上で一つ。
私はロート様並びにソフィー様への祝福の為だけに踊ることは致しません。
私は御二人の結婚式を祝う人々、その全員へ向けて踊らせて頂きます。
結婚式を作り上げる命あるもの全てへ、祝福を送りましょう。
[すぅ、と深呼吸をすると、辺りが急に静かになった。]
[靴の踵をタンッと鳴らす。純白の衣装の袖口から紙片が舞い散り、その全てが白い小鳥へと変わった。]
歌って、私の可愛い子!
[パトリシアの声に合わせて小鳥たちが歌い出す。が、その音色はただの鳥の鳴き声ではなかった。]
[ある者には穏やかで優しいオルゴールの音色に、ある者には遠い故郷の懐かしい歌に、またある者には愛する人の優しい呼び掛けに聞こえたかもしれない。
ピアノの旋律、忘れかけていた海の音。
そしてその香り、温もり、安らぎまで。]
[全ての要素を一つに集約し、パトリシアはそこに居た。
ステップを踏み、指先を伸ばす。その度に心地良い涼やかな風が会場を巡った。]
[鈴が鳴る。しゃらりしゃらりと耳を擽る。
パトリシアは踊りながら、それでも穏やかに微笑みかける。ただ一人の誰かに向けた笑みでもあり、全ての人に向ける笑みでもある。]
[草原を駆けるような足取りで高く飛び上がると、周囲を白い小鳥が飛び抜けていった。人々の隙間を縫って光る白い羽を舞わせながら、そして小鳥たちはパトリシアの元に戻った。]
[最後に一度、パトリシアはくるりと回る。会場中に落ちていた羽がキラキラと光る粉となって消えた。]
……以上でございます。
[スカートの裾を摘み、深々と礼をした。]
>>240 コータロ
治せる……?へえ!
あは、あっはははは!!
……あは、はあ。
うふふ。
/*
かけられた言葉にひとしきり笑った少女は言葉をつづけます。
魔法が効いているのか、その台詞に皮肉の色はなく、心の底からおかしいという口調でした。
*/
おっかしい。変なこと言うのね!
治すだって。その時だけ元気になったってママもやさしいパパも帰ってこないのに?
ほんっとにおかしい、うふふ、こんなに笑ったの久しぶり。あなたの魔法すごいのね!
……はあ、笑い疲れてお腹がすいちゃったわ!
[パトリシアは国王に視線を戻す。]
蛇足ですが、私の魔法は魅せるだけではございません。
昨夜「所謂幻術」と申しましたように、私自身の概念を紙片に乗せて仮の形を作っております。
そして私が乗せた概念は「記憶」です。
記憶とは常に思い返されるもの、思い出したいと焦がれるもの、思い返しては心を美しく震わせるもの。
演技を終えた皆様も、涼しい顔をされていても多少の魔力消費はあるでしょうから。
私の踊りを引き金にして、あなたがたに満ち足りた安らぎを。
この為に順番を後にさせて頂きましたの。
[愛おしそうに目を細めて小鳥たちを撫でたのち、紙の姿へと戻した。]
>>230 エドワード
*他の人と話していると、エドワードに声を掛けられる
大人しく話を聞いていると、どうやら彼に褒められている、という事が分かった
嬉しさのあまりその場ではしゃぎそうになるが、その気持ちをぐっと抑えたと同時に、顔が照れくささで赤くなる
彼に悟られぬよう、軽く下を向き、言葉を返す*
……ありがとうございます
えへへ、風の魔法だけは自信があるので、エドワードさんにそう言って頂けて、光栄です
……わたくしでよければ、いつでもお見せしますので、ご入用であればお声掛け下さいね
同じような事を言う大人たちを、何人も何人も治してきたのだ。できないわけはない。が、
「と、失礼いたしました。これにて披露は終了させていただきます……」
あぁ、これならいっそ模擬戦闘方式ならば良かった、と天を恨まざるを得ない。
終わった。
しかし、割れた人形からぶわりと雪塵を舞わせて出てきた白狼は未だ興奮したように目をぎらつかせ、その場に倒れ込んだミーチェに噛みつこうとした。
俺は慌ててそれを止める。
「戻れ!」
絶対零度の牙がまさに獲物に食らいつこうとした寸前に、俺の制止が効いた。
白狼は白く霧散して俺の中へと還ったのだった。
>>243 カーマイン
国王は俺を労う言葉をかけるが、俺は少女に少しでも焦らされたことを恥ずかしく思った。
「竜族といえど小娘一人に手こずってしまい申し訳ありません。これからも精進致します。」
>>all
「誰か王にお茶をお淹れしてやってくれ。」
**
**
勝手に突然狂気だしてごめんなさい。
元気にしてあげるみたいなこと言われたらやるって決めてたんですいやまあ言われなくてもどっかのタイミングでやっとったかもしれん
>>201 陛下
…意図を汲んでいただき感謝いたします。
アニマは万物に宿りますが、目下拙僧の見立てでは人それぞれどのアニマを引き出せるか、または引き出せるにしても得手不得手があるようです。
何からどの力が引き出せるのかはまだまだ研究の余地がごぞいます。華やかなものではありませんが、恐らく次世代の魔術の礎になり得るものです。
…何卒、御心に留め置きくださいますよう。
…床の修理ですか。御意のままに。
《床に手を当て、砕けた石に語りかけるように詠唱を始める。かたかたと破片が動き始め、砂のように弾けたかと思うと亀裂を埋めるように集まり、元の磨き上げられた床に戻った。》
/*
レリーに挨拶をしていると、突如王の前で演舞が始まった。
遠目ながら、僕はその演舞に心を奪われる。
美しい。
言葉はそれ以上に出てこなかった。そうして、僕は何故か、生まれ育ったサリーナ国のことを思い出していた…
あの頃暮らした古びた家屋は。
協力してくれた友人は。
国を護って死んだ、大切な…
はっと気が付くと、演舞は終わっていた。
不思議な踊りだった。
なぜ僕はこんな昔のことを。
*/
>>231 アルフレド
それは大きい龍、って事かしら?
それもそれでいいわね、迫力がありそう
えっ!それは悪いわ!
お金がダメなら、せめてこちらを受け取って下さらないかしら?
水晶で出来た短剣なのだけど、魔を1度だけ退散させるらしいの……本当どうかはさておき、珍しいからそれなりの値打ちもののはず!
お花なら……ライラックが好きよ
*懐から茶色の革が張られた鞘に入った短剣を取り出し、アルフレドに差し出す*
>>202 カッツェ
おお、ソロンディールの弟子。なんだ、大トリのつもりだったのか?くくっ、そういう所は、あのジジイを彷彿とさせる。
おや、この料理……?
なるほど。随分と料理の腕が立つものだと思ったが、そなたが寝ている厨房係に【作らせた】と。
[試しに料理を一口食べてみて……くっくっ、と愉快そうに笑った]
たしかに、この味は我が城の料理人の味だ。私が何度も作り直させたことがあるから、間違いない
それにしても、料理人は気の毒なことだな。寝ている間も働かされるとは……後日この労働に対する対価を支払ってやらねば
敵の目を見つめれば敵を思いのままに操れるし、魅せ方によっては余興にもなるということだな……まあ、護衛向きではある
……そうか、6年前、そなたがおればな。
[何かを思い出したかのように、すこし黙り込むが、軽く頭を振ってカッツェを労う]
ソロンディールの弟子、カッツェよ。ご苦労であった。
ついでに、皆に料理を分けてやってくれ。もっとも……既に食べている者もいるようだから、言うまでもないがな
>>223 アレフ
ああ、ありがとう…いやね、魔法をあまり長い時間使わないものだから、1曲歌いきるとなると上手くコントロールができなくて。
本当かい?好き勝手に使わせてもらっだから少し申し訳ないと思ってたが…あんたにそう言ってもらえてほっとしたよ。
今度は是非、あんたに歌の贈り物をさせとくれ。
/*
アレフのカップにお茶を注ぎ自分のカップにも注ぐとカチン、とそれらをかちあわせた。お礼とばかりに軽く鼻歌を歌い、手に持っていた花々はひとつの花かんむりとなり、それを身につけていたずらっぽく笑ってみせる。
*/
ふふ、なかなかいいだろう?
>>224 レリー
ありがとう。…ふふ、あれは少しからかってみたかったのさ。あんた、からかいがいがありそうだったから。
/*
明るく快活な返答にこちらも元気を貰える。真っ直ぐそうな彼女を見ていると若い頃の自分を思い出し、なんとも懐かしい気持ちを思い起こしていた。
*/
おや、本当かい?昔から歌は生業だったからね…あんたの中に少しでもこの安らぎの歌が届いたのなら、あたしは嬉しいよ。これからも仲良くしてくれるかい?
/
その後、手を差し伸べて握手を促した。
>>243 カーマイン
「……では、私が」
王の言葉を受けて、私は倒れた少女に近づいた。
>>187 ミーチェ
細心の注意を払いつつ、少女を姫抱きにする。
「……やれ侮れんな」
そして近くのソファーに横たえ、外套を掛けて立ち去った。
>>238 カッツェ
と言っても、あた……んんっ、わたくしが一方的に知ってるだけなのですけどね
恐らく、貴方のお師匠様はわたくしの事を知らないわ
ええ、分かったわ
またね、カッツェ
>>239 エドワード
/*
椅子につき、少し疲れを癒していると男に話しかけられる。そう言えば彼の演武を見ていた時、少し恐ろしいと思ったのを覚えている。不思議な男だと感じていた。
*/
これはこれは、わざわざ挨拶に来てくれてありがとう。あたしはケラだよ。花屋をしてるんだ。
ふふ、喜んでもらえてあたしも嬉しいねぇ。あれは安らぎの歌さ。昔から歌っていた。
ああ、こう見えても昔は有名な歌姫でね。サリーナの国宝と呼ばれてたんだよ?坊やはどこ出身なんだい?
それと…さっきの魔法、あれはすごいね。特に…あの黒い渦……あれはなんの魔法、なんだい?
>>233 エドワード
研究員の貴公に興味を持ってもらえるとはありがたいものだ。
この術はそれほど難しいものではないのだ。
それこそ、簡単なものであれば孤児院の子どもたちにもできること。子どもの方がイメージを膨らませやすいのだろう、予想外のアニマを引き出して見せてくることもある。
…とある子どもはラッパの音から衝撃波を出して見せた。
《そう言うグスタフの眼差しは自然と慈しみをにじませる。》
アニマを引き出すには万物への理解と想像力だな。
拙僧は頭が固いのだが、例えば石器のようなナイフでも「尖る、硬くなる、切り刻む」などのイメージを探り当てたアニマに乗せ、外に出してやるのだ。
…ネタも何も、拙僧はこの術を広めようとここへ参ったのだ。まだ拙僧も知らぬ応用の方法がたくさんあるだろう、存分に研究していただきたい。
よろしく頼む。
>>243 カーマイン >>259 ジルベール
王様の言葉を耳をピクリと動かし頭を上げるとミーチェが倒れて…眠っているようだった。
貴族のような男の人がミーチェをソファに寝かせるのを眺める。
>>187 ミーチェ
「…精霊さん、もっかい力を貸して…くれる…?
