情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
>>33鼠
今度鉄板にも挑戦してみてよ。
[ハードルを上げた。]
死んだことはないけど、お役御免になった事はあるからなあ。何となく、そんな気がしてる。
モノだからね、ヒトに使われる為に"そう"なって、"そう"あり続けたわけだから。"こう"なったら、そうも言ってらんねーけど。
[肩を竦めてから、よいしょと声を上げて立ち上がる。]
──……、トリモチ情報の礼。
引っかけてやりたいカラスがいてねえ、いっそ投げつけてやるのもありかな。
いい話の礼に飯奢るけど、どう? なるちゃんとこ。
[そう誘いの言葉を向けて、集めたゴミを抱える。
あなたが頷けば、鼠の姿のままであれ、人の姿になるのであれ、共に水タバコ屋にでも向かうだろう。**]
>>34猫
中に角煮が詰まっているならね。
[検討はするらしい。]
あきらも悩んだってわけ?
それでわかりやすくさせてあげてるなら、トモダチ思いはお互いサマね。
[トリモチ情報と聞けば、どうにも納得がいかないといった様子で目を細める。]
カラス。ねえ。何かされた? それとも鳥肉目当てかしら。[これは軽口だ。]
……何にしたって、アレはえげつなさがすぎるわ。
投げつけるなら別のにしときなさいよ。
[奢る、の言葉には一つ、身体ごとと言えるほどに頷いてみせた。鼠の姿のまま、あなたが抱えるゴミへと駆け移る。あなたが許せば、服のポケットにでも入ったかもしれない。
いずれにせよ、水タバコ屋に人間の姿で入るわけにはいかないのだ。そんな話も零しつつ――。**]
【水タバコ屋:朝】
[本来なら東景の主と話をしてから訪れるつもりだったのだが、彼の妖が居なかったため、思ったよりも早い時間になってしまった。
いつも昼前に起きてくる店主がこの時間に起きてるとも考えにくいが、立花か一平に言付けるか、書き置きを残しておけば良いと、勝手に中に入る。]
おはよう。
[一応、挨拶はした(礼儀)]
誰か起きているかい?
[朝飯を食べる誰かがいるか、既に出掛けて無人か、はたまた勝手にお邪魔してる誰かがいるかはわからぬが。
問いをかけながら店内へ進み、適当な机へと重くて硬い音を立てて袋をおいた。瓶のようだ。*]
【水タバコ屋/朝】
>>36 >>37 狐・猫
[あなた達の話がひと段落ついた頃だろうか。物音を聞きつけて、店の奥の、居住域へ繋がる廊下から顔を出す]
うちは集会所じゃねーぞ。
[毎度のことながら、一応は文句をつけずにいられない。そう言ってのっそりと店に出てくる彼の手には、なんとコーヒーカップが握られている。挽いたコーヒー豆の匂いが店内に漂っていることに気づくかもしれない。もう片方の手には丸めた雑誌を持っており、一見すると真人間(妖なので真妖怪だろうか)のようである]
ネコ坊はなんでうちの麦茶の位置把握してんだろな……?
[付喪神の頭を拳で触れるように小突くと、狐の置いた瓶に気づいて瞳に喜色を浮かべた]
あートキワ。ちょうど良かった。聞きたいことがあった……2つくらい。
[コーヒー飲むか?と続ける。ちなみに彼の淹れるコーヒーは泥のように甘い。]
>>39 猫 >>41狐
俺の店に俺がいてなんかおかしいか?……起きんのが早いのは認めっけど。単に目が覚めただけだ。コーセーってなんだよ。
[あなたたちの驚きには憮然としてそう返した。]
なんだその含みのある言い回しは。
なんで来るやつ来るやつうちの棚の中身を知ってるんだ全く……。
……ってアブサンか。アブサンかー、おー、ちょうど飲みたかったんだよ。やっと飲め…………ちゃんと夜飲むからな。
[置かれた瓶を確認すると、途端に機嫌が良くなった様子だった。そのまま一度厨房に引っ込む。コーヒーの指定には鷹揚に頷いた。しばらくすると、手に2つコーヒーカップを持って出てくる。あきらの前にドンと置かれたコーヒーはカフェオレである。当然のように甘い]
>>43続き
[それから自身も椅子に座ると、追加のコーヒーを一口飲んで「聞きたいこと」を話し始めた。]
ブンメーのリキって俺が使えないやつだろ?まぁ似たようなもんか。1つ目はな、これ
[テーブルの上に広げられた雑誌のページには、「シルクロードの風展」の文字が躍り、壺や服や絵の写真が鮮やかである。場所はというと、東景国立博物館のようだ]
これ行きたいんだけど、どこにあんの?
電車とかよくわかんねーし、地図?これ見方良くわからんし。俺にわかるように説明して。
[頼れば教えてもらえると思っているのが見え見えなのはいつものことである。それからもう1つは、と返事も待たずに付け足して、それから指先で一度、くるりと髪を巻いた]
……もうひとつはなー。
……うーん、あー。なんて言ったらいいんだ。
[うー、とかあー、とか呻いた後、あなた方と目を合わせないようにしながら聞いた]
なんかリッカから、俺の話聞いたりしてねーよな?
[職員室に呼び出された小学生とでもいうべきだろうか。何かバツの悪そうな様子で、そうたずねるのだった*]
【水タバコ屋・朝】
>>猫 (>>水タバコ屋all)
[はたして、このネズミは厨房の奥にいた。聴力のあるものなら、チイチイと複数のネズミが鳴く声に気付けただろう。
再び、用心深く顔を覗かせたこの雌ネズミは、店内に見知らぬ顔がないことを一見渡し確認すると、人化することもなく声をあげる。]
あきら、奢りの約束取っといてくれる?
[返答を待たずに、再び厨房の奥、壁の隙間へと駆け戻る。その姿が見えなくなれば、ネズミの鳴く声も、微かな足音も、全てが何事もーー何かが食い荒らされた形跡も見当たらないーーなかったかのように、なりを潜める。**]
>>42>>43水(狐)
[カフェオレには一言だけ礼を向けたが、手をつけるそぶりはまだない。]
あ、さんきゅー。
……あ、あと今度ねねさんきたら、ツケといてくれない?
[>>45の約束の話だが、あなたに通じるかどうか、勘違いを招くか、あいまいな表現。]
[広げられた雑誌に、身を乗り出す。東景国立博物館。
一度だけ行ったことはあるが、それきり行かなかった場所だ。
そもそも「東景狭いし、歩けばつく。電車代もったいないし」の発想の持ち主だ、道案内は常盤に任せ、椅子に座りなおした。
麦茶のグラスをカフェオレのカップに持ち直して、ふうふうと息を吹きかける。]
りっちゃん? んにゃ、最近見かけてないからなあ……。
なに? パンツ一緒に洗わないでとか言われたん?
[そちらはどう、と常盤に首を傾げた。]*
【街中/昼】
[街の一角。誰にでも使える場所に、木製の椅子とテーブルが置かれている。近くのチェーン店からテイクアウトしてきたものをここに広げて食べる人や、ちょっとした休憩に使う人、友達とお弁当を食べている人。様々な人が訪れては、やがて去る]
[そんな人の流れを。その向こう、足を止めずに歩く街の人々を。椅子に座って、テーブルに頬杖をついて、見ている。じっと見ている]
[手元には、今日の昼食であろう、コンビニのプライベートブランドのパンがふたつ。しかしそれに手を付ける様子もなく、ただただ。東景の街の人間を、長い時間見つめていた*]
【街中/昼】
〜♪
[朝とは打って変わって上機嫌な鼻歌。手元にはせんべいの子袋が握られてる。]
いい仕事をしたなー。
[厳密に言えば仕事ではない。ここに来るまでに一人で買い物をする老婦の荷物運びを手伝ったのだ。その時に「あなたぐらいの孫がいてね……」なんて話にも付き合った。適当でお気楽な態度がその孫に似ていたのかもしれない。お礼に余りものだけれど、とご褒美を持たされたんだろう。遠慮をするという選択肢はない、棚から落ちる牡丹餅はしっかり受け取る。]
そういえば今日はりっちゃんいるかな?
これ食べたら探すか、昼過ぎならじんのとこより、外か?
>>48 歯
[一息つくなら休憩所が最適だ。その中にあなたの姿を見つけたのなら]
沙霧サン!やっほー!お昼?
[パタパタとその席まで近寄ろうと。]*
>>42>>43水
いつももっとだらけた生活をしてるじゃないか。
少なくとも酒は仕事外にしてくれそうで良かったけれど。好みの酒ならちょっと今度力仕事を頼まれてくれるかい。
[本気かどうか笑ってそんなことを言ってから、大人しく座ってコーヒーを待つ。ありがとう、と受け取って一口飲んでから、まずは広げられた雑誌を見下ろせば随分と鮮やかだ。
それに返事をする前に続けられた言葉に少し眉をよせる。]
昨日握り飯をとりにきたときは普通だったが……立花に何かしたんじゃないだろうね……?
[あきらに振られた先で教師だか保護者だか。]
……そっちの博物館のほうは、電車……わからないか。行く日さえ決めてくれたら案内したげるよ。どうせ入場券でも手間取るだろ。
>>49天
[ただただぼんやりとしていたから、あなたの声に気がつくのも遅れた。近寄る足音にようやく瞬きをひとつふたつして、視線を向ける]
あー……一平ちゃんか。
そうよ、お昼。お店どこも混んでたから、入るのやめた。そんくらいなら外のが空いてるし、安上がりだわ。
アンタは?どうしたの、ソレ。
[手に持つ煎餅を示して、少し首を傾げた*]
>>51 歯
[あなたの席の前で足音を止める。あなたから視線が向けられればぱっと明るい表情になっただろう。]
そうそうおれおれ。なんちゃて、一平だよー。
そっか。ここらのご飯屋なんだかんだで混むもんねー。いい判断。
あ、これ?
[手に持つせんべいのことだと分かれば、袋を少し傾けてみせる。しゃり、とせんべい同士が摺れる音がしたかもしれない。]
商店街の隅のパン屋付近でさ、ばあちゃんがいたんよ。人間。
荷車ひいてるなって思ってたらさ。 荷車につけてた新品の鍋がゴロゴロいっちまって、おれんとこ転がってきたんよ。
拾ってねこばばするほどワルじゃねーし。拾ってやったん。
そしたら「ありがとねえ」とか言うし、荷車にしっかりつけてやってもまたついでにいろいろ言ってくるしさ。
しょーがねーから話に付き合ってやった。
そしたらさ、これ貰えたんだ。へへラッキー!
[ざっくばらんに経緯を説明する。あなたの近くに空いているスペースか、隣にある椅子か。もしそれらがあればさっさと座ってしまうだろう。なければ立ったまま。]
一枚いる?*
>>52天
[微笑みを見れば、こちらも少しだけ表情は緩む。お煎餅についての説明を聞きながら、こちらはようやくパンのビニールを破った]
へえ、なるほどね。そりゃラッキーだったわね。
……ところで前から思ってたんだけど、アンタ天邪鬼のクセにさ、だいぶお人好しじゃない?
大丈夫?やってけてる?
