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/*おはよーー
>>=4 了解すー財布はあきらが相続したってことでええやで。金使って生きてこ。*/
[たどり着いた先、さして広くもない屋上を見まわす。
外れた柵のくちには錆が浮いていて、ずっと前に外れてそれきりという事だけは、わかった。
見下ろせばはるかに眼下、黒い染みのあとだけが見えた。]
[彼が、死んだ場所。時間が断絶されて、何もかも終わって、]
[空を見上げた。夜明け前はあんなに暗かった空。そらっとぼけるように、さわやかな秋空の顔をしている。
パリパリになった袖を、手に持ったままのウェストバッグを、吹いた秋風は柔らかく揺らしていく。
その風にため息を混ぜて、]
[なにも変わらない街並みを、見ていた。**]
/*
突然「今度の金曜日、事務所で飲み会だから遅くなるわよ」って言われて「えっ…?」ってガチ困惑してたが10/7のことだった
紛らわしい言い方ヤメテ…
>>+26水(>>狐)
[話の内容は聞いていなかった。背を向けたために、あなたが立ち上がったことも、赤面していたことにも、勿論気付かなかった。"ここ"で目覚めたときのようにぼんやりとしていたから、怒声への反応だってひどく鈍くて、]
え、
[だから、振り向く頃には、その手は鬼気と共に迫っていて、駆け出すのも間に合わなかった。
あなたの手に収まった太い尻尾を覆う泥は、あなたの足元にぽかりと開いた大穴と似たもので、故にあなたの手を滑らせることはなかった。]
――ィッ、ちょっ、なに!? やめてはなして!
[ヂッ、ヂッ、と鳴き声混じりに喚き、逃れようともがく。尻尾を掴まれても、例え引っ張られたとしても、今は痛まない。ないのだが、この場に引き留められることが何よりも問題だった。なにしろ、ここにはもう一人――。*]
/*はかしたみんなかわいいやんなあ*/
>>+28続き
[どうしたんだい、と口を開きかけて、続いた言葉に少し目を見張る。]
……え、っと、ありがとう。
成さんも、消えずにいてくれて、嬉しかったよ。
最初に言うべきだったね。
[そう苦笑してから、縁側から降りて立ち上がる。]
そうだね。成さんの店がないと、常連のお客さんたちが困っちまうし。
行くのはいいけど、私、一応神使なんだけどね……そんな似合わないかい……。
[こんなに穢れを持ちこむ神使を神がどう思ってるかは知らないけれど。
あなたの全員で、という言葉に肯定を返したけれど、心は決まりきれていない。ただ、あなたが生き返る、というなら手はあるのかもしれない、と不思議と思えるのだから、不思議な人だと思う。]
(後姿ということは、ねねは離れて行ったんだろう。)
(そりゃそうだ、自分を殺した相手に会いたい道理があるもんか。)
(ここに居て、成さんにしこりがないなら、きっとねねも生き返れるだろう)
(それで、)
[小さくため息をついて揉める二人の方へと歩き出した。]
(そのまま会わなければと思ったけど、成桐が全員で、というなら、避けて通れはしないだろう)
[逃れようともがく鼠と尻尾を捕らえる成桐の後ろから、そちらへと近づく。]
成さん、離してやりなよ。
ねね……私に会いたくなかったんだろ、悪いね。
>>+29 狐
[走り出すまえに、あなたのこぼした疑問なのか不満なのかには、首を傾げて答えた。]
んー?いや似合わないっつーか。こっちも似合うけど。
俺の店で働く方が楽しくないか?俺は楽しい。
[そう無根拠に断言して、それから鼠の尻尾を掴みに行ったのだろう。]
>>+27 鼠(>>+31 狐)
[ぐっと掴んだ尻尾を、引っ張りはしないが離しもしない。赤らめた顔を悔しげに歪めながら、あなたに捲したてる。]
お前はなぁ、2度も俺の恥ずかしい場面見やがって、言いふらさねーのは信用してっけどな、俺は恥ずかしいんだぞ!?
[微妙に罵倒になっていないが、羞恥のせいだろうか。ちなみに1度目は死んだときのことだが、伝わっても伝わらなくてもいい。]
[そうして騒いでいると、後ろから追いついた常盤の静かな声が聞こえる。振り返って、それから漸くこの狐と鼠の間に起きたことに思い至る。しっかり見ていたのに、あまりに迂闊だった。慌てて手を離して、それから宙に手を彷徨わせて、結局]
…………ごめん。
[しょげた様子でそう言うと、あなたたちから数歩離れたところへ下がった。]
>>+32水
なんなの! ――――!
恥ずかしいところ見られる方が悪いんじゃない!
