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なんか人狼出たから集まれってよ。
受信中 ギュル がきたらしいよ(1人目……だったかなあ?)。
受信中 ギュル は ただの人 になれるよう、天に祈った。
機巧使い ロッテ がきたらしいよ(2人目……だったかなあ?)。
機巧使い ロッテ は おおかみ になれるよう、天に祈った。
ちょっと新人がグラスを大量に割っちまったんで新しいグラスを至急見繕ってきてくれ?
道理でいささか騒々しいとは思ったが。
機巧整備と銃火器の必要な現場ならば僕の行くべきところだが……
いや、何でもない。承ったよ。
[酒場に来たばかりだったところで、すぐにカウンター席から降りて、外への扉の方へ*向かった*]
鉱夫 スコル がきたらしいよ(3人目……だったかなあ?)。
鉱夫 スコル は 余り物 になれるよう、天に祈った。
――西の開拓村→タウン・ナリヤへ向かう街道
[西の開拓村からタウン・ナリヤへ向かう荷馬車が一台。
幌がかかってるいる為荷台の様子を見ることはできないが、御者席に座る男の装備と隣で荷台を覗き込むマイナーコボルトから、鉱夫の一団である事が窺えるだろう。
コボルト…犬の容貌を持つ亜人はタウン・ナリヤ発足当初は危険種として認識されていたが、生態の調査が進んだ事で意思の疎通が可能になり、人と雇用関係を結ぶ者も現れた。
他の危険種の中での暮らしよりも、ある程度の住環境が保障されるという事が大きかったらしく、現在では中立〜友好種がほとんどである]
『またステゴロさん寝てますよー! ご主人!どうします?』
[荷台を覗いていたマイナーコボルトの口から出た言葉に、馬を繰る鉱夫は大きく笑い]
まあ、ここまで来たなら安全だからなあ…働き詰めだったし今は寝かしとくさ!そのかわり……
[にや、と、笑った。
続く言葉を察したコボルトは大きな声で]
『何かが起きたら水をかける!ですね!!』
[と、答えた。
起こそうと試みる前に水を掛けに走りそうな勢いのコボルトの様子に、スコルは「水をかけるのは起きなかったらな」と訂正してやった]
『わかりました!!』
[と、答えながらも、水桶を探しに荷台に潜り込んだコボルトの後ろ姿に苦笑しながら、思い出したように声をかけた]
あー、それとだモック。
[モック、そう名前を呼ばれたコボルトが桶を片手に顔を向ける。
その後方で、採掘作業で泥のように眠る二名の鉱夫と三匹のマイナーコボルトに混じって鼻ちょうちんを浮かべる戦士風の男が寝返りを打った]
何度も言うが…ステゴロはそいつの名前じゃないぞ?
[何度も……そう、後ろで眠る男は、何度も護衛を依頼しているぐらいには顔見知りなのである。
その度にモックは彼をステゴロさんと呼び、それをその度訂正していた]
『他にもジェスロさんはいるけれど、ステゴロさんはステゴロさんだけです!』
[モックから返ってきた迷いのない返答に、スコルは頭を抱えたかけたが――…当事者に抗議されたら訂正しようと考えなおし……]
オーガキラーさんじゃないだけマシなのかもな
[軽く笑う。
“素手喧嘩オーガキラー”傍で寝ていたマイナーコボルトをもふりながらも夢の中にいる護衛の男には、そんな異名がついていた]
うん、キャラチップ候補第一位がおかしな街になっちゃった。うん、正直ごめんなさい村建てさん。
おっさんとモックもやってて楽しいんですけどね!
ちゃんと弱点も設定してあるし、大丈夫だよね?
護衛一人じゃないよ?ちゃんとこのエリアに来るまではパーティー組んでたよ!!