[いきさつを聞き終われば、やや呆れたように呟いた。このくらいの発言なら、周囲に聞かれたところで妖怪同士の話だとは思われまい。それに、そもそも街を歩く人間達なんて、自分のことに夢中で他人の話なんて聞いてやしない]
あ、欲しい。
[しかし自分も、そのお人好しのおこぼれには預かる。相手が隣に座りやすいよう、少し座る位置を変えながら*]
えっへへ、早起きした甲斐があったよ。
そ、お人好しでいい子の天邪鬼だよっ。転がってきたのが食いもんだったらその場でいただいちまったかもしれないけどさ。
ん……。やっていけてるか、か……。
[こちらも気にせずといったていで会話を続ける。あなたの問いに軽く唸りつつ腕を組み、目を閉じた。真剣に考えてみている、そんなことが伝わりそうな体勢。確かに周囲の人々の会話は聞こえていないだろう。]
山なら山の、都会なら都会のやり方があるもんでしょ。沙霧サンだってなんか仕事してんじゃん。
天邪鬼業をしてたら都会には多分馴染めない。ならお人好しでもいいか。
そんなもんだよ。
――でもさ。
やっぱ仕事したほうがいいんかな?
人間はおれを見ると「学校は?」って言うんだ。それで分かんだよ。
[あなたの隣にすとんと座りあっけらかんと訊ねる。そしてついでのように、せんべいの小袋を破り入ってるせんべいのうちの一枚をあなたに差し出しただろう。]*
>>55天
食い意地は張ってんのね。……食べる?
[開けた袋の中には、チーズ入りの小さなパンが数個入っていた。一個食べるかと、相手の方にそっと押して]
……そうねえ。そうよね。
私もまあ、大した仕事してるわけじゃないけどさ。
……アンタは、それでいいと思ってる?
このままここに住み続けるなら、仕事すんのも、何とか学校行くのもいいでしょうよ。
でも……そうやって、人間の都合に摺り合わせて、ホントにそれでいいのかしらって。
私たまに思うのよね。
[差し出された煎餅を、ありがと、と受け取ってから。どこか遠くを見つめるような瞳でぽつり、呟いた]
【街の公園/昼過ぎ 】
[街の公園。平日の昼とあって普段から少ない人は、今日はもっと少ない。
それは、ひっきりなしに鳴いているカラスがうろついているいるせいだろうか。
そういえば 、今日は朝からカラスがよく鳴いていた、いや、もしかしたら夜中からか]
──うるさいな。
[ぽつり、と零した言葉はどこに向かってか。時間も場所も、この場所に似つかわしくないスーツ姿の男がベンチに座っている。]
>>57歯
いる!
[即答。パンを受け取るや否や齧り始める。]
いんや、仕事してる沙霧サンはすごいよ![バイトの内容は恐らく知らない。]
よくはねーなー。合わせるのはめんどくさいよ。
人間の掟はゴチャゴチャしてておれにはよくわかんねーんだ。
たださ人間達のやってることってさ、楽しそうなんだよ。
楽しいのを分けてもらえれば、めんどくても合わせるのもわるくはない。北の国は退屈だったしな。
最近ならけーたい、すまほん、だっけ。あれ話すだけかと思ったら、ハワイの写真も見れるんだってさ。ハワイって海の向こうだよね?どうやってんだろ?
[せんべいを渡し、あなたの感謝の言葉に満足げに口元を緩める。同時に遠くを見つめているようなあなたを少々珍しいものを見る目つきで見つめるかもしれない。]*
[同胞に呼ばれて赴いてみれば、陽も上りたての頃に丸めて捨てたものと同質の類だった。人影が見当たらなければ剥がして折ってやったものを、その機会もなかった。"無事なコ"を新たな餌場に誘導して、仲介して、終わりだった。慣れないことでは、なかった。]
【街の公園/昼過ぎ】
[食べ損なった飯を適当に――缶詰はとっておきなので――済ませた後。通りがかった公園の、カラスの騒ぎに眉を顰めて首を巡らせる。すると、よく知った顔がそこにあった。
知る範疇では、その男はこうして同族を騒がせたままにする性分ではなくなっていた、ように思う。]
>>59 烏
高尾。……何の騒ぎ?
[カラスの言葉は知らない。嘴の先に進んで立ちたい気分ではなかった。やや遠巻きにして声をかける。]
>>63 鼠
──えっ、あ、はい、僕にもなんだか。
…ってなんだねねか。
まっ昼間から珍しいな。
[どこか宙を見ていた男は、声を掛けられるとはっとしたように、人間口調で答えながら声の方を見た。
そこには見知った顔であったため。なんだ、と方の力を抜いて]
どうしたって?今朝からこの調子だ。
何かあったらなら仲介もできるんだけどな、どうやら落ち着かないみたいでね、そういう時は言っても無駄なんだ。
[肩をすくめて、少し遠くのあなたに返答をした]
そんなわけで、別に取って食いやしないぞ。
そっちは特に変わりないのか?
[そっち、とはあなたの仲間──鼠のことを指して]
>>61天
よく噛みなさいよ。
[かじりつく様子を見れば、何となくそんなことを付け足し。バイトに関しては、この流れでファミレスの店員だとか言うのが何だか格好悪い気がして黙っていた]
楽しそう……ねえ……
まあ確かに、スマホとかは便利だけど。新しいものは嫌いじゃないわ。
海の向こうや……遠くの何かが見られるのも、好き。
[言いながら、ぱり、と煎餅を囓る。今度は自分が考え込むように少し、黙って]
――ねえ一平ちゃん。
見たことないもの、見たくない?
>>64 烏
今日もしっかり人間やってるじゃない。
[人間口調にはそんな軽口を一つ。]
ほんとは今頃、お腹膨らかして寝てるはずだったんだけどね。
今朝からずっと? 何があったわけでもなく?
なんだかイヤね。
アタシのところでその手の騒ぎは起こってないから、少なくとも地震なんかじゃあ、ないんでしょうけど。
[緩く握った手を口元に近づけて、なおも鳴くカラスを見つめる。とって食いはしないと言われれば、自然に歩んで距離を詰める。]
――つまりね、変わり映えしないわ。
人間と生存競争。いつもと一緒。
[調子の良い声色のあとに、溜息が続いた。
それから、ふと気づいたように尋ねる。]
……あなたこそ珍しいじゃない?
明るい内は人間のオシゴトやってるんじゃないの。
>>44 鼠
[あなたの声が聞こえると、ガタンと立ち上がって厨房の方に駆けていき、覗き込むが、貴方の姿はすでにない]
あーいーつ、また忍び込んでやがったのか!……ん、でもなんも食ってないのか?変なの。
[「跡形もない」のでそう結論付けたのか、首をひねりながらも2人の待つテーブルに戻った]
>>47 猫
ん?ツケ?あいつに?あいつ今俺に650円の借金だぞ。
[真意は微妙にずれて伝わってしまったようだ。]
あ?パンツ???んなこと言われてねーぞ?
[怪訝そうに眉をしかめた。いまいち、その言葉の意図するシチュエーションが伝わっていない様子だ]
>>50 狐
お、なんだよ、連れてってくれんの?にゅうじょうけん?よくわかんねーけど。[案の定であった]
じゃ明日。明日だめなら明後日。早くいかねーと俺が行きたくなくなる気がする。
[飽き性であることに自覚はある。]
>>67 続き
なぁ、なんで俺がなんかしたことになってんだよ……なんもしてない……なんもしてないはずだぞ……
だいたいあいつ、飯食って遊びに行って飯食って寝るしかしてないぞ?俺飯は用意してたぞ?あいつの部屋には入んねーし……えっ何これ俺が悪いの?
[あなたがたの進んでいく会話を不可解だというような様子で聞いている。ろりってなんだ……?という言葉は聞き流された。もし乞われれば、今日の早朝あったことをそのまま話すだろう。]
いや、別になんでもねーんだけど。
放っとくとあいつ泣くだろ。泣いて騒ぐと部屋に雪降るだろ。
寒いのはともかく、あんま水っぽいと俺がつらい。
[と、心配しているんだかしていないんだか、いまいちわからないことを言ったりした。]
>>67>>68水
んにゃ、礼に奢るって話したんだよー。
だからツケといてー。
[パンツだよ、ともう一度繰り返した。]
子供の成長はめざましいですなあ。そろそろ彼氏の一人や二人も連れてきますなあ。
──冗談はともかくとして、何があったンよ。
[ぺろりとまた、カフェオレを舐める。さっぱり中身は減らない。
早朝の話を聞けば、ふうん、なんて鼻から声を漏した。]
そゆときは、そばにそっといるのがいいんじゃないかね。
言えない話せないってのも認めておやりよ。話せなくてもいいんだ、話せたらもっと楽になるかもしれない、ってさ。
水っぽいのが辛いんなら、することはわかってんじゃないのかね。
[口にしたのは単なる一般論だが、どう、と首を傾げる。]
>>66 鼠
まあな、伊達に会社勤めはしてないさ。
そっちも相変わらずみたいだけど、何かあったのか?
[軽口には手入れされたスーツを示して見せて。ほんとは〜にはそう訪ねた]
あぁ、嵐とか地震ならそっちも騒がしいかなと思ったんだけどな。
[あなたがそばを通っても、カラスは鳴くのをやめないが、特にあなたを気にする素振りもなく]
…最近は色々と人間も対策するようになったからな、空でも飛べれば違うんけどな。あ、こっちの縄張りには入らないように言っておけよ?
[一応、いつか頼まれた様にこちらから手を出さないようには言ってあるが、入ってこられた場合は話は別だ。思い出すようにそう言って]
今日は外回り…と言いたいところだけど、どうにも頭が痛くてね、今日は休みだ。
働きすぎかな?烏と妖怪と人間に効く薬とか知らない?
[なんて、人間の様な病気にも、カラスの病気にもならない妖怪は冗談っぽくそういった]
>>65歯
んむ!
[何かがつっかえたような返事をすれば、顔をパンから離し口をモゴモゴさせる。バイトの話は言った先に忘れたようだ。]
確かにさ最初はおれも皆あんなちっせえの見てばっかでなんでえ、なんて思ってけどさ。
あれは面白いよ。こう、きゅーとしてぽんってやんの。[適当な効果音とともに指でジェスチャーをする。恐らくロングタップしてフリックの動作だ。]
そっか、そゆの好きなんだ。おれも結構好きかも!式場も遠く見れるところにしよっか!
[なんて妄想を垂れ流していたがあなたが黙ったからか、妄想トークはそこまでにした。大人しく次の言葉を待ち、来た言葉には]
……なんだいそれ?新しいもん?すまほんじゃなくて?
ま。沙霧サンとならどっか見にいってもいいかもなー。
>>70 烏
よく続くわね。毎日同じ人間と顔あわせるんでしょ?
服までしっかり、人間製のなんて準備しちゃって。
[ふてくされたような声を出す。最後に笑んでみせずとも、あなたには通じると思っている。何かあったか、には、生存競争、を答えとして。]
なんなのかしらね。こんな風になるの、初めてなの?[カラスは、と首を傾げ。]
――空を飛べたって建物の中じゃ大差ないわ。それに、そっちだって苦労してるでしょ。トリモチ投げてやるって息巻いてる猫だっているわ。
[最後は意味ありげに視線を投げて。]
伝えてるわよ。絶対に入らないなんて無理。そっちの縄張りだって広いじゃないの。
だから頼んでるんじゃない?
