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/*起きた*/
>>131天
なるほど!確かに新しい遊びするととっても楽しいもんね!
のうさいぼーさん凄いねっ!
はーい!そうしよっ!立花ね、いっくんに話したい事いっぱいあるんだ!
[相手の適当な話も真に受けるのは幼馴染相手でもよくあることだ。彼の呟きはちゃんと聞こえたが声色が優しい事も立花はちゃんとわかっていた。だからこそ胸がいっぱいポカポカ暖かくなり頬を微かに赤くさせふにゃりと笑った。こんな風に笑うのは後にも先にも目の前の幼馴染相手だけ。]
えへへ、だって何だかんだいっくん甘えさせてくれるもん。
ほらっ、甘えるのは誰かがいないとできないでしょ!だからもう少しだけー!
それに!いっくんは立花と約束したでしょ!北の国で!お母さんが得意だった雪花乱舞完璧にできるようになったら一番に見てくれるって!忘れたとは言わせないからねっ
[彼が歩き出すと一緒に自分も歩き出す。彼の言葉にむすーとし言い返す。これまで彼とはたくさん約束をしていたが、この約束はかなり昔に交わされたようだ。]
/*>>132 あぁ^〜〜〜〜〜〜〜 カフェインインしたお!かえすお!*/
/*んんんんーーーーー常盤さんと絡みたいいいいい
でも迅さんから話聞いて次会った時に話聞いてあげようってなったその“次”に立花は闇落ちしてたらすっげ展開的にはおいしいよね
/*せっかくだからソロールで闇落ちしたよーーってな感じの日付変わる前に落とそうかな。
とりあえず今日はお店に帰らないという事で
/*んー色々考えてはいたけどやっぱりきっかけは唆されてどうしようかと迷っていて相談しようとしたけど自分だけで色々考えてやっぱり行動しなきゃってなったからこっちについたってことかな…
/*それだったらお母さんは人間の誰かに殺されたって事で。
自分とあと、常盤さんが暴漢に襲われたって事なんでもし妖怪だったとして人間だと勘違いしていてだから人間に強い恨みもってるってことにしよう(超仮)
ゆきんこ 立花は、ここまで読んだ。 ( B34 )
>>132花
そっか、なら全部聞き流してろう、逃げろ!
[あなたが真に受ける態度には嘘がつきやすいらしい。幼馴染故というのもあるだろうが。頬の赤くして柔らかく微笑むあなたを見るのはよくあること。だが彼としてはなんとなく、という理由で少々照れくさく感じたようだ。顔から視線を肩の上辺りに逸らす。]
そーだっけか?[握った手を大きく振り上げつつ。]
へいへい、今回だけだからなー。りっちゃんはしっかりしてんなー。
覚えてるさ。あ、これは嘘じゃなくてさ。かあちゃんのあれは綺麗だった、忘れねーさ。
見せてくれるなら見るけどよ。甘えたのりっちゃんにできるのはだいぶ先じゃねーか?寒がりを練習につき合わすのはやめとけよ。おれも勘弁いや―ー寒くてブルブルするじんを見るのは面白いかもしれん。
[昔の約束については嘘がつけない。あなたが怒るからという懸念もあるだろうが、あなたの母親に関する事には正直でありたいのだろう。それとは関係のないロクでもないことを思いつきながら、あなたを引っ張るようにして歩き出し秘密基地に向かう。そして予定通り遊ぶのだろう。]
>>133花
[歩き出したならば視線は前を見つめていた。あなたのことは繋いだ手で確認できるのだから。ずっとグリコでは飽きるか。他の子供がいれば巻き込んでやろうか。これから自分と幼馴染が遊びつくし楽しむために考えることは沢山ある。今やりたいことは沢山ある。いつかやりたいことも沢山ある。だから]
[――だから、そんなこと、聞こえてない。**]
>>133花
[歩き出したならば視線は前を見つめていた。あなたのことは繋いだ手で確認できるのだから。ずっとグリコでは飽きるか。他の子供がいれば巻き込んでやろうか。これから自分と幼馴染が遊びつくし楽しむために考えることは沢山ある。今やりたいことは沢山ある。いつかやりたいことも沢山ある。だから]
[――だから、そんなこと、聞こえてない。**]
/*一日目に囁き禁止のルールや殺害死亡RPに気がいっていて気がいってなかったが囁きってどういうRPすべきなんだろう……。
まあ正直あきらがいるからきっかけなさすぎて喋れないとかはないと思うけれど。他の面子的にも話すネタは多そうですしなあ。*/
/*もう入村前からおじゃがチヨスから
「もちぽんさん対立始まったら物理(的解決手段を選んでバトルのような乱闘のような騒ぎ)するんでしょ??^^」って言われてるから明日指定受けなかったら三日目からバットを振り回すことを許そうと思っていますがもうすでになんか振り回したいですね。*/
/*小鬼形態のこと決めつつリアル拾うか……。*/
/*はあありっちゃんさぎっさん死んだらどうリアクションしよう……こっち陣営もあるんだよなあああ楽しみいいいいい*/
【稲荷神社の床下:昼過ぎ】
[はたしてネズミは微睡んでいた。米の焼ける香ばしいにおいが覚醒を促すが、されどもぼうっとしたまま、頭上に並ぶ板を見上げた。
常盤が、キツネサマへのお供えでも拵えているのだろうか。]
[――考えてみれば――、]
(塒が、よりにもよってキツネ由縁だなんて。)
[自身の正体を思えば、これまたなんともおかしいことになっているものだ。微かな笑み声を洩らす。かつての高尾との和解もそうだ。なんと巧くやってきたのだろう!
