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平社員 羽生 栄太郎 は 主任 伊香保 仁 の 辞令を出す?
アルバイト 羅瀬 瑠兎 は 部長 那須 雷太 の勤務態度を褒めた。
平社員 羽生 栄太郎 は 部長 那須 雷太 の勤務態度を褒めた。
主任 伊香保 仁 は 部長 那須 雷太 の勤務態度を褒めた。
アルバイト 瀬戸 里久 は 部長 那須 雷太 の勤務態度を褒めた。
係長 紅練 遊馬 は 部長 那須 雷太 の勤務態度を褒めた。
副主任 神部 慶志朗 は 部長 那須 雷太 の勤務態度を褒めた。
部長 那須 雷太 は アルバイト 羅瀬 瑠兎 の勤務態度を褒めた。
アルバイト 羅瀬 瑠兎 は 1名から褒められた。
部長 那須 雷太 は 6名から褒められた。
部長 那須 雷太 は 皆から花束とお祝いの言葉を受け取って、本社へ栄転していった。
係長 紅練 遊馬 は 主任 伊香保 仁 の辞令を待っている。
今回の栄転該当者はいなかったようだ。
残ってるのは、アルバイト 羅瀬 瑠兎、平社員 羽生 栄太郎、主任 伊香保 仁、アルバイト 瀬戸 里久、係長 紅練 遊馬、副主任 神部 慶志朗の6名。
またやって来ましたねぇ。
[「栄転」してきた那須を見て、溜め息を吐いた]
ようこそ、本社特別事業部へ。
このテキトーかつどうしようもない名称から分かるように、仕事らしきものは、かなり少ない。
支社に残る人間には悪いが、戻れる日があることを信じてのんびりと日々を過ごすしかないらしい。
[だだっ広い部屋に、真新しい机がいくつか並ぶだけの場所だ]
このフロアは支社の三階とほぼ同じつくりだ。
自由に過ごしてくれ。
泊まる場所は、三軒隣にビジネスホテルを用意してあるので、利用してくれ。
[それだけ言うと、どこからともなく競馬新聞を取り出して広げた]
…一人で済んだのは、不幸中の幸いかねぇ?
[亜久のだらけっぷりに、さすがに脱力しそうになりながら]
不幸中の幸い――かもしれませんね。
[溜め息混じりに返答する。弛緩し切った室内の空気を見れば、どういう状況なのかは聞かずとも明白なわけで]
――本社に掛け合うつもりでやってまいりました。
今回の「栄転」騒ぎで、メロ水社が被る損失に関してのレポートも纏まっています。
[今日も一日簡単な打ち込み作業で一日が暮れた。
支社に居る時とは比べ物にならないほど、ゆったりとした時間が過ぎていく。
束の間の休息と言えば聞こえは良いが、やはり何処か物足りない事に、近藤は小さく溜息を吐く。]
[何度目かパソコンの画面から視線を上げると、窓から見える空はすっかり黒を纏い。僅かに張りを覚えた肩を揉み解しながら、そろそろ帰ろうかと時計を見遣る。
と、その時聞こえた亜久の声に――]
また、誰か栄転です…か――?
[視線を上げた近藤の視界に映ったのは]
……部……長?
