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カワタレテレビ は 世俗烏 高尾 に投票した。
猫かぶり あきら は カワタレテレビ に投票した。
世俗烏 高尾 は カワタレテレビ に投票した。
カワタレテレビ に 2人が投票した。
世俗烏 高尾 に 1人が投票した。
カワタレテレビ は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
名前 | ID | 勝敗 | 生死 | 役職 | 希望 |
---|---|---|---|---|---|
長老 東景の主 | mefir | 勝利 | 2d襲撃 | 村人 | 村人 |
カワタレテレビ | mefirp | 敗北 | 6d処刑 | 人狼 | 人狼 |
おはぐろべったり 沙霧 | erizabe | 敗北 | 4d襲撃 | 叫迷狂人 | おまかせ |
化け鼠 ねね | jag | 敗北 | 4d処刑 | 叫迷狂人 | おまかせ |
水タバコ屋 成桐 | nogion_mabi | 勝利 | 3d処刑 | 共鳴者 | おまかせ |
猫かぶり あきら | sirco | 勝利 | 生存 | 共鳴者 | おまかせ |
神使狐 常盤 | untruebird | 勝利 | 5d襲撃 | 共鳴者 | おまかせ |
あちらべこちらべ 一平 | E_motinog | 勝利 | 5d処刑 | 共鳴者 | おまかせ |
ゆきんこ 立花 | amaseizumi | 敗北 | 3d襲撃 | 叫迷狂人 | おまかせ |
世俗烏 高尾 | AS | 敗北 | 生存 | 叫迷狂人 | おまかせ |
貪欲にみなさんおつかれさまです。村建てです。東亰奇譚、名月やるよRP村、おつかれさまです。
村が閉まるまで、ゆっくり引き続きRPしてやってください。
とりあえず、
::::::::::::::。:::::::
:::::。::::::::::::::。:
::::::゚::∧_∧:゚:::::
::☆彡::(´・ω・)::。:::
::::::::( つ旦0:::゚::
:::゚::::と_)_):::::::
::::::::::::::::::::::
......................
お茶しやがって… .....
.∧∧ ∧∧ ∧∧...
( )>( )>( )>.
i⌒ / i⌒ / i⌒ /..
三 | 三 | 三 |...
∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪...
三三 三三 三三
三 三三 三三
今回、エピローグにおいても★★原則、PL発言はアクションまたはメモで行う★★とします。
※飴を投げるのもアクションを消費しますので、うっかり投げずにアクションを使い切る……などの事故にご注意下さい。
独り言でのPL発言も可としますが、非推奨です。(アクション、メモが切れたら仕方ありませんが)
エピローグは10/3 23:00まで続きますが、その間、喉ポイントの回復は【ありません】。
その為、進行中よりも体感的に喉が少なめになっています。また、エピローグは感想、会話がしやすくなることから、喉がどろどろに溶けていく傾向があります。
喉ポイントの使用は計画的に。
-------
ご参照
【進行中】
通常:1500pt/24H + 独言:1500pt/24H
★合計:3000pt/24H
【エピローグ】
通常&独言:1333pt/24H
★合計:1333pt/24H
【EP時間軸について】
前後してOKです。
矛盾がでないようには気をつけてね。
並行RPについても、並行が原因でレスが遅くなったり喉が枯渇して飴吸収装置にならないように気をつけることを前提に、可とします。
あ、あと共存陣営勝利で終わりましたが、支配陣営(モブ)については、支配陣営の方の希望がなければ、みんなまた姿を隠したり改心したりしたって感じでいいんじゃないかな
人の世に今回の妖怪たちの騒動はほとんど影響していません。
死体が発掘されたりもしていないよ
【神社/明け方】
[静かだ。昨日の烏と猫、いや付喪神の喧騒の残滓も、まだどこかで続いているのかもしれない戦いも、ここには届かない。神社の境内、いつもの縁側に我が物顔で腰掛けて、何かを待っている。]
[かわたれ時。彼は誰時。それは此岸と彼岸が朧げに溶け合う時間。無論成桐がそんな言葉を知るはずもないのだが、この時間に満ちる、何かの気配は感じている。]
[今日は、まだ誰にも会っていない。神社の「神」をどやしつけてみたが、そろそろ誰かは生き返っただろうか、それとも。]
死亡したモブ妖怪が人の生活してたら行方不明者が出たりはしてるかも知れません。
が、おおむね元の通りになりました。
※なんか変えたいのであればアドオンしていってオッケーです。
【神社/明け方】
>>0 水
[神社の境内を抜けあなたのもとへ駆けつける。自分の足音以外は聞こえない。とても静かだ。だが不安なものではない。腰掛けるあなたを見つければ早速伝えるだろう。]
おーい!葉っぱとか燃やせそうなやつ集めてきた!
こんで火つけられる。
[空いたほうの手でマッチを持っていることを手のひらを差し出してあなたに示す。 もう片腕で指を指す方向をみれば枯れ葉や燃やせそうなゴミが小さい山のように積み重なっている。]
>>1 天
[駆けてくるあなたの持ち物を見て、不思議そうな顔をする。物を持てている?返事をして枯葉の一枚を摘もうとすれば、しかし指はすり抜けて。]
……お前、てことは。
……そか。
[事態を理解して、深くため息を吐く。なぜこちらが見えているかとか、疑問はとりあえず後だ。]
なんかわかんねーけど、やったんだな。お疲れさん。
[あなたが懐から黒い塊ー−自身の心臓で相違ないだろう、繋がりを感じる−−を取り出した。一瞥して、頷く。]
よっしゃ、燃やせ燃やせ。
……てか、お前、もしかして生き返ってすぐそれ取ってきたん……?
[屋敷にあったと聞いていたが。死んだはずのあなたが飛び込んできたとなったら、今頃大騒ぎなのではないだろうか。きっと一平のことだ、前だけを見てここまで駆けつけてくれたのだろうが。]
……まいっか。ありがとな。さて、頼むぜ。
[枯葉の中に黒の塊を入れて、あなたが火をつける。やがて胸に、四肢に、熱が通い出し−−]
>>2>>3 水
そ、返ってきたぜ。
[にやりと笑い返した。赤黒かった片腕は肌の色に戻っている。]
そそ、さっさとやっちまったほうがいいかと思ってさ!待ってるのも暇だろ。
[屈託なく答える。あなたから頼まれたことだ、予想通りそれしか考えていなかった。後に自分のやらかしたことに気付くだろう。そして恐らく周囲から言及は避けられない。]
おう!燃やすぞー。
[塊をいれ枯れ葉を燃やしていくうちにあなたの身体が実体化していく。その様子をに「おお」なんて感嘆の声をあげつつもでてきたあなたに違和感があった。]
……じん、小せえな。
[見上げるぐらいあなたの背がだいぶ低い。視線をちょいと下にすればいいから話しやすくなったのはよい。だがそういう問題でもない。元の塊を知らないから幻影に限界があることは余り予想がつかない。]
じんんな小さくて大丈夫なん?や、でもおれ他にできることねーや……。常盤サンとかに聞いてみるか。
[あなたの返事を聞いて他に行く当てがなければ、誰かにあなたの復活を告げに向かうだろう。]**
【どこか/いつか】
[はっと立花は目を開いた。あたり一面真っ白な世界、空からふわふわと淡い黄色の雪のような光が振っている。立花は首を傾げた。自分はさきほど幼馴染を始め死んでしまった人たちと神社でどうにかできないかと神社に来て、それから記憶がなかった]
え…いっくん?迅兄ちゃん…?沙霧姉ちゃん、ねね姉ちゃん?常盤さんっ?
[突然の事に立花は先ほどまで一緒に居たであろう者達の名前を呼ぶが返事はない。もしかしたら、自分は間に合わなかったのか。そう考えがいくと同時に目が熱くなった。]
“大丈夫だよ、立花”
[後ろからかけられる声。それと同時に後ろから誰かに抱きしめられる。立花の目に黒く長い髪と真っ白な手が映る。立花はこの声を、知っている]
“次、ここに来る時は、いっぱい時間かけて楽しい事をやりきった後にしないね”
“―――お母さん、待っているから”
[そういい終えると彼女は立花から離れる。立花は慌てて振り返ろうとした瞬間、また真っ白な光が立花を意識を暗転させる]
【水タバコ屋内/早朝】
[再び、目を覚ました立花の目に映ったのは上から降っている、白。死んでから一回も自分の周りに振らなかった雪]
…雪だ。
[立花は右手を上げるとそこに雪が落ちる。右手だけではなく頭、肩、体。立花の全身に雪は透けず、着地している。そこでようやく確信した。生き返ったのだと。ホッと安心していると照明に積もっていた雪の塊がゴソッと落ちてきた。そこで気づく、家具を覆う白、白、白。そう今そこは慣れしたんだ今の家の中でしんしんと雪が降っている]
ふぇ……ふぇええええ!?
[立花は慌てて両手をブンブンと上下に振ると雪はやんだが、時は遅く生前常盤に吹雪をむけた分にさらに新たな雪が加わり、店内はもはや北の国に居たときのような、雪景色。立花は家主の顔を思い浮かべる]
やばいの…これは流石にデコピン所じゃあ…
[自分が生き返ったという事は彼も生き返るであろう。そして彼はそのまままっすぐ家に向かうかもしれない。さすがにこの現状を見たら…想像するだけで恐ろしい。]
か、片付けなきゃっ!!
[立花は生き返った者を見に行くという事を頭の片隅に置いてしまい。スコップを見つける作業から始めたのだった**]
【某廃ビル/早朝】
[ふと、気がついたのだ。いつから目を閉じていたのかはわからない。いつからそこに立っていたのかもわからない。ただ、この数日間の戦いの中、ひとときのねぐらにしていたその場所で、女は目を覚ました]
[視界はやけにクリアだった。周囲に感じていた、手招くような闇は、もはやどこにもなかった。自分の両手を見下ろせば、そこには色白な掌があって]
[視界の端に何かが揺れた。音もなく、薄汚れた床の数センチ上を泳ぐ白い布。女が身に纏う、純白の婚礼衣装]
……………、
命、拾っちゃったのかしら。
[呟きはコンクリートの壁に消える。もしかしたら近くの誰かの耳に届いたかもしれないが、そんなことは、今の女には知るよしもない。ただ生き返ってしまったことを、喜べば良いのか、――、ともあれ複雑な胸中で。ひとまずは誰かを探し、外へ出ようと踵を返した]
[意識は落ちていた。それに至る瞬間のことは、夢に似て曖昧だった。死の際がうっすらとしか思い出せないことに似ていた。]
[ただ、意識が戻った、ということだけが、確かだ。]
【某廃ビル/早朝】>>8 歯
[爪が硬いものを掻く感触があった。頬が床に触れていた。いつぞやと違い、目はぱちりと開いた。目の前には壁があった。壁はボロボロの布地でできていた。身を起こす。見上げる。遥か頭上の方、壁からウレタンが露出していた。]
[それがソファだと気付くと同時に、今の自分が"ネズミ"の姿であることを知覚した。]
[悪友の聞きなれた声の呟きが耳に届く。彼女がこちらに気付かなかったのも当然だ。ソファの影に横たわっているネズミなど、わざわざ覗かなければ見えやしまい。ぴょんぴょんと跳ねるように駆け、テーブルの上に登る。背を向けたその姿を捉えて、]
沙霧! これって、これがそうなの?
[呟きへ応答する。]
>>9鼠
[どこからかよく知った声がした。一瞬周囲に視線を走らせる間があり、やがてあなたの姿を捉えた瞳が丸くなった]
ね、……ねね?でいいの?
随分……ちっちゃくなっちゃって。
[うわー、と、小さな鼠をしげしげと見つめた。それから、何となく気まずそうな表情を浮かべ]
そういうことなの……かなあ。
なんか、うん、気がついたらここに居たって感じだし。実感ないんだけどさ。
アンタもそうならそうなんでしょうね。
>>10 歯
[あなたが目を丸くする姿にまずは髭を揺らした。]
合ってるわよ。
……こっちの姿は、ここのところご無沙汰だったものね。
[それはまるで普通のネズミだ。多少大きいのかもしれないが、あの大鼠の姿に比べてしまえば、通常ネズミのサイズ差など無いに等しい。]
アタシもそう。だから……そうなんでしょうね?
このテーブルをすり抜けたりもできないみたいだもの。
[カリカリ、と小さくひっかき音がした。それから、気まずそうなあなたの顔へ、頭部を傾げるようにして、]
喜んだら?
……というわけにもいかないかしら。
他がどうなったかわからないものね。
>>11鼠
……ああ、そっか、小さいのにもなれるんだっけ。
なんか昨日までめっちゃデカかったから、縮んだのかとびっくりしたわ。
[思い出したように手を打って、テーブルを引っ掻くあなたを見つめる]
……みんなも戻ってこれてるかしら。
高尾ちゃんは……どうしたかしら。
あと、これから、どうしよう。
……まあ、考えるより、みんなを探す方が先ね。
>>13鼠
[そうね、と頷き、テーブルから下りるネズミを視線で追った。……そして、間が空く。こちらも首を傾げる]
どしたの?平気?
……戻らないとか?
[不安げな気配を感じ取ったか、傍へ寄ってしゃがみこみ。乗るかと手を差し伸べる]
それは賛成。いきなり色々考えても進まないだろうし。
……そうね、神社ならとりあえず誰かはいそうだわ。
【最後の日のどこか(回想)】
[振り払って飛んで来た、時間はもう夜だ。
窓から落ちていたあの猫は無事だろうか。]
…大分押されてるな…。
[そんな事を思いながら、男は、高いところから、戦況を見下ろしている。
傷ついた体は癒えていない。癒やす時間など残されていないことは、目の前の状況が教えている]
[死なないでと、そう言われた。死にきれないと、そう答えた。
それでも、最後まで続けなければ、抱えることも、新しい生き方も探せないと、そう思っている。]
──…ま、死ぬ気は無いがな。
[それは自らへの虚勢か、鼓舞か。
男は前線へと飛び込んでいった。そして、意識が途切れた**]
【路地裏/次の日の朝】
──…うっ…。
(…まぶしい)
[朝日が顔に差し、うっすらと目を開きかける]
[男は路地裏に居た、どうやってここに来たかは覚えていない。
あの日、前線に復帰した時、路地裏の壁にもたれかかるように座り込んでいた]
[…負けた、はずだ。自分も戦っていた──妨害もあったかもしれないが──結果として、それ以上は戦うことができなくなっていたはずだ]
(確か…俺は…)
[曖昧な、その間際の記憶。これで死ぬのかと、そう思っていたことは覚えている。]
[そうだ…たしかに腹に大きな穴が…──ない。何故か問題なく動く手で自身をまさぐる。]
>>16鼠
生き返りの副作用?私も、服が白に戻ってるし。
[おじいちゃんも生き返ったのかしら、なんて肩をすくめるような動作をしてから、肩に駆け上がってくるあなたの方に少し顔を向けて]
はいはい。こないだのパンの耳の礼よ。
誰か、会いたい人いたりすんの?いるといいわね、そいつ。
[そしてあなたを肩に載せたまま、神社へと向かうのだろう**]
[死んだと思った。]
[これが最後といわんばかりの争いのただ中、飛び込まざるをえなかったけれど、敵陣の背後からだ。四面楚歌、生き残れたのは、ただひとつの取り柄、生来の丈夫さのおかげかも知れない。
追いかける中仲間たちに拳を、術をしかける“敵”へと手を出し続けて、──]
[死んだと、思った。]
[争いは波のように、地響きのように、一切のなにもかもを押し流していく。
前線へと押しやられて、信じられぬものを見たような目を、なんどか感じた。
(そりゃ、まあ、仕方ない。)
(後悔は、今はない。わかっていた。)
──累々の屍が転がって、勝ちどきの声が上がる。]
[死んだと、そう、思った。]
【某空地/夕方】
[生き返ってからしばらく日がたったある日。立花は唐突に「お母さんのお墓行きたい」と言った。それは生き返る前に起こったあの夢のような空間での出来事に対してお礼を言いたいからだ。]
[それから翌日だろうか、自分を心配した何人かと一緒に母親の墓へと向かったのは。母親の墓は神社から少し離れた山の麓、妖怪達の為の墓地にある。立花は両手を合わせ目を閉じると心の中で母親に感謝を述べた。そして用事を済ませ帰る途中、麓から町への道を通るとき、町へ続く道とはまた別の道。立花は同行者達にお願いをし、その道を進んだ。]
[その道の終わりは広い空地のようだった。周りは人の手が加わっていないのかどこか不気味さと廃った印象を持たせる。その奥にある大きな石。事が始まる前日に立花はこの石の前であの黒いモヤと出会ったのだ。]
…あれ?
[しかしその石。前見たときは大きく石碑のような形をしていたが今はなぜか粉々に砕けている。その石を見ながら立花は同行者達にその経緯を説明している、その時だろうか。]
[自分達が進んできた道の方から――――ナイフが2本立花に向かってきたのは]
>>24続き
[同行者の誰かがそれに気づいたのであろう。何かしらの手段で立花を殺意に満ちた刃から救った。その時立花は片腕にナイフがかすったが軽症である。驚きながら飛んできた方を見たのとドサッとなにやら倒れた音がしたのは同時だろうか。]
《やっと見つけたよぉ…殺したはずなのに、なんで生きてるの?》
[そこにいたのは真っ黒い大きなモヤと足元に人間の姿をした男。その男と声を立花は知っている。立花は自分が殺された瞬間を思い出したのか、顔を青くさせ震えた。大きなモヤは人の形を成すと黒いモヤはハレると、そこには男の人の姿。]
《まぁ…いいや。今回の大混乱のお陰で憎しみをたくさん食べる事ができて、こうしてやっと“自分自身の実体”を持つ事ができたんだ》
[彼の言葉と立花の反応をみて同行者達は察しがつくだろう。目の前の男が立花を唆し、迅を殺させ、そして立花を殺した男だと。]
[男は黒いモヤでナイフを作り、笑みをうかべ立花と同行者たちを見た]
《せっかくだから、もう一回…“コロシテアゲルヨ”》
>>23 猫
うっせ。
──やっぱり死んだのか、俺。
なら、生きてるのも夢じゃないってことだな…。
[未だ、いささか夢か現か区別も尽ききらぬ頃、過ぎったあなたの声にそう答える。]
…──っ。よっ…っと
[まだ、体はだるく、力は入りづらい。壁により掛かるように背中を擦って立ち上がる]
だろうな…負けちまったか…。
[そのあたりは、なんとなく覚えている。
ようやく、あなたの姿をしっかりと見た。]
生きてるって言うのに、随分とボロボロじゃねーか。
[やはり、一度死んだのだろうか──頭は、妙にすっきりとしている。
こちらは、血まみれではあるが、一応動けるようだ]
【某空地/夕方】
[小さくなった体に一通り突っ込まれ心配され笑われた後のことだろうか。店を片づけ、ぎこちないながらも日々の暮らしを取り戻し始めたころ、同居人の少女は「お墓参り」に行きたいと言い出した。]
[一度も同行したことはなかったが、あんなことがあった後である。同行を申し出た。自分だけでは心許ないので、縁故のあるものにも声をかけた]
[その帰り道。聞けば、例の「黒いもや」に遭ったのはこの場所だと言う。嫌な予感がちりちりと首を焼く。砕けた石、迫る夕刻に伸びる影……違和感。]
リッカ!!下がれ!!
[少女の後ろ衿を掴んで、後ろに放る。誰か同行者がキャッチするだろう。飛来するナイフは左手を突き出して刃を掴み受け止める。瞬時に炎が傷口を焼き、塞ぐ。]
[左腕を振ってナイフを振り落とし、駆け出しながら一瞬、身を炎で包んで。次の瞬間には元の姿を取って駆けだす]
てめえはっ、ごちゃごちゃ……うるせえんだよっ!
[話は全く聞いていない。声を、いや気配を感じた瞬間から、「あいつ」だと分かっていたから。肉薄。勢いを殺さぬまま両腕に炎をまとわせて、殴りつける。]
サギリ、あとねね、一発目もらう、ぞっ!
[殴りつけ、よろめいた相手にもう一発と踏み込んだところで、男の手に新たに握られた刃の鈍い光に気づく。]
……っ!!
[上半身をひねり、避けた視界の先、刃の向かうのは……]
行ったぞ!!避けろ!!
[炎は間に合わない。ただ、同行者を信じて叫んだ]
>>28烏
死ぬつもりだったから、死んだ気になったんじゃねえの。
妖怪の治癒力すげえとか、そんなん。
[死んだのが見間違いだった、勘違いだったんじゃないかなんて、こちらは小さくため息をついた。
黄泉帰りを、まだ知らない。]
お前のシンパもいっぱいいたけど、移動させてやるんだろ。
いつになるのか知らねえけど。
……けっ。死んで楽になりやがって。
[拗ねた口調だ。どこかふっきれたみたいな表情にみえて、唇を尖らせたけれど、あなたからは逆光で見えないかもしれない。]
[こちらに手を貸そうとするあなたを、胡乱な目で見上げる。
手を借りるか、どうするか悩む間が、だいぶ長い。]
>>31 猫
さあな、そうかもしれないが…もっかい試す気にはならないな。
…──すげえ痛かった。
[ゆるゆると、記憶が戻ってくる。思い出して、顔をしかめながら腹を押さえた。
どこかをさまよった記憶もない、ただ、意識が途切れ起きただけだ。]
そいつは、そのへんに烏に連絡を頼むさ、もう見張る必要もないってな。
──…ただ、忘れ物があるからな。
[そう言って、何かを思い出すように]
どうだろうな。
ただ、これからの事を考えるのは悪い気分じゃない。
[死ぬ前と違って、なんて言葉は心でつぶやいた。
声色から、あなたの感情をなんとなく察した]
…──なんだよ…。
そんなんじゃ、まともに歩けないだろ。
[そんな風に見上げられれば、悩むあなたを見下ろして。]
[世の中は、――東景の妖の世の中は、ほとんど元通りだ。黄泉返りなんてものが発生したものだから、騒ぎの収束も早かった。まるで夕立が通り過ぎたかのようだった。濁った水たまりが転々と、各所に残っただけ。]
【某廃ビル/あの争いからしばらくの後】
[さて、一人の女が廃ビルの前に立っていた。片手を腰に当てて、目を眇めて、並ぶ窓を覆った、灰色のシートを見上げていた。応急処置のようなそれは、人間の手が伸ばされたことを示していたけれど、今この廃ビルの周囲に、作業員と思しき人影は見当たらなかった。]
>>32烏
死んだ奴はみんな、死ぬ瞬間が永遠になるんだってさ。
よかったな、生きてて。
[あなたの生死の事実をとやかく言うのは、やめた。
死んでほしくないけど、恨みがあるなら痛いままでもいいじゃないか。でも、死んでほしくないし殺すのはやめた。思考が右往左往してから、出した結論は、そんなものだ。]
そりゃ、解体後には探してらんないな。
――そうかい。心機一転できてよかったんじゃないの。
あー……いや、……。
[ぬいぐるみになってこの場に転がっていれば、昨日までなら何とでも出来る。野良ネコや野犬がくわえてどこかに運んでもいいし、知り合いなら拾って屋敷に持って行ってくれただろう。
でも、もうあの屋敷には帰れない。たぶん、寝返ったと思われても仕方ない。
かといって彼にぬいぐるみを運んでもらうのは……殺すだなんだ言ったあとでは気も引ける。]
いや、頼むわ。
[残った右腕、ちぎれてはいるものの、あなたの肩に手を置こうと伸ばした。]
>>35 猫
…──そうか、そりゃあ大変だ。
[少し、目を伏せた。思い出すのは自分が手に掛けた相手のこと。]
…その前に、探しに行くさ。
あぁ、また抱えるもんが増えちまったがな…
[心機一転、といっても自分のしたことが変わるわけではない、自分にケリはつけた。だから後はそれを抱えて生きていく事を考えていた。]
……?まあいい、いくぞ、人が集まってくる頃だ。
言い訳も思いつかない。
[そうして見るのは己の姿と、倒れていた場所の血。
あなたが肩に手を置けば、そのまま抱えるだろう。]
──…そういや、どこに向かうかね。
[そんな事を言ったのは、歩き始めてからだったろうか]
【某空地/夕方】
[立花の母とは顔見知りだ。お墓参りには訪れたことはある。だが大人数で向かったのは恐らく初めてであろう。両手を合わせて祈る幼馴染を見れば (たくさんできてかあちゃんも喜んでるといいよな)なんて思っていたのだが。
帰り道、そこに黒い靄に覆われた男をみれば緊張感が走る。ここにいるには異質で、恨みや怨念といったものが具現化したような、不気味さを感じた。成桐が後ろに投げた立花を支える。]
なんだいあれは。……りっちゃんを狙ってる?
[成桐刃を掴み受け止めることから始まり成桐と男の攻防が続く。殴りつけることが成功しもう一発と踏み込もうとして。何かが光るモノごと男がこちらへ向かってくることに気付いた。]
伏せろ!
[ギリギリ刃を避けた。立っていたままであったら胸か頭に突き刺さっていただろう。冷や汗をかく。
傍にいる立花を見ていたのか男と目が合った。男はナイフを持ち直しこちらを刺そうと振りかぶる。こちらも反撃ができるよう身構え、男のナイフを持っている手首を下から振り上げた腕で叩き上げた。宙に舞うナイフは消滅する。]
2対1だぜ!諦めな!
>>37 天
[飛んだナイフから一平が立花を庇う。続く攻撃を的確に弾く様を、驚嘆の目をもって見る。彼がそんな風に戦うのを見るのは初めてだが、躊躇のない攻撃に、あらためてかの少年が鬼であったことを思い出す。]
その通りだっ……俺を、忘れんなよっての!
[二対一の言葉を受けて、そう叫ぶ。一発、二発、敵の足元に炸裂させる火球は牽制だ。敵が子供達2人から距離をとった隙を見逃さず、距離を詰め脚を高くあげる。しかし、それが振り落とされる前に]
……っ!
[人型のモヤが霧散する。黒い霧は蹴れど散らず、明確な意志をもって宙を動き背後に集結する。空振った脚ですかさず地面を踏みしめ、軸足にして後方に蹴りを叩き込むが]
>>37天 >>-0 >>41水
[立花は恐怖に苛まれていた。あの日の光景がフラッシュバックする。自分を抑える力、目の前で貫かれる迅、目の前に光る刃、笑う奴の言葉、刺されたお腹、激痛]
(っ…!いたい、いたい)
[あの時の痛覚を思い出したのか息をするのを忘れそうになるが、奴と対峙しながら自分達に声をかけてくれる迅、そして傍にいて自分を守ってくれる一平を始め、同行者っやもしかしたら途中乱入者がいるかもしれない。そんな人たちの存在が立花を安心させ、呼吸をさせてくれる。味方が周りにいてくれるのは、なんて安心するだろう。立花は俯いていた顔をあげ、奴をみた]
(っ…もう、やられるのは、いや。それに…)
[恐怖に満ちた顔からキッと対抗の表情をとる立花に、奴は黒い霧越しからチッと舌打をする。その腹いせだろうか目の前で体軸をぶらした迅に斬りかかろうとした。]
>>43花
[墓参りをすると、声はかけられていた。しかし同行はしなかった。その日の日中は別件に費やされていたためだ。夕方の頃、その道を通りすがったのは、気まぐれにそんな話を思い出したからに過ぎなかった。――それに遭遇したのは、できたのは、動物的な勘、と言えるのだろうか。]
【某空地/夕方】
[夕暮れの道、怒声の上がった方向から、毛皮を逆なでる例の気配が吹きつけた。腹立ちも解消できないまま、見失ってしまって幾日も過ぎたそれ。それに連なるように煌く鋭い柱、――氷柱!!]
(……立花!)
[あの頃の体躯はない、人の脚で駆け迫る。少女の後方、ナイフを浮かべて立つ男の背後も間近、ネズミの姿を取り戻す。小さな四足は見る間に男の身体を駆け上り、その肩を踏みしめ、跳躍し、その生意気に人間を模した鼻を、ピアッサーの如き前歯が挟み貫いた。男が顔からドブネズミを引きはがし、地面に叩きつけるまでの一瞬、数十本のナイフは静止していて――、]
【境内:早朝】
[ふと意識が浮上して、目を開ける。慣れ親しんだ社が目に入る。]
[頬に触れる固い板張りの感触。]
[ごろりと転がって仰向けになって天井を見上げた。
身体に感じるこの固いという感覚も、意識を失う前まではなかったものだ。]
(3回目か。)
[決めかねた心は結局、蘇りたいとも、蘇りたくないとも思いきれないままだった。どこか、どうせ決めるのは己ではないという意識もあったのかもしれない。
全ては神の気まぐれの采配だ。]
[顎を上げて見上げれば、自身が最期に供えた神撰が見える。]
(案外、お供え物が気に入って下さってたのかね。)
(それとも次の使いができるまでの繋か)
[ゆっくりと身を起こす。立ち上がって、衣服の乱れを整えればいつも通りだ。]
……。他のはほったらかし、とかじゃないといいんだけど。
[蘇る術を他の者が見つけたかは知らないままで、不安げなつぶやきが声に漏れた。
それに、かのぬいぐるみの行く末も気になる。]
[気にはかかるけれど、神様への礼節を欠くのは宜しくない。
雑にはならないように手早く供え物を新しくして、神前で丁寧に二拝二拍手一拝してから動きだす**]
>>44 鼠
[幼馴染の決意は聞こえてはいないが、凛々しい表情から分かる気がしていた。幼馴染に恨めしそうな視線を向ければそれを遮ろうと立ちふさがる。]
りっちゃんにもう関わんな!