[ついにはキイキイと金切声まで上げて、再び歯も閃くかといったところで、もう一人の声が届く。]
[声を、かけられてしまった。(>>+31狐)]
[ピタ、と、それまでが嘘だったかのように静止する。手を離されたばかりの尾から、しとしとと闇が滴った。解放された鼠は、しかしすぐさま駆けて行こうとはしなかった。]
……それは。
お互いサマ、なんじゃあないの。
"こんなにすぐ"に、会う羽目になるだなんて、
(常盤、)――あなただって、思っていなかったでしょうに。
[つとめて声の方を振り返らないようにしながら、悪態の声色で。]
>>+32,>>+33水、鼠
[断言する成桐に人たらしめ、なんて言っていたんだけど。
ねねがいることに気付いて、そんな軽口も引っ込む。]
[騒ぐあなた方の方へと歩み寄って、しょげた様子の成桐へと首を振った。]
いいや。どうせ、会わせるつもりだったんだろ、成さん。
[駆けて行かずに背を向けたままの大鼠へと向き直る。いつかと違って自分も敷地から出て入るけれど、いつかのように神社を背にしたまま。
一度、闇が滴る尾に視線が動いてから、あなたの背へと固定された]
お互いさま、か。
……まぁ、どういう顔すればいいのかは分かんないね。
[やはり会いたくなかったのか、と当然と分かってはいても心は沈んだ。]
可能性は十分あるとは、思っていたけれど。やっぱり瞬間は理解できないもんだね。
それに、こんな状態になるとも思っていなかった。
【某廃ビル/夕方】
[時刻は夕方になっていた。
昨日から崩れ始めていた均衡は、この日に時が経つにつれてさらに崩れ始めていた。]
[あちら側に攻め入っているのか、逃げ出したのか、捕えられているのか、裏切ったのか─それとも死んでいるのか、それはわからない。
だが、支配派が集まっているその気配は薄まっていた。]
[男は、前線から撤退し戻ってきていた。
他のものはうまく退けただろうか。まだ体勢を立て直せば…]
ぐっ──。
[痛みに顔を顰める。
いつかはパリッとしていたスーツも、埃やり取り破れが目立っている。]
[廃ビル内の一室、自分達が使っていた部屋の扉を開ける。
ソファのウレタンは露出し、テーブルには埃が溜まっている。
空の缶や、食べ物の袋なんかがそのままの部屋。
中に入ると、今はもう1人で使っている部屋だと、一瞥もせずに扉を締める。*]
>>+34狐
[声が返れば、そのまま緩慢に身を縮こませた。あなたの視線に晒された背が、きゅうと毬のように丸くなった。その場に座り込んだようだった。]
……でしょう。
あなたはアタシを見事に返り討ちにして。
アタシは、二度もあなたを殺したもの。
[顔を向けないまま、訥々と言葉を落とす。両方とも、この雌ネズミの主観であって、あなたの身に覚えはないのだろうけれど。]
せっかく生き延びたっていうのに。
[皮肉と、惜しみを、混ぜ損ねたような調子だった。]
……死んだ後だものね。そこの彼[成桐を尾の先で指した。]に無理に起こされたせいかと思ったけれど。全員そういうわけじゃあ、ないみたいだもの。
[少年が死んだビルの屋上。
柵に頬杖をついたまま、高いビルの上から、ときおり遠目に見える人の目には映らない争いを、ただ眺めていた。
その争いは徐々に一方的になっていって、 ……]
[夕暮れが迫る前、ウェストバッグを肩に引っかけて、くるりときびすを返した。
向かうつま先は、逃げていく者たちの向かう方向へ。]
【某廃ビル・夕方】
>>33>>34烏
[息を殺すのは、このぬいぐるみには実際たやすいことだ。もともと命なんて持っていない、ただの布の塊だ。
それでもビルの中に潜り込むのは少しばかり苦戦した。いくら気配が薄まっていようと、支配派が占拠しているのだから。
だから、部屋に無造作に入っていくあなたの姿を見かけることができたのは、3度目の幸運ってやつなんだろう。]
/*
ずいぶんぼろぼろだなーって言おうかと思ったんだけど、「っあ〜〜〜〜〜〜〜ビールのみて〜〜〜〜!」とか言いながら着替えに入ってたらすっげえ気まずいなって思って……
>>35>>36猫
[この男が部屋に入る時、あなたの気配には気づいていなかった。
扉の立て付けは、廃ビルの割に悪くは無い、誰もいるはずのない部屋を一瞥すると、扉を閉めてそのままソファへ倒れ込むように座る]
──ふぅ…。
[疲労を取るためか、ソファへもたれかかるとしばし目を閉じる。
あなたの気配には、ドアノブが回るまで気づかない。]
[しかし、ここを開ける相手にも心当たりは無い。あなたが滑り込み、後ろ手に閉じたあたりだろうか。その目を開ける]
何だ、用なら声くらい──…なんっ
[あなたが目に映れば、一瞬固まっただろう。
なんで、と言いかけた言葉は止まり、あなた見据えている*]
>>+35水
だろ、だから私は気にしないでいいさ。
[大鼠はどうかは分からないので、そんな言い方にはなったけれど。
そこから意識を大鼠へと移したのだろう。]
>>+36鼠
[緩慢に座り込む仕草があなたらしくもなく、どことなく気弱な仕草に見えた。]
……なんの話だい?
一度もあんたに殺された覚えはないよ。
[返り討ち、については実際その通りだったかもしれないけれど、後者については一度たりとも覚えがなくて、眉を寄せていぶかし気な声音があなたの背中に返る]
あの襲撃はね。最後まで持たなくて、本当、申し訳ないことをしてる。
[尾で示された成桐へと視線を一度向けて、あなたへと戻す。]
私が起きた時は寝てたぞ、そこの。
ねねは、成さんと一緒に生き返る術を探すのかい?
>>37烏
[後ろ手にドアノブを握ったまま、フードの下の目は室内を一瞥した。
視線がソファにもたれかかるあなたをとらえて、すぐに横に流れる。誰か他にいないかと確かめて──窓がなくても、明かりがなくても、夜目は利く──誰もいないと知れば、ドアノブから手を離した。
肩にかけていたウェストバッグを手に持ち替えて──そのバッグにあなたは見覚えがあるだろうか、昨日の少年がつけていたものだけれど──ドアに、その背を預けた。]
[口を開いて、一度閉じた。大きく深呼吸をしてから、もう一度口を開いた。]
……三河屋です、なんて言やいいのか?
随分と、ぼろぼろじゃんよ。
[そういうこちらだって、最後にあなたと会ったときから比べれば、同じくらいぼろぼろだ。服は昨日のまま、彼女の血で血塗れだし──左袖は中身を無くして垂れ下がったままだ。]
>>38 猫
[その部屋には、男以外には誰も居ないはずだ。いたとしても鼠がいるくらいかもしれない。
その部屋は割れた窓ガラスから夕暮れが見えるだろう]
[あなたが持ち替えたウェストポーチに、しばし目線が動いただろうか。
見覚えがある、昨日、ビルで会った──死んだその少年が持っていた物だ]
頼んだ覚えはないな。
──…自分を鏡で見てから言えよ。
[止まった言葉を飲み込んで、あなたの言葉を待ってから、その垂れ下がった左腕を、その姿を見てそう返す。
その血があたなのものかどうかは知らない。昨日住宅街からの去り際にあなたが居たのは覚えている。]
…こんなところに、一人で何をしに来たんだ?
