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(ボクは何をしようとしていた?)
[苦笑しながら>>+55、ユウヅキは思考を続ける。]
(逃がさないようにした。 いつもの事だ)
(話を聞こうとした、ここもいつもの事だ)
(答えないならそのまま骨を折ってやろうと思った)
(おい、最後。おい。)
[なんでやねん!と自己ツッコミ。 恐怖や痛めつけの…尋問官時代の癖が抜けきれてないのかお前は!と内心ため息をついていた]
[こんなこと普段ならば一切しない。 偽バグシング事件からはそれはさらに顕著になり、不用意に脅すようなことはしない。絶対に。自分からは。
捕まえに行ったら勝手に相手がビビるのはノーカンである。]
[ここでは『暴れない』という周囲の目へのアピールのために、首輪を付けているフリをして…本当に首輪を付けていた時のくせが戻ってしまったのだろう]
[気をつけなければな、とユウヅキはいつもの調子で笑った]
── 上層:公園外周 ──
俺、しんどいんだけどなあ……
まあいいや
[小さく言い]
ドームに、カジノ幾らあると思ってるんだ。
場末の小さな個人経営みたいなとこ合わせりゃ、いくらでもあるぞ
……
[ベルが名前を羅列し正確な名前を探す間、水のボトルから、一口、二口、キャップを締める]
……正装は、まあドレスだな
仕事みたいなスーツはよした方がいい
……
貸衣装屋行くか
手頃なの、見繕ってもらやいい…
好きな色を言う……と、あれか
[似合わない色でも客の要望で整えるということになる可能性はある]
……店員に任せれば、似合った感じに整えてくれる
…
[ちらり、とハロルドに視線を向ける。
付いて来そうなのは推測出来そうだが]
さ、最近は大人しくしてただろうが!
すぐにドンパチって、風評被害にも程が…ほ、ほどが…
[すぐドンパチすると言われれば>>+56一瞬怒るが、風評被害かと言われればなんか割とそうでもない気がしてきた。わははははー!と笑ってごまかすことにした]
おっと、いいのか? 投げてしまって。
これ、余程の価値に見えるが。
[投げられた金属はひょいっと受け取り。>>+58
光に当てて観察してみる。金属の価値そのものは分からないが一度は狙われたこと、『取引人』の目付きが変わったことなど…かなりの価値があるのは明らかだった]
預かろう、ボクのセキュリティを舐めるなよ?
べリティ以外に盗まれたことは1度もないぞ!
[そいつが1番厄介なのである、とは本人も思っていたとかないとか*]
― 退室前:別室 ―
おやおや?
[スティーブが取り出した金属には見覚えがあった。
なんと、からくり箱の中身ではないか。リルに預けたはずだが、なぜこんなところにあるのだろう。
首を傾げながら『取引人』の顔色が変わるのを眺める。]
調査ですか?
ええ、できますよ。
[スティーブの問い>>+58に肯定を返す。
先日調査した時は「金属の正体」に絞って調査したが、「5年前のドンパチ」に絞れば別の結果がでることだろう。]
ただし、そちらの協力には報酬を頂きますよ?
[良い笑顔で告げる。
スティーブは恐らくイルマの満足するほどのキャッシュを持っていないだろう。払うのはユウヅキになるのだろうか。
イルマは二人の顔を交互に見た。]*
/*
時間伸びるってわかった途端、いろいろやろうとしはじめるやつ…
24h以内にまとめるって言ったじゃないか、俺…
/*
・ディーラー
9・9--18
・リル
5・13(10)--15 3(13)
・ドライ
6・4--10 7(13)
リルはこれ攻めるな。
ドライは10・絵札が出れば20、1が出れば21でブラックジャック。
/*
残念ww
うーん、リル18、ドライ17か…。
リルはステイかなぁ。
ドライは攻めそう。
ドライ追加 13(13)
― イルマ退室前:別室 ―
………。
[この女、なかなか強かだ。>>+60
この状況での追加報酬を求めるとは。図太すぎる。]
……。 調査の精度はどの程度だ?
[パズルを手に持っていた時の様子、信頼されている調査結果から>>+43恐らくサイコメトリー系の能力だろうと当たりをつけ訊ねる。 だがどの程度であろうとも情報は欲しい]
…スティーブ、さっきの3億7000万はチャラだが
こっちの代金分はやっぱり貸しだからな。ベリティが持ってったぶん全部タダで返せよ。
[ユウヅキはイルマに了承を告げ、報酬の金額を聞き…調査を頼むだろう*]
価値とかどうでもいい。
[余程の価値、と言われれば男はそう答える。]
……
[ベリティ以外に盗まれたことはない、
そう言われれば、何か言いたげに、だがそのまま無言で。]
じゃ、頼みます。
まぁ、イルマさんが、さっき何したかわかんないんですけど。
[調べられるかなーと思って。と、軽く、
そう言って。]
あ、まじで?
……ううん。
[少し、悩むも、すぐにユウヅキが答えた。]
……はは。
じゃぁ、修理代もただにしとく。
[オークションの時と同じことを男は言って、
イルマの言葉へ了承する。*]
[イルマが調べている間、男はまた、相手を見る。
金属を調べて、何も出てこないのであれば、それでいいだろう。]
で。まぁ、
続き。
[また、男は相手を見て。]
奪い合ってたのは、あの金属。
じゃぁ、
………
[言葉が、止まる。]
― 退室前:別室 ―
[ユウヅキから質問>>+61を受け、イルマは笑みを深める。]
まず、調査には欲しい情報を得るためのキーワードが必要です。
キーワードが多ければ多いほど、
多くの情報を引き出せるでしょう。
出てきた情報は――100%正確です。
今のところ。
[更に正確に言えば、今まで調査結果の裏をとったものに限るが。
まぁ、はったりは大事なのだ。]
30万。……と言いたいところですが、
あなたにはいいものを見せていただいたので、
おまけしましょう。15万でいかがです?
