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[ゲイルの方へと距離を詰める。ゆっくりとただ歩く。]
面白そう、ね。
[ゲイルの言葉>>+82には淡々とした反応を示す。思うところはあるようだが、それ以上の言葉は紡がれない。]
人間を試すとかいうならまずはオマエ自身がもうちょっと崇高な存在に昇華してからの話だろうが。
生き様を見るだけだったら、カフェのマスターでもやってろっつーの。
[不意にホットドックの味を思い出す。果たして先ほどまであった日常を取り戻すまでにどれほどの時間を要するか。そもそも、機械生命体を止められるのか。]
さて、はたしてこの銃、弾は入っているのかいないのか。
[トレインが芝居じみた声を出しながら、銃のトリガー部分に指を引っ掛けてクルクルと回す。]
普段の俺ちゃんなら空砲が入っている。
でも今日は特別な日だ。万が一の時のために実弾が入っているかもしれない。
[言葉を続けながらゲイルの数メートル前まで歩みを進める。]
さて、死神様に微笑むのは、幸運の女神か、はたまた本物の死神か。
他に何か言っておきたいことがあるならいまのうちだぞ。
[ゲイルとの距離はもはや目と鼻の先まできた。カチリ、とハンマーが引かれる。鈍い輝きを放つ銃口がゆっくりとゲイルの眉間へ標準を合わせた。]*
……そうか。
[抱え込んでいるのではない>>+78。
続く言葉も含めて、そう返してスティーブの頬から手を離したのだった]
整理出来ていないのなら、それは時間が必要だと言うことだろ。
これ以上は言わない。
[今は更に突っ込んでる時間もないため、後は治癒するだけに留めた。
治癒の際、自分の手を巻き込んだスティーブの手>>+79を見詰める。
自分より大きな手、それが震えている。
どんな想いをしているかなんてことは、サイコメトラーでもないため分かりはしない]
[自分は手を伸ばせているだろうか。
ふとそんなことを思う]
ふふん、どう致しまして。
あぁ、行こう。
[礼>>+80に生意気げに笑って、真面目な表情になったスティーブに頷く]
『行くよみんな』
『人使い荒いっすわー』
『いつものことっしょー』
『何せ我々は隊長の手足ですからね』
『頭が移動するならついてかねぇとな』
『それがチームというものだ』
[スティーブとの会話の間、小型の機械生命体の侵攻を抑えていた部下達に念話で移動を伝え、彼らと、スティーブと共に上層区域へと*]
― 一方その頃、スラム集団 ―
[ハリボテ飛行物体の目を通し見ていた男が叫ぶ。
映像ははっきりしたものではなく、ほとんど砂嵐のような、そんな光景。それを映像に起こすのは、システムに特化した年若い少年。黙々とその作業をこなす。
そして映像はぶつっと途切れる。]
『あっちゃぁ……』
[それは、ハリボテ飛行物体があっさりと吹き飛ばされた証拠。]
『けど、運良く上層に"配達"できてりゃぁ』
『"恨み"ってのは怖いよなぁ。けけけ』
[にやにや。どう扱われるかは分からないが、集団は、
ほぼ壊滅したような状態の店やらから持ってきた、酒を手に乾杯などとやり、
さぁ、次だ次と。嫌らしく、だが、どこか楽しそうに笑うのだった。*]
分かっていないね、関わるからこそ良いんじゃないか。
ま、君に理解してもらおうとは思っていない。
[他者がどう思おうが関係ない。
己の欲のままに動いたまでのこと]
私のことを、人間を試していると思っているのならお門違いだ。
私はあくまで”演出”をしただけに過ぎない。
舞台を整えただけのことだ。
[自論とは得てして理解されぬもの]
『…て、私…目的だっ…か』
『単純な……だ、…つもと変わらな……』
『”面白そうだった”からだ』
[徐々に話>>+82が聞こえて来るか]
『……これだけの”災厄”、
ドー…の者達がどう動くかに興味があってね
ドームの行く末を、人々の生…様を見たかった』
(悪趣味だな)
[それを『ただそれだけのこと』と言うのだ、愉快犯でしかないだろう]
[行こう、その言葉に、上層へと向かう。
向かう最中、振り向き、]
……
[何かを気にしたような素振り。]
……
[探してる暇はない。
自分のいないとこでは、あいつは死にはしない。
"死ぬなら俺の前で"。
そう言い聞かせて、また前を向く。]
[そうして、男はリルと共に上層へ。
たどり着いた時、>>+7上層では既にナトゥーリアとの激戦が行われていた。
まるで何かに"隔たれた"ような内側。
そこで、巻き起こる惨事。]
……んだよこれ。
[男は吐き捨てるように言う。
その惨事ではない。被害拡大を防ぐそれ。
もし、それが上層より下にもあったなら。]
…やっぱ嫌いだ。
上層は。
[そう言って、それを見据える。]
/*
ええっ。普通の処置じゃない…?
(そんなこと思う村建です( ˘ω˘ ))
まあ、あれですよ… エース級ばかばか能力使ったら、ドームの方が一区画(ブロック)くらいすぐ無くなるから……そういう処置なんだと思いますよ!
……
[そうして、ナトゥーリアに槍が撃ち込まれるのを見る。
それがどんな効果があるかは男には分からない。
傍にいるリルならもしかして、それに気付くだろうか。*]
[ぐぁんと、頭を殴られたような心地がした]
『どこも壊れていない、完全なる存在だった。
あの女王にあるのは圧倒的な【敵意】だけだった』
────……
『あれだけの戦闘力を有しているのに、
確実な殺戮は行わない。
”必要ない”と言っていた』
[咄嗟に言葉が出て来ない。
『死神』の仮面は見えていた。
トレインの位置は、よく確認はしていない]
わぁーナイスタイミング……。
[小型機から距離を置きつつ上を見れば、
重力制御と念動力の合わせ技で宙に浮く見覚えのある異能者ひとり。どうやら傷は癒えたらしい]
「………やっと来たぜ! 待ったか?」
まあねー、……待ちくたびれたって感じかも。
[とりあえず難を逃れたからにはさっきの男の人がいた方にちらと視線を向ける]
その、さっきまでのことはさておき助かった ………っていない!?