…ご飯は、後で分けてあげる…うん…決まり、ね…」
光の精霊に話しかけるとどうやら昨日からお城のご飯が気になっていたらしい。
食事の時に精霊の分も約束するとミーチェをじっと見つめた。
瞬間、ネーロはミーチェが眠るソファの目の前にいた。
王様の前だから敢えてゆっくり空間の箱が見えるようにしていたが本来の空間魔法はこんなものだ。
「وح النور ، رطوبة لها.」
司書の女の人とは少し違う呪文を呟くと淡い光はふよふよと漂いミーチェの体へ吸い込まれていく。
「…元気になる、魔法…」
チリン…と鈴を鳴らしながらソファに飛び乗るとミーチェの頭の側で丸くなり目を閉じた。
流石に疲れが押し寄せてきた。
白狼をこき使い過ぎて、その分の消耗が自分にすべて返ってきている。
辛いものを食べて冷えた体を温めようと、ふらつく足で食事のテーブルの方へ向かう。
すると、赤い装いの女が目に入った。
さきほど俺に頼んでもいないのにお茶を寄越してきた女だ。
>>レリー
「おまえ……さっきはなんのつもりだったんだ。話したこともそうないのに、わざわざ茶なんて寄越して。」
礼を言うべきだと頭では分かるのに、どうも感じの悪い話しかけ方になってしまった。
>>249
*エドワードと話をしていると、踊り子の舞が始まる
エドワードに倣い、彼女を見ていると、何故だか体の底から力が湧いてくる感覚と、昔の記憶───サリーナ王国にいた頃を思い出す
サリーナにあったお屋敷でお父様とお母様に見守られながら、お兄様と木登りをした記憶、お友達と原っぱを駆けて遊んだ記憶等、懐かしい記憶が蘇る
が、途中で割り込むかのように、ある記憶が蘇る
目の前で倒れ伏せるお友達、その体から流れ出す血、周りにいたお友達の悲痛な叫び……そして、自分に掛かった血飛沫
あれは確か、7歳の時だったか、そんな事がふと頭に過ぎるが、その時の血の匂い、まだ温かい血の感触、自分の足元に広がる血溜まり……絶対に忘れられない記憶だ
暫くその記憶がループするかのように頭に駆け巡るが、数分程で意識が戻り、今そんな事を考えてはダメ!と頬を両手でバシッと叩く
生々しい記憶に血の気が引いたが、今はオーディションの真っ最中、ここで倒れるわけにはいかないと気を確かにもった*
>>213 コータロ
[コータロの魔法は、人の「気」を操る魔法らしい。いや、操るというよりは整える、という方が本来の医術としてのありかただろう。しかし、彼の連れてきた鶏の様子を見ると、禍々しささえ感じた]
ふっ……そなた、そのナリで、随分学術的な高説を垂れる。
いや、褒めておるのだ。人は見かけによらんと思ってな?
[そのまま鶏を見つめていると、なんと、鶏は自傷を始める。カーマインは背筋がぞくぞくするような興奮を感じた]
ほう……?対象を自傷させるとは、なかなかえげつない魔法ではないか。
内部から癒す力も、内部から傷つける力も紙一重というわけだ。
[この場にいるものに術をかけようとして、フリージアが立候補してきたのには、思わず苦笑した]
……はっ!随分怖いもの知らずの少女だ。そして、そなたは女子供相手には尻込みしてしまうのかな?ローランのように、加減なしでやってみればよいものを。
しかし、それゆえの呪医という職業か。
そなたは、おそらく余興向きだな。その方向で審査するゆえ、まあ結果を待っておれ、呪医コータロ
《思い出す記憶、15歳の時の幼馴染の処刑とどちらにしようか迷いましたが、処刑の事は本当に思い出したくない記憶なので、夢に見る事はあっても、幻術の類では出てこないだろうなとこちらにしました》
>>258 ケラ
好き勝手なんて、そんなことないさ。凄く綺麗だった。
も、もちろん、花だけじゃなくて、ケラのことだけどね。
[アルフレドは、恥ずかしそうに頭をポリポリと掻いた。]
[ケラが、カップにお茶を注いでくれる様子を見つめた。そして、カチンとかちあわせる。]
[ケラが鼻歌を歌うと、花々が花かんむりになり、ケラの頭にのる。]
ふふ、綺麗だよ。ケラ。
[アルフレドは、花のようにゆっくりと笑った。]
>>256 レリー
そう、大きい龍だよ。ガオーって王様を脅したんだ。
[アルフレドは、子供のようにガオーとする。]
[アルフレドは、レリーが鞘から引き抜いた短剣を受け取る]
ほんとに、いいのかい?
[剣術はとんと苦手で、短剣を持ったことないアルフレドは、珍しいものをみるように、短剣を様々な角度から眺める]
/*
ローランの事を引きあいにだされると大喜びしてしまうから、ローランもたかみをもカーマインの狗。
*/
《推しに話し掛けられる幸せ
何でお茶を出したかって?
それはね、推しだからだよ!
とか言ったらいけないので、理由を考えます
何故お茶を出したか?
1サリーナ王国時代にパーティで見た事かある
2困ってたから
3何となくローランが気になったから
1(3)》
>>244 パトリシア
ふむ、まあ、結婚式は主役二人だけのものではない。
ゲスト全員のことを考えるのは良き心がけだ。そこを咎める気はない
[確かこの娘は紙で鳥を作り出していた。踊りに興を添えるものだろうと思っていたら――鳥の歌を聞いて、カーマインの顔が強ばる]
[鳥は歌を歌っているはずなのに、カーマインの耳に聴こえたのは、今は亡きファルスの、幽閉しているソフィー姫の、幼い日の笑い声。ただ無邪気に遊んでいればよかった頃の、あの質素な城のつめたい心地良さ]
……やめろ。
[無意識に小さく呟いていた。踊りに集中している彼女には聞こえないだろう。彼女に悪意はない。それはわかっているが――懐かしい記憶がサリーナにある者が多い、この空間で、彼女の『魔法』は、とても、危ういものであった。辛うじて、パトリシアが演じるまでは、「懐かしさ」が胸を刺し、叫びだしそうになるのを堪える]
……舞い終わったか。
……多くは語るまい。ただ、そなたの魔法は、ただ人を癒すためだけのものではない、な
【その踊りを、ソフィー姫の前で踊らせる訳にはいかん】
[冷たくそう告げた後、横目でチラリとローランを見る]
「…むぅ…皆疲れてる…贔屓は、だめって…ビアンカも言ってた…
…まとめて、元気に…なればいい…名案…」
キョロキョロと辺りを見回すと表情に疲労があらわれている人が多かった。
少し悩んでまとめて全員に魔法をかければいいと思いつき呪文を紡ぐ。
「روح النور ، يرجى إعطاء الضوء البركة للجميع.」
魔力と体力の回復を早める癒しの魔法を唱えると、キラキラした光達が部屋を走り抜ける。
即効性の魔法じゃないので気付かれないかもしれないが少し時間が経てば皆回復するだろう。
これでよしと一人満足する。
「…妖精さん…デザートもつけてあげるね…」
ミーチェの眠るソファを身軽に降りると、ポンッと元の姿に戻りカッツェが運んできた料理の元へ歩く。
空間魔法を使っての瞬間移動は滅多に使わない。
猫は散歩が好きなのだ。
>>パトリシア
ああ、そうは言っても、今すぐ出て行けと言う気は無いし……現状は不可能だな。
まあ、あと1人、アルフィリオンの演舞でも見ていけ。そなたも私の国民で、優秀な魔法使いだ。落選したからと言って、冷遇はしない
さて、そろそろ……ロートが来る頃かな
[パトリシアに対して、自分らしくない態度を取ったことを誤魔化すように、廊下の方を見て弟を待つ。そう、そろそろ対策をせねばならないのだ]
>>262 ケラ
サリーナの国宝…聞いたことがある。そうか、君が。
国宝と謳われた君の歌ならば、僕もどこかで聴いていてもおかしくない。
この場で聴けたことを幸せに思うよ。
僕の魔法…見ていたんだね。
あれはいわゆる五大魔素の前次元。陰陽の魔法と呼んでいる。
この世に五大魔素が生まれる前、すべての世界の構成要素は陰と陽で出来ていた。その陰陽の力を体内で構成し、相手に向け放出する最強の攻撃魔法の一。
相手の構成要素を全て陰陽の素に分解する。その場には亡骸すら残さないことも可能だ。
僕は国の命でこの魔法を生み出した。
…僕のこの魔法も、きっと、使い道次第では、王を国を、護る力に。
/*
僕は寂しそうに目線を落とす。
どこか、迷っているのだ。この力に。
認めてもらいたいのだろうか。
否定してもらいたいのだろうか。
わからない。僕自身ですら。
*/
/*
身の丈に合わない豪奢な椅子に腰かけ、少女は食事を続けていました。
*/
ふう……さすがにお腹がいっぱいだなあ。
でも、こんなにたくさん食べられるなんて思わなかったわ!あのお医者さまの術のおかげかしら。
でもでも、デザートはやっぱり別腹だわ!食後のお茶を淹れなくっちゃ。
/*
少女は自分のカップに紅茶を注ぎましたが、あと一杯ぶんほどポットに余っているようです。
*/
あら。
>>all
だれかほかにも、紅茶を飲みたいひとがいるかしら。
[演技自体は上手くいった。あとは観客である人々がどのような感情を抱くかが肝心である。
なるべく負の感覚を遠ざけて快い感覚に近くなるように配慮はしたが、人の心なるものはなかなか気難しい所がある。]
>>266カエデ
あら! ありがとう……嬉しいわ、本当に。
ええ、お話しましょ。あたしはパトリシアよ。
あなたが発表するの、見てたわ。そんな細い体で護衛志望なんてガッツあるのね! あたしの踊りで元気になれたならなにより! ふふっ!
[褒められて悪い気はしない。何より発表後にはあれだけくたくただった彼女が今こうして楽しそうに話してくれていることが、自分の演舞が成功したことを示していた。]
>>258 ケラ
……なるほどね
もう、ケラったら人が悪いわ!
…….あのね、ケラ
もしかして、15年前……サリーナ王国がまだあった頃、お城で歌ったりしなかった?
わたくし、どこかで貴方を見た事があるの
*握手をしてくれたケラの耳にそっと顔を近づけ、小声で聞く*
>>263 グスタフ
万物への理解と…想像力?
そんなものが、あの魔法を生み出すのか。
興味深い…護衛の任が終わった暁には、一度僕の研究室に来てほしいものだ。
そうすればきっと、今度は。
皆の役に立つ、立派な魔法を生み出せるかもしれない。
/*
そう言った僕の声は、少し小さかったかもしれない。
僕のこの後悔は、いつになったら消えてくれるのか。
僕のこの心の隙間は、いつになったら埋まってくれるのか。
*/
記憶を掘り起こされるのが好きなみんなーーーー!!!あつまれーーー!!!!トラウマスイッチの時間だよーー!!!!!!**
/*
ミーチェはまどろみの中、音を聞いていました。
金属がぶつかる音、さらさらと紙の上をペンが走る音…それから、幼い子供の悲鳴、ご主人様の声、肉が焼ける音。
*/
ん…んん、んー?
ゆ…め?…あれ、ミーチェこんなところでねてたかな?
/*
確か、先程までミーチェは戦っていたはずだと思います。そのはずなのに、柔らかい場所に今はいました。
何か、布のようなものをかけられていて、近くには誰かいたのか温もりが残っていました。
*/
**
**
ほらほらみんな暗い過去かかえてるんだろ??どんどん出してこ!!
暗い過去あるんならさらけ出してこ??
踊りが終わり、ふと隣を見ると、レリーが顔色を真っ青にして立っている。両の手をキュッと握り、何かに耐えるようにして。
*/
>>267 レリー
…美しい、演舞だったね。
おや、どうした?随分気分が悪そうに見えるが。
演武が終わり、疲れているのだろう。
少し休むといい。
/*
そういって僕は、昨日やったように木のコップと水を生成し、彼女に差し出す。
ひょっとしたら、僕と同じように。
何か。見たくないものを、見てしまったのではないか。
そんな想像も過るが、尋ねることはできなかった。
*/
>>265 ローラン
*ローランが話しかけてきた事に少し驚きつつ、話に応じる*
何故って……わたくしが貴方を一方的に見た事があって、顔見知りだと思ってる、からかしら
それに、困ってる人がいたら、助けるものではなくて?
*明るく爽やかに、にこっと笑う*
ロート「兄上、選考中失礼します。かなり状況が分かってきたので、報告します。みなさんにも状況を共有したいと思っていますので、すこしボクの話を聞いてください」
[いつも穏やかなロートですが、さすがに少し焦りがみえる声でした]
ロート「まず、賊ですが……どうも例の大臣一人ではないようです。
【黒狼騎士団】を名乗る3人を、大臣が内通して引き入れたようなのです。また、捨て損ねた資料によると、大臣死後にその3人をサポートする役を引き継いだ、2代目の内通者がいるということで。この状況が、我が国に伝わる予言書の内容に酷似しているのです」
さて、僕が最後になってしまったかな?