[叫んだのもつかの間数十本のナイフ。さすがに防ぐのが難しいのが見て取れる状態、面食らい硬直する。だが聞き覚えのある足音と姿が相手の顔に噛り付いたのを見て取れれば、次の行動は決まっていた。]
……食らえー!
[背景のナイフを蹴り落とした。ナイフは数十本も広がっている。全てとはいかなかったが、一度で息の根を止めるという作戦の邪魔をするには十分であった。男が阻止しようとするものの、ナイフは使えず小鬼が逃げる。拮抗状態だ。男の意識はこの小鬼に向かっている。周囲への警戒は薄く、霧も徐々に晴れていく。]
>>33 >>34鼠
【某廃ビル/あの争いからしばらくの後】
[数日しかいれなかったこの場所への道なりはなぜかしっかりと覚えていた。お陰で迷わずに目的の場所へと着く事ができた。]
…あれ?変わってる?
[その外見は以前と比べて少し人の手が加わってるようで廃ビルから工事中といったような、そんな感じの雰囲気になっている。一瞬違う建物かなと思ったが道は間違えてない自信があったのでとりあえずテープが張られている扉に入る]
なんだかいけない事してるみたいで、ワクワクするかも…!
[こういう事言うときっと迅や常盤などに怒られてしまうかなとふんわり思いながら、目的の部屋に向かう。そして目的の部屋に着くとあの時とは違い開かれた扉、その奥には見知った女性。立花はパァと笑顔になり]
ねね姉ちゃん!!!
[そう彼女に声をかけた]
>>44鼠 >>47天
[斬りつけられる衝撃はなかった。冷気を肌で感じる。一瞬の身震いを隠し体制を立て直す間に、子供達めがけて幾本ものナイフが展開された。舌打ちをひとつ、火球を練り上げようとするが……男の動きが、止まる。そして、何かを払いのけるような動き。小さな影が、地面に叩きつけられる。]
……ネズミ……って、ねねか!?
[ナイフの対処を一平に任せて、拾い上げる。意識はないようだが、息はある。ひとまず息をついて、ポケットに入れた。潰れはしないだろう。酔うかもしれないが。]
[男は一平に掴みかかろうとしていた。その手の中に再びナイフが生成される。背後から走り寄り、振り上げられた腕を、掴んだ。]
一平、ナイス。
俺らの勝ちだ。
[ニヤリ、笑って。男の腕を捻りあげる。そして空いた方の手を首筋に這わせ、指でピタリと喉笛を押さえ]
……よくも俺を「殺させて」くれたなぁ?
灰も残さず、焼けて死ね。
[男にだけ聞こえるように声音を低く、告げる。瞳は捕食者のそれのように細められ。それはかつての炎の精としての表情。瞬間、火柱が男を包んだ。]
……ふう。
[手をぽんぽんと払うと、子供達2人に向き直った。上着の前ポケットの中も確認する。気がついたら勝手に出てくるだろう。顔には既に成桐としての、にまりとした笑みを浮かべ。]
災難だったな、大丈夫か?
[と言った途端に、ぽん、と音を立てて。成桐の姿が消えたかと思うと、次の瞬間には小さな男の子の姿でその場に仰向けに倒れている。]
あーーー……疲れた……
[そのまま大の字に寝転んで。あなたたちが落ち着くまでそうしているのだろう。]
[争いの中でなくした腕が手に戻るわけもない。大体裁縫だって手がなければできないわけだし。
今こそ言うべきである。「猫が手を借りたい」
それはともかく、ゴミの山の中から松葉杖を見つければ、動く右足と口で――時には彼に頼んで――しばしの足の代わりになるよう、クッションをつけたりなんだり。
そんな、ろくろく外も出歩けない不便さも、飲食すら嗜好品なのも、今はありがたい。あの争いが終結したと聞いても、館には顔を出せない。あの館に常駐している女給の中では、裏切ったなんて口さがなく語られているのかもしれないんだから。
それでも、あの日の報告はしたかった。]
【神社・夕方】
[ねぐらを出て、いつもの4倍の時間をかけて神社へと向かう。
腕に留めた松葉杖の、その肩に引っ掛けたウェストバッグが背中で揺れた。]
[たっぷりの時間をかけて、神社前の階段を登り切る。
夕暮れの中、さわさわと木々が揺れている。人の気配はなくて、一息をかき消すのはそんな、木々のざわめきだけ。
さて、二人の墓は――ぐるりを見回してから、またゆっくりと松葉杖をそちらに向けた。
あまり人目につかない場所にと、聞いていたけれど。
今もあるのだろうか。]
>>52猫
【神社・夕方】
[墓は誰のものだかもはっきりしなくてそのままだ。
人の気配はない。大体この神社は初詣時期にこそ近ければそれで良いという近隣の住民が少しは訪れるものの、常日頃立ち入るものなんてほぼいない。]
[だから、狐の耳に木々のざわめきの中に混じるこつこつと階段を上がってくる音は響いて聞こえた。]
(怪我人?)
[手を貸すくらいはするべきだろう、そう思って小さな社務所から出て、]
……あきら?
[居場所や足取りを探ったけれど、裏切ったのではないか、なんて憶測だけ聞こえたぬいぐるみ。死んだという話もなくて、烏の彼とどこぞへ消えたのだろうか、と、そう思うしかなかった。その付喪神がそこにいて、驚いたような声が漏れた。]
【某廃ビル/あの争いからしばらくの後】
>>48>>51
鼠、花 (歯)
[かつては支配陣営のアジトなっていた面影は無く、ただの廃ビルがそこにあった。
特にこの場所に何かがあるわけではない、遺体も遺品も無い。供養も誰かが済ましているだろう。]
[それでも、気まぐれにこの場所に来ていた。いつからか、いついた鼠──連絡鼠だろうか──鼠の顔などわからぬが、餌をやりに来ていた時もあった]
[窓から入っていた時期もあったが、今は灰色のそれで覆われていて叶わない、なれば目を盗み入り口からはいるほかは無い]
…ん?
[声が聴こえる。今日は作業員は居ないはず。
それはいつぐらいだろうか、訝しげにしながら、扉を開けて─]
……──???
[─閉めた]
>>57烏 >>59鼠
【某廃ビル/あの争いからしばらくの後】
[悲鳴と共に飛び退いたあなたを見て、女もぎょっとしたように仰け反った。女はあなたには見慣れぬかもしれない白いドレス姿だったが、確かにあの日、カラスが死の知らせを持って来た筈の女だった]
な、何よ、変な声出さないで――ああ。
……あの、ね。なんかね。
生き返ったの。
[ようやっとあなたの驚きの理由に思い至ったように、ひとまずそれだけを告げ――そこで、扉が開くだろうか]
>>44鼠 >>47天 >>49水
っ!ねね姉ちゃん!!!
[一平が彼に駆け出したのと同時に立花はねねを見る。泣きはしていないが心配そうに彼女を見つめるが、迅が彼女を拾いポケットに入れたのを確認するとひとまずホッとする。]
[そして奴は、迅に腕をとられた瞬間、警報がなったであろう。耳元で告げられる声にゾクリッと本能が悲鳴をあげた。何故だ、いったい。どこで間違えたというのか、っその時真正面からひやりと後ろから感じる熱とは真逆の何かを感じた。]
“始めからよ。傲慢クズ野郎”
[その声が聞こえたと同時に奴は燃え盛る火柱に包まれた。声など、あげる余裕すらなかった。それほど強い力が奴を包んだのだ。もちろん生きているはずものく。火柱が消えると黒い霧ひとつも残ってなかった]
>>62続き (>>50水)
[立花は跡形もないその景色に終わったのか実感がわかなかったが迅の笑みにやっと実感がわいたのか。抑えていた涙がボロっとでた]
ううぅぅううう迅兄ちゃああん!!いっくうううん!!ねね姉ちゃあああん!!
[まるで本当の少女の如く大号泣する立花だが、それもすぐ収まるだろう。]
[落ち着くと、立花は小さくなった迅の元へ向かう。彼は寝転んでいるかもしれないし、起き上がっているかもしれない。幼馴染は立花の近くにいてくれているだろう。鼠の彼女はちょうど彼のポケットから脱出しているかもしれない。立花は彼らを見た後笑顔になり]
迅兄ちゃん、いっくん、ねね姉ちゃん!
一緒にいてくれてありがとう。立花の為に戦ってくれてありがとう!
立花、すっごくスッキリしたの!!
[そう告げるのだった。**]
>>51歯
[彼女の問いにコテンと首を傾げた後、彼女にかけより笑顔のまま答える]
用事…なのかな?
ここに来たら高尾兄ちゃんに会えるかなって思って!
立花、高尾兄ちゃんとお話したくて!
[そう、彼女が言った直後だろうか。後ろの扉が開いて、また閉まったのが。その後、聞こえる女性の声。そして驚く男性の声。立花は両方ともその声もしっている]
>>59鼠 >>60歯 >>64烏
[そしてねねが扉をあけようとしたその時。立花はねねを止めた。ねねは立花を見るだろうか。見たらその時の立花の顔はてへっと笑ったであろう。そして立花がドアノブを持つと]
―――高尾兄ちゃん!!!沙霧姉ちゃん!!!
[バーーーンと扉を勢いよく、開けた]
>>49 水 >>62 花
じん!やっちゃえ!
[自分の名前が聞こえたらあなたと視線を合わせ合図を送る。火柱が男を包もうとしたらナイフから離れ距離を取ってその燃えていく様を見守った。
成桐が向き直り目が合えば]
買出しでのこんびねーしょんが生きたな。
……あはは!おつかれさん!
[サムズアップをきめていた。成桐に向けていい笑顔を向けていた。次の瞬間小さくなり大の字に寝転んだ成桐を見て笑った。ねねが回収されているのも確認できただろう。
傍にいる幼馴染が泣き止ますのに苦労したはずだ。だが、その後告げられた言葉に安堵の表情を浮かべた。]
へへ、そんな表情久しぶりに見たな。
どーいたしまして。
[照れ隠しに鼻の頭を人差し指でかいてみせた。]**
>>64烏 >>66花
夢じゃないわよ。
……一人にしてごめんね。
[眉を下げて、それでも暗い空気にはしたくなくて、何とか笑って見せた。だって今、こうして帰って来れたのだから]
[そこでドアが開く。聞こえたのはよく知る声で、満面の笑みで飛び出して来たゆきんこが見えた]
あら、立花ちゃん。ちゃんと戻って来れたのね、良かった。
【水タバコ屋/夜】
[生き返ったその日、諸事を済ませた足で家についたのは夜のこと。店の戸を開けて抜けると雪国であった。目の前が暗くなった。積もった雪を半泣きで片づけている雪精にかける悪態も思いつかず、その場にぺたんと座り込んでしまったくらいに。]
[幼い少年のものとなってしまった体を、驚かれたり心配されたりしながらも、立花や生き返った他の友人の手を借りてなんとか片づけて。常連客達には、店のスプリンクラーが壊れてとんでもないことになったと説明した。ここ数日の不在は、盲腸をやらかしていたことになった。そうしてしまえば、あまりにあっけなく、彼らは日常に受け入れられてしまった。]
[身体は日に5〜6時間程度なら、大人のそれに戻せるようになっていた。それ以上続けたり、炎を極端に使うと疲れて戻ってしまう。しかし、夜の間なら店を開くことができる。すべてが片付いて、今日。ようやく運転再開となったのだ。]
>>71水
【水タバコ屋/夜】
[店の中の惨状には雇われの身だからか、遠い目をした程度だったけれど。「イフリートなんだから水分だけ蒸発できないのかい」と無茶ぶりはした。
幼い姿となったあなたには少々驚いた顔をしたものの、左程強く心配した様子などはなかった。妖怪だし。精霊とかの類に人間の姿なんて仮初だろうし、一時的に妖力が落ちてるんじゃないの、と考えたんだろう。]
[個人的な用事もあるが、神社自体は損傷を受けてはいない。合間を見ては手伝いに来て、常連でにぎわうことが予想された営業再開の今日もまた、店にきていた]
――成さん、高いとこはやったげるよ。
上ったり下りたり面倒だろ。
[踏み台を使うあなたへと声をかけて、シンクの前の皿を手に取った。]
皿の置き位置変えた方が良いかもしれないね。
>>49 >>59水
[叩き付けられた衝撃で、取り落としていた意識がはたと戻る。ぶんぶんとかぶりを振ろうとして、どうにも狭いところにいろことに気付いた。よもやあの程度でまた死んだのか、などとろくでもない思考が巡ったものの、周囲から伝わる熱からして、どうにもそうではなさそうだ。それに尻尾には風が当たっている。もぞもぞと後ずさりするように這い出れば、自分が入っていた場所に気付いた。]
……頭から突っ込むのやめてくれる?
[そんな軽口を、大の字になったままの炎精に囁く。
あのゆきんこの泣き声と、清々しい言葉が続けば(>>63)、くるくると喉を鳴らすような笑み音を洩らして、]
アタシもスッキリした。
[なんて、炎精の胸の上に座ったまま。**]
>>74 >>75 >>79烏鼠
[扉が開いて、その向こうに見えた悪友の顔にも笑いかける。……四人が揃うのが、酷く久しぶりな気がした。この戦い自体が、ほんの数日の間だったにも関わらず]
戦いも、未来も、全部終わったと思ったけど。
……また、何か出来るかしらね。今度は、違う形で。
[そして、うながされ部屋へ入る]
>>狐>>猫
【神社・夕方】
[木々がざわめいていた神社の中をなんとなく歩いていた。今まで安定した場所も持たなかった。だがこの戦いで、彼にもいままでになかった気持ちが沸き始めていた。もっと誰かのことを、物事を、分かりたい。案外やろうと思えば自分も働けるものだとも分かった、疲れるから良くはないが、悪くもない。神社には世話になったし候補にしよう。そんなことを考えながらプラプラと歩き続ける。そして階段の方向で声が聞こえればそちらに向かうだろう。]
あれ、常盤サン……?どうしたんだろ?
[何か抱えている様子があるが何を抱えているかは見えてはいない。とりあえず駆け寄ろうと階段を下っていく。抱えられているものがあきらだと認識すれば]
あきら……!帰って来たんだ!怪我とか大丈夫か?
おれも戻ったぞ。
>>85烏
ええ、それも……大変だったみたいね。お疲れさま。
今度のは、負けないようなことにしましょ。
[こちらも肩をすくめながら、ちゃんと計画練りまくってね、なんて軽口を叩いたか]
>>89鼠
あっ、旅行いいわね?
どこがいいかなあ、立花ちゃんが一緒なら北の方?
[あなたの提案にパッと振り返って、ノリノリの顔で言い出す現代妖怪]
>>79烏 >>82歯 >>89鼠
[彼の軽口を真に受けた立花はパァと明るくなった。]
うん!立花ね、色々あったからちょこっと大人になったかもしれないの!
…その色々あった時に、心配かけたり、寂しくさせたりしちゃったなと思って。
それに……うん。
[言葉を紡げるほどだんだん声が小さくなるが、最後に1人で納得したのかそのまま部屋の奥に入る。]
うん!楽しい事、立花すごく好きだよ!皆でやるともっと楽しいね!
あー!旅行、楽しそう!立花、旅行あまり行けないから行きたいー!
[そう言うと沙霧(>>90歯)から自分の故郷を触れられると嬉しかったのか片手をあげぴょこぴょこする]
北の方だったら立花案内できるよー!
お母さんに教えてもらった、妖怪ごようたしの温泉とか!
>>95花
あら、頼もしいじゃない立花ちゃん。
なんだか大人になったっていうし?それだったらオススメの場所、案内して貰っちゃおうか……
[と。そこでふと一瞬考えるような間が空いて。あなたの方へ近寄り、囁くような声で問うた]
旅行さあ。
一平ちゃんいなくて、いいの?
>>93狐
[たんたんたんと軽快に降りた。振り返ったあなたを見れば。]
ひえっ、大丈夫かい?神社で手当てしねーとやべーって。
肩貸す。そっちも持ってやる。
[腕か肩かあなたを支えやすいほうを差し出す。]
>>94猫
だ、正真正銘のおれだよ!嘘じゃねーって!
[しおれている声に驚きつつも明るく返事をする。弱ってるあなたを見るのは不安だ。]
うわ……おまえ、こんなになるまで……。ごめんな、一緒に行くっていったのに。残していっちまって。おれこれだーってなると、ほかの事考えられなくて。
[手足の傷に気付けば、呟くように謝罪をした。]
>>91狐
[時間はある、という言葉には煮え切らない顔で頷いて。]
あるのはあるけど。今酒が飲みたくなっても、どこも売ってくんねーし。
この格好で肉屋行くと、えらいねーとかなんとかで飴よこすし。てか、なんか俺、セガレとか呼ばれてるし……
[と、現状への愚痴がこぼれた。商店街の皆さんには盛大な勘違いをされているのだが、気づいた様子はない。]
……シンクもだけど。お前の話。
小さいってーと違うか。細いってかなんていうか。
もともとシャンとはしてたけど……。
いやなんでもねーの。俺小さくなったなーって話だ。
[この話はやめやめとばかりに手を振って、箒を動かし出す。しばし沈黙が降りた。思えばあれから、顔を合わせてはいるものの、あまりまともに話したことはなかったように思う。話したいことはいろいろあったが、いざ顔をつきあわせてみると、頭の中で点は線を結んでくれない。]
……んー。
生き返ってさ、よかったか?
[結局、それだけ尋ねた]
>>99猫
……言えなくていいんだよ。
あきらは私のぬいぐるみだけど、もうあきらの……人生があるんだから。
[妖怪にも人生という言い方が当てはまるかは分からないけれど、それしかいい言葉が浮かばなかったんだ。]
私は幸せだったよ。未練みたいなのも、そんなになかったし。生き返るまでに、それも大体解消できたし。
あとはあきらが気になってただけだったから。
あきらと同じ。あきらの幸せの邪魔になるなら、死んだままでもいいかなって。
[2回目だしね、なんて言葉はどこか軽口めいていた。]
――あきらはよくばりだね。
[幸せそうな響きを帯びて、目を細めて笑った。]
>>90歯 >>95花
あんまり寒いと尻尾が痛いのよね。
[口元に指を寄せて、思案の振りを見せたものの、]
立花が案内してくれるなら悪くはなさそうだけれど。
寒かったら沙霧の懐でも借りればいいわけだし。
美味しいものも期待しているわ。[なんて、少女へ微笑んでみせる。]
>>97烏
"群れ"から取り残されるなんて、誰だって寂しいわよ。
[笑いながら言ったあなたに対し、真剣な声が返る。けれど、それもその一瞬だけ。]
お礼を言ってたわ。あなたのこと、気に入っているみたいよ?
[くすりと笑んでから、あなたの「金は」なんて一言に、ゆっくりと首を傾げる。笑みに不敵さが混ざって、]
やあね。ネズミは昔からいろんなところに潜り込んで来たのよ?
[堂々たるタダ乗り宣言が出た。]
>>103烏 >>105鼠
ね。温泉とか入りたいわ。お肌すべすべになりそう。
そこのネズミはちゃんと防寒対策しなさいよ。またパンの耳請求するわよ。
[青年の言葉には頷きつつ、横から「懐を借りる」などという呟きが聞こえれば、ジト目を悪友へと向けた]
>>107花
へええ、そうだったの?
じゃあ立花ちゃんも、いつかは観光大使になるのかしら。
[元気よく胸を張る少女を見ながら、くすりと笑って。この子もいつか立派な大人になるのかな、などとふと思った。……年齢的には、相手の方が随分年上のはずなのだが]
[しかし、自分の問いかけに真っ赤になってしまう様子は、まだまだ子供のようで。少し意地悪そうに笑みを深くする]
そーお?いいの?
そろそろアプローチしないと、ずっと気づかれないままかもしれないわよ?
>>102 猫
それはちげーよ!おれめっちゃ嘘つくぞ!だからちげーけど……。
でも、よかったよ……。
[からかいの言葉だけの笑いでもでてくることには安心したが相変わらず力の入らない様子のあなたを心配そうに見つめながら言葉だけはいつものように答えた。]
あ、それ。通りであのときねーなーって思ったわ。
あきらが持っててくれたんだな。そっか。
へへ、二人分働いけたんかよ。
>>104狐
……ずっと、ずっとときわちゃんが死んじゃった後悔、抱えてくんだろうなって思ったんだ。ときわちゃんが生んでくれて、みんなと過ごしてきたから、……死ねないって、後悔しても、死ぬわけにいかない、って。後悔抱えて苦しくてもしんどくても、ときわちゃんやみんなの時間、残さなきゃって。それがあたしの人生なんだって、そう、……
……ときわちゃんがいるなら、またぬいぐるみに戻れるかなって思ったのに、……。
[ぽつぽつと雨だれのような言葉をこぼした。]
……ときわちゃんが死んじゃった後悔抱えて、幸せになれるわけ、ないじゃん。
3回目は、絶対ない。これからもっと、しあわせになるんだもん。事故も、死んじゃうのも、ないもん。
――ときわちゃんは、もっと幸せになっていいんだよ。
あたりまえなんだよ。
>>103烏
[彼の笑みを見て立花はホッとしたようにまた笑う]
うん!立花も、高尾兄ちゃんに会えて寂しくないし、嬉しいよ!
[立花は知っている。あの時、幼馴染が死んだ日。彼が死んだのは何が原因だったか。でも立花は知っている。大切な人を殺して憎んで殺しては、悲しみの連鎖しかならないと。だから立花はふと目を伏せ、また開いた。]
さっすが高尾兄ちゃん!わかってるっ!!
[だから立花は彼に笑顔を向け、兄のように慕うのだ。]
>>105鼠
寒いのは…立花が迅兄ちゃんに頼んでカイロかってもらうから!
ねね姉ちゃんが寒くならないように立花頑張るから!
[彼女の始めの言葉に少しあわあわとするが、その後自分に向けてくれた微笑みに立花は嬉しくなった]
うん!北はね!お魚さんとか美味しいものたくさんあるから!
期待して!
>>106 狐(>>猫)
あ、そうなんか?てっきり……。
[あなたの顔色の悪さから勘違いしてしまったようだ。あなたの視線の先を見れば合点はいったようで。]
分かった。持ち帰っちゃる。
常盤サンも無理すんじゃねーぞー。
[あなたに念押しするような言葉を投げると、あきらを抱えようとおぶろうとする。]
>>105 鼠
…そうだな…。ったく、今度はおいてくなよ?
[先に行く、あのメモを思い出して]
そうか、…俺は鼠の言葉はわからなくてな。なら良かった。
[ふ、と少し安心したように笑った]
──…だと思った。
車はそれでいいが、飯代くらいはなんとかしろよ。もしくはまた今度手伝ってくれ。
[不敵な笑みに、答えを予想していたのか、やや呆れたような口調で。]
>>108歯
温泉か…それはいいな。
後はいいお酒があれば更にいい。
[うん、と頷いて同意して]
…ねねについては任せた。
[あなたの悪友、自分の腐れ縁についての防寒とか、旅行の諸々についてはそんな風に]
>>101水
随分でかい息子がいることになっちまったね、成さん。
別に身体の構造は変わっちゃないんだろ。営業再開祝いで今日だけ酒を持ってきてあげたっていったらどうする?
[愚痴を零すあなたに皿を片付けながら揶揄うような笑いと言葉だけを向けてから、あなたの反応を伺うみたいに視線を流した。]
……私かい?
まあ成さんと比べると小さくて細かったろうけどね。
[小さくなったなーにはしょうがないさ。とだけ言って、あなたが手を振るのに合わせて話を切りあげた。黙々とお互いに己の作業をする室内で、箒をはく音と、皿を重ねる音だけが響く。]
……そうだね、悪かないよ。
あきらとか、喜んでくれたしね。
ありがと、成さん。
>>116烏
いいわね、お酒。
アンタ強い方?飲むんだったら付き合わせなさいよ。
[妖怪は酒好きと相場は決まっている……のかはわからないが、少なくともこの女は酒好きのようであった。あなたの言葉に賛同して、にやりと笑う]
……毛糸の靴下でも買って突っ込んでやればいいかしら。
金は何とか搾り取りましょう。
[悪友たるネズミの話になれば、冗談交じりにそんなことを言った]
>>114 猫
ぱらとくすってなんだよ。でもなんかすごそうだから起こしてやるわ。
おれは元気だ、安心していいぜ。
[からかいにはいつものように返す。だが、続いた言葉には一拍置いて。]
財布は使わなかったけどよ、帽子は助かったぜ。
だーーって見てるだけしかできねーもん!どこにいんのか分からねーし!
ま、そんなボロいのであきらの力になったんならいいさ。
おつかれさん。
[にししと笑いかけた。そうして>>113のようにあなたを抱え込んで神社に運ぼうとするだろう。そして聞こえるか聞こえないかの音量で呟いた。]
あんがとな。
>>109歯
んん…北の…周りの皆はそう言ってたけど…
でも立花はこの町の皆とずっと居たいから、かんこーたいしはパス!なの!
それに大きくなったら立花、沙霧姉ちゃんに素敵な服見繕ってもらいたいもん!
[そういう少女はきっと大きくなっての彼女の妹であろうとする。年齢的には少女の方が上だが。立花には関係なかった。]
うーーーーー…
[意地悪そうな笑みをする彼女の言葉に立花はもじもじとうねりながら、しかし顔はどんどん赤くなる。ゆきんこである立花だがさすがにこれでは溶けないが。長い間、誰にも言わなかったこの気持ちをよりにもよって目の前の彼女に気づかれた。なぜ彼女かというと…]
だ、だって…いっくんは、その…ええと…[沙霧の事をちらちらと見ている]
いっくんにとってりっかは、ただの幼馴染だし、それに…その、ね…[へニャリと困り顔をし沙霧を見た]
―――いっくんには結婚する相手がいるみたい、だから
[誰とは、言えなかった*]
>>117 狐
息子……俺の!?俺が!?
それ、俺がなんかすげーダメなやつに思われないか……?
[早く元に戻ろう、と決意を新たにしたが、元の姿に戻ったところで誤解が解けるという話でもない。仕方ないだろう。]
……ほんとか?なんの酒?ここんとこ忙しくて飲んでねーんだ。体は多分……いやうん絶対平気だ!飲もう!飲みたい!
[目をきらめかせて跳びはねんばかりに喜ぶと、もうただの子供にしか見えない。話の内容は酒のことだが。]
[悪くない、という言葉には目を細めた。掃除の手を止める。]
あー、アキラは喜んだろうな。あいつお前のこと好きだもんな。他にも喜んだやつ、いっぱいいんだろ。
……でもな。トキワがどうなのかって、そっちのが大事だろ。
悪くない、じゃなくて、あー生きててよかったーって、そうなんないと、ダメだろ。
>>119天
嘘をつくいっぺーちゃんが「おれは嘘つきだ」というなら、いっぺーちゃんの「嘘つき」もまた嘘であり、嘘をつかないいっぺーちゃんとなってしまう事象を指す。起こせんのすげーよ。
[パラドクスを言えなかった相手に説明をとうとうと述べたが、最後にからかいは忘れない。そんなからかいに自分で気持ちを持ち上げている。]
そっか。……大事にしまわれてたから、持ってっちゃダメだなって。助かったんなら、よかった。
――おう。すっげー力もらったよ。高尾も、……[ああ。じゃあ、あの時彼はやっぱり、一度死んだんだろうな。なんて小さく笑った。]……まだ、わかんねーし。
[>>115のようにひとしきりわめいて、戯れのようなことをしていたけれど。あなたの声に、]
……こっちこそなのになあ。
どういたしまして。何がか、わかんねーけど。
>>124 狐
いんやいんや気にしねーで。あきらー行くぞー。
[あきらをおぶるように抱える。あなたの問いかけには自分でも言うことを迷っているかのように答えた。]
笑わないでくれよ。そのお、おれ、働いてみようかなってさ……。できっこと全然なさそうだけどよ……今回ので、おれ働いてもいいかなーってさ。
でも、人間の仕事は無理だからどうしたもんかな。
>>123狐
3度めの正直っても、言う。
[少し言葉に迷った。
あなたが一度目の生を終えた時、放り捨てられたごみ処理場でぶつけてひびが入って、二度目の生を終えた時、嘆きの中で晶となって零れ落ちて、その眼は失われた。いまではぽかりと虚ろがあるばかり。
それでも残った右眼、あなたの為か、何の、誰の為か。]
……わかんない。ときわちゃんが生きてても、あの日ときわちゃんが痛かったことも、いっぺーちゃんが生きてても、あの時何もできなかったことも、……きっと、忘れないから、後悔すると思う。謝ってもしょうがないのに、謝りたくなると思う。忘れられるわけ、ないもの。
でも――後悔も、悔しいのも抱えて、歩いていく、だけじゃないかなっては、思う。
>>122水
え?気づいてなかったの、成さん。
……もともと、さしてダメじゃない奴には思われてなかったんじゃないかい?
