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ー 怪盗騒動から数日 : 下層区域とあるカフェ ー
[『兄』は勝手に角砂糖を入れられたコーヒーを啜る。甘すぎる。自分でも入れていた分尚のこと甘い。 配達員の男は完全に善意でやっていたためかしょぼんとしている。]
……母上様は、どうやって死んだ?
[ポツリと訊ねる。 セーガとペンダントの女性の関係がわかり事件に巻き込まれていたと分かれば、母が死んでいることを知るのはあまりに容易だった]
『……強盗が、きて、拳銃を、向けてそれで、母さんが俺を庇って前に出て』
『『ーーー』、 強盗さんが『ーーー』、それで母さんが口からたくさん『ー』を吐いて、目が合って、目を合わせてたら、冷たくなって』
『死んだ。』
[過去の事実を、男は淡々と答えた。]
[異能の暴走、封じられてきた能力の強制解放。
それによる副作用。 全てが想像がつく。 この能力はあまりに似ていた。 ……自分の、空間を司る能力に。]
…そうか、すまなかった。
辛いことを聞いたな。
『…ううん、昔の話だから。もう、なんとも、ない』
…それは、本当にか?
『ホント、だよ』
…………。
そうか、だが崩れそうになったら誰かに相談しろよ。
[いや、この男は一度壊れてしまったか。
ユウヅキはそう推測した。 年の割に無垢すぎる精神性、負の感情に対する冷気という名の耐性。理解を放棄することで精神を守りきったのだろう。]
『……でも』
…ん?どうした?
[ポツリと男は呟いた。]
『……それを思い出して、何も思わない、のは『カナシイ』こと、だから』
『………、あの時のこと、ちゃんと、わかったら…いつか……ちゃんと、母さんのこと、カナシンデ、あげられるかなっ、て』
……そうか。
[『兄』は少し笑った。 理解の放棄を止め、ありとあらゆるものを吸収して育つ『弟』に。
きっと彼は、きちんと過去の事実と向き合えるだろうと]
[『兄』はまた、甘ったるいコーヒーを1口啜った*]
………っ
[少し、痛い。そう言われれば、男はすぐに叩くのはやめるものの、
謝罪の言葉は言えない。]
……っっ…!
[何で、怒ってるのか分からない。
その言葉には、歯を食いしばった。
何もかもが言葉にならない。]
……ほ、んと……
[『知らないし……』『何で……そんなに怒ってるんだよ』
悲しそうに口にされる言葉。
あぁ、もう…]
[聞いてるから。頭上から落ちる言葉。
ヴェスの額がコート越しに男の頭に乗せられ、
男には重さと体温が伝わる。]
………
[息を、吐く。]
……お前、さぁ……
そうやって、
いっつも、
[ゆっくり、ゆっくり、
息を吸って、途切れ途切れながら、言葉を紡ぐ。]
どっか、いきそうになるだろ。
死にそうになるだろ。
………
[コート越し、目をきつく閉じる。
一度言葉を止め、歯を食いしばり、
は、と息を吐いて、また言葉を続ける。]
でも、それ、俺が……
お前が、いなくなんのが、
[男は思わず、ヴェスの服を掴んでいた。]
俺が、どんだけ、怖いか分かってんのか?
[手に力が入る。]
偽バグ野郎のときも…
この前の襲撃んときも…
………っ
[言葉がまた止まり、震える呼吸をして、]
……何回、おまえ、
……いなくなんだよ。
いい加減、気付け…ばか。
[ヴェスの服を掴む手が震える。*]
……死んだら、いなくなるのは分かるんだ
[悲しそうに]
いなくなってないのに
いなくなるなって言われても
わからない……
何回も、スティーブは
俺がいなくなったって思ったの?
[額をあてたまま問いかける]
言ってくれないと……
分からないよ スティーブ
[両眼に涙が溜まってゆく]
分からないし…
怖いのも
なんとなくしか 分からないし……
教えてくれないし
[ぽろりと涙が落ちてコートに吸い込まれる]
……死にそう、じゃないし
生きてるし
[もうこうなっては、駄々っ子のような言い方と聞こえても仕方ないように言葉だけがこぼれてゆく]
こわいなんて
わかるわけない……
[涙声が混じるだろう*]
[入口近くで2人の様子を見ながら話をきくユウヅキ。
いなくなる、の意味がわからないヴェスに>>238、ぐっと一度唇を噛んだ。]
ヴェス、例え話をしよう。
[初めてここでユウヅキが声を出した。]
連続異能暴走事件、知ってるか?
スラムとかで無能力者が異能を発現させて暴走した事件だ。聞いたことくらいはあるだろう。
『例えば』その事件が起こっている時に、
スティーブが「最近うちの近くに越してきたやつがいい腕の医者なんだ」と紹介してくれたとしよう。
スティーブが「あの医者は物知りで、いろんな知識を分けてくれて最近仕事が捗る」と言ったとしよう。
スティーブが「あの医者が、力を貸して欲しいと言ったから少し出かけてくる」と言ったとしよう。
そして、【その医者の周りでばかり異能の暴走や、ドンパチ事件が起こるようになったという噂をヴェスは偶然知った】としよう。
……お前はどう思う。スティーブはいなくなったわけじゃない。ただ『親しい医者に力を貸しに出かけるだけ』だ
いなくなるわけじゃない、死ぬ訳でもない。
スティーブはただ『親しい医者に力を貸したいだけ』
【どんな内容の手伝いかはまるで知らないし、どういうことをさせられるのかもまるでわからないというのに】
スティーブが何も疑問に思わず出かけていったとしたら?
お前は…どう思う。
[ユウヅキの目は、ヴェスへと問いかけた。*]
まずいなら、追いかける
でもスティーブは そういう仕事よくしてたし
危険とか、分かる
馬鹿じゃない
[もう少し時間を置いていれば、或いは思考能力がある時なら、それが心配を主題にした問いだと分かっただろうが、依頼人の事情を問わず護衛をしていた過去のあるスティーブのこと、そのものとして返答を行った。
よって親しさの如何、危険度の如何は考慮されきれていない*]
大丈夫? 『何が』大丈夫なんだ?
[ユウヅキは間髪入れずに問いただす。
その目は相変わらずヴェスに問いかけたまま。]
スティーブは間違えないのか?
スティーブの判断は絶対に信頼できて絶対に間違えないのか? スティーブは1度として危険を犯さなかったか?スティーブはそんなに強いのか? スティーブはどんな相手でも絶対に勝ってお前のところに帰ってくるという保証があるか?
スティーブがお前の前から消える可能性は考慮にないのか?
[ユウヅキは吐き捨てた。それは過去の自分への侮蔑でもあった]
…ああ、ヴェス。この例え話には続きがあるんだ
何も知らないまま出かけていった『スティーブ』。
お前はしばらくすれば帰りが遅いことに気がつく。
そしてお前の言う通りに>>244 お前はスティーブのいったであろう場所へと追いかける。
追いかけた先では、
スティーブが異能を暴走させて暴れているだろうな。
理性の欠けらも無い、ヴェスを認識することも出来ない。
ただ獣のように暴れ狂い泣き叫び、苦しみ悶えながら他者を害するんだ。 ああ、それはもういい光景だろうな?
想像してみろよ、ヴェス。
警備隊だとか警察機構だとか特殊チームだとか、そういうもんに目の前で取り押さえられてるスティーブを。
目の前で自分の手の届かなくなる場所まで行ってしまうスティーブを。
ほら、スティーブは死んでない。
いなくなってはないぞ? ただ理性が無くなった獣に堕ち二度と会えないだけ。お前はどう思う?