[ちょうど、欲しいコートの値段がそのくらいだった。
ユウヅキが了承すると、スティーブにできるだけ詳細を話すように言う。]*
─ カジノ・トランプ卓『ブラックジャック』 ─
[それぞれチップをベットし、リルとドライ、そしてディーラーの目の前に2枚のカードが配られる。
ディーラーが持つ2枚のうち1枚は表にされ、【9】と言う数字が見えていた]
「ルールはよろしいですね?」
21に近付ければ良いんだろう。
「これも結構運だよねぇ」
「そうですね。
ではゲーム開始です」
[開始の合図と共に配られたカードに目を通す]
(5とK……15か)
「(6と4で10っと。10か絵札、Aが来てくれりゃあ楽なんだが)」
[どちらもまだ足りないと思える札。
ドライの手札は次に引くカードによってはかなり良い手になるものだった]
ヒット。
「俺も」
[リルもドライも追加で手札を増やす。
リルは3を引き、ドライは7を引いた。
これでリルは18、ドライは17となる]
スタンド。
「俺はヒット」
[更に手札を増やそうとするドライに、リルは大丈夫なのかと言った視線を送る]
[配られたカードをドライが確認すると]
「あっちゃあ、バストだ」
[テーブルの上に手札を全て公開する。
最後に引いたのはK、3番目に欲しかったカードだった]
「ではホールカードを開きます」
[ディーラーが伏せていたカードを表向きにする。
表れた数字は【9】だった。
リルも手札を公開する]
「18ですね、貴女とは引き分けです」
[ディーラーの手札は17以上であるため追加カードは引かれず、2枚の合計がそのまま結果となった。
結果リルと同じ数字となり引き分けとなる。
ドライのチップだけが没収された]
[イルマに詳細を尋ねられれば。]
んー…
まぁ、こいつらが5年前に"それ"
[金属を指差し、]
奪い合ってたって、
分かればいいや。
カマかけだったし。
[そういえば、『取引人』は男を睨みつける。
わかりやすいのが悪いとばかりに男は、笑う。
笑ってはいるが、ずっと心は落ち着かない。*]
── 貸衣装屋 ──
[この店は、髪型まで整えてくれる店。
女性用なら、細かな装飾品も用意はされているだろう]
カジノに行く。
正装だ
……いい感じに可愛く仕上げてくれ
[店員が、どの様な衣装か等、を尋ねて来る。
こういう場所もベルは初めてと思ってか、ヴェスは店員にベルへの注文を口にする。
とはいえ、後でベルが店員にどういう風に仕上げて欲しいと言えば、それ通りに仕上げられるだろう]
俺はまあ…適当に…
そっちも
[何度か利用はしているのか、そんな注文を口にするが、『そっちも』と言われた側のハロルドはどう反応しただろうか?*]
── 貸衣装屋 ──
[この店は、髪型まで整えてくれる店。
女性用なら、細かな装飾品も用意はされているだろう]
カジノに行く。
正装だ
……いい感じに可愛く仕上げてくれ
[店員が、どの様な衣装か等、を尋ねて来る。
こういう場所もベルは初めてと思ってか、ヴェスは店員にベルへの注文を口にする。
とはいえ、後でベルが店員にどういう風に仕上げて欲しいと言えば、それ通りに仕上げられるだろう]
俺はまあ…適当に…
そっちも
[何度かこの店かこういった所を利用はしているのか、そんな注文を口にするが、『そっちも』と言われた側のハロルドはどう反応しただろうか?*]
― 退室前:別室 ―
[イルマは金属を預かり、調査をする。
「5年前」「奪い合い」に関わる金属の記憶を引き出し、見えたものをぼそぼそと口にしていく。]
スラム――追われて逃げる男。
"鴉め" "くそっ"
ゴミ箱でしょうか、投げ込まれた。
会話する男と、女……
板をめくって出てきた穴の中に消えました。
[穴に消えた二人の容姿を添える。]
……ん。
[そのままにしとく、その言葉に、短く。]
……いや、どっちも違うな。
[聞かれたくたないわけでも、吐き出したいというわけでもない。]
なんとなく、安心する。
[ポツッと、そう零す*]
"鴉"についても調べてみましょうか。
男がさっきの男を脅しています。
――おや、おや。
[イルマは『取引人』を見つめる。]
あなたじゃないですか。
[再び金属に顔を向ける。]
男は隙をついて逃げ出し――それを彼が追いかける。
端末に何か話しながら走っていますね。
そして、二人はスラムに。
[イルマはそこで一旦調査を切る。]
まだ、気になる事はありますか?
[スティーブに尋ねる]**
スティーブ
[口に出たのは彼の名前。]
どんなに悔やんでも、恨んでも
自分を呪っても、誰かを祟っても。
『過去の真実』は一切変わらん。
[そう言うのは、ユウヅキ自身が自身の過去を恨み呪んで無茶ばかりしていたからか。]
真実から目を背け続けるのはな。苦しいぞ。
[だから、真実を見つめて認めてやれと。]
逃げるなよ?ボクは依頼は絶対果たすからな!
はっはっはー!
[…とは、言わなかったか**]
/* 真実から目を背けるのが苦しい、とはユウヅキは少し違うかもだが、これは言いたいなーって。
過去は変わらない、ならば見つめた先でそれをどう取るか?
歪めて受け取ってしまったら、苦しいぞって。
割と自分で自分の中のメンタル地雷踏み抜いた感あるけども。これは言わせろとユウヅキが言うんだから応えてやらねばな
/*やっちまったよボク…からの自分許せないコンボはリアルでクる。ユウヅキもこじらせるレベル。
でもここ脱却しないと成長出来てるとはいえん。
そんな感じに過去のやらかし思い出してぬんぬんしてきたので寝ますおやすみ☆**
[言葉が止まって、声が出ないまま。]
……
[ユウヅキが男の名前を呼ぶ。]
……
[言葉を出すのに、少し時間がかかった。
そして、緩く笑う。]
わーかってるよ。
悔やんだり、恨んだり、
そういうの嫌だったんだよ。
俺は。
[すっと、笑みが落ち、目を逸らす。]
だから、抑えてたんだよ。
『過去の真実』っていうの?
振り向かないようにして。
[振り向いて、立ち止まってしまうのであれば、
妹が望まないのも分かっていたから。そして、またユウヅキを見る。]
ちゃんと、見るって決めてはいるんだよ。
でも、いざってなると、
[真実から目を背ける。その言葉に、少しだけ苦笑いを浮かべ。]
落ち着かねぇの。
[逃げるなよ?なんてもし言われたならば、
再び分かってるよと、そう言って、]
ほんと、仕事熱心なことで。
[少しだけ、溜息とは違う、息を吐いて。]
……
[繋いだままにしておく、リルの念話に、
どこか安心して。]
……ん。
[目を瞑り、笑い]
ありがとな。
[そう、"二人"に零す。]
[そして、イルマが金属を調べ、ぼそぼそと口にしていく。]
…………
[二人の容姿。それを聞いて、
息を飲む。]
……あの、ばか…
[イルマが語る>>+67で、妹が何をしていたか、
理解してしまう。追われていた人間を助けたこと。
助けた理由なんて、あいつのことだから。
ちゃんとゴミ箱に捨てたから。なんて言うんだろう。]
[続いて、"鴉"についても、イルマが調べ始める。]
……
[あなたじゃないですか。
その言葉に、男は『取引人』を緩やかに見つめる。]
……いいや。
ありがとうございます。
[まだ、気になる事はありますか?
