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番組プロデューサー キャロル は蝶の刺青の聖痕者に決定されました。
ハァイ、エヴリワン。ごきげんうるわしゅう。
こちらキャロルよ。聞こえてるかしら?
ゲームの始まりを告げる鐘が鳴ったわ。
参加者の皆さんもスタッフのみんなも、万事抜かりなくて?
泣こうが喚こうが、地獄のルーレットを回すことは止められない。
「The Rolling-Over Show #2」のはじまり、はじまり――…
どうやらこの中には、村人が3人、人狼が2人、占い師が1人、霊能者が1人、守護者が1人、聖痕者が1人、狂信者が1人含まれているようだ。
―倉庫にて―
[アーヴァインは一人で思案している。]
何……どういうことだ?
倉庫にあった武器が足りないって……!
参加者には2日目以降に受け取るんじゃなかったのか!?
まさか……いや、そんな。
ミズ・キャロルに気付かれる前に何とかしなくては……!
番組新人警備スタッフ アーヴァインが「時間を進める」を選択しました
さあ!宴の始まりだ!
……え?今日はまだ殺すな?カジノで遊んでろ?
儂をナメとるのか!
……え?違反したら殺す?
ぐぬぅぅ…。仕方ないのか…。
[諦めてテキサス・ホールデムのテーブルに着いた]
ふうん。今日一日は様子見かい…成る程?
ところで、あの金髪女、何であんなに偉そうなんだろね?[不服気に]
まあいいさ。あたしはあっちでルーレットにでも賭けてこようかね。
そうだね。宴が始まればみんなで1度ロシアンルーレットでもやってみようかね。ダイスの目で殺す奴を決めるとかどうだい?
[口元に浮かぶ笑み。運の強さなら、あたしはこの中の誰にも絶対に負けない……そんな根拠のない自信ゆえ]
まあ、まあ。
我慢して頂戴な、おじいちゃん……
[クスクスと笑いながら、キャロルはカジノに現れた。]
……さあて、皆様。
このたびは「The Rolling-Over Show #2」に出場いただきまして、まことにありがとうございます。
このゲームは、とっても簡単。
「生き残ったヒトは勝者。莫大な富はあなたのもの。
死は、すなわち敗北。後には何も残らない。」
……無惨な敗北者にならないよう、せいぜい頑張って。
[キャロルの声に顔をゆがめて]
ふうん。あんたは殺し合わなくても最初から勝ち組ってわけかい?
安全なところからこっちを見下ろして、さぞ気分がよいんだろうね?
[口の中でぶつぶつ言うその声は、キャロルには届かない]
-バー-
[スピーカーから開始の合図が告げられる]
でも、今日は特にどうって事は無いんでしょ。
・・・とはいえ、人ヅテはあったほうがいいかしら?
まぁ、そのうち誰か来るわよね。
[男は己の予感に従って、カジノに現れた。
担当のADからゲームについての説明は受けていたが、少なくともその指示に従った訳ではない。
最も危険で争いの起きそうな場所を感知しただけだ。]
……間に合った、か。
おう、姉ちゃん。駆けつけ一杯に酒でもくれや。
そこのブランデーを、一瓶な。
んあ?コップなんざ要らねぇよ。
[スタッフの女に適当なブランデーを持たせると、それをひったくってラッパ飲みを始めた。]
はあっはっはっはっは!!!
人殺しの景気付けにゃァちょうどよかろうて!!!
―カジノ―
[猫科の肉食獣の足取りで、男は喧騒に包まれたカジノを歩く。
悠然と、無造作に、だが足音もなく。
口の端が歪んで、笑いの形を形作る。]
こりゃ千載一遇のチャンス…ってヤツか。
フフフ……。
[「勝利後」を想像しているのかもしれない。]
まずは様子見ってわけか…面白いじゃねえか。
?? (ギルバート)は、番組プロデューサー キャロル を能力(占う)の対象に選びました。
[随分と脂肪の溜まった身体の男が、これまたずんぐりむっくりで厚化粧な女の方を見て、怪訝そうな表情を浮かべた。]
………んあ?なんだ、あのババァは。
[ディーラーの女の尻を触ろうかと伸ばした手を止め、それを弛んだ顎に乗せた。]
[カジノのラウンジ、スピーカーから聞こえる耳障りな女の声に、グラスにつけた唇を放す。]
ゲームの開始、か。
はいはい。ブラックジャックか、ルーレットか?