[ユウヅキはまた問いかけた。*]
……
スティーブは、間違える時はあっても間違えない
危険でも……帰って来る
死なないし、生きててくれる
勝つ必要なんてない
逃げても……帰って来てくれたら、いい……
……スティーブは、スティーブなんだ。
[最後の言葉は最初の『何が』に対する言葉か。
静かな敵意が沸き起こって来る]
ユウヅキ…… っ
何が言いたい?
[自家中毒のような感情のそれをやり過ごし、双眸がひたり、ユウヅキに向けられた]
そうか。
[静かな殺意はゆるりと受け流す。
こんなことは慣れっこだ。慣れすぎた。]
ボクは黙らんよ。続きと行こうか。
[人の痛みの分からぬ者には、人の痛みを理解させねばならぬのだ。その適任は自分であると自負している。]
スティーブはスティーブ。その通りだ。
いなくなったわけじゃない。お前は何らかの方法でスティーブを助けられたとしよう。
では、スティーブが同じことを繰り返そうとしたらどうする?何度も、何度も。
お前の元から離れた全く知らない場所で勝手におかしくなっていくんだ。
何度も、何度も、何度でも。
お前はどう思う?
[ユウヅキの目に感情はなかった*]
……
[握った服から力が抜ける。そっと手を離して、]
……だよ、なぁ…
……
[なんとなく、そう言われるような。そんな気はしていた。]
………ん。
[ヴェスの問いかけ>>238。口を開くが、言葉は出ない。
どうにか、何か言葉を。探しているうちに、続けざまの言葉>>239。]
……そういうんじゃ、なく、て
[また、途切れ途切れ。コートの中で、瞳は揺れる。]
[被せられていたコートを頭から落とし。
まだ、ヴェスの腕がコートを巻き込んだままなら、コートは床に落ちることはない。]
……ヴェス…
[ヴェスの顔を見上げる。溢れるヴェスの言葉>>248を聞き、
名前を呼ぶ。ただ、慰めるような、そういった言葉は、かけなかった。]
……っ
[続いた問いに>>249。男も痛みを覚えたから。
ズキズキと。
また、ヴェスの服を、思わず、咄嗟に。
行くなというように、強く掴む。*]
[ユウヅキはヴェスを見つめる。
その目は探偵の目でもユウヅキの目でもない。]
『なんで』 ? 笑えてくるな
ここまで言ってもまだ分からんか?
貴様は無能か?ああいや無能だな、疑問形にすれば疑問符に失礼だ。
[ユウヅキはゆるりと答えた。]
お前の答えと『スティーブ』の答えが違うからだよ。
理解出来んか?今までの例え話の人物を『ヴェス』に変えて、スティーブに問えばこいつは全く違う答えを出す。
スティーブはお人好しだからな、お前のように純粋なまでに『ヴェス』に尽くす前に精神を壊して死に絶えるだろうな?
ヴェス、お前はスティーブに信用されてないんだよ。
[言い放った言葉は、事実とは関係ない。
それはただの推測、憶測、そして苦しめるための嘘。]
スティーブは、お前が出かける度にどこかで死ぬ可能性を考え恐怖し、お前が事件に巻き込まれるたびに無茶をしていないかと不審がり、お前の心になにか問題が起こればその心が崩れて消えてしまわないようひたすら祈り続ける。
スティーブは『お前が自分の元に確実に帰ってきて、またいつもと同じように笑ってくれる』とはこれっぽっちも考えてない。お前は全くもってスティーブに信用されていない。
理解出来んか?まだ理解は足りないか?
もっとわかりやすく言おうか?
『スティーブはお前にいつも通りに帰ってきて欲しいのに』
『お前はそんなこともつゆ知らずスティーブの知らないところで何かしら問題を起こしていて』
『スティーブは、いつお前が自分の日常を、自分の幸せを奪ってしまうのか、常に恐怖し続けてるんだよ』
[ユウヅキは言葉を紡いだ*]
ごめんなさい……
……
ごめん
…………ごめん
[ユウヅキに、反論のひとつも無く、謝罪がこぼれる。
それはどこか、反響の無い言葉として]
……っ、ぁあ、あ……ああ……
…ごめんな… さい ……
あ、会わなきゃ、良かったんだ
お前に、こんな…… つらいの ごめん あ…っ……ぅ…
[コートを握りしめてか、どちらにせよ顔を伏せ覆い、泣き崩れる*]
っ……!!!
[ヴェスの変化に、ユウヅキは目を見開く。
そして歯噛みする。ギリギリと奥歯が鳴った。]
……っ、なぜ…!!!
[理解せぬのか、理解出来ぬのか!!!]
[かつて『ここにいてもいい』と教えられて、もっと世界を見たいと彼女が言ってくれて。]
[ユウヅキにでさえ! それが出来なくなる恐怖を理解出来たというのに!!!]
巫山戯るなっっっ!!!!
何が、会わなければ、だ!!!!
何故貴様は!!!貴様の価値を理解しない!!!
貴様がいるだけで幸せになれる人間のことを考えない!!!
[ユウヅキは、ここでようやく初めて、激怒した。*]
だって……スティーブが幸せになれないなら
会わなきゃ良かったんだ
そしたら 幸せでいた……そうじゃないの
[しゃくり上げ泣きながら、途切れ途切れに言う]
信用…されてない……
のに 俺のこと…… 気にして…
スティーブ 可哀想じゃん……
……、…、……
[後は言葉にならないまま、泣いている。
ヴェスがユウヅキ>>260から受け取ったのは『ここにいてもいい』とは真逆の意味。
そして、ヴェスはスティーブの幸せに必ずしも自分が居なくてもいいと考えている、その差だろう。
一緒にいたくても、スティーブが嫌なら、それならそれで……仕方ないものだ/我慢する辛くとも*]
[『スティーブ』。例え話ではなく、自分の名前を出され>>254、男はびくっと反応する。]
……ちげぇよ。
[ぽつ、零した言葉は『死に絶える』にかかる否定。]
……っ
[『ヴェス、お前はスティーブに信用されてないんだよ。』その言葉に、目を見開く。呼吸が止まった。
そのまま、動かない。ユウヅキの言葉が、刺さる。
バクバクと心臓が、いつ止まってもおかしくないくらいに、うるさい。
でも。違う。何かが、違う。
でも、言葉にできない。]
………
[拳を、震える程に、強く握る。]
[ヴェスとスティーブが話をしている間、ハロルドはユウヅキの方へと移動し、その様子を見守っていた。
ユウヅキがヴェスへと語りかけ始めたなら人払いの役目を負い、レストルームの出入口を陣取る。
その場にいるだけで他の客は避けて別のレストルームへと移動していった。
雰囲気に変化が起きたのはそのすぐ後]
っ、 ユウヅキ。
[捲し立てるユウヅキに対し、制止するように名を呼ぶ。
スティーブからも制止があったが、ユウヅキは止まることがなかった]
ユウヅキ。
[激怒を込めて叫ぶユウヅキを、もう一度名を呼んで制止をかける。
彼の肩を掴む仕草も付随した**]
[やがて、落ちてきた言葉>>258
男は顔をあげる。]
………言いすぎだ。
『ナイトライン』
[そういうも、それ以上は彼へ何も言うことはできなかった。
コートは男が頭から取り払った後、床へと落ちているだろう。
男は、ヴェスを抱きしめる。
会わなきゃ良かった、その言葉に、
どこか痛みを覚え、傷ついたような、痛そうな表情をする。]
………ユウヅキ……
[激怒するユウヅキの声>>260に目を伏せ。]
……ありがとな。
お前は、俺が間違えないって、帰って来るって、
生きててくれるって。思ってくれてんのな。
ごめんな。でも、俺は、
やっぱ、お前が死にかけたりとか、危ない目にあったりとか。
死ぬかもしれないって、どっかで思ったり。
そういうの、何度も見てるから。
怖いんだよ。
生きてくれるって、分かってても、
怖いんだよ。
……俺は…俺より、お前が、幸せになるほうが、
ずっと、嬉しいんだって。
幸せになって欲しい奴が、そうなれないって。
俺だって、嫌だ。
[まとまらない言葉、ポツリポツリ]
…………ユウヅキの言う通り、
……俺は、お前がいて、
それだけで、十分、幸せなんだぞ。
[震えた声で、言葉を紡ぐ。]
……会わなきゃ良かったって、
言うなよ……*
スティーブ……
……スティーブ
[『会わなければ良かった』そう過去があったならば、誰かを失う恐怖も、心配も無く、心安らかにいれたのだろう、という言葉]
う、うぅ……
[長いこと、言葉にはならない]
生きるって、言ったし……
分からないけど、生きようって……思ってるのに
……つらいよ、スティーブ……
[やはり涙が止まらない]
ユウヅキ、そんなこと、言って……無いじゃん……
……お前が居なければって……う、うぅ……
[言葉は滅裂]
俺は……
お前に
会えて
…かったって……、よかったって
……会って無ければ死んでた し
だから
スティーブ……
[全く言葉にならず、体を震わせスティーブに身を委ねている*]
っっ…はーっ、…はーーー…!