妖同士に問題はさほどない。人間とネズミは小競合うものの、縄張りを重ね合うことにも慣れ始め、"皆"の暮らしは続いている。けして最上ではないが、続いているということは即ち、サイアクでもなかった。]
[カチ、と思案の歯を鳴らす。]
[高尾の話も理がある。同胞達が魂を尽くして生き、生まれ死ぬ間に数を増やし、稀には化けるようになり。腹は満ちて、飯にありつけて、美味い食事にすらありつける。これ以上どんな幸福があるものだろう。]
(そうね)
[どんな幸福があるだろう?]
(そう)
["それでもいい。" "うまく生きていければ"現状でいい。人間が生み出す、途方もない利益と危険性とを腹立たしいほどに知っている。必要以上の刺激は不要だ。"数を減らして"しまわないように、そうしてきたのだ。人間が数を増してから。ずっと。ずっと。けれど。]
(アタシも、高尾のこと言えないわ。ずいぶん小さくなってしまって)
[かつて畏れはあった、と、昔馴染みのカラスも言った。もしそれを取り戻し。それ以上が生まれたとしたら。それは、]
(人間が。"殺めてはいけない"と考えるほどの)
[加害者など、知った上でなお他の手段なき、カラスやネコやキツネやヘビで充分だ。人間はまだ知ることができる。知らしめさえすれば。知らしめさえ――。]
[キィン、と、なにかが鳴ったようだった。]
[見上げる。]
[髭が揺れる。毛皮が撫ぜられる。この床下に、一体、どこから流れ込んだ風だろうか。]
[見上げる。板が並んでいる。首を入れる隙間もない。見渡す。今日も良い寝床だ。見知らぬ穴は増えていないはずだ。]
[――"神様だから"。]
[それは、この雌ネズミの単なる臆病風に過ぎなかったのかもしれないが。弾かれたように縁の下へと駆け降りる。空間が広がれば、人間の姿へ。そこに高さはなく、自然に這うことになる。人間の身体のつくりでは非常にもたつく姿勢だが、ビニール袋をつかんで出るには必要なことだ。
……このことひとつとっても、この大ネズミならば、ちょいとくわえていってやれば済むはずのことだった。そうだった。]
[縁の下から女が這い出す。
缶詰の詰まったビニール袋を引っ提げて。
急くように境内から離れる手前、一度境内を振り向いた。ほんの一時、振り向いただけだ。]
[――そのまま、何処かへと立ち去る。**]
/*
邪な気持ちが増えてきた妖に神社はなんとなく居づらいかなーみたいな 境内付近はピリピリしてないっぽいしね
清浄にしてこ〜みたいな……(ろくろ
/*
支配→共存に持ち込めそうなのは高尾か?
ねねはこの感じだと共存には傾かなそう。多分立花も子供的な位置からは戻らないタイプかな……
となると一平は共存から削れる可能性高めかな。
【神社:昼過ぎ】
[少し出かけようと履物を突っかけて神社を出る直前、軒下を覗き込む]
ねね、いるかい?
余ったご飯で煎餅作ったから食べるんなら……、
……ねね?
[いつもおかれている缶詰の詰まった袋も見えず、やけにそこは風通しが良い。
誰かと一緒に食すために持って行ったのだろうか、それを知るすべは今は、ない。**]
【ごみ集積所:夕方】
[この辺りのアパートがごみを纏めて出しているごみ集積所。神社にもほど近いそこは、カラス避けの網がかけられており、本来ならばこの時間帯にはゴミは出されておらず、何もない空間なはずだ。はずなのだが、]
……これは、惨状だねぇ……。
[ルールを守らずに夕方からごみを出した人が複数いたのだろうか。カラス避けの網もあまり効力がなかったらしく、ゴミの袋は破られて、周囲や道路にまでゴミが散乱していた。まだ微妙に距離があるせいか、こちらの姿を確認しているにもかかわらず、悠々と…というにはやや騒がしく生ごみなどをついばんでいた。]
どうしたもんだろうかね、これ……。
>>41 狐
【ゴミ集積所/夕方】
[時刻は夕方。昼すぎに話をした腐れ縁の化け鼠は、夜に来るなんて言っていた。カップ麺は部屋に山積みになっているはずなので、Mの字の入った某チェーン店の品物を紙袋に入れて両手に提げて帰路についていた。
今日は少し珍しい話をした、朝から騒がしい烏にあてられたか…それとも…]
──ん?
[そんなことを考えて歩いていると、普段朝にごみを捨てに行く近所のゴミ集積所から騒々しい聞きなれた烏の声。
朝から感じている鳴き声とはまた違う声色に首を傾げながら曲がり角を曲がった。]
…そういうことか。
[角を曲がって見えた景色を見て、納得をすると、一度立ち止まり、スマホの画面で自分の顔を確認する、大丈夫、人間の時の表情だ]
あれ、常盤さんじゃないですか、どうかされたんですか?
…うわ、こりゃまた。
[ゴミ集積所の前で困っているように見えるあなたに、近づきながら声をかけて、現場を見て驚いて見せた]
【スーパー・昼】
[タイムセールには早い時間だ、スーパーは割合に閑散としている。]
んーっと……。
[棚の前にしゃがみ込んで、いくつか並んでいる強力粉の袋を手にとっては値札と比べて、時々宙で指が泳ぐ。
そんなことをしばらく繰り返してから、]
これかな。
[そう独りごちて、一番グラム単価が安い袋を手にとった。ふたつばかり見繕えば腰を上げて、]
さて、あとは……布巾だっけ。ハンカチ?
[ぶつぶつと言いながら雑貨コーナーへと向かう。**]
>>143烏
[ゴミ集積所の前、といってもゴミが散らばってない少し離れたあたりで若干途方に暮れた顔で立っていた。いつもここの鴉はここまで盛大に荒らすことはなかったような気がするのだが。周囲には生ごみの臭いが漂っている。]
?あぁ、高尾さん。いや、たまたま通りがかったんですけどね、中々な惨状でしょう?