いやいや、那須君も真面目だねぇ。
でも会長は今、接待ゴルフでいないんだそうだ。
何かやるというのならば手伝うけど。
[しかし手には競馬新聞]
[接待ゴルフでいない、という亜久の言葉に愕然としながらも、ならば人事に直接掛け合って――と思いを巡らせる]
――近藤さん――お久しぶりです。
[自分を呼ぶ声に、そちらを向いて礼をする]
今回は、私一人だけだったようです――。
ま、何かやって欲しい事があれば呼んでくれたまえ。
私はこれでも結構忙しいのだ。
[馬予想に。
そんなこんなで、再び*新聞に没頭*]
ええ、そういうことです。
このままでは――どうにもなりません。そう思いまして。
[元より誰かを巻き込んだり頼ったりするつもりは無かったが、亜久の日和見状態には呆れを通り越して笑いすら出てきそうになる]
近藤さんも、お変わりがないようで――他の方はいらっしゃらないようですが。
[だだっ広い室内をぐるりと見渡す]
[忙しい、と言う割には、バサリバサリと競馬新聞を大げさに広げる。耳にはお約束の赤鉛筆。]
……この非常時に…。〆てやろうか…。
[物騒な事をつぶやき、亜久を見遣る。]
あれでも、亜久支社長は、私たちに気を使って下さっているのかもしれません。焦らないようにと。焦っても、状況は何も好転しないと。
――多分。恐らく。きっと。――だといいのですが――。
[どんどんと声が頼りなくなっていく]
――3階 ワーキングルーム――
〔結局、今夜発令された異動はひとつのみと言う話だった。
皆の願いを背負って本社へ赴いた那須の、当面の計らいに
よるものなのか…又、他の誰かが人事の意図を阻んでくれた
為なのか、今はまだ判らなかったが〕
…部長の御首尾が上手く運ぶことを、
今は信じて持ちこたえるのみ、か。
〔オフィスの窓から見える夜空へと、また傍らにある
那須のデスクへと――一礼を向ける〕
そうですか…。でもわざわざ部長自らが出向いてくるなんて…。こちらには支店長が居る訳ですし…。
それに――
[少し複雑そうな表情を浮かべ]
お子さんや、支店に残った他の人たちの負担も…並大抵では無いと思いますが?
[言い難そうに言葉を紡ぐ。変わりないという言葉には、僅かに笑みを浮かべ]
えぇ、ここは支店と比べて随分ゆったりと過ごせるので…。
そう言えば、秋芳さんと牧原さんは席を外して居るのかもしれませんね。オレ、打ち込み作業に没頭していたので、詳しくは解らないんですよ。
…支店長が…気を?
――部長、それ本気で言ってます?
[疲れている所為だろうか?心配するように那須の顔を覗き込む。]
娘は――話をしたら理解してくれました。
支店の皆も、私の考えを納得してくれました。
――私にはここに来るべき理由がありましたが、それを通すために必要なことは、できる限り済ませてきました。
――本気で――いえ、その――
[チラリと亜久の姿を横目で見て、声を潜め]
そう考えたほうが、こちらの気も楽ではないかと。
[近藤に顔を覗き込まれ、僅かに瞳が揺れる]
そうですか…。
皆さんから納得を得られたのでしたら…うん、大丈夫ですね、きっと。
――それに…本音を言うと心強かったりします。部長が来て下さった事が。
やっぱりオレ、福岡支社の面々とこれからも仕事をしていきたいと思っていたし、それに――…
[ちらりと亜久を捉えて声を潜める那須の姿に、くすくすと笑みを零す]
支店長はあんなですからね。頼りになる人物が欲しかったんです。
[揺れる瞳をじっと覗き込んだままで]
〔現時点での施設長は、一番古株の馬事次長ということになる。重責だろうが、今朝から那須と打ち合わせもあったようなので忽ちに支社全体へのダメージが表れたりはしないのだろう。――ことが長引きさえしなければ。〕
では、部長にお預かり戴いていた近藤くん絡みの
案件は…自分が引き取ります。
〔予想された歪みが最小限で済んだことに感謝しつつ、
ファイルを手にデスクへと戻り〕
頼りになりますか?――私が?
[軽く表情を崩して。
しかし覗き込まれる視線には、釘付けにされたように微動だにせず]
――少し、お話があります。
どこか、邪魔の入らないところで――。
[近藤だけに聞こえるように、小さく囁いた]
えぇ、少なくてもあそこに居るボンクラ支店長よりはずっと。
[相変らず赤鉛筆片手に競馬予想をしている上司を、視線だけで捉えて、頷く]
――話…ですか?
……解りました。
[囁く声に軽く瞬きをして。那須の申し出を承諾した。]
アルバイト 羅瀬 瑠兎は、誰でも の勤務態度を褒めることにした。
比較対象が支社長ですか――。
[複雑な表情をしている]
――どこが良いのでしょうか?