そう聞かれれば、男は、イルマへ笑って、礼を言って。]
後は、直接。
聞きますんで。
[再び、『取引人』へと向き直る。]
─ 貸衣装屋 ─
[ヴェスとハロルドを担当したのはその張り切っていた店員。
他の店員にも指示を出し、あっという間に誂える衣装を用意していった]
「貴方、前髪上げた方が良いわよ。
折角のお顔が台無しっ!」
あ、いや。
これは目を護るためで……光に弱いんだ。
「あらそうなの!
じゃあサングラスも用意しなくっちゃね!」
[テンションが高いその男性は女性的な動きや言葉遣いでハロルドの格好を整えていく]
[シャンパンゴールドのワイシャツを身につけ、その上に白を基調とした細いストライプ柄のツーピーススーツを着込む。
胸ポケットには紅いチーフが添えられた。
普段下ろしている前髪は全て後ろへと掻き揚げられ、晒された光に弱い白銀の瞳は濃い黒のワンレンズ・サングラスで保護する。
仕上げに白の中折れ帽が頭に乗せられた]
……少し落ち着かないな。
「大丈夫! 似合ってるわよぉ!」
[着慣れない衣装に戸惑うも、店員がそう言うので良いのだろうと思っておいた。
サングラスを使用したのは初めてだったが、思ったよりも眩しくない。
似合うかどうかはともかくとして、目の保護にはいいかも知れない、なんてことを考えていた**]
/*
>>29
おーれーもーあーいーたーいー…!!!
ヴェスがいたら、どうなったんだろう。
もっと弱くなる気がする。
[ハロルドがテキパキと整えられた後はヴェスの番か]
「貴方は随分髪が長いのねぇ!
ならこうしましょ!」
(スティーブ……)
[結わえていただけの髪をほどかれ、指先よりも小さい赤い花を織り込んだ極緩い幾つかの三つ編みを一部に作り、ハーフアップマンバンに纏められる。
それは小さい為に、見ようによっては潰える前の赤色のような星のようにも見えるだろう。
身に付けたダークスーツに、金色の差し色が、ラインの様に入っているのは、ドームの服飾デザインとしてはよくある類か。
その上から、腕を通さず肩から掛けられたのはブラックコートだった]
「じゃあ、おそろでサングラス用意しておくわ!」
[ティアドロップ(滴型)サングラスが差し出され、ゆるりと掛けた。
ヴェスの分は、黒ではなく薄い蒼みのあるものか]
[ハロルドがテキパキと整えられた後はヴェスの番か]
「貴方は随分髪が長いのねぇ!
ならこうしましょ!」
[結わえていただけの髪をほどかれ、指先よりも小さい赤い花を織り込んだ極緩い幾つかの三つ編みを一部に作り、ハーフアップマンバンに纏められる。
それは小さい為に、見ようによっては潰える前の赤色のような星のようにも見えるだろう。
身に付けたダークスーツに、金色の差し色が、ラインの様に入っているのは、ドームの服飾デザインとしてはよくある類か。
その上から、腕を通さず肩から掛けられたのはブラックコートだった]
「じゃあ、おそろでサングラス用意しておくわ!」
[ティアドロップサングラスが差し出され、ゆるりと掛けた。
ヴェスの分は、黒ではなく薄い蒼みのあるものか]
[あと幾つか、渡されるものがあれば、ぼんやりしたままのヴェスは、断ること無く受け取り身に付けるだろう]
……
ベルの準備、出来たなら行くか
[ベルの姿はどのように変化していたか。
カクテルドレスか、はたまた別のドレスか。
コサージュ等の可愛らしい装飾品なども付けていたかもしれないが]
[ともあれ準備が出来れば、上層区域のカジノ『パラダイス』へと足を踏み入れることとなるだろう**]
── →上層:カジノ『パラダイス』 ──
/*
あいつの事だから、はスティというPC(とスティPL)が分かっても、そのログを読むPLの方に伝わるよう書かれていないので、分からず困っている……。
妹の性格が俯瞰視点で書かれていないんですよね。
/*
うーん…駄目だw
何度考えても、やっぱ分からないになるw
だってそいつ、ゴミ捨てただけで良い人間かどうか分からないじゃないですかー。そんなに、悪人じゃないとか、分かるもんなのかなあ……。うーん……。
スラムで店やってるなら、そこらへん、しっかりしてると思うんだけどなあ。お人好しRPを推してるやつなのかな。
[隠れてなくても大丈夫、という言葉には]
…で、でも… …う、ん……
[と素直に柱の影から出てくる。 と、そこに]
『あ、さっきの兄ちゃん!』
『さっきお話聞かせてくれた兄ちゃんだ!』
……んぇ…? え、え……?
え、エーシン、は、おんなのこ、だよ…
……え、お、おれ…?
[子供たちに指を刺された。
最初はエイシンの方を指さしているのかと思ったがどうやら自分が子供たちにおとぎ話をしたらしい。全然知らない子達なのに。]
…エーシン、ど、どう、すれ、ば…
[どうすればいいのか分からずススス…とエイシンの横に逃げるだろう**]
/*
ただ、ゴミ箱に捨てたからってのも違うかもしれないって今更思うしな…
多分、刹那的なものだったんだろうなぁ…
きっかけだとは思うけど
/*
いい人なだけなのかなあ。…いや待って。これスティーブの闇が濃くなるのでは(お人好しだから殺された的な)
連動してヴェスまでやばくなる気配( ˘ω˘ )昇天。
/*
うん、ユウヅキの言ってる通り、真意はない。
あ、『いい人』だってパッと判断したんだな、これ。
で、多分、この人いい人。
[スティーブから金属へ質問することはもうないようだ。]
ご満足いただけましたら、なによりです。
[彼が何を求めているのかイルマは知らないが、先ほどの様子ならばまっすぐに、心ぶらさずに真相に迫ってゆくのだろう。]
それではユウヅキさん。
お支払いの方はよろしくお願いいたします。
[名刺の裏に口座情報を書き付けて渡し、深々と礼をした。
後払いにしたのは二人の証人がいる事もあるが、先日の凍った路地でのやりとりを聞いていたからでもある。よもや、依頼金をごまかした件で大騒ぎを起こした男がちょろまかすことなどないだろう、と。]
先日は本当に楽しかったですよ。
[サングラスを外し、素顔で笑みかける。両手をわきわきと動かせば、ユウヅキがイルマに見せた"いいもの">>+65がなんのことか伝わるだろう。]
それでは失礼いたします。
[再びサングラスをかけ、イルマはVIPルームを退室した。]*
― 下層:『Curse of crow』拠点 ―
[『前文明パズル』と金属の調査を終えた後、イルマは強面の一人と下層へ向かうことになる。二人は転送屋を使い、ひとっとび。
警備リーダーが傍受した通信によると、現在Coc構成員は怪盗の追跡に追われ、拠点が手薄になっているそうだ。]
ははぁん、それでショーに邪魔が入らなかったのですね。
[活気のある競りで暖まった会場、スモークと共に現れた怪盗。
すらりとした長身に予告状通りのカイゼル髭。格調高いマジシャンのような出で立ちの男は、霧に守られ悠々と物語を紡いだ。そして、文字通り瞬く間に"姫"をつれて消え去った。
実に見事な手腕だ。いくら強力な能力をもっていても、とても一人でなせる業には思えない。"我ら"と怪盗が言ったように、複数での犯行と考えるのが妥当だ。
彼の仲間は会場の客に、警備に、スタッフに、潜りこんでいたのだろう。もしかすると、警備リーダーも一枚噛んでいた可能性もある。]
……まさか、ね?