どうしたもんかと思って……。
[貴方が一度確認をしてから姿を現したのに気付いていないのか、驚いて見せるその表情に苦笑を返した。]
もう少しお互い行儀よくしないと揉めてしまうんですけどね。
どこにもかしこにも高尾さんから頂いた鈴を吊るす訳にもいかないし。
[貴方が話をつけてくれたのを鈴の効果だと信じたままそんな風に。
鈴は神への供え物の所と、それから神社で巣作りしているカラスたちに攻撃されないように個人的に持ち歩いているものの二つだっただろうか。]
>>145狐
[そう、普段も荒らすは荒らすが、食事と好みのものを見つけるために荒らす程度だ。今日はどこか興奮に似た何かを含んでいた]
カラスにしてみれば思わぬ僥倖、かもしれませんけど。
それにしても今日は酷いですね…
[目の前の状況に、苦笑いでそういった。カラスはこちらを見やるも、特に気にせず食事を続けていた。こちらとしても普段は食事の邪魔はしないからだ]
ええ、結局他のところで食事をするだけですしね、食べるなと言っても通じませんから…。
掃除するにしてもこれじゃ始められないですね
[そうは言っても、あなたの手前話し掛けるわけにも行かず、どうしたものか逡巡を始めた]
【街中/夕方】
[その後どれだけ遊んだだろうか、一人の帰り道。ただし帰る場所は今検討中である。思考顔の彼の手には梨が何個か入った袋を持っている。お駄賃の小銭で買ったのだ。今晩はこれを夕飯とするのだろう。残りの小銭はしっかりと小さい財布に詰め込んで、ポケットに大切にしまってある。 横断歩道を渡ろうとするが大通りの信号が赤を示していたため、車道の手前で歩みを止める。周囲で止まり信号を待つ人々が増えていく、その人だかりに小柄な彼が紛れていく。]
(やってけてる?)
[オウム返しのように昼に問われた言葉を心の中で唱える。確かに北の国の生活は退屈なものであったが一定して帰るやぐらはあった。食料だって手に入れやすかった。天邪鬼とはいえ小鬼、なおかつ両親不在の彼は鬼の中での立場は低かった。だが人から恐れられていた時期も遠い記憶にかすかにある。]
[北の国の景色と今の景色を重ねる。吸い込まれそうな程青く、そして夜になれば星に埋め尽くされる空。季節ごとに代わる代わる虫の鳴き声。草を踏む感覚、山の妖怪達との思い出。恋しくなることはある。だが軽く足を踏み鳴らせば、地面は歩きやすく舗装されたコンクリートで、車道を挟んだ向こう側にはこちら側と同じく信号を待つ人々がいる。]
(うん、やっぱり悪くはない。)
[歩きやすい地面は足に優しい。今手に持っている梨だって北の国では手に入ったかどうか。恐れられなくなった、人間の掟を守るのは面倒ではあるが。人間がやることを見ているのはそこそこ面白い。]
[周囲にいた女性がカーディガンを逆さに着てる事に気付き着なおしている、ファッションではなかったらしい。悪趣味にニヤついた。(あはは)と。]
沙霧サンどこに連れてってくれるんだろ、楽しみだな。
[ぽつりと、嬉しそうに呟いた。信号が青を示せばさっさと車道へ歩き出す。先へ先へと。]
[鼠か、烏か、狐か、猫か、はたまたまた別の妖か。這いずっているか、蠢いているのか、見入っているのか。街中に潜む妖にしては不自然でいびつな先触――もしかしたら。]
[だが、信号を渡り終えた彼に気付くことはできない。]
/*ト書きがブロック肉のようだがやりきったぜ!!!!!
まあ夜あがれなくなっても最悪どうにかなる……やろ……
えーてかねねさんのそろる最高やし狐烏会話見守るわーーー見守るわーーー*/
/*
不穏になってまいりました!!
いいぞーー、一平ちゃんもこっちおいで^^
高尾さんスマホ確認するまでは妖的に険しい表情してたのかなー赤チみたいなー と思うとかっこよさすごい
あと非常に遅ればせながら常盤ちゃん、気にかけてくれてありがとう……ありがとう……!!