こちらは全く不案内で――。
[場所の選定を求め、再び訊ねた]
おや?比較対照相手に不満ですか?
[複雑な表情の那須に、再び笑みを零し]
オレも場所はあまり解らないのですが、近くに会議室がありましたから、そちらでも良いですか?
…この時間なら誰も使用しないみたいですし、本社の人間はこの階には滅多に足を運ばないらしいですから。
[口許に緩く笑みを浮かべて。案内するように先回りで部屋を後にする]
〔開き直れば、多忙さにも大分慣れが出てくるのか、[11]件の問い合わせ回答待ちを残して、数日振りに空白時間が生まれた。
手元の電話が鳴ればまた忙殺されるのだろうが
――些か気が抜けて椅子の背に凭れ〕
……
…
〔隠しへ手を入れて、其処へあるものを探る。
銀のホルダーがついた鍵を、指先に手探って
…間を置いて湧いてくる安堵に、*今は身を浸す*〕
いえ――亜久支社長と私などを比較しては、亜久支社長に失礼です。
[しれっと。
しかし会議室の言葉と共に見せた緩い笑みに胸騒ぎを感じ――なれど]
分かりました。
[了承し、近藤の後ろについて部屋を出る]
[返される返答に一瞬だけ考え込むが、表情はすぐに戻り]
ご謙遜、お上手ですね、部長って…。
まぁ、そんな所が――……なんですけども。
[途中独り言のように呟いては廊下沿いの壁を伝い]
こちらだったら、大丈夫だと思いますよ?
[一角にある会議室のドアを開け先を促した。]
―ワーキングルーム―
今回は部長だけですか…取りあえず助かりましたね。
[1つしか辞令が出なかった事に安堵すると同時に疑問が浮かぶ]
それにしても…何故なんでしょうね?人事の人が気をきかせてくれたのかはたまた他の誰かが握り潰したのか…それとも…。
[そこまで言って頭を振る。今それを言って何になる?]
[だだっ広い部屋に残されたのは、亜久一人]
……ふむ。
[広げた競馬新聞に赤鉛筆の先で開けた穴から、連れ立って部屋を出て行く二人の姿を追いかけて]
ふむふむ。
[ちょっと楽しそうに笑うと、くるりと椅子を回転させて*窓の外を見た*]
――何、ですか?
[途中言葉が聞き取れず、首を傾げ]
本当に、作り自体は福岡支社の三階を思い出しますね。
[促されるままに、会議室の中に]
何でもありませんよ?部長が気にすることでもありませんから。
そうですね。支社と同じような作りなので、皆さんが居ない事が少し物寂しく感じてしまいますよ…。
[那須の後から会議室の中に足を踏み入れ、ドアを閉めた。]
で、お話ってなんですか?部長…いえ、今は那須さん、そうお呼びするべきでしょうか?
[近藤の言葉が何だか余所余所しく聞こえて、ちくりと心が痛む]
――どちらでも――。
[僅かに視線を床に落として。
何から話すべきかをじっと考え]
――――。
[言葉を選びあぐね――ゆっくりと近藤の傍らに近寄ると、そっとその身を緩く両腕で抱きしめた]
――ワーキングルーム――
………只今、戻りました…。
[早朝から打ち合わせ、外回り、回りに回って約[09]件。帰ってくる時間も予定より65分程遅くなってしまった。昨晩の寝不足も祟ってか眉間にはこれ以上深くはならない位の底の見えない皺、疲労のピークを越して若干目も据わり気味だ。]
……仮眠を、いただきます…。
[自分のデスクに荷物を置くなりふらふらとUターンして来た道を戻り]
…15分で、起こしてください…。
[誰に告げるでもなくそれだけ呟くと、携帯の目覚ましでセットするという術も頭の中に思い浮かばなかったのか那須の異動の話も聞かぬまま*仮眠室へ*]
[『どちらでも――』
その言葉を聞き、近藤は溜息を吐く。
何時だってそうだ。彼は自身の本心など口にしない。]
だから…あなたが見えないんだ…。何時だって…。
[口篭るように一人語ちる。
と、突然。
ふわり――
体を包まれる。与えられた感触に、瞬きをして――]
――那須さん…?