やっと夜も更けた。
カーマイン王には悪いが、僕にはここは狭すぎる。
少々ご足労願おうかな。
[バルコニーへと続く窓を開き、外に出る。しかし、バルコニーの柵から先へと出ることはできない。]
ふむ、残念なことだ。なにやら結界のようなものが張られている。
飛行魔法は使用できないようだな。
では、ここから失礼しよう。
[背中に背負った矢筒から、いく本か取り出し、弓に番える。]
では、手始めに目標は–––––––
あちらの的で良いかね。
[灯火のない、暗い庭の先を指し示す。昼間なら、かすかに訓練場の赤い的がある位置だ。]
ああ、少しまずいな。そのままでは見えない。
ちょいと失礼するよ。
[カーマイン王の左目に右手を伸ばし、目蓋に触れる。]
ふむ、これで良いだろう。遠視、暗視の術を掛けた。
と言っても、暗視はすぐ必要なくなるが。
それでは、五属性でいいかな。
[矢が放たれる。闇夜に吸い込まれて行った矢は5本。
一本は、火を吹き、訓練場の灯りを点す。
一本は、蔓を伸ばし、的を縛る。
一本は、氷が生え、的を包む。
一本は、的に穴をあけ刺さる。
一本は、一番遠くまで飛び、的を割く。
最後に指をパチンと弾くと、魔法を残し、矢は消える。]
お望みであれば、まだ続けるが、次の支度は大丈夫かい?
──歌声が聞こえた。
懐かしくて苦しくて、
嬉しくて切ない。
その歌は、誰しもが心に持つ郷愁を駆り立てる。
『ローレンス』
幼い頃に大切にしていたぬいぐるみと名前が一緒だからと、はソフィーは頑なに俺をそう呼んだ。
農家育ちの俺のような人間に、いつも丁寧に接してくれたソフィー姫。
よく話すようになったのは、俺がこっそり白狼と戯れていたところを彼女が見てしまったことがきっかけだ。
話しているうちに、ソフィーもまた、強大な魔法に悩まされていると知った。
俺以外の人間に触れても白狼が凍らせなかったのは、ソフィー姫だけだ。
>>カーマイン
「ありがたき幸せに存じます……」
もはや言葉も正しいか分からない。が、せめて余興部門に目があるだけでも救いか、どうだろうか。
とはいえこれ以上カーマイン王の時間をとってもいけない。気を整え、逃げるように食事のあるテーブルについた。
ただ言葉を交わせるだけで良かったのに、彼女の純粋さに付け入ってしまった。
「………」
歌声が止む。
つう、と温かいものが頬を伝った。
空知らぬ雨は、しばらく止むことはなかった。
ロート「あ!エルフのアルフィリオンさん!今から演舞してくれるんですか?それなら、ボクも見せていただいてから予言書を説明しますから、ぜひ演舞を見せてください!」
[エルフを近くで見る機会があまり無いのは、ロートも同じでした。すこし明るい声を出して、アルフィリオンを見守るようです]
疲れからか壁にもたれて演目を眺めていた私の脳裏が、瞬間支配される。
––––幼き日、父親に扱かれ泣く私を、母親が頭を撫でて慰めている。兄に比べ随分と発育の遅れた私を、母は大層かわいがっていた。
将来は文官になるか、政略結婚の駒とされるかといったところだったが、それでも私は満たされていた。
優しくあれと、言われた。優しい人だと思っていた。
厳しくも尊敬できる父親、才能に溢れ勇敢な兄、誰より優しい母親。彼らに並ぶ人となろうとただがむしゃに、努力をしていた。昨日はついぞ呼び起こされなかった明るい記憶が、映像となって私を襲う。
>>269 アルフレド
*手でガオーとするアルフレドにくすり、と笑う*
ええ、気にしないで
人に何かを頼むのにその代償を払わなかっただなんて、お父様やお母様に知られたら、お叱りを受けてしまうわ
わたくしを助けると思って、受け取ってくださいな
「どうにも、上手くいかんものよな」
手元で眠る鶏を癒しながらひとりごちる。おそらくこれも相応な値が付くのだろう、傷つけたままではいけない。
は、と気づくとそれは私の中から消えていた。
ぼやけた視界の先に、舞を披露していた女性が一礼する。
「…………なるほど」
なるほど確かに、私の記憶の中でも一際明るく幸せな記憶であった。けれど。
静かに目を伏せ、過去を回想する。
––––がむしゃらな努力が実ってしまったこと。
それが最初の悲劇だった。
如何しても、幸せには終わりがあり、しかし記憶には終わりがないのだ。
>>282 レリー
「ぁ……そうかよ。」
昨夜対抗心を燃やしていた相手の目の前で泣いていたことに気付いて、俺は慌ててくるりと背中を向けた。
前髪の下に隠された目を軽く拭って、掠れた声でそう返す。
「アンタも魔法使いだろうに、お人好しなんだな。」
黒狼騎士団……?騎士って国を守る強い戦士のことでしょう。
だけど王太弟さまの口ぶりだとなんだか違うみたい!
サテンさまがいたら後で聞いてみようかしら。
……あ、このプリンとってもおいしい!
>>281 エドワード
……ええ、とても
そうかもしれません……久々に大きな竜巻を出しましたし……緊張が解けたのかも
ありがとうございます
いただきますわね
*本当の事を話すべきか迷ったが、やめる事にした
人が沢山いるこの場ですべき話ではないし、突然昔話をするなど、唐突すぎる
そして何より、この話を聞いたらきっと、彼は……そう思いつつ、彼の作った木のコップを受け取り、口にする
ひんやりとして少しだけ心が落ち着いた*
/*カーマインの好みというか、余興部門一位は、ソフィーが喜びそうという理由でケラだったんだけど、今のパトリシアので、危険性を感じた。繰り上がりで、アルフレドかな。フリージアも悪くないけど、サテンと一緒に会場準備ってところ*/
/*護衛部門は、ローラン・エドワード・ジルベールの感じが好みなんだけど、カーマインは闇系の魔法が好きだから、その点ローランの魔法は綺麗すぎる。めっちゃ闇なのはジルベールだから、魔法としての優勝はジルベールかなあ。エドワードも技術的には素晴らしいんだが、なんか王様がついてけない部分があるから面白くないんだと思う(ワガママ)*/
/*やべ、アルフィリオンに余計なことを申し上げたかな?なんか予言書イベント挟んで全部出し切れないのは!と思うので、まだあるなら是非やってほしい*/
『黒狼騎士団』──。
懐かしい単語が聞こえた。
それも、ロート王子の口からだ。
セルナリア王国に帰順した黒狼騎士は少なくない。
だが、宮廷騎士として城の中で仕えているのは恐らくは自分だけだ。
その3人とは誰だ。
──昨夜の奇妙な少年を思い出す。
黒狼騎士団を名乗り、この国に仇なそうとする者がいるのか。
––––––––黒狼騎士団だと?
はっ、はは。はははははは!!
しぶとい。中々にしぶといではないか。なあ兄上よ。
《レリーの設定に黒狼騎士団に入って、サリーナ王国のお役に立つんだ!と幼馴染が言っていて、それを応援したかったから、現在黒狼騎士団を名乗ってるを追加します》
>>299 ローラン
あら?
御伽噺の意地悪な魔女のように、貴方に意地悪した方が良かったかしらあ?
……わたくしね、貴方の顔は見た事があっても、名前は知らないのよね
わたくしはレリー・エリュテイア
貴方のお名前、教えて貰ってもいいかしら?
*魔女〜のあたりは意地悪な笑みをにやっと浮かべるが、彼の顔を極力見ないようにし、その手にぽいっとハンカチを投げるが、その事については言及しない*
黒狼騎士団…
なんだかソロが言う通り、"護る"必要が出てきたみたい…
それにしても、あの病弱男の声…何度聞いても虫唾が走る…
護るべき、壊すべき、護るべき、壊すべき
頭の中で堂々巡りを繰り返すが答えは出ない
今、ソフィーは幸せなのかな?
頭の中には昔、一緒に過ごした時の彼女の笑顔だけが残り科のようにふわふわ揺れている
少女は自分の役目をいまだに確信できないでいた。
>>301 アルフレド
ええ、そうしてちょうだい
香水の完成、楽しみにしてるわね
*楽しみだわ!とアルフレドに、にこっと笑いかけた後、その場を去る*
いいや。
私が結ぶ二人は、だからといって私たちに協力する訳では無いよ。
だが––––。
殿下は随分と興味深い話をしてるじゃないか。まずは混乱に陥れるかと思っていたが……さてね。
黒狼騎士団とは。
中々に愉快で不快な話をする。
>>#10 ロート
弟君が見るのであれば、もう少し見やすいものにしようかね。
では、次は、地上ではなく、頭上にご注目。
視線は月に頼もうか。
[弓を構えたアルフィリオンは、今度は時間差をつけ、3本の矢を3回宙に放った。
はじめの3本は細やかな粒にバラけ、
次の3本は、炎となり、粒を燃やす。
最後の3本が燃えた粒子を吹き飛ばすと、
闇夜に浮かぶは所謂、花火であった。]
ほらほらまだ行こうか。
[続いての3本は、氷の粒にバラけ、
待ち構える3本の光の魔法と月に反射し光る。
最後の3本かそこを通ると、増加した氷の粒が、ふわふわと雪のように舞い降りた。]
*皆と話していると、ロートさまのお声が耳に入る
黒狼騎士団という単語は、サリーナ王国があった頃、お父様やお兄様がお話していた気がする
確か、幼馴染のあの子も、大きくなったら入団したい!だなんて言ってたっけ……
そんな事を考える*
ライラックの花言葉はたしかに「友情」「青春の思い出」。でも紫のライラックにはとくに「初恋」「恋の芽生え」って意味もあるのよ!
**
**
そうなの〜〜!フリージアちゃんいっぱい花言葉知ってて偉いねえ!!顔もかわいい!!
>>304 レリー
後ろからなにかを放られる気配がした。
白狼が姿は消したままくるくると俺の周りに粉雪を舞わせてそれを受け止め、俺に差し出した。
俺は遠慮なくその女物のハンカチを手にして目元に宛がう。
「……ローラン・アルグミュラー。セルナリア王国の宮廷騎士だ。エリュテイア……聞いたことのある姓だな。」
[氷の粒が舞い降りたのを見ながら、弓を下ろす。]
>>カーマイン
さて、僕の演目はこの辺りにしておこうか。
懐かしい歌に、懐かしい言葉が聞こえたんだがどうしたんだい?
黒狼騎士団だって?
>>312 アルフィリオンさん
ロート「アルフィリオンさん!ありがとう!月の光に光の矢が映えて、とてもとてもキレイでした」
ロート「あ、そう、本題に入りましょう。どうやら、予言書によると、ボクらは黒狼騎士団を全員無力にしないと、この魔法から抜け出せないようなんです。詳しくお話します」
*黒狼騎士団の名が書類から知れるだなんて……同胞は詰めが甘いわね
そう思いつつ、皆と話をする
その目は一瞬赤く染まるが、誰も気づく事はないだろう*
[ロートは、予言書の内容を読み上げました]
――予言書――
城が眠りに落ちた朝、三つの力が集う。
一つは白玉、この国を護る力のある者。
一つは黒狼、この国を滅ぼそうとする者。
一つは魔族、己の目的のために動く者。
この地に訪れた黒と魔を消し去らねば、白は闇に呑まれてしまうだろう
……失礼を承知でお聞きしたい。
伯爵、貴方は一体何者なんです。俺も同じ道を往く者だ、診せちゃくれませんか。確かに歴史の無い人間はいない、だがその魔法といい、今のこの状況といい、こっちも従うにはあまりに伯爵の事を知らなすぎるや。
《レリーすごい話すけど、あまり両親に話し方を寄せられないから、明日から頑張りたいです😭
それと、喉がとても乾くからアクション併用してるけど、そそれでも足りないっていう()》
白玉として集いしは、
占い師。黒狼を探し、魔を滅す
霊能者。夢に宿る霊と会話をす
共有者。忠誠の印を共有す
双騎士。その身の他を黒から護る
黒狼として集いしは、
呪の狼。占い師の力を滅し殺す者
智の狼。殺した者の力を見抜く者
黒の狼。白玉の中で暗躍する者
狂信者。黒狼を崇め、称える者。白玉として生きている
魔族として集いしは、
魔の者。因縁を結び、生死を共にさせる者。
蝙蝠人間。魔の者の眷属。
魔は黒には殺されぬ
空を照らす者。自分だけのために生きる者
>>311 ローラン
ローラン、ローランね!覚えたわ!