[ゆっくりと、言葉を続ける。驚きが静まれば、頭を思考がめぐる。
あなたがここにいる、それはこちらの居場所がばれたということだろうか──]
>>+39鼠
……私が化かした……、、――、
[心当たりを探すように首を傾げて、少しの間。自分で掛けた術のくせに時間が掛かったのは、あの幻術は「誰か大事な人物が死んでいる姿」を見せる趣味の悪い物で、だから息を呑んだ。あなたには見えない瞳が動揺に揺れる。]
あんた、そんなこと気にしてんのかい。
殺された方が責任感じる必要なんて全くないだろ。
[不自然な間が開いてから、少しだけ作られたような呆れた声音が貴方に帰った。]
それは、災難だったね。
[耳を引っ張られたというのに、あまり思ってなさそうなそんな調子。]
立花とは、うまくやってたんだね。
……。……ねね、生き返ったら、まだ続けるのかい。
[いつかも問うた言葉だ。]
>>猫
[男の声色は、特に上がりも下がりもしていなかった。]
そりゃどうも。肉なら喜んで受け取ったんだがな。
……──さてな、少し、休んでいただけだ。
[黒いスーツから覗かせるYシャツはところどころ赤く染まっていただろうか。
そう言われても、立つ素振りは見せない。それでも夕日と共にその目はあなたから外さない。]
…──ありすぎるくらいにはな。
[昨日手に掛けた二人、あなたの関係は知らない。
でもその少年はあなたの名前を口にしていた、撃った相手に、走ってくるあなたの姿が去り際に見えた。
きっとその他にも争いは合っただろう。そういう意味でも心当たりはいくつもある。
外の烏も男に何かを告げには来ない、少なくとも敵襲ではないか]
>>+40狐
[あなたには未だに背を向けていて、だから動揺は察せなかった。ただ、ここであなたが息をのむ理由は掴めなかったので、もぞりと居心地悪そうに、首を動かす気配があった。]
……謝ったりするつもりはないけれど。
お相子でしょうって言いたかっただけよ。
[呆れ声に、コリ、と鼻を鳴らす代わりの歯鳴らし一つ。それからやはりぼそぼそと、言い訳じみた調子の声が続いた。]
顔も叩かれたわ。[こちらはなお憮然として。]
懐いてくるコの"災難"だもの。少しくらいはね。
[それから、最後の問いに答えるまでには、長い沈黙があった。尻尾の先が地面にぺたりと落ちて、闇色をじわり、広がらせて。]
――。生き返ったら、って、仮定の話にしておくわ。
……アタシはね。叶えたかったことも、やろうとしたことも、転がって来た機会に、乗ったことも。全部、間違ってはいなかったって、思ってるわ。だから、考えは、変わらない。
……ただ。
一度失敗した方法を、またすぐに繰り返すつもりは、ないわ。
化けられないネズミだって、それくらいはできるもの。
>>23 >>24 >>25 >>26烏
【路地裏/夜明け頃】
[路地裏に佇むあなたを、女が見ていた]
[カラスから報告を受け、それきり立ち尽くすあなたの心中は、女には測れない。こうして傍に居たとして、声が届くこともない]
高尾ちゃん。
[けれども女は、言う]
高尾ちゃんは――頑張っているわ。
私は今だってずっと、アンタの味方。
ねえ。
悲しんだっていいわ。
怒ったっていいわ。
でも、
……アンタが生きると決めたその道を、自分で選んだことは、とても尊いことだから。
どんな道を選ぶにしても……私達や、他の誰かのためじゃなくて。
高尾ちゃんの思うように。高尾ちゃんの目指す未来のために。
選んでね。
[少しでも届けばいい。あなたが、全ての責を負うことがなければいい。自分達はただ、それぞれの願いがために生きて、死んだのだから]
[手を伸ばす。あなたの腕に触れる――否、触れることはない。けれどもあなたが歩み去るまで、女はただ、そこに居た**]
今更表に出すのが恥ずかしいから独り言に埋めるソロールへのソロール。
孝夫ちゃんと変換されて慌てたことをここに記す。
【廃墟ビル/早朝】
[烏の声が遠のいた。当面の目標は達成できたはずなのに何故か体は動かなかった。]
[親友がいる気がする。何か返事をしないと嫌われてしまう気がしたのに口は開かなかった。何が起きたんだったか。帰ったら、話してやらないと。]
[誰かが泣いている。自分が言わなければ、泣き止んでくれないだろう。遠い昔から聞いた声だから、そう確信できる。]
>>花
[あなたの声が聞こえてくる。]
/*
ひょっとしてあきら一人称初公開か(ざっと読んで来ただけだからどこかで見落としてるかも)
したらすごいな……ここまで明かさずに来たのか……
なんていうか……なんだ……沙霧は、自分の手で未来を掴もうともがいてるし、同じくそうである人がとても好きなので。
仲間達はみんなそうだったと思ってるのよな。
だから、その選択をしたこと自体は否定しないで欲しいというか。
むしろ否定しないために、誰かのためでなく自分のために何かを選びたい、選んで欲しいと思うところはあるのかもも。
上手くいえにゃい。
>>猫
あぁ。「だった」なんてのはおかしいがな。
勝つさ…その為に、俺はここにいる。
[あなたがうつむいたように見えても、その理由はわからない。
死んで終わりだなんて、思っていない、たとえ死んでも、それは勝つためだ。]
──…そうか。常盤が…。
[あなたが言葉を終えるまで、じ、とそれを聞いていた。あなたの一人称の変化も意に介しているときではない。
その問の様な言葉を聞いてからそう口を開き始めた]
…わからないな。
お前にとって、持ち主がどれだけ大事かなんて俺には、わからないさ。
だから、俺をどれだけ殺したいかなんて。
[わかる、なんて言えるはずも、言う気もなかった。
そう言いながら、立ち上がるだろうか、足取りは少し不安定だ]
──俺にはわからない。
…殺したいなら、どうする。おとなしく殺されてやるつもりもないぞ。
>>45烏
勝って、どうすんだ。……何が、欲しいんだ。
[尋ねる言葉は、横板に雨だれ。
そして応えに、一拍空いた。]
……だろうね。高尾は、物じゃない。
誰かのためだけに作られて、誰かのためだけに生まれた、物じゃない。
だから、俺の気持ちはわからない。
──。……、殺したい。その羽根を引きちぎって、地面に叩きつけて、踏みにじって、あのこの二倍の二倍のその二倍、苦しくてしんどくて、生きたいって叫ばせてやりたい。
[不安定な足取りで立ち上がるあなたの前に、一度、息をのんだ。]
[「どうする。」]
……。……──殺さない。
[震える声で、そう絞り出した。]
/*たかおあきら ←いそう*/
【廃墟ビル/早朝】
>>+43天
[結局、朝になっても立花は泣きやむことはなかった。立花はペタンと座り、両手で顔を覆うようにして泣いている]
(全部…立花のせいだ)
(常盤さんも、沙霧姉ちゃんも、ねね姉ちゃんも、迅兄ちゃんも、いっくんも…死んでしまったのは全部、立花の、立花のせいなんだ)
(みんな、みんな“立花は悪くない”って言ってくれる…だけど、立花が死ななければ、迅兄ちゃんを殺さなければ、あの声に着いていかなければ…みんな死ななかったのに…)