っこの…!!!
[自分の価値を理解しようとせず、簡単に折れて居なくなればいいなんて言うヴェスにさらに言葉を重ねようとする>>261]
『ユウヅキ。』>>263
[だがその前に誰かに声をかけられ、肩を掴まれる。
ぎっ…!!!とそちらを睨みつければ…そこに居たのは]
…! ハロルド…?! お前なんでここに…
…服、どうした、それ……
[今朝方落とした言葉をまたポツリ>>1:120。
そこにいるのは、姿は違うが間違いなく友人のハロルドだ。肩でゼーゼーと呼吸する。]
『………言いすぎだ。『ナイトライン』』>>264
[スティーブの言葉が響いた。]
っ………悪ぃ…また…『間違えた』…
ハロルド…あとで思いっきり…
ボクのこと潰してくれていいからな…
……落ち着いたら、また来る
[ふらり、とユウヅキはレストルームの外に出る。
呼吸も整わず、怒りもどこか治まりきらぬまま。平静に戻ろうと壁に寄りかかって座り込んだ*]
─ ハイレートフロア・空きスペース ─
施設は…もうないんですよ。
物理的にと言いますか、こんな感じで。
[施設を怪しむリル>>187に対して声を落として答える。端末を取り出せば、瓦礫の山と化した建物の画像を見せただろう。]
ドームの管理なので組織として怪しいものではないはずです。
私があそこに配属されたのは3年ほど前ですが、少なくともあの時点では結構調べて就職しましたので。
[ドライから受け取ったドリンクを一口含んでから続ける。]
ただ、あの事件以来、正確に言うと私への仕事の連絡以降ですが、施設の所長と連絡がとれなくなりました。
本部にも何も連絡がいっていないみたいで…
あんなおちゃらけた人が悪事を働くというのは考えにくいのですが。
でも、さっきこのカジノでよく似た人を見かけたんです。
あれが本人だとしたら、ひょっとすると。
[ベルを使って事件についての情報を引き出し、何かを企てようとした可能性はある。*]
── 5年前:ヤシロ ──
ヤシロ?
[その言葉は唐突だった。
誰から聞いたのだろう、案内して欲しい>>0:228との話]
……はあ。
東洋系の地域をか。
確かにヤシロとか言うのあるけど。
まあいいけど。
今日もスティーブは護衛か?
[不在>>0:359と聞けば、スティーブを誘うことなく、そのまま中層のとある場所>>0:420>>0:424へと足を踏み入れた。
辺りには【SC4ドーム】由来の建築のような形が見える。
そのうち、目的の場所を見つけた。
鳥居を潜り、注意書きや手水場で興味深そうな反応を見せる同行者へ対し色々と話したり、一頻り、境内にあるものを見回った後、店らしき場所へと向かう]
[並ぶ布人形を覗き込み説明書きの紙>>1:56を読んでいると、横から金髪の同行者がまた覗き込んで来る。
その梟人形を見ていたのは偶然だったかもしれないが]
その人形気に入ったのか?
ハ、……欲しいなら買ってやるけど。
あ〜、うるっせ。
口ぐらい悪くなるって……。
昔とは違ぇんだよ、ばぁか。
姉面されても困るし。
[フリーランスで駆け出しの頃や10代後半の頃は、まだ可愛げもあったが、この頃となれば悪態も叩けるような態度を身に付けてしまっていただろう。
フン、とした態度は、いや、”姉”からすればどんな態度でも行動でも、可愛げのあるものだったかもしれないが]
[帰り道は歩いて。
スラム街へと送るように向かう。
仕方なしに、或いは昔からよくしていたからか、手を繋いで、人混みで逸れぬような意味合いもあったが]
名前……
梟で、福がどうこう書いてるから、フクでいーじゃん。
[ふくふくもしてるし。
命名理由はそんなところかもしれないが、それならそれで、かなりの単純さもあったろうか*]
─ ハイレートフロア・空きスペース ─
物理的……これは見事に。
[瓦礫の山>>273を見せられて、あの事件の時に巻き込まれたのかと悟った]
ふむ、連絡が取れなくなったのは事件の後か。
色々憶測は立てられるが、ここで見たと言うなら、探して聴取するのも手だな。
何もなければそれで良い、何か企んでるなら止めなければならない。
その所長の画像はあるか?