……できる限りやってもらってるのは、わかってる。
[休みには、ふうん。なんて気のないような返事をして。]
頭が痛い原因に働きすぎを持ってくるなんて、人間病よ。
全部に効く薬なんて、美味しい食事くらいじゃない?[軽口で返した。]
>>73天
きゅーとしてぽん。……ああ、うん、うん。[何となくわかった]
そうね。こないだ言ってたヨーロッパも興味あるし。
[妄想には軽く相槌を打って、そしてあの問いかけをした。あなたの返答には、少し満足そうに笑う]
新しいものは、新しいものよ。
……そうね、今はまだ内緒。でも、今までの常識と違うもの。別の視点で見る未来。
一緒に見られたらいいわね。
[あなたは気がつくだろうか。うっすらと微笑んだ沙霧の瞳が怪しく輝いて、あなたの向こうの人並みを眺めたことに。……気づいていてもそうでなくても、女は立ち上がって、あなたに背を向けた]
そろそろ帰るわ。おせんべごちそうさま。
>>67水
やっぱりわかんねーんだね……博物館は入るのにも金が要るんだよ。開館時間にすり抜けやらかすのも目立つだろう?
ここで説明するよりも場所場所でその都度説明する方がはないが早そうだ。
店が大丈夫なら、明日でも明後日でも私はかまやしないよ。
[実地で教えるから諸々はそこで覚えてくれということらしい。]
本当に何もしてねえんだろうね……
[別にあなたを信用してない訳じゃないんだが、友人の娘である彼女への心配の方が勝っているだけである。今朝のことと合わせて話を聞けば、ふうん、と鼻から声。]
何かあったのか心配だね……。
あれで長生きだし色々抱えてるもんもあるんだろうけど、母親がなくなって無条件に頼れる相手もいないだろうしね……困らせるのは嫌だろし。
あんまり話を急かさないでやっとくれよ。時間はあるだろう。
[心配そうな声音でそう締めくくった。]
何だったら、博物館に行くとき気分転換にでも誘ってやったらどうだい
>>74 鼠
なれると案外なんとかなるもんだよ、人間の考えもわかるようになったし。
…結構様になってるだろ?ねねも昼に出歩くなら今時っぽい格好でもしてみたらどうだ?
[なんて、おどけたようにまたスーツを示して見せた。きっと最初の頃はよれてたりネクタイ傾いてたりしただろうけど、今はアイロンもしっかりかかっている。生存競争、にはそうか、とそれ以上は言わず]
まあ、こっちは建物に入ったりはそうないけどな…そこは鼠に任せる。
──あんにゃろ…やめろっつったのに…
[とりもち、には心当たりのある猫かぶりを思い浮かべて顔を顰めた]
ならいいさ、こっちも言っておく。
最近はジャンクフードの味も覚えたし、できれば鼠とまで争いたくはないさ。
それに、そっちには色々手伝ってもらってるしな
[人間との餌の取り合いで十分、と肩をすくめた。手伝い、は時々お願いしてる仕事の件だろう]
ははっ、人間病な。確かに人間の姿に慣れすぎたかもしれないな。
違いない、今日はカップ麺とハンバーガーパーティーでもするさ
[軽口には、自分の好物を上げて、帰りに買い込む気だ]
>>69猫 >>76狐
[ロリやショタという単語が、どうやら人間の子どもを指しているらしいことは話の流れで理解できたようだ]
…よくわかんねーけど、俺別になんにでも化けられるから、女の子どもの方が都合良いならなれるぞ?
[本当によくわかっていないらしく、そんな妄言を吐いた。それから、急かさず待てと言う言葉を聞いて、うーんと唸る]
そんなもんかねぇ……俺言いたいことあったら話しちまうし、別に何言われてもあんま気にしねーんだけどな……。
ま、急かしたところで話すもんでもねーか。あいつだって、俺以外話し相手がいないわけでもなかろうし。
待つのが仕事なら待つ、かね。時間ならまぁ、俺は人間がいる限りはほぼ無限だし。
[一通りそれで納得したようだ。ありがとなー、と、彼にしては殊勝に礼を言う]
はくぶつかんっていろいろ大変なんだな……。
よし、じゃあ明日!……あいつか、興味あるならまぁ、連れてってもいいよ。そういうの、したことないしな。
[とまぁ、そんな感じで約束をした。それから、カフェオレが進まない様子の猫を見て、「なんだ、苦いか?」とか聞いた。]
>>75歯
うん、ヨーロッパも見れるらしいからさ。いつかさ誰かから借りて一緒に見よ!
[満足そうな笑みに安心したようだ。少し力の入っていた肩の力を抜いて。]
え、内緒なの?そんなー教えてくれよ、おれと沙霧サンの仲だろ?どうしてだよ?
――もしかして。
サプライズ!おれをびっくりさせようってやつか!
うん、分かった。今度一緒に見ようねー。
あ、でも教えたくなったらいつでも教えてくれていいからね!
[ふと、不気味な気配をあなたから感じた。どこを見ているのかまでは分からない。だが、何か、何かしないと、まずいような。感じたことのない未知の感覚に一瞬フリーズしてしまったものの、あなたの背を見たのなら]
――はいよっいってらっしゃい!
[やっぱりいつも通り明るい声色で見送るんだろう**]
>>72猫
猫とカラスが戦ってるの見たことあるけど、何かの本能なのそれ。
[貴方の本質はぬいぐるみのはずだと知っていてどこか呆れたように。
ミルクと砂糖だからねぇと言って自分のを飲んだが、そういえば幼い頃にカフェオレを貴方にひっかけたことがあったかもしれない……。半泣きで洗ってもらった。]
偶に親からみるとそんなのあったっけ?ってくらい来ない子もいるみたいだよ。
[当時は話してくれなかったこのぬいぐるみ頼りだったなぁと思い返す。ぬいぐるみに話をしたり抱きしめて我慢したりしていた思春期で反抗期だった]
見たいなら頼めば姿位変えてくれるんじゃない。
>>79天
そんなところよ。
……ふふ、楽しみにしていて。
[振り向きはしないまま、口元だけに微笑みを浮かべて。声だけはいつもの調子のままで、それだけを言った。そしてあなたの明るい声を背に受けて、ゆっくりと歩き出し――雑踏の中へと、消えた**]
>>77 烏
そ。ネズミやカラスがどんなに邪魔かってことも?
[その一瞬、苦い表情を浮かべていたのをあなたは見ただろうか。すぐに首を振って元の調子に戻せば。]
いいの。外見なんて見様見真似で化けてお終いで。楽だもの。
汚れても元に戻って毛繕いで済むわ。……あなた最近羽繕いしてる?
[任せると言われれば、言われなくても。と。顰められた顔に少々意地悪く笑んで。]
争い先を増やしたくないのは同じ。こっちもありがたく思ってるわ。[だから手伝ってるのだし、とあけすけに添えて。]
……けれど、ねえ。高尾。
人間の方だって、もっと考えるべきだと思わない?
ジャンクフードだって缶詰だってそう。それこそ、取り合いなんて必要ないくらいに並んでるじゃない。
[彼女にしては珍しく、長々と、湿気たような言葉を連ねる。一度のため息でそれは区切られて、]
人間の姿があれば、それも全部アタシ達の利益になるけれど。
たまに。大切だったことを、忘れてるような気にもなるのよね。
――慣れかしら。怖いわね。[ゆっくりと首を振る。]
パーティねえ。派手じゃない。
混ざってもいい?[しれっとタダ乗りしようと。]
>>78水
……まあ妖だしね。成れる奴多いだろうね。今更成さんの女の子な姿とか見たくないけど。
[分かってなさそうな貴方に説明することなくそれで話を終えた。ムダ知識である。]
彼我が異なるのは妖ならよくわかってるだろ、皆ばらっばらのルーツなんだから。
内面もそうさ、同じじゃない。立花の方は、居させて貰ってる、ってえのもあって遠慮とかもあるのかもしれないしね。
いつでも聞いてやるよ、って示してやることが大事なんじゃあないか。
まあ私も会ったら気にかけるけどね。
[いいや、と礼に首を振ってから。]
……そう大変じゃあないほうだと思うがね。
明日だね、良いよ。じゃあ、立花を誘うのは成さんに任せたよ。
朝から迎えに来るからね。
>>84 鼠
考えはわかっても、俺は烏で妖怪だ。
だから互いにうまく生きていければってな…
[そこで言葉を切った。苦い顔も、その言葉も理解はしているつもりで、元は烏として生きていたから]
ま、化けれるのに服を揃えるのは無駄だよな…俺も人間に染まりすぎたか──たまに自分でな…、相互にする相手も居ないな。
[言われてみれば、最近は人として身ぎれいにすることが主になっている気がした。相互羽繕いなど烏時代の記憶しかない]
──考えているなら、こんな風にはなってないさ。
人間が食事を与えるのなんてのは、食べるための家畜か、きゃーきゃー言ってる犬猫ぐらいのもんだ。どっちも俺にはごめんだがね、人間もそれは望まないだろうけど。
[そっちもそうだろ?なんて返して。先程の苦い表情と、今しがたの珍しい物言い、に驚くような素振りは見せなかった。]
ねねがそんな言い方をするなんて、珍しいな。怖い、なんて普段聞かないからな。
[普段見ないあなたの様子に、怪訝か心配かそんな表情で]
──まあ一人より多いほうがいいからな、そのかわりこんどなんか手伝えよ?
[なんて、少し考えた後にそう返した]
【街中/昼過】
>>天
[世間の日常ではランチタイムが終わったであろうその時間。街中の人ごみは少し落ち着きはしているが、ちらほらと色とりどりのランドセルを背負う子供達がいる。どうやら早いところはもう終わっているようだ。そんな街中をとぼとぼと歩いていた。たまにそのまま遊び場に向かおうとする子供達に話しかけ一緒に遊びに行くが今日はそんな気分ではなかった。]
…………あ。
[ふと目に入ったのは早朝、会いたいなと思っていた人物の後姿。長い付き合いである自分が見間違える事もなく立花は走り出していた。]
―――-いっくん!!
[立花の呼びかけに彼が振り向いたと同時に、彼女は彼に飛びついた]
>>90 花
[沙霧を見送った後少々休憩した後、移動していた途中だっただろうか。]
――あっりっちゃんだ。うおぅふ!
[あなたが飛びついてきたことに驚いたのかおおげさにのけぞって倒れそうになった、がなんとか耐えた。もし抱きつかれそうになっても抵抗しないだろう。]
どうしたん?感動の再会ごっこ?
あ〜おれも会いたかったよ〜。
[からかうような一言を付け加えて。]
>>88 烏
[切られた言葉に、小さく鼻を鳴らした。
それから、あなたがどうにもぼやくように言うものだから、そのままくすくすと笑んで。]
たまには"仲間"に混ざってきたら? 元の姿まで忘れちゃったわけじゃないでしょ。
[そうだろ、と問われればそうね、と返し。]
カラスとネズミと、その妖同士が対等にやれているのに。
人間ったら彼らだけなんにも知らないで、上から与えるばかりだものね。捧げもの、なんてやり方を、忘れちゃったみたいに。
[参拝客の少ない塒で、友人がぼやいているのを思い浮かべた。]
近頃、何も考えなくなったような気がするのよ。
それって、何も問題が無いってことだと思ってたけれど。
慣れて。忘れて。感じなくなっていたところに。
もっと楽で、素敵に"皆"が生きられる方法があるんじゃないかしら。って。
そんなことを、考えもしなくなってたことがね。
[怖いの。と、今度こそ、それまでの言葉が冗談だったかのように笑って。]
ホント? いいって言ったわね?