[浮かんだ考えを一笑に付し、イルマは目的のビルへ急ぐ。]
[ビルは警備リーダーの情報通り、人気がなく静かだ。正面玄関は施錠されている。
ビルの裏口に回ると、同行した強面が鍵を外した。]
お見事です。
[イルマが褒めると強面はにかっといい笑顔でサムズアップ。
早速、二人はビルに侵入する。
『前文明パズル』の記憶によれば、商品は地下倉庫に保管されていたようだ。階段を探し、地下に降りる。
いくつかの部屋を調べ、目的の部屋を見つけた。二人が中へ入ろうとした時。]
「貴様ら、何をしている!」
[と、後ろから声がかかった。イルマが振り返ると、組織の一員らしき男が銃を構えて立っている。]
「今すぐその部屋をでるぉぇぁ?!
――うえぽっ!」
[イルマが男を捕縛し、強面が腹に一発いれると男はノビた。
強面が男を縛りあげその辺に転がすと、探索が再開される。]
[地下倉庫では大小さまざまな箱が棚に保管されていた。どれもきれいに整頓されている。開けてみれば、出るわ出るわ。美術品や宝石、書籍に時計。換金性の高いものが盛りだくさんだ。
少しして、整然とした倉庫の隅に、雑然と押しやられたコンテナをいくつか見つけた。開けてみて、イルマは驚く。]
これはっ。
限定販売のドールじゃないですか!
[ドールの服をまくればお尻の部分にシリアルナンバーが刻まれている。これは照合すれば盗品の動かぬ証拠になる。
足がつきやすい品物は売れないのだろう。コンテナの中にはそのような品ばかりが入れられていた。]
リストがあれば楽なのですが――
[能力で探してもよいが、あまり頻発できるわけでもない。どうするか悩んでいると、強面がイルマを呼んでいる。
先ほどの男から重要書類のありかを聞き出したらしい。にっこりいい笑顔の強面と、しくしく涙を流す男。どういう手段で聞き出したのか、イルマは尋ねないことにした。]**
/*
美術品も足つきやすいんでね??
アーイシャの歌とか。
色々ごまかして工作してるのかな。
盗んだだけでなく、何かのカタに巻き上げた、とかはありそうだな
― イルマ退室前:別室 >>+80>>+81―
ええ、ありがと……
…ぁ?なんでボクの名前を……
[名刺を差し出されたのを受け取る時に>>+81自分の名前を呼ばれて不思議そうな顔をする。名乗った覚えなど当然ない。なぜ謎のサイコメトラーが自分のことを知って…といったところで]
『先日は本当に楽しかったですよ。』
………!!! お、お前あの時の…!!!
[サングラスを外された先の顔、両手ワキワキ。即座に彼女の正体を理解する。あの時はよくもと怒ってやろうかとおもったが、その頃にはもうイルマは外に出てしまっていた]
(……アイツに払わねばならんのかよ…!)
[少し不満げだが、名刺の裏の口座をしっかり確認する。こういうところではしっかり誠実に対応するのが、探偵として働ける秘訣なのかもしれない**]
─ 上層:公園外周 ⇒ 貸衣装屋 ─
やっぱり正装っていったらそうなっちゃうんですよね。
…わかりました、お願いします。
[ヴェスの言葉>>17>>18を聞いて一つため息をついたが、意を決した表情でヴェスを見つめた。まもなく、ヴェスの空間転移が発動される>>21。唐突だった前回に比べ今回は事前の予告があったため、すんなりと移動ができただろう。]
あぁ、このお店、貸衣装屋さんだったんだ。
[目の前に現われた店の感想を一言述べる。どうやら見覚えのある店らしい。もちろん、足を踏み入れたことなどこれまで一度もありはしなかったのだが。]
─ 貸衣装屋 ─
[ヴェスたちの後に続いて店へ入れば、ベルは彼らとは違う女性店員に有無を言わさず引き連れられ、奥へ向かう。]
『はい、そこ立って。背筋伸ばして。』
[誘われるまま部屋へと入れば、床にマーキングされた場所へ立つよう指示を受ける。目の前にいる女性はまるでベルを睨みつけるように眺めた。]
『…ふーん。こら、動かない』
[ただ見つめられるだけのベルがいたたまれなくなってもじもじと動けば即座にお叱りが飛ぶ。しばし無言の時間が過ぎ去った後、店員はクローゼットの中から濃紺のカクテルドレスを取り出した。肩紐のついたワンピース型のもので裾はくるぶしほどまであるロングスカートだった。]
あ、はい。ありがとうございます。
って、えぇ、背中開きすぎじゃ…しかもスカートにスリット入ってるし。
[店員からドレスを受け取った後、着替えのため試着室のカーテンを閉めたが、少しの後にベルがカーテンを開けて悲鳴を上げた。]
『あなた、あの二人のどっちを狙ってるのよ?』
へ?