[善は急げ、と探す心算で問いかける*]
[ヴェスを抱きしめて、めいわく?といい、
謝罪を繰り返すヴェスに、んなわけねぇだろと、首を横に振る。]
うん…
[何度も名前を呼ぶ声>>268に、答える。
落ち着かせるように、ポンポンと背を軽く叩き。]
……うん。そうだな。
お前は、ちゃんと生きてる。
生きようとしてる。
俺が悪かったから。ごめんな。
[滅裂な言葉に、ひとつひとつ返していく。]
あー…じゃぁ、言い直すか。
俺は、お前ががいるだけで幸せになれる人間なんだよ。
─ ハイレートフロア・空きスペース ─
え?画像ですか?私の端末にはデータはないかもしれません。
なんせ、あの人の写真撮ろうなんて考えたこともなかったので。
…あ、でもうちの施設のホームページの履歴を辿ればもしかすると。
[そう言って端末から管理者権限を行使して施設のデータベースへとアクセスをする。所長のプロフィール写真を掲載した記事を発見すれば、リルへ見せるかリルの端末へデータ送信を行うだろう。]
あの、私も探してみます。
ちょっと髪型も変わってましたので、自分の目で確かめるのが手っ取り早いと思うんです。
見つけたら必ず念話で連絡しますので。
[そう言えば、メインホールへ向かって歩き出そうとする。]
あ、ヴェスさん戻ってきたら…
ブラックジャックを遊びに行ったぐらいのことを言っておいてください。
あんまり心労をかけるのも申し訳ないので。
[一度立ち止まると、振り返ってリルに告げた。]
やっぱり高いヒールって、歩きにくいなぁ。
[今転べば隣には誰もいない。募る疑念を抱えながらゆっくりと急いだ。*]
一緒にいろよ。
お前は、俺に必要なんだよ。
お前がいるから、俺はちゃんと幸せなんだ。
お前が幸せなら、俺も幸せだ。
[そう言って。]
だから、もっとたくさん、甘えていい。、
好きなことして、セーガとかとさ、
いろんなとこ行って。
お前が笑って、生きれる未来。
俺は、見てみたい。
[抱きしめた身体を離し、ヴェスの目をみて、
それでも笑ってみせた*]
─ ハイレートフロア・空きスペース ─
それもそうか…。
もしあるなら、で構わない。
[端末にはデータはないと言われれば、自分もそうだ、と納得する。
ホームページの履歴を、と検索が始まりデータが転送されたなら、礼をベルへと告げた]
あぁ、そちらが見た方が確実だろう。
もし何か企んでいるようなら、何をしでかすか分からない。
用心はするんだぞ。
[連絡についても承諾し、移動を始めるベルを見遣る]
分かった、ヴェスの方は任せておけ。
[頼まれ事は二つ返事で受けた。
メインホールへと向かうベルを見送る]
さて。
「行けば良いんでしょ?」
分かってるじゃないか。
[ドライの言葉に、ニッとリルが笑う。
リルのチームは基本部下が動きリルが動向を把握すると言ったスタイルだ。
ここにドライしかいないならば、彼が動くのが道理なのである]
連絡は端末で頼む。
寄り道するなよ。
「分かってるって」
[ひらと手を振るドライを見送り、リルはその場で待機する。
フィーアと合流し、ヴェス達が戻って来るのを待つためだ*]
[それでも、長く時間は掛かっただろうが、やがて落ち着き、話せる状態に戻って来る。
泣き止むまでは、スティーブの肩を貸して貰っていたか]
……わる…い
も、 おさまった
[大丈夫とは一概に言えないが、話したり動いたり出来る程度には回復する。
目元は濡れたままだろう。
スティーブが開放するようなら、洗面所で水を出し、今一度、顔を洗う]
ひどい…顔……
[鏡を見て、呟く。
ティアドロップのサングラスはひとつしかない為、ちらりとスティーブを見て、手でいらう。
スティーブからすれば、そのアイコンタクトで、使う?みたいな意味合いが受け取れるだろう]
ー レストルーム外 ー
…ーーーっ、くそったれ…っ!!!
[壁をガッ!!!と殴る。 それは理解してくれなかったヴェスへの怒りか、それとも過去の…いや今でもまだ抜けきれぬ自分の愚かさへの怒りか。殴ったところの皮膚が破れ、血が溢れてきた。血を止めることはせず、はぁぁぁーーー…と蹲る]
やな癖だよ…ほんっっっと……
[父に認められるための技術は、人を傷つける技術。父一人に認められるための力は、誰かの笑顔を絶望に変える力。
抜けきれない身体のくせが出たのは、 こんな服/尋問官時代の服 だからだろうか]
…………ーーーっ…
[すう…はあ…すう、無理やり深呼吸して呼吸を落ち着けさせる。 少しはクールダウン出来た。]
……ハロルドの…話、ききにいくか。
[なんとか立ち上がり、ユウヅキはレストルームの入口近くにもたれかかりハロルドの話を聞こうとするだろう*]
─ ハイレートフロア・レストルーム ─
[しばし待てば落ち着いたのか、ユウヅキが入口近くへと戻って来る>>293]
……ヴェスは今、不安定な精神状態だ。
考えたことがぽろぽろ零れてくるような、思考の自制も効いていないような状態なんだ。
抑えなく思考が零れる分、向けられた言葉もそのままに受け止めているように思う。
言葉の裏にあるものを読み取れない、そんなイメージだな。
[後半は今のやり取りを見て思ったこと。
ハロルド視点での推測になるが、分かっていることをユウヅキへと告げた]
普段なら、お前の今の言葉も届いたのかもしれないがな…。
[『間違い』というよりは、知らぬが故に引き起こされたことだと。
そう示唆するように言葉が紡がれる*]
─ それは少し先の何時かの、偶然 ─
[それは落下地点へ、セーガがまた訪れた時のこと。
もしかすると、セーガ以外にも、セーガが誘っていれば誰か一緒に来ていたかもしれない。
青空の下、辺りは荒野と岩山ばかり。
そうして雑談なり辺りを見ていれば、視界の中にふいに影が見えただろう]
[ぴょこ]
[小さな影。
何かが後ろにいる。
しかし、振り返ろうとした時には、その影がとても大きくなり、そしてそのまま影は空へと向かってゆくだろう。
そして、見えたとしてもそれは逆光だ]
…………。
ヴェスの状態は分かった。とりあえず先に出てる。
今顔を合わせたら、ヴェスの調子がまた悪くなるかもしれん。
…ハロルド、すまんな。 ありがとう。
……だがこちらも配慮が足りなかったのは事実。
……もう少し、気をつけて、見るさ。一応。
[そう言ってレストルームから離れていこうとするだろう*]
[男が語った言葉に、ヴェスは泣き笑いを浮かべる。
頷く言葉に、]
……はは…
[嬉しそうに男も更に笑みを深め。]
………っ
[また泣き始めたヴェスに肩を貸す。
力を込めて抱きしめる。]
……ん。
大丈夫か?
[おさまった、と言えばヴェスから手を離す。]
……
[チラリとこちらを見るヴェスと目が合う。
男はその様子を見て、苦笑いを浮かべ。
お前が使えと、首を横に振り。]
お前のが…ひでぇ、、よ……
[ふと、男も鏡を見れば、その顔の酷さに、うぇっとした顔を浮かべ。ヴェスに続き、顔を洗った。]
分かった。
…俺はずっと彼らの傍にいるわけにもいかない。
見守ることも、手を貸すことをしてやれもしない。
だから……頼む。
[先に出る、と言う言葉<<298に是を返し、次いで託すような言葉を向ける。
ヴェスの状態をユウヅキに伝えたのは、誤解を解く他に彼らのことを頼みたいという意味合いもあったからだ。
状態を正しく知る者がいれば、導くことも可能だろうから、と。
ユウヅキならば、と思ったのは、彼が『変われる者』だと分かっているから。
レストルームを離れていくユウヅキはそのまま見送る態*]
[不意のありがとう。の言葉に、少しだけ、驚いた表情。>>292]
……いや、……あぁ。
[照れるような素振りを見せ]
……ん。
さっき言った、リーナの最期。
聞きに行く。
ヴェス…その……聞けるか?