[どうしたら良いか判らず、僅かに戸惑いながらも愛しさを込めた声色で彼の名を呼んだ。]
私にだって、近藤さんの本心が見えない――。
[抱きしめる腕に、僅かに力が籠もる]
どうして、メールの返事をくれませんでしたか?
ずっと――待っていたのに。
牧原さんと二人でこちらに来て、やはり彼のことを――?
[近藤の肩口に額を押し当てるようにして、声を絞り出す]
─自宅─
[猫に餌をやりに一度自宅へ戻っていた。
ご機嫌斜めの姫君をなだめつつ、携帯で誰かと話している。]
…ありがとうございました。
[深々と頭を下げると、向こうからは困惑の声。]
『…ありがとう、なんて…
…すごく久しぶりに聞いた気がする…。』
…もう遅いし、{6}件は明朝だな…
〔あれからすぐ立て続けに電話を受けたあと、
他支社や配送センターへ再度の照会をかける。
既に留守電になっている所を見切ると、
軽く前髪をかき混ぜて〕
……切りがいいので、一度下がります。
次長、皆をお願いします…
ある程度は自主性に任せていますので、
時折声をかけて戴くだけで結構です。
〔電話を受けている間に帰社したらしい
神部には、会釈だけ向けていた。
憔悴した様子が気にかかって、自分も席を立つ様子〕
[肩に感じる重みと微かな温もりに、何かを吹っ切るようにふっと息を吐き]
メールの件については、ただ謝るしかありません。内容は逐一チェックしていました…。
しかし、電波状況が悪く送信できなかった…。
――あなたが返事の来ない携帯を握り締めていたであろうその時に、オレも伝えられない思いを持て余しそうになっていた。それを信じるか信じないかはあなた次第です。
牧原さんの事は…好きですよ。でもそれだけの存在です。手に入れたいとか、触れたいとか。欲望が絡むまでの思いは彼にはありません。憧憬――。その言葉が一番しっくりくるのかもしれませんね…。
――いえ、起こしません。
では…お先に失礼します。
〔神部を起こすのか、という馬事の問いへは
簡潔に応え。次長も其れを了承する様子〕
…羽生くん、羅瀬くんと瀬戸くんを
そろそろ帰してやってくれ。
憶えたばかりの仕事が楽しいらしくて
助かっているが…明日もあるからな。
〔隣席の羽生へと声をかけて…頼む、と
短く添えてから退室する。一度給湯室へ
寄ってから、仮眠室へ降り――〕
『…おじいたまもね、なんかうれしそうだった。
やっと、会社の事に興味持ってくれたんだなって。』
[いつになく殊勝な、電話の向こうの声。]
『ねぇ、アスマきゅん。
ぼくさぁ…おじいたまの役にたてるようになれるかなぁ?』
[意外な言葉に幾度か瞬くが、静かに微笑む。]
なれますよ。
飽きずに、投げ出さずに、真剣に学び、真剣に働けば…きっと。
[電話の向こうから聞こえるのは、すすり上げる小さな泣き声だった。]
電波――?
[少し不思議な表情で、近藤から片手を外し自分の携帯を取り出す。開いて見ると]
圏外?そんな――。
[拍子抜けしたようにぽかんとして、そして小さく笑みを漏らす]
いったいどういう建物なのでしょうか、ここは。
あんなに、あんなに、返事が来ないことを悩んだのに。
好きだけど、それだけ?憧憬?
[どういうことなのか、確りとは理解できないようで]
では、私のことは――?
[じっと近藤の瞳を覗き込んで、訊ね]
[電話を切って、しばらく感慨深かげにそれを眺める。
足元にじゃれつく猫がにぃにぃ鳴くのに目を細め、
もう一度しゃがみこんで頭を撫でる。]
…じゃ、行ってくるよ。
[自分の言葉に慌てて携帯を取り出す那須に、小さく噴出して]
ね?嘘は言っていないでしょう?