『女の武器は使ってナンボなの。わかる?なんだかんだ言って男は女の色気が弱点なの。』
[そう言って店員はドヤ顔をする。どうやら何か勘違いをされているらしい。]
いや、あのお二人はただのお友達で。
しかも一人は既婚者ですよ。
『既婚者だろうが関係ないわ。愛ってそういうものよ。そう、燃え上がるのよ!』
[慌てて訂正をしたベルに対して、店員はベルの言葉を一笑に付すと装飾品の見定めを始めている。その後の抗議も空しく、ベルは用意されたドレスに着替え、カーテンを開けた。待ってましたと言わんばかりに店員がプラチナのネックレスを付ければ完成だ。]
『ふふっ、バッチリよ。グットラック。』
[店員のサムズアップに力なく笑うと試着室を後にした。]
やっぱりカジノって大変なところなんだなぁ。
[これならまだクローゼットに眠るフリフリのスカートの方がマシだったかもしれないなんてこと思いながら、慣れない高さのヒールでヴェスたちのところへ合流する。いつもの鞄はクロークへ預け、今はレンタル品の赤いポートを抱えていた。]
わぁ、お二人ともなんか全然雰囲気が違いますね。
凄く素敵だと思います。
ヴェスさんは…ちょっとゴロツキっぽさも出てますけど。
[二人を見れば感嘆の声を上げるだろう。ヴェスにはちょっとしたオマケもついたか。*]
─ 貸衣装屋 ⇒ カジノ「パラダイス」 ─
[ヴェスに誘導されカジノへと足を踏み入れる。華美な装飾が施されたメインホールの奥にはスロットのネオンが眩しいばかりに輝いている。予告状の影響もあってかいつも以上に人々の熱狂は凄まじく、まさに別世界へと足を踏み入れた感覚をベルは味わっている。]
なんというか、圧倒されますね、ここは。
色んなところがキラキラしてて、目が回りそう。
[辺りを見回しながらポツリと呟いた。ヴェスとハロルドが奥へ進めば、慌てて後を追うだろう。*]
[男は一歩一歩と、『取引人』へと近づく。
それに伴い、相手は後ずさりをしていく。]
あいつも、馬鹿だからな。
ごみ箱にごみ捨てたからって、
『あ、いい人だ!』なんて、ぱっと思ったんだろうな。
[妹のことを思い出し、それを切欠に男は思い出す。
イルマから聞いた男の容姿。
5年前の"依頼人"と重なる。
よく覚えているのは、最後に依頼を終えた時に別れる際の言葉。]
『あんたらのおかげで、久々に笑った。』
『ありがとう。』
[その当時、『あんた"ら"』が誰のことを指していたかなんて、分からなかったが。妹のことだったのだと気付く。
もっとも依頼人は、仲介人が男の妹だと知りはしなかっただろうが。]
[再び一歩。そして、男は手を伸ばし、
『取引人』の両肩を掴み、ぐいっと強く引っ張る。]
……教えて下さい。
知ってるんでしょう?
5年前。
あんたらが、起こしたドンパチで。
"あんなもん"狙って、奪い合ってた、
ドンパチで。
[相手を見る目は真っ直ぐ。
恨みも怒りも、籠もっていない。]
なんで、どうして、あいつが、死んだのか。
どうして、巻き込まれなきゃいけなかったのか。
[本当に、ただ純粋に、
知りたいと願い、懇願する目。]
[イルマが"異能"で金属の記憶を引き出し始める。
やがて、男の落ち着かない。
そんな感覚が、リルに伝わるだろうか。]
……あの、ばか…
[イルマの能力で、5年前に妹が金属の所有者を助けたことを知る。
ポツ、男の声が漏れる。]
……めちゃくちゃ、怖ぇ…
[『取引人』に男は聞く。リルへと漏れ出るのは、恐怖。]
─ 貸衣装屋 ─
[整え終えたヴェスとハロルドを交互に見遣る男性店員]
「……んー、アナタ。
差し色入れた方が良いわね。
これ胸ポケットに入れましょ」
[ヴェスを指名し、胸ポケットに光沢のある白いチーフを入れることを勧める]
「それからアナタはこれ」
[ハロルドにはアイボリーのトレンチコートを渡した。
前は開けたままで良いとのことだったため、袖だけを通し襟を正す。
どうやら2人のコーデに統一感を出そうとしているようだ]
─ カジノ『パラダイス』 ─
[移動の最中もこちらを振り向く者は少なくなかった。
目立つのか?と思ったが、コートを脱いだくらいでは印象は変わるまい。
気にしないことにして足を踏み入れたカジノは、これまでに見たこともない程に煌びやかだった]
(……眩しくない)
[最初に抱いた感想はそんなこと。
サングラスの偉大さを実感した瞬間だった]
………?
[ヴェスとベルと並んで歩いていると、周囲でヒソヒソと話すような雰囲気を感じた。
ふ、とそちらを見ると、慌てて目を逸らす者達がいることに気付く。
何を話していたかは分からなかったため、首を傾げて再び前を向くに至った]
[よもやどこぞの組織の幹部、もしくは良いとこのお嬢様とその護衛と思われているなど知る由も無い*]
― 下層:『Curse of crow』拠点 ―
[捕らえた男の証言をもとに据置端末を開くと、様々なファイルがでてきた。
保管している品物のリスト、顧客リスト、それに『パラダイス』のオークション会場貸出契約書。支配人のサインはあるが、それだけではいくらでも言い逃れができるだろう。
メッセージのやりとりを遡ってみると、支配人からCocの売買担当に宛てたメッセージを見つけた。
オークション会場の打ち合わせが多いが、報奨金についての交渉を要請するメッセージがあった。]
前金の支払い要求ですか。
――ふぅん?
[帳簿のファイルを探し出し、報奨金の出金を確認する。
はたして、そこにはオークション会場の貸出料というにはあまりに無理のある金額が記載されていた。]
ほんっとうにあのハゲときたら。
ろくでもないことしかしやがりませんね。
[ぶつくさいいながら、イルマはデータをコピーした。]
[さて、無事証拠を手に入れたイルマだが、まだ倉庫の中を調べていた。ファイルの中に気になるものを見つけていたのだ。]
――あった。
[ファイルに記載されていた通り、倉庫の隅には金庫があった。
強面と共に金庫を解錠し、開ける。納められていた箱を開くと、あの不思議な色の金属が沢山入っていた。大小さまざま、形も様々だ。
ファイルには金属の出納記録が書いてあった。
どの組織から誰がいくつ入手したか、または奪われたか。]
意外ときっちりしてますよねぇ。
[苦笑いを浮かべつつ、イルマは金属の箱に能力を使用する。この金属がなぜ集められていたかを知るために。]*
念輪を通じて届く、落ち着かない様子>>*13。
ついで零れる恐怖の色。
す、と自分を正すように息を吸い込んだ]
知らなかったことを知るんだ、怖くて当然だ。
──…大丈夫だ、傍にいる。
[離れてはいるが、思念は添う、と。
手を伸ばすように声を届ける*]
/*
そういえば、エイミーが「いつかハロルドにサングラスプレゼントする」ってBtB1の時に(私の脳内で)言ってたのをすっかり忘れていました。
─ 見物席 ─
怪盗にしてみればショーなんだよ、これは。
演出した人がショーと言うなら、それはショーになるんじゃない?