[泣きながらぐるぐると悪い方向へと考え込む立花。ショックが大きいのか、周りに誰かがいても聞こえないし気づかない。思えば思うほど立花の体はだんだんと薄くなっていく]
(みんなの幸せを、立花が、奪った、の)
(…おなか、いたい)
[死んでいて痛覚がないのに、立花は刺された、“死ぬ原因になった”お腹からズキズキと痛みがはしる感覚に陥る。その痛みはあの時と同じで。]
[だから立花は目の前に現れるであろう彼の魂に気づかない。]
>>46 猫
──人間を支配する。それがこっちの目的だっていうのは、最初に聞いてるだろ。
だから、俺はそれに応えたのさ。烏でもない、人間でもない、妖怪として生きる、その為にな。
[あなたの問いへの答え、それは自分でも、応える時に自問したもの。こちらは、詰まること無くそう答える。]
──あぁ、そうだ。俺とあきらは違う。妖怪としての生まれ方も、生き方もな。
[きっと、自分には理解できないくらい殺したいと思っているのだろうと、そう思っていた。
だから、あなたが絞り出した声には、驚いた様なあなたを見る]
…なら、なぜ殺そうとしない…。
それだけ殺したいと、お前の役目を、持ち主を殺した俺を──
[恨みを買うことなど、復讐の対象になることなど、こちらに来ていたときから理解していたことだ、だから、あなたの絞り出した声が、わからないと]
>>+42鼠
[居心地悪げに首を動かすのが見えて、視線を足元へと落とす。]
……私も、こうなったことは、謝るつもりはないけどさ。
えらく、気を使ってくれるんだね。
[それから、また少し間があいた。居心地が悪そうに片方の肘を握って、]
女と思われてないんじゃないか。[また軽口だ。]
そうか。災難について詳しくはまだ知らないけど、それなら、良かった。
[それからあなたから長い沈黙が返って、視線の先で闇色が広がるのを眺めていた。あれは、あまりよくないものに見える。]
……もうやめるって言われたら、その程度だったのかってなるところだった。
出来たら、今度は、ねねも、誰も苦しくない方法を見つけてからにしておくれ。
あんたも疲れただろう。
殺した相手にお相子なんていうやつ、向いてないよこんな方法に。
――それまでは、生き返って成さんや立花たちと楽しくやりなよ。成さんなら、受け入れてくれるだろ。
>>47烏(>>48続き)
お前を殺したって、ときわちゃんは帰ってこない。
このわけのわかんねえ、ゆく先がわからない、喧嘩だって終わらない。
ときわちゃんが死んだって事実は変わらないし、時間が巻き戻るわけでもない。
ときわちゃんが復讐はダメって言ったからって、お前を殺さなくても、ときわちゃんは喜びやしない。
何をやったって、なにをしなくたって、ときわちゃんの、役には。もう、二度と、たてない。
ときわちゃんのためにできることが、もう、なに一つない。
だって、もう。いないんだもん。
……どこにも。
[言葉を絞り出して、俯く。握りしめたバッグの紐が、ぎしぎしと鳴っている。赤焼けの中でも、握りしめる指は白い。]
──もう、あたしは。ときわちゃんの、ぬいぐるみに、なれない。
もう、おやくごめんなんだ。
でも、まだ。あたしは、生きてんだよ。あのこが愛してくれて、生まれた命なんだよ。消せるわけ、ないんだ。
>>48 >>49 >>50 猫
[あの時、あの倉庫で、あなたを、その言葉を押しのけた。]
…それはもう、俺にはできない生き方だ。
[すべてを押し殺した様にも、無表情にも見えるかもしれないほど、静かな声で言った]
…──。それが、お前の、あきらの生き方か…。
苦しくても、辛くても、怖くても、痛くても、それでもそうやって生きるのか──そういう生き方を選ぶんだな、お前は…
[あなたの言葉を聞いて、つらそうに、目を伏せる。それはきっと、自分が選ぶことのできなかった生き方だろうか、そんな風に思って、胸が痛い]
…だったら、俺を殺さないなら、ここに何をしに来たんだ、あきら。
[改めて、視線を上げてあなたに問う]
>>+44花
[暗黒だった廃墟にも朝日が差し込んでいた。少年の顔に朝日が照らされる。何故あなたがここにいるのかは分からない。だがあなたに気づいたら考える理由はなかった。泣いているあなたのもとへ向かう。]
――りっちゃん!
大丈夫か、泣いて。どうした。
[あなたの泣いている理由も知らずそんなことを言うだろう。あなたの手を取ろうとしたそのとき、自分の腕の変化に気付く。
片腕の肘から下が赤黒くなっている。ピリリと静電気のような痛みがはしる。うっ血してしまったようにも見えたが色は酷く暗く、ひび割れているような跡もあった。初めて感じる何かに蝕まれているという感覚が襲う。――黄泉の国の引力、その片腕は先日沙霧を貫いた方の腕だろう。
あなたがこの場にいるということ、自分の最後の記憶を辿りきれば、自分の状況をようやく把握したんだろう。]
おれ……ごめん。りっちゃんの分まで生きられなかった。
>>+45狐
気を使った覚えなんてないわ。
事実を並べただけだもの。
[あなたの沈黙の間、思案するように微かに歯を擦る音が響いていた。軽口には一度、「ナルはネズミの扱い方をわかっていないわ」だなんてぶすくれたけれど。
尾から染み出す闇色は、腹の下に溜まって、泥濘のように色を吸い込んでいた。影の代わりのように付きまとうそれを、この大鼠は意に介していないようだった。]
――なにそれ。やめさせたいんじゃないの。
[反射的に飛び出した言葉は、かつて、あなたへよく向けていた軽口のようだった。最後まで言葉を聞けば、やはり短くない間の沈黙があって。]
そうね。苦しいのはやっぱりゴメンだわ。
[それからようやく、あなたの方を振り向いて。]
けれどね、勘違いしてるわ。……常盤。
こんなこと。誰にでも言ったりなんてしないわ。
[言うが早いか、すぐに顔を正面に戻して。]
どうかしらね。ナルは尻尾を掴むし。
……、……常盤は。どうするつもりなの。
>>51烏
どうして。
[もう一度、尋ねた。]
だって、そうだろ。
何にもない。何にも無いんだ。でも、生きてるんだ。
だったら、生きるしかないじゃんか。
高尾に、言ったよな。胸はれるのかって。
……──おれは、もうはれない。はれるわけがない。
沙霧さんとやり合わなきゃよかった。そしたら、この手はまだあって、ときわちゃんをお前が殺すのを、止められたかもしれない。
ねねさんを引き留めてれば、あの襲撃だって別の形になったかもしれない。そしたら、ときわちゃんの傷は浅かったかもしれない。
りっちゃんをもっと探してれば、よかったし、一平ちゃんが出て行くのを、見逃さなきゃよかったし、なるちゃんだって、……。……
全部、おれが選んだ道で、その結果が、これだ。
自業自得だ。報いかも知れねえ。
でも、今、あたしがいるのはここだ。
だったら、ここで生きるしか、ない。
胸がはれなくたって、後悔も痛いのも苦しいのも、全部ひっくるめて、抱えて、生きるしかねえんだもんよ。
>>狐 >>鼠
[あなた方の会話が途切れた、どのタイミングだっただろうか。束の間訪れた静寂を、前触れもなく男のつぶやきが断ち切る]
なあ、
ねねも、トキワも。
……もしかして、生き返りたく、なかった、か?