もう訂正は受け付けないわ。[きゅうっと満面の笑みを浮かべて。]
夜にでも行ったらいい?
>>81 >>85 猫,狐
俺化けるの本業みたいなとこあるし、ふつーに美人もいけるぞ。中身俺だけどな。
[と軽口をたたいた]
聞くぞとは言ったけど……あー分かった。ツボで寝て待つ。
[べたべた……?と首をかしげていたらすっと回されてしまった。仕方ないのでズズーッとすする]
? うまいけどなー。
お前ら砂糖入れない派?物足りなくね?
[料理の味付けは得意だが、こと甘味に関しては極端になる。]
朝な。おう。起きてなかったらツボ叩いてくれ[そう言うと、カウンターの上にあるお気に入りのツボを指差した。ツボは何個かあるから、気分で使い分けている]
[あなたたちが居続けるなら、何か軽食くらいは出しただろう。朝飯の残りだが]
>>95花
[飛びつかれから大人しく抱きつかれる。相手は女の子。とはいえこのように抱きつかれ堪能されることは日常なのだろう。慣れきった様子で顔を上げるまで見守る。]
お、マジだったか、ま、りっちゃんはあんま嘘つかないもんな。
ん、漫画読んだの?おれを呼んで見せてくれればよかったのに!
[漫画は好きらしい。といっても彼は少女漫画がどのような内容か分かっていないだろうが。あなたが離れたら大きめに息を吐きしっかりと立ちなおす。]
何用だ!きさまー!会いたくなった理由を言うべし!
>>94水
中身が成さんとか興醒めじゃないか。
[軽口をたたき返してから、]
寝るなとは言わないけど、引っ込んでたら話に行けないだろ……
[呆れたような表情をしてたんだけど、平気な顔ですすられるベタ甘カフェオレにはため息をついた。]
砂糖入れる派だけどね、成さんは極端なんだよ。料理はまともなのにねぇ。
[コーヒーを出される度に同じやりとりを繰り返していたかもしれない。]
起きとく気ないだろ成さん。起こしてあげるけどさ。
[ごちそうさまでした、と飲み切ったコップを返したけど、此方はお金を払うつもりはなさそうだ。酒持ってきたし従業員だし。]
>>93 鼠
[途中で切ったのは、そう思ってるのか思ってたのか、どう続けるか、そんなことをさとられないためで]
まさか、忘れるわけ無いだろ。…そうだな、たまには防護ネットを引き剥がしてゴミを突っつくのも楽しいかもしれないな…。
[あなたの言葉に、ふ、と思い出すように]
そうだな、昔は妖怪や神に対する畏怖や恐れもあったけど、今の人間は存在すら知らないのがほとんどだ。
こっちが合わせてくらす始末だしな、ま、それでもいいと思って共存できればって思ってけどな。
[なんて、肩をすくめて]
感じなくなった…ね、俺もずっと人間として生きることが共存していくことだって、それが仲間を守る事だって思ってたけど、今はこの暮らしをするのが普通だと感じてたな。
でも、それを忘れたら俺達はなんなんだろうな、人間でもない、でも妖怪の心も慣れて忘れていったら。
[相手の言葉に、忘れていた何かを思い出すように言葉を紡いで]
お、おう…。言ったさ、多分夜ならいるぞ…。カップ麺ならあるから後はハンバーガーでも買っておくさ。
[笑顔になった相手に現金だな、なんて表情をして]
>98猫
はは、並んでるとこにあったら審判したげるよ。
[ぷっと膨らんだ頬に笑い声を立てた。]
そうそう。だから、冷えてきた夜に駆け付けてくれない、なんてやつも居なかったわけだ。
雨は降りそうにないけど、あれば万全だね。
朝まで遊んでいってくれるでしょ。
>>99天
うん!お母さんが「嘘はついた方もつかれた方もつらくなる事が多いから気をつけなさい」って言われてたからつかないようにしてるもん!
一応、探したんだよーー!!それに最近の人間の女の子達は漫画の貸し借りでさえ順番待ちってのがあるみたいなの!
[まだ鮮明に残っている母親の真似をドヤァと得意げにする。その後の漫画に対して彼のを見ると頬をぷくーと膨らませた。それから彼に離れたのだろう。立ち直し自分に問う彼に立花はハッとし両手を上げひれ伏す真似をした]
おそれいります!えっとね!いっくんと遊びたくなったのと、昨日迅兄ちゃんから立花を捜しにお店に来たって聞いたからでありまーす!
[全て言い終えるとムクッと上半身を起こし、楽しそうに笑った。どうやらこのやりとりはこの場所に来る前から彼と会うたびにしているようだ。言い方はその都度、彼と一緒に見るテレビドラマまたはアニメの時代によるらしいが。]
>>100 狐
そりゃ演技くらいするさ。ま、今となっては必要ない特技だけどな。巻き上げなくてもニンゲン様もヨーカイも、金払ってくれるだろ……怪しいやつもいるけど。いい世の中だ[そう言ってカフェオレを飲み干した]
俺の国ではみんなこんなもんだったな。それかハーブ入れてた。食事だって、俺にしちゃ日ノ本のはみんな薄ーく感じっけどな。
[まぁ、砂糖控えめな、覚えとくよ、というのも毎度のやりとりなのかもしれない]
いやー安心して眠れるってのは大事なことだ。なんならツボごと持ち歩いてくれてもいいんだぞ?
[などとふざけたことを言うと、立ち上がって2人のカップやグラスを手に取った。そろそろ片付けをするのだろう]
あー、酒あんがとな。あとで飲むか?アブサン、滅多に飲まないだろ?
ま、とりあえず、明日頼んだわ。[そう言うと、ぼちぼち厨房に引っ込むのだった**]
>>猫
そうだねぇ、贔屓はしたげてもいいよ。というか、カラスなの猫なの。
[さっきまでカラスと罵っていたくせにと。
ふくふくの方が好きだな。おまけ効果で暖かくもなるしね。]
――朝までで足りるかな。
じゃあちょっと掃除くらいしとこうかな。
>>101 烏
よかった。忘れてたらそれこそ、カラスじゃなくてニワトリだものね。
そうよ、やってみなさい。効くかもしれないわ。[人間病に。くすくすと笑む。]
合わせるのも、楽だものね。
人間が食べるものも美味しいし。
このままでもいいのかしらね。
……皆が皆、化けるほど生きられたら良いのにね。
[ふ、と息をつく。]
あなたはすっかり人間と見間違えるようになったものね、高尾?
[あなたの顔を覗くようにした、この雌ネズミの表情は笑んでいて、]
けれど。そう感じてくれたなら、あなたはまだちゃんと妖だわ。
[アタシと同じ。でしょう?]
よし。押しかけるわ。私も缶詰引っ張り出して来てあげる。
[神社の縁の下から。塒を思い浮かべれば、昼の眠気がふんわりと襲ってきて。]
……そろそろ寝に戻って、夜に備えようかしら。
[ぐ、と伸びをする。]
>>107水
成さんを知ってるもんにとっては、美女の演技してる成さんってのが寒気の元だよ。料理の腕が良いって方がよっぽど必要な特技かもしれないね。美味い料理には皆素直に金出すだろ。
[狐な自身にとっても人のことを言えた話ではない特技なのだが自分は棚に上げた。]
国柄だねぇ。成さんの料理はおいしいけど、確かに味が強いもんな。
[そうしておくれ、なんて毎度の対応だ。]
途中でうっかり落として叩き割るか、博物館に飾って置いて来ても良いなら構わないけどね。
[軽口をたたき返してから此方も立ち上がる。]
飲むなら夜だろ?今日は夜に大事な客が来るから酔わないどくよ。
博物館帰りに飲ませてよ。
[了解、と夜については請け負った。また夜にはバイトに来るんだろうけど]
>>108 >>113 猫
猫もいけるぞー、猫の色気はちと分からんけどな。なんだ、黒いのがいいのか?
[とか言ってたら、あなたから驚きのカミングアウトである。]
え、猫じゃな……つくもごっど……?神……?
俺思うんだけど、日ノ本ってなんにでも神つけるよな。いろんなとこにいるし。こっち来て百何年たつけど慣れねー。
あーいよ。[ごちそうさんにはそう答えて]ずるずるぞろぞ……あ、あーそばな。おう。忘れてねーぞ。うん、今忘れてねーから。あいよ、またな。掃除機分は食わせてやるよ。[明らかに忘れていた口調でそう言って、けれど言葉尻は柔らかに残し、奥へ引っ込んだ**]
>>106花
――そっか。やっぱいいかあちゃんだな、あの人は。
えー、漫画の貸し借りにも掟があるんか。めんどうだな、皆で読めば一回で済むじゃんか。
[あなたが得意げに真似た母親の言葉に想うところがあるらしい。少し言いよどんだが、すぐいつもの調子に戻ってふくれっ面のあなたにぶつくさ文句をぶつける。あなたがひれ伏すのを見たならば「よし!」と呟き、このごっこ遊びを続ける。]
ああ、そうだ!おれはりっちゃんいなかったからじんに働かされたのであった!よって罰として今日はりっちゃんと遊ぶぞ!これは命令だ!
[あなたが全て言い終えたのを見届けてからえへん、と咳払いをしてからこう一気に畳み掛けた。あなたとこうして出会い頭にごっこ遊びをすることも、一緒にテレビを見ことも日常なのだろう。今は社会派ドラマか刑事ものだろうか。]
>>110 >>111鼠
フライドチキンは好きだけど、揚げられる側は勘弁だ。
[なんて、あなたの調子に合わせておどけてみせた]
そうだな、特にカップ麺は良い。
……どうだろうな、生まれて、生き物として死ぬのも真っ当だとは思う…寂しいのもわかるけどな。
[あなたの言葉に、そんな解釈をして]
烏の適応力と社会性があればこそ、だな。
どう見ても人間、だろ?
あぁ…どこまで行っても結局俺達は妖怪、だからな
[覗かれれば、そんな風に少し調子よく行って、問いかけには頷いて答えた]
あいよ、最近の缶詰は美味しいから、期待してるよ。
俺も今日は少し休むことにするさ、ま、夜はうまいもん食って元気だそう
[なんて、少し様子の違ったことを思ってか]
さあ、そればっかりは俺にもわからないな
[なんて、こちらも軽い調子を続けて返した。]
>>118天
[彼が言いよどんだのを気づかなかったのか意図がわからなかったのか、頭に?を浮かべ首を傾げた。彼がすぐ調子を戻したと同時に立花もフンスっと言わせ再びごっこ遊びに乗っていく]
な、なんだってー!迅兄ちゃんからいっくんがやってきたって聞いてたけどパシリにしたってのは聞いてなんだーー!
くそぅ!こんな事なら昨日、いっくんが来るまで店に居ればよかったっ!