[その時にはもう踵返し立ち去っていく姿が見えるばかりだった。
長々とした嘆息]
[規模が違う、ナトゥーリアもおぞましい力を有していたけれど。それ以上にこれほどの力の持ち主たちが居たのかと、青年は少し目眩を覚える。]
……ーーー、ーーー…!?
[中層区域の火力とは比較にならない超高火力の攻撃が乱舞する地獄。ナトゥーリアの戦闘力に食らいつき、そして拮抗しようとする程のエネルギー。]
……ーーっ、……ーーー…
…何、か、出来ること、を…
[青年は、少し離れたところでまた観測を開始する。出来ることを探して*]
「ナイスタイミング!! 瓦礫かなんかこっちゃ寄越せ!」
[その間に到着したばかりの異能者を呼び寄せるのは、
氷の柱の封印補強にあたろうとしている異能者だ。
重力でなく磁力でわずかに宙に浮きスケーティングを免れている彼は、
持ち前の能力で氷の柱に磁力を張り巡らせていた]
「わかった!!」
[その声に応え崩落した建物を構成していた建材が浮き上がる。
ある程度氷の柱の傍まで重力制御で運ばれていった建材にもまた磁力が張り巡らされれば、
やがては自ずと氷の柱をさらに取り囲むように建材が張り付けられていく。磁力で。
そうして一仕事終えた感慨に浸る間もなく、
残る小型機の対処にもあたるべく散会する異能者たち]
── 中層→ ──
もくてき……?
[零れ落ちさせる気は無かったのに、ぽろりと言葉が落ちた。
『死神』>>+91が聞こえるか聞こえない程度の声だったろうか。
膝なりついているなら、見下ろす形ではあったろう]
…………あれだいじょうぶなの?
「電磁障壁付きだ。触るとびりびりするしちゃちな砲弾で跳ね返せる」
………ビームは?
「…………。
そういう手合いが来たらやられる前にやればいいだけの話だ」
[ちょっと不安になる回答だったがまあ、
不可能というわけではないのだろう。震えてもいないし。
いまだ虚勢交じりであったことには気付けず素人じみて安堵の息をつく。
とりあえず小型の機械生命体をある程度抑え込めたのなら、
また皆で束になって問題の大きい方の対処にあたる流れか。そう、あの問題の、]
/* 描写書いてて思うのは『上層部まじやべえ』
ドンパッチは元上層出身のオマケに空間制御能力とかいう1種のチート異能持ちだったから、実力そのものは相当上位にくい込んでたんじゃないかな。使用方法とメンタルの弱さと副作用云々で弱体化はしたけどさ。
やっぱセーガ君勝ち目ねえわ(まだ戦わせる気でいる)
[何かを気にする素振りをするスティーブ>>+93。
急かさなかったのはさっきのやり取りがあったことと、比較的直ぐに前を向いたため。
その後は共に上層区域へと急ぐ]
/*
スティーブ、ヴェスの助けになってるのかなぁ…って悩む…多分、妹のがヴェスの支えになってたんじゃないかなぁと。
[辿り着いたその場所>>6では地獄といって良い光景が広がっていた]
さっすが優秀なのが揃ってる……えぐいわ。
[外界と隔絶させる>>7ことで遺憾なく異能を発揮出来る空間を作る。
それが出来る能力者達が揃っているのだ]
バグ・シングに槍撃ち込んで直接異能叩き込もうとしてるのかしら。
でもあれ……
[見遣るのは槍に繋がれた伝達線。
ナトゥーリアにやられたのだろうか、引き千切られてしまっている]
あれじゃあ意味がない。
何とかならないかな。
[だがナトゥーリアの攻撃に耐え得るものなどあるのだろうか*]
/*
どうでもいいけどヴェスさんくるまでわーみんな名前に「ー」がついてるーとは思っていたよね 私はエーディで入るつもりだったし 既に
[ぐっ、と拳を握る。
震えていた手は、不思議と少し治まっていた。
息を吐く。]
……へぇ。
[リルの言葉に、感心するように、そう零し。
引きちぎれる様を見ながら、リルの言葉を受け、]
やたらめったら、
丈夫なワイヤー、とか。
[凄く、頭の悪い発言をした。
が、]
……
[ふと、見覚えのある"ハリボテの飛行物体"が転がっているのに気付く。その先に、"やたらめったら丈夫そうなワイヤー"に該当しそうなそれ。]
どう、思う…?