[おずおずと、まるで何かをとがめられたかのような顔で、そう二人に尋ねる。]
……おれ、は2人とも、生きててくれたら、よかったって。
2人とも生きててほしいって……思ったから、
だから、ねねのことも、起こしたんだ。……リッカに、生き返れるって信じさせてやりたかったのも、本当だけど。
……。
[しばし、伏し目のまま、視線を揺蕩わせて。]
……迷惑、だったなら。俺の……わがまま、だったなら。
……ごめん。
[そう項垂れた。]
>>+46天
[ぐるぐると暗い思考に苦しむ立花を現実に引き戻した一つの声。間違うはずはない。昔から聞き馴染んでるのだから。立花は声の聞こえた方を見た。そこにいたのは、自分を見て心配している幼馴染の彼]
…いっくん
[彼に聞こえるか聞こえないか細い声で彼の名前を呼んだ。そして立花は彼は本当に死んだんだと理解してしまった。彼の謝罪を聞いてまた顔を歪ませる]
っ…ほんとう…だよぉ…
立花…いっくんには、たくさん、たくさん生きててほしかった、のに…
[思っている事をそのまま言葉にする立花。先ほど死んでしまった彼にそう言ってしまうのはあまりよくないが、今の立花にそこまで気がまわっていない]
/*これ、和泉が勝手に思っていることなんだけど…メタ的に言えば運命の女神が大爆笑した結果だけどPC的にはこうやって死の繰り返しになってしまったきっかけってやっぱり、“立花が迅さんを殺して”、“そのまま立花が死んだ”。まぁ後大まかにいえば“立花が黒いモヤに唆された”かれであって。立花は立花であきらくんと似たような理由で責めているし、苦しむのは罰だと思って、いるんじゃあ??*/
>> +49 花
りっちゃん……。
[言葉を詰まらせた。反論できない。自分は死んでしまったものの分のために生きる、そういったのに、あっさり死んでしまった。常盤も殺され、高尾を捕まえることもできず、親友であるあきらも残して。]
あんま……泣かないでくれ……。
おれまで悲しくなっちまう。
[不甲斐ない。自分は今その言葉通りで。涙がいつ出てきてもおかしくないが泣いている幼馴染の手前堪える。頭に手をやろうとして、自分が持っていたものを思い出す。ウェストポーチはない、周囲に目をやると目的のものが見つかった。]
帽子、返す。
被ってると、りっちゃんがいる気がして。持っていっちまった。
[あなたの帽子を元の持ち主に被せようとする。]
>>+47鼠
……そうかい。じゃあやっぱりあんた向いてないよ、人とやりあうなんて。
[あなたのブスくれた声に少しだけ以前の軽口の応酬のようで息が笑った。
あの闇色の何かから、成桐が彼女を引き上げたのだろうか。随分と動きにくそうに見える。厭うてはいないのだろうか。そんな疑問が頭をかすめた。]
争いは好きじゃないから、やめさせたいよ。
でも、あんたが”群れ”の為に本気になるのまで止めろっては言えないだろ。
[軽口のような言葉には軽口ではなく、やけに真剣な言葉が返った。
それと、続いた言葉に安堵のような「そうか、」といった相槌。]
[振り向いたあなたが見るのは、片方の肘を抱き、どこか不安気な様子で立つ姿だ。あなたが突然振り向いたことに僅かに驚いた表情をした。]
……。……勘違いしてるなら、はっきり言ってくれないとわからないよ。
……私は、あんたに嫌われてるとかは思っちゃいなかったけど、あんたの仲間とかと比べたら、好かれてるとか、あんまり思ってなかったんだ。捨ててったもの、気にもしないだろうって。でも、あの時、私を見たっていう。
[先ほど飲み込んだ疑問符をいざ聞こうとすると、なんと尋ねるのが適切なのか、本当に口に出すのか迷って、また少し間があいた。]
――……気にしてくれてたのかい?
[背へとぽつりと、問いかける。
それから、続いた疑問符に、僅かに成桐を伺った。]
正直、どうするか決めかねてる。
/*秘儀・アンカー殺しを決めてしまった*/
>>+48水
[ここまで黙って聞いていたはずの男の声に、視線をあなたへと向けた。
あなたの表情や、声音に、少し苦笑を向ける。]
そんな顔するんじゃないよ、成さん。
この場にいれるのは嬉しいし、生き返りたくないってわけじゃないんだよ。
[項垂れるあなたを見ていられなくて、視線を外した。
そんな話を、特に成桐にはするつもりはなかったんだけれど。彼はきっと自分の死を悲しんでくれた人間だろうから。]
……決めかねる、なんて命に対して贅沢だけどさ、
ただ……死んだままの方が上手くいく物事もあるのかな、って思うだけなんだ。
どちらの方が上手くいくのか、まだ分かってないけれど。
>>+50 天
[彼の言葉に立花はピクッと揺れた。そしてもう一度彼の目を見る。何か堪えているような表情に立花は一瞬息を止めた]
(りっか…さいていなこと、いった…?)