これも仕方ない!立花さんはいっくんの命令を甘んじて受けよう!さぁ、思う存分遊びに連れ出すがいいの!
[彼が一気に畳み掛けるのを確認した後、驚くような素振りを見せた後、すぐさま仁王立ちし彼と同じように畳み返した。その姿は漫画なら背後にドドーンと大きな擬音語がつくような。そんな感じ。]
>>119 >>121 烏
アタシは缶詰の方が好き。[カップ麺に妙な対抗を見せて。]
あら、寂しいなんて言った?
全員がこんな風に、人間の益を加減なく横取りできたらいいのにね、って話よ。
[ふいと顔をそらせて、言葉の上では、あなたの解釈を否定してみせた。]
適応力と社会性が、カラスだけのものだと思わないでくれる?
[唇を尖らせたのも一瞬のことだ。あなたが人間の姿を誇るものだから、溜息交じりの苦笑いを浮かべて、]
はいはい、どこから見ても間違いなく人間よ。
こうして、カラスや妖の仲間とおしゃべりしなければね。
角煮はアタシが食べるから、ツナをあげるわ。
[くすくすと笑む声を降らせ、貴方が立ち上がるのを見れば、合わせて踵を返した。ねずみ取りに、なんて言葉にはわかっているとばかりに小さく手を上げ、帰路へと向かう。**]
>>124花
[あなたの首が傾いたのには気付かなかった、いや見えても気にしなかったのだろう。]
これもじんの作戦だったんだ、ハメられたのさ、おれたちは……。
だが仕方ないのさ、予想できなかったことだ。奴が一枚上手だったという話だ。
そのためにも!遊ぶぞ!おれたちは遊んでやるぞ!これは君への命令でもあり、じんへの反抗でもある!
[ジャーンといった擬音語が合うようなポーズ。勢いよく腕を挙げ空中を指を刺したものの。沈黙。特に行く先は考えていなかったようだ。]
そうだな……。秘密基地でグリコでもするか?
[秘密基地とはだいぶ仰々しい名前である。その実態は商店街と住宅街の間、やや閑散とした地域にある空きビルだ。裏に回ると裏口階段と、元は庭かテラスだったのか溜まれるスペースがあるのだ。ここからそこまで遠くもないだろう。]
>>128天
[彼の推理を聞いて立花はガビィーンと雷が落ちたかのような衝撃をうける反応を示す]
まさか…迅兄ちゃんが…そんなひと…じゃなかった。
そんなジンだったなんてー!!
そうか…そうだよね!!わかった!!立花はいっくんに従うよ!
何しろこれは、迅兄ちゃんへの反抗なんだからっ!
[彼がジャーンとポーズをとったのと同時に彼女もビシッとした表情をし似たようなポーズをとる。そこでようやく茶番というなの恒例のごっこ遊び導入を終え、彼を見てふふっと頬を緩ました]
いいね〜どっちも最近ご無沙汰だ!
じゃあ秘密基地でグリコをしながら色んな話をしよ!
あ、お話は今からでもいいよ!
[彼の提案に即決で乗ると、ひょいと右手を彼の前に出す。どうやら秘密基地まで手を繋いで行こうという意思表示だそうだ。無言なのはきっとこれもいつもの事。幼馴染の彼ならすぐ意図がわかるだろう*]
【神社:昼過ぎ】
[水たばこ屋から帰路について、自らのねぐらの神社。思い返すのは立花の話だ。]
雪華さんが亡くなってまだ数年か……。
[彼女の母親が元気だった頃は3人で遊びに行ったり、食事をすることもあっただろう。その時のことを思い返す。亡くなってから立花の様子を見守ってきたつもりではある、けれど、雪華ならすぐに原因がわかったんだろうか。]
、元気そうには見えたんだけど
[先日握り飯を取っていく姿には陰りはみられなかった、と思う]
……まぁ、腹が満ちるだけでもちょっとは元気になるでしょ。
うちに来るかは分かんないけれど。
[いつもの日課である神への供え物のついでではなく、鍋と昨日の余りの米を取り出した。米を少し加工してから、炎で鍋にいれた油の温度を上げる。イフリートである成桐ほどではないにせよ、狐も炎は十八番の部類だ。]
よし、と。
[そうして、出来上がったのは一口サイズの米で作った煎餅だ。
菓子鉢に入れておいてあるから、立花でなくとも訪れればありつくことはできるだろうけれど**]
>>129 花
[(いい反応だぞ。)なんて言われなくても分かりそうなうんうんと納得するような表情。茶番だろうがごっご遊びだろうが、”お約束”というものは大事なのである。二人の結束もそうやって固まってきたのだろうから。一通り出会いがしらの儀式を終えれば作った表情を崩し、あなたに微笑みかける。]
気分転換、ってやつだ。
新しいことにチャレンジすると、のうさいぼーがかっせいかするらしいぞ。よく知らんけど。
よし、秘密基地グリコで決定だ。積もる話もありますし、ここは若者だけにさせていただきますか。
[言った本人も余り意味を把握してなさそうな適当な返事。あなたの右手が差し出されればすぐに自分の左手を差し出し、手を繋ぐ。あなたと共用している意思表示だ、すぐに通じる。「しょーがねーな」なんて呟いたかもしれないが言葉と比べ声色は優しいはずだ。]
昔っからりっちゃんは世話がやけんな。
もちょい甘えたなおさねーと、おれとかじんがいなくなったときに大変になるぞ。
[どう大変になるのか、まだ彼には分からない。特に止められなければ秘密基地へ向かおうと歩き出すだろう。]*
>>131天
なるほど!確かに新しい遊びするととっても楽しいもんね!
のうさいぼーさん凄いねっ!
はーい!そうしよっ!立花ね、いっくんに話したい事いっぱいあるんだ!
[相手の適当な話も真に受けるのは幼馴染相手でもよくあることだ。彼の呟きはちゃんと聞こえたが声色が優しい事も立花はちゃんとわかっていた。だからこそ胸がいっぱいポカポカ暖かくなり頬を微かに赤くさせふにゃりと笑った。こんな風に笑うのは後にも先にも目の前の幼馴染相手だけ。]
えへへ、だって何だかんだいっくん甘えさせてくれるもん。
ほらっ、甘えるのは誰かがいないとできないでしょ!だからもう少しだけー!
それに!いっくんは立花と約束したでしょ!北の国で!お母さんが得意だった雪花乱舞完璧にできるようになったら一番に見てくれるって!忘れたとは言わせないからねっ
[彼が歩き出すと一緒に自分も歩き出す。彼の言葉にむすーとし言い返す。これまで彼とはたくさん約束をしていたが、この約束はかなり昔に交わされたようだ。]
>>132花
そっか、なら全部聞き流してろう、逃げろ!
[あなたが真に受ける態度には嘘がつきやすいらしい。幼馴染故というのもあるだろうが。頬の赤くして柔らかく微笑むあなたを見るのはよくあること。だが彼としてはなんとなく、という理由で少々照れくさく感じたようだ。顔から視線を肩の上辺りに逸らす。]
そーだっけか?[握った手を大きく振り上げつつ。]
へいへい、今回だけだからなー。りっちゃんはしっかりしてんなー。
覚えてるさ。あ、これは嘘じゃなくてさ。かあちゃんのあれは綺麗だった、忘れねーさ。
見せてくれるなら見るけどよ。甘えたのりっちゃんにできるのはだいぶ先じゃねーか?寒がりを練習につき合わすのはやめとけよ。おれも勘弁いや―ー寒くてブルブルするじんを見るのは面白いかもしれん。
[昔の約束については嘘がつけない。あなたが怒るからという懸念もあるだろうが、あなたの母親に関する事には正直でありたいのだろう。それとは関係のないロクでもないことを思いつきながら、あなたを引っ張るようにして歩き出し秘密基地に向かう。そして予定通り遊ぶのだろう。]
>>133花
[歩き出したならば視線は前を見つめていた。あなたのことは繋いだ手で確認できるのだから。ずっとグリコでは飽きるか。他の子供がいれば巻き込んでやろうか。これから自分と幼馴染が遊びつくし楽しむために考えることは沢山ある。今やりたいことは沢山ある。いつかやりたいことも沢山ある。だから]
[――だから、そんなこと、聞こえてない。**]
【稲荷神社の床下:昼過ぎ】
[はたしてネズミは微睡んでいた。米の焼ける香ばしいにおいが覚醒を促すが、されどもぼうっとしたまま、頭上に並ぶ板を見上げた。
常盤が、キツネサマへのお供えでも拵えているのだろうか。]
[――考えてみれば――、]
(塒が、よりにもよってキツネ由縁だなんて。)
[自身の正体を思えば、これまたなんともおかしいことになっているものだ。微かな笑み声を洩らす。かつての高尾との和解もそうだ。なんと巧くやってきたのだろう!
妖同士に問題はさほどない。人間とネズミは小競合うものの、縄張りを重ね合うことにも慣れ始め、"皆"の暮らしは続いている。けして最上ではないが、続いているということは即ち、サイアクでもなかった。]
[カチ、と思案の歯を鳴らす。]
[高尾の話も理がある。同胞達が魂を尽くして生き、生まれ死ぬ間に数を増やし、稀には化けるようになり。腹は満ちて、飯にありつけて、美味い食事にすらありつける。これ以上どんな幸福があるものだろう。]
(そうね)
[どんな幸福があるだろう?]
(そう)
["それでもいい。" "うまく生きていければ"現状でいい。人間が生み出す、途方もない利益と危険性とを腹立たしいほどに知っている。必要以上の刺激は不要だ。"数を減らして"しまわないように、そうしてきたのだ。人間が数を増してから。ずっと。ずっと。けれど。]
(アタシも、高尾のこと言えないわ。ずいぶん小さくなってしまって)
[かつて畏れはあった、と、昔馴染みのカラスも言った。もしそれを取り戻し。それ以上が生まれたとしたら。それは、]
(人間が。"殺めてはいけない"と考えるほどの)
[加害者など、知った上でなお他の手段なき、カラスやネコやキツネやヘビで充分だ。人間はまだ知ることができる。知らしめさえすれば。知らしめさえ――。]
[キィン、と、なにかが鳴ったようだった。]
[見上げる。]
[髭が揺れる。毛皮が撫ぜられる。この床下に、一体、どこから流れ込んだ風だろうか。]
[見上げる。板が並んでいる。首を入れる隙間もない。見渡す。今日も良い寝床だ。見知らぬ穴は増えていないはずだ。]
[――"神様だから"。]
[それは、この雌ネズミの単なる臆病風に過ぎなかったのかもしれないが。弾かれたように縁の下へと駆け降りる。空間が広がれば、人間の姿へ。そこに高さはなく、自然に這うことになる。人間の身体のつくりでは非常にもたつく姿勢だが、ビニール袋をつかんで出るには必要なことだ。
……このことひとつとっても、この大ネズミならば、ちょいとくわえていってやれば済むはずのことだった。そうだった。]
[縁の下から女が這い出す。
缶詰の詰まったビニール袋を引っ提げて。
急くように境内から離れる手前、一度境内を振り向いた。ほんの一時、振り向いただけだ。]
[――そのまま、何処かへと立ち去る。**]
【神社:昼過ぎ】
[少し出かけようと履物を突っかけて神社を出る直前、軒下を覗き込む]
ねね、いるかい?