[それを指差して、リルに尋ねる*]
天女が舞い降りるは舞台の中心。
運命の歯車は舞い降りた時に回り始める。
其は標、天より放たれる矢の的。
齎されるのは破滅。
全ての消滅。
[朗々と、詩を吟ずるように語る言葉。
ネットワークに流したものに則したもの]
故に彼女は私の手は要らぬと言った。
今殺す必要もないと言った。
彼女がドームの中心へと辿り着けば、全てが終わる。
[それを知った上で行動していたことを咎める者はいたか*]
そうかい。俺ちゃんにはわからんね。
まっとうな生き方をしろも言わないけどね。
ただ、ドームという組織の中ではオマエはつまはじきにされるべき存在だ。
[生き方自体を否定はできない。トレイン自体も社会から見ればまっとうな人間かはわからない。そもそも、ドームに生きる人々が「普通」に生活しているのは、ドームの中のルールから見て「普通」であるからでしかない。]
女王様はぶちのめす。それだけだ。
人間は死んじゃったら、脳みそには何も残らないが、機械なら残るものもあるだろ。
[トレインの指がトリガーにかかる。]
願わくば、生まれ変わった君がドームとともにあることを。
[指に力が入る。ナトゥーリアの進攻の後、静まり返っていた広場に一発の銃声が響いた。]
[血がぽたりぽたりと垂れている。トレインは銃を下ろすと左手の痛みに少し顔を歪めた。]
ふんっ、命拾いしたな。
[トレインの銃からは弾丸は発射されていない。距離の関係上、多少の衝撃や熱さを感じることはあっても大きな外傷には至らないだろう。]
勘違いすんな。別に殺しを躊躇したわけじゃない。
ただ、ウチのチームの適任者が来るから譲れと指示があっただけだ。
[トレインの眼鏡には別働隊として行動していた捕獲に向いた特殊チーム隊員の現在地が表示されている。上層部からゲイルについての指示があったかは、ゲイルには知る由もないだろう。]
ねじねじにしてやろうと思ったが、俺ちゃんは次の予定があるからな。
オマエみたいな中ボスにこれ以上MP使うのももったいない。
[ナトゥーリアのことを言っているらしい。MPというのはトレインの好きなゲーム内で使われる異能を行使するためのゲージだ。]
[ふぅーっと息を大きく吐いたトレインは腰のポーチから救急用のスプレーを取り出し傷口に吹きかける。念動力での止血も加えれば応急処置としてはある程度の効果があるだろう。]
……やっぱり何もなしってのも「面白くない」な。
ポルポ!
[トレインが叫ぶと同時にポルポから何か球体がゲイルに向けて発射される。超小型の追跡システムが大量に混ぜ込まれたgreenyellow◆色のペイント弾。臭いと色を落とすのにはそれなりの苦労があるだろう。トレインはゲイルに対して拘束等の異能力行使はしていない。避けようと思えば可能だっただろう。]
はぁー、くそっ。
[その言葉の意味は自分の体の痛みからか、はたまたペイント弾の行方に向けられたものなのか。特殊チームの別働隊はもうじき広場へと到着する。]*
── 中層→ ──
壊れてない……完全な……
どうして… 何故。
(もしかして
考えたくも無い
でも)
[頭の中で嫌な音がする。
その中で、投げ込まれた言葉>>+113>>+114]
…多分そう言うのを使ったと思うんだけどねぇ。
[やたらめったら丈夫なワイヤー>>+111。
既に使われていて、それが千切れたのでは無いかと考えた。
スティーブが何かに気付き、指差す>>+112方向を見る]
なんでそんなとこにあるかな。
[お誂え向きすぎて思わず突っ込んだ]
あるならやってみる価値はあると思う。
問題は、どうやってあそこまで持ってくか、だけど。
[隔絶された空間内。
出入り自体は可能だとしても、あの地獄絵図に飛び込むには勇気が要る]
やるってなら勿論手伝うさ。
[だがやれないとも思わない。
流れ弾の如く異能が飛んでくるなら、治癒しながら近付けば良い。
他にも協力してくれる人がいるなら、成功率も上がるだろう。
この場にはどれだけの人数が集まっていたか*]
……どうして。
だって、何処も壊れて無い
狂っていない機械生命体が、どうしてそんなことをする必要があるんだ
それじゃまるで……
[『死神』の答えはあっただろうか?
流石にその頃にはペイント弾が付着していたかもしれないが*]
人間が……(要らないみたいな話)
[小さな異邦者は、いずこかに、立ち見る]
..-. . ..-... ..
[陽は暮れゆく。
やがて夜来たる。
そうしても尚ドームは明るく輝かんばかりの光を点すのだろう]
[いまだ激戦繰り広げられようとも**]
……
[多分そう言うのを使ったと思うんだけどねぇ。
そんなことを言われれば、黙って目を逸し、]
多分、スラムから。
[そう、言ったのは、"転がる飛行物体"から。
スラムの七不思議"恨みの鉄線"などということは、気付いていないが。
人の手で持つには、それは相当の重さだったろう。]
やってみるしかないだろ。
リルは、念話であの中。
誰でもいいから、繋げるか?
[リルの言葉に男はそう言う。
一番手っ取り早いのは、転移させることだろう。
しかし、ヴェスの姿はまだなかったか。]
[その時見つけたのは>>+104セーガの姿。]
…!!セーガ!!
[そう言って、声をかけるが果たして気付いたか*]
爪弾きにされる存在がどれ程いると思っている。
[己に限らず、そう言った存在に事欠かないのがこのドームだ。
悪びれない声は相変わらずだった]
[もし、気付いたのなら、男はセーガに]
ええと、お前、
めちゃくちゃ、勢いつけて、
この下から氷の柱出せるか?
[そういって、鉄線を指差す。]
あっちに、吹っ飛ばす勢いで。
[さて、それは可能だったか。
可能でなければ、他の能力者にも協力を頼み、ふっとばすことになるだろうか。]
んで、今からそっちに飛んでいきますって…
伝えてほしいんだけ、ど
[リルの反応はどうだっただろうか。
もし、念話は繋げられないのであれば、
まぁ、直接行くしか無いだろう。*]
/*
異能隔絶してるような感じにも見えるけど、どっちかなー。
外界との隔絶、異能の影響を外に与えない。
内→外へのが遮断であれば、外→内は出来ても良さそうかな。
── 中層 ──
………………
[ガチン、と何かが嵌ったような音がした]
………………………………特殊チームは語ってくれないからな
上層部に至っても、同じことだ
[顔の半面、俯き加減、頭を支えるように手で触れる]
伝手でな……
中枢部に一時居た相手にも尋ねたことはあるが、"上"は出さねぇよ
それが正しいのかな
[微かな笑み]
機械生命体が何故人を襲うかなんて分からないけど……
これまで襲って来た奴らも、そうだったのかな……
【敵意】……知人にマシン能力者がいてさ。
そいつにバグ・シングの意志を教えて貰ったんだ
【敵意】の意志
……それが、もし同じなら
戯言だって一笑に伏すには、少し重い。
[どろっとした視線を向けた]
/*
転移能力者近くに居たでいいじゃん…!!