[付いてく、という言葉に、男はそう返し、
目を逸らして、また戻し。]
いや、まぁ、聞いて欲しいんだけど、さ。
[言いにくそうに、そうヴェスに言う。
ともあれ、共に記憶を聞きに向かうだろう。*]
─ それは少し先の何時かの、偶然 ─
[もきゅもきゅと、サンドイッチを頬張りながら落下地点の様子を眺める。購買のオバチャンに買わされたサンドイッチはまたしても5人前。 やっぱり1人じゃ食べきれない]
……食べる、の、手伝って…
[誰かがそばにいたならばそう言って配っただろう。]
[ザクザク、ザッザッと落下地点を歩く。
やっぱり『ホシ』なんてものは落ちてない。落ちていたら持って帰ろうと、スティーブから買った鳥かごを持ってきたのに。残念。]
…あのね、俺、ここに、ホシをさがしに、きたんだ。
落ちてて、キラキラで、それで…ホシには、願いを、かけるって
[誰に語っただろうか、その言葉。
稚拙な言葉であの時の動機を語った。]
―閑話―
[レストルームを出る際、または、違う場所でか、
ハロルドとユウヅキに二人と顔を合わせることがあったら。]
……ありがとうございました。
ヴェスを一人にしないでくれて。
[男はハロルドには、そう礼を言い、
ユウヅキには]
『ナイトライン』はやりすぎだったけど、
ありがとな。"ユウヅキ"
[そう、礼を言うだろう。*]
─ 少し先の事:中層 バー ─
[オークション会場が解放され、臨時ディーラーは終業となった。
それからどの位の時が経っただろうか。私服に着替えたイルマはカジノを出て、行きつけのバーに顔を出した。
がやがやとにぎやかな店内を通り抜け、カウンターに腰かける。]
ドライマティーニにハバネロを添えて。
でもその前にお水が欲しいです。
[たまらなく喉が渇いていた。口を湿らせるでは足らず、注がれた水を一気に飲み干した。
と、横から話しかける者がいる。]
これはショーさん、お久しぶりです。
[情報屋のショーだ。賞金首を探す時、たまに世話になっている。
彼が隣に腰かけるのにはちらと目を流すのみで、ぼんやりと注文を待つ。]
[やがて、薄い白で満たされたショートグラスにハバネロが入ったカクテルが出された。普通はオリーブを入れるところだが、この店のものは特別だ。
グラスを口に寄せる。薬のような香りを吸い込んで、それから一口。冷たい液体を少し口の中で遊ばせて、のみ下す。少しピリリとした味わいの後、口に喉に熱さが広がっていく。]
……ふぅ……。
[一息ついて、ショーに視線を向けた。]
今日の事、聞きに来たのでしょう。
[ご明察、と言葉が返る。イルマは口元に三日月を浮かべた。]
でも、私から話せる事なんて、
きっと警察から公表されますよ?
[オークション会場を警備していたCoc配下達も例外ではないだろう。怪盗を追ったもの、逃げたもの、動向は様々だが、いずれにせよ警察のお世話になるはずだ。]
[しばらくショーの隣で酒を飲む。
頬がうっすら赤く染まってくると、段々と舌がなめらかになってきた。]
……あぁ、そうだ。
ちょっと、愚痴を聞いてくださいよ。
[口を尖らせ話すのは、Cocの拠点に潜入した時のこと。]
怪しげな金庫に入っていたいわく付きの金属。
調べてみたら、なんだったと思います?
[マドラーに手を伸ばし、かちゃかちゃと空いたグラスをかき混ぜる。ショーがお代わりを頼んでいるのを横目に氷を一つ口に放り込んだ。]
……パズルですよ、パズル!
[イルマはショーの方へ身を寄せて、低い声で告げる。]
組み立てたら前文明の兵器が蘇るパズルです。
[ショーの反応を見て、イルマはくすくすと笑い声をたてる。]
っふふ、流石のあなたも驚きました?
違いますよ、本当は兵器なんかじゃないんです。
『彼ら』はそう思っていたみたいですけれど。
[頬杖ついて、夢見るような表情になる。]
あれはね、誰かの希望を閉じ込めた箱なんです。
歌姫の姿と声を閉じ込めた箱。
あの金属はそれぞれが再生装置の回路だったんです。
[最初のサイコメトリーでわからなかったわけだ。イルマは金属の種類について調べたのだから。
トーンを落として続ける。]
わかっていたら、あんな奪い合いも、
今回の事件も起こらなかったかもしれませんね。
……ふふ。
信じるか信じないかはお任せします。
[にこり、三日月を浮かべる。]
[それから口を尖らせた。]
でもね、あーぁ。
私、組み立てたかったです。
[一人で潜入しなかったために、金属を持ち帰ることはできなかった。
少しの間、『希望の箱』に想いを馳せイルマは口を閉ざす。]
……よし。帰ります。
ごちそうさまでした。
[ちゃっかりと伝票をショーに差出す。彼は苦笑しながら受け取った。]
また、よろしくお願いします。
……おっと、忘れるところでした。
[最後に頼んだハバネロを一口かじり、イルマの顔は一気に赤く染まる。]
……何度食べても辛い……
でもこれがくせになるんですよね。
それじゃあ、また。
[手を振り、イルマは店を出る。]
今日はだいぶ、面白い一日でしたね。
[空を見上げ、イルマは笑う。
頬を朱に染め、ふわりふわりと気持ちよい家路についた。]**
[再び、泣くだろう。
恨みもせず、憎むことも無かったけれど。
悲しみに、暮れ伏す]
[何時フィーアが去ったのかなど、分かる筈もなく]
[動けない状態だろう*]
……ん。
分かった。
ありがとう。
[聞かないと いけないと思うし。という言葉。
ヴェスの言葉に>>307
そう言って、]
『リル、終わった。今から行く。』
[そう、念話でリルへと、終わったことを伝えた。]
― 後日 自宅 ―
[テーブルの上にはホットプレート。そのそばにはにんじん、じゃがいも、なすにピーマンにかぼちゃにたまねぎ、薄く切られた野菜がてんこもりに盛られている。
そのそばをイルマが右往左往、せわしなく歩き回っている。]
……きた!
[チャイムが鳴り、イルマは玄関にすっ飛んでいく。
開ければそこには見知った配達人の顔。]
きましたね、私の『メガ盛り焼肉セット』!
……。
[イルマはこてり、首かしげて配達人の顔を見る。]
よろしかったら、ご一緒にいかがです?
[ちら、とテーブルの方を見やる。そして、もう一言。]
お仕事終わりまで待ちますけれど。
[付け加えて、三日月を浮かべた。]*
─ ボックス席傍 ─
[フィーアと合流し、ヴェス達を待ち。
スティーブからの念話>>320を受けて戻ってきたのを確認すれば、フィーアをヴェスとスティーブに紹介した。
場所は遮蔽されている場所が良いということでボックス席へと移動することになり、リルはその外で待機することになる。
ボックス席に入るのは、フィーアと梟人形の記憶を見る者のみに限られた]
あーっと、そうだ。
言いそびれていた。
[共にボックス席の外で待機することになったヴェスの同行者 ─── ハロルドに向き直る]
ベルは他のゲームも回ってみるそうだ。
ヴェスにもそう伝えておいてくれ。
[梟人形のサイコメトリーが終われば一度離れる心算でいる。
故にハロルドに伝言を頼むのだった]
[梟人形のサイコメトリーが終わり、フィーアがボックス席から出てくる]
ご苦労様。
人形は置いてきたな?
「えぇ、勿論」
よし、後はアイツら次第…アタシらに出来るのはここまでだ。
[ボックス席を一度見、直ぐに背を向けた]
「どちらへ?」
もう一件用があってな、フィーア、付き合え。
「やれやれ、人使いの荒い」
[そう言いながらもフィーアは笑ってリルの後に続く。
何かあればスティーブから念話が届くだろう。
それまではベルの手伝いをするために人探しへと向かった*]
ー 怪盗騒動から数日 : 下層区域とあるカフェ ー
…さて、ボクは帰るぞ。 これから仕事だ。
『…え…』
[コーヒーカップの中身が空になり少しして、『兄』は不意に立ち上がる。配達員の男は目を丸くした。]
…あのな、ボク一応探偵だから。守秘義務とかあるんだよ。お前を連れて帰るわけにはいかないの!