[被害を被害と思っていないためか、セーガの疑問>>+78には言葉遊びのような返答をして笑った。
盗品の話でセーガはぐるぐる考えているようだったが、途中で考えるのは諦めたよう。
『影身』もそれ以上は突っ込む心算はなかった]
[隠れるのを阻止した後、セーガに向かって子供達が集まってくる>>+79。
『影身』をおんなのこだと説明する様子にクスクス笑い、隣に逃げてきたセーガを目で追った]
さっき君の真似っこしてた人がいたんだよ。
その人が話をしたんだろうね。
[セーガには簡単に状況の説明をする]
ねぇ、君達。
このお兄ちゃん、どんなお話してくれたの?
[そう子供達に聞けば、お姫様を助ける話だと教えてくれた。
その話はセーガも聞き覚えがあるものだったことだろう]
その人ねぇ、このお兄ちゃんとは違う人でね、鴉に近づくために変装してたの。
実はゆーしゃさまだったんだよ。
[物語の内容も混ぜ込んで、子供の視線でそんな話をした*]
[沈黙。静まる部屋。
長く続くようにも思えた。
『取引人』の表情が動く。
やがて、『取引人』の口元が動いた。]
「あの女が悪い。」
[チッ、と舌打ち。]
「あの女が、他の連中に渡しやしなけりゃ、
そいつは、俺達のもんだったんだ。」
[はっ、と『取引人』は鼻で笑う。]
「あの男が、女と接触してたのは知ってた。」
「だから、あの女が何か知ってんだろうと思ったのさ。」
[最早、諦めたのか、それとも何か考えでもあるのか、
『取引人』は饒舌に話し始める。]
「そしたら、ちょうど、owlsやBadgerの連中がいやがった。]
「あの女、あいつらに流したに、違いねぇ。]
[最早、諦めたのか、それとも何か考えでもあるのか、
『取引人』は饒舌に話し始める。]
「そしたら、ちょうど、owlsやBadgerの連中がいやがった。]
「あの女、あいつらに流したに、違いねぇ。]
[だから、と、『取引人』は一度言葉を切り。
嫌な笑みを浮かべる。]
「まぁ、それはそれで、ちょうど良かったからな。」
「いつもどーり、奪うだけだ。」
[そして、5年前、いろんな組織が奪い合う。
大きなドンパチが起きた。]
/*
そういえば、エイミーの身長は未確定だしイルマの年齢も未確定でした。
エイミーどのくらいだろう、小柄っぽいけど150後半はほしいな。
そうでないとハロルドと話す時首が痛い。
イルマは24くらいでいいですかね。そうしましょう。
/*
http://www.mrinitialman.com/Od...
身長比較サイト。
……ロル書きます、すいません!
── 貸衣装屋 ──
…… あ?
[落ち込むように物思いに耽っていたところに、差し出される>>39のは、光沢のある白いチーフ。
影部分には、ほんの微かに銀がかっている色合い]
まあ…いいけど
[結局流されるままではあった。
いまいちなコーディネートになったのなら、また店員が変えてはゆくだろう。
そうこうしていれば、ベル>>37がやって来る]
「んま〜可愛い!
でもノンノン。髪の毛ももう少しこう……」
[とテンション高い店員がベルにも近づこうとする。
ベルを担当した女性店員が間に入ったが、さてどうなったか。
テンション高い店員はプラチナネックレスに合わせ、ベルの髪を編み込みし、淡く色づくも純白の花と装着者を妖精にというモチーフのヘッドドレス、をサイドに付けようとしていたが]
[そうして、にぃっと、『取引人』は笑う。]
「まぁ、運が悪かったよな。」
[あっはっはと、自棄にでもなったかのように、
笑う。]
「"流れ弾"に、当たっちまうなんてな。」
「けど、そんなのも、スラムじゃ当たり前だろ?」
[そう言って、愉快そうに笑った『取引人』は、
男を見て、]
「恨むんなら、俺らじゃなくて、"あの男"を恨みな。」
[『取引人』は、肩を掴んでいた、男の腕を払い除け、]
「これで、満足か?」
[そう、言って、鼻で笑った。]
[「村」についての話>>=21は、実はハロルドもうまく言語化出来ずにいる]
便利さが継続されるのであれば、気にする部分ではないのだとは思う。
だが一過性なのであれば、後に少なからず不満の種になってしまうのではないか、と。
…考えすぎなのかもしれないがな。
[そこから諍いに発展しなければ良いのだが、とも思っている。
持つ者は持たざる者からすれば、羨望、妬みの対象になるのだ。
指摘された部分>>=12での反応に不思議そうにされれば]
あぁいや。
…対等に、と思うことこそが、相手を対等に見ていないな、と。
そんな風に思ったんだ。
[分からなければそれで良い、とも告げる。
これもまたうまく言語化が出来ない、感覚的なものだった*]
― カジノ『パラダイス』:警備室 ―
[イルマと強面は『パラダイス』へ帰還した。先ほど捕らえた男は縛りっぱなしだが、いずれ組織の面々が拠点へ戻ってくるだろう。
警備リーダーは警備室に戻っており、すぐにデータのチェックが始まった。
チェックが終わると、リーダーはイルマにうなずいた。どうやら証拠は満足のいくものだったらしい。]
支配人の口座情報と照合すれば、
より証拠としての価値があがるかと。
[もとよりそのつもりだったようで、リーダーはオーナーと連絡をとり支配人室へ向かうとのことだ。]
それでは、報酬の方お待ちしておりますね。
[イルマがそう言うと、すぐに支払いの手続きが取られた。
アンティークの梟人形は落札できなかったが、欲しいものは山ほどあった。]
…… チッ
何だよ、ゴロツキって……
[薄い蒼のティアドロップ(滴型)サングラスを指で下げながら、ベルを見遣る。
琥珀のような金のような色の目の両眼が、サングラスの色越しに覗き込むだろう]
ふぅん……
いいんじゃね……?