何故か圏外なんですよね。どうしたものか…。
[緩やかな笑みを浮かべる。そして牧原の事を更に言われると]
那須さん…自分より優れた人や、目標にしたい人に近づきたい時、あなたならどうしますか?
オレは…あなたが見て来た通りにしか動けない人間なので…辺りの人には随分誤解を与えてしまうんですよね。
[困った癖なんですが。と、苦笑を漏らし、続いた問いかけには]
一番大切な人です。出来ればこれからも…部下とかではなく、一人の人間として。傍に…居たいほど――
[覗き込まれた瞳を逸らさず、キッパリと答える。そして――]
まぁ、解りやすく言えば…愛している。と、言う事でしょうね。
[告げては那須の体に腕を絡ませ自分へと引寄せる。きつく抱きしめる為に。]
――2階 仮眠室――
〔すぐ目覚められるようにとか、薄明りが灯されている室内へと。半ば倒れこむように眠っている神部のいる寝台の傍に胡座をかく〕
……。…
〔疲労濃い面持ちを見遣って、微かに表情を翳らせる。
給湯室の冷蔵庫から持ってきたミネラルウォーターと
軽食の類を横へ置き〕
…疲れさせてしまって、申し訳ない…。
自分の我侭で。…
[さすがに自分は、目標にしたい人の手を取って冷たくて気持ちいい――などとはしないと思わず口をついて出かかる。
が、その前に確実に心臓と脳天に同時に強烈な一撃を与える言葉が近藤の口から発せられ]
――ぅ、ぁ――・・・?
[一瞬言葉を忘れたように固まり、やがて徐々に笑っているのか泣いているのか分からないような表情になる]
ほ、んとうに、――
[しかしそう言う間にも腕は絡め取られ、身体は引き寄せられる。自らも近藤の身体に腕を回し、しばしその温かみを味わうが]
しかし、いったいいつから?
そもそも、私とあのような関係に及んだ理由が――。
[疑問は次から次へと湧いてきて止まらない]
[アクセルを踏み込む。
愛車はいつもと逆の道のりを、夜の闇を切り裂くように走る。
2つの懸念の双方が、何とかなったのか、やや清々しい思いで夜風の中を走る。]
しっかり、留守を守らなくてはね。
[例えもし、またあの場所に呼び戻されたとしても、以前よりはうまくやっていけそうな気がした。]
――2階 仮眠室――
[仮眠室に着くなり一番近くの空いたベッドへうつ伏せに倒れ込み。そのまま意識を失うように眠ること15分、仮眠室に着くまでに思い出したのか目覚ましをセットする余裕はあったらしい「ピピピ」と目覚める時間を告げる電子音が耳元で響き、顔は起こさぬまま枕元の音の発信源を手探ると慣れた所作で音を止め]
……
[顔をずらして掛けたままだった眼鏡の端で小さな時刻表示の文字を読み取ると大きく息を吐いて再び枕に顔を埋め]
……あと、2分…だけ…
[延長の申請を呟くと僅かに浮上した意識を再び微睡みの中で遊ばせている]
――2階 仮眠室――
[仮眠室に着くなり一番近くの空いたベッドへうつ伏せに倒れ込み。そのまま意識を失うように眠ること15分、仮眠室に着くまでに思い出したのか目覚ましをセットする余裕はあったらしい「ピピピ」と目覚める時間を告げる電子音が耳元で響き、顔は起こさぬまま枕元の音の発信源を手探ると慣れた所作で音を止め]
……
[顔をずらして掛けたままだった眼鏡の端で小さな時刻表示の文字を読み取ると大きく息を吐いて再び枕に顔を埋め]
……あと、2分…だけ…
[延長の申請を呟くと僅かに浮上した意識を再び微睡みの中で遊ばせている]
〔とは言え…昨夜の自分の言い草では、仕事上での
厚い信頼というような意味合いで解釈されていそう
だとも思う。――(08)割くらいの確率で。〕
――、…
〔やがて身動ぎと共に呟かれる言葉へと、少し逡巡し。
彼には見えないだろう頷きを馳せる〕
…眠って下さい。2分と言わず。
〔耳触り良いようにと落とした声音で囁いて〕
[那須の口から漏れた言葉に、思わず手を緩め――]
那須さんは何でも知りたがる方なんですね…。
[くすり、笑みを零してから]
まずは何時からそう思ったかですよね?