『シュヒギム?』
あーもうっ……お前内緒事苦手だろ 『うん』
じゃあ来んな。 『そ、そんなっ…!』
[無表情のままだが、背景にガビィンという文字が出てきそうな雰囲気になった]
………っ
[幸せそうな。死ぬ前の、妹の顔。
息を飲む。5年ぶりの顔。]
…………
[目を瞑ってもそれは、伝達されてくる。
最期>>136撃たれる瞬間。>>137最期まで諦めず、
>>138名前を、書く。]
……
[息を、吐く。目を開けた。]
あいにく、ボクの仕事の無茶に最初から最後まで付き合いきれる人物なんてそうそういなくてな
…お前は絶対無理。断言する、無理。
『え、え……』
当然だアホ! お前の危機管理能力のなさは僕を遥かに下回ってるぞ!!!連れてけるかってんだ!!!
ボクの相棒は、後にも先にも一人だけだ!!!
[ふんっ、とそっぽを向く『兄』。 フリーズする『弟』]
(……それに)
[『兄』は目を細めた]
『 い き て ね 』
[最期の唇を、読み取って、ゆっくりと、
口にする。
言葉にしながら、頬に何か伝う。
次から次へと。]
(『有明の星』 は
『深夜の幽月』とは共にいない方がいい。)
(夜明けの中で誰より輝く一等星が、深夜の闇に蝕まれるのはあまりにもったいない話だ。)
[自分が無垢すぎる『星河』のそばにいるにしては、自分は悪影響を及ぼす知識の方が多すぎた。 それに何より教え下手だった。]
さぁ今日はお開きだ。
うちの探偵事務所には有事の時以外はあまり来るなよ?
[…だが、きっと、『弟』は何度も来るのだろう。
なにしろこのドームでは『有事の時』の方が多いくらいなのだから]
[探偵は、ゆるりと事務所に向かう。 扉を開けて、一言。]
ただいま。**
はは……
あいつのが、先に言ってんの。
『生きて ね』
だって、どうする?
ヴェス。
[笑う。笑って、]
…く…そ…っ
[また、男は]
……ば、か…もう、泣かねぇって
……っ
[ダンっと、机を叩き、]
あああああああああああああ!!!
[また、声をあげて、泣いた]
── それは少し先の何時かの、偶然 ──
ん…
[サンドイッチを買い込んでるとは思ったものの、特にそれについて何も思わずに、配られたなら、ひとつ手頃なものを手に取った]
ここに、タリアと……そのイギーが落ちた? の
[それは問いかけに似る。
正確な公表は無かったし、イギーについてはセーガ達からの話──トレインとイギーのだ──の又聞きともなったかもしれないか。
星の話>>305が出れば、セーガにこう話を返す]
……うん
『流れ星に、願いをかければ、願いは叶うもんだ』って、母さんから聞いたことある。
だから、俺も… あの夜
もう一度、父さんと母さんに会いたい。
やりなおしたい。
そう、願った。
……やり直せなかったけど、やり直せたって思った。
あの時、セーガがスティーブとリルの後ろにいて……スティーブとリルが父さんと母さんに見えて。
……お前に、俺の姿……託したんだ。
俺が、父さんと母さんの命奪った、機械生命体……みたいに思えて
[その話は、セーガにどう聞こえただろう。
戯言のような、まるでそれは、悲しいものだったかもしれないけれど]
─ カジノ:ブラックジャック卓 ─
[ハイレートフロアを後にしたベルは一度メインホールへと戻った後、手近のゲーム卓を回って上司と思われる男の姿を探す。相変わらず人々の楽しげな声が響く中、通りかかったブラックジャック卓の方から怒号と悲鳴のようなものが聞こえれば、思わず首を伸ばすように様子を伺おうとした。]
『くそっ、なにすんだよ!』
[よくは見えないが、どうやら一人の男が二人の黒服に拘束されているらしい。]
『お客様、今あなたは「不正」を働こうとしましたね?』
『ディーラーへの精神干渉は当カジノでは禁止されております。』
[淡々と黒服たちが男へ追求を行っている。どうやら捕まっている男は異能を使用し、それが探知されたようだ。たしかにディーラーを守るシステムがなければ魑魅魍魎とも言ってもいいこの異能に溢れた世界では身包みを剥いでくださいと言っているようなものだろう。]
『離せ!離せよ!俺はここで挽回すんだよ!』
[野次馬を潜り抜けていくとようやく男の姿を確認する。なんとなく予感したとおり、ベルの上司の男が泣き喚くようにもがいていた。]
『なんだよもうちょっと盛り上げろよなー。』
『黒服ぶっ飛ばすぐらいの根性はねーのかよ。』
[野次馬たちからの罵声も加わっていよいよ男の立つ瀬はない。ベルの知る限りでも彼は優秀な精神系能力者だが、いかんせん取っ組み合いに生かせるものではない。危険性もないと判断されたのか、別室へ連れて行かれることもなく、メインホールまで連行されると突き飛ばされるようにドアの前で開放されたのだった。]
『くそぅ、なんで俺がこんな目に…』
所長、ですよね?
[床に投げ出された男がヨロヨロと立ち上がったところで、後を追ってきたベルが声をかける。声に反応した男は、力なくベルを見やった。]
『はっ、ベルちゃんじゃないか。そんなオシャレな格好しちゃってさ。俺の送ったやつ、もう終わった?』
いえ、まだ全く。
『なにやってんだよ。早くやれよ。あの情報があれば俺はまだやれるんだ。やれるんだよ!』
[ベルの短い返答に男は苛立つように声を荒げた。]
所長、一体何をしているんですか?
連絡は繋がらないし、施設の件だって何もしてくれない。
先ほど警察機構の方ともお話をしました。
教えてください、回答次第では…
[男の威圧に負けぬよう、相手の目をしっかりと見据えて尋ねる。]
『警察機構?お、オマエ、俺を売ったのか!くそっ、どいつもこいつも俺を、俺を!許せない!』
違います!所長、私の話を…
[周囲が再度ざわつくのを感じながら、ベルは男をなだめようとする。だが、発狂に近い状態の男は聞く耳をもたないまま、ベルの精神へ攻撃を始めた。怨念にも似たような感情を流し込まれる。]
うっ…所長…
あなたって人は・・・
[ベルも負けじと押し返そうとした。精神系能力者同士の戦いは傍目から見ればなんとも地味である。*]
[ひとしきり泣いた後、しばし男は、指先で梟人形を揺らしたりしていたが。]
……これ。
[やがて、持ち上げて、]
ヴェス、お前が持っててくんねぇかな。
[そう言って、渡した。*]
[コクリと、セーガは頷いた。]
仕事、終わったら、またくる。
……帰りに、アイス、買って、こよーか?
[こういうのを、でざーとっていうんだよね?と銀の目は首をコテりと聞き返した*]
── ハイレートフロア:ボックス席 ──
……いた…ぁい
りーな……
[壊れたように、涙を流している。
酷く、頭痛がした]
……ごめん
は、っ、はっ……
[喘ぐように呼吸し、苦痛を、その痛みを]
ー 怪盗騒動当日 : カジノ ー
………ーーー…はっ。
[セーガはフリーズから脱出した!>>195 エイシンはとりあえず男の子だろうという結論が出たようだ。]
………んぁ?