けど、他NPCつれてけない感じかなと…
(リルは人海戦術だし、いていいと思うんだな)
……よく運んだもんだ。
[スラムから届いた>>+122と聞けば、声にも感心の色が乗った]
多分本部の奴がいると思うから…いけると思う。
[早速念話を繋いでみる。
念話が届く辺り、少なくとも空間を跳躍するものであれば隔壁の先へ届けることは可能な模様]
『ヘイ、ちょっと。話があるんだけど』
『勘弁してくれ、今それどころじゃねーわ!』
『対バグ・シングについてだっつの!』
『るっせぇこちとら戦ってんじゃあ!!』
『ぃやっかましい!槍に付けるワイヤーの話だよ!!』
[言葉で説明するよりも早いから、と。
スティーブにも念話を繋いでやり取りを聞かせる形にする。
結果、こんな会話が繰り広げられた]
お前マシン能力者だな……
[『死神』のこれまでの話を聞けば、マシン系能力を持っていなければ、得られない情報と判じた。
やおら左手を取り、トレインが止めないなら、首筋に>>1:199押し当てた]
……何を見たか、愉しむなら、教えてくれよ。
[震える声で、懇願めいて。
首元に残るのは、機械化した一欠片。
尤も、知人との仕事に使う場合は、相手が精神を潜り込ませての思考共有というある意味凄まじい事を行っているのだが。
知人のマシン能力は、意識を電子と化し、金属製の回路に潜らせる異能だ。
マシン系でも違う使い方をしているのであれば、『死神』は触れた物にどう感じ、どう行動したろうか?*]
……お前、いっつもこんなん聞いてんの?
[うるせぇと、少し頭を抑えて、そう言う。
そうして、果たしてセーガによるものか、
それとも他能力者による転移などのものか、いずれにせよ、
そのワイヤーは激戦地へと運ばれただろう。
そして、リルの伝達により、そのワイヤーは槍へと装着され、ナトゥーリアへと撃ち込まれることになるか。*]
── 少し前・中層防衛線 ──
[エーディから>>+100、『あんた』だけならさておき、最初に『げっ』などと付けば、舌打ちのひとつは行ったか]
そんなんじゃない。
バグ・シングをよく見てきただけだ。
[観察眼と言われれば否定を行う。
『筋がいい』という言葉は決して褒め言葉という訳ではなく、こちらも淡々としたものだったろう]
そりゃどうも
[短い応え、互いに会話>>+102は途切れ途切れ。
交わし合う視線も、異能を合わせようという気も、そこには無かっただろうが、それでも小型機への対処については、他の者達も加わり補い合うように行われていただろう。
そのことに、何か口を開く事は無かったし踵はそのまま返したものの*]
[ナトゥーリアに刺さったそれは、どの異能者より、
どのような異能を伝えるか。
どんなものにすれ、それは、"恨みの鉄線"に込められた呪…いや想いにより、その異能に絡まり、"切れるな"という効果を乗せただろう。*]
/*
どんな効果だよ…
恨みって怖いな…ってなってる…
そんで、後々この恨みをスティーブは押し付けられるわけですよ。これ引き受けたら、多分スラムの集団入らなくても良くない…?
── 過去・"アネモネ" ──
『……ただいま』
[来ていれば、少しの間>>+62、口籠った後に返事を返す。
わざと真似、までは察せなかったし察しなかった]
『そ。別に……いいのに』
[何処か遠い生返事の時もあれば、少し笑みを作って返事をした時もあった。
一輪は、帰った後も何となくではあったが、水を入れ替えたりなどしただろう]
『頑張ってない』
『そうかもしれない。でもいいんだ……やろうと思えることはバグ・シングの事だから』
[容赦ない言葉は、時折心臓を撫でるような痛さを感じさせた。
喧嘩したと言って転がり込んだ日には特に何も気にせず泊めただろう。
喧嘩の愚痴も、何となく聞いたりはしたか。
それに誰か人が家にいるのは、悪く無かったから]
『料理? その辺の本……
チッ、分かったよ。 教える』
[『その辺の本を読んでいい』と言い掛けて、スラム街と中層の食生活や他環境の違いに気付き、教えると言い直しただろう。
料理を食べたくないかと問われれば、何かよく分からないものを感じながらも]
『……、うん』
[と答えたか。
それは『食べる』という文脈でのイエス。
別にそれに、何かしらの理由があった訳でも無かったのだけど*]
/*
『そーーーーーやって、もう!!!