>>146烏
カラスの方はあんまり責められませんねぇ、それにしてももう少し行儀よく食べてくれるとありがたいんだけど。
[今日は酷い、との言葉に頷いてからぼやく様にそういって少し肩を落とした。]
実は話せたりしませんか?そしたら楽でいいんだけど。
近づいたら食事の邪魔をしそうだけど、かといって食事が終わるまで待つには、この調子だとまだ集まって来そうで。
[少しだけ軽口を混ぜて笑ってから、また増えた1羽を指示した。
ゴミを見て見ぬふりしていくこともできなかったようで、微妙な距離感を保ったまま眺めることになってしまっていたらしい。]
先に掃除の道具だけでも取って来ておきます。
――あ、足をとめてごめんなさい。早く帰らないと、それ冷えますね。
あれでしょう。ハンバーガーとか売ってる店の。
[あなたの手に持つMのマークを指さした。]
【水タバコ屋・厨房/夕刻】
クミンはこれでよし、と……
[味見をして、頷くと、黙々と味付けをしていく。日々の繰り返しの中で、ほとんど一発で味は決まるようになったが、それでも味見を欠かしたことはない。手早く材料を入れながら、スープを作り上げていく。夕食時に向けて、作っておけるものは作り終えておくのだ。]
立花のやつ、博物館に興味あんかね。
まぁ置いてったら置いてったで、なんか落ち込みそうだしなぁ……
[別に一緒に行きたくないわけではなく、こうした遠出に誘ったことがないからなんと切り出したらいいかわからないだけだ。そもそも、自分1人ででも、出かけたことなど殆どない。]
おやっさんが生きてるうちは……うーん……いや、どこも行かなかったな。
[この店の前の持ち主のことを思い出す。道楽で世界中を飛び回って、適当に買い付けた壺を持ち帰った男。壺から出てきたイフリートに驚きながらも、即座に受け入れた変わり者。料理と生き方と、あまりにも適当な日ノ本での名前を授けたのは、そんな奇特な男だった。]
【公園・夕方】
[夕暮れの赤が、今ではすっかり少なくなった遊具を赤く染めている。
この公園の主役たる子供たちも夕食の匂いに誘われて、帰り道についてしまった。だからそこそこ大きなこの公園にすら、もう子供たちの歓声は聞こえない。
その公園のベンチで、一人の少女がめそめそと泣いていた。膝に乗っているのは、腕のもげたテディベア。少女の膝にも擦り傷が残っていて、きっと転んだ拍子に、腕だけを繋いでいた手に残して飛んでしまったんだ。
お母さんに怒られることか、友達の腕をもいでしまったことにか、少女はべそべそと泣いている。]
[ふと差した影に少女が顔を上げれば、珍妙な生き物の顔のついたフードを目深……どころか鼻先あたりまで降ろした人影。
スーパーの白いビニール袋が、外灯の明かりを受けて奇妙に光っていた。
その人物は無言のまま、少女を見下ろしている。]
[ひっ、と怯えたような声が少女の喉から洩れる。膝の上の片腕のないテディベアをぎゅっと抱きしめて、ベンチの上で身を縮こませた。]
ガキの扱い方も教われりゃよかったけど。
あのヒトもできなかっただろーな。そりゃな。
[くつくつと笑う。それまで餌かカモでしかなかったニンゲンに、この国に来てから興味を持つようになった。そうしてみると、ニンゲンといいヨーカイといい、1人として同じものはなく、眺めているだけで飽きずに時間が過ぎてしまった。]
もっとでかけときゃよかった。おっさん散々出かけてたのに、俺はついてかなかったからなー。
……ま、今から行けばいーだろ。時間はいくらでもあるしな。
[自身に起きた変革も、世界に起きようとしている変革も、彼自身がはっきりと自覚することはない。それはおそらくヒトであったことのない、産まれ死ぬことの有限を知ることのない精霊の鈍感さなのだろう。]
[一口スープを飲むと、満足したように頷いて、火を止めた。**]
[「知らない人と口をきいちゃいけません」
「知らない人についてっちゃいけません」
「怪しい人を見かけたら、キッズケータイでお母さんに連絡しましょう」
そんな言葉が、少女の頭の中でぐるぐる回っているんだろう。
彼女の手がそっとポケットに伸びかけたとき、]
それ、ちょっとよこしてみ?
[男とも、女とも取れない声が彼女の頭上から降った。
それ、と指さされたテディベアと、指さした本人を交互に見比べる。ポケットに伸びかけた手は、指さすことで少し彼女に近づいた手のせいで固まっている。]
それ。繋いじゃるから。
[それ、と今度は膝から転げ落ちたテディベアの腕を指さす。]
[「ほんと?」こわごわと尋ねる少女に、フードの人物は「うん」と気軽に頷く。その応えは、少女にはまるで女性のように聞こえた。
しばしの逡巡ののち、人物をチラチラと見上げながら少女はテディベアを差し出す。
ひょいと受け取ったその人物は、少し身をかがめたついでとばかりにベンチに転がった腕と、スーパーのビニール袋を交換した。]
ずいぶんかわいがってんだね。友だち?
[テディベアの布を確かめるようにクルクル回す人物──“彼女”を見上げる少女は、こくりと頷く。ふうん、と鼻声だけが返る。
ポケットに手を突っ込んで、何かを取り出したのだろうか、少女には夕闇の中でわからない。手つきはまるで母が何か縫い物をするときのようだったけれど。]
[そのまま彼女は、少女とスーパーのビニール袋を挟んでベンチに座る。父がソファの隣に座ってくるときのような衝撃は、なかった。
少女がじっとテディベアを見つめていることに気づいて、彼女は覗いた口元だけをニッと笑みの形に変えた。]
5分お待ち。すぐ元通りになるからさ。
大丈夫、友だちはいなくならんよ。
[手を入れやすいように膝にテディベアを置いて、彼女はテディベアの腕に針を刺したような仕草をした。ツッと糸を引くように腕が動く。テディベアの肩にまた、ツクンと何かを刺したような動き。]
[そんな動きが何度か繰り返された。徐々に腕には角度がついて、テディベアがシンメトリの姿へと戻っていく。
少女も彼女も数えていない5分の少し前、すっかり腕はくっついて、指先でぷちりと糸が切られる。]