[そこに通りかかる見知った顔、どうしてあんな格好をしているのだろう?なんだか変な気分。 でもアルコールの回りきった頭はうまく働かなかった。 ]
[セーガは、てててとそちらに近づいた。]
こん、ばんは。 あのね、あのね、さっきね
けばぶまんが、おいしくて、ルーレットがぐるぐるで…
あったか、かっ、た…! ね、いっしょ、みに、いこ…!
[アルコールの力なのか、セーガはキラキラした目を向けてふにゃりとした笑いとも緩みとも取れない表情になる。]
あっち、あっち…!
[そう言って、セーガはあたたかかったものを、みせにいこうとするだろう*]
村人 エイミー が見物しにやってきました。
[娘は眉間にしわ寄せメッセージを返す。]
『必要なら行くから、呼んでちょうだい。』
[しかし、それには「大丈夫だ」という趣旨の返信があるのみ。]
だから――!
[娘はわなわなと手を動かした。]
[その後ヴェスとは何件かメッセージをやりとりしたものの、事件について触れられる事はなかった。
それから数日。娘の眉間にはしわがよりっぱなしだった。
意を決してハロルドにヴェスの様子がおかしいと話をする。>>95
夫は快く様子を見る事を引き受けてくれた。>>96]
本当に!?
そういえば、だいぶトークンが減っていたものね。
[自らドームに行きたい気持ちはあるが、出稼ぎの予定が入ったならば仕方がない。
それに。夫がヴェスの事を気にかけてくれる事が嬉しかった。]
……ありがとう。
[夫を見上げる娘の表情がゆるむ。
久しぶりに眉間のしわが、消えた。]*
[差し出した、梟人形。ヴェスが受け取る。]
……ん。
そいつのこと、頼んだ。
[5年も立って、もう、ないかもしれないはずなのに、
それでも、ふわり香る。
―――白檀の香り*]
─ カジノ外 ─
[カジノを出てしまえば、『影身』はいつもの服へと戻る。
「随分と楽しんだようだね?」
通信機から声が届く]
制止入らなかったから良いのかな、って思って。
[悪びれもなく返せば、
「まぁ良いけどね、忙しくなる前の休息ってことで」
そんな言葉が返ってきた]
うーわ、やーな予感。
[そんなぼやきに返るのは笑うような気配。
これは今後しばらく休暇も取れそうにない]
ま、楽しみにしとくよ。
[にもかかわらず、けらりと笑って返す『影身』はどこか楽しそうだった**]
そうです、デザート……
わぁ、嬉しい、すごく嬉しいですよ!
[イルマはセーガの手を両手でつかみぶんぶん、振ろうとしたが、荷物を持っていたのでできなかった。]
それではお待ちしてますね!
[荷物を受け取りセーガが去ると、追加でポップコーンも用意する事にした。塩味に、キャラメル味。
少し口数の増えたセーガは一体どんな感想を言うだろうか、想像しながらキッチンを動き回る。]*
……さむい、さびしい、なんで…
なんで…っなんで、っ…カナシー…サビシイ…
ヴェス、ずっど……っ…ずっと……?
[やり直したい。やり直せない。両親が死ぬ。
それはヴェスも。だから、戦った。自分が悪役になって負ければそれが『やり直し』になるから。]
[それはやり直したくなるほどの『寒い』で、悲しいで寂しいで辛いで。 自分が耐えきれなかったもので]
[他者の視点に立ったから理解したのか、感情への理解が早い。それがさむくて苦しい感情だと飲み込んでいく]
[……慰められたか時間が経ったか、しばらくすればセーガは泣き止むだろう。そしてヴェスに]
もう、さむく、ない?
[そう聞いて]
ー 回想/流れ星の落ちた夜/セーガの願い ー
ーーー・・・
[人の気配のない下層区域の道すがら、ひとつ息をつく人間がいた。]
ーーー・・・ーーー・・・
[息を吸って、吐いて。]
ーーー・・・?
[吸って…呼吸が止まった。]
[暗い空に駆ける二筋の流れ星。]
・・・『かわり、たぃ』・・・。
[ポツリと、一言。]
[そしてまた、静かに息を吸い歩き始めた。**]
[ひとしきり泣いて、収まれば、
男はカジノを後にする。
リルを探しはしたものの、どこかへ行ったようで、
まだ繋がっているだろうかと、声をかける。]
『リル、終わった』
[先程と似たような、念話。]
『全部』
[男はそう言って]
『……直接、言いたいんだけどさ。』
[そう、言えば、]
『ま、とりあえず…』
『いろいろ、ありがとな。』
[男はリルへ、そう伝えた。*]
― 事件の12日後 ―
[ハロルドが発ってから数日たった。
彼が端末を得るためにはしばらく日数がかかるとの事で、娘はまんじりともしない時を過ごしていた。いつものドームならいざしらず、復興中の混乱した場所だ。友人達やヴェスの事はもちろんのことだが、夫の身も心配だった。
そんな中、ヴェスからメッセージが届く。>>0:453
ハロルドがドームに行っていることを知らせるべきか。
少し考え、首を振る。
最後にヴェスが村にやってきたとき、ハロルドといさかいのようになり、それっきり。ヴェスは村を去っていった。
ハロルドが会いに行くと知らせてしまえば、ハロルドが動くより先に断られてしまうだろう。]
[娘は端末に向かい、返事をする。]
『そう、残念だわ。
子供みたいなやつ?
どんな人かしら。今度来た時に教えてよ。
よかったら一緒にきてくれてもいいのよ。』
[『機械生命体と何があったの』
打ち込んで、しばらく考えて文章を消す。
ヴェスの事は全てハロルドに任せると決めたのだから、余計な事はすべきではない。]
[『機械生命体と何があったの』
打ち込んで、しばらく考えて文章を消す。
ヴェスの事は全てハロルドに任せると決めたのだから、余計な事はすべきではない。]
『二人とも無事でよかったわ。
青汁は足りてるのかしら?』
『欲しいもの?ありがとう、考えておくわ。
前にもらった食器はすごくよかったのよね。
他の種類もあるのかしら。』
『何を調べるの?
無事に色々わかるといいわね。
野菜はね、一か月より後ならワイルドリーフを
植えてると思うわ。
あれならしょっちゅう採れるから、
これそうになったらいつでもどうぞ。』
[結局、返したのは他愛のない話題ばかり。]*
─ 「村」へ ─
[必要な買出しを済ませ、翌日には「村」へと戻る段になり、ハロルドは端末で知人各位にその旨を伝えた。
本当であれば顔を出せれば良かったのだが、どうにも時間を作り切れなかった]
『明日「村」へ帰る。
気が向いたらあれば遊びに来てくれ』
[ヴェスやユウヅキらにはそんな一文も付け加えられた。
端末はこの通信を最後に返却される旨も添えて送信される。
レンタル屋に端末を返却し、ハロルドは一息ついた]
[「村」に帰ったら妻にどんな話をしようか。
ヴェスのことを話せば、妻は今度は自分がドームに行きたいと言い出すだろう。
カジノへ行くために着替えた話をすれば、何で画像残さなかったの、と怒られるだろうか。
サングラスが便利だったという話もしたい。
様々な『土産』を抱え、ハロルドは「村」へと戻るのだった**]
─ 念話 ─
[人探しをしていると、スティーブから念話>>363が飛んでくる]
『そうか、終わったか』
[全部、とも聞けば、安堵が念話に伝わった]
『ふ、どう致しまして。
力になれたならそれで良い』
『後で直接言ってもらってもいいぞ?』
[小さな笑いを含んだ声。
落ち着いたようなスティーブの声>>365を聞いたお陰で、リルも心がすっきりしたように思えた*]
── それは少し先の何時かの、偶然 ──
[イギーを見送って>>317、訊ねた言葉>>358。その返答は]
『まだ、ちょっと、さむい……かな』>>368
………ーーー…!!!
