［スロープを使って音楽室に入る］
良かった。リコチェット先輩はそのままだ。
［そ、とまつ毛に触れる。
固く閉じて、動かない。
ケイトは黒い花を持ち、リコチェットの膝の上に乗せた。
それから飴を取り出し、それも花の横に置いた］
お花が似合うっすね。絵になるっす。
［今日一番の笑顔を浮かべ、シアン化カリウム、別名青酸カリを取り出す］

今日は好き勝手しちゃってごめんなさいっす。
また、明日会いましょう。
その時は先輩と障壁が無ければいいな。
［リコチェットは狐。自身も人ならざるものだった。次こそは、どうか一緒に］
おやすみなさい。
［そういうと、一気にビーカー内の液体を飲み干した
激しい吐き気に襲われる。
体が中から壊されていく感覚。頭がだんだんと真っ白になって、鼓動がこれ以上ないほど早くなって、痛覚と表現するのは生易しい
薄れゆく意識の中、先輩の手をぎゅ、と握った］