ばぁーか!!ばぁーーーか!!!』
『うっせぇ!!ばーか!!』
多分こんな喧嘩だと思われる。
/*
『ぜぇぇったい、おにーちゃんには食べさせない!』
『べーつーにー!いっらねぇよ!!』
『ばーか!!』『んだよ!!ばか!』
『ばかっていったほうが、ばかなんですーー!!』
『先に行ったの、お前じゃねぇか!!』
こんなん。
[異能を10年かけて編み続けた"恨みの鉄線"は、槍型の其れの後部へとセットされたか。
射出する道具は大型弩砲(バリスタ)に似てはいるが、射出時の初速はより速いもの。
かつ、異能の力をよりよく伝え増幅する。
様々な異能者達の力・協力により、伝達線は長く太く"切れない"性質のそれへと変えられ]
/*
これいったかな。
妹のイメージは、「-40」のルシア。
そして、このスティーブってコラボチップらしく。
スティーブの元も「-40」にいらっしゃいます。
めっさ渋い
[激戦区へと運ばれ撃ち込まれた其れは、隔壁めいた境界や他の異能飛び交い、ナトゥーリアの光学兵器飛び交う中、槍に籠められた異能の力で地獄の様相の全てを貫き、
ナトゥーリアの最外殻装甲へと突き立った!*]
/*
『もーーーしらない!!』
『あーあー、わかったよ!』
[ぷいっと、互いにそっぽを向く』
『ヴェス、こまらせんなよ!!』
『しーらない!!じゃぁね!』
その次の日、多分迎えに行く。
妹、ヴェスのとこ行かせるために、わざとかこれ…
[吹っ飛ばされた街並み。
街路樹もその崩壊に巻き込まれているのを見た。
崩壊は上層半ばまでに及んでいる。
もはや防衛線は意味を持たず、植物の目を借りるまでもなく、
大きい方の機械生命体は上層に向かったのだと予想がついた。
その、崩れた街並みを横目に、全速力で、
さっきリルと別れた地点まで戻ったがそこに彼女の姿はない。
未だここの防衛にあたる異能者が、上層に向かったのだと教えてくれた]
…………そうか、上層に……、
[己もそこに向かうのは危険だとは思う。だが怖気づいたりはしなかった。
色々ありすぎてもはや何かが麻痺してしまったのか。
それならそれでいい。むしろ好都合]
……いいさ、こうなったら乗り掛かった舟ってやつよ、
最後まで……見届けてやる……。
[友達の最期も、
望むと望まざるとにかかわらず異能を開花させられた事件の顛末も、
見届けられなかったからこそそんなことを口にもできてしまう。
やがて上層に辿り着いたなら真っ先にリルの端末宛に連絡を入れた。
もしかしたら少々お取込み中だったかもしれないが、
そんなこと知ったことではないとばかりに、]
来ちゃった、今どこ?
[とそれなりに元気そうな声を端末越しに響かせることになったか**]
/*
スティーブは抱え込んでるわけではないんだけど、
多分、リルと同じようなことは言うし、
吐き出せとは言うんだけど、
自分自身のことを、言葉にすることができない、のかな…?自分が折れた時の、その影響をわかってるからこそ、口に出さない感じ…というか、無意識に自制働く…?なんか、無自覚なのかなぁ。
多分、リルじゃなかったら、どう言ったらいいか分からないとは、出てこなかっただろうなぁ。長女・長男でなんか似てるから、どこかリルに安心してるとこあるよね
/*
こういう拾い方してもらうとさ、
あー、やってよかったなぁ…って思う…
拾えるような方法考えてくれて、本当ありがとうございます…
/*
すっごく考えてるの分かるからなぁ…
大丈夫かな…って思うけど、本当、ありがたい…
やったら、やらかしてばかりで申し訳ない気持ちだらけだけど、拝みます…
― 少し前/中層区域・防衛線>>+136 ―
…………。
[だからなんで私はこの人からぞんざいな扱いを受けているんだと、
花畑でのことを思い出し密かに唇を震わせる。
再会時のこっちの反応がぞんざいに過ぎたことは既に棚に上げている構え。
観察眼についてバグ・シングをよく見ているだけだと、
否定じみて返されれば「ふぅん」と一言]
どーも、って ………
[そいつは謝ってるつもりかい? という続きは紡げず。
各自能力をふるって小型機の対処にあたる。
それは傍から見れば他の異能者をも交えた補い合いのようだったかもしれないが、
エーディからすれば自分の命が惜しかったから力をふるっただけだ。
あの男の人と助け合おうという気はなかった。
向こうにもそういう心がけはなかっただろうが、
それでもお礼くらいは―――と思っていたのにあの有様>>+103とは**]
/*
スティーブ観察すると、癖たくさんある気がするな。
目があっちこっち動いたりすると、どうしたらいいか分からない(これは妹とヴェスには見せない)。いいづらいことあると、一回目を逸らして、でも、絶対また相手を見る。とか。ここらへん、妹と一緒。
/*
ものすごく変な回路を総動員させてお返事を書いてしまった感 こういう感覚は嫌いじゃないんだが
おのれおーしーごーとー
[異能について指摘>>+134されても動揺する様子などはない。
ただ、左手を取られたなら、訝しむように仮面をヴェスへと向けた]
………ほぅ、これはこれは。
[指先に触れる機械部分に、ぽつりと声が零れ落ちる。
マシン能力者であることを確認し、これに触れさせるということは、普段はここから意思疎通や記憶共有などをしているのだろう。
なかなか剛毅な使い方をしている、と思う。
義肢等を乗っ取り『死神』の意志で動かすことはしたことがあるが、記憶等を伝えたことはない]
今すっからかんなのだけれどねぇ。
[そ、と軽く首を握るような指の圧力。
それに重ねるように機械部分に伝えるのは、いつでも殺せる万力のような力のイメージ。
圧倒的恐怖を与え昏倒もさせる、混じり気無き純然な【敵意】。
ナトゥーリアと接触した時に受けた記憶と体験。
それをヴェスへと追体験させる。
ただ、普段は使わない能力の使い方であるため、いくらかノイズが入るような伝わり方をしただろう]
ふむ、これはなかなか面白いな。
[新たな能力の使い方。
慣れは必要だろうが、記憶をデータ化する方法になるやもしれない]
私の体験を伝える対価だ、君の体験も頂こうか。
[機械からデータを吸い出すが如く、ヴェスの記憶と体験を覗き込もうとする**]
こいつらが同時に話して来るぐらいには。
[同行している部下達を親指で指し示しながらスティーブ>>+135へと答える。
部下達は楽しげに笑っていた]
まぁこんな喧しいのは有事の時ぐらいだけど。
普段はそこまでじゃないよ。
常時繋いでるわけでもないしね。
[そんな説明も加えたりもして。
何やかやあってワイヤーを隔絶された空間内へと運ぶことが出来た]
[やがて、ナトゥーリア目掛けて”恨みの鉄線”が結び付けられた槍状の矢が放たれる>>14。
”切れるな”と言う効果が乗るワイヤーは異能を良く伝達し、地獄絵図が繰り広げられる光景をも貫いて、ナトゥーリアへ]
──── 刺さった!