正直自分自身の思いに気付いたのは、那須さんから二人きりで会うのは止そうというメールが届いてからでした。
正直離れるはずは無いと思っていた相手からの、突然のメールに、随分取り乱したものですが。
でもあのメールのお陰で、自分の本心に気付くことができたと思っています。
関係についてですが、初めは…勿論今言ったような感情なんて有りませんでした。オレはあなたに同じような屈辱を味わわせたかっただけですし、第一あなたには妻子が居た。オレには彼女も居ましたしね。
だけど――回を重ねてもあなたはオレを拒まなかった。一度も。きっと、二度目の逢瀬から、知らず知らずの内にあなたに惹かれていっていたのでしょうね。
素っ気無い態度は自分自身への防御線だったのでしょう。
傷つかない為の――。
これで、少しはオレの気持ち、理解して戴けました?
ええ、知りたいのです、何もかもを。
きっと私は、自信がないのです。こんなに歳が離れた人間――おじさん――を、本当に相手してくれるのか――。
[近藤の言葉をじっと聴き、「同じような屈辱」にぴくりと身を微かに震わせたものの――]
(――それはきっと、無理をして聞きだすものではなく、本人から話してくれる時期を待つべきなのでしょうね――)
[そう判断し]
――きっかけが何であったかはともかく。
[しばし逡巡して]
それが今の二人の関係を形作る礎となったのであれば――ごめんなさい。つい、感謝してしまうところでした。近藤さんは辛い気持ちを抱えていたというのに――。
[申し訳なさそうに目を伏せる]
係長 紅練 遊馬は、平社員 羽生 栄太郎 の勤務態度を褒めることにした。
係長 紅練 遊馬は、アルバイト 瀬戸 里久 の勤務態度を褒めることにした。
係長 紅練 遊馬は、主任 伊香保 仁 の辞令を破棄することにした。
[心地良い声色に曖昧な頷きを返し暫し眠りに浸っていたが、2分より大分遅れた時が過ぎ慌てて身を起こした姿は寝過ごしの時の切羽迫ったもので。]
……っ!
……?
[一瞬此処が何処だか把握できずに寝台に座り込み視界を廻らせて。傍の人影が伊香保だと判ると僅かに瞠目し]
……お…はよう、ございます…。
[寝起きの低い声で伊香保に挨拶し。困惑は隠し切れずに声に混ざる。昨日の言葉が頭から離れなくて、未だに自分が誤解して解釈している可能性もあるのだ。(04)割位の確率で。]
─ワーキングルーム─
ただいま戻りました。
…皆さんも、ご無理をなさらず。
[入れ替わりに帰宅する次長に、君の分だと…ソーサーに取り分けられた寿司を渡され、
礼を言うと、自分のデスクへ。
パソコンを立ち上げ、画面に向かう。
ふと、手元に当たったのは、ブルーベリーのサプリメントの小さな箱。
ずり落ちてくる眼鏡を中指で直しながら、それをまじまじと見る。]
…お戻りになられるまで、なんとか持ちこたえなくては。
[ふた粒ほどを口に含むと、キーボードに指を滑らせた。]
自信が無い…?おじさん…?
ねぇ、那須さん。歳の事とか、おじさんなんて事は…オレが判断することじゃないですか?