[ぐるぐる思考から抜け出せない頭で必死に考える。考えてひとまず涙止めようと腕で目をごしごしする。そうして涙は止まったものの立花は罪悪感からなのか俯いてポツリと呟いた]
…ごめん、なさい
[そう呟いた後だろうか、彼が自分の帽子をかぶせようとしたのは。立花は思わず両手でバシッと彼の手を掴み被らせるのを拒否する。そしてそのまま帽子をとると少し背伸びし、そのまま彼の頭に被せた]
…まだ、いっくんが持ってて。
/*わりと真面目に生き返らない選択肢がある事に頭をかかえて、おり。いや立花生き返らせないとかじゃなくて、誰かが生き返らなかったら、立花、立ち直れるかなって思っちゃって。でも常盤さんの言ってることすごくわかるからううううううんんんんん*/
>>+48水
[呟きが耳に入れば、黒々とした目は、一度あなたの方を向いた。あまりに不安そうに言葉が吐かれるものだから、その目は少々見開かれていた。こんな様子のあなたを見たのは初めてだった。]
迷惑? 知らないわ。
アタシ、死ぬのは初めてだもの。
死んだら、はオシマイ。けれど、仲間が生きて、増えて、先に続くの。
アタシはその理(コトワリ)に添って、生きたり、殺したり、助けたり、見殺したり。してきたの。
それを今更、急に? 生き返ろう、なんて言われて。
[――それに。まずは謝れ、だなんて。あまりにも軽いことのように言われて。]
すぐに頷けるわけないじゃないの。
[まるで不機嫌に、頭をあなたからふいと逸らせた。]
>>+52 >>+53狐
[あなたの笑みの気配が、なんだかずいぶん久しぶりで。振り向く前、やはり首をもぞつかせていたのは、そのせいだ。]
[真剣な言葉をも、この大鼠は背を向けて聞いていて。ただ、「そう」と一言、短いながらに、理解を存分に含んだ応答をした。]
[振りむいて、言葉を吐いている間だけ。あなたの不安そうな姿を見ていた。話す言葉が、あなたにどう届くかはわからず、常々そうであったはずのことが妙に落ち着かなくて。すぐに、前に向きなおった。向きなおって、言葉を、問いかけを、黙って聞いていた。]
……アタシは。常盤にも良い思い、して欲しかったわ。ずっと。
[かけられた言葉のように、これもまた、ぽつり。]
>>+55 花
[あなたが震えているように見えて表情を伺った。涙を拭いてやろうかと考えているうちにあなたが呟いた。今自分は謝罪を受ける側ではない。]
あ……、謝るなよ。
死んじまったおれの方がわりいんだから……。おれこそごめんな。
[素直に謝った。
この天邪鬼が謝ってばかりというのは恐らく珍しい。]
どして?
いつか会ったら返そうと思ってたんだけどさ。
[首を傾け、被らされた帽子も少々傾いた。
そのいつかはくるか分かっていなかったが。]
>>+54 狐
[あなたの苦笑を窺い見る。背けられた目と、あなたの逡巡に再び目を伏せる。]
……うん。トキワは、頭いいし。俺には思いつかないこと、考えてんだろうから。トキワが考えて結論出すなら、俺は、それでも……
[それでもいい……死んだままでもいい、とは、やはり断言できなかった。そうしたところで妙に幼いエゴが顔を出す。こんな姿もあなたに見せたことはなかったかもしれない。]
……でも、俺は。友達、できたの、初めてだったから。人間、すぐに死んじまうし。だから、トキワと会えて、日ノ本のこととかニンゲンのこととか、教われて、嬉しかったんだ。……そんだけ、な。言わせてくれ。
>>+58天
[彼が素直に謝る姿に立花は苦笑いする。立花相手でさえ、幼馴染はなかなか素直に謝らない。それが今は謝ってばっかりだ。彼の言葉に立花はそのまま首を横に振る]
いいの。だからいっくんも、謝らないで。
…ぜんぶ、悪いのは、立花だから。
[そう呟いた後、自分の帽子を被っている彼を見る。なんだから変な感じだなぁと立花は思っただろう]
…迅、兄ちゃんがね。言ってたの。
まっすぐ黄泉の国に行かないで、ここに留まっているのならもしかしたら、“生き返られるかもしれない”って。
方法は、まだわからないけど、みんなで探したら見つかるって信じてる、の。
[そう言い放つ立花の言葉に彼はどう思うのだろうか。でも立花はその言葉を信じ、希望になっているのだ。立花は彼をまっすぐ見た]
だから、その帽子は今(死んだ後)じゃなくて、また今度(生きている時)にして…?
[だから立花は幼馴染が少しでも生き返る意思をもってほしくて、そう言った]
>>+54狐 (>>水)
[――ぽつり、呟いた、そのあと。
"死んだままの方が"と話す、神使を、もう一度、見た。見つめて、聞こえた言葉を反芻して。ギュリと歯が鳴った。無意識だった。次いで、自分が先ほど吐いたばかりの言葉が、もう一度頭の奥をつついた。]
(……仲間。"群れ"の。)
[――望んだことを。仕様のないことに埋もれる中、ほんの少しでも素敵な未来を。諦めるつもりはなくて。同じ方法を、繰り返すつもりも、ない。]
……ねえ、常盤?
他所が上手く回るか、なんてことはわからないけれど。
これは、生き返りは。
……苦しくない方法に、入る?
>>+57鼠
[あなたへと余りまとまりのない言葉を紡ぐ。こんなことは殺した相手に聞くことではない。黙ったまま言葉を聞く相手にどうその言葉が移ったのか、不安や居心地の悪さに視線を落とす。]
[ぽつりと言葉が返る。
返った内容は自分の言葉を否定するものではなかった。
彼女を殺したあの瞬間を思い出す。まさか、あの瞬間死んでいるのが自分だなんて思いもよらなかった。]
ずっと、勘違いしてたんだね。私は。
[声が少しだけ震えた。
安堵なのか、喜びなのか、申し訳なさなのか、悲しみなのか、わからないけれど。]
――ねね、謝らせて。私は、気づきも、考えもしてなかった。
あんたにとって、私は……もう切り捨てたもんだと思い込んでた。
>>狐 >>鼠
[人間は、いや生きているものは全て、自分を置いて消えていくのだと、それが生まれた瞬間からのいわば「理」で、それを確かにこの男も身につけていたはずだった。だから消えていくものたちに執着しないよう、自分が楽しいように生きてきた。]
[気づかぬうちに、どうしてこんなに、消えていくはずのものに執着するようになってしまったんだろう。]
[髪飾りを握りしめながら、あなたたちの会話の行く末を、黙って聞いている]
/*生きる上で執着って結構重要だと思うんだよね。「めっさ生きたい!!!」って思うのと思わないのとじゃあ全然違うと思うんだ*/
>>+60 花
ンなこと…ねーって。けど……けどよ。
[どうにもあなたには適わない。自分が確実に悪いと言うはずだったのに、押し切れられてしまった。謝罪合戦を切り上げ、あなたの話に耳を傾け驚愕するだろう。]
それ本当か!?