ジェスロ=エーメス(男)
二つ名:素手喧嘩オーガキラー (素手喧嘩はステゴロ、読み)
旧大陸のド田舎村出身(医者にかかるのに一カ月はかかるレベルのインフラ不整備っぷり)
一旗あげようと、というよりは故郷を逃げるような形でタウン・ナリヤにきた。
たまたまオーガの襲撃にはち合わせた事と
たまたま彼が武器らしい武器を持ってなかった事と
たまたま彼がオーガを超える身体能力を持ってた事と
たまたま身にかかる火の粉をはらった事によって、町に来たその日に二つ名がついた。
特性として「やや人間の規格を外れ気味な身体能力」と「環境による属性変化」を持つ。
前者はメリットなのだが、後者が問題で……魔素含有物質が多い場所に行くと本人の属性が変わってしまうため、先天属性を利用した本人の確認が難しくなってしまうのだ。
故に、彼には「魔素含有物の摂取制限」と「魔素含有物の装備制限」が義務付けられている。
採掘者や魔素含有物の輸送隊の護衛を受ける事は可能なのだが、その際は事前と事後に大量の書類が彼を襲う事となる…ので、依頼料が割高になる。
魔法を使うことはできない。
武器は斧、ナックル、ポーラである(メインは斧。ナックルとポーラはサブウェポン)
魔素鉄のプレートを縫いこんだ特注のハードレザー(魔法銀糸を縫いこんだ衣服の上に金属鎧の方が、防御と魔法防御共に上なのだが……装備制限によって魔法銀が無理且つ、魔素鉄と金属鎧という組み合わせも属性変化を起こすためアウト)
彼の特異点は、幼い頃に高熱を出し死にかけた所、たまたま村にいた医者に救われた事が原因である。
早い話が後遺症。
彼が幼少にかかった病は通常の医者なら匙を投げるシロモノだったのだが
その医者は医者ではなく「旧大陸大都市では民間療法レベルの知識」と「常備薬を持ってた」というだけで医者扱いされてた魔素研究者だった事と、その魔素研究者の中でも異端且つ後先を考えない性格だったことから……脊椎を魔素含有鉱物へ置き換えるという倫理観を逸脱した(且つオーバーテクノロジー気味)治療?を行った。
村一番ひ弱から村一番の強者になったわけだが、原因が原因なのでなんか村に居づらくて、開拓の町へきた…………
なんて背景があるが、現在の本人は解決しない事を考えるのが面倒なので気ままに冒険者として生きている。
能力はそのまんまどっかの火力厨農夫だけど。
薬剤試験うかっちゃったけど火力厨農夫
この独り言はありさん向け。
名前を奴そのものにしかけて自重した。
ものっそい久々にRSS設定したし、他のことしながら待ってよう。……何年ぶりだろな。
しかしNPCでこんなにやりたい放題して、後から入ってくる人大丈夫かな
鉱夫 スコルは、見物人 になれるよう、再び天に祈った。
鉱夫 スコル は、見物することにしたらしいよ。
―タウン・ナリヤ中央の広場―
グラス……交易商の荷にはあったか?
[そこそこに整った身だしなみで辺りを見回しながら歩き続ける姿は、広場の賑わいに目移りする町娘のようでもある。
しかしこの町娘のような者――ロッテの腰には確かに、ホルスターに収められた短銃が二丁備わっている。
私服の警察かと言われればそうではない。
れっきとした、冒険者である]
―タウン・ナリヤ中央の広場―
グラス……交易商の荷にはあったか?
[そこそこに整った身だしなみで辺りを見回しながら歩き続ける姿は、広場の賑わいに目移りする町娘のようでもある。
しかしこの町娘のような者――ロッテの腰には確かに、ホルスターに収められた短銃が二丁備わっている。
私服の警官でもなければ、無論、一般市民でもない。
旧大陸から訪れた、れっきとした冒険者である]
村の設定が変更されました。
鉱夫 スコル が出て行ったらしいよ。
/*
対応が遅くなってしまい申し訳ありません!【おかしな街】キャラセットへ変更しました!
同様に、NPCで入村して言ってもらえれば、ローテーションにないキャラセットへの変更も対応いたしますー。
※ただし、今回のようにお待ちいただくことになるかもしれません。スミマセン…
特異体質 ジェスロ がきたらしいよ(3人目……だったかなあ?)。
特異体質 ジェスロ は 余り物 になれるよう、天に祈った。
んぶっ!!つめて…――っ!!
[街まで半日ぐらいの距離に差し掛かったところでジェスロは水を浴びせられ、夢の世界から引き戻される。
男に抱きつかれていたコボルトも巻き添えをくったようで、プルプルと水を飛ばし、その水が周りの鉱夫らを目覚めさせる事となるのだが、元凶の男はその様子を見もせず、斧槍を手に馬車を飛び出した――]
っと!!――……って、あれ?
[のだが、予想された敵の姿はそこにはなく。
水桶を片手にやり遂げた顔をするモックと、済まなさそうな顔をしたスコルがそこにいた]
え、えー…これどういうこと?
[事態を把握できずにいるジェスロに、スコルはあれを見ろと言わんばかりに前方にあるものを差ししめした]
[そんなロッテは、しばらくして、結局広場を後にする]
………そう都合良くありはしないか。
急がねばなるまいが……。
おや?