改めてよろしく、ローラン
昔は侯爵家だったから、それでかもしれないわね
……今は子爵なのだけど
*気まずそうに話しながら、右手を差し出し、握手を求める*
/*
アレフに返答しようとして、ロート様の言葉に思わず息を呑む。どういう意味だろう。1度アレフに目をやってから続く言葉に耳を傾ける。大人をからかう彼には後で叱りつけることにしよう
*/
……予言書…?どういうことなんだい…?
>>#11 ロート
「王子、私です。
セルナリアの騎士ローランです。」
「ご存知かと思いますが、私は以前サリーナ王国の黒狼騎士団の一人でした。」
「大臣が内通していたと言われる【黒狼騎士団】とは恐らく、ただ昔存在した騎士団の名を借りた賊だと思われます。」
「なぜなら、もうこの国に元黒狼騎士はいないはずだからです。」
俺と同じようにセルナリアに帰順した黒狼騎士はいた。
だが俺が知る限りでは、彼らは母国を裏切った自分を許せず自死を選んだり、セルナリアに反抗して処刑されてしまった者が多かった。
それに、黒狼騎士団を名乗る者が【眠りの魔法】を使うなど冷静に考えればおかしい。
ロート「……こんなところ、です。魔の者、とかはよくわからないですが、これから調査したいと思います」
ロート「もう少しだけ、ボク達に時間をください。慎重を期したいので
【心当たりがあっても、まだ秘密にしてください】
もう少し、他国の魔法などと照らし合わせて、この状況を打破できるよう考えてみます!」
>>313 ケラ
…………分かったわ!
お城で歌った時、貴方の事を見た事があるの!
と言っても、わたくしも幼かったし、一方的にだけど……すっきりしたわ、ありがとう
*ケラの話を聞いて、頭の中でもやもやしていた記憶がすっきりした
幼い頃、社交パーティーに連れていってもらった時に、18歳だったケラが歌っていたのだ
その歌声に幼いながらに惹かれていたが、今とは違う恋の歌を歌っていたので、思い出すのに手間取った
晴れやかな顔で彼女に礼を言い、アルフレドとの間を邪魔してはいけないと、その場から離れた*
我が同胞は詰めが甘いわねえ……
ヘズ、大丈夫よ
存在がバレたからといって、ここには幸い、力の強い者達が集まっている
誰が[黒狼騎士団]かだなんて、わかりっこないわ
それに、貴方達にはとても強い力がある
あたしも全力でサポートするから、頑張りましょ?ね?
>>310 ケラ
小難しい話をしてしまったね。すまない。
まあ、その程度のものだという理解で構わないよ。
/*
そうして、彼女の質問に困窮する。
僕の…得意な、魔法は、
好きな、ものは。
*/
…僕の好きなものは。そうだなあ。
研究…かな。新しい魔法を生み出す、研究。
僕は、さっき披露したような攻撃魔法しか使えない。
君の歌のように、人々を幸福にする力は…ないんだ。
>>316 ローランさん
ロート「あっ!貴方は宮廷騎士のローランさん。
そ、そうなのですか?ホンモノの、元黒狼騎士は、もうローランさんしか、いない、と。
[その言葉の意味するところを察し、なんと言葉を継ぐべきか逡巡する]
むむ……そうですか。それでは、やはり大臣とともに復讐を企てた賊と考えて良いでしょうか。何にせよ……この国の予言というのは、信憑性があるものなのです」
ロート「ボク達セルナリア王族は、世継ぎの王子に、予知夢の能力が受け継がれるのです。だから、もちろん、兄上もなのですが……その王子達が必ず見てきたお告げらしいのです。だからきっと、今回のことと無関係ではない、ハズ」
>>257カーマイン王
恐れ入ります。
*カッツェは帽子を取り、深々とお辞儀をした*
私が使える“魔法”はあと、テレキネシス……です。こちらも、マジシャンのような真似事が出来るかと。
*左手で指を二度鳴らす。ティーセットを自在に動かし、紅茶を淹れた*
*エントリーシートを炎で焼いて文字を書いたり出来るのだが、あの魔法はまだ不完全のため、あまり披露したくなかった*
ええ、料理はそれは豪華なものをこしらえていただきました。存分に味わって頂こうと思いますわ
……まぁ、今そんな状況ではありませんが。
*ロートの言葉に耳を傾ける人が多い中、腹を満たす行為をするほど呑気な人はいないだろう*
*静かにカッツェは、紅茶を啜った*
へぇ、予言か。
そういうものは度々聞くが、大抵偽と決まっている。
しかし、王族に伝わっている書となれば、とも思うが…
ローラン君のいうとおりかな。
黒狼騎士団が魔法を使うとは考え難い。
やつらが侵攻するのならば、武力となろうが。
あんなに肉体に頼っていたというのに、今さらその信仰を手離すなど、黒狼騎士団を名乗るが恥だ。
[予言の書の黒狼騎士団に対し、疑心を露わにする。]
しがない花屋 ケラは、調香師 アルフレド を能力(占う)の対象に選びました。
>>#15 ロート
その通り。私の魔法能力は、予知夢だ。
全くもって必要もなければ、知りたくないことばかり知ることになるし、肝心なところはわからん、つまらん能力だ。
しかしながら、現状を打破する可能性があるなら、まあ、役には立ったのかね。
慎重を期す、というのは、要するに、私としては
大事な国民を【冤罪で殺すことがあってはならん】と思うわけだ。
勿論、反逆者は死罪。それはここに集まっている者達はよく知っているはずだな?
しかし、諸君は私の大切な国民でもある。私はこの国の民の命を守る義務がある。
よって、何とかして無実の者が無事に出られる方法を考えよう。
>>314 レリー
ばつの悪そうな顔を見て、レリーの言わんとしていることをなんとなく察した。
こいつと違って爵位なんぞはないが、俺も似たような境遇だからだ。
それにしても、なんとなくむず痒い気分になる。
この握手という文化は本当に理解できない。
「……ハンカチはあとで返す。」
そう言って、軽く右手を握り返してやった。
あ、今更なんですけどぉー
厨房で呪文唱えて光ったのはー
他の人が入ってきて目を見られないよう
念のためフラッシュ的なことをしたんです
直接呪いとは関係ないねす
>>297カエデ
あ、ありがとう......ありがとう......。
[思わず口ごもってしまう。国王の言葉に揺らいだ気持ちがふわりと戻ってくる。
そうだ。例え国王に届かなくとも、目の前の彼女には確かに届いたものがあるのだ。本当は全ての者に安らぎを与えたいと思っていた踊りではあるが、今は彼女が笑ってくれれば良い。そう考え直した。
そして王子の予言を聞く。]
あたしにはあなたみたいに誰かを守れるような魔法は使えないけど......協力できることがあれば言ってちょうだい。
国の危機だもの、なんでもするわ!
[握り返した手のひらは、随分と頼もしく感じた。]
>>310 ケラ
「おぉ、歌姫さんか……」
「そうさな、熱い恋とか冷たい殺意、なんてよくいうだろ。雑に言や、それがそれぞれ陽、陰だ。
んで殺意で例えるならじとっとした恨みの籠ったのが湿りで、仕事で人を殺すなら乾きだな。
呪医ってのは例えば相手を殺したいほど恨んでるヤツ──要は陰湿の気のヤツに、陽乾の気をぶつければ多少はバランスも取れるって寸法で仕事してる訳よ」
ついつい王の前ではうまく説明できなかった部分がぽろぽろと口から漏れ出る。気を使わせているな、とも思う。
「いやさ、あまり面白い話でもないだろう」
そのまま昨日のアレを口に運ぶ。旨い。
ふうん、予言を聞く限り私は双騎士ってとこですね…
この十数人の中に黒狼騎士団が三人か…厄介ね…
仕事はするけど、この式が、ロートがなくなればソフィーは少しでも私のものへと近づくのかな…
「おい、カエデ悪い顔してるぞ」
「なに勝手にでてきてるのよ…」
「約束は守るんだろう?ちゃんと守れよ」
「わかってるよ…」
胸の中であの日の約束を「また」繰り返す
仕方なく、しょうがなく、彼女は双騎士として動き出す
そうそう、ロートは魔の者がわからんと言っていたがな。
私の趣味の魔法研究を舐めてもらっては困る
おそらく、どこかの国で開発されたという、【強制的に生死を共にさせる魔法】だな
どうも、《因縁》と呼ばれる運命のヒモを、任意の二人に結びつけることで、その者たちのどちらかが死ぬと、もう片方も後追いして死ぬ……そういう、はた迷惑な魔法だそうだ。
運命のキューピッド気取りなのか?
蝙蝠とかいうヤツは……蝙蝠が超音波を出すことを考慮すると、【テレパシー能力】の持ち主というところか?
あとは、空を照らすもの、か
それは全くわからんが……そういえば、昨日来賓の「上様」から土産にいただいた「下駄」。アレは、天気を占う時にも使用するものらしい。
……いや、まあ、コレは雑談だ。そう大したことではあるまい
…ッは!ご大層な予言書だ…
そこにこの国が滅びる様が描かれていれば良いものを。
ロートは「調査する」「考えてみる」と言ったな。ハッタリかは知らんが、どうやら予言書から結末はわからないようだ。
ヘズ、エレ。まずは目の前のことからだ。
…念のため聞くが…白玉とやら、その【特殊な力を騙りたい希望はあるか?】
>>*15 ロキ
ええ、全くだわあ
本当、厄介極まりないシロモノね
あたしは嘘をつくのが下手だから、潜伏していたいのだけど……ロキやヘズがお望みであれば、嘘をつくのもやぶさかではないわ
『黒狼騎士団』、か。
グラン家と黒狼騎士団のつながりは深い。兄も父も所属していた。
「……復讐だというのか」
元黒狼騎士団が起こした反乱を私は知っている。何せ身内が起こしたのだから。
その反乱からも数年が経った。
「……かつての公爵家として、耳に入る情報も無い訳では無いが、聞いたこともないな。黒狼騎士団の残党などというのは」
思考を巡らせていると、ローラン殿の声が耳に入る。
>>316 ローラン
「確かに、そう考えた方が辻褄が合うところではある。名を借りただけの賊か、……もしくは黒狼騎士団の意思を次ぐ魔法使いがいるということだろうか。
ふん、国が滅びて六年。今更サリーナを望んでも、もうかつての暮らしには戻れまいだろうに」
やっぱ怖いから別の人にしよっかな…呪狼引いたら死ぬから嫌だなぁと思って、どうせなら仲良くしゃべれる人と過ごそうって思うんだけど…アルフ敵だったら悲しすぎる
>>ロート
>>カーマイン
えっ、賊、でしょうか……。
ええと、予言書の存在については、わたしも教会で噂に聞いたことはありました。でも、本当に実在していたのですね。
しかし、わたしたちの中に、この国を裏切ったものがいるとは、にわかに考えづらいことではあります。
もう少し調査をなさるとのことですから……わたしは、また新しい情報を提供していただきたいと思います。
ここには、年若いひともいらっしゃいますから……安全第一で、お願いしたいですね
(フリージアは怖がっていないかな)
/*
ミーチェは預言書の内容を理解しました。
*/
わるいひと、いるんですか…?
どうして?みんなおうさまにほめてもらうためにきたんじゃないんですか?