ほい、完成。
……応急処置だからね。ママ病院できちんと治してもらいなね。
[そう彼女はいいながら、ぽんと少女の腕にテディベアを押しつけた。わあ、なんて少女は小さく歓声を上げて、ぎゅっとテディベアを抱きしめる。縫い止められた腕が転げ落ちることはなかった。
「ありがとうおねえちゃん!」今泣いたカラスがもう笑った。少女は跳ねるようにベンチから立ち上がり、彼女にぺこりと頭を下げて走り出す。すりむいた膝の痛みなんて忘れたみたいだ。]
>>156烏
ふぅん……、嵐や地震でも来るんですかね。動物が騒ぐのは災害の前触れとかっていいますし。
[貴方の言葉に思案気な声を漏らしてから、少し不安げに呟いた。]
――あはは、すみません。噂の元は私だから高尾さんに怒られますね。
[あなたの苦笑いが軽口の間の物にしては強張っているように感じて、数度瞬いたけれど、笑って謝罪を返した。]
あ、えっと、[貴方が手伝ってくれると思わなかったのだろうか、少し戸惑ったような声を漏らす。ゴミが散ってようが見て見ぬ振りする人は多いのだけど。]
……じゃあすみません、カラスだけ。でも、気を付けて下さいね、蹴られちゃうかも。
あと、それまで餌にされないように。一杯ありますし。
[Mな袋を指さしてから、一度掃除道具を取りにその場を離れた。少しの間でほうきと塵取りだったり軍手だったりをもって戻ってくるんだけれど。あと自分用に襷。]
[バイバイ、と少女に手を振る。少女の姿が公園の車止めを越えたあと、振っていたその手を見下ろした。
親指から手首に掛けて、そして袖の下の肘のあたりまで、引きつったような一筋の肉の色。]
うーん。なかなかにキモい光景。
[聞く者のいないその呟きは、男とも女とも取れない声に戻っている。
血が出ているわけでもない皮膚の裂け目を、寄せるように指先でつまんだ。それだけであっという間に、抜けた糸のあとは消える。]
/*ト書きって改行していいのか……?????(初心者並)
人によるって答えが来そうだけど、ブロック肉読みづらいだろうし次からはブロック肉回避に改行しようかな……*/
/*
蛍光灯が一本死にかけてたから取り替えたらめっちゃ明るくなって「うおっまぶしっ」だし、ジジが挙動不審になってる
/*
いや……ほんと部屋が明るくなった……
スタンド要らないなこれ……
背後の白テーブル(手書き作業用)の反射光でロフトベッドの下のパソコン周りまで明るいんだもん……
/*
お布団に懐中電灯持ち込んで本を読んでた子供時代を過ごした私にはまぶしすぎる
そんな子供時代のせいか若干薄暗いところの方が落ち着くのよね……光に弱い……
>>161
迷信だとは思いますけど、備えはあるに越したことはないかもしれないですね。常盤さんもお一人ぐらし…でしたっけ?
[聞いていたか、聞いていないか、そんな問を]
そうですよ、ただでさえ最近変な噂が立ちそうで、奥様方の話の種になるのは怖いですから。
[少し強張った表情は、あなたの言葉で和らいだか、笑いながらそう返した]
…?ええ、恨みを買わない程度にやってみます。
[少し戸惑ったようなあなたに不思議そうにしてから烏を向き直り。]
さて、どうしたもんか。
[実際のところは、別に自分が命令できるほど立場が上、というわけでもなく、互いにうまくやりとりをしているに近い。]
…こうするしかないか、これでいいだろ…?
[そう言って、買ったうちの袋を一つ取り出すと、ガーと一つ返事をした。返事をするが早く、その味を覚えている烏たちは、差し出した袋+一袋を器用に掴んだ]
──ちょ、一袋って…ちっ、わーったよ。
[しかたない、と烏が掴んだ飛び立っていくのを見送った。
きっとあなたが戻ってくるときには、バサバサと烏たちが飛び立っていくのが見える頃。
残されたのは烏の羽を肩に乗っけた男と、散乱したゴミとM字の入った袋であった。]
[均すように糸の減ったあたりをトントンと指先で叩いてから、はあと息を吹きかけてベンチの背もたれに寄りかかる。]
[あのテディベアは、ちゃんとあの子のそばにいられるだろうか、あの子が笑うときも泣いているときも傍にいて、怒ったときも、……。……
脳の代わりに綿の詰まった頭でそんなことを思って、少し笑った。]
(しょせん、ぬいぐるみなのだ。)
[みんな自分の意志がある。あの子も、店主も、あの子供たちも、あの人も、小憎たらしいカラスだって。
けれど、ぬいぐるみはお役御免になれば、それで終わりだ。]
……ま、
[そこには投影されたものしかない。注がれた愛情が意志を持っただけだ。その愛情が尽きればそれで終わり。最後は“夢の島”に捨てられる。
──それの何が間違っているって言うんだ?]
そんなことより。
[間違っていないのに、痛いのは嫌だった。人形の、ぬいぐるみの命の目が片方壊れかけても気にしなかったのに、かじられて痛いのは嫌だった。だから逃げようとしたら動けて、それからずっとこうしている。
それが、間違っているのかもしれない。大人しくぬいぐるみとして朽ちていけば良かったのかもしれない。
だって、中途半端に捨てられたんですらなくて、お役御免になっていたんだから。
でも、]
──トリモチ作るか!
[こうしていることは、間違っていないと思いたい。]
>>163狐
備えしたことないですねぇ……うん、そこの神社で。泊まりにくる奴はいるけど。古いから台風あたりでも危ないかも。
災害の時はうちの神社近寄らないようにしてくださいね。
[烏よけをしに神社に来てもらった時に知っていたかもしれないけれど]
噂が広がるのは一瞬ですからね。
[強張った様子には追及せず、そう笑って話を終えたんだけれども。
恨みを買わない程度に、には頷いてからその場を去る。
襷をかけて、必要そうな掃除の道具を持って小走りに引き返してくる途中、途中で飛び立つ烏の姿が見えた。]
すみません、高尾さんお待たせしました、
本当に追い払えるなんてすごい……で、す……
[何かの攻防があったことは何となくわかった。近寄ってカラスの羽を肩から摘まんで取った。]
無事ですか……?