余ったご飯で煎餅作ったから食べるんなら……、
……ねね?
[いつもおかれている缶詰の詰まった袋も見えず、やけにそこは風通しが良い。
誰かと一緒に食すために持って行ったのだろうか、それを知るすべは今は、ない。**]
【ごみ集積所:夕方】
[この辺りのアパートがごみを纏めて出しているごみ集積所。神社にもほど近いそこは、カラス避けの網がかけられており、本来ならばこの時間帯にはゴミは出されておらず、何もない空間なはずだ。はずなのだが、]
……これは、惨状だねぇ……。
[ルールを守らずに夕方からごみを出した人が複数いたのだろうか。カラス避けの網もあまり効力がなかったらしく、ゴミの袋は破られて、周囲や道路にまでゴミが散乱していた。まだ微妙に距離があるせいか、こちらの姿を確認しているにもかかわらず、悠々と…というにはやや騒がしく生ごみなどをついばんでいた。]
どうしたもんだろうかね、これ……。
>>41 狐
【ゴミ集積所/夕方】
[時刻は夕方。昼すぎに話をした腐れ縁の化け鼠は、夜に来るなんて言っていた。カップ麺は部屋に山積みになっているはずなので、Mの字の入った某チェーン店の品物を紙袋に入れて両手に提げて帰路についていた。
今日は少し珍しい話をした、朝から騒がしい烏にあてられたか…それとも…]
──ん?
[そんなことを考えて歩いていると、普段朝にごみを捨てに行く近所のゴミ集積所から騒々しい聞きなれた烏の声。
朝から感じている鳴き声とはまた違う声色に首を傾げながら曲がり角を曲がった。]
…そういうことか。
[角を曲がって見えた景色を見て、納得をすると、一度立ち止まり、スマホの画面で自分の顔を確認する、大丈夫、人間の時の表情だ]
あれ、常盤さんじゃないですか、どうかされたんですか?
…うわ、こりゃまた。
[ゴミ集積所の前で困っているように見えるあなたに、近づきながら声をかけて、現場を見て驚いて見せた]
【スーパー・昼】
[タイムセールには早い時間だ、スーパーは割合に閑散としている。]
んーっと……。
[棚の前にしゃがみ込んで、いくつか並んでいる強力粉の袋を手にとっては値札と比べて、時々宙で指が泳ぐ。
そんなことをしばらく繰り返してから、]
これかな。
[そう独りごちて、一番グラム単価が安い袋を手にとった。ふたつばかり見繕えば腰を上げて、]
さて、あとは……布巾だっけ。ハンカチ?
[ぶつぶつと言いながら雑貨コーナーへと向かう。**]
>>143烏
[ゴミ集積所の前、といってもゴミが散らばってない少し離れたあたりで若干途方に暮れた顔で立っていた。いつもここの鴉はここまで盛大に荒らすことはなかったような気がするのだが。周囲には生ごみの臭いが漂っている。]
?あぁ、高尾さん。いや、たまたま通りがかったんですけどね、中々な惨状でしょう?
どうしたもんかと思って……。
[貴方が一度確認をしてから姿を現したのに気付いていないのか、驚いて見せるその表情に苦笑を返した。]
もう少しお互い行儀よくしないと揉めてしまうんですけどね。
どこにもかしこにも高尾さんから頂いた鈴を吊るす訳にもいかないし。
[貴方が話をつけてくれたのを鈴の効果だと信じたままそんな風に。
鈴は神への供え物の所と、それから神社で巣作りしているカラスたちに攻撃されないように個人的に持ち歩いているものの二つだっただろうか。]
>>145狐
[そう、普段も荒らすは荒らすが、食事と好みのものを見つけるために荒らす程度だ。今日はどこか興奮に似た何かを含んでいた]
カラスにしてみれば思わぬ僥倖、かもしれませんけど。
それにしても今日は酷いですね…
[目の前の状況に、苦笑いでそういった。カラスはこちらを見やるも、特に気にせず食事を続けていた。こちらとしても普段は食事の邪魔はしないからだ]
ええ、結局他のところで食事をするだけですしね、食べるなと言っても通じませんから…。
掃除するにしてもこれじゃ始められないですね
[そうは言っても、あなたの手前話し掛けるわけにも行かず、どうしたものか逡巡を始めた]
【街中/夕方】
[その後どれだけ遊んだだろうか、一人の帰り道。ただし帰る場所は今検討中である。思考顔の彼の手には梨が何個か入った袋を持っている。お駄賃の小銭で買ったのだ。今晩はこれを夕飯とするのだろう。残りの小銭はしっかりと小さい財布に詰め込んで、ポケットに大切にしまってある。 横断歩道を渡ろうとするが大通りの信号が赤を示していたため、車道の手前で歩みを止める。周囲で止まり信号を待つ人々が増えていく、その人だかりに小柄な彼が紛れていく。]
(やってけてる?)
[オウム返しのように昼に問われた言葉を心の中で唱える。確かに北の国の生活は退屈なものであったが一定して帰るやぐらはあった。食料だって手に入れやすかった。天邪鬼とはいえ小鬼、なおかつ両親不在の彼は鬼の中での立場は低かった。だが人から恐れられていた時期も遠い記憶にかすかにある。]
[北の国の景色と今の景色を重ねる。吸い込まれそうな程青く、そして夜になれば星に埋め尽くされる空。季節ごとに代わる代わる虫の鳴き声。草を踏む感覚、山の妖怪達との思い出。恋しくなることはある。だが軽く足を踏み鳴らせば、地面は歩きやすく舗装されたコンクリートで、車道を挟んだ向こう側にはこちら側と同じく信号を待つ人々がいる。]
(うん、やっぱり悪くはない。)
[歩きやすい地面は足に優しい。今手に持っている梨だって北の国では手に入ったかどうか。恐れられなくなった、人間の掟を守るのは面倒ではあるが。人間がやることを見ているのはそこそこ面白い。]
[周囲にいた女性がカーディガンを逆さに着てる事に気付き着なおしている、ファッションではなかったらしい。悪趣味にニヤついた。(あはは)と。]
沙霧サンどこに連れてってくれるんだろ、楽しみだな。
[ぽつりと、嬉しそうに呟いた。信号が青を示せばさっさと車道へ歩き出す。先へ先へと。]
[鼠か、烏か、狐か、猫か、はたまたまた別の妖か。這いずっているか、蠢いているのか、見入っているのか。街中に潜む妖にしては不自然でいびつな先触――もしかしたら。]
[だが、信号を渡り終えた彼に気付くことはできない。]
>>146烏
カラスの方はあんまり責められませんねぇ、それにしてももう少し行儀よく食べてくれるとありがたいんだけど。
[今日は酷い、との言葉に頷いてからぼやく様にそういって少し肩を落とした。]
実は話せたりしませんか?そしたら楽でいいんだけど。
近づいたら食事の邪魔をしそうだけど、かといって食事が終わるまで待つには、この調子だとまだ集まって来そうで。
[少しだけ軽口を混ぜて笑ってから、また増えた1羽を指示した。
ゴミを見て見ぬふりしていくこともできなかったようで、微妙な距離感を保ったまま眺めることになってしまっていたらしい。]
先に掃除の道具だけでも取って来ておきます。
――あ、足をとめてごめんなさい。早く帰らないと、それ冷えますね。
あれでしょう。ハンバーガーとか売ってる店の。
[あなたの手に持つMのマークを指さした。]
【水タバコ屋・厨房/夕刻】
クミンはこれでよし、と……
[味見をして、頷くと、黙々と味付けをしていく。日々の繰り返しの中で、ほとんど一発で味は決まるようになったが、それでも味見を欠かしたことはない。手早く材料を入れながら、スープを作り上げていく。夕食時に向けて、作っておけるものは作り終えておくのだ。]
立花のやつ、博物館に興味あんかね。
まぁ置いてったら置いてったで、なんか落ち込みそうだしなぁ……
[別に一緒に行きたくないわけではなく、こうした遠出に誘ったことがないからなんと切り出したらいいかわからないだけだ。そもそも、自分1人ででも、出かけたことなど殆どない。]
おやっさんが生きてるうちは……うーん……いや、どこも行かなかったな。
[この店の前の持ち主のことを思い出す。道楽で世界中を飛び回って、適当に買い付けた壺を持ち帰った男。壺から出てきたイフリートに驚きながらも、即座に受け入れた変わり者。料理と生き方と、あまりにも適当な日ノ本での名前を授けたのは、そんな奇特な男だった。]
【公園・夕方】
[夕暮れの赤が、今ではすっかり少なくなった遊具を赤く染めている。
この公園の主役たる子供たちも夕食の匂いに誘われて、帰り道についてしまった。だからそこそこ大きなこの公園にすら、もう子供たちの歓声は聞こえない。
その公園のベンチで、一人の少女がめそめそと泣いていた。膝に乗っているのは、腕のもげたテディベア。少女の膝にも擦り傷が残っていて、きっと転んだ拍子に、腕だけを繋いでいた手に残して飛んでしまったんだ。
お母さんに怒られることか、友達の腕をもいでしまったことにか、少女はべそべそと泣いている。]
[ふと差した影に少女が顔を上げれば、珍妙な生き物の顔のついたフードを目深……どころか鼻先あたりまで降ろした人影。
スーパーの白いビニール袋が、外灯の明かりを受けて奇妙に光っていた。
その人物は無言のまま、少女を見下ろしている。]
[ひっ、と怯えたような声が少女の喉から洩れる。膝の上の片腕のないテディベアをぎゅっと抱きしめて、ベンチの上で身を縮こませた。]
ガキの扱い方も教われりゃよかったけど。
あのヒトもできなかっただろーな。そりゃな。
[くつくつと笑う。それまで餌かカモでしかなかったニンゲンに、この国に来てから興味を持つようになった。そうしてみると、ニンゲンといいヨーカイといい、1人として同じものはなく、眺めているだけで飽きずに時間が過ぎてしまった。]
もっとでかけときゃよかった。おっさん散々出かけてたのに、俺はついてかなかったからなー。
……ま、今から行けばいーだろ。時間はいくらでもあるしな。
[自身に起きた変革も、世界に起きようとしている変革も、彼自身がはっきりと自覚することはない。それはおそらくヒトであったことのない、産まれ死ぬことの有限を知ることのない精霊の鈍感さなのだろう。]
[一口スープを飲むと、満足したように頷いて、火を止めた。**]
[「知らない人と口をきいちゃいけません」
「知らない人についてっちゃいけません」
「怪しい人を見かけたら、キッズケータイでお母さんに連絡しましょう」
そんな言葉が、少女の頭の中でぐるぐる回っているんだろう。
彼女の手がそっとポケットに伸びかけたとき、]
それ、ちょっとよこしてみ?
[男とも、女とも取れない声が彼女の頭上から降った。
それ、と指さされたテディベアと、指さした本人を交互に見比べる。ポケットに伸びかけた手は、指さすことで少し彼女に近づいた手のせいで固まっている。]
それ。繋いじゃるから。
[それ、と今度は膝から転げ落ちたテディベアの腕を指さす。]
[「ほんと?」こわごわと尋ねる少女に、フードの人物は「うん」と気軽に頷く。その応えは、少女にはまるで女性のように聞こえた。
しばしの逡巡ののち、人物をチラチラと見上げながら少女はテディベアを差し出す。
ひょいと受け取ったその人物は、少し身をかがめたついでとばかりにベンチに転がった腕と、スーパーのビニール袋を交換した。]
ずいぶんかわいがってんだね。友だち?