[町からのびる西の街道の方に、向かってくる荷馬車の影が。
掛けられた幌の中身を見ることはできなかったが、ロッテは期待の眼差しをぱっと向けていた]
村の設定が変更されました。
馬車の残骸…だよな、あれ。
[スコルに指示られたものに対する率直な感想を述べる。魔法や魔素に詳しくない者が見たなら、十中八九同じ感想を抱くだろう。
その言葉を聞いたスコルは「俺も街から近い場所とは言え、そんな珍しいもんでもないと思ったんだがな」と、モックの頭にポンと手を置いてやる。それを合図と受け取ったように小さなコボルトは口を開いた]
『どろぼーっぽいけど!どろぼーなら変です!あの馬車、魔法銀の臭いがするです!!』
「ま、そういうわけだ。あれに危険がないか調べてきてくれんかね」
[そう言われたジェスロの表情は…苦虫を噛むまではいかずとも、うっかり口に放り込んでしまったのかという程の感情が漏れていた。それなりに付き合いがあるがゆえに、その理由がなんであるか理解できるスコルはやはりすまなそうに「これも契約内だろ」と付けくわえるのだった]
転がり草の オノン がきたらしいよ(4人目……だったかなあ?)。
転がり草の オノン は 余り物 になれるよう、天に祈った。
−大橋−
f〜♪ f〜〜〜♪
[身の丈よりも大きな盾を船に見立て、その裏側に乗ったオノンが不思議な旋律を口ずさめば、旋律は大気の魔素を揺らして風を起こし、盾を宙に浮かせて前へ前へと滑らせていく。
盾の裏側にはずっしり重い頭陀が一つと、わずかばかりの旅荷物。それからオノン。
新大陸へと向かう人と、車と、友好種の間をすり抜けながら、それらから向けられる好奇の目線も知らぬげに、オノンを乗せた大盾は低く宙を滑って新大陸へと、今、上陸した]
〜〜〜っ!!
[どうしたもんかと頭を掻き毟るのだが、考えるまでもなく結論は出ている。
鉱物に関してマイナーコボルト以上の嗅覚を持つものなど滅多にいない。そして、高額で取引されている魔法銀を見落す野盗など阿呆を通り越した何かだ。
その事からあの馬車を襲ったのは野盗ではなく、危険種かなんらかの目的をもった人という可能性が高い。
街道に出る危険種にしろ人による犯罪にしろ、こちらに危害が加えられない保証はく、調べないという選択肢は存在しないに等しい]
あー…調べてくる。何かあったらすぐ呼んでほしい。
[覚悟を決め、斧槍から小回りが利くナックルとポーラに装備を変えると、スコルを始めとした鉱夫らにそう告げ、残骸へと向かった]
[彼を見送る鉱夫らからは]
「あとで一杯奢るぜー」
「書類が厚くなるな……」
「おつかれさーん」
[と、労いなのか労いじゃないのかよくわからない声がかけられる。鉱夫らも言葉は軽いが警戒はしているようで、武器になりそうなツルハシを手に持っており、体力に劣るマイナーコボルト達も、狼煙を焚くべく木の枝をを集めていた]
[赤い両目がまじまじとものを見つめると、キリリと歯車が軋むような音がする。
「普通の人間よりはほんの少し目が良い」とはロッテの言だが、
残念ながら、この目は魔法や魔素までは感じ取らない]
気のせいか?
あの荷馬車……よりももっと遠くの方、何かあったような。
……一先ずはあれのもとに、話だけでも聞いてみよう。
グラスを積んでいるならばそれのことも交渉してみなければ。
[向こうの開拓町にガラス工房などあっただろうか?とは思いつつも、脚はタウン・ナリヤの外に向かう道を進んでいた]
−タウン・ナリヤ 中央広場−
s〜♪ s、s、s、 S!
[広場に入り、奏でる旋律が響きを変えた。と同時に、盾は減速し、やがてその動きを止めた]
おぁ〜〜〜〜、広っれぇ街だなぇ〜〜。
オレとこの村よっか賑わってねぇがぃ?
[辺りを見回し、屈託なく笑った独り言はずいぶんと大きかった。ついでにずいぶんと訛っていた]
―タウン・ナリヤ、西方の街道へと出てすぐ―
何?
命辛々辿り着いて、同じ隊商の馬車とはぐれて?
一体、何があったんだ。何かに襲われたのか?