以前の鈴に続けて、ありがとうございます。あと、しときますね。
/*
んんーーぬいぐるみ存在描写好き
あきらんが女性に映ったのは、女の子がママを投影したからなのかしら
だとしたらあきらんに猫を見ているこっちには、本質よりもっと猫らしく見えるのかもしれんなー
>>166 狐
お一人ならやっぱり備えは大事にしないと、と思いまして。
だ、大丈夫なんですか…?それ…やっぱり備えはきちんとしたほうが。
[台風で危ない、には驚いて、心配そうにそういった]
ほんとに、どうしてあんなに早いんでしょうね
[そう言って背中を見送りハンバーガー攻防をしただろうか]
あ、いえいえ、ちょうど居なくなったところでしたので。
──あ、あはは、追い払った…というよりはもっと良い物見つけて満足したみたいですね…、やられました。
せっかくご忠告頂いたんですが。
[そう言って、先程までもっといっぱい紙袋のあったあたりを指して、目をそらして苦笑いを浮かべてそういった]
ぁ、ありがとうございます。
あはは…はい、幸い取っ組み合いにはならずにすみました。
[羽を取ってもらったことにはそう言ってお礼を言って。]
あ、いえ、掃除も最後まで二人でやった方が早いと思いますし。僕も手伝いますよ
/*
アッしまった 常盤に缶いくつか残していくんだった
お稲荷さんに怒られそうな気がして慌ててたからねねちゃんうっかり
/*不穏……最高や…………*/
[ビニール袋をガサガサと言わせながら公園の水道へと向かう。取り出したるは使い回しのラップにくるんだ強力粉玉、たっぷり練って昼から寝かせた代物である。
それを布巾に包んで、水道の蛇口をひねって揉み洗いをはじめた。]
これガムにもできるんだっけ?
いっぺーちゃんあたりにめちゃくちゃ噛ませたガムでも良かったかなあ。
……ま、いっか。
[夕暮れの公園に鼻歌を響かせながら、すっかり水が透明になるまで揉み続ける。]
>>167烏
あはは……周りに被害をまき散らさないようにだけはしときます。
[苦笑いでそう答えて、そうしてあとは掃除の道具を取りに行ったんだろう。]
あー……
[指さされた辺りをみれば嵩が減ってるような気がする。あれはいくらって聞いただろうか、1個400円だか500円だかするとか聞かなかったか。日ノ本暮らしは長いが、ファストフード店とはどうもトンと縁がなかった。]
すみません。今度、買い直して渡しに行きますね……。
[そう、申し訳なさそうに頭を下げた。]
双方平和的?解決で何よりでした。
[そうしてあなたの申し出にはまた少し戸惑ったような表情。]
……高尾さん、あなた良い人間ですね。
手伝って頂けるなら嬉しいですけど、声かけちゃったからってそこまで付き合わなくても良いですよ。
[好きでやってますし、と言いながらも、貴方にごみを入れ直すための袋と手袋を示したけれど。]
仲良しロール?になってるかどうかわからない!けど!
良い人間だなーって思っている関係性でいたかったというか!!
てか何かしたいロールコアにあったらごめんなさいやで!!
神社の掃除してた時とかも遠巻きに見られるとか、高齢者に褒められるくらいで手伝ってくれる人はいなかったんじゃないかなぁ。
面倒くさいしね……。
>>169 狐
あぁ、いえそういう意味では。
スーツを汚されたりするよりはずっと、安上がりですし、平和的解決になったと思えば。
それに常盤さんのせいとかではないですし。
[気にしないでください、と付け足して。申し訳なさそうにされれば手を降って笑って]
…いい人間…ね。
[ふ、と一瞬表情が固まった、気の所為だったかもしれないほどの一瞬だったが]
──あ、あはは、そんなことはないですよ、ここは僕も使いますし、それを言ったら常盤さんの方が人間、ですよ、僕も一人だったらきっと見ないふりをしてたかもしれません。僕も好きでやること、ですから。
[そう言って、ごまかしたような笑いを浮かべてゴミをひょいひょいと袋に入れていく]
[普段、あてなく歩くことはよくあった。けれど、あてがないと意識するほど用がないことは久しぶりだった。なにしろ、衝動的に飛び出して来てしまったものだから。今回は荷物もある。どこかに潜り込んで寝なおすわけにもいかず、結局のところ、路地の"トモダチ"を尋ねたり、適当なベンチに座ったりを繰り返した。そろそろ時間も潰しきるかといった頃、昼に立ち寄った公園へ、また通りすがれば――、]
【路地裏・夕方】
>>168 猫
[――カラスの姿は減っていて、代わりに猫が洗い物をしていた。
何をしているものかと覗き込もうと近づく。発声のかわり、薄汚れたビニール袋の中で、こすれ合う缶詰がガシガシと鳴っていた。]
[揉み洗いがすんだグルテンの塊を取り出した。また揉みながら洗って──]
うっし。
ときわちゃんとこで乾かさせてもらえば完成、っと。
[ひと風呂たまりそうなほど水を無駄遣いしたのち、あとは乾かすまでに仕込んだトリモチを片手に鼻歌交じりに公園を出て行った。**]
【水タバコ屋前/夜】
ふんふんふーん ふーん
[店の前を掃除しながら、鼻から知らず溢れるのは異国のメロディ。明日の博物館訪問のことを思って、気分は高揚する。、そのことに、おそらく彼本人は自覚的ではないが。]
なんか今日は、ニンゲンばっかだったな。
……ま、ヨーカイ連中が来ると騒がしいからな、いーけど。
[と言いつつ、寂しさを感じないわけではないのだろう。ぼそぼそと呟く声は少し小さかった。]
>>170 烏
そういって頂けるとありがたいですけど……。
[掃除を手伝ってもらうので結局汚れそうな気がしたのだった。手を振って笑顔を向けられれば、少し申し訳なさそうながら笑みを帰したけれど。]
あー、……つまらないものですけど、これ良かったらどうぞ。
ハンバーガーの代わりにはならないですけど。
[ひょいと自身の荷物からM字の袋の中に包みが置かれた。中は先に作ってた米の煎餅だから本当に代わりにはならないが。]
……、高尾さん?