[元の位置にサングラスを戻し、ベルへは短い言葉。
随分変わったくらいは抱いていたかもしれないが、言葉にはしていなかったか。
やはり、どこかぼんやりした侭ではあるだろう]
… じゃ、行くか
[そうして貸衣装屋を出て向かうのはカジノ『パラダイス』。
遠隔移動能力を行使し、カジノ前へと至る]
[危険も少なく、割りのいい仕事だった。おまけにユウヅキからの振込もある。たまにはサイコメトリーを使って仕事をしてもいいかもしれない。
イルマはほくほくしながら端末を開き、警備リーダーからの振込を確認する。]
――半額しか入っていませんけれど。
[訝し気にリーダーを見る。
リーダーは片眉をあげ、イルマと同行した強面を指す。]
まさか、彼の報酬分――?
[当然だ、とばかりにリーダーはうなずいた。
イルマは口をぱくぱくと動かす。
確かに強面はいい仕事をした。彼のおかげでスムーズにいった点も多々ある。]
それにしても、そんな。
……そんなことって、ありますー?!
[去っていく警備リーダーの背を見ながら、イルマは心に決める。
減額分は必ず!今夜カジノから取り返してやる、と。]*
[ユウヅキは二人を見守り続ける。
べらべらと怨嗟と言い訳を撒き散らす『取引人』の男の言葉を、じっと見つめ続ける>>+92>>+93>>+94 。]
[ギリィ…と、握りしめる手から音が立つ。ボタボタと指の間から血が溢れる。だが表情や気配はいつもと変えない。 平静のまま警戒を続けることに全神経を使っている]
[そんなことで、人の命は奪われるのか。彼らの命の輝きは冒涜されるというのか。
ああいや知っている。自分が1番よく知っている。人間の汚さは、欲望の闇は、罪を罪と認識しない奴らの愚かさは。]
[そんな奴らに対抗するために、『外道/正義』を行使してきた『ユウヅキ・ナイトライン』にはよく分かった。]
………。 ーーー……ーーー。
[『赤い目』は二人を見据え続ける。
ユウヅキは選択を待つ。 この組織はイルマやカジノの調査によって崩壊するのは目に見えている。こちらがこんなヤツらのために手を汚すことは無い]
[スティーブが手を汚しそうならば。
復讐を望むならば… 自分が止める。 必ず。スティーブに彼らのような外道の下まで堕ちさせたくはない]
………スティーブ
[なるべくいつもと変わらぬように、そう一言だけ声をかけた。 彼の選択を待ち望むように*]
── 上層:カジノ『パラダイス』 ──
[其れは人の欲望を喚起するネオン>>1:15。
エントランスは人の出入り多く、一瞬のうちに変わりゆく人間の悲喜を表すかの様に、綺羅びやかなネオンも変わりゆく。
カジノの建物からやや離れた周囲には、怪盗の張り込み待ち的な人物達もたむろしており、その人物達相手に、上層まで商売をと立ち売り販売している、二人組で出しているケバブまん屋などが見えただろうか。
ハロルドがベル>>38をリードするならそれをぼんやり見遣るが、ハロルドがリードしないなら、ヴェスがリードするだろうか]
ん……
そういや、 確か怪盗がどうとか…
言ってたな
[番組で流れていた事柄>>1:24を口にする。
足を踏み入れれば、そこは豪華なフロア>>2:130、それにずらり並ぶスロットマシーンか。
何処かで丁度ジャックポットでも出たのか、盛大な歓声があがっている]
[『取引人』への問いかけ。>>+87
聞くのが怖かった。
めちゃくちゃ怖かった。]
……
[リルへ漏れてしまった思考。
リルからの言葉に少し、恐怖の中へ、
安堵が混ざる。]
[そして、『取引人』の声>>+92が聞こえれば、
心臓がはね上がる。
息苦しく、空気を取り込もうと、
息を吸う。
言葉を黙って、聞く。
聞こえるのは、やたら煩い呼吸の音。
心臓の音。
少しずつ、呼吸は早くなる。
無理やり、抑えるように、
ゆっくり、ゆっくりと、息を吸って、吐く。]
/*
あああースティの選択の場面に何故ヴェスはいないんだああ…!(悶絶)
仕方ないね…( ˘ω˘ )カウンセリング
ー 見学席 ー
……なる、ほど?
[開いた人がショーというならそれはショー>>+90という言葉に、相変わらず少し不思議そうな顔のままだが納得する。]
…真似っ子? …あ、さっきの、まじしゃんの、人?
『ゆーしゃさま?!』『すげー!おれたちゆーしゃさまにあってたんだ!』『さっきステージでおひめさまの絵をもってったヒゲの人でしょ!へんそうまでできるなんてすげー!』
『やっぱりおれもゆーしゃになる!あのひと見つけて弟子入りすればなれるかな?!』
[子供たちがワイワイしているのオロオロしていれば、エイシンが事情を話してくれる。>>+91]
/*
まさかユウヅキがスティーブを精神的に支える立場になるとは
BtB1の時には想像もできなかったでしょう。
成長しましたね、ユウヅキ!
[男に手が伸ばされるように、
声が届く。]
……
[恐怖に安堵が混ざり込むようだった。]
……ちょ、っと。
苦しいな、これ…
[その"手"を掴む。*]
[やがて、辿り着いた、"真相"。
一瞬、目を見開き、ひゅっと、喉がなる。]
………流れ弾…
[男が出したのは掠れた声。
『取引人』の言葉は終わる。
そして、沈黙。]
[苦しい、と伝う声。
伸ばした”手”に返るもの]
……ちょっと、か?
怖いのも、苦しいのも、我慢しなくて良いんだぞ。
アタシしか聞いてないんだ。
吐き出してしまった方が楽になることもある。
つぅか溜め込みすぎる方が良くない。
[掴まれた”手”に力を込める。
囚われそうになるものがあるなら、そこから引っ張り出そうとするような声*]
……誰が恨むか。
誰も、恨まねぇよ。
[払いのけられた手は、相手から離れ、
男の両脇に垂らしたまま。]
………んで…
[ギリっと、歯を食いしばる。]
……
[悔しくて、悔しくて、悔しくて、たまらない。
けど、]
─ カジノ・トランプ卓『ブラックジャック』 ─
[2戦目。
チップを賭け、ディーラーからカードを2枚受け取る。
ディーラーのアップカードは【K】。
ナチュラルブラックジャックも狙えるカードだ]
(もう一枚のカード次第…。
でもこっちの手札も悪いもんじゃない)
[リルの手札は【10】と【J】、合計値は20。
これ以上引く道理はなく、リルはスタンドを宣言した。
一方でドライはヒットを宣言する。
ディーラーから1枚カードが配られた]
「………またこいつかーい!」
[配られたカードは【K】、持っていた手札は【8】と【7】だった]
またバストか。
ブラックジャックはお前の方が運がないようだな?