>>*16 ヘズ
ええ、そうよ
だから、きっと大丈夫……でもね、あの伝説通りなら、白玉の占師とやらがあたし達の正体を見抜けるみたいだわ
ふふ、その調子なら大丈夫ね
そうそう……あたし達はよい事をしているのだから、堂々としていればいいの
*子供に言い聞かせるように、優しくかつしっかりとヘズに話しかける*
/*
国王と王太弟、それから周囲の会話を少女はじっと聞いていました。
*/
白玉……ってたしか異国のデザートよね。おいしいものはいいものよ。
でも、黒にのまれるってどういうことなのかしら。
みんな、どうなるの?
それに白と黒いがいにも何かいるの?
こわい……。
さて、気を取り直して、アルフィリオン殿の魔法の件と
最終結果の発表といこうか。
賊の件で気になることがあれば、ロートの方に言ってくれ。
>>312 アルフィリオン
やあ、ロートのことも考慮してくれたことは礼を言おう。
なるほど、この時間でこその魔法であったわけだ。
まさか、この眼に遠視・暗視魔法を施してもらえるとは思わなかった。話には聞いていたのだが、私に術をかけるとなると、躊躇う者が多くてな。実際に体感したのは初めてなのだ。
貴殿の弓術、大変見事なものだった。
意外、といっては失礼だが、まさか複数の矢を同時に放つとは。存外筋力もあると見える。
矢にまとわせる五大魔素は自由自在、と言ったところか。
弟も言っていたが、月の光に照らされて変化した矢も乙なものだったぞ。
ふむ、貴殿は不本意かもしれんが……余興として、式の最後に日が暮れてから見せたらさぞ美しいだろうと、そのように思った。
美しさと強さを兼ね備える、エルフならではの魔法であった。
なるほど。
言っていることも分からなくはない。
いいだろう。診たいというなら診るがいい。
私のこの魔法は、七年前に手に入れた。
あたまの可笑しい"医師"とやらに、無理やり植え付けられたんだよ。
ふ、詳しい説明を所望かな? 少し長くなるかもしれんが……。
>>322 ローラン
ん?何のこと?
ふふ、じゃあまたね!
*握手に応じてくれたローランに、素直ではないが根はいい人なんだなと思った
男の涙に触れるべきではないなと考え、ハンカチの件はすっとぼけた
ハンカチの事を言及されるのが嫌だったので、ローランの手を軽くきゅっと握り返し、ぱっと離れ、彼に手を振ってからその場を離れた*
/*
預言書…ねえ。
どうにもただ事じゃないとは思っていたが、胡散臭い話になってきた。
預言に関してはともかく、大臣さんとやらと志を同じくする輩がいるらしいという話だ。
いつ何時誰かが襲いに来るともわからない。
しかし、ここには相当の猛者が揃っている。
そう易々とは攻め込めないだろうが…
僕も常に魔法を放てるようにしておくべきだろう。
*/
…ふん。「黒狼騎士団はもういない」「魔法を使うなど、信仰を捨てた」などと愚かな。
黒狼が誇りはその魂にあり。手段にこだわり本懐を遂げられぬなど愚の極みよ。
…かつての戦で腕と脚の腱を切られて以来、私は剣を握ることすら出来なくなった。私のすべてが傷つけ奪われようとも、それでも私は貴様らの喉笛に喰らいついてくれる。
…それが、セルナリアを恨み、魂がそこから動けなくなった者たちに私ができる、ただひとつのことなのだから。
[黒狼騎士団と名乗る一味が、セルナリア王国に復讐しようとしている。復讐…。必然的に蘇る、妹のこと。]
白…、黒…、狂信者…、ということですね。あとは、魔と蝙蝠と、照がいるということですね。
復讐…。なんて愚かな。
そう……よね。王太弟さまのご結婚式がある以上、選考は最後まで行われるんだわ。
でも、国王さまの>>334 あのお言葉。この中に黒狼、がいるってことなの?
>>335 サテン
あ……サテンさま!
/*
少女は思わずサテンに走りより、そのまましがみつくようにして、声をひそめ話しかけます。
*/
サテンさま。あのお話はほんとなの?この広間に、黒狼や、ほかにも悪い人がいるの?
サテンさまは……ちがうよね?
その通りだわ
黒狼騎士団に忠誠を誓う魂が、その程度で穢れるなど浅慮にもほどがあってよ
セルナリア王国の国王と民はやけに魔法に自信がおありのようだけど、奴らが誇りに思うその魔法で叩き潰したら、一体どんな顔をするのでしょうね?
……その時こそ、かの戦争で失ったサリーナ王国の者達が救われるはず
>>335 サテン
あ……王太弟さまが、まだひみつって言ってたんだわ。
ごめんなさい……。
/*
少女は、サテンの服にしがみついていた手を放した。
*/
>>339 フリージア
んー……そうですね、予言書の件はまだ、噂のようなものですから
でも、残念ながら、この城に魔法をかけた人の仲間が入り込んでいるのは本当らしいですねえ
ここにいる方々は、悪い方には見えませんし、きっと、これ以上悪いことは起こらないと、信じたいですが……
もちろんわたしは違いますよ。
昔は、サリーナ国民でしたが、今はこの国にお世話になっていますからねえ。
それに、復讐なんて、寂しいものです。
>>340
悪いことではないですよ。不安になるのは当然のことですからね
(元気の無いフリージアを慰めようと思って、彼女の背中をやさしくとんとんと叩いてみます)
ヘズのちからは、ヘズのものですから
もてるちからすべてをつかうのが、ほこりたかきあかしだとヘズはおもいます
ヘズにやさしくしてくれたみんなを、ひどいめにあわせたことはずっとゆるせないんです。すくい…なのか、ヘズにはわからないですけど、ヘズはみんなのためにできることをしたいんです
**
**
サテンさましゅき〜〜〜〜(´;ω;`)
アルフレド、しわさんかなって思ってたんやけどえるるんかもしらんな
余興部門順位
1.アルフレド(五感に訴えかける余興)
2.アルフィリオン(式の最後に見せて欲しい)
3.フリージア(華やか)
4.ネーロ(ソフィー好み)
5.コータロ・サテン(地味だから)
落.パトリシア・ケラ(危険分子)
準備部門
1.ネーロ(便利)
2.グスタフ(修復や変形)
3.サテン(植物の変形)
>>331 ケラ
見知らぬ女性に、話しかけられる。そうだ、先程歌を披露していた女性だった。
「そうさ、ご婦人。
……あの騎士団が復讐を目指していたかは別として、ね。盲信を忠誠と取り違え、狂ったように亡国と主君を求める人間もいる。
さすがに、六年も経ってお目にかかるとは思わなかったがね。
騎士と呼ぶにも烏滸がましい成れの果て、亡霊のようなものだ。だが亡霊であれば亡霊らしく大人しくしていればいいものを。
魔法まで得たのであれば少々厄介ではある」
忌々しい気持ちを声にして吐き出す。少々荒い口調になってしまったのには申し訳ないと思った。
「……まあ、復讐もなにも単に何らかの企みを持った人間が、丁度いいと黒狼騎士団の名前を借りているだけだという可能性も、充分あるがな」
>>諸君
さて、そろそろ疲れが見える者もいるようだし、先に
《余興部門》の発表をしようか。
余興部門の優勝者は―――
【調香師アルフレド】!!
優勝の理由としては、エントリーした者の中で、最も五感それぞれに訴えて楽しませる力が強い魔法と判断したからだ。
本番でも、ぜひ大規模な魔法で観客を楽しませてくれ。
また、余興部門の特別枠も発表しよう
【射手アルフィリオン】
護衛部門が本意だろうが、ぜひ、式の最後に、最後に見せてくれた光り輝く矢の魔法を、花火のように見せて有終の美を飾って欲しい。
【孤児院生フリージア】
そなたは、花嫁のソフィー姫について、花を降らせたり撒いたりする魔法を披露してほしい。
いわゆる、フラワーガールというやつだな。
そなたの魔法で花びらが散っている様子を見て、ピンと来たのだ
>>*22 ヘズ
そうね
さっさとロキを占って、いなくなってしまえばいいのに
*ヘズのしっかりとやるという発言に穏やかに微笑み、彼女の頭を優しく撫でてあげる*
>>321 カーマイン
つまり、国王殿、無実のものは殺さず、黒狼騎士団や魔族を名乗るものだけを殺せと仰るのかな。
さてはてまた面倒なことを。
ここにいる皆は魔法を使役したのに、黒狼騎士団も紛れ込んでいるなどと言う。
魔法を利用している時点で、騎士団から除名されそうなのは置いておくとしても、肉体派という特徴を隠されてはなかなか見つけにくい。
ついでに言うなら魔の者とやらも情報に乏しいしな。
兎にも角にも、情報が足りないが、明日まで待てと言うことかな?
弟君には何らかの調査能力もあるようだし。
>>342 サテン
そう……。
でも、そうよね。サテンさまが怖いひとなはずないわ。
あ、ご飯がまだだったのね。邪魔してごめんなさい……
/*
大人しくしようとした少女でしたが、背中に触れる手のやさしさに、今にも大粒の涙が溢れそうになりました。
手をぐっとにぎって、少し横を向いてこらえます。
そのとき、国王の声が耳に入りました。>>334
*/
……。
アルフレドさんが優勝なのね。
おめでとう、ございます。
>>#15 ロート
改めて言葉を交わすと複雑な思いに駆られるが、今は物思いに耽っている場合ではない。
「予知夢……ですか。どういった経緯でその者たちが現れるかは不明だが、魔族と黒狼は確かにいると。」
……。
呪いの狼。
智の狼。
そして、黒の狼。
上等だ、狼と冠する者はすべて俺が炙り出してやる。
「お任せください。このローランと白狼が、必ずや黒狼騎士団を名乗る賊と魔の者たちを見つけ出してみせましょう。セルナリアと──王子の未来を守ってみせます。」
>>346 カーマイン
えっ……!
わたし、が。ソフィーさまのフラワーガールを。
嬉しい。どうしましょう。
あ、ありがとうございます!!
フリージア、たくさん練習しますね!
/*
思いもよらない報せに、まだ涙を浮かべたまま少女ははにかみました。
*/
**
**
めっちゃうれしい!!!!!えっほんとうにうれしいこんなに喜べると思ってなかった思ったより感情移入してるかもやばいやばい。
>>330>>346 カーマイン王
お褒めいただき恐悦至極。
余興部門というのは素直に喜べないが、護衛部門は多かったからな、致し方ない。
近接の方がほしいと言われるのも儘あることだ。
[苦笑いの後、カーマイン王に仰々しくお辞儀をする。]
そして、優勝したアルフレド君とやらもおめでとう。
花びらの君かな?君の大技は目を見張るものだった。
**
**
ハッ!!もしかしてフリージア、『フラワーシャワー』を降らせるのが役目なのでは……?(蘇る悲しい記憶)
>>325 ジルベール
「確かにそうだ。それでも、あの暮らしは戻らなくとも、失った誇りを取り戻したい者もいるのかも知れない。…復讐なんて馬鹿鹿馬鹿しいがな。」
−−抜き取られた牙を恥じるがいい。
あの言葉が蘇った。
今の暮らしに甘んじている俺に比べれば、復讐に燃える者たちの方がよっぽど気高いのかも知れない。
それでも、二度も恩ある国に背くわけにはいかない。
ソフィー姫の幸せを願うなら、そんなものに身を焦がしてはならない。
「アンタはもうサリーナを望んでいないのか?」
>>353 サテン
うふふ。ありがとうサテンさま!
フリージア、きっとうまくやってみせるわ!