[それだけ聞くとセーガはオロオロ。 あ、う、と呻いた。
こういう時にどうすればいいのかは、まだ習っていない。考えるのは得意じゃない。どうすればいいのだろう]
……!!!
[そうだ! とセーガは思い出す。セーガはヴェスの手を取って歩き出す。]
……ーーー…♪……ーー♪
[それは歌、小さな歌。母の恵みの子守唄。帰り道に母が何度もしてくれたこと。]
あのね、寒いときはね、こうやって手を繋いで、歌って歩くと、さむくない、よ。
[セーガは小さくぎこちなく微笑んで、歌いながら手を引くだろう*]
── 後日:ヤシロ ──
[その日は、セーガと一緒に、改めて座布団を見に行く日。
カジノでは色々あったものの、ともあれ今は、ぼんやりと歩くのみ]
……セーガ。
ユウヅキとはどうだった
兄弟?
[問いかけ。
返答は幾つか返って来て、中層の雑踏は賑やかではあったけれど、セーガと話す時間は落ち着いたものだ]
…ユウヅキ、あいつ……
前は、気にかけてただけだけど…
なんか……嫌いになってる……
[緩い溜息。
それは、精神を掻き乱されたから、からかもしれない。
とはいえ、会えば会えばで、説教めいた言葉を落とせる時は落としたかもしれないが、しんどそうな様子は見せていただろう。
勿論、ユウヅキだからではなく、人と会うのがまだしんどいのだ]
[リルから伝わる安堵。
男も息をつき]
『…んじゃ、後で直接、言うわ。』
[男は、リルにそう言って。]
『もー、泣かねぇ。あと5年くらい、泣かねぇ』
[男は、そう軽口を言う。
そんなことを言う言葉は、前よりずっと軽い。]
『ま、そっちの案件が片付いたら。』
[いつ、会える?軽い調子でそう聞いた*]
[ぽんと、落ちると、しゅわしゅわと細かい泡がうまれる。
それを双眸を細めて見遣ると]
……昔飲んだ時は、もっと美味しかった気がする。
暑かったから……かな……。
[口の中で炭酸が弾ける、爽やかな味だ。
20数年ぶりに飲む、飲み物]
……セーガ。
美味しい?
[セーガを見て問いかける。
透明な硝子玉がひとつ、瓶の中でかろりと回っている*]
── 後日:ヤシロ ──
…ん? うん、兄さん、だった。
父さんは、いいことしすぎて悪い人だったって。
[兄との会話を思い出しながら語る。話してた内容の半分以上分かってないけど。]
…兄さん、嫌い? 俺は、そうでも、ないな。
兄さんいっつも不機嫌だけど、たまにあったかい顔で笑ってるよ。いっつも頭たたいてくるけど。
[兄弟仲はセーガ視点では悪くは無いらしい。結構ひどい扱い受けてるのだが。]
………でもよし、よし。
[ヴェスの背中をぽんぽんと撫でた。]
[返る軽口>>377に、くっくっくっ、と笑う]
『泣かない決意は良いが、我慢しすぎるなよ。
また同じことになるぞ』
[そんな状況にならなければ良いだけのことではあるが、そう言葉を向けておいた]
『そうだな、片付いたらだ。
だが今日中に片がつくかはちょっと分からないんだよな…。
時間取れたら会いに行く』
[その方が早いだろうと考えての言葉。
それはいつもの行動と同じ。
休憩時間だったり、休暇の合間にスラムへ行く、と言う意味を持っていた*]
── 後日:ヤシロ ──
[鳥居を潜るとそこは境内、というらしい。 ぼんやり思い出してくる。そうだ、かつて母とここに来たことがある。 どうやら母の故郷?か何かに関係するらしい]
[そして見つけるざぶとん。 この前見たやつよりずっと大きい。自分が座れるざぶとん。]
………ーーー…!!!!
[きらきらきらと、目を輝かせてセーガは一も二もなく買った。それも2枚。買ってすぐにぎゅうと抱きしめる。ふこふこ。嫌いじゃない。]
うん、すっごく、おいしー、ね
[セーガの銀の目が嬉しそうに笑った。]
[カラカラと音のなるラムネのガラス瓶。中身がなくなるのを名残惜しそうに眺めながら、セーガはラムネを飲みきった]
これ、俺、好きだな。
[またヴェスにそう笑った**]
―カジノ―
[帰りはヴェスと共に帰ることとなっただろう。
エントランスに差し掛かり、]
……セーガ…?
[ヴェスを思わず見れば、目が合っただろうか。]
酔ってる…?
[その当たりでリルへ思わず漏れ出る言葉]
『もう、なんねぇよ。つーか、んなのもう、ごめんだ』
[向けられた言葉にそう言って]
『次から次へと、そっちも大変だな。
分かった。待ってる。』
[会いに行く、という言葉に男は答える。
それは何時も通り。]
『……って』
― 事件から3週間後 ―
[ハロルドから端末を入手したと連絡がくればまず一安心。それからは日に一度は村の様子を連絡した。
ハロルドと暮らし始めてから彼が出稼ぎに行く事は何度もあった。いつも無事を祈るばかりだったが、連絡ができるというのは心強いものだ。
それでも娘の顔が晴れないのは、ヴェスの様子が相変わらずだからだ。
ドームの友人達にはいつでも連絡を取れる状態だ。
ユウヅキなどにヴェスの様子を聞けば何か教えてもらえるかもしれない。何度か連絡を取ろうとして、けれど、ハロルドからの連絡を待つという結論を出していた。]
『そうか』
[揶揄うことはせず、良いように纏まったのだとスティーブの言葉>>388を受け取った]
『まぁこれが仕事だからな。
案件はいつでもどこでも発生する』
[待ってる、の言葉には、あぁ、と短く声を返し。
不意に零れた声>>391には]
『………はぁ!?
誰だよセーガに飲ませた奴!
悪いスティ、セーガ回収しといてくれ』
[そう頼むに至るのだった*]
― 後日 ―
………
[男の武器は返還される。
ブンっと振り、たんっと、一気に踏み込んで、
足を軸に、遠心力を使い、空を切る。]
………
[一度、溜息をつき、バラっと一気に分解する。]
……やっぱ、嫌いだ。
し、怖いし。
[そう呟いて、しゃがみこむ。]
けど、
[手を、見る。]
……ばっかみてぇ。
[もう、震えやしないんだから。
そして、もしかしたら、そこにいるかもしれない奴に、
男は、苦笑いを浮かべた**]
『しっらねぇよ!!!』
『特殊部隊ってやつじゃねーの!!』
[男はそう叫び]
『わーかったよ!!!』
『おい!!セーガ!!』
[セーガのもとへと走るのだった**]
[1]
[2]
[3]
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