[ややダメの方向性が違うだろうけれど。]
甘酒。[きっぱり言ってから一拍。]成さんとじゃないと飲む気しないから、アブサン持ってきたんだけど……ビールとかから試すかい?
[酒に飛び跳ねて喜ぶ子供というあまり宜しくない風景に苦笑いをした。今いち言いきらないあなたに、別のを買ってこようかと提案したけれど。]
[最後の皿をしまい終えて、戸棚の扉を閉める。]
あきらは私のぬいぐるみだったから。そうだね……他にも、ありがたいことに、喜んでもらえたよ。
成さんは分かってないね。皆が笑ってて、悪くないなって思えるような平穏な日が続いくなら、それ以上の幸せがあるもんか。全て世は事もなしってね。
>>116烏
ええ。今度は必ず。
……ネズミについては、任せられないみたいだしね?
[重く、はっきりとした答えのあと、それを自ら茶化すかのように軽口を叩いた。]
飯代……飯代ね。
手伝いの内容が決まったらすぐに教えてちょうだい。
[呆れた口調も意に介さずに、なお堂々と未払いをのたまった。]
[それから、冗談に冗談を重ねるような旅行談義を続けて。悪友が何事を囁いて、少女が赤くなる様子も見た。色恋の機微はネズミにはわからなくとも、どんな話が沸いているものか、二人を見比べたりなどして。]
[部屋を出る昔馴染みには、(>>126)連絡の念押しもした。ネズミとカラスだ、如何様にもなるだろう。]
[夢は一度破れて、廃ビルも何時まで残るか知れない。けれど、この"群れ"が続いていけば、幸せな未来も目指し続けられるようではないか。まずは旅行だ。次もその内に決まるだろう。そしていずれは、誰も苦しくない方法で――。**]
>>125 猫
つまり、どういうことだってばよ。
おれが嘘つきだっていえば嘘つきも嘘になるから嘘つきじゃなくなるけどもっと嘘つきにならないと…ええいおれはすごいからいけるかもしれんぞ!うん。
[考えるのを諦めた。だが会話は段々といつもどおりに戻っていってて。]
りっちゃんのだったんだ。本人に渡せなかったけど、話ができたんよ。
ほー鬼の力は持ち物にまで影響するもんだったかー
[軽口。だが高尾の名前を聞けば少々緊張感が走る。]
そか。あん人もどうしてんのかな。
[「大人しくおぶられろ!ぬのにゃんこ!」などと喚き返した。呟きに気付いたなら「いーって」とそっけなく返したのだろう。]
なんか言ったかよ?
……そっか、これがあれか。お互いさまってやつか。
[にやりと笑ってみせた。そうしてあなたを神社まで運んでいくために階段を一段ずつ慎重に上り始めるだろう。]
>>133天
すげえ! 論理をねじ伏せた!!
[ついに今にも笑いだしそうな声に変わった。]
――……そっか。よかった。話ができるのが、一番だもんな。
何も分かんないままは、つらい。
[ご利益あるじゃん、なんて軽口をたたき返したけれど、続く言葉に、一度口を閉じる。]
……多分、一度死んだんじゃねーかな。新しい道、探すとか言ってたけど。――殺さねーって決めたから、もうちょっと、見てようかなって。
[聞きてー? なんて尋ねてたのは少し前。]
いっぺーちゃんはいい奴だねって話だよ。
……いっちょまえに覚えた顔して。
[あなたの不敵な笑みに、大仰に渋い顔を作ってみせた。すぐにそれも破顔に変わって、負ぶわれた背で時折、あなたの後頭部に顔をぶつけて戯れていたんだろう。]
>>132 狐
[あなたが笑わずに聞いてくれた事にほっと肩をなでおろした。]
買出しはいつもやってるしなーじんが小さくなったからもっと手伝ってやらんとな。
……あ、ここの仕事ってさ、おれがやれることある?
[ここ、とは神社のことだろう。あなたの顔を覗き尋ねた。]
>>134狐
……ときわちゃんは、あたしよりずっと人がいいから。
こんなさ、奇跡みたいなことが起きるんだから、だいじょうぶ。
[人形は目が命、新しい目が入ってもきっと義眼にしかならないのだけど。でも、このぬいぐるみを妖にしたあなたの手なら、崩れた布の頬も、人のそれにかわるのかもしれない。]
ときわちゃんは、ずっと必要だよ。ときわちゃんのしあわせが、いっとう嬉しい。ときわちゃんに大丈夫って言ってもらえたら、なんでも大丈夫って思えるよ。
……今晩、泊まってっていい? 両手もないけど、綿は足りないけど。
……館のみんなに、見つからないといいけど。
>>135 猫
はっはっは!さすがだな、おれは!
[笑っておいた。きっと意味は分かっていない。]
うん。りっちゃんと話せたから希望も持てたんだ。話せなかったらずっとしんどかっただろうな。
新しい道、ねえ。そういうことならま、いいけど。何すんだろ。今度聞きに突撃すっか?
ふーん?もっといっぺー様を褒め称えていいんだぜ。
へへ、ばかだからな。よく忘れるんだ。
[渋い顔に先ほどよりもいじわるな笑みを浮かべてみせた。そうしてわざとらしく「はは」なんて声を上げて笑って見せたはずだ。頭をぶつけられたら後頭部で抵抗したんだろう。バランスを崩しそうなくらいなもんだから見ている側がハラハラしたかもしれない。
そうしてじゃれ合いながら神社の階段を上っていく。あなたと穏やかな日々を過ごしたのが久しぶりのように感じて、嬉しかった。照らしてくる夕日が暖かく感じた。]**
>>138 狐
強いけどあれだとおれよか小さいからなー。
[小さいといってもほんの僅差だろうけれど。自分より小さい者がいることは気になるらしい。]
金……。金……の問題はてーへんらしいよな。分かんねーけど。
[真顔で考える。だが答えはすぐに出て表情は明るくなった。]
あ、おれ家ないわ。神社とかに住んでいいならそんでいいぞ!
[あっけらかんと言い放つ。]
>>139天
斜め上に。
[褒め言葉と間をあけた、からかう付け足しだ。]
いっぺーちゃんが元気になったんなら、一番だ。りっちゃんも、いっぺーちゃんに希望、もらったと思うしな。ああいうのは、大概相互だし。
――いよいよわかんなくなったら、そん時は頼もうかな。あいつ、分が悪くなるとすぅぐ逃げやがっかんなあ、いっぺーちゃんに羽交い絞めにしてもらう。
鼻高くなりすぎてピノキオになるよ。
――生意気なのか謙遜なのか、わけわかんねーし。
[べえ、と舌を出して見せる。まるでいつかと変わらないやり取りだ。
……こんな日が、また来るなんて思わなかった。小さな背がひどく大きく感じて、でも変わらぬ言葉が交わされる。夕日がひどく暖かくて、綿の減った胸まであたためた。
みじめで後悔ばかりでも――ないなあ、なんて、なんとなく思っていた。**]
>>140狐
えこひいきしちゃうくらい、人がいいんだよ。
正直者だからね。絶対、だいじょうぶ。
[そうする、なんてもう一度。]
そうだよ。付喪神になっても、あきらになっても、人になっても、もっと別のなにかになっても、ときわちゃんにだけは、ぬいぐるみなんだよ。
口もあるから、息もいっぱい吸い込める。
……手は、どっかに落としたんだよ。足は……また、ほぐしてもらえたら、嬉しいけど。
でも、今日はそれより、ときわちゃんと一緒にいたいよ。
[漏れた言葉に、うん、なんて頷く。]
そうだけど。
そこまでせんでいいよ。そしたらぬいぐるみのふり、するし。
[ときわちゃんが出入りしにくくなるきっかけになるのは嫌だ、なんて付け足した。
そうして、一平とあなたのやり取りを横に聞いていたんだろう。変わっていって、変わらないあなたがいて、……わるくない。**]
>>143 狐
ここって山よりは襲われないし安全なんだぜ?
食い物はすくねーけど。
[たくましいというかなんというか。お手伝いという概念を持っていないのであなたの疑問にはきっと気付かない。]
いいよ!すごいいいよ!
それならやれる。じゃあ今度から頼んでくれよ!
あっでも最初は……どこになにがあるのか教えてくれ。
[返事を聞けば表情を明るくして満面の笑みで答えただろう。天邪鬼の人生の第一歩はうまくいくのか。それは遠い未来になるまで分からないだろうが、その日の夕日は暖かかった。]**
>>129 狐
えっ……俺そんなにダメか……ふつーに仕事してんのに……
[妖怪基準である。]
ニンゲンがどう増えんのかよくわかんねーけど、つがいがいねーのに子がいるのはまずいのは知ってるぞ。
てかさりげなく今俺ひどいこと言われてるな?
[むくれた顔をして見せても子供の姿では怖くもなんともない。]
いーやアブサンでいい、アブサンがいい。
飲む約束だったもんな。飲む飲む。もう飲もうぜ。
[言うとグラスと水を準備する。グラスは危なっかしいから、あなたが助けたかもしれない。それから暫く考えて、あと1時間はいけると踏んだのか姿を大人のそれに変えた]
……ねねも住んでたし。最近一平も住むことになったんだろ、トキワのとこ。人気者だな。
まぁ、俺も平和なのは好きさ。でも、俺らの生は長い。自分で楽しいこと見つけてかないとさ……こう、あれだろ。いつか飽きるかも、だろ。
それにほら……俺と違って、他の妖怪連中も、いつかは育ったり死んだりでいなくなんのかなぁって。今回思ったから。
[言うと2つ分のグラスにアブサンを注ぎ、慣れた手つきで水を入れてぐるりと混ぜる。]
トキワもいなくなんない方、だろ?
[カウンターに腰掛けて、頬杖をつく。]
>>120花
そっか。
じゃあ、こっちで北の魅力PRして、向こうにじゃんじゃん旅行に送りこまなきゃね。
……結婚できない女の見立てでいいの?
[私らみたいに、と冗談めかして言って。続けて服を選んでほしいと言われれば、照れたように笑いながら肩をすくめた]
うーん、「ただの」幼なじみ、ねえ。
……立花ちゃんは、本当にそれでいいのかしら?
[あなたの言っている相手が誰なのか、自分はよくわかっていた。だからこそ、問う。互いにとって後悔のない道を目指したいから*]
>>148水
普通は決まった時間で店は開くし、客が来ないからって寝ないもんさ。
[人間基準である。]
大体、立花の時点で思われてたんじゃないかい。あの子住んでるんだし。
[堂々と言ったね、なんてむくれた顔に少し笑った。]
大丈夫かい?ぶっ倒れても私じゃ運べないよ。
[何にしろグラスはいるからあなたの代わりに取り出して。大人の姿に変われば、それなら大丈夫かな、とこれまでと同じようにあなたを見上げた。]
それなりの敷地があって、人が来なくて、都合が良いからね。
[カウンターに腰かけて、あなたが用意してくれる様子を眺めながら、]
まぁ、私もまだこうなって20年位だからね。いつか飽きが来るだろ、って感覚がまだ薄いのかも。飽きなさそうだから神使にされたのかもしれないけど。
――そうだね、平和ならいなくなんないかな。
>>150 狐
ニンゲンが厳しすぎんだよそれきっと。
リッカは……預かってるだけだって言ったし。俺の娘にしてはしっかりしすぎてるからなぁって言われ……あれ?
[さりげなく自分disであることに気づいてしまった]
うん、こっちの方がしっくりくんな。
[とあなたの視線の向きを確認して。]
さっきまでのだと、それこそ俺とリッカみたいじゃんか。それじゃ格好つかないからなぁ……
[とグラスを軽く持ち上げた。乾杯の仕草である。]
やっぱ、なんもなければ死ねないんだよな。
[そう言って苦味を含んだ笑みを浮かべる。]
俺は何回か飽きたことあるからなぁ。あんまり同じ生活続けてんのも、怖くなるときがあるよ。今は楽しーけど。
ま、飽きてから考えりゃいいんだけどさ。それまでに、なんか楽しそうなことは考えとけよって話。
[そして一口酒を飲み込むと、あー、これは飽きねー、などと笑った。]
>>151水
日ノ本は特に厳しい国みたいだしね。
成さん、人間のことに疎いから行動がボケてるときあるしね……まぁ、本当に気になるなら、化けて嫁のふり位してあげるけどさ。
[軽く肩を竦めてみせた。]
恰好なんか気にする方だったんだねぇ、成さん。
それはそれで楽しむかと思ってたよ。
[あなたに合わせてグラスを手に取れば、同じく軽く持ち上げて返した]
まぁ……一応神の眷属だから。成さんと違って核みたいなのはないけど。
[事故とか殺人位かな、とこちらは平素の表情で首を傾げた。]
そういうもんかい。成さんは飽きたら壺に忍び込めばどこなりと行けそうだね。
楽しそうなことねぇ……あんまりピンとはこないけど。先輩からの忠告と思って聞いておくよ。
[舐めるように少しだけ飲んで、じゃあこの味を覚えないと、なんて笑い返した]
>>152 狐
[ふんふんと相槌を打っていたが、嫁、というところで咳き込む。]
いや、お前、それはあれだろ、すっげーダメなやつな気がする。そーいうの、ふりはダメだ、ふりは。
……あんま、他で言うなよ、そゆこと。
[そう言って酒をぐいと煽った]
俺にもそれなりに見栄はあるんだぞ?
[コブ付きに見えている時点で台無しだが。]
そーいうの、平和なら起きないからな。
[物騒な言葉にはそう返して]
そーなぁ。ツボ以外でも狭いけどなんとか……指輪とかでもいいけど。ここに飽きたらどっか行くかね。まぁ、当分大丈夫だろうけど……あと100年いけるか?
ん。そうなぁ。とりあえず神社に飽きたら、うちで働いてもいい……ってのは、前に言った気がするけど。
俺はいいよ。まーひとつ、センタクシとして覚えとけよ。
[そこでもう一口、グラスに口をつけてから、口元から離し。]
…………ぐるぐるする
[眉間を押さえてそんなことを言った。]
何むせてんだい。[せき込むあなたの背を軽くたたいただろうか。]
そうかい?私、狐だからそういうのは得意分野なんだけどね。
……まぁ、そういうならやめておくけどさ。
[酒を煽りなおすあなたの背から手を離した。]
そんなに立花たちと同じサイズは恰好つかなかったかい。成さんも男だねぇ。
[くすくすと少しだけ笑い声を零した。]
そうだねぇ、あきらにも3回目の正直っていわれたし。
[手の中でグラスを回して、また少し舐めた。]
絵本の魔法の道具みたいだ。でも、100年位ならまだみんな生きてるだろ、多分。
[神社に飽きたら、に苦笑を零す]
成さんとこではこれまで通り働かしてもらうつもりだけどさ、神使が飽きて神社捨てちゃ駄目だろ。
[言葉があいたところでまた一口。]
……成さん?大丈夫かい、やっぱり強かったんじゃないか。
[グラスを置いて、あなたの顔を覗き込んだ。]
動けるうちに部屋に行ったほうがいいよ
>>154 狐
んー……あっこれ、これが、酔うってやつか……
[覗き込んでくるあなたの顔が揺れて見える。おそらく核が小さくなったことで、アルコールの消費が難しくなっているのだろう。初めての感覚に頭を振ると、さらに世界が揺れた。]
んー……そう、オレも男……多分な?こっちがいつもの姿だし……。
だからこう……矜持とかいろいろあって……
ん……別に神使とかじゃなくて、トキワはトキワでいいと思うぜ?好きなとこいって……
[かくん、かくんと頭を振り始めた。急速に酔いが回っているようだ。]
100年、くらいでいなくならない、なら。安心だな。
でも俺、俺も多分、まだ500年は生きるし。
だから、気が向いたら来るといい、よ。
[そこでついにべちゃりとカウンターに突っ伏す]
……ん。そーいうのはふりじゃなくて。
本当にしたくなったらな……
[そこまで言うと、しゅるりとほどけるように姿が子供のものに戻る。そして、カウンターに突っ伏したままスヤスヤと寝息を立て始めるのだった]**
>>157 水
……やっぱりもとに戻るまでは酒はお預けだね、成さん。
[焦点のあってないような目に苦笑して二人分のグラスを遠ざけた。]
はいはい、そりゃすまなかったね。
[神使については、蘇らされたのがそのためだしなぁ、と思いはしたけれど、それ以上はもう言わなかった。自分を想っていってくれてるんだろうし。
揺れる頭に一度居住区へと視線を向けて、これは部屋まで戻れないなぁとおもえば貴方に戻した。]
あぁ、そうだね。それなら、ここに飽きて別の場所へ行くときは知らせてからいってくれよ。
気が向いても成さんのとこいけなくなるからね。
[べちゃりと突っ伏すあなたの頭を撫でる。]
分かったよ。
[最後の言葉に肯定だけ返して、子供に戻ったあなたの頭を一撫ですれば手を離した。あなたの姿を見下ろして少し考えたけれど、やっぱり子供とはいえ熟睡しているのを連れていける腕力はなさそうだ。肩への掛け布や顔の下へとクッションを置く。
「楽しかったよ。次は元に戻った時にね。」なんて書置きを残して店を閉めていったんだろう**]
>>155 >>156花
ふふ、応援してるわね。
じゃあそのときは、未来の宣伝部長さんにピッタリのドレスを選んであげなきゃ。
[あなたの答えに照れ臭そうに笑い、頭を撫でようとして]
……そりゃ、そうよね。
私自身はさあ、そういう経験ってないけどさ。
言えなくて後悔して、それが未練になる女なんていっぱいいるのよ。
立花ちゃんには、そうなって欲しくないし……
叶うなら、立花ちゃんにも、一平ちゃんにも、幸せになって欲しいと思うわ。
……勝手なこと言ってるなって、思うけどね。
[女の未練の化身たるからこそ、その辛さの断片とはいえ、骨身に染みて理解していた。だからこそ、と、]
【商店街の外れ(公園がそばにある)・昼下がり】
[ランチタイムが終わって、夕食の買い出しには少し早い時間。小学生が帰ってくるのもまだもう少し時間がかかる。
そんな、昼間でもひと気が失せる時間帯が、人の世にはある。
今はそんな時間だ。
住宅街の奥様方はワイドショーに夢中になるか、穏やかなお昼寝に興じるような、そんな時間。]
[昨日の夜に右足は直してもらったから、久しぶりに二本の足で歩ける。不便でしょうがなかった。
そういえば数日前から転がり込んでいる彼に連絡しなかったなあ、なんて思ったが、考えてみたらそもそも携帯番号知らないし。不可抗力。]
[「いっぺーちゃんに、おみやの塩大福買って来る。」一緒に商店街に来た彼女にそう言って、先に和菓子屋へと入った。
塩大福を5つばかり買い込んで、また彼女の所に戻ろうとへてへてと歩いている。]
【商店街の外れ(公園がそばにある)・昼下がり】
>>160 猫
[商店街の外れ、通常ならこの時間にここにうろついていることは無いが、今日は休日だ。]
[数日前から、彼女は帰ってこない、どこで何をしているのか。どこかでうまくやっているだろうか。
戻っているならここだろうか、と公園を見に行ったが、やはり居なかった]
…どこほっつき歩いてるんだ…。
[普段なら、ふらっとどこかへ行っても烏の目撃談の1つや2つあるだろうけども、それがない。]
あの体だ、何かあったか?とやや苛ついた様な足取りだ。心配とかではないが…と心で繰り返しつつも。]
[そんな男は、その和菓子屋の前に差し掛かろうというところか、一緒の女性が中にいるのか、外にいるのか。
とにかく、右へ、左へと視線を彷徨わせていた]
>>160,>>161猫、烏
[人気の少ない時間帯の方が商店街は歩きやすい。あなたの見た目は幻術でどうにかしてるとはいえ、腕がないのは事実だ。あなたの目や綿の買い出しに馴染みの手芸店へと顔を出して、あなたの目を選んだ。
ピンクやヘーゼルも綺麗ではあるけれど、今ある目との釣り合いを考えると似たような色合いのものを選んでいただろうか。透明感のあるものをが好きなようではあったけど。]
[「じゃあ、外でまっておくけど、大丈夫?」なんて尋ねはした。なんたってあなたは腕がない。和菓子屋の店先に立って、少ない人の流れを眺めていたんだけど。]
……。……。
[見覚えのあるひとがなんかすごく誰かを探している……。へてへてと歩いて戻ってきたあきらへと視線を向けた。]
あれに心当たりは?[高尾を示している]
>>180烏
うっさい。ほっといたら死にそうなツラしてた奴が言うかよ。しかも死なないとか言いながら死にやがって、鳥あたまじゃんか。
[ぽんぽんと悪態をつき返してから、]
まーね……ときわちゃんやいっぺーちゃんや…他のもちょっと帰って来たって聞いたけど、そうじゃないのが普通だよ。
終わったからって、気持ちは終わらないし、起きたことだってなかったことにはならねえもん。
[ちらりと視線だけ、館の方へと向けた。ここから見えるわけもない。]
ウン――もっかい、ときわちゃんのしあわせ願えるってことだもんな。さんきゅ。
[不思議とのたまうあなたが、昨日の自分のようで、少し笑った。]
>>181 狐
正直、ぽっくりいってもおかしくないくらいには驚かされた。
[少し、この現実に落ち着いてきたのか、垂らして居た汗を、ハンカチで拭う]
…そいつは、良かった…って言うのも違うな。
[だまし討のようにあなたに手を掛けた自分には、それへの感想が口にするのも難しくて]
…別に、殴られないと気がすまない、とかごめんなさいとか言うつもりは無いが。
こっちは恨み言や、何かされても文句なんて、言うつもりは無く事を起こしたつもりだったんだがな
[この位で、なんて言うあなたには、少し気が抜かれた様な声で言った]
…ほんと、いい人ですよ、常盤さんは。
>>189 猫
前も言われた気はするぞ…、まあ、死ぬ予定は無いから安心しろ。
そうだな、今度は正真正銘死にかねないからな。また色々探してみるさ。
…なんだその予定は、何をするつもりだ。
[あなたから聞こえる不穏な予定に、訝しげな表情を浮かべる]
なるほど、そういうもんか。
…そうだな。あぁ、それでいいさ。
[許したことはない、にはわかっている、とでも言いたげな表情で。]
──何にせよ、そのへんで動けなくなってるんじゃなくてよかった。
というか、一言くらい言っておけよ。
[それは、あなたの足取りが取れなくなっていたことへの。呆れた様な表情で]
【いつかの公園/昼】
[時刻は昼時、真昼間ということもあり、子供や散歩をしている人は昼食を取っている頃だろう。
なので今ここには人がとても少ない。いるのは、公園のベンチに腰を掛けているスーツ姿の男ぐらいだろうか]
──…っ…。
このビッグサンダー照り焼きチキンバーガーうまいな…
[ベンチに紙袋を置いて、その中身であろうバーガーをもしゃもしゃと食べていた。
器用にスーツやYシャツにはソースをしみさせていない。]
[思えば、ここでいつかの朝に、火の化身とでも言えば良いのか、常連であった店の店主とあっただろうか
そんな事を思い出す今日このごろ]
>>192烏
高尾の道を明確に聞き出そう会の話。
別の道がまた不穏だったら、邪魔する方法、いっぺーちゃんと練らなきゃいけないかんな。
[しれっとした表情は幻覚か、それとも素の表情が漏れ出たか。]
わかってもらえるのも、わかるのも嬉しいかんな。
……でも、ときわちゃんが許したなら、あたしはもう言わないことにするよ。もう起きたことは、変わらないんだから。口にしても、責めても、高尾には何もできないし、あたしにも何もできない。
高尾は忘れないだろうし。
[それでも、鳥頭だけど、なんて付け足した。]
――あぁ、うん。悪い。連絡先知らんかった。
[居心地の悪そうな表情がふわふわとその辺を見てから、]
けど。探しに来るほど心配されたんは、ちょっと。びっくりした。
【いつかの公園/昼】
>>194 烏
[昼間ながら人通りの少ない住宅街の道を歩く、珍しい髪色と肌色の子ども。そういった風貌で街を歩き回るのにも随分慣れた、日用品の買い出しの帰り道のことであった。]
……あれ、は。
[ひと気のない公園で、ベンチに腰掛けているスーツの男。見覚えがあった。それは、もう一度会えればと思っていた相手で……]
……よし。
[立ち止まりしばし思考した後、口の端をつりあげると、たったったと軽い足取りで駆け寄る。音にあなたが顔を上げた頃には目の前に立ちはだかっていた。とさとさ、と両手のビニール袋を地面に置く音のあと。]
おりゃっ
[軽い気合の割には、なかなかに鋭い勢いのパンチがあなたに向かった。]
>>195 猫
なんだその会は…もうトリモチはやめろよ…?
そんなの、ほいほい決まるかよ。
取り敢えずは、今までの抱えてもう一度生きてみるつもりだ。
[ふう、と1つ息を吐いて]
…そう…だな、起こしたことには何もできない…が、もう忘れるのも、切り捨てていくのも止めだ。
後、鳥頭は余計だ。
[付け足された言葉には、ふ、と笑って返した]
そういやそうか…。まあ、持ち主のところに居るなら言うことは無いさ。
[なにせ、生き返っているなど、想像もしていなかった。だから、どこで何をしているのだろうか、と]
…別に心配は…いや、そうだな。でも、そういうことなら安心だ。
[否定しようとした言葉、それでも隣に居る持ち主を見やれば、安心した様にそう言った]
>>196花
……私はね。
一平ちゃんに、この手を取って貰ったから。今ここにいるの。
私はそれだけで、すごく幸せだったから。
[あなたを撫でているのと反対の掌を、自分の胸元にそっと当てる]
もし私に遠慮してるんだったら、そんなのはしなくていいの。
私は私の思うように生きているし、きっと一平ちゃんもそう。
だから立花ちゃんも、立花ちゃんが思うように。ね。
[ぽん、と、最後にあなたの頭を優しく叩いて、そっと離した。――そして、きっとこの話はおしまい。この後は旅行の話とか、何事もなかったかのように談笑が続くのだろう**]
>>202 水
[笑っているあなたに、ますますわけがわからないという表情で見ていたが]
…従業員…?まさか、あんた成桐か…?
随分と、こじんまりとしたな、あんた…。
[まだ顎を押さえたまま、説明を聞けば、まだ疑わしそうにそう続けて]
──…?なんだ、これで終わりか?
[それならば、自分のしたことを思えば、恨み言なり、もっとあるかと思ったのか、少し意外そうに隣に座るあなたを見る]
…いや、生憎子供をなぐる趣味はないんでな。
それに、通報でもされても困る。
[仕返し、というあなたに、どこか上から目線(物理)で。口の周りをナフキンで拭いていた]
>>204 猫
そうだな、このご時世じゃ特にな。
ずっと待っててもらってかまわないぞ、そんなことされなくても見つけるさ
[羽交い締めなんて聞いていたから、そいつは勘弁とそんな事を言いながら]
…──なんでだよ、心配してたって言っただろ?
せめて無駄じゃない物に遣ってくれ。
…ん、そうか。大人って…いや、それは見たらわかる。
俺が言ってるのは…いや、まあいい。
なんにしろ近所だしな。
[あなたの物言いに、大分不思議そうにしていたが、帰ってくるなら、まあいいか、と]
そうだな…何か買っていくか。
肉とカップ麺以外はあきらが選ばないとないぞ
[きっと、この男の家に貯蔵してあったのは肉類とカップ麺ばかり。]
>>202 烏
[あなたの横に腰掛けて、浮いた足をぷらぷらとさせている。ビニール袋は自分の横に置いた。どう見ても子どもだが、顔立ちは成桐のそれである。]
んー?じゃあ大人に戻ってやろうか?でも、店が開けらんなくなるから今度な。
俺のは八つ当たりだからこれでいーんだよ。どうせ、アキラあたりに散々やられてるだろうし。何より、これ以上はトキワのすることだろ。
[出会い頭に殴っておいていけしゃあしゃあと言い放った。]
それよりな。俺お前と話に来たん。
お前、妖怪だったんだろ?俺、男のオトナの妖怪の知り合いっていないからさ。知り合ういい機会だと思って。
[下から目線(物理)で、そんなことを言い出した。]
>>208 水
というか…あんたも生き返ってたんだな。
[も、そんな言葉はきっとあなた以外のそれを見てきた言葉。今更驚きもしない]
店も再開してたのか、気づかなかったな。
[きっとそれは、あえて避けていたからかもしれない]
そう…だな、まあ気が済んだんならそれでいい。まあ、その常磐さんには殴られなかったが
[ふっと思い出すようにしながら]
…いや、まあ今も妖怪だけどな。
──そうなのか?店を開いているから、それなりに妖怪づきあいはあるもんだと思ってたが。
[まだ少し、訝しげにしていたが、これがあなたの性格なのだろうか、と思うことにした。]
話し…ね、たしかに妖怪同士としては知り合いになるってことでいいのかね。
それで、どんな話をするってんだ?