……いや、まぁ、とりあえず今は落ち着いてくれ。
[蒼褪めた御者からは、その身に起きたことは未だ上手く聞き出すことはできなかった。
幸い、幌の中の交易品は無事である、ということは判ったが……。
ロッテはその幌の中身を見通すかのように、一度赤い目を其方に向けて]
それで、ところでガラスか……いや木材でも金属でも骨製品でも良い。
魔法銀、となると値が張ってしまうのが難だが……。
何か、杯の類を積んでいるならば、買わせてはくれまいか。
[己の請け負った依頼の件を口にして*いた*]
[ジェスロを見送る鉱夫らは一様に、ジェスロ自身に関しては特に心配する事もないだろうと判断している。
街にやってきたその日にオーガの襲撃にはち合わせ、街で買えばいいやと武器らしい武器を持っていなかった。そして己が持つ能力をオーガ相手に行使したことから“素手喧嘩オーガキラー”と呼ばれる事になった男なのだ。その実力は疑うまでもない。
付き合いが長いからこそ、ジェスロのもう一つの特異点を知っている鉱夫たちは、馬車を調べる彼の背中を見ながらこんな話をしていた]
「今回は何枚になるだろうな」
「こないだの魔素水晶のかけらで30枚だっけか?」
「うっわ!魔法銀で何枚なるんだよ、それ!」
[一定以上の魔素含有物質への接触で、自分自身が持つ先天属性までも変質してしまう……彼の持っている特異体質とはそういったものだった]
んん。なんが人集まってる?
おっがねェことでもあったんかねぃ?
[ちらほらと人が集まっていく?西街道に目を移すも、首を傾げて答える人が傍らにいるでなし]
[ぐきゅるぅ〜]
ん。
腹の虫さ言うことにゃあ逆らえねェよ。
めし、めし、めし屋はどこだぃね?
[きょろきょろと探し、見つけ出した酒場に入ってみたら、お冷をいただこうにもグラスが足りないとのこと。
路銀…というより小遣い稼ぎに手伝おうかと申し出てみたら、既に冒険者に依頼済みらしい>>3]
したっけ、オレも手伝いに行ぐかぃ?
大荷物運ぶのはちぃっと得意だよ?
[荷車代わりにも使っている大盾を示す。面積の余裕は十分だ]
んじゃ、行っでぐっからよ〜
[報酬は一食分の食事代で十分なこと、先約の冒険者への報酬とは別契約で、相手の報酬から棒引きしたりはしないこと、先約の冒険者の向かった先と、その人相風体、などなど。
必要なことを確認した上で。
酒場の主人に告げて、店をあとにする]
ff〜 f、f〜♪
はぁ〜 すれ違いかねぇ〜?
ffff〜♪
[ともすれば鼻歌のようにも聞こえる旋律を口ずさみながら、広場を抜け、街道へ向け、盾を飛ばした**]
[ジェスロに魔法の素質はなく、この体質は「本人の確認を困難にさせてしまう」というデメリット以外の何物でもない。普通の人間が数秒かからず通れる門でも、彼を通すのには短くとも十分の時間を要する。
それは、彼個人に対して魔素含有物質に対する装備制限と、魔素含有物質の接触&摂取制限などという枷となって振りかかり……さらに、属性の変質が予想される事態が起きた場合、大量の書類の提出が義務つけられていた]
「………」
[提出すべき書類の枚数をリアルに想像してしまったのか、鉱夫らの視線に同情の色が濃くなる頃、ジェスロは鉱夫らの元に駆けてきた。
その顔には、焦りが張り付いている]
スコルさん、急いで街に!
街の外でもいいから官憲に取りつげるとこまで!!
[その様子から、異常事態と悟ったスコルは鉱夫らを馬車に乗せ、出せるだけの速度で、タウン・ナリヤへと向かった]
ロッテさん>更新立会いについては特に指定しませんので、えーと…しいて言えば不要?になるでしょうか。
すみません、寡聞にして更新立会いの要、不要を気にしたことがなかったものですからー…
――タウン・ナリヤ
[タウン・ナリヤに着くとスコルら鉱夫達は街の中へ、ジェスロは外付けの官憲詰め所へ向った。いつも手続きをする場所なのだろう、ジェスロが顔を見せると官憲の一人が書類棚を漁り始めるのだが]
書類はちゃんとやるから、先に話聞いてくれ!!
[ジェスロはそれを制止し、魔法銀で作られた鎖を官憲へとみせた。
自身の体質を自覚している彼が、魔法銀を持ってきた。その事が彼自身の焦りの表情よりも、官憲達に対し自体の重さを訴える力があった事は皮肉としか言いようがない]
[話を聞く体の官憲の前に椅子を引き、どっかと座るとジェスロは何があったのかを彼らに伝えた]
護衛帰りに西側の街道沿いで、何者かに襲われた馬車の残骸があったんだ!
[馬車の残骸〜という言葉を聞き、数人の官憲が詰め所を飛び出した。
ジェスロはその方に視線を送ることなく話を続ける]
モックが魔法銀の臭いがするって言うし、野盗の仕業にしては何かおかしいと調べる事になったんだが……それで出てきたのがこれだ!
[じゃらと鎖を広げて見せる]
何かを固定したか拘束してたかわからないが、わざわざ魔法銀製のって…それが奪われるって…やばくね?