[凄まじい衝撃音と共に突き刺さる槍。
ワイヤーを介して異能が流し込まれるなら、”切れるな”と言う効果に即して絶え間なく注ぎ込まれることになるだろう。
槍の効果により威力は増幅もするはずだ]
[固唾を呑んで見守っていたところにエーディからの連絡>>+141が入る]
エーディ、調子戻ったみたいだね。
今は ───
[居場所を伝えて、上層防衛線がどんな状態かも伝えておく。
リルのところに辿り着けば、エーディもまたこの光景を見ることになるだろう**]
勢い、つけて、柱…?
これを、あっち、送る? …出来る、了解。
ちょっと、離れてて
[スティーブに指示を出されると>>+128、青年は二人を鉄線(にしてはなんだかすごい嫌な気配のする何か)から離れてもらい、両手を合わせたあと地面に手をついた]
…っと、んでけっ!!!!
[ガァァアァン!!!! その瞬間勢いよく飛び出す氷の柱、飛んでく鉄線。綺麗に弧を描き鉄線はスティーブの意図した場所へと飛んでいっただろう。>>+135]
…スティーブ…あれ…ぶっ飛ばした、瞬間…なんか…
すごいサムい…なんだったのあれ……
[ちなみに曰く付きなんて言われてるものをぶっ飛ばした彼は後にお祓いに行くことを決意したとか]
………スティーブ、リル。
俺、行って、くる。 タリアを、止め、なきゃ。
[いっぽ踏み出そうとする。と]
[バギン……!]
……ーーー…!
[自身の足に氷が張り始めていることに気がつく。それは軽い能力の暴走、上層部の戦いを見て…異能のエネルギーを感じて起こす軽い中毒症状のようなもの。今まで主導的に使う様なことがなかった能力を自分で使うようになり、その加減調整ができなくなってきたのもある ]
[あの中に入ったら、今度は完全に能力に呑まれて体ごと凍結する可能性は否めない]
……ーーー……これだけ、冷えれば
タリアも、少しは、凍る、かな……
[だが青年の考えることは、タリア拘束のための効率性だけだった**]
[セーガを呼べば。こちらに気付き駆け寄ってきた。
そうして、セーガは男が頼んだ通りの方角へ、
鉄線をふっ飛ばし>>+151]
……え…
……
[すごいサムい。そんなことを言われれば、
目を逸し、しばし無言。]
"恨みの鉄線"……?
[スラムから来て、なんかやばい鉄線。
思い当たってしまい、ぼそっと呟く。
後にくるかもしれない恨みを『スティーブに押し付けとけ』そんなことを言われていることは、
男はまだ知らない。]
……っしゃ!
[『──── 刺さった!』その言葉と同時、
グッと、拳を握り。
リルのもとへエーディからの連絡が入る。
知った名前に一瞬、リルを見、
そして、>>+153セーガがタリアを止めにいくと、一歩踏み出そうとする。]
[セーガの足が氷始めていることは、男に確認できたかどうか。
どちらにせよ、これだけ冷えれば、その言葉に、]
セーガ。
冷やすだけ冷やしたって意味ねぇぞ。
[男はまた、その肩を掴もうと]
氷の中に閉じ込めたり、柱作って、物飛ばしたり。
あんだけ、できんだ。
もっと、うまく使え。
[男は、セーガにそう言うが、果たして、
セーガの反応はどうだったろう。*]
/*
スティーブが能力暴走させた場合どうなんだろうなぁ。
暴走させるとこが想像つかない。
ちなみに寝起きだと、能力間違って発動させちゃったりしてます。眠いの弱い。
……ーーー…?
意味、ない……そ、う…?