>>209狐
[まだあるのかと首を傾げたけど。]
……うん。ときわちゃんのことも知りたいって思うし、しんどかったら抱きつきに行くけど、そんな感じ。
また、間違えるかもしれないけど。そんときは、巻き込めるかなって。そしたら、間違えた結果も……少しはマシになるかなって。
わかんないけどね。未来は灰色だから。
だけど、……ときわちゃんのぬいぐるみだけど、それだけじゃなくなったかなって、そんな感じだ。
[ぽつぽつとまとまりのないことを垂れ流してから、差し出された手にかぶりを振った。]
ううん、帰って直してもらってから、また出かけるよ。
いっぺーちゃんにも、行ってくるって言って出てきたし。
【水タバコ屋/ある日の閉店間際】
[日常も深まりつつあったある日の夜。旅行の企てもひっそりと進行しつつあった頃だろうか。発端こそ偶然で、たまたまその日の話題に、水タバコ屋の話が上がったというものだった。行くとなれば、旅行よりも遥かにハードルの低い場所。後の話は早く――。]
――ナル、やってるかしら?
[店の扉を押し開けながらそう尋ねたのは、既に店内に他の客の姿はなかったからだ。ここの店主なら引っ込んで休憩中、などということも有り得た。なお、扉にかかっている店の状態表示は、これまで一度も気にしたことはない。]
>>212 烏
おう、心臓に火入れてもらったら起きた。店もやってる。また来いよ、金ちゃんと払う客はフツーに歓迎するぜ?
[こちらも平然と答える。]
トキワは殴んないだろな。だから代わりになんてことは全くないけど。トキワがそれでいーなら、いいし。
[頭の後ろで手を組んで、上を見ながら言う。]
店にはニンゲンもくるし、俺もいちいちどっちかなんて聞かないし。外にもでねーから、いなかったんだよ。
[話、話ねぇ……と首を何回か傾げて。]
フツーの男同士の知り合い?ユージン?って何話すんだろな。遊び行くとこの情報?食いもんの話?俺何にも知らないから。そういうのがいい。
あ、あとこれ食ってみたい。
[あなたの横に置かれた、ハンバーガーの袋を指差した。手をとって中を見ようとする]
>>199歯
沙霧姉ちゃん…
[自分を撫でてくれる優しい手。立花はチラッと彼女を見上げた。幸せだったと言う彼女の表情は嘘偽りはなかった。]
(…また、立花は勝手に1人で決めちゃってたんだね…)
[初めて魂だけの状態になり、迅と出会い彼に謝った後に言われた言葉が今でもよく覚えている。そして実際、誰にも話さず勝手に1人で決めて抱え込んだ結果があれだったのだから]
(立花の…思うように…)
[彼女のその言葉の意味をちゃんと受け止めたようで、彼女が最後に自分の頭を叩いた時には涙はひいたらしく、へへっと微笑んだ]
うん…ありがとう、沙霧姉ちゃん。
…立花、頑張ってみるね。
【秘密基地/朝】
[いつもよりも少し曇っている日の朝。今日は早めに家を出て見知った道を歩く。
そして着いた場所は某空きビル。そう、幼馴染とよく遊ぶあの秘密基地だ!立花はビル内の一階にある玄関ホールのような所で捨て去られた机に座り足をぶらぶらさせていた]
むーかーしーぎりしゃーのいかろーすーはー
ろーでーかためーたーとりのはーねー
[どこか懐かしい歌を歌いながら少女は誰かを待っているようだ]
>>216烏
知ってた。
[知ってるならいいや、なんて頷いた。]
いいのか。
──ときわちゃんがちっちゃいときから、傍にいたからね。
[覚醒して、物の記憶に過ぎないけれど。でも少しばかり嬉しそうな声だ。]
おう。そしたら、ちゃんと顔出して生活できるし。
ちゃんと高尾も見られるぜ。
[今だって、もう慣れたものだけど、あのときフードを外したかったのはそんな理由だ。]
……食べづらいじゃん。嗜好品なのにめんどいとか。
高尾が食べるのは止めねーけど……野菜も食えよ。
夜には帰るから、家いてろよ。気をつけてな。
[トマトでも買って帰るか、なんて内心で考えながら、あなたへと軽く手を振った。**]
>>214鼠 >>水
【水タバコ屋/ある日の閉店間際】
[そういえば彼の名前は知ったものの、何をしているかなどは全く知らないままであった。そんな折の今日、たまたま彼の店の話を悪友に聞いて、じゃあちょっと行ってみようか、というような話でまとまり]
どーも。もう終わっちゃった?大丈夫?
[声をかけた彼女に続いて、店を覗き込んだ]
>>217 水
…どんな構造してるんだあんた、よく死んだな。
ははっ、まるで金を払わない客が居るみたいだな
[なんて、軽い調子で笑いながら]
そうだな、殴られはしなかったが…。殴られるより怖かったかもな。
──そいつは意外だ。
そうだなー…、遊び、食事、むしろそれを知らずによく人間側で暮らしてたなあんた…。
[どこか、感心するような視線を、あなたに向ける世俗にまみれた烏]
…まあ、同じ様に人間側で暮らすよしみだ、それなら色々と教えてもいい。
ずっとそのまんま(子供)のままなのか?
…なんだ、食べたこと無いのか。食べるか?
[あなたが紙袋を手に取れば、まだハンバーガーが残って入ってるだろうか]
>>213猫
あきらがしんどくても、私がしんどくても。
私だってあきらの持ち主だけど、それだけじゃないしね。一杯色んなあきらがいていいんじゃない。私が知らないあきらを私も知りたいよ。
――女の子だったのも、知らなかったし。
[あたし、なんて一人称を差しているんだろう。あなたがかぶりを振れば、手を引き戻す。]
そっか。じゃあ、治して……一平がお土産たべるの見てから帰りな。
そろそろ行こうか。
[遅くなっちゃうし、なんて付け加えて、高尾に会釈をしてから歩きだそうとするのだろう。
あなたと共に神社へと歩いていく。あなたがあなたのものであることを見つけようとしているようでうれしい反面、少しの寂しさがあって、これが親の気持ちだろうか、なんて少し思った。]
[神社へと戻ればあなたの空洞となった目に新しい目を縫い留める。
似たような色合いを探したけれど、複雑な猫の目は全く同じものは難しい。
それは中央は以前と同じ、森の靄の中、光が乱反射したような緑だったけれど、縁の方は淡い黄色や茶色を帯びた、透明感のある瞳だった。**]
【公園/昼過ぎ】
[とある晴れた日の昼過ぎ。。ブランコに乗り、ぶらーんぶらーんしながら手には常盤から今朝もらったお煎餅がある。それをバリムシャしながら立花は公園で暇をつぶしていた]
…んー、ひーまーだーなー
[今日は不思議といつも一緒にいる者たちはそれぞれ用事があるらしく、暇過ぎてとりあえず公園にも来るがまだ時間帯が違うのか子供達も人っ子一人いなかった]
だれかーーー!立花と遊んでーーー!
[誰も居ない事をいいことに、立花はうだる様に叫んだ]
>>214鼠 >>223歯
[ラストオーダーも終え、今日の客は割と早く帰った。一応営業時間内とはいえもう誰も来ないだろうと、カウンターの向こうで子どもの姿に戻って、子供用椅子(最近購入した)に腰掛けて残り物を食べていた折だった。]
……うおっ!?[物音に慌てて立ち上がり、瞬時に大人の姿を取る。疲れていたが、もうラストオーダーは終わりだと言うくらいなら持つだろう。]
もう……って、お前か、ねね。
[あなたの顔を見ると、すぐに姿を元に戻した。楽な方がいい。続けて現れた顔には少し眉を上げて]
そっちはサギリか。店にくんのは初めてだよな。
……んー。あー。
サギリに免じて開けてやるから、看板閉店にして入ってこい。金、持ってんだろうな?
[そう招き入れる]
【秘密基地/朝】
>>221 雪
[朝から珍しく起きていた。朝の仕事もあるからだ。いつもとは違う道のりで秘密基地に向かう。玄関ホールに向かえばあなたが見えるはずだ。早起きに慣れいないからあくびのひとつもしてしまった。閉じた口を数回馴染ませるように歪ませれば、ようやく話かけようとするだろう。]
えーと、片手で持ち上げ走り去ったーだっけ?
[わざわざ間違えた。あなたの反応を待たず。]
おまたせ。神社って朝からやることあんだな。慣れねーなー。
【神社/朝方】
けん けん ぱー! けん けん ぱー!
ぐーりーこっ! ぱーいーなーつーぷーるっ!
[様々な言葉を言いながら立花は階段をテンポよく上がっていく。ふと何かもう一つこの遊びをするとき言葉があったような。そう思いつつもいっか!と気にせず、どんどん階段を上がっていく。そして、頂上に着くと、いつも通りある人物がいるであろう建物へと向かう]
着いたっ!常盤さーーーん!!!
立花、来たよーーーー!
[建物の玄関に着くと立花は大きく息を吸いそして大声で常盤を呼びかける。それは、あんな事が起きる前でも終わった後でも変わらない恒例行事の事だった]
>>224烏
[金を払わない客、で一瞬知人の鼠の顔が思い浮かんだが、「まだ」払っていないだけなので一応笑うにとどめておいた。払わなければ言おう。]
トキワは怒らせるとこえーぞー
[あえて軽い口調で言いながら、ハンバーガーの袋を手にとって開いた。]
んー。こっちきて60年くらいは料理覚えんの楽しかったし。10年くらいは店やんの楽しかったし。キョーミなかった。
[長命ゆえにマイブームのスパンもやたら長いのである。]
いや、今も1日4、5時間なら戻れるし、多分暫くしたら元に戻れるんじゃねーかって感じだけど。
なんだ、子供だとまずいこととかあんのか?
[尋ねながら、あなたが追加で買った普通のハンバーガーを取り出した。しげしげと眺める。]
……!食っていいのか。よっしゃ、あとで酒1杯サービスな。
[目を輝かせて包み紙を開けて、両手で持ってぱくりと頬張る。もうどこから見てもただの子供である。]
……ん。味濃くてうまいなこれ。
>>233 水
…あぁ、そうらしいな。この間気付いた。
[ふ、と笑ってあなたが袋を開くのは止める素振りもなく]
…そうか、そういうものなのかね。違う類のことはよくわらないな。
俺は、ずっと人間のそばで暮らしてたからな、そういうのはよく見てきた。
[妖怪になる前、烏の時も、ほど近いところで暮らしてきた]
4,5時間か…まあ、それだけあればいいか。
人間の遊びってのはな、大人じゃないとできないことも多いのさ。特に男ならな。
[に、と笑う、それは人間社会で覚えた遊び。それを思い浮かべる]
あぁ、店に居座らせて貰ってたからなそれくらいいいさ。
…それに、こんなのどこでも買えるぞ。
[嬉しそうなあなたに、どこか毒気が抜かれた表情]
──…だろ?これが人間が誇るジャンクフードってやつだ。
>>223歯 >>229水
[文字通り大きくなったり小さくなったりする店主を見て、くすくすと笑う。]
そんなに慌てるくらいなら、ちゃんと閉めておいたら?
[続いた悪友に、「看板変えてだそうよ」だなんて言葉を投げながら、すっかり子供の姿をした店主をしみじみと見て。]
すっかり馴染んだわね、小さい方も。
……お金はツケに足しといて、ってことにしておきたかったけれど。
[ポケットに手を突っ込む。次に手を出せば、そこにはよれによれた、一番数字の小さい紙幣が二枚。今回の分と、前回の分と。]
ネズミだって約束は守るってところ、見せないといけないものね?
>>229水 >>236鼠
[彼の小さな姿を見るのは初めてだったか。目を丸くはしたものの、大鼠になれなくなった悪友と同じようなものなのだろうと考えて、敢えてそこには触れず]
それはありがと。
ナル、お店やってたとか知らなくてさ。ねねに言ったら、じゃあ行こっかって話になったのよね。
[そう言ってから、悪友の言葉には頷き、言われた通り表の看板をひっくり返した]
>>225狐
……、うん。
そう言ってくれると、嬉しい。いろんなもの抱えて、またときわちゃんに話したり、ぎゅうってできたら、ただのぬいぐるみ以上に、ときわちゃんや、みんなに……[言葉を探して、]暖かくなれるかなって。
──自分でもよくわかんない。
[あれからも色々探したけれど、一番しっくりきたのがこれなだけ、なんて。]
今夜はぬいぐるみはいなくても大丈夫? いるならいつでも言うんだよ。高尾ほったらかして飛んでくから。
[こちらも頷いて、高尾に軽く手を振る。
彼に話したせいか、奇しくも考えていることは似たようなことだった。まだ妖怪ですらなかった頃の、付喪神となってから物の記憶のように取り戻した、あなたの小さな頃の姿。お出かけの時もずっと抱きしめてくれた手はとても暖かくって。行ってきます、なんてランドセルを背負って挨拶をしてくれるあなたの姿と、学校の出来事を話してくれるひとときの夕暮れの光。
笑っているときも、泣いているときも、病に伏せるときもずっと一緒で、あなたのことは一番知っていた。あなたの幸せ、それだけを当たり前に願っていた。
でも、今は違うし──これからも、きっと違う。]
>>225狐(>>238続き)
[いつか、子供と思ってやしないかい、なんて言われたことを思い出す。
あのときはただ、彼女を小さなあのこに見てしまったことが恥ずかしくて、申し訳なくて、同時にやっぱり少し寂しかった。もう大人で、自分の知らない世界があるんだなあ、なんて。
それはきっと、自分には結局、彼女しかいなかったからなんだろう。]
[隣を歩くあなたを見上げる。
昼下がりの光は穏やかにあなたを包んでいる。]
[これからはきっと、お互いに知らない世界を持ち寄れる。
そうして知らないことを知っていって、それもいいね、なんて笑って話せるんじゃないかなあ、なんて思った。
その笑顔の中に、寂しさがないなんて言わないけれど──でもきっと、あのときみたいな行き場のない寂しさとは、別なんだろう。
それならきっと、それで、悪くない。
それに、彼女が泣いたり寂しかったり、辛いときが来たなら。
いつだって一番に飛んでいくつもりなんだから。
それがなくたって、彼女が自分を必要としたなら、どこにいたって飛んでいくつもりなんだから。]
>>225狐(>>239続き)
ときわちゃん。
[耳を貸して、なんて、手首のない手で手招きをした。あなたが応じて身をかがめれば、まるで子供にするように、ほっぺたをくっつけようとしたのだけれど。
「あなたはいつまでも、いつでも、あたしのだいすきなこです。」
そんなことを伝えようとして。]
[──そうして眼窩に埋めてもらった新たな眼。それが命を持つのはいつの日か、今はまだ義眼に過ぎないけれど。
鏡を覗き込んで、ときわちゃんの色もあるねえ、なんて笑ったのは、あのこだけじゃなくて、今のあなたも等しく愛しいんだ、なんて、そんな意味。**]
>>235 烏
へぇ……よくわかんねーけど。大人の方が必要なら、店休みの日に連れてけよ。
[いつの間にやら連れて行ってもらう気満々である。ちなみに、飲む打つ買うの買うだった場合全力で抵抗することになる。お国柄的にアウトだ。]
[頬張ったハンバーガーをごくりと飲み込んで。ふんふんと頷いた。]
日ノ本の食事って味薄いと思ってたけど。これいけるな。どこでも買えんなら今度食うか。
[人間の誇る、という言葉にはからからと笑った。]
よく言うよ、こないだまで支配とかなんとか言ってたくせに。ま、でも人間の作ったもんは利用してなんぼか?
[それから、細めた目であなたを見上げた。]
……あの時は、イラついてたから攻撃したけどな。あの後ねねとかから話聞いて、俺も考えないわけじゃなかった。
俺はそうじゃないけど、暮らしにくいやつもいんだろ?そしたら、話聞いたらさ。支配ってやんなくても、楽に暮らせる方法考えられっかなって。一緒に。
だから、なるたけいろんなのと話そうと思ってな。
[言って、またハンバーガーにかぶりついた]
[数日後のことである。たまたま遊びに行った神社で、その話を聞いたのだ。
手土産のたい焼きを食べ終えた少年に、にかっと笑って誘いをかける。]
いっぺーちゃん。
今から一緒に、これから一緒に……殴りに行こうかっ。
[いい笑顔だった。手があればサムズアップの一つでもしてそうな。
うちのこに手を出そうとするならなんかこう……もっと……あれな……ともかく、いい笑顔だった。]
【水タバコ屋・夕方】
[店内に客がいないのは、確かめた。あと、立花もいないのも確かめた。だってあの子の教育に悪いし。怯えさせたらもっと悪いし。
すうっと息を吸ってから、片足を振り上げて──扉を蹴る。]
――おぃい! こらァ! 成桐ィッ!!
[ガンッ。ドンドンガンガンガタガタ……]
>>234 花
[近づいてくるあなたを出迎えるように近づく。眠たそうに頭をかきながら返事をする。]
おつかれさんだ。おれも真面目になっちまったよ。
もっとほめてもいいんだぜ?
[あなたの撫でる手には抵抗せず「ん」などと反射的に呻いた程度だ。かいてぼさぼさになった髪が撫でられまとまっていく。]
ふーん、そうだっけ?
あの歌暗いからあんま覚えてねーんだ。
りっちゃんはよく覚えてるなー。
>>244水
んー、そうね、何かオススメのお料理ちょうだい。
あと何かお酒ある?甘いのがいいわ。強くても平気。
あ、私もちゃんとお金あるから大丈夫よ。
[適当な椅子に腰掛けながら注文をして。最後にそんな付け足しをしながら、鞄から淡いピンク色の財布を出して軽く振って見せる。それからあなたの身体が子供になった経緯を、へーと頷きながら聞いていた]
>>242 水
あぁ、俺もどうせ平日は仕事だ。
──あ、それから、皆には内緒の方がいいな。それが大人ってやつだ。
[きっと思い浮かべたのは、従業員と、一緒に暮らしているであろう少女。最後は若干適当だったが。
恐らく買うの方は事情を聞けば他のところに行くだろう。]
そりゃ昔の話だ、最近はこういう食事が色んな所で食える。
…そうだな、それを言われると返す言葉もないが、
そこにあるんだから、使わないと損だろ?人間も妖怪も関係ないさ。
[からからと笑うあなたん、自嘲気味に笑って]
いらついて、か、それで焼かれちゃたまらないな。[ククっと笑って]
…そうか、まあ理由はそれぞれだろうが、あんたがそうしてくれるなら、ねねも、他のやつもきっと今度は楽にいきれるんじゃないか。
[そう言って、ふと立ち上がる]
それ、後食って良いぞ。
俺はそろそろ午後の仕事だ、今度酒のサービス忘れるなよ?
>>245 猫
[手土産のたい焼きまで貰った手前、あなたの誘いを断るわけにはいかなかった。……というのは建前である。]
おう!一緒に行くか!
[大変楽しそうに提案するものだから、つい。いまいちよく分からないが乗っておいても損はしないはずだ、自分は。そうして、よい笑顔でサムズアップを返したのであった。]
【水タバコ屋・夕方】
[幼馴染がいないタイミングを見計らったらしい。確かに彼女はこの手の”ノリ”には理解が薄いように思えた。いい判断だ。あながたが蹴りを入れたのを見ると無邪気な笑みをみせる。自分の役割を果たそうと拳を握り適度に振りかざし――扉を叩く。]
おーい!じんー!やばいぞー!
[バン!バンバン!]
【公園/昼過ぎ】
>>227花
[フードを外して歩くのは、悪くない。だって前のあの格好が不審すぎたから、顔を出して歩けばかえって館の連中には気づかれまい。]
[そろそろ懐具合がよろしくない。そもそも飲食は要らないからほとんど経費はかからないのだけれど、烏の彼の家に両腕がないのをいいことに転がり込んだあと、何となく相手が飯を食べているのを見ているのもつまらないから、横からかじりついたりなんだり自分も犬食いで食事をしたり──あまり、懐が寂しいのはよくない。
そんな理由で、まだ腕も治っていないけれど、いつものゴミ集積所へと向かっていた。ひとまずは下見でもしておこう、なんて。]
──ん?
[通りかかった道の隣の公園から、久しく聞いていなかった、聞き覚えのある声。
つま先をくるりと方向転換。]
やー、やっぱりっちゃんか。
今日は運がわるかったん?
[公園の入り口からひょいと顔を出して、肘から先のない右手をふらりと振った。
以前のフードをかぶった姿じゃないから、「あ、あきらだけど」なんて付け加えた。]
>>248 烏
毎日仕事してんのか、物好きだなー。
[土日は掻き入れどきだが、そんな発想はない。予定が合えば休む気満々である。]
ん?そーいうもんなの?じゃあ言わねーけど……
[素直に信じてしまった。買うの方に連れて行った時の反応は見ものだっただろうが、それはまた先の話だ。]
そーか。俺は今みたいにやってけりゃいいだけだから、どこまでできんのか分からんけど。
もっと話せよ。ねねとかサギリとかとも、話してみっからさ。
[立ち上がるあなたを、ベンチから見上げる。]
おう、1ヶ月以内にこいよ?それ以上は忘れるぞ。
んじゃ、また。
[そんな、軽い挨拶をして。かつての因縁なんてさっぱり忘れたかのように、あなたを見送るのだろう。ハンバーガーをぱくつきながら。**]
>>251 花
おれには向いてねーんだもん。都会にいるから働いてるだけー。[ふてくされたような言い方]
……おう。
[自分で言い出したものの、真面目に褒めてくれるものだから照れくさくなってしまった。優しい手つきも日常的にあるものであったが、今は余計に照れが入ってしまう。落ち着かない様子でいたらデコピンで不意打ちを食らったようだ。「アッ」などと喚いたかもしれない。]
ふーん、そうなん。
どこらが気になったん?
[地面の石を蹴って、元の場所に運んでを繰り返している。あなたの話は聞いているが一所にいるのが落ち着かないらしい。]
>>250猫
[いっその事、腹いせに家に帰って店にあるもので勝手に何か作ってやろうか。そう思い始めたその時だった。懐かしい声が前からやってくる。]
…え。
[以前、最後に出会った時とは大分変わっているその姿。フードは被ってないし、何よりもふらりと振っている腕が肘から先がない。立花は一瞬誰だったけと思ってしまった、それぐらい目の前のあなたとは久方なのだろう。でも声、そして言葉の雰囲気は変わっていないのですぐ思い出せた。何よりもあなたが名を付け加えたから確信もてた。]
[立花は、そのままもっていたせんべいを放り出しブランコから駆け出した。そしてもの凄いスピードであなたに近づくと、]
―――あきくんっ!!!!!!
[そうあなたへの愛称を呼び、そのまま抱きついた]
>>244水
半日分だもの。食べられなきゃ困るわ。
[隙間生活のカンを取り戻すべく、つてを手繰り寄せてありついた馴染みの清掃バイト。それの賜物だ。人間に化ける力だけが残っていることが判明してからしばらく経った頃、――例の黒靄男をぶん噛んでやった昼のことだった。]
いいじゃない、一時的にでも元に戻れるんだから。
高尾が? ふうん、誘われているの? 人間の遊び?
[席につき、踏み台を覗く動きを追いながら頬杖の上の首を傾げる。注文は、食べられる分のお肉多めのやつ、だなんてアバウトにこなした。]
>>247歯 >>252水
[見比べられた視線に、半目を作って、口の端を上げる。]
お金を何かで包むか包まないかの違いでしょう?
>>240猫
なあに?
[手招きを受けてあなたの方へと身を屈める。ほっぺたがくっついて、なあに、って今度は笑う響きが勝った疑問符。
伝えられた言葉にも、くすくすと小さく笑い声を立てた。]
知ってるよ。
[頬をくっつけるあなたを抱きしめて、「ずっと私の大好きなぬいぐるみです」。そんなことを囁き返す。それはあなたが真実、自分のぬいぐるみであることだけが存在意義のようだった時にはあまり口に出来なかったことだけれど、今では口にできた。]
[あなたはぬいぐるみだけでなくなったって、必要な時にはきっといつでもどこからでも飛んできてくれる、大丈夫と言ってくれる。愛してくれる。
それを今も無条件に信じられるから、少しくらい寂しくったって、どうしようもなく寂しくも辛くもならないのだ。]
[そうして、あなたに注ぐ愛だって常に一緒にいなくなってもあの子だったときからちっとも変わっていない。
だから、あなたが動き出したように、いつかはあなたの両目と笑い合えるはずだと、そう思った**]
>>249天>>256水
[そりゃあ、いい笑顔だった。かわいい子に、伝わらないような求婚とか、太陽が爆発してからにしろ。なんて言いたそうな。うちの娘をそんな奴にやれるか❤なんて言いたそうな。]
[一平の楽しそうなのんきな声と、借金取りがコンクリートの準備を済ませたあとの取り立ての声みたいな猫の声。こぶしと蹴りの奏でる四重奏。
さぞ、ご近所には奇異なものに聞こえたんだろう。]
お前ェこの、洟垂らしてなに言ってやがんだァ!
[蹴り続ける扉が、叫び声と共に開く。
空を切った足は、危うくあなたの足元に叩きつけられた。
踏まなかったことにチッと舌を鳴らして]
オウオウ成桐さんよゥ。
ちぃっと話しがあるんだがなァ、ツラかしてくれや。
[ヤクザは肩であなたの身体を押して、水タバコ屋へと闖入せんとする。]
>>252水
ええ、じゃあそれで。お肉は好きよ。
アブサンって飲んだことないわ、楽しみ。
[肉も酒も好きである。聞いたことのない酒の名に、上機嫌な様子でテーブルに頬杖をついた]
可愛いでしょう?[と自慢げに言って財布をしまい]
コイツはいつまで立っても財布持とうとしないのよ。
[悪友を指さして言う]
>>256 水 >>261 猫
[いい笑顔だった。扉は壊れないように加減していたが、音が大きくなる叩き方という悪知恵は身についている。それを試す機会が来たのだ。あきらがそのような理由で扉を蹴っているとは思ってはいない。だがまあ楽しい。そうしているうちに扉が開いて店主が現われれば叩くにぎり拳を宙に浮かべたまま挨拶をする。]
おはよー。あ、違う。ばんはー。おれだ。
[街中ですれちがったがごとくのんきに挨拶を返した。]
あきらが行こうぜって言うから一緒に来た。
その、じんと常盤サンがなんとか?ってやつでさ。
オハナシしたいんだって。
[あきらが店内へ入ろうとするならそれについて行こうとする。]
>>253狐
あっ!!そうだ!ちょこれーと!!忘れていたの!
次からちゃんと加えるね!
[あなたの言葉でハッと思い出す。少しもやもやしていたのが晴れたようだ。ありがとうと、あなたに感謝を述べるだろう]
[そしてあなたから中へ促されると素直に中に入る]
ううん。今日はねー迅兄ちゃんまだ寝てたから朝ごはん食べ損ねたの!
だから今日は常盤さんのご飯で朝にしようと思って!
[促された卓の前にちょこんと女の子がよくやる所謂、べた座りをした。そして、あなたが置いたお茶が入ったコップをジーと少し眺めたあと、おそるおそる。あなたの顔を見る]
えっと…あのね。一個はね。その、立花。常盤さんにあの時の事まだ謝ってないと思って。
それに常盤さんにもたくさん心配させちゃったからその…ごめんなさいっ!
[あの時とは、騒動が明るみになった当日。水タバコ屋で起こった事だろう。聡明なあなたならすぐ察するかもしれない。あなたが何か挟む前に立花は顔を前に倒し、謝った。]
>>255天
(あれ…なんだかいつもと立場が逆転してるかも)
[彼の反応と言葉に立花はぽつりと思った。デコピンもそうだ。なんだか不思議な感じがする]
…そんな事ないと立花は思うなー。いっくん、やれば出来る子って知ってるもん。
[それを目の前の彼にいうともっとふてくされるかもと思い、それなら、このまま続けてみようかと思ったらしい]
えっとね、“勇気一つ友にして”とかかな?
勇気一つで羽を作って飛んじゃういかろすさんはすごいなーと思って!
[自分の胸に手をあてて彼にそう答える立花。どうやら彼が少し落ち着いていない事に気づいてないようだ]
…あ。そうだ!いっくんあのね!今からね、雪花乱舞の練習しようと思うの!
>>263天>>267水
[高尾氏の扉を暴虐し続けたテクニックと、あなたの知恵による殴打音に、ご近所のみならず、通りすがりの人まで関わり合いを避けるように弧を描いて歩いて行く。]
[店へと押し入れば、扉をしめるのは一平に任せた。任せたということは、閉じないことも自由ということだ。]
いっペーちゃんの言うとおりだぜ。
お前さんよぅ、うちのときわちゃんにこないだなに言ってくれたんだァ?
ときわちゃんは幸い意味もわかっちゃいねぇかわいい子だが、次にんなことすんなら、キッチリ筋通すのが道理ってもんじゃねえの?