[テディベアの布を確かめるようにクルクル回す人物──“彼女”を見上げる少女は、こくりと頷く。ふうん、と鼻声だけが返る。
ポケットに手を突っ込んで、何かを取り出したのだろうか、少女には夕闇の中でわからない。手つきはまるで母が何か縫い物をするときのようだったけれど。]
[そのまま彼女は、少女とスーパーのビニール袋を挟んでベンチに座る。父がソファの隣に座ってくるときのような衝撃は、なかった。
少女がじっとテディベアを見つめていることに気づいて、彼女は覗いた口元だけをニッと笑みの形に変えた。]
5分お待ち。すぐ元通りになるからさ。
大丈夫、友だちはいなくならんよ。
[手を入れやすいように膝にテディベアを置いて、彼女はテディベアの腕に針を刺したような仕草をした。ツッと糸を引くように腕が動く。テディベアの肩にまた、ツクンと何かを刺したような動き。]
[そんな動きが何度か繰り返された。徐々に腕には角度がついて、テディベアがシンメトリの姿へと戻っていく。
少女も彼女も数えていない5分の少し前、すっかり腕はくっついて、指先でぷちりと糸が切られる。]
ほい、完成。
……応急処置だからね。ママ病院できちんと治してもらいなね。
[そう彼女はいいながら、ぽんと少女の腕にテディベアを押しつけた。わあ、なんて少女は小さく歓声を上げて、ぎゅっとテディベアを抱きしめる。縫い止められた腕が転げ落ちることはなかった。
「ありがとうおねえちゃん!」今泣いたカラスがもう笑った。少女は跳ねるようにベンチから立ち上がり、彼女にぺこりと頭を下げて走り出す。すりむいた膝の痛みなんて忘れたみたいだ。]
>>156烏
ふぅん……、嵐や地震でも来るんですかね。動物が騒ぐのは災害の前触れとかっていいますし。
[貴方の言葉に思案気な声を漏らしてから、少し不安げに呟いた。]
――あはは、すみません。噂の元は私だから高尾さんに怒られますね。
[あなたの苦笑いが軽口の間の物にしては強張っているように感じて、数度瞬いたけれど、笑って謝罪を返した。]
あ、えっと、[貴方が手伝ってくれると思わなかったのだろうか、少し戸惑ったような声を漏らす。ゴミが散ってようが見て見ぬ振りする人は多いのだけど。]
……じゃあすみません、カラスだけ。でも、気を付けて下さいね、蹴られちゃうかも。
あと、それまで餌にされないように。一杯ありますし。
[Mな袋を指さしてから、一度掃除道具を取りにその場を離れた。少しの間でほうきと塵取りだったり軍手だったりをもって戻ってくるんだけれど。あと自分用に襷。]
[バイバイ、と少女に手を振る。少女の姿が公園の車止めを越えたあと、振っていたその手を見下ろした。
親指から手首に掛けて、そして袖の下の肘のあたりまで、引きつったような一筋の肉の色。]
うーん。なかなかにキモい光景。
[聞く者のいないその呟きは、男とも女とも取れない声に戻っている。
血が出ているわけでもない皮膚の裂け目を、寄せるように指先でつまんだ。それだけであっという間に、抜けた糸のあとは消える。]
>>161
迷信だとは思いますけど、備えはあるに越したことはないかもしれないですね。常盤さんもお一人ぐらし…でしたっけ?
[聞いていたか、聞いていないか、そんな問を]
そうですよ、ただでさえ最近変な噂が立ちそうで、奥様方の話の種になるのは怖いですから。
[少し強張った表情は、あなたの言葉で和らいだか、笑いながらそう返した]
…?ええ、恨みを買わない程度にやってみます。
[少し戸惑ったようなあなたに不思議そうにしてから烏を向き直り。]
さて、どうしたもんか。
[実際のところは、別に自分が命令できるほど立場が上、というわけでもなく、互いにうまくやりとりをしているに近い。]
…こうするしかないか、これでいいだろ…?
[そう言って、買ったうちの袋を一つ取り出すと、ガーと一つ返事をした。返事をするが早く、その味を覚えている烏たちは、差し出した袋+一袋を器用に掴んだ]
──ちょ、一袋って…ちっ、わーったよ。
[しかたない、と烏が掴んだ飛び立っていくのを見送った。
きっとあなたが戻ってくるときには、バサバサと烏たちが飛び立っていくのが見える頃。
残されたのは烏の羽を肩に乗っけた男と、散乱したゴミとM字の入った袋であった。]
[均すように糸の減ったあたりをトントンと指先で叩いてから、はあと息を吹きかけてベンチの背もたれに寄りかかる。]
[あのテディベアは、ちゃんとあの子のそばにいられるだろうか、あの子が笑うときも泣いているときも傍にいて、怒ったときも、……。……
脳の代わりに綿の詰まった頭でそんなことを思って、少し笑った。]
(しょせん、ぬいぐるみなのだ。)
[みんな自分の意志がある。あの子も、店主も、あの子供たちも、あの人も、小憎たらしいカラスだって。
けれど、ぬいぐるみはお役御免になれば、それで終わりだ。]
……ま、
[そこには投影されたものしかない。注がれた愛情が意志を持っただけだ。その愛情が尽きればそれで終わり。最後は“夢の島”に捨てられる。
──それの何が間違っているって言うんだ?]
そんなことより。
[間違っていないのに、痛いのは嫌だった。人形の、ぬいぐるみの命の目が片方壊れかけても気にしなかったのに、かじられて痛いのは嫌だった。だから逃げようとしたら動けて、それからずっとこうしている。
それが、間違っているのかもしれない。大人しくぬいぐるみとして朽ちていけば良かったのかもしれない。
だって、中途半端に捨てられたんですらなくて、お役御免になっていたんだから。
でも、]
──トリモチ作るか!
[こうしていることは、間違っていないと思いたい。]
>>163狐
備えしたことないですねぇ……うん、そこの神社で。泊まりにくる奴はいるけど。古いから台風あたりでも危ないかも。
災害の時はうちの神社近寄らないようにしてくださいね。
[烏よけをしに神社に来てもらった時に知っていたかもしれないけれど]
噂が広がるのは一瞬ですからね。
[強張った様子には追及せず、そう笑って話を終えたんだけれども。
恨みを買わない程度に、には頷いてからその場を去る。
襷をかけて、必要そうな掃除の道具を持って小走りに引き返してくる途中、途中で飛び立つ烏の姿が見えた。]
すみません、高尾さんお待たせしました、
本当に追い払えるなんてすごい……で、す……
[何かの攻防があったことは何となくわかった。近寄ってカラスの羽を肩から摘まんで取った。]
無事ですか……?
以前の鈴に続けて、ありがとうございます。あと、しときますね。
>>166 狐
お一人ならやっぱり備えは大事にしないと、と思いまして。
だ、大丈夫なんですか…?それ…やっぱり備えはきちんとしたほうが。
[台風で危ない、には驚いて、心配そうにそういった]
ほんとに、どうしてあんなに早いんでしょうね
[そう言って背中を見送りハンバーガー攻防をしただろうか]
あ、いえいえ、ちょうど居なくなったところでしたので。
──あ、あはは、追い払った…というよりはもっと良い物見つけて満足したみたいですね…、やられました。
せっかくご忠告頂いたんですが。
[そう言って、先程までもっといっぱい紙袋のあったあたりを指して、目をそらして苦笑いを浮かべてそういった]
ぁ、ありがとうございます。
あはは…はい、幸い取っ組み合いにはならずにすみました。
[羽を取ってもらったことにはそう言ってお礼を言って。]
あ、いえ、掃除も最後まで二人でやった方が早いと思いますし。僕も手伝いますよ
[ビニール袋をガサガサと言わせながら公園の水道へと向かう。取り出したるは使い回しのラップにくるんだ強力粉玉、たっぷり練って昼から寝かせた代物である。
それを布巾に包んで、水道の蛇口をひねって揉み洗いをはじめた。]
これガムにもできるんだっけ?
いっぺーちゃんあたりにめちゃくちゃ噛ませたガムでも良かったかなあ。
……ま、いっか。
[夕暮れの公園に鼻歌を響かせながら、すっかり水が透明になるまで揉み続ける。]
>>167烏
あはは……周りに被害をまき散らさないようにだけはしときます。
[苦笑いでそう答えて、そうしてあとは掃除の道具を取りに行ったんだろう。]
あー……
[指さされた辺りをみれば嵩が減ってるような気がする。あれはいくらって聞いただろうか、1個400円だか500円だかするとか聞かなかったか。日ノ本暮らしは長いが、ファストフード店とはどうもトンと縁がなかった。]
すみません。今度、買い直して渡しに行きますね……。
[そう、申し訳なさそうに頭を下げた。]
双方平和的?解決で何よりでした。
[そうしてあなたの申し出にはまた少し戸惑ったような表情。]
……高尾さん、あなた良い人間ですね。
手伝って頂けるなら嬉しいですけど、声かけちゃったからってそこまで付き合わなくても良いですよ。
[好きでやってますし、と言いながらも、貴方にごみを入れ直すための袋と手袋を示したけれど。]
>>169 狐
あぁ、いえそういう意味では。
スーツを汚されたりするよりはずっと、安上がりですし、平和的解決になったと思えば。
それに常盤さんのせいとかではないですし。
[気にしないでください、と付け足して。申し訳なさそうにされれば手を降って笑って]
…いい人間…ね。
[ふ、と一瞬表情が固まった、気の所為だったかもしれないほどの一瞬だったが]
──あ、あはは、そんなことはないですよ、ここは僕も使いますし、それを言ったら常盤さんの方が人間、ですよ、僕も一人だったらきっと見ないふりをしてたかもしれません。僕も好きでやること、ですから。
[そう言って、ごまかしたような笑いを浮かべてゴミをひょいひょいと袋に入れていく]
[普段、あてなく歩くことはよくあった。けれど、あてがないと意識するほど用がないことは久しぶりだった。なにしろ、衝動的に飛び出して来てしまったものだから。今回は荷物もある。どこかに潜り込んで寝なおすわけにもいかず、結局のところ、路地の"トモダチ"を尋ねたり、適当なベンチに座ったりを繰り返した。そろそろ時間も潰しきるかといった頃、昼に立ち寄った公園へ、また通りすがれば――、]
【路地裏・夕方】
>>168 猫
[――カラスの姿は減っていて、代わりに猫が洗い物をしていた。
何をしているものかと覗き込もうと近づく。発声のかわり、薄汚れたビニール袋の中で、こすれ合う缶詰がガシガシと鳴っていた。]
【水タバコ屋前/夜】
ふんふんふーん ふーん
[店の前を掃除しながら、鼻から知らず溢れるのは異国のメロディ。明日の博物館訪問のことを思って、気分は高揚する。、そのことに、おそらく彼本人は自覚的ではないが。]
なんか今日は、ニンゲンばっかだったな。
……ま、ヨーカイ連中が来ると騒がしいからな、いーけど。
[と言いつつ、寂しさを感じないわけではないのだろう。ぼそぼそと呟く声は少し小さかった。]
>>170 烏
そういって頂けるとありがたいですけど……。
[掃除を手伝ってもらうので結局汚れそうな気がしたのだった。手を振って笑顔を向けられれば、少し申し訳なさそうながら笑みを帰したけれど。]
あー、……つまらないものですけど、これ良かったらどうぞ。
ハンバーガーの代わりにはならないですけど。
[ひょいと自身の荷物からM字の袋の中に包みが置かれた。中は先に作ってた米の煎餅だから本当に代わりにはならないが。]
……、高尾さん?