[スティーブに声をかけられたことに気がつき歩みを止める。肩を掴まれる。冷気は軽い暴走状態に入っており、手の表面に霜がつき始めるかもしれない。]
…スティーブ、凍る、冷たい。
離して。 …俺は、危ない。
[ポツリポツリと呟くのは前にスティーブに言ったこともある言葉か。その時と違うのは、続きがあること]
…わかんない、んだ。 今まで、こんな、に、力、使ったこと、なくて。
スティーブ、や、リルは、あったかいから凍らない、かも、だけど…それでも、凍ったら…冷たく、なる、のは…
[そこまで言ってなおスティーブがセーガの肩を掴んでいるようなら、彼はこう訊ねるだろう]
…スティーブは、なんで…そんな、に…
あったかい、の…?凍らない、し、怖がらない、し。
[彼の無表情は、不思議そうな顔に崩れていただろう。
いや、どちらかというと…人によっては…誰かを冷たくしてしまうことを恐れているかのような顔をしていたかもしれない*]
……
[手に霜がつき始めるのを横目で見、軽く息をつく。
浮かぶ表情は安堵。止めてよかった、と。]
凍らねぇよ。
[男は、そう言って、続くセーガの言葉を聞く。
その肩は、例え手に霜が更に進んでも、離すことはなく。
無表情が崩れた不思議そうな顔を見せるセーガに、]
俺があったかいんじゃねぇよ。
そう感じるんなら、お前がそれを知ってるからだ。
[セーガの顔を真っ直ぐ見、]
俺が凍らないんじゃねぇよ。
セーガ、お前が凍らせてないだけだ。
[なんの根拠もないだろう、そうではないかもしれない。だけど男はそう言って。]
なら、怖くねぇよ。
[そうして、笑ってみせるか。*]
[そう呟けば…少しずつスティーブの腕に霜がつくのが止まり、冷気も徐々に鎮まっていくだろうか。]
……ーーー……ーーー…
[セーガは目を閉じる。それは何かを思い出そうとするような、それとも何かを覚えようとするような。]
『セーちゃんの手は冷たいね。
母さんが冷たいのなんとかするからね』
[遥か昔、9年も前。今日出会った人々以外で触れても全く恐れなかったほぼ唯一の人物。]
『母さんは、オレがこわくないの?』
『んー?全然。 セーちゃんがいるから母さんはちっとも寂しくないのよ。それに冷たいけどホントはとってもあったかいの母さん知ってるんだから』
[凍えるように冷たい手をとり、笑う彼女の言う言葉を思い出し…]
…スティーブとか、リル、が、いると
トレイン、や、イギーと、いっしょに、いると…
サムく…さびしく、ない……、さびしく、ないから…
あった、かい。たぶん…きっと…おそらく…
[顔の模様がじわりと消えて、冷気が完全に鎮まる。]
[言葉に出来た、ようやく。 ゆるりと目を開くその下の目は普段のくすんだオレンジではなく…輝く星の銀色だろう]
……でも、それ以外の言葉じゃ、わかんない、から
終わったら、もっと、教えて。
[彼の本来の瞳の銀色で、セーガはスティーブの目を見ただろう。]
[笑うスティーブに、にぃーーーとまったく笑えていない笑顔を返しながら*]
/*てめーヴェスやゲイルやエーディやタリアはどしたんやってツッコミきそうですがしょうがないんや…
ヴェスは会う度怒らせてて『この人凍るタイプの人や』って思ってるし、ゲイルはそもそも通りすがりの協力者だし、エーディはお花のお姉さんとして知ってるけどコミュ障発動しまくって深くまで話してないから…
セーガ君の設定上に乗っ取ると、こうなるんだ…
…タリア?凍らせても大丈夫だから凍らせてますよええ(ゲスウウウ)
[セーガは男の言葉を繰り返し、そうして、]
……
[男の腕に進んでいた霜が止まる。
冷たさも、徐々に落ち着き、セーガは目を閉じる。
その間も男は手を離すことはせず、セーガの顔を真っ直ぐみたまま。]
……ん。
[セーガの口から出る、様々な名前。
さびしくない、あったかいと言い、
セーガの顔の模様は消え、冷気は完全に鎮まる。
目を開く、その目は先程までの色ではなく。
真っ直ぐと、その銀色は男の目を見る。
その変化に少しだけ目を瞬かせ、また笑う。]
そういうのは、俺じゃなくて、
リルに教えてもらえよ。
あいつのが適任。
[このような状況下であっても、リルの下、笑う部下たち。手を伸ばせる範囲なら伸ばすだけ伸ばそうとする、男にまで手を伸ばそうとする、お節介な奴。
リルの方を親指で指し。
笑おうとしているが、まったく笑えていない笑顔。
にぃーーーとその様子に、ふと、良くそんな言葉を言っていた少女を思い出す。]
悪くないけど、
もう少し、だな。
[そう言って、ヴェスもかつてしたように、そこまで強くはないが、
セーガの頬を掴み、ぐいっと、軽くあげようとし、]
探してる奴がいるんだろ?
さっさと、終わらせて見つけるぞ。
[そう言って、エーディは果たして来てたか、
激戦地の方を男は見る。ナトゥーリアの様子は果たしてどうなっていたか**]
[スティーブの呼びかけでセーガが傍に来る>>+150]
セーガ、大丈夫だった?
怪我は?
[一時『死神』と対峙したことも、治療機関に放り込まれたことも知らない。
治しきれていない傷、または追加の傷等があるなら治す心算で聞いた。
例のワイヤーはセーガの氷で移動させる事に成功した>>+151が、異変を感じ取ったらしい]
サムイ…?
スティ、心当たりあるの?