[既に外されたタイと開いた胸元。
着崩れた印象をさらに強めるようなだらりとした仕草で側にいるスタッフに声をかけた。]
[頭が少々寂しくなった男と、ドぎつい化粧をしたおばさんが視線を交わしているのを見て]
・・・うへぇ、何アレ。脂っこい・・・。
……楽しそうねぇ、皆さん。ふふふ……
そうね。まずはこの会場について知るなり、
それぞれに人間関係を形成するなりしておくといいと思うの。
別に色気で手込めにしても構わないし、不殺の密約を結んでも構わないわ。
それもこれも、あなたの作戦次第。お好きにして頂戴。
ああ、それから……武器を皆様にお渡しするのは、明日…2日目になるわ。もう少し待っていて頂戴。
もしご自分の武器を持ってきている方がいらしていたとしても構わないけれど、それを使うのは2日目からにしてね。
[ベンジャミンと目があい、ばつが悪そうに視線を外す]
んー。どこかで見た顔なんだけどねえ……
[若い頃はロックスターのグルーピーだったこともあるジェーンはスターだった頃のベンジャミンを知っている……が、彼の容姿はあまりにも変わり果てていた]
ねえ。絵になる組み合わせでないと、
ちょっとしたテロリズムだよね。
[へらへら笑いながら、「脂っこい」と
口走った者の横に掛けようとする。]
ケッ、なんだい若いネェチャンもババアもこっち見やがってよ。
俺が一体何だってんだ。
……オイ、そこの女ども。俺の頭に何かついてっか?
何もねぇだなんて言うんじゃねぇぞ!
[腹を抱えて、可笑しくもないことをゲラゲラと笑い出した。20年前にはそこにあったはずの端正な顔立ちを脂肪にうずめ、大口を開けて笑うだけだ。]
「色気で云々」っていうのは、モノの喩えよ。
……まあ、それで巧くいくことも、たまー…にあるから、面白いのだけれど。
お金の欲と色欲を天秤に掛けて、色欲を選んじゃう人間っていうのも少なからず居るみたいなのよねぇ…。
[思案していた所に、隣から声をかけられ]
[ラッキー、とは口に出さないが]
そうね・・・美女と野獣と言うより、美女も野獣ね。
貴方は野獣なのかしら?
武器? 穏やかじゃないねぇ。
いったい何のゲームをやるんってんだ。
[また少し、酔いが回り始めた足取りでアナウンスを始めた女に近づく。
ふらりと揺れる足取りはゲラゲラと笑う太った男にぶつかって数歩下がった。
手にしたままのグラスから溢れた酒が相手にかかったかもしれないが、どうでも良い。
ひらり、まだ揺れるグラスを持ち上げ笑う。]
ああ、すまんな、オッサン。
[にわかに騒がしくなったホールを見ようとしたとき女の声が響き、続いていろいろな人の叫びが聞こえてきた。]
殺しあい・・・・・・
[説明にはあったがこうしてはっきりと言われると自分が置かれた立場を理解させられる。果たして自分になにができるのか。あの吠えている老人にすら自分は立ち向かえないだろう。
あの中に入るのは今は躊躇われた]
あはは。誰かに似ていると思ったらあのおっさんのあの笑い。
右手で金髪の網タイツの女の尻触りながら左脇にブルネットの女を抱きかかえていたらあのレコードのジャケットにそっくりじゃないか。
あれ。……あんないい男になんであのおっさんが似てるなんて思ったんだろ?
[もちろん当人のことだとは気付いていない。しかも、ジェーンは同時期の別のスターと混同して、ベンジャミンはヤク中で当にこの世を去ったと思い込んでいる始末]
―カジノ―
[上機嫌だった顔が見る見るうちに凶悪な表情に変わる。
チッと舌打ちし、]
まだ始めない気か。
イライラするんだよ……
[そう言いながらも、男の眼は油断なくその場にいる顔を曝している人間――エキストラはそれと一目で判るように仮面を付けていた――を一人一人見定めている。]
あァ?カジノにふさわしくない恰好だと?