[固まった表情を一瞬垣間見た気がして、怪訝な面持ちで僅かに立ちすくむ。]
――そ、んなことあると思いますけど。無視する人、多いですもの。
私はほら、結構暇ですからね。神社もボロだし。掃除くらいしかやることがないんです。
[此方も少し笑い返して、此方も袋にごみを詰め直す。手袋は1組だけだったから、ビニル袋を手袋代わりにしてたけれど。そうして雑談を続けながら拾い集めれば、二人がかりでやれば暫くして道は清潔になっただろうか。]
助かりました。また、お礼させてくださいね。
[そうして最後にあなたへと頭をもう一度下げて分かれたのだろう**]
>>173水
おっいないいなーい。
ぐっもーにんぐ!みす……みすせ…みすど…じん!
[グダグダな挨拶と共に店の前にひょっこり現れる。あなたがこちらに気が付けば]
ねーじん、水道貸して。あとこれ。剥いてよ。
[手に持っているものを差し出す。小ぶりの梨が何個か入っている袋。少しだけ破いて中身をだしたと思われる形跡がある。そのせいか袋にスペースができ差し出した際にごろんと梨が隙間を埋めるように転がる。]
>>176猫
何作ってるのよ。
投げるなら別のにしなさいって言ったじゃない。
[トリモチ、と聞けば露骨に顔を顰めた。
心底憮然とした表情のまま、しかし構わないとの返答は聞こえていたので、あなたの前にビニール袋を下ろす。
それから、周りを一見渡しした。人の気配はなかったので、近くの遊具の影に雑に身を隠しながら、あなたへ声を向ける。]
それを持ち出した時の埃。
ずっとそのままなの忘れてたの。
[言いながら、ネズミの姿を取る。そうして、くるくると毛を繕い始める。あなたがその姿を確認するには少々覗き込む必要があるかもしれないが、]
なんだかね。機会逃がしちゃって。
ぼさついたままだってさっき気付いたのよね。
[そんな言葉から、行動を察することはできたかもしれない。]
[こうして外の掃除をするのは、別に今日に限ったことではない。時には店の前で粗相をする客がいないわけでもない。毎日点検も兼ねて片付けは最低限しているのだ。ゴミを放っておくと、ネズミやカラスの襲来に遭う。]
……もしかして、もう帰ってたか?
[しかし今日の掃除には、もう1つ目的があった。万一帰っていなかったら、同居人を出迎えてやろうと思っていたのである。しかしはたと思い当たる。店が閉まるのは、子供が遊ぶにはだいぶ遅い時分である。もうとっくに帰ってきて、部屋で寝ているのではないか。常盤に手伝ってもらっているとはいえ、それなりに忙しい夕食どきには、気づかなくても無理はないのだ。]
……んー、メモに書いておいとけば、明日見るかね?
[箒に体重を預けて、そう思案する。髪飾りが揺れた。]
昔RP村やってた時ってチャット中心の人とか小説主じゃない人も多かった(印象)だからか、あんまり情景描写とかをがっつり書く人とかソロールがっつり回すって少なかった気がするんだけど(迫さん除く)
今回は多くって、小説書く人が多いのかなーとか、昔と違ってみんな時間が少ないからソロール増えるよね……とか思ってしまうやつ
>>>>すれちがいまくり<<<<
【街のどこかの路地裏/夜】
[仕事終わりの社会人たちや大学生達で賑わう夜の街。そんな賑やかな所から少し離れた静かな路地裏。そこにいたのは少女の姿をしたゆきんこ。彼女は苦しそうな顔をしながら頭を抱えて座り込んでいた。]
[幼馴染と楽しく遊んでいた時は感じなかった、聞こえなかった音。彼と別れたあと、待っていたと言わんばかりにやってきた。ソレは夜になるにつれ、強くなっていく。]
《リッカ》
>>179鼠
いや、ネズミ取り用のトリモチはやめたんだよ。
あれヤバイね、袖がベタベタになってえらい目に遭った。
だから、こっちの手作りトリモチ。
[グルテンで作ったものだ。……少しは粘着力がまし、という程度だが。
目の前に置かれたビニール袋を追うように俯いてから、またあなたを見上げる。その時はあなたはすでに遊具の影で姿を変えていた。
よいしょ、と声を上げて立ち上がる。水道口にグルテンの塊を置いて、あなたを視認するように遊具の影を覗き込んだ。]
随分上の空だったんだね。
ねねさんにしちゃ珍しいようだけど。
おごりの約束が伸びたのがそんなにショックだったの?
>>177 狐
あ、ありがとうございます。では、いただきますね。
[これまで遠慮しては、と素直に受け取ることにした。なんだろう、と少し楽しみそうに]
──あ、いえいえなんでもないですよ。
[先程見せた表情は、きっと今まであなたに見せた表情ではなくて、怪訝そうにされればすでにいつもの人間らしい表情になっていたけれど]
あはは、流石に知り合いが困っていたら無視したりしないですよ。
…それじゃあお互いいい人間、ということで。
[また普段通りの笑顔を返した]
いえ、困ったときはお互いさま、といいますから。
それに、お礼ならもう頂いておりますし。
[きっと、それはまた別、とあなたは言うかもしれないが。掃除を終えて道具を片付けると、あなたに別れを告げて家に戻るのだろう。──もう陽も暮れてきた。少し部屋を片付けようか、そんなことを思いながら**]
…っ!