[セーガの言葉に反応するスティーブ>>+155を見遣る。
説明されたなら、えぇぇ…、と引く反応を見ることが出来ただろう]
セーガ、
[セーガの足元>>+153に氷が広がる。
制するような声。
スティーブも声をかけていた>>+157ため、諭すのは彼に任せた。
リル自身はエーディとの連絡に意識を割く]
[エーディとの連絡が終わって隣を見れば、スティーブ達の会話も一段落ついたか]
なぁに人にぶん投げてんだ。
[言葉を教えるのに適任だ>>+166と、自分の名前を挙げるスティーブに突っ込みを入れる。
突っ込みは入れるものの、投げられた内容そのものを拒否する心算は無い。
セーガが願うなら、快く受け入れる]
[隔絶空間では激化の一途を辿っていた。
槍を放った発射台の辺りには人が集まり始めている]
「たいちょー、あのワイヤーに攻撃系の異能、もしくは封印系の異能を流し込んでバグ・シングを止めようって腹みたいっす」
「中で戦ってる奴らだけでなく、外からもぶち込むみてぇだな」
「分裂の異能持ちがワイヤーの端を複製して大人数でもやれるようにするとか」
なるほどね、それなら外からでも異能をぶち込める。
動ける奴集めて来な。
「「「「「イエスマーム!」」」」」
[指示を出せば部下達が散らばって行く。
リル自身はその作戦に参加出来ない。
やれるのは、なるべく多く人数を集めること*]
/*
ヴェスの首元にあるやつは、テクノ・キャンサーのもので、かつ自分の細胞から成り立っているから、異能を留めるとしてもヴェス由来のものなんだよな。
……というか、何でそれじゃあエイミーとの異能(意識)留めたんだ? いや、そういう異能を留めるにしても。
……やっぱエンパス持ってるんじゃねーかな。
── 中層 ──
[指摘>>+145ではなく、何処か確信を帯びたものだったか]
…………
[『死神』の感嘆の声が聞こえてはじめて、また怒られるだろうというものが過ぎる。
前に【敵意】を見せて貰った時>>+131でさえ、平静時でも衝撃はあったろう。
首元に手をあてさせたのは衝動的な行動。
正気なら、暗殺で名が聞こえている相手に、このような真似はしなかっただろう]
…………、
[『死神』の手に伝わるのは微かな震え。
『死神』の力の使い方はまた違い、意識を電子と化すものとは違ったのかもしれない。
一方的に送られる入力>>0:167に似た使い方か]
/*
これ、活性化しない…? まあ死滅してるからウィルス活性化は無いにしても、バグシングからの機械めいたもの…
[ザ、リリ
[気持ち悪い。
先ず浮かんだのはそんな感想だった。
酷く荒い、ノイズ塗れの、ザラザラしたもの。
『死神』の手に重なる爪/幻視/ ざくざくと切り刻まれた、万力のイメージが、コマ落としのように]
、
[その中でも、何故かクリアな【敵意】/それは一点の混じり気の無いものが故か /酷く安堵する/恐怖する ]
………… ゲ イル?
[ザ、ジラジラ
[入力の記憶の中、今見えている『死神』に二重映像のように「ゲイル」の顔がノイズ混じりで見え]
[初めての試みが通じ、ノイズ混じりでも見ることが出来たのは、異能を留める性質を帯びた素材で出来ていたが故か否か]
[ 『見届けたい』 『目的を手伝いたい』
『行く末』
恐怖に勝る歓喜>>1*26。
その中で零れ落ちるコエ]
『 必要ない 』
[ノイズが入りスムーズなものではないにせよ、膨大>>1:*32>>1:*40なと言ってもよいものに、ぐらりと体が傾ぎそうになるのを留め、そこから強制的な電気信号>>+146が送られて来たのか、過去の記憶が呼び起こされそうとし]
[否、電子的な意識の向け方ならば、思い出すのではなく覗き込まれる方に近くはなるだろうか。
……『死神』の「ゲイル」の手を首から振り払う]
やめろ…
……それには 触れるな
[低く、胡乱な声は送られてきたもの>>+145の影響か。
それでも、あの赤い日のこと>>0:329>>0:330や、20年以上も経ってようやく言葉に出来たもの>>5:+20>>5:21>>5:22は、全てではないにせよ何が起こったかは、"ゲイル"に伝わってしまったろうか。
少なくとも、ようやく言葉に出来たものや内側の無残な精神の有様は]
[剣呑な、死神=ゲイルへ向けて、敵意のような害意のようなものを滲ませ、ふらついて後退し、辺りの瓦礫か建物のようなそれへと凭れ掛かる*]
ー 少し前 ・ 合流時 ー
怪我…? …いや、今は、冷たく、ない。
一度、病院には、行った……
[合流した時にリルに怪我のことを聞かれると>>+168、苦痛はないことを伝える。
2度目の『死神』と対峙した際に顔やコート越しに腕にも氷の破片がつき刺さり>>+45、それを抜いたために突き刺さった後の傷があるが>>+66、それに対しても苦痛は見せない。]
[それをリルが治そうとするならば一瞬触れられることに怯えるかもしれないが…、癒えていくと]
……ぁ、ったかぃ…。…ぁり、が、と…
[視線を逸らしながらかもしれないが、そう告げるだろう]
[スティーブに頬を掴まれグイと上に上げられると]
…?……ーーー…?
…スティーブ、ヴェス、みたい。
[かつてヴェスにされたことを思い出しぽろりとつぶやいた。]
……探してる…ひと……
…うん、探す。さっさと、終わらせて、見つける
[いつもの温度の声で激戦区を見やる。 次にやる目的を定めてその過程をさっさと終わらせようと思考を開始した。]
ええと…
[少し言いづらそうに、目を逸し、また見て、]
スラム、の七不思議…?
[と、毎晩毎晩恨みを込め編み続ける女の話をしただろう。
その話に引くリルを見ながら]
……よく持ってきた、よな…
[それは、リルが先程、言ったものとは違う意味ではあっただろう。]
[行こうとするセーガに男が声をかけたのと、ほぼ同じか。リルも同じく声をかけていた。男が止めずとも、
リルもセーガを止めていただろう。
そうして、話が終わったあたり、
リルに突っ込みをいれられれば、]
俺より得意だろ?
[そう言って、セーガがリルに、遠慮がちに聞く。
駄目なんて言わないのは分かっているからこそ、
ニヤニヤ笑って、二人を見守っているだろう。]
[そして、頬を掴んだ後、]
……へ?
[ヴェスみたい、と言われれば、
少し間の抜けた声をあげ。]
よし!んじゃ、行くか。
[と、リルから>>+171を聞いたか、
ワイヤー作戦にリルと同じく男は参加できないものの、
そこにセーガの姿。そして、エーディの姿はどうだったか。リルにより多くの集まった異能者が掴んだワイヤーから、
様々な異能がナトゥーリアへ伝達されていくだろう*]
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