[ゆらゆらと揺らめく口調はまるっきり、脅しつけるヤクザだ。
あ? なんてあなたの応えを待つ。]
【公園/昼過ぎ】
>>257花 >>266猫
[街からの帰りだ。開けた道を歩く時は、やはり人間の脚の方が楽だ。なんせ歩幅が桁違いだ。せっせと駆けなければならない距離が数歩で済む。だらだらと、年頃にしてはあまりよろしくない姿勢で。
折りしも通りがかった公園の入り口で、ぎゅうと抱き合った子供達を見かける。片方は見るからに見知った顔だった。今日もよくよくはしゃいでいる様子だったので、元気であることに満足してそのまま通りすがろうとし――、]
……? ずいぶん久しぶりに見た気がするわね。
[ネズミの嗅覚と、話している言葉で、少女の相手がかのぬいぐるみだと遅れて気付いた。]
>>264水
[カウンターに乗った食べ物と飲み物は、ありがとーと言って受け取り、隣へ半分押しやった。キラキラしてるのもいらん、という感想には、不服そうに口を尖らせつつ酒を一口]
ん。結構強いのね、これ。
でも嫌いじゃないわ。
[アブサンを一口ずつゆっくりと飲みつつ、ナッツを摘んで。ついでに、知り合いの青年についての話に耳を傾けていた。何を教えるつもりなのやら]
>>265花
どういたしまして。まだその遊びあるんだね。
[幼い頃にやった気がする、と少し昔のことを思い出しながら、あなたを中へと促した。]
成さんはしょうがないねぇ。
じゃあ、少し待ってくれるかい。一平が戻ったら用意するから二人で食べると良い。
[自分の前にもお茶を置いて、あなたの向かいへと正座をした。
あの時のこと、というのにあなたと遭遇したあの日のことを思い出す。その思い出した間の間に次の言葉が紡がれていて、口を挟むこともできずに謝罪を受けることとなった。]
そっか、わざわざそれを言いに来てくれたんだね、ありがとう。
立花だけのせいじゃない、とは聞いたけれど。
今、立花が元気でいてくれるならそれで良いんだよ。
>>268 花
[あなたとのやりとりの変化に彼は気付いていないだろう。不思議さがよく分からずぼんやりしてしう。]
わーたってば。もう褒めるの中断ー禁止いー。
[からかうような口調のていは取っていたが焦りの感情は明白であった。]
そういえば、そんな歌詞あったな。
まー一人で働きもんだよな。勇気、ねえ。
[少々考え込むように単語を呟いた。]
いいぜ。 雪花乱舞ができるまで朝から晩までみっちりしごいてやる!
[練習に付き合うといっても基本的に見ているだけだろうが、何故か偉そうである。仁王立ちをし腰に手を当ててあなたの前に立つ。]
>>264水 (>>271歯)
[同じでいいと頷きながら、押しやられてきた水と一人分のナッツ類を取る。クルミを探り出してコリコリとつまみながら、不便だなんていう店主へ、]
不便なほど溜め込まないもの。
高尾もだけど、包む必要があるほど貯めるのも、気長な話じゃない?
[などとのたまい、次のクルミを指で探った。
尋ねたことの答えに窮したか、店主が頭をかく間、実に楽しみだと好奇心に満ちた目を向けていた。言葉が返れば、]
……そう。彼、なんだかんだまた楽しみ始めたのね。
[なんて、どこかしみじみと呟く。]
行ったら、感想でも話してもらおうかしら。
>>272花
ふぉっ。
[ポンポンと撫でていたあなたが急に顔を上げたから、またそんな驚きの声を上げたし、少し背筋も伸びた。癖だ。]
……ん。それが一番だよ。
でもときわちゃんは、りっちゃんにそんなふうに思って欲しくて話したんじゃないよ。
[彼女は自分にさえ、自分を責めすぎるなと、そう言うような人物だ。きっと話したとしても「あきらも心配していたよ」とか、その程度のものだろうと思う。]
心配は、したけど。りっちゃんがまた元気になれたんなら、それでいいんだよ。
[ぽん、とまたあなたの肩を腕が撫でる。]
>>270鼠
[これだけ違っていれば、そんな反応も想定の範囲だ。ともあれ、たまたま捕らえたその声に、ン、と振り返る。]
──……、……あぁ、ねねさん。
そりゃあ、お互いさまだよ。
まあ……なんていうか。元気そうで、よかったけど。
>>267 水 >>269 猫
[この小鬼はなんとなく親友に頼まれたからという理由だけで存在している。そこまで成桐の混迷を招いているとは思ってもいないだろう。堂々と店内に押し入った。扉はあきらにまかされたついでに閉めておいた。開けたら閉める、神社でも習った。]
おう、あきらがこんな感じなんよ。[あきらを指を指す。指さなくても通じるだろうが。]
ぷろぽーしょん?したんだって?そういうのはちゃんと説明したほうがいいみてーだぜ。
[扉を閉めたらあきらの後ろからひょっこりと覗くようにしてそんなことを言い出すんだろう。]
>>269 猫
[継続は力なり。経験が活きたな。そんな事成桐が知る由もなく、高め合う技術力に呆気なく領地に攻め込まれてしまった。ドアはしまった。良かった。これ以上クズだと思われると、生活がやばい。]
あっ……あ、まさか、あれか……!プロっ……そういうのとは違……くそっなんで伝わってんだ!?
[アキラが殆ど罵倒の勢いで告げる言葉に、思い当たりがあるのだから逃げ場がない。内心頭を抱えた]
[あれは酒に酔ったばかりにうっかり吐露してしまったもので、後々の反応を見るに、トキワは真意に気づいていないらしいと胸を撫で下ろしていたところだったのだ。酒の勢いというのがタチが悪い。知られたら殺られる。次は多分よくて5歳児、最悪粉末状である。]
つ、通じてねーなら、いいだろ……!?
だいたいアキラ、お前になんの関係が……いや関係はあるな。[大有りである。多分一番ある。]
いや、でも、筋ってなんだよ……。
[たじたじと距離をとろうとしながら。もう正座しそうな勢いだ。]
>>275鼠 >>277水
包まないから、お金も居心地悪くて貯まらないんじゃない?
[とかなんとか、悪友に横から口だけ挟んで。自分もピーナツをひとつ口に放り込んだ]
まあ――まあね。高尾ちゃんみたく、会社員とかじゃないけどさ。
強いお酒、好きよ。風味もなんか不思議で……ちょっと薬っぽいけど。
[そんなことを言っているうちに、料理も出てきた、わーい、と呟いて、暖かいうちに突き始める。「仲が良かったんだな」……一瞬反応が遅れたのは、口の中に食べ物が入っていたからだ。それを飲み下すまでの間、悪友がどう答えるのかと視線だけ向けた]
>>273狐
あ、でも迅兄ちゃんあまり責めないでね?
昨日忙しかったみたいできっとくたくただったんだと思うの。
うん!そうするね!ありがとう、常盤さん!
[彼の遅起きに対して以前は結構怒って愚痴っていた立花だが、あの事以来色々彼との距離感掴めた…かもしれない。だからこそ今回は今後怒られるかもしれない彼を心配し、弁明をする]
うん…どうしても、謝りたくて…
[そういう立花の表情はどんどんと、暗くなる。どうやら謝る事が本題ではないらしい。そしてしばらく間が空いた後、立花はポツリと呟いた。]
ねぇ…常盤さん…償いってどうやったらできるの、かなぁ?
>>274天
[彼の反応にへへっと楽しそうに笑うと満足したのかそれ以上褒める事はなかった。]
うん。そうだよ。
…ねぇ、いっくん。勇気一つ友にしたいかろすさんが頑張って飛んで見た景色は…素敵だったかな?
[何か考えている彼にそう問いかけた。本意はあまりなかったりするが、何故か立花は彼がどう答えるか気になったようだ。]
やったーー!よし!
お母さんの雪花乱舞を一から全部見て覚えてるのはいっくんしかいないんだから!
ちゃんとできているか、しかと見届けよ!!
[偉そうな彼の態度はもはやいつもの流れだ。だから立花は同じように偉そうに答える。腕を組みドヤァと得意げな顔をした]
>>278天>>279水
[かえって丁寧な、しつけの行き届いた一平の動きは、このやくざまがいのぬいぐるみと合わさって、この空間を困惑と狂気の場に変えているやもしれぬ。計画通り。いや計画はしていないが。]
そうそれ。プロポーズ。
──ときわちゃんがなんか妙なこと言ってたからなぁ、詳しくしたら、あ? なんだ?
通じてねえプロポーズなんざ、飯の種にもならねえんだよなァ。言って満足? 自己満足? まだ慌てる時間じゃない?
そんな男にうちのかわいいときわちゃんをやれるか? なぁいっぺーちゃん。ときわちゃんが嫁に行くなら、ときわちゃんを幸せにしてくれる男じゃねえとだめだよなぁ?
[距離を作るあなたに、顎をあげたぬいぐるみはじりじりと迫っていく。]
>>276猫
[今は泣きそうな顔しているがいつもこうやってぎゅむぎゅむ抱きながら、ふとたまに顔を上げ彼を驚かせるのを、立花は好きだったのかもしれない。]
…うん。立花も、だめだなって思ってるんだけど…やっぱり、謝りたくて…
[自分を責める性格は立花はわかってはいるもののすぐには直せなかった。それでも、自分をわかってくれてこうやって慰めてくれる人がいてくれるのが、立花の力になる。今も撫でてくれている肩がとても、暖かかった。立花は右手であなたを掴んだままだが、あなたから一歩離れ見上げた]
うん、ありがとう。あきくん…
立花、こうしてまたあきくんと出会えて本当に嬉しいよ!
[そうしてニッコリと笑った]
>>270鼠
[目の前のぬいぐるみのそのまた後ろから聞き覚えのある声。立花はヒョコと顔を出し、その人物を見た。]
あ!ねね姉ちゃん!
[そう呼ぶと立花は嬉しそうに左手でふりふりと手を振った]
>>282 花
わかんねーよ、おれいかろすさんじゃねーし。
でもよ、そんな頑張ったんならいかろすさんは満足したんじゃねーの。
多分、山登りみてーなもんだろ。
[しぶしぶと答える。まとまっていないようでそのまま考えたことを言った、そういう感じ。]
ふふん!いつまでもつかな!
[対抗して背伸びをしてみる。足先がプルプルと震える。あなたより高い位置にありたいだけである。そのうち耐えられなくなり、足を下ろすだろう。そうして得意げな顔から、少し柔らかな笑顔を浮かべ伝えた。]
おれに雪花乱舞一番最初に見せてくれんだろ、がんばれよっ!
>>284鼠
[多分あなたにまともに顔を見せたのは、あったとしても目覚めてまもなくの頃に少し、その程度だと思う。左右の眼の色の違いに、あなたが気づくかなんて知らない。]
──そうだねえ。
ときわちゃんがねねさんを許してたから……[許してた、というよりも、あなたに申し訳ない、とそんな雰囲気だった。]……あたしが、どうこう言うことじゃないしね。
どうもありがとう。壊れたものは、案外に直せるんだよ。
生き物の身体みたいに、謎や神秘はないから。
[少女の肩を腕で撫でながら、ぽつりとそうあやかしは言う。]
……そりゃね。高尾に、ときわちゃんに、いっぺーちゃん。じいさまも。そんだけポコポコ生き返ってりゃ、なんかもう、ああ、そうかーってなる感じ。
>>277水 >>280歯
缶詰は食べられる時に食べたいじゃない?
お金の居心地よりお腹の心地が良い方がよっぽどいいわ。
[店主と悪友の言葉にやり返す間、くるくるとナッツ皿の中を指で物色していた。]
[酒に関するやりとりは横耳に、時折「よく何ともなく呑めるわよね」なんて呟きを差し挟んで。料理がくれば皿を引き寄せる。毎回のようにスプーンの上で飯を冷ましている間、店主がしみじみと聞いたので。]
――まあね。居ないとつまらない、ってところかしら。
[なんて軽口めかした調子。次の言葉に答えるまでには、スプーンが一度口に運ばれるまでの間があって、]
アタシを何だと思っているの? 何処へでも行くものよ。
[くすくすと笑む。]
>>285狐
どうなんだろう…立花も昨日いなかったんだよね…
帰ってきたらその…なんかげっそりしてた…?
そっか…それなら立花安心だ!
[うーんと昨日の迅の様子をなんとなく思い出しながら疑問系に答える。どうやら何があった聞いてもはぐらかされたようだ。しかしあなたが怒らないと聞いて、安心はしたらしい]
迅兄ちゃんの事もそうだけど…
うん…迅兄ちゃんとは魂だけになった時にお話はしたよ。
迅兄ちゃんは気にするなって言ってくれたけど…どうしても立花が許せなくて。
[そうポツリと呟く声はだんだん暗みをおびていく。]
それに、もし立花は迅兄ちゃんを殺さなかったら、沙霧姉ちゃんも、ねね姉ちゃんも、常盤さんも、いっくんもっ!死ななかったかもしれない。あきくんや高尾兄ちゃんも苦しい思いしなかったかもしれない。
[少しずつ吐露していく感情。立花の本心。それと一緒に涙もポロポロと出てきたようだ。]
…生き返ってからね、たまに夢で…迅兄ちゃん達が死んだ時のを見ちゃうの
だから、どう、したら、いいのかなって…
>>286花
[ポンポンとあなたの肩を撫でていた。頭や背も慰撫したいけれど、あいにく手が届かない。]
だめじゃあ、ないよ。謝りたい、言葉にしなきゃりっちゃんが歩き出しにくいんなら、そうすればいい。どんな方法でも、りっちゃんが歩き出すって結果に繋がるんなら、それでいいんだよ。
謝り続けて歩き出せないってのは、ダメだよ、ってだけだからさ。
あたしも、みんなも、りっちゃんが元気ならそれでいいの。
[離れてこちらを見上げるあなたの頭を、ぽんと腕で撫でる。いつかのように乱雑に、元気つけるみたいな仕草。]
どういたしまして。
あたしもりっちゃんに会えて、またぎゅーってしてもらえるの、嬉しいよ。
そうやって笑ってくれるのもね。
[笑う頬をつつく指はなかったから、にかっとこちらも笑って見せた。]
>>279 水 >>283 猫
え、マジで常盤サンにぷろしゅーとしたんか。
[半信半疑だったらしい。そもそも単語が間違っているが。二人の主張を聞き終われば自分も一応、と]
ぷろぽーずって結婚式をする前にするやつだよな。通じないと式できねーんじゃん。山の社会と都会じゃー勝手が違うみてーでな、おれはまだ都会のはよくわかんねーけど。
沢山女囲ってる奴も力と頭どっちもあるやつじゃねーとだめなんだぜ。
力馬鹿でもあたまでっかちでも女は逃げる。
じんは強いけど、常盤サンも強いからな。
[二人ともずれた基準で話してしまう。あきらから同意求められれば]
ま、おれも常盤サンが幸せに暮らす方がいいからさ。じんも幸せがいいだろ。
だから、あきらは大丈夫か?って聞いてるんだろーさ。
[と同意するような返答をするだろう。じりじりと迫るあきらに2,3歩遅れてついていく。]
>>287天
そっか…そうだよね。
うん。立花もいかろすさんが満足いくぐらい、素敵な景色見れたんじゃないかなって思うの!
[まとまってなくてもどうやらよかったらしい。とりあえずしぶしぶと答える彼に満足したようだ。]
なんだとーっ!
[本来でも彼の方が少し上だが、やっぱり男のプライドがあるらしい。それから彼の笑顔を見ると、立花も同様に笑顔を浮かべた]
うん!頑張る!!えいっと!
[そう言うと一歩後ろに下がり、両手を広げた。すると雪が立花の周りを覆うように舞った。そして立花がくるりとゆっくり回り終えると雪も晴れる。するとそこにはいつものセーラー型のワンピースに帽子ではなく、白い着物に藍色の帯の姿になった立花がいた。そう、これこそ本来の姿。これにいつもならみのぼうしを被っているが踊る時邪魔なので取っている。]
>>287花
[振られた手に小さく振り返す。笑顔が増えたあなたへ、「今日も元気そうね」と少し遅れた挨拶の様な声をかけた。]
>>288猫
[あなたを噛んだ頃の記憶はあれど、顔の記憶まではおぼろげだ。その後出会ったあなたの顔はいつも、フードの下であったから。つまりは、その目が元からそのような形であったか、何かの賜物であるのかは判断できなかった。]
……そう。
[常盤とは、生き返ってから結局、さほど顔を合わせることができていない。黄泉との狭間で笑み合って、そのまま真っ先に、"元のねぐら"へ帰ってしまえば良かったはずだろうに。どうにも返ってきて以降、期を逃したままだ。あの社の神様だって、生き返しはしたのだから、今更鉄槌など下さないだろうが。]
……その気がないなら、そうさせておこうかしらね。
そう聞くとモノの身体も便利そうね。
あなたみたいに動ければ、なおのこと。
並べ立てられると、気前が良かったのがよくわかるわね。
>>289鼠 >>292水
ほんとコイツ、色気より食い気なのよね。
[缶詰がどうこうの話に、やれやれと溜息をついて。禁酒していると聞こえてくれば笑った]
子供じゃあねえ。人間社会の規則はめんどくさいのよ。
まあしばらくは、誰も見てないトコでやんなさいな。
[実年齢が高そうなことは解っているから、止めるつもりはなかった。酒は適度に水や氷で割りながら頂く]
――ま。確かに、いなかったらつまんないかな。
平和なら尚更ね。口喧嘩の相手くらいいなくちゃ。
一人くらいこーゆーの居ると、退屈しないわよ。
[アンタも探してみたら、なんて笑って見せて。他愛もない話を続けたのだろう。――それから、ここの常連が一人増えたことは、平和な日々のほんの小さな後日談**]
>>290花
[あなたの吐露される本心を黙って見つめながら聞いていた。
それから少し間があいて、ゆっくりと口を開く。]
厳しいことをいうけどね、立花。そりゃ傲慢ってもんだよ。
傲慢はちょっと難しいかな……うーん、立花はそんなに偉くない、かな。
[これもちょっと違うかな、と首を傾げてから、]
支配陣営のやつらは、自分たちの意志や理想があって戦ったんだろ。私たちも今の平穏を守りたくて戦った。その中でもちろん苦しいこともあったさ。
――でもね、立花がそれを自分のせいって言っちまうのは、そういう皆の考えや意志を全部無視してることだよ。
少なくとも私がねねを殺したの自体は、立花は関係ない。勝手に背負うのは失礼ってもんだ。
[分かるだろうか、というようにあなたへと首を傾げた。]
立花が成さんを殺しちまったのは、何か取り憑いてたせいだって聞いたよ。
殺された側に許されると、逆に辛いこともあるだろうけどね……。
自分が許せないってなら、しっかり自分と話して、次そうならないためにはどうすれば良いか考えるしかないんじゃないかい。
【駅前・ランチタイム過ぎ】
[自堕落な生活とカチコミを満喫する毎日の中、散歩の途中。転がり込んだ居候先で一日のんべんだらりとしているのも、今ではすっかり飽きた。なじみのリサイクルショップやジャンク屋をまわって、最近の相場をチェックした途中。
さすがに少々くたびれて、駅前のベンチにどさりと座り込んだ。
街を行き来する人々や、同じくベンチで新聞を読む人、待ち合わせをする人、遅い昼食をかじる人──そんな人々をぼんやりと眺めて、「今日もいい天気だなあ」なんて思った。]
>>歯
[もしあなたがここを通りかかっても、風貌がすっかり変わったこちらにすぐ気づくのは難しかったかもしれない。
それとも、あの日あなたと戦った左腕が全くなくて、右袖も風にそよがせていたから、もしかしたらあなたはあれ、なんて思ったかもしれない。
いずれにせよ、あなたがこの駅前を通りかかったなら、ぼんやり人々を眺めていたこのぬいぐるみは、声を掛けると思う。]*
>>295 花
そか、りっちゃんもがんばったんだな。
ふふん、えらいじゃねーの。
[ふと黒いモヤとの戦いを思い出す。彼女の決意した表情。あれ以降甘えたは直っていないが以前と違う雰囲気は感じ取れていた。満足げなあなたの表情を見れば口元を歪ませただろうか。]
うおっと。
[こちらに雪が舞ってくるのを腕で防いだ。腕を顔から外せば白い着物になったあなたが見えただろう。服装が変わるだけで印象は変わるものだなとさすがにこの小鬼でも実感しただろう。
そうしてあなたの練習を見守るはずだ。]
>>283猫 >>293天
[滔々と流れ出るような脅しとのんびり諭すような声が交互に生み出すリズムに頭が混乱してくる。アキラはともかく一平はなんでここにいるんだ。お前の山どうなってるんだ。]
俺のとこは妻4人までってあったし、同胞連中は女気に入ったら攫ってたけどな。一平、ここでは男1人女1人がフツーだし、あと多分金もないとやばい。
[混乱のあまり冷静に解説を入れてしまった。ちなみに妻4人娶るのも普通に経済力と社会的地位がいる。どちらにせよ遠い世界の話だ。]
い、いいんだよっ自己満足でっ[沸騰した頭から、遂に本音が流れ出始める。]
ああそうだよ、トキワの幸せって俺といることじゃないかもしんないだろ!?トキワ言ってたからな、皆笑ってて、毎日平穏なら幸せだって!俺もその一部かもしんないけどな、全部じゃないだろ!?それなのに俺のものになれとか言っても困らせるだけだろ!?
だから言う気なかったんだよぉくそ……
[そしてとうとううずくまる。矜持らしきものは0である。]
幸せにできるかは、わからないけど。
こないだみたいなことがまた起こった時に。あいつが、トキワが、やりたくない戦いに、でも皆を守るみたいな理由で出なきゃいけないなら。それが、今の役目のせいなら。
全部やめてこっち来てもいいって、それだけ思ってる。それだけなんだって……。
[蹲った状態から、顔を上げて。怪訝そうな顔で]
なんで肉の話してんだよ
>>291猫
[立花も頭も撫でてほしくなった。でもそれはわがままになると思ったようで、顔をあなたの体にポスンと埋める]
あきくん…うん。立花、同じ事繰り返さないように、頑張って、前に進む…
立花も、あきくんやみんなが元気なのがホッとする
[そう言った後、すぐさま“もちろん立花もだよ”と付け加えた。どうやらまだ自分を入れるのも本人改善点の一つらしい]
うん!!立花、これからあきくんといっぱい会って、いっぱいぎゅーってして、いっぱいお話して、いっぱい遊んでもらうの!!
[あなたの笑いに立花は満足したようで、またぎゅっと抱きつく。どうやら今まで抱き付けなかった分今抱きつくつもりのようだ]
>>269鼠
うん!ねね姉ちゃんも元気そうでなによりなのだ!
[彼女の挨拶に立花も笑顔で答える。そして何か思い出したようで目の前のぬいぐるみの彼女を抱きしめながらねねに聞いた]
ねね姉ちゃん、今日常盤さんからおせんべいいっぱいもらったの!
一緒に食べない?
[そして抱きしめている彼女も見て“あきくんも!”というだろう]
>>305>>306 水 >>307 猫
へー……男一人に女一人は知ってたけど、金か。金が大事か。都会は大変だな。
[成桐の説明に納得しながら小さく頷いている。]
や、おれだって、皆笑っててへーわが一番さ。[先ほどまで騒音で乱していた輩が言う。]
ハムはともかく、その、ぷろぽーずは伝えることなんだろ。
じんは常盤サンに伝えきらなくていいのか?我慢はよくねーぞ。
それに言わねーと困るかもわかんねーじゃん。おれも、常盤サンは守りたいけどよ……。
[後半は真剣な表情をして聞いていたようだ。だが、>>307の願い出には即座に頷いた。]
おっじゃあ、いくぞ?
[既に振りかぶりつつ、何故か問う先は成桐である。
返事次第で強弱の調節はあるだろうが、結局拳が頬に命中するのだろう。]
>>292水 >>298歯
そういうことこそ腹を満たしてからすべきだわ。
[悪友の溜息にしれっと呟きを乗せた。
それから、目の前の店主が、溜息と言葉を混ぜて吐き出すのを、遠慮もなくクスクスと笑う。]
誘ってもらってるんでしょ? どんどん乗っかっちゃいなさいな。
[スプーンで飯の中の肉を集めながら、悪友の言葉を聞いた。それはこちらも同じだ、悪い気分ではない。けれども、口から飛び出させるのは、]
ホント。"こういうの"がいるとね。
[なんて、ちょっとしたやり返し。そして悪友の言葉に続くように、店主の呟きに言葉を返す。]
平和かどうかはともかく、日常よね。
あなたの大好きな"今の生活"じゃない?
[笑んでみせてから、肉の積まれたスプーンを口に運んだ。その後も雑談は続くのだろう。日常もまた、きっとその延長線上に続いていく。ささやかな変化に彩られながら。**]
>>306水>>309天>>311水
おう、よろしく。
[こちらもこちらで成桐に歩み寄りながら、気軽な依頼だ。
しっかりストレートが入って倒れる成桐へと、ごつりごつりとミリタリーブーツの足音を響かせて、上半身だけ起こした彼の前に立つ。
今だいぶ、腕がないことを後悔した。人生は後悔の連続だ──いや今それはどうでもいい。胸ぐらを掴めないのが非常に面倒くさい。]
やりたくない戦いに、みんなを守るために、今の役目があるからでなきゃ行けなかった? それならやめてこっちに来い、だ?
──成桐てめえ。
ときわちゃん舐めんのも、いい加減にしろよ。
[あなたの真横、見下ろす位置に片足をヤクザのごとく振り下ろした。大丈夫、踏まない。]
>>306水>>309天>>311水(>>312続き)
ときわちゃんが、なんで甦ったのか知ってるか。
神さまとやらに気に入られたからだよ。毎日神社でいい子にしてて、そりゃあこの子はいい子だとばかりに、7つもとうに過ぎたってのに、かみさまのとこに連れて行かれて、甦って神さまのお使いだよ。
そうなったのは、ときわちゃんの意志じゃねえ。
けどなあ。
ただのお役目だの義務感だので、あんなしんどいことに、立ち向かえるかよ。
ときわちゃんが、みんなを守りたかったんだ。
それが本性であれ本能であれ、そう思って、ときわちゃんはそうした。
それはときわちゃんの覚悟で、誇りだ。
どんだけしんどくっても、そうと決めたら、戦えるのがときわちゃんだ。
──逃げていい? やめていい? そんなもんは、ときわちゃんの誇りも覚悟もぶち折ることだろうがよ。
本気でときわちゃんに向き合うんなら、その戦いの中で支えてやれよ。しんどいときに、大丈夫って支えろよ。
ときわちゃんが間違ってんなら、同じ戦いの中で寄り添って、それは違うって邪魔してやれよ。
ときわちゃんに寄り添う覚悟もねえ男に、うちの娘をやれるかってんだ!
[最後は爆発したような怒声。]
>>303猫
どうこう言う気。
あなたがやりあう気ないなら、それがいいわってこと。
[芝生が赤くても「ふうん」と納得したような、していないような返事があって。]
モノはモノ同士同胞みたいなものかと思っていたけれど。
ネズミとネコが別物みたいなものかしら。
見てはいる気がするけれどね。
案外、放っておくつもりで、見ていられなくなったのかもしれないわ。
やっぱりやめた、みたいに。
>>308花
[あなたの笑顔に笑顔を返したけれど、続いた言葉に返答するまでは数秒の間があった。]
……おせんべい?
[最後に神社に居た日にも、米が焼けるにおいがしていた。共に発された名前に、そんなことを連想させられたせいだった。そんな間が過ぎて、普段の表情を取り戻す。]
そうね、貰えるものなら貰うわ。
>>299狐
偉くない…
[ふと顔をあげ、あなたの厳しい言葉を立花は繰り返す言った。その後首を傾げるあなたをみて立花も首を傾げたのかもしれない]
でも…ねね姉ちゃんがお屋敷を襲ったのもきっかけが立花だったらっ…―――あ。
[そこまで言って立花は気づいた。たとえきっかけが自分であれ、やると決めたのはねねだ。もしかしたら自分の事の他にも色々理由があって考えて決めた事なのだから。だからねねは自分で決めて自分で動いた。常盤も自分が守りたくて守った。沙霧も覚悟して一平と戦った。一平もそれをわかって逃げずに立ち向かい彼女の腕をひこうとした。皆、皆自分で決めてやったのだ。確かに、それを全部立花が背負うのは…勝手で…偉そうだ。もし、例えば親しい誰かが自分の決めた事を自分を無視して勝手に責めていたら…自分は、悲しいだろう]
[立花は、そこまで考え付くとあなたの問いに首を縦に振った。涙はもう止まっていた]
(自分は…どうすればいいか。どうしたいか…)
…決めるまで時間、かかりそうだね
[そうポツリと苦笑いしながら呟いたその言葉はしっかりとあなたに届いているだろう]
>>308花
[ぽすんと抱きついてくるあなたの頭を、やっぱり腕で撫でる。手さえあれば、かいぐりとあなたの後頭部を抱いて自分の身に押しつけるだろうけれど、いかんせん腕だけでは短い。]
うん、そうして。それがみんな、いっとう嬉しいからね。
[付け足された改善点に、そっか、と笑って返す声は柔らかく響いただろうか。]
そっか、嬉しいよ。
いっぱい遊ぶためにも、あたしも早く手とか直さなきゃだ。
直ったらちゃんと遊びに誘うから、その時はたくさん遊んでね。
[抱きつくあなたを受け止めて、嬉しそうに笑った。
おせんべい、には「そうだね」なんて、わけてもらうだろうか。]
>>311水 >>312>>313 猫
[ストレートは綺麗に決まった。成桐相手なら人間態で済む力であれば怪我などは大丈夫だろう。そんな予想もあり躊躇はなかった。ただし思ったより吹っ飛んでしまったことに自分でも驚いてしまった。
上半身だけ起こす成桐にごめんなどの謝罪はしなかった。あきらの発言に納得していたからだ。]
まー…おれもあきらの言ってる事は分かんぞ。
常盤サンだって、神社の仕事嫌々やってるわけじゃねーだろ。
おれは神社に長くいたわけじゃねーけど、常盤サンが真面目にやってるのわかんもん。
ここの従業員の仕事だって好きだと思うけどさ。それとこれは違うだろ。
でもどうしても危ないからやめろっ!ていうならさっさとつれてきちまえばいいのに……。
[鬼の発想を付け加えつつも、自分の言葉であきらの発言にに同意した。]
>>314 猫
おーよ。決まったぜ。
[あなたの変わりかサムズアップをして返した。一仕事終えた、そんな充実感のある笑みだ。]
>>312 >>313 猫
[胸に、ずんと重く、あの日自身を殺した柱が刺さったような。腹の底が冷えて、手足が冷たくなって。代わりに、しんと冷えた頭の中にひとつだけ炎が灯るような感覚。睨みつけた。射殺さんばかりに]
それが、あいつが優しいから選ばれたんだとしたら……んなもん呪いだろ!