じんは嘘つかねーしな、本当だよな……。
今探してる……。
[生き返れる。自分たちだけでない、陣営関係なく死んだ者もまた生きられるのならば。”きょーぞん”ができる。今度こそ、やってみせる。あなたの信じるという言葉。希望を持つには十分だ。]
……分かった。これまだ借りるわ。
(>>+66続き)
[帽子を被りなおし、あなたをまっすぐに見据えた。]
……うん、おれ謝ってる場合じゃねーや。
探そう、その生き返れる方法ってやつを。
それでまたおれは生きる。
りっちゃんも、ほかのやつらも一緒だぜ。
それであきらんとこに帰るんだ。これでこんな痛くて苦しいやつは終わりだってな。
>>+59水
頭が良いとは違うと思うけど……、ありがとう、成さん。
[それでもいい、と意志を尊重しようとしてくれたこと。それでも生きて欲しいと願って最後まで口には出せなかったんだろうこと。
その両方へと視線を戻して、礼の言葉を向けた。]
……。私が友達一号か。……私も成さんと会えて、知らないアヤカシの世界のこと教えて貰ったり、成さんの知らないことを教えたりするの、嬉しいし、楽しいよ。
ありがとう。ちゃんと、覚えて、考えるよ。
>>+61鼠
[そんな中聞こえた、唐突なあなたからの問いかけに首を傾げる。
先までの成桐とのやりとりを覆すような問いかけ。]
……入るんじゃないかい。
生き返っても苦しいことはあるだろうけどさ。
あんたにまだその意志があるなら、ここで飲み込まれて先のこと分からず朽ちてくより苦しくないだろ。
/*幼馴染やいろんな人の約束を果たすため闇持ちの自PCを殺していく勢いで見た目の若いおっさんのRPをしています。ショタでは……ない……*/
狐さんの問いかけになんて答えるのが良いのか全然分かんなくってめっちゃ悩んだんですけどおおおお
端的に言葉数減らして返すのとか間の描写とか上手くて、なかなか上手に返信できないのがかなしみ
>>54>>55烏
そっか──高尾。
逃げようとしたのかも知れないとか、それは別にいいんだ。
逃げないことが正しいんだとか言うつもり……もう、ねーし。
それに……あの日に、あの高尾に、戻れるもんか。ばか。
[その悪態は、いつもよりずっと小さかった。勢いもなくて、尻つぼみに途切れる。
いつか聞いた言葉を綿の頭に巡らせて、多分、焼き切れるほどに考えて、たっぷりの時間のあと、顔を上げた。]
……自分がなんなのかわかんなくて。それで、“定義づけた”のか。
自分は妖怪だって──妖怪だから、人を支配するんだって。
“そういう”妖怪なんだって、お前はお前に定義したのか。
自分がなんなのかわかったから、気分がよくて──もう、戻らないって……生き方を変えない、って言ってんのか……?
[それが、綿が必死に考えて理解しようとした、結果だ。
見当違いであってくれと、どこかでそう、願う声は震えている。
断罪の、否定の、糾弾の言葉を待つような、間が空いた。]
>>+62狐
[震えた声の、表情を確かめることが、難しく感じて。この時はずっと。目を逸らしていた。]
謝る必要、ないわ。勘違いでも、きっと、ないのよ。
言えなかったから。……言わなかったから。
話そうとした時には。アタシのしたかったことと、常盤の望もうとしてたこと、ぶつかっていたもの。
もう、"一緒"は無理だ、って。決めたのは、アタシの方。
あの時、"違う群れ"には、なっていたのは、間違いないのよ、常盤。
[まるで言い聞かせるような声で話し終えると、二呼吸、間があって。]
それでも。そう思っていた、って、だけの。
勝手な話だわ。
[溜息のように、髭を揺らした。]
>>+66 >>+67天
[立花の言葉を信じ、帽子を被りなおして立花を見据える彼と同時に一瞬曇って消えていた朝日が差し込んだ。朝日に照らされている彼、そして朝日と同じくらい強く優しい意思の言葉。その全てが立花にとってキラキラしていて、痛かったお腹が少し、やわいだ。]
(あぁ…やっぱり、いっくんは強いなぁ…)
[天邪鬼である彼は立花をからかったり、素直じゃなかったりする事が多いがこういう時、強くて優しさを見せてくれる。立花は目を伏せた。死人だから感覚がないはずだがどこかしらポカポカに似たような物を感じる。それは生前もよく起こっていた感情だ。]
(大好き…だなぁ)
[そう、再び心に落とすと目を開き、そしてやっと彼の前で微笑んだ]
うん…うん!立花も、皆と一緒に生きたい!
あきらくんも高尾兄ちゃんに会って抱きつきたい!
立花も、苦しくて悲しくて痛いの、終わらせたいもん!
>>54>>55烏(>>56続き)
……よくもまあ、続けてたもんだよ。
[懐旧の声に戻った言葉は、どこか自分にもあなたにも呆れを、ほんのわずかな笑みを含んでいる。]
──あたしは多分、案外にお前のことが嫌いじゃないんだ。ムカつくけど……いまはすげえ、殺したいけど。あんな喧嘩も、繰り返すくらいにはさ。
お前が迷惑だって思ってても、嫌いでも、そんなのはあたしの感情だから、とやかくは言わせねえし。
[視線を伏せるあなたに、こちらも首を傾げた。]
見つからないかも知れないし……
……こないだ殺しもしなかった奴が、よく言うよ。
──お前、さっきからわかんねえって言いすぎだ。
[自分のことを棚に上げて、そう。]
>>+70 花
[朝日を浴びても暖かさはない、片腕は色を変え痛むままだ。暗やみが多かったあなたの周囲が明るくなっていった。視界も、思考も、はっきりとしていった。表情の和らいだあなたを見てようやく安心したかのように口元を緩ませた。]
(りっちゃん、今度は)
(今度は一緒にいてやるからな)
[幼馴染がいなくなってからずっと悔いていた後悔。それが決意に変わる。だが口に出さなかった。言い出せるのはきっと、まだ遠い未来。]
うん!りっちゃんも、そうだよな!
高尾…、サンもりっちゃんなら喜ぶだろ。
こんな痛いの終わらせたいよな!