《一一リッカ、リッカ。モウスグ、ハジマル》
《ダイジョウブ、リッカナラデキルヨ。》
[聞こえ始めた時はまだ弱かった声は、今はとても、強く鮮明に聞こえる。それはなんなのかは、今の立花にはわからない]
《イカナキャ、コウドウシナキャ、マタ》
《一一オカアサンミタイ、ナラナイヨウニ。》
[その言葉を聞き終えた後、立花はゆっくりと立ち上がった。表情はよくわからない。
もし、今、強い妖怪が彼女を見たのならわかるだろう。]
[彼女の周りに黒い、黒いナニカがまとわりついているのを。]
[そして、立花はふらふらとどこかへ向かっていく。]
[その日、立花は水タバコ屋に帰る事は……なかった。**]
>>181水
つれないなー!いい発音で返してくれよー。
[マジレスに無茶振り。]
梨はまるかじりしたらさ、びちゃびちゃになるの忘れてたん。
どうせここ来るならりっちゃんと別れなくてもよかったなー。あーあ首周りベトベト。流させてくれ。
よっしゃーじんは親切だなー!
[あなたの評価に手のひらを返す。無言のあなたについていき店に入っていくんだろう。]
/*これで博物館には行けなくなったぞ〜〜〜最高のやつ
でもこれで死んだらわい博物館に行きたかっただけニキになる*/
/*レス返しありがとうありがとう…確認迂闊マンですいません……*/
>>176猫
それにしたって。トリモチはトリモチだわ。
[そんな言葉を返したのは、遊具の影に歩を進める最中。細かく刻んでもピーマンはピーマンだ、なんて、子供の駄々のような調子だった。
貴方に覗き込まれた時、この雌ネズミは丁度背中を舐めているところであった。ひとしきり舐めて顔をあなたに向け。]
袋見ててって言ったじゃない。
……そうね。
そんなところ。だからちゃんと覚えてなさいよ。
[その返答こそが、どこか上の空のようであった。
毛繕いに集中を戻し、頭部を二、三度両手で繕ったのを最後、あなたから少し離れて人間の姿へ戻る。服だの髪だのはそれなりに整っていた。ぱん、と一度人間の手でも服をはたきながら、自分で置いたビニール袋を取りに歩く。]
>>187 天
[店の中。流しでざっと梨を洗うと、小さめの包丁でくるくると向いていく。]
リンゴとかプラムなら、そのまんま食ってもいいけどな。日ノ本のナシは、リンゴに似てるけど、ちと食いにくい。
[いい発音、については、俺の国の言葉はそれじゃねーんだよ、と注釈をいれる]
……ん?リッカと会ってたのか。
あいつ、どこ行ってんだろな。夕飯、食った形跡ねーんだけど……帰ってすぐ寝るよーな遊び方したのか?
[あなたが同居人と遊んでいるのは、さほど珍しいことではないのだろう。皿に盛った梨を渡しながら、同居人の動向を訝しみつつ、1つ梨を摘んだ。]
【どこかのビルの屋上/深夜】
[普通ならば、立ち入れない場所に男は立っていた。風に髪が揺れることを気にも留めずにそこに居た。]
[夜は、昼過ぎにした話のとおり、腐れ縁の彼女が来たのなら、カップ麺と、少しへったハンバーガーと、缶詰を(角煮よこせと言いながら)食らっていただろうか。今はそんな時間も過ぎた後。]
[言われてみれば、随分と今の生活に、馴染んでいた、それが正しいのだと思っていた。]
[どう見ても人間、と腐れ縁の彼女は言った。いい人間、とご近所の彼女は言った。]
[それでも、どんなに人間の真似をしても、人の姿を得ても、どこまで行っても自分は人間ではないのだ。]
[人としての生活に慣れ、それを忘れたとしたら自分は妖怪でも、人間でもないのだろうか]
あーっ出らんなかったし更新の日付一日勘違いしてたし
>>189水
[店の中に入る。座らずあなたの近くをウロチョロして器用に剥かれていく梨を見守るだろう。待ちきれないのだ。いい発音の返事には「ちぇー」なんて唇を尖らせて返す。]
そだよ、夕方まで一緒に遊んだんだ。場所は内緒だぞ。[仮にも”秘密”基地なので。]
え?まだ帰ってないの?あ、すぐ寝たかもしれんのか。
べつにそんなにー?グリコしまくったけどさ。
[グリコしまくった、の程度は置いておいても、疲れて寝てしまうほど遊んでしまってはいないだろう。摘まれた梨には「あっおれのだぞ! 」なんて文句を。]
まあ帰ってなかったとしてもすぐに帰ってくるさ。ここがりっちゃんの家なんだしさ。
[日常ならばそうだろうという予想。それをあなたに伝え梨を食べたのならそのまま店に転がり泊まるだろうか**]
[元々は、烏として生まれ、烏として死ぬはずのただ1羽の烏だった。──きっと人間の生活に憧れたのだ、長く生き、人の姿を得てこう暮らしてきたということはそうなのだろう。ただ、烏の時のことはあまり覚えていないが。]
[それでも、どんなに人間の様に振る舞っても、お前は人間ではないと、朝から騒ぎ立てる烏と同様のこの感覚が、この頭の痛みが、思い出せと言っているかのように疼いている。]
──あぁ…そうか…この痛みは…
[ぽつり、呟いたその男の顔は、普段見せていた人間の表情ではなく、妖怪であることを思い出した、そんな表情であった]
[その場所に残されていたのは、黒い羽が一枚のみ**]
話せてない人がいっぱい しくしく
【郊外の山中/深夜】
[押し寄せる闇に、老爺は呟く。]
──なんということだ。
[老いぼれた足は追う闇から逃れ得ない。]
伝えねば──これは──
[振り返る。]
このままでは────
[一閃の光が、老爺の見た最後の光景だった。**]
[シャクシャクと梨を咀嚼しながら、同居人の少女のことがやけに気にかかる理由を、未だ明確な言葉として飲み込むことができていなかった。この時は。]
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