でも。このままじゃ結婚式をつつがなく行えない、よね。
/*
喜びも束の間、先ほど聞いた話を思い出し、少女は神妙な顔つきになります。
*/
魔法使いの弟子 カッツェは、ここまで読んだ。 ( B110 )
>>*25 ヘズ
*撫で終えた後、彼女の提案を聞く*
あたしは構わないわ
[因縁]ねえ……これも本当に厄介ね
あたしも一応、嘘をつく準備をしておきましょうか
正直なところ、【霊能者】だけはあまり出たくないわ……
何でかしらね、この名前を聞くと、嫌な予感がするの
しがない花屋 ケラは、咎負いの宮廷騎士 ローラン を能力(占う)の対象に選びました。
さて、大切な護衛部門だが……これはたいへん悩んだ。
みな、それぞれ強大な力の持ち主で、本当に甲乙付け難い。
候補は三人だった。
【エドワード・ローラン・ジルベール】
ローランが実力者なのは知っている。国民からの人気も高い。しかし……向かってくる敵やこちらから仕掛ける際に有効だが、魔法範囲の広さにすこしマイナス
エドワードは、複数の魔法を完全に使いこなしている点でとても評価できる。私の知らん術式もマスターしているだろう。広範囲で殲滅させる魔法は大変頼もしい限りだったが…私の好みの関係でな、あと一押し華が欲しかったのだ。
そういうわけで、護衛部門の優勝者は
【伯爵家当主 ジルベール】
複数の剣を使いこなす器用さに加え、それが50程同時に操れるというのは魔法を扱う範囲としても申し分ない。
一本一本を自在に操れるようだったし、個々の的それぞれに細かい対応が期待できる。
特に、最後の……貴殿の闇のような魔法が、私の好みでなぁ
身代わりを置けるというのは、敵を油断させる意味で大変有効だ。しかも、ただの身代わりではなく、相手を滅する力もある。能力としてとても評価する。
当日は、護衛代表として、各所に目を光らせてくれ
**
**
コータロかわいいかわいいかよ……
のちのちお前のせいだとか言われないかな……フリージアのこと嫌って……?
>>358 アルフレド
ああそうだね、話すのははじめてだ。
僕はつい、草花には実用性ばかり考えてしまうから、君のような使い方は新鮮だったな。
ショウとやらは、こうやって魅せるんだってね。
君とは仕事を一緒することになったし、お名前を聞いておこうか。
僕はアルフィリオンと言うんだ。
護衛部門を希望していたが、余興でも気は抜かないよ。
[アルフレドに右手を出し、握手を求める。]
準備部門については……大雑把なようだが、志願者は、ぜひみな手伝って欲しい。
準備部門の優勝を決めるとするなら、
【運び屋ネーロ】
空間を動かしたり接続したりできる魔法は、大小様々なものの移動で役に立つだろう
「くすくす」
「くすくすくすくす」
「余興も終わり」
「悲劇が始まり」
『黒き災禍は全てを呑み込む』
「くすくす」
「くすくすくすくす」
護衛代表はジルベールに決まった。
正直とつてもなく悔しく、落胆したが、優勝者が伯爵ならば致し方ないとも思えた。
「おめでとう、伯爵殿。アンタなら王子の挙式になにが起きようとも護り抜くことができるだろう。」
これが、別の魔法使いが優勝者だったら、当たり散らしていたかもしれない。
>>360 コータロ
「今日も元気そうだな、フェイク。」
「ポットにまだ紅茶が残っているなら、陛下にお淹れしてくれ。俺のはもう空でな。」
>>364 アルフレド
「花の魔法使い。余興部門、優勝したようで良かったな。レベッカもアンタを誇りに思うだろう。」
/*
発表を聞き、僕はジルベールに拍手を送る。
護衛部門の優勝はならなかったが…まあ、この結果なら研究所にも文句言われなくて済むかな、なんてことをぼんやり考えていた。
あとは、僕が護衛の任に就かせてもらえるかというところだが、この分であれば問題ないだろう。
拾って頂いたこの国への恩を返さないと。
*/
護衛部門はジルベール君か、おめでとう。
[アルフレドとの話の途中だが、カーマイン王が発表するのを聞き拍手する。]
彼は複数の剣を操る…身代わりも作れるなら申し分ないな。
ジルベール君は貴族だとも、耳にしたしよき式にしてくれるだろう。
ふむ、ところで、王のカップが空だな。
僕のポットは空っぽなので、誰か注いでやってはいかがかな?
ローランに言葉をかえそうとするも、その前に、陛下の声が聞こえて口を閉じる。
どうやら護衛部門の結果も今、発表されようとしているらしい。
呼ばれた名は––––私だった。
>>361 カーマイン王
「!
身に余る光栄でございます。どのような輩が狙おうとも、大切な御身は勿論、式も傷一つつけずお守りしてみせましょう」
忌まわしく、サリーナでは忌避された術であるが、こうして陛下に認められるのであれば、あの日々も浮かばれる。
喜びと感動に声が震えないよう、跪いて深い礼を取る。
……ローランやエドワードさんも、選ばれてよかった
ローランは悪い子じゃないし、エドワードさんは言わずもがな、よね
この3人なら、安心して任せられる……やだ、あたしったら
*独り言をぽつり、ぽつりと零す度に涙が出る
納得はしているが、純粋に悔しかった
……誰もいない部屋の隅でよかった
そう思いながら、服の袖で涙を拭く*
>>ジルベール
やあ、受賞おめでとう。
挨拶もまだだったね。僕はエドワード。
君の魔法は素晴らしかった。君が護衛代表になるのなら僕は文句はない。王を頼んだよ。
みんなすごいなあ
私はソフィーに会いに来ただけだからオーディションに興味はなかったけど焚きつけられて無理もしてしまったし
なにより未知の魔法に肝を抜かれっぱなしだった…
この世界には知らない魔法であふれてるのね…
この話もきっとソフィーは楽しんでくれるはず…
そういって彼女は紫の本にひっそり加筆した。
>>365 ローラン
お初にお目にかかる。僕はエドワードだ。
お互い、惜しかったね。
君の剣と魔法は非常に強力だった。これから、護衛代表ではないが、護衛の任に就くことだろう。
君が仲間で心強いよ。よろしく頼む。
/*
ジルベールはソフィーのはとこっていうのもあって、他の人と関わる時に比べて棘がない。ファルスに憧れてたところから側近だったアルベルトの弟っていうのに尊敬の念がある。
*/
>>エドワード
初めまして、そして受賞おめでとうございます…
私も護衛部門にエントリーしていました、名はカエデです。
正直言うと完敗です…魔法を見ただけではっきり思い知らされました。
あなたが代表でほんとによかった…
これから頑張ってください…!
少しでも私も力になれるように精進します…!
そういえば、今日カーマインを殺すのよね?
なら、この剣を使ってちょうだいな
*最初、黒狼騎士団だと証明する為に出した剣を取り出す*
この剣はね、秘密裏に回収した黒狼騎士団の宝なの
……きっと、この剣はカーマインの血を吸いたがっているはずよ
*ふう、とため息のような、安堵のような、意味のこもる息を吐く。オーディションが終わり、緊張の糸が少し緩んだのだろうと自身でも思う*
*ソロンディールの言うように上手くは行かなかったが、これでいいとカッツェは思っていた。忌まわしい力を使うことは自分でもよく思わない。力になれるならと呪いを使って見たものの、いざ行使しろと言われれば躊躇うだろう*
*パチン、パチンと指を鳴らし紅茶を淹れ、会場の様子を伺った*
*気付けば料理も減っており、皮肉そうに笑う。こんな呪いでも役に立っているんだと、使い方を誤らなければ良いものだと痛感した*
>>376 カエデ
今晩は。わざわざありがとう。
僕は貴女の魔法も見ていたよ。あんな大掛かりな術式を発動させるなんて、正直驚いた。
君はもう少し身体を大事にしたほうがいい。あれほどの魔法の発動には、少なからず身体にダメージを与える。
君のような強力な魔法使いを差し置いて受賞するのは恐縮なんだが、僕は僕なりに護衛の任を全うしようと思う。
また、君とは魔法の話がしたいね。
>>364 アルフレド
またずいぶんと軟派君だな。
君ならば、少なくとも黒狼ではなさそうだ。
あの予言が本当でも信用できそうだね。
[アルフレドのウインクに当てられながら返事をする。]
えええええ。ローランじゃないのお?前髪でしょお??
だって前髪だしめっちゃ喋るし恋愛しないって言ってるからソフィーに矢印向けてるし…これで違ったらどうしよ。え、前髪前髪言っといて違う人で「私めっちゃ前髪って言われてる」って引かれたらどうしよ。
>>375 ケラ
*部屋の隅で泣いていると、胸元に違和感がし、そちらに目線を向ける
そこには、いつの間にか見た事のないコサージュが付いていた
ふわっと香るその花に慰められた気がした
誰が寄越してくれたのだろうか……そう考えながら、袖でごしごし目を擦り、泣くのをやめた*
ああ、そうそう、はっきりと言っていなかった気がするが、
無論、【エドワードと、ローラン】にも、護衛として任についてもらう。
エドワードは主に入場門付近で目を光らせてもらい、
ローランは来賓の近くにいてもらおうかと思っている
他の者は……一旦保留だな。会場の規模によっては招集しよう。
話したついでに【魔法使いの弟子カッツェ】よ
そなたのテレキネシスは、準備やもてなしで役に立ちそうだからな。申し出はなかったような気がするが、準備部門として働いてくれんか
*気持ちが乱れている今だと、素直におめでとうと言える気がしなかったので、護衛部門に選ばれた3人にはあえて声を掛けなかった*
ふう、本日茶を勧めてくれた諸君、有難く思うぞ。
おかげで存分に話せたし、弟と姫の結婚式のために万全の準備をすることが出来た。
諸君らには感謝しよう。
願わくば、何事もなく、諸君らが此処から出られることを。
それではな、疲れも出ているだろう。
各々よく休んでくれ。
私も、今日はもう就寝するとしよう。
/*
受賞の喧騒の中、レリーの姿が見えないことに気付く。
…王の述べた名前の中、彼女の名前はなかった。
悔しかっただろう。彼女は、自らの性別も身分も省みず、プライドを胸に演武を披露したのだ。
この国の役に立ちたいと、その思いだけを胸に闘ったのだ。
…僕は、彼女になんと言ってほしかったのか。
優勝はできなかったけど、すごいです!おめでとうございます!とでも言ってほしかったのだろうか。
今、彼女から僕にかけられる言葉など、存在し得ないと、わかっているのに。
今、僕から彼女にかける言葉など、存在し得ないと、わかっているのに。
*/
>>エドワード
私みたいな魔法の資質がないものはああいう道具に頼るほかありませんので…
[才能あふれるエドワードを前に少し悔しそうな顔を露わにする]
ええ、また今度…
その時には魔法について詳しく教えてほしいものです…
それではここで失礼、まだ挨拶できていない方がいるので…
[カエデはその場を後にした]
>>365 ローラン
「ありがとう、ローラン殿」
ローラン殿の言葉に素直に礼を言った。恐らくは彼も悔しいだろうが、……ここで私が何を言っても嫌味に聞こえてしまうかもしれない。礼をいうに留めた。
「ところで先程の話だが。
もう、というがね、……私はサリーナを求めたことなんてないさ。稚児の戯れとしてならともかく、戦争が始まる以前からサリーナ王国への忠誠も愛もない。あの国は私には、痛みしか残さなかったからね」
《見学は
うえさま→みしぇちゃん
リンミュール→太郎ちゃん
エクス→お亡さん
参加者のお方はもう少し日が経ってから当てに行きます》
>>384 アルフレド
黒狼と名乗りながら、魔法を使うような奴だがね。
"殲滅せよ"との命令なら簡単、いや、抵抗されたら簡単でもないが、冤罪はいけないと王は言うんでね。
身分を確認しながらとは、全く面倒なことだ。
*明日、国王陛下に準備部門の手伝いを願おう
あたしの風魔法なら、重い物を運ぶのだって簡単だ
……後、エドワードさんにおめでとうと言いに行こう
エドワードさんが選ばれて嬉しかった気持ちは、本物なのだから*
>>382カーマイン王
はい。仰せのままに。ソロンディールの名の下、王の命以上の働きを約束いたしましょう。
*やけ食いをしていた最中、呼ばれる筈のない方から名指しをされ急いで対応をしたが、もう背中しか見えなかった*
(ちっ、遅かった)
*椅子に座りなおし、紅茶を淹れる。浮遊させるティーポットを指揮する指は、何処と無く歌を奏でいるように軽やかだった*
/*カーマイン皆様のお陰で規定ポイントの倍くらい話せてるんじゃない……?一応足りなくなったらロードで補完するつもりだったけど、おかげで最後の挨拶できるわありがとう……*/
>>370 アルフレド
「…ふん。」
王に一番に認められなければ意味がない。
そう言おうと思ったが、アルフレドの屈託のない表情を見ていると、口にする気はおきなかった。
代わりに、軽く鼻を鳴らす。
そう褒められるとなんとなくまんざらでもない気持ちがするのも事実だった。
>>374 エドワード
「…ローラン・アルグミュラー。」
声をかけてきた男、エドワードも俺と同じく名を挙げられた魔法使いだった。男に倣って名乗り返す。
「…アンタの魔法も見た。あの目にも止まらぬ俊身は、どうやって身に着けたんだ?」
会話を続けるのはローランなりの友好の証だ。
《エドワードにおめでとうと言いに行かなかったのはね、メタいけど喉の関係ですね……()
それと、明日の方がレリーの心情的に良いかなと思いました
言えるかなー明日どたばたしそうなのだけど……》
《これ、言わない方がエドワード的によかったらどうしよう
エドワードの中の人はレリー及び私の掛け合いに付き合って下さり、ありがとうございます……🙏》
>>396 兄上
ロート「兄上〜!各部門の優勝者が決まったようで何よりです!それにしても、ケラさんへの態度、冷たすぎませんか?少しくらい、出ていただいてもよさそうなのに。ほら、ソフィー姫もケラさんの歌は好きだと、前に――」
>>373 エドワード
「ああ、丁寧にありがとう。貴殿は私と同じく護衛を担当するのか。よろしく頼むよ。
私は、ジルベール・グランだ」
実力者の中から自分が選ばれたことにまだ、実感がわかない。
たまたま彼の演目は見逃してしまったが、彼も手練なのであろう。
>>all
皆さま。夜食という時間になりましたが、小腹がすいた方はいらっしゃらない?