[固まった表情を一瞬垣間見た気がして、怪訝な面持ちで僅かに立ちすくむ。]
――そ、んなことあると思いますけど。無視する人、多いですもの。
私はほら、結構暇ですからね。神社もボロだし。掃除くらいしかやることがないんです。
[此方も少し笑い返して、此方も袋にごみを詰め直す。手袋は1組だけだったから、ビニル袋を手袋代わりにしてたけれど。そうして雑談を続けながら拾い集めれば、二人がかりでやれば暫くして道は清潔になっただろうか。]
助かりました。また、お礼させてくださいね。
[そうして最後にあなたへと頭をもう一度下げて分かれたのだろう**]
>>173水
おっいないいなーい。
ぐっもーにんぐ!みす……みすせ…みすど…じん!
[グダグダな挨拶と共に店の前にひょっこり現れる。あなたがこちらに気が付けば]
ねーじん、水道貸して。あとこれ。剥いてよ。
[手に持っているものを差し出す。小ぶりの梨が何個か入っている袋。少しだけ破いて中身をだしたと思われる形跡がある。そのせいか袋にスペースができ差し出した際にごろんと梨が隙間を埋めるように転がる。]
>>176猫
何作ってるのよ。
投げるなら別のにしなさいって言ったじゃない。
[トリモチ、と聞けば露骨に顔を顰めた。
心底憮然とした表情のまま、しかし構わないとの返答は聞こえていたので、あなたの前にビニール袋を下ろす。
それから、周りを一見渡しした。人の気配はなかったので、近くの遊具の影に雑に身を隠しながら、あなたへ声を向ける。]
それを持ち出した時の埃。
ずっとそのままなの忘れてたの。
[言いながら、ネズミの姿を取る。そうして、くるくると毛を繕い始める。あなたがその姿を確認するには少々覗き込む必要があるかもしれないが、]
なんだかね。機会逃がしちゃって。
ぼさついたままだってさっき気付いたのよね。
[そんな言葉から、行動を察することはできたかもしれない。]
[こうして外の掃除をするのは、別に今日に限ったことではない。時には店の前で粗相をする客がいないわけでもない。毎日点検も兼ねて片付けは最低限しているのだ。ゴミを放っておくと、ネズミやカラスの襲来に遭う。]
……もしかして、もう帰ってたか?
[しかし今日の掃除には、もう1つ目的があった。万一帰っていなかったら、同居人を出迎えてやろうと思っていたのである。しかしはたと思い当たる。店が閉まるのは、子供が遊ぶにはだいぶ遅い時分である。もうとっくに帰ってきて、部屋で寝ているのではないか。常盤に手伝ってもらっているとはいえ、それなりに忙しい夕食どきには、気づかなくても無理はないのだ。]
……んー、メモに書いておいとけば、明日見るかね?
[箒に体重を預けて、そう思案する。髪飾りが揺れた。]
【街のどこかの路地裏/夜】
[仕事終わりの社会人たちや大学生達で賑わう夜の街。そんな賑やかな所から少し離れた静かな路地裏。そこにいたのは少女の姿をしたゆきんこ。彼女は苦しそうな顔をしながら頭を抱えて座り込んでいた。]
[幼馴染と楽しく遊んでいた時は感じなかった、聞こえなかった音。彼と別れたあと、待っていたと言わんばかりにやってきた。ソレは夜になるにつれ、強くなっていく。]
《リッカ》
>>179鼠
いや、ネズミ取り用のトリモチはやめたんだよ。
あれヤバイね、袖がベタベタになってえらい目に遭った。
だから、こっちの手作りトリモチ。
[グルテンで作ったものだ。……少しは粘着力がまし、という程度だが。
目の前に置かれたビニール袋を追うように俯いてから、またあなたを見上げる。その時はあなたはすでに遊具の影で姿を変えていた。
よいしょ、と声を上げて立ち上がる。水道口にグルテンの塊を置いて、あなたを視認するように遊具の影を覗き込んだ。]
随分上の空だったんだね。
ねねさんにしちゃ珍しいようだけど。
おごりの約束が伸びたのがそんなにショックだったの?
>>177 狐
あ、ありがとうございます。では、いただきますね。
[これまで遠慮しては、と素直に受け取ることにした。なんだろう、と少し楽しみそうに]
──あ、いえいえなんでもないですよ。
[先程見せた表情は、きっと今まであなたに見せた表情ではなくて、怪訝そうにされればすでにいつもの人間らしい表情になっていたけれど]
あはは、流石に知り合いが困っていたら無視したりしないですよ。
…それじゃあお互いいい人間、ということで。
[また普段通りの笑顔を返した]
いえ、困ったときはお互いさま、といいますから。
それに、お礼ならもう頂いておりますし。
[きっと、それはまた別、とあなたは言うかもしれないが。掃除を終えて道具を片付けると、あなたに別れを告げて家に戻るのだろう。──もう陽も暮れてきた。少し部屋を片付けようか、そんなことを思いながら**]
…っ!
《一一リッカ、リッカ。モウスグ、ハジマル》
《ダイジョウブ、リッカナラデキルヨ。》
[聞こえ始めた時はまだ弱かった声は、今はとても、強く鮮明に聞こえる。それはなんなのかは、今の立花にはわからない]
《イカナキャ、コウドウシナキャ、マタ》
《一一オカアサンミタイ、ナラナイヨウニ。》
[その言葉を聞き終えた後、立花はゆっくりと立ち上がった。表情はよくわからない。
もし、今、強い妖怪が彼女を見たのならわかるだろう。]
[彼女の周りに黒い、黒いナニカがまとわりついているのを。]
[そして、立花はふらふらとどこかへ向かっていく。]
[その日、立花は水タバコ屋に帰る事は……なかった。**]
>>181水
つれないなー!いい発音で返してくれよー。
[マジレスに無茶振り。]
梨はまるかじりしたらさ、びちゃびちゃになるの忘れてたん。
どうせここ来るならりっちゃんと別れなくてもよかったなー。あーあ首周りベトベト。流させてくれ。
よっしゃーじんは親切だなー!
[あなたの評価に手のひらを返す。無言のあなたについていき店に入っていくんだろう。]
>>176猫
それにしたって。トリモチはトリモチだわ。
[そんな言葉を返したのは、遊具の影に歩を進める最中。細かく刻んでもピーマンはピーマンだ、なんて、子供の駄々のような調子だった。
貴方に覗き込まれた時、この雌ネズミは丁度背中を舐めているところであった。ひとしきり舐めて顔をあなたに向け。]
袋見ててって言ったじゃない。
……そうね。
そんなところ。だからちゃんと覚えてなさいよ。
[その返答こそが、どこか上の空のようであった。
毛繕いに集中を戻し、頭部を二、三度両手で繕ったのを最後、あなたから少し離れて人間の姿へ戻る。服だの髪だのはそれなりに整っていた。ぱん、と一度人間の手でも服をはたきながら、自分で置いたビニール袋を取りに歩く。]
>>187 天
[店の中。流しでざっと梨を洗うと、小さめの包丁でくるくると向いていく。]
リンゴとかプラムなら、そのまんま食ってもいいけどな。日ノ本のナシは、リンゴに似てるけど、ちと食いにくい。
[いい発音、については、俺の国の言葉はそれじゃねーんだよ、と注釈をいれる]
……ん?リッカと会ってたのか。
あいつ、どこ行ってんだろな。夕飯、食った形跡ねーんだけど……帰ってすぐ寝るよーな遊び方したのか?
[あなたが同居人と遊んでいるのは、さほど珍しいことではないのだろう。皿に盛った梨を渡しながら、同居人の動向を訝しみつつ、1つ梨を摘んだ。]
【どこかのビルの屋上/深夜】
[普通ならば、立ち入れない場所に男は立っていた。風に髪が揺れることを気にも留めずにそこに居た。]
[夜は、昼過ぎにした話のとおり、腐れ縁の彼女が来たのなら、カップ麺と、少しへったハンバーガーと、缶詰を(角煮よこせと言いながら)食らっていただろうか。今はそんな時間も過ぎた後。]
[言われてみれば、随分と今の生活に、馴染んでいた、それが正しいのだと思っていた。]
[どう見ても人間、と腐れ縁の彼女は言った。いい人間、とご近所の彼女は言った。]
[それでも、どんなに人間の真似をしても、人の姿を得ても、どこまで行っても自分は人間ではないのだ。]
[人としての生活に慣れ、それを忘れたとしたら自分は妖怪でも、人間でもないのだろうか]
>>189水
[店の中に入る。座らずあなたの近くをウロチョロして器用に剥かれていく梨を見守るだろう。待ちきれないのだ。いい発音の返事には「ちぇー」なんて唇を尖らせて返す。]
そだよ、夕方まで一緒に遊んだんだ。場所は内緒だぞ。[仮にも”秘密”基地なので。]
え?まだ帰ってないの?あ、すぐ寝たかもしれんのか。
べつにそんなにー?グリコしまくったけどさ。
[グリコしまくった、の程度は置いておいても、疲れて寝てしまうほど遊んでしまってはいないだろう。摘まれた梨には「あっおれのだぞ! 」なんて文句を。]
まあ帰ってなかったとしてもすぐに帰ってくるさ。ここがりっちゃんの家なんだしさ。
[日常ならばそうだろうという予想。それをあなたに伝え梨を食べたのならそのまま店に転がり泊まるだろうか**]
[元々は、烏として生まれ、烏として死ぬはずのただ1羽の烏だった。──きっと人間の生活に憧れたのだ、長く生き、人の姿を得てこう暮らしてきたということはそうなのだろう。ただ、烏の時のことはあまり覚えていないが。]
[それでも、どんなに人間の様に振る舞っても、お前は人間ではないと、朝から騒ぎ立てる烏と同様のこの感覚が、この頭の痛みが、思い出せと言っているかのように疼いている。]
──あぁ…そうか…この痛みは…
[ぽつり、呟いたその男の顔は、普段見せていた人間の表情ではなく、妖怪であることを思い出した、そんな表情であった]
[その場所に残されていたのは、黒い羽が一枚のみ**]
【郊外の山中/深夜】
[押し寄せる闇に、老爺は呟く。]
──なんということだ。
[老いぼれた足は追う闇から逃れ得ない。]
伝えねば──これは──
[振り返る。]
このままでは────
[一閃の光が、老爺の見た最後の光景だった。**]
[シャクシャクと梨を咀嚼しながら、同居人の少女のことがやけに気にかかる理由を、未だ明確な言葉として飲み込むことができていなかった。この時は。]
[1]
[2]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新