優しいから選ばれて、優しいから覚悟しちまって、優しいから親友を殺すなら全部呪いみたいなもんだろうがっ!!
[きっと逃げない。知っている。分かっている。守りたいものがいる限り、あの人は、たとえ自分がどんな立場でも苦しみを飲み込んで立つだろう。そんなことはもうとっくに知っている。けれど!]
「俺が」耐えられねぇんだよ、だから言ってんだ!!代わりに殺せっていうなら誰でも殺すさ、でもそうじゃないのだって分かってんだ!!
[寄り添え?支えろ?傲慢だ、傲慢だ傲慢だ、どれだけそうしたかったか分かるか、死後の触れられぬ世界で何を見たかお前に分かるか、届かない言葉をかけ続けるだけの「痛み」が、お前に!!]
>>315鼠
どうこう言う気は、今はないよ。
また、話を聞きたいなって思うだけ。そしたら、またどうこう言いたくなるかも知れない。
[ちらりと自身に抱きつく少女を視線で示す。今話すことでもない、とだけは伝わるだろうか。]
そんな感じ。生き物は自分のために生まれてくるけど、物は人のために作られるから。考え方は似てても、ご近所さんみたいなもの。
──なるほど、そんな感じかもしれないや。神さまとやらの考えることはよくわからんもの。人を見る目だけは、あるんだろうけど。
でも、まあ、……続いていくのは、悪くないから、一応は感謝しとこうかなって感じだ。
>302天
えへへ…うん!…でもあの時、立花だけじゃないよ!
いっくんがいて、迅兄ちゃんがいて、ねね姉ちゃんがきてくれて…
皆がいたから立花本当に頑張れたんだよ!
それに……いっくんが立花の事を守ってくれたからね。
[彼の褒め言葉に立花は照れて笑う。彼の言葉からあのときの戦いを思い出しているのかなと立花は思った。伊達に長年幼馴染をしていない。だから立花は改めてあの時の気持ちを伝えた。最後の一言は、本来なら心に落とす言葉だか今ははっきと言葉にだしている。]
[それから立花はもくもくと練習を続ける。雪花乱舞はもともとご先祖さまが人間の日本舞踊にはまった時、雪とともに踊ればもっときれいに舞えるのではと思い始めたことだ。特に母親がこの雪花乱舞を十八番としており北の国の妖怪達の間でも評判だったらしい。だからこそ、難しいが立花は脳裏で母親が舞っていたあの時を思い出しながら舞う。]
>>319続き
[……けれど。言葉にはしない。その苦しみを、一番味わってきたのも、きっと目の前のこいつだ。声を持たぬ頃、体を持たぬ頃。おそらくは、寄り添うことしかできなかったその痛みを誰よりも知っているのが、このあきらという存在だ。分かってる。分かっている。]
[長い、息をついて。頬から下ろした手を床について。目を閉じて呼吸を落ち着ける。]
あいつが選ばなくても。選ばないのはわかってても。
どこかに逃げ場があるってことが、救いになるって、思ったんだ。
……お前の言ってることは、正しいよ。
分かってる。あいつは立ち向える。俺なんかよりずっと。だからあんなボロボロになって、だからあんな風に死んだ。
……俺、生きてても。
できたかわかんねーもん。
勝手にキレて、勝手に戦って。余計傷つけただけだろ、きっと。
……だから俺じゃないって、そんなの、分かってんだよ。
俺、リッカも救えなかったのに。お前らみたいに強くねーから。
ああくそ……悔しい。
悔しいな……。
>>316花
そう。
[繰り返された言葉に頷いて返す。
続いた反論に口を開きかけて、あなたが何か気づいた様子だったから口を閉ざした。
あなたが頷くのをみて少しだけ笑う。]
分かってくれたならいいんだ。
立花が悲しいのもわかるけど、他の人の気持ちを無視しちゃいけない。
それに、立花が自分を責めて悲しんでると、悲しいよ。要らないものを背負い込んでるなら猶更ね。
[ポツリ、と貴女には似合わない苦笑と共に落とされた言葉に頷きを返す。]
まずはこうやって、私や成さん、一平なんかに相談すればいいさ。
何も言わずに始めちまった立花には、これも進歩だろう?
[そうして卓から少し斜めに体を外した。軽く自身の膝を叩いて示す]
死んだの見ちゃって辛いのは、抱きしめたげる位しかできないけど。
>>319水
[射殺すようなまなざしに、こちらはスッと視線が冷えた。]
呪いだから、なんだ。その呪いに耐えられないとでも言うのか。
それは、耐えてるときわちゃんに対する侮辱だぞ。
苦しんで悩んでしんどくて、それでも乗り越えるのが、ときわちゃんだ。
一人じゃ無理かもしれねえ。……なら、周りが支えればいい。その、支えてくれる周りの人を得られるのも、ときわちゃんが今まで頑張ってきたからだ。
ときわちゃんを、お前基準の、小さい、弱い女にしたいのか。
お前の言ってることは、自分が耐えられないから、ときわちゃんに誇りも矜持も捨ててくれって言ってるのと、どう違うんだ?
惚れた女のために、自分も共に痛みを背負うと、何故言えない。
自分のためにときわちゃんの一部を投げ捨てろという男が、どうしたらときわちゃん「を」、しあわせにできるってんだ。
寝言いうのも、大概にしやがれ。
>>319水(>>325続き)
[それはあなたが長い長い息を吐き出して、激情を吐き出すまでの追い打ちだ。
「あんな風に死んだ。」
こぶしがあれば握りしめただろうが、あいにく両の腕はない。だから歯ぎしりみたいに偽物の歯を鳴らしただけ。]
──……あぁ、死んだよ。死なせた。
[違う、これは自分の痛みだ。ときわちゃんのためのものじゃない。一度口を閉ざす。]
それでも、ときわちゃんの選んだ道だ。死んだのが正しい、仕方ないなんていってねえから、勘違いすんなよ。
ときわちゃんの選んだ道をいくのが、ときわちゃんの生き方だろ。
ときわちゃんに寄り添う以上の、そうしてあのこのしあわせを願って動く以上の、一体何ができるんだ。
悔しいだのなんだの言ってるうちは、ときわちゃんは任せらんねー。
悔しいのもしんどいのも飲み込んで、それでもときわちゃんに寄り添える度量つけてから、出直しやがれってんだ。
>>321>>322 花
うお、お前もそんときのこと考えてたんか!おれもだ。あのときはじんが先陣切ってくれたし、ねねが来てくれて助かったな。
……おれは。おれはりっちゃんを守れなかったらかあちゃんに怒られちまうからな。当たり前だろ。
[あなたに考えていることが分かれていてむず痒かったが嬉しかった。はっきりと言葉にされた気持ちには自分も素直に答えた。ずっと甘えただと思っていたあなたも変わりつつあるのだろうか、そんなことを思った。]
[しんしんとふりつもる雪には懐かしさを感じただろう。詳しい文化を知っているわけではなかったが神聖なものであることは彼にも分かっていた。無言で見守る。]
(こういう踊りしてるとき何考えてんだろ)
[幼馴染の”かあちゃん”はとても綺麗だった。そんな大人になるなんてだいぶ先だろうと思っていたのに。だぶらせた表情には首を傾げいやいやと横に振った。少々頬が赤い。]
>>329続き
[それからおせんべいのくだりになり、鼠の彼女から肯定をもらうと、立花は嬉しそうに頷いた。]
…あれ?
[ところが、どっこい。その問題のたくさんのおせんべいが入っている袋は手にない。背負っているリュックには当然ない。だって、今しがた食べる為に出したのだから]
…あ。
[そしてその出したおせんべいの袋は。さきほどもっていた一枚のおせんべいを持っていた手の。反対側に抱えるように、持っていたはず。]
[立花はバシュっとブランコを見た。あきらに駆け寄る際に落としていったせんべいは地面とキスをしている。そしてそのとなり、そこに袋はあった。数枚せんべいをまきちらして]
ああああああ!!!
[そして立花は2人になにも言わず慌てて、せんべいの元へかけていく。脳裏に食べ物を粗末にしてはいけないという常盤の怒った表情を思い浮かべながら**]
>>327鼠
そのうち乾パンでも持っていくよ。
[高尾が買ってた、なんて付け足した。]
──そうだね。だから、恨むのも“どうして最後まで使ってくれない”、“作っておいてなんで無駄にする”なんて、そんな感じだ。ただ生きてるだけじゃなくって……自分の命の使い方が、最初っから決まってる。
ロボット三原則、だっけ? アレに縛られてないだけかもしれんね。それでも、……動き出したら、そうも行かないんだろうけど。
[その話をしたのもずっと前に思えるし、あなたがかじって動き出したのは、はるかに昔のように思う。
どこか懐旧を思わせる呟きを零してから、]
ときわちゃんが仕えてる相手だしね。
よくは知らないけど──でも、敬って損はない、とおもう。よ。
>>325 >>326猫
噛み合わねぇな。はじめっから。
[吐き捨てた。再び目に火を宿して睨みつける]
耐えられるだろうさ。けど、そもそも、んな痛み味わう必要ないって、俺はそう言ってんだよ。
あいつが選んで耐えるなら俺もごちゃごちゃ言わねえが。選ばされたって、他に選びようがなかったって、誰が否定できるんだ。
だから。はじめっから。言ってんだろうが。
自己満足だって
[ゆらりと立ち上がる。今、間違っているのは自分だ。正しいのは、あいつだ。分かっているけれど。服についた汚れを、パンパンと払って。]
お前、自分ができるからって、人にもそれができると思うなよ。
お前がいる限り、誰もあいつのそばに寄り添えるわけねーだろ。わかってんのか。あのなぁ。お前以上にはなれねーんだよ。
[血を吐くような声でそう言った。血は、流れていないけれど。]
あいつが日常を愛する限り。俺はここで、ここの店主で、あいつの雇い主をやる他にない。それがあいつの幸せなら、100年でも200年でも続けられる。
その先にいつか、あいつがやめたくなる日が来た時。選んでもらえるならって、はじめからそんだけの願いだってのに。
……わざわざ来て暴きやがって。
>>331猫
嬉しいわね。……高尾?
[付け足された名前に首を傾げる。最後に見たのは確かに窓から二人が飛び出すところだったが、猶更乾パンで繋がる理由はわからず。]
決まってる、ね。だったらアタシ、生き物で良かった。
モノの生き方は向いてなさそうだもの。
[生まれ方からして違うという話があったばかりなのに、そのような感想を洩らして、]
――今動いているあなたの実感かしら?
["そうも行かないんだろうけど"と零すあなたへ、皮肉気に響く問いを投げる。]
[損はないというあなたへ一つ頷いて、]
まあ、ね。敬うと言っても、手でも合わせるくらいしか思い浮かばないけれど。
その為に人間に化ける力だけ残しておいたのかしらね。
>>332水(>>334続き)
──ハッ! 次は“あたしがいるから”か。
他人のせいにして、だから自分はできないんだ、か。
“お前がいなくても”、“お前以上に”の一言が言えねえくせに、他人のせいによくできるな?
あたしがときわちゃんに寄り添ってきたのは、他人なんて関係ねえ。“あたしがあの子に寄り添いたい”って思ったからさ。そうして、ずっとそうしてきた──もうあの子が子供じゃなくなって、いつもはあたしを必要としなくたって、寄り添う必要があるなら、いつだって飛んでいく。そうやって実行してきた。──誰がいたってだ!
しようともせずにできねえのは他人のせいにして、恥ずかしくねえのか。
それを惚れた女に言えるのか。
……それでお前、選んでもらえるとでも思ってんのか。
自分を否定して、舐めた目で見て、いつでもいいんだよおいで甘えていいよ、逃げておいで、なんて。
それこそ、悪魔の囁きと、何が違うんだ。
選んで欲しいんなら、てめえから動け。
ときわちゃんも、女も。
ただ待ってるだけと舐めくさってんじゃねえぞ。
今のうじうじしてるだけのお前なんざ、とっとと捨てて先に行くわ。
>>333花
立花は悪い子じゃないよ。間違っても、ちゃんと正せるだろう。
雪華さんは分かってくれてるよ。
[ちゃんと理解してくれた様子のあなたに少しほっとしたように微笑を向けた。]
うん、そうしてくれたら私たちは立花の為にいっぱい頑張れるからね。
[抱き着いてきたあなたの頭と背中を抱き返して、慰撫するように背中をゆっくり撫で叩く。それはいつか友人である貴女の母親が貴女にしていたものとよく似ていたかもしれない。]
嫌な夢見て怖かったね……だいじょぶだよ、皆生きてる。
大丈夫。
[そう繰り返し、あなたがもう大丈夫だ、と離れるまで抱きしめながら撫で続けていた**]
>>337 花
[胸を張るあなたを見て、だいぶ長い間幼馴染をしていたとしみじみしてしまった。同時に(りっちゃんが雪花乱舞をマスターしたら豪雪を降らせられちまうんじゃ?)なんて心配もしたが。]
……あ、ああ。
みてた、みてたさ。
おめでとう。
[あなたの母親とだぶった衝撃で感想が淡白なものとなってしまった。だが失敗せずできたことは喜ばしく思えた。気持ちを落ち着かせ、呼吸を整えたらはっきりと祝いの言葉を口にした。]
うん、おめでと!
>>338狐
…こわかった。こわかったよぉ
[そういって立花は子供のように号泣した。抱き返してくれたあなたの温もりと優しく落としてくれるその言葉に立花は母親を思い出す。そう、たしか母親も立花が怖い嫌な夢を見たときもこうして大丈夫といってくれた。]
[その母親はもういない。だからずっと1人で誰にも迷惑かけないようにと困らせないようにと頑張っていた。でももう、それもやがてなくなるだろう。やがて泣き止むとすんすんした表情でボソリとあなたに聞こえるように呟く]
…ときわさん、ありがとう。
[そしてその後、幼馴染がくるまでしばらく泣きつかれて立花は眠っているだろう。あなたは膝枕をしてくれているかもしれない。立花の頭を優しく撫でているその時だったかも、しれない]
“ありがとう、常盤ちゃん。あなたが私の友達でいてくれて、私は幸せだったよ”
[背後からふってくるひやりとした感覚と声。その声の主をあなたは知っているだろう。あなたはふいに後ろを振り返るがそこには何もいなかっただろう**]
>>329花
[相談にのって、なんてかわいいお願い事には、もちろんと頷いていた。
せんべいの悲劇には……まあ、腹を壊すことなんてないので、失笑と共にせんべい拾いを手伝いにそちらに向かったんだろう。**]
>>335鼠
高尾。乾パン買ってた。もってくとか言ってた。
[何ら説明になっていない繰り返しだ。]
そっか。案外そう生まれてみると、悪くない。楽だしね。
[ただの物として生きるだけならば。]
──そうだね。ただ物として生きるだけじゃ、足りないんだよ。物が生き物に……あやかしも生き物だし……になった意味が、たぶん、ないんだ。
だから、……[言葉を探す。]ねねさんには、感謝もしてるよ。
はは、そりゃわかりやすい。
……今は化ける以外はないの?
>>342 花
やったな!へへっおれが見張ってやったおかげだな!
[軽口を叩いていた。だが目を閉じ改めて名前を呼ばれる。いつもと違う感覚をあなたから感じた。]
なに、りっちゃん。
>>330花
[転がったせんべいに悲鳴を上げる様子に、大分遅れて合点が行った。地に落ちたものを放棄する習性は、人間だけではなくこのゆきんこにもあるのだ。せんべいを拾い集めて、先の言葉通りに貰ったのは、会話が一段落した頃だったか。**]
>>341猫
買い物しているところでも見かけたの。
[疑問系にし損ねたような反応。]
自分が持って生まれた生き方がいいってことかしら。
――そうね、生き物から見たモノの生き方は、退屈そうだわ。全部決まった通りにだなんて。途中で変わってしまうなら、生き物を生きた方が充実しているでしょうね、きっと。
……感謝、も、ね。[小さな引っ掛かりを強調して。]
元々化ける以外なかったわ。
ただ、本来持っていた力も、もう無いの。
アタシ、小さなネズミの姿だって、そういう風に化けていたのよ?
けれど生き返ってからは、その小さなネズミと、この人間の姿がアタシの全力なの。
[目を閉じて、溜息一つ。]
生き返らせる代わりに、持っていかれたんでしょうね。あそこの社のキツネサマに。*
[そもそも、なんでこんなことになったのだろう、と思った。今の事態のことではない。もっと前に遡って。最初の願いは、なんだったのだろう、と。]
[ゆるゆると壁に背中を預けて座り込んだ。手の甲に額を押し当て、思い返す。はじめは、何がほしかったのだろう?]
ただ、つらい思いをしてほしくない、だけだった。
つらいことを、選んで耐えてまで、やりたいことがあるなんて。守りたいものがあるなんて。……そんな風に生きるやつがいるなんて、知らなかった。
[そう。彼女は選んだのだ。あの時、近くにいるものを喪った悲しみに耐えて、残された者のために働くこと。親友を手にかけてでも、後ろにいるものたちを守ること。ちゃんと天秤にかけて、ちゃんと片方を選んで、ちゃんと、切り捨てる痛みを引き受けた。]
だから、ただ苦しいだけなんだって。そんな苦しみ、なくなっちまえばいいって思った。
でも、あいつは、あいつだけじゃない、多分みんな。苦しいのとそれでも守りたいものを秤に乗せて、選んで、苦しいのもちゃんと我慢することに、決めてるんだな。
……俺は、そういうこと、したことないし。
できるのも知らなかった。
[もう一度、問い直す。それで、何がほしかったのだろう?]
幸せに生きてほしいだけだ。
……そしたら、別に俺は必要ないんだ。
アキラがいて、ねねもいるし、他にも沢山いるだろ。
そいつらがいて、日々が穏やかならきっと幸せで、
そんなこと、分かってたから。
だから、うちに来るかなんて、そんなの。……言う気なかったって、もう言ったろ。馬鹿馬鹿しい、叶うはずないこと言って。飯の種にもならないって、そうだな。お前の言う通りだ。
……もし真に受けてたら、あいつきっと困るだろうし。お前が怒るのも、分かるよ。
俺、手元に持ってきて、その後どうするかなんて、考えてなかったし。
ここで楽しそうにしてるの眺めてられたら。それでいっかなって。それしか考えてなかったし。
……うん。お前の言いたいことは、よーく、分かるんだよ。
[だから、この話はここでおしまい。人を幸福にできないよそものの化け物は、外側から幸せな世界を眺めて、幸福に暮らしました。それで、おしまい。]
[だって。知ってしまった。自分の好きなやつらは、トキワもねねも、立花もアキラも一平も、近頃親しくなった沙霧や高尾でさえ。どこかに大切にしてくれる誰かがいて、どこかに大切に想う誰かがいる。自分が欠けても大丈夫。]
[知ってしまった。自分が死んで悲しむ人たちが、たとえ悲しんでも、前に進んでいって。自分が消えても世界が進んで、きっといつか幸せになってしまうことを。自分が欠けても、大丈夫]
[ずっとそうやって生きてきた。だから、そこに戻るだけ。それでいいじゃないか。]
[ほんとうに?]
[涙の代わりに言葉を溢したら、何の気持ちも残らないはずだったのに。まだ心の奥に燻っている何かがある。それは]
……でもな。
[怒りであった]
俺はまだ、こんな風に思い始めたばっかりで。
おい、アキラ。俺はまだ、何にもはじめちゃいねーぞ。
[「惚れた」と言ったか。これがそうなら。幸せにできないこと、やり方がわからないこと、やっても敵わないかもしれないことが悔しくて悔しくて仕方ないこの想いがそうだというなら。]
悪魔のやり方?誰に向かって言ってんだ。
俺は悪魔だよ。イフリートだ。そういう、生き物なんだ。
他のやり方なんて知るわけねーだろ。
支える?近くで?アホか、思いつくわけねーだろ馬鹿、誘惑して掻っ攫って手元に置くのが俺らのやり方なんだよ。
……でも、それじゃダメなんだろ。
>>346水
はじめる前に、できねえ知らねえ自己満足だと喚いてっからキレてんだろ。
お前の言ってることをまとめてやろうか。
ときわちゃんが何を大事に思ってるかを知ろうともしねえで、ときわちゃんの逃げ場所になりたい、おれを選んで欲しい、おれの我儘だ何が悪い。
──ときわちゃんのしあわせなんて、一ミリも一瞬も、考えてねえ。ときわちゃんのためと言い訳した、てめえのことばっかりだ。
お前の尺度に切り落とした、偶像のときわちゃんに夢見るだけなら好きにしろ。
けどな。一度口にしたんなら、現実のときわちゃんに繋げたなら、ンな生半可なことは許さねえ。
変われねえって言うんなら、ときわちゃんはお前を捨てて先に行く。そこまで弱くも、人物眼もない子でもねえんだよ。
自分の秤に乗らねえ相手を、乗るように切り落とすんじゃねえ。
自分の秤をデカくしなきゃ、相手と釣り合うわけねーんだよ。
無知は言い訳にならねえんだ、こんなに小せえいっぺーちゃんですら、わかってっことだぞ。
誰かと生きていくって、そういうことだ。
>>346>>347>>348>>349>>350水(>>351続き)
[そうして、初めて怒気を降ろしてため息をついた。]
そこであたしにそう言うのが、ケツに殻残してんだよ。
ときわちゃんが自分で選んで、しあわせに向かうなら、あたしが後悔するわけねえだろ。
そりゃ、遠くに行ってなかなか会えなかったら、寂しいさ。会いたいなって思うだろうよ。
でも、ときわちゃんがしあわせなら、しあわせを選んで生きてるなら、そんな寂しさなんて、後悔ですらねえんだよ。
そんでもって、あたしにしかできない支え方があるなら、いつだって飛んでいくんだ。
──あたしが後悔するとしたら、てめえがときわちゃんを不幸にするときだよ、バーカ。
不幸にします宣言か? ふざけろ。
[立ち上がったあなたが見下ろせば、ぶつかるのは呆れたような半笑いだ。]
……あぁ、そうだった。
そば。食ってねえ。
>>345鼠(>>353続き)
ごめん。感謝してるんだ。拗ねて、あんな言い方してごめん。
……それこそね、モノの生き方だけで、それ以外がまだわかってなかった時は……動いちゃったのはねねさんのせいだ、なんてやつあたりもしてた。ときわちゃんがいないなら、朽ちてっても問題なかったのに、痛くて動いちゃったじゃないって。だから、ちょっと恨んでたのは、本当。
けど、今は……ときわちゃんがいて、あたしは生まれたんだから。あそこで朽ちるなんてこと選ばないで、よかったって思ってるんだ。
ねねさんには、そんなつもりなかったとは思うけど。結果的に、ねねさんがいなきゃあ、こうやってみんなと一緒に過ごせる事もなかった。
だから、今は感謝してる。一方的だけど、受け取っといてくれると嬉しい。
[言葉を連ねて、それでも足りない気がして、ごたまぜのまま笑った。]
──そうなんだ。できた事が出来ないのは、もどかしいね。
鼠って、肉食?[かじる? なんて自分の耳を示した。]
【水タバコ屋/閉店後の夜】
[一度失われかけた日常がだいたい戻ってきて数日たったある日の夜。立花は自室で子供達から借りてきた小説を読んでいる。どうやら最近話題になっている映画の小説らしく会う子供みんな見に行ったらしい]
[ふと時計を見るとお店の閉店時間をすぎていた。奥からガタガタと物音もする。家主が片付け作業をしているのだろう。ふとお腹がすいた事に気づくと立花は読んでいた本を閉じ立ち上がるとそのまま部屋を出て店の方へ歩いていく]
迅兄ちゃーん!お疲れ様っ!
[店にでる扉からひょこと顔をだすと中にいる彼にそう声をかけるだろう]
>>353 >>354猫(>>356続き)
[連ねられた言葉へ、知らない言葉を聞くような顔をして耳を傾けていた。このぬいぐるみを齧ったのは、通りすがり、その日の不幸へのほんの八つ当たりだった。初めての出会いはこの雌ネズミにとってその程度で、故にあなたの一言一言が、波紋のように小さな驚きを含んでいて。]
――それじゃあ、生き物としてのあなたが最初に会ったのは、アタシってことじゃない?
[最初にそんな感想。]
アタシはちょっと噛んだだけ。通りすがりにね。
それで受け取っていいものなら、受け取っておくわ。
――ええ。いざという時に使える力が無くなったのは……落ち着かないわ。
お肉は好きだけれど。あなたの中身は綿でしょう。
[耳をつつくかのように指を近づけようとしながら。]*
>>350水、天(>>352続き)
[そば。ともう一度繰り返してから、]
これも筋だろ? こないだ、掃除機持ってきたら、そば食わせる、って。なるちゃん、言ってたんだからさ。
それとおんなじ。
ときわちゃんが小さい頃から、ずっと見てたんだ。あのこの幸せだけ願って、しあわせを選んでほしいって、それがぬいぐるみだよ。
[彼女のおかげで生まれたから彼女が親でもあるけれど、あのこが小さなころから見ていた気持ちは、親となんにも変らない。
人の親と違ってそれ以前がなくてそればっかりのぬいぐるみは、あの子に心配だって掛けたけど。]
なるちゃんの覚悟が決まって、胸を張れるようになった時、「お嬢さんを僕に下さい」の儀式くらいは、あたしにやってくれてもいいんじゃね?
[先に娘はやれるかパンチしちゃったけど。なんて、一平をちらりと見た。*]
/*すみません、すっごい大事な台詞誤字してました。
×→これからも、”私”《途中》一緒にいてね
○→これからも、”私”《と》一緒にいてね
本当にすみません(震)*/
>>344 花
いいぜ、そばにいてや……
へ?
[まったく持って不意打ちだった。されたことが理解できず、あなたの顔をうかがえば笑顔なわけで。みるみる顔を赤くした。何か言いたいことがあるように口を開け閉めしたがなかなか話し出せなかった。ようやく口に出せた呟きは。]
おれはその、りっちゃんは大事だから……だからずっと一緒だ。けど
けどよ、その……嫁にしないとダメ、か?
おれは、その、そういうの向いてねーぞ。
>>360水
[もくもくと片づけをしている小さい彼の姿は初めて会った時は違和感でいっぱいだったがそれもすぐに慣れた。体か変わっても口調や態度はそう変わらないのだから]
うん!これ読んでたらこんな時間になってたの!
[そう言いながらスッと持っていた小説を上げる。それを彼はジーと見て指差しただろう]
むー!失礼なー!ちゃんと読めるよっ
最近の小説は子供が読みやすいようなバージョンもあるんだって!
[そう言って小説を適当に開き彼に見せる。中身は難しい漢字はひらがなになっているし、漢字も必ず横にふりがながふってあった。所謂、児童文庫らしい]
――それに、簡単な漢字とかは昔から子供達に教えてもらってたんだー…
[立花が彼のところに居候する前から子供達に色々教えてもらっていたらしい。初めて文字を教えてくれた子供達は今、風の噂で教師だったり主婦になっていたりと聞いている。立花は少し寂しそうに笑った*]
>>356>>357鼠
[今は、と言いかけた口を閉じる。足が直っても当たり前みたいに帰ったし、この両腕が直ったら出ていくつもりが──別になかった。頷きかけて、]
トリモチは──使ったけど、[足元に叩きつけるに終わった。]……。
あいつが痛いのとか、怖いのとか。なに考えてんのかとか、わかんねーから。わかろうとしたいって、ちょっとだけでもわかったら……。
[わかったその先、どうするのか。蹴り飛ばすなんて言ったけど、支えたい、と同義だ。目を離したら死にそうだからとか、それはつまり、]
……。
[傍にいたくて、支えたくて、もっと知りたいとか、しかも死ぬまでとか、あのときにまでそんなことを喚いていたのか。そんな事に唐突に思いいたって、そりゃあどんだけ好きだって言われたって仕方ない、自分だってそんなに思ってたとか、今まで気づいていなかった。
半笑いみたいな情けない顔が、助けを求めるみたいにあなたを見た。]
使って使って、の一斉コールかな……[情けない顔を空に向けて、あー、なんて声を上げながら。]
>>356>>357鼠(>>363続き)
そうだよ。薄ぼんやりとした"意識"で、道具として果てていくのに疑問も持ってなかったのに、痛いのはヤダ、って動き出した。その時が初めてだから。──鼠には、刷り込みってないよね?