「Kには好かれてるんだがなぁ」
[嘆息するドライを余所に、ディーラーはホールカードの公開を宣言する。
現れた数字は【2】、現時点でのディーラーの合計値は12となった。
17以下であるため、ディーラーはカードを追加し、公開する]
「……【4】、合計値は16です。
もう1枚追加です」
[ディーラーが山札から裏返したカードを一枚、手札のカードに並べる。
これが5であればディーラーの勝ち、4ならば引き分け、それ以外ならばリルの勝ちだ。
ディーラーが一度リルを見た後、カードを表へと捲る]
「……【8】、合計値24でバストです。
おめでとうございます、貴女の勝利です」
っ……はぁ、どうなることかと。
[固唾を呑んで見守っていたリルから長い溜息が零れた。
緊張していたのは結果公開のことだけではないというのは、リルだけが知ること]
「仲介者の紹介でしたね。
実は今日、このカジノに来ているのですよ。
ただ…その人形をまだ持っている保証はありません」
構わない、売れていたなら誰に売ったかを聞くまでだ。
「分かりました、彼ならハイレート専用の卓にいます。
私からの紹介だと言えば、話くらいは聞いてくれるでしょう」
分かった、感謝する。
[ディーラーは自分の名刺に一筆追加したものをリルに渡してくれた。
それを受け取り席を立つ]
「ハイレートかぁ……また勝負にならないことを祈るわ」
何とも言えんな…。
ともかく行ってみよう。
[そんな会話をしつつ、リルとドライはハイレート専用のエリアへと向かうのだった]
「……あ、そういえば言い忘れてましたね…」
[リル達が立ち去った後、ディーラーがぽつりと零す]
「あの人、カジノに来ると人が変わるんですよねぇ」
[普段は誠実な商人なのだが、カジノへとやってくると勝負事しか考えない、カジノ狂と変貌するのだ。
ディーラーは、大丈夫かな、と思ったものの、既に卓から離れてしまったリル達に伝える術は無かった*]
あいつらしいや。
[顔を戻し、そう言って、垂らしていた手を伸ばし『取引人』の胸倉を掴む。]
ありがとうございました。
[そう言って、にっこりと笑えば、
パッと手を離す。]
あと、頼んだ。
[そう、ユウヅキを見る。
男の目に浮かぶのは、スッキリしたものとは違う、まだ整理のつかないようなものも浮かんでいるが、
もう十分だというように、『取引人』をユウヅキへ引き渡す。*]
[豪華なフロアからは、バーカウンターやオークション会場への扉など>>2:130が見えるが、そちら方面へは向かわず、奥へと向かう。
向かう通路の両側には、スロットなどの機器や、ホログラム映像のディーラーを使用してのゲーム卓なども見えただろう]
したいゲームとか…
何か…ある?
…カードとか…
ルーレットとか、ダイスとか…
[そうして歩けば、ショーステージ>>2:138>>2:146も見えて来るか。
カジノからは、ステージを始めレストランやカフェ等の場所に行けるが、そのどれもがカジノを通って行かなくてはならない仕組みとなっている。
カジノゲーム以外の場、そのうちのひとつだ]
[豪華なフロアからは、バーカウンターやオークション会場への扉など>>2:130が見えるが、そちら方面へは向かわず、奥へと向かう。
向かう通路の両側には、スロットなどの機器や、ホログラム映像のディーラーを使用してのゲーム卓なども見えただろう]
したいゲームとか…
何か…ある?
…カードとか…
ルーレットとか、ダイスとか…
[そうして歩けば、ショーステージ>>2:138>>2:146も見えて来るか。
カジノからは、ステージをはじめ食事する場所などにも行けるが、そのどれもがカジノを通って行かなくてはならない仕組みとなっている。
カジノゲーム以外の場、そのうちのひとつだ]
ヴェスは、P13警察機構 リル を投票先に選びました。
[ユウヅキはまだ整理のつかぬようなスティーブの顔を見て彼に告げる]
……あとは、お前次第だ。スティーブ。
すぐには理解出来ずともいいさ。納得出来ずとも。
真実は残酷で、背けたくなるものだ。
……でも、お前なら大丈夫さ。
…真っ直ぐな目で…正しく真実に納得できる。
…ボクの、勘だがな! さあ行くか!
どうせここまで来たんだ!ちょっとくらい遊んでいこう!
[そう言ってスティーブを連れ出そうとする。
出来るだけ、スティーブのそのスッキリとは違う表情を解消してやりたくて*]
……かなり、かな。
………わかってるよ…
…つーか、あ、たまいてぇ…き、もちわる……
[伝えられた真相。]
あ、はは…
流れ弾、だって…
あいつ、らしいや。
[頭で響く銃声音。]
………
[ステージでは、幻惑する様にシャボン玉が無数に飛び、光がそれに反射し、綺羅綺羅と輝く。
ネオンとは違う、光のステージ。
夢幻唱う、曲芸の技が披露され、辺りは幻想的な光景が広がる。
ジャグリングは、素早くもテンポを持って次から次へと無数に宙へと放り投げられてゆく。
光の生み出す影は四方へ拡散し、黒ではなく虹色の色彩に似た影を投射する]
……
[次から次へと出し物が変わるのか、はたまた時間毎に区切り、同じ演題を行っているのかは分からないものの]
……んで…
[ぽつ、言葉が漏れる。]
なんで…!!!
あー、くそ…っ!!
[声が弾けるように漏れ出る。]
ご、め。
ちょっ、と、
ま………っ…て…
[いろんな感情が入り混じって、
言葉にならなかった*]
分かってるなら我慢するな。
[かなり、と言い直した>>*17ことに苦笑しつつ、そんな言葉を向ける。
気持ち悪い、と伝う声に、案ずる意識が伝わった]
流れ弾……そうだったのか。
結局、ドンパチに巻き込まれたことになるんだな。
[短く伝えられた真相。
結果だけ見れば調べる前と変わらない。
けれど、曖昧だったものが事実として示された。
その意味合いは大きい]
慌てなくて良い。
[整理出来ていないような思考と声>>*18。
落ち着かせるように言葉を添わせる]
前は5年待ったんだ。
今更待つのはどうってことはない。
[なるべくいつも通りに接せるよう、微かに笑う気配を乗せた*]
/*
別に自責とか抱えるわけじゃないと思うし、納得できないというか、これは多分、やるせないんだと思うしなぁ…
一人で泣くしかないか。
/*
納得してない、わけじゃないんだ。
すっきりしたことには、すっきりしたと思う。
けど、これでいいやって奴じゃないんだ。
もっと衝動的に、相手にぶつけたりできれば、いいんだろうけど、それができないから、こうなってるんだよな…
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