[ひょいと右手をあなたに出す、いつもの合図。普段ならあなたからすることが多いのだけれど。今はこちらから差し出した。]
行こう。じんとか他のやつにも手伝ってもらおうぜ。
/*(;◇;)(;◇;)(;◇;)*/
/*
なるぎーへのレス時間かかってすまんな……
この話題にひっかけて触れたかったんだけどなかなかうまくさしはさめなくて……
/*
ナルギーレス間に開いた時間を見て真顔になってるんです……
寂しい思いしてるのに寂しい思いさせてほんとごめんなさい……
>>+79,>>+81鼠
お互いさま、ってやつさ。
[そう軽く言う口調は常のものだ。
僅かにだけれど見開かれた瞳と、返った言葉、あなたの笑みの音、それらすべてが自分の言葉を否定していなかった。]
一緒みたい。
……良かった、嬉しい。
[あなたと似た声音で笑う音。
蘇ってからの状況や、安堵や、あなたと相対する緊張や、そんなのから一気に力が抜けた。]
[そうして続いた言葉の数々に、抜けた力もろとも結局ため息をつきながらしゃがみこんだ。どこか恨めしそうな表情が大鼠の瞳を見上げる。]
言質抑えてきてる上に、
――……あんた、この流れでそういうこと言うのはずるくないかい。
[背中も向けたままのくせに、なんて珍しくもどこか拗ねたような言葉を並べてから、また息をついた。]
あんたを止めれはしないけど、……あきらのことを見届けたら決めるよ。
>>+68 狐 >>+78 鼠
[常盤からの言葉には、ん、とひとつ頷いて。ねねからの言葉には、困ったように首を傾け]
他のやつは話さねーしあと金も払わねーし。
……俺と、「おしゃべり」だって、しにこない。
それに、お前みたいなでかい鼠、他にいねーぞ。
[軽口なのか本気なのか、よく分からない口調で呟いた。目ばかりが真摯で。]
[それから、黙っていた。あなたたちの会話は、互いに含むところの多く、感情や言葉の機微に疎いナルギーレには多くは理解できないものだった。そうした言葉でわかりあうことのできる2人を、どこか羨みながらも、邪魔にならないようにと下がったところで見る。言うべきことは言ったから、ここで待つのがいつもの自分だと。]
[やがて。会話は帰結する。それはどうやら1つの和解の形。そしてどうやら、「今後」を示す可能性の形。]
[それを理解して。自分の言葉では無理だったかと、少しだけ寂しさのようなものがよぎって(おかしな話だ、1人ではないのに寂しいというのも)、すぐに別の感情に塗りつぶされる。]
……よかった。
[ようやく、その顔に、陰りも強張りもない笑顔を浮かべて、安堵の息をついた。]
[誰かと誰かの幸福を望むこと。自分の外側に広がるものの平和を望むこと。そしてそれらとの永い繋がりを求めること。それは本来、火より生まれて灰に帰るはずのナルギーレには存在しないはずの願いだったが。]
[名付けは原初の呪いであり祝いだ。成桐迅は、その名を授けられ、呼ばれることを受け入れた。だから、きっとそういう形の妖となったのだろう。名付けた者が、呼ぶ者が望み、そして彼らを望む形に。]
[足元の穴は消えずとも、今は地面に二本の足で立っている。そう思いながら、さて、次はどこに行こうかと、笑んだまま首を傾げた。**]
>>+75>>+76>>+77 花
[差し出された手を繋ぎ力強く握った。幼馴染を守れなくて、憧れの人を殺してしまって、ねねや高尾を説得もできず、ついには自分も死んでしまった。自分が死んでも何も残らないかもしれない、沙霧を殺した夜眠りに落ちる瞬間にそう過ぎった。だが今生前のように交わされた”約束”があなたとの繋がりを強く感じさせた。幼馴染だけではない、約束を守りたい相手は他にも沢山いて。]
よし、早く行こ!
……。どこらにいるもんかね?
[手を掴んだものの向かう場所は決まっていなかった。あなたから場所を心当たりを聞くんだろう。行き当たりばったりさを笑われたかもしれない。]
(>>+85続き)
(じんと常盤サンに手伝ってもらわなきゃ)
(ねねも、手伝ってくれっかな。)
(沙霧サンには……痛くしたの謝らなきゃな……。)
(それで、あきらのとこいって、高尾、サンを説得する。)
(できっことはまだ、ある)
あんがとな。
さっきりっちゃんがいなかったら、おれずっと床に転がってかもしんねー。
多分、ぜんぶてきとーになってた。もうなんでもいいやってさ。
――かえろうな。
[あなたの顔を見てそれだけ呟いた。それからは真っ直ぐ前だけを見据えていた。]**
/*いっしゅんねてあ キラキラしてうr〜〜〜*/
/*あきらの一人称あたしが好きだけどつらしょうだよ;;;*/
/*おとなぐみーーーーー*/
>>+82狐
[笑み音が重なる。幾日振りだったろう。もう聞けないものだとばかり思っていたのに。きゅう、と一度目を閉じた。その間も、くすくすと、笑み音は繰り返された。]
[あなたがしゃがみ込めば、伺うように、瞳があなたの表情を追った。拗ねたようなあなたへ、丸めていた背を戻し、向きなおって、鼻面を寄せようと近づいた。同時に解かれた尻尾が、くるりと胴について回る。闇色の泥汚れは、もうこびり付いてはいなかった。]
この流れだからこそ言ってるのよ?
アタシ、好きには貪欲だもの。
……あきら。
[あの嘆きを、呻きを、思い出して、はたと動きを止めた。あのぬいぐるみが取る行動が、齎す影響が、全くわからないことに、不安がよぎった。けれども。]
――止められはしないって。覚えておいてくれたらいいわ。
[同じ間違いの道は、歩まない。やり方は、そこの外の国の炎精のでも盗むとしよう。その時こそ、噛んででも、黄泉からさらうと決めた。決めてしまえば、また、笑み音が洩れた。**]
[そうして、傍にいる神使にも聞こえるか怪しい、
なるだけあなた一人に届くよう、潜められた声。]
――ありがと。尻尾引っ張ってくれて。
[言葉が済めば、大鼠はすぐに身を離す。**]
/*
墓下でなんかいい頃合になったら人化解禁しようかなーと思ってたけど、結局なんとなくネズミのままここまで来てしまった
アイコンに対する申し訳なさがちょっぴり……
/*
殴り合ってるなあと思うんだけど、その帰結が投票で終わらないあたり、私の初めてのRP人狼で何故か最終日推理RP人狼的に殴り合ってる最終日より闇を感じる
/*
たぶんあずさん(決め打ち)も困ってると思うんだよなー
このやりとりの最終をどこに持っていけばわからないんじゃないかって……わたしにもわからない……
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