[言わんとした事が伝わったのか、官憲の顔色が悪くなり、どう対処すべきかあたふたし始める。最高責任者がその場にいない状態からなのか、方針が決められないでいる官憲に代わり]
まずは、出入り予定の商人や出入りするはずだったものを、調べる!
で、品物の特定ができたら次はその対策と奪還。品物が特定できた時点で賞金かけるのもありだ!
[と、何故かジェスロが命令を下す。
その場の責任者の言葉ではないのだが…特におかしな事も言っていないと、官憲らは判断し、守備担当の者以外は街の内外へと駆けて行った]
で。
[駆けだすのを見送った後、残った官憲に声をかける。まだ何かあるのかと緊張した面持ちの相手に、ジェスロはへらっと笑いかける]
変質する要因の現物もってきたんだし……書類まからないか?せめて半分に。
[そんな言葉もむなしく、官憲は首を横に振り大量の紙束を机の上に乗せる]
……ですよねー
[処理しなければならない紙の山を前にしたジェスロは、遠い目をするしかなかった**]
煙草売り ヌァヴェル がきたらしいよ(5人目……だったかなあ?)。
煙草売り ヌァヴェル は てけとー になれるよう、天に祈った。
……?
[いつもの道を通り、いつもの時間に己が店へと足を運んでいると、いつもとは違いなにやら慌てた様子で官憲が街を出て行くのがみえた]
………。
[それに好奇心を覚えたのか微かに歩調を緩めるが、何が起こったかを確認するまではするつもりもなく、行き交う人の流れを眺めながら店へとゆるやかに歩を進めた]
[きぃ。
けして大きくはない音をたてて店の扉を開けると、慣れぬ者なら一瞬戸惑うほどの薫りがあふれ出した]
……。
[ほの暗い店の中を勝手知ったるもので奥まで歩くと、店とは仕切りで簡単に分けただけのスペースに入り、狭い店には不釣合いなほどのテーブルの上に今採ってきたばかりの薬草、香草、ハーブといった彼女以外にはそれにどんな効果があるのかはほとんど分からないようなものを広げた]
…。
[広げたものを手早く仕分けると、狭い階段を登って屋上へ。
屋上で一番に目に入るのは、硝子張りの小さな小屋。中にはいくつもの鉢がいくつも並べられ、それぞれに大小様々な植物が植えられているのが見える]
……。
[今はその小屋には用はないのか、硝子越しに植物たちの様子を確かめながら通り過ぎると、階下から持ってきた新たな植物を乾燥させるために広げて置いた]
これは…もう、大丈夫か…
[今広げたものではなく、今まで干してあった植物を手に取ると、きちんと乾燥しているかを確かめるように顔を近付ける。ふと香った匂いに、小さく目が細められた。
匂いに敏感な者でなくても、彼女が通った後には様々に入り混じった、不思議な薫りに気付くだろう。
そして敏感な者なら、今彼女が手に取った植物。それが彼女の匂いのベース、最も好きな薫りだと気付くかもしれない]
[乾燥させた数種の植物を持って階段を降りていると、きぃ、と扉の開く音が小さく聞こえた]
「ヴェルさん、おられますー?」
[自分の名を呼ぶ声に、小さく口の中で「いますよー」と返事。もちろん相手に聞こえるものではないが、さほど広い家でもない。少し急いで階段を降りると、近所のおばさんの姿がみえた]
はい。えーと…いつも、の?
[お喋りが続きそうなおばさんの様子に、少し困ったような笑みが浮かぶ。本来あまり人付き合いの上手い性分ではない。が、商売をしている以上、人並みには会話術は心得ている…のだが。
乾燥して粉状にした薬草を量りながら、お喋りを背中で聞く。今までも何回も言ってきた言葉ではあるが、それがおばさんに届いているかどうか]
うち、煙草屋であって、薬屋じゃないんだけどなぁ…
ふぅ…
[一頻り喋って納得したのか、満足したように帰っていくおばさんを見送り、先ほど屋上から持ってきた植物たちに向き直る。
本当ならここで一休みしたいところだが、相手は植物という生き物だ。タイミングを逃さぬよう、手早く作業してしまわなくてはならない]
今日は、気分が落ち着くのがいいな…
[目的のハーブを手に取り、それに合わせるように数種類の植物を。合わせた状態で薫りの強さを確かめ、それらを刻んでゆく]
『薫り煙草、売ります』
[店の表に出ている看板の文字は、そんな素っ気のないものだ。
店内も本人も華やかさよりも使いやすさ、動きやすさを重視したものばかり。薫りだけが豪奢に華やかに客を出迎える。