そんなに不安に駆られなくても――もう、オレは逃げませんから…。
[困ったように眉尻を下げて。申し訳無さそうに視線を伏せる仕草には、そっと手を差し伸べ頬に触れ]
那須さんと出逢うきっかけになった出来事は、オレにとっては今でも歓迎できるものではありません。ですがそのきっかけが無かったら。今こうして触れ合う事すら無いと思えば…、過去なんて…些細な事なんです。
だから…気にしないでください。
時が来たら…全てお話しますので。
[こつん――
甘えるように自身の額を那須の額へと当てた。]
〔半ば夢裡の頷きに、ふく、と和む笑みを燻らせる。
――あまり寝顔を見ているのも失礼かとは思うが、
自分も神部の寝台へ肩を凭れさせて時間を過ごし。〕
――、む…
〔やがて彼が跳ね起きる勢いに驚かされるも、その後の様子に
やや目許は和らいで…胡座をかいたまま会釈して〕
…おはようございますと言いたいところですが、
職務命令で眠って戴きます。
…自分も休みに来ました。
〔意志の出所を入替えながら、説明を加える。
どうぞ横にと促す態で、てのひらを伸べ〕
――はい。分かりました――。
[様々な記憶が、脳裏を過ぎる。それらを全てひっくるめて、思い出ごと、愛しげに近藤の身体を抱きしめる]
近藤さん、私はあなたを追いかけて、あなたを取り戻すためにここに来ました。――他の人には、内緒ですよ?
[くすりと笑う。そして少し逡巡し口篭りながら]
その――あ、愛してます――
[顔を見られないように、近藤の耳元に口をうんと近づけて、囁いた]
主任もああ言ってますし瑠卯くんと里久くんはそろそろ家に帰って…。
[そこまで言って漸く里久が一体今何処に住んでるのかと言う事に思い至る]
…なんなら瑠卯くんの家に泊まっても良いですよ。兎に角ちゃんと休息を取る事。分かりましたか?
[二人を笑顔で追い出し―少し脅えていた気もするが気のせいだろう―自身は誰かが戻って来るまで*仕事に専念する予定*]
少し強引過ぎたでしょうか?兎も角現時点での役職予想です。
保守派:係長
秘慝恋愛者:主任&副主任
スパイ:瑠卯
これでFAにします。
[伊香保の声色は何時もと変わらぬもので、それが逆に安心させられる。ずれた眼鏡を指先で位置を直し]
……命令…ですか…。
[有無を言わせぬ言葉に押し黙り、それとは違う意味でもまた押し黙る]
……。
[伸べられた手に緩く否定の首を振り、同じように寝台に胡坐をかくと暫しの間沈黙していたが]
……昨日の…言葉の、意味を……ずっと、考えていました…。
[目を伏せて足先を見つめながら言葉を紡ぎ]
オレを取り戻す為に?
[那須から打ち明けられた言葉に、今度は近藤がポカンとしるが、すぐに笑みを浮かべ]
那須さんもやる時はやるんですね。カッコいい…。
もちろん、内緒です。楽しいですね、童心に帰ったみたいです。
[感嘆の溜息を漏らす。そしてたゆたいながらもそっと耳に落とされた本音に――]
オレもですよ。なたゆさ程あなたの事を愛しています…
[意地の悪い笑みを浮かべると、顔を隠すように耳を寄せた那須の頬を引寄せ、軽く*唇を当てた*]
「なたゆさ程」…?
思わずぐぐったけど引っかからない。
どんな単語のtypoなんだ???
け、見当つかないんですけど!
これはもしかして、解読できるかどうかで愛が試されているのかッ!?
……。安心させて下さい。
〔暫しの間を置いて、偽りのないところを口にする。
微睡から急速に引き戻された神部の顔色を確かめて
――黙するひとときは、柔い瞬きと共に待ち〕
…はい。
煩わせてしまって、申し訳ない。
――もう一度、ご所望でしょうか。
あぁ、無理せず休みなさい。
…倒れられては困りますから。
[バイト二人が帰るのを見送って、残り物の寿司を摘みながら仕事をする。
がらんとした室内。
居ないものは帰ったか…仮眠室で休息をとっているのだろう。
キーボードを打つ音だけが、静かに響く。]
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