[首をすくめて、最後に疑問符。]
うん、そんなものだと思ってる。ほんのちょっとした、何気ない行動でも。ねねさんにはそんなつもりがなくっても。
あたしにとっては、とっても大きなことだった。だから、受け取ってくれると、嬉しい。
──綿だけど、ただの綿じゃあないからね。物が人になるくらい、妖力たっぷりだけど。
かじったら、ちょっとは戻ったりしないかなって。
[耳に指が触れれば、視線だけでそちらを見る。又すぐにあなたに視線を戻した。*]
>>352 >>358 猫
[なおも続くあなたの叱咤には、どこか悄然とした顔をしていたが。続く「儀式」の言葉に、凍りつく。ぽかんとした口がしだいに大きく開いて]
おま、え、娘って……俺は、てっきり、お前も俺と同じ……だから、絶対敵いっこないって……
お前なぁ、そういう大事なことは、一番最初にっ……!!
[荒げかけた声が、ピタリと止まる。あ、と声が漏れる。頭を抱えて、蹲って]
ああああ!!言ってた!!最初に!!一番最初に!!
[あのカオスの中で、確かに聞いた。でもカオスだったから少しは同情されてもいいと思う。その場でゴロゴロと転がりだしそうな勢いで悶えた。]
……そういうのだったら、俺にも相応の態度ってやつが、あったのに。
[はぁ、と息をついて。片膝をつき、あなたに向き直ると。息を吸って、頭を下げた。]
>>361天
[彼の反応に、どうやら不意打ちは成功したらしい。なかなか言葉が言い出せない彼が珍しくて、立花は愉悦する。その後の彼の呟きに立花はコテンと首を傾げる。]
…ダメ、じゃないよ?
りっ…わたしもいっくんが大事で、ずっと一緒にそばにいてくれるだけで、今は充分だよ?
[そうコテンとしたまま彼を見て答える。それから彼の手を両手でとった]
だけどこれだけは言わせてね。…向いてる、向いてないは関係ないの。
わたしは、いっくんがいいの。
だからもし…その…いっくんが、いつかお嫁さんがほしくなったその時まで、わたしは待つからね。
[そうまたへにゃりと笑いながら言い放つ*]
>>365 続き
こっちの言葉で、なんて言えばいいか分かんないから、いつもの話し方しかできねーけど。
……すまなかった。酷いこと、みっともないこと、沢山お前に言った。
俺はこんなだ。言う通り、胸張って挨拶することもできねーような男だ。
けれど、必ず。俺の支え方を見つけたら。その時は必ず、お前……いや、違うな。
あなたに伝えにいきます。
[深々と頭を下げて。あなたが何か言えば、少し照れくさそうに立ち上がるだろう。]
……はぁ。約束は守るって、俺もな。
そばだって、作り方……いや麺は買ったやつだけどな?練習したんだぞ。
……一平も、悪かった。つかお前なんで来た……まぁいいや。なんか悪りぃし、そば食ってけ。
[少し早口でそう言うと、厨房へ行こうと*]
>>300猫
【駅前・ランチタイム過ぎ】
[あの騒動が終わって、数日すっぽかしてしまったバイトにもまた行くようになった。早朝からのシフトが終わって、軽い欠伸を噛み殺しながら、少し遅い昼食を買って帰ろうとしていたときに、ふと目に止まった姿がある]
……あれ、
[最初は他人の空似の類かと思ったが、何しろ腕がなくなっている。一瞬足を止めて改めて見れば、あなたと目が合ったかもしれない]
>>天
【神社/夕方】
[あの少年が、神社で働き始めたと聞いた。そういえば以前、働かなきゃいけないのかな等と言っていたことを思いだして。のんびりと生きているようであったあの子鬼の仕事風景に興味を持った女は、夕暮れ時にこっそりと神社を覗きに来た]
……んー、ちょっと時間が遅かったかしら。
[茜色に染まる社の周辺を、きょろきょろと見回す]
>>298歯 >>310鼠
色気ねぇ……[とつぶやいた。いまいちわからない概念である。食べ物と比べるものなのか?と思いつつ、口を挟まずあなた方の軽口をきいて]
楽しそうだなっつーのは分かるよ。
まぁタカオが遊びに連れてってくれるらしいし?あいつとそんな感じに話せんのかな。わかんねーなあいつ、真面目に働いてるし……どんなやつなんだか全然……。
[とはいえ、やってみなければわからないのだろう。そう心の中で結論して、焼けた肉を2人の皿に盛り付けた。]
日常な。おう、平和なのは歓迎するよ。
[静かに呟いて。常連が増えたり、出かける場所が増えたり。そういう変化なら大歓迎だ、と心の中でつぶやく。緩やかに形を変えながら、日常の片隅に、この生活はあり続けるのだろうと、そう思った]**
>>365>>367水
最初はね。
でも途中で、なるちゃんがときわちゃんを無視してるから、腹立った。
[娘をお前にやれるかパンチを示すように、ぶん、とひじから先がない腕を一度振る。
正座で頭を下げるあなたを、少し首を後ろに倒して眺めた。ゆっくりと口を開く。]
もういらんよ。そば食いたいし。
[ざっくりと蕎麦に流した。
あなたは顔を上げるだろうか? いずれにせよひらりと腕を振って、]
そーやって、覚悟して決めて、変わる意志があるんだろ? 誰のためでもない、ときわちゃんの、…ときわちゃんと、なるちゃんのためにさ。
それが本物なら、あたしはもう充分。なにも文句言わんよ。
あとは、ときわちゃんが決めることだよ。ときわちゃんは、自分でちゃんとしあわせを選べるんだから。
もしときわちゃんがなるちゃんを選んだ時こそ、結果を聞かして欲しいけどね。
ときわちゃんがなるちゃんの傍で幸せな顔してるの、見てみたいしさ。
──でももし、またときわちゃんを馬鹿にしたら、ひどいからな。
>>374猫
あー、うん、あきらちゃん。
[多分お互いに、誰かが名を呼んでいるのを聞いて名前を知った関係だ。名乗られれば頷いて、続く言葉に、何とも言えぬような表情をする]
……そーね。
まあ、うん、元気かな。少なくとも生きてるわ。
[そこで、相手が手招きのような動きをした。また少し考えるような様子を見せたが、素直にそちらへ近寄って、とすんと隣へ座った]
……腕。治ってないの。
>>363猫
結局使ってるじゃないの。ちゃんと剥がしたでしょうね?
[それから続く言葉に首を傾げる。この雌ネズミには、要領を得ない言葉として届いた。笑顔になり損ねたような顔を覗き込んで、ふうん、なんて息をつくような相槌一つ。]
彼も複雑みたいだものね。
わかりたいなら丁度良かったかもしれないわ、彼、また人間始めたみたいだし。人間にはあなたの方が詳しいでしょう?
……わからなくてもわかっても、話聞いてあげなさいな。ねぐらを共にするのなら。
[空中に声を吐くあなたを眺めながら言葉を付け足したのは、あの昔馴染の烏が仲間と口をきくときの、実に楽しげな顔を思い浮かべたからだ。]
>>364猫(>>379続き)
そうだとわかっていたら、生き物の生き方、一から教えてあげたのに。
――ご飯を見つけられるようになるまで、育てたものが親ね。
[動くものをそのまま親と学習してしまうのとは、また違うのだ。
"受け取ってくれると嬉しい"。平時のこの雌ネズミにしては珍しく、素直に深く頷いてみせる。]
そう聞くと魅力的な提案だけれど。
[あなたの耳に触れた指を、そのまま頬まで下げて。]
今はやめておくわ。生き返り早々他の妖を喰らって力をつけている、なんて目をつけられてもイヤだもの。……いつまで経っても力が戻らなかったらお願いしようかしら。
[悪戯気に笑んで、首を傾げた。]*
>>377歯
そうそう。
[あってる、とばかりに頷いた。複雑な表情に返すのは、どこか諦めたみたいな表情だ。もう何が起きても驚かないときめた(勝手に)ので。
あなたの心中の某かを察した様子はない。]
あんだけやりあって、変な話に思うかもしれないけど。
元気なら良かったよ。
散々喧嘩売ったけど、沙霧さんが嫌いなわけじゃないし。
[嫌いになるほど知らないし、なんて付け加えた。
隣に座るあなたを見上げて、一拍。口を開いて、あなたの言葉が先に来たから、一度閉じた。]
もうちょっと、直るのには時間かかるかな。
お菊人形だって、すぐにゃあ髪も伸びないでしょう。
ジャーキー食う? パーカーのポケットに入ってるけど。*
>>380猫
[スカートがシワにならないように、膝の方へ折り込むようなあの女子特有の動きをしながらベンチに腰掛け、持っていたバッグを膝に乗せる]
それはありがと。
まあ、それはこっちも一緒だわね。てかみんな、嫌いでやったわけじゃなかったでしょ。
だから……治るんだったら、良かったわ。
謝る気はないし、謝られても要らないけどさ。全部終わったのに怪我残ってるのは、やっぱちょっとヤじゃない。
[ある意味勝手なことを言っていたら、あなたがジャーキーを勧めてくる。あらどうも、なんて答えて、ポケットから一つ失礼しながら]
そんならアンタ、チョコは食べれる?交換にしない?
[自分は鞄から、小さなスライド式の紙箱に入った粒のチョコを取り出して見せる]
>>378>>379鼠
剥いでた。[靴に当たった、なんて付けたす。]
──……人間はじめなくっても、そのつもりだったけど。けど、そうなら……やるしかねーな、とは。
まずは…うん。
[聞く。なんて、珍しくひどく素直にうなずいた。トリモチの件じゃ、あんなに粘ったくせに。トリモチだけに。]
そしたら、ねねさんの子供になっちゃうじゃんよ。
それに、教えてもらってたら、もっといろいろ上手く行ってたかもしれないけど……たぶん、あたしじゃないから、今はそれでよかったって思う。
[深く頷く様子に、よかったと小さく息をこぼした。]
[耳からほほに触れる指がくすぐったい、と唇を尖らせて片目をつむる。口には出さない。]
そう? あの日ねねさんがあやかしにしてくれたから、その恩返しと思ったけど。
でも、風評は面倒だね。ねねさんのいいようで、いいよ。
[お好きに。あなたに委任するように、一度目をつむって、首を傾けた。すぐに戻したのは、やめておくって言葉が聞こえていたからだ。*]
>>381歯
[あなたのしぐさをなんとなく眺めていた。]
ウン。
──それは、まあね。てか、あたしだって、ら……[真昼間だ。]連れて行こうとしたの、謝る気ないし。
お互いさまでしょ。主張がぶっかりあって、言葉じゃどうしようもないから、ああしたんだし。
直るから、気にしないでくれるならよかった。
こうして、また話せんのも。
[たらたらと言葉を並べていたら、あなたが粒チョコを取りだした。手のない腕を揺らして。]
欲しいけど、こんなんだから。お手間かけるけど食べさして。
[あ、と口を開けた。あなたがそれを断ればそのまましばらく沈黙したし、承諾すればしばらくチョコを舐める沈黙が続いたのだけど。]
……いっぺーちゃんとは会った?*
>>373猫 367>>水
じん、約束守る。あきら、認めた。
[カタコトで呟いた。二人のやりとりを静観していた。今自分が口を出すタイミングではなかろう。このようなやりとりをする成桐とあきらは初めて見たかもしれない。成桐が頭を下げたことも見届けていた。恐らく形は違うが自分と幼馴染がやるような結束を固めるための”約束”の一種なのだろう。スタート時点ではだいぶ混沌としていたが。そんなことを考えていた。]
え?おれはあきらが来るか?って言うから来ただけー。
蕎麦くれるならくれよー!蕎麦!
[あきらの腕を望みどおり肩を組むようにしながらあっさりと答えた。]*
>>383猫
そうね、私も気にしてないわよ。
……つか、アンタ女の子だったの?
[「あたし」という一人称は今日初めて聞いた気がする。直球で問いかけつつ、食べさして、にはハイハイと返事しながらチョコの包みを開き、開いたあなたの口にひとつ、ポイと入れた。そしてこちらはこちらで、貰ったジャーキーを噛む間が空く]
……、ん、そういえばまだ、ちゃんと話せてはないわね。
何か働き出した?とかは聞いたけど。
>>366 花
――よかった。おれは今までどおりそばにいていいんだな。
[ダメじゃないの言葉には肩を撫で下ろした。]
うううー……。困った。
[困惑しつつも掴まれた両手は拒否しない。]
……おれが今嫁さんを持つのは無理だ。小せっえし、弱いから、守れない……。
式しようって約束はしてるから、ちょっとずつ、やってってはいるんだ。でもだいぶかかる。都会だと金も必要らしい。
[沙霧のことが過ぎる。結婚式が嫁とともに行うものであるのは分かっていた。そして都会ではだいたいの夫婦が男一人に女一人の形式であることも。]
りっちゃんの傍にはずっといるけど、嫁にしたらっての考えたことねーんだ。だから、おれは約束されても気が変わるかもだぞ。いいのか?
[他に良い奴がいたら、とは言えなかった。彼女の決意を軽んじている気がしたから。]*
>>286猫
あーーー。アンタぬいぐるみかぁ。そりゃ潰れても平気なワケだわ。
[今頃、以前戦ったときのあなたの行動に合点がいったようにそんなことを言い]
そう。まあ、本人が頑張るってんなら応援してるわ。
……一応……ね。多分知ってると思うんだけどさ、私ら、一度死んで生き返ったじゃない。
死んでからも、意識は生きてたっていうか、そんな感じだったから。向こうで話はしたの。
私が戻って来ようと思えたのって、多分一平ちゃんのお陰だからさ。そこは感謝してんだけど。
なんか、改めて話す機会が、ちょっと。まだなくて。
>>382猫
[靴を履くカラスなど一体しか知らない。ようやく
対象に思い至ったものの、どうも今はねぐらを共にしているようなので、「なら良かったわ」と一言。]
[トリモチも剥がされたようだし、こちらの粘りも同じように落ちたのではないだろうか。さておき頷きに頷きを返した。]
別に一体くらい増えたって構わないのに。[くすくすと笑んで、]
中身がネズミのネコのぬいぐるみになったのかしら。ホント、今とは全然違いそうね。
[首を傾けるのに合わせて指を離す。]
恩返しは嬉しいけれど。お肉より綿を口に含みたくなったら受け取るわ。……そういえば奢りの約束もまだじゃない? そっちを先にこなしてもらいたいわね。*
【神社/夕方】
>>369歯
[境内を軽快に走る足音が一人分。]
あっ!沙霧サンだ!こんばんはー!
[元気よく挨拶をした。この挨拶をするには少々時間帯が早かったかもしれないが。あなたに向かって手を振って近づくのだろう。その片手には箒が握られていた。]
神社に何か用事?それともおれ!?
*
>>390天
[箒を持って走ってくるあなたを見て、少しばかり目元が緩む。こちらも軽く手を振り]
こんばんは、一平ちゃん。
んー、どっちかってとアンタかな。ここで働き始めたって聞いてさ、どんなんかなって。
その様子だと、ちゃんとやってるみたいね?
[そちらへと歩み寄りながら、手に持つ箒を指で差す]
>>391 歯
えへへ、見に来てくれたんだ。あんがと。
掃除してたんだ。しなくてもだいたい綺麗だけどね。
ま、なんか難しいやつは相変わらず常盤サンやってるけどおれもおれの仕事やってるよ!
[箒を手首だけで揺らしてみせ、微笑みながら答えた。少年が来た方向をよくみればちりとりが見つかるかもしれない。あなたを見上げるように視線を合わせ、会話を続ける。]
沙霧サンはどうなの。いいことあった?嫌なことない?
>>392猫
そうね、そろそろ新しい枕が欲しいんだけど。[冗談めかしてそちらを見る]
そうねえ……ていうか、年齢的には私よかよっぽど年上なのよね……
前も何かこんな話した気ィするけど相手アンタだっけ。
[問いかけの形は取っているが、半ば独り言で特に答えを求めてはいない。ふー、と溜息をついて――ふと聞こえた言葉に、少し考える]
……そう、ね。多分合ってる。
本気になりたくなかったのよ、あん時は。
私ってさ、結婚出来なかった女の未練の塊みたいな妖怪なのよ。
それが誰かに本気になって、誰かに未練を叶えて貰って、……そしたら、私は消えちゃうんじゃないかって思ったの。
自分が消えるのも怖かったし――いざ幸せになろうって瞬間にさ、その相手が消えるとか、向こうだってたまったモンじゃないでしょ。
だからね。私は未練をそのまま、妖怪として生きて、未来を掴みたかった。
……うーん、急に重い話したわ。悪いわね。
[最後に目を閉じて眉間を揉む]
>>394天
そう、頑張ってるのね。
結局学校じゃなくって、働く方にしたんだ。
[前、仕事がどうの学校がどうのという話をしていたことを思い出しながらそう言って]
私はまあ……前と同じ感じ。
毎日何とかやってるわ。いいこともヤなこともあるけど、トントンかな。
>>375 >>376 花
[並ぶと自分の方が少し背が高いくらいなので、どうも慣れないと思いつつ、広げられた本を覗き込んだ。]
その辺から読み始めてみるかね。字、覚えないといろいろ大変だし。
[素直に首肯する。近頃はこういうことが多い。]
書類とかそういうの、も少し自分でできるようになんねーと。
字、分からんかったらリッカに聞くか。代わりにそうな、料理教えてやっから。
[他にできることもないのでそう言った。]
暗いところでじっとしてんの平気かなぁ……ツボの中と勘違いして寝ないといいけど……でもま、いいんじゃねーの。行くか、今度の休みにでも。映画ってそんな1日かかんないだろ?そのあと博物館行ってさ。
[最近はどこかに出かけることも多くなってきた彼は、そう軽やかに提案した。以前なら渋った末に誰かに連れてってもらえと言うだけだったのに。彼なりにいろいろと、ここのところ思うところがあるらしい。*]
>>395歯
頭以外を希望します。[なんてこちらも軽口だ。]
[したっけ? なんて首をかしげているうちに、あなたのため息が聞こえた。答えるタイミングを逸して、あなたが口を開くのを待つ。]
あってたような、あってないような、だねー。てっきり敵同士だからとか、そんなのかと思ってた、ごめん。
……未練かあ。
[ポツンと呟いて、雑踏を眺める。チョコはもう溶けてしまった。]
いざ幸せになろうって瞬間に相手を残してくのは、未練にならんかな。
そしたら、また次の未練で、沙霧さんが残れたりしねーかねえ。別人になっちゃうかな。
……つーか、博打に命は、かけらんないよねえ。
>>396 歯
学校でもよかったんだけどさ、にゅーがくてつづき?が大変みたいでさ。
でもここの知り合いも増えたから今はいいかって。
[宿題とやらはきっと自分に合わない、そう思ったのもあるだろうが言わなかった。]
そか。トントンかー。そんなすぐにはよくなんないか。
[ちょっと残念そうに答える。あのとき道を共に探すといったものの今も具体的なことは思いついていなかった。]
>>372 >>373猫 >>384 天
[ぬいぐるみのあなたの言うことに、少し不思議そうに目を開く。励まされている、なんて言うとおこがましいかもしれない。期待されているというのも違う。見てるからやれよ、と言うのが、一番近い。]
……だいぶかかるかもしんないけどな。頑張る。
守るとかじゃなくて、こう。必要なときにいけるようになりてーから。やるよ。
[そんな風に見られるのは初めてのことで、気を引きしめた。頼られるより期待されるより、身が引き締まる。]
[無知は、いけない。重く刺さっている。このままでいられるか、と、それは死んだときに思ったのと同じことで。あの時と同じくらい強く、思い続けていかねばと密やかに思った。]
……一平のその話し方はなんなん?
[呆れ顔で聞きつつ、厨房へ入って。お湯を沸かし始める。]
結ぶ、ね。やってみるよ、食いにくそうだもんな。
……なんか具、いるか?あるもんなら揚げたりとか……なんか乗せるらしいし。
お前ら、特にあきら、あんとき頑張ってたもんな。なんでもとはいかないけど、聞くからリクエスト言ってみ?
>>398猫
[頭以外を、との返答には、そりゃ残念だわと返して]
んー、まあ、敵同士ってのもあったけどね。
そうなる前から思ってたのは、それだなあって。
[「次の未練で現れたり」]
……その発想はなかった。
でも、そうね。消えるかはわかんないけど、わかんないことに命賭けるのは、怖かったわ。
[ベンチの背もたれに背を預けて、空を見上げる。あなたの方は見ないで、ぽつぽつと、零すように]
……ただ、今は――変われないかなって。
私は未練の妖怪で、それが無くなったら、私は何なんだろうと思ったけどさ。
無くなるんじゃなくて、変われないかなって。今の未練がなくても、それこそ次の未練があるとか、執着があるとか。
そういうので生きていける未来がないかなって。
今は、思ってんの。
[私ら負けたからね、なんて、最後にちょっと付け加え。軽く腕を上げて伸びをする]
>>400天
ああ、そうね。入学しても多分、学校に親呼ばれたりすることもあるでしょうし……
ここなら妖怪にも理解あるトコだし、そういうことならいいわよね。
[あなたの言葉に頷き、それから残念そうな様子を見れば、少し眉を下げて笑って]
ま、そりゃ、そう簡単には変わらないわよ。
でも、……私自身はね。変わろうかなって、思ったりしたから。
それで何となく進んで行ければいいかしらって、思えてるわよ。
一平ちゃんのお陰でね。
>>373猫 >>401水
力強くていかつい見た目だけど心優しいごーれむの真似。
[恐らく幼馴染と見たアニメの影響だろう。]
わーい蕎麦食うぞ!
おれはおあげも天ぷらも沢山、全部欲しい!特にえび天!約束のお祝いだからな!
[「特にあきら」という部分は聞いたら吹き飛んだらしい。容赦なくリクエストをする。]
>>403 歯
[学校のことについては「えっ親呼ぶの?」などと初めて知った事実に驚くだろう。]
へへ、そか。おれ役に立てたんだ。
沙霧サンがなんか前向きになれたんなら、おれもよかった。
今は仕事してるけどさ、なんか思いついたらどこか行こうよ。その、すぐ行ける場所でさ。
[あなたが笑っているところを見ればすぐ笑顔は戻った。]
よろしければメモでご回答をー
■1.今回のMVP
■2.あの名セリフ
■3.個人賞(なんでもおk)
■4.あんたが一番名シーン
■5.今回の未練
■6.次RP村やるんだったらこんな感じのシチュやれよ
>>406天
[学校に行ったことはないが、知識としてそういうことがあるのは知っていた。驚くあなたを見て、うん、と頷き]
一応、私はいつでも前向きなつもりだったけどね。
目指してる方向が変わるだけよ。
そうね、どっか行きましょうか。……どっか行くなら、誰かと一緒がいいものね。
[一人でがむしゃらに未来を目指し続ける日々は、ひとまず終わった。次は誰かと手を繋いで、誰かの隣を歩み続ける日々に、この手を伸ばそうとしている*]
>>393猫
いくらネズミに近付いても、あなたはネズミには化けられないものね。ぬいぐるみはぬいぐるみ、なんてことにでもしそうだけれど。
[指が追われていることに気付いて、折り曲げて他の指同様に手の内に隠した。煌めき出したネコの視線を受け続けるのは落ち着かない。こと、黄泉帰りを経て反撃の手段が少なくなってからは特に。]
数ヶ月とぼけようが数年とぼけようが、覚えているわよ。ご飯のことだもの。
[得意気に言い放てば、すぐに思案の面持ちを作り上げて。]
そうね……ナルの店でもいいけれど。せっかくだし他のところでもお肉食べてみたいわよね……。
[――かの烏ならともかく、普段の行動範囲が行動範囲だ。思案したところでそう高い発想はでないけれど。]*
>>402歯
そっかあ。
難しいもんだね。幸せになりたいって未練なのに、しあわせになったら消えちゃうかも、とか。
しあわせって一瞬じゃなくて、続いてくもんじゃね?
[空を見上げるあなたの横顔を見てから、こちらはつま先に視線を投げた。]
あぁー……わかる気がする。違うかもしんないけど。
あたし、ぬいぐるみだからさ。持ち主の子の幸せだけ願って、そのためにいたけど……その子が死んでも、まだ生きてたから。
ものが先にあるのと、未練って感情からのだと、違うかなって思ったけどさ。
そんでもよければ……あるよ、そういうの。
今幸せだから死んでられねえ、みたいな未練だと、いいね。
[そっか、と。終わっただけだ、とは言わなかった。]
>>407 歯
沙霧サンずっと目指してるところあるもんな。うん!できると思うよ!
そか、二人じゃなくてもいいか。多いほうが楽しいもんな。ねねとか呼びたい人呼ぶといいよ!おれも誰か呼ぶー。
電車とかも乗ってみたいな。
[誰かと関わること、それが自分にとっても必要なことは分かっていた。あなたにもきっと必要なことだから、手伝おう。そんなことを思っていた。]*
【神社/夜】
[辺りもすっかりと暗くなり、まだ幼い子供たちならば床に就こうかという頃合。少し離れた街灯や月明りでぼんやりと照らされた境内を歩いていた。
妖怪しか住んでいない神社だから、人間の暴力沙汰の犯罪にはあまり警戒心はないのだけれど。問題は窃盗の類や悪戯や境内で勝手に寝泊りするホームレスである。
そんな訳で、夜になったら一応の見回りを行っているんだけれど。]
……あぁ、ここの鍵かけ忘れてるね。
[小さな物置で価値のあるものはないけれど、開いたままになっているのは宜しくない。引っかかっただけになっている鍵をかけなおした。
これで全て見回ったと鳥居の前を通り、社の方へと引き換えしていく]
>>410猫
[言い終われば、今度はあなたが語る言葉を聞く番である。空を見ていた視線を移し、横目だけをそちらへ
向け]
……うん。
そういうの。そういうのが、欲しいな。
幸せで、その先にまだ幸せがあって、……そんな未来だったらいいなって思うの。
なんか変わったって前例あるんなら、ちょっと心強いわ。
[あなたのぬいぐるみとしての生き方は、ちょっと聞いただけで理解出来るものではないと思うけれど。あるよ、という言葉が、また少し勇気をくれた]
>>412狐
【神社/夜】
[夜、鳥居の前……境内を臨めるその場所の、隅。鳥居の柱影に立って、一つ、深呼吸をした。以前のように厚い壁を感じることもない。ど真ん中から足を踏み入れて、いつもの調子で良いはずだった。その簡単なはずのいつもの調子が、出せない気がしたけれど。]
[この女にしては珍しく、緊張の気配を伴った硬めの表情。
柱影から出れば、同時にカサリと音がなった。音の出所は、片手に持った、スーパーの一番小さいレジ袋。]
[いざ鳥居を潜ろうとした、折りしもその瞬間だった。]
……、
[目の前に、良く見知った、社へ向かう背が見え、]
、常盤。
[息を呑む間があって、ようやく声をかけた。]
>>411天
ありがとね。
あー、うん、人数居てもいいわね。みんなでパーッと行けたら楽しそう。
てか電車、乗ったことなかったの?結構面白いわよアレ。早くて楽だし。
[――こんな風に他愛もないことを話せているのが、類い希な幸せだと思う。だってお互いに一度死んでしまって、その先なんてあるはずがなかったのだから。だからあなたの言葉を聞きながら、微笑んだ]
>>409鼠
[視線で追いかけた指は手のひらに隠されてしまった。猫の目は再びあなたの顔へと戻る。]
やれやれ、甘かったか。せっかくなら手料理振る舞う、とか言っておけばよかったな。そしたら物理的に猶予があったし。
[わざとらしくしおれた顔を作って見せたけれど、それも戯れのひとつ。
他の所、なんて言葉にこちらもううん、と唸る声。]
いっペーちゃんと一緒に行った駅前のフレバ。いってみる? パティは他のとこに比べれば厚いけど。
[ファーストフードだけどさ、なんて肩を竦めた。あなたが応の声を返せば、約束の日取りを決めるだろう。
次の約束ができるのは、悪くない。
あの日のあなたの背に、声を掛けられなかったのに比べれば、ずっと。**]
>>404天 >>408猫
ゴーレムってなに……ああもういいや、何もかもがはじめからわかんねぇ
[それ以上一平に突っ込むのを諦めた。騒ぎながら席に着く2人を呆れたような、それでも楽しそうな目で見て]
エビときたか、くるよなぁ。頼まれなきゃ夕飯にしたのによ。お前らうちの冷蔵庫の中身、常に把握してんのか?とり天も一緒に揚げて……あとは野菜食え野菜。インゲン揚げっから。
おあげ……は油揚げか。そっちはまた今度トキワに頼んでくれ、俺あの味付け無理。
ゼンマイは知らんから却下!持って来れば揚げてやるけど。
[今度、と自分で言いながら、うちはソバ屋じゃねーからな、と念を押す。とか言いつつザルをしっかり用意してたりするのだが。結局のところ、彼らが店にやってくるのが、楽しくて仕方なかったということだ。さっきみたいな殴り込みは、別として]
今日はいいけどな。腕が治ったら次は少し手伝えよ。一平は今日やってもいいんだけどな?