彼女の扱う煙草は、煙草といっても薫りを楽しむためのものである。一般的な葉煙草は扱わず、香草や薬草を原料として彼女が独自に見つけてきたものをブレンドし、客の好みに合わせて作り上げてゆく。
が、原料として一部入手困難な薬草なども独自のルートで見つけてくるために、煙草売りとしてではなく街の便利な薬屋さん状態になっているのが悩みの種である]
[乾燥させてあるとはいえ、香草を刻むと一際強い薫りが立ちのぼる。それを楽しみながら、先ほど見かけた光景を思い出した]
怪我人でも出た、のかな…
[ここに店を出して数年。顔見知りもでき、官憲の中にも望む望まないに関らず知り合いもできた。何故か薬草を卸すという役割で。]
あとで、行ってみようかな…
[怪我人がいるなら薬草が必要になっているかもしれないし。困ったことに、煙草屋としての収入よりも薬屋としての収入で店が立ち回っているという現実。これでいいのかと自問自答しつつも生活はしなければならない。
ため息ひとつ。刻んだばかりの香草に顔を近付けて気分を持ち上げると、なにをどれだけ持っていくかを頭の中で組み立て始めた*]
村の設定が変更されました。
スカウト ウィル がきたらしいよ(6人目……だったかなあ?)。
スカウト ウィル は 余り物 になれるよう、天に祈った。
― タウン・ナリヤ ―
[男は木の上に登っていた]
[何故なら高い所が好きだからだ]
おやぁ、なんだか騒がしいねぇ。
[額に手をやり、官憲詰め所>>23の方向を見る。
今し方、数人の官憲が飛び出して西の方向へ向かっていった]
何があったんだか……。
ま、動くのは応援要請があってからでもいいか。
[よっ、と軽い掛け声と共に、木から地上へ飛び降りる。
高さにして3m以上はあるはずだが、着地の際の足音は全くと言っていいほどしなかった]
さて、仕事前に一服でもするかね。
[独り言ちて向かう先には、煙草屋の看板が掲げられていた>>31]
― 煙草屋 ―
[扉を開けて店内へ入ると、薬草の独特の薫りが体を包んだ。
慣れているのか、驚いたり気にしたりする様子もなく]
よっ。一本貰える?
[香草を前に何やら考え込んでいる様子のヌァヴェルへ、煙草一本分のコインを差し出した**]
―― タウン・ナリヤ外周「官憲の詰め所」
うおっしゃ!これで半分!!
一旦メシ!!
[街に入るために必要な書類の量は、二百三十二枚という微妙なキリの悪さだった。そのうちの百二十枚片づけたところで席をたつ。
半分と言いつつ半分を超えてしまっているのだが、やってるうちに数えるのが面倒くさくなってしまったのだから仕方がない]
と、なると…だ……
[一旦休むと決めたなら、次は食糧の調達である。冒険者なので保存食はもっている……が、わざわざ街に戻ってきたというのに何が悲しくて保存食をかじらねばならないのか。
きょろきょろと周囲を見回し――、先ほどの指示>>24が元なのだろう商人から調書をとっている官憲に目をつけた]
そこ替わるからちょっと頼まれて貰えない?
[と、彼の仕事を奪い、代わりに食事の調達という使いっぱしりを頼む。パシリ扱いに最初は渋っていた官憲も「お前らの分も奢るから」という一言で腰を上げ、酒場へと走り出す。
いつもの光景なのだろう、百二十枚の書類の受理作業を行ってた官憲も、あきれ顔になりながらも強く咎める事はしなかった]
[呆れ顔に気付いたのか]
寝床の提供受けるんだし、食事ぐらいは奢るさ
[ジェスロは口を開く。すかさず入った「泊まるつもりなんですか」という突っ込みが入ったものの、それをスルーし商人へと向き直った]
はいはい、えーと……お宅の取り扱いは木工製品ね。
んで…怪しい品物を運ぶやつを見たって?
[がらりと話題を変え、確認の為調書の内容を復唱するジェスロに、商人は困惑の表情を浮かべる。「いつものことなんで気にしないでください」という官憲のフォローが入ったところで、やっと落ち着きを取り戻したのか商人は口を開いた]
−西街道−
お〜、おねぇさん、ロッテさんじゃねェかぃ?
酒場のご主人さんに頼んで依頼の手伝いさしてもらいに来たんだげどもぉ
[ずるりずるり、盾に乗るほどもない距離を盾を引きずって歩み寄り、声をかける。
依頼の内容は、受け取った荷運びの手伝いであること、ロッテの報酬の取り分は減らさないよう話はつけてあること、それから、自分は聞いての通り交渉には向いていないこと、を、自己申告どおりの聞き取りづらい訛り言葉で告げる]
そっだらオレはてげとーに時間潰しでっがらよ〜
話がついだら教えてくんねが?