温め直すことは……多分、出来ますわ。欲しい料理があれば教えてくださいな。
*このくらいの規模なら、炎を使って加熱することも容易いだろう、とカッツェは思い料理を見る*
サンドイッチにビシソワーズ、そのままでも美味しい料理もございますわ。
また、デザートが残っていますの。
フルーツやナッツ、スコーン、タルトやケーキもございましてよ。
是非お召し上がりになって?
*残った料理が勿体無いと、声をかけた*
(激辛?)
香辛料…確か厨房にあったわね
*パチン、パチンと二度指を鳴らし、どこからか地獄の釜のような色をしたソースビンが現れ、サンドイッチの横に並んだ*
はい、どうぞ。宮廷騎士のローランさん。
*彼の方を向いて、ニッコリと笑った*
>>400 兄上
[諌められたことよりも、その後の言葉の方が、胸に引っかかりました。どうして過去形に?]
ロート「どうしたのですか?改まって……ボクも、兄上の弟として生まれてこれて、本当によかったと思っていますよ!
……今日は、ボクのために、国王自ら魔法使いたちを審査してくださってありがとうございました!これからも、兄上の支えとなれるよう精進しますね!」
>>401ケラ
これはこれは、良い夜ですね。花屋のケラさん。
魚料理ですか。承りましたよ。
(確かこっちに魚料理あったよな?)
*パチン、パチンと左手の指を鳴らしつぎ分けたものをケラの前まで浮遊させる*
こちら、サーモンのカルパッチョです。
カロリーも夜中に気にしなくて大丈夫かと思います。
少し多めに盛り付けたので、お腹を満たせるかと。
*あっさりとした料理だが、温め直す必要もなく美味しく食べてもらえるだろうと選んだが、好みがわからず少し様子を伺った*
**
**
でもこの饒舌さはたかみをさんがレリーな気もする。キャラチもぽいし。
ていうか国王と王太弟唐突にしんどいタイムきてる?
しんどみ警報か??
(肉料理かぁ、こっちに昨日も美味しかったあの料理作ってもらったよな?)
*パチン、パチンの左手の指を鳴らし、お皿につぎ分けたものをカエデの目の前に浮遊させて持っていく*
ローストビーフですわ。昨夜味わった時とても美味でしたの。よければこちらをご賞味あれ。
*やはりケラの時同様好みがわからないため、少し様子を伺うことにした*
>>ローラン
……さっきから何よ!
*1回目はハンカチを返したかっただけなのかしら?と思ったが、2回目の足掛けは流石に口に出して言わざるおえなかった*
なんだ、案外嬉しそうじゃあないですか、えぇ?
あんましたいそうな事言うもんだからてっきり、大したことないだの、近づくための方便だだの言われるかと思ってやしたのに。
>>395 ローラン
瞬身は本来は転移魔法。でも僕は転移魔法は使えない。
あの瞬身は、ただの"移動"なんだ。
体内に水・火・風を練り上げ、雷を生成する。その電圧で身体を活性化させ、反応速度と筋力を大幅に上げる。
加えて、地面の一部を瞬時的に高電位にして、自分の持つ電位との反発力でブーストをかければ、人の目には見えない速度まで加速できる。
…少し話しすぎたね。まあ、タネを話したところで一朝一夕には真似できないし、君は共に王や皆を護る仲間になるんだから、構わないんだけどね。
「どうも、魔術師殿。」
受け取ったサンドイッチにかぶりつく。
──うん、美味い。
やはり食事に香辛料は欠かせない。
>>405 レリー
やべー色のサンドイッチを咀嚼しながら、ぷんすこ怒る子爵のご令嬢に視線をやる。
「端っこで泣きそうな顔してるから、この際泣かしてやろうと思って。」
《ローランwwやべーはずるいwwww
うわーーーーー透けてもいいから、ローランにやべースコーン食べさせたいよーーーーーー》
《ローラン、みかさんでは?
かっこいいし、私の好みだし
でもなー前回ユアンを当てられなかったし、たかみをさん説も捨て難いんだよなあ……
二大私の好みの男性像って感じ》
>>408 兄上
[やはり、兄上はなんだか変です。城にかけられた魔法の件もある中、オーディションを続行して……やはり疲れたのでしょうか?ボクが調査したことが兄上の役に立ったなら良いのですが]
ロート「はい、兄上!さ、今日はきっとお疲れなんです!ゆっくりお休みになってくださいね。よい夢が見られますように!」
[――寝室に入る兄上に何気なく言った最後の一言は、この後ずっと、ボクの胸を刺すことになるのでした]
>>カッツェ
ありがとうございます…
*昨日も食べたけどおいしそうだからいいか、ソロもお気に入りだし*
ソロの分を取り分けて自分のを残す。
*たくさんの魔法を見れたという貴重な経験に感謝するとともに、何も結果を残せずにただ周りに迷惑をかけた、とひどく反省する。
こうやって大事なところではいつも何にもできないんだから…
一人と一匹は人を避け、こじんまりと豪華な城での最後の晩餐を取り始めた。*
/*
もう、夜も遅い。
僕も休むことにしよう。
仮にも護衛の任をもらったのだ。任期は明日からであろうが、今日から護衛をしておいても構わないだろう。
城の入り口近くの物陰に隠れ、静かに精神を研ぎ澄ます。
感知系の魔法は簡単だが、範囲の広さや精度は五大魔素のスキルに依存する。例えば風魔法の達人なら、空気の振動から簡単に侵入者を捉えられるはずだ。
……いや。余計なことを考えるのはよそう。
僕は僕のできることをするのだ。
五大魔素のうち、火・風・土をそれぞれ薄く練る。温度感知、大気振動感知、振動感知。三重に感知網を敷けば、そう易々とは隠れられないだろう。
*/
>>409 ローラン
*ローランの一言に思わず呆気に取られ、口から出たのはこの一言のみだった*
……もう泣き止んでるわよ
>>407 アルフ
あ…アルフ。
/*
出されたカルパッチョに手をつけようとしたところで声をかけられ、部屋に戻らせる前にと首飾りごと彼を引っ張った。
*/
…さっき言ったこと。明日も同じようにあたしに言ってくれるならその言葉に偽りがないって認めてやるよ。…今日は本当におめでと。おやすみ、アレフ。
/*
首飾りから手を離すとひらひらりと手を振って見送り。
*/
>>403 カッツェ
ああ、星も月も楽しげに歌っていて、賑やかな夜だ。
すまないね用意してもらって。早速いただくよ。
/*
アルフへの用が終わるとカッツェに礼を述べて席につき、カルパッチョを口にする。味付けもちょうどよく脂ののったサーモンは口の中でとろけ、思わず穏やかな笑みを浮かべてしまう。
*/
なんて美味いんだろう。息子にも食べさせてやりたいね。
賞賛は嬉しいさ。
心苦しくもあるがね。
ははは、君は私のことを大層な何かだと思っているようだが……。
私はサリーナ時代、生家で監禁されていてね。魔法が使えた私を"病気"として、治療すると言ってきたのが先程の"医者"さ。
見るからに怪しい男に拘束されて、なにやら体をいじくり回されたようだ。痛みに終始叫んでいた気がするし、正直記憶が曖昧なんだけどもね。
地獄の時間が終わって、それからこの力について聞かされたよ。その男は実のところ医者などではなく、狂った研究者だったらしい。魔力の高い私に目をつけたんだろうね。奇妙な笑身を残してそいつは消えた。
あとには妙な力を得た私が、戦が始まったばかりで騒騒しいグラン家に残された。
[歪んだ笑みを浮かべながら、言葉を続ける]
魔法研究員 エドワードは、国王 カーマイン に向かって下駄を蹴上げることにしたよ。
/*カーマインも人の子なので、弟との別れには感傷的になりますね。弟は本当に大好き。正しいことをしたと思っているけど、やはり良心は咎めるし、悪夢もたくさん見ます。でも、ロートの兄でいられたことだけが、カーマインの心の支えだったんです。弟のために生きねばならない、というのがカーマインの生きる理由でした。*/
/*ロートには、サリーナの恨みを負わせたくなかったので、敢えて何も知らせなかった。ソフィーには幸せになって欲しかったので、純粋なままのロートと結婚させました。カーマインは何とかしてソフィーに生きていて欲しかった*/
/*そして、忌々しい予知夢の能力を子孫に遺したくなかったのと、サリーナの恨みを一代で抱いて死ぬために、結婚はしないでおこうと決めました。自己満足なんですがね*/
**
**
科学って魔法ちっくだし魔法って科学ちっくなんだな。突き詰めたら似るんだろう。
エドワード、からあげさんかたかみをさんかなって思ってる。
>>406 エドワード
男の話を黙って聞く。
さすが魔法研究員と言ったところか、言っていることはかなり小難しい。密かに感心していたのだが、ほんのすこし、負けず嫌いな部分を露にした。
「どうだかな。構造さえ分かれば俺にもそれくらい出来るさ。」
そして、広間を後にする男を見て俺もそろそろ就寝することにした。
>>412 レリー
「…なんだ、もう泣いたあとだったのか。気遣ってやって損したな。」
/*
城内を歩いていると、変わった形の履き物を見つけた。
誰かの落し物だろうか。そういえば、これは下駄という名前であったような。
持ち主自体に心当たりはないが、王の元へ届けるのが自然だろう。
僕は翌朝、その下駄を王に届けることにした。
*/
>>ケラ
*カエデは思う、ケラはきっと私に気を使って呼び掛けてくれたのだろう、と。
負けた自分に悩み事に頭を悩ませる自分、他人に気を遣わせる自分。そしてここできっと一番役に立たない自分。すべてが不甲斐なく覚えて言葉に詰まる*
ぜひご一緒に…
あ…り…がとう…ございます……
*気づかぬうちに声が震えていたこれ以上恥ずかしい姿は見せたくないと彼女は顔を伏せた*
>>410カエデ
あの。…その、昨日は何か失礼をしてしまったかしら。
無礼を働いてしまったなら、謝らせていただけない?