フン、ディーラーふぜいが何を言う。
俺ァな、20年前からずっとこのスタイルで通してンだよ!いいか、昔は俺がこの恰好してたらよ、どんな場所だって顔パスだったってモン……
[ディーラーにいちゃもんをつけていたその時、酔っぱらいの男がぶつかってきた。しかも、相手が笑っているというオマケつきで。]
……おう、なんだ若造。コイツぁな、一点モノのライダースジャケットなんだぞ……おい?「それなり」に値が張るシロモノだぜ……どう弁償してくれんだよ。
[…と言いつつも、袖についた酒をチビチビと舐めている。]
あら。そうかしら?
私が成功者だなんて、分からな……
……っと。これ以上は御邪魔してはいけないわね。
[クスクスと笑いながら、黒髪の女にヒラヒラと手を振った。]
おっと、そいつはすまんかったなぁ。
俺がこのゲームに勝ったらその金で弁償するさ。
[相手の詰問に謝罪を重ねたが、酒のせいかその視界は定まらず、まだ笑っているように見える。]
旨いだろ、その酒。
[チビリチビリと服についた酒を舐める男に今度ははっきりと笑み。
ぴちゃり、揺れる手から、また酒が溢れた。]
俺の縄張りじゃなかなか飲めない高級なやつだからなぁ。
それがここじゃただで飲める!最高だね!
[男のジャケットに溢れた酒をぼんやりと見下ろし、ぽつり呟く。]
っつか、その服、サイズが合ってないんじゃないか?
スタッフに言えば、サイズの合う衣装を用意してくれるぞ?
[ひらひらと司会者に手を振りかえし]
[体格のいい男に向き直る]
個々の俺ねぇ・・・。つるんでも利益の無い人間に固執するつもりは無いんだけど、貴方には期待してもいいのかしら?
[手をぽんと叩いて]
ああそうだ。服だ。服のせいだ。
あの笑い方も意図的に真似してるんだ。
熱狂的ファンだったのかしら。それともこのカジノで雇われてるそっくりさん?
……でも今の人は知らんだろうに。ベンジャミンなんて。
あらあら。酔っぱらいにぶつかられちゃって。かわいそうに。
[と言いながら、別に気の毒そうな口調でもない]
はっはっはっはっは!
確かにそいつァ言えてるわ!
ここじゃシャバじゃァ飲めねえ酒が、浴びる程飲めらァ。
殺し合いの前に、せめてもの「手向け」ってヤツか!?
生きて帰れたらこれ以上の天国はありゃしねぇサ。
賞金がっぽり戴いてりゃァ、借金の5つや6つ返したって釣りが来らァ!
この世は天国!はあっはっはっはっは!!!
ナニナニ、別に一目惚れしろと言っているわけじゃない。
これっきり、暫く後にはどちらかが10カウントでも
立てないようになっちまってるかもしれないし。
[お酒が飲めないらしく、冷たいティーの入った
グラスをカラカラと回している。]
おうよ、オッサン話が分かるな。
酒さえありゃあこの世は天国だぜ。
おい、そこの兄ちゃん、このオッサンにも何か酒を。
[相変わらずのゲラゲラ笑いに同調するようにへらりと笑うと、辺りに見えた男性に誰と構わず声をかける。]
生きて帰る、ねぇ。
随分と物騒な話だなぁ。
ま、大金がかかってるんだっけ?
殺す殺さないくらいの気持ちで行った方が良いのかねぇ。
[残り少なくなったグラスをあおり、ふうと酒臭い息を吐き出した。]
殺す殺さないも……なぁ?
オッサン、飲み過ぎて頭のネジが飛んじまったかい?
これは「人殺しをして生き残った人間が勝つ」ゲームだぜ?
……おう、そこに居るオバチャンも酒飲めや。
ここはタダ酒のみ放題だぜ。
ま、殺しのギャラに比べれば安いモンだ……
……あら。カジノにいる参加者は……これだけ?
もっと人数が居たような気がするのだけれど……ねぇ?
ひぃ、ふぅ、みぃ、よぅ……あらあら。
もしかして1人足りないかしら?