[に馬車の主との商談はロッテに任せる、と宣言して、オノンはふらりと道端へと歩み出る]
−道端−
♪〜
[今度は正真正銘の鼻歌を歌いながら、腰のベルトから小型の機巧を抜き出す。
ロッテの腰のものともよく似た拳銃のようだが、オノンの手にしたものは銃弾を打ち出す銃身の代わりに、往復式の鉄杭が仕込まれている]
ふむ……
[商人の話を聞きその内容を調書にとる以外に、適当な紙に箇条書きにしていく。木工製品業者の話をおおまかにまとめると次のようになった]
「街に入ったところで、大きな包みを持つ一団とすれ違った」
「大きなものであるのに荷馬車ではなく人力での運搬で、その仕事運びも不慣れなようだった」
「布がはだけた部分から水晶の細工物ものっぽいのが見えた」
「それだけ大きな水晶の取引が商人の情報網に引っかからないのはおかしい」
[そんなこんなで、できあがった書面をパシパシ叩いていると、酒場からの出前が届く。目の前の商人にも食事を勧め、自分もパンにかじりつきながら意見を求めてみる事にした]
[がちゃこ]
[慣れた手つきで弾倉を開き、一般によく見かける火薬カートリッジを差し込んだ]
[だんっ!]
[がちゃこ]
[だんっ!]
[がちゃこ]
[だんっ!]
[地面に鉄杭をあてがい、オノンが撃鉄を引くたび、深さ20cmばかりの孔が開けられていく]
でっかぐなれよ〜
[自ら開けた孔に、旅荷物よりも大きな頭陀袋から取り出した種を一握りずつ落としこみ、ひとつひとつ祈るような声と共に埋め戻して、一連の作業は終了。
作業の最初に戻って、機巧で地面に穴を穿ち、種を落として、埋め戻す。
ロッテに声を掛けられるまで、そんな作業を繰り返していた**]
まず、この街にノーパスで入ってこれる水晶っぽい細工物品物って時点で、あんたがブツはガラスか輝水晶な。他が水晶がすんなり入れるなら、俺はこんなところで三桁超の書類と戦う羽目になってない。
[「書類はなくとも、品物を検める事にはなるだろ?」と付け足すと、そういった手続きをよく目にしているのだろう商人と、その手続きをしているであろう官憲がと頷く]
隠して持ってくる時点で輝水晶なんじゃね?
ガラスの細工物ってなんの問題あるの?魔素含有量にしろ、そのほかの性質にしろやばいものじゃないだろ。
[輝水晶はそれそのものには魔素を含まないが、少々の魔素増幅効果がある。
それらは、十年前この街に来てから、街に入る為の書類を処理するためにつけてきた知識だった]
つまり二つに分かれてるってことだ。
[いきなりポンと出された結論に、先の話題とどう繋がってるのか把握できなくなった官憲と商人は「は?」と声に出し、お互いの顔を見合わせた]
[顔を見合わせる官憲と木工商人に、ジェスロは調書ではなく箇条書きした方の紙を見せる]
輝水晶はそれだけじゃ特に害はない。だからノーパスで入ってくる事ができる。OK?
[相手がコクコク頷くのを見て、話を続ける]
次になんで隠して持ってくるのか、だ。金持ちって人種がわざわざ隠すか?でっかい細工物。んじゃなんで買うんだよ、調度品ってなる。
[その話には商人が強く頷いた]
つまりー輝水晶のブツは調度品じゃないってことだ。
輝水晶に飾り以外のものを求めるなら、残るのは魔素増幅効果ってことになる。
[そこまで話を聞くと、官憲の一人が口を開き]
「でも、魔素増幅の水晶があったところで本体が――あっ!」
[そこまで言ったところでジェスロの言わんとした事に気付いたようだった]
そ。輝水晶とその本体。後者は相当量の魔素を含んでる。分けて街に運ぶなら、後者も調度品の体をとってくるかもな。純度の高い魔素水晶あたりが有力候補。
水晶系の調度品扱ってる商人に、何も知らせず運ばせるってのも…効果的かもな。
[いつの間に平らげたのか食後の茶をすすりながら、そんな事を口にする。入門手続きを行っていた官憲が「本体にあたるようなものは街に入ってない」という事を告げると]
んじゃ、やっぱ必要なのは二つだ。街の外と街の中。輝水晶と本体相当の物と、それぞれを持ち込んだ奴の補足だ。
「……ジェスロさんは向かわれないんですか?」
[やる事が決まったという事で、冒険者への応戦要請を出そうと酒場と組合へ駆け出す官憲を見送りつつ、二服目の茶に口をつけたところで、官憲が口を出した。その言葉にジェスロは眉根を寄せながら]
街に入っていいの?