*恐る恐る声をかける。昨日、紅茶を振る舞った際、自分の行動でおかしなところがあったなら詫びたいと思ったのだ*
>>413ケラ
こんな日は散歩に出かけたくなるけれど、生憎叶いそうないですわね。命をかけた魔法なんて…
*言葉を紡ぐことをやめる。亡国出身の彼女に、先程のロートの話を思い出させるような話題はタブーだと悟った*
*別の話題で気をそらす*
ええ、本当に。ここのシェフに弟子入りしたいほど美味しい料理です。明日は何を作らせようか楽しみですわ
*いたずらに笑う*
私も、お師匠様に食べさせてあげたいと思いましたわ。
こんな豪華な料理、作れるように精進したいところです
(あ、でも食べ飽きてるっつってたな、まあいいや話を合わせるだけだし、すまんな師匠!)
/*
少女はひとり離れたテーブルでマスカットを頬張りながら、広間を眺めていました。
*/
あ、アルフレドさんはもう休むのね。
……!
びっくりした、今あの人がキスするのかと思ったわ。
あの女の人とっても綺麗。たしか今日お歌をうたっていた……。
マスカットおいしい……
アルフレドさんうれしそう。ちょっと強引な女性が好きなのかしら……。
/*
低く考えごとをつぶやきながらも器に伸びる手は止まりません。
*/
>>415 ケラ
「…アンタか。男が女を感動以外で泣かせちゃいけないなんて、一体どんな法令だ。」
まあ、俺もソフィーに対してならこんなこと絶対にしないだろうが。
「うじうじしたヤツは男も女も嫌いなんだ。なら、いっそ怒らせてやったほうが少しは空気も軽くなるだろ。」
/*いやーほんとよく話したな。遺書も書いたし、RP推理の材料にも使えるかとメモも貼ったし、これで私もカーマインも心残りないわ……*/
/*何度も言うけど、お茶本当にありがとう……未だかつてこんなに話したダミーがいただろうか。恵まれてるよカーマインよう*/
/*おかげさまで、とても楽しい魔法大会でした。さあ、明日からは黒狼探しですよ〜!!*/
………さて、と!
ケーキも全て食べ終えましたし、お先に失礼しますわね
皆様、おやすみなさい、良い夢を
*優雅にお辞儀をし、広間から出て行く*
時は進み、私だけが生かされる運びとなっ
た。
最初は、喜んだよ。
私を迫害する者はいない、私を病気という者はいない。
伯爵家は私のものとなった。
セルナリア万歳、とね。
なのに、どうしてだったんだろうな。心に黒いシミが落ちたような、空虚さを覚えた。
なんど死を願ったのに、家族を殺したセルナリアを心から愛せなかった。
シミはどんどん広がって、大きな闇となりて私を飲み込んだ。
––––––––サリーナが憎い。体制、王国、文化、人々。全て。けれどもこの感情はなんだ。
––––––––セルナリアには感謝している。王を敬愛している。だがそれと同じくらいに、憎いんだよ。
そんな時だ、この募集を見たのは。
私は、気づけば応募していた。祖国では疎まれたこの力だが、ファルス王子のの側近だった兄を余裕で屠せるだけの力はあると踏んでいた。きっと最終選考までなら問題なく進めると考えた。
…………まさか賞を貰えるとは、思っていなかったが。
そうして、今日ここに至る。
ただ、壊してやろうと。
この場も、すべて、何もかも。サリーナの者も、セルナリアの者も、全てが消えれば私はようやく満たされるのかもしれない。
––––そう思ったんだよ。
レリーがようやく笑うのを見て、はあ、と溜息をついた。
すると、ひやりとした冷気が俺の右の黒手袋にさらさらとまとわりつく。
「……バカ。勘違いするなよ、白狼。」
白狼を咎めるが、アイツはアイツで俺の言葉に無視を決め込むことにしたようだ。
それきり、その日は俺の呼びかけに応じなくなった。
「まったく……お前が俺の裡から出来たなんて信じたくないな。」
/*あと時間なくて言語化できなかったけど、簡単に護衛部門の落選結果についてコメントすると*/
ミーチェ……寝ちゃったから(あとカーマイン的に竜になって欲しかったから)
カエデ……倒れちゃったから
レリー……例の3人と比較すると、やはり風魔法だけの披露が少し弱かったから
グスタフ……カーマイン的には、戦闘能力としてより、便利さの方に使った方が良さそうって思ったから
コータロ……護衛としては本人が優しすぎた
カッツェ……急な襲撃に上手く対応できるのか、測りかねたから
──もう夜も遅い。
俺は広間の窓から見える尖塔を仰いだ。
あそこにソフィーは幽閉されている。
ロート王子とソフィー姫の挙式を祝うためのオーデションだったが、だんだんと雲行きが怪しくなってきた。
護衛代表には選ばれなかったが、俺は彼女と同じ空間にいることを、彼女の幸せを護る許可を得た。
この恋心を処刑する。
そのために、無事式を終わらせよう。
式を無事終えるためには、まずこの状況を打破しよう。
俺は欠伸を一つ噛んでから寝室へと戻った。
《>>423 ローラン
その一言で京が爆発しました
大丈夫、分かっているよ
ソフィーの幸せを願うんだよね?
京はローランの夢女子しだすけど、レリーはやりません》
ふむ。ではまず俺からできる事は、伯爵と呼ぶのを止めることだな。全て壊すのなら俺とアンタの間柄は平民と伯爵じゃねぇ。そうだろう。
《今回は恋しないって思ってます
求婚陣営ないし、設定的に一番親しいと思われるエドワードは尊敬なので……
でも京は夢女子する》
ふ、君とは随分思惑が違うが……
私も同じくサリーナにもセルナリアにも与できぬものさ。
––––––––––––––君が、サリーナの出身でも、セルナリアの出身でも無くて、本当によかったよ。
さて、語りすぎたか。
君がどう思おうと、魔法はもうあと一匙で完成する。
私は私の目的のために、この魔法を使うよ。
とはいえ君は協力者だ。君が僕の魔法を受け入れるならば、君にも縁を結ぶ相手を選んでもらいたい。私としてはセルナリアかサリーナのものであれば誰でもいい。
だが君に避けてほしい相手がいるというのなら、なるべくは聞き入れよう。
……とはいえ本当に、時間が無いがね。
はははっ、なるほど。
グランの名も貴族位も、確かにサリーナとセルナリアでの物。ふたつが壊れれば、私は貴族ではないということか。
よかろう、呪医。ここにおいて私はグランでも、伯爵でもない。無理に丁寧に話そうとする必要もない。
だが、君は私の配下だ。ある程度は従ってもらうぞ。
ローランか。……悪くないな。彼の魔法は強力であるし。
ふむ……相手はそうだな。無論君にすることも出来るが……。サテンとやらにするか。
伯爵家当主 ジルベールは、咎負いの宮廷騎士 ローラン と 神官 サテン を能力(因縁)の対象に選びました。
ちょいと失礼。
[テーブルから皿を一枚。そして、テーブルの上に残っているフルーツを、ひとつ、ふたつとそこに乗せた。]
すっかり食うのも忘れていたが、もうこんな時間だ。この程度でよいだろう。
あとは、ミルクを少々もらおうかな。確か部屋には置いていなかったからね。
[そう一人ごちながら、ミルクをコップに一杯注いで両手に持った。]
それでは皆さん、よい夢を。
>>425カエデ
……そう?もし嫌なことをしたなら、と思っていたけれど、思い過ごしだったようね。
紅茶、美味しいわよね。お土産にいだだけるそうよ。
私、これからこの紅茶しか飲めないかもしれないわ
(いや、まじで冗談抜きで飲めなくなりそうなんだよな、そうなったらどうしよう。いや、でもお師匠様はやっすいやつでも飲んでるし、そんな心配はいらねーか?)
/*
もしジル以外が優勝してたらその人に対してめちゃくちゃあたり強くしてました。ちなみにコータロをフェイクと呼ぶのは、フェイクが偽善者って意味だからです。
*/
冗談だ。
みすみす協力者を危険に晒しはしないさ。
……そういえば君の名を聞いていなかったな。
好きに呼べとはいったが、私は君をなんと呼べばいい。
>>427ケラ
ええ、そうね。窮屈で退屈で鬱屈で。どうにかなる前に魔法が解けることを願うしかなさそう。
(師匠?あれ、そんなこと言ってしまったっけ?)
*小間使い(仮)だと言おうとしたが、さっき師匠だとポロっと言ってしまったと思い出す*
ええ、私のお師匠様は素晴らしい方よ。この宮廷に長いこと仕えていたと聞いているわ。種族はエルフなの。
あまり目立った魔法を使ったりはしないけど、生活するにおいて便利な魔法が多いかしら。
*火や風、水を自在に操ることは勿論だが、ソロンディールの魔法は少し違う。シルフやニンフ、サラマンダーなどという精霊の力を借りているという。精霊が見えないカッツェには、ソロンディールとは違う方法でも魔法を展開しているらしいが、詳しくは教わっていなかった*
もしかしたら、お師匠様と花屋のケラさんはどこかでお会いしてるかもしれないわね。ソロンディールというのだけれど、ご存知かしら。
*レリーがソロンディールを知っていたように、もしかしたらケラとの接点もあったかも知れないと、師匠の名を告げた*
>>カエデ >>ケラ
ふふ、お二人の水を差すことになりそうだから私はお暇するわね。
あまり夜更かししないようお気をつけて。
では、失礼しますわ。また明日、お話ししましょう
*カッツェは帽子を抜き一礼をして、会場を後にした*
/*
他のテーブルを眺めながら器に手を伸ばすと、マスカットはそれでぜんぶでした。少女は最後の一粒をぱくっと口に放り込みます。
*/
お代わりをもらうのは、やめておこうっと。
なんだか、大事お話をしてるみたいだし。
大人はたいへんなんだわ。
……ごちそうさまでした。
/*
丁寧に手を合わせ、誰にともなく食事の終わりの挨拶をしました。
たくさん食べてえらいわね。大きくなるんだぞ。少女は笑顔の両親を思い浮かべます。
そのまま広間の端を通り、廊下を抜けて用意された自室へと向かいました。
*/
王に名を呼ばれた時、確かにジルベールの心の穴は、少しだけ埋まった気がした。
指先で繰る魔力をこのまま断ち切り、陛下のためだけに生きれば。
そうすれば満たされるかと、逡巡する。
「あっ……」
《ソロンディールとの関係は、16歳の時に家族で森へと出掛けたら、レリーが迷子になった
その森でソロンディールと出会い、助けてもらった
彼の事を一方的に知っている発言は、迷子を助けて頂いた事など、ソロンディールさまにとっては些事だものねとレリーが思い込んでる》
だが、そんなことは許さないというように、止めていたはずの魔力は動き出し、ローランとサテンを結びつける術式は発動してしまった。
「こんなミスを犯すとは。…………迷う資格はないということなのか?」
ジルベールは独りごちた。
「考えたところで後の祭りか。二人が黒狼のものという可能性もあるし、な」
その呟きこそが、ジルベールの心を表してるとも気付かず、彼は目を瞑った。
**
**
更新前のね、えー30分を乗り越えて15分から10分。ここがね、まあ更新全立会いをね、目標とするうえではかなりきつい時間帯ではあると思うんですけども。はい。
やはり自分との戦いと、いう面がね、強いと思うんでね。しっかりと。
昨日の反省を今日に、えー今日の反省を明日にですね。活かして。掲げた目標は達成したいなと。思ってます。
[一人部屋に戻ってから、ミルクティーを入れる。そう、今日起こったことはきちんとまとめねばならない。]
ほう、やっと一人になれた。
やるとは言っていたが、本当に余興部門になるとはな。
カーマイン王に喜んでもらえたのは何よりのことだったが…
まぁいい。
そんなことよりも、黒狼騎士団についてだ。
奴らが復活する。しかも、魔法を利用して、だと。
6年前、あのころはちっとも魔法を排斥しておいて。
何をぬけぬけと出張ってくるんだ。
奴らの好きにはさせぬ。
王からの命令が出ずとも僕が引導を渡してやろう。
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