[などと言いながら、冷たいざるそばと天ぷらなんて、この店に似合わないものをだして。あなたたちが食べる様を、カウンター越しに満足そうに眺めるのであった**]
>>416猫
手料理だったら、その腕さっさとどうにかしなさいって迫るところだったわね。
ぬいぐるみの手料理って何が出てくるのか不安だけれど。
[戯れのしおれ顔に誘われるように、意地の悪い言葉を一つ、二つ。]
[フレバ、と記憶を探るような呟きが落ちて、続いたファーストフードの言葉が、像を結んだようだった。]
あのMの字とは別の方のバーガー?
あそこもいいのよね、タマゴとチーズとお肉とお肉のやつ、好き。
[にわかに声に喜色が満ちて、応じるや否や日取りを決めて。
覚えている約束を、ひとつひとつ、順番に。それは、相手に利のあるものばかりではないけれど。こうして戻って来られたのだから、手当たり次第にこなして回るのだ。心の広い神様を、不慣れに敬いながら。**]
[あれから2週間もたてば、肘までは腕のあった右手が復活した。
回復過程は見せなかったから、突然「生えた。」なんて見せられた相手の衝撃やいかに。左腕はまだ根っこもでていない。根っこがでるまで長いんだ。]
[せっかくだから色々見にいくか、なんてことにして、さてどこに行こう。いかんせん隻腕では稼げない、貯金も心許ない。遠くて近いような場所にしよう、と色々調べて、]
【東亰近郊の山・夕方】
[「高尾と同じ名前じゃん」。なんて、最終決定はそんな理由。
車で行くにしても、電車で行くにしても、結局途中からは徒歩だ。いくら人間社会に馴染んでいるとはいえ、山登りくらいで疲れた顔はしないだろうとは思っていたが、さて。
なお、108段の石段は張り切って駆け上がった。]
今だからいいますけど、実はあっちこっちで「東亰(京の異体字)」と「東景(景色の景)」がめちゃくちゃ混在してるんですが、「東京」と「TOKYO」みたいなもんだと思って下さい
>>240猫
[は?なんて顔をして、あなたの右腕を掴んでいただろうか。「そういうことは早く言え!」なんて声を荒らげていたけれど、怒気は含んでいなかった。]
【東亰近郊の山・夕方】
[そりゃそっからとったからな、なんて返しながら行き先を相談していたであろうのは数日前の夜だろうか。まずは近場から行くのもいいだろう、なんて。
電車にしたのは休日ぐらい電車でゆっくりいこうなんて思っていた。]
[人間の体も、使うようになってだいぶ長い。体力だって妖怪のそれだ。
人間よりもあるはずだ、なんて意気込んでいた。
普段とは違う軽装の登山用の服装に身を包むその足取りは─]
──っ。はぁっ─……おい、あきら……!
こういうところはもう少しゆっくりだな。
[重かった。]
[普通に歩く分には、大丈夫だろうが、駆け上がるとなれば話は別だ、ぜえはあと息を切らしていた。]
[だって、烏は鼠や猫と違い地を駆けない]
>>417猫
んー、そのうち話すとは思うわ。もうちょっと私の腹が決まったら。
一緒に居たいって気持ちが……どういうのなのか、ちょっとまだ曖昧なまんまなのよね。今まで逃げてたツケ。
こうだ!ってのがわかったら、決まったら、何も遠慮せずにやるけどさ。
そろそろその辺ビシッと決めてから伝えたいわ。
[空を見ていた視線を下ろし、ジャーキーの最後の一口を口に放り込む。それから勢い良く立ち上がり]
じゃ、そろそろ私帰るわ。ジャーキーごちそうさま。
>>422鼠
[あなたのただいまといった言葉を聞いて、笑みが少し嬉しそうに深まった。
ピタリと足を止めたあなたに首を傾げる。
ついだ貴女の言葉には笑みが引っ込んで目を眇めた。]
……何が「いいの」か知らないけど、私がおかえりって言ってんだよ。
今度こそ引っ張りこまれたくなきゃさっさと自分で入っておいでよ。
[それはあなたが死んだ日の朝のことを言っているんだろう。手を伸ばしたけれど、鳥居を境にあちらとこちらに分かれてしまった日。]
……。……帰ってくる気がないんじゃないかとか、考えたんだよ。
[視線を緩めて、ぽつりとそう零す。
誰かにそれをいって嘆く訳ではなかったけれど、供え物を下げる時には期待をしたし、ふといつも缶詰をしまっていたところを覗いたこともあった。]
>>423烏
[理は? なんて聞いてたのも数日前のことだ。両手直ったら縄文杉見に行こう、なんて言ってたのも。]
[108段の男坂、地を掛けるぬいぐるみはなんの苦もなくひょいひょいと登っていった。途中で足を止めて振り返る。]
昨日、あんま寝てねーんじゃねーの?
男坂と女坂、逆になっちゃうじゃん。
[またひょいひょいと、跳ねるように階段を降りてきた。あなたの隣に立てば、生えたばかりの右腕であなたのリュックを軽く叩く。]
ほーれ頑張れー。
ここ登ってもうちょっと行ったら、串だんごとかあるぞ。
そこで一息するまでがんばれー。
[蹴り上げこそしないものの、あなたをぐいぐいと押していた。]
>>425狐
[眇められた目に、身を震わせることはなく、ただゆっくりと視線を一度落として。片手に下げていたレジ袋を、身体の前で両手に持ち直す。カサカサと音が鳴った。]
[歩を進める。手が伸ばされてもなお遠かった鳥居ひとつの幅が、驚くほどあっけなく詰められた。]
……、戻って来ても、いいのかまでは、わからなくて。
……きっと。ここのキツネサマに、生き返してもらった。
だからアタシ、腹に収まる代わりに元の力を失くしたんだわ。
大人しく人間の隙間で過ごしていなさい、ってことじゃあないかって思ったの。
そうしたら、なんだか。ここに顔、出しづらくなって。
……常盤は、ちゃんと、あの時、一緒、って言ってくれてたのにね。
[最後は笑い交じりのように言おうとして、失敗した。ただ声が不自然に揺れただけだった。取り繕うように、かろうじて苦笑いのような顔を浮かべて、]
……遅くなって。ごめんなさい。
>>426
[どうだったけな、なんて思い出して、雑誌から適当にとったような…なんて返していたと思う。みたいなら行こう、と躊躇もなく返していたと思う。]
[ひょいひょいと上がるあなたとは対照に、こちらは手すりを使ってゆっくりと上がっていく。
運動しないとダメだな…ジムでも行くか、とか考えて、それで妖怪の体力がつくかは知らない。]
…──楽しみで眠れなかったのかもなっ。
[そんなことを、強がりと明らかな笑みを浮かべて軽く言った。汗がにじむ]
わ、わかったから、一人で歩けるから大丈夫だ。
[降りてきたあなたに応援されれば、どこか気恥ずかしそうにそう言って──周りに人がいたからかもしれない。歩みが少し早くなったか。
そうだ、あそこにつけば団子を食べながら座って休もう、なんてことも原動力に]
>>424歯
そっか。
……あー。わかる。それすごいわかる……。[遠い目をした。]
でもまあ、誰に聞いてもわかるもんじゃないよね、そういうの。
ツケでもなんでも、自分で結論つけなきゃいけないしさ。
──色々試してみるのもありなんかね、こういうの。
ま、いっぺーちゃんがからむことだし。
言われんでもか知れんけど、沙霧さんならできるっしょ。
[応援してるよ、なんて立ち上がるあなたを見上げた。
あなたへの信頼というわけではなくて、親友が信を置くことへの信頼に近い。]
うん、気をつけて。こっちこそチョコ、ごちそうさま。
またどっかで会ったら、どうなったか聞かしてね。
[まだしばらく休憩していくぬいぐるみは、またね、と軽く腕を振った。]
>>429 猫
[なれば、その時までに鍛えようか。なんてこっそり思っていた。きっと、ごみを漁っていたときはもっと体力があったかもしれない。]
…そうだな、そんなところだ。
それに、こうやって休日出かけるのも久しぶりだ。
[なんか一瞬微妙な顔をしたかもしれないが、発した言葉もまた嘘ではない。
争いがあってから、とりあえずはそれまでの生活の感覚を取り戻したり、生き返りとかでそれどころではなかった]
…──お前はなんでそんなに元気なんだ…
[まだまだ元気が有り余っているようなあなたを横目で見て、押されながら歩く。]
──あぁ、今じゃ観光地だが、いるはずだ。
こっちはただの化け烏だぞ?比べるまでもないさ。
>>418水、>>天
[多分、この二人がそろうと、そういうことは結構あるんじゃないか。悪友同士の悪ノリが高じて。
席についてもカウンターを二人で鳴らしていたかも知れない。]
野菜? なら大葉も! ぱりっとしたやつ! インゲンも欲しい。
えーじゃあ今度持ってくる。水煮の奴ならスーパーに売ってたし。春になったらこごみとふきのとうとタラの芽なー。
[自力でとってくる。なんてカウンターをまた肘で叩く。
あなたの店をそば屋にするつもりはないけれど、次の春の話までする。そうして料理をねだって、親友に「ふきのとう食える?」なんて聞く。
少女が帰ってくれば、お邪魔してるよなんて言うんだろう。]
材料確保じゃダメ? 皿洗いなら、ゴム手袋かしてくれたらやるけど。[染みるからだ。]
[賑やかに騒がしく調理を冷やかして、出されたそばに、親友とハイタッチ(肘で)なんてしたかも知れない。
喜び勇んで犬食いで食べ始める。
数ヶ月もすれば、おんなじように喜び勇んでまたそばをすするんだろう。**]
>>430猫
あっわかるー?あるわよねえ。[少しだけ親しみを覚えたような視線が向いた]
そうそう。何にせよ、自分で答え出すしかないのよ。
自分の道は自分で決めたいもんね。
ふふ、それはどーも。頑張るわ。
あきらちゃんも、なんか悩んでるんだったら、答え出るといいわね。
[立ち上がってから一度、あなたに向き直り]
ん、わかったわ。
こっちこそごちそうさま。それじゃ、またね。
[ひらりとあなたへ手を振れば、スカートの裾を翻して。女の背中は、街の人々の中へと消えていく**]
>>418水>>433猫
ゴーレムははかもり?で一人で廃墟を守ってるんだけど……
[説明をし始めたものの彼の説明で全貌を把握できることはないだろう。あきらと二人でいるとついつい悪ノリが続いてしまうが、これもまた平和日常なのだ。]
野菜もあったほうがいいか。インゲンよろしくー!ネギ山盛りもわるくはねーぞー!
ふきのとういける!おれは好き嫌いしないからなー!
[親友からの問いには注文することで答えた。ここが蕎麦屋でないことはもちろん把握しているがなんだかんだで頼まれてくれる成桐に甘えているのだろう。]
しょーがねーな。皿洗いぐらいしてやるか。
[偉そうに軽口を叩く。成桐からツッコみが入るかもしれないがそれもまた楽しいものであろう。親友とハイタッチをして蕎麦をすする。親友と店主と食べる蕎麦はおいしくて、楽しい。そうして数ヵ月後も、その先もきっとそうやって日を過ごせるのだろう。]**
[何故か透かすように外から缶詰を眺めてながら、]
お詫び?お土産?
焼き鳥もきっと好きだよ。きっとねねの気持ちも嬉しいさ。
[そういう本人の方がどこか嬉しそうにビニールの持ち手を握りなおした。]
またお下がり食べるだろ。一平より先に起きないと取られるよ。
[そう言いながら、社の方へと歩き出す。あなたも共にくると疑っていない足取りだ。]
>>440 猫
そんなところだな。
え、ほんとかよ。最近忙しかったからな…。
[それは、自分では気づいていなかった、考え込む前に、あなたの言葉が続いた]
…撫でてるのかよ…。
[その言葉どこか力ない]
カップ麺は日進月歩、日を追うごとに美味しくなっていくからな、チェックするのも大変なんだ。
[その目はどこか輝いていたとか。続く言葉には、わかってるよ、なんて返した。買い物に行くことがあるならば、最近は野菜も買うようになったかもしれない。]
さーね、山の神の考えることは世俗にまみれた俺にはわからないな…っと…。
[そんな事を言う頃には、登り終えているだろう。腹も減った頃だ]
>>415 歯
んー思ったこと言っただけ!おれは単純だからね。
駅は知ってるけど入り方がわかんねかったんだ。金もかかるし。へー、楽なのかあ。早いけどすげー揺れるのかと思ってたよ。
[あなたとの日常会話。結婚式の話はする気分に慣れなかった。でも、以前よりあなたと楽しく話せているような気がしていた。]
うん、やっぱり沙霧サンがいてくれてよかったな。
一緒に話すのが楽しいや。
[にこりと微笑んだ。この楽しい瞬間を予期したわけではないが生き返ってよかったと思えた。]
>>446 猫
…ほんとかよ…。恥ずかしいな。
[なんとなく、同居人に弱み居みられたみたいで気恥ずかしく、恥ずかしそうに顔を顰めた]
お気遣いありがとよ…口にそれは死ねるぞ。頭でいい。
そこらへんは、まあ都合良く出来てるよ。[肉とジャンクばっかりだが、妖怪のせいか、烏故、取り敢えずその傾向は見えない]
そいつはいいな、どうせ色々行くしな
[それも楽しみの1つ、なんて目的が見えなくなりそうだが、そんなものだろう。ピーマン、には苦いんだよな…とかいいながら]
…ん?
[言葉を飲み込むあなたに、不思議そうにしながら、早足であなたを追う。こちらもお腹がすいたのだ]
>>448烏
[会社勤めの経験のないこちらは、その恥ずかしさはわからない。]
手ぇ生えてよかったわ。
[今までは肘で撫でてたので。]
なら、……いいのか? いいのか。……いいのか?
[自由に生きられるってことだけど、自由をそこに求めるだけでいいのだろうか。何となく疑問符が何度か浮かんでは消えた。]
──そのうち、カップ麵研究書とか出せるんじゃないの。せっかくモノ書いてるんだし、そっちに転職してみたら。
[笑い声と共に、階段を上りきった。]
[さっさと店に飛んでいって、閉店間際の店頭で、串だんごをふたつ、買った。小遣い程度の小銭の準備はある。
後を追ってきたあなたに一本差し出してから、ぶらぶらと薬王院の門へと向かう。もう締まっているかも知れないけれど、ここよりは見晴らしがいいだろう。]
>>447天
アンタ、やっぱ天邪鬼なのに素直なのよねえ。
[あのとき、自分は「やってけてる?」と聞いた。妖怪の本分を忘れ去ったかのような彼を見て、それで良いのだろうかと思った。でも]
――そういうトコ、嫌いじゃないけどね。
[それでもいいのだと。その変化は、良いことも悪いこともあるだろう。ただ、自分自身がそれを受け入れ、それで幸せであるのなら。それもまた新しい道であるのだと。教えてくれたのもまた、目の前の子鬼だ]
私も一平ちゃんと話すの、楽しいわよ。
……ありがとうね。あのとき、私の手を引いてくれて。
[一度死んだ自分に、また生きる勇気をくれて――]
>>405花
いいんか……。
[一拍。]
いいんか……?
[疑問。]
だいぶ待つぞ。おれ大きくなるの多分時間かかるし……。
りっちゃんを寂しくはさせねーし、言って後悔してねーならいいんだけどよ。
[おどおどと答える。断定口調ではあるものの、多分なんてつけてしまうほど自信はなさそうな態度だ。感謝されればそれも落ち着いて。]
りっちゃんの気持ちは分かった。
だから、これからおれも考えるよ。りっちゃんを嫁にできるか、おれができるか、を。
[はっきりと伝えた。]
>>449 猫
[恥ずかしいのは、働いてる上での寝言か、あなたに聞かれたことか。]
そうだな…いや、ほんと心配…っていうかびっくりしたんだからそれを先に言えよ。
[思い出しても、ぎょっとした。ジト目であなたを見る]
いいんだよ、ただ野菜もくうさ。
…それは魅力的だが、流石にカップ麺だけじゃ食ってけないぞ、
──でも、食べ物の事を書くのは良いかもな。考えてみよう。
[折角色々行くんだし、とまた思い。少し魅力的か、なんて考えて、そっち方面に変えてみようか、なんて考えていた]
あぁ。ありがとう。
──うん、うまい。
[あなたに追いつけば、一本それを受け取って。もぐもぐと食べたり水のんだりしながら、ゆるりと薬王院の門へと一緒にあるいて行くだろうか]
>>442狐
小さくされたもの。
[降った笑い声へ、咄嗟に言い返す。あの炎精と違って、人間の見た目になんの変化もないのだけれど。]
――じゃあアタシも言おうかしら。
アタシ、このねぐらがいっとうお気に入りなの。
常盤がいるここがね。
["それでこそ"と呼ばれた名前が妙に嬉しくて、落ち着こうとして、レジ袋に視線を落とした。袋をあなたが受け取れば、照れくさそうな口元の緩みが隠せないまま、憮然とした表情を取り繕って。]
缶詰も、全部持っていっちゃって、そのままだったから。
あの時は、次の日には帰って来る予定だったのよ、まだ。
[そんな言い訳じみた言葉を並べた後、ぽつぽつと付け足す。]
……常盤は、あんまり自分の買い物しないし。
それと、キツネサマ、敬ってみようかなって。
>>450 歯
沙霧サンには特別素直さ。
[少々おどけたように笑いかけた。ひねくれ者と言われる天邪鬼らしさは感じられない。]
はは、嬉しいこと言われちゃった。
[だが、それでもいい。弱くても、一人の時期があっても、妖が人のいる都会で生きようと思ったって、いい。幸せである、楽しいものだ、そう思えるのならば、その道を選ぶといい。きっと。]
いいんだ、おれだってお礼言わなくちゃ。
一緒にいたい人がいたから返ってこれたんだよ。
だから、これから新しいことするかもしれないけどさ。沙霧サンはずっと沙霧サンでいてくれよ。
>>397水
それじゃあ本屋さんに行かなきゃだね!
あ、でも図書館でもいいかも…
[そこはまた常盤に相談してみようかと、立花は頭で明日やるリストに加える。もっとも、実際会うまで覚えていられるかはわからないが]
うん!まかせてっ!立花頑張って教えるから!
[そう宣言する立花は自信満々気だ。]
やったぁ!迅兄ちゃんのお料理美味しいから教えてもらえるの楽しみ!!
[そういいながら教えてもらいたいものを指で数える。彼の得意料理、おかしやらエクセトラ]
それも含めて特訓だと思って行けばいいんだよー!
よしっ!決まりだね!じゃあ博物館も行って!本屋さんにも行こう!!ついでに常盤さんやいっくんたちも呼ぼうねっ
>>457続き
[そういうと近くに置いてあったメモとペンをとり先ほどの相談を含め軽くメモをする]
……あ。迅兄ちゃん。
[ふと、メモから視線を彼に向けた]
立花が今ここで生きていけるきっかけをつくったのは…迅兄ちゃんだから。
迅兄ちゃんが言い出さなかったら立花諦めてたかもしれないし…だからあのね。
−−−ありがとう!これからもよろしくね!
[そう言い切った立花に彼はどう反応するだろうか。彼の反応を待った後、タイミングよく、お腹がなるかもしれない。立花はここへきた理由を思い出し彼に言った]
迅兄ちゃんー立花、お腹へった!
何か所望するっ!
[中身などはどうあれ甘えたなのはいつまでも変わらなかったらしい**]
お下がりを頂くことで、キツネサマと食事することになるんだ。敬ってみるなら、ねねが食べなよ。
それに……我儘いうなら、私もねねと食べたい。
[ダメかい?と追いついたあなたに首を傾げた。]
一平はここで働くって住んでるからね。
ねねも床の上にあがってきても良いのに。
>>456天
そうだったわね。[くすくすと笑う]
……うん。
私は、"私"になれるといいな。
[――結局のところ、自分の目指しているのは、そこなのかもしれない。"妖怪"でも"女達の未練"でも"人間"でもなくて。ただ、"沙霧"として生きられたら。そのときには、]
一平ちゃん。
私を、見ていてね。迷っても、アンタの声でまた帰れるように。
独りで歩き続けるんじゃなくて、誰かが一緒にいるんだって、思い出せるように。
一緒にいましょ。
[「結婚しよ」とは、結局、言わなかった。何だか相応しくない気がした。それがきっと、何かが変わっていく証で、一歩を踏み出した結果だ]
[未来の夢を描きながらも、踏み出せなかったぬるま湯を抜けて。その先の未来はわからなくても、ゆっくりと進み続けるために]
[あなたの小さな手を、そっと、握った**]
>>459烏
たまにはね。……別に、お前の怒り顔ばっかり、知りたいわけじゃねえし。
[半分自覚した感情に、素直に笑顔が見たいなんて言えない。]
烏の食性ってそんなんだったっけ……。ま、身体壊さないんなら、別にいいけど。
──料理なあ。なるちゃんに教わるのも手かもな。
[ときわちゃんのはちょっとさっぱり系だ、なんて呟いていた。]
売れなかったら、中古書店に売ってくるから安心しろよ。
[最後はそんな、からかい混じりに。]
──いや、さ。あたしさ、モノの声聞こえるから。聞こえるけど、別に話せないし。[手のひらを見下ろす。手のひらから聞くからだ。]
あやかし同士なら話せるし。
こないだみたいなん、起きる前に。高尾みたいな、そゆのに慣れたのがさ、話聞いてやれば、なんか……起きないンかなって。
>>457 8花
図書館な。昔教わって、カードっての作った気がすんだけど……どこいったかな……
[その時は、文字にも物語にも興味はなく、どこかに放ってしまったのだが。今思えば、少し勿体ないことをした。早く始めていれば、何か違っていたかもしれない。時間があまりにありすぎるから、いつの間にか新しいことを先に先にと伸ばしていたのかも、しれない]
料理は厳しいぞ。今の味になるまで70年だからなー。
そして教えるのも厳しいぞ。70年経っても覚えてないからなー。
[そんな風に揶揄えば、あなたはまた拗ねた顔をするのだろうか。]
[知り合いたちの名があなたの口から出れば、おう、とだけ呟いて。あなたが一平との間になにかあったらしいことも、(目を配るようにしたから、だろうか)なんとなく察せるようになって。それを話してもらうには、自分はまだ非力だろうかと思いながら、聞きだすタイミングを見計らている。]
>>458 花
[あなたがふと振り返り、まっすぐに見上げて笑う。臆することもなく、そんなまっすぐな言葉を人に向ける。眉をあげて、それから目を細めて]
なんだよ急に。
……俺がそうしたかっただけって言ったろ。
[本当は何度も折れていたし、その度に誰かの手を借りて、なんとか立ち上がったように見せかけて、ごまかしごまかしやっていたのだと。そこまで晒せるほどの勇気がまだ足りない。けれど]
……俺も、立花が生き返らなきゃ嫌だと思ったから、
だから動けただけだ。同じだよ。
夕飯食ったろー。……デザートのあまり、持ってくるから待ってろ。
あぁ、うん。
こちらこそ、よろしく。
[お前が誰かと出ていくその日まで、と心の中で付け加えて。いつかきっと来る日まで、できるだけのことをし続けていこうと、今はそう思っている**]
>>467 続き
……どうだろうな。人のことも、妖怪のことも、きっと相談には乗れるよ、色々と経験もしたしな。
[それはこの間の件も含めてか]
[あなたの言葉を聞いて、あなたに近づいて、目線を合わせて顔を見て話をしようとするだろう]
そんなことを考えてたのか…
でもな、俺は、正直あきらの言葉には救われたよ。
──1回はつかめなかったけど、俺が今こうしてるのは、お前のおかげだよ
[それはきっと、倉庫での、廃ビルでのあなたの言葉]
んー…だから、なんだ。
あきらがの言葉だから、届くことってのはあると思う、俺が単に理屈で喋ったのとは違ってな。
だから、お前のそれで、そういうのに慣れてないって思うんなら、これから知って、慣れていけばいいさ。
今日だってそれのはじめだろうよ、それでも足りなければ俺でも、他のやつでも呼んで使ってくれればいいさ。
>>462 歯
うん、見てるよ。沙霧サン。
迷いそうになったらおれに言ってね。おれは、生きれる限りは生きてるからさ。おれも迷ったら沙霧サンに……言うかも。
そうだね、一緒にいよう!
[軽めの言葉で返事をした。彼女にはきっと沢山の言葉はいらない。ゆっくりでもきっと進めるんだろうと信じていた。そして、自分もまた。]
頑張って!
[自分より大きな手に握られれば握り返す。きっと進めるよの代わりに。]**
>>460狐
掌で潰さないっていうんだったら考えてあげるわ。
[ネズミの姿の己を思い描きながら、どうにも満更でもなさそうで。]
それはもう。
蘇って悪いことなんて、一つぽっちもないわ。
[そんな返事を返したのは、ビニールを受け渡しながらだったか。]
……それは、ごめんね。
けれど、別に、チャラにしてもらう為に持って来たわけじゃ、
[そう言葉を続けようとして、振られたビニールに気を取られた。
続いたあなたの"我儘"に、一つ、こくんと頷いて。]
だったら、そうね。一緒に。
[なんて満面の笑みを向けた。]
[社へ向かいながら、一平の話を聞く。住人が増えたなんて知らなかったが、缶詰の安否を除いて、概ね生活にかわりはないだろう。"床の上に"には、「狭いところの方が落ち着くの」なんて返したけれど。今日ばかりは、同じ社の床の上から、なかなか引っ込もうとはしなかった。何もかも愛しいねぐらに、やっと帰ってこれた記念の日だったから。**]
>>470天
[あなたからもし頼ってくれたら、それはそれで、とんでもなく喜んでしまうんだろう予想はついた。寄ってくるのは相手の方からでも、なんだかんだ言って、寄りかかっているのは自分の方な自覚はあるから]
[握り返された手に、嬉しそうに微笑んだ**]
【いつかどこかの空の下/昼】
[それはよく晴れた日だった。仕事を休み、雲一つない空の下、都心部の喧噪を少し離れて、あの廃ビルまでやって来た]
[廃ビルは封鎖され、取り壊しの日程が書かれた紙が壁に貼られている。それはそう遠くない日付で、やがてこのかつての集会所は、影も形もなくなるのだろう]
[戦った日々があった。夢見たものがあった。思い出にするには生々しい傷があった。けれどそれを、後悔として胸に刻みたくはない。それは変わりゆく命の道を生き、歩くための、掛け替えのない靴なのだから]
[女は空を振り仰ぐ。この世に生まれ出でたとき、身に纏っていたのは白いドレス。本能の声を聞いたとき、力をくれたのは黒いドレス]
>>465 花
いいんだ。りっちゃんは人ができてんな。雪女だけど。
最後のほう今なんて…?
[本当によく聞き取れなかったようだ。聞いていたら彼にとっては衝撃の事実であろうが。]
分かったけど、いつ決まるか……というか。もう決められたような……[後ろにいくにつれ小声で呟く。]
クローバー?急に?いいけどよ……。その。ま、いいか。
[右手を握りあなたの提案通りクローバーを探しに行くのだろう。遠い未来まであなたの気持ちも自分の気持ちも理解しようとも分かろうともしない、ということは許されないだろう。でも今日のところは幼馴染との関係は今のところはこの距離のまま、幸運を探しに。 ]**
[でも、まあ。自覚できたのは、悪くない。]
【某家・深夜】
[誰かの寝言で目が覚めれば、寝ぼけ眼を擦ってから、なだめるみたいに彼の髪にキスを落とすことくらいは、できるようになった。すぐ寝直すけど。]
[それは多分、気づかれるまでの秘密だ。**]
【水タバコ屋/朝】
[ツボから出て、ひとつあくびを噛み殺しながら。今日も何とか朝のうちに起きられた、と時計を確認する]
[あれから、どれくらい経ったろうか。思ったよりも身体の回復は早いらしく――それでも元に戻るというわけではないのだが――なんとか8時間、元の姿で動けるようになった。その日から、昼間も2時間だが店を開けることにした。あと、定休日も決めた。]
(「普通は決まった時間で店は開くし、客が来ないからって寝ないもん」らしいから、なぁ)
[砂糖の代わりにカルダモンを入れたコーヒーを飲みつつ、そんなことを考える。更生したのかと今聞かれたなら、そんなもん、と隠さず頷くだろう]
[そのうち起きてくるだろう、立花の分の食事を温める。立花は最初の数日こそ、早起きを始めた彼に驚いたり喜んだり、はたまた熱でもあるのかと心配したりしたのだが(ちなみに平熱は40度である)、もう慣れたのか騒がなくなった。]
全て世は事もなし、かぁ。
……自分が変わったかどうかなんて、自分じゃわかんねーしなぁ。
[肉を薄く切って、丁寧に焼きながら。カウンターに置いた本を眺める。店が開く前に、少し読めればなと思いつつ、一日1ページ読めればいい方なのだが]
[立花が起きてくる音がする。今日は忙しくなるから常盤も手伝いに来てくれる。常連になってしまったかしましい女2人は来るだろうか。クルト騒がしい親友コンビも。それから、なんだか遊びを教え込むのが楽しいらしい新しい友人も]
[もう一つあくびをして、肉を裏返した**]
みなさん、約2週間お疲れ様でした。
楽しんで振り返れる村になっていればみんなの幸いです。
東亰奇譚【名月のやるよRP村】へのご参加ありがとうございました。
では、皆さんまたご一緒しましょう。
また同村してみんなで楽しめることを願いつつ。
ありがとうございました!
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