若い女の子が居たはずなのだけれど。
[煙草をふかして、色のついた息を吐く。]
……ま、「出場者は全員カジノに集まれ!」だなんて一言もアナウンスした覚えは無いのだけれども。
そのうち来たくなったら来るでしょ……
ま、そりゃそうね。とりあえずは信用しましょうか。
一々疑ってたらキリがないし、死んじゃえばそれまでだわ。
・・・私はカミーラ。貴方は?
はぁ?
人殺しだぁ?
[男のゲラゲラ笑いを真似してか笑い、空になったグラスをルーレット台に置いた。]
あのなぁ、オッサン、それはもう何年も前の話だぜ。
あれだろ、伝説の人殺しゲーム……なんつったっけか、転がる……。
まあ、その番組が放送されたのはもうずっと前だ。
プロデューサーも死んだし……まあ、放送局にはなんだか金がたくさん入ったとか聞いたが……もうやってない筈だぞ。
ゴールドファル…いや。
[うっかりリングネームを名乗りそうになるも、
げふげふと咳払いをして誤魔化す。]
俺はナサニエル。まァお手柔らかに、カミーラ。
[身体的能力だけを測れば、彼が楽しめそうな『敵』は少なかった。
が、忌々しいことにこの世には銃器という文明の利器がある。
女子供でも、それを使う意志さえあれば、十二分に彼を殺し得る『敵』となるだろう。――喜ばしいことに。
そして、人を殺そうとするほどの意志の力は、年齢や性別には一切関係のないことを彼は良く知っている。]
[だが、今は不機嫌にこう言っただけだ。
テーブルの前の椅子の一つを荒々しく蹴り付け、恫喝する。]
お前ら、やる気はあるのか……
殺し合いの前に仲良しごっこか。
[年の頃は今、会話している男と同じくらいだろうか。
肉のたるみ具合も似た女性が輪に加わるのに、置いたグラスを持ち上げて歓迎した。]
ほら、こんな金もってそうなオバサンが人殺しゲームなんてやるわけないだろ。
酒に酔ってるのはオッサンの方じゃないのかぁ?
[言って、寄りかかるように相手の肩を抱く。
肩越しに、ボーイらしき男に酒をせがんだ。]
おう、オバチャンも飲めや。
美女やら何やらを囲って飲めば、それだけでこの世は天下泰平サ。
[中年女のグラスに、黒いタトゥーが「K」「I」「L」「L」と1本ずつ指の背に刻まれた右手で酒を注ぐ。膝に置いた手には、同じく1本ずつ指の背に「E」「V」「I」「L」と彫られている。]
俺ァよ……ありとあらゆるヤクの味を味わってみたがよ、結局一番なのは酒だって知ったのはつい最近のことだ。幻覚は見えねぇから、一足飛びに詞は出……
[と言いかけたところで、飲んだくれ男の言葉に眉をひそめた。]
あァー……オッサン。あの「The Rolling-Over Show #2」ってな番組よ、最近復活したらしいぜ。
何でもカジノを舞台に、一般参加者をカジノの住人に仕立て上げて、殺し合いをさせる……てな。
[そう言って後ろを指さしながら、ゲラゲラと笑った。]
[酒に緩んだ頭では、即座に事態を把握出来ず。
ぼんやりと目を瞬いて、音のした方を向いた。]
なんだぁ……?
カジノで負けたからって、八つ当たりかぁ?
……おう。
[若い男が蹴り上げた椅子の行方を視線で追いかけ、それが着地したのを確認すると、今度は若い男の方に視線をやった。]
殺し合いの前に景気付けをしとけ……ってよ。
ほら、餌は熟成するのを待ってから喰うのが美味いってこっちゃねぇのか?
ホロコーストなら3秒で作れるがよ……この番組はそれだけじゃァ足りねぇよ、って話なんじゃねぇの?ただ肉が飛び散る惨劇じゃあ、視聴者の「涙」は誘えねぇサ。
……情が移ったところで仲間同士を殺し合わせるのが、この番組の意図ってトコだろ。
!
[飛んできた椅子に眼を向けて]
やれやれ、気の早いことね。
ロンリー気取るのは向こうの自由だけど、こっちのやり方にまで口出さないで欲しいわ。
[ナサニエルにだけ聞こえるように呟いた]
[ケネスに向かって]
そうだねえ。全ては酔っぱらっている間の夢。
そういうことにしておけばいいんじゃないかね?
[ベンジャミンに酒をついでもらって、その指にふと目を止め]
あら。どうもありがと。
(……あのタトゥーまで真似して入れてるのか。本格的ねえ)
まったくだね。ああいう手合いは、真っ先にお陀仏か、
相手にされないうちに何となく最後まで生き残るか。
…俺は真っ先にお陀仏に賭けるか。
[ひそひそと。カミーラに目配せなどしつつ。]
[ギルバートの方を見て]
ああいうのは、最初にみんなで殺っといたほうがいいんじゃないのかね?絶対皆殺しで賞金独り占め狙いだろ、あれは。
[その言葉は近くにいたものに聞こえたかも知れないし、聞こえなかったかも知れない]
酔っぱらいの夢ねぇ。
その間に「殺されて」、永遠に冷めねェ夢ン中にぶち込まれるのはシャレになんねぇ気もするがな。
[中年女の視線が自分の手に向けられたことには気づかず、ベンジャミンの視線は相変わらず若い男の方に向けられている。]
……だから兄ちゃんよ。まずは落ち着きなって。
アンタがどんだけ待ってたのかは、察する程度にしかできねぇけどよ。カッカしても良いことないぜェ……
カッカしちゃァ、アンタが最初の餌になって「ジ・エンド」かもしんねぇだろ。
[すっと目を細める。]
なるほど。
賞金目当てか。
だが、莫大な額の賞金を皆で分けあうのも間抜けな話だと思ってるんだろう、お前達は。
(……懐かしいねェ。)
[男は、誰に訊かせるでもなく息を吐いた。]
(あの兄ちゃんのようなギラギラした闘志。
俺が音楽の中で描きたかった「獣」の姿を、思い出すぜェ……。)
(20年前の俺は、目先の金に目が眩んじまって、聴き心地が良くてカッコイイだけのリフに素敵な歌詞をつけて、二束三文で曲を売った……「負け犬」だが、な。)
……多少は、な。
多くの人間で分け合うなんざ、間抜けといえば間抜けな話だ。
だが、手を組む「オトモダチ」も居ないまま突っ込むのも無謀サ。人間ってのは安易な生き物だからよ、「オトモダチ」よか「オトモダチじゃない人間」の方が「捨てやすい」モンだ。
……ま、金への欲と生存欲とのせめぎあいだ。
ちょ、ちょっとまてよ……。
[上手く舌が回らないのは酔いの所為だけではない]
お前ら本気なのか?
この面子で殺し合い?
アホだろ。
このオバサンが、アンタやあのマッチョと殺し合い?
あそこでさっきから騒いでるのなんて、爺さんだぞ?
悪趣味っつーか……。こんな勝ち目の無いゲームにオバサンや爺さんが参加する意味がわからねぇぞ?
[しかしいつまでもそうやっているわけにはいかないだろう。あの金髪の女性−キャロルというらしい−が言うにはまだゲームが始まるまで時間があるという。
それまでに少しでも誰かと話しておくことは必要だとは思った。−生きて帰るために−が・・・]
どうしよう・・・
[目の前にいる人々はあまりにも 自分と接点がない。酒を飲んでいる人物に声を掛けるのは躊躇われたしかといって凶暴そうな男に声を掛けるのもまた怖い。
とはいえ話しかけないことには始まらないのだ。幸い中年の女性はこの中ではまともそうだ。彼女に話しかけよう、と座っていた椅子からゆっくりと立ち上がった。]
[ギルバートの一言に背筋がぞくり。何故ならば……ならばこの男にとっての殺人は金を得るための手段ではなく目的であることを示しているのだから……]
俺の望みは、この闘いを味わうこと、出来るだけ長引かせることだ。
それに協力するなら、生き残れた時の俺の賞金をそいつにくれてやる。
[ニィと歯を剥き出して笑った。]
[ゲラゲラと笑う男の耳に、ヤケに聴き慣れたメロディが入ってくる。]
『その手に銃を握れ そして太陽を撃ち抜くんだ
お前が祈る「天国」に神など居ない
神の居る場所は お前の鼓動の中』……
……おい、オバチャン、どうした?
随分と懐かしいナンバーを持ち出すじゃねぇか。
確か、こんな歌詞だったような気もすんだが、違ったか?
俺が今迄聞いてたゲームの説明が、全部本当に殺す、ことを前提としているの……か?
番組演出上のフリじゃないのか……?
[苛立った様子の男を半信半疑で見つめる。
いつの間にか腰を下ろしていた椅子から立ち上がり、先ほどアナウンスをしていた女のもとへ向かおうとして、躊躇った。
昔見たテレビ番組、殺人ゲームに騙されて参加した出演者を思い出す。]
ふむふむ…そういうことなら、おニイチャンが不利そうだね。
カミーラは、「お金が欲しい」人かな?
ということは、ここには生き残ればいい人と
殺したい人がいるわけだね……なるほどなるほど。
[小声で呟く。何やら分析をしているようだ。]
あのおニイチャンのような手合いには、
「最後の1人になる」という縛りが発生するわけだな。
不利だよね。ハンディキャップなのかねえ?
[一瞬だけ眉をひそめたような表情を見せたが、すぐに元の笑い声を取り戻し、酔っぱらいの男の方を見た。]
その「まさか」「悪趣味な」番組そのものだ…と言ったら?
というか、だな。お前さん、この番組に出る上で、契約書にサインをしてきたんじゃないのかい?まさか、それまで忘れちまったとなったら……その酔っぱらいは、末期、だぞ。
……っと、やっと正気に戻った、か。
[血の気が一気に引いたようにも見える酔っぱらいの男をじっと見つめて、酒をぐいと煽った。]
[ベンジャミンを見て笑った]
あんたの格好見てたら思いだしたのさ。あの頃はよかったね。音楽も、この国もさ。
今じゃぺらぺらの作り物くさい音楽と、薄気味の悪いテレビ伝道師が垂れ流す道徳のせいで最高にイカれた音楽なんてもんはなくなっちまったようにように思えるよ。
[そこでセシリアがこちらに近付いてきたことに気付き、声をかけた]
ん?どうしたねお嬢ちゃん。あんたぁ一攫千金を狙っているようにも人殺しがやってみたくてしょうがないようにも見えないんだがね。
何にせよ、積極的に関わりたい相手じゃないわ。
・・・ふぅ。ちょっと疲れたわ。
悪いけど、お先に寝かせてもらうわね。
[ナサニエルに手を振ると、寝室へと*向かった*]
[中年の女性の下に向かおうとした時に近くにいた酔っ払いの言葉が聞こえた。ほぼ同時に立ち上がったのだから余計に気を引いたかもしれない。
全部本当に殺す・・・自分としては当たり前の認識だった。思わず彼の方を向いて]
恐らく・・・そうだと思います。私もそう、聞かされましたから。
[そう初対面の男に告げる]
……なるほど、ねぇ。
「殺し合いを長引かせたい」……ってか。
兄ちゃんの望みは、そこかい。
若いミソラで人間兵器とは、よくやるねぇ。
[それだけ言うと、脂肪の塊の奥でニイと笑みを浮かべた。]
(そうそう……この刺激サ。面白いねぇ……)
あいあーい。おやすみぃ。
[軽薄な返答を返す。]
まァ、目立たないに越したことないよね。
俺も死にたかないし、ここは見とくか。
[ケネスとセシリアのやりとりに眉をひそめる]
(成る程ね…騙されて連れてこられてる者もいるのか。あたしは……破産しそうになっているところに電話がかかってきて、「今まで通りの生活ができるたった一つの手段を教えて差し上げましょう」と誘われたのだけど)
……あァ。
あの頃は「ミュージシャン」がヤクで何遍捕まろうとも、「ミュージシャン」も、そいつを追いかけていた奴らも、パトカーに火炎瓶投げつけるような不穏な輩ばっかりだった。
しかしなァ……今の時代は、大衆に火炎瓶投げつけるフリだけをして、本当はフォークギターで秘密の恋の話をする連中だけが「売れる」時代。今どきのロック野郎なんざ、へっぴり腰のヘタレ揃いサ。
[中年女の言葉に頷き、小さく笑った。]
……なあ、今どき珍しいロックな兄ちゃんよ。
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