[と、駄目もとで聞いてみる。「いえ、外の方です」と返ってきた返答に、やっぱりなという表情を浮かべ、今度は書類手続きをしている官憲の方へ]
純度の高い魔素水晶、それもでっかいの。触ったら何枚になる?
[と、問う。返ってきた「四桁いくな」という言葉にジェスロは机に突っ伏し]
まずは残った書類をかたす……
[と、呟いた**]
[目の前の相手の容貌と、自身の知識と照らし合わせる。
オノンの面立ちを赤い両目が暫し見つめる。
見つめた時、また、キリリと機械調の音がほんの微かに鳴っていた]
なるほど、酒場の旦那に使わされて、ということかい。
……僕は旦那を待たせてしまっているようだ。
[訛りのある言語を注意深く聞き、内容を把握する。相手の依頼のこと、報酬のこと、交渉のこと――。
そう言えば荷車も無しに来てしまったものだったな、と思い返した。
視線を一度、大盾の方に向けてから]
あい分かった。幾らか運んで貰えるならば助かるよ。
それでは、暫く待ってておくれ。
[それから、オノンの鼻歌と地面を穿つ音を背に聞きながら、未だ落ち着かない風の商人との交渉に戻る]
[至急の件とはいえ、何も考えずに高い買い物をしたりすることはあまり良い事ではないと判断した。
報酬とは別に、グラス代は立て替えで、ということになっているのだ]
水晶製のグラス……はやめておこう。店で使うものだから安い品で良い。
こちらのガラス製のものをこれだけ頼もう。
あぁ、もう少しまけては貰えないかい?この位まで……
[荷馬車に積まれていた調度品を直に取り出させ品定めしながら、一応の交渉成立をみたところで、今一度ロッテの目は幌の方へ、それから商人の目へと合わさる]
ところで、運んできた品は、今ので全部かい?
まだ何かあるような気はするのだが。
[明らかに動揺を含んだ商人の反応が、ロッテの赤い目に映る。
それが危険種や群盗に対して抱くような動揺と同質のものであるか否か――そこまでの微妙な心情の色合いまではロッテには覚れなかった。
そしてついでに言えば、幌に覆われたまま姿を見せない「商品」が持つ特質が、ロッテに感覚として伝わってくる、ということも無かった]
――失礼した。僕の現場は官憲の検問所ではないものね。
[それから、ガラス製のグラスが収められ、「割物注意」の焼き印が捺されている木箱を一つ両手で持ち上げて、漸くオノンの方を向く]
お待たせ。やっと商談成立したところだ。
では、この箱の運搬を頼めるかい?
もう一つ買い付けたグラスの箱は、片手でも担ぐことができる程度のものだし、僕が運ぶことにしよう。
[片手でも空いていれば銃を構えることはできる――と、荷馬車の護衛のようなことも考えながら。
少しだけ視線を下に向けたところで、ぱちりと瞬く]
そう言えば、先程から火薬の香と――音がしていたが。
何か採掘するものでもあったのかい?
[逆に何かを埋めていたのではとは思いつかないまま、箱越しに地表を眺めながら、他愛なく聞いて*いた*]
− <<巻き戻し 作業開始前 −
ああ、違ぇよぉ
ご主人さんにオレが頼んで手伝いさしてもらいに来たんだ。
悪り悪り。気ぃ悪くさせちまったが?
[ロッテの言葉>>49の、『酒場の旦那に使わされて』という部分を念を入れて否定し、悪びれもせず屈託なく笑う。
なにしろ自分で言い出したことなのだから、それで酒場の旦那に対するロッテの心証を落としては寝覚めが悪い]
?
[先刻ロッテが振り向いた時にどこかから機巧の音でも聞こえたような気はするものの、オノンはさして機巧に詳しいわけでもない。
駆動音の出所が分かるわけでもなければ、その音の意味するところを推理することができるわけでもない。
結果。オノンは気にしないことにした]
−早送り>> 現在へ−
おー、お疲れさんだなぇー
[声を掛けられて>>51地面に向いていた視線を上げる。
手にした機巧が弾き飛ばして顔に飛んでいた土くれを軽く払って、ロッテから木箱の一つを受け取る]
ん?おぉ、これがぃ?
今ここさ種植えてたんだげどよ
こりゃー、アレよ、都会語で言う『らいふ・わぁぐ』っちゅーやつよ
[他愛のない質問>>51に、いいことを聞いてくれたとばかりに得意げな笑みを作って解説を始めた]
草木はどんな小っこげなやつでも魔素を集めて循環させる働きがあっがらな。
旅歩きしながら、めっけた種を次の新しい土地に植え付けて歩ぐ。
それがオレんとこの田舎で旅に出るやづの約束事なんだ。
[約束事と言いつつ、強制されてやっているわけではなく、楽しんでやっていることはその口ぶりからも